JP2004317571A - 定着装置 - Google Patents

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Takayuki Seki
貴之 関
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Abstract

【課題】本発明は、クリーニング部材の寿命を長くすることができるとともにクリーニング性能の向上させることができる定着装置を提供するものである。
【解決手段】加圧ローラ14と加圧ローラ14に摺接する加熱ローラ11のニップ部に、未定着のトナーが形成された転写紙を通紙することにより、前記加圧部材および加熱部材によって未定着のトナーを転写紙16に定着するようにした定着装置において、加圧ローラ14に摺接するクリーニングベルト17を設け、クリーニングベルト17の摺接面を加圧ローラ14の摺接面よりもトナーの剥離性の小さい材質から構成したものである。
【選択図】 図1

Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、複写機、ファクシミリ装置、複合機等に設けられた定着装置に関し、詳しくは、加圧部材または加熱部材に付着したトナーを除去することができるクリーニング部材を備えた定着装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
一般に、複写機、ファクシミリ装置、スキャナ装置、複合機等には転写紙に形成された未定着のトナーを転写紙に定着させるための定着装置が設けられており、この定着装置としては、小型でありながら安定した定着を行うことができる加熱ローラ型の定着装置が用いられている。従来のこの種の加熱ローラ型の定着装置としては、特許文献1に示すものがあり、例えば、図4のように示される。
【0003】
図4において、加熱ローラ1はヒータ2を内蔵しており、この加熱ローラ1はサーミスタ等の温度制御装置3により一定の温度となるように制御される。加熱ローラ1には表面が弾性の材質で覆われた加圧ローラ4が所定の加圧力で摺接されており、加熱ローラ1と加圧ローラ4のニップ部に未定着のトナー5が形成された転写紙6を通紙し、トナーを溶融させて転写紙6に加圧することにより、トナー5を転写紙6に定着するようになっている。
【0004】
ところで、一般的に加熱ローラ1や加圧ローラ4の表面にはフッ素等のようにトナーが付着するのを防止するための処理が施されているが、環境、転写紙等の条件によっては、このトナーが転写紙6から若干加熱ローラに付着する、所謂オフセットと呼ばれる現象が起こることがある。
【0005】
このオフセットしたトナーは、高温の加熱ローラ1からこの加熱ローラ1に摺接する加圧ローラ4に移ってしまい、いずれは転写紙6に逆転写して画像を汚すことが知られている。これを防止するために、加圧ローラ4に金属性のクリーニングローラ7を摺接させている。
【0006】
このクリーニングローラ7は加圧ローラ4に従動回転で加圧接触し、その加圧力でトナーを集める構成となっている。具体的には、オフセットトナーがクリーニングローラ7と加圧ローラ4の間で剥離性能、すなわち、加圧ローラ4の表面にトナーが付着するのを防止のためにフッ素処理を施し、クリーニングローラ7を加圧ローラ4に摺接させて加圧ローラ4からトナーを除去する力が加わるとトナーか剥がれ易くなっているので、トナーがクリーニングローラ7に集められる。
【0007】
【特許文献1】
特開平11−95601号公報(6頁、図2参照)
【0008】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、このような従来の定着装置にあっては、加圧ローラ4にクリーニングローラ7を摺接させてクリーニングローラ7にトナーをかき集めるようにしているが、クリーニングローラ7が比較的小さいため、それに伴いクリーニングローラ7の寿命も短く設定されてしまうという問題があった。このようにクリーニングローラ7の寿命が短いとクリーニングローラ7の交換間隔や清掃間隔が短くなってしまう。
【0009】
これに対して、クリーニングローラ7の寿命も長くするためには、図5に示すように大径のクリーニングローラ7を使用すれば良いが、定着装置の大きさの関係上、クリーニングローラ7にあまり大きな外径のもの用いることができず、クリーニングローラ7の表面積に限度がある。
【0010】
また、十分なクリーニング性能を持たせるために、加圧ローラ4に摺接するクリーニングローラ7の加圧力を上げる必要があるが、加圧ローラ4とクリーニングローラ7の摺接面は線接触であるため、加圧ローラ4の表面を変形させる変形量が増加してしまい、クリーニングローラ7と摺接する加圧ローラ4の寿命を低下させてしまう問題があった。
【0011】
そこで本発明では、クリーニング部材の寿命を長くすることができるとともにクリーニング性能の向上させることができる定着装置を提供することを目的としている。
【0012】
【課題を解決するための手段】
本発明は、上記課題を解決するために、加圧部材と前記加圧部材に摺接する加熱部材のニップ部に、未定着のトナーが形成された転写紙を通紙することにより、前記加圧部材および加熱部材によって未定着のトナーを前記転写紙に定着するようにした定着装置において、前記加圧部材または加熱部材の少なくとも一方に摺接するベルト状のクリーニング部材を設け、前記クリーニング部材の摺接面を前記加圧部材または加熱部材の摺接面よりもトナーの剥離性の小さい材質から構成したことを特徴としている。
【0013】
その場合、ベルト状のクリーニング部材を用いることにより、クリーニング部材を大型化することなしに、加圧部材または加熱部材に対するクリーニング部材の接触面積を増大させることができる。このため、クリーニング部材の長寿命化を図ることができるとともに、クリーニング部材に摺接する加圧部材または加熱部材を変形させることなしにクリーニング部材の加圧力を上げることができ、クリーニング部材に摺接する加熱部材または加圧部材の長寿命化を図ることができる。
【0014】
また、本発明は、上記課題を解決するために、前記クリーニング部材を冷却する冷却手段を有することを特徴としている。
【0015】
その場合、連続通紙を行うこと等によって高温の加熱ローラによりクリーニング部材の温度が上昇し、クリーニング部材の表面に付着したトナーが定着部材や加圧部材に逆転写されるおそれがあるが、冷却手段によってクリーニング部材を冷却することにより、クリーニング部材に集められたトナーをクリーニング部材に保持することができ、クリーニング部材から加熱部材または加圧部材にトナーが逆転写するのを防止することができる。
【0016】
また、本発明は、上記課題を解決するために、前記クリーニング部材を厚さが50μm以下のステンレス材から構成したことを特徴としている。
【0017】
その場合、クリーニング部材の強度を維持しつつ、クリーニング部材の熱容量を低くすることができ、クリーニング部材の冷却効果を向上させることができる。
【0018】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の実施形態を図面に基づいて説明する。
図1は本発明に係る定着装置の第1実施形態を示す図である。なお、定着装置は、複写機、ファクシミリ装置、複合機等に設けられるものである。
【0019】
まず、構成を説明する。図1において、加熱ローラ(加熱部材)11はハロゲンヒータ12を内蔵しており、この加熱ローラ11はサーミスタ等の温度制御装置13により一定の温度となるように制御される。なお、ハロゲンヒータ12には商用電源によって電力が供給される。
【0020】
加熱ローラ11には表面がフッ素加工された弾性の材質で覆われた加圧ローラ(加圧部材)14が所定の加圧力で摺接されており、加熱ローラ11と加圧ローラ14のニップ部に、加熱ローラ11側に未定着のトナー15が形成された転写紙16を通紙し、トナーを溶融させて転写紙16に加圧することにより、トナー15を転写紙16に定着するようになっている。
【0021】
また、加圧ローラ14には無端状のクリーニングベルト(クリーニング部材)17が摺接しており、このクリーニングベルト17はシリコンゴム等の耐熱性部材から構成されている。したがって、クリーニングベルト17の表面(摺接面)は加圧ローラ14の表面(摺接面)よりもトナーの剥離性の小さくなっている。
【0022】
また、クリーニングベルト17の内周面には従動ローラ18、19が設けられており、クリーニングベルト17には従動ローラ18、19によって一定の張力が与えられ、加圧ローラ14に対して従動回転するようになっている。
【0023】
本実施形態では、加熱ローラ11を矢印で示す時計回転方向に回転させるとともに、加圧ローラ14を矢印で示す反時計回転方向に回転させることにより、上入口ガイド板20aと下入口ガイド板20bに沿って未定着のトナー15が形成された転写紙16を加熱ローラ11と加圧ローラ14のニップ部に通紙し、トナー15を溶融させて転写紙16に加圧することにより、トナー15を転写紙16に定着した後、上出口ガイド板20cおよび下出口ガイド板20dを通して排紙するようになっている。
【0024】
このとき、環境、転写紙16等の条件によっては、転写紙16から加熱ローラ11にオフセットトナーが付着し、このオフセットトナーが低温側の加圧ローラ14側に付着してしまうが、このトナーは、加圧ローラ14よりも剥離性の低いクリーニングベルト17に集められて加圧ローラ14から除去される。
【0025】
そして、本実施形態では、クリーニングベルト17を加圧ローラ14に摺接させているので、クリーニングベルト17を大型化することなしに、加圧ローラ14に対するクリーニングベルト17の接触面積を増大させることができる。このため、クリーニングベルト17の長寿命化を図ることができるとともに、クリーニングベルト17に摺接する加圧ローラ14を変形させることなしにクリーニングベルト17の加圧力を上げることができ、クリーニングベルト17に摺接する加圧ローラ14の長寿命化を図ることができる。
【0026】
なお、本実施形態では、ハロゲンヒータを用いているが、これに限らず、電磁誘導加熱式のヒータ(特開2001−13805号参照)等を用いても良い。また、電源は商用電源に限らず、補助電源を設け、この補助電源から電力を供給するようにしても良い。この場合、補助電源としては、特開2002−174988号に開示されているような電気2重層コンデンサ(電気化学キャパシタ)を利用するのが好ましい。また、クリーニングベルト17は加圧ローラ14ではなく、加熱ローラ11に摺接させるようにしても良い。
【0027】
また、加熱ローラ11や加圧ローラ14に代えて、特開11−232307号公報や特開2001−66933号公報に示す無端状の部材を用いても良い。
【0028】
図2は本発明に係る定着装置の第2実施形態を示す図である。なお、本実施形態では、第1実施形態と同様の構成には同一番号を付して説明を省略する。
【0029】
図2において、クリーニングベルト17の近傍には、冷却ファン(冷却手段)21が設けられており、この冷却ファン21はクリーニングベルト17をトナーの軟化温度以下に冷却するようになっている。
【0030】
次に、冷却ファン21を設けた理由を説明する。
【0031】
クリーニングベルト17の表面に付着したトナーはトナーの軟化温度よりクリーニングベルト17の温度を低く保つことで保持されるが、通紙(連続通紙で顕著)によりクリーニングベルト17の温度が上昇すると、一旦クリーニングベルト17の表面に付着したトナーが加圧ローラ14に逆転写することがある。
【0032】
本実施形態では、クリーニングベルト17を冷却ファン21によってトナーの軟化温度以下に冷却することで、加圧ローラ14に集められたトナーをクリーニングベルト17に保持することができ、クリーニングベルト17から加圧ローラ14にトナーが逆転写するのを防止することができる。
【0033】
図3は本発明に係る定着装置の第3実施形態を示す図である。なお、本実施形態では、第1実施形態と同様の構成には同一番号を付して説明を省略する。
【0034】
図3において、クリーニングベルト31は厚さ50μm以下のステンレス材から構成されており、クリーニングベルト31の内周部には従動ローラ32、33とバネ34によってクリーニングベルト31を加圧ローラ14に押し付けるテンションローラ35が設けられている。
【0035】
また、クリーニングベルト31の近傍には冷却ファン(冷却手段)41が設けられ、冷却ファン41はクリーニングベルト31をトナーの軟化温度以下に冷却するようになっている。
【0036】
本実施形態では、クリーニングベルト31を厚さ50μm以下のステンレス材から構成しているので、クリーニングベルト31の強度を維持しつつ、クリーニングベルト31の熱容量を低くすることでき、クリーニングベルト31の冷却効果を向上させることができる。このため、加圧ローラ14に集められたトナーをクリーニングベルト31に保持することができ、クリーニングベルト31から加圧ローラ14にトナーが逆転写するのを防止することができる。
【0037】
なお、本実施形態では、クリーニングベルト31を厚さ50μm以下のステンレス材から構成し、クリーニングベルト31の熱容量を低くすることできるので、冷却ファン41は無くても構わないが、冷却ファン41があれば、クリーニングベルト31の熱容量をより一層低くすることできる。
【0038】
【発明の効果】
本発明によれば、クリーニング部材の寿命を長くすることができるとともにクリーニング性能の向上させることができる定着装置を提供することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る定着装置の第1実施形態を示す図であり、その構成図である。
【図2】本発明に係る定着装置の第2実施形態を示す図であり、その構成図である。
【図3】本発明に係る定着装置の第3実施形態を示す図であり、その構成図である。
【図4】従来の定着装置の構成図である。
【図5】従来の他の定着装置の構成図である。
【符号の説明】
11 加熱ローラ(加熱部材)
14 加圧ローラ(加圧部材)
16 転写紙
17、31 クリーニングベルト(クリーニング部材)
21、41 冷却ファン(冷却手段)

Claims (3)

  1. 加圧部材と前記加圧部材に摺接する加熱部材のニップ部に、未定着のトナーが形成された転写紙を通紙することにより、前記加圧部材および加熱部材によって未定着のトナーを前記転写紙に定着するようにした定着装置において、
    前記加圧部材または加熱部材の少なくとも一方に摺接するベルト状のクリーニング部材を設け、前記クリーニング部材の摺接面を前記加圧部材または加熱部材の摺接面よりもトナーの剥離性の小さい材質から構成したことを特徴とする定着装置。
  2. 前記クリーニング部材を冷却する冷却手段を有することを特徴とする請求項1記載の定着装置。
  3. 前記クリーニング部材を厚さが50μm以下のステンレス材から構成したことを特徴とする請求項1または2記載の定着装置。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP2007199265A (ja) * 2006-01-25 2007-08-09 Fuji Xerox Co Ltd 清掃装置、及びこれを備えた画像形成装置
CN117732882A (zh) * 2024-02-07 2024-03-22 丽岛新能源(安徽)有限公司 一种铝箔压延机轧辊结构

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