JP2004301879A - 液晶表示装置 - Google Patents
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Abstract
【解決手段】複数の画素電極13とその間に配置したバスライン32とを少なくとも有する第1基板2と、第2基板1と、画素電極13上又は第2基板1の画素電極対向部の少なくとも一方に設けられた配向規制構造物20A,21と、基板間に挟持した液晶層11とを備える液晶表示装置において、第2基板1は、バスライン32と対向する位置にバスラインに沿うように形成されたバスライン対向構造物25を少なくとも備え、バスライン対向構造物25は、部分的にその形状または電気特性が変化する変化部分を、配向規制構造物21と画素電極のエッジとの少なくとも一部の交差部の近傍に備える。
【選択図】 図5
Description
【発明の属する技術分野】
本発明は、液晶表示装置に関し、特に、基板上に設けた構造物を利用して電圧印加時の液晶配向方位を異なる複数の方位に制御するマルチドメイン垂直配向(MVA)型の液晶表示装置に関する。MVA型の液晶表示装置においては、製造の容易性や表示性能を犠牲にすること無く液晶配向の安定性を高め、応答特性や表示不良を改善することが望まれている。
【0002】
【従来の技術】
近年、液晶表示装置は薄型・軽量、低電圧駆動、低消費電力といった特徴をいかして、様々な用途に広く用いられるようになってきた。
【0003】
しかし、液晶パネルを斜めから見たときの表示特性、すなわち視野角特性はCRTに比べて劣るのが現状である。したがって、視野角特性の優れた液晶パネルが要望されている。液晶表示装置において視角特性の低下は、パネルへの入射光線が傾斜した液晶分子となす角度が入射方位により異なるためである。視野角特性の優れた液晶パネルとして、マルチドメイン垂直配向(MVA)型液晶パネルが実用化されており、特開平11−242225号公報はその構成を開示している。MVA方式による視角特性の改善について簡単に説明する。
【0004】
図1は、MVA用突起による液晶分子の配向を示す図である。対向する2枚の基板の表面に電極12と13を設け、その上にそれぞれ誘電体の突起20Aと20Bを設ける。図1の(A)に示すように、電圧無印加時は、液晶分子10は基板面に対して垂直に配向する。突起上では突起面に対して垂直に配向するため、突起の斜面上では基板面に対して傾斜して配向することになる。図1の(B)に示すように、電圧印加時には、突起斜面上の液晶分子の影響により、突起と突起とに挟まれた領域においては液晶分子の傾斜する方位が一様に規制される。図1の場合、液晶分子の傾斜する方位が互いに逆向きとなる領域Aと領域Bとからなる2ドメインの配向が実現される。このような突起を適宜のパターンで形成することにより、各画素内に複数のドメインを形成することができる。各画素内に複数のドメインを形成することにより、1画素に斜めに入射する光線は、入射方位にかかわらず液晶の傾きが大きい領域と小さい領域を通過することになり、実際の明るさは平均化されて垂直方向の入射光線と同じ明るさになる。
【0005】
図2は、特開平11−242225号公報に開示された画素レイアウトの例を示す図であり、基板を垂直方向から見た時の電極及び突起のみを示す。図2において、参照番号13はTFT基板に設けられる電極であり、画素電極と呼ばれる。図では補助容量を構成する補助電極35により上下2つの部分に分かれているが、横対縦の長さの比が約1:3の長方形である。画素電極の間には、横方向にゲートバスライン31が、縦方向にドレインバスライン32が伸びており、その交点付近にTFT33が設けられている。画素電極13、ゲートバスライン31及びドレインバスライン32の上には、ジグザグに伸びる誘電体の突起20Bが設けられている。また、対向する基板(CF基板)には共通電極と呼ばれる電極12が設けられ、共通電極12の上に、ジグザグに伸び、突起20Bの間に対向するように配置された誘電体の突起20Aが設けられている。すなわち、CF基板、TFT基板上にジグザグ状の突起20Aと20Bを形成し、それらが互い違いになるように対向している。このような突起パターンにより、1画素内に液晶分子の傾斜方位が90°ずつ異なる4ドメインA、B、C、Dの配向が実現される。上記の例では、突起20A、20Bにより液晶の配向を規制したが、電極の抜きパターン(スリット)などでも液晶の配向を規制することが可能であり、このような構造物を配向規制用構造物と呼ぶ。
【0006】
上記の特開平11−242225号公報は、MVA方式の液晶パネルについての詳しい説明を記載しており、ここではこれ以上の説明を省略する。
【0007】
MVA型液晶表示装置は、従来から広く用いられているTN型に比べ、表示特性面では、正面コントラストが高く、広い視角特性を有するといった長所がある。また、プロセス面ではラビングが不要という長所がある。
【0008】
特開2000−155317号公報は、MVA型における応答特性や表示不良の改善を目的として、構造物や電極抜き部に発生する配向ベクトルの特異点位置を制御する技術を開示している。図3は、特開2000−155317号公報の図84に記載された配向制御構造物の従来例を示す図である。図示のように、配向制御構造物として、画素電極13にスリット21を設け、対向電極(図示せず)に突起(土手)20Aを設けている。
【0009】
しかし、図3の配向制御構造物のパターンでは、バスライン上など画素電極の外側に特異点が発生するという問題がある。バスラインの部分では、液晶分子の配向方位が画面の水平又は垂直な方位から45°回転した方位に一致して暗線を発生するが、この暗線は特異点間毎に形成される。特異点には2種類あり、第1特異点(+1)では液晶分子の長軸の方位がほぼ同一点に向き、第2特異点(−1)では液晶分子の一部は異なる方向を向く。
【0010】
図4は、バスライン上での特異点の発生を説明する図である。図4に示すように、画素電極13のエッジ部40とバスライン41のエッジ部42の間の液晶分子10の配向方位は180°異なる。画素電極13のエッジ部40からバスライン41のエッジ部42までの液晶の配向状態は連続的に変化するため、配向変化の途中にはバスライン41のエッジ部42や画素電極13のエッジ部40での配向方位とは90°異なる向きに配向した液晶分子10’が存在する。しかしながら、液晶分子10’の配向方位が図中の上方向になるか下方向になるかのいずれかを定める手段は特に設けられていない。
【0011】
また、バスライン41上の中央部分にもバスライン41のエッジ部42での配向方位とは90°異なる向きに配向した液晶分子10’’が存在する。バスライン41の中央部の液晶分子10’’はバスライン41の伸びる方向と平行に配向するが、その配向方位が図中の上方向になるか下方向になるかのいずれかを定める手段は特に設けられていない。
【0012】
このように画素電極13の外周囲の液晶分子10は電圧印加時に、一旦上方向あるいは下方向のいずれかにランダムに配向し、その後画素電極13内の液晶配向などの周囲の影響を受けながら最終的な配向方位に落ち着き、結果的に特異点が形成される。
【0013】
特開2001−249340号公報は、更なる特性改善を目的として、バスライン上など画素電極の外側に発生する特異点位置を制御する技術を開示している。具体的には、(1)バスラインを部分的に太くする、(2)バスラインを部分的に狭くする、(3)バスラインの対向側に位置する電極に部分的に点状の抜きを設ける、(4)バスライン上に部分的に点状の構造物を設ける、(5)バスラインの対向側に位置する電極上に部分的に点状の構造物を設ける、(6)バスライン上に部分的に点状の構造物を設けることが開示されている。開示された制御方法と、制御される特異点の種類との関係を表1にまとめて示す。
【0014】
【表1】
【0015】
一方、上記のような特異点制御等によって、例えば製造性や表示性能などの他特性が劣化することは、当然ながら好ましいことではない。その意味で、開示された具体的な制御方法のいくつかは、必ずしも最適な方法ではない。表1において、(2)及び(4)はバスラインの配線抵抗増加、(1)は開口率低下の方向にあり、表示性能が劣化する可能性がある。また、(3)は対向電極のパターニングの必要があり、(6)はTFT基板側に土手形成の必要があるため、現状からはプロセス数が増加してしまう。但し、(5)の方法は、配向制御用の土手と同時に形成できることから、プロセス増の無い好ましい方法である。しかし、(5)の方法では、制御できるのは+1の特異点のみであり、−1の特異点については制御できない。すなわち、特開2001−249340号公報に開示された方法では、製造性や性能を犠牲にすること無く、−1の特異点制御を行うものが得られていなかった。
【0016】
また、特異点間をつなぐ暗線は、隣接画素間においてはできるだけ短く(少なく)するのが良い。特開2001−249340号公報に記載されるように、隣接画素間など画素外における液晶応答時の暗線変化は、画素内の液晶配向に影響を与え、応答特性の劣化や表示不良を引き起こす。この暗線を短くできれば、暗線変化の影響が小さくなり、応答や表示不良の問題が改善される。隣接画素間の暗線を短くするためには、画素電極外の特異点が碁盤の目状に整然と並ぶようにすると良い。特開2001−249340号公報は、画素電極内の構造物が、画素エッヂやバスラインに平行および直交とした場合の例が開示している。しかし、図2に示したようなMVA型液晶表示装置で現在使用されている構造物が45°方位に伸びるものについては言及していない。
【0017】
更に、特開2001−83522号公報は、画素電極上の構造物と画素電極エッジとが交差する部分における特異点を制御する技術を開示しており、バスラインと画素電極の間を構造物で覆い、横電界を小さくする構成を開示している。
【0018】
【特許文献1】
特開2000−155317号公報(図84)
【特許文献2】
特開2001−249340号公報(図34〜図39、図44)
【特許文献3】
特開2001−83522号公報(図15)
【0019】
【発明が解決しようとする課題】
画素電極内外の全特異点を制御できれば、液晶配向制御としてはほぼ完璧なものとなり、応答特性の異常や表示不良をほとんど無くすことができ、究極のMVA型液晶表示装置を実現できる。しかし、前述のように、従来の技術ではすべての特異点を制御することはできなかった。
【0020】
本発明は、MVA型液晶表示装置において、製造性や表示性能を犠牲にすること無く画素電極の外側における液晶配向の安定性を高め、応答特性や表示不良を改善することを目的とする。
【0021】
【課題を解決するための手段】
上記目的を実現するため、本発明の第1の態様のMVA型液晶表示装置では、バスラインの対向部にバスライン対向構造物を設け、部分的に切断して切断部に−1の特異点を固定する。現在実用化されている液晶表示装置では、バスラインに対向する基板側には、配向制御用の土手を形成するプロセスが必要である。そのため、バスライン対向構造物の形成を土手形成と一括で行えば、製造プロセスは増加しない。
【0022】
本発明の第2の態様のMVA型液晶表示装置では、バスラインを介して隣接する画素間で、構造物と画素エッヂとの交差部が概ね向かい合うように構造物を配置する。例えば、隣り合う画素間で構造物パターンを反転させる(対称パターンにする)と、構造物と画素エッヂとの交差部が向かい合うようになる。この時、特異点や暗線は、隣り合う画素間の構造物と画素エッヂの交差部を結ぶ線上にほぼ整然と並ぶようになる。暗線の長さも、この時が最小である。これにより、暗線の変化が小さくなり、応答や表示不良の問題が改善される。
【0023】
【発明の実施の形態】
図5は本発明の第1実施例の液晶表示装置の構造物のパターンを示す図であり、図6は図5のA−A’断面図である。
【0024】
第1実施例においては、対向(カラーフィルタ(CF))基板1とTFT基板2は、板厚0.7mmのガラス基板OA−2(日本電気硝子製)を用いた。TFT基板2上にはゲートバスライン31、ドレインバスライン32、TFT素子33、および画素電極12を形成した。画素電極12には、液晶配向を制御するため、スリット21および微細パターンからなるパターニング(電極構造物の作成)を行った。対向基板1には、カラーフィルタ(CF)3とブラックマトリクス(BM)4を形成し、その上に共通電極12を形成した。なお、BMを設けない場合もあり、モノクロ表示であればCFを設ける必要はない。共通電極12には、画素電極と対向する場所、およびバスラインと対向する場所に、部分的に突起構造物を形成した。突起構造物材料には、JSR製のアクリル系樹脂を用いた。突起構造物の高さは、1.4μmとした。
【0025】
共通電極12上の突起構造物は、2つの突起構造物からなる。突起構造物の1つは従来と同様の配向規制用の突起構造物20Aであり、基板法線方向から見て、画素電極13のパターニングと交互に配置されるようにした。もう1つはドレインバスライン32と対向する場所に形成した突起構造物25であり、図5に示すように、Cの位置で切断した。突起構造物25の幅は10μmで、切断部の幅も10μmである。図5のCの位置は、画素電極13のスリット21の中央線が画素電極の端に当たる位置を通り画素エッジBと平行な線Aと、画素エッジBの中間とした。
【0026】
図7と図8は、図5においてCで示す突起構造物20Aの切断位置を移動させた変形例を示す。図7は切断位置を画素電極13のスリット21の延長線とドレインバスライン32との交差部に設けた例を示す。図8は画素電極13のスリット21の中央線が画素電極の端に当たる位置を通り画素エッジと平行な線がドレインバスライン32と交差する位置に設けた例を示す。この場合、スリット21の中央線が画素電極の端に当たる位置とバスラインとが最短距離になる。
【0027】
次に、2枚の基板1,2上に垂直配向性を有する配向膜を形成した。配向膜材料にはJSR製のポリイミド材料を用いた。更に、2枚の基板をスペーサを介して貼り合わせ、空セルを作製した。貼り合わせのシール材料には、三井東圧製のエポキシ系材料を用い、スペーサ材料には、住友ファインケミカル製の樹脂スペーサを用いた。スペーサ径は、4μmとした。
【0028】
こうして得た空セルに、真空注入法によって液晶を注入した。液晶材料には、メルク製の誘電異方性が負の材料を用いた。更に、パネルに液晶が注入された後に、注入口を封止した。封止剤には、スリーボンド製のアクリル系樹脂を用いた。
【0029】
図5、図7及び図8の第1の実施例の構造物のパターンを、図3の従来例のパターンと比較して明らかなように、対向基板1上に、TFT基板2のドレインバスライン32に重なるように突起構造物を形成した点が、本実施例の特徴である。図5、図7及び図8のいずれの構造物のパターンでも、切断部にバスライン上の特異点が安定して形成されることが確認できた。図3の従来例では、黒から白への応答後において、画素外の特異点変化が数秒程度観察されたが、本実施例においては、少なくとも1秒以内に改善できることが確認できた。なお、図5、図7及び図8のパターンの中で最も早く安定化するのは図8のパターンを使用した場合であった。
【0030】
図9は、本発明の第2実施例である。第2実施例は、図3の従来の構造物パターンを、一画素毎に、横方向に隣り合う(すなわちドレインバスライン32を介して隣り合う)構造物パターンを反転させた(すなわち対称に設けた)点が特徴である。これにより、ドレインバスラインを介して隣接する画素間で、突起構造物と画素エッヂとの交差部同士が向かい合うような配置となり、従来に比べ、画素外の暗線の長さが短くなること、および暗線の変化が小さくなり、応答や表示不良の問題が改善されることが確認された。更に、このパネル焼きつき試験を行ったところ、従来パネルに比べて焼きつきが軽いことが確認された。これはパターンが反転していることに起因するものと思われる。
【0031】
図10は、図9の第2実施例の構造物パターンの変形例である。横方向に隣り合うパターンを反転することに加え、縦方向に隣り合うパターンについても反転を行った。この場合にも同様の効果が得られた。
【0032】
図11は、本発明の第3実施例の構造物パターンを示す図である。第3実施例においては、第1実施例の構造物パターン(図7の第1実施例の変形例)において、一画素毎に、横方向に隣り合う(ドレインバスラインを介して隣り合う)構造物パターンを反転させた。すなわち、第1実施例と第2実施例の特徴を組み合わせたものである。
【0033】
図12と図13は第3実施例の構造物パターンの変形例である。図12は、ドレインバスライン構造物25の切断位置をスリット21の中央線が画素電極の端と交差する位置の真横、すなわちスリット21の中央線とバスラインとが最短距離で交差するところに設けたものであり、図8の変形例に第2実施例の特徴を組み合わせたものである。図13は、横方向に隣り合うパターンの反転に加え、縦方向に隣り合うパターンについても反転を行ったものであり、図7の第1実施例の変形例に図10第2実施例の変形例の特徴を組み合わせたものである。これらについても、同様の効果が得られた。
【0034】
上記の実施例では、画素電極が長方形であり、画素電極の長辺に沿ってドレインバスラインが伸びているために、ドレインバスラインに対応する部分に突起を設けたが、画素電極の形状によってはゲートバスラインに対向してバスライン構造物を設ける場合もあり得る。
【0035】
(付記1) 複数の画素電極と画素電極間に配置したバスラインとを少なくとも有する第1基板と、
第2基板と、
前記第1基板の画素電極上又は前記第2基板の画素電極対向部の少なくとも一方に設けられた配向規制構造物と、
前記第1基板と前記第2基板間に挟持した液晶層とを備える液晶表示装置において、
前記第2基板は、前記第1基板の前記バスラインと対向する位置に、前記バスラインに沿うように形成されたバスライン対向構造物を少なくとも備え、
前記バスライン対向構造物は、部分的にその形状または電気特性が変化する変化部分を、前記配向規制構造物と前記画素電極のエッジとの少なくとも一部の交差部の近傍に備えることを特徴とする液晶表示装置。(1)
(付記2) 前記配向規制構造物は、前記バスライン対向構造物の前記変化部分の近傍に位置する部分を、前記第1基板上に備える付記1に記載の液晶表示装置。
【0036】
(付記3) 前記バスライン対向構造物の前記変化部分は、前記第2構造物の部分的な切断である付記1又は2に記載の液晶表示装置。(2)
(付記4) 前記バスライン対向構造物の前記切断部分に、強度−1の配向ベクトルの特異点が形成される付記3に記載の液晶表示装置。
【0037】
(付記5) 前記第2基板は、前記画素電極の対向部に前記配向規制構造物を備え、前記第2基板上の前記画素電極の対向部の前記配向規制構造物と前記バスライン対向構造物とが、一括工程で形成される付記1から4のいずれか1項に記載の液晶表示装置。(3)
(付記6) 前記配向規制構造物は、前記バスラインを介して隣接する画素間で、前記配向規制構造物と前記画素電極のエッヂとの交差部同士が概ね向かい合うように構造物を配置することを特徴とする付記1から5のいずれか1項に記載の液晶表示装置。(4)
(付記7) 複数の画素電極と画素電極間に配置したバスラインとを少なくとも有する第1基板と、
第2基板と、
前記第1基板上又は前記第2基板上に設けられ、前記バスラインの伸びる方向と異なる方向に伸びる線状の配向規制構造物と、
前記第1基板と前記第2基板間に挟持した液晶層とを備え、前記配向規制構造物によって液晶配向を制御する液晶表示装置において、
前記配向規制構造物は、前記バスラインを介して隣接する画素間で、前記配向規制構造物と前記画素電極のエッヂとの交差部同士が概ね向かい合うように配置されていることを特徴とする液晶表示装置。(5)
(付記8) 隣接画素間で概ね向かい合うように配置した前記配向規制構造物が、同一基板側に形成された構造物である請求項6または7に記載の液晶表示装置。
【0038】
(付記9) 前記バスラインを介して隣接する画素間で、前記配向規制構造物のパターンが対称である付記8に記載の液晶表示装置。
【0039】
(付記10) 前記構造物は、電極のパターニングまたは電極上に設けた突起からなる付記1から9のいずれか1項に記載の液晶表示装置。
【0040】
(付記11) 前記液晶層は、誘電異方性が負の液晶を用い、電圧無印加時には液晶分子は基板面に対してほぼ垂直配向である付記1から10のいずれか1項に記載の液晶表示装置。
【0041】
【発明の効果】
以上説明したように、本発明によって、製造性や表示性能を犠牲にすること無く画素電極の外側における液晶配向の安定性を高め、応答特性や表示不良を改善することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】従来のMVA用突起による配向を説明する図である。
【図2】基板上に形成されたMVA用突起の従来例を示す図である。
【図3】配向制御構造物のパターンの従来例を示す図である。
【図4】特異点の発生を説明する図である。
【図5】本発明の第1実施例の液晶表示装置の構造物パターンを示す図である。
【図6】第1実施例の液晶表示装置のパネル構造を示す図である。
【図7】第1実施例の構造物パターンの変形例を示す図である。
【図8】第1実施例の構造物パターンの変形例を示す図である。
【図9】本発明の第2実施例の液晶表示装置の構造物パターンを示す図である。
【図10】第2実施例の構造物パターンの変形例を示す図である。
【図11】本発明の第3実施例の液晶表示装置の構造物パターンを示す図である。
【図12】第3実施例の構造物パターンの変形例を示す図である。
【図13】第3実施例の構造物パターンの変形例を示す図である。
【符号の説明】
1…対向基板
2…TFT基板
10…液晶分子
11…液晶層
12…共通電極
13…画素電極
20A、20B…配向規制構造物(突起)
21…スリット
25…ドレインバスライン構造物
31…ゲートバスライン
32…ドレインバスライン
33…TFT
Claims (5)
- 複数の画素電極と画素電極間に配置したバスラインとを少なくとも有する第1基板と、
第2基板と、
前記第1基板の画素電極上又は前記第2基板の画素電極対向部の少なくとも一方に設けられた配向規制構造物と、
前記第1基板と前記第2基板間に挟持した液晶層とを備える液晶表示装置において、
前記第2基板は、前記第1基板の前記バスラインと対向する位置に、前記バスラインに沿うように形成されたバスライン対向構造物を少なくとも備え、
前記バスライン対向構造物は、部分的にその形状または電気特性が変化する変化部分を、前記配向規制構造物と前記画素電極のエッジとの少なくとも一部の交差部の近傍に備えることを特徴とする液晶表示装置。 - 前記バスライン対向構造物の前記変化部分は、前記第2構造物の部分的な切断である請求項1に記載の液晶表示装置。
- 前記第2基板は、前記画素電極の対向部に前記配向規制構造物を備え、前記第2基板上の前記画素電極の対向部の前記配向規制構造物と前記バスライン対向構造物とが、一括工程で形成される請求項1又は2に記載の液晶表示装置。
- 前記配向規制構造物は、前記バスラインを介して隣接する画素間で、前記配向規制構造物と前記画素電極のエッヂとの交差部同士が概ね向かい合うように構造物を配置することを特徴とする請求項1から3のいずれか1項に記載の液晶表示装置。
- 複数の画素電極と画素電極間に配置したバスラインとを少なくとも有する第1基板と、
第2基板と、
前記第1基板上又は前記第2基板上に設けられ、前記バスラインの伸びる方向と異なる方向に伸びる線状の配向規制構造物と、
前記第1基板と前記第2基板間に挟持した液晶層とを備え、前記配向規制構造物によって液晶配向を制御する液晶表示装置において、
前記配向規制構造物は、前記バスラインを介して隣接する画素間で、前記配向規制構造物と前記画素電極のエッヂとの交差部同士が概ね向かい合うように配置されていることを特徴とする液晶表示装置。
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