JP2004306071A - 誘導加熱式装置のインダクター保護装置 - Google Patents

誘導加熱式装置のインダクター保護装置 Download PDF

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Tomoaki Yoshiyama
智明 吉山
Takehiro Nakamoto
武広 中本
Kouya Takahashi
航也 高橋
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Abstract

【課題】粗バーとの衝突による下インダクターの転倒を防止する誘導加熱式装置のインダクター保護装置を提供する。
【解決手段】圧延パスラインLに対し直角方向に移動可能な台車と、インダクター保持フレームと、上、下インダクターと、上、下インダクター昇降装置とを備えたトランスバース型誘導加熱式装置のインダクター保護装置であって、下インダクター31、32、33をインダクターの入側および出側から対向して押圧する対となったクランプ装置51〜56が、誘導加熱式装置2、3、4の入側および出側にそれぞれ配置された搬送ロール支持フレーム41〜44と下インダクター31、32、33との間に設けられている。
【選択図】 図1

Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
この発明は誘導加熱式装置のインダクター保護装置、特に熱間圧延設備用トランスバース型誘導加熱式装置のインダクター保護装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
高品質の熱延鋼板または鋼帯を得るためには、仕上圧延機に供給される粗バーは所定の温度および温度分布とする必要がある。このために、近年、粗圧延機列と仕上圧延機列との間に誘導加熱式装置を設けることが提案されている(例えば、特許文献1参照)。
【0003】
図4は、上記誘導加熱式装置を備えた熱間圧延設備の一部を模式的に示している。加熱炉(図示しない)で加熱されたスラブSは粗圧延機列1で粗バーBに圧延される。粗バーBは、誘導加熱式装置2〜4で所定の温度および温度分布となるように加熱される。粗バーBの先端部は、仕上圧延機への噛込みトラブルが生じないようにクロップシヤー5で剪断・除去される。ついで、粗バーBは仕上圧延機列6で所定の板厚および形状の鋼板または鋼帯Hに仕上圧延される。粗バーBは、圧延パスラインに沿って配列された搬送ロール7で搬送される。
【0004】
誘導加熱式装置のうち、トランスバース型誘導加熱式装置は圧延パスラインの上、下両側にそれぞれ間隔をおいて配置された上インダクターおよび下インダクターを備えている。図5は、トランスバース型誘導加熱式装置の一例を模式的に示している。誘導加熱式装置2は、圧延パスラインに対し直角方向に移動可能な台車10を備えており、駆動装置11によりレール13上を走行する。なお、誘導加熱式装置3、4も、誘導加熱式装置2と同じ構造をしている。
【0005】
台車10上に、インダクター保持フレーム20が設けられている。インダクター保持フレーム20は、頂部フレーム22が支柱21により支持されている。上インダクター25は、頂部フレーム22から昇降可能に吊り下げられている。下インダクター31は車台に載置されており、車台から吊上げ可能となっている。箱形カバー26、36内に加熱コイルおよび鉄心(いずれも図示しない)が収められている。頂部フレーム22に上、下インダクター昇降装置37、38が設けられている。
【0006】
圧延作業時には、台車10を前進させてインライン、つまり上、下インダクター25、31を圧延パスラインに位置させる。インダクターなどのメンテナンス時には、台車10を後退させてオフラインとする。上、下インダクター25、31はそれぞれ、粗バーBとの間のギャップ調整のために上、下インダクター昇降装置37、38で昇降される。
【0007】
ところで、粗バーの先端部に上反りまたは下反りが生じることがある。特に、下反りの粗バーが誘導加熱式装置に進入すると、先端部が台車上の下インダクターの上端部に衝突し、下インダクターが転倒することがある。このような場合、下インダクターの破損、圧延作業の停止、あるいは搬送ロール支持フレームの破損などを招くおそれがある。
【0008】
【特許文献1】
特開平10−137807号公報(第4頁、段落[0029])
【0009】
【発明が解決しようとする課題】
この発明は上述の問題を解決するものであって、粗バーとの衝突による下インダクターの転倒を防止する誘導加熱式装置のインダクター保護装置を提供することを課題としている。
【0010】
【課題を解決するための手段】
この発明の誘導加熱式装置のインダクター保護装置は、圧延パスラインに対し直角方向に移動可能な台車と、インダクター保持フレームと、上、下インダクターと、上、下インダクター昇降装置とを備えたトランスバース型誘導加熱式装置のインダクター保護装置であって、前記下インダクターを下インダクターの入側および出側から対向して押圧する対となったクランプ装置が、誘導加熱式装置の入側および出側にそれぞれ配置された搬送ロール支持フレームと前記下インダクターとの間に設けられている。
【0011】
下インダクターは、下インダクターの入側および出側から対となったクランプ装置で押圧支持される。したがって、下インダクターの上端部に粗バーの先端部が衝突しても、下インダクターは転倒することはない。
【0012】
【発明の実施の形態】
この発明の実施の形態を、図1〜3に基づいて説明する。図1はこの発明のインダクター保護装置が誘導加熱式装置に設けられた状態を示す側面図であり、図2は図1の正面図である。図3は上記インダクター保護装置の詳細図であり、(a)は正面図、(b)は側面図および(c)は平面図である。
【0013】
3台の第1〜第3の誘導加熱式装置2、3、4が、図1に示すように、圧延パスラインLに沿って配置されている。各誘導加熱式装置2、3、4の入側および出側に第1〜第4搬送ロール支持フレーム41〜44が設けられている。各搬送ロール支持フレーム41〜44は、圧延パスラインの両側(左右)に位置しており、対となっている(図2参照)。第1搬送ロール支持フレーム41は、第1誘導加熱式装置2の入側フレームとなっている。第2搬送ロール支持フレーム42は第1誘導加熱式装置3に対しては出側フレームとなり、第2誘導加熱式装置3に対しては入側フレームとなっている。同様に、第3搬送ロール支持フレーム43は第2誘導加熱式装置3に対しては出側フレームとなり、第3誘導加熱式装置4に対しては入側フレームとなっている。第4搬送ロール支持フレーム44は、第3誘導加熱式装置4の出側フレームとなっている。
【0014】
各搬送ロール支持フレーム41〜44は、図1および図3に示すように下部フレーム45と上部フレーム47とからなっている。下部フレーム45は、基礎15上に設けられた架台16に固定されている。下部フレーム上端の連結部46と上部フレーム下端の連結部48とがボルト49で締結され、下部フレーム45と上部フレーム47とが一体となって搬送ロール支持フレーム41〜44を構成している。上部フレーム47の上端部に前記搬送ロール7を支持する軸受9が設けられている。搬送ロール7は駆動軸8が接続されており、モーター(図示しない)で回転駆動される。
【0015】
第1搬送ロール支持フレーム41の出側に第1エアシリンダー51が、また第2搬送ロール支持フレーム42の入側および出側にそれぞれ第2エアシリンダー52および第3エアシリンダー53が取り付けられている。第3搬送ロール支持フレーム43の入側および出側にそれぞれ第4エアシリンダー54および第5エアシリンダー56が、また第4搬送ロール支持フレーム44の出側に第6エアシリンダー56が取り付けられている。前述のように、各搬送ロール支持フレーム41〜44は、圧延パスラインLの両側(左右)に位置して対となっているので、1台のインダクターに対し4台のエアシリンダーが設けられている。第1〜第4搬送ロール支持フレーム41〜44には、総計12台のエアシリンダー51〜56が取り付けられていることになる。これらエアシリンダー51〜56は、クランプ装置として機能とする。
【0016】
エアシリンダー51〜56は次のようにして搬送ロール支持フレーム41〜44に取り付けられている。例えば、第2搬送ロール支持フレーム42では、図3に示すようにブラケット60の辺部が3箇所でビーム18の上面、下部フレーム45の側面および下部フレーム連結部46の下面にそれぞれ溶接されている。このブラケット60をスペーサー62を介して挟み、第2エアシリンダー52と第3エアシリンダー53が背中合せとなった状態で、ビーム18の上面に取付け金具64で固定されている。他の搬送ロール支持フレーム42〜44にも、同様にしてエアシリンダー53〜56が取り付けられている。圧延パスライン方向に隣り合う搬送ロール支持フレーム41〜44に取り付けられたエアシリンダー51〜56は、互いに下インダクター31、32、33を挟むように向き合っている。エアシリンダー51〜56のピストンロッド58の先端に設けられた押圧ヘッド59は、各下インダクター31、32、33の箱形カバーのフレーム35にそれぞれ対向している。
【0017】
上記のように構成されたインダクター保護装置において、圧延作業開始前に台車10を退避位置から前進させ、上インダクター25、下インダクター31、32、33を圧延パスラインに位置させる。この状態で、エアシリンダー51〜56を作動すると、ピストンロッド58の先端に設けられた押圧ヘッド59が前進し、各下インダクター31、32、33のフレーム35を入側左、右および出側左、右の4箇所で押圧する。この結果、第1下インダクター31は第1エアシリンダー51および第2エアシリンダー52により4箇所でクランプされる。同様に、第2下インダクター32は第3エアシリンダー53および第4エアシリンダー54で、また第3インダクター33は第5エアシリンダー55および第6エアシリンダー56でそれぞれクランプされる。したがって、粗バーBの下反りした先端部が下インダクター31、32、33の上端部に衝突しても、下インダクター31、32、33が転倒することはない。
【0018】
この発明は上記実施の形態に限られるものではない。例えば、エアシリンダーに代えて油圧シリンダーであってもよい。エアシリンダーは保持力が5kN 程度であるため、インダクター転倒防止機能のみとなる。これに対し、油圧シリンダーの保持力は数10kN 程度となるので、転倒防止機能に加えて搬送ロール支持フレーム補強の機能が得られる。クランプ装置は、ねじジャッキを用いてもよく、また1台のインダクターに対し4台に限られるものではない。さらに、クランプ装置をインダクターの箱形カバーのフレームに取り付け、押圧ヘッドが搬送ロール支持フレームを押圧するようにしてもよい。下インダクター昇降装置は、台車上に設けてもよい。
【0019】
【発明の効果】
この発明の誘導加熱式装置のインダクター保護装置は、下インダクターの入側および出側から対となったクランプ装置で、下インダクターを押圧支持する。したがって、下インダクターの上端部に粗バーの先端部が衝突しても、下インダクターは転倒することはない。この結果、下インダクターの破損、圧延作業の停止、あるいは搬送ロール支持フレームの破損を防ぐことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の1実施の形態を示すもので、インダクター保護装置が誘導加熱式装置に設けられた状態を示す側面図である。
【図2】図1に示す装置の正面図である。
【図3】図1に示すA部の詳細図であり、(a)は正面図、(b)は側面図および(c)は平面図である。
【図4】誘導加熱式装置を備えた熱間圧延設備の一例を示す模式図である。
【図5】誘導加熱式装置の一例を模式的に示す正面図である。
【符号の説明】
1 粗圧延機列 2〜4 誘導加熱式装置
5 仕上圧延機列 7 搬送ロール
10 台車 13 レール
15 基礎 16 架台
18 ビーム 20 インダクター保持フレーム
21 支柱 22 頂部フレーム
25 上インダクター 31〜33 下インダクター
34 箱形カバー 35 フレーム
37 上インダクター昇降装置 38 下インダクタ昇降装置
41〜44 搬送ロール支持フレーム 45 下部フレーム
47 上部フレーム 51〜56 エアシリンダー
58 ピストンロッド 59 押圧ヘッド
60 ブラケット 62 スペーサー
64 取付け金具
S スラブ B 粗バー H 熱延鋼板 L 圧延パスライン

Claims (1)

  1. 圧延パスラインに対し直角方向に移動可能な台車と、インダクター保持フレームと、上、下インダクターと、上、下インダクター昇降装置とを備えたトランスバース型誘導加熱式装置のインダクター保護装置であって、前記下インダクターを下インダクターの入側および出側から対向して押圧する対となったクランプ装置が、誘導加熱式装置の入側および出側にそれぞれ配置された搬送ロール支持フレームと前記下インダクターとの間に設けられていることを特徴とする誘導加熱式装置のインダクター保護装置。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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EP3025799A1 (de) 2014-11-28 2016-06-01 SMS group GmbH Walzanlage, Gieß-Walz-Anlage und Verfahren zum Erzeugen eines Metallbandes
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