JP2004322948A - 自動車用オープニングトリムウエザストリップ - Google Patents
自動車用オープニングトリムウエザストリップ Download PDFInfo
- Publication number
- JP2004322948A JP2004322948A JP2003123403A JP2003123403A JP2004322948A JP 2004322948 A JP2004322948 A JP 2004322948A JP 2003123403 A JP2003123403 A JP 2003123403A JP 2003123403 A JP2003123403 A JP 2003123403A JP 2004322948 A JP2004322948 A JP 2004322948A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- trim
- opening
- root
- vehicle body
- weather strip
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Withdrawn
Links
Images
Landscapes
- Seal Device For Vehicle (AREA)
Abstract
【課題】製造が容易で、シール性及び見栄えの良好な、特にコーナー部で湾曲して装着した場合において良好なオープニングトリムウエザストリップを提供することにある。
【解決手段】オープニングトリムウエザストリップ10は、車体の開口縁のフランジに装着されるトリム部20と、開口縁とドアの間をシールする中空シール部30とを有し、中空シール部30は、少なくともトリム部20の側面側から延出するソリッド材からなる2本の根元部32、33と、2本の根元部に端部が連続して中空部を形成するスポンジ材からなる円弧部34とを有し、2本の根元部のうち、トリム部の開口側に位置する第1根元部32は、他方の第2根元部33よりも肉厚に形成するとともに、第1根元部32の先端外面が車体の開口縁に当接することを特徴とするものである。
【選択図】 図3
【解決手段】オープニングトリムウエザストリップ10は、車体の開口縁のフランジに装着されるトリム部20と、開口縁とドアの間をシールする中空シール部30とを有し、中空シール部30は、少なくともトリム部20の側面側から延出するソリッド材からなる2本の根元部32、33と、2本の根元部に端部が連続して中空部を形成するスポンジ材からなる円弧部34とを有し、2本の根元部のうち、トリム部の開口側に位置する第1根元部32は、他方の第2根元部33よりも肉厚に形成するとともに、第1根元部32の先端外面が車体の開口縁に当接することを特徴とするものである。
【選択図】 図3
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、自動車の車体の開口縁とドアとの間をシールする自動車用オープニングトリムウエザストリップに関するものである。
【0002】
【従来の技術】
図1に示すように、自動車の車体1の開口縁1aとドア2との間には、そのシールのためオープニングトリムウエザストリップ110が取付けられている。このオープニングトリムウエザストリップ110は、例えば、図4に示すように断面が略U字状のトリム部120と中空状の中空シール部130を有している。そして、オープニングトリムウエザストリップ110を車体1のフランジをこのトリム部120の溝に挿入して車体1に取付け、中空シール部130をドア2の周縁部に当接させて車体1の開口縁1aとの間をシールしている。
【0003】
このオープニングトリムウエザストリップ110は、押出成形により成形されるため、成形時は直線状である。しかしながら、車体の開口縁1aは、コーナー部を有しており、そこに取付けられるオープニングトリムウエザストリップ110は、車体の開口縁1aのコーナー部に対応して直線状に押出成形されたオープニングトリムウエザストリップ110が、コーナー部に沿って曲げられて取付けられる。そのため、コーナー部の曲がり部分の曲率が小さい場合には、オープニングトリムウエザストリップ110の中空シール部130がつぶれて変形して、見栄えが良くないとともに、シール性も低下する恐れがあった。
【0004】
そこで、コーナー部の曲がり部分に取付けられる中空シール部の中に弾性体でできたパットを挿入して、中空シール部のつぶれを防止するものがある(例えば、特許文献1参照。)。
しかしこの場合、中空シール部のコーナー部に該当する部分の位置に確実にパットを挿入する必要があり、挿入に手間がかかっていた。また、1本のオープニングトリムウエザストリップの中空シール部に複数のパットを挿入するには、それぞれのパットの位置決めを別々に行う必要があり、困難な場合があった。
【0005】
また、コーナー部を型成形で形成して(図4中150で示す部分)、押出成形で成形した直線状の部分(図4中140で示す部分)とをコーナー部の型成形と同時に金型内で接続することも行われている(例えば、特許文献2参照。)。
型成形でコーナー部を形成すると、その型成形作業が必要となり手間がかかるとともにコストアップとなっている。また、型成形部分(150)と押出成形部分(140)では成形品表面の光沢等が異なり、接続部分(150a)にスジが入り、外観の見栄えが良くない場合があった。
【0006】
【特許文献1】
実用新案登録第2604441号公報(第2頁、第1、2図)
【特許文献2】
特公平8−13622号公報(第2−3頁、第6図)
【0007】
【発明が解決しようとする課題】
そこで、本発明は、製造が容易で、シール性及び見栄えの良好な、特にコーナー部で湾曲して装着した場合において見栄え等の良好なオープニングトリムウエザストリップを提供することにある。
【0008】
【課題を解決するための手段】
請求項1の本発明は、車体の開口縁とドアとの間をシールする自動車用オープニングトリムウエザストリップであって、オープニングトリムウエザストリップは、開口縁のフランジに装着されるトリム部と、開口縁とドアの間をシールする中空シール部とを有し、トリム部は、断面略U字状であり、車外側側壁と、底壁と、車内側側壁とからなり、中空シール部は、上記トリム部の車外側側壁外面の幅方向ほぼ両端の位置からそれぞれ延出するソリッド材からなる2本の根元部と、スポンジ材からなり円弧状をなしその両端が2本の根元部にそれぞれ連続して中空部を形成する円弧部とを有し、2本の根元部のうち、トリム部の開口側の位置の第1根元部を、トリム部の底壁側の位置の第2根元部よりも肉厚に形成するとともに、第1根元部の先端外面が上記トリム部の車体への装着時に車体の開口縁に当接することを特徴とするものである。
【0009】
請求項1の本発明では、オープニングトリムウエザストリップが中空状の中空シール部と断面略U字状のトリム部を有しており、車体の開口縁のフランジに断面略U字状のトリム部を装着することによりオープニングトリムウエザストリップを確実に車体に取付けることができる。また、中空状の中空シール部がドアの周縁部に弾力的に当接することによってドアの寸法や組付けのバラツキ等を吸収してドアと車体との間をシールすることができる。
【0010】
中空シール部は、トリム部の車外側側壁外面の幅方向のほぼ両端の位置からそれぞれ延出するソリッド材からなる2本の根元部と、スポンジ材からなり、円弧状をなし、その両端が2本の根元部の先端とそれぞれ連続して中空部を形成する円弧部とを有している。このため、中空シール部の根元部分がソリッド材であり、剛性が高く、変形しにくく、コーナー部でオープニングトリムウエザストリップが曲げられても、この根元部によって中空形状をほぼ保持することができ、中空部分が異常変形してつぶれることがない。また、根元部に連続して一体的にスポンジ材からなる円弧部を設けたため、ドアに当接する部分を弾力のある柔軟な部材とすることができ、円弧部の変形がドアの当接面に追従し、ドアの表面の凹凸やドアや車体の組み付け寸法のバラツキ等をも吸収して安定したシール性を得ることができる。
【0011】
中空シール部の2本の根元部のうち、トリム部の開口側の位置の第1根元部を、他方の第2根元部よりも肉厚に形成したため、第1根元部の剛性が大きくなり、オープニングトリムウエザストリップを開口縁のコーナー部に沿って曲げられて取付けられても中空シール部がつぶれることがない。また、ドアが中空シール部の円弧部に当接したときに、円弧部の変形に引きずられて第1根元部が変形することがない。特に、ドアが斜め方向から円弧部に当接したときに、円弧部が中空内に引き込まれるように変形しても、第1根元部が中空内に引き込まれるような変形をすることがなく、車体の開口縁のパネルとの間に隙間が生ずることがない。従って、第1根元部の先端外面と車体の開口縁との当接が直線状に維持されて見栄えがよい。
【0012】
さらに、第1根元部の先端外面が車体の開口縁に当接するようにしたため、トリム部の開口側の先端とフランジの根元部分のがパネルから曲がって形成されている部分を隠すことができ、見栄えが良い。また、第1根元部の先端外面が車体の開口縁のパネルに当接し、中空シール部がトリム部とパネルで保持されるため、ドア当接時に中空シール部が異常変形することがない。
【0013】
請求項2の本発明は、車体の開口縁とドアとの間をシールする自動車用オープニングトリムウエザストリップであって、オープニングトリムウエザストリップは、開口縁のフランジに装着されるトリム部と、開口縁とドアの間をシールする中空シール部とを有し、トリム部は、断面U字状であり、車外側側壁と、底壁と、車内側側壁とからなり、中空シール部は、トリム部の車外側側壁外面に一体に設けられたソリッド材からなるシール基部と、シール基部の幅方向のほぼ両端の位置からそれぞれ一体に延出するソリッド材からなる2本の根元部と、スポンジ材からなり円弧状をなしその両端が2本の根元部にそれぞれ連続して中空部を形成する円弧部とを有し、2本の根元部のうち、トリム部の開口側の位置の第1根元部は、トリム部の底壁側の位置の第2根元部よりも肉厚に形成するとともに、第1根元部の先端外面がトリム部の車体への装着時に車体の開口縁に当接することを特徴とするものである。
【0014】
請求項2の本発明では、オープニングトリムウエザストリップが中空状の中空シール部と断面略U字状のトリム部を有しており、車体の開口縁のフランジに断面略U字状のトリム部を装着することによりオープニングトリムウエザストリップを確実に車体に取付けることができる。また、中空状の中空シール部がドアの周縁部に弾力的に当接することによりドアの寸法や組付けのバラツキを吸収してドアと車体との間をシールすることができる。
【0015】
中空シール部は、トリム部の車外側側壁外面に一体に設けられたソリッド材からなるシール基部を有するため、トリム部の車外側側壁外面に中空シール部を一体的に強固に設けることができるとともに、後述する第1根元部と第2根元部間をソリッド材のシール基部で連続しているので強固に保持することができ、第1根元部と第2根元部がグラつくことがない。
【0016】
さらに、中空シール部は、シール基部の幅方向のほぼ両端の位置からそれぞれ一体に延出するソリッド材からなる2本の根元部と、スポンジ材からなり、円弧状をなし、その両端が2本の根元部の先端とそれぞれ連続して中空部を形成する円弧部とを有している。このため、中空シール部の根元部分がソリッド材であり、剛性が高く、変形しにくく、コーナー部でオープニングトリムウエザストリップが曲げられても、この2本の根元部によって中空形状をほぼ保持することができ、中空部分が異常変形してつぶれることがない。また、根元部に連続して一体的にスポンジ材からなる円弧部を設けたため、ドアに当接する部分を弾力のある柔軟な部材とすることができ、円弧部の変形がドアの当接面に追従し、ドアの表面の凹凸やドアや車体の組み付け寸法のバラツキをも吸収して安定したシール性を得ることができる。
【0017】
中空シール部の2本の根元部のうち、トリム部の開口側の位置の第1根元部を、他方の第2根元部よりも肉厚に形成したため、第1根元部の剛性が大きくなり、オープニングトリムウエザストリップを開口縁のコーナー部に沿って曲げられて取付けられても中空シール部がつぶれることがない。また、ドアが中空シール部の円弧部に当接したときに、円弧部の変形に引きずられて第1根元部が変形することがない。特に、ドアが斜め方向から円弧部に当接したときに、円弧部が中空内に引き込まれるように変形しても、第1根元部が引き込まれるような変形をすることがなく、車体の開口縁のパネルとの間に隙間が生ずることがない。従って、第1根元部の先端外面と車体の開口縁との当接が一直線上に維持されて、見栄えがよい。
【0018】
さらに、第1根元部の先端外面が車体の開口縁に当接するようにしたため、トリム部の開口側の先端とフランジの根元部分のパネルから曲がって形成されている部分を隠すことができ、見栄えが良い。また、第1根元部の先端外面が車体の開口縁のパネルに当接し、中空シール部がトリム部とパネルで保持されるため、ドア当接時に中空シール部が異常変形することがない。
【0019】
請求項3の本発明は、トリム部の車体への装着時に、第1根元部の先端外面が車体の開口縁のアウターパネルに当接するとともに、第1根元部の車体の開口縁側である外面が凹部に形成され、凹部部位において車体の開口縁のアウターパネルと外面との間に隙間を有するものである。
【0020】
請求項3の本発明では、第1根元部の先端外面が車体の開口縁のアウターパネルに当接するとともに、第1根元部の外面、即ち車体の開口縁側と向き合う面が凹部に形成されているため、車体の開口縁のアウターパネル面に凹凸があっても、上記凹部でその凹凸を吸収できる。そのため、常に第1根元部の先端外面をアウターパネルに当接させることができ、当接部位で隙間が生じることがない。このため、第1根元部と車体のアウターパネル当接部が形成する接触線は、隙間や凹凸のない、きれいな一直線状を描き、見栄えがよい。さらに、第1根元部の先端外面と車体のアウターパネルとの間に隙間が生じないため、トリム部の開口側の先端やフランジが見えることがない。
【0021】
請求項4の本発明は、トリム部の車体への装着時にトリム部の車外側側壁の先端と第1根元部の先端外面が車体の開口縁のアウターパネルに当接するものである。
【0022】
請求項4の本発明では、トリム部の車外側側壁の先端と第1根元部の先端外面が車体の開口縁のアウターパネルにそれぞれ当接するものであるため、トリム部の先端と第1根元部の先端外面の2箇所で中空シール部を保持することができ、中空シール部の保持が安定して、ドアに対して正しい位置で当接させることができる。
トリム部の先端が開口縁のアウターパネルに当接するためフランジへの挿入寸法を一定にすることができ、トリム部の挿入が不充分でトリム部がグラついたりするようなことが生じない。
【0023】
請求項5の本発明は、トリム部に埋設した芯材は、略短冊状の小片と、底壁部分において略短冊状の小片が連結されている連結部からなるものである。
【0024】
請求項5の本発明では、トリム部に埋設した芯材は、それぞれの略短冊状の小片が底壁部分において連結部によって連結されているため、オープニングトリムウエザストリップを開口縁のコーナー部に沿って曲げられて取付けられるときには、底壁が伸縮せずに底壁を中心にトリム部の開口側先端の上記小片間が開くように変形する。このため、中空シール部は、底壁方向に引っ張られる力が作用する。このとき、第1根元部が肉厚のソリッド材で形成されているため、この力に抵抗して中空シール部がつぶれないようにすることができる。
【0025】
請求項6の本発明は、スポンジ材からなる円弧部の表面をソリッド材からなる薄膜で被覆してなるものである。
【0026】
請求項6の本発明では、スポンジ材からなる円弧部の表面をソリッド材からなる薄膜で被覆しているため、ドアを開けたときに見える中空シール部の表面にスムースなソリッド材の表面を設けることができ見栄えが良い。特に、ソリッド材からなる根元部とスポンジ材からなる円弧部の境界部分は、材料の光沢の違いや、表面の細かい凹凸の違い等で境界線が生じるが、ソリッド材からなる薄膜を被覆することで、境界線をカバーすることができ、美観をより一層向上させることができる。
【0027】
【発明の実施の形態】
本発明の実施の形態を図面を参照して説明する。
図1は自動車の側部の斜視図である。図2はオープニングトリムウエザストリップ10を車体のフランジ5に装着する前の状態を示す正面図である。図3は、オープニングトリムウエザストリップ10をフランジ5に取付けた状態を示し、図2のA−A線に沿った断面図である。
本実施の形態は、自動車の車体1の開口縁1aとドア2との間をシールするドアオープニングトリムウエザストリップ10に関するものである。
【0028】
本実施の態様では、図1に示すように、自動車の車体1のドア2との開口縁1aには、全周にわたりオープニングトリムウエザストリップ10が取付けられている。
図2に示すように、オープニングトリムウエザストリップ10は、開口縁1aの全周に取付けるために環状に形成されている。オープニングトリムウエザストリップ10の一般部分は、押出成形により直線状に形成され、直線状のものを各コーナー部で湾曲させるとともに、その両方の端末を接続部11において型成形により接続形成して、環状としている。
なお、オープニングトリムウエザストリップ10は、必ずしも環状とする必要は無く、型成形部のない、例えば上部半周だけに装着されるものでもよい。
【0029】
図3に示すように、オープニングトリムウエザストリップ10は、車体1の開口縁1aのフランジ5に装着されるトリム部20と、ドア2のドアフレームの膨出部2a等と当接して車体の開口縁とドア2との間をシールする中空シール部30から構成される。
開口縁1aのフランジ5は、車体1の内側を構成するインナーパネル3と車体1の外側を構成するアウターパネル4のそれぞれの端末部分を折り曲げて重ね合されて一緒にスポット溶接等をして、一体の帯状に形成されている。なお、図中3aは補強パネルである。
【0030】
トリム部20は、車外側側壁21、底壁22と車内側側壁23からなり、上記車体のフランジ5へ装着できるように断面略U字状に形成されている。なお、トリム部20の車外側側壁21、底壁22と車内側側壁23の内部には、芯材24が埋設されフランジ5に対する保持強度を向上させている。
芯材24は、鉄板等の金属製や硬質合成樹脂製のものを用いることができる。金属製の芯材24の場合は、オープニングトリムウエザストリップ10をコーナー部に沿って曲げて取付けるときの柔軟性を向上させるために、短冊状の小片の金属板を連結部で連結したものが用いられている。
【0031】
この芯材24の連結部をトリム部20の底壁22に埋設された部分に設けると、トリム部20をフランジ5の曲がり部分、即ちコーナー部分に沿って曲げて装着する場合は、底壁22は連結部のため伸縮ができずに、底壁22を中心にトリム部20の開口側が広がるように変形する。
トリム部20は、芯材24をソリッドゴム、熱可塑性エラストマーまたは軟質合成樹脂等のソリッド材で被覆して形成することができる。
後述する中空シール部30のソリッドゴムと同一の材料で形成すると、中空シール部30とトリム部20が一体となり接合が強固になり好ましい。
【0032】
トリム部20の車外側側壁21の外面、即ち断面略U字状をなすトリム部20のU字状の外側の面には、中空シール部30が一体的に設けられている。
車外側側壁21の内側には3本の車外側保持リップ26が設けられている。車内側側壁23には、1本の車内側保持リップ27が設けられている。トリム部20をフランジ5に装着した後には、図3に示すようにフランジ5を車外側保持リップ26と車内側保持リップ27が両側から挟み保持して、オープニングトリムウエザストリップ10を保持するとともに、トリム部20とフランジ5の間をシールする。そして、フランジ5の厚さの変化に応じて車外側保持リップ26と車内側保持リップ27が撓むことにより保持することができる。
フランジ5の厚さの変化が大きいとき、例えば、フランジ5を構成するパネル部材が部分的に4〜6枚で構成される場合は、車内側保持リップ27の長さをフランジ5の厚さの変化に応じて可変押出成形により変化させて成形することができる。
【0033】
中空シール部30は、シール基部31と、第1根元部32と、第2根元部33と、円弧部34とからなる。
シール基部31は、トリム部20の車外側側壁21の外面の略全体に一体的に形成され、ソリッド材から形成されている。このため、中空シール部30はトリム部20と強固に一体的に形成されている。シール基部31とトリム部20を形成する材料とは同一材料を使用することができ、この場合は同時押出成形のため一体となって形成される。
シール基部31には、トリム部20の幅方向の両端である開口側と底壁22側の2箇所から延設されたソリッド材からなる2本の根元部32、33が形成されている。トリム部20の開口側のシール基部31からは、第1根元部32が斜め外方向(車外側方向)に延設されている。
トリム部20の底壁22側のシール基部31からは、第2根元部33が斜め外方向(車外側方向)に延設されている。このため、シール基部31、第1根元部32と第2根元部33は断面が外側に向けて開いた凹状となる。
なお、このシール基部31は、トリム部20の車外側側壁21で兼用させることができ、その場合には、シール基部31は設けなくても良い。すなわち、この場合、中空シール部30の中空は、トリム部20の車外側側壁21と、第1根元部32と、第2根元部33と、円弧部34とによって囲まれて形成され、第1根元部32と第2根元部33が車外側側壁21から直接突出している。
【0034】
なお、第1根元部32の肉厚は、第2根元部33の肉厚と比べて厚く形成されている。このため、第1根元部32は第2根元部33と比べて剛性が高く変形しにくくなっている。
【0035】
そして、第1根元部32の先端外面32cは、開口縁1aに取付けられたときに、車体1のアウターパネル4に当接するようの斜めに外側に向けて形成されている。第1根元部32の外面、即ち車体1の開口縁1aに面する面は凹部32bに形成されている。このため、オープニングトリムウエザストリップ10を開口縁1aに装着したときに、その凹部32bによって、上記外面とアウターパネル4との間に隙間ができる。この隙間のために、第1根元部32の先端32c外面が車体1のアウターパネル4に当接するときに、アウターパネル4の凹凸を吸収することができ、第1根元部32の先端32c外面を確実にアウターパネル4に当接させることができる。これによって、アウターパネル4と第1根元部32の先端32c外面との間に隙間が生ずることがなく、アウターパネル4と中空シール部30との接触点が一直線状に伸びて、見栄えが良い。
【0036】
第1根元部32と第2根元部33の先端には一体的にスポンジ材からなる円弧部34が形成されている。円弧部34は断面形状が円弧状をなしており、この実施の形態では、上記第1根元部32と、第2根元部33と、シール基部31とをあわせて断面が略卵型の中空形状を形成している。
そして、ドア2閉時には、円弧部34の円弧状の頂点付近にドアフレームの膨出部2a等が当接して、車体の開口縁1aとドア2との間をシールする。このとき、円弧部34は、スポンジ材で形成されているため、容易に変形し、ドアフレームの膨出部2a等の当接面に追従してドアフレームの膨出部2aの凹凸や、ドアの組み付けのバラツキによる寸法の誤差をも吸収することができる。
オープニングトリムウエザストリップ10のトリム部20の底壁22は、ガーニッシュ40によりカバーされ、また、円弧部34の端部から延出するリップの外面とガーニッシュ40の先端とを当接させることによって、トリム部20を完全にカバーするとともに、ドア2の膨出部2aとガーニッシュ40の先端との間に生じる隙間を小さくすることができる。
【0037】
円弧部34の表面は、ソリッド材の薄膜35で被覆することができる。このソリッド材は、第1根元部32や第2根元部33に使用されているソリッド材と同じ材料を使用することができる。ソリッド材で円弧部34の表面を被覆すると、スポンジ材の耐候性や耐磨耗特性を向上させるとともに、スポンジ材に比べてソリッド材の方が表面が滑らかであり、見栄えが良い。また、円弧部34と第1根元部32や第2根元部33との接続面を、ソリッド材の薄膜35で被覆することによって、この接続面に生じる接続線や表面光沢の違い等を無くすことができ、見栄えが良い。
【0038】
次に、このオープニングトリムウエザストリップ10の製造方法を説明する。オープニングトリムウエザストリップ10は、押出成形機を使用してトリム部20と中空シール部30を同時に押出成形する。トリム部20の芯材24と、ソリッド材と、スポンジ材の3種類を同時に押出成形するいわゆる3重押出成形により製造する。
これによって、芯材24をカバーしてソリッド材によりトリム部20を形成することと、ソリッド材及びスポンジ材により中空シール部30を形成することとを同時に行うことができる。
【0039】
芯材24としては、鋼板や硬質合成樹脂であるポリプロピレン、ナイロン等が使用される。ソリッド材としては、EPDM等の合成ゴム、熱可塑性エラストマーや軟質合成樹脂等が使用される。スポンジ材としては、同様にEPDM等の合成ゴムや熱可塑性エラストマー等を発泡させた材料が使用される。
熱可塑性エラストマーや軟質合成樹脂の場合は、押出成形すればその後の加硫工程は不要であるが、合成ゴムの場合は、押出成形後に加硫槽に移送して、熱風加硫あるいは高周波加硫を行う。このとき、加硫槽においてゴムの加硫と発泡が同時に行われる。
【0040】
次に、本発明のオープニングトリムウエザストリップ10を自動車に装着した状態を説明する。
オープニングトリムウエザストリップ10のトリム部20を車体1の開口縁1aのフランジ5に装着する。このとき、フランジ5をトリム部20の車外側保持リップ26と車内側保持リップ27とで挟持して、保持することができる。また、トリム部20の車外側側壁21の先端と中空シール部30の第1根元部32の先端32c外面を車体のアウターパネル4に当接させて装着する。このため、中空シール部30の位置が定まり、ドア2の膨出部2aが的確に当接する。
【0041】
なお、トリム部20の底壁22の内側にシーラー22aを封入した場合には、フランジ5の先端がシーラー22aの中に入り込むことができるため、フランジ5とトリム部20とのシール性を向上させることができる。
また、トリム部20をフランジ5に装着するとき、トリム部20の車外側側壁21の先端を開口縁1aのアウターパネル4に当接させることによって装着が完了する。これによって、トリム部20の不十分な装着を防止することができる。
【0042】
トリム部20の車外側側壁21の先端が開口縁1aのアウターパネル4に当接すると、中空シール部30の第1根元部32の外面32c先端もアウターパネル4に当接する。これによってオープニングトリムウエザストリップ10は、アウターパネル4に2箇所で当接するため中空シール部30の保持がさらに安定する。
【0043】
また、開口縁1aのコーナー部に装着されるオープニングトリムウエザストリップ10は、コーナーに沿って曲げられるため中空シール部30が曲げによりトリム部20の底壁22方向に引っ張られるが、第1根元部32の剛性を高く形成しているので、第1根元部32が大きく変形することはない。
そのため、コーナー部においても中空シール部30の第1根元部32の先端32c外面がアウターパネル4と当接したままで、離れることがない。そのため、中空シール部30とアウターパネル4の接点部分をドア2が開いたときに見ても、奥のトリム部20やフランジ5が見えることがなく、第1根元部32の先端32c部分がアウターパネル4と隙間がなく、一直線状に接して見えるので、見栄えが良い。
【0044】
また、ドア2閉時、ドア2の膨出部2aが中空シール部30の円弧部34に当接すると、ドア2の開閉軌跡により円弧部34がトリム部20の底壁22方向に引っ張られるように変形しようとする場合があるが、厚肉の第1根元部32により、この中空シール部30の変形が防止され、シール性を確保することができる。
【0045】
【発明の効果】
このように、本発明は中空シール部の第1根元部をソリッド材により肉厚に形成したことにより、車体の開口縁のコーナー部に湾曲させて装着したとしても、中空シール部のつぶれ変形が防止され、また、中空シール部が開口縁のパネル面から浮き上がることがなく、シール性が良好であるとともに、装着状態での見栄えが良い。
また、コーナー部を型成形で別に成形する必要がなく、1本の押出成形により成形した直線部分をコーナー部分にもそのまま使用できるため、オープニングトリムウエザストリップの製造が容易であり、かつ安価に製造することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】自動車のドアを開けた状態の斜視図である。
【図2】本発明の実施の形態であるオープニングトリムウエザストリップの正面図である。
【図3】本発明の実施の形態であるオープニングトリムウエザストリップの図2におけるA−A線に沿った断面図である
【図4】従来のオープニングトリムウエザストリップの一部切欠き図である。
【符号の説明】
1 車体
1a 開口縁
2 ドア
4 アウターパネル
5 フランジ
10 オープニングトリムウエザストリップ
20 トリム部
21 車外側側壁
22 底壁
23 車内側側壁
30 中空シール部
31 シール基部
32 第1根元部
33 第2根元部
34 円弧部
【発明の属する技術分野】
本発明は、自動車の車体の開口縁とドアとの間をシールする自動車用オープニングトリムウエザストリップに関するものである。
【0002】
【従来の技術】
図1に示すように、自動車の車体1の開口縁1aとドア2との間には、そのシールのためオープニングトリムウエザストリップ110が取付けられている。このオープニングトリムウエザストリップ110は、例えば、図4に示すように断面が略U字状のトリム部120と中空状の中空シール部130を有している。そして、オープニングトリムウエザストリップ110を車体1のフランジをこのトリム部120の溝に挿入して車体1に取付け、中空シール部130をドア2の周縁部に当接させて車体1の開口縁1aとの間をシールしている。
【0003】
このオープニングトリムウエザストリップ110は、押出成形により成形されるため、成形時は直線状である。しかしながら、車体の開口縁1aは、コーナー部を有しており、そこに取付けられるオープニングトリムウエザストリップ110は、車体の開口縁1aのコーナー部に対応して直線状に押出成形されたオープニングトリムウエザストリップ110が、コーナー部に沿って曲げられて取付けられる。そのため、コーナー部の曲がり部分の曲率が小さい場合には、オープニングトリムウエザストリップ110の中空シール部130がつぶれて変形して、見栄えが良くないとともに、シール性も低下する恐れがあった。
【0004】
そこで、コーナー部の曲がり部分に取付けられる中空シール部の中に弾性体でできたパットを挿入して、中空シール部のつぶれを防止するものがある(例えば、特許文献1参照。)。
しかしこの場合、中空シール部のコーナー部に該当する部分の位置に確実にパットを挿入する必要があり、挿入に手間がかかっていた。また、1本のオープニングトリムウエザストリップの中空シール部に複数のパットを挿入するには、それぞれのパットの位置決めを別々に行う必要があり、困難な場合があった。
【0005】
また、コーナー部を型成形で形成して(図4中150で示す部分)、押出成形で成形した直線状の部分(図4中140で示す部分)とをコーナー部の型成形と同時に金型内で接続することも行われている(例えば、特許文献2参照。)。
型成形でコーナー部を形成すると、その型成形作業が必要となり手間がかかるとともにコストアップとなっている。また、型成形部分(150)と押出成形部分(140)では成形品表面の光沢等が異なり、接続部分(150a)にスジが入り、外観の見栄えが良くない場合があった。
【0006】
【特許文献1】
実用新案登録第2604441号公報(第2頁、第1、2図)
【特許文献2】
特公平8−13622号公報(第2−3頁、第6図)
【0007】
【発明が解決しようとする課題】
そこで、本発明は、製造が容易で、シール性及び見栄えの良好な、特にコーナー部で湾曲して装着した場合において見栄え等の良好なオープニングトリムウエザストリップを提供することにある。
【0008】
【課題を解決するための手段】
請求項1の本発明は、車体の開口縁とドアとの間をシールする自動車用オープニングトリムウエザストリップであって、オープニングトリムウエザストリップは、開口縁のフランジに装着されるトリム部と、開口縁とドアの間をシールする中空シール部とを有し、トリム部は、断面略U字状であり、車外側側壁と、底壁と、車内側側壁とからなり、中空シール部は、上記トリム部の車外側側壁外面の幅方向ほぼ両端の位置からそれぞれ延出するソリッド材からなる2本の根元部と、スポンジ材からなり円弧状をなしその両端が2本の根元部にそれぞれ連続して中空部を形成する円弧部とを有し、2本の根元部のうち、トリム部の開口側の位置の第1根元部を、トリム部の底壁側の位置の第2根元部よりも肉厚に形成するとともに、第1根元部の先端外面が上記トリム部の車体への装着時に車体の開口縁に当接することを特徴とするものである。
【0009】
請求項1の本発明では、オープニングトリムウエザストリップが中空状の中空シール部と断面略U字状のトリム部を有しており、車体の開口縁のフランジに断面略U字状のトリム部を装着することによりオープニングトリムウエザストリップを確実に車体に取付けることができる。また、中空状の中空シール部がドアの周縁部に弾力的に当接することによってドアの寸法や組付けのバラツキ等を吸収してドアと車体との間をシールすることができる。
【0010】
中空シール部は、トリム部の車外側側壁外面の幅方向のほぼ両端の位置からそれぞれ延出するソリッド材からなる2本の根元部と、スポンジ材からなり、円弧状をなし、その両端が2本の根元部の先端とそれぞれ連続して中空部を形成する円弧部とを有している。このため、中空シール部の根元部分がソリッド材であり、剛性が高く、変形しにくく、コーナー部でオープニングトリムウエザストリップが曲げられても、この根元部によって中空形状をほぼ保持することができ、中空部分が異常変形してつぶれることがない。また、根元部に連続して一体的にスポンジ材からなる円弧部を設けたため、ドアに当接する部分を弾力のある柔軟な部材とすることができ、円弧部の変形がドアの当接面に追従し、ドアの表面の凹凸やドアや車体の組み付け寸法のバラツキ等をも吸収して安定したシール性を得ることができる。
【0011】
中空シール部の2本の根元部のうち、トリム部の開口側の位置の第1根元部を、他方の第2根元部よりも肉厚に形成したため、第1根元部の剛性が大きくなり、オープニングトリムウエザストリップを開口縁のコーナー部に沿って曲げられて取付けられても中空シール部がつぶれることがない。また、ドアが中空シール部の円弧部に当接したときに、円弧部の変形に引きずられて第1根元部が変形することがない。特に、ドアが斜め方向から円弧部に当接したときに、円弧部が中空内に引き込まれるように変形しても、第1根元部が中空内に引き込まれるような変形をすることがなく、車体の開口縁のパネルとの間に隙間が生ずることがない。従って、第1根元部の先端外面と車体の開口縁との当接が直線状に維持されて見栄えがよい。
【0012】
さらに、第1根元部の先端外面が車体の開口縁に当接するようにしたため、トリム部の開口側の先端とフランジの根元部分のがパネルから曲がって形成されている部分を隠すことができ、見栄えが良い。また、第1根元部の先端外面が車体の開口縁のパネルに当接し、中空シール部がトリム部とパネルで保持されるため、ドア当接時に中空シール部が異常変形することがない。
【0013】
請求項2の本発明は、車体の開口縁とドアとの間をシールする自動車用オープニングトリムウエザストリップであって、オープニングトリムウエザストリップは、開口縁のフランジに装着されるトリム部と、開口縁とドアの間をシールする中空シール部とを有し、トリム部は、断面U字状であり、車外側側壁と、底壁と、車内側側壁とからなり、中空シール部は、トリム部の車外側側壁外面に一体に設けられたソリッド材からなるシール基部と、シール基部の幅方向のほぼ両端の位置からそれぞれ一体に延出するソリッド材からなる2本の根元部と、スポンジ材からなり円弧状をなしその両端が2本の根元部にそれぞれ連続して中空部を形成する円弧部とを有し、2本の根元部のうち、トリム部の開口側の位置の第1根元部は、トリム部の底壁側の位置の第2根元部よりも肉厚に形成するとともに、第1根元部の先端外面がトリム部の車体への装着時に車体の開口縁に当接することを特徴とするものである。
【0014】
請求項2の本発明では、オープニングトリムウエザストリップが中空状の中空シール部と断面略U字状のトリム部を有しており、車体の開口縁のフランジに断面略U字状のトリム部を装着することによりオープニングトリムウエザストリップを確実に車体に取付けることができる。また、中空状の中空シール部がドアの周縁部に弾力的に当接することによりドアの寸法や組付けのバラツキを吸収してドアと車体との間をシールすることができる。
【0015】
中空シール部は、トリム部の車外側側壁外面に一体に設けられたソリッド材からなるシール基部を有するため、トリム部の車外側側壁外面に中空シール部を一体的に強固に設けることができるとともに、後述する第1根元部と第2根元部間をソリッド材のシール基部で連続しているので強固に保持することができ、第1根元部と第2根元部がグラつくことがない。
【0016】
さらに、中空シール部は、シール基部の幅方向のほぼ両端の位置からそれぞれ一体に延出するソリッド材からなる2本の根元部と、スポンジ材からなり、円弧状をなし、その両端が2本の根元部の先端とそれぞれ連続して中空部を形成する円弧部とを有している。このため、中空シール部の根元部分がソリッド材であり、剛性が高く、変形しにくく、コーナー部でオープニングトリムウエザストリップが曲げられても、この2本の根元部によって中空形状をほぼ保持することができ、中空部分が異常変形してつぶれることがない。また、根元部に連続して一体的にスポンジ材からなる円弧部を設けたため、ドアに当接する部分を弾力のある柔軟な部材とすることができ、円弧部の変形がドアの当接面に追従し、ドアの表面の凹凸やドアや車体の組み付け寸法のバラツキをも吸収して安定したシール性を得ることができる。
【0017】
中空シール部の2本の根元部のうち、トリム部の開口側の位置の第1根元部を、他方の第2根元部よりも肉厚に形成したため、第1根元部の剛性が大きくなり、オープニングトリムウエザストリップを開口縁のコーナー部に沿って曲げられて取付けられても中空シール部がつぶれることがない。また、ドアが中空シール部の円弧部に当接したときに、円弧部の変形に引きずられて第1根元部が変形することがない。特に、ドアが斜め方向から円弧部に当接したときに、円弧部が中空内に引き込まれるように変形しても、第1根元部が引き込まれるような変形をすることがなく、車体の開口縁のパネルとの間に隙間が生ずることがない。従って、第1根元部の先端外面と車体の開口縁との当接が一直線上に維持されて、見栄えがよい。
【0018】
さらに、第1根元部の先端外面が車体の開口縁に当接するようにしたため、トリム部の開口側の先端とフランジの根元部分のパネルから曲がって形成されている部分を隠すことができ、見栄えが良い。また、第1根元部の先端外面が車体の開口縁のパネルに当接し、中空シール部がトリム部とパネルで保持されるため、ドア当接時に中空シール部が異常変形することがない。
【0019】
請求項3の本発明は、トリム部の車体への装着時に、第1根元部の先端外面が車体の開口縁のアウターパネルに当接するとともに、第1根元部の車体の開口縁側である外面が凹部に形成され、凹部部位において車体の開口縁のアウターパネルと外面との間に隙間を有するものである。
【0020】
請求項3の本発明では、第1根元部の先端外面が車体の開口縁のアウターパネルに当接するとともに、第1根元部の外面、即ち車体の開口縁側と向き合う面が凹部に形成されているため、車体の開口縁のアウターパネル面に凹凸があっても、上記凹部でその凹凸を吸収できる。そのため、常に第1根元部の先端外面をアウターパネルに当接させることができ、当接部位で隙間が生じることがない。このため、第1根元部と車体のアウターパネル当接部が形成する接触線は、隙間や凹凸のない、きれいな一直線状を描き、見栄えがよい。さらに、第1根元部の先端外面と車体のアウターパネルとの間に隙間が生じないため、トリム部の開口側の先端やフランジが見えることがない。
【0021】
請求項4の本発明は、トリム部の車体への装着時にトリム部の車外側側壁の先端と第1根元部の先端外面が車体の開口縁のアウターパネルに当接するものである。
【0022】
請求項4の本発明では、トリム部の車外側側壁の先端と第1根元部の先端外面が車体の開口縁のアウターパネルにそれぞれ当接するものであるため、トリム部の先端と第1根元部の先端外面の2箇所で中空シール部を保持することができ、中空シール部の保持が安定して、ドアに対して正しい位置で当接させることができる。
トリム部の先端が開口縁のアウターパネルに当接するためフランジへの挿入寸法を一定にすることができ、トリム部の挿入が不充分でトリム部がグラついたりするようなことが生じない。
【0023】
請求項5の本発明は、トリム部に埋設した芯材は、略短冊状の小片と、底壁部分において略短冊状の小片が連結されている連結部からなるものである。
【0024】
請求項5の本発明では、トリム部に埋設した芯材は、それぞれの略短冊状の小片が底壁部分において連結部によって連結されているため、オープニングトリムウエザストリップを開口縁のコーナー部に沿って曲げられて取付けられるときには、底壁が伸縮せずに底壁を中心にトリム部の開口側先端の上記小片間が開くように変形する。このため、中空シール部は、底壁方向に引っ張られる力が作用する。このとき、第1根元部が肉厚のソリッド材で形成されているため、この力に抵抗して中空シール部がつぶれないようにすることができる。
【0025】
請求項6の本発明は、スポンジ材からなる円弧部の表面をソリッド材からなる薄膜で被覆してなるものである。
【0026】
請求項6の本発明では、スポンジ材からなる円弧部の表面をソリッド材からなる薄膜で被覆しているため、ドアを開けたときに見える中空シール部の表面にスムースなソリッド材の表面を設けることができ見栄えが良い。特に、ソリッド材からなる根元部とスポンジ材からなる円弧部の境界部分は、材料の光沢の違いや、表面の細かい凹凸の違い等で境界線が生じるが、ソリッド材からなる薄膜を被覆することで、境界線をカバーすることができ、美観をより一層向上させることができる。
【0027】
【発明の実施の形態】
本発明の実施の形態を図面を参照して説明する。
図1は自動車の側部の斜視図である。図2はオープニングトリムウエザストリップ10を車体のフランジ5に装着する前の状態を示す正面図である。図3は、オープニングトリムウエザストリップ10をフランジ5に取付けた状態を示し、図2のA−A線に沿った断面図である。
本実施の形態は、自動車の車体1の開口縁1aとドア2との間をシールするドアオープニングトリムウエザストリップ10に関するものである。
【0028】
本実施の態様では、図1に示すように、自動車の車体1のドア2との開口縁1aには、全周にわたりオープニングトリムウエザストリップ10が取付けられている。
図2に示すように、オープニングトリムウエザストリップ10は、開口縁1aの全周に取付けるために環状に形成されている。オープニングトリムウエザストリップ10の一般部分は、押出成形により直線状に形成され、直線状のものを各コーナー部で湾曲させるとともに、その両方の端末を接続部11において型成形により接続形成して、環状としている。
なお、オープニングトリムウエザストリップ10は、必ずしも環状とする必要は無く、型成形部のない、例えば上部半周だけに装着されるものでもよい。
【0029】
図3に示すように、オープニングトリムウエザストリップ10は、車体1の開口縁1aのフランジ5に装着されるトリム部20と、ドア2のドアフレームの膨出部2a等と当接して車体の開口縁とドア2との間をシールする中空シール部30から構成される。
開口縁1aのフランジ5は、車体1の内側を構成するインナーパネル3と車体1の外側を構成するアウターパネル4のそれぞれの端末部分を折り曲げて重ね合されて一緒にスポット溶接等をして、一体の帯状に形成されている。なお、図中3aは補強パネルである。
【0030】
トリム部20は、車外側側壁21、底壁22と車内側側壁23からなり、上記車体のフランジ5へ装着できるように断面略U字状に形成されている。なお、トリム部20の車外側側壁21、底壁22と車内側側壁23の内部には、芯材24が埋設されフランジ5に対する保持強度を向上させている。
芯材24は、鉄板等の金属製や硬質合成樹脂製のものを用いることができる。金属製の芯材24の場合は、オープニングトリムウエザストリップ10をコーナー部に沿って曲げて取付けるときの柔軟性を向上させるために、短冊状の小片の金属板を連結部で連結したものが用いられている。
【0031】
この芯材24の連結部をトリム部20の底壁22に埋設された部分に設けると、トリム部20をフランジ5の曲がり部分、即ちコーナー部分に沿って曲げて装着する場合は、底壁22は連結部のため伸縮ができずに、底壁22を中心にトリム部20の開口側が広がるように変形する。
トリム部20は、芯材24をソリッドゴム、熱可塑性エラストマーまたは軟質合成樹脂等のソリッド材で被覆して形成することができる。
後述する中空シール部30のソリッドゴムと同一の材料で形成すると、中空シール部30とトリム部20が一体となり接合が強固になり好ましい。
【0032】
トリム部20の車外側側壁21の外面、即ち断面略U字状をなすトリム部20のU字状の外側の面には、中空シール部30が一体的に設けられている。
車外側側壁21の内側には3本の車外側保持リップ26が設けられている。車内側側壁23には、1本の車内側保持リップ27が設けられている。トリム部20をフランジ5に装着した後には、図3に示すようにフランジ5を車外側保持リップ26と車内側保持リップ27が両側から挟み保持して、オープニングトリムウエザストリップ10を保持するとともに、トリム部20とフランジ5の間をシールする。そして、フランジ5の厚さの変化に応じて車外側保持リップ26と車内側保持リップ27が撓むことにより保持することができる。
フランジ5の厚さの変化が大きいとき、例えば、フランジ5を構成するパネル部材が部分的に4〜6枚で構成される場合は、車内側保持リップ27の長さをフランジ5の厚さの変化に応じて可変押出成形により変化させて成形することができる。
【0033】
中空シール部30は、シール基部31と、第1根元部32と、第2根元部33と、円弧部34とからなる。
シール基部31は、トリム部20の車外側側壁21の外面の略全体に一体的に形成され、ソリッド材から形成されている。このため、中空シール部30はトリム部20と強固に一体的に形成されている。シール基部31とトリム部20を形成する材料とは同一材料を使用することができ、この場合は同時押出成形のため一体となって形成される。
シール基部31には、トリム部20の幅方向の両端である開口側と底壁22側の2箇所から延設されたソリッド材からなる2本の根元部32、33が形成されている。トリム部20の開口側のシール基部31からは、第1根元部32が斜め外方向(車外側方向)に延設されている。
トリム部20の底壁22側のシール基部31からは、第2根元部33が斜め外方向(車外側方向)に延設されている。このため、シール基部31、第1根元部32と第2根元部33は断面が外側に向けて開いた凹状となる。
なお、このシール基部31は、トリム部20の車外側側壁21で兼用させることができ、その場合には、シール基部31は設けなくても良い。すなわち、この場合、中空シール部30の中空は、トリム部20の車外側側壁21と、第1根元部32と、第2根元部33と、円弧部34とによって囲まれて形成され、第1根元部32と第2根元部33が車外側側壁21から直接突出している。
【0034】
なお、第1根元部32の肉厚は、第2根元部33の肉厚と比べて厚く形成されている。このため、第1根元部32は第2根元部33と比べて剛性が高く変形しにくくなっている。
【0035】
そして、第1根元部32の先端外面32cは、開口縁1aに取付けられたときに、車体1のアウターパネル4に当接するようの斜めに外側に向けて形成されている。第1根元部32の外面、即ち車体1の開口縁1aに面する面は凹部32bに形成されている。このため、オープニングトリムウエザストリップ10を開口縁1aに装着したときに、その凹部32bによって、上記外面とアウターパネル4との間に隙間ができる。この隙間のために、第1根元部32の先端32c外面が車体1のアウターパネル4に当接するときに、アウターパネル4の凹凸を吸収することができ、第1根元部32の先端32c外面を確実にアウターパネル4に当接させることができる。これによって、アウターパネル4と第1根元部32の先端32c外面との間に隙間が生ずることがなく、アウターパネル4と中空シール部30との接触点が一直線状に伸びて、見栄えが良い。
【0036】
第1根元部32と第2根元部33の先端には一体的にスポンジ材からなる円弧部34が形成されている。円弧部34は断面形状が円弧状をなしており、この実施の形態では、上記第1根元部32と、第2根元部33と、シール基部31とをあわせて断面が略卵型の中空形状を形成している。
そして、ドア2閉時には、円弧部34の円弧状の頂点付近にドアフレームの膨出部2a等が当接して、車体の開口縁1aとドア2との間をシールする。このとき、円弧部34は、スポンジ材で形成されているため、容易に変形し、ドアフレームの膨出部2a等の当接面に追従してドアフレームの膨出部2aの凹凸や、ドアの組み付けのバラツキによる寸法の誤差をも吸収することができる。
オープニングトリムウエザストリップ10のトリム部20の底壁22は、ガーニッシュ40によりカバーされ、また、円弧部34の端部から延出するリップの外面とガーニッシュ40の先端とを当接させることによって、トリム部20を完全にカバーするとともに、ドア2の膨出部2aとガーニッシュ40の先端との間に生じる隙間を小さくすることができる。
【0037】
円弧部34の表面は、ソリッド材の薄膜35で被覆することができる。このソリッド材は、第1根元部32や第2根元部33に使用されているソリッド材と同じ材料を使用することができる。ソリッド材で円弧部34の表面を被覆すると、スポンジ材の耐候性や耐磨耗特性を向上させるとともに、スポンジ材に比べてソリッド材の方が表面が滑らかであり、見栄えが良い。また、円弧部34と第1根元部32や第2根元部33との接続面を、ソリッド材の薄膜35で被覆することによって、この接続面に生じる接続線や表面光沢の違い等を無くすことができ、見栄えが良い。
【0038】
次に、このオープニングトリムウエザストリップ10の製造方法を説明する。オープニングトリムウエザストリップ10は、押出成形機を使用してトリム部20と中空シール部30を同時に押出成形する。トリム部20の芯材24と、ソリッド材と、スポンジ材の3種類を同時に押出成形するいわゆる3重押出成形により製造する。
これによって、芯材24をカバーしてソリッド材によりトリム部20を形成することと、ソリッド材及びスポンジ材により中空シール部30を形成することとを同時に行うことができる。
【0039】
芯材24としては、鋼板や硬質合成樹脂であるポリプロピレン、ナイロン等が使用される。ソリッド材としては、EPDM等の合成ゴム、熱可塑性エラストマーや軟質合成樹脂等が使用される。スポンジ材としては、同様にEPDM等の合成ゴムや熱可塑性エラストマー等を発泡させた材料が使用される。
熱可塑性エラストマーや軟質合成樹脂の場合は、押出成形すればその後の加硫工程は不要であるが、合成ゴムの場合は、押出成形後に加硫槽に移送して、熱風加硫あるいは高周波加硫を行う。このとき、加硫槽においてゴムの加硫と発泡が同時に行われる。
【0040】
次に、本発明のオープニングトリムウエザストリップ10を自動車に装着した状態を説明する。
オープニングトリムウエザストリップ10のトリム部20を車体1の開口縁1aのフランジ5に装着する。このとき、フランジ5をトリム部20の車外側保持リップ26と車内側保持リップ27とで挟持して、保持することができる。また、トリム部20の車外側側壁21の先端と中空シール部30の第1根元部32の先端32c外面を車体のアウターパネル4に当接させて装着する。このため、中空シール部30の位置が定まり、ドア2の膨出部2aが的確に当接する。
【0041】
なお、トリム部20の底壁22の内側にシーラー22aを封入した場合には、フランジ5の先端がシーラー22aの中に入り込むことができるため、フランジ5とトリム部20とのシール性を向上させることができる。
また、トリム部20をフランジ5に装着するとき、トリム部20の車外側側壁21の先端を開口縁1aのアウターパネル4に当接させることによって装着が完了する。これによって、トリム部20の不十分な装着を防止することができる。
【0042】
トリム部20の車外側側壁21の先端が開口縁1aのアウターパネル4に当接すると、中空シール部30の第1根元部32の外面32c先端もアウターパネル4に当接する。これによってオープニングトリムウエザストリップ10は、アウターパネル4に2箇所で当接するため中空シール部30の保持がさらに安定する。
【0043】
また、開口縁1aのコーナー部に装着されるオープニングトリムウエザストリップ10は、コーナーに沿って曲げられるため中空シール部30が曲げによりトリム部20の底壁22方向に引っ張られるが、第1根元部32の剛性を高く形成しているので、第1根元部32が大きく変形することはない。
そのため、コーナー部においても中空シール部30の第1根元部32の先端32c外面がアウターパネル4と当接したままで、離れることがない。そのため、中空シール部30とアウターパネル4の接点部分をドア2が開いたときに見ても、奥のトリム部20やフランジ5が見えることがなく、第1根元部32の先端32c部分がアウターパネル4と隙間がなく、一直線状に接して見えるので、見栄えが良い。
【0044】
また、ドア2閉時、ドア2の膨出部2aが中空シール部30の円弧部34に当接すると、ドア2の開閉軌跡により円弧部34がトリム部20の底壁22方向に引っ張られるように変形しようとする場合があるが、厚肉の第1根元部32により、この中空シール部30の変形が防止され、シール性を確保することができる。
【0045】
【発明の効果】
このように、本発明は中空シール部の第1根元部をソリッド材により肉厚に形成したことにより、車体の開口縁のコーナー部に湾曲させて装着したとしても、中空シール部のつぶれ変形が防止され、また、中空シール部が開口縁のパネル面から浮き上がることがなく、シール性が良好であるとともに、装着状態での見栄えが良い。
また、コーナー部を型成形で別に成形する必要がなく、1本の押出成形により成形した直線部分をコーナー部分にもそのまま使用できるため、オープニングトリムウエザストリップの製造が容易であり、かつ安価に製造することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】自動車のドアを開けた状態の斜視図である。
【図2】本発明の実施の形態であるオープニングトリムウエザストリップの正面図である。
【図3】本発明の実施の形態であるオープニングトリムウエザストリップの図2におけるA−A線に沿った断面図である
【図4】従来のオープニングトリムウエザストリップの一部切欠き図である。
【符号の説明】
1 車体
1a 開口縁
2 ドア
4 アウターパネル
5 フランジ
10 オープニングトリムウエザストリップ
20 トリム部
21 車外側側壁
22 底壁
23 車内側側壁
30 中空シール部
31 シール基部
32 第1根元部
33 第2根元部
34 円弧部
Claims (6)
- 車体の開口縁とドアとの間をシールする自動車用オープニングトリムウエザストリップであって、
該オープニングトリムウエザストリップは、上記開口縁のフランジに装着されるトリム部と、上記開口縁と上記ドアの間をシールする中空シール部とを有し、
上記トリム部は、断面略U字状であり、車外側側壁と、底壁と、車内側側壁とからなり、
上記中空シール部は、上記トリム部の車外側側壁外面の幅方向ほぼ両端の位置からそれぞれ一体に延出するソリッド材からなる2本の根元部と、スポンジ材からなり円弧状をなし、その両端が上記2本の根元部にそれぞれ連続して中空部を形成する円弧部とを有し、
上記2本の根元部のうち、上記トリム部の開口側の位置の第1根元部を、上記トリム部の底壁側の位置の第2根元部よりも肉厚に形成するとともに、上記第1根元部の先端外面が上記トリム部の車体への装着時に車体の開口縁に当接することを特徴とする自動車用オープニングトリムウエザストリップ。 - 車体の開口縁とドアとの間をシールする自動車用オープニングトリムウエザストリップであって、
該オープニングトリムウエザストリップは、上記開口縁のフランジに装着されるトリム部と、上記開口縁と上記ドアの間をシールする中空シール部とを有し、
上記トリム部は、断面略U字状であり、車外側側壁と、底壁と、車内側側壁とからなり、
上記中空シール部は、上記トリム部の車外側側壁外面に一体に設けられたソリッド材からなるシール基部と、該シール基部の幅方向のほぼ両端の位置からそれぞれ一体に延出するソリッド材からなる2本の根元部と、スポンジ材からなり円弧状をなし、その両端が上記2本の根元部にそれぞれ連続して中空部を形成する円弧部とを有し、
上記2本の根元部のうち、上記トリム部の開口側の位置の第1根元部を、上記トリム部の底壁側の位置の第2根元部よりも肉厚に形成するとともに、上記第1根元部の先端外面が上記トリム部の車体への装着時に車体の開口縁に当接することを特徴とする自動車用オープニングトリムウエザストリップ。 - 上記トリム部の車体への装着時に、上記第1根元部の先端外面が上記車体の開口縁のアウターパネルに当接するとともに、上記第1根元部の外面が凹部に形成され、該凹部部位において、上記車体の開口縁のアウターパネルと上記外面との間に隙間を有する請求項1または2記載の自動車用オープニングトリムウエザストリップ。
- 上記トリム部の車体への装着時に、上記トリム部の車外側側壁の先端と上記第1根元部の先端外面が上記車体の開口縁のアウターパネルに当接する請求項1乃至3のいずれかに記載の自動車用オープニングトリムウエザストリップ。
- 上記トリム部に埋設した芯材は、略短冊状の小片と該小片を上記底壁に埋設された部分において連結している連結部とからなる請求項1乃至4のいずれかに記載の自動車用オープニングトリムウエザストリップ。
- スポンジ材からなる上記円弧部の表面を、ソリッド材からなる薄膜で被覆してなる請求項1乃至5のいずれかに記載の自動車用オープニングトリムウエザストリップ。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2003123403A JP2004322948A (ja) | 2003-04-28 | 2003-04-28 | 自動車用オープニングトリムウエザストリップ |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2003123403A JP2004322948A (ja) | 2003-04-28 | 2003-04-28 | 自動車用オープニングトリムウエザストリップ |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2004322948A true JP2004322948A (ja) | 2004-11-18 |
Family
ID=33501306
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2003123403A Withdrawn JP2004322948A (ja) | 2003-04-28 | 2003-04-28 | 自動車用オープニングトリムウエザストリップ |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2004322948A (ja) |
Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2007030588A (ja) * | 2005-07-25 | 2007-02-08 | Nishikawa Rubber Co Ltd | 自動車用ウエザーストリップ |
JP2007137357A (ja) * | 2005-11-22 | 2007-06-07 | Nishikawa Rubber Co Ltd | シール部材および同成形方法 |
WO2015030177A1 (ja) * | 2013-09-02 | 2015-03-05 | 本田技研工業株式会社 | 車両用中空シール |
-
2003
- 2003-04-28 JP JP2003123403A patent/JP2004322948A/ja not_active Withdrawn
Cited By (5)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2007030588A (ja) * | 2005-07-25 | 2007-02-08 | Nishikawa Rubber Co Ltd | 自動車用ウエザーストリップ |
JP4657844B2 (ja) * | 2005-07-25 | 2011-03-23 | 西川ゴム工業株式会社 | 自動車用ウエザーストリップ |
JP2007137357A (ja) * | 2005-11-22 | 2007-06-07 | Nishikawa Rubber Co Ltd | シール部材および同成形方法 |
WO2015030177A1 (ja) * | 2013-09-02 | 2015-03-05 | 本田技研工業株式会社 | 車両用中空シール |
JPWO2015030177A1 (ja) * | 2013-09-02 | 2017-03-02 | 本田技研工業株式会社 | 車両用中空シール |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
JP4029603B2 (ja) | ウェザストリップ | |
EP1849639B1 (en) | Automobile weather strip | |
US8745927B2 (en) | Weatherstrip attachable to edge of opening portion in vehicle body | |
JP2008184092A (ja) | ドアウエザストリップ及びその製造方法 | |
US20100242392A1 (en) | Weather strip | |
US7178809B2 (en) | Roof weather strip for convertible car | |
JP2007062532A (ja) | 自動車用ドアウエザストリップ | |
US20040088925A1 (en) | Door seal structure of motor vehicle | |
JP2004322948A (ja) | 自動車用オープニングトリムウエザストリップ | |
JP4193116B2 (ja) | 自動車用ベルトラインモール | |
JP4129743B2 (ja) | 自動車用オープニングトリムウエザストリップ | |
JP2007152977A (ja) | 自動車用ウエザストリップ | |
JP4434077B2 (ja) | ウエザストリップ及びその製造方法 | |
JP2008132958A (ja) | 自動車用ウエザストリップ | |
JP2004034824A (ja) | 自動車用ドアウエザストリップ | |
JP4958006B2 (ja) | 自動車用ウエザストリップ | |
JP4110574B2 (ja) | 自動車用オープニングトリムウエザストリップ | |
JP5004000B2 (ja) | 自動車用ドアウエザストリップ | |
JP4577137B2 (ja) | 自動車用ウエザストリップ | |
JP2012030656A (ja) | 自動車用オープニングトリムウエザストリップ | |
JP5252065B2 (ja) | ドアウエザストリップ | |
JP2004322952A (ja) | 自動車用オープニングトリムウエザストリップ | |
JP6032434B2 (ja) | ウエザストリップ | |
JP2007314143A (ja) | ドアウエザストリップ | |
JP2008110638A (ja) | 自動車用ドアウエザストリップ |
Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A300 | Withdrawal of application because of no request for examination |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A300 Effective date: 20060704 |