JP2004297018A - 発光ダイオード - Google Patents

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洋美 古賀
Akihiro Kato
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Abstract

【課題】蛍光物質を有する繊維状体の被着面積を拡大させることのできる高輝度な発光ダイオードを実現する。
【解決手段】LEDチップ搭載用の第1のリードフレーム12に形成したリフレクタ14の底面上にLEDチップ16をダイボンドにより接続すると共に、第2のリードフレーム18の先端部18aと、上記LEDチップ16上面とをボンディングワイヤ20を介して接続し、また、上記LEDチップ16を透光性を備えたコーティング材22で被覆・封止すると共に、上記LEDチップ16の上方に、上記第1のリードフレーム12及び第2のリードフレーム18の上面を覆う平面部24aを備えた透光性部材24を配置し、該透光性部材24の平面部24aの外表面に、表面に蛍光体26の配置された多数の第1の繊維状体28を、接着剤30を介して立設状態で被着した。
【選択図】 図1

Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
この発明は、発光ダイオードチップ(LEDチップ)の発光を、所定波長の光に変換する波長変換用の蛍光物質を有する繊維状体を備えた発光ダイオード(LED)に係り、特に、上記蛍光物質を有する繊維状体の被着面積を拡大させることのできる発光ダイオードに関する。
【0002】
【従来の技術】
本出願人は、先に、波長変換用の蛍光物質を有する繊維状体を備えた発光ダイオードを提案した(特願2003−55178号)。
図12に示すように、この発光ダイオード70は、発光ダイオードチップ搭載用の第1のリードフレーム71の先端部71aの表面に、LEDチップ72をAgペースト等を介してダイボンドすることにより、上記第1のリードフレーム71と、LEDチップ72底面の一方の電極(図示せず)とを電気的に接続している。また、第2のリードフレーム73の先端部73aと、上記LEDチップ72上面の他方の電極(図示せず)とをボンディングワイヤ74を介して電気的に接続して成る。
【0003】
また、上記LEDチップ72の表面には、図13に拡大して示すように、表面に、蛍光物質としての蛍光体75の配置された多数の繊維状体76が、接着剤77を介して、上記LEDチップ72の表面に対して立設状態で被着されている。
上記繊維状体76の被着されたLEDチップ72、第1のリードフレーム71の先端部71a及び端子部71bの上端、第2のリードフレーム73の先端部73a及び端子部73bの上端は、エポキシ樹脂等より成り、先端に凸レンズ部78を有する透光性の外囲器79によって被覆・封止されている。
【0004】
また、図14に示す他の発光ダイオード80は、第1のリードフレーム71の先端部71aに、その底面から上方に向かって孔径が徐々に拡大する略漏斗形状の凹部を設けると共に該凹部内面を反射面と成してリフレクタ81を形成し、該リフレクタ81の底面にLEDチップ72をダイボンドすることにより、上記第1のリードフレーム71と、LEDチップ72底面の一方の電極(図示せず)とを電気的に接続している。また、第2のリードフレーム73の先端部73aと、上記LEDチップ72上面の他方の電極(図示せず)とをボンディングワイヤ74を介して電気的に接続して成る。
また、上記LEDチップ72をリフレクタ81内に充填した透光性のコーティング材82によって被覆・封止すると共に、該コーティング材82の表面には、上記した表面に蛍光体75の配置された多数の繊維状体76が、コーティング材82の表面に対して立設状態で被着されている。
【0005】
而して、上記発光ダイオード70,80において、第1のリードフレーム71及び第2のリードフレーム73を介してLEDチップ72に電圧が印加されると、LEDチップ72が発光して紫外光等の光が放射され、この光が繊維状体76表面の蛍光体75に照射されることにより、所定波長の可視光等の光に波長変換され、波長変換された光が外囲器79の凸レンズ部78で集光されて外部へ放射されるようになっている。
【0006】
上記発光ダイオード70,80にあっては、表面に蛍光体75の配置された多数の繊維状体76をLEDチップ72表面、或いは、コーティング材82表面に立設状態で被着したので、蛍光体75で波長変換される光を、繊維状体76表面の蛍光体75で反射された反射光として取り出すことができる。このため、蛍光体で波長変換された光を透過光として取り出す場合に比べ、光の取出し効率が向上し、高輝度化を図ることができるのである。
また、上記発光ダイオード70,80は、繊維状体76の表面に蛍光体75を配置しているので、LEDチップ72表面、或いは、コーティング材82表面に被着する繊維状体76の数、長さ、繊維状体76同士の間隔を適宜調整することにより、蛍光体75の量を飛躍的に増大させることができるのである。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、上記発光ダイオード70,80にあっては、繊維状体76をLEDチップ72の表面、或いはコーティング材82の表面に被着していることから、繊維状体76を被着できるスペースが限られていた。
【0008】
この発明は、従来の上記問題点に鑑みて案出されたものであり、その目的とするところは、蛍光物質を有する繊維状体の被着面積を拡大させることのできる高輝度な発光ダイオードを実現することにある。
【0009】
【課題を解決するための手段】
上記の目的を達成するため、本発明に係る発光ダイオードは、LEDチップと、該LEDチップの上方に配置された透光性部材と、該透光性部材の表面に立設状態で被着され、蛍光体、蛍光ガラス等の蛍光物質を有する複数の繊維状体とを、少なくとも備えていることを特徴とする。
【0010】
本発明に係る発光ダイオードにあっては、LEDチップの上方に、蛍光物質を有する繊維状体が被着される透光性部材を配置したので、該透光性部材の表面積を適宜選定することにより、LEDチップ72の表面、或いはコーティング材82の表面に繊維状体76を被着した従来の発光ダイオード70,80に比べ、繊維状体の被着面積を拡大させることができ、この結果、従来の発光ダイオード70,80に比べ、繊維状体の被着数量を増大させることができ、高輝度化を実現できる。
【0011】
本発明に係る上記発光ダイオードは、例えば、リードフレーム上にLEDチップを配置すると共に、該LEDチップの上方に、上記リードフレームの上面を覆う平面部を有する透光性部材を配置し、さらに、上記透光性部材の平面部の外表面及び/又は内表面に、蛍光体、蛍光ガラス等の蛍光物質を有する複数の繊維状体を立設状態で被着して構成することができる。
【0012】
この発光ダイオードは、LEDチップを配置したリードフレームの上面を覆う透光性部材の平面部の外表面及び/又は内表面に、蛍光物質を有する繊維状体を被着しているので、LEDチップ72の表面、或いはコーティング材82の表面に繊維状体76を被着した従来の発光ダイオード70,80に比べ、繊維状体の被着面積を拡大させることができる。この結果、この発光ダイオードは、従来の発光ダイオード70,80に比べ、繊維状体の被着数量を増大させることができ、高輝度化を実現できる。
【0013】
また、本発明に係る上記発光ダイオードは、例えば、リードフレーム上にLEDチップを配置すると共に、該LEDチップの上方に、上記リードフレームの上面を覆う曲面部を有する透光性部材を配置し、さらに、上記透光性部材の曲面部の外表面及び/又は内表面に、蛍光体、蛍光ガラス等の蛍光物質を有する複数の繊維状体を立設状態で被着して構成することができる。
【0014】
この発光ダイオードは、LEDチップを配置したリードフレームの上面を覆う透光性部材の曲面部の外表面及び/又は内表面に、蛍光物質を有する繊維状体を被着しているので、LEDチップ72の表面、或いはコーティング材82の表面に繊維状体76を被着した従来の発光ダイオード70,80に比べ、繊維状体の被着面積を拡大させることができる。この結果、この発光ダイオードは、従来の発光ダイオード70,80に比べ、繊維状体の被着数量を増大させることができ、高輝度化を実現できる。
しかも、この発光ダイオードにあっては、透光性部材に「曲面部」を設け、該曲面部の外表面及び/又は内表面に繊維状体を被着しているので、透光性部材に「平面部」を設け、該平面部の外表面及び/又は内表面に繊維状体を被着する場合に比べ、更に繊維状体の被着面積を増大させることができる。
【0015】
上記繊維状体は、樹脂繊維やガラス繊維等の繊維の表面に、蛍光体を被着して構成することができる。
また、上記繊維状体は、樹脂繊維やガラス繊維等の繊維の表面に反射材を被覆し、該反射材の表面に蛍光体を被着して構成することができる。
さらに、上記繊維状体は、蛍光物質より成る蛍光繊維で構成することができる。
【0016】
【発明の実施の形態】
以下、図面に基づき、本発明に係る発光ダイオードの実施形態を説明する。
図1及び図2は、本発明に係る第1の発光ダイオード10を示すものであり、この第1の発光ダイオード10は、発光ダイオードチップ搭載用の第1のリードフレーム12の先端部12aに、その底面から上方に向かって孔径が徐々に拡大する略漏斗形状の凹部を設けると共に該凹部内面を反射面と成してリフレクタ14を形成し、該リフレクタ14の底面にLEDチップ16をダイボンドすることにより、上記第1のリードフレーム12と、LEDチップ16底面の一方の電極(図示せず)とを電気的に接続している。また、第2のリードフレーム18の先端部18aと、上記LEDチップ16上面の他方の電極(図示せず)とをボンディングワイヤ20を介して電気的に接続して成る。
上記LEDチップ16は、窒化ガリウム系半導体結晶等で構成されている。また、上記第1のリードフレーム12、第2のリードフレーム18は、銅、銅亜鉛合金、鉄ニッケル合金等により構成される。
【0017】
また上記LEDチップ16は、リフレクタ14内に充填した透光性のコーティング材22によって被覆・封止されている。該コーティング材22は、エポキシ樹脂、アクリル樹脂、シリコーン樹脂等の有機材料や、ガラス等の無機材料で構成される。尚、リフレクタ14内へのコーティング材22の充填には適宜な方法を用いることができ、例えば、リフレクタ14形成箇所以外の第1のリードフレーム12及び第2のリードフレーム18表面をマスクし、この状態で、未硬化状態のコーティング材22の満たされた槽内に浸漬したり、或いはコーティング材22をスプレー塗布すれば良い。またマイクロディスペンサーを用いて、未硬化状態のコーティング材22をリフレクタ14内に充填しても良い。
【0018】
図1及び図2において、24は透光性部材であり、該透光性部材24は、LEDチップ16の上方に配置され、第1のリードフレーム12及び第2のリードフレーム18の上面を覆う平面部24aと、第1のリードフレーム12及び第2のリードフレーム18の先端部12a,18aの側面に、図示しない接着剤等を介して接続された側面部24bを有している。
上記透光性部材24は、エポキシ樹脂、アクリル樹脂、シリコーン樹脂等の有機材料や、ガラス等の無機材料で構成することができる。
【0019】
上記透光性部材24の平面部24aの外表面には、図2に拡大して示すように、表面に、蛍光物質としての蛍光体26の配置された多数の第1の繊維状体28が、接着剤30を介して、上記透光性部材24の平面部24aの外表面に対して立設状態で被着されている。
上記第1の繊維状体28は、図3に示すように、ナイロン等の樹脂繊維やガラス繊維等の繊維32の表面に蛍光体26を被着させて構成され、その直径は10μm程度、長さは0.5〜3mm程度と成されている。因みに、LEDチップ16は、0.3mm角程度の大きさである。
上記繊維32表面への蛍光体26の被着は、例えば、蛍光体26を混入した接着剤を繊維32表面に塗布したり、蛍光体26を混入した接着剤中に繊維32を浸漬することにより行うことができる。或いは、繊維32を製造する過程において、未硬化状態の繊維の表面に粒子状の蛍光体26を吹き付けた後、硬化させれば良い。また、ポリプロピレン等の高融点材料を、ポリエチレン等の低融点材料で被覆した繊維を用い、当該繊維を加熱して上記低融点材料のみを溶融させた状態で、繊維の表面に粒子状の蛍光体26を吹き付けることによっても、繊維32表面へ蛍光体26を被着させることができる。
【0020】
透光性部材24の平面部24aの外表面への上記第1の繊維状体28の被着は、静電植毛法を用いて行うことができる。これは、第1の繊維状体28を、静電気を利用して立毛させた状態で、接着剤30の塗布された透光性部材24の平面部24aの外表面に植毛するものである。すなわち、静電気を利用して第1の繊維状体28をマイナス又はプラスの電荷に帯電させると共に、透光性部材24の平面部24aの外表面を第1の繊維状体28の電荷とは逆の電荷で帯電させることにより、静電引力を利用して、平面部24aの外表面に第1の繊維状体28を立毛させた状態で植毛させるのである。
尚、上記接着剤30は、LEDチップ16から放射される光を透過させる透光性材料より成り、例えば、アルカリシリケート結合物、エチルシリケート結合物、アルコキシラン結合物、有機官能基を部分的に導入したアルコキシラン結合物及び有機ポリマーを反応させたアルコキシラン結合物等の無機結合材やハイブリッド系無機結合材を好適に用いることができる。
【0021】
上記蛍光体26は、LEDチップ16から発光される紫外光等の光を、所定波長の可視光等の光に変換する波長変換用のものであり、例えば以下の組成のものを用いることができる。
LEDチップ16の光を赤色可視光に変換する赤色発光用の蛍光体26として、MS:Eu(Mは、La、Gd、Yの何れか1種)、0.5MgF・3.5MgO・GeO:Mn、2MgO・2LiO・Sb:Mn、Y(P,V)O:Eu、YVO:Eu、(SrMg)(PO):Sn、Y:Eu、CaSiO:Pb,Mn等がある。
また、LEDチップ16の光を緑色可視光に変換する緑色発光用の蛍光体26として、BaMgAl1627:Eu,Mn、ZnSiO:Mn、(Ce,Tb,Mn)MgAl1119、LaPO:Ce,Tb、(Ce,Tb)MgAl1119、YSiO:Ce,Tb、ZnS:Cu,Al、ZnS:Cu,Au,Al、(Zn,Cd)S:Cu,Al、SrAl:Eu、SrAl:Eu,Dy、SrAl1425:Eu,Dy、YAl12:Tb、Y(Al,Ga)12:Tb、YAl12:Ce、Y(Al,Ga)12:Ce等がある。
更に、LEDチップ16の光を青色可視光に変換する青色発光用の蛍光体26として、(SrCaBa)(POCl:Eu、BaMgAl1627:Eu、(SrMg):Eu、Sr:Eu、Sr:Sn、Sr(POCl:Eu、BaMgAl1627:Eu、CaWO、CaWO:Pb青色蛍光体、ZnS:Ag,Cl、ZnS:Ag,Al、(Sr,Ca,Mg)10(POCl:Eu等がある。
上記赤色発光用の蛍光体26、緑色発光用の蛍光体26、青色発光用の蛍光体26を適宜選択・混合して用いることで、種々の色の発色が可能である。また、LEDチップ16が、青色可視光等の所定色の可視光を発光する場合には、LEDチップ16の発光色と蛍光体26の発光色との混色を得ることができる。
【0022】
上記LEDチップ16、第1のリードフレーム12の先端部12a及び端子部12bの上端、第2のリードフレーム18の先端部18a及び端子部18bの上端、第1の繊維状体28の被着された透光性部材24は、エポキシ樹脂等より成り、先端に凸レンズ部34を有する透光性の外囲器36によって被覆・封止されている。
さらに、第1のリードフレーム12の端子部12b及び第2のリードフレーム18の端子部18bの下端は、上記外囲器36の下端部を貫通して外囲器36外部へと導出されている。
【0023】
上記第1のリードフレーム12及び第2のリードフレーム18を介してLEDチップ16に電圧が印加されると、LEDチップ16が発光して紫外光等の光が放射され、この光が透光性部材24を透過した後、第1の繊維状体28表面の蛍光体26に照射されることにより、所定波長の可視光等の光に波長変換され、波長変換された光が外囲器36の凸レンズ部34で集光されて外部へ放射されるようになっている。
上記第1の発光ダイオード10は、表面に蛍光体26の配置された多数の第1の繊維状体28を、LEDチップ16上方に配置された透光性部材24の平面部24a外表面に立設状態で被着したので、蛍光体26で波長変換される光を、第1の繊維状体28表面の蛍光体26で反射された反射光として取り出すことができ、光の取出し効率が高い。
【0024】
而して、上記第1の発光ダイオード10にあっては、第1のリードフレーム12及び第2のリードフレーム18の上面を覆う透光性部材24の平面部24aの外表面に、第1の繊維状体28を被着しているので、LEDチップ72の表面、或いはコーティング材82の表面に繊維状体76を被着した従来の発光ダイオード70,80に比べ、第1の繊維状体28の被着面積を拡大させることができる。この結果、第1の発光ダイオード10は、従来の発光ダイオード70,80に比べ、第1の繊維状体28の被着数量を増大させることができ、高輝度化を実現できる。
【0025】
図4は、本発明に係る第2の発光ダイオード38を示すものであり、この第2の発光ダイオード38は、LEDチップ16の上方に配置され、第1のリードフレーム12及び第2のリードフレーム18の上面を覆う平面部40aと、第1のリードフレーム12及び第2のリードフレーム18の先端部12a,18aの側面に、図示しない接着剤等を介して接続された側面部40bを有する透光性部材40を備えると共に、上記透光性部材40の平面部40aの内表面に、多数の上記第1の繊維状体28を、上記接着剤30を介して、上記透光性部材40の平面部40aの内表面に対して立設状態で被着した点に特徴を有するものである。透光性部材40の平面部40a内表面に被着された第1の繊維状体28と、コーティング材22及びボンディングワイヤ20とは所定の間隙を設けて配置されている。
【0026】
上記第2の発光ダイオード38の第1のリードフレーム12及び第2のリードフレーム18を介してLEDチップ16に電圧が印加されると、LEDチップ16が発光して紫外光等の光が放射され、この光が第1の繊維状体28表面の蛍光体26に照射されることにより、所定波長の可視光等の光に波長変換され、波長変換された光が透光性部材40を透過した後、外囲器36の凸レンズ部34で集光されて外部へ放射されるようになっている。
上記第2の発光ダイオード38は、表面に蛍光体26の配置された多数の第1の繊維状体28を、LEDチップ16上方に配置された透光性部材40の平面部40a内表面に立設状態で被着したので、蛍光体26で波長変換される光を、第1の繊維状体28表面の蛍光体26で反射された反射光として取り出すことができ、光の取出し効率が高い。
【0027】
而して、上記第2の発光ダイオード38にあっては、第1のリードフレーム12及び第2のリードフレーム18の上面を覆う透光性部材40の平面部40aの内表面に、第1の繊維状体28を被着しているので、LEDチップ72の表面、或いはコーティング材82の表面に繊維状体76を被着した従来の発光ダイオード70,80に比べ、第1の繊維状体28の被着面積を拡大させることができる。この結果、第2の発光ダイオード38は、従来の発光ダイオード70,80に比べ、第1の繊維状体28の被着数量を増大させることができ、高輝度化を実現できる。
【0028】
図5は、本発明に係る第3の発光ダイオード42を示すものであり、この第3の発光ダイオード42は、第1のリードフレーム12及び第2のリードフレーム18の上面を覆う曲面部44aを有する透光性部材44を備えると共に、該透光性部材44の曲面部44aの外表面に、多数の上記第1の繊維状体28を、上記接着剤30を介して、上記透光性部材44の曲面部44aの外表面に対して立設状態で被着した点に特徴を有するものである。上記曲面部44aの端部は、第1のリードフレーム12及び第2のリードフレーム18の先端部12a,18aと図示しない接着剤等を介して接続されている。
【0029】
上記第3の発光ダイオード42の第1のリードフレーム12及び第2のリードフレーム18を介してLEDチップ16に電圧が印加されると、LEDチップ16が発光して紫外光等の光が放射され、この光が透光性部材44を透過した後、第1の繊維状体28表面の蛍光体26に照射されることにより、所定波長の可視光等の光に波長変換され、波長変換された光が外囲器36の凸レンズ部34で集光されて外部へ放射されるようになっている。
上記第3の発光ダイオード42は、表面に蛍光体26の配置された多数の第1の繊維状体28を、LEDチップ16上方に配置された透光性部材44の曲面部44a外表面に立設状態で被着したので、蛍光体26で波長変換される光を、第1の繊維状体28表面の蛍光体26で反射された反射光として取り出すことができ、光の取出し効率が高い。
【0030】
而して、上記第3の発光ダイオード42にあっては、第1のリードフレーム12及び第2のリードフレーム18の上面を覆う透光性部材44の曲面部44aの外表面に、第1の繊維状体28を被着しているので、LEDチップ72の表面、或いはコーティング材82の表面に繊維状体76を被着した従来の発光ダイオード70,80に比べ、第1の繊維状体28の被着面積を拡大させることができる。この結果、第3の発光ダイオード42は、従来の発光ダイオード70,80に比べ、第1の繊維状体28の被着数量を増大させることができ、高輝度化を実現できる。
しかも、第3の発光ダイオード42にあっては、透光性部材44に「曲面部44a」を設け、該曲面部44aの外表面に第1の繊維状体28を被着しているので、上記第1の発光ダイオード10及び第2の発光ダイオード38の如く、透光性部材24,40に「平面部24a,40a」を設け、該平面部24a,40aの外表面又は内表面に第1の繊維状体28を被着する場合に比べ、第1の繊維状体28の被着面積を増大させることができる。
【0031】
尚、図示は省略するが、透光性部材44の曲面部44aの内表面に、多数の上記第1の繊維状体28を、上記接着剤30を介して、上記透光性部材44の曲面部44aの内表面に対して立設状態で被着しても良い。この場合、透光性部材44の曲面部44a内表面に被着された第1の繊維状体28と、コーティング材22及びボンディングワイヤ20とは所定の間隙を設けて配置される。
【0032】
図6は、本発明に係る第4の発光ダイオード45を示すものであり、この第4の発光ダイオード45は、第1のリードフレーム12の上面の略全面に亘って載置される平面部46aと、ボンディングワイヤ20を取り出すための切欠46bを有する透光性部材46(図7)を備えると共に、該透光性部材46の平面部46aの外表面に、多数の上記第1の繊維状体28を、上記接着剤30を介して、上記透光性部材46の平面部46aの外表面に対して立設状態で被着した点に特徴を有するものである。
【0033】
上記第4の発光ダイオード45の第1のリードフレーム12及び第2のリードフレーム18を介してLEDチップ16に電圧が印加されると、LEDチップ16が発光して紫外光等の光が放射され、この光が透光性部材46を透過した後、第1の繊維状体28表面の蛍光体26に照射されることにより、所定波長の可視光等の光に波長変換され、波長変換された光が外囲器36の凸レンズ部34で集光されて外部へ放射されるようになっている。
上記第4の発光ダイオード45は、表面に蛍光体26の配置された多数の第1の繊維状体28を、第1のリードフレーム12の上面の略全面に亘って載置される平面部46a外表面に立設状態で被着したので、蛍光体26で波長変換される光を、第1の繊維状体28表面の蛍光体26で反射された反射光として取り出すことができ、光の取出し効率が高い。
【0034】
而して、上記第4の発光ダイオード45にあっては、第1のリードフレーム12の上面の略全面に亘って載置することにより、LEDチップ16上方に配置された透光性部材46の平面部46aの外表面に、第1の繊維状体28を被着しているので、LEDチップ72の表面、或いはコーティング材82の表面に繊維状体76を被着した従来の発光ダイオード70,80に比べ、第1の繊維状体28の被着面積を拡大させることができる。この結果、第4の発光ダイオード45は、従来の発光ダイオード70,80に比べ、第1の繊維状体28の被着数量を増大させることができ、高輝度化を実現できる。
【0035】
尚、図示は省略するが、第4の発光ダイオード45の上記透光性部材46として、第1のリードフレーム12及び第2のリードフレーム18の上面の略全面に亘って載置される平面部46aと、ボンディングワイヤ20を取り出すための切欠46bを有するものを用い、該透光性部材46の平面部46aの外表面に、多数の上記第1の繊維状体28を、上記接着剤30を介して、上記透光性部材46の平面部46aの外表面に対して立設状態で被着しても良い。このように、透光性部材46の平面部46aが、第1のリードフレーム12のみならず第2のリードフレーム18の上面の略全面に亘って載置されるものを用いれば、第1の繊維状体28の被着面積を一層拡大することができる。
【0036】
上記第1の発光ダイオード10にあっては、透光性部材24の平面部24aの外表面に、第1の繊維状体28を被着した場合について説明したが、平面部24aの外表面及び/又は内表面に、第1の繊維状体28を被着しても良い。
また、上記第2の発光ダイオード38は、透光性部材40の平面部40aの内表面に、第1の繊維状体28を被着しているが、平面部40aの内表面及び/又は外表面に、第1の繊維状体28を被着しても良い。
さらに、上記第3の発光ダイオード42は、透光性部材44の曲面部44aの外表面に、第1の繊維状体28を被着しているが、曲面部44aの外表面及び/又は内表面に、第1の繊維状体28を被着しても良い。
【0037】
上記において説明した透光性部材24,40,44,46の形状は一例を示したものであり、その要旨を逸脱しない範囲で適宜変更可能である。
要するに、LEDチップ16の上方に、その表面に第1の繊維状体28が被着される透光性部材を配置すれば、該透光性部材の表面積を適宜選定することにより、LEDチップ72の表面、或いはコーティング材82の表面に繊維状体76を被着した従来の発光ダイオード70,80に比べ、第1の繊維状体28の被着面積を拡大させることができ、この結果、従来の発光ダイオード70,80に比べ、第1の繊維状体28の被着数量を増大させることができ、高輝度化を実現できるのである。
【0038】
上記第1〜第4の発光ダイオード10,38,42,45において、上記第1の繊維状体28に代えて、図8及び図9に示すような蛍光物質より成る蛍光繊維47で構成された第2の繊維状体48を用いても良い。
【0039】
上記蛍光繊維47は、例えば蛍光ガラスによって形成することができる。
蛍光ガラスは、ガラス材料に蛍光材料を添加して形成される透明体であり、LEDチップ16から発光される紫外光等の光を所定波長の可視光等の光に変換するものである。
上記ガラス材料としては、例えば、酸化物ガラス、珪酸系ガラス、フツ燐酸塩系ガラス等を用いることができる。
また蛍光材料としては、例えば、希土類元素の2価及び3価のEu、Tb、Sm等、或いは、Mn、Zn等を単体或いは複数組み合わせて用いることができる。蛍光材料を構成するこれら元素の原子は、通常陽イオン状態となっており、LEDチップ14から発光された紫外光等の照射を受けて励起され、イオン固有の色の可視光を発光するものである。
【0040】
後述するゾルゲル法によって、蛍光ガラスより成る蛍光繊維47を形成する場合において、LEDチップ16の光を赤色可視光に変換する赤色発光用の蛍光ガラスの組成としては、金属有機化合物、例えば、金属アルコキシド、一般式M(OR)n(M:金属元素、R:アルキル基、n:金属の酸化数)等の非晶質母体中に、発光中心(蛍光材料)として、例えば、Eu3+やMnイオン、Smイオン等をドープした組成のもの、一例として、テトラエトキシシランSi(OC又はその4量体に、Eu3+源としてEu(NOを使用して、上記非晶質母体中にEu3+をドープしたもの等が挙げられる。
また、LEDチップ16の光を緑色可視光に変換する緑色発光用の蛍光ガラスの組成としては、金属有機化合物、例えば、金属アルコキシド、一般式M(OR)n(M:金属元素、R:アルキル基、n:金属の酸化数)等の非晶質母体中に、発光中心(蛍光材料)として、例えば、Tbイオンをドープした組成のもの、一例として、テトラエトキシシランSi(OC又はその4量体に、Tbイオン源としてTb(NOを使用して、上記非晶質母体中にTbイオンをドープしたもの等が挙げられる。
さらに、LEDチップ16の光を青色可視光に変換する青色発光用の蛍光ガラスの組成としては、金属有機化合物 例えば、金属アルコキシド、一般式M(OR)n(M:金属元素、R:アルキル基、n:金属の酸化数)等の非晶質母体中に、発光中心(蛍光材料)として、例えば、Eu2+等をドープした組成のもの、一例として、テトラエトキシシランSi(OC又はその4量体に、Eu2+源としてEu(NOと、Alイオン源としてAl(NOを使用して、上記非晶質母体中にEu2+、Alイオンをドープしたもの等が挙げられる。
【0041】
以下において、ゾルゲル法によって、蛍光ガラスより成る蛍光繊維47を形成する方法を説明する。
ゾルゲル法は、SiO、ZnO、Y等の金属アルコキシドを出発物質として、その加水分解、重合反応を利用してガラスを合成するものであり、溶液状態から出発するため、希土類イオン等の蛍光材料を均一に添加することができるものである。
先ず、SiO、ZnO、Y等の金属アルコキシド、金属アセチルアセトネート、金属カルボキシレート等の金属有機化合物と、該金属有機化合物の加水分解のための水と、メタノール、DMF(ヂメチルフォルムアミド)等の溶媒と、アンモニア等、上記金属有機化合物の加水分解・重合反応の調整剤と、希土類元素の2価及び3価のEu、Tb、Sm等の蛍光材料(発光中心)とを調合し、均質で透明な溶液状態の蛍光ガラス材料を作製する。
【0042】
次に、上記溶液状態の蛍光ガラス材料を、例えば200℃程度の比較的低温で加熱等することにより、溶媒を蒸発させると共に、上記金属有機化合物の加水分解・重合反応を一部進行させて、溶液状態の蛍光ガラス材料を粘性ゾル状と成す。
次に、粘性ゾル状の蛍光ガラス材料を延伸した後、800℃〜1000℃の温度で加熱・焼成して、蛍光ガラス材料の重合を完全に進行させることにより、ゲル状の細長い蛍光繊維を形成し、この蛍光繊維を、所定の長さに切断すれば、上記蛍光繊維47を形成することができる。
【0043】
蛍光物質より成る蛍光繊維47で構成された第2の繊維状体48を用いた第1〜第4の発光ダイオード10,38,42,45において、第1のリードフレーム12及び第2のリードフレーム18を介してLEDチップ16に電圧が印加されると、LEDチップ16が発光して紫外光等の光が放射され、この光が蛍光繊維47に照射されることにより、所定波長の可視光等の光に波長変換され、波長変換された光が外囲器36の凸レンズ部34で集光されて外部へ放射されるのである。
この第2の繊維状体48を用いた場合においても、第1の繊維状体28を用いた場合と同様に、蛍光物質で波長変換される光を、第2の繊維状体48を構成する蛍光繊維47で反射された反射光として取り出すことができ、光の取出し効率が高い。
【0044】
尚、第2の繊維状体48の蛍光繊維47を、蛍光樹脂で構成しても良い。蛍光樹脂は、エポキシ樹脂等の樹脂材料に蛍光材料を添加して形成される透明体であり、LEDチップ16から発光される紫外光等の光を所定波長の可視光等の光に変換するものである。
【0045】
また、上記第1〜第4の発光ダイオード10,38,42,45において、上記第1の繊維状体28、第2の繊維状体48に代えて、図10及び図11に示すような第3の繊維状体50を用いても良い。
【0046】
上記第3の繊維状体50は、ナイロン等の樹脂繊維やガラス繊維等の繊維52の表面に反射材54が被覆され、さらに、上記反射材54の表面に蛍光体56が被着されることにより構成されている。
上記反射材54は、アルミニウム等の光反射率の高い材料で構成され、蒸着等の方法により繊維52の表面に被覆される。
【0047】
第3の繊維状体50を用いた第1〜第4の発光ダイオード10,38,42,45において、第1のリードフレーム12及び第2のリードフレーム18を介してLEDチップ16に電圧が印加されると、LEDチップ16が発光して紫外光等の光が放射され、この光が第3の繊維状体50表面の蛍光体56に照射されることにより、所定波長の可視光等の光に波長変換され、波長変換された光が外囲器36の凸レンズ部34で集光されて外部へ放射されるのである。
この第3の繊維状体50を用いた場合においても、第1の繊維状体28、第2の繊維状体48を用いた場合と同様に、蛍光体で波長変換される光を、第3の繊維状体50表面の蛍光体56で反射された反射光として取り出すことができ、光の取出し効率が高い。
【0048】
尚、図10及び図11に示すように、繊維52の表面に被着された蛍光体56の粒子間に隙間が存在する場合や、蛍光体56の層が薄い場合には、LEDチップ16から発光された光の一部が、上記隙間を通過し、或いは、層の薄い蛍光体56を透過して繊維52に吸収されてしまうが、この第3の繊維状体50にあっては、繊維52の表面に反射材54を被覆しているので、蛍光体56の粒子間の隙間を通過した光や層の薄い蛍光体56を透過した光を反射させて、蛍光体56への照射に活用することができる。
【0049】
尚、図示は省略するが、光反射率の高い材料で構成した繊維や、光反射率の高い白色の繊維を用い、これら繊維の表面に蛍光体を被着した場合においても、上記第3の繊維状体50と同等の効果を得ることができる。
【0050】
また、図示は省略するが、未硬化状態の透明樹脂中に、粒子状の蛍光体等の蛍光物質を所定量混合した後、透明樹脂を延伸、硬化させて樹脂繊維を形成し、この樹脂繊維を所定の長さに切断して繊維状体を形成することもできる。この場合、未硬化状態の透明樹脂中に混合する蛍光物質の粒径が、繊維状体の直径と同程度以上の大きさであれば、透明樹脂を延伸、硬化させて樹脂繊維を形成すると、蛍光物質の一部が繊維状体の表面に露出し、従って、繊維状体の表面に蛍光物質が配置されることとなる。
【0051】
上記蛍光物質は、上記した蛍光体26,56、蛍光ガラス、蛍光樹脂だけではなく、LEDチップ16から発光される紫外光等の光を、所定波長の可視光等の光に変換する全ての物質を含むものである。
また、上記蛍光体26,56は、有機、無機の蛍光染料や、有機、無機の蛍光顔料を含むものである。
【0052】
【発明の効果】
本発明に係る発光ダイオードにあっては、LEDチップの上方に、蛍光物質を有する繊維状体が被着される透光性部材を配置したので、該透光性部材の表面積を適宜選定することにより、LEDチップ72の表面、或いはコーティング材82の表面に繊維状体76を被着した従来の発光ダイオード70,80に比べ、繊維状体の被着面積を拡大させることができ、この結果、従来の発光ダイオード70,80に比べ、繊維状体の被着数量を増大させることができ、高輝度化を実現できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る第1の発光ダイオードを示す概略断面図である。
【図2】本発明に係る第1の発光ダイオードの要部を拡大して示す概略断面図である。
【図3】第1の繊維状体の拡大横断面図である。
【図4】本発明に係る第2の発光ダイオードを示す概略断面図である。
【図5】本発明に係る第3の発光ダイオードを示す概略断面図である。
【図6】本発明に係る第4の発光ダイオードを示す概略断面図である。
【図7】本発明に係る第4の発光ダイオードの透光性部材を示す概略平面図である。
【図8】第2の繊維状体の拡大概略縦断面図である。
【図9】第2の繊維状体の拡大概略横断面図である。
【図10】第3の繊維状体の拡大概略縦断面図である。
【図11】第3の繊維状体の拡大概略横断面図である。
【図12】従来の発光ダイオードを示す概略断面図である。
【図13】従来の発光ダイオードの要部を拡大して示す概略断面図である。
【図14】従来の他の発光ダイオードを示す概略断面図である。
【符号の説明】
10 第1の発光ダイオード
12 第1のリードフレーム
14 リフレクタ
16 LEDチップ
18 第2のリードフレーム
22 コーティング材
24 透光性部材
26 蛍光体
28 第1の繊維状体
30 接着剤
32 繊維
36 外囲器
38 第2の発光ダイオード
40 透光性部材
42 第3の発光ダイオード
44 透光性部材
45 第4の発光ダイオード
46 透光性部材
47 蛍光繊維
48 第2の繊維状体
50 第3の繊維状体
52 繊維
54 反射材
56 蛍光体

Claims (6)

  1. LEDチップと、該LEDチップの上方に配置された透光性部材と、該透光性部材の表面に立設状態で被着され、蛍光体、蛍光ガラス等の蛍光物質を有する複数の繊維状体とを、少なくとも備えていることを特徴とする発光ダイオード。
  2. リードフレーム上に上記LEDチップを配置すると共に、該LEDチップの上方に、上記リードフレームの上面を覆う平面部を有する透光性部材を配置し、さらに、上記透光性部材の平面部の外表面及び/又は内表面に、蛍光体、蛍光ガラス等の蛍光物質を有する複数の上記繊維状体を立設状態で被着したことを特徴とする請求項1に記載の発光ダイオード。
  3. リードフレーム上に上記LEDチップを配置すると共に、該LEDチップの上方に、上記リードフレームの上面を覆う曲面部を有する透光性部材を配置し、さらに、上記透光性部材の曲面部の外表面及び/又は内表面に、蛍光体、蛍光ガラス等の蛍光物質を有する複数の上記繊維状体を立設状態で被着したことを特徴とする請求項1に記載の発光ダイオード。
  4. 上記繊維状体が、樹脂繊維やガラス繊維等の繊維の表面に、蛍光体を被着して構成されていることを特徴とする請求項1乃至3の何れかに記載の発光ダイオード。
  5. 上記繊維状体が、樹脂繊維やガラス繊維等の繊維の表面に反射材を被覆し、さらに、上記反射材の表面に蛍光体を被着して構成されていることを特徴とする請求項1乃至3の何れかに記載の発光ダイオード。
  6. 上記繊維状体が、蛍光物質より成る蛍光繊維で構成されていることを特徴とする請求項1乃至3の何れかに記載の発光ダイオード。
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