JP2004312991A - 熱発電装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】 ランプの放熱を効率よく利用することにより、より大きな電力を発生することのできる熱発電装置を提供すること。
【解決手段】 発光管25と発光管25を被覆保護するとともに支持する外壁部21aとを備えたランプ21の後部側部分と、下基板26aと上基板26bとのの間の温度差に応じて発電する熱電変換モジュール23との間に、平面部22aと突入部22bとからなる吸熱部材22を取り付けた。そして、外壁部21aの後端部から内面にかけて穴部21bを設け、この穴部21b内に吸熱部材22の突入部22bを配置した。また、吸熱部材22の突入部22bの先端部が外壁部21aの内面に沿ってドーム状に広がるようにした。
【選択図】 図2

Description

本発明は、ランプの発熱を利用して発電する熱発電装置に関する。
従来から、ペルチェ効果を利用して熱電気変換を行う熱電変換モジュールが加熱・冷却装置および発電装置等に用いられている。この熱電変換モジュールは、一対の絶縁基板における相対向する内側の面の所定箇所に複数の電極を形成し、この相対向する電極にそれぞれ熱電素子の上下の端面をハンダ付けすることにより、一対の絶縁基板間に複数の熱電素子を固定して構成されている。
この熱電変換モジュールは、例えば、自動車等の車両のライトのリフレクタに取り付けられ、ライトの発熱により加熱される一方の絶縁基板と他方の絶縁基板との間に生じる温度差に応じて発電する。そして、熱電変換モジュールが発生する電力は、バッテリの充電等に利用されている(特許文献1参照)。
実開平6−49186号公報
しかしながら、前述した従来の熱電変換モジュールをランプのリフレクタのように曲面に形成された面に取り付けた場合には、熱電変換モジュールの絶縁基板の一部しかリフレクタに接触することができず熱回収の効率が悪くなる。また、ランプの作動時に、ランプの内部に設けられた発光管自体は高温になるが、リフレクタの内面に反射面が設けられてリフレクタの外面は、低温になるように設計されている。このため、熱電変換モジュールに伝導される熱量は、発光管の発熱量に対してわずかなものとなる。この結果、吸熱側の絶縁基板と放熱側の絶縁基板との間の温度差を大きくすることができず熱電変換モジュールが発生する電力が小さなものになるという問題がある。
本発明は、上記問題に対処するためになされたもので、その目的は、ランプの放熱を効率よく利用することにより、より大きな電力を発生することのできる熱発電装置を提供することである。
上記の目的を達成するため、本発明にかかる熱発電装置の構成上の特徴は、対向させて配置した一対の絶縁基板における対向する内側の面の所定箇所に電極を形成し、対向する電極にそれぞれ熱電素子の端面を接合して構成した熱電変換モジュールを、発光管と前記発光管を被覆保護するとともに支持する外壁部とを備えたランプに取り付けて、熱電素子における発光管の発熱により加熱される一方の絶縁基板側の端部と他方の絶縁基板側の端部との間に生じる温度差に応じて熱電変換モジュールに電力を発生させる熱発電装置であって、一方の絶縁基板とランプの発光管との間に吸熱部材を設け、吸熱部材の少なくとも一部をランプの内部に配置させたことにある。
このように構成した本発明の熱発電装置においては、熱電変換モジュールとランプの発光管との間に吸熱部材を設け、その吸熱部材の少なくとも一部をランプの内部に配置させている。したがって、吸熱部材にランプ内の高熱を吸収させ、その熱を利用して熱電変換モジュールに発電させることができる。この場合、吸熱部材の一部をランプの内部に配置させてもよいし、例えば、外壁部の一部を吸熱部材で構成することにより吸熱部材全体をランプの内部に配置させてもよい。
本発明にかかる熱発電装置の他の構成上の特徴は、熱電変換モジュールをランプの後部側に取り付けるとともに、吸熱部材を一方の絶縁基板とランプの後部側部分との間に設け、吸熱部材の一部をランプの内部に配置させたことにある。
このように構成した本発明の熱発電装置においては、熱電変換モジュールにおけるランプ側に位置する一方の絶縁基板とランプの後部側部分との間に吸熱部材を設け、その吸熱部材の一部をランプの内部に配置させている。したがって、吸熱部材におけるランプの後部側部分に位置する部分からはランプの外側面からの放熱を吸収することができ、ランプの内部に配置した部分からは、ランプ内の高熱を吸収することができる。
この結果、ランプから一方の絶縁基板への熱伝導が効率よく行われて、熱電素子における一方の絶縁基板側の端部と他方の絶縁基板側の端部との間の温度差が大きくなり、熱電変換モジュールの発電量が大きくなる。この場合、他方の絶縁基板は、冷却用のファン等で冷却して一方の絶縁基板と他方の絶縁基板との間の温度差がより大きくなるようにすることが好ましい。また、この場合のランプの後部側部分とは、ランプの照射側である前面を除く部分である。
本発明にかかる熱発電装置のさらに他の構成上の特徴は、吸熱部材の一部が外壁部を貫通して外壁部の内面に延びるとともに、その先端部が外壁部の内面に沿って広がっていることにある。これによると、発光管の発熱部である光源に近い位置まで吸熱部材の一部を延ばせるとともに、その部分を外壁部の内面に沿って広い範囲で設けることができる。これによって、発光管の発熱が吸熱部材に効率よく伝導されるようになり熱電変換モジュールの発電量が大きくなる。この場合の外壁部の内面に沿って広がった吸熱部材の形状は、ドーム状にしたり、放射状にしたりすることができる。
本発明にかかる熱発電装置のさらに他の構成上の特徴は、外壁部の内部に発光管を囲うようにして空間部が形成され吸熱部材の一部が空間部内に延びていることにある。これによると、外壁部の内面に形成される反射面を狭くすることなく、発光管の光源に近い位置に広い範囲で吸熱部材の一部を設けることができる。これによっても、発光管の発熱が吸熱部材に効率よく伝導され熱電変換モジュールの発電量が大きくなる。また、これによると、ランプの照明効果への影響は生じない。
本発明にかかる熱発電装置のさらに他の構成上の特徴は、吸熱部材の一部が、発光管と、外壁部における発光管を支持する部分との境界部に沿って設けられていることにある。これによると、吸熱部材の一部が発熱管の周囲に形成されるため、発熱管から吸熱部材への熱の伝導が効率よく行える。また、吸熱部材の形状が単純になるためその製造が容易になる。
本発明にかかる熱発電装置のさらに他の構成上の特徴は、発光管と、外壁部における発光管を支持する部分との境界部に沿って設けられた吸熱部材の一部が外壁部を貫通して外壁部の内部に配置していることにある。この場合、吸熱部材の一部の先端部は、高温状態の外壁部の内部に入り込んで光源の近くまで延びるため、これによっても、吸熱部材への効果的な熱伝導が行われるようになる。
本発明にかかる熱発電装置のさらに他の構成上の特徴は、発光管の内部に、発光管の後端部から発光管が備える光源に向かって延びる空間部が形成され吸熱部材の一部がこの空間部内に延びていることにある。これによると、ランプのなかで最も高温になる発光管自体の内部に吸熱部材の一部が入り込むため、発光管から吸熱部材へのより大きな熱の伝導が行われる。
本発明にかかる熱発電装置のさらに他の構成上の特徴は、吸熱部材で外壁部の一部を構成したことにある。この場合、外壁部の一部を構成する吸熱部材の取り付け位置は、外壁部のどの部分にしてもよく、その大きさは、熱電変換モジュールに対応する大きさにしてもよいし、外壁部の広い部分に掛かる大きなもので構成しその一部に熱電変換モジュールを取り付けるようにしてもよい。これによると、発光管から発生する熱が効果的に吸熱部材に伝わるため、熱電変換モジュールの発電量が大きくなる。
本発明にかかる熱発電装置のさらに他の構成上の特徴は、吸熱部材をランプの内部と連通する空間部を形成する空間形成部で構成したことにある。これによると、吸熱部材における熱を吸収するための面積を大きくすることができ、より効果的な熱吸収が可能になる。また、この場合、空間形成部の内壁にフィンを形成することができ、これによると、吸熱部材における熱吸収のための面積がさらに大きくなり熱電変換モジュールの発電量を大きくすることができる。さらに、空間形成部に外部に通じる熱放出孔を設けることもできる。これによると、ランプ内が必要以上に高温化することを防止でき、ランプの寿命を長くすることができる。
本発明にかかる熱発電装置のさらに他の構成上の特徴は、外壁部の外周面における吸熱部材が設けられていない部分に断熱材を取り付けたことにある。これによると、ランプの外壁部から吸熱部材以外の部分を介して外部に放出される熱が殆どなくなるため、効率よく熱電変換モジュールに熱が伝わるようになり発電効率の向上が図れる。
本発明にかかる熱発電装置のさらに他の構成上の特徴は、熱発電装置がプロジェクター装置に設けられ、ランプがプロジェクター装置が備えるランプであることにある。これによると、ランプの発熱を電力に変換し、プロジェクター装置が備える他の装置の作動のために利用することができる。
例えば、プロジェクター装置に画像を表示する表示装置の温度を調節するためのペルチェ素子を設け、熱発電装置の熱電変換モジュールが発生する電力をペルチェ素子に供給して、そのペルチェ素子を作動させることにより表示装置の温度調節を行うことができる。また、熱電変換モジュールが発生する電力でプロジェクター装置が備える冷却用のファンを作動させることもできる。さらに、この電力をプロジェクター装置が備える他の装置や外部の他の装置の作動に用いることもできる。これによって、各装置を作動させるための電源を別途設ける必要がなくなる。
以下、本発明の一実施形態を図面を用いて説明する。図1は、本発明にかかる熱発電装置20を備えたプロジェクター装置10を示している。プロジェクター装置10は、箱状の筺体11の内部に熱発電装置20、フィンと一体的に構成され冷却ユニットとして用いられるペルチェ素子12、表示素子13、レンズ14、電子回路基板15、バラストユニット16および冷却ファン17を収容して構成されている。
熱発電装置20は、図2に示したように、ランプ21、吸熱部材22、熱電変換モジュール23および放熱フィン24を備えている。ランプ21のレフを構成する外壁部21aは、正面が円形の開口部に形成され、側面が、後端部に近づくにしたがって細くなった略ドーム状のセラミックで構成されている。そして、外壁部21aの後端部中央には、内部から外部に貫通する穴部21bが形成されている。この穴部21bの外壁部21aの内面側部分は、外壁部21aの内面に沿って前部側にドーム状に広がった凹部に形成されている。
また、外壁部21aの正面の開口部には透明のガラス21cが設けられ、外壁部21aの内部における中央後端部には発光管25が設けられている。この発光管25は、後端部を外壁部21aの穴部21b中央に位置させて前方のガラス21cの中央部に向って延びるように設けられ、その中央部には発熱部である光源25aが内蔵されている。発光管25は、超高圧水銀ランプで構成されており、点灯時には内部圧力が200気圧程度になり、光源25a近傍の温度は600℃程度に上昇する。また、その際、外壁部21aの温度は220℃程度に上昇する。
吸熱部材22は、ランプ21の後部側に設置されており、タフピッチ銅製の部材で構成されている。吸熱部材22は、ランプ21の後端部に中央部を位置させて長手方向を垂直方向に向けて設置された平面部22aと、平面部22aの前面中央部から前方に向って突出し、外壁部21aの穴部21bを貫通してランプ21の内部に配置された突入部22bとで構成されている。
また、突入部22bの中央部と平面部22aの中央部における前部側部分には、穴部22cが形成されて、この穴部22c内に、発光管25の後端部が固定されている。穴部22cにおける突入部22bに形成された部分の周面と発光管25の外周面との間には、耐熱性を有する接着剤からなる接着層22dが形成されて、発光管25を固定している。吸熱部材22を構成するタフピッチ銅は熱伝導がよく、吸熱部材22は、光源25aの近傍でドーム状に広がる突入部22bによって効率よく光源25aの発熱を吸収することができる。
また、外壁部21aの外側面から放出される熱も平面部22aによって吸収される。そして、外壁部21aの内面と突入部22bの露呈面とには、アルミニウムを蒸着して形成された反射面21dが設けられている。なお、図示していないが、発光管25は電気端子部を備えており、この電気端子部と配線を介して電源に接続されている。
熱電変換モジュール23は、図3および図4に示したように、下基板26aと上基板26bとからなる一対の絶縁基板を備えており、下基板26aの上面における所定部分に下部電極27aが取り付けられ、上基板26bの下面における所定部分に上部電極27bが取り付けられている。そして、チップからなる熱電素子28が、それぞれ下端面を下部電極27aにハンダ付けにより固定され、上端面を上部電極27bにハンダ付けにより固定されて下基板26aと上基板26bとを一体的に連結している。
下部電極27aと上部電極27bとは、それぞれ熱電素子28の略1個分に等しい距離をずらして取り付けられている。上基板26bの各上部電極27bには、それぞれ2個の熱電素子28の上端面が接合されており、下基板26aの下部電極27aには、1個の熱電素子28の下端面だけが接合されるものと、2個の熱電素子28の下端面が接合されるものとがある。そして、1個の熱電素子28の下端面だけが接合される下部電極27aは下基板26aの一方側(図3の後部)の2箇所の角部に設けられ、その下部電極27aには、リード線29a,29bが取り付けられ外部に通電可能になっている。
下基板26aおよび上基板26bはアルミナからなる板で構成され、熱電素子28は、直方体に形成されたビスマス・テルル系の合金からなるP型の素子とN型の素子とからなっている。一般に、熱電材料の性能指数は、その種類により大きさが異なり、また、それぞれ固有の温度依存性と極大値を示す温度も異なるため、照明、プロジェクターなどの民生用機器で、使用温度域が、500〜600Kより小さいものについては、ビスマス・テルル系(P型素子については例えば、Bi0.5Sb1.5Te3、N型素子については例えばBi2Sb2.8Se0.2(N型)等)の合金を用いることが好ましい。
また、この熱電素子28は、下基板26aと上基板26bとの間で下部電極27aおよび上部電極27bを介して直列に接続されている。このように構成された熱電変換モジュール23は、例えば吸熱部材22の後面に上基板26bを接面させて固定され、ランプ21の発光により生じる放熱の一部が吸熱部材22を介して伝導される。そして、ランプ21からの放熱によって加熱される上基板26bと加熱されない下基板26aとの間に生じる温度差から電力を発生する。
放熱フィン24は、アルミニウムからなるブロック体の後面(図2の状態での後面)に一定間隔で前後に貫通する複数の放熱溝24aを設けて構成され、熱電変換モジュール23の下基板27aに固定されている。この放熱フィン24は、複数の放熱溝24aを設けて後面の表面積を大きくすることによって放熱性を向上させるようになっており、熱電変換モジュール23の下基板27a側の放熱量を多くする。これによって、熱電変換モジュール23の下基板26a側と上基板26b側との温度差が大きくなり、熱電変換モジュール23が発生する電力が大きくなる。
また、熱電変換モジュール23から延びるリード線29a,29bの端部はそれぞれ冷却ユニットのペルチェ素子12に接続されている。このペルチェ素子12は、熱電変換モジュール23と同様の構成からなり、リード線29a,29bを介して熱電変換モジュール23から供給される電力を熱に変換することができる。本実施形態では、ペルチェ素子12は表示素子13を冷却するために用いられている。
表示素子13は、シリコン基板上に小さな金属ミラーを複数配列して構成されるデジタルミラーデバイスからなっており、入射光の反射方向をコントロールしながら入射光を反射しレンズ14を介して画像をスクリーン(図示せず)に投影する。また、表示素子13は、温度が高くなると正常な作動を行えなかったり、寿命が短くなったりするため、冷却する必要があり、この冷却をペルチェ素子12によって行っている。
筐体11内に設置された電子回路基板15には、映像信号処理回路などが搭載されている。また、バラストユニット16は、安定器を備えており、プロジェクター装置10に供給される電力に関係なくランプ21に一定の電力を供給する。これによって、ランプ21は安定した発光を行う。冷却ファン17は、筐体11の所定箇所に設けられた複数の開口部(図示せず)にそれぞれ設けられ外部の空気を筐体11内に吸い込ませることにより筐体11内の各装置を冷却する。
また、本実施形態に係るプロジェクター装置10は、前述した各装置の外に、プロジェクター装置10が備える各装置に電力を供給するための電源、各種のスイッチや操作ボタンおよび、例えばパソコンから画像データ、音声データ等を入力したり、他の機器に出力したりするための入出力端子等を備えている。
このように構成されたプロジェクター装置10を使用する際には、入出力端子にパソコン等の配線コードを接続してプロジェクター装置10にデータの入出力をできる状態にして、スイッチをオン状態にするとともに所定の操作ボタンを操作する。これによって、ランプ21が発光するとともに、表示素子13やプロジェクター装置10が備える各装置が作動して、レンズ14を介してスクリーンに所定の画像が映し出される。
この場合、ランプ21の発光による放熱や、表示素子13等の各装置からの放熱によって、筐体11内の温度は上昇するが、同時に冷却ファン17も作動して、筐体11内を空気の流れによって冷却する。その際、ランプ21における吸熱部材22と対向した外側面から放出される熱は、平面部22aに伝導される。また、外壁部21a内の熱の一部は、突入部22bに吸収されて突入部22bから平面部22aに伝導されたのちに熱電変換モジュール23の上基板26bに伝導される。
吸熱部材22の突入部22bは外壁部21aの内面に沿って広がっているためこの際の熱の吸収および伝導は、効率よく行われる。また、熱電変換モジュール23の下基板26aは、放熱フィン24による放熱によって冷却されるとともに、冷却ファン17から供給される空気流によって空冷される。
この結果、熱電素子28における下基板26a側の端部と上基板26b側の端部との間には大きな温度差が生じ、この温度差に応じて熱電変換モジュール23は発電する。この熱電変換モジュール23が発生する電力はペルチェ素子12に供給され、ペルチェ素子12を作動させる。
ペルチェ素子12を、図3に示した熱電変換モジュール23に対応させて見て、リード線29aに接続された熱電素子28がN型の素子で、リード線29bに接続された熱電素子28がP型の素子であるとすると、リード線29aにプラス、リード線29bにマイナスの電圧をかけると上基板26b側で吸熱、下基板26a側で放熱が生じる。したがって、ペルチェ素子12の上基板を表示素子13に接触させてペルチェ素子12を設置することにより、表示素子13を冷却することができる。これによって、表示素子13は適温に維持されて、良質の画質を生じさせるとともに、長寿命になる。また、この場合の熱電変換モジュール23およびペルチェ素子12の前後の方向は、P型の素子とN型の素子との配列およびリード線29a,29bの接続状態に応じて適宜変更する。
このように、本実施形態に係る熱発電装置20を備えたプロジェクター装置10では、熱電変換モジュール23とランプ21との間に熱伝導性に優れた吸熱部材22を設けている。そして、この吸熱部材22の突入部22bはランプ21の外壁部21a内に入り込んで外壁部21aの内面に沿って広がっている。したがって、吸熱部材22はランプ21の外側面から放出される熱だけでなく外壁部21aの内部の高温状態の熱も吸収でき、この熱を熱電変換モジュール23の上基板26bに伝導することができる。
一方、下基板26aは放熱フィン24による放熱と、冷却ファン17による冷却とで低温に維持される。この結果、下基板26aと上基板26bとの間の温度差が大きくなり、熱電変換モジュール23が発生する電力が大きくなる。これによって、プロジェクター装置10が必要とする電力の一部をランプ21の放熱を利用して発生させた電力でまかなうことができ、プロジェクター装置10の電源からの消費電力を低減させることができる。
図5は、本発明の他の実施形態による熱発電装置30を示している。この熱発電装置30は、自動車でライトとして使用されるものであり、自動車の車体(図示せず)の前部に取り付けられている。この熱発電装置30では、ランプ31の外壁部31aに設けられた穴部31bが外壁部31aの内面側には貫通せず、外壁部31aの内面と外面との間でドーム状に広がって形成されている。このため、吸熱部材32の突入部32bは、密閉状態で穴部31b内に設置されている。また、反射面31dは、外壁部31aの内面全体に形成されている。
この熱発電装置30の熱電変換モジュール33はバッテリに接続されており、熱電変換モジュール33が発生する電力はバッテリの充電に使用される。この熱発電装置30は、前述した熱発電装置20よりも形状や、消費電力等が大きく設定されていること以外は、熱発電装置20と同様の構成からなっている。したがって、図示の同一部分に同一符号を記している。この熱発電装置30では、突入部32bが、外壁部31aの内面に露呈していないため、反射面31dの形成が容易になり、ランプ31の照明効果に影響を及ぼすことがない。また、これによっても突入部32bが、光源25aの近傍まで延びて光源25aの周囲で広がっているため、効果的に熱電変換モジュール33への熱伝導が行われる。この結果、熱電変換モジュール33が大きな電力を発生するようになる。
図6は、本発明のさらに他の実施形態による熱発電装置40を示している。この熱発電装置40も自動車に使用されており、この熱発電装置30では、ランプ41の外壁部41aに設けられた穴部41bにドーム状の部分がなく円形の穴部41bだけで構成されている。このため、吸熱部材42は、平面部42aと円筒状の突入部42bとで構成されている。また、反射面41dは、外壁部41aの内面と突入部42bの露呈面とに形成されている。
この熱発電装置40のそれ以外の部分の構成については、前述した熱発電装置30と同一である。したがって、図示の同一部分に同一符号を記している。この熱発電装置40によっても、突入部42bが、光源25aの近傍まで延びているため、効果的な熱電変換モジュール33への熱伝導が行われる。この結果、熱電変換モジュール33が大きな電力を発生するようになる。
図7は、本発明のさらに他の実施形態による熱発電装置50を示している。この熱発電装置50は、突入部52bを、熱発電装置40の突入部42bよりも大きくするとともに長くして、ランプ51の外壁部51aの内部側に突出させた形状になっている。したがって、外壁部51aの穴部51bは、穴部41bよりも大径の穴に形成されている。この熱発電装置50のそれ以外の部分の構成については、前述した熱発電装置40と同一である。したがって、図示の同一部分に同一符号を記している。この熱発電装置50によると、突入部52bが、光源25aの近傍の高温部分まで延びているとともに、その露呈した面積が大きくなっているため、さらに効果的な熱電変換モジュール33への熱伝導が行われる。この結果、熱電変換モジュール33がより大きな電力を発生するようになる。
図8は、本発明のさらに他の実施形態による熱発電装置60を示している。この熱発電装置60では、ランプ61の外壁部61aに設けられた穴部61bは発光管65を支持できる最小の大きさに設定され、発光管65の内部に後端部から前方に延びる穴部65bが設けられている。そして、吸熱部材62が平面部62aと平面部62aの中央部から前方に向かって延びる棒状の突入部62bで構成され、突入部62bが穴部65b内に挿入されている。また、反射面61dは、外壁部61aの内面全体に形成されている。
この熱発電装置60のそれ以外の部分の構成については、前述した熱発電装置50と同一である。したがって、図示の同一部分に同一符号を記している。この熱発電装置60によると、突入部62bが、熱源である発光管65内に設けられ、その先端部が光源25aの近傍まで延びている。このため、光源25aの高熱が直接熱電変換モジュール33に伝導されるようになる。この結果、熱電変換モジュール33がより大きな電力を発生するようになる。
また、図2に示した熱発電装置20と図9に示した比較例として準備した熱発電装置70とを用いてそれぞれの発電量を比較した。この熱発電装置70では、ランプ71の外壁部71aは、図8に示した熱発電装置60の外壁部61aと同形に形成され、発光管75は、図2、図5〜7に示した発光管25等と同形に形成されている。また、吸熱部材72の前面には外壁部71aの後面形状に沿った形状の凹部72aが設けられて、吸熱部材72と外壁部71aとの接触面積が大きくなるように設定されている。そして、前述した各実施形態が備える熱電変換モジュール23,33と同じ熱電変換モジュール73および放熱フィン24と同じ放熱フィン74を備えている。
この比較テストでは、ランプ21,71としては消費電力が160Wの超高圧水銀ランプを使用し、熱電変換モジュール23,73としては、図3および図4の状態での縦横のサイズがともに50mmで、高さが5mmのものを使用した。また、放熱フィン24,74の表面積は、0.3m2とし、放熱フィン24,74を冷却する冷却ファンとして消費電力が2.0Wの軸流空冷ファンを用いた。そして、吸熱部材72としては、縦横が70mmで厚みが20mmのタフピッチ銅のブロックを図9に示したような形状に加工したものを用いた。また、吸熱部材22の平面部22aの厚みは5mmとした。
その結果、熱発電装置20では、ランプ21から80Wの熱を回収して、4.0Wの発電ができた。また、熱発電装置70では、ランプ71から50Wの熱を回収して、2.0Wの発電ができた。この結果から、熱発電装置70のように、吸熱部材72を加工して、吸熱部材72とランプ71との接触面積を増やすことよりも、熱発電装置20のように、吸熱部材22の突入部22bをランプ21の内部に配置させることの方が熱の回収量が大きくなりその、結果、発電量が大きくなることがわかる。
また、図10は、本発明のさらに他の実施形態による熱発電装置80を備えたプロジェクター装置10aを示している。このプロジェクター装置10aは、冷却ファン17aが箱状の筺体11aの上面に設けられ、熱発電装置80の形状が異なる以外は、前述したプロジェクター装置10と同一の構成になっている。したがって、同一部分に同一符号を記して説明は省略する。
このプロジェクター装置10aが備える熱発電装置80は、図11に示したように、ランプ81、吸熱部材82、熱電変換モジュール83、放熱フィン84、断熱材86および放熱フィン84の熱を放出させるためのファン(図示せず)を備えている。ランプ81は、発光が水平方向に向くように横向きに配置されており、後端部中央に穴部81bが設けられたドーム状の外壁部81aと、光源85aが内蔵された発光管85と、透明のガラス81cとで構成されている。
発光管85は、後端部を外壁部81aの穴部81bに位置させて前方のガラス81cの中央部に向って延びるように設けられている。この穴部81bの内周面と発光管85の外周面との間には、耐熱性を有する接着層81dが形成されており、この接着層81dを介して発光管85は外壁部81aに固定されている。また、吸熱部材82はタフピッチ銅からなる軸方向の長さが短い円筒体で構成され、外壁部81aの開口縁部とガラス81cとの間に設けられている。すなわち、吸熱部材82は、外壁部81aの前部側部分を構成している。
そして、吸熱部材82の上部に熱電変換モジュール83が取り付けられ、吸熱部材82の外周面における熱電変換モジュール83が取り付けられていない部分と、外壁部81aの外周面とにグラスウールからなる断熱材86が設けられている。また、熱電変換モジュール83の上面に放熱フィン84が取り付けられ、放熱フィン84の上方にファンが設置されている。
この熱発電装置80によると、吸熱部材82が外壁部81aの一部を構成しているため、発光管85から発生する熱を直接吸収することができる。したがって、発光管85から吸熱部材82への効果的な熱伝導が行われ、吸熱部材82から熱電変換モジュール83に伝導される熱量も多くなる。これによって、熱電変換モジュール83の発電が効率よく行える。さらに、熱電変換モジュール83の上方に放熱フィン84とファンが設置されているため、熱電変換モジュール83の下面と上面との温度差が大きくなり、熱電変換モジュール83がより大きな発電力を発生する。
また、図12は、本発明のさらに他の実施形態による熱発電装置80aを示している。この熱発電装置80aでは、吸熱部材82aが円筒体でなく熱電変換モジュール83aの下面に対応する部分にだけ形成されている。すなわち、外壁部81eの前端側上部には切欠き部が設けられ、この切欠き部に吸熱部材82aが取り付けられている。この熱発電装置80aのそれ以外の部分の構成については、前述した熱発電装置80と同一である。したがって、同一部分に同一符号を記して説明を省略する。
これによると、吸熱部材82aの取り付けが容易になるとともに、熱発電装置80aのコストを低下させることができる。この熱発電装置80aのそれ以外の作用効果については、前述した熱発電装置80と同様である。
図13および図14は、本発明のさらに他の実施形態による熱発電装置90を示している。この熱発電装置90では、吸熱部材92が、下面が開口した縦長の四角箱状に形成され、その開口の縁部が外壁部91aの前端側上部に設けられた切欠き部に取り付けられている。そして、断熱材96が、外壁部91aの外周面だけでなく吸熱部材92の外周面にも設けられている。この熱発電装置90のそれ以外の部分の構成については、前述した熱発電装置80aと同一である。したがって、同一部分に同一符号を記している。
これによると、吸熱部材92が熱を吸収するための面積が大きくなるため、吸熱部材92による熱吸収量がより多くなる。これによって、熱電変換モジュール83aが発生する発電力をより大きくすることができる。この熱発電装置90のそれ以外の作用効果については、前述した熱発電装置80aと同様である。
図15は、本発明のさらに他の実施形態による熱発電装置90aを示している。この熱発電装置90aは、吸熱部材92aの断面形状を熱発電装置90の吸熱部材92の縦断面形状と同じ形状にし、その吸熱部材92aを、外壁部91bの前側部分の周囲全体に設けた環状に形成されている。すなわち、外壁部91bは、前側部分が取り除かれて短く形成され、その部分に吸熱部材92aが取り付けられている。そして、断熱材96aが、外壁部91bの外周面と吸熱部材92aの外周面とに設けられている。
この熱発電装置90aのそれ以外の部分の構成については、前述した熱発電装置90と同一である。したがって、同一部分に同一符号を記している。これによると、吸熱部材92aが熱を吸収するための面積がさらに大きくなるため、吸熱部材92aの熱吸収量がさらに多くなる。これによって、熱電変換モジュール83aが発生する発電力も大きくなる。この熱発電装置90aのそれ以外の作用効果については、前述した熱発電装置90と同様である。
図16は、本発明のさらに他の実施形態による熱発電装置100を示している。この熱発電装置100では、吸熱部材102が、前端部下面が開口した横長の四角箱状に形成され、その開口の縁部が外壁部101aの前端側上部に設けられた切欠き部に取り付けられている。すなわち、この吸熱部材102は、外壁部101aの前端側上部の切欠き部に連通して上方に延びたのちに外壁部101aの後部に向って延びる箱状に形成されている。そして、外壁部101aの外周面と吸熱部材102の外周面に断熱材106が設けられている。この熱発電装置100のそれ以外の部分の構成については、前述した熱発電装置90と同一である。したがって、同一部分に同一符号を記している。
これによると、熱発電装置100全体の大きさを少し大きくするだけで吸熱部材102が熱を吸収するための面積を大幅に増加させることができる。このため、熱発電装置100の大型化を抑えながら、吸熱部材102の熱吸収を多くすることができ、熱電変換モジュール83aの発電量も増加する。この熱発電装置90のそれ以外の作用効果については、前述した熱発電装置90と同様である。また、この熱発電装置100の変形例として、吸熱部材102を外壁部101aの周囲全体に亘って設けることもできる。
図17は、本発明のさらに他の実施形態による熱発電装置100aを示している。この熱発電装置100aでは、吸熱部材102aの内壁部に一定間隔で、フィン102bが設けられている。この熱発電装置100aのそれ以外の部分の構成については、前述した熱発電装置100と同一である。したがって、同一部分に同一符号を記している。これによると、吸熱部材102aの内壁面の面積がさらに大きくなり、より多くの熱を吸熱部材102aが吸収することができる。この熱発電装置100aのそれ以外の作用効果については、前述した熱発電装置100と同様である。
図18は、本発明のさらに他の実施形態による熱発電装置110を示している。この熱発電装置110では、吸熱部材112の後端部が開口されて、ランプ111の内部が吸熱部材112の内部を介して外部に連通している。この熱発電装置110のそれ以外の部分の構成については、前述した熱発電装置100aと同一である。したがって、同一部分に同一符号を記している。これによると、熱電変換モジュール83aの発電量は多少少なくなるが、ランプ111内が必要以上の高温になることが防止できるため、ランプ111の寿命が長くなる。この熱発電装置110のそれ以外の作用効果については、前述した熱発電装置100aと同様である。
また、本発明に係る熱発電装置は前述した各実施形態に限定するものでなく適宜変更が可能である。例えば、前述した各熱発電装置20等は、ランプ21等が水平方向に向くように設置しているが、ランプ21等が上方に向くようにして設置してもよいし、下方に向くように設置してもよい。このように、ランプ21等の向きを適宜変更できるようにすることにより、熱発電装置20等を種々の装置に利用することができる。
また、前述した各実施形態では、吸熱部材22等をタフピッチ銅で構成したが、これらの吸熱部材を構成する材料としては無酸素銅でもよく、アルミニウムでもよい。アルミニウムを用いる場合には純アルミが好ましく、これによると熱伝導率を高くすることができるとともに、装置の軽量化が図れる。
さらに、ランプ21等としては、超高圧水銀ランプに限らず、メタルハライドランプや白熱電球等を用いることができる。また、外壁部21a等を構成する材料としては、セラミックに限らずガラスを用いてもよい。また、本発明の熱発電装置は、プロジェクター装置や自動車に設けるだけでなく、ランプを使用し発熱する装置であればどのようなものに設けてもよい。このような装置として、例えば、野外照明、屋内照明等がある。
本発明の一実施形態による熱発電装置を備えたプロジェクター装置の内部の概略を示しており、(a)は平面図、(b)は側面図である。 図1に示したプロジェクター装置が備える熱発電装置を示す概略構成図である。 熱電変換モジュールの斜視図である。 熱電変換モジュールの正面図である。 他の実施形態による熱発電装置を示す概略構成図である。 さらに他の実施形態による熱発電装置を示す概略構成図である。 さらに他の実施形態による熱発電装置を示す概略構成図である。 さらに他の実施形態による熱発電装置を示す概略構成図である。 比較例による熱発電装置を示す概略構成図である。 さらに他の実施形態による熱発電装置を備えたプロジェクター装置の内部の概略を示した側面図である。 図10に示したプロジェクター装置が備える熱発電装置を示す概略構成図である。 さらに他の実施形態による熱発電装置を示す概略構成図である。 さらに他の実施形態による熱発電装置を示す概略構成図である。 図12に示した熱発電装置の正面図である。 さらに他の実施形態による熱発電装置を示す正面図である。 さらに他の実施形態による熱発電装置を示す概略構成図である。 さらに他の実施形態による熱発電装置を示す概略構成図である。 さらに他の実施形態による熱発電装置を示す概略構成図である。
符号の説明
10,10a…プロジェクター装置、20,30,40,50,60,80,80a,90,90a,100,100a,110…熱発電装置、21,31,41,51,61,81,111…ランプ、21a,31a,41a,51a,61a,81a,81e,91a,91b,101a…外壁部、21b,31b,41b,51b…穴部、22,32,42,62,82,82a,92,92a,102,102a,112…吸熱部材、22a,42a,62a…平面部、22b,32b,42b,52b,62b…突入部、23,33,83,83a…熱電変換モジュール、25,65,85…発光管、25a,85a…光源、26a…下基板、26b…上基板、27a…下部電極、27b…上部電極、28…熱電素子、102b…フィン。

Claims (13)

  1. 対向させて配置した一対の絶縁基板における対向する内側の面の所定箇所に電極を形成し、前記対向する電極にそれぞれ熱電素子の端面を接合して構成した熱電変換モジュールを、発光管と前記発光管を被覆保護するとともに支持する外壁部とを備えたランプに取り付けて、前記熱電素子における前記発光管の発熱により加熱される一方の絶縁基板側の端部と他方の絶縁基板側の端部との間に生じる温度差に応じて前記熱電変換モジュールに電力を発生させる熱発電装置であって、
    前記一方の絶縁基板と前記ランプの発光管との間に吸熱部材を設け、前記吸熱部材の少なくとも一部を前記ランプの内部に配置させたことを特徴とする熱発電装置。
  2. 前記熱電変換モジュールを前記ランプの後部側に取り付けるとともに、前記吸熱部材を前記一方の絶縁基板と前記ランプの後部側部分との間に設け、前記吸熱部材の一部を前記ランプの内部に配置させた請求項1に記載の熱発電装置。
  3. 前記吸熱部材の一部が前記外壁部を貫通して前記外壁部の内面に延びるとともに、その先端部が前記外壁部の内面に沿って広がっている請求項2に記載の熱発電装置。
  4. 前記外壁部の内部に前記発光管を囲うようにして空間部が形成され前記吸熱部材の一部が前記空間部内に延びている請求項2に記載の熱発電装置。
  5. 前記吸熱部材の一部が、前記発光管と、前記外壁部における前記発光管を支持する部分との境界部に沿って設けられている請求項2に記載の熱発電装置。
  6. 前記吸熱部材の一部が前記外壁部を貫通して前記外壁部の内部に配置されている請求項5に記載の熱発電装置。
  7. 前記発光管の内部に、前記発光管の後端部から前記発光管が備える光源に向かって延びる空間部が形成され前記吸熱部材の一部が前記空間部内に延びている請求項2に記載の熱発電装置。
  8. 前記吸熱部材で前記外壁部の一部を構成した請求項1に記載の熱発電装置。
  9. 前記吸熱部材を前記ランプの内部と連通する空間部を形成する空間形成部で構成した請求項1に記載の熱発電装置。
  10. 前記空間形成部の内壁にフィンを形成した請求項9に記載の熱発電装置。
  11. 前記空間形成部に外部に通じる熱放出孔を設けた請求項9または10に記載の熱発電装置。
  12. 前記外壁部の外周面における前記吸熱部材が設けられていない部分に断熱材を取り付けた請求項1ないし11のうちのいずれか一つに記載の熱発電装置。
  13. 前記熱発電装置がプロジェクター装置に設けられ、前記ランプが前記プロジェクター装置が備えるランプである請求項1ないし12のうちのいずれか一つに記載の熱発電装置。
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