JP2004281777A - チョークコイル - Google Patents

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choke coil
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Masayoshi Ishii
政義 石井
Haruki Hoshi
晴輝 保志
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Tokyo Coil Engineering Co Ltd
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Tokyo Coil Engineering Co Ltd
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Abstract

【課題】低直流重畳抵抗化とコストダウンを図ることができるチョークコイルを提供することにある。
【解決手段】少なくとも磁芯部15を有するコア12と、前記磁芯部15に巻回されるコイル18とからなるチョークコイルにおいて、前記コイル18は、銅板19をその板面に対して垂直に見たときにコ字状になるように形成し、中間部を絶縁被覆した巻線部20、両端部を端子部21,22とし、一方の端子部21側を巻き芯側として前記巻線部20を渦巻状巻線体25に巻線し、前記両端部の端子部21,22を渦巻状巻線体25の外周から導出したことを特徴とする。
【選択図】 図1

Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
この発明は、例えば、プリント基板に対して表面実装できるチョークコイルに関する。
【0002】
【従来の技術】
近年、各種電子機器は、高集積化及び高周波化により大幅に多機能化、さらに小型軽量化が進んでいる。高集積化の電子機器としてノートパソコンをみると、多機能、高品位の流れとして、CPUの高速化(処理能力向上)に伴い、記録装置やCPU等の電力を供給する各ラインごとに大電流化が進んでいる。
【0003】
比較的大きな電流に対応したチョークコイルにおいて、上下2分割したコアの一方に磁芯部を設け、この磁芯部に帯状導体からなる渦巻状のコイルを嵌合し、上下2分割されたコアによってコイルを包容し、このコイルの両端の端子部をコアから導出したものが知られている(例えば、特許文献1参照。)。
【0004】
また、薄型化とプリント基板への実装の自動化を図るために、上下2分割したコアの一方に磁芯部を設け、平角導線を渦巻状に巻いた主コイルを樹脂によって一体成形し、この主コイルを前記磁芯部に嵌合し、上下2分割されたコアによってコイルを包容し、このコイルの両端に帯状導体からなる端子を接続し、この端子をコアから導出したものが知られている(例えば、特許文献2参照。)。
【0005】
【特許文献1】
特開平11−251164号公報
【0006】
【特許文献2】
特開平2000−223332号公報
コイルは、前述した平角タイプや丸線タイプが主流であり、主として空芯コイルを作成し、コアの磁芯部に嵌合した後、コイルと端子部とを半田もしくは溶接等によって接続し、端子部をコアから外部に導出している。
【0007】
一方、市場からは低直流重畳抵抗(Rdc)化が望まれ、銅線の占有率を高くする平角線化の方向へ進んでいる。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】
しかし、コイルとして使用する平角線はコストが丸線の約5倍程度であること、巻線方法もエッジワイズ巻き、α巻きなどあり、平角巻線ではエッジ部の絶縁・耐圧不良が発生することが問題となっている。また、チョークコイルは表面実装タイプが主流であり、コイルと端子部とを半田もしくは溶接等によって接続しなくてはならず、組立て工数がかかり、コストアップの原因となっている。
【0009】
この発明は、前記事情に着目してなされたもので、その目的とするところは、低直流重畳抵抗化とコストダウンを図ることができるチョークコイルを提供することにある。
【0010】
【課題を解決するための手段】
この発明は、前記目的を解決するために、請求項1は、少なくとも磁芯部を有するコアと、前記磁芯部に巻回されるコイルとからなるチョークコイルにおいて、前記コイルは、銅板をその板面に対して垂直に見たときにコ字状になるように形成し、中間部を絶縁被覆した巻線部、両端部を端子部とし、一方の端子部側を巻き芯側として前記巻線部を渦巻状巻線体に巻線し、前記両端部の端子部を渦巻状巻線体の外周から導出したことを特徴とする。
【0011】
請求項2は、請求項1の前記コアは、磁芯部及び底面部を有するリベットコアと、このリベットコアに嵌合されるポットコアとからなり、前記コイルを包容したことを特徴とする。
【0012】
請求項3は、請求項1または2の前記端子部は、少なくとも片面に導電部を有し、前記リベットコアの底面部の外周部に沿って折り返し折曲し、前記導電部をリベットコアの底面部の下面に露出させたことを特徴とする。
【0013】
前記構成によれば、渦巻状巻線体を、両端子部がコアの底面部側に位置するように磁芯部に嵌合すると、両端子部はコアの底面部から外方へ延出した状態となる。そこで、両端子部をコアの底面部の外周部に沿って折り返し折曲すると、導電部はコアの底面部の下面に露出した状態となる。
【0014】
【発明の実施の形態】
以下、この発明の実施の形態を図面に基づいて説明する。
【0015】
図1〜図3は第1の実施形態を示し、図1はチョークコイルの縦断側面図、図2はコイルの平面図及び断面図、図3は渦巻状巻線体の平面図である。
【0016】
図1に示すように、例えば、Mn−Zn系フェライトからなるコア11は、リベットコア12とポットコア13とから構成されている。リベットコア12は円板状の底面部14を有し、この底面部14の上面中央部には上方へ突出する円柱状の磁芯部15が一体に設けられている。ポットコア13は円板状の天板部16を有し、この天板部16の外周縁には下方へ突出する円筒状の周壁部17が一体に設けられている。そして、リベットコア12の磁芯部15には渦巻状巻線体からなるコイル18が嵌合され、このコイル18はコア11によって包容されている。
【0017】
次に、コイル18について説明すると、図2及び図3に示すように構成されている。すなわち、19は巻線用銅板を打ち抜き加工等によってその板面に対して垂直に見たときにコ字状になるように形成した薄肉帯状銅板であり、中間部は巻線部20に形成されている。巻線部20の端部には第1の端子部21と第2の端子部22が一体に設けられ、第1の端子部21は第2の端子部22より若干長く形成されている。
【0018】
巻線部20及び第1及び第2の端子部21,22の表面には絶縁フィルム、絶縁コーティング、絶縁被膜等によって絶縁被覆層23が形成されている。また、第1及び第2の端子部21,22の先端部における片面は錫メッキ層からなる導電部24が設けられている。
【0019】
コ字形の薄肉帯状銅板19は、第1の端子部21側を巻き芯側として巻線部20は渦巻状に巻線され、渦巻状巻線体25が形成されている。従って、渦巻状巻線体25の巻き芯側に第1の端子部21が位置し、その根元部を折曲することにより、第1の端子部21は渦巻状巻線体25の下端面に沿ってその外周から外部に導出されている。また、第2の端子部22は渦巻状巻線体25の外周側に位置し、その根元部を折曲することにより、外部に導出されている。従って、第1及び第2の端子部21,22の導電部24は上向きになっている。
【0020】
前述のように構成された渦巻状巻線体25を、第1及び第2の端子部21,22が前記リベットコア12の底面部14側に位置するように磁芯部15に嵌合すると、第1及び第2の端子部21,22はリベットコア12の底面部14から外方へ延出した状態となる。そこで、第1及び第2の端子部21,22をリベットコア12の底面部14の外周部に沿って折り返し折曲すると、導電部24はリベットコア12の底面部14の下面14aに露出した状態となる。次に、リベットコア12にポットコア13を嵌合し、周壁部17の下端面をリベットコア12の底面部14に接着することにより完成する。
【0021】
このように構成されたチョークコイルは、その下面、具体的にはリベットコア12の底面部14の下面に導電部24が露出しているために、プリント基板26のプリント配線にリフロー半田付けによって表面実装することができる。
【0022】
また、ポットコア12の磁芯部15の高さはポットコア13の周壁部17より低く形成されており、ポットコア13の天板部16の内面とリベットコア12の磁芯部15の端面との間に磁路のギャップ28を形成している。このギャップ28を調整してコイルのインダクタンスを設定することができる。
【0023】
また、渦巻状巻線体25を構成する薄肉帯状銅板19の幅を狭くすれば、チョークコイルの高さ寸法が低くなり、薄型化が可能であり、また大電流用のチョークコイルとする場合には、渦巻状巻線体25を構成する薄肉帯状銅板19の肉厚を厚くすれば良く、ユーザーのニーズに対応できる。
【0024】
さらに、コイル18として高価な平角線を用いず、安価な銅板を使用しているため、大幅なコストダウンが図れるとともに、渦巻状に巻線しているため、平角線エッジワイズ巻きと同等の銅線の占有率が得られるため、低直流重畳抵抗化が可能となる。また、コイル18は渦巻状巻線体25と第1と第2の端子部21,22が一体であるため、半田や溶接等の接続が不要となり、接続工程数が省け、工程の簡素化と低コスト化が図れる。
【0025】
また、コア11がMn−Zn系フェライト等によって形成されているため、直流重畳特性及び高周波でのコアロスを改善でき、インダクタンスのばらつきを減少できる。しかも、高集積化によって実装基板にランドパターンが存在しても、実装基板とコア11との間を完全に電気的に絶縁でき、信頼性の向上を図ることができる。
【0026】
なお、前記第1の実施形態においては、第1及び第2の端子部21,22をリベットコア12の底面部14の外周に沿って折り返し折曲したが、図4の変形例に示すように、底面部14の外周へ水平に突出せ、第1及び第2の端子部21,22の突出部21a,22aにリード線を絡げて半田付けする接続方法でも良い。
【0027】
図5及び図6は第2の実施形態を示し、図5はコイルの平面図、図6は渦巻状巻線体の斜視図であり、第1の実施形態と同一構成部分は同一符号を付して説明を省略する。
【0028】
30は巻線用銅板を打ち抜き加工等によってその板面に対して垂直に見たときにコ字状になるように形成した薄肉帯状銅板であり、中間部は広幅の巻線部31に形成されている。巻線部31の端部には狭幅の第1の端子部21と第2の端子部22が一体に設けられ、第1の端子部21は第2の端子部22より若干長く形成されている。
【0029】
前記薄肉帯状銅板30は、第1の端子部21側を巻き芯側として巻線部31は渦巻状に巻線され、渦巻状巻線体32が形成されている。従って、渦巻状巻線体32の高さは、巻線部31の幅によって決定されるため、図6に示すように、高さ寸法Hが高い渦巻状巻線体32を形成することができる。
【0030】
図7はコアの変形例を示し、(a)は磁芯部33を有する円板状の第1のコア34と、円板状の第2のコア35と、コイル36を囲むように設けられた円筒状の第3のコア37とから構成されている。(b)は磁芯部38の両端部に一体に鍔部39a,39bを有するコアであり、磁芯部38にはコイル40が巻回されている。
【0031】
なお、前記実施形態においては円筒状のコアについて説明したが、矩形状のコアでもよく、コアの形状に限定されるものではない。
【0032】
【発明の効果】
以上説明したように、この発明によれば、コイルとして高価な平角線を用いず、安価な銅板を使用しているため、大幅なコストダウンが図れるとともに、渦巻状に巻線しているため、平角線エッジワイズ巻きと同等の銅線の占有率が得られるため、低直流重畳抵抗化が可能となる。
【0033】
また、コイルは渦巻状巻線体と両端子部が一体であるため、半田や溶接等の接続が不要となり、接続工程数が省け、工程の簡素化と低コスト化が図れる。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の第1の実施形態を示し、チョークコイルの縦断側面図。
【図2】同実施形態を示し、(a)は薄肉帯状銅板の平面図、(b)はA−A線に沿う断面図、(c)はB−B線に沿う断面図、(d)はC−C線に沿う断面図。
【図3】同実施形態を示し、渦巻状巻線体の平面図。
【図4】同実施形態の変形例を示すチョークコイルの縦断側面図。
【図5】この発明の第2の実施形態を示し、薄肉帯状銅板の平面図。
【図6】同実施形態を示し、渦巻状巻線体の斜視図。
【図7】この発明のコアの変形例を示し、(a)(b)は縦断側面図。
【符号の説明】
11…コア、12…リベットコア、13…ポットコア、14…底面部、15…磁芯部、18…コイル、19…銅板、20…巻線部、21,22…端子部、25…渦巻状巻線体

Claims (3)

  1. 少なくとも磁芯部を有するコアと、前記磁芯部に巻回されるコイルとからなるチョークコイルにおいて、
    前記コイルは、銅板をその板面に対して垂直に見たときにコ字状になるように形成し、中間部を絶縁被覆した巻線部、両端部を端子部とし、一方の端子部側を巻き芯側として前記巻線部を渦巻状巻線体に巻線し、前記両端部の端子部を渦巻状巻線体の外周から導出したことを特徴とするチョークコイル。
  2. 前記コアは、磁芯部及び底面部を有するリベットコアと、このリベットコアに嵌合されるポットコアとからなり、前記コイルを包容したことを特徴とする請求項1記載のチョークコイル。
  3. 前記端子部は、少なくとも片面に導電部を有し、前記リベットコアの底面部の外周部に沿って折り返し折曲し、前記導電部をリベットコアの底面部の下面に露出させたことを特徴とする請求項1または2記載のチョークコイル。
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