JP2004312925A - 電気回路と回路素子とを有する電気機器 - Google Patents
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Abstract
【課題】コンデンサ素子を有するインバータ装置を小型化する。
【解決手段】インバータユニット100は、コンデンサハウジング110と、インバータケース120と、ヒートシンク130と、コンデンサ素子112と、コンデンサバスバー114と、インバータ入力バスバー116と、モールド樹脂118と、インバータ制御基板122と、バスバー締結ボルト124と、ナット126と、パワー半導体128と、防水キャップ132とを含む。コンデンサハウジング110の内側には、コンデンサ素子112がモールド樹脂118により取り付けられる。インバータ入力バスバー116の端部は、垂直方向に曲げられている。その端部とコンデンサバスバー114とは、バスバー締結ボルト124とナット126とにより締結される。
【選択図】 図1
【解決手段】インバータユニット100は、コンデンサハウジング110と、インバータケース120と、ヒートシンク130と、コンデンサ素子112と、コンデンサバスバー114と、インバータ入力バスバー116と、モールド樹脂118と、インバータ制御基板122と、バスバー締結ボルト124と、ナット126と、パワー半導体128と、防水キャップ132とを含む。コンデンサハウジング110の内側には、コンデンサ素子112がモールド樹脂118により取り付けられる。インバータ入力バスバー116の端部は、垂直方向に曲げられている。その端部とコンデンサバスバー114とは、バスバー締結ボルト124とナット126とにより締結される。
【選択図】 図1
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、電気回路と電気回路に接続される回路素子とを有する電気機器に関し、特に、インバータとそのインバータに接続されるコンデンサ素子とを有する電気機器に関する。
【0002】
【従来の技術】
従来、コンデンサ素子とインバータとを格納したインバータユニットとして、以下のものが開示されている。
【0003】
図7を参照して、従来の方法によりコンデンサ素子を格納したインバータユニットについて説明する。図7は、従来の構造を有するインバータユニット200の断面図である。
【0004】
インバータユニット200は、カバー202、インバータケース204、コンデンサハウジング206、コンデンサ素子208、モールド樹脂210、コンデンサバスバー212、インバータ入力バスバー214、バスバー締結ボルト216、およびヒートシンク218を含む。インバータ入力バスバー214には、インバータ回路(図示しない)が取り付けられている。
【0005】
コンデンサ素子208は、モールド樹脂210によりコンデンサハウジング206に固定されている。コンデンサバスバー212とインバータ入力バスバー214とは、バスバー締結ボルト216により締結されている。コンデンサバスバー212は、その面がインバータ入力バスバー214の上面に合うように直角に曲げられている。これにより、バスバー締結ボルト216を取り付けるときの作業性を向上させることができる。
【0006】
しかし、図7に示す構造によると、バスバー締結ボルト216の上部が無駄スペースとなるため、インバータユニットの小型化に限界があった。
【0007】
このような問題を解決するために、特開2000−152656号公報(特許文献1)は、平滑コンデンサを有する小型の電力変換装置を開示する。図8を参照して、この電力変換装置300は、電力変換部302と、一対の広幅側面部を有して電圧変動を低減する扁平型コンデンサ304と、電力変換部302および扁平型コンデンサ304を格納するケース306,308と、扁平型コンデンサの一対の広幅側面部の軸方向かつ周方向における少なくとも中央部にそれぞれ密接してその膨張を規制する少なくとも一対の挟持部材310と、基板312と、入力端子314と、接続部材316,318とを含む。電力変換部302と扁平型コンデンサ304とは、コンデンサの入力端子314および接続部材316,318により接続されている。
【0008】
この電力変換装置によると、平滑コンデンサとして扁平型コンデンサ304を使用することにより、ケース306,308の高さ寸法を小さくすることができる。その結果、電力変換装置の高さ形状も小型化することができる。
【0009】
【特許文献1】
特開2000−152656号公報(図2)
【0010】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、特許文献1に開示された電力変換装置によると、扁平型コンデンサ304により高さ方向を小型化することはできても、軸方向(すなわち、水平方向)が短縮されないため、装置全体として小型化することができないという問題があった。
【0011】
また、一般に、電力変換装置の作動時には、コンデンサの充放電によってコンデンサと電気回路との接続部分が発熱するため、電力変換装置の温度が上昇する。このとき、電力変換装置内の位置によって温度上昇の程度が異なるため、この装置の温度特性に影響を与える場合があった。
【0012】
本発明は、上述の課題を解決するためになされたものであって、その目的は、全体の大きさが小型化され、部品点数が低減され、さらには温度特性の変化が抑制される電気機器を提供することである。
【0013】
【課題を解決するための手段】
第1の発明に係る電気機器は、電気回路と、電気回路に接続される回路素子と、回路素子を格納するハウジングと、電気回路と回路素子とハウジングとを格納するケースとを有する電気機器である。この電気機器は、ハウジングとケースとが一体にされることにより、回路素子および電気回路を外部から遮断するものである。
【0014】
第1の発明によると、回路素子を格納するハウジングと、これらと電気回路とを格納するケースとが一体にされることにより、回路素子および電気回路を外部から遮断(保護)される(たとえば、回路素子を格納しつつケースの開口部を閉じることができる)。このようにすると、ケースの開口部を閉じるためだけの部材が不要になるため、電気機器の部品点数が削減される。また、そのような部材のスペースを削減することができるため、電気機器を小型化することができる。これにより、全体の大きさが小型化され、部品点数が低減される電気機器を提供することができる。
【0015】
第2の発明に係る電気機器は、第1の発明の構成に加えて、電気回路に設けられた電気回路バスバーと、回路素子に設けられた回路素子バスバーと、電気回路バスバーと回路素子バスバーとを固定する固定部材とをさらに含む。ケースには、締結部材が貫通する開口部が設けられる。電気回路バスバーと回路素子バスバーとは、開口部を介して固定部材により固定される。
【0016】
第2の発明によると、固定部材を用いて電気回路バスバーと回路素子バスバーとを開口部を介して固定することにより、電気回路と回路素子と締結することができる。このようにすると、締結のための作業スペース(空間)をケースの内部に設ける必要がなくなるため、作業性を損なうことなく電気機器を小型化することができる。
【0017】
第3の発明に係る電気機器は、第2の発明の構成に加えて、複数の電気回路バスバーと回路素子バスバーとを有する。複数の電気回路バスバーと回路素子バスバーとは、複数の固定部において固定部材により固定される。
【0018】
第3の発明によると、電気回路バスバーと回路素子バスバーとは、複数の固定部において固定されているため、電気機器の作動時における発熱を各固定部に分散させることができる。このようにすると、電気機器、回路素子(たとえば、インバータユニット)における温度分布の差異が小さくなるため、電気機器の温度特性の変化を防止することができる。また、各接続部分から回路素子までの距離が、固定部が1箇所の場合における距離に比べて短くなるため、各回路のインダクタンスを小さくすることができる。これにより、回路素子における損失を低減することができる。
【0019】
第4の発明に係る電気機器は、第3の発明の構成に加えて、複数の固定部は、電気機器の中心に対して対称となるように設けられる。
【0020】
第4の発明によると、電気機器における温度分布の偏りが抑制されるため、局所的な温度変化を防止することができる。
【0021】
第5の発明に係る電気機器は、第2〜4のいずれかの発明の構成に加えて、シール部材をさらに含む。シール部材は、開口部に取り付けられる。
【0022】
第5の発明によると、シール部材(たとえば、防水キャップ、防水パテ等)により、ケースの開口部における防水性を向上することができる。
【0023】
第6の発明に係る電気機器は、第1〜5のいずれかの発明の構成に加えて、樹脂部材をさらに含む。回路素子は、樹脂部材によりハウジングに取り付けられる。
【0024】
第6の発明によると、回路素子とハウジングとの間が絶縁されるため、電気機器を安定して作動させることができる。
【0025】
第7の発明に係る電気機器は、第1〜6のいずれかの発明の構成に加えて、電気回路はインバータ回路であり、回路素子はコンデンサであるものである。
【0026】
第7の発明によると、インバータ回路を格納するケースの開口部はコンデンサのハウジングにより密閉されるため、インバータ回路とコンデンサとを含む電気機器の部品数を低減しつつ、小型化することができる。
【0027】
【発明の実施の形態】
以下、図面を参照しつつ、本発明の実施の形態について説明する。以下の説明では、同一の部品には同一の符号を付してある。それらの名称および機能も同じである。したがって、それらについての詳細な説明は繰り返さない。
【0028】
<第1の実施の形態>
図1を参照して、本発明の第1の実施の形態に係るインバータユニット100の構成について説明する。図1は、インバータユニット100の垂直方向の断面図である。
【0029】
このインバータユニット100は、コンデンサハウジング110と、インバータケース120と、ヒートシンク130と、コンデンサ素子112と、コンデンサバスバー114と、インバータ入力バスバー116と、モールド樹脂118と、インバータ制御基板122と、バスバー締結ボルト124と、ナット126と、パワー半導体128と、防水キャップ132とを含む。モールド樹脂118は、絶縁性を有する樹脂である。
【0030】
コンデンサ素子112は、モールド樹脂118によってコンデンサハウジング110の内側に取り付けられている。したがって、コンデンサ素子112とコンデンサハウジング110とは、絶縁されている。
【0031】
コンデンサ素子112の端部には、コンデンサバスバー114が取り付けられている。この取り付け方法は特に限られず、コンデンサ素子112とコンデンサバスバー114との間の導通が確保される方法(たとえば溶接)であればよい。
【0032】
インバータケース120は、ヒートシンク130に取り付けられている。インバータケース120の側面には、図1に示すように、バスバー締結ボルト124を外部から取り付けるための開口部134が形成されている。
【0033】
インバータ入力バスバー116には、インバータ制御基板122が取り付けられている。インバータ入力バスバー116の端部は、垂直方向に曲げられている。その端部とコンデンサバスバー114の端部とは、バスバー締結ボルト124およびナット126により締結されている。また、インバータ入力バスバー116は、インバータ制御基板122の重みによってパワー半導体128に接触しないように、支持部材(図示しない)によって支えられている。
【0034】
このように取り付けることにより、コンデンサ素子112とインバータ制御基板122との間の導通を確実にすることができる。
【0035】
コンデンサハウジング110とインバータケース120との接続部分は、たとえば溶接によって接合されている。これにより、振動によって、加速度がインバータユニット100に生じた場合でも、コンデンサハウジング110とインバータケース120とは、分離することなく接続状態を維持することができる。
【0036】
パワー半導体128は、ヒートシンク130に取り付けられている。これにより、パワー半導体128から発せられる熱は、ヒートシンク130を介して放熱されるため、インバータユニット100の温度の上昇を防止することができる。なお、パワー半導体128とヒートシンク130との間に生じる隙間にシリコングリースなどの熱伝導グリースを塗布してもよい。これにより、放熱効果をさらに向上させることができる。
【0037】
防水キャップ132は、バスバー締結ボルト124の外部から取り付けられ、インバータユニット100を防水する。
【0038】
以上のようにして、本発明の第1の実施の形態に係るインバータユニット100によると、コンデンサバスバー114とインバータ入力バスバー116とを取り付けるためのバスバー締結ボルト124を、外部から締結することができる。また、インバータユニット100の内部には、コンデンサバスバー114とインバータ入力バスバー116とを取り付けるためのスペースを設ける必要がなくなる。
【0039】
これにより、このバスバー締結ボルト124の締結時における作業性の低下を防止するとともに、インバータユニット100を小型化することができる。
【0040】
また、コンデンサハウジング110は、インバータケース120のカバーとしての機能を果たす。さらに、コンデンサハウジング110とインバータケース120とは、溶接により接合されている。コンデンサバスバー114とインバータ入力バスバー116とは、ボルトにより締結されている。なお、コンデンサハウジング110とインバータケース120とは、ボルトによって締結されていてもよい。
【0041】
コンデンサハウジング110とインバータケース120とを溶接により接合することによって、インバータケース120の開口部を閉じるカバー、あるいはコンデンサハウジング110を取り付けるためのフランジが不要となるため、インバータユニット100の部品に関するコストを低減することができる。これにより、組立のための作業性を損なうことなく、部品点数を削減することができ、さらには小型化することができるインバータユニットを提供することができる。
【0042】
<第2の実施の形態>
以下、図2〜図6を参照して、本発明の第2の実施の形態について説明する。
【0043】
図2を参照して、本実施の形態に係るインバータユニット400の構成について説明する。図2は、インバータユニット400の垂直方向の断面図である。
【0044】
このインバータユニット400は、コンデンサハウジング410と、インバータケース420と、ヒートシンク430と、コンデンサ素子412と、コンデンサバスバー414と、インバータ入力バスバー416と、モールド樹脂418と、インバータ制御基板422と、バスバー締結ボルト424と、ナット426と、パワー半導体428と、防水キャップ432とを含む。
【0045】
インバータケース420には、各側面(計4面)に開口部434が設けられている。コンデンサバスバー414とインバータ入力バスバー416とは、後述するように、各開口部に対応して4ヶ所設けられている。コンデンサバスバー414は、正極バスバーおよび負極バスバーからなる。
【0046】
インバータユニット400は、前述のインバータユニット100(図1)に対し、開口部434、コンデンサバスバー414およびインバータ入力バスバー416の数が異なるが、その他の構成は同じである。したがって、それらについての説明は、繰り返さない。
【0047】
図3を参照して、本実施の形態に係るインバータユニット400におけるインバータ制御基板422との接続部の構成について説明する。図3は、図2に示したコンデンサ素子412の取付部分を、X方向から表わした図である。
【0048】
コンデンサ素子412は、コンデンサ素子取付板440,442の間に配置されている。コンデンサ素子取付板440には、4つの負極バスバー414bが取り付けられている。コンデンサ素子取付板442には、4つの正極バスバー414aが取り付けられている。これらのバスバーは、インバータ制御基板422(図2)に取り付けられているバスバー(図示しない)に接続される。
【0049】
図4を参照して、本実施の形態に係るインバータユニット400における正極バスバー414aおよび負極バスバー414bの配置について説明する。図4は、図3に示したコンデンサ取付板440をY方向から表わした図である。
【0050】
正極バスバー414aと負極バスバー414bとは、コンデンサ素子取付板442において点対称となる位置に配置されている。このようにすると、インバータユニット400の作動時には、各接続部を介してコンデンサ素子412が充放電されるため、コンデンサ素子412の温度が変化した場合、温度変化の偏りが小さくなる。これにより、インバータユニット400の作動特性の変化を抑制することができる。
【0051】
なお、各バスバーの配置はこれに限られず、対称とならない配置であってもよい。また、接続部分の数は、4ヶ所に限られず、インバータユニット400のスペースの制約等により増減してもよい。
【0052】
図5および図6を参照して、インバータユニットに含まれるコンデンサ素子の温度分布について説明する。図5は、本実施の形態に係るインバータユニット400の各コンデンサ素子412における温度分布を表わす図である。図6は、従来のインバータユニットのコンデンサ素子における温度分布を表わす図である。各図において、曲線(A),(B),(C)は、等温曲線を表わす。
【0053】
図5におけるコンデンサ素子412の温度の大小関係は、曲線(B)<曲線(A)、あるいは曲線(B)<曲線(C)である。この場合、たとえば、コンデンサ素子412aとコンデンサ素子412cとの間の温度差(ΔT)は比較的小さい。
【0054】
一方、図6におけるコンデンサ素子812の温度の大小関係は、曲線(C)<曲線(B)<曲線(A)である。この場合、たとえば、コンデンサ素子812aとコンデンサ素子812cとの温度差は、図5の場合の温度差(ΔT)よりも大きくなる。
【0055】
このように、従来の接続構造を有するインバータユニットにおいては、コンデンサ素子812の温度分布は、正極バスバー814aの位置に依存するため、正極バスバー814aの近くに配置されるコンデンサ素子の温度は、正極バスバー814aから離れて配置されるコンデンサ素子の温度よりも高くなる。したがって、複数箇所においてコンデンサ素子とインバータとを接続することにより、コンデンサ素子の充放電による温度上昇の影響が特定のコンデンサに集中することを防止することができる。
【0056】
以上により、本実施の形態に係るインバータユニット400によると、複数の正極バスバー414aおよび負極バスバー414bは、インバータ制御基板422との接続箇所の位置が対称となるようにコンデンサ素子取付板440に設けられている。これにより、コンデンサ素子の充放電電流を分散することができるため、特定のコンデンサ素子のみが高温にならない。これにより、インバータユニット400の局所的な温度上昇を防止することができる。また、インバータユニット400の温度特性の変化を抑制することができる。
【0057】
今回開示された実施の形態はすべての点で例示であって制限的なものではないと考えられるべきである。本発明の範囲は上記した説明ではなくて特許請求の範囲によって示され、特許請求の範囲と均等の意味および範囲内でのすべての変更が含まれることが意図される。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施の形態に係るインバータユニットの断面図である。
【図2】本発明の第2の実施の形態に係るインバータユニットの断面図である。
【図3】図2に示すインバータユニットにおけるコンデンサ素子の取付部分を表わす図(その1)である。
【図4】図2に示すインバータユニットにおけるコンデンサ素子の取付部分を表わす図(その2)である。
【図5】図2に示すインバータユニットのコンデンサ素子における温度分布を表わす図である。
【図6】従来のインバータユニットのコンデンサ素子における温度分布を表わす図である。
【図7】従来のインバータユニットの断面図(その1)である。
【図8】従来のインバータユニットの断面図(その2)である。
【符号の説明】
100 インバータユニット、112,412 コンデンサ素子、114,414 コンデンサバスバー、414a,814a 正極バスバー、414b 負極バスバー、116,416 インバータバスバー、118,418 モールド樹脂、120,420 インバータケース、122,422 インバータ制御基板、124,424 バスバー締結ボルト、126,426 ナット、128,428 パワー半導体、130,430 ヒートシンク、132,432 防水キャップ、440,442 コンデンサ素子取付板、814 バスバー。
【発明の属する技術分野】
本発明は、電気回路と電気回路に接続される回路素子とを有する電気機器に関し、特に、インバータとそのインバータに接続されるコンデンサ素子とを有する電気機器に関する。
【0002】
【従来の技術】
従来、コンデンサ素子とインバータとを格納したインバータユニットとして、以下のものが開示されている。
【0003】
図7を参照して、従来の方法によりコンデンサ素子を格納したインバータユニットについて説明する。図7は、従来の構造を有するインバータユニット200の断面図である。
【0004】
インバータユニット200は、カバー202、インバータケース204、コンデンサハウジング206、コンデンサ素子208、モールド樹脂210、コンデンサバスバー212、インバータ入力バスバー214、バスバー締結ボルト216、およびヒートシンク218を含む。インバータ入力バスバー214には、インバータ回路(図示しない)が取り付けられている。
【0005】
コンデンサ素子208は、モールド樹脂210によりコンデンサハウジング206に固定されている。コンデンサバスバー212とインバータ入力バスバー214とは、バスバー締結ボルト216により締結されている。コンデンサバスバー212は、その面がインバータ入力バスバー214の上面に合うように直角に曲げられている。これにより、バスバー締結ボルト216を取り付けるときの作業性を向上させることができる。
【0006】
しかし、図7に示す構造によると、バスバー締結ボルト216の上部が無駄スペースとなるため、インバータユニットの小型化に限界があった。
【0007】
このような問題を解決するために、特開2000−152656号公報(特許文献1)は、平滑コンデンサを有する小型の電力変換装置を開示する。図8を参照して、この電力変換装置300は、電力変換部302と、一対の広幅側面部を有して電圧変動を低減する扁平型コンデンサ304と、電力変換部302および扁平型コンデンサ304を格納するケース306,308と、扁平型コンデンサの一対の広幅側面部の軸方向かつ周方向における少なくとも中央部にそれぞれ密接してその膨張を規制する少なくとも一対の挟持部材310と、基板312と、入力端子314と、接続部材316,318とを含む。電力変換部302と扁平型コンデンサ304とは、コンデンサの入力端子314および接続部材316,318により接続されている。
【0008】
この電力変換装置によると、平滑コンデンサとして扁平型コンデンサ304を使用することにより、ケース306,308の高さ寸法を小さくすることができる。その結果、電力変換装置の高さ形状も小型化することができる。
【0009】
【特許文献1】
特開2000−152656号公報(図2)
【0010】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、特許文献1に開示された電力変換装置によると、扁平型コンデンサ304により高さ方向を小型化することはできても、軸方向(すなわち、水平方向)が短縮されないため、装置全体として小型化することができないという問題があった。
【0011】
また、一般に、電力変換装置の作動時には、コンデンサの充放電によってコンデンサと電気回路との接続部分が発熱するため、電力変換装置の温度が上昇する。このとき、電力変換装置内の位置によって温度上昇の程度が異なるため、この装置の温度特性に影響を与える場合があった。
【0012】
本発明は、上述の課題を解決するためになされたものであって、その目的は、全体の大きさが小型化され、部品点数が低減され、さらには温度特性の変化が抑制される電気機器を提供することである。
【0013】
【課題を解決するための手段】
第1の発明に係る電気機器は、電気回路と、電気回路に接続される回路素子と、回路素子を格納するハウジングと、電気回路と回路素子とハウジングとを格納するケースとを有する電気機器である。この電気機器は、ハウジングとケースとが一体にされることにより、回路素子および電気回路を外部から遮断するものである。
【0014】
第1の発明によると、回路素子を格納するハウジングと、これらと電気回路とを格納するケースとが一体にされることにより、回路素子および電気回路を外部から遮断(保護)される(たとえば、回路素子を格納しつつケースの開口部を閉じることができる)。このようにすると、ケースの開口部を閉じるためだけの部材が不要になるため、電気機器の部品点数が削減される。また、そのような部材のスペースを削減することができるため、電気機器を小型化することができる。これにより、全体の大きさが小型化され、部品点数が低減される電気機器を提供することができる。
【0015】
第2の発明に係る電気機器は、第1の発明の構成に加えて、電気回路に設けられた電気回路バスバーと、回路素子に設けられた回路素子バスバーと、電気回路バスバーと回路素子バスバーとを固定する固定部材とをさらに含む。ケースには、締結部材が貫通する開口部が設けられる。電気回路バスバーと回路素子バスバーとは、開口部を介して固定部材により固定される。
【0016】
第2の発明によると、固定部材を用いて電気回路バスバーと回路素子バスバーとを開口部を介して固定することにより、電気回路と回路素子と締結することができる。このようにすると、締結のための作業スペース(空間)をケースの内部に設ける必要がなくなるため、作業性を損なうことなく電気機器を小型化することができる。
【0017】
第3の発明に係る電気機器は、第2の発明の構成に加えて、複数の電気回路バスバーと回路素子バスバーとを有する。複数の電気回路バスバーと回路素子バスバーとは、複数の固定部において固定部材により固定される。
【0018】
第3の発明によると、電気回路バスバーと回路素子バスバーとは、複数の固定部において固定されているため、電気機器の作動時における発熱を各固定部に分散させることができる。このようにすると、電気機器、回路素子(たとえば、インバータユニット)における温度分布の差異が小さくなるため、電気機器の温度特性の変化を防止することができる。また、各接続部分から回路素子までの距離が、固定部が1箇所の場合における距離に比べて短くなるため、各回路のインダクタンスを小さくすることができる。これにより、回路素子における損失を低減することができる。
【0019】
第4の発明に係る電気機器は、第3の発明の構成に加えて、複数の固定部は、電気機器の中心に対して対称となるように設けられる。
【0020】
第4の発明によると、電気機器における温度分布の偏りが抑制されるため、局所的な温度変化を防止することができる。
【0021】
第5の発明に係る電気機器は、第2〜4のいずれかの発明の構成に加えて、シール部材をさらに含む。シール部材は、開口部に取り付けられる。
【0022】
第5の発明によると、シール部材(たとえば、防水キャップ、防水パテ等)により、ケースの開口部における防水性を向上することができる。
【0023】
第6の発明に係る電気機器は、第1〜5のいずれかの発明の構成に加えて、樹脂部材をさらに含む。回路素子は、樹脂部材によりハウジングに取り付けられる。
【0024】
第6の発明によると、回路素子とハウジングとの間が絶縁されるため、電気機器を安定して作動させることができる。
【0025】
第7の発明に係る電気機器は、第1〜6のいずれかの発明の構成に加えて、電気回路はインバータ回路であり、回路素子はコンデンサであるものである。
【0026】
第7の発明によると、インバータ回路を格納するケースの開口部はコンデンサのハウジングにより密閉されるため、インバータ回路とコンデンサとを含む電気機器の部品数を低減しつつ、小型化することができる。
【0027】
【発明の実施の形態】
以下、図面を参照しつつ、本発明の実施の形態について説明する。以下の説明では、同一の部品には同一の符号を付してある。それらの名称および機能も同じである。したがって、それらについての詳細な説明は繰り返さない。
【0028】
<第1の実施の形態>
図1を参照して、本発明の第1の実施の形態に係るインバータユニット100の構成について説明する。図1は、インバータユニット100の垂直方向の断面図である。
【0029】
このインバータユニット100は、コンデンサハウジング110と、インバータケース120と、ヒートシンク130と、コンデンサ素子112と、コンデンサバスバー114と、インバータ入力バスバー116と、モールド樹脂118と、インバータ制御基板122と、バスバー締結ボルト124と、ナット126と、パワー半導体128と、防水キャップ132とを含む。モールド樹脂118は、絶縁性を有する樹脂である。
【0030】
コンデンサ素子112は、モールド樹脂118によってコンデンサハウジング110の内側に取り付けられている。したがって、コンデンサ素子112とコンデンサハウジング110とは、絶縁されている。
【0031】
コンデンサ素子112の端部には、コンデンサバスバー114が取り付けられている。この取り付け方法は特に限られず、コンデンサ素子112とコンデンサバスバー114との間の導通が確保される方法(たとえば溶接)であればよい。
【0032】
インバータケース120は、ヒートシンク130に取り付けられている。インバータケース120の側面には、図1に示すように、バスバー締結ボルト124を外部から取り付けるための開口部134が形成されている。
【0033】
インバータ入力バスバー116には、インバータ制御基板122が取り付けられている。インバータ入力バスバー116の端部は、垂直方向に曲げられている。その端部とコンデンサバスバー114の端部とは、バスバー締結ボルト124およびナット126により締結されている。また、インバータ入力バスバー116は、インバータ制御基板122の重みによってパワー半導体128に接触しないように、支持部材(図示しない)によって支えられている。
【0034】
このように取り付けることにより、コンデンサ素子112とインバータ制御基板122との間の導通を確実にすることができる。
【0035】
コンデンサハウジング110とインバータケース120との接続部分は、たとえば溶接によって接合されている。これにより、振動によって、加速度がインバータユニット100に生じた場合でも、コンデンサハウジング110とインバータケース120とは、分離することなく接続状態を維持することができる。
【0036】
パワー半導体128は、ヒートシンク130に取り付けられている。これにより、パワー半導体128から発せられる熱は、ヒートシンク130を介して放熱されるため、インバータユニット100の温度の上昇を防止することができる。なお、パワー半導体128とヒートシンク130との間に生じる隙間にシリコングリースなどの熱伝導グリースを塗布してもよい。これにより、放熱効果をさらに向上させることができる。
【0037】
防水キャップ132は、バスバー締結ボルト124の外部から取り付けられ、インバータユニット100を防水する。
【0038】
以上のようにして、本発明の第1の実施の形態に係るインバータユニット100によると、コンデンサバスバー114とインバータ入力バスバー116とを取り付けるためのバスバー締結ボルト124を、外部から締結することができる。また、インバータユニット100の内部には、コンデンサバスバー114とインバータ入力バスバー116とを取り付けるためのスペースを設ける必要がなくなる。
【0039】
これにより、このバスバー締結ボルト124の締結時における作業性の低下を防止するとともに、インバータユニット100を小型化することができる。
【0040】
また、コンデンサハウジング110は、インバータケース120のカバーとしての機能を果たす。さらに、コンデンサハウジング110とインバータケース120とは、溶接により接合されている。コンデンサバスバー114とインバータ入力バスバー116とは、ボルトにより締結されている。なお、コンデンサハウジング110とインバータケース120とは、ボルトによって締結されていてもよい。
【0041】
コンデンサハウジング110とインバータケース120とを溶接により接合することによって、インバータケース120の開口部を閉じるカバー、あるいはコンデンサハウジング110を取り付けるためのフランジが不要となるため、インバータユニット100の部品に関するコストを低減することができる。これにより、組立のための作業性を損なうことなく、部品点数を削減することができ、さらには小型化することができるインバータユニットを提供することができる。
【0042】
<第2の実施の形態>
以下、図2〜図6を参照して、本発明の第2の実施の形態について説明する。
【0043】
図2を参照して、本実施の形態に係るインバータユニット400の構成について説明する。図2は、インバータユニット400の垂直方向の断面図である。
【0044】
このインバータユニット400は、コンデンサハウジング410と、インバータケース420と、ヒートシンク430と、コンデンサ素子412と、コンデンサバスバー414と、インバータ入力バスバー416と、モールド樹脂418と、インバータ制御基板422と、バスバー締結ボルト424と、ナット426と、パワー半導体428と、防水キャップ432とを含む。
【0045】
インバータケース420には、各側面(計4面)に開口部434が設けられている。コンデンサバスバー414とインバータ入力バスバー416とは、後述するように、各開口部に対応して4ヶ所設けられている。コンデンサバスバー414は、正極バスバーおよび負極バスバーからなる。
【0046】
インバータユニット400は、前述のインバータユニット100(図1)に対し、開口部434、コンデンサバスバー414およびインバータ入力バスバー416の数が異なるが、その他の構成は同じである。したがって、それらについての説明は、繰り返さない。
【0047】
図3を参照して、本実施の形態に係るインバータユニット400におけるインバータ制御基板422との接続部の構成について説明する。図3は、図2に示したコンデンサ素子412の取付部分を、X方向から表わした図である。
【0048】
コンデンサ素子412は、コンデンサ素子取付板440,442の間に配置されている。コンデンサ素子取付板440には、4つの負極バスバー414bが取り付けられている。コンデンサ素子取付板442には、4つの正極バスバー414aが取り付けられている。これらのバスバーは、インバータ制御基板422(図2)に取り付けられているバスバー(図示しない)に接続される。
【0049】
図4を参照して、本実施の形態に係るインバータユニット400における正極バスバー414aおよび負極バスバー414bの配置について説明する。図4は、図3に示したコンデンサ取付板440をY方向から表わした図である。
【0050】
正極バスバー414aと負極バスバー414bとは、コンデンサ素子取付板442において点対称となる位置に配置されている。このようにすると、インバータユニット400の作動時には、各接続部を介してコンデンサ素子412が充放電されるため、コンデンサ素子412の温度が変化した場合、温度変化の偏りが小さくなる。これにより、インバータユニット400の作動特性の変化を抑制することができる。
【0051】
なお、各バスバーの配置はこれに限られず、対称とならない配置であってもよい。また、接続部分の数は、4ヶ所に限られず、インバータユニット400のスペースの制約等により増減してもよい。
【0052】
図5および図6を参照して、インバータユニットに含まれるコンデンサ素子の温度分布について説明する。図5は、本実施の形態に係るインバータユニット400の各コンデンサ素子412における温度分布を表わす図である。図6は、従来のインバータユニットのコンデンサ素子における温度分布を表わす図である。各図において、曲線(A),(B),(C)は、等温曲線を表わす。
【0053】
図5におけるコンデンサ素子412の温度の大小関係は、曲線(B)<曲線(A)、あるいは曲線(B)<曲線(C)である。この場合、たとえば、コンデンサ素子412aとコンデンサ素子412cとの間の温度差(ΔT)は比較的小さい。
【0054】
一方、図6におけるコンデンサ素子812の温度の大小関係は、曲線(C)<曲線(B)<曲線(A)である。この場合、たとえば、コンデンサ素子812aとコンデンサ素子812cとの温度差は、図5の場合の温度差(ΔT)よりも大きくなる。
【0055】
このように、従来の接続構造を有するインバータユニットにおいては、コンデンサ素子812の温度分布は、正極バスバー814aの位置に依存するため、正極バスバー814aの近くに配置されるコンデンサ素子の温度は、正極バスバー814aから離れて配置されるコンデンサ素子の温度よりも高くなる。したがって、複数箇所においてコンデンサ素子とインバータとを接続することにより、コンデンサ素子の充放電による温度上昇の影響が特定のコンデンサに集中することを防止することができる。
【0056】
以上により、本実施の形態に係るインバータユニット400によると、複数の正極バスバー414aおよび負極バスバー414bは、インバータ制御基板422との接続箇所の位置が対称となるようにコンデンサ素子取付板440に設けられている。これにより、コンデンサ素子の充放電電流を分散することができるため、特定のコンデンサ素子のみが高温にならない。これにより、インバータユニット400の局所的な温度上昇を防止することができる。また、インバータユニット400の温度特性の変化を抑制することができる。
【0057】
今回開示された実施の形態はすべての点で例示であって制限的なものではないと考えられるべきである。本発明の範囲は上記した説明ではなくて特許請求の範囲によって示され、特許請求の範囲と均等の意味および範囲内でのすべての変更が含まれることが意図される。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施の形態に係るインバータユニットの断面図である。
【図2】本発明の第2の実施の形態に係るインバータユニットの断面図である。
【図3】図2に示すインバータユニットにおけるコンデンサ素子の取付部分を表わす図(その1)である。
【図4】図2に示すインバータユニットにおけるコンデンサ素子の取付部分を表わす図(その2)である。
【図5】図2に示すインバータユニットのコンデンサ素子における温度分布を表わす図である。
【図6】従来のインバータユニットのコンデンサ素子における温度分布を表わす図である。
【図7】従来のインバータユニットの断面図(その1)である。
【図8】従来のインバータユニットの断面図(その2)である。
【符号の説明】
100 インバータユニット、112,412 コンデンサ素子、114,414 コンデンサバスバー、414a,814a 正極バスバー、414b 負極バスバー、116,416 インバータバスバー、118,418 モールド樹脂、120,420 インバータケース、122,422 インバータ制御基板、124,424 バスバー締結ボルト、126,426 ナット、128,428 パワー半導体、130,430 ヒートシンク、132,432 防水キャップ、440,442 コンデンサ素子取付板、814 バスバー。
Claims (7)
- 電気回路と、前記電気回路に接続される回路素子と、前記回路素子を格納するハウジングと、前記電気回路と前記回路素子と前記ハウジングとを格納するケースとを有する電気機器であって、
前記ハウジングと前記ケースとが一体にされることにより、前記回路素子および前記電気回路を外部から遮断する、電気機器。 - 前記電気機器は、
前記電気回路に設けられた電気回路バスバーと、
前記回路素子に設けられた回路素子バスバーと、
前記電気回路バスバーと前記回路素子バスバーとを固定する固定部材とをさらに含み、
前記ケースには、前記締結部材が貫通する開口部が設けられ、
前記電気回路バスバーと前記回路素子バスバーとは、前記開口部を介して前記固定部材により固定される、請求項1に記載の電気機器。 - 前記電気機器は、複数の前記電気回路バスバーと前記回路素子バスバーとを有し、
前記複数の電気回路バスバーと前記回路素子バスバーとは、複数の固定部において前記固定部材により固定される、請求項2に記載の電気機器。 - 前記複数の固定部は、前記電気機器の中心に対して対称となるように設けられる、請求項3に記載の電気機器。
- 前記電気機器は、シール部材をさらに含み、
前記シール部材は、前記開口部に取り付けられる、請求項2〜4のいずれかに記載の電気機器。 - 前記電気機器は、樹脂部材をさらに含み、
前記回路素子は、前記樹脂部材により前記ハウジングに取り付けられる、請求項1〜5のいずれかに記載の電気機器。 - 前記電気回路はインバータ回路であり、
前記回路素子はコンデンサである、請求項1〜6のいずれかに記載の電気機器。
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