JP2004316138A - 止水栓の取付装置 - Google Patents

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秀雄 中川
Takeshi Kamikawadoko
毅 上川床
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Abstract

【課題】止水栓を床等に取り付けたときに、止水栓の高さを極力低く抑えることができる止水栓の取付装置を提供する。
【解決手段】筒状をなす装置本体2の外周面には、フランジ部25を形成する。このフランジ部25を床Fの上面にビスBによって固定する。装置本体2の貫通孔24の内周面には、環状突出部26を形成する。この環状突出部26の上面を固定面26aとする。この固定面26aより上側の貫通孔24内には、止水栓3の栓本体31の下端部を挿入する。栓本体31の下端部外周面には、固定部材4を回動可能に、かつ上下方向へ移動可能に嵌合させる。この固定部材4の下端部を、装置本体2の貫通孔24の上端部内周面に形成された雌ねじ部24aに螺合させる。固定部材4を締め付けることにより、その当接面41を保持部材51の係合面51bに押し付け、頭部51をパッキン72を介して固定面26に押圧固定する。これにより、止水栓3を床Fに装置本体2を介して固定する。
【選択図】 図1

Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
この発明は、止水栓を床や壁などの固定構造物に取り付けるための止水栓の取付装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
一般に、この種の取付装置は、床等に固定される装置本体と、この装置本体に基端部が螺合固定される連結筒とを備えており、連結筒の先端部に止水栓が取り付けられるようになっている(例えば、特許文献1参照)。
【0003】
【特許文献1】
特開2002−167817号公報(第5頁、図9)
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
上記従来の止水栓の取付装置においては、止水栓を装置本体に連結筒を介して取り付けているため、床面から止水栓までの高さが連結筒の分だけ高くなってしまうという問題があった。また、止水栓を連結筒に取り付けるための部品が必要であり、その分だけ部品点数が増え、その結果取付装置の製造費が嵩むとともに、止水栓の取付に要する手間が増加するという問題があった。
【0005】
【課題を解決するための手段】
この発明は、上記の問題を解決するためになされたもので、内部に配水管が挿通される貫通孔が形成されるとともに、この貫通孔が開口する先端部にねじ部が形成された装置本体と、上記貫通孔を貫通した上記配水管の先端部が接続される通路孔が内部に形成された止水栓と、この止水栓の上記通路孔が開口する基端部の外周面に回動可能に外挿され、かつ上記装置本体のねじ部に螺合された固定部材とを備え、上記止水栓の基端部に、上記固定部材に突き当たることによって上記固定部材の上記止水栓からの脱出を阻止する係合部が形成され、上記固定部材が上記係合部に突き当たった状態で締め付けられることにより、上記止水栓の基端部が上記装置本体の先端部に押圧固定されていることを特徴としている。
この場合、上記固定部材が略C字状に形成され、それによって上記固定部材が上記止水栓の基端部外周面にその径方向外側から外挿することができるように弾性的に拡縮径可能とされていることが望ましい。
上記貫通孔の先端部内周面に上記固定部材が螺合されるねじ部としての雌ねじ部が形成され、この雌ねじ部より基端側における上記貫通孔の内周面に上記止水栓の基端部が押圧固定される固定面が形成されていることが望ましい。
上記止水栓の基端側における上記通路孔の内部には、上記配水管を上記通路孔に接続するための継手手段が設けられていることが望ましい。この継手手段が、一端部が上記通路孔の基端部に螺合固定された保持部材を有しており、この保持部材の上記通路孔から突出した他端部に上記係合部が形成されていることが望ましい。
【0006】
【発明の実施の形態】
以下、この発明の一実施の形態について図1〜図6を参照して説明する。
図1及び図2は、この発明に係る止水栓の取付装置1を示す図である。これらの図に示すように、取付装置1は、装置本体2、止水栓3、固定部材4及び継手装置(継手手段)5を主な構成要素としている。
【0007】
装置本体2は、図1、図2及び図3に示すように、断面円形をなす筒部21を有している。筒部21は、基端側(図1において下端側)の小径筒部22と先端側の大径筒部23とによって構成されている。小径筒部22の内部及び大径筒部23の内部が貫通孔24になっている。大径筒部22の外周面の基端部には、環状のフランジ部25が形成されている。このフランジ部25が床Fの上面に載置されるとともに、床Fに軸線を上下方向に向けて形成された挿通孔Faに小径筒部22が挿通されている。そして、フランジ部25がビスBによって床Fの上面に押圧固定されることにより、装置本体2がその軸線を上下方向に向けた状態で床Fに固定されている。そこで、以下においては、装置本体2及び他の部品の基端を下端と称し、先端を上端と称するものとする。フランジ部25と床Fとの間には、それらの間を気密に封止するパッキン71が介装されている。装置本体2は、床Fに取り付けることなく、他の固定構造物、例えば側壁に取り付けられることもある。その場合には、側壁に水平方向に延びる挿通孔が形成され、この挿通孔に小径筒部22が挿通されるとともに、フランジ部25が側壁面にビスBによって固定される。
【0008】
大径筒部23の内周面の上端部、換言すれば貫通孔24の内周面の上端部には、雌ねじ部(ねじ部)24aが形成されている。貫通孔24の内周面の中間部、特にこの実施の形態では大径筒部23の内周面と小径筒部22の内周面との交差部に、筒部21の径方向内側へ突出する環状突出部26が形成されている。この環状突出部26の大径筒部23側(上側)を向く面が固定面26aとされている。この固定面26aには、パッキン72が載置されている。環状突出部26の小径筒部22側(下側)を向く面の内周部には、小径筒部22と軸線を一致させたガイド筒部27が環状突出部26から下方に向かって形成されている。ガイド筒部27の内部も貫通孔24の一部になっている。
【0009】
止水栓3は、図1、図2及び図4に示すように、軸線を上下方向に向けた断面円形の筒状をなす栓本体31を有している。この栓本体31の内部が通路孔32になっている。通路孔32の下端部には、後述するように、給水管Pが接続される。また、止水栓3の上端部外周面には、雄ねじ部38が形成されており、この雄ねじ部38には下流側の配水管(図示せず)又は止水栓3を介して止水栓3に供給される液体を使用する機械器具(図示せず)が螺合接続される。通路孔32の上下方向における中間部には、栓本体31の軸線と直交する側方を向く環状の弁座33が形成されている。この弁座33の延長上に位置する栓本体31の外周面には、突出部34が形成されている。この突出部34には、その先端面から通路孔32の内周面まで延びるガイド孔35が形成されている。このガイド孔35の外側の端部には、雌ねじ部35aが形成されている。
【0010】
ガイド孔35には、弁体36が挿入されている。弁体36は、弁本体36aを有している。この弁本体36aの内側の端部は、ガイド孔35の内周面に摺動可能に嵌合している。弁本体36aの外側の端部は、雌ねじ部35aに螺合している。したがって、弁本体36aを正逆方向へ回動させると、弁体36が弁座33に対して接近離間移動する。なお、弁本体36aの外周面とガイド孔35の内周面との間は、Oリング等のシール部材73によって封止されている。弁本体36aの弁座33と対向する内側の端面には、パッキン36bがボルト36cによって固定されている。このパッキン36bが弁座33に押圧接触する(弁体36が弁座33に着座する)と通路孔32が閉じられて、止水栓3が閉状態になる。逆に、パッキン36bが弁座33から離間すると通路孔32が開かれて、止水栓3が開状態になる。弁体36は、突出部34の先端部外周面に螺合固定されたリング状のストッパ37によって抜け止めされている。
【0011】
通路孔32の内周面の下端部には、後述する継手装置5の一部をなす保持部材51の上端部が螺合されている。保持部材51の通路孔32から外部に突出した下端部には、断面六角形状をなす頭部51aが形成されている。この頭部51aが栓本体31の下端面に押圧接触することにより、保持部材51が栓本体31に螺合固定されている。頭部51aは、栓本体31より大きい外径を有しており、頭部51aの上端面の外周部は、栓本体31の下端部外周面から外側に突出している。そして、栓本体31の外周面から突出した頭部51aの上端面の外周部に、係合面(係合部)51bが形成されている。この係合面51bは、保持部材51の上端側から下端側へ向うにしたがって拡径するテーパ面になっている。
【0012】
上記栓本体31の下端部外周面には、固定部材4の上端部が回動可能に、かつ栓本体31の軸線方向(上下方向)へ移動可能に嵌合されている。固定部材4は、図1、図2、図5及び図6に示すように、短い筒体の一側部が全長にわたって切り欠かれることによって断面「C」字状に形成されており、それによって弾性的に拡縮径可能になっている。この場合、固定部材4は、弾性的に拡径させて切り欠かれた部分の幅(周方向の長さ)を広げたとき、その切り欠かれた部分から固定部材4の内部に栓本体31が入り込むことができる程度まで弾性的に拡径可能になっている。したがって、栓本体31の上下方向の中間部に突出部34が形成されるとともに、栓本体31の下端部にその外径より大径の頭部51aを有する保持部材51が螺合固定されているにも拘わらず、固定部材4は、突出部34と頭部51aとの間の栓本体31の下端部外周に、その径方向外側から外挿するとができる。
【0013】
なお、固定部材4は、環状に形成して拡縮径不能としてもよい。ただし、そのようにする場合には、固定部材4は、保持部材51を栓本体31に螺合固定する前に、あるいは保持部材51を栓本体31から取り外した後に、栓本体31の外周にその基端側から外挿される。
【0014】
固定部材4の基端部は、装置本体2の貫通孔24の先端部内周面に形成された雌ねじ部24aに螺合されている。固定部材4の内周面の軸線方向における中間部には、当接面41が形成されている。この当接面41は、係合面51bとほぼ同一の寸法及び同一の傾斜角度を有している。したがって、固定部材4を雌ねじ部24aに螺合させて装置本体2の先端側から基端側へ向って移動させると、当接面41が係合面51bに突き当たり、保持部材51を固定面26aにパッキン72を介して押圧接触させる。これにより、保持部材51が固定面26aに押圧固定され、ひいては止水栓3の栓本体31が保持部材51及びパッキン72を介して固定面26aに押圧固定される。
【0015】
なお、固定部材4が拡縮径可能になっているので、当接面41が係合面51bに押圧接触すると、固定部材4が係合面51bによって拡径させられるはずである。しかし、実際には、固定部材4が雌ねじ部24aに螺合され、それによって拡径することが阻止されているので、固定部材4が係合面51bによって拡径されることはない。よって、固定部材4は、拡縮径可能であるにも拘わらず、係合面51bを押圧して、保持部材51を固定面26aに強固に押圧固定し、ひいては止水栓3を装置本体2に強固に固定することができる。
【0016】
図1に示すように、栓本体31の下端部、固定部材4及び床面より上側の装置本体2は、カバー6によって覆われている。カバー6は、図1及び図2に示すように、互いに突き合わせて固定された一対のカバー半体6A,6Bによって構成されている。なお、図2において、カバー6(カバー半体6A,6B)は、図1に示す状態からその軸線と直交する線を中心として90°回転して図示されている。カバー半体6A,6Bは、略四半分の中空の球体状をなしており、互いの突き合わせ面には、突起61と凹部62とがそれぞれ形成されている。そして、一方の半体6A(6B)の突起61を他方の半体6B(6A)の凹部62に圧入することにより、カバー半体6A,6Bが互いに固定されている。この結果、カバー6が中空の半球状になっている。カバー半体6A,6Bの突き合わせ面の中央部には、貫通孔63が形成されている。この貫通孔63には、栓本体31の下部、それも固定部材4より若干上側の下部が挿通されている。半球状をなすカバー6の開放された円形状をなす端部は、床F上に載置されている。これにより、栓本体31の下端部、固定部材4及び床面より上側の装置本体2がカバー6によって覆われている。
【0017】
継手装置5は、止水栓3の通路孔32の下端部に給水管(配水管)Pの下流側端部を接続するためのものであり、次のように構成されている。すなわち、図1に示すように、給水管Pの下流側の開口部には、硬質樹脂からなる高い剛性を有するインナーコアCが圧入されている。インナーコアCの給水管Pから突出した頭部Caの外径は、給水管Pの外径とほぼ同一に設定されている。頭部Caの外周面には、その周方向に沿って環状に延びる係止溝Cbが形成されている。
【0018】
図1及び図4に示すように、通路孔32の下端側の内周には、筒状をなす第1係止部材52が嵌合されている。この第1係止部材52の上端面は、通路孔32の内周面に形成された当接面32aに突き当たっている。その一方、第1係止部材52の下端面は、Oリング等のシール部材53、ストップリング54を介して上記保持部材51の上端面に突き当たっている。これにより、第1係止部材52が通路孔32内にその軸線方向へほとんど移動不能に位置固定されている。第1係止部材52の上端部には、複数の係止爪52aが周方向に離れて配置形成されている。係止爪52aは、第1係止部材52の下端側から上端側へ向かうにしたがって第1係止部材52の径方向内側へ突出するように傾斜している。係止爪52aの先端部は、第1係止部材52自体が弾性変形することにより、第1係止部材52の径方向へ変位可能になっている。
【0019】
給水管Pは、保持部材51の下端開口部から挿入され、インナーコアCの頭部Caが通路孔32の内周面に形成された基準面32bに突き当たるまで挿入される。インナーコアCの頭部Caは、挿入途中に第1係止部材52を貫通するが、そのとき係止爪52aをその先端部が外側へ変位するように弾性変形させつつ挿入される。そして、頭部Caが基準面32aに突き当たると、係止爪52aが係止溝Cbと対向する。その結果、係止爪52aがそれ自体の弾性によって復帰変形し、その上端部が係止溝Cb内に入り込む。そして、係止爪52aの上端面が係止溝Cbの下方を向く側面に突き当たることにより、インナーコアCが下方へ移動不能に位置固定され、ひいては給水管Pがその内周面とインナーコアCの外周面との間に作用する摩擦抵抗に等しい力で下方へ抜け止めされる。
【0020】
保持部材51の先端側の内周面には、保持部材51の先端側から基端側へ向かうにしたがって漸次小径になるテーパ孔部51cが形成されている。このテーパ孔部51cには、第2係止部材55が挿入されている。この第2係止部材55は、略C字状をなすことによって拡縮径可能になっている。第2係止部材55の外周面は、テーパ状をなしており、そのテーパ角はテーパ孔部51cのテーパ角度と同一に設定されている。しかも、第2係止部材55の外周面の各部の外径は、第2係止部材55がストップリング54に突き当たっているとき、テーパ孔部51cの内周面との間に所定の幅の隙間が形成されるように設定されている。したがって、第2係止部材55は、ストップリング54に突き当たっているときには拡径可能である。
【0021】
第2係止部材55の内周面には、周方向に延びる断面略三角形状の食い付き突条55aが形成されている。この食い付き突条55aの下方を向く側面は、第2係止部材55の径方向内側へ向かうにしたがって上方へ向かうように傾斜する傾斜面になっている。一方、食い付き突条55aの上方を向く側面は、第2係止部材55の軸線とのなす角がほぼ直角である垂直面とされている。食い付き突条55aの上端側の側面は、第2係止部材55の軸線とのなす角が直角より若干小さい鋭角にしてもよい。食い付き突条55aの内径は、給水管P及びインナーコアCの頭部Caの外径より若干小さくなっている。したがって、第2係止部材55内に給水管Pが下方から挿入されると、インナーコアCの頭部Caの先端部が食い付き突条55aの下方を向く側面に突き当たる。このとき、食い付き突条55aの下方を向く側面が第2係止部材55の径方向内側へ向かうにしたがって上方へ向かうように傾斜する傾斜面になっているので、給水管Pが挿入されるにしたがって、インナーコアCが第2係止部材55を拡径させる。そして、インナーコアC及び給水管Pの先端部が第2係止部材55を貫通する。その後、インナーコアCaの先端面が基準面32bに突き当たることによって給水管Pが停止すると、第2係止部材55がそれ自体の弾性によって縮径し、食い付き突条55aの先端部が給水管Pの外周部に食い付く。これにより、給水管Pの下方への移動が阻止される。その結果、止水栓3が通路孔32に抜け止め状態で連結される。しかも、給水管Pが、通路孔32から外れるよう下方へ引っ張られると、第2係止部材55が下方へ移動してその外周面が保持部材51のテーパ面51cに押圧接触する。この結果、第2係止部材55が縮径され、食い付き突条55aが給水管Pの外周部により深く食い込む。したがって、給水管Pがより一層強力に抜け止めされる。
【0022】
なお、給水管Pが引っ張られて下方へ若干移動すると、その分だけインナーコアCが給水管Pから抜け出るが、それによって第1係止部材52の給水管Pに対する抜け止め力が低下したり、給水管Pの内周面とインナーコアCの外周面との間から水(液体)が漏れるようなことはほとんどない。
【0023】
上記構成の取付装置1を用いて止水栓3を床Fに取り付ける場合には、図2に示すように、まず床Fに挿通孔Faを形成する。次に、給水管Pを挿通孔Faに下方から挿通し、さらに装置本体2に挿通する。その後、給水管Pが挿通された状態を維持しつつ装置本体2の小径筒部22を挿通孔Faに上方から挿入する。そして、装置本体2のフランジ部25をビスBによって床Fの上面に固定する。勿論、フランジ部25と床Fとの間にはパッキン71を介在させる。
【024】
次に、給水管PにインナーコアCを圧入する。そして、給水管Pを止水栓3の通路孔32にその下端開口部から挿入し、継手装置5を介して通路孔32に接続する。この状態では、給水管Pの外周面と通路孔32の内周面との間は、シール部材53によって封止され、給水管Pの外周面と保持部材51との間は、シール部材39によって封止されている。その後、止水栓3の栓本体31の下端部を装置本体2の貫通孔24にその上端開口部から挿入し、保持部材51の下端面を固定面26aにパッキン72を介して押し当てる。その後、装置本体2と突出部34との間の栓本体31の外周にその径方向外側から固定部材4を外挿する。そして、固定部材4を装置本体2の雌ねじ部24aに螺合させて締め付け、保持部材51を固定面26aにパッキン72を介して押圧固定する。これにより、給水管Pが接続された止水栓3を装置本体2に固定する。その後、栓本体31の下端部、固定部材4及び装置本体2をカバー6によって覆う。これにより、止水栓3の床Fへの取り付けが完了する。
【0025】
上記のように、この止水栓の取付装置1によれば、従来の取付装置において用いられていた連結筒が不用であり、その分だけ止水栓3を床F又は側壁に取り付けたときに、止水栓3の床面又は壁面からの高さを低く抑えることができる。また、固定部材4が栓本体31にその径方向外側から外挿することができるので、栓本体31に突出部34が形成されるとともに、栓本体31の外径より大径である頭部51aを有する保持部材51が栓本体31に螺合固定されているにも拘らず、固定部材4を栓本体31に容易に外挿することができる。これは、栓本体31に給水管Pが予め接続されている場合も同様である。
【0026】
なお、この発明は、上記の実施の形態に限定されるものでなく、適宜変更可能である。
例えば、上記の実施の形態においては、装置本体2に雌ねじ部24aを形成し、この雌ねじ部24aに固定部材4の外周を螺合させているが、装置本体2に雄ねじ部を形成し、この雄ねじ部に固定部材4の内周を螺合させてもよい。ただし、上記のように、固定部材4を「C」字状にして拡縮径可能にする場合には、雌ねじ部24aに固定部材4の外周を螺合させるのがよい。
【0027】
【発明の効果】
以上説明したように、この発明によれば、止水栓の床面又は壁面からの高さを低く抑えることができるという効果が得られる。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の一実施の形態を示す断面図である。
【図2】同実施の形態の分解図である。
【図3】同実施の形態において用いられている装置本体を示す断面図である。
【図4】同実施の形態において用いられている継手装置内蔵の止水栓を示す断面図である。
【図5】同実施の形態において用いられている固定部材を示す平面図である。
【図6】図5のX−X線に沿う断面図である。
【符号の説明】
P 給水管(配水管)
1 止水栓の取付装置
2 装置本体
3 止水栓
4 固定部材
5 継手装置(継手手段)
24 貫通孔
24a 雌ねじ孔(ねじ部)
26a 固定面
32 通路孔
51 保持部材
51b 係合面(係合部)

Claims (5)

  1. 内部に配水管が挿通される貫通孔が形成されるとともに、この貫通孔が開口する先端部にねじ部が形成された装置本体と、上記貫通孔を貫通した上記配水管の先端部が接続される通路孔が内部に形成された止水栓と、この止水栓の上記通路孔が開口する基端部の外周面に回動可能に外挿され、かつ上記装置本体のねじ部に螺合された固定部材とを備え、上記止水栓の基端部に、上記固定部材に突き当たることによって上記固定部材の上記止水栓からの脱出を阻止する係合部が形成され、上記固定部材が上記係合部に突き当たった状態で締め付けられることにより、上記止水栓の基端部が上記装置本体の先端部に押圧固定されていることを特徴とする止水栓の取付装置。
  2. 上記固定部材が略C字状に形成され、それによって上記固定部材が上記止水栓の基端部外周面にその径方向外側から外挿することができるように弾性的に拡縮径可能とされていることを特徴とする請求項1に記載の止水栓の取付装置。
  3. 上記貫通孔の先端部内周面に上記固定部材が螺合されるねじ部としての雌ねじ部が形成され、この雌ねじ部より基端側における上記貫通孔の内周面に上記止水栓の基端部が押圧固定される固定面が形成されていることを特徴とする請求項1又は2に記載の止水栓の取付装置。
  4. 上記止水栓の基端側における上記通路孔の内部には、上記配水管を上記通路孔に接続するための継手手段が設けられていることを特徴とする請求項1〜3のいずれかに記載の止水栓の取付装置。
  5. 上記継手手段が、一端部が上記通路孔の基端部に螺合固定された保持部材を有しており、この保持部材の上記通路孔から突出した他端部に上記係合部が形成されていることを特徴とする請求項4に記載の止水栓の取付装置。
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