JP2004323208A - 飲食容器搬送装置 - Google Patents

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JP2004323208A JP2003122814A JP2003122814A JP2004323208A JP 2004323208 A JP2004323208 A JP 2004323208A JP 2003122814 A JP2003122814 A JP 2003122814A JP 2003122814 A JP2003122814 A JP 2003122814A JP 2004323208 A JP2004323208 A JP 2004323208A
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Muraichi Ishino
邑一 石野
Hatsuyoshi Oda
初義 小田
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Ishino Seisakusho Co Ltd
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    • F16C32/0408Passive magnetic bearings
    • F16C32/0423Passive magnetic bearings with permanent magnets on both parts repelling each other
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Abstract

【課題】メンテナンスを行うことなく飲食容器をよりスムーズに搬送することが可能なローラにより、搬送路が構成される飲食容器搬送装置を提供すること。
【解決手段】寿司皿などの飲食容器Sを搬送する飲食容器搬送装置1において、該搬送装置1の少なくとも一部には搬送用ローラ6を用いた搬送路が構成されており、該搬送用ローラ6を支持する磁気ベアリング13は、内磁部材15と内磁部材15の極性と同極性で対向する外磁部材16とから構成され、該部材間に同極性による反発力により所定の間隙が形成される。
【選択図】 図2

Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、搬送路を構成する搬送用ローラを支持する磁気ベアリングを用いた飲食容器搬送装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
従来、飲食容器搬送装置に用いられる搬送用ローラは、一方の無端状の搬送路から他方の無端状の搬送路へと飲食容器の進行方向を変更するために設置される進行方向変更装置や、搬送路に傾斜を付け、搬送路上に設けられている搬送用ローラ上に飲食容器を滑走させるようにして、前記無端状の搬送路外に飲食容器を搬出するための搬送路に用いられており、この搬送用ローラには、そのほとんどが図7に示すローラコンベア01を回動させるボールベアリング02や、特開2002−98159号公報に示すようなボールベアリングが端部の軸受に適用されたローラが用いられている(特許文献1参照)。
【0003】
【特許文献1】
特開2002−98159号公報(
【0004】、図1)
【0005】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら前記したようなローラを用いた場合には、ベアリング内部に寿司くずや醤油タレなどの異物が侵入してしまうことがあり、異物がベアリング内に侵入してしまうとベアリングの動きが悪くなり、これにより飲食容器をスムーズに搬送できなくなるおそれがある。
【0006】
また、ボールベアリングを軸受として使用したローラの場合には、ボールベアリングの構造上、ベアリング内部のボールと、ボールを挟持する部材とが常に摺接しながら回動するため、これらの間に摩擦が生じてしまい、内部にグリスなどの潤滑剤を注入するなど、ローラの回動をスムーズに行うためには定期的なメンテナンスが必要となっていた。
【0007】
本発明はこのような問題点に着目してなされたもので、メンテナンスを行うことなく飲食容器をよりスムーズに搬送することが可能なローラにより、搬送路が構成される飲食容器搬送装置を提供することを目的とする。
【0008】
【課題を解決するための手段】
上記課題を解決するために、本発明の飲食容器搬送装置は、寿司皿などの飲食容器を搬送する飲食容器搬送装置において、該搬送装置の少なくとも一部には搬送用ローラを用いた搬送路が構成されており、該搬送用ローラを支持する磁気ベアリングは、内磁部材と内磁部材の極性と同極性で対向する外磁部材とから構成され、該部材間に同極性による反発力により所定の間隙が形成されていることを特徴としている。
この特徴によれば、所定の間隙が形成されている磁気ベアリングに前記ローラが取付けられているため、ベアリング内部に異物が侵入しても外磁部材と内磁部材間の間隙により異物が詰まるおそれがなく、メンテナンスを頻繁に行うことなく飲食容器をよりスムーズに搬送することができる。
【0009】
本発明の飲食容器搬送装置は、前記磁気ベアリングを構成する内磁部材の極性と同極性で対向する外磁部材が、少なくとも前記磁気ベアリングの下方側に配設されていることが好ましい。
このようにすれば、磁気ベアリングの下方側に外磁部材が配設されているので、前記ローラを常時上方に付勢させることができる。
【0010】
本発明の飲食容器搬送装置は、前記磁気ベアリングを構成する外磁部材が円弧状をなし、少なくとも上下に分割された磁石片として配設され、少なくとも前記磁石片のうち、強磁力の磁石片が下方側に配設され、前記搬送用ローラの軸心が前記外磁部材の軸心よりも上方に位置するように構成されていることが好ましい。
このようにすれば、磁気ベアリングを構成する外磁部材が円弧状をなし、下方側に配設されている磁石片の磁力が強いため、下方側に取付けられている磁石片と、前記ローラに取付けられている磁石片により上方へ付勢する強い反発力が発生し、前記ローラの位置を容易に上方へ付勢してローラの軸心が外磁部材の軸心より上方に位置するように設定できる。
【0011】
本発明の飲食容器搬送装置は、前記外磁部材が円弧状をなし、内磁部材の下方のみに配置されていることが好ましい。
このようにすれば、外磁部材の部品点数を削減できコストダウンが期待できる。
【0012】
本発明の飲食容器搬送装置は、前記磁気ベアリングがローラの基枠に設けられていることが好ましい。
このようにすれば、磁気ベアリングのクリーン状態を確認しやすくなるとともに、磁気ベアリングに異物が付着した場合にも除去しやすくなる。
【0013】
本発明の飲食容器搬送装置は、前記磁気ベアリングがローラの内部に設けられていることが好ましい。
このようにすれば、磁気ベアリングがローラの内部に位置するため、汚れが前記磁気ベアリングに到達しにくくなり、磁気ベアリングのメンテナンス性が向上する。
【0014】
本発明の飲食容器搬送装置は、前記ローラの両端部に蓋部が着脱自在に取付けられていることが好ましい。
このようにすれば、前記ローラの両端部に蓋部が取付けられているため、磁気ベアリング内に汚れや異物が侵入しにくくなり、これにより磁気ベアリングのメンテナンス性が向上する。
【0015】
本発明の飲食容器搬送装置は、前記磁気ベアリングを構成する内磁部材を支持する軸固定部材が基枠に着脱自在に取付けられていることが好ましい。
このようにすれば、ローラを容易に分解することができるため、ローラの清掃作業を容易に行うことができこれによりローラを常に清潔に保つことができる。
【0016】
本発明の飲食容器搬送装置は、前記磁気ベアリングを構成する前記外磁部材と内磁部材の少なくとも一方にフッ素樹脂加工が施されていることが好ましい。
このようにすれば、前記ローラに取付けられている外磁部材と内磁部材とが接触してしまった場合であっても、外磁部材もしくは内磁部材の少なくとも一方にフッ素樹脂加工が施されて、滑りやすくなっているため、摩擦があまり起こらずにスムーズにベアリングを回動させることができる。
【0017】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の実施例を図面に基づいて説明すると、図1には本発明の飲食容器搬送装置1の一部を省略した平面図が示されている。
【0018】
飲食容器搬送装置1には、飲食容器Sが載置されるクレセントチェーン2が連結された無端状のクレセントコンベア3と、前記飲食容器Sの搬送時間が所定時間を超えた場合、飲食容器Sを回収する回収用コンベア4と、前記クレセントコンベア3から回収用コンベア4へ飲食容器Sが回収される際にクレセントコンベア3と回収用コンベア4との間に設けられている渡りコンベア5とから主に構成されている。
【0019】
回収用コンベア4は、本実施例においては、クレセントコンベア3の搬送方向と反対の向きに搬送されるように設けられており、複数のローラ6が平行に配設されているローラコンベアが適用されている。
【0020】
渡りコンベア5は、前記クレセントコンベア3や回収用コンベア4と垂直な向きに搬送を実施するようになっていて、クレセントコンベア3からの飲食容器Sを回収用コンベア4へ送るようになっている。渡りコンベア5には、モータが取付けられたモータローラ7が複数個配設され、該モータローラ7の軸受として一般的に知られているボールベアリングが適用されている。モータが回転することでローラが自転して飲食容器Sを移送するようになっている。
【0021】
また、クレセントコンベア3に搬送されている飲食容器Sを渡りコンベア5へ移送させるための移送装置8が前記クレセントコンベア3を挟んで前記渡りコンベア5の正面位置に設けられている。
【0022】
移送装置8は、クレセントコンベア3から渡りコンベア5へ飲食容器Sを押し出す、その端部9aが回動自在に固定されている押出片9と、回動することにより押出片9をクレセントコンベア3上へ押し出すカム10と、前記押出片9のもう一端の端部9bと移送装置8とを結ぶバネ11とから構成されている。このバネ11は、常に押出片9が移送装置8内に戻るように付勢されている。
【0023】
飲食容器Sをクレセントコンベア3から渡りコンベア5へ移送する方法としては、クレセントコンベア3により搬送されて、搬送時間の経過などにより回収されることとなった飲食容器Sが移送装置8の前に差し掛かると、前記カム10が図中矢印方向に回転し始める。
【0024】
回転し始めたカム10によりカム10と当接している押出片9が端部9aを中心に回動し、これによりバネ11がつながれている端部9bがクレセントコンベア3上に突出し、回収される飲食容器Sに押出片9が接触して飲食容器Sを渡りコンベア5の方向に押しだす。
【0025】
カム10はさらに回転して回転開始の位置に戻り、押出片9もカム10と当接しながら再び移送装置8内に戻る。飲食容器Sを渡りコンベア5へ移送する際には一つの飲食容器Sが移送されるごとにこの動作が繰り返し行われるようになっている。
【0026】
次いで、回収用コンベア4について、図2に基づき詳しく説明すると、図2は、(a)には、回収用コンベア4の一部を切り欠いた斜視図と、(b)にはそのA−A断面図が、(c)には、一部を省略したB−B側面図が示されている。
【0027】
回収用コンベア4は、前記ローラ6とシャフト12と、磁気ベアリング13と、複数のローラ6が平行に取付けられる角柱状中空で金属製の基枠14とから主に構成されている。
【0028】
前記ローラ6について説明すると、ローラ6は樹脂製で円筒形をなし、その中心部を金属製のシャフト12が貫通しており、このシャフト12はローラ6に固定されている。シャフト12の両端部には磁気ベアリング13、13がそれぞれ取付けられていて、回動するようになっている。またシャフト12の最端部には、それぞれ雄ネジ部12a、12aが切られている。
【0029】
磁気ベアリング13、13には、ローラ6に固定された内磁部材15とその外周に位置する外磁部材16とから構成されており、外磁部材16の内部に内磁部材15が位置するように形成されている。
【0030】
内磁部材15は、中心部に穴のあいたドーナツ状の磁石片15aと、磁石片15aの穴の内部に前記シャフト12と磁石片15aとを係止する係止片15bと、から構成されている。係止片15bにはその中央部に雌ねじ部15cが設けられていて、前記雄ネジ部12aに雌ネジ部15cを螺着することで内磁部材15がシャフト12に固定されるようになっている。
【0031】
外磁部材16は、円弧形の磁石片16aが、略円形となるように、例えば6片設けられていて、それぞれの磁石片16aはその間隔が均等となるように設けられている。また前記磁石片16aの周囲には前記磁石片16aを保持する円形の保持片16bが設けられている。
【0032】
内磁部材15、外磁部材16内に設けられている磁石片15a、16aは、図2(c)に示すように、それぞれの磁石の対向する面の極性が同じ極性(本実施例ではN極)となっていて、磁石片15a、16aがそれぞれの出す磁力により反発し合うことで、外磁部材16の内部に内磁部材15が触れることなく浮き上がり、外磁部材16と内磁部材15に摩擦が生じずにベアリングとして使用するようになっている。
【0033】
本実施例において回収用コンベア4に適用されているローラコンベアは、図2(b)に示すように、前記基枠14の側部に設けられた穴部17に外磁部材16を嵌め込んで、ローラ6を保持するようになっているため、ローラ6上に飲食容器S等の搬送物が載置されると、シャフト12と、内磁部材15が回転して搬送を行うようになっている。
【0034】
また、ローラ6を基枠14から取外して清掃する際には、基枠14を外側へ引き、前記穴部17に嵌め込まれている外磁部材16を引き抜いてローラ6を取り出すことができるようになっている。
【0035】
また、磁気ベアリング13は、外部へ露出しているために、磁気ベアリング13への異物の侵入を即座に発見できるとともに、清掃も容易になり、これにより磁気ベアリング13のスムーズな回動が保障されるようになる。
【0036】
また、前記基枠14の下部は開放されており、清掃時に磁気ベアリング13内に水が侵入した場合であっても、基枠14の内部に水がたまることなく下方へ抜け出るため、磁気ベアリング13周辺を清潔に保つことができる。
【0037】
次いで、回収用コンベア4の変形例について図3、図4に基づいて説明する。
【0038】
図3は、前記図2の回収用コンベア4において適用されているローラ6とは異なり、(a)は磁気ベアリング13’がローラ6’の内部に設けられたローラ6’の一部破断斜視図であり、(b)は(a)のC−C断面図であり、(c)は磁気ベアリング13’の一部を省略したD−D側面図が示されている。
【0039】
ローラ6’は中空の筒状でその内部に図2の磁気ベアリング13と同様に円形を為すように外磁部材16’を取付け、シャフト12’の周囲にはドーナツ状の内磁部材15’を取付けて、この外磁部材16’と内磁部材15’により磁気ベアリング13’を形成している。また、ローラ6’の端部にはローラ6’内への異物の侵入を防止する合成樹脂製の蓋部18がローラ6’の端部に蓋をするように取付けられている。
【0040】
このように、蓋部18をローラ6’の両端部に取付けることで、ローラ6’の内部へ異物が侵入せず、これにより磁気ベアリング13’のメンテナンス性が向上する。
【0041】
基枠14’には、その側面に前記シャフト12’の端部が丁度収まる収納溝19が設けられており、シャフト12’の端部は、Dカット部12bとなっている。
【0042】
このDカット部12bの直線部分を下向きにして収納溝19の底部に収めることで、収納溝19内にローラ6’が係止されるようになっている。
【0043】
このローラ6’においては、上部に飲食容器Sなどの載置物が載置された場合にはシャフト12’のDカット部12bが前記収納溝19内に係止された状態となっているため、内磁部材15’が回動せず、ローラ6’内部に設けられている外磁部材16’が回動して飲食容器Sの搬送を行うようになる。
【0044】
また、内磁部材15’、外磁部材16’内に設けられている磁石片15a’、16a’においても、図2において説明した磁気ベアリング13と同様に、それぞれの磁石の対向する面の極性が同じ極性(本実施例ではN極)となっていて、磁石片15a’、16a’がそれぞれの出す磁力により反発し合うことで、外磁部材16’の内部に内磁部材15’が触れることなく浮き上がり、外磁部材16’と内磁部材15’に摩擦が生じずにベアリングとして使用するようになっている(図3(c)参照)。
【0045】
このローラ6’を清掃時などで取外す際には、ローラ6’を持ち、上方に引き上げることで、ローラ6’を基枠14’から取外すことができるようになっている。
【0046】
また、図4には、回収用コンベア4のもう一方の変形例である回収用コンベア104とローラ106の断面図が示されている。この回収用コンベア104は、主に基枠114と、ローラ106とから構成されており、ローラ106は、内部が中空で筒状の金属により構成されており、ローラ106の両端部には磁気ベアリング113が、それぞれ取付けられている。
【0047】
この磁気ベアリング113は、内磁部材115と、外磁部材116とから構成されていて、内磁部材115は、略ドーナツ形状の磁石片15aと同様な磁石片115aと、磁石片115aを係止する係止片115bと、内磁部材115を基枠114に固定する軸固定部材117とから構成されている。
【0048】
軸固定部材117には、その中央部に雌ネジ部117aが切られており、シャフト112に対して磁石片115aを固定できるようになっている。
【0049】
また、外磁部材116は、磁石片16aと同様な磁石片116aにより構成され、磁石片116aは、前記した保持片16bにあたる部材としてのローラ106の内部116bに取付けられている。
【0050】
前記軸固定部材117、117の間にはローラ106の中心部を通るようにシャフト112が設けられている。また、シャフト112の両端部には、前記軸固定部材117の雌ネジ部117aと螺合する雄ネジ部112aが切られている。
【0051】
また、基枠114は、基台118上に載置されていて、基台118の両端部付近には係止片119がそれぞれ設けられている。係止片119には、ローラ106の長手方向を向くボルト貫通用の孔部120が形成されている。
【0052】
また、基枠114の下部には孔部120と同方向を向くボルト孔121が設けられていて、このボルト孔121、孔部120内にボルト122を通し、係止片119の外側からナット123でボルト122を固定することで、基台118に基枠114が固定されるようになっている。
【0053】
この回収用コンベア104を清掃時などで分解する場合には、まず、前記ナット123をボルト122から取り去り、ボルト122をボルト孔121、孔部120内から引き抜いて、基枠114を基台118から引き離し、次いで基枠114をローラ106の長手方向と垂直方向に外側に向かって抜き、前記軸固定部材117をシャフト112から取り去ることで分解することができる。また、組み立てる際には分解作業と逆の行程を踏めば組み立てることができる。
【0054】
このように、単純な作業でローラ106を容易に分解できることから、ローラを分解して、清掃を容易に行うことができるため、ローラ106や回収用コンベア104を清潔に保つことができる。
【0055】
またローラ106は、前記したように、内磁部材115が軸固定部材117により基枠114に固定されているため、飲食容器Sなどの載置物がローラ106上部に載置された場合には内磁部材115の周囲に位置するローラ106が回動して、搬送を実施するようになっている。
【0056】
また、本実施例において説明した各ローラ6、6’、106に適用されている、外磁部材16の磁石片16a、16a’は図5(a)に示すように磁力が等しい磁石が使用されているため、内磁部材15の磁石片15aは、磁石片16aに囲まれるようにその中央部に位置するようになる。
【0057】
また、図5(b)に示すように、磁力片16aのうち、下部に配設されている磁石片216aに磁力の強い磁石を適用するようにしてもよく、このようにすることで、磁気ベアリングを構成する磁石片のうち、下方に配設されている磁石片の磁力が強いため、下方に取付けられている磁石片と、前記ローラに取付けられている磁石とにより発生する上方へ付勢する反発磁力により前記ローラの位置を容易に上方へ付勢して設けることができることで、磁気ベアリング自体にクッション性が生じ、飲食容器に衝撃を加えることなく搬送することができる。
【0058】
また、飲食容器内に重量のある飲食物が載置された場合であっても、前記ローラに取付けられている磁石が前記磁気ベアリングの磁石片と接触したりすることが少なくなるため、飲食容器をスムーズに搬送することができる。
【0059】
また、前記内磁部材15、15’、115、外磁部材16、16’、116内に設けられている磁石片15a、15a’、115a、16a、16a’116aの表面はフッ素樹脂によりコーティングするようにしてもよく、このようにすれば、ローラ6、6’106の上部に重量のある載置物が載置された場合に、内磁部材15、15’、115は下方に下がるが、この時に内磁部材15、15’、115の磁石片15a、15a’、115aが外磁部材16、16’、116の磁石片16a、16a’116aに接触して摩擦が生じてしまうことがあるが、磁石片15a、15a’115a、16a、16a’、116aの表面がフッ素樹脂によりコーティングされているため、摩擦係数が少なくなり、例え磁石片15a、15a’、115aと磁石片16a、16a’、116aが接触しても、磁気ベアリング13、13’、113をスムーズに回動させることができる。
【0060】
以上、本発明の実施例を図面により説明してきたが、具体的な構成はこれら実施例に限られるものではなく、本発明の要旨を逸脱しない範囲における変更や追加があっても本発明に含まれる。
【0061】
例えば、前記実施例において、磁気ベアリング13の外磁部材16には、上方に配設された磁石片16aよりも下方に配設された磁石片16a’の方が強磁力な磁石を設けるようにしてもよく、また図7(a)に示すように外磁部材221の下方にのみ磁石片221aを配設するようにしてもよく、このようにすれば上方からの磁石片による磁力を受けることがないため、内磁部材220を確実に上方に上昇させることができる。
【0062】
また、前記実施例及び図5(a)においては外磁部材16、16’に設けられている磁石片16a、16a’は、複数の磁石片により構成されているが、図6(b)に示すように、一つの磁石片222を設けるようにしても、前記実施例と同様の作用を得ることができることは言うまでもない。
【0063】
また、図6(a)(b)のように、外磁部材221の下方にのみ磁石片221a、222を設けるようにすることで、外磁部材全体に磁石片を設けるよりもコストダウンが期待できる。
【0064】
また、前記実施例では、回収用コンベア4に磁気ベアリングを組み込んだローラ6を適用するようになっているが、本発明はこれに限定されるものではなく、渡りコンベア5のローラに磁気ベアリングが組み込まれたローラを適用するようになっていても良い。さらに、従来より使用されているステッピングモータなどを取付けることによりシャフト12を回転させ、自力で前記ローラ6を駆動させることも可能である。
【0065】
【発明の効果】
本発明は以下の効果を奏する。
【0066】
(a)請求項1項の発明によれば、所定の間隙が形成されている磁気ベアリングに前記ローラが取付けられているため、ベアリング内部に異物が侵入しても外磁部材と内磁部材間の間隙により異物が詰まるおそれがなく、メンテナンスを頻繁に行うことなく飲食容器をよりスムーズに搬送することができる。
【0067】
(b)請求項2項の発明によれば、磁気ベアリングの下方側に外磁部材が配設されているので、前記ローラを常時上方に付勢させることができる。
【0068】
(c)請求項3項の発明によれば、磁気ベアリングを構成する外磁部材が円弧状をなし、下方側に配設されている磁石片の磁力が強いため、下方側に取付けられている磁石片と、前記ローラに取付けられている磁石片により上方へ付勢する強い反発力が発生し、前記ローラの位置を容易に上方へ付勢してローラの軸心が外磁部材の軸心より上方に位置するように設定できる。
【0069】
(d)請求項4項の発明によれば、外磁部材の部品点数を削減できコストダウンが期待できる。
【0070】
(e)請求項5項の発明によれば、磁気ベアリングのクリーン状態を確認しやすくなるとともに、磁気ベアリングに異物が付着した場合にも除去しやすくなる。
【0071】
(f)請求項6項の発明によれば、磁気ベアリングがローラの内部に位置するため、汚れが前記磁気ベアリングに到達しにくくなり、磁気ベアリングのメンテナンス性が向上する。
【0072】
(g)請求項7項の発明によれば、前記ローラの両端部に蓋部が取付けられているため、磁気ベアリング内に汚れや異物が侵入しにくくなり、これにより磁気ベアリングのメンテナンス性が向上する。
【0073】
(h)請求項8項の発明によれば、ローラを容易に分解することができるため、ローラの清掃作業を容易に行うことができこれによりローラを常に清潔に保つことができる。
【0074】
(i)請求項9項の発明によれば、前記ローラに取付けられている外磁部材と内磁部材とが接触してしまった場合であっても、外磁部材もしくは内磁部材の少なくとも一方にフッ素樹脂加工が施されて、滑りやすくなっているため、摩擦があまり起こらずにスムーズにベアリングを回動させることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の適用された飲食容器搬送装置の一部を省略した平面図である。
【図2】本実施例におけるローラと磁気ベアリングにおける(a)は一部破断図、(b)は一部断面図、また(c)は磁気ベアリングの様子を概略図である。
【図3】本実施例の変形例を示す図である。
【図4】本実施例の変形例を示す図である。
【図5】本実施例における磁気ベアリングの様子を概略図である。
【図6】本実施例における磁気ベアリングの変形例を示す概略図である。
【図7】本発明の従来図である。
【符号の説明】
01 ローラコンベア
02 ボールベアリング
1 飲食容器搬送装置
2 クレセントチェーン
3 クレセントコンベア
4 回収用コンベア
5 渡りコンベア
6、6’ ローラ
7 モータローラ
8 移送装置
9 押出片
9a 端部
9b 端部
10 カム
11 バネ
12 シャフト
12a 雄ねじ
12b Dカット
13 磁気ベアリング
13’ 磁気ベアリング
14 基枠
14’ 基枠
15 内磁部材
15’ 内磁部材
15a 磁石片
15a’ 磁石片
15b 係止片
15c 雌ネジ部
16 外磁部材
16’ 外磁部材
16a 磁石片
16a’ 磁石片
16b 保持片
17 穴部
18 蓋部
19 収納溝
104 回収用コンベア
106 ローラ
112 シャフト
112a 雄ネジ部
113 磁気ベアリング
114 基枠
115 内磁部材
115a 磁石片
115b 係止片
116 外磁部材
116a 磁石片
116b ローラ内部
117 軸固定部材
117a 雌ネジ部
118 基台
119 係止片
120 孔部
121 ボルト孔
122 ボルト
123 ナット
216a 磁石片
220 内磁部材
221 外磁部材
221a 磁石片
222 磁石片
S 飲食容器

Claims (9)

  1. 寿司皿などの飲食容器を搬送する飲食容器搬送装置において、該搬送装置の少なくとも一部には搬送用ローラを用いた搬送路が構成されており、該搬送用ローラを支持する磁気ベアリングは、内磁部材と内磁部材の極性と同極性で対向する外磁部材とから構成され、該部材間に同極性による反発力により所定の間隙が形成されていることを特徴とする飲食容器搬送装置。
  2. 前記磁気ベアリングを構成する内磁部材の極性と同極性で対向する外磁部材が、少なくとも前記磁気ベアリングの下方側に配設されている請求項1に記載の飲食容器搬送装置。
  3. 前記磁気ベアリングを構成する外磁部材が円弧状をなし、少なくとも上下に分割された磁石片として配設され、少なくとも前記磁石片のうち、強磁力の磁石片が下方側に配設され、前記搬送用ローラの軸心が前記外磁部材の軸心よりも上方に位置するように構成されている請求項2に記載の飲食容器搬送装置。
  4. 前記外磁部材が円弧状をなし、内磁部材の下方のみに配置されている請求項1〜3のいずれかに記載の飲食容器搬送装置。
  5. 前記磁気ベアリングがローラの基枠に設けられている請求項1〜4のいずれかに記載の飲食容器搬送装置。
  6. 前記磁気ベアリングがローラの内部に設けられている請求項1〜4のいずれかに記載の飲食容器搬送装置。
  7. 前記ローラの両端部に蓋部が着脱自在に取付けられている請求項6に記載の飲食容器搬送装置。
  8. 前記磁気ベアリングを構成する内磁部材を支持する軸固定部材が基枠に着脱自在に取付けられている請求項1〜4のいずれかに記載の飲食容器搬送装置。
  9. 前記磁気ベアリングを構成する前記外磁部材と内磁部材の少なくとも一方にフッ素樹脂加工が施されている請求項1〜8のいずれかに記載の飲食容器搬送装置。
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