JP2004289739A - ネットワーク機器のパラメータ設定方法、パラメータ設定装置およびプログラム - Google Patents

ネットワーク機器のパラメータ設定方法、パラメータ設定装置およびプログラム Download PDF

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Abstract

【課題】IPv6に対応するルータ等のネットワーク機器に対して、パラメータを設定する作業を迅速化する。
【解決手段】ホストコンピュータをネットワーク機器に接続し、ネットワーク機器から当該ネットワーク機器のMACアドレスを取得するMACアドレス取得過程(SP4)と、該MACアドレスに対応するIPアドレスを算出する過程(SP4)と、該ネットワーク機器に対して設定すべきパラメータを生成するパラメータ生成過程(SP12)と、該算出されたIPアドレスを用いて、該ネットワーク機器に対して設定すべきパラメータをネットワークを介して該ネットワーク機器に送信する送信過程(SP12)とをホストコンピュータにおいて実行する。
【選択図】 図4

Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、ルータ、その他ネットワーク機器のパラメータ設定に用いて好適なネットワーク機器のパラメータ設定方法、パラメータ設定装置およびプログラムに関する。
【0002】
【従来の技術】
ルータ等のネットワーク機器は、工場から出荷された時点では、ユーザの環境に対応する設定が行われていないため、個々のユーザの環境に応じて各種のパラメータの設定を行う必要がある。これらルータ等には独自の入出力装置が設けられていないことが多いため、通常はネットワークあるいはシリアルケーブルを介してルータ等にホストコンピュータが接続され、該ホストコンピュータを介して各種パラメータの設定が行われることになる。また、このようなネットワーク機器に対して自動的にIPアドレスを設定する技術が特許文献1に開示されている。
【0003】
【特許文献1】特開2000−269991号公報
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
ところで、例えば多数の小売店における売上情報をインターネット上のVPN(Virtual Private Network)を介して収集するPOSシステム(販売時点情報管理システム)を構築する場合、各小売店に納入するルータに対して各々異なるパラメータ設定を行う必要がある。ここで、1台のルータの設定に要する時間が5分であって、設定すべきルータの数が1000台であると仮定すると、全てのルータのパラメータ設定を行うために83時間程度の作業時間を要する。また、設定が完了したルータを各々対応する小売店に配送する必要があるため、これらを梱包し住所ラベル等を貼付する必要がある。その際、作業者は間違ったラベルを貼付しないように常に注意を払う必要があり、作業が非効率的であった。
この発明は上述した事情に鑑みてなされたものであり、ネットワーク機器のパラメータを迅速に設定でき、発送等の作業を効率化できるネットワーク機器のパラメータ設定方法、パラメータ設定装置およびプログラムを提供することを目的とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】
上記課題を解決するため本発明にあっては、下記構成を具備することを特徴とする。なお、括弧内は例示である。
請求項1記載のネットワーク機器のパラメータ設定方法にあっては、ネットワーク機器から当該ネットワーク機器のMACアドレスを取得するMACアドレス取得過程(SP4)と、前記MACアドレスに対応するIPアドレスを算出する過程(SP4)と、前記ネットワーク機器に対して設定すべきパラメータを生成するパラメータ生成過程(SP12)と、算出された前記IPアドレスを用いて、前記ネットワーク機器に対して設定すべきパラメータをネットワークを介して前記ネットワーク機器に送信する送信過程(SP12)とを有することを特徴とする。
さらに、請求項2記載の構成にあっては、請求項1記載のネットワーク機器のパラメータ設定方法において、前記MACアドレス取得過程は、前記ネットワーク機器の筐体に表示されたMACアドレス(バーコード)を読み取る過程であり、前記パラメータ生成過程は、所定の雛型ファイルを構成するデータのうち一部を前記ネットワーク機器に特有のデータに置換することによって前記パラメータを生成する過程であり、前記ネットワーク機器の送付先情報を自動的に印刷する過程(SP16)と、前記ネットワーク機器に対するパラメータのうち少なくとも一部と、前記送付先情報とを対応付けて、該ネットワーク機器のMACアドレスをデータベースに記録する記録過程(SP14)とをさらに有することを特徴とする。
また、請求項3記載のパラメータ設定装置にあっては、請求項1または2記載のパラメータ設定方法を実行することを特徴とする。
また、請求項4記載のプログラムにあっては、請求項1または2記載のパラメータ設定方法を実行することを特徴とする。
【0006】
【発明の実施の形態】
1.実施形態のハードウエア構成
次に、本発明の一実施形態のパラメータ設定システムのハードウエア構成を図1を参照し説明する。
なお、本実施形態のパラメータ設定システムは、汎用パーソナルコンピュータ1と、該パーソナルコンピュータ上で動作するアプリケーションプログラムとによって構成されている。パーソナルコンピュータ1の内部において、2はネットワークインタフェースであり、ローカルエリアネットワーク(LAN)40を介して、パラメータを設定する対象である複数の(n台の)ルータ50−1,50−2,……,50−nに接続されている。これらルータには、予め一意のMACアドレス(ネットワーク機器の製造時に付与される機器固有のアドレス)が付与されており、各ルータの筐体外面には、このMACアドレスのバーコードを印刷したシールが貼付されている。
【0007】
ところで、例えば多数の小売店から売上情報を収集するPOSシステムにこれらルータを適用する場合、小売店の地理的条件に応じてADSL通信が可能な場合と不可能な場合がある。このため、ADSL通信が可能な小売店に対してはADSL対応型の機種が、またADSL通信が不可能な小売店に対してはISDN対応型の機種が送付されなければならない。したがって、これらルータ50−1,50−2,……,50−nは一般的には複数機種のルータから構成されている。
【0008】
これらルータおよびネットワークインタフェース2は、「IPv6」に対応している。周知のように、「IPv6」は、旧来のインターネットプロトコルである「IPv4」の後継のプロトコルであり、「IPv4」のアドレス空間が「32ビット」であったのに対して「128ビット」のアドレス空間が確保されている。さらに、「IPv6」においては、MACアドレスに対して、一意にIPアドレスを決定することができるという利点がある。
【0009】
また、4は入力装置であり、キーボードおよびマウス等から構成されている。6は表示装置であり、操作者に対して各種情報を表示する。8はハードディスクであり、オペレーティングシステム、各ルータにパラメータを設定するパラメータ設定アプリケーションプログラム、およびこれらパラメータのデータベース等が格納される。10はCPUであり、これらのプログラムに基づいて、バス20を介して他の構成要素を制御する。12はROMであり、イニシャルプログラムローダ等が記憶されている。
【0010】
14はRAMであり、CPU10のワークメモリとして用いられる。22はバーコードリーダであり、各ルータに貼付されたバーコード等を読み取る。24はラベルプリンタであり、各ルータに貼付すべきラベルをプリントアウトする。26は荷札プリンタであり、これらルータを所定の送付先に搬送するための荷札をプリントアウトする。
【0011】
2.データ構成
ハードディスク8に記憶されているデータベースには、複数のテーブルが記憶されている。これらテーブルのデータ構造を図2(a)〜(c)を参照し説明する。
まず、ルータの機種を定義するための機種テーブル60のデータ構造を図2(a)を参照し説明する。同図のテーブルにおいては、「機種」毎にレコードが形成されている。各レコードにおいて62は機種名フィールドであり、ここに各機種の「機種名」を表す文字列が記憶される。また、64は台数フィールドであり、n台のルータ中、当該機種のルータの数を表す自然数が記憶される。また、66はポインタフィールドであり、当該機種に係る設定テーブル(後述する)へのポインタが記憶される。
【0012】
また、データベースには、各機種毎に図2(b)に示す設定テーブル70a,70b,……が記憶される。これらの設定テーブルにおいては、1台の「ルータ」毎にレコードが形成されている。各レコードにおいて、72は個体識別情報フィールドであり、当該機種における各ルータを一意に特定する識別番号が記憶される。74はMACアドレスフィールドであり、当該ルータのMACアドレスが記憶される。76は設定パラメータフィールドであり、各ルータに設定されたパラメータの一部が記憶される。78は送付先情報フィールドであり、各ルータを発送すべき送付先の住所、氏名(名称)、電話番号等が記憶される。
【0013】
ここで、設定パラメータフィールド76の設定例を図2(c)を参照し説明する。
後述するプログラムによって各ルータには様々なパラメータが設定されるが、これらパラメータは、ルータの機種ごとに共通のパラメータとルータの個体毎に異なるパラメータとに分類される。そして、設定パラメータフィールド76に記憶されるパラメータは後者のパラメータである。設定パラメータフィールド76に記憶されるパラメータには、予め昇順の自然数のパラメータ番号が付与されている。
【0014】
以下、パラメータ番号毎に、各パラメータの内容を説明する。
(1)ルータのプライベートアドレス
図1における各ルータ50−1,50−2,……,50−nは、パラメータの設定が行われた後、各送付先に送付され、各送付先におけるLANに接続されることになる。本パラメータは、その各送付先のLANにおける当該ルータのプライベートアドレスであり、IPv4形式のIPアドレスを記述する文字列(例えば「192.168.1.1」)によって構成される。
(2)ルータのプライベートネットワーク
本パラメータは、各送付先のLANにおけるプライベートアドレスの範囲を示すものであり、IPv4形式による先頭のプライベートアドレス(例えば「192.168.1.0」)と、「/」の記号と、ネットワークマスク長(例えば「24」)とを続けた文字列によって構成される。
【0015】
(3)ルータのグローバルアドレス
本パラメータは、各送付先において本ルータが公衆網(例えばインターネット)に接続される際に使用すべきグローバルアドレスを示すものであり、IPv4形式のIPアドレスを記述する文字列(例えば「172.16.1.1」)によって構成される。
(4)ユーザID
本パラメータは、CHAPプロトコル(認証情報を送受信するプロトコルの一種)において用いられるユーザ名を示すものであり、64文字以内の文字データ(例えば「tokyo」)によって構成される。本パラメータは、例えばISP(インターネットサービスプロバイダ)にログオンするときの「ユーザ名」として使用される。
【0016】
(5)パスワード
本パラメータは、CHAPプロトコルにおいて用いられるパスワードを示すものであり、64文字以内の文字データ(例えば「himitsu1」)によって構成される。
(6)ルータの識別名
本パラメータは、各送付先において本ルータが公衆網を介してVPN(Virtual Private Network)にログオンする時に、ルータの識別情報として相手方に送信される情報であり、64文字以内の文字データ(例えば「Tokyo−router」)によって構成される。
【0017】
(7)VPNの認証情報
本パラメータは、各送付先において本ルータが公衆網を介してVPNにログオンする時に、ルータの認証情報(パスワード)として相手方に送信される情報であり、64文字以内の文字データ(例えば「himitsu1」)によって構成される。
(8)プロンプト表示。
本パラメータは、外部のホストコンピュータ(例えばパーソナルコンピュータ1)のコマンド入力形式のシェルプログラムを介して本ルータの各種設定を行う際、該シェルプログラムにおいて表示されるコマンドプロンプトを指定する情報であり、64文字以内の文字データ(例えば「Honsya」)によって構成される。
【0018】
3.実施形態の動作
3.1.事前処理
後述する「パラメータ設定処理」により、各ルータにはパーソナルコンピュータ1によって各種パラメータが設定される。より具体的には、「どのパラメータをどの値に設定するか」を指定する設定コマンドがパーソナルコンピュータ1から各ルータに送信され、これによってルータ内部に記憶されるパラメータの値が更新される。これら複数の設定コマンドの集合を「設定コマンド群」と呼ぶ。本実施形態においては、操作者によって、設定コマンド群の雛型であるテキストファイル(以下「雛型ファイル」という)がルータの機種毎にテキストエディタ等を用いて作成される。ここで作成された雛型ファイルの一例を図3に示す。
【0019】
図3においては、各行が個々の「設定コマンド」に相当する。ここで、雛型ファイルの随所に、「<1>」,「<2>」のように、記号「<」,「>」で囲まれた数字が存在する。本実施形態においては、記号「<」,「>」は本来は設定コマンドには含まれてはならない文字である。これら記号「<」,「>」と、これらに囲まれた数字は、「該数字をパラメータ番号とするパラメータ」を指標するものである。すなわち、かかる部分は、後述する処理により、実際にルータに送信される前に対応するパラメータである文字列に置換される。
【0020】
また、操作者によって、機種テーブル60が作成される。本実施形態においては、パラメータ設定を行うべきルータの機種名と各機種毎の設定台数とが予め把握されていることを想定しているから、機種テーブル60における機種名フィールド62および台数フィールド64は操作者のマニュアル操作によって作成される。
【0021】
さらに、操作者によって設定テーブル70a,70b,……が作成され、これら設定テーブルへのポインタがポインタフィールド66に書き込まれる。また、これら設定テーブルにおいては、操作者のマニュアル操作により、設定パラメータフィールド76と送付先情報フィールド78との内容が作成される。但し、個体識別情報フィールド72およびMACアドレスフィールド74の内容は事前設定段階では全て不知であるため、全てヌルデータに設定される。
【0022】
3.2.パラメータ設定処理
以上の事前設定処理が完了した後、入力装置4を介して操作者から所定のコマンドが入力されると、図4に示すパラメータ設定ルーチンが起動される。
図において処理がステップSP2に進むと、機種テーブル60の各レコードの台数フィールド64が読み出され、これによって各機種毎に設定すべきルータの台数が取得される。また、各機種毎にカウンタ変数Count−A, Count−B, ……が確保され、これらの値が全て「1」にリセットされる。
【0023】
次に、処理がステップSP4に進むと、バーコードリーダ22を介して何らかのバーコードが読み出されるまで処理が待機される。そして、バーコードが読み出されると、これによって処理対象であるルータのMACアドレスが確定される。上述したように、IPv6においてはMACアドレスが特定されると、そのIPアドレスも一意に特定されるから、これによって当該ルータのIPアドレスも計算される。
【0024】
次に、処理がステップSP6に進むと、得られたMACアドレス等に基づいて、パラメータの設定が可能であるか否かが判定される。ここで、パラメータの設定が「不可能」である場合としては、以下のような理由がある。
(1)MACアドレスが元々不正である場合
まず、MACアドレスは、ネットワーク機器のメーカや機種毎に異なるアドレス範囲を有するものであり、MACアドレスが特定されると、直ちにメーカや機種も特定される。ここで、得られたMACアドレスが上述した機種テーブル60内の何れの機種にも属さない場合は、バーコードリーダ22によって無関係なバーコードが読み込まれたことに相違ないため、パラメータを設定することは不可能である。
【0025】
(2)MACアドレスが重複指定された場合
詳細は後述するが、既にパラメータが設定されたルータについては、そのMACアドレスが対応する設定テーブルのMACアドレスフィールド74に書き込まれる。ステップSP6においては、今回ステップSP4において読み込まれたMACアドレスと、既にデータベースに記録されているMACアドレスとが比較される。そして、読み込まれたMACアドレスが、既に記録されている何れかのMACアドレスと一致した場合には、当該MACアドレスが重複指定されたものと看做され、パラメータ設定が拒否される。
【0026】
パラメータ設定が不可能である場合には、ステップSP6において「NO」と判定され、処理はステップSP8に進む。ここでは、「パラメータ設定が不可能である」旨のメッセージと、その理由とが表示装置6に表示される。そして、処理がステップSP4に戻ると、再び何らかのバーコードが読み出されるまで処理が待機される。以後、パラメータ設定が可能なMACアドレスのバーコードが読み出されるまで、ステップSP4,6,8のループが繰り返される。
【0027】
ここで、パラメータ設定が可能なMACアドレスに係るバーコードが読み出された場合には、ステップSP6において「YES」と判定され、処理がステップSP10に進む。ここでは、まず、取得されたMACアドレスに基づいて、当該ルータの「機種」が特定される。この特定された機種を「機種X」(XはA,B,……のうち何れか)とする。次に、この機種Xに係る設定テーブル70x(xはa,b,……のうち何れか)に属するレコードであって、個体識別情報フィールド72およびMACアドレスフィールド74がヌルデータであるレコードのうち、先頭に位置する一のレコード(以下、対象レコードという)が特定される。そして、この対象レコードの設定パラメータフィールド76および送付先情報フィールド78の内容がRAM14内に読み出される。
【0028】
次に、処理がステップSP12に進むと、機種Xに係る雛型ファイルと、読み出された設定パラメータフィールド76の内容とに基づいて、設定コマンド群が生成される。すなわち、雛型ファイルに含まれる「<1>」,「<2>」等の文字列が対応するパラメータの文字列に置換され、この置換結果が設定コマンド群になる。具体的には、雛型ファイル内の文字列「<1>」は、パラメータ番号が「1」であるルータのプライベートアドレス(例えば「192.168.1.1」)に置換され、雛型ファイル内の文字列「<2>」は、パラメータ番号が「2」であるルータのプライベートネットワーク(例えば「192.168.1.0/24」)に置換される。
【0029】
そして、全てのパラメータ番号について置換処理が終了すると、その結果が最終的な設定コマンド群になる。この設定コマンド群は、TELNETプロトコルによって、ネットワークインタフェース2およびLAN40を介してパーソナルコンピュータ1から出力される。ここで、TELNETに係る送信先IPアドレスは、先にステップSP4において計算されたIPアドレスである。従って、当該ルータにおいて設定コマンド群が受信され、これに基づいて当該ルータ内における各種パラメータが設定される。
【0030】
次に、処理がステップSP14に進むと、上記MACアドレスが対象レコードのMACアドレスフィールド74に書き込まれ、さらに当該機種Xに係るカウンタ変数Count−Xが対象レコードの個体識別情報フィールド72に書き込まれる。次に、処理がステップSP16に進むと、対象レコードの送付先情報フィールド78の内容(宛て先の住所、氏名等)、機器の名称等がラベルプリンタ24および荷札プリンタ26を介してプリントアウトされる。なお、ラベルプリンタ24からプリントアウトされたラベルは機器の表面に貼付され、荷札はそのまま運送業者等に引き渡されるものである。
【0031】
次に、処理がステップSP18に進むと、機種Xに係るカウンタ変数Count−Xが「1」だけカウントアップされる。次に、処理がステップSP20に進むと、未設定の装置が存在するか否かが判定される。すなわち、各機種に対するカウンタ変数Count−A, Count−B, ……の値が、全て機種テーブル60内の対応する台数フィールド64の値に達したか否かが判定される。ここで「NO」と判定されると、処理はステップSP4に戻り、何らかのバーコードが読み出されるまで処理が再び待機される。
【0032】
以下同様に、バーコードが読み出される毎に、当該ルータに対して設定コマンド群が送信され、そのMACアドレスおよび個体識別情報がデータベースに記録される。これにより、各設定テーブル70a,70b,……の個体識別情報フィールド72には、設定処理の進行とともに、「1」,「2」,「3」,……の昇順のカウント結果が逐次書き込まれてゆく。そして、全てのルータについて上記処理が完了すると、ステップSP20において「NO」と判定され、本ルーチンの処理が終了する。
【0033】
以上のように、本実施形態によれば、バーコードリーダ22によって何れかのルータのバーコードが読み取られると、当該ルータに対してパラメータが自動的に設定されるから、多数のルータに対するパラメータの設定作業をきわめて迅速に実行することができる。さらに、一台のルータのバーコードが読み取られる毎に、該ルータに対応する1組のラベルがラベルプリンタ24および荷札プリンタ26を介してプリントアウトされるから、操作者はルータとラベルとの対応関係を明確に把握することができ、送り間違い等を未然に防止することができる。さらに、各ルータに設定されたパラメータの内容はデータベースに記憶されるため、故障や修理等の理由でかかるパラメータがルータ内から消失したとしても、これらパラメータを迅速に復旧することが可能である。
【0034】
4.変形例
本発明は上述した実施形態に限定されるものではなく、例えば以下のように種々の変形が可能である。
(1)上記各実施形態においては、パーソナルコンピュータ1で動作するアプリケーションプログラムによって各ルータのパラメータ設定を行ったが、このアプリケーションプログラムのみをCD−ROM、フレキシブルディスク等の記録媒体に格納して頒布し、あるいは伝送路を通じて頒布することもできる。
【0035】
(2)上記実施形態においては、パラメータの設定を受けるネットワーク機器の一例としてルータを採用した例を説明したが、ネットワーク機器はルータに限られるものではなく、プリンタサーバ、ストレージ機器など何れのネットワーク機器に適用してもよい。また、ルータ等に設定コマンド群を送信するプロトコルはTELNETに限るものではなく、TFTP、HTTPプロトコルなどを使用してもよいことは言うまでもない。
【0036】
【発明の効果】
以上説明したように本発明によれば、ネットワーク機器のMACアドレスが取得されると、該ネットワーク機器に対するパラメータが自動的に生成され、該ネットワーク機器に送信されるから、ネットワーク機器に対してパラメータをきわめて迅速に設定することが可能である。また、該ネットワーク機器の送付先情報を自動的に印刷する構成によれば、発送作業等を迅速に行うことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施形態のパラメータ設定システムの全体ブロック図である。
【図2】本実施形態におけるデータ構造を示す図である。
【図3】設定コマンド群の雛型を例示する図である。
【図4】本実施形態における制御プログラムのフローチャートである。
【符号の説明】
1:パーソナルコンピュータ、2:ネットワークインタフェース、4:入力装置、6:表示装置、8:ハードディスク、10:CPU、12:ROM、14:RAM、20:バス、22:バーコードリーダ、24:ラベルプリンタ、26:荷札プリンタ、40:LAN、50−1,50−2,……,50−n:ルータ、60:機種テーブル、62:機種名フィールド、64:台数フィールド、66:ポインタフィールド、70a,70b,……:設定テーブル、72:個体識別情報フィールド、74:MACアドレスフィールド、76:設定パラメータフィールド、78:送付先情報フィールド。

Claims (4)

  1. ネットワーク機器から当該ネットワーク機器のMACアドレスを取得するMACアドレス取得過程と、
    前記MACアドレスに対応するIPアドレスを算出する過程と、
    前記ネットワーク機器に対して設定すべきパラメータを生成するパラメータ生成過程と、
    算出された前記IPアドレスを用いて、前記ネットワーク機器に対して設定すべきパラメータをネットワークを介して前記ネットワーク機器に送信する送信過程と
    を有することを特徴とするネットワーク機器のパラメータ設定方法。
  2. 前記MACアドレス取得過程は、前記ネットワーク機器の筐体に表示されたMACアドレスを読み取る過程であり、
    前記パラメータ生成過程は、所定の雛型ファイルを構成するデータのうち一部を前記ネットワーク機器に特有のデータに置換することによって前記パラメータを生成する過程であり、
    前記ネットワーク機器の送付先情報を自動的に印刷する過程と、
    前記ネットワーク機器に対するパラメータのうち少なくとも一部と、前記送付先情報とを対応付けて、該ネットワーク機器のMACアドレスをデータベースに記録する記録過程と
    をさらに有することを特徴とする請求項1記載のネットワーク機器のパラメータ設定方法。
  3. 請求項1または2記載のパラメータ設定方法を実行することを特徴とするパラメータ設定装置。
  4. 請求項1または2記載のパラメータ設定方法を実行することを特徴とするプログラム。
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