JP2004342013A - 駐車場情報提供システム - Google Patents
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Abstract
【課題】車両が駐車領域から離れることを予め予測して駐車場情報を提供する。
【解決手段】車両10aは、駐車ロットに駐車される際、駐車位置マーカ12から、その駐車ロットの識別番号を取得する。無線リピータ14は、駐車場情報タワー16および駐車場料金精算機18に、車両10aから受信した情報を送信する。駐車場料金精算機18は、精算が行われた駐車ロットについて、その駐車ロットがまもなく開放される旨を示すフラグを駐車場情報タワー16に送信する。駐車場情報タワー16は、駐車場内の全ての駐車ロットについて、駐車ロットに車両が駐車しているか、駐車ロットがまもなく開放されるか、あるいは、駐車ロットが既に開放されているかについての情報を駐車場に入場する車両10bに提供する。
【選択図】 図1
【解決手段】車両10aは、駐車ロットに駐車される際、駐車位置マーカ12から、その駐車ロットの識別番号を取得する。無線リピータ14は、駐車場情報タワー16および駐車場料金精算機18に、車両10aから受信した情報を送信する。駐車場料金精算機18は、精算が行われた駐車ロットについて、その駐車ロットがまもなく開放される旨を示すフラグを駐車場情報タワー16に送信する。駐車場情報タワー16は、駐車場内の全ての駐車ロットについて、駐車ロットに車両が駐車しているか、駐車ロットがまもなく開放されるか、あるいは、駐車ロットが既に開放されているかについての情報を駐車場に入場する車両10bに提供する。
【選択図】 図1
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、駐車場情報提供システムに関し、特に駐車場内の駐車空き領域に関する情報を提供する駐車場情報提供システムに関する。
【0002】
【従来の技術】
駐車場内の各駐車領域の床面に電子マーカを配置し、電子マーカが送信する識別信号を受信装置が受信し、識別信号とその受信レベルとを利用して駐車空き領域を検出し、検出した駐車空き領域に関する情報を駐車場利用者に提供する駐車場情報提供システムが知られている。このシステムにより、現在空き状態の駐車領域を指定して、指定した駐車領域に車両を効率よく誘導することができる(特許文献1参照)。
【0003】
【特許文献1】
特開2000−20892号公報
【特許文献2】
特開平11−213292号公報
【特許文献3】
特開平8−124084号公報
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
ところが、従来の駐車場情報提供システムでは、車両が駐車領域に駐車されると電子マーカ上に車両が停止し、その結果、受信装置が、受信する識別信号の受信レベルの低下を検知して、その識別信号に対応する駐車領域に車両が駐車されたことを認識している。つまり、実際に車両が駐車領域に存在しているか否かを検知しているため、実際に車両が駐車領域から移動しなければ駐車空き領域に関する駐車場情報が得られなかった。
【0005】
そこで本発明は、車両が駐車領域から離れることを予め予測して駐車場情報を提供することを目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】
(1)上記目的を達成するために、本発明に係る駐車場情報提供システムは、複数の駐車領域を有する駐車場の駐車空き領域に関する駐車場情報をユーザに提供する駐車場情報提供システムであって、ユーザが駐車場利用後に車両を各駐車領域から移動する前に、ユーザから駐車料金を徴収するとともに、駐車料金の精算状況に関する料金精算情報を出力する駐車料金前精算装置と、前記料金精算情報を利用した空き予測に基づいて、前記駐車空き領域に関する駐車場情報を生成する駐車場情報生成装置とを有するものとする。
【0007】
上記構成によれば、駐車場情報生成装置が、料金精算情報を利用した空き予測に基づいて駐車空き領域に関する駐車場情報を生成するため、車両が駐車領域から離れることを予め予測して駐車場情報を提供することができる。その結果、車両が駐車領域から実際に離れることを検知して駐車場情報を生成する従来の駐車場情報提供システムに比べて、より迅速に駐車場情報の提供が可能になる。
【0008】
望ましくは、前記駐車空き領域は、駐車されている複数の駐車領域のうち駐車料金が精算された予定駐車空き領域を含むものとする。また望ましくは、前記駐車場情報は、ユーザに対して前記駐車空き領域までの経路を案内する経路案内情報を含むものとする。また望ましくは、前記駐車場情報に基づいて、前記駐車空き領域の位置を表示する情報表示装置をさらに有するものとする。
【0009】
望ましくは、前記駐車場情報に基づいて、前記駐車空き領域の位置をユーザに教示する車載器をさらに有するものとする。また望ましくは、前記駐車場情報に基づいて、駐車場内の地図表示を行うことで、ユーザに対して前記駐車空き領域までの経路を案内する車載器をさらに有するものとする。また望ましくは、前記駐車場情報に基づいて、前記駐車空き領域の位置をユーザに教示する入り口ゲート装置をさらに有するものとする。
【0010】
(2)また、上記目的を達成するために、本発明に係る駐車場情報提供方法は、複数の駐車領域を有する駐車場の駐車空き領域に関する駐車場情報をユーザに提供する駐車場情報提供方法であって、駐車料金前精算装置が、ユーザから駐車料金を徴収するとともに、駐車料金の精算状況に関する料金精算情報を出力するステップと、駐車場情報生成装置が、前記料金精算情報に基づいて、駐車されている複数の駐車領域の中で駐車料金が前精算された予定駐車空き領域に関する駐車場情報を生成するステップとを有するものとする。
【0011】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の好適な実施の形態を図面に基づいて説明する。
【0012】
図1には本発明の好適な実施形態が示されており、図1は駐車場情報提供システムの全体構成を示す図である。図1の駐車場情報提供システムは、駐車場内において現在車両が駐車されていない駐車領域、および、直ちに空くことが予想される駐車領域に関する駐車場情報を駐車場の利用者に提供するものである。駐車場情報の提供動作は、駐車ロット利用登録時、駐車料金精算時、駐車ロット開放時、および、入場時における駐車場情報提供の各動作に分別される。そこで、図2から図5を併用して、図1の駐車場情報提供システムによる駐車場情報の提供動作を説明する。なお、以下の説明において、図1に記載された部分には図1における符号を付して説明する。
【0013】
図2は、駐車ロット利用登録時の動作を説明するためのフローチャートである。図2に示すステップ番号ごとに、駐車ロット利用登録時の動作を説明する。
【0014】
(S201)車両10aは、駐車ロット(車両一台分の駐車領域)に駐車される際、駐車ロットに配置された駐車位置マーカ12から、その駐車ロットの識別番号を取得する。駐車位置マーカ12は駐車場内の全駐車ロットの各々に対応して設けられ、それぞれ個別の識別番号を無線信号として出力する。車両10aには車載器が搭載されており、この車載器が駐車位置マーカから出力される無線信号を受信する。車載器は、例えばカーナビゲーション、カーオーディオ、ETC端末などに組み込まれたものでもよい。
【0015】
(S202)車両10aは、自車車両ID、車両の走行停止情報および駐車位置マーカから得た駐車ロットの識別番号を、車載器を介して近傍の無線リピータ14に送信する。自社車両IDとしては、例えば車両の登録番号(ナンバープレート番号)などである。また、車両の走行停止情報は、車両が駐車ロットに停止したことを通知するための情報である。
【0016】
(S203)無線リピータ14は、有線あるいは無線通信により、駐車場情報タワー16および駐車場料金精算機18に、車両10aから受信した情報を送信する。
【0017】
S201〜S203に示した駐車ロット利用登録は、駐車場を利用する全ての車両の各々について実行される。つまり、駐車場内に駐車された車両全てについて、各車両の自車車両ID、および、各車両が駐車されている駐車ロットの識別番号が、駐車場情報タワー16および駐車場料金精算機18に送信される。
【0018】
図3は、駐車料金精算時の動作を説明するためのフローチャートである。図3に示すステップ番号ごとに、駐車料金精算時の動作を説明する。
【0019】
(S301)駐車場料金精算機18は、近傍を通りかかる駐車場利用者が、料金決済機能を有する端末を持っているか否かを判断する。端末は例えば携帯電話などである。端末を持っている場合にはS302へ進み、端末を持っていない場合にはS303へ進む。
【0020】
(S302)駐車場利用者は、端末を介して、予め登録された駐車場利用料金の電子決済システムにより駐車料金を精算する。
【0021】
(S303)駐車場利用者は、駐車場料金精算機18に自車車両IDを入力し、駐車場料金精算機18は入力された自車車両IDに基づいて、駐車料金などの表示を行う。駐車場利用者は表示内容に従って駐車料金を精算する。なお、駐車場利用者による自車車両IDの登録に、携帯電話などの無線端末が利用されてもよい。
【0022】
(S304)駐車場料金精算機18は、S302またはS303で精算が行われた駐車ロットについて、その駐車ロットがまもなく開放される旨を示すフラグを駐車場情報タワー16に送信する。
【0023】
S301〜S304に示した駐車料金精算は、駐車場料金を精算する全ての車両の各々について実行される。
【0024】
図4は、駐車ロット開放時の動作を説明するためのフローチャートである。図4に示すステップ番号ごとに、駐車ロット開放時の動作を説明する。
【0025】
(S401)車両10aは、駐車ロットから離れる際に、駐車位置マーカ12から得た駐車ロットの識別番号を、車載器を介して近傍の無線リピータ14に送信する。車両10aが駐車ロットから離れると、駐車位置マーカ12と車載器のとの間の通信が絶たれる。そこで、車載器は駐車位置マーカ12との通信状態および車両の走行停止情報に基づいて、車両が走行を開始して駐車ロットから離れたことを検知して、駐車ロットの識別番号を送信する。
【0026】
(S402)無線リピータ14は、有線あるいは無線通信により、駐車場情報タワー16に、車両10aから受信した情報を送信する。
【0027】
S401およびS402に示した駐車ロット開放は、駐車ロットから離れる全ての車両の各々について実行される。
【0028】
図5は、入場時の駐車場情報提供動作を説明するためのフローチャートである。図5に示すステップ番号ごとに、入場時の駐車場情報提供動作を説明する。
【0029】
(S501)駐車場に入場してくる車両10bは、駐車場情報タワー16から駐車場内の駐車ロットに関する情報を取得する。図2から図4を利用して説明したように、各車両についての駐車ロットへの駐車状況、駐車料金精算状況および駐車ロット開放状況が駐車場情報タワー16に送信されている。つまり、駐車場情報タワー16は、駐車場内の全ての駐車ロットについて、駐車ロットに車両が駐車しているか、駐車ロットがまもなく開放されるか、あるいは、駐車ロットが既に開放されているかについての情報を取得している。車両10bの車載器は、駐車場情報タワー16から出力される駐車ロットに関する情報と駐車場内の地図情報を取得する。
【0030】
(S502)車両10bの車載器は、駐車場情報タワー16から取得した情報に基づいて、駐車場内の地図と空駐車ロットに関する位置をディスプレイに表示して、利用者に空駐車ロットまでの経路案内を行う。この場合、車載器はカーナビゲーションに搭載されていることが望ましい。つまり、カーナビゲーションによる経路誘導機能を利用して、空駐車ロットまでの経路案内を実行する。ここで、空駐車ロットとは、まもなく開放される駐車ロットおよび既に開放されている駐車ロットである。
【0031】
GPS衛星を利用して自車位置を確認するカーナビゲーションでは、立体駐車場などにおいて、GPS衛星による自車位置確認が行えない場合が考えられる。このため、駐車場内に複数設置された無線リピータ14が位置情報を出力して、この位置情報に基づいて、例えば、多点測量の原理を利用してカーナビゲーションが自車位置を確認してもよい。あるいは、駐車場内の通路に位置確認マーカ20を配置しておき、複数の位置確認マーカ20が出力する位置情報に基づいて自車位置を確認してもよい。このように、駐車場に入場してくる車両10bの利用者は、カーナビゲーションを利用して、空駐車ロットに関する情報を取得する。
【0032】
なお、カーナビゲーションに換えて、駐車場内に設置された情報表示装置22が、空駐車ロットに関する情報を表示してもよい。例えば、駐車場内の地図表示上に、車両が駐車されている駐車ロット、まもなく開放される駐車ロットおよび既に開放されている駐車ロットの位置をそれぞれ表示させてもよい。また、駐車場情報タワー16が駐車場の入り口に設けられ、入り口ゲート装置として機能する場合、駐車場情報タワー16自身が有する表示部に空駐車ロットに関する情報を表示してもよい。
【0033】
S501およびS502に示した駐車場情報提供動作は、駐車場に入場してくる全ての車両の各々について実行される。
【0034】
【発明の効果】
以上説明したように、本発明により、車両が駐車領域から離れることを予め予測して駐車場情報を提供することが可能となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る駐車場情報提供システムの全体構成図である。
【図2】駐車ロット利用登録時の動作を説明するための図である。
【図3】駐車料金精算時の動作を説明するための図である。
【図4】駐車ロット開放時の動作を説明するための図である。
【図5】入場時の駐車場情報提供動作を説明するための図である。
【符号の説明】
12 駐車位置マーカ、14 無線リピータ、16 駐車場情報タワー、18
駐車場料金精算機、20 位置確認マーカ、22 情報表示装置。
【発明の属する技術分野】
本発明は、駐車場情報提供システムに関し、特に駐車場内の駐車空き領域に関する情報を提供する駐車場情報提供システムに関する。
【0002】
【従来の技術】
駐車場内の各駐車領域の床面に電子マーカを配置し、電子マーカが送信する識別信号を受信装置が受信し、識別信号とその受信レベルとを利用して駐車空き領域を検出し、検出した駐車空き領域に関する情報を駐車場利用者に提供する駐車場情報提供システムが知られている。このシステムにより、現在空き状態の駐車領域を指定して、指定した駐車領域に車両を効率よく誘導することができる(特許文献1参照)。
【0003】
【特許文献1】
特開2000−20892号公報
【特許文献2】
特開平11−213292号公報
【特許文献3】
特開平8−124084号公報
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
ところが、従来の駐車場情報提供システムでは、車両が駐車領域に駐車されると電子マーカ上に車両が停止し、その結果、受信装置が、受信する識別信号の受信レベルの低下を検知して、その識別信号に対応する駐車領域に車両が駐車されたことを認識している。つまり、実際に車両が駐車領域に存在しているか否かを検知しているため、実際に車両が駐車領域から移動しなければ駐車空き領域に関する駐車場情報が得られなかった。
【0005】
そこで本発明は、車両が駐車領域から離れることを予め予測して駐車場情報を提供することを目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】
(1)上記目的を達成するために、本発明に係る駐車場情報提供システムは、複数の駐車領域を有する駐車場の駐車空き領域に関する駐車場情報をユーザに提供する駐車場情報提供システムであって、ユーザが駐車場利用後に車両を各駐車領域から移動する前に、ユーザから駐車料金を徴収するとともに、駐車料金の精算状況に関する料金精算情報を出力する駐車料金前精算装置と、前記料金精算情報を利用した空き予測に基づいて、前記駐車空き領域に関する駐車場情報を生成する駐車場情報生成装置とを有するものとする。
【0007】
上記構成によれば、駐車場情報生成装置が、料金精算情報を利用した空き予測に基づいて駐車空き領域に関する駐車場情報を生成するため、車両が駐車領域から離れることを予め予測して駐車場情報を提供することができる。その結果、車両が駐車領域から実際に離れることを検知して駐車場情報を生成する従来の駐車場情報提供システムに比べて、より迅速に駐車場情報の提供が可能になる。
【0008】
望ましくは、前記駐車空き領域は、駐車されている複数の駐車領域のうち駐車料金が精算された予定駐車空き領域を含むものとする。また望ましくは、前記駐車場情報は、ユーザに対して前記駐車空き領域までの経路を案内する経路案内情報を含むものとする。また望ましくは、前記駐車場情報に基づいて、前記駐車空き領域の位置を表示する情報表示装置をさらに有するものとする。
【0009】
望ましくは、前記駐車場情報に基づいて、前記駐車空き領域の位置をユーザに教示する車載器をさらに有するものとする。また望ましくは、前記駐車場情報に基づいて、駐車場内の地図表示を行うことで、ユーザに対して前記駐車空き領域までの経路を案内する車載器をさらに有するものとする。また望ましくは、前記駐車場情報に基づいて、前記駐車空き領域の位置をユーザに教示する入り口ゲート装置をさらに有するものとする。
【0010】
(2)また、上記目的を達成するために、本発明に係る駐車場情報提供方法は、複数の駐車領域を有する駐車場の駐車空き領域に関する駐車場情報をユーザに提供する駐車場情報提供方法であって、駐車料金前精算装置が、ユーザから駐車料金を徴収するとともに、駐車料金の精算状況に関する料金精算情報を出力するステップと、駐車場情報生成装置が、前記料金精算情報に基づいて、駐車されている複数の駐車領域の中で駐車料金が前精算された予定駐車空き領域に関する駐車場情報を生成するステップとを有するものとする。
【0011】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の好適な実施の形態を図面に基づいて説明する。
【0012】
図1には本発明の好適な実施形態が示されており、図1は駐車場情報提供システムの全体構成を示す図である。図1の駐車場情報提供システムは、駐車場内において現在車両が駐車されていない駐車領域、および、直ちに空くことが予想される駐車領域に関する駐車場情報を駐車場の利用者に提供するものである。駐車場情報の提供動作は、駐車ロット利用登録時、駐車料金精算時、駐車ロット開放時、および、入場時における駐車場情報提供の各動作に分別される。そこで、図2から図5を併用して、図1の駐車場情報提供システムによる駐車場情報の提供動作を説明する。なお、以下の説明において、図1に記載された部分には図1における符号を付して説明する。
【0013】
図2は、駐車ロット利用登録時の動作を説明するためのフローチャートである。図2に示すステップ番号ごとに、駐車ロット利用登録時の動作を説明する。
【0014】
(S201)車両10aは、駐車ロット(車両一台分の駐車領域)に駐車される際、駐車ロットに配置された駐車位置マーカ12から、その駐車ロットの識別番号を取得する。駐車位置マーカ12は駐車場内の全駐車ロットの各々に対応して設けられ、それぞれ個別の識別番号を無線信号として出力する。車両10aには車載器が搭載されており、この車載器が駐車位置マーカから出力される無線信号を受信する。車載器は、例えばカーナビゲーション、カーオーディオ、ETC端末などに組み込まれたものでもよい。
【0015】
(S202)車両10aは、自車車両ID、車両の走行停止情報および駐車位置マーカから得た駐車ロットの識別番号を、車載器を介して近傍の無線リピータ14に送信する。自社車両IDとしては、例えば車両の登録番号(ナンバープレート番号)などである。また、車両の走行停止情報は、車両が駐車ロットに停止したことを通知するための情報である。
【0016】
(S203)無線リピータ14は、有線あるいは無線通信により、駐車場情報タワー16および駐車場料金精算機18に、車両10aから受信した情報を送信する。
【0017】
S201〜S203に示した駐車ロット利用登録は、駐車場を利用する全ての車両の各々について実行される。つまり、駐車場内に駐車された車両全てについて、各車両の自車車両ID、および、各車両が駐車されている駐車ロットの識別番号が、駐車場情報タワー16および駐車場料金精算機18に送信される。
【0018】
図3は、駐車料金精算時の動作を説明するためのフローチャートである。図3に示すステップ番号ごとに、駐車料金精算時の動作を説明する。
【0019】
(S301)駐車場料金精算機18は、近傍を通りかかる駐車場利用者が、料金決済機能を有する端末を持っているか否かを判断する。端末は例えば携帯電話などである。端末を持っている場合にはS302へ進み、端末を持っていない場合にはS303へ進む。
【0020】
(S302)駐車場利用者は、端末を介して、予め登録された駐車場利用料金の電子決済システムにより駐車料金を精算する。
【0021】
(S303)駐車場利用者は、駐車場料金精算機18に自車車両IDを入力し、駐車場料金精算機18は入力された自車車両IDに基づいて、駐車料金などの表示を行う。駐車場利用者は表示内容に従って駐車料金を精算する。なお、駐車場利用者による自車車両IDの登録に、携帯電話などの無線端末が利用されてもよい。
【0022】
(S304)駐車場料金精算機18は、S302またはS303で精算が行われた駐車ロットについて、その駐車ロットがまもなく開放される旨を示すフラグを駐車場情報タワー16に送信する。
【0023】
S301〜S304に示した駐車料金精算は、駐車場料金を精算する全ての車両の各々について実行される。
【0024】
図4は、駐車ロット開放時の動作を説明するためのフローチャートである。図4に示すステップ番号ごとに、駐車ロット開放時の動作を説明する。
【0025】
(S401)車両10aは、駐車ロットから離れる際に、駐車位置マーカ12から得た駐車ロットの識別番号を、車載器を介して近傍の無線リピータ14に送信する。車両10aが駐車ロットから離れると、駐車位置マーカ12と車載器のとの間の通信が絶たれる。そこで、車載器は駐車位置マーカ12との通信状態および車両の走行停止情報に基づいて、車両が走行を開始して駐車ロットから離れたことを検知して、駐車ロットの識別番号を送信する。
【0026】
(S402)無線リピータ14は、有線あるいは無線通信により、駐車場情報タワー16に、車両10aから受信した情報を送信する。
【0027】
S401およびS402に示した駐車ロット開放は、駐車ロットから離れる全ての車両の各々について実行される。
【0028】
図5は、入場時の駐車場情報提供動作を説明するためのフローチャートである。図5に示すステップ番号ごとに、入場時の駐車場情報提供動作を説明する。
【0029】
(S501)駐車場に入場してくる車両10bは、駐車場情報タワー16から駐車場内の駐車ロットに関する情報を取得する。図2から図4を利用して説明したように、各車両についての駐車ロットへの駐車状況、駐車料金精算状況および駐車ロット開放状況が駐車場情報タワー16に送信されている。つまり、駐車場情報タワー16は、駐車場内の全ての駐車ロットについて、駐車ロットに車両が駐車しているか、駐車ロットがまもなく開放されるか、あるいは、駐車ロットが既に開放されているかについての情報を取得している。車両10bの車載器は、駐車場情報タワー16から出力される駐車ロットに関する情報と駐車場内の地図情報を取得する。
【0030】
(S502)車両10bの車載器は、駐車場情報タワー16から取得した情報に基づいて、駐車場内の地図と空駐車ロットに関する位置をディスプレイに表示して、利用者に空駐車ロットまでの経路案内を行う。この場合、車載器はカーナビゲーションに搭載されていることが望ましい。つまり、カーナビゲーションによる経路誘導機能を利用して、空駐車ロットまでの経路案内を実行する。ここで、空駐車ロットとは、まもなく開放される駐車ロットおよび既に開放されている駐車ロットである。
【0031】
GPS衛星を利用して自車位置を確認するカーナビゲーションでは、立体駐車場などにおいて、GPS衛星による自車位置確認が行えない場合が考えられる。このため、駐車場内に複数設置された無線リピータ14が位置情報を出力して、この位置情報に基づいて、例えば、多点測量の原理を利用してカーナビゲーションが自車位置を確認してもよい。あるいは、駐車場内の通路に位置確認マーカ20を配置しておき、複数の位置確認マーカ20が出力する位置情報に基づいて自車位置を確認してもよい。このように、駐車場に入場してくる車両10bの利用者は、カーナビゲーションを利用して、空駐車ロットに関する情報を取得する。
【0032】
なお、カーナビゲーションに換えて、駐車場内に設置された情報表示装置22が、空駐車ロットに関する情報を表示してもよい。例えば、駐車場内の地図表示上に、車両が駐車されている駐車ロット、まもなく開放される駐車ロットおよび既に開放されている駐車ロットの位置をそれぞれ表示させてもよい。また、駐車場情報タワー16が駐車場の入り口に設けられ、入り口ゲート装置として機能する場合、駐車場情報タワー16自身が有する表示部に空駐車ロットに関する情報を表示してもよい。
【0033】
S501およびS502に示した駐車場情報提供動作は、駐車場に入場してくる全ての車両の各々について実行される。
【0034】
【発明の効果】
以上説明したように、本発明により、車両が駐車領域から離れることを予め予測して駐車場情報を提供することが可能となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る駐車場情報提供システムの全体構成図である。
【図2】駐車ロット利用登録時の動作を説明するための図である。
【図3】駐車料金精算時の動作を説明するための図である。
【図4】駐車ロット開放時の動作を説明するための図である。
【図5】入場時の駐車場情報提供動作を説明するための図である。
【符号の説明】
12 駐車位置マーカ、14 無線リピータ、16 駐車場情報タワー、18
駐車場料金精算機、20 位置確認マーカ、22 情報表示装置。
Claims (8)
- 複数の駐車領域を有する駐車場の駐車空き領域に関する駐車場情報をユーザに提供する駐車場情報提供システムであって、
ユーザが駐車場利用後に車両を各駐車領域から移動する前に、ユーザから駐車料金を徴収するとともに、駐車料金の精算状況に関する料金精算情報を出力する駐車料金前精算装置と、
前記料金精算情報を利用した空き予測に基づいて、前記駐車空き領域に関する駐車場情報を生成する駐車場情報生成装置と、
を有することを特徴とする駐車場情報提供システム。 - 請求項1に記載の駐車場情報提供システムであって、
前記駐車空き領域は、駐車されている複数の駐車領域のうち駐車料金が精算された予定駐車空き領域を含む、
ことを特徴とする駐車場情報提供システム。 - 請求項1に記載の駐車場情報提供システムであって、
前記駐車場情報は、ユーザに対して前記駐車空き領域までの経路を案内する経路案内情報を含む、
ことを特徴とする駐車場情報提供システム。 - 請求項1に記載の駐車場情報提供システムであって、
前記駐車場情報に基づいて、前記駐車空き領域の位置を表示する情報表示装置をさらに有することを特徴とする駐車場情報提供システム。 - 請求項1に記載の駐車場情報提供システムであって、
前記駐車場情報に基づいて、前記駐車空き領域の位置をユーザに教示する車載器をさらに有することを特徴とする駐車場情報提供システム。 - 請求項1に記載の駐車場情報提供システムであって、
前記駐車場情報に基づいて、駐車場内の地図表示を行うことで、ユーザに対して前記駐車空き領域までの経路を案内する車載器をさらに有することを特徴とする駐車場情報提供システム。 - 請求項1に記載の駐車場情報提供システムであって、
前記駐車場情報に基づいて、前記駐車空き領域の位置をユーザに教示する入り口ゲート装置をさらに有することを特徴とする駐車場情報提供システム。 - 複数の駐車領域を有する駐車場の駐車空き領域に関する駐車場情報をユーザに提供する駐車場情報提供方法であって、
駐車料金前精算装置が、ユーザから駐車料金を徴収するとともに、駐車料金の精算状況に関する料金精算情報を出力するステップと、
駐車場情報生成装置が、前記料金精算情報に基づいて、駐車されている複数の駐車領域の中で駐車料金が前精算された予定駐車空き領域に関する駐車場情報を生成するステップと、
を有することを特徴とする駐車場情報提供方法。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2003140533A JP2004342013A (ja) | 2003-05-19 | 2003-05-19 | 駐車場情報提供システム |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2003140533A JP2004342013A (ja) | 2003-05-19 | 2003-05-19 | 駐車場情報提供システム |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2004342013A true JP2004342013A (ja) | 2004-12-02 |
Family
ID=33529239
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2003140533A Pending JP2004342013A (ja) | 2003-05-19 | 2003-05-19 | 駐車場情報提供システム |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2004342013A (ja) |
Cited By (5)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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US9275546B2 (en) | 2014-02-28 | 2016-03-01 | International Business Machines Corporation | System and method for minimizing the time to park a vehicle |
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- 2003-05-19 JP JP2003140533A patent/JP2004342013A/ja active Pending
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