JP2004280455A - 医療情報システム - Google Patents
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Abstract
【解決手段】手術に関わる情報を検出するセンサ11、21〜27と、このセンサにより検出された情報を時間情報に連結して保管するサーバ12とを備える。さらに、このサーバ12により保管される情報を時系列に表示する表示装置13を備える。さらに、サーバ12は、保管された情報を時間情報に基づいて分析可能な機能を有する。
【選択図】 図1
Description
【発明の属する技術分野】
本発明は、手術などの医療行為の中で実行される治療やその中で発生する事象などに関する情報を時系列に記憶し且つ保管でき、これにより、その情報を、医療行為の事後分析や検証、更には医療行為の手順の最適化などに有効に活用できるようにした医療情報システムに関する。
【0002】
【従来の技術】
一般に、医療の現場では、手術などの医療行為が行われた場合、手術に関わった医師等により、その詳細が文書として記録され、カルテに添付して保管される。この記録には、手術中の様々な機器から出力されたデータを示すチャートや写真など添付されることも多い。
【0003】
このため、かかる医療行為を行った後で、その行為の手順や内容を検証したり再現しようとする場合、その記録を閲覧することが中心となる。しかし、この記録簿には、多種多様なデータが時間の順序とは無関係に記載されていることが多いし、また全ての情報が記録されているとは限らない。医療行為に関わった情報が一元化されないで、各部署に個別に保管されているような場合も多い。
【0004】
例えば、比較的簡単であると思われている手術であっても、心電図、呼吸、血圧など患者の生体状況を観察するモニター情報のほかに、麻酔モニター(麻酔量、投入レート)、電気メス(電圧、時間)など患者に対して施す医療作業の情報が関わってくる。この他にも、術者が施す医療行為として、器具の利用、投薬など、様々な医療行為の情報が複雑に絡んでいることが多い。
【0005】
このため、医療に通じている医師などであっても、医療行為の一部始終を事後にくまなく確認・検証するには相当な時間を掛けて情報を集めて分析しなければならず、その手間や時間は膨大であった。また、全部の情報を集めたつもりでも、中心となる執刀医以外のスタッフの行動や、手術室の環境の変化など、記録されていない情報があることも多い。
【0006】
したがって、医師などの専門家であっても、医療行為全体を事後に確認・検証することはなかなか困難であった。つまり、一度行った手術などの医療行為を検討し、より最適な手順を構築しようとしても、その材料となる情報全てが手元にある訳ではなく、かかる最適化のために多大な労力が必要であった。ましてや、通常、医療行為に馴染みのない一般の人が、手術記録簿などから医療行為を事後に正確に読み取ることは殆どできない、というのが実情である。
【0007】
そこで、手術や治療などの医療行為を漏らさず且つ客観的に確認・検証するには、上述した手術記録のほかに、医療行為の現場でやり取りした会話を録音しておいたり、かかる現場の様子をテレビカメラで撮影しておいて、それらの会話や映像を併用することも考えられる。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、上述のように音声や画像を併用するにしても、別個に録音したり撮影することから、カルテとそれらの音声や画像とを時間軸上で連結する作業量は膨大になり、非常に手間と労力を要することになる。これは、ひとえに、手術中における術者もしくは医療スタッフが患者に対して施した医療行為の全てが記録され、かつ、その関係が時間という概念で連結していないために生じる問題である。
【0009】
そこで、本発明は、上述した医療現場において患者に施される手術や治療などの医療行為に関わる殆ど全ての情報をありのまま時間経過に沿って記録できるようにすることを、その1つの目的とする。
【0010】
また、本発明は、上述した時間経過に沿った情報記録に加え、その情報を時系列に表示して提示できるようにすることを、別の目的とする。
【0011】
さらに、本発明は、上述した時間経過に沿った情報記録及び時系列の情報表示に加え、記録した情報を時間情報に基づいて容易に分析できるようにすることを、さらに別の目的とする。
【0012】
【課題を解決するための手段】
上記目的を達成するため、本発明に係る医療情報システムは、医療行為に関わる情報を検出する検出手段と、この検出手段により検出された情報を時間情報に連結して保管する情報保管手段と備えたことを特徴とする。これにより、医療現場において患者に施される手術や治療などの医療行為に関わる殆ど全ての情報をありのまま時間経過に沿って記録できるようになる。
【0013】
このとき、好適には、前記情報保管手段により保管される情報を時系列に表示する表示手段がさらに備えられる。このため、医療行為中に、その情報を時系列に表示して提示でき、医療行為に要する作業の容易化、能率化を図ることができる。
【0014】
また、前記情報保管手段により保管された情報を前記時間情報に基づいて分析する分析手段を更に備えることも好適な態様である。これにより、記録した情報を時間情報に基づいて容易に分析できるので、医療行為の作業手順の研究や標準化などに要する労力及び時間を従来法に比べて大幅に軽減させることができる。
【0015】
さらに、別の一例として、前記検出手段は、前記医療行為に関わる医療機器の動作状況を示す情報、投薬情報、患者の生体情報、術者のバイタル情報、医療現場を映す画像情報、医療現場における音情報、医療現場への人の出入り情報、患者の認識情報、及び医療現場の環境情報のうちの少なくとも1つのカテゴリに属する少なくとも1種類の情報を検出する手段である。
【0016】
また、前記医療行為は患者に施す手術であって、前記検出手段は、手術室にある医療機器の動作状況を表す情報、患者の生体情報、術者のバイタル情報、手術室を映すビデオ画像、手術室における音声、手術室への人の出入り情報、及び患者の認識情報を含んでいてもよい。
【0017】
また、例えば、前記医療行為は患者に施す手術であって、前記時間情報は当該医療情報システムが有する時計情報又は電子時計情報である。
【0018】
さらに、例えば、前記情報保管手段は、前記医療行為に関わる情報と前記時間情報とを1つの記録媒体に記憶させて保管する手段である。記録媒体を1つにすることで扱いが簡単になる。
【0019】
さらに好適には、前記情報保管手段は、前記検出手段により検出された情報に自動的に又は半自動的にキューを印付けする手段を備え、前記表示手段は、前記キューに基づいて前記情報を読み出す手段を備える。前記キューを印付けする手段は、例えば、前記検出手段により検出された術者のバイタルの情報、医療現場で交わさせる音声の音声認識情報、医療現場を映す画像の画像認識情報、及び術者の身体の動きの加速度情報のうちの少なくとも1つの情報に応じて前記キューを印付けする手段である。
【0020】
【発明の実施の形態】
以下、この発明の実施例を、添付図面を参照して説明する。
【0021】
図1に、本実施形態に係る医療情報システムの構成の概要を示す。この医療情報システムは、医療行為の1つとしての手術時に発生する殆どすべての重要な事象(医療スタッフの手術作業及びそれに付随する医療行為、患者の状態、手術室の状態、及び手術環境などに関する事象)の情報をその発生順に時系列に記録するとともに表示し、保管し、さらに事後の分析等に活用できるようにしたシステムである。なお、医療行為は、必ずしも手術に限定されるものでは無く、診断、投薬、治療、リハビリテーションなどを含む広義の意味に解釈されるものである。
【0022】
この医療情報システムは、概略的には、図1に示すように、手術に関わる情報を検出する各種のセンサ(測定機器、モニタなど)の群11と、この各種のセンサの群11の検出信号を入力して、その入力情報の時系列の記録(保管)・表示・分析などの処理を担う情報収集・記録サーバ12と、及び、表示装置13とを備える。
【0023】
このうち、センサ11は、設置対象及び設置場所などに応じて複数のカテゴリに分類できる。これらのカテゴリには、(1)医療機器の動作状況を確認するために1種以上の医療機器又はその周辺部に設置される複数のセンサ21a〜21n(nは任意数を意味する)、(2)手術室及び手術部位などの複数の箇所を撮影する複数のカメラ22a〜22n、(3)医師などの手術スタッフのバイタルを検出する複数のセンサ23a〜23n、(4)手術室内で交わされる音声(物の音も含む)を検出する複数のマイク24a〜24n、(5)手術室へのスタッフの出入りを把握するための1つ又は複数のセンサ25(又は25a〜25n)、(6)患者の生体情報を検出するための複数のセンサ26a〜26n、及び、(7)患者の識別情報を得るための1つ又は複数のセンサ27(又は27a〜27n)が含まれる。
【0024】
これらのセンサの具体例を、一部、そのセンサ信号の用途と共に、カテゴリ別に列挙する。
【0025】
(1)第1のカテゴリは、医療機器の動作状況を確認するためのセンサ群であり、医療機器が正常に動作しているか否かを確認する為に、その動作状況を示す信号を検出するセンサから成る。以下にセンサの具体例を示す。
【0026】
・点滴の滴下モニターセンサ:点滴の滴下状態が濡れ方、圧力、流量計、滴下などで測定される。また、点滴バッグの重量の減り具合から、かかる滴下状態を量るようにしてもよい。
・ベッドの角度センサ:角度計や圧力計が用いられ、患者ベッドの角度が測定される。
・吸引機のセンサ:吸引機の吸引状態が吸引機の音、圧力、流量など検出される。
・電気メスのセンサ:電気メスの駆動状態が、この電気メスで消費される電流や電圧から推定される。
・ベッドウォーマの温度センサ:温度計で測られる。
・麻酔システムのセンサ:麻酔ガスの濃度や量が検出される。
・ナビゲータのセンサ:X線CTスキャナの出力などで測定される。
・アース電流センサ:室内に流れ込む電流をモニターするために、手術室のアース電流が測られる。
・医療機器の電源の確認センサ:パイロットランプの光量が光センサーで測られ、これにより電源が正常に入っているか否か確認される。モニター画面の光を光センサーで測ったり、電源ケーブルの電流を測るようにしてもよい。
・医療機器のダイヤルやスイッチ設定の確認センサ:これには、ダイヤルに角度モニターを貼る、カメラで撮る(ダイヤルに色を塗る)、接触スイッチを外付けする、磁石を貼る、光センサーで測るなどの適宜な構成を採用することができる。
【0027】
(2)第2のカテゴリである複数のカメラとしては、以下のようなものを挙げることができる。
【0028】
・器械台カメラ:メスなどの器具を置いてある器械台の近傍に設置され、その器械台から持ち出される器具が撮影される。
・広角カメラ:手術室内の全体視野を映すカメラが複数台、設置される。
・術野カメラ:患者の手術部位である局所及びその周辺(マイクロスコープに付ける)を映すカメラが1台以上、設置される。この術野カメラには内視鏡像も含まれる。
・麻酔医カメラ:このカメラにより、緊急薬品棚が撮影される(好適には、動きのあった時だけ撮影される)、麻酔医が見ているモニターを撮るなどの態様で使用される。麻酔医が使用するペンライトにカメラを付けておいてもよい。
・無影カメラ:確実に撮れているチャンネルを2つ以上自動的に選んで表示させる(急には切り替えない)。この自動選択に関わるカメラの選択・非選択の基準として、画像の明暗、自動焦点カメラを用いたときの焦点距離の異常、医療スタッフが被る帽子の色、マーカ、超音波などの距離センサの測定結果、ハレーションを起きているか否か、医者の帽子に識別用カラーコードを付けたときの画像に写ったカラーコード、などがある。
・ヘッドマウントカメラ:医師の防護メガネや整形用防護服に付けられる。
【0029】
(3)医師のバイタルを検出するための第3のカテゴリには、以下のようなセンサが分類される。このセンサは医師のストレスをモニタために設置される。好適には、複数の医師、技師、看護師などの医療者から同時にバイタルを検出し、特定の1人又は複数の医療者からの検出信号を用いて、データ列にキュー(Queue)を印付けする処理がサーバ12により行われる。このキュー付けの処理は、検出信号のパターンは各個人で異なることを考慮して実行される。具体的なセンサ例は以下のようである。
【0030】
・心拍、唾液中のアドレナリン(ストレスホルモン)、脳波、体温、血圧などを検出するセンサ◎
・目のまばたきを検出するセンサ:光センサでまつげの位置を検出する、目玉の反射の状態を検出する、筋電図計を用いる、カメラで術者を見上げるなどの態様で測定される。
・加速度センサ:医師の腕に加速度センサが付けられる。この加速度センサは傾斜計としても使用される。例えば、術衣にセンサ配線が施される。
・発汗を検出するセンサ:靴下に電極を付けて発汗が測られる。
・圧力、湿度などのセンサ:呼吸センサーが医師などのマスクの中に組み込まれる。
【0031】
(4)第4のカテゴリに属するセンサは以下のようなものである。
【0032】
必要な複数箇所にマイクロフォンが設置される。このとき、音声を記録していることを医療スタッフに予め通知しておいて、極力、発話してもらうことが望ましい。音量やパワーに基づいてキューを印付けすることは望ましい。それは、手術中にキーポイントなるような事象が発生したときには、医療スタッフの音量などに変化があることが普通であるからである。また、音声の検出信号を声紋分析して、発話者を特定することも望ましく、特定された発話者が予め決めてある特定の医療スタッフ(例えば主治医)であるときには、その発話にキューを印付けすることができる。また、音声の検出信号から医療スタッフに掛かるストレスを分析することもできる。音声認識された音声データはテキストデータに変換して記録してもよい。なお、発話者表示にマイクアレイを使うようにしてもよい。
【0033】
(5)第5のカテゴリに係る手術室への人の出入りを検出するには、以下のセンサが使用可能である。
【0034】
・手術室のドアの開閉をモニターするセンサ:ドアの開閉スイッチ、カメラなどを使用できる。
・IDカードリーダ:IDカードの読込み時の認識情報を利用できる。
【0035】
(6)第6のカテゴリに係る患者の生体情報を検出するセンサは、代表的には、以下のようなものが挙げられる。
【0036】
・麻酔モニタのセンサ:心拍、酸素分圧、体温などがモニタされる。
・BISモニタ:麻酔薬投与中の麻酔深度であるBIS値(Bispectral Index)が検出される。
・脳神経モニタ:脳波などが検出される。
【0037】
(7)第7のカテゴリは患者の識別情報を検出するセンサであり、このセンサには、以下のようなものが挙げられる。
【0038】
・指紋で認識センサ:指紋により患者を識別する。
・目の虹彩で認識センサ:目の虹彩に基づいて患者を識別する。
・電子カルテシステム:電子カルテシステムと連携して本人確認する。
・リストバンド:予め患者のリストに付けたリストバンドの識別情報により本人確認する。
【0039】
これらの多種多様なセンサ(モニタ)21〜27の設置の概念を図2及び図3に示す。これらの多種多様なセンサ21〜27は、既存の医療機器に外付けで設置してもよい(図3(a)〜(d)参照)。なお、図3において、10a,10b,及び10cは検出対象の医療機器を示す。各センサ21(〜27)は無線LANのアンテナANに接続されている。さらに、センサ21〜27は、予め製造時において装置に組み込むようにしてもよい。各センサ21(〜27)が検出した信号は、そのアンテナANを介して、無線LANにより情報収集・記録サーバ12に送られる。このうち、幾つかのモニタやセンサは、フォーマット変換やA/D変換などの処理を担う専用のコンピュータ(PC)を介して無線LANにより情報収集・記録サーバ12に接続されている。
【0040】
情報収集・記録サーバ12は、上述したようにセンサ(モニタ)21〜27から無線LANを介して送られてくる信号(モニタ信号)を入力し、その信号に同じクロック(時間情報)に基づくタイムスタンプ処理を施してHDD、CD、DVDなどの記録媒体に記録する。図2には、このサーバ12のより具体的な機能構成図を示している。
【0041】
このため、情報収集・記録サーバ12は、図4に概略示すように、手術室内の明かりの点灯に呼応してデータ収集及び記録を開始する(ステップS1、S2)。そして、全てのセンサ(モニタ)22〜27から検出データを一定タイミング毎に一括に収集し、記録媒体に一括して記録する(ステップS3、S4)。
【0042】
この記録に際し、情報収集・記録サーバ12は、各カテゴリにおける1つ又は複数のセンサ(モニタ)の検出(測定)信号のうち、予め定めた検出信号に対して所定の条件が成立するか否かを判断する。そして、所定の条件が成立したときには、その時点の信号にキューを印付けする。このため、図5に示すように、時間tの経過と共に、信号がカテゴリ別、更にはセンサ(モニタ)別に検出されて記録される中で、所定条件が成立する事象が発生した時点でキューが印付けられる。このキューは、図5において、キーポイントとして表されている。このキーポイントはしたがって、データ再生時の頭出しに利用される。
【0043】
図6には、ある手術を例にとったときの、時刻毎の具体的な記録内容をキーポイントと共に示している。
【0044】
この収集及び記録と並行して、情報収集・記録サーバ12は、所定項目のデータ、代表的なデータ、時系列上で変化のあったデータ、又は全データについて、表示装置13に時系列的に一括表示する(ステップS5)。この表示に係る表示装置13の画面のレイアウトを図7に概念的に示す。この例示に係る一括表示画像の場合、手術室の全体画像、術野画像、器械台画像、時系列データ1,2、数値データ1,2,3、及び切替ボタンが表示される。切替ボタンを操作することで、他の画像を表示させることができる。
【0045】
かかる一括収集及び一括記録、並びに、表示は、手術室内の明かりが消されるまで、一定のフレームレートで繰返し実行される(ステップS6、S7)。
【0046】
このように、手術室の明かりが点灯した時点から記録が開始され、各種のセンサ(モニタ)からの検出(測定)情報が情報収集・記録サーバ12に時系列に一括して収集及び記録されるとともに表示される。この処理は、手術室の明かり消灯するまで続けられる。
【0047】
さらに、情報収集・記録サーバ12は、このように収集し記録された多種多様な手術に関わるデータに対して、図8に示す処理を実行可能になっている。すなわち、このサーバ12の操作端末からの指令に基づいて、データの分析を行うか否かを判断し、かかる分析を行う場合には、所望の分析項目及びキーポイント情報を操作端末からの入力信号に応じて決める(ステップS21〜S23)。次いで、記録してあるデータから所望のキーポイント情報に基づいて頭出しされるデータ列を読み出し、所望の分析処理を実行する(ステップS24,S25)。この分析結果は例えば表示装置13に表示させる(ステップS26)。
【0048】
このように、本実施形態に係る医療情報システムによれば、手術に関わる殆ど全ての情報をありのまま時間経過に沿って忠実に且つ客観的に記録することができる。このため、医療事故の裁判などで、医療行為を後から検証する必要があるときに、その客観的な情報として有効に機能すると考えられる。
【0049】
これに加えて、手術に関わる殆ど全ての情報を術中に時系列に表示して提示することができる。これにより、術者や医療スタッフは、術中に、患者生体情報、術者等の行動情報、術中画像及び各種医療機器の動作情報を時系列的に一括収集し、必要な情報を抽出して見ることができる。これにより、手術時間の短縮化などの面で有益である。
【0050】
さらに、上述した時間経過に沿った情報記録及び時系列の情報表示に加え、記録した情報を時間情報に基づいて容易に分析できるようにすることができる。このため、医師などは、術後に手術の経過を詳細に分析して手術法や器具の改良に資する知見が得られるようになる。つまり、時系列に並んだ手術に関わる情報を簡単に且つ労少なくして得ることができることから、目的とする手術に対して最適な手順を確立する上で極めて有効なツールとなる。このように最適化した手順はまた、術中に読み出して表示させることで、術者に対する強力なナビゲータ機能を発揮することができる。
【0051】
なお、情報収集・記録サーバ12がデータにタイムスタンプ処理を施すときの基準となるクロック(時計信号)は、必ずしもサーバ自身が有する内部時計を用いる構成に限定されるものでは無く、外部から入力される電子時計情報であってもよい。また、内部時計をそのような外部の時計情報を用いて定期的に補正するようにしてもよい。
【0052】
また、情報収集・記録サーバ12が表示装置13に時系列情報を表示させるときに、どのような種類の情報を表示させるかについては各種の変形が可能である。例えば、固定情報のほかに、時間経過と共に大きな変化を示した情報を優先的に表示させたり、手術の進行状態に応じて表示項目をその時点の手術作業内容に応じて変えることもできる。
【0053】
さらに、情報収集・記録サーバ12にセンサ(モニタ)21〜27からのデータを時系列に記憶させるときのキューの印付けに関しても、必ずしもサーバ12のソフトウエア処理に拠る自動的な印付けの手法に限定されない。例えば、医療行為の中で特異な事象が発生したときに医療スタッフ等がサーバ12のコンソールやセンサなどを手動で操作して、キュー印付けのための信号をサーバ12に送信させるようにしても良い。この場合、サーバ12は、この手動操作の信号を用いて、その時点の入力データにキューを印付けするように信号処理を行えば良い。これにより、医療スタッフが後で検証したいキーポイントを臨機応変に記憶させることができる。
【0054】
そのほか、本発明は、特許請求の範囲に記載の趣旨を逸脱しない範囲で、適宜に変形して実行可能なものである。
【0055】
【発明の効果】
以上のように、本発明に係る医療情報システムによれば、医療現場において患者に施される手術や治療などの医療行為に関わる殆ど全ての情報をありのまま時間経過に沿って記録できる。また、これに加え、その情報を時系列に表示して提示することができる。さらに、記録した情報を時間情報に基づいて容易に分析することもできる。したがって、術後における、医療行為の事実認定が容易になる。また、医療行為の作業手順の分析や標準化に要する時間と労力を大幅に軽減できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施形態に係る医療情報システムの概略ブロック図。
【図2】図1に示す医療情報システムのより詳細な一例を示す機能ブロック図。
【図3】センサの医療機器に対する外付けの状態を説明する図。
【図4】サーバにより実行されるデータの収集及び記録の処理を説明する概略フローチャート。
【図5】サーバにより収集・記録(保管)された時系列のデータをキーポイントと共に説明する図。
【図6】ある手術を例にしたときのセンサ(モニタ)を通して検出(測定)した手術に関わる情報のカテゴリ別の時系列化したリスト。
【図7】術中の表示画面の一例を示す模式図。
【図8】術後に行う手術に関わる情報の時間情報に基づく分析の概要を説明するフローチャート。
【符号の説明】
11 センサ(モニタ)の群
12 情報収集・記録サーバ
13 表示装置
21〜27 センサ(モニタ)
Claims (9)
- 医療行為に関わる情報を検出する検出手段と、この検出手段により検出された情報を時間情報に連結して保管する情報保管手段と備えたことを特徴とする医療情報システム。
- 請求項1に記載の医療情報システムにおいて、
前記情報保管手段により保管される情報を時系列に表示する表示手段を備えたことを特徴とする医療情報システム。 - 請求項1又は2に記載の医療情報システムにおいて、
前記情報保管手段により保管された情報を前記時間情報に基づいて分析する分析手段を備えたことを特徴とする医療情報システム。 - 請求項1〜3の何れか一項に記載の医療情報システムにおいて、
前記検出手段は、前記医療行為に関わる医療機器の動作状況を示す情報、投薬情報、患者の生体情報、術者のバイタル情報、医療現場を映す画像情報、医療現場における音情報、医療現場への人の出入り情報、患者の認識情報、及び医療現場の環境情報のうちの少なくとも1つのカテゴリに属する少なくとも1種類の情報を検出する手段であることを特徴とする医療情報システム。 - 請求項1に記載の医療情報システムにおいて、
前記医療行為は患者に施す手術であって、
前記検出手段は、手術室にある医療機器の動作状況を表す情報、患者の生体情報、術者のバイタル情報、手術室を映すビデオ画像、手術室における音声、手術室への人の出入り情報、及び患者の認識情報を含むことを特徴とする医療情報システム。 - 請求項1に記載の医療情報システムにおいて、
前記医療行為は患者に施す手術であって、前記時間情報は当該医療情報システムが有する時計情報又は電子時計情報であることを特徴とする医療情報システム。 - 請求項1に記載の医療情報システムにおいて、
前記情報保管手段は、前記医療行為に関わる情報と前記時間情報とを1つの記録媒体に記憶させて保管する手段であることを特徴とする医療情報システム。 - 請求項2に記載の医療情報システムにおいて、
前記情報保管手段は、前記検出手段により検出された情報に自動的に又は半自動的にキューを印付けする手段を備え、
前記表示手段は、前記キューに基づいて前記情報を読み出す手段を備えたことを特徴とする医療情報システム。 - 請求項8に記載の医療情報システムにおいて、
前記キューを印付けする手段は、前記検出手段により検出された術者のバイタルの情報、医療現場で交わさせる音声の音声認識情報、医療現場を映す画像の画像認識情報、及び術者の身体の動きの加速度情報のうちの少なくとも1つの情報に応じて前記キューを印付けする手段であることを特徴とする医療情報システム。
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