JP2004283372A - 磁気共鳴弾性イメージング装置及びこの装置に用いるプローブ - Google Patents

磁気共鳴弾性イメージング装置及びこの装置に用いるプローブ Download PDF

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Abstract

【課題】振動子と高周波コイルの双方を共に撮像領域の最適な位置に配置でき、これにより撮像領域の磁気共鳴弾性画像を高感度に且つ精度良く得る。
【解決手段】磁気共鳴弾性画像を取得可能な磁気共鳴弾性イメージング装置に用いるプローブ17である。このプローブ17として、高周波パルスの印加及び磁気共鳴信号の収集のうちの少なくとも一方に供する高周波コイル41と振動の付与に供する振動子42とを備える。高周波コイル41と振動子42とを同一の構造体(振動子ケーシング105)に収容して一体化したことを特徴とする。
【選択図】 図5

Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、静磁場の中に置かれた被検体に、励起用の高周波パルスを含む所望のイメージング用パルスシーケンスに基づくパルス印加を実行して磁気共鳴(MR)信号を収集するとともに、そのMR信号の収集前に被検体に機械的な振動と極性が交互に反転する傾斜磁場パルス列とを並行して与え、その振動に起因してMR信号に生じた位相シフトを画像化して磁気共鳴弾性画像を取得するようにした、磁気共鳴弾性撮像(MR Elastography)と呼ばれるイメージングを実行するための磁気共鳴弾性イメージング装置及びそのプローブに関する。
【0002】
【従来の技術】
近年の医用画像診断装置の進歩には目覚しいものがあるが、そのような状況にあっても、医師による触診は、癌の検知などに重要であるとされており、術中でも患部の状態を知る上で重要な手技として多用されている。
【0003】
しかし、この触診は文字通り、医師が患部を触ることで情報を得るものであるから、医師の技量に頼る面が多い。また、触診の場合、生体内部にある患部まで、その“堅さ”を知ることはできない。
【0004】
このため、超音波を使ってその堅さを知るための手法が従来から種々検討されている。しかし、超音波を使う手法の場合、十分な定量的な精度を確保できず、また測定領域も限られるといった問題があった。
【0005】
このような状況の中で、最近、磁気共鳴イメージング(MRI)装置を使って生体組織の弾性を画像化する手法が、非特許文献1にみられるように、提案されている。これは、磁気共鳴弾性撮像(MR Elastography)と呼ばれている。
【0006】
磁気共鳴イメージング装置などの磁気共鳴(MR)装置は、よく知られているように、固有の磁気モーメントを持つ原子核の集団が一様な静磁場中に置かれたときに、特定の周波数で回転する高周波磁場のエネルギーを共鳴的に吸収する現象を利用して、物質の化学的及び物理的な微視的情報を映像化したり、あるいは化学シフトスペクトルを観測する装置である。
【0007】
この磁気共鳴イメージング装置を用いて行う磁気共鳴弾性撮像を図15,16に基づいて簡単に説明する。図15は、磁気共鳴弾性撮像を実行することができる磁気共鳴イメージング装置のブロック図を示す。
【0008】
同図に示すように、静磁場磁石200は、被検体Pに一様な静磁場を印加する。傾斜磁場コイル201は、シーケンスコントローラ202の制御下にある駆動回路203によって駆動され、寝台204上の被検体Pに対して、その磁場強度がX軸、Y軸、及びZ軸方向に直線的に変化する傾斜磁場パルスGx、Gy、Gzをそれぞれ印加する。
【0009】
被検体Pには、さらに、シーケンスコントローラ202による制御下で送信器205からの高周波パルスが送受信切り替え器206、高周波コイル207を通して印加される。高周波コイル207によって被検者Pから受信されたMR信号は送受信切り替え器206を経由して受信器208に送られる。受信器208において、MR信号は増幅及び検波された後、シーケンスコントローラ202の制御の下、データ収集器209に送られる。データ収集器209は、シーケンスコントローラ202の制御下で、入力したMR信号を収集し且つA/D変換した後、計算機210に送る。
【0010】
計算機210はコンソール211により制御され、データ収集器209から入力したMR信号の再構成処理を行い、ディスプレイ212に、再構成された画像が表示される。
【0011】
振動子213は被検体Pの体表上に保持される。シーケンスコントローラ202からのトリガー信号に呼応して、パルス発生装置214はパルス信号を発生して振動子213に送る。このパルス信号を受けた振動子213は、所定のタイミング及び強さで振動して、被検体Pに機械的振動を付与する。
【0012】
上述したシーケンスコントローラ202は、一例として図16に示すパルスシーケンスで磁気共鳴弾性撮像を実行させる。このパルスシーケンスは、MR画像を取得するためのイメージング用のパルスシーケンスの例としてグラディエントエコー法を示している。高周波パルスをスライス用傾斜磁場パルスGsとともに印加した後、適宜な期間を置いて、エンコード用傾斜磁場パルスGeを印加し、さらに読み出し用傾斜磁場パルスGrを印加しながら、エコー信号を収集する。
このシーケンスを所定のエンコード回数分繰り返してk空間を充足するデータを取得できる。
【0013】
さらに、磁気共鳴弾性画像を得るためには、上述した高周波励起後であって位相エンコード用傾斜磁場パルスGeを印加する前までの間に、一定期間Pctにわたって、被検体Pに故意に機械的振動を付与するとともに、極性が交互に反転する傾斜磁場パルスを並行して印加する。これにより、その移動量に応じてエコー信号に位相変化が生じ、エコー信号が再構成されたときに、その位相変化が画像化される。図16は、位相変化を効率良く発生させるために行う、振動子駆動タイミングと極性が交互反転する傾斜磁場パルスの印加タイミングの制御例を示している。
【0014】
【非特許文献1】
“R.Muthupillai. et al., MRM36, p.266, 1996”
【0015】
【発明が解決しようとする課題】
ところで、磁気共鳴弾性撮像を行うには、振動子によって与えられる生体の振動振幅を精度良く(又は、感度良く)計測する必要があり、そのためには位相変化の計測精度を上げる必要がある。この計測精度がMR画像のS/Nに依存するからである。
【0016】
MR画像をできるだけ感度よく得るには、表面コイルが好適であることが知られているが、従来の磁気共鳴弾性撮像の場合、振動子と表面コイルを別々に同一の撮像領域に設定する必要がある。つまり、的確な振動付与と感度の良いエコー信号の収集とを考慮すると、振動子と表面コイルは同一箇所において相互に接近して配置する必要がある。しかし、そのように配置すると、振動子の振動が直接、表面コイルに伝わってしまい、S/Nが劣化するなどの問題があった。このように、従来の磁気共鳴弾性イメージング装置にあっては、振動排除及び信号検出の観点において、振動子と表面コイルの双方を同時に最適位置に配置することができず、これにより、適当な箇所で折り合いをつける必要があることから、精度良く生体弾性を計測することができなかった。
【0017】
本発明は、上述した従来の磁気共鳴弾性撮像が直面している問題に鑑みてなされたもので、振動子と高周波コイルの双方を共に撮像領域の最適な位置に配置でき、これにより、撮像領域の磁気共鳴弾性画像を高感度に且つ精度良く得ることができる磁気共鳴弾性イメージング装置及びこれに用いるプローブを提供することを、その目的とする。
【0018】
【課題を解決するための手段】
上記目的を達成するため、本発明に係る磁気共鳴弾性イメージング装置は、静磁場の中に置かれた被検体に、励起用の高周波パルスを含む所望のイメージング用パルスシーケンスに基づくパルス印加を実行して磁気共鳴信号を収集する手段と、前記磁気共鳴信号の収集前に前記被検体に機械的な振動と極性が交互に反転する傾斜磁場パルス列とを並行して与える手段と、前記振動に起因して前記磁気共鳴信号に生じた位相シフトを画像化して磁気共鳴弾性画像を取得する手段とを備え、前記高周波パルスの印加及び前記磁気共鳴信号の収集のうちの少なくとも一方に供する高周波コイルと前記振動の付与に供する振動子とを設け、前記高周波コイルと前記振動子とを同一の構造体に収容して一体化したことを特徴とする。
【0019】
また、前述した目的を達成するため、本発明に係る磁気共鳴弾性イメージング装置に用いるプローブは、以下の構成を有する。すなわち、磁気共鳴弾性イメージング装置が、静磁場の中に置かれた被検体に、励起用の高周波パルスを含む所望のイメージング用パルスシーケンスに基づくパルス印加を実行して磁気共鳴信号を収集する手段と、前記磁気共鳴信号の収集前に前記被検体に機械的な振動と極性が交互に反転する傾斜磁場パルス列とを並行して与える手段と、前記振動に起因して前記磁気共鳴信号に生じた位相シフトを画像化して磁気共鳴弾性画像を取得する手段とを備えるときに、この装置のプローブとして、前記高周波パルスの印加及び前記磁気共鳴信号の収集のうちの少なくとも一方に供する高周波コイルと前記振動の付与に供する振動子とを備え、前記高周波コイルと前記振動子とを同一の構造体に収容して一体化したことを特徴とするプローブを備える。
【0020】
好適には、前記高周波コイルは前記振動子の非振動部分に固設される。
【0021】
また、前記構造体に取り付けられ且つ当該構造体を外部から保持可能な保持手段を備えてもよい。
【0022】
さらに好適には、前記振動子は、前記静磁場中に置かれ且つ極性が交互に反転する電流が供給される振動子用コイルと、この振動子用コイルに作用する電磁力による振動を伝達する伝達部と、この伝達部を介して伝達される振動を受けて前記被検体に振動を付与する振動部とを有する。この場合、例えば、前記振動子用コイルは、前記静磁場の方向に応じて異なる姿勢で前記構造体の内部に予め設置されている。
【0023】
さらに好適な一態様として、前記振動子は、駆動信号に応じて運動する超音波モータと、この超音波モータの運動を振動として伝達する伝達部と、この伝達部を介して伝達される振動を受けて前記被検体に振動を付与する振動部とを有していてもよい。
【0024】
別の一態様として、前記高周波コイルは前記磁気共鳴信号の収集を担う高周波コイルである。
【0025】
【発明の実施の形態】
以下、本発明に係る実施形態を、添付図面を用いて説明する。
【0026】
(第1の実施形態)
図1〜11を参照して、本発明に係る磁気共鳴弾性イメージング装置を説明する。この磁気共鳴弾性イメージング装置は、本発明に係るプローブを用いた磁気共鳴弾性撮像(MR Elastography)を実施するシステムである。なお、この磁気共鳴弾性イメージング装置は、通常の磁気共鳴イメージング用のプローブを用いた場合、かかる磁気共鳴イメージングを実行することができるようになっている。
【0027】
最初に、図1を参照して、この磁気共鳴弾性イメージングシステムの全体の構成を説明する。
【0028】
図1に示すように、磁気共鳴弾性イメージングシステムは、ガントリ10、寝台11、及び制御・処理部12を備える。寝台11には、被検体Pが例えば仰向けに載せられる。
【0029】
ガントリ10は、その正面からみて、前後方向に貫通する円筒状の診断用開口部OPが空けられており、その開口部に寝台11の天板11aが進退自在に挿入される。このため、天板11aに載せられた被検体Pは、天板11aと共に診断用開口部に進退自在に挿入される。
【0030】
ガントリ10には、静磁場磁石14、傾斜磁場コイル15、及び送信用高周波コイル16が設けられている。また、ガントリ10の診断用開口部には、被検体Pの体表又はその近傍にプローブ17が設置される。このプローブ17は、磁気共鳴弾性イメージングを担うプローブである。
【0031】
静磁場磁石14は、主に診断用開口部を中心に、一様な静磁場を発生させるようになっている。傾斜磁場コイル15は、Xコイル、Yコイル、及びZコイルから成り、後述するシーケンスコントローラ31によって制御される駆動回路32に接続されている。このため、駆動回路32からのパルス電流に応じて駆動され、X軸、Y軸、及びZ軸方向それぞれに傾斜磁場パルスGx、Gy、Gzを発生させるようになっている。これらの傾斜磁場パルスGx、Gy、Gzは、その磁場強度がX軸、Y軸、及びZ軸方向それぞれにおいて直線的な変化を呈する磁場パルスであり、静磁場に重畳された状態で被検体Pに印加される。
【0032】
また、送信用高周波コイル16は、後述する送信器33に接続されており、この送信器33からの駆動信号を受けて高周波パルスを被検体Pに送信可能になっている。この送信器33はシーケンスコントロー31の制御の元で動作するので、送信用高周波コイル16もかかるパルスシーケンスによる制御の元で高周波パルスを発生させる。
【0033】
プローブ17は、詳しくは後述するが、振動子42及び受信用の高周波コイル(以下、受信用コイル)41を備える。このため、送信用高周波コイル16からの高周波パルスに応答して被検体P内で発生した磁気共鳴(MR)信号は、かかるプローブ17に取り付けられた受信用コイル22により検出され、後述する受信器34に送られる。
【0034】
一方、制御・処理部12は、上述したシーケンスコントローラ31、駆動回路32、送信器33、及び受信器34のほか、データ収集器35、計算機36、コンソール37、及びディスプレイ38を備える。
【0035】
シーケンスコントローラ31は、磁気共鳴弾性撮像に係るパルスシーケンスを実行するようになっている。このパルスシーケンスの例としては、前述した図16で説明したものが挙げられる。
【0036】
受信器34に送られたMR信号は、同受信器34において増幅及び検波され、その後、シーケンスコントローラ31の制御の下で、データ収集器35に送られる。データ収集器35は、シーケンスコントローラ31の制御下で、入力したMR信号をA/D変換してデジタル量の生データを生成し、これを計算機36に送る。
【0037】
計算機36は、コンソール37からの指令に応じて、データ収集器35から入力したMR信号の画像再構成処理を行い、実空間の画像データを生成するようになっている。この再構成処理された画像データはディスプレイ38に送られて、磁気共鳴弾性撮像のMR画像として表示される。
【0038】
さらに、本実施形態に係る磁気共鳴弾性イメージング装置は、上述した磁気共鳴イメージング装置に搭載される構成要素のほかに、磁気共鳴弾性撮像に独特の構成要素として、被検体Pの体表上に置かれる、前述した磁気共鳴弾性撮像用のプローブ17と、このプローブ17を駆動させるパルス波形発生器39とを備える。
【0039】
プローブ17は、後でその詳細な構成例を述べるが、概略的には、図2に示すように、MR信号を受信する高周波コイル41及び被検者の撮像部位に振動を与える振動子42を備える。このうち、振動子42に高周波コイル41が固定され、振動子42に与えるパルス駆動信号や高周波コイル41で受信したMR信号を伝えるケーブル43がプローブ17に接続されており、これにより、高周波コイル41と振動子42が構造的に一体化している。
【0040】
振動子42はパルス波形発生器39に接続されている。このため、パルス波形発生器39は、シーケンスコントローラ31から与えられるトリガー信号によりパルス駆動信号が発生して、この駆動パルス信号を振動子42に与える。振動子42は、与えられた駆動パルス信号の周期及び強度に応じて機械的な振動を発生させ、この機械的振動を被検体Pに与える。
【0041】
高周波コイル41には、MR信号を誘起するための送信と誘起させたMR信号の受信とを兼ねた構成の送受信用高周波コイル、又は、MR信号の受信専用高周波コイルを使うことができる。本実施形態にあっては、送信用高周波コイル16(例えば全身用コイル)が前述したように設置されているので、高周波コイル41として、受信専用高周波コイルが搭載されている。
【0042】
(磁気共鳴弾性撮像用のプローブの実施例)
(プローブの実施例1)
図3〜6を参照して、磁気共鳴弾性撮像用のプローブ17の実施例1を説明する。
【0043】
本発明に係るプローブ17は静磁場中で用いられるため、静磁場中でコイルに電流を流したときに発生する電磁力を利用して、被検体Pに機械的な振動を付与するように構成することが最も効率的である。
【0044】
かかる電磁力発生の原理を、図3を用いて説明する。静磁場B0中に振動子用コイル102を置き、図3中のコイル片に沿った矢印の向きDAに電流を流すと、太い矢印DBの向きにコイル102は回転する。電流を逆向きにすると、逆の方向に電磁力が働いて、逆向きに回転する。この原理を用いることで、生体に振動を与えることができる。
【0045】
これを利用したプローブ17の実施例1を図4に示す。このプローブ17は振動子42を備える。この振動子42は振動子ケーシング105を備え、この振動子ケーシング105は、振動子用コイル106、このコイル106に結合している棒状の振動伝達部108、この振動伝達部108を回転可能に支持する振動伝達部支点108p、振動伝達部108の被検体側に振動可能に取り付けられた振動部110、及び、この振動部110を当該振動部の水平面内で振動可能に支持する振動部支点110pを含む。
【0046】
また、振動部110からの振動の影響が極力少なくなる位置である、振動子ケーシング105の外側の部分に高周波コイル41が固定されている(図5参照)。
【0047】
このプローブ17は、振動子ケーシング105の外観トップにマーキングされている矢印の方向が静磁場にほぼ平行になるように設置される。このように、振動子ケーシング105の外側表面に、静磁場の方向を示す印を付けておくと、プローブ17を設置するときに便利である。
【0048】
図5は、図4に示すプローブ17の縦方向に沿った概略断面を示す。振動伝達部108は振動部110に振動部支点110pを介して結合している。このため、振動伝達部108は振動子用コイル106に作用する電磁力に付勢されて、その支点108pを中心に回転しようとするとき、その回転運動が振動部110の並進運動に変換される。この並進運動により、振動部110が当接している被検体Pの所望部位に振動を確実に付与することができる。
【0049】
図6、このプローブ17に搭載される受信専用の高周波コイル41の例を示す。所望周波数に対するチューニングおよびマッチングは、チューニングコンデンサ119およびマッチングコンデンサ120の静電容量値を調整して行う。この高周波コイル41には、送信用高周波コイル16とのデカップリングのため、インダクタンス122とクロスダイオード123およびチューニングコンデンサ119の一部からなるトラップ回路121が設けられている。
【0050】
(プローブの実施例2)
図7〜8を参照して、磁気共鳴弾性撮像用のプローブ17の実施例2を説明する。なお、実施例1と同一又は同等の構成要素には同一符号を用いて、その説明を省略又は簡略化する。
【0051】
この実施例2に係るプローブ17は、静磁場B0の方向とプローブ17の振動子42の上下方向とが一致するように設置される。このプローブ17が前述した実施例1のそれと構造的に異なっている点は、振動子用コイル106Aの軸が静磁場B0の方向ほぼ直交するように配置されていること、及び、静磁場B0と直交する方向の高周波磁場、つまりMR信号を検出するように高周波コイル41Aが配置されていることにある。
【0052】
静磁場B0の方向に対して、振動子用コイル106Aに図7に示す方向に電流が流れると、その上側コイル素子部分及び下側コイル素子部分には黒塗り矢印の方向に電磁力が働き、この電磁力に拠るモーメントの差から振動子用コイル106Aは同図の左側に動く。この動きは、振動伝達部108を通して振動部110に伝わり、振動部110は図7上で右側に動く。電流の方向を逆にすれば、上述とは反対の動きになる。この振動部110の並進運動により、被検体Pの撮像部位に振動を付与することができる。
【0053】
図8は、そのような高周波コイル41Aの例を示す。このコイル41Aの導線が8の字状に巻かれており、この8の字状巻構造により、コイル41Aの表面において当該コイル面と平行な方向の高周波磁場を検出することができる。チューニング及びマッチングは、チューニングコンデンサ119及びマッチングコンデンサ120の静電容量を調整することで行う。また、この高周波コイル41Aには、実施例1のときと同様に、受信用に用いるため、チューニングコンデンサ119、インダクタンス122、及びクロスダイオード123を有して形成されるトラップ回路121が取り付けられている。
【0054】
(プローブの実施例3)
図9を参照して、磁気共鳴弾性撮像用のプローブ17の実施例3を説明する。なお、実施例1及び2と同一又は同等の構成要素には同一符号を用いて、その説明を省略又は簡略化する。
【0055】
実施例1及び2において説明したように、電磁力による駆動方式の振動子42の場合、図5及び図7に示したように、振動子ケーシング105に対する静磁場の方向如何で、異なる構造の振動子用コイルを用いる必要がある。
【0056】
この不便を解消するため、図5及び図7に示した振動子用コイル及び受信用の高周波コイルの構造を一体化させると良い。かかる方針の元に構成した実施例3に係る一体化構造のプローブ17を図9に示す。
【0057】
図9に示す振動子用コイル139は、前述した図5及び図7で用いられた振動子用コイル106及び106Aを一体化させて成る。これにより、振動部110から被検体Pに磁気共鳴弾性撮像用の振動を付与することができる。
【0058】
一方、高周波コイル140については、図5で用いられた円形高周波コイル41と図7で用いられた8字型高周波コイル41Aとを同図に示すように併設して成る。この高周波コイル41、41Aのそれぞれで収集されMR信号は、位相が互いに90度異なるため、位相を勘案した合成処理が必要になる。かかる位相処理としては、円形高周波コイル41及び8字型高周波コイル41Aそれぞれにて収集されたMR信号の何れか一方の位相を90度ずらしてから合成する、円形高周波コイル41及び8字型高周波コイル41Aそれぞれにて収集されたMR信号から画像を個別に再構成した後、2つの画像に対して、各画素毎に画素値の二乗を相互に加算して平方根を演算する、などの手法がある。
【0059】
また、2つの振動子用コイル106、106Aのどちらに電流を流すかについては、振動子42の向きに応じて操作者が決めることができる。また、かかる決定を、振動子42の支持機構の向きや角度から自動的に行ったり、2つの高周波コイル41、41Aから得られる信号の大きさを比べて自動的に行うことができる。また、2つの振動子用コイル106、106Aに流す電流を、振動子42の軸と静磁場のなす角度θによって、ほぼ連続的に配分するようにしてもよく、これにより効率の良い電流供給を行うことができる。例えば、基準電流値をI0としたとき、図9で振動子42と同じ軸方向を持つコイルに対しては、「I0・sinθ」、直交する軸方向を持つコイルに対しては「I0・cosθ」で電流を流すと都合がよい。このとき、角度θは、振動子42の支持機構の向きや角度又は各々の高周波コイル41、41Aから得られる信号の大きさから推定することもできる。
【0060】
(プローブの実施例4)
図10、11を参照して、磁気共鳴弾性撮像用のプローブ17の実施例4を説明する。なお、実施例1と同一又は同等の構成要素には同一符号を用いて、その説明を省略又は簡略化する。
【0061】
図10に、実施例4に係る振動子42の振動発生部を模式的に示す。この振動発生部は、超音波モータ153を用いており、この超音波モータ153を振動子42の駆動源とするものである。
【0062】
この超音波モータ153は、筐体144に、圧電素子146、押さえ147、並びに、圧電素子146及び押さえ147の間に挟まれたスライダ145を設置するという基本構成を採用している。圧電素子146に周期的に変化する電圧を加えると、進行波150が発生するので、この進行波に因り、矢印149の方向にスライダ145が往復運動(移動)することができる。
【0063】
図10,11に示すように、このスライダ145は振動伝達部108に結合されているので、スライダ145の往復運動により、振動伝達部108及び振動部110を介して、被検体Pに振動を付与することができる。プローブ17におけるその他の構成は、超音波モータ153を採用する点を除いて、上述した実施例のものと殆ど同一である。
【0064】
以上のように、本第1の実施形態によれば、シーケンスコントローラ31は、一例として図16に示すパルスシーケンスで磁気共鳴弾性撮像を実行させる。このパルスシーケンスはグラディエントエコー法に基づいている。高周波パルスをスライス用傾斜磁場パルスGsとともに印加した後、適宜な期間を置いて、エンコード用傾斜磁場パルスGeを印加し、さらに読み出し用傾斜磁場パルスGrを印加しながら、エコー信号を収集する。このシーケンスを所定のエンコード回数分繰り返してk空間を充足するデータが取得される。
【0065】
さらに、磁気共鳴弾性画像を得るために、上述した高周波励起後であって位相エンコード用傾斜磁場パルスGeを印加する前までの間に、一定期間Pctにわたって、被検体Pに振動子42を介して機械的振動が付与されるとともに、極性が交互に反転する傾斜磁場パルスが並行して印加される。これにより、その移動量に応じてエコー信号に位相変化が生じ、エコー信号が再構成されたときに、その位相変化が画像化され、磁気共鳴弾性画像が得られる。振動子42からの振動が従来の触診の代替機能を果たしているので、得られた磁気共鳴弾性画像は患部の弾性の状態を反映したものとなる。
【0066】
本実施形態では、上述したように磁気共鳴弾性画像を得るに際して、高周波コイル41を振動子42に一体化されているので、磁気共鳴弾性撮像のための高感度な撮像領域と振動を付与する領域とが確実に一致し、これにより、磁気共鳴弾性撮像を高感度で実施することができる。その一方で、高周波コイル41を、振動部110の振動の影響が極力少なくなる位置である、振動子ケーシング105の外側の部分に配置しているので、振動部110の振動が高周波コイル41に与える影響を緩和でき、良好なS/Nを確保して画質劣化を防止できる。
【0067】
(第2の実施形態)
図12に、本発明に係る第2の実施形態を示す。なお、この実施形態における、図5と同等又は同一の構成要素には同一符号を付して、その説明を省略又は簡略化する(この符号の使用法は、後述する第3及び第4の実施形態にあっても、同様とする)。
【0068】
この実施形態にあっては、プローブ17の振動子42の振動が高周波コイル41に伝達すること因る画質劣化をより一層確実に防止するために、振動子42を、振動する振動部110及び振動伝達部108と、振動しない振動子ケーシング6とに分割した構造になっている。振動部110は直接に被検者Pに接触させられており、これにより被検者Pに振動を与えるが、高周波コイル41は、振動しない振動子ケーシング105に固設されているため、被検体Pに与える振動から分離される。
【0069】
これにより、プローブ17は第1の実施形態のものと同等の作用効果を発揮することができ、さらに、上述した振動が高周波コイル41に伝搬して画質劣化を来たすという事態をより一層、確実に防止することができる。
【0070】
(第3の実施形態)
図13に、本発明に係る第3の実施形態を示す。
【0071】
同図に示すプローブ17の振動子ケーシング105は、寝台11の所定位置に一端を固設した棒状の保持器150(保持手段)の他端に吊持するように設置されている。この保持器150のプローブ17への結合部分は、プローブ17の角度を調整可能に構成されている。
【0072】
これにより、プローブ17は第1の実施形態のものと同等の作用効果を発揮することができ、さらに、寝台11の天板11aに載せられた被検体Pの大きさが違っても簡単にプローブ17を被検体Pの体表に設置することができる。
【0073】
(第4の実施形態)
図14に、本発明に係る第4の実施形態を示す。
【0074】
この実施形態は、第3の実施形態と同様に、プローブ17に保持手段を設ける構造に関する。具体的には、検査者がプローブ17を手で容易に保持できるように、振動子ケーシング105に取っ手151を設けている。
【0075】
本発明は上述した実施形態の構成に限定されるものでは無く、特許請求の範囲に記載された要旨を逸脱しない範囲で、さらに各種の知られた技術と組み合わせて実行可能なものである。例えば、上述した実施形態では、磁気共鳴弾性撮像に用いるパルスシーケンスはグラジェントエコー法に拠るパルス列であるしたが、これは例えばEPI(Echo Planar Imaging)法のパルス列を用いるなどの態様が挙がられる。
【0076】
【発明の効果】
以上説明したように、本発明に係る磁気共鳴弾性イメージング装置及びこれに用いるプローブによれば、高周波パルスの印加及び磁気共鳴信号の収集のうちの少なくとも一方に供する高周波コイルと振動の付与に供する振動子とを設け、この高周波コイルと振動子とを同一の構造体に収容して一体化することを主要な特徴としたため、振動子と高周波コイルの双方を共に撮像領域の最適な位置に配置でき、これにより、撮像領域の磁気共鳴弾性画像を高感度に且つ精度良く得ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施形態に係る磁気共鳴弾性イメージング装置の概要を説明するブロック図。
【図2】第1の実施形態で採用した磁気共鳴弾性撮像用のプローブを示す斜視図。
【図3】プローブで実行される被検体への振動の付与の原理を説明する図。
【図4】第1の実施形態で採用するプローブの一例に係る、より詳細な構造を説明する斜視図。
【図5】図4に示すプローブの概要を示す縦断面図。
【図6】プローブに一体的に搭載する受信用高周波コイルの等価回路図。
【図7】第1の実施形態で採用するプローブの別の例に係る、より詳細な構造を説明する縦断面図。
【図8】図7に示すプローブに一体的に搭載する受信用高周波コイルの等価回路図。
【図9】第1の実施形態で採用するプローブの別の例に係る、より詳細な構造を説明する縦断面図。
【図10】第1の実施形態で採用するプローブの別の例に係る、振動発生部としての超音波モータを説明する概略斜視図。
【図11】図10に示す超音波モータを用いたプローブのより詳細な構造を説明する縦断面図。
【図12】本発明の第2の実施形態で採用した磁気共鳴弾性撮像用のプローブを示す側面図。
【図13】本発明の第3の実施形態で採用した磁気共鳴弾性撮像用のプローブを示す側面図。
【図14】本発明の第4の実施形態で採用した磁気共鳴弾性撮像用のプローブを示す側面図。
【図15】従来技術に係る、磁気共鳴弾性撮像を実行するための磁気共鳴イメージング装置の概要を説明するブロック図。
【図16】磁気共鳴弾性撮像で実行されるパルスシーケンスの一例を示すタイミングチャート。
【符号の説明】
10 ガントリ
11 寝台
11a 天板
12 制御・処理部
16 送信用高周波コイル
17 磁気共鳴弾性撮像用プローブ
41、41A 受信用高周波コイル
42 振動子
105 振動子ケーシング(構造体)
106 振動子用コイル
108 振動伝達部
110 振動部
139 振動子用コイル
150 保持器
151 取っ手
153 超音波モータ

Claims (8)

  1. 静磁場の中に置かれた被検体に、励起用の高周波パルスを含む所望のイメージング用パルスシーケンスに基づくパルス印加を実行して磁気共鳴信号を収集する手段と、前記磁気共鳴信号の収集前に前記被検体に機械的な振動と極性が交互に反転する傾斜磁場パルス列とを並行して与える手段と、前記振動に起因して前記磁気共鳴信号に生じた位相シフトを画像化して磁気共鳴弾性画像を取得する手段とを備えた磁気共鳴弾性イメージング装置において、
    前記高周波パルスの印加及び前記磁気共鳴信号の収集のうちの少なくとも一方に供する高周波コイルと前記振動の付与に供する振動子とを設け、
    前記高周波コイルと前記振動子とを同一の構造体に収容して一体化したことを特徴とする磁気共鳴弾性イメージング装置。
  2. 静磁場の中に置かれた被検体に、励起用の高周波パルスを含む所望のイメージング用パルスシーケンスに基づくパルス印加を実行して磁気共鳴信号を収集する手段と、前記磁気共鳴信号の収集前に前記被検体に機械的な振動と極性が交互に反転する傾斜磁場パルス列とを並行して与える手段と、前記振動に起因して前記磁気共鳴信号に生じた位相シフトを画像化して磁気共鳴弾性画像を取得する手段とを備えた磁気共鳴弾性イメージング装置に用いるプローブであって、
    前記高周波パルスの印加及び前記磁気共鳴信号の収集のうちの少なくとも一方に供する高周波コイルと前記振動の付与に供する振動子とを備え、
    前記高周波コイルと前記振動子とを同一の構造体に収容して一体化したことを特徴とするプローブ。
  3. 前記高周波コイルは前記振動子の非振動部分に固設したことを特徴とする請求項2に記載のプローブ。
  4. 前記構造体に取り付けられ且つ当該構造体を外部から保持可能な保持手段を備えた請求項2に記載のプローブ。
  5. 前記振動子は、前記静磁場中に置かれ且つ極性が交互に反転する電流が供給される振動子用コイルと、この振動子用コイルに作用する電磁力による振動を伝達する伝達部と、この伝達部を介して伝達される振動を受けて前記被検体に振動を付与する振動部とを有する請求項2〜4の何れか一項に記載のプローブ。
  6. 前記振動子用コイルは、前記静磁場の方向に応じて異なる姿勢で前記構造体の内部に予め設置されていることを特徴とするプローブ。
  7. 前記振動子は、駆動信号に応じて運動する超音波モータと、この超音波モータの運動を振動として伝達する伝達部と、この伝達部を介して伝達される振動を受けて前記被検体に振動を付与する振動部とを有する請求項2〜4の何れか一項に記載のプローブ。
  8. 前記高周波コイルは前記磁気共鳴信号の収集を担う高周波コイルである請求項2〜7の何れか一項に記載のプローブ。
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