JP2004297199A - 画像処理方法、画像処理装置及びデータ処理装置 - Google Patents
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Abstract
【課題】複写機、スキャナ装置、プリンタ装置、ファクシミリ装置、及びこれらの複数の装置の機能を備えるデジタル複合機等の画像処理装置等のデータ処理装置にて、出力処理後の画像データ等のデータに関するセキュリティを強化する画像処理方法、画像処理装置及びデータ処理装置を提供する。
【解決手段】画像処理装置1では、無効化状況を報知させる指示を受け付け(S201)、磁気ディスクを有するハードディスクを用いた第2記録手段15に記録されている、画像の出力処理をした後の画像データを検出し(S202)、検出した無効化状況を報知手段から報知させる(S205)。
【選択図】 図6
【解決手段】画像処理装置1では、無効化状況を報知させる指示を受け付け(S201)、磁気ディスクを有するハードディスクを用いた第2記録手段15に記録されている、画像の出力処理をした後の画像データを検出し(S202)、検出した無効化状況を報知手段から報知させる(S205)。
【選択図】 図6
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、複写機、スキャナ装置、プリンタ装置、ファクシミリ装置、及びこれらの複数の装置の機能を備えるデジタル複合機等の画像処理装置を用いた画像処理方法、その方法を適用した画像処理装置、並びにデータ処理装置に関し、特に出力処理後の安全性を強化した画像処理方法、画像処理装置及びデータ処理装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
近年、複写機、スキャナ装置、プリンタ装置、ファクシミリ装置、及びこれらの複数の装置の機能を備えるデジタル複合機等の画像処理装置が商品化されており、また外部機器との通信を行い画像データの送受信を行う通信機能を搭載する等の多機能化が進んでいる。
これらの画像処理装置では、自らが作成した画像データ又は外部から受信した画像データを記録し、記録した画像データに基づきシートへの画像形成等の出力処理を行う。
【0003】
このように多機能化が進んだ画像処理装置は、書込速度及び読出速度が高速な半導体メモリ等の揮発性の記録手段と、安価で記録容量が大きい磁気ディスクを用いたハードディスク等の不揮発性の記録手段とを備えており、夫々の記録手段には出力処理を行うべき画像データが記録される。
磁気ディスクを用いたハードディスクでは、磁気ディスクを1Kバイト等の小さな単位の記録領域に分割し、その使用状況を示す管理データをFAT(File Allocation Table) と呼ばれるテーブルに記録することで各記録領域を管理している。
そして各記録領域にデータを記録する時にFATに記録されている管理データを更新し、記録領域に記録されたデータを必要に応じて読み出す時に、FATに記録されている管理データに基づいて読み出しを行う。
【0004】
このような磁気ディスクを用いたハードディスク等の不揮発性の記録手段は、半導体メモリ等の揮発性の記録手段の補助手段として用いられており、具体的には揮発性の記録手段に記録させた画像データに基づき出力処理を行う一方で、新たに作成又は受信した画像データを不揮発性の記録手段に記録させておき、処理の順番がきた段階で揮発性の記録手段に画像データを読み出して出力処理を行うことで、大量の画像データを停滞させること無く効率的に処理することが可能となる。
【0005】
ところが機密性の高い文書データをこのような画像処理装置で処理するとなると、セキュリティの面で問題が生じる。
ハードディスクの各記録領域にジョブデータとして一時的に記録された画像データが不要となった段階でFATに記録されている管理データは更新されるが、画像データそのものは、新たなデータによる上書き又は不要なデータとしての強制的な無効化を行わない限り、記録領域に記録された状態で残っているため画像として再現される可能性があるからである。
【0006】
そこで処理が完了した段階でハードディスクに記録されている画像データを強制的に消去することにより又は乱数により発生された不規則なパターンを上書きすることにより、画像データを無効化し、再現することができないようにする画像処理装置が開示されている(例えば、特許文献1参照。)。
【0007】
【特許文献1】
特開平9−284572号公報
【0008】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら例えば特許文献1に記載された従来の画像処理装置では、他の画像データに対する処理をも行うため、出力処理が終了した画像データであっても、ハードディスクに記録された画像データが速やかに無効化されずに保存状態となる場合があり、しかもその状況を操作者が認識することができないため、操作者は既に画像データが無効化されていると考えているにもかかわらず、実際には無効化されておらず再現される可能性があるという状況が生じるため、セキュリティの面での問題がある。
【0009】
本発明は斯かる事情に鑑みてなされたものであり、ハードディスク等の磁気ディスクを有する記録手段に記録された画像データの出力処理後の無効化状況を報知させることにより、操作者が画像データの無効化状況を把握することが可能となるのでセキュリティ面での問題を解消する画像処理方法、その方法を適用した画像処理装置及びデータ処理装置の提供を目的とする。
【0010】
【課題を解決するための手段】
本発明の画像処理方法は、情報を報知する報知手段と、画像データを記録する記録手段と、該記録手段に記録されている画像データに基づく画像を出力する手段と、画像を出力した後の画像データを無効化する手段とを備えた画像処理装置による画像処理方法において、画像を出力した後の画像データの無効化状況を検出し、検出した無効化状況を報知手段から報知させることを特徴とする。
【0011】
本発明の画像処理方法では、複写機、スキャナ装置、プリンタ装置、ファクシミリ装置、及びこれらの複数の装置の機能を備えるデジタル複合機等の画像処理装置にて、磁気ディスクを有するハードディスク等の記録手段に記録された画像データの出力処理後の無効化状況を報知させることにより、操作者は出力処理後の画像データが既に無効化されているか否か等の状況を把握することが可能となるので、必要に応じて画像データを強制的に無効化する操作を行うことが可能となり、これにより操作者が既に無効化されていると考えている画像データが無効化されていないため不正に再現され機密が漏洩するということを防止して、セキュリティを強化することが可能である。
【0012】
本発明の画像処理装置は、情報を報知する報知手段と、画像データを記録する記録手段と、該記録手段に記録されている画像データに基づく画像を出力する手段と、画像を出力した後の画像データを無効化する手段とを備える画像処理装置において、画像を出力した後の画像データの無効化状況を検出する手段と、検出した無効化状況を報知手段から報知させる手段とを備えることを特徴とする。
【0013】
本発明の画像処理装置では、記録手段に記録された画像データの出力処理後の無効化状況を報知させることにより、操作者は出力処理後の画像データが既に無効化されているか否か等の状況を把握することが可能となるので、操作者が既に無効化されていると考えている画像データが無効化されていないため不正に再現され機密が漏洩するということを防止して、セキュリティを強化することが可能である。
【0014】
本発明の画像処理装置は、前記記録手段は、画像データに対応付けて該画像データの属性を示す属性データを記録すべくなしてあり、画像を出力した後の画像データの属性を検出する手段と、検出した属性が所定の属性である画像データの無効化状況の報知を制限する手段とを更に備えることを特徴とする。
【0015】
本発明の画像処理装置では、出力処理を行った画像データの属性が親展等の機密性の高い情報である場合に、認証符号の入力の受け付けによる認証処理等の処理を行わない限り、無効化状況の報知を行わないというように無効化状況の報知を制限することにより、機密性の高い情報については出力処理が行われたこと自体を隠蔽することができるので、例えば機密性の高い情報が無効化されていないことを報知したがために画像データが不正に再現されて情報が漏洩するというような状況を生じさせることがなく、セキュリティを強化することが可能である。
【0016】
本発明の画像処理装置は、画像を出力した後の画像データを無効化させる指示を受け付ける手段と、受け付けた指示に基づいて画像データを無効化する手段とを更に備えることを特徴とする。
【0017】
本発明の画像処理装置では、操作者の操作に基づいて無効化されていない画像データを強制的に無効化することにより、出力処理後の画像データが無効化されていない状態で長時間保存されることを回避することができるので、セキュリティを強化することが可能である。
【0018】
本発明の画像処理装置は、前記記録手段は、磁気ディスクを有することを特徴とする。
【0019】
本発明の画像処理装置では、記録手段として磁気ディスクを有するハードディスクを用いることにより、例えば半導体メモリのみにより記録手段を構成する場合と比べて、安価に記録容量を増加させることが可能である。
【0020】
本発明の画像処理装置は、前記画像の出力は、画像データに基づくシートへの画像形成であることを特徴とする。
【0021】
本発明の画像処理装置では、複写機、スキャナ装置、プリンタ装置、ファクシミリ装置、及びこれらの複数の装置の機能を備えるデジタル複合機等のシートに画像を形成させる出力処理を行う装置に適用することで、オフィスオートメーション化を推進しながらも情報の漏洩を防止することが可能である。
【0022】
本発明のデータ処理装置は、情報を報知する報知手段と、データを記録する記録手段と、該記録手段に記録されているデータに基づき出力処理を行う手段と、出力処理後のデータを無効化する手段とを備えるデータ処理装置において、出力処理後のデータの無効化状況を検出する手段と、検出した無効化状況を報知手段から報知させる手段とを備えることを特徴とする。
【0023】
本発明のデータ処理装置では、磁気ディスクを有するハードディスク等の記録手段に記録されたデータの出力処理後の無効化状況を報知させることにより、操作者は出力処理後のデータが既に無効化されているか否か等の状況を把握することが可能となるので、必要に応じてデータを強制的に無効化する操作を行うことが可能となり、これにより操作者が既に無効化されていると考えているデータが無効化されていないため機密が漏洩するということを防止して、セキュリティを強化することが可能である。
【0024】
【発明の実施の形態】
以下、本発明をその実施の形態を示す図面に基づいて詳述する。
図1は本発明の画像処理装置の外観を示す斜視図である。
図1中1は複写機、スキャナ装置、プリンタ装置、ファクシミリ装置、及びこれらの複数の装置の機能を備えるデジタル複合機等の本発明の画像処理装置であり、画像処理装置1は直方体状をなしており、画像処理装置1の上部には、原稿台2が配設され、原稿台2は、原稿を載置する載置トレイ21を有する板状をなし、一端を開閉自在に枢支された開閉蓋22を備え、開閉蓋22により、載置トレイ21に載置された原稿が送出されるガラス面が覆われている。
【0025】
また画像処理装置1の上面における原稿台2の前方には、画像処理装置1を操作するためのインターフェースである操作部3が配設されている。
【0026】
そして画像処理装置1の中央部から下部には、自らが作成した画像データ又は外部から受信した画像データに基づく出力処理として画像を形成するためのシートを収容する給紙カセット4,4,…が、配設されている。
【0027】
さらに画像処理装置1の左方には、画像が形成されたシートを排出する排出部5が配設されている。
【0028】
また画像処理装置1の背面にはLAN(Local Area Network)等のデータ通信網及び電話回線網に接続する通信手段(図示せず)が設けられており、通信網を介してパーソナルコンピュータ等の外部装置と通信を行い、またファクシミリデータの送受信を行う。
【0029】
図2は本発明の画像処理装置1が備える操作部3を示す外観図である。
操作部3の中央付近には、操作者の操作を受け付ける透明なタッチパネル等の入力手段及びドットマトリックスタイプの液晶パネル等の報知手段を組み合わせた入出力インターフェースである液晶表示部31を有し、液晶表示部31は、情報を表示することで操作者に対して情報の報知を行い、また表示される画像により示される箇所を操作者が押下することで、画像処理装置1は操作を受け付ける。
【0030】
液晶表示部31の右方には、画像形成枚数等の数値を入力するための数字キー32が配設されており、数字キー32の右方上部には、実行中の処理を一時中断して他の処理を行うための割込キー33が配設されており、また数字キー32の右方下部には、液晶表示部31に表示することで報知される数値のクリア及び処理の中断を行わせるためのクリアキー34が配設されている。
【0031】
さらに割込キー33の右方には、操作者が入力した各種設定を標準状態の設定に戻すための全解除キー35が配設されており、全解除キー35の下方には、出力処理を開始させるためのスタートキー36が配設されている。
【0032】
また液晶表示部31の左方には、プリンタ、ファクス(ファクシミリ)及びコピー(複写)等の機能を切り替えるための切替キー37a、37b及び37c並びに画像データの出力状況及び出力処理後の画像データの無効化状況を報知させるための状況表示キー38が配設されている。
【0033】
図3は本発明の画像処理装置1の内部構成を示すブロック図である。
画像処理装置1は、装置全体を制御する制御手段11、制御手段11により制御される各種機構に関する情報を管理する管理手段12、図2に示した載置トレイ21に載置された原稿が送出されるガラス面を介して原稿を電子的に読み取るCCD等の読取素子13aを有する読取手段13、読取手段13が原稿を読み取ることにより作成された画像データを記録する第1記録手段14及び第2記録手段15、並びに第1記録手段に記録された画像データに基づいてシートに画像を形成する画像形成手段16を備え、画像形成手段16により画像が形成されたシートは図2に示した排出部5から排出される。
【0034】
さらに画像処理装置1は、操作部3として機能する入力手段17及び報知手段18、並びにデータ通信網NWd及び電話回線網NWtに接続する通信手段19を備え、通信手段19により接続されるデータ通信網NWdを介してパーソナルコンピュータ等の外部装置と通信を行い、また電話回線網NWtを介してファクシミリデータの送受信を行う。
これにより画像処理装置1を操作する操作者は、操作部3を操作して画像処理装置1を直接操作するだけでなく、データ通信網NWdに接続する外部装置を用いて操作に相当する命令を画像処理装置1へ送信することで画像処理装置1を操作することも可能であり、具体的には外部装置に遠隔操作用のソフトウェアプログラムをインストールして起動させることにより又は画像処理装置1に予め記録されているHTML(Hyper Text Markup Language)等のマークアップ言語にて記述されたソフトウェアプログラムに対してURL(Universal Resource Locator)等の記録位置に基づきアクセスすることにより遠隔操作を行うことが可能となる。
【0035】
第1記録手段14は、書込速度及び読出速度が高速な半導体メモリを用いた揮発性の記録手段であり、第2記録手段15は、磁気ディスク15aを有するハードディスクを用いた安価で記録容量が大きい不揮発性の記録手段である。
磁気ディスク15aを有するハードディスクを用いた第2記録手段は、磁気ディスク15aを1Kバイト等の小さな単位の記録領域に分割し、その使用状況を示す管理データをFAT(File Allocation Table) と呼ばれるテーブルに記録することで各記録領域を管理している。
そして各記録領域にデータを記録する時にFATに記録されている管理データを更新し、記録領域に記録されたデータを必要に応じて読み出す時に、FATに記録されている管理データに基づいて読み出しを行う。
【0036】
このような磁気ディスク15aを有するハードディスクを用いた不揮発性の第2記録手段15は、半導体メモリを用いた揮発性の第1記録手段14の補助手段として用いられており、具体的には第1記録手段14に記録させた画像データに基づき画像形成等の出力処理を行う一方で、新たに作成又は受信した画像データを第2記録手段15に記録させておき、処理の順番がきた段階で第1記録手段14に画像データを読み出して出力処理を行うことで、大量の画像データを停滞させること無く効率的に処理することが可能となる。
なお第2記録手段15としてはハードディスクだけでなく、画像処理装置1から取り外された場合でも記録された画像データを保持することが可能な不揮発性のメモリ、バックアップ機能を有するメモリ、又は磁気記録媒体を用いた他の機構を用いることも可能である。
【0037】
このように構成された本発明の画像処理装置1を複写機として用いる場合、画像処理装置1では、読取手段13にて原稿を電子的に読み取り作成した画像データを第1記録手段14へ送り、第1記録手段14上で出力用の画像に変換した後、第2記録手段15に記録する。
原稿が複数である場合は、この読み取りから第2記録手段15への記録までの処理をその枚数分繰り返し行う。
そして操作部3から入力された操作に基づいて、画像処理装置1では、第2記録手段15に記録してある、出力用の画像に変換された画像データを適切な時期に読み出して第1記録手段14へ送り、画像形成手段16の画像形成の時期に合わせて第1記録手段14から画像形成手段16へ、出力用の画像に変換された画像データを送り、画像形成手段16では受け付けた画像データに基づきシート上に画像を形成し、排出部5から排出する出力処理を行う。
【0038】
読み取った画像データに基づき複数枚分の画像形成を行う場合も同様であり、出力用の画像に変換された複数頁分の画像データを第2記録手段15から読み出して第1記録手段14へ送り、画像形成手段16の画像形成の時期に合わせて第1記録手段14から画像形成手段16へ、出力用の画像に変換された画像データを送り、画像形成手段16では受け付けた画像データに基づきシート上に画像を形成し、排出部5から排出する出力処理を出力枚数分繰り返し行う。
【0039】
本発明の画像処理装置1をネットワークプリンタ装置として用いる場合、画像処理装置1では、データ通信網NWdを介して外部装置から受信し、受信した画像データを第1記録手段14へ送り、第1記録手段14上で出力用の画像に変換した後、第2記録手段15に記録する。
そして画像処理装置1では、第2記録手段15に記録してある、出力用の画像に変換された画像データを適切な時期に読み出して第1記録手段14へ送り、画像形成手段16の画像形成の時期に合わせて第1記録手段14から画像形成手段16へ、出力用の画像に変換された画像データを送り、画像形成手段16では受け付けた画像データに基づきシート上に画像を形成し、排出部5から排出する出力処理を行う。
【0040】
本発明の画像処理装置1をネットワークスキャナ装置として用いる場合、画像処理装置1では、読取手段13にて原稿を電子的に読み取り作成した画像データを第1記録手段14へ送り、第1記録手段14上で出力用の画像に変換した後、第2記録手段15に記録する。
そして操作部3から入力された操作に基づいて、画像処理装置1では、第2記録手段15に記録してある、出力用の画像に変換された画像データを適切な時期に読み出して第1記録手段14へ送り、第1記録手段14から通信手段19へ、出力用の画像に変換された画像データを送り、通信手段19では受け付けた画像データを、データ通信網NWdを介して入力された操作により指定された外部装置へ送信する出力処理を行う。
【0041】
本発明の画像処理装置1をファクシミリ装置として用いる場合、画像処理装置1では、読取手段13にて原稿を電子的に読み取り作成した画像データを第1記録手段14へ送り、第1記録手段14上で出力用の画像に変換した後、第2記録手段15に記録する。
そして操作部3から入力された操作に基づいて、画像処理装置1では、第2記録手段15に記録してある、出力用の画像に変換された画像データを適切な時期に読み出して第1記録手段14へ送り、第1記録手段14から通信手段19へ、出力用の画像に変換された画像データを送り、通信手段19では受け付けた画像データを、入力されたファクシミリ番号に基づき電話通信網NWtを介して送信する出力処理を行う。
【0042】
次に本発明の画像処理装置1の処理について説明する。
図4は本発明の画像処理装置1の出力処理を示すフローチャートである。
画像処理装置1は、制御手段11の制御により、画像データの作成又は画像データの受信を行い(S101)、作成又は受信した画像データを第1記録手段14に記録し(S102)、第1記録手段14上で出力用の画像に変換した後、第1記録手段14から変換した画像データを読み出し(S103)、読み出した画像データを第2記録手段15に記録し(S104)、第1記録手段14に記録されている画像データを無効化する(S105)。
【0043】
そして画像処理装置1では、制御手段11の制御により、第2記録手段15から画像データを読み出し(S106)、読み出した画像データを第1記録手段14に記録し(S107)、第1記録手段14に記録した画像データを読み出し(S108)、読み出した画像データに基づくシート上への画像形成及び画像データの送信等の画像出力処理を行い(S109)、第1記録手段14から画像データを無効化する(S110)。
このように記録容量の小さい第1記録手段14では、画像データが不要になった段階で無効化されるが、第2記録手段15に記録された画像データは必ずしも自動的に無効化される訳ではない。
【0044】
図5は本発明の画像処理装置1が備える液晶表示部31に表示することで報知された画像を示す説明図である。
画像データの出力処理の状況は、操作部3に配設された状況表示キー38を押下することにより液晶表示部31から報知させることができる。
図5は、状況表示キー38を押下することにより液晶表示部31に表示することで報知される画像を示しており、表示画像中、右側の上部には、「予約/実行中」及び「完了」という文言が示された表示内容キー31aが表示されている。
表示内容キー31aは、報知されている内容を示しており、現在は「予約/実行中」の画像データの状況が報知されていることを示している。
なお「完了」という文言が示された位置を押下することにより、出力処理後の画像データの無効化状況の報知に切り替えることができる。
【0045】
液晶表示部31の中央部には、出力処理の状況を示す処理状況リスト31bが表示されており、処理状況リスト31bには「ユーザ/モード」、「セット/終了部数」及び「状況」等の項目毎に画像データの処理の状況が示されている。
図5に示す例では、4つの画像データが画像処理装置1に記録されており、ユーザ「PC007」からの画像データが現在出力中であり、全15枚中、10枚目までが出力されている状況であることが示されている。
出力中の画像データ以外の3つの画像データの状況が「待機中」として示されており、第2記録手段15に記録され、出力処理待ちであることを把握することができる。
【0046】
処理状況リスト31bの右方には上下キー31cが表示されており、報知すべき画像データが1つの画面で表示することができない場合、上下キー31cを押下することにより、報知されていない画像データの状況を表示させることができる。
なお「1/1」という表示は、分母が処理状況リスト31bの画面の枚数を示し、分子が現在報知されている画面の順位を示している。
【0047】
処理状況リスト31bの下方には、プリンタ、コピー(複写)及びファクス(ファクシミリ)等の機能を切り替えるための切替キー31dが表示されており、図5に示す例ではプリンタに関する画像データの出力処理の状況が報知されていることを把握することができる。
【0048】
表示内容キー31aの下方には、詳細な情報の報知、出力順序の変更及び出力処理の中止又は削除等の処理を行うための処理キー31eが示されており、処理状況リスト31bに示されている画像データを指定し、処理キー31eを押下することにより、指定された画像データに関する詳細な情報の報知及び削除等の処理を行わせることができる。
【0049】
図6は本発明の画像処理装置1の無効化状況報知処理を示すフローチャートである。
画像処理装置1を操作する操作者は、第2記録手段15に記録された画像データの無効化状況を報知させる場合、操作部3に配設された状況表示キー38を押下し、液晶表示部31に表示することで報知される図5に示した画像中の表示内容キー31aの「完了」を押下することにより、無効化状況を報知させる指示を画像処理装置1に入力する。
なお無効化状況を報知させる指示を入力するに際し、必要に応じてパスワード等の認証符号を入力する。
【0050】
画像処理装置1では、制御手段11の制御により、無効化状況を報知させる指示を受け付け(S201)、第2記録手段15に記録されている、画像の出力処理をした後の画像データを検出し(S202)、検出した画像データの属性を検出する(S203)。
ここでいう画像データの属性とは、機密性の高い情報に対して付与されている親展等の属性であり、例えばデータ通信網NWdを介して外部装置から画像処理装置1へ画像データを送信する場合に、外部装置の操作により予め画像データに対して付与されており、また第2記録手段15には画像データに対応付けた状態で属性情報が記録される。
【0051】
画像処理装置1では、制御手段11の制御により、ステップS203にて検出した画像データの属性が所定の属性、ここでは親展であるか否かを判定し(S204)、所定の属性ではないと判定した場合(S204:NO)、ステップS202にて検出した無効化状況を液晶表示部31の報知手段18から報知させる(S205)。
【0052】
ステップS204において、検出した画像データの属性が所定の属性であると判定した場合(S204:YES)、画像処理装置1では、制御手段11の制御により、予め認証符号が入力され、入力された認証符号に基づく認証が成功しているか否かを判定し(S206)、認証処理済みであるとき(S206:YES)、ステップS205に進み、ステップS202にて検出した無効化状況を液晶表示部31の報知手段18から報知させる(S205)。
【0053】
ステップS206において、認証符号が入力されていないか又は認証が失敗しているとき(S206:NO)、無効化状況の報知を制限する(S207)。
なお第2記録手段15に記録されている、画像の出力処理をした後の画像データが複数である場合には、ステップS202〜S207の処理は、夫々の画像データに対して行われる。
無効化状況報知処理において、操作部3を操作することにより無効化状況の報知の指示を行うのではなく、画像処理装置1にデータ通信網NWdを介して接続する外部装置を用いて行うことも可能であり、この場合、無効化状況は画像処理装置1から、報知の指示の送信元の装置へ送信され、送信先の装置が備えるモニタ等の報知手段から報知される。
【0054】
図7は本発明の画像処理装置1が備える液晶表示部31に表示することで報知された画像を示す説明図である。
図7は画像処理装置1が備える第2記録手段15に記録されている、画像の出力処理をした後の画像データが全て所定の属性ではない場合に液晶表示部31の報知手段18に表示することで報知された画像を示している。
なお各キー及びリスト等の画像は、図5と同様であるので、図5の説明を参照するものとし、同一符号を付してその説明を省略する。
【0055】
表示内容キー31aには、報知されている画像が無効化状況を示す報知であるため、「完了」という文言が示された箇所が色付けされている。
処理状況リスト31bには、出力処理をした後の画像データの無効化状況が示されており、図7に示す例では、1番上に示された画像データは無効化されておらず、第2記録手段15に記録されている状態を示す「保存中」の文言が示されており、2番目に示された画像データは無効化されておらず、第2記録手段15に記録されているが20時に自動的に削除される予定であることを示す「20:00削除」の文言が示されており、そして3番目及び4番目に示された画像データは既に無効化されていることを示す「削除完了」の文言が示されている。
図7に示すように画像データの無効化状況は、未処理、無効化済み又は無効化予定を示す情報により示される。
なお処理状況リスト31bに示されている画像データを指定し、処理キー31eを押下することにより、指定された画像データについて緊急無効化及び無効化予定時刻の入力等の処理を行わせることができる。
【0056】
図8及び図9は本発明の画像処理装置1が備える液晶表示部31に表示することで報知された画像を示す説明図である。
図8及び図9は画像処理装置1が備える第2記録手段15に記録されている、画像の出力処理をした後の画像データの中の一つが所定の属性、即ち親展であった場合に液晶表示部31の報知手段18に表示することで報知された画像を示しており、図8は認証処理が成功した状況を示し、図9は認証処理が成功しなかった状況を示している。
なお各キー及びリスト等の画像は、図5と同様であるので、図5の説明を参照するものとし、同一符号を付してその説明を省略する。
【0057】
図8において処理状況リスト31bの上から3番目に示された画像データは、親展の項目に「*」が示されており、親展の属性が付与された画像データであることが示されている。
これに対して図9では、図8の親展の属性が付与された画像データに対応する画像データに関する状況が報知されておらず、これにより認証処理が成功していない操作者は、親展の属性が付与された画像データの無効化状況すら確認することができないので、セキュリティの強化が実現される。
なお図8において親展の属性が付与された画像データと付与されていない画像データとを同時に報知するのではなく、親展の属性が付与された画像データのみを報知するようにしてもよい。
【0058】
図10は本発明の画像処理装置1の手動無効化処理を示すフローチャートである。
画像処理装置1を操作する操作者は、第2記録手段15に記録されている、画像の出力処理をした後の画像データの無効化を行う場合、液晶表示部31から無効化状況を報知させ、画像データを無効化させる入力を行う。
このとき必要に応じて通常無効化又は緊急無効化を選択することができる。
なお画像処理装置1を直接操作するのではなく、画像処理装置1にデータ通信網NWdを介して接続する外部装置を用いて画像データを無効化させる指示を行うようにしても良い。
【0059】
画像処理装置1では、制御手段11の制御により、画像データを無効化させる指示を受け付け(S301)、画像の出力処理中であるか否かを判定する(S302)。
ステップS302において、画像の出力処理中ではないと判定した場合(S302:NO)、画像処理装置1では、制御手段11の制御により、第2記録手段15に記録されている指定された画像データを無効化する(S303)。
【0060】
ステップS302において、画像の出力中であると判定した場合(S302:YES)、画像処理装置1では、制御手段11の制御により、画像データの無効化指示に際して緊急無効化が選択されているか否かを判定し(S304)、緊急無効化が選択されておらず、緊急無効化が不要であると判定した場合(S304:NO)、ステップS302に戻り以降の処理を繰り返す。
【0061】
ステップS304において、緊急無効化が選択されており、緊急無効化が必要であると判定した場合(S304:YES)、画像処理装置1では、制御手段11の制御により、画像の出力処理を中断し(S305)、第2記録手段15に記録されている指定された画像データを無効化し(S306)、その後、画像の出力処理を再開する(S307)。
なおステップS303又はS306における画像データの無効化とは、第2記録手段15のFATに記録されている管理データの消去だけではなく、全ての画像データの強制的な消去及び不規則なパターンの上書きによる消去等の再現することができない状態にまで無効化する処理を示す。
【0062】
ステップS303又はS306にて第2記録手段15に記録されている指定された画像データを無効化した後、画像処理装置1では、制御手段11の制御により、無効化結果の報知の要否を判定し(S308)、無効化結果の報知が必要であると判定した場合(S308:YES)、無効化結果を液晶表示部31から報知させる(S309)。
無効化結果の報知が不要であると判定した場合(S308:NO)、無効化結果の報知は行われない。
【0063】
さらに画像処理装置1では、制御手段11の制御により、無効化結果の送信の要否を判定し(S310)、無効化結果の送信が必要であると判定した場合(S310:YES)、無効化結果を送信する(S311)。
無効化結果の送信が不要であると判定した場合(S310:NO)、無効化結果の送信は行われない。
【0064】
ステップS308及びS310における無効化結果の報知及び送信の要否の判定は、無効化指示をどのような方法により受け付けたかにより判定され、画像処理装置1の操作により無効化指示を受け付けた場合は、無効化結果の報知を必要と判断し、送信を不要と判断する。
ただし削除した画像データの属性が親展の場合には、操作により無効化指示を受け付けた場合であっても無効化結果を報知しないようにすることで、他者に気付かれることなく機密性の高い情報の無効化を行うことができる。
外部装置から無効化指示を受信することにより受け付けた場合には、無効化結果の報知を不要と判断し、無効化指示の送信元の装置へ無効化結果を送信することが必要であると判断する。
【0065】
図11は本発明の画像処理装置1の自動無効化処理を示すフローチャートである。
画像処理装置1では、無効化すべき時刻が設定されている画像データについては、画像の出力処理をした後、第2記録手段15から自動的に無効化処理を行う。
画像処理装置1は、制御手段11の制御により、所定の時間間隔で画像の出力処理中であるか否かを判定し(S401)、出力処理中ではないと判定した場合(S401:NO)、無効化すべき時刻が設定されている、画像の出力処理をした後の画像データが第2記録手段15に記録されているか否かを判定する(S402)。
【0066】
ステップS402において、無効化すべき時刻が設定されている画像データが記録されていると判定した場合(S402:YES)、画像処理装置1では、制御手段11の制御により、設定されている時刻に到達しているか否かを判定する(S403)。
【0067】
ステップS403において、設定されている時刻に到達していると判定した場合(S403:YES)、画像処理装置1では、制御手段11の制御により、無効化すべき時刻に到達した画像データを第2記録手段15から無効化する(S404)。
【0068】
なおステップS401において、画像の出力処理中であると判定した場合(S401:YES)、ステップS402において、無効化すべき時刻が設定されている画像データが記録されていないと判断した場合(S402:NO)、ステップS403において、無効化すべき時刻に到達していないと判定した場合(S403:NO)、ステップS401に戻り以降の処理を繰り返す。
【0069】
ステップS404にて第2記録手段15に記録されている無効化すべき時刻が設定されている画像データを無効化した後、画像処理装置1では、制御手段11の制御により、無効化結果の送信の要否を判定し(S405)、無効化結果の送信が必要であると判定した場合(S405:YES)、無効化結果を送信する(S406)。
無効化結果の送信が不要であると判定した場合(S405:NO)、無効化結果の送信は行われない。
【0070】
なおステップS406における無効化結果の送信の要否の判定は、無効化時刻の設定を外部装置から受信することにより受け付けたものであるか否かに基づいて行われる。
特に画像データの属性が親展等の機密性の高い情報である場合に、無効化状況を画像データの送信元の装置へ送信することにより、機密性の高い情報を画像処理装置へ送信した操作者は、他の者に知られることなく機密性の高い情報の無効化結果の確認を行うことが可能である。
また時刻を指定して画像データを無効化する場合、操作者は無効化時刻に画像処理装置1を操作している訳ではないので報知は行わない。
【0071】
なお操作者が手動により画像データの無効化を指示し、指示された画像データを無効化する場合に、他の画像データの無効化時刻が接近している場合には、双方の画像データを連続して無効化しても良く、また無効化時刻が設定された画像データの無効化時に無効化を必要とする他の画像データが存在する場合には、双方の画像データを連続して無効化しても良く、このようにすることでセキュリティが向上すると共に、効率的な処理を行うことが可能となる。
【0072】
前記実施の形態では、画像データを処理する画像処理装置についての形態を説明したが、本発明はこれに限らず、例えば所定の時刻に電子メールを送信する処理を行うように設定されたサーバコンピュータ等の処理後のデータを無効化すべき様々なデータ処理装置に適用することが可能である。
【0073】
また前記実施の形態では、報知手段に画像として表示することで報知する方法を示したが、本発明はこれに限らず、音声を出力することによる報知及び接続された装置へ所定の信号を送信することによる報知等の操作者に情報を伝えることができる方法であれば様々な報知の方法に展開することが可能である。
【0074】
【発明の効果】
以上詳述した如く本発明に係る画像処理方法、画像処理装置及びデータ処理装置では、複写機、スキャナ装置、プリンタ装置、ファクシミリ装置、及びこれらの複数の装置の機能を備えるデジタル複合機等の画像処理装置等のデータ処理装置にて、磁気ディスクを有するハードディスク等の記録手段に記録された画像データ等のデータの出力処理後の無効化状況を報知させることにより、操作者は出力処理後の画像データが既に無効化されているか否か等の状況を把握することが可能となるので、必要に応じて画像データを強制的に無効化する操作を行うことが可能となり、これにより操作者が既に無効化されていると考えている画像データが未無効化のため不正に再現され機密が漏洩するということを防止して、セキュリティを強化することが可能である等、優れた効果を奏する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の画像処理装置の外観を示す斜視図である。
【図2】本発明の画像処理装置が備える操作部を示す外観図である。
【図3】本発明の画像処理装置の内部構成を示すブロック図である。
【図4】本発明の画像処理装置の出力処理を示すフローチャートである。
【図5】本発明の画像処理装置が備える液晶表示部に表示することで報知された画像を示す説明図である。
【図6】本発明の画像処理装置の無効化状況報知処理を示すフローチャートである。
【図7】本発明の画像処理装置が備える液晶表示部に表示することで報知された画像を示す説明図である。
【図8】本発明の画像処理装置が備える液晶表示部に表示することで報知された画像を示す説明図である。
【図9】本発明の画像処理装置が備える液晶表示部に表示することで報知された画像を示す説明図である。
【図10】本発明の画像処理装置の手動無効化処理を示すフローチャートである。
【図11】本発明の画像処理装置の自動無効化処理を示すフローチャートである。
【符号の説明】
1 画像処理装置
11 制御手段
12 管理手段
13 読取手段
14 第1記録手段
15 第2記録手段
15a 磁気ディスク
16 画像形成手段
17 入力手段
18 報知手段
19 通信手段
【発明の属する技術分野】
本発明は、複写機、スキャナ装置、プリンタ装置、ファクシミリ装置、及びこれらの複数の装置の機能を備えるデジタル複合機等の画像処理装置を用いた画像処理方法、その方法を適用した画像処理装置、並びにデータ処理装置に関し、特に出力処理後の安全性を強化した画像処理方法、画像処理装置及びデータ処理装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
近年、複写機、スキャナ装置、プリンタ装置、ファクシミリ装置、及びこれらの複数の装置の機能を備えるデジタル複合機等の画像処理装置が商品化されており、また外部機器との通信を行い画像データの送受信を行う通信機能を搭載する等の多機能化が進んでいる。
これらの画像処理装置では、自らが作成した画像データ又は外部から受信した画像データを記録し、記録した画像データに基づきシートへの画像形成等の出力処理を行う。
【0003】
このように多機能化が進んだ画像処理装置は、書込速度及び読出速度が高速な半導体メモリ等の揮発性の記録手段と、安価で記録容量が大きい磁気ディスクを用いたハードディスク等の不揮発性の記録手段とを備えており、夫々の記録手段には出力処理を行うべき画像データが記録される。
磁気ディスクを用いたハードディスクでは、磁気ディスクを1Kバイト等の小さな単位の記録領域に分割し、その使用状況を示す管理データをFAT(File Allocation Table) と呼ばれるテーブルに記録することで各記録領域を管理している。
そして各記録領域にデータを記録する時にFATに記録されている管理データを更新し、記録領域に記録されたデータを必要に応じて読み出す時に、FATに記録されている管理データに基づいて読み出しを行う。
【0004】
このような磁気ディスクを用いたハードディスク等の不揮発性の記録手段は、半導体メモリ等の揮発性の記録手段の補助手段として用いられており、具体的には揮発性の記録手段に記録させた画像データに基づき出力処理を行う一方で、新たに作成又は受信した画像データを不揮発性の記録手段に記録させておき、処理の順番がきた段階で揮発性の記録手段に画像データを読み出して出力処理を行うことで、大量の画像データを停滞させること無く効率的に処理することが可能となる。
【0005】
ところが機密性の高い文書データをこのような画像処理装置で処理するとなると、セキュリティの面で問題が生じる。
ハードディスクの各記録領域にジョブデータとして一時的に記録された画像データが不要となった段階でFATに記録されている管理データは更新されるが、画像データそのものは、新たなデータによる上書き又は不要なデータとしての強制的な無効化を行わない限り、記録領域に記録された状態で残っているため画像として再現される可能性があるからである。
【0006】
そこで処理が完了した段階でハードディスクに記録されている画像データを強制的に消去することにより又は乱数により発生された不規則なパターンを上書きすることにより、画像データを無効化し、再現することができないようにする画像処理装置が開示されている(例えば、特許文献1参照。)。
【0007】
【特許文献1】
特開平9−284572号公報
【0008】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら例えば特許文献1に記載された従来の画像処理装置では、他の画像データに対する処理をも行うため、出力処理が終了した画像データであっても、ハードディスクに記録された画像データが速やかに無効化されずに保存状態となる場合があり、しかもその状況を操作者が認識することができないため、操作者は既に画像データが無効化されていると考えているにもかかわらず、実際には無効化されておらず再現される可能性があるという状況が生じるため、セキュリティの面での問題がある。
【0009】
本発明は斯かる事情に鑑みてなされたものであり、ハードディスク等の磁気ディスクを有する記録手段に記録された画像データの出力処理後の無効化状況を報知させることにより、操作者が画像データの無効化状況を把握することが可能となるのでセキュリティ面での問題を解消する画像処理方法、その方法を適用した画像処理装置及びデータ処理装置の提供を目的とする。
【0010】
【課題を解決するための手段】
本発明の画像処理方法は、情報を報知する報知手段と、画像データを記録する記録手段と、該記録手段に記録されている画像データに基づく画像を出力する手段と、画像を出力した後の画像データを無効化する手段とを備えた画像処理装置による画像処理方法において、画像を出力した後の画像データの無効化状況を検出し、検出した無効化状況を報知手段から報知させることを特徴とする。
【0011】
本発明の画像処理方法では、複写機、スキャナ装置、プリンタ装置、ファクシミリ装置、及びこれらの複数の装置の機能を備えるデジタル複合機等の画像処理装置にて、磁気ディスクを有するハードディスク等の記録手段に記録された画像データの出力処理後の無効化状況を報知させることにより、操作者は出力処理後の画像データが既に無効化されているか否か等の状況を把握することが可能となるので、必要に応じて画像データを強制的に無効化する操作を行うことが可能となり、これにより操作者が既に無効化されていると考えている画像データが無効化されていないため不正に再現され機密が漏洩するということを防止して、セキュリティを強化することが可能である。
【0012】
本発明の画像処理装置は、情報を報知する報知手段と、画像データを記録する記録手段と、該記録手段に記録されている画像データに基づく画像を出力する手段と、画像を出力した後の画像データを無効化する手段とを備える画像処理装置において、画像を出力した後の画像データの無効化状況を検出する手段と、検出した無効化状況を報知手段から報知させる手段とを備えることを特徴とする。
【0013】
本発明の画像処理装置では、記録手段に記録された画像データの出力処理後の無効化状況を報知させることにより、操作者は出力処理後の画像データが既に無効化されているか否か等の状況を把握することが可能となるので、操作者が既に無効化されていると考えている画像データが無効化されていないため不正に再現され機密が漏洩するということを防止して、セキュリティを強化することが可能である。
【0014】
本発明の画像処理装置は、前記記録手段は、画像データに対応付けて該画像データの属性を示す属性データを記録すべくなしてあり、画像を出力した後の画像データの属性を検出する手段と、検出した属性が所定の属性である画像データの無効化状況の報知を制限する手段とを更に備えることを特徴とする。
【0015】
本発明の画像処理装置では、出力処理を行った画像データの属性が親展等の機密性の高い情報である場合に、認証符号の入力の受け付けによる認証処理等の処理を行わない限り、無効化状況の報知を行わないというように無効化状況の報知を制限することにより、機密性の高い情報については出力処理が行われたこと自体を隠蔽することができるので、例えば機密性の高い情報が無効化されていないことを報知したがために画像データが不正に再現されて情報が漏洩するというような状況を生じさせることがなく、セキュリティを強化することが可能である。
【0016】
本発明の画像処理装置は、画像を出力した後の画像データを無効化させる指示を受け付ける手段と、受け付けた指示に基づいて画像データを無効化する手段とを更に備えることを特徴とする。
【0017】
本発明の画像処理装置では、操作者の操作に基づいて無効化されていない画像データを強制的に無効化することにより、出力処理後の画像データが無効化されていない状態で長時間保存されることを回避することができるので、セキュリティを強化することが可能である。
【0018】
本発明の画像処理装置は、前記記録手段は、磁気ディスクを有することを特徴とする。
【0019】
本発明の画像処理装置では、記録手段として磁気ディスクを有するハードディスクを用いることにより、例えば半導体メモリのみにより記録手段を構成する場合と比べて、安価に記録容量を増加させることが可能である。
【0020】
本発明の画像処理装置は、前記画像の出力は、画像データに基づくシートへの画像形成であることを特徴とする。
【0021】
本発明の画像処理装置では、複写機、スキャナ装置、プリンタ装置、ファクシミリ装置、及びこれらの複数の装置の機能を備えるデジタル複合機等のシートに画像を形成させる出力処理を行う装置に適用することで、オフィスオートメーション化を推進しながらも情報の漏洩を防止することが可能である。
【0022】
本発明のデータ処理装置は、情報を報知する報知手段と、データを記録する記録手段と、該記録手段に記録されているデータに基づき出力処理を行う手段と、出力処理後のデータを無効化する手段とを備えるデータ処理装置において、出力処理後のデータの無効化状況を検出する手段と、検出した無効化状況を報知手段から報知させる手段とを備えることを特徴とする。
【0023】
本発明のデータ処理装置では、磁気ディスクを有するハードディスク等の記録手段に記録されたデータの出力処理後の無効化状況を報知させることにより、操作者は出力処理後のデータが既に無効化されているか否か等の状況を把握することが可能となるので、必要に応じてデータを強制的に無効化する操作を行うことが可能となり、これにより操作者が既に無効化されていると考えているデータが無効化されていないため機密が漏洩するということを防止して、セキュリティを強化することが可能である。
【0024】
【発明の実施の形態】
以下、本発明をその実施の形態を示す図面に基づいて詳述する。
図1は本発明の画像処理装置の外観を示す斜視図である。
図1中1は複写機、スキャナ装置、プリンタ装置、ファクシミリ装置、及びこれらの複数の装置の機能を備えるデジタル複合機等の本発明の画像処理装置であり、画像処理装置1は直方体状をなしており、画像処理装置1の上部には、原稿台2が配設され、原稿台2は、原稿を載置する載置トレイ21を有する板状をなし、一端を開閉自在に枢支された開閉蓋22を備え、開閉蓋22により、載置トレイ21に載置された原稿が送出されるガラス面が覆われている。
【0025】
また画像処理装置1の上面における原稿台2の前方には、画像処理装置1を操作するためのインターフェースである操作部3が配設されている。
【0026】
そして画像処理装置1の中央部から下部には、自らが作成した画像データ又は外部から受信した画像データに基づく出力処理として画像を形成するためのシートを収容する給紙カセット4,4,…が、配設されている。
【0027】
さらに画像処理装置1の左方には、画像が形成されたシートを排出する排出部5が配設されている。
【0028】
また画像処理装置1の背面にはLAN(Local Area Network)等のデータ通信網及び電話回線網に接続する通信手段(図示せず)が設けられており、通信網を介してパーソナルコンピュータ等の外部装置と通信を行い、またファクシミリデータの送受信を行う。
【0029】
図2は本発明の画像処理装置1が備える操作部3を示す外観図である。
操作部3の中央付近には、操作者の操作を受け付ける透明なタッチパネル等の入力手段及びドットマトリックスタイプの液晶パネル等の報知手段を組み合わせた入出力インターフェースである液晶表示部31を有し、液晶表示部31は、情報を表示することで操作者に対して情報の報知を行い、また表示される画像により示される箇所を操作者が押下することで、画像処理装置1は操作を受け付ける。
【0030】
液晶表示部31の右方には、画像形成枚数等の数値を入力するための数字キー32が配設されており、数字キー32の右方上部には、実行中の処理を一時中断して他の処理を行うための割込キー33が配設されており、また数字キー32の右方下部には、液晶表示部31に表示することで報知される数値のクリア及び処理の中断を行わせるためのクリアキー34が配設されている。
【0031】
さらに割込キー33の右方には、操作者が入力した各種設定を標準状態の設定に戻すための全解除キー35が配設されており、全解除キー35の下方には、出力処理を開始させるためのスタートキー36が配設されている。
【0032】
また液晶表示部31の左方には、プリンタ、ファクス(ファクシミリ)及びコピー(複写)等の機能を切り替えるための切替キー37a、37b及び37c並びに画像データの出力状況及び出力処理後の画像データの無効化状況を報知させるための状況表示キー38が配設されている。
【0033】
図3は本発明の画像処理装置1の内部構成を示すブロック図である。
画像処理装置1は、装置全体を制御する制御手段11、制御手段11により制御される各種機構に関する情報を管理する管理手段12、図2に示した載置トレイ21に載置された原稿が送出されるガラス面を介して原稿を電子的に読み取るCCD等の読取素子13aを有する読取手段13、読取手段13が原稿を読み取ることにより作成された画像データを記録する第1記録手段14及び第2記録手段15、並びに第1記録手段に記録された画像データに基づいてシートに画像を形成する画像形成手段16を備え、画像形成手段16により画像が形成されたシートは図2に示した排出部5から排出される。
【0034】
さらに画像処理装置1は、操作部3として機能する入力手段17及び報知手段18、並びにデータ通信網NWd及び電話回線網NWtに接続する通信手段19を備え、通信手段19により接続されるデータ通信網NWdを介してパーソナルコンピュータ等の外部装置と通信を行い、また電話回線網NWtを介してファクシミリデータの送受信を行う。
これにより画像処理装置1を操作する操作者は、操作部3を操作して画像処理装置1を直接操作するだけでなく、データ通信網NWdに接続する外部装置を用いて操作に相当する命令を画像処理装置1へ送信することで画像処理装置1を操作することも可能であり、具体的には外部装置に遠隔操作用のソフトウェアプログラムをインストールして起動させることにより又は画像処理装置1に予め記録されているHTML(Hyper Text Markup Language)等のマークアップ言語にて記述されたソフトウェアプログラムに対してURL(Universal Resource Locator)等の記録位置に基づきアクセスすることにより遠隔操作を行うことが可能となる。
【0035】
第1記録手段14は、書込速度及び読出速度が高速な半導体メモリを用いた揮発性の記録手段であり、第2記録手段15は、磁気ディスク15aを有するハードディスクを用いた安価で記録容量が大きい不揮発性の記録手段である。
磁気ディスク15aを有するハードディスクを用いた第2記録手段は、磁気ディスク15aを1Kバイト等の小さな単位の記録領域に分割し、その使用状況を示す管理データをFAT(File Allocation Table) と呼ばれるテーブルに記録することで各記録領域を管理している。
そして各記録領域にデータを記録する時にFATに記録されている管理データを更新し、記録領域に記録されたデータを必要に応じて読み出す時に、FATに記録されている管理データに基づいて読み出しを行う。
【0036】
このような磁気ディスク15aを有するハードディスクを用いた不揮発性の第2記録手段15は、半導体メモリを用いた揮発性の第1記録手段14の補助手段として用いられており、具体的には第1記録手段14に記録させた画像データに基づき画像形成等の出力処理を行う一方で、新たに作成又は受信した画像データを第2記録手段15に記録させておき、処理の順番がきた段階で第1記録手段14に画像データを読み出して出力処理を行うことで、大量の画像データを停滞させること無く効率的に処理することが可能となる。
なお第2記録手段15としてはハードディスクだけでなく、画像処理装置1から取り外された場合でも記録された画像データを保持することが可能な不揮発性のメモリ、バックアップ機能を有するメモリ、又は磁気記録媒体を用いた他の機構を用いることも可能である。
【0037】
このように構成された本発明の画像処理装置1を複写機として用いる場合、画像処理装置1では、読取手段13にて原稿を電子的に読み取り作成した画像データを第1記録手段14へ送り、第1記録手段14上で出力用の画像に変換した後、第2記録手段15に記録する。
原稿が複数である場合は、この読み取りから第2記録手段15への記録までの処理をその枚数分繰り返し行う。
そして操作部3から入力された操作に基づいて、画像処理装置1では、第2記録手段15に記録してある、出力用の画像に変換された画像データを適切な時期に読み出して第1記録手段14へ送り、画像形成手段16の画像形成の時期に合わせて第1記録手段14から画像形成手段16へ、出力用の画像に変換された画像データを送り、画像形成手段16では受け付けた画像データに基づきシート上に画像を形成し、排出部5から排出する出力処理を行う。
【0038】
読み取った画像データに基づき複数枚分の画像形成を行う場合も同様であり、出力用の画像に変換された複数頁分の画像データを第2記録手段15から読み出して第1記録手段14へ送り、画像形成手段16の画像形成の時期に合わせて第1記録手段14から画像形成手段16へ、出力用の画像に変換された画像データを送り、画像形成手段16では受け付けた画像データに基づきシート上に画像を形成し、排出部5から排出する出力処理を出力枚数分繰り返し行う。
【0039】
本発明の画像処理装置1をネットワークプリンタ装置として用いる場合、画像処理装置1では、データ通信網NWdを介して外部装置から受信し、受信した画像データを第1記録手段14へ送り、第1記録手段14上で出力用の画像に変換した後、第2記録手段15に記録する。
そして画像処理装置1では、第2記録手段15に記録してある、出力用の画像に変換された画像データを適切な時期に読み出して第1記録手段14へ送り、画像形成手段16の画像形成の時期に合わせて第1記録手段14から画像形成手段16へ、出力用の画像に変換された画像データを送り、画像形成手段16では受け付けた画像データに基づきシート上に画像を形成し、排出部5から排出する出力処理を行う。
【0040】
本発明の画像処理装置1をネットワークスキャナ装置として用いる場合、画像処理装置1では、読取手段13にて原稿を電子的に読み取り作成した画像データを第1記録手段14へ送り、第1記録手段14上で出力用の画像に変換した後、第2記録手段15に記録する。
そして操作部3から入力された操作に基づいて、画像処理装置1では、第2記録手段15に記録してある、出力用の画像に変換された画像データを適切な時期に読み出して第1記録手段14へ送り、第1記録手段14から通信手段19へ、出力用の画像に変換された画像データを送り、通信手段19では受け付けた画像データを、データ通信網NWdを介して入力された操作により指定された外部装置へ送信する出力処理を行う。
【0041】
本発明の画像処理装置1をファクシミリ装置として用いる場合、画像処理装置1では、読取手段13にて原稿を電子的に読み取り作成した画像データを第1記録手段14へ送り、第1記録手段14上で出力用の画像に変換した後、第2記録手段15に記録する。
そして操作部3から入力された操作に基づいて、画像処理装置1では、第2記録手段15に記録してある、出力用の画像に変換された画像データを適切な時期に読み出して第1記録手段14へ送り、第1記録手段14から通信手段19へ、出力用の画像に変換された画像データを送り、通信手段19では受け付けた画像データを、入力されたファクシミリ番号に基づき電話通信網NWtを介して送信する出力処理を行う。
【0042】
次に本発明の画像処理装置1の処理について説明する。
図4は本発明の画像処理装置1の出力処理を示すフローチャートである。
画像処理装置1は、制御手段11の制御により、画像データの作成又は画像データの受信を行い(S101)、作成又は受信した画像データを第1記録手段14に記録し(S102)、第1記録手段14上で出力用の画像に変換した後、第1記録手段14から変換した画像データを読み出し(S103)、読み出した画像データを第2記録手段15に記録し(S104)、第1記録手段14に記録されている画像データを無効化する(S105)。
【0043】
そして画像処理装置1では、制御手段11の制御により、第2記録手段15から画像データを読み出し(S106)、読み出した画像データを第1記録手段14に記録し(S107)、第1記録手段14に記録した画像データを読み出し(S108)、読み出した画像データに基づくシート上への画像形成及び画像データの送信等の画像出力処理を行い(S109)、第1記録手段14から画像データを無効化する(S110)。
このように記録容量の小さい第1記録手段14では、画像データが不要になった段階で無効化されるが、第2記録手段15に記録された画像データは必ずしも自動的に無効化される訳ではない。
【0044】
図5は本発明の画像処理装置1が備える液晶表示部31に表示することで報知された画像を示す説明図である。
画像データの出力処理の状況は、操作部3に配設された状況表示キー38を押下することにより液晶表示部31から報知させることができる。
図5は、状況表示キー38を押下することにより液晶表示部31に表示することで報知される画像を示しており、表示画像中、右側の上部には、「予約/実行中」及び「完了」という文言が示された表示内容キー31aが表示されている。
表示内容キー31aは、報知されている内容を示しており、現在は「予約/実行中」の画像データの状況が報知されていることを示している。
なお「完了」という文言が示された位置を押下することにより、出力処理後の画像データの無効化状況の報知に切り替えることができる。
【0045】
液晶表示部31の中央部には、出力処理の状況を示す処理状況リスト31bが表示されており、処理状況リスト31bには「ユーザ/モード」、「セット/終了部数」及び「状況」等の項目毎に画像データの処理の状況が示されている。
図5に示す例では、4つの画像データが画像処理装置1に記録されており、ユーザ「PC007」からの画像データが現在出力中であり、全15枚中、10枚目までが出力されている状況であることが示されている。
出力中の画像データ以外の3つの画像データの状況が「待機中」として示されており、第2記録手段15に記録され、出力処理待ちであることを把握することができる。
【0046】
処理状況リスト31bの右方には上下キー31cが表示されており、報知すべき画像データが1つの画面で表示することができない場合、上下キー31cを押下することにより、報知されていない画像データの状況を表示させることができる。
なお「1/1」という表示は、分母が処理状況リスト31bの画面の枚数を示し、分子が現在報知されている画面の順位を示している。
【0047】
処理状況リスト31bの下方には、プリンタ、コピー(複写)及びファクス(ファクシミリ)等の機能を切り替えるための切替キー31dが表示されており、図5に示す例ではプリンタに関する画像データの出力処理の状況が報知されていることを把握することができる。
【0048】
表示内容キー31aの下方には、詳細な情報の報知、出力順序の変更及び出力処理の中止又は削除等の処理を行うための処理キー31eが示されており、処理状況リスト31bに示されている画像データを指定し、処理キー31eを押下することにより、指定された画像データに関する詳細な情報の報知及び削除等の処理を行わせることができる。
【0049】
図6は本発明の画像処理装置1の無効化状況報知処理を示すフローチャートである。
画像処理装置1を操作する操作者は、第2記録手段15に記録された画像データの無効化状況を報知させる場合、操作部3に配設された状況表示キー38を押下し、液晶表示部31に表示することで報知される図5に示した画像中の表示内容キー31aの「完了」を押下することにより、無効化状況を報知させる指示を画像処理装置1に入力する。
なお無効化状況を報知させる指示を入力するに際し、必要に応じてパスワード等の認証符号を入力する。
【0050】
画像処理装置1では、制御手段11の制御により、無効化状況を報知させる指示を受け付け(S201)、第2記録手段15に記録されている、画像の出力処理をした後の画像データを検出し(S202)、検出した画像データの属性を検出する(S203)。
ここでいう画像データの属性とは、機密性の高い情報に対して付与されている親展等の属性であり、例えばデータ通信網NWdを介して外部装置から画像処理装置1へ画像データを送信する場合に、外部装置の操作により予め画像データに対して付与されており、また第2記録手段15には画像データに対応付けた状態で属性情報が記録される。
【0051】
画像処理装置1では、制御手段11の制御により、ステップS203にて検出した画像データの属性が所定の属性、ここでは親展であるか否かを判定し(S204)、所定の属性ではないと判定した場合(S204:NO)、ステップS202にて検出した無効化状況を液晶表示部31の報知手段18から報知させる(S205)。
【0052】
ステップS204において、検出した画像データの属性が所定の属性であると判定した場合(S204:YES)、画像処理装置1では、制御手段11の制御により、予め認証符号が入力され、入力された認証符号に基づく認証が成功しているか否かを判定し(S206)、認証処理済みであるとき(S206:YES)、ステップS205に進み、ステップS202にて検出した無効化状況を液晶表示部31の報知手段18から報知させる(S205)。
【0053】
ステップS206において、認証符号が入力されていないか又は認証が失敗しているとき(S206:NO)、無効化状況の報知を制限する(S207)。
なお第2記録手段15に記録されている、画像の出力処理をした後の画像データが複数である場合には、ステップS202〜S207の処理は、夫々の画像データに対して行われる。
無効化状況報知処理において、操作部3を操作することにより無効化状況の報知の指示を行うのではなく、画像処理装置1にデータ通信網NWdを介して接続する外部装置を用いて行うことも可能であり、この場合、無効化状況は画像処理装置1から、報知の指示の送信元の装置へ送信され、送信先の装置が備えるモニタ等の報知手段から報知される。
【0054】
図7は本発明の画像処理装置1が備える液晶表示部31に表示することで報知された画像を示す説明図である。
図7は画像処理装置1が備える第2記録手段15に記録されている、画像の出力処理をした後の画像データが全て所定の属性ではない場合に液晶表示部31の報知手段18に表示することで報知された画像を示している。
なお各キー及びリスト等の画像は、図5と同様であるので、図5の説明を参照するものとし、同一符号を付してその説明を省略する。
【0055】
表示内容キー31aには、報知されている画像が無効化状況を示す報知であるため、「完了」という文言が示された箇所が色付けされている。
処理状況リスト31bには、出力処理をした後の画像データの無効化状況が示されており、図7に示す例では、1番上に示された画像データは無効化されておらず、第2記録手段15に記録されている状態を示す「保存中」の文言が示されており、2番目に示された画像データは無効化されておらず、第2記録手段15に記録されているが20時に自動的に削除される予定であることを示す「20:00削除」の文言が示されており、そして3番目及び4番目に示された画像データは既に無効化されていることを示す「削除完了」の文言が示されている。
図7に示すように画像データの無効化状況は、未処理、無効化済み又は無効化予定を示す情報により示される。
なお処理状況リスト31bに示されている画像データを指定し、処理キー31eを押下することにより、指定された画像データについて緊急無効化及び無効化予定時刻の入力等の処理を行わせることができる。
【0056】
図8及び図9は本発明の画像処理装置1が備える液晶表示部31に表示することで報知された画像を示す説明図である。
図8及び図9は画像処理装置1が備える第2記録手段15に記録されている、画像の出力処理をした後の画像データの中の一つが所定の属性、即ち親展であった場合に液晶表示部31の報知手段18に表示することで報知された画像を示しており、図8は認証処理が成功した状況を示し、図9は認証処理が成功しなかった状況を示している。
なお各キー及びリスト等の画像は、図5と同様であるので、図5の説明を参照するものとし、同一符号を付してその説明を省略する。
【0057】
図8において処理状況リスト31bの上から3番目に示された画像データは、親展の項目に「*」が示されており、親展の属性が付与された画像データであることが示されている。
これに対して図9では、図8の親展の属性が付与された画像データに対応する画像データに関する状況が報知されておらず、これにより認証処理が成功していない操作者は、親展の属性が付与された画像データの無効化状況すら確認することができないので、セキュリティの強化が実現される。
なお図8において親展の属性が付与された画像データと付与されていない画像データとを同時に報知するのではなく、親展の属性が付与された画像データのみを報知するようにしてもよい。
【0058】
図10は本発明の画像処理装置1の手動無効化処理を示すフローチャートである。
画像処理装置1を操作する操作者は、第2記録手段15に記録されている、画像の出力処理をした後の画像データの無効化を行う場合、液晶表示部31から無効化状況を報知させ、画像データを無効化させる入力を行う。
このとき必要に応じて通常無効化又は緊急無効化を選択することができる。
なお画像処理装置1を直接操作するのではなく、画像処理装置1にデータ通信網NWdを介して接続する外部装置を用いて画像データを無効化させる指示を行うようにしても良い。
【0059】
画像処理装置1では、制御手段11の制御により、画像データを無効化させる指示を受け付け(S301)、画像の出力処理中であるか否かを判定する(S302)。
ステップS302において、画像の出力処理中ではないと判定した場合(S302:NO)、画像処理装置1では、制御手段11の制御により、第2記録手段15に記録されている指定された画像データを無効化する(S303)。
【0060】
ステップS302において、画像の出力中であると判定した場合(S302:YES)、画像処理装置1では、制御手段11の制御により、画像データの無効化指示に際して緊急無効化が選択されているか否かを判定し(S304)、緊急無効化が選択されておらず、緊急無効化が不要であると判定した場合(S304:NO)、ステップS302に戻り以降の処理を繰り返す。
【0061】
ステップS304において、緊急無効化が選択されており、緊急無効化が必要であると判定した場合(S304:YES)、画像処理装置1では、制御手段11の制御により、画像の出力処理を中断し(S305)、第2記録手段15に記録されている指定された画像データを無効化し(S306)、その後、画像の出力処理を再開する(S307)。
なおステップS303又はS306における画像データの無効化とは、第2記録手段15のFATに記録されている管理データの消去だけではなく、全ての画像データの強制的な消去及び不規則なパターンの上書きによる消去等の再現することができない状態にまで無効化する処理を示す。
【0062】
ステップS303又はS306にて第2記録手段15に記録されている指定された画像データを無効化した後、画像処理装置1では、制御手段11の制御により、無効化結果の報知の要否を判定し(S308)、無効化結果の報知が必要であると判定した場合(S308:YES)、無効化結果を液晶表示部31から報知させる(S309)。
無効化結果の報知が不要であると判定した場合(S308:NO)、無効化結果の報知は行われない。
【0063】
さらに画像処理装置1では、制御手段11の制御により、無効化結果の送信の要否を判定し(S310)、無効化結果の送信が必要であると判定した場合(S310:YES)、無効化結果を送信する(S311)。
無効化結果の送信が不要であると判定した場合(S310:NO)、無効化結果の送信は行われない。
【0064】
ステップS308及びS310における無効化結果の報知及び送信の要否の判定は、無効化指示をどのような方法により受け付けたかにより判定され、画像処理装置1の操作により無効化指示を受け付けた場合は、無効化結果の報知を必要と判断し、送信を不要と判断する。
ただし削除した画像データの属性が親展の場合には、操作により無効化指示を受け付けた場合であっても無効化結果を報知しないようにすることで、他者に気付かれることなく機密性の高い情報の無効化を行うことができる。
外部装置から無効化指示を受信することにより受け付けた場合には、無効化結果の報知を不要と判断し、無効化指示の送信元の装置へ無効化結果を送信することが必要であると判断する。
【0065】
図11は本発明の画像処理装置1の自動無効化処理を示すフローチャートである。
画像処理装置1では、無効化すべき時刻が設定されている画像データについては、画像の出力処理をした後、第2記録手段15から自動的に無効化処理を行う。
画像処理装置1は、制御手段11の制御により、所定の時間間隔で画像の出力処理中であるか否かを判定し(S401)、出力処理中ではないと判定した場合(S401:NO)、無効化すべき時刻が設定されている、画像の出力処理をした後の画像データが第2記録手段15に記録されているか否かを判定する(S402)。
【0066】
ステップS402において、無効化すべき時刻が設定されている画像データが記録されていると判定した場合(S402:YES)、画像処理装置1では、制御手段11の制御により、設定されている時刻に到達しているか否かを判定する(S403)。
【0067】
ステップS403において、設定されている時刻に到達していると判定した場合(S403:YES)、画像処理装置1では、制御手段11の制御により、無効化すべき時刻に到達した画像データを第2記録手段15から無効化する(S404)。
【0068】
なおステップS401において、画像の出力処理中であると判定した場合(S401:YES)、ステップS402において、無効化すべき時刻が設定されている画像データが記録されていないと判断した場合(S402:NO)、ステップS403において、無効化すべき時刻に到達していないと判定した場合(S403:NO)、ステップS401に戻り以降の処理を繰り返す。
【0069】
ステップS404にて第2記録手段15に記録されている無効化すべき時刻が設定されている画像データを無効化した後、画像処理装置1では、制御手段11の制御により、無効化結果の送信の要否を判定し(S405)、無効化結果の送信が必要であると判定した場合(S405:YES)、無効化結果を送信する(S406)。
無効化結果の送信が不要であると判定した場合(S405:NO)、無効化結果の送信は行われない。
【0070】
なおステップS406における無効化結果の送信の要否の判定は、無効化時刻の設定を外部装置から受信することにより受け付けたものであるか否かに基づいて行われる。
特に画像データの属性が親展等の機密性の高い情報である場合に、無効化状況を画像データの送信元の装置へ送信することにより、機密性の高い情報を画像処理装置へ送信した操作者は、他の者に知られることなく機密性の高い情報の無効化結果の確認を行うことが可能である。
また時刻を指定して画像データを無効化する場合、操作者は無効化時刻に画像処理装置1を操作している訳ではないので報知は行わない。
【0071】
なお操作者が手動により画像データの無効化を指示し、指示された画像データを無効化する場合に、他の画像データの無効化時刻が接近している場合には、双方の画像データを連続して無効化しても良く、また無効化時刻が設定された画像データの無効化時に無効化を必要とする他の画像データが存在する場合には、双方の画像データを連続して無効化しても良く、このようにすることでセキュリティが向上すると共に、効率的な処理を行うことが可能となる。
【0072】
前記実施の形態では、画像データを処理する画像処理装置についての形態を説明したが、本発明はこれに限らず、例えば所定の時刻に電子メールを送信する処理を行うように設定されたサーバコンピュータ等の処理後のデータを無効化すべき様々なデータ処理装置に適用することが可能である。
【0073】
また前記実施の形態では、報知手段に画像として表示することで報知する方法を示したが、本発明はこれに限らず、音声を出力することによる報知及び接続された装置へ所定の信号を送信することによる報知等の操作者に情報を伝えることができる方法であれば様々な報知の方法に展開することが可能である。
【0074】
【発明の効果】
以上詳述した如く本発明に係る画像処理方法、画像処理装置及びデータ処理装置では、複写機、スキャナ装置、プリンタ装置、ファクシミリ装置、及びこれらの複数の装置の機能を備えるデジタル複合機等の画像処理装置等のデータ処理装置にて、磁気ディスクを有するハードディスク等の記録手段に記録された画像データ等のデータの出力処理後の無効化状況を報知させることにより、操作者は出力処理後の画像データが既に無効化されているか否か等の状況を把握することが可能となるので、必要に応じて画像データを強制的に無効化する操作を行うことが可能となり、これにより操作者が既に無効化されていると考えている画像データが未無効化のため不正に再現され機密が漏洩するということを防止して、セキュリティを強化することが可能である等、優れた効果を奏する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の画像処理装置の外観を示す斜視図である。
【図2】本発明の画像処理装置が備える操作部を示す外観図である。
【図3】本発明の画像処理装置の内部構成を示すブロック図である。
【図4】本発明の画像処理装置の出力処理を示すフローチャートである。
【図5】本発明の画像処理装置が備える液晶表示部に表示することで報知された画像を示す説明図である。
【図6】本発明の画像処理装置の無効化状況報知処理を示すフローチャートである。
【図7】本発明の画像処理装置が備える液晶表示部に表示することで報知された画像を示す説明図である。
【図8】本発明の画像処理装置が備える液晶表示部に表示することで報知された画像を示す説明図である。
【図9】本発明の画像処理装置が備える液晶表示部に表示することで報知された画像を示す説明図である。
【図10】本発明の画像処理装置の手動無効化処理を示すフローチャートである。
【図11】本発明の画像処理装置の自動無効化処理を示すフローチャートである。
【符号の説明】
1 画像処理装置
11 制御手段
12 管理手段
13 読取手段
14 第1記録手段
15 第2記録手段
15a 磁気ディスク
16 画像形成手段
17 入力手段
18 報知手段
19 通信手段
Claims (7)
- 情報を報知する報知手段と、画像データを記録する記録手段と、該記録手段に記録されている画像データに基づく画像を出力する手段と、画像を出力した後の画像データを無効化する手段とを備えた画像処理装置による画像処理方法において、
画像を出力した後の画像データの無効化状況を検出し、
検出した無効化状況を報知手段から報知させる
ことを特徴とする画像処理方法。 - 情報を報知する報知手段と、画像データを記録する記録手段と、該記録手段に記録されている画像データに基づく画像を出力する手段と、画像を出力した後の画像データを無効化する手段とを備える画像処理装置において、
画像を出力した後の画像データの無効化状況を検出する手段と、
検出した無効化状況を報知手段から報知させる手段と
を備えることを特徴とする画像処理装置。 - 前記記録手段は、画像データに対応付けて該画像データの属性を示す属性データを記録すべくなしてあり、
画像を出力した後の画像データの属性を検出する手段と、
検出した属性が所定の属性である画像データの無効化状況の報知を制限する手段と
を更に備えることを特徴とする請求項2に記載の画像処理装置。 - 画像を出力した後の画像データを無効化させる指示を受け付ける手段と、
受け付けた指示に基づいて画像データを無効化する手段と
を更に備えることを特徴とする請求項2又は請求項3に記載の画像処理装置。 - 前記記録手段は、磁気ディスクを有することを特徴とする請求項2乃至請求項4のいずれかに記載の画像処理装置。
- 前記画像の出力は、画像データに基づくシートへの画像形成であることを特徴とする請求項2乃至請求項5のいずれかに記載の画像処理装置。
- 情報を報知する報知手段と、データを記録する記録手段と、該記録手段に記録されているデータに基づき出力処理を行う手段と、出力処理後のデータを無効化する手段とを備えるデータ処理装置において、
出力処理後のデータの無効化状況を検出する手段と、
検出した無効化状況を報知手段から報知させる手段と
を備えることを特徴とするデータ処理装置。
Priority Applications (1)
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JP2003083641A JP2004297199A (ja) | 2003-03-25 | 2003-03-25 | 画像処理方法、画像処理装置及びデータ処理装置 |
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- 2003-03-25 JP JP2003083641A patent/JP2004297199A/ja active Pending
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