JP7319945B2 - 電力変換装置 - Google Patents

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Description

本発明は、電力変換装置に関する。
直流電力を交流電力に変換するインバータの高出力化、高周波化、小型化に伴い、電磁ノイズの抑制が要求され、インバータの直流電圧の入力側にノイズ除去コンデンサとノイズ除去コアよりなるノイズ除去フィルタが追加されている。ノイズ除去フィルタは、ノイズ除去コアにバスバーを挿通する構成であり、ノイズ除去コアの周辺でバスバーの断面積が小さくなり、発熱が大きくなる。この発熱がノイズ除去コンデンサに流入し、ノイズ除去コンデンサが煽り熱を受ける。このため、ノイズ除去フィルタの周辺を効率的に冷却し、且つ、インバータからの熱の影響も低減する必要がある。
特許文献1には、ノイズフィルタモジュールの下面に冷却部を配置することで放熱性能を向上させ、インバータの高出力化を可能とする電力変換装置が開示されている。
国際公開WO2018/116667号公報
上述した、特許文献1に記載の装置では、装置の小型化の要求によりノイズフィルタモジュールの下面に冷却部を配置できない場合に、ノイズ除去コンデンサやノイズ除去コアを効率よく冷却することができなかった。
本発明による電力変換装置は、直流電力を交流電力に変換するパワー半導体回路部と、前記直流電力を平滑化する平滑コンデンサと、前記平滑コンデンサを挟んで前記パワー半導体回路部とは反対側に配置されるフィルタ回路部と、前記パワー半導体回路部を冷却する冷媒流路と、を備え、前記フィルタ回路部は、ノイズ除去コンデンサと、ノイズ除去コアと、を含み、前記平滑コンデンサは、第1平滑コンデンサ部と、第2平滑コンデンサ部とを含み、前記ノイズ除去コンデンサと前記ノイズ除去コアとの間、および前記第1平滑コンデンサ部と前記第2平滑コンデンサ部との間には、熱伝導性の第1隔壁が設けられ、前記第1隔壁は、前記冷媒流路と熱的に接続される。
本発明によれば、装置の小型化の要求を満たしたうえで、ノイズ除去コンデンサやノイズ除去コアを効率よく冷却することができる。
第1の実施形態に係る電力変換装置の回路構成図である。 第1の実施形態に係る電力変換装置の斜視図である。 第1の実施形態に係る電力変換装置の展開図である。 第1の実施形態に係る電力変換装置の底面の斜視図である。 第1の実施形態に係る第1直流バスバーと第2直流バスバーを示す斜視図である。 第1の実施形態に係る電力変換装置の上面図である。 (A)(B)第1の実施形態に係る電力変換装置の上面図および側面図である。 (A)(B)第1の実施形態に係る電力変換装置の上面図および側面図である。 第2の実施形態に係る電力変換装置の斜視図である。 第2の実施形態に係る電力変換装置の展開図である。 第2の実施形態に係る電力変換装置の上面図である。 (A)(B)第2の実施形態に係る電力変換装置の上面図および側面図である。 第3の実施形態に係る電力変換装置の斜視図である。 第3の実施形態に係る電力変換装置の展開図である。 (A)(B)第3の実施形態に係る電力変換装置の上面図および側面図である。
以下、図面を参照して本発明の実施形態を説明する。以下の記載および図面は、本発明を説明するための例示であって、説明の明確化のため、適宜、省略および簡略化がなされている。本発明は、他の種々の形態でも実施する事が可能である。特に限定しない限り、各構成要素は単数でも複数でも構わない。
図面において示す各構成要素の位置、大きさ、形状、範囲などは、発明の理解を容易にするため、実際の位置、大きさ、形状、範囲などを表していない場合がある。このため、本発明は、必ずしも、図面に開示された位置、大きさ、形状、範囲などに限定されない。
[第1の実施形態]
図1は、電力変換装置1の回路構成図である。
電力変換装置1には、直流電源2から直流電力が入力される。電力変換装置1は、入力された直流電力を交流電力に変換し、モータジェネレータ5へ出力することにより、モータジェネレータ5を駆動する。また、電力変換装置1は、外力によりモータジェネレータ5が回転した際に、交流電力を直流電力に変換し、直流電源2へ蓄電して回生する。
電力変換装置1は、直流電力を交流電力に変換するインバータ主回路3と、インバータ主回路3が電力変換動作時に発生する電磁ノイズを抑制するフィルタ回路部20とにより構成される。
インバータ主回路3は、インバータを構成するパワー半導体回路部4と、直流電力を平滑化する平滑コンデンサ50とにより構成される。
パワー半導体回路部4は、スイッチング素子と、モータジェネレータ5からの電流を還流するダイオード素子を備えたパワー半導体モジュールで構成され、ダイオード素子は、回生時には交流電力を直流電力に変換する機能も有する。
パワー半導体回路部4は、パワー半導体モジュール4a、4b、4cを備える。パワー半導体モジュール4aは、モータジェネレータ5のU相と接続される。パワー半導体モジュール4bは、モータジェネレータ5のV相と接続される。パワー半導体モジュール4cは、モータジェネレータ5のW相と接続される。
平滑コンデンサ50は、パワー半導体回路部4とフィルタ回路部20の間に接続され、直流電力を交流電力に変換する際の平滑化を行い、平滑化した直流電力をパワー半導体回路部4に供給する。
第2直流バスバー11は、平滑コンデンサ50とパワー半導体回路部4とフィルタ回路部20との間に接続される電力伝送経路である。
フィルタ回路部20は、直流電源端子6及び平滑コンデンサ50の間に配置され、パワー半導体回路部4が電力変換動作時に発生する電磁ノイズ、すなわち、ノーマルモードノイズ及びコモンモードノイズを除去する。フィルタ回路部20は、ノイズ除去コンデンサ21とノイズ除去コア26とを備える。第1直流バスバー10は、ノイズ除去コンデンサ21と電気的に接続され、ノイズ除去コア26の貫通孔に挿通され、第2直流バスバー11と接続される。
ノイズ除去コンデンサ21は、Xコンデンサ22とYコンデンサ23、24で構成される。Xコンデンサ22は、第1直流バスバー10の正極側導体と負極側導体の間に接続され、平滑コンデンサ50が平滑化する電力の周波数より高い周波数の電力を平滑化する。Xコンデンサ22は、ノーマルモードノイズを除去する。
Yコンデンサ23は、第1直流バスバー10の正極側導体とGND端子25の間に接続される。GND端子25は、電力変換装置1の回路におけるグランド端子である。Yコンデンサ24は、第1直流バスバー10の負極側導体とGND端子25の間に接続される。Yコンデンサ23、24は、コモンモードノイズを除去する。
ノイズ除去コア26は、第1直流バスバー10に流れる電流の変動を吸収することで電磁ノイズを抑制するコア部材である。第1直流バスバー10は、直流電源端子6を介して直流電源2と接続される。
図2は、電力変換装置1の斜視図である。
金属ケース7は、電力変換装置1のケースであり、インバータ主回路3、フィルタ回路部20を収納する。
フィルタ回路部20は、平滑コンデンサ50を挟んでパワー半導体回路部4とは反対側に配置される。Yコンデンサ23、24(図1参照)はGND端子25に接続される。第1直流バスバー10は、直流電源端子6を介して直流電源2と接続される。
第1直流バスバー10は、ノイズ除去コンデンサ21の上に配置され、ノイズ除去コンデンサ21と並設されているノイズ除去コア26に挿通された後、第2直流バスバー11と接続される。
第2直流バスバー11は、平滑コンデンサ50の上に配置され、パワー半導体回路部4と接続される。交流バスバー12は、パワー半導体回路部4からの交流電力が出力される電力伝送経路であり、モータジェネレータ5(図1参照)に接続される。
図3は、電力変換装置1の展開図である。
第1直流バスバー10は、正極側導体10pと負極側導体10nにより構成され、絶縁及び固定のためのモールド樹脂材10mで覆われる。第2直流バスバー11は、正極側導体11pと負極側導体11nにより構成され、絶縁及び固定のためのモールド樹脂材11mで覆われる。
交流バスバー12は、パワー半導体回路部4及びモータジェネレータ5の間に接続される電力伝送経路である。交流バスバー12のうち、交流バスバー12aは、パワー半導体モジュール4a及びモータジェネレータ5のU相と接続される。交流バスバー12bは、パワー半導体モジュール4b及びモータジェネレータ5のV相と接続される。交流バスバー12cは、パワー半導体モジュール4b及びモータジェネレータ5のW相と接続される。
平滑コンデンサ50は、第1平滑コンデンサ部51と第2平滑コンデンサ部52で構成される。平滑コンデンサ50を挟んで、パワー半導体モジュール4a、4b、4cとは反対側にXコンデンサ22、Yコンデンサ23、24が配置される。
金属ケース7には、冷媒流路8が設けられ、パワー半導体モジュール4a、4b、4cは、冷媒流路8に熱的に接続され、冷媒流路8に流れる冷媒で冷却される。
また、金属ケース7には、ノイズ除去コンデンサ21とノイズ除去コア26との間、および第1平滑コンデンサ部51と第2平滑コンデンサ部52との間に、熱伝導性の第1隔壁60が設けられ、第1隔壁60は、冷媒流路と熱的に接続される。第1隔壁60は、金属ケース7と一体的に形成してもよく、金属ケース7と別体に形成してもよい。
第1直流バスバー10は、第1熱伝導性部材61を介して第1隔壁60に接触している。第1熱伝導性部材61は、放熱シートや放熱グリス等の熱伝導性の部材であり、第1直流バスバー10の発熱を第1熱伝導性部材61を介して第1隔壁60へ、さらに、第1隔壁60から冷媒流路8へ放熱する。
第2直流バスバー11は、第2熱伝導性部材62を介して第1隔壁60に接触している。第2熱伝導性部材62は放熱シートや放熱グリス等の熱伝導性の部材であり、第2直流バスバー11の発熱を第2熱伝導性部材62を介して第1隔壁60へ、さらに、第1隔壁60から冷媒流路8へ放熱する。
図4は、電力変換装置1の底面の斜視図である。
金属ケース7の底面には、パワー半導体モジュール4a、4b、4cを冷却する冷媒流路8が設けられている。冷媒流路8内を冷媒が流れることによりパワー半導体モジュール4a、4b、4cを冷却する。
図5は、第1直流バスバー10と第2直流バスバー11を示す斜視図である。
第1直流バスバー10は、正極側導体10pと負極側導体10nとを互いに絶縁して重ね合わせて構成され、絶縁及び固定のためのモールド樹脂材で覆われる。第2直流バスバー11は、正極側導体11pと負極側導体11nとを互いに絶縁して重ね合わせて構成され、絶縁及び固定のためのモールド樹脂材で覆われる。第1直流バスバー10の正極側導体10pは、第2直流バスバー11の正極側導体11pと接続される。第1直流バスバー10の負極側導体10nは、第2直流バスバー11の負極側導体11nと接続される。
図6は、電力変換装置1の上面図である。この図6では、第1直流バスバー10と第2直流バスバー11を取り除いた状態で、熱伝導の経路を矢印Zで示す。
第1平滑コンデンサ部51及び第2平滑コンデンサ部52の発熱を、熱伝導性の第1隔壁60を介してパワー半導体回路部4の冷媒流路8へ放熱する。さらに、ノイズ除去コンデンサ21及びノイズ除去コア26の発熱は、熱伝導性の第1隔壁60を介してパワー半導体回路部4の冷媒流路8へ放熱する。
本実施形態を適用しない場合には、平滑コンデンサ50の搭載箇所の中央部分は、熱がこもりやすく熱的にボトルネックとなっていた。これに対して本実施形態では、第1平滑コンデンサ部51、第2平滑コンデンサ部52の間に第1隔壁60を設けることにより放熱経路が形成されるため、平滑コンデンサ50の温度分布が局所的に高くなりにくく均一化できる。また、本実施形態を適用しない場合には、フィルタ回路部20(ノイズ除去コンデンサ21、ノイズ除去コア26)の下面に冷却部を設けることにより、装置が大型化していた。これに対して本実施形態では、ノイズ除去コンデンサ21とノイズ除去コア26との間に第1隔壁60を設けることにより放熱経路が形成されるため、装置を小型化でき、そのうえで、ノイズ除去コンデンサ21およびノイズ除去コア26の温度分布が局所的に高くなりにくく均一化できる。
図7(A)は、電力変換装置1の上面図であり、図7(B)は、電力変換装置1の側面図である。図7(A)では、第1直流バスバー10と第2直流バスバー11を取り除いた状態で、ノイズ除去コンデンサ21およびノイズ除去コア26の熱伝導の経路を矢印Xで示す。図7(B)では、第1直流バスバー10と第2直流バスバー11を取り付けた状態で、ノイズ除去コンデンサ21およびノイズ除去コア26の熱伝導の経路を矢印Xで示す。
図7(B)に示すように、第1直流バスバー10は、第1熱伝導性部材61を介して第1隔壁60に接触している。このため、図7(A)図7(B)に示すように、ノイズ除去コンデンサ21およびノイズ除去コア26から第1直流バスバー10に伝導した発熱や第1直流バスバー10の発熱は、第1熱伝導性部材61を介して、第1隔壁60へ伝導し、冷媒流路8へ放熱される。
図8(A)は、電力変換装置1の上面図であり、図8(B)は、電力変換装置1の側面図である。図8(A)では、第1直流バスバー10と第2直流バスバー11を取り除いた状態で、第1平滑コンデンサ部51、第2平滑コンデンサ部52の熱伝導の経路を矢印Yで示す。図7(B)では、第1直流バスバー10と第2直流バスバー11を取り付けた状態で、第1平滑コンデンサ部51、第2平滑コンデンサ部52の熱伝導の経路を矢印Yで示す。
第2直流バスバー11は、第2熱伝導性部材62を介して第1隔壁60に接触している。このため、図8(A)図8(B)に示すように、第1平滑コンデンサ部51、第2平滑コンデンサ部52の発熱は、第2直流バスバー11から第2熱伝導性部材62を介して、第1隔壁60へ伝導し、冷媒流路8へ放熱される。
[第2の実施形態]
図9は、第2の実施形態に係る電力変換装置1の斜視図である。第2の実施形態では、第1の実施形態の構成に加えて、第2隔壁70を設けた。なお、第1の実施形態の図1に示した電力変換装置1の回路構成図、図4に示した電力変換装置1の底面の斜視図、図5に示した第1直流バスバー10と第2直流バスバー11を示す斜視図は、第2の実施形態においても同様であるので、図示を省略する。また、第1の実施形態と同一の個所には同一の符号を附してその説明を省略する。
図9に示すように、フィルタ回路部20(ノイズ除去コンデンサ21、ノイズ除去コア26)と平滑コンデンサ50との間には、熱伝導性の第2隔壁70が設けられる。その他の構成は、第1の実施形態の図2に示した電力変換装置1の斜視図と同様である。
図10は、第2の実施形態に係る電力変換装置1の展開図である。
熱伝導性の第2隔壁70は、金属ケース7の一部であり、フィルタ回路部20と平滑コンデンサ50の間に配置される。第2隔壁70には、第3熱伝導性部材71が設けられ、第2直流バスバー11が第3熱伝導性部材71を介して第2隔壁70に接触する。なお、図10では、第2直流バスバー11が、第3熱伝導性部材71を介して第2隔壁70に接触する例を図示したが、第1直流バスバー10が、第3熱伝導性部材71を介して第2隔壁70に接触する構成としてもよい。この場合、第1直流バスバー10と第2直流バスバー11との接続部が、第2隔壁70よりも第2直流バスバー11の側に設けられ、第1直流バスバー10の直下に第2隔壁70が位置するものとする。第3熱伝導性部材71は放熱シートや放熱グリス等の熱伝導性の部材である。第2隔壁70は、金属ケース7と一体的に形成してもよく、金属ケース7と別体に形成してもよい。その他の構成は、第1の実施形態の図3に示した電力変換装置1の展開図と同様である。
図11は、第2の実施形態に係る電力変換装置1の上面図である。図11では、第1直流バスバー10と第2直流バスバー11を取り除いた状態で、フィルタ回路部20(ノイズ除去コンデンサ21、ノイズ除去コア26)の熱伝導の経路を矢印Pで示す。
ノイズ除去コンデンサ21およびノイズ除去コア26の発熱は、熱伝導性の第2隔壁70を介して第1隔壁60へ伝導し、もしくはフィルタ回路部20の発熱は、ノイズ除去コンデンサ21とノイズ除去コア26との間の第1隔壁60へ伝導し、冷媒流路8へ放熱される。
図12(A)は、第2の実施形態に係る電力変換装置1の上面図であり、図12(B)は、第2の実施形態に係る電力変換装置1の側面図である。図12(A)では、第1直流バスバー10と第2直流バスバー11を取り除いた状態で、第2直流バスバー11の熱伝導の経路を矢印Qで示す。図12(B)では、第1直流バスバー10と第2直流バスバー11を取り付けた状態で、第2直流バスバー11の熱伝導の経路を矢印Qで示す。
図12(A)、図12(B)に示すように、第2直流バスバー11の発熱は、第3熱伝導性部材71を介して第2隔壁70に伝導し、第1隔壁60を経て、冷媒流路8へ放熱される。なお、第1直流バスバー10が、第3熱伝導性部材71を介して第2隔壁70に接触する構成の場合は、第1直流バスバー10の発熱は、第3熱伝導性部材71を介して第2隔壁70に伝導し、第1隔壁60を経て、冷媒流路8へ放熱される。
[第3の実施形態]
図13は、第3の実施形態に係る電力変換装置1の斜視図である。図14は、第3の実施形態に係る電力変換装置1の展開図である。第3の実施形態では、第2の実施形態の構成に加えて、第2隔壁70にシールド部72を設けた。なお、第1の実施形態の図1に示した電力変換装置1の回路構成図、図4に示した電力変換装置1の底面の斜視図、図5に示した第1直流バスバー10と第2直流バスバー11を示す斜視図は、第3の実施形態においても同様であるので、図示を省略する。また、第1の実施形態と同一の個所には同一の符号を附してその説明を省略する。
図13、図14に示すように、第2隔壁70は、第2隔壁70の高さ方向に立設するシールド部72を備え、第2隔壁70とシールド部72とを含む高さは、第1平滑コンデンサ部51の上に配置された第2直流バスバー11の表面までの高さに相当する。なお、シールド部72を設けずに、第2隔壁70を、第1平滑コンデンサ部51の上に配置された第2直流バスバー11の表面までの高さにしてもよい。
図15(A)は、電力変換装置1の上面図であり、図15(B)は、電力変換装置1の側面図である。
図15(B)に示すように、第2隔壁70とシールド部72とを含む高さは、第1平滑コンデンサ部51の上に配置された第2直流バスバー11の表面までの高さに相当する。図15(B)では、第2直流バスバー11の表面までの高さより若干高くなっているが、第2直流バスバー11の表面までの高さと同等か、若干低くてもよい。シールド部72と第2直流バスバー11との間に後述の浮遊容量Cb2gが形成される高さであればよい。
図15(A)に示すように、シールド部72と第2直流バスバー11との間には浮遊容量Cb2gが形成される。この浮遊容量Cb2gは、パワー半導体モジュール4a、4b、4cのスイッチング動作(電圧変化)をノイズ源NSとして、発生するノイズ電流を、金属ケース7(GND)に流す。浮遊容量Cb2gを介して流れるノイズ電流Iは以下の式(1)で表される。
I=Cb2g*(Δv/Δt)・・・(1)
ここで、Δvはシールド部72と第2直流バスバー11との間の電圧、Δtは時間である。
なお、シールド部72を設けずに、第2隔壁70を、第1平滑コンデンサ部51の上に配置された第2直流バスバー11の表面までの高さにした場合も同様に、第2隔壁70と第2直流バスバー11との間には浮遊容量Cb2gが形成される。
本実施形態によれば、直流電源端子6からノイズ電流が流出するのを抑制することができる。
以上説明した実施形態によれば、次の作用効果が得られる。
(1)電力変換装置1は、直流電力を交流電力に変換するパワー半導体回路部4と、直流電力を平滑化する平滑コンデンサ50と、平滑コンデンサ50を挟んでパワー半導体回路部4とは反対側に配置されるフィルタ回路部20と、パワー半導体回路部4を冷却する冷媒流路8と、を備え、フィルタ回路部20は、ノイズ除去コンデンサ21と、ノイズ除去コア26と、を含み、平滑コンデンサ50は、第1平滑コンデンサ部51と、第2平滑コンデンサ部52とを含み、ノイズ除去コンデンサ21とノイズ除去コア26との間、および第1平滑コンデンサ部51と第2平滑コンデンサ部52との間には、熱伝導性の第1隔壁60が設けられ、第1隔壁60は、冷媒流路8と熱的に接続される。
本発明は、上述の各実施形態に限定されるものではなく、本発明の特徴を損なわない限り、本発明の技術思想の範囲内で考えられるその他の形態についても、本発明の範囲内に含まれる。また、上述の各実施形態を組み合わせた構成としてもよい。
1・・・電力変換装置、2・・・直流電源、3・・・インバータ主回路、4・・・パワー半導体回路部、4a、4b、4c・・・パワー半導体モジュール、5・・・モータジェネレータ、6・・・直流電源端子、7・・・金属ケース、8・・・冷媒流路、10・・・第1直流バスバー、10p・・・正極側導体、10n・・・負極側導体、10m・・・モールド樹脂材、11・・・第2直流バスバー、11p・・・正極側導体、11n・・・負極側導体、11m・・・モールド樹脂材、12・・・交流バスバー、20・・・フィルタ回路部、21・・・ノイズ除去コンデンサ、22・・・Xコンデンサ、23、24・・・Yコンデンサ、26・・・ノイズ除去コア、50・・・平滑コンデンサ、51・・・第1平滑コンデンサ部、52・・・第2平滑コンデンサ部、60・・・第1隔壁、61・・・第1熱伝導性部材、62・・・第2熱伝導性部材、70・・・第2隔壁、71・・・第3熱伝導性部材、72・・・シールド部。

Claims (7)

  1. 直流電力を交流電力に変換するパワー半導体回路部と、
    前記直流電力を平滑化する平滑コンデンサと、
    前記平滑コンデンサを挟んで前記パワー半導体回路部とは反対側に配置されるフィルタ回路部と、
    前記パワー半導体回路部を冷却する冷媒流路と、を備え、
    前記フィルタ回路部は、ノイズ除去コンデンサと、ノイズ除去コアと、を含み、
    前記平滑コンデンサは、第1平滑コンデンサ部と、第2平滑コンデンサ部とを含み、
    前記ノイズ除去コンデンサと前記ノイズ除去コアとの間、および前記第1平滑コンデンサ部と前記第2平滑コンデンサ部との間には、熱伝導性の第1隔壁が設けられ、前記第1隔壁は、前記冷媒流路と熱的に接続される電力変換装置。
  2. 請求項1に記載の電力変換装置であって、
    前記フィルタ回路部は、第1直流バスバーを備え、
    前記第1直流バスバーは、前記ノイズ除去コンデンサと接続されるとともに、前記ノイズ除去コアの貫通孔に挿通され、
    前記第1直流バスバーは、第1熱伝導性部材を介して前記第1隔壁に接触する電力変換装置。
  3. 請求項1に記載の電力変換装置であって、
    前記第1平滑コンデンサ部及び前記第2平滑コンデンサ部に接続される第2直流バスバーを備え、
    前記第2直流バスバーは、第2熱伝導性部材を介して前記第1隔壁に接触する電力変換装置。
  4. 請求項1に記載の電力変換装置であって、
    前記フィルタ回路部と前記平滑コンデンサとの間には、熱伝導性の第2隔壁が設けられる電力変換装置。
  5. 請求項4に記載の電力変換装置であって、
    前記フィルタ回路部は、第1直流バスバーを備え、
    さらに、前記第1平滑コンデンサ部及び前記第2平滑コンデンサ部に接続される第2直流バスバーを備え、
    前記第1直流バスバーまたは前記第2直流バスバーは、第3熱伝導性部材を介して前記第2隔壁に接触する電力変換装置。
  6. 請求項4に記載の電力変換装置であって、
    前記第1平滑コンデンサ部及び前記第2平滑コンデンサ部に接続される第2直流バスバーを備え、
    前記第2隔壁は、前記第1平滑コンデンサ部の上に配置される前記第2直流バスバーの表面までの高さに相当する高さを有する電力変換装置。
  7. 請求項4に記載の電力変換装置であって、
    前記第1平滑コンデンサ部及び前記第2平滑コンデンサ部に接続される第2直流バスバーを備え、
    前記第2隔壁は、前記第2隔壁の高さ方向に立設するシールド部を備え、前記第2隔壁と前記シールド部とを含む高さは、前記第1平滑コンデンサ部の上に配置された前記第2直流バスバーの表面までの高さに相当する電力変換装置。
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