JP4828919B2 - 医療情報システム - Google Patents

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Description

本発明は、手術の事後分析や検証などに有効に活用できる情報を提供する医療情報システムに関する。
一般に医療の現場では、手術などの医療行為が行われた場合、手術に関わった医師等によりその詳細が文書として記録される。この記録には、手術中の様々な機器から出力されたデータを示すチャートや写真や映像などが添付されることもある。
しかし、上記の記録には、多種多様なデータが時間の順序とは無関係に記載されていることが多い。したがって、医師などの専門家であっても、上記の記録に基づいて医療行為の手順を事後に確認・検証することはなかなか困難であった。
そこで、医療行為の様子をビデオカメラにより録画しておき、この録画された動画像に基づいて医療行為の手順を確認・検証することも考えられている。しかしながらこのような検証は、長時間に渡る動画像を、実施されている医療行為の内容を解析しながら見続けなければならず、非常に手間の掛かる作業になってしまう。
特開2002−253545 特開2004−280455
以上のように従来は、実施済みである医療行為の手順を確認・検証するための情報収集は行われておらず、上記の確認・検証のための作業は非常に困難となっていた。
本発明はこのような事情を考慮してなされたものであり、その目的とするところは、手術の事後分析や検証などに有効に活用できる情報を提供することにある。
以上の目的を達成するために第1の本発明は、複数の医学的処置の組合せにより構成される手術の管理のための情報処理を行う医療情報システムであって、前記医学的処置のために使用される電気メスおよび吸引器を少なくとも含む複数の医療器具のそれぞれの動作の状態を示す状態情報を情報収集部と、前記状態情報を、それが取得された時刻に対応付けて記憶する医用情報記憶手段と、前記手術で実施され得る複数の前記医学的処置に対応するステージと、そのステージのそれぞれでの前記医療器具の動作状態とを対応付けて記述したステージテーブルを記憶するステージテーブル記憶手段と、前記医用情報記憶手段に記憶された前記状態情報に基づく前記医療器具の時系列的な動作状況を、前記ステージテーブルと照合することによって、前記手術において実施された複数の医学的処置のステージを判定する判定手段とを備える。
前記の目的を達成するために第2の本発明は、複数の医学的処置の組合せにより構成される手術の管理のための情報処理を行う医療情報システムであって、前記医学的処置のために使用される電気メスおよび吸引器を少なくとも含む複数の医療器具および前記手術に関係する人間のそれぞれの動作の状態を示す状態情報を情報収集部と、前記状態情報を、それが取得された時刻に対応付けて記憶する医用情報記憶手段と、前記手術で実施され得る複数の前記医学的処置に対応するステージと、そのステージのそれぞれでの前記医療器具および前記人間の動作状態とを対応付けて記述したステージテーブルを記憶するステージテーブル記憶手段と、前記医用情報記憶手段に記憶された前記状態情報に基づく前記医療器具および前記人間の時系列的な動作状況を、前記ステージテーブルと照合することによって、前記手術において実施された複数の医学的処置のステージを判定する判定手段とを備える。
本発明によれば、手術の事後分析や検証などに有効に活用できる情報を提供することができる。
以下、図面を参照して本発明の実施形態について説明する。
図1は本実施形態に係る医療情報システム1の使用状態の一例を示す図である。医療情報システム1は、手術室における手術に関わる医療情報を別室にて記録する。この例における手術を実施するために使用されるツールとしては、BISモニタ2、患者モニタ3、バイポーラ鉗子4、造影剤投与装置5、吸引カテーテル6およびX線画像装置7を含む。
医療情報システム1は、手術、診断、投薬、治療、リハビリテーションなどの医療行為の際に発生するほとんど全てのイベントに関する医療情報をその発生順に時系列に記録するとともに、当該医療行為に含まれる複数のステージの手順を自動判定するシステムである。手術において発生する医療情報としては、医療スタッフの手術作業およびそれに付随する動作、医療スタッフの位置、患者の状態、手術室の状態、医療機器の動作状態、医療器具の位置、手術中の映像および環境条件などが含まれる。なお本実施形態において、「医療機器」とは、X線画像装置のような医療用の機械を指す。「医療器具」とは、医療機器に加えて、メスなどのような医療用の道具およびガーゼなどのような医療用の用具を含む。すなわち「医療用具」とは、医療行為で使用される様々な物を指す。また本実施形態において、「医療行為」とは、手術、診断、投薬、治療、リハビリテーションなどを完遂するための一連の処理の全てを指す。「ステージ」とは、医療行為を構成する医学的処置を指す。「イベント」とは、医療行為に際したスタッフの動作や機器の動作の1つ1つを指す。具体的には、医療行為である冠動脈造影については、大腿動脈穿刺、ガイドワイヤの挿入、シースの挿入、動脈内へのカテーテルの挿入、冠動脈へのカテーテルの挿入、造影、あるいは圧迫などといったステージを含む。さらに例えば上記の大腿動脈穿刺には、皮膚切開や穿刺針の挿入などといったイベントを含む。従って一般的には、複数のイベントの組み合わせによってステージが形成される。複数のステージの組み合わせによって医療行為が形成される。
手術室内には、記録するべき医療情報を収集するための位置センサ群8および複数の収集機器9が配置される。位置センサ群8は、手術室内に配置された複数の位置センサを含む。これらの位置センサは、例えば近接したICタグから識別情報を読み取る。位置センサは、読み取った識別情報を医療情報システム1へ出力する。これにより、位置センサにより識別情報が読み取られたICタグが当該位置センサの近傍に位置していることを医療情報システム1にて認識可能とする。ICタグは、執刀医、助手、麻酔医、あるいは看護師などの手術従事者や、移動可能な医療器具に必要に応じて取り付けられる。
収集機器9は、上記の位置検出用の情報以外の医療情報を収集する。この収集機機9は、設置場所や用途などに応じて複数のカテゴリに分類できる。これらのカテゴリには、第1乃至第7のカテゴリが含まれる。第1のカテゴリは、医療機器の動作状況を確認するために、医療機器またはその周辺部に設置されるセンサを含む。第2のカテゴリは、手術室および手術部位などの複数の箇所を撮影するカメラを含む。第3のカテゴリは、医師などの手術スタッフのバイタルを検出するセンサを含む。第4のカテゴリは、手術室内で交わされる音声(物の音も含む)を検出するマイクを含む。第5のカテゴリは、手術室へのスタッフの出入りを把握するためのセンサを含む。第6のカテゴリは、患者の生体情報を検出するためのセンサを含む。第7のカテゴリには、患者の識別情報を得るためのセンサを含む。
これらのカテゴリのそれぞれに含まれる収集機器9の具体例を、その一部については出力信号の用途とともに、カテゴリ別に列挙する。
(1)第1のカテゴリ
・点滴の滴下モニタセンサ:点滴の滴下状態が濡れ方、圧力、流量計、滴下などを測定する。また、点滴バッグの重量の減り具合から、滴下状態を量るようにしても良い。
・ベッドの角度センサ:角度計や圧力計が用いられ、患者ベッドの角度を測定する。
・吸引機のセンサ:吸引機の吸引状態を吸引機の音、圧力、流量などにより検出する。
・電気メスのセンサ:電気メスの駆動状態を、この電気メスで消費される電流や電圧から推定する。
・ベッドウォーマの温度センサ:温度計が用いられ、ベッドウォーマの温度を測定する。
・麻酔システムのセンサ:麻酔ガスの濃度や量を検出する。
・ナビゲータのセンサ:X線CTスキャナの出力などを測定される。
・アース電流センサ:室内に流れ込む電流をモニタするために、手術室のアース電流を測る。
・医療機器の電源の確認センサ:パイロットランプの光量を光センサで測り、これにより電源が正常に入っているか否かを確認する。モニタ画面の光を光センサで測るようにしても良いし、電源ケーブルの電流を測るようにしても良い。
・医療機器のダイヤルやスイッチ設定の確認センサ:ダイヤルに角度モニタを貼る、カメラで撮る(ダイヤルに色を塗る)、接触スイッチを外付けする、磁石を貼る、光センサで測るなどの適宜な構成を採用することができる。
(2)第2のカテゴリ
・器械台カメラ:メスなどの器具を置いてある器械台の近傍に設置され、その器械台から持ち出される器具を撮影する。
・広角カメラ:手術室内の全体視野を撮影する。
・術野カメラ:患者の手術部位である局所およびその周辺(マイクロスコープに付ける)を撮影する。この術野カメラには、内視鏡像も含まれる。
・麻酔医カメラ:緊急薬品棚を撮影する(好適には、動きのあった時だけ撮影する)。あるいは麻酔医が見ているモニタを撮影する。麻酔医が使用するペンライトに取り付けられたカメラでも良い。
・無影カメラ:複数のカメラを組み合わせて構成され、これらの複数のカメラのうちで良好に撮影できているカメラの出力を自動的に選択して出力する。この自動選択の基準として、画像の明暗、自動焦点カメラを用いたときの焦点距離の異常、医療スタッフが被る帽子の色、マーカ、超音波などの距離センサの測定結果、ハレーションを起きているか否か、医者の帽子に識別用カラーコードを付けたときの画像に写ったカラーコード、などがある。
・ヘッドマウントカメラ:医師の防護メガネや整形用防護服に付けられ、医師の向きに応じた視野を撮影する。
(3)第3のカテゴリ
・心拍、唾液中のアドレナリン(ストレスホルモン)、脳波、体温、血圧などを検出するセンサ。
・まばたきを検出するセンサ:光センサでまつげの位置を検出する、目玉の反射の状態を検出する、筋電図計を用いる、カメラで術者を見上げるなどの態様で測定される。
・加速度センサ:医師の腕に取り付けられる。この加速度センサは傾斜計としても使用される。例えば、術衣にセンサ配線が施される。
・発汗を検出するセンサ:靴下に電極を付けて発汗を測る。
・圧力、湿度などのセンサ:呼吸センサなどが医師などのマスクの中に組み込まれる。
(4)第4のカテゴリ
・術者用マイクロフォン:術者が発声する音声や、術者の周囲音を入力する。
・助手用マイクロフォン:助手が発声する音声や、助手の周囲音を入力する。
・麻酔科医用マイクロフォン:麻酔科医が発声する音声や、麻酔科医の周囲音を入力する。
・看護師用マイクロフォン:看護師が発声する音声や、看護師の周囲音を入力する。
(5)第5のカテゴリ
・手術室のドアの開閉をモニタするセンサ:開閉スイッチ、カメラなどを使用してドアの開閉を検出する。
・IDカードリーダ:手術室へ出入りするスタッフのIDカードを読み込む。
(6)第6のカテゴリ
・麻酔モニタのセンサ:心拍、酸素分圧、体温などをモニタする。
・BISモニタ:麻酔薬投与中の麻酔深度であるBIS値(Bispectral Index)を検出する。
・脳神経モニタ:脳波などを検出する。
(7)第7のカテゴリ
・指紋センサ:患者の指紋を読み取る。
・虹彩センサ:患者の目の虹彩を読み取る。
・電子カルテシステム:電子カルテシステムから患者情報を取得する。
・リストバンド:予め患者のリストに付けたリストバンドの識別情報を読み取る。
図1の例では、16個の収集機器9が配置される。以下において、これら16個の収集機器9を区別する必要がある場合には、収集機器9-1,9-2…,9-16と記す。
収集機器9-1は、BISモニタ2の電源を監視するセンサである。収集機器9-2は、患者モニタ3の電源を監視するセンサである。収集機器9-3,9-15,9-16は、手術室を広角に撮影するカメラである。収集機器9-4は、麻酔医の音声を入力するマイクロホンである。収集機器9-5は、執刀医の音声を入力するマイクロホンである。収集機器9-6は、患者の音声を入力するマイクロホンである。収集機器9-7は、術野を撮影するカメラである。収集機器9-8,9-9,9-14は、手術室内の音を入力するマイクロホンである。収集機器9-10は、バイポーラ鉗子4の電源を監視するセンサである。収集機器9-11は、術野を天井から俯瞰撮影するカメラである。収集機器9-12は、造影剤投与装置5における造影剤の投与量を検出するセンサである。収集機器9-13は、吸引カテーテル6の動作状態を検出するセンサである。
これらの収集機器9は、識別装置10にそれぞれ接続される。従って図1の例では、16個の識別装置10が配置される。以下において、これら16個の識別装置10を区別する必要がある場合には、識別装置10-1,10-2…,10-16と記す。そして識別装置10-1,10-2…,10-16はいずれも、医療情報システム1に接続される。
識別装置10は、接続されている収集機器9から送信された医療情報を医療情報システム1へ送る。識別装置10は、接続されている収集機器9の種類を表す識別情報を、医療情報システム1へ通知する。また識別装置10は、医療情報システム1から通知される医療情報の収集条件を記憶し、収集機器9へ通知する。
X線画像装置7は、X線を利用して患者に関する医用画像を取得する。X線画像装置7は、上記の医用画像の他にタグ情報を出力する機能を持つ。タグ情報は、例えばX線画像装置7が出力するタグ情報は、X線の照射線量、アームの角度(X軸,Y軸)または検査部位名といった装置の状態を示す情報である。従ってこのタグ情報も、医療情報の一部である。
図2は医療情報システム1の構成を示すブロック図である。
さて図2に示すように医療情報システム1は、情報収集部11、医療情報記憶部12、ステージテーブル記憶部13、手順分析部14、手順情報記憶部15および表示データ生成部16を含む。
この医療情報システム1は、例えば汎用のサーバ装置やコンピュータ装置を基本ハードウェアとして用いることができる。そして情報収集部11、手順分析部14および表示データ生成部16は、上記のサーバ装置やコンピュータ装置に搭載されたプロセッサにプログラムを実行させることにより実現することができる。このときに医療情報システム1は、上記のプログラムが上記のサーバ装置やコンピュータ装置に予めインストールされて実現されても良いし、磁気ディスク、光磁気ディスク、光ディスク、半導体メモリなどのようなリムーバブルな記録媒体に記録して、あるいはネットワークを介して上記のプログラムを配布し、このプログラムをサーバ装置やコンピュータ装置に適宜インストールして実現されても良い。なお、上記の各部は、その一部または全てをロジック回路などのハードウェアにより実現することも可能である。また上記の各部のそれぞれは、ハードウェアとソフトウェア制御とを組み合わせて実現することも可能である。医療情報記憶部12、ステージテーブル記憶部13および手順情報記憶部15は、上記のサーバ装置やコンピュータ装置に内蔵されたメモリやハードディスク装置などの記憶デバイス、上記のサーバ装置やコンピュータ装置に外付けされたメモリやハードディスク装置などの記憶デバイス、さらには磁気ディスク、光磁気ディスク、光ディスクなどのようなリムーバブルな記録媒体などを適宜利用して実現することができる。
情報収集部11は、X線画像装置7、位置センサ群8および複数の収集機器9のぞれぞれの出力を医療情報として収集する。情報収集部11は、収集した個々の医療情報を、その医療情報を取得した時刻に対応付けて医療情報記憶部12へ書き込む。
医療情報記憶部12は、情報収集部11により書き込まれる医療情報を蓄積する。
ステージテーブル記憶部13は、ステージテーブルを記憶している。ステージテーブルは、ステージの判定のための条件を記述したデータテーブルである。
手順分析部14は、医療情報記憶部12に蓄積された医療情報のうちのタグ情報とステージテーブル記憶部13に記憶されたステージテーブルとに基づいて、実施済みの医療行為がどのような手順で行われたかを分析し、その手順を示す手順情報を生成する。
手順情報記憶部15は、上記の手順情報を記憶する。
表示データ生成部16は、医療情報記憶部12に記憶される医療情報および手順情報を利用して、実施済みの医療行為の手順などを示した提示画面を表示装置5に表示させるための表示データを生成する。
以上が本実施形態に係る医療情報システムの基本的な構成である。以下に、さらに詳細な実施形態について説明する。
(第1の実施形態)
第1の実施形態においてステージテーブルは、例えば図3に示す様なデータテーブルである。このステージテーブルは、複数のステージのステージ分類名に対応付けて、上記の医療行為で使用される医療機器の各ステージでの状態を記述している。図3の例では、X線画像装置7における照射線量、アーム角度(X軸,Y軸)、検査部位名と、造影剤投与装置5における造影剤の投与量とが記述されている。
次に第1の実施形態における医療情報システム1の動作について説明する。
医療行為が実施される際、情報収集部11は、X線画像装置7、位置センサ群8および複数の収集機器9のぞれぞれの出力の全てを医療情報として収集し、医療情報記憶部12に書き込む。具体的に情報収集部11は、例えば手術室内の明かりの点灯に呼応して医療情報の収集を開始し、手術室内の明かりが消灯するまで医療情報の収集を継続する。このとき情報収集部11は、少なくともX線画像装置7のタグ情報および造影剤の量については、一定の時間間隔で収集する。収集間隔は任意であってよいが、本実施形態では1分間隔とする。
この様にして、医療行為が実施される中で生じる各種のイベントに応じた各種の医療情報が医療情報記憶部12に蓄積される。これらの医療情報は、それぞれが取得された時刻に対応付けて医療情報記憶部12に記憶される。医療情報記憶部12において医療情報は、一度の医療行為に関するものをまとめたファイルとして管理される。
さて、手順分析部14は、実施済みの医療行為に関する手順情報の作成を図4に示すような手順で行う。この処理は、医療情報記憶部12に記憶されるファイルのうちの1つを処理対象として実行される。手順分析部14は、医療情報記憶部12に作成されるファイルの全てに関して手順情報の作成を行うようにしても良いし、オペレータにより指定されたファイルに関してのみ手順情報の作成を行うようにしても良い。
ステップSa1において手順分析部14は、「既検出名」なる変数名の変数に「Null」を代入する。またステップSa2において手順分析部14は、「着目時刻」なる変数名の変数に、分析対象となっている医療行為の開始時刻を代入する。
ステップSa3において手順分析部14は、着目時刻に対応付けられたタグ情報を医療情報記憶部12から読み出す。本実施形態では、医療情報には、照射線量、アーム角度(X軸)、アーム角度(Y軸)、造影剤の量および検査部位名を示す情報が含まれるから、手順分析部14はこれらの情報を読み出す。ステップSa4において手順分析部14は、上記の読み出した情報の組合せを含むデータレコードをステージテーブルから検索する。そしてステップSa5において手順分析部14は、合致するデータレコードが有るか否かを確認する。
ステップSa5にてYESと判定した場合に手順分析部14は、ステップSa6へ進む。ステップSa6において手順分析部14は、ステップSa4での検索で合致したデータレコードに含まれるステージ分類名を読み出す。例えば、ステップSa3で読み出した情報が、照射線量=「1(High)」、アーム角度(X軸)=「0」、アーム角度(Y軸)=「30」、造影剤の量=「2.00−4.00」、検査部位名=「LVA」を示しているならば、ステップSa6にて手順分析部14は、ステージ分類名として「Cardio-001」を読み出すことになる。これにより、着目時刻に行われているステージが特定されることになる。
ステップSa7において手順分析部14は、既検出名が「Null」であるか否かを確認する。既検出名は、ステップSa1にて「Null」に設定されるから、最初にステップSa7に到達した場合には、手順分析部14はYESと判定することになる。また後述するが、着目時刻の1分前についてステージが特定されなかった場合、既検出名は「Null」に設定される。このため、ステージを特定していない状態から新たにステージを特定した場合には、手順分析部14はステップSa7にてYESと判定することになる。そしてステップSa7にてYESと判定した場合に手順分析部14は、ステップSa10へ進む。ステップSa10において手順分析部14は、既検出名を、ステップSa6にて読み出したステージ分類名に更新する。続いてステップSa11において手順分析部14は、「ステージ開始時刻」なる変数名の変数に着目時刻を代入する。
ステップSa12において手順分析部14は、「ステージ完了時刻」なる変数名の変数に着目時刻を代入する。なお、ステージ完了時刻は、1つのステージが完了した時刻を示す変数である。ここでは、まだステージの完了は検出されていないが、現在の着目時刻までは現在特定されているステージが行われたことが判明しているので、着目時刻をステージ完了時刻として暫定的に設定する。ステップSa13において手順分析部14は、着目時刻を1分進める。そしてステップSa14において手順分析部14は、更新後の着目時刻が医療行為の終了時刻を越えているか否かを確認する。ステップSa14にてNOと判定した場合に手順分析部14は、処理をステップSa3へ戻す。
さて、ステップSa10にて既検出名にステージ分類名が代入されたのちに、再度ステップSa7に到達した場合においては、手順分析部14はNOと判定することになる。そしてステップSa7にてNOと判定した場合に手順分析部14は、ステップSa8へ進む。ステップSa8において手順分析部14は、ステップSa6にて新たに読み出したステージ分類名と既検出名とが一致するか否かを確認する。
ステップSa6にて新たに読み出したステージ分類名と既検出名とが相違する場合、着目時刻の1分前について特定したステージが完了し、代わりに着目時刻について特定したステージが開始されたことになる。そこでステップSa8にてNOと判定した場合に手順分析部14は、ステップSa9へ進み、完了したステージに関する新規のデータレコードを手順情報記憶部15に書き込む。このデータレコードは、手順情報記憶部15への書き込み順のシリアルなステージ番号に対応付けて、ステージ開始時刻、ステージ完了時刻および既検出名の各内容を記述して生成される。この上で手順分析部14は、新たに開始されたステージのステージ分類名を既検出名とするとともに、現在の着目時刻をステージ開始時刻とするために、ステップSa10へ進み、これ以降の処理を前述したように行う。
ステップSa6にて新たに読み出したステージ分類名と既検出名とが一致する場合、着目時刻の1分前について特定したステージが着目時刻においても継続されていることになる。そこでステップSa8にてYESと判定した場合に手順分析部14は、ステップSa9乃至ステップSa11をパスしてステップSa12へ進み、これ以降の処理を前述したように行う。
さて、ステップSa4での検索により合致レコードが見つからなかった場合、着目時刻にはいずれのステージも行われていないことになる。そこでステップSa5にてNOと判定した場合に手順分析部14は、ステップSa16へ進む。ステップSa16において手順分析部14は、既検出名が「Null」であるか否かを確認する。着目時刻の1分前について何らかのステージが特定されていた場合には、既検出名は「Null」ではない。すなわち、既検出名が「Null」ではないならば、着目時刻の1分前について特定されていたステージが完了し、かつ別のステージは開始されていないことになる。そこでステップSa16にてNOと判定した場合に手順分析部14は、ステップSa17へ進み、完了したステージに関する新規のデータレコードをステップSa9と同様にして手順情報記憶部15に書き込む。
ステップSa18において手順分析部14は、着目時刻についてステージを特定することができなかったので、既検出名に「Null」を代入する。こののちに手順分析部14は、ステップSa19へ進む。
なお、ステップSa16にて既検出名が「Null」である場合、ステージが特定されない状態が継続していることになる。そこでステップSa16にてYESと判定した場合に手順分析部14は、ステップSa17およびステップSa18をパスしてステップSa19へ進む。
ステップSa19において手順分析部14は、着目時刻を1分進める。そしてステップSa20において手順分析部14は、更新後の着目時刻が医療行為の終了時刻を越えているか否かを確認する。ステップSa20にてNOと判定した場合に手順分析部14は、処理をステップSa3へ戻す。
ステップSa13またはステップSa19で着目時刻を1分進めることにより、着目時刻が医療行為の終了時刻を越えた場合、1つの医療行為にて収集された全てのタグ情報に基づくステージ特定を完了したことになる。そこでステップSa14にてYESと判定した場合に手順分析部14は、ステップSa15へ進み、完了したステージに関する新規のデータレコードをステップSa9と同様にして手順情報記憶部15に書き込む。そしてこれをもって図4の処理を終了する。ステップSa20にてYESと判定した場合には、特定されているステージが無く、手順情報記憶部15に書き込むべき情報が無いから、手順分析部14は、ステップSa15の処理を行わずに図4の処理を終了する。
かくして手順情報記憶部15には、医療行為の中で行われた複数のステージのそれぞれのステージ分類名と各ステージが開始された時刻および完了した時刻とを示したデータレコードをその実施順に並べた例えば図5に示すような手順情報が生成される。
表示データ生成部16は、実施済みの医療行為の内容を確認可能とする提示画面を示した表示データを生成する。この表示データは、表示装置5に与えられる。表示装置5は、上記の表示データに基づいて上記の提示画面を表示する。
図5に示すような手順情報を示した提示画面であれば、医療行為の手順が容易に把握できる。
なお提示画面は、医療情報記憶部12に記憶された医療情報や手順情報記憶部15に記憶された手順情報をそのままの状態で表す画面であっても良いが、医療情報を手順情報に関連付けて表す画面とすると医療行為の内容をより把握し易くできる。
例えば、カメラにより撮影された画像を表示する際に、各ステージで重要なイベントが映り得る視野の画像を自動的に選択して表示すれば、医療行為の内容の確認が容易となる。
医師のバイタルデータなどに基づいて判定される医師の動揺回数(いわゆる「ヒヤリハット」や「キュー」の回数)をステージ毎にカウントし、これをステージ分類名に対応付けて提示する画面とすれば、ミスが生じる危険の高いステージを判定するために役立つ。
このほか、造影剤の投与量、カテーテル操作に要した時間、危険なカテーテル操作の数なども、ステージに関連付けて提示することにより、医療行為の内容の把握に有効である。カテーテル操作に要した時間や、危険なカテーテル操作の数は、カメラにより撮影された画像から画像処理によって求めることが可能である。
(第2の実施形態)
第2の実施形態においてステージテーブルは、複数のステージのステージ分類名に対応付けて、そのステージの出現判定条件、開始判定条件および終了判定条件を記述している。これらの条件は、1つまたは複数のイベントの状態を表している。各条件に含まれるイベントは、医療機器の動作状態のみではなく、手術従事者の位置および医療器具の位置に関するものも含む。
止血ステージの場合、各条件は例えば次のように定められる。
出現判定条件:バイポーラ鉗子4を執刀医が把持し、かつバイポーラ鉗子4が凝固モードで通電される。
開始判定条件:バイポーラ鉗子4の凝固モード通電が30秒以内の間隔で連続使用されている期間の前縁から、最大1分間さかのぼって、吸引カテーテル6の吸引動作または患者へのガーゼ挿入の有無を検索する。もしそれらがあれば、そこを起点にして再び最大1分間さかのぼって吸引動作またはガーゼ挿入の有無を検索する。これを繰り返して、最後に吸引動作またはガーゼ挿入が検出された時点を止血ステージの開始時点とする。
終了判定条件:バイポーラ鉗子4の凝固モード通電が30秒以内の間隔で連続使用されている期間の後縁から後方に1分以内で、吸引カテーテル6の吸引動作または患者へのガーゼ挿入の有無を検索する。もしそれらがあれば、そこを起点にして再び1分以内で吸引動作またはガーゼ挿入の有無を検索する。これを繰り返して、最後に吸引動作またはガーゼ挿入が検出された時点を止血ステージの終了時点とする。
さて、手順分析部14は、実施済みの医療行為に関する手順情報の作成を図6に示すような手順で行う。この処理は、医療情報記憶部12に記憶されるファイルのうちの1つを処理対象として実行される。手順分析部14は、医療情報記憶部12に作成されるファイルの全てに関して手順情報の作成を行うようにしても良いし、オペレータにより指定されたファイルに関してのみ手順情報の作成を行うようにしても良い。
ステップSb1において手順分析部14は、記録されているイベントの1つを着目イベントとして選択する。なお、後述するようにステップSb1は繰り返し行われるが、手順分析部14は時間順に着目イベントを選択する。
ステップSb2において手順分析部14は、着目イベントがステージテーブルに記述された出現判定条件のいずれかに含まれるか否かを判定する。ここでNOと判定したならば、手順分析部14はステップSb1に戻り、着目イベントを変更して以降の処理を繰り返す。YESと判定したならば、手順分析部14はステップSb2からステップSb3へ進む。例えば、着目イベントがバイポーラ鉗子4の移動であれば、バイポーラ鉗子4を執刀医が把持した可能性があるため、着目イベントは止血ステージの出現判定条件に含まれるので、手順分析部14はステップSb2にてYESと判定する。
ステップSb3において手順分析部14は、着目イベントが含まれる出現判定条件が成立するか否かを確認する。もしここでNOと判定したならば、手順分析部14はステップSb1に戻り、着目イベントを変更して以降の処理を繰り返す。YESと判定したならば、手順分析部14はステップSb3からステップSb4へ進む。例えば、止血ステージの場合、バイポーラ鉗子4の位置と執刀医の手の位置とが一致し、かつバイポーラ鉗子4の動作状態が凝固モードでの通電状態であることが他のイベントも考慮して確認できるならば、手順分析部14はステップSb3にてYESと判定する。
ステップSb4において手順分析部14は、上記の成立した出現判定条件に対応するステージを候補ステージとして選定する。なお、複数の出現判定条件が成立した場合には、手順分析部14はこれら複数の出現判定条件の全てに対応するステージを候補ステージとして選定する。ステップSb5において手順分析部14は、候補ステージのうちの未選択の1つを着目ステージとして選定する。そしてステップSb6において手順分析部14は、着目ステージについての開始判定条件および終了判定条件に基づく開始時点および終了時点の判定を試みる。
例えば図7に示すような状況においては、時点TAにて止血ステージの出現が判定される。そしてバイポーラ鉗子4の凝固モード通電が30秒以内の間隔で連続使用されている期間PAの前縁からさかのぼって、時点TBが止血ステージの開始時点として判定できる。また期間PAの後縁からたどって、時点TCが止血ステージの終了時点として判定できる。
ステップSb7において手順分析部14は、開始時刻および終了時刻の判定に成功したか否かを確認する。ここでYESと判定したならば手順分析部14は、ステップSb7からステップSb8へ進む。ステップSb8において手順分析部14は、着目ステージを発生しているステージとして確定し、このステージに関する新規のデータレコードを手順情報記憶部15に書き込む。このデータレコードは、手順情報記憶部15への書き込み順のシリアルなステージ番号に対応付けて、ステージ開始時刻、ステージ完了時刻およびステージ分類名の各内容を記述して生成される。なおステージ開始時刻およびステージ完了時刻は、ステップSb6で判定した開始時点および終了時点に相当する時間とする。ステージ分類名は、この時点での着目ステージに関する分類名とする。この後に手順分析部14は、ステップSb10へ進む。
ところで、ステップSb7にてNOと判定した場合に手順分析部14は、ステップSb7からステップSb9へ進む。ステップSb9において手順分析部14は、ステップSb4で選定した候補ステージの中に着目ステージとして選定していないステージが有るか否かを確認する。ここでYESと判定した場合に手順分析部14は、ステップSb5に戻り、着目ステージを変更して上記の処理を繰り返す。しかしNOと判定した場合に手順分析部14は、ステップSb9からステップSb10へ進む。
ステップSb10において手順分析部14は、処理対象としている1ファイルについての分析を完了したか否かを確認する。ここでNOと判定した場合に手順分析部14は、ステップSb1に戻り、着目イベントを変更して以降の処理を繰り返す。YESと判定した場合に手順分析部14は、図6の処理を終了する。
第2の実施形態において表示データ生成部16は、例えば図8に示すような提示画面を表す表示データを生成する。このような提示画面にであれば、医療行為の手順が容易に把握できる。図8に示す提示画面には、「>」で表した再生ボタンを含んでいる。この再生ボタンがクリックされたことに応じて表示データ生成部16は、該当するステージの期間についてのビデオ映像のデータを医療情報記憶部12から読み出して、それを再生するための表示データを生成する。このときに表示データ生成部16は、再生中のビデオ映像に対応するステージ分類名を同時に表示させるように表示データを生成する。図9は上記の表示データに基づいて表示装置5で表示される画像の一例を示す。図9に示す画像では、4つのビデオ映像91〜94を同時に表示している。ビデオ映像91は、無影灯の下部に設置したカメラで撮影される。ビデオ映像92は、手術用の顕微鏡の脇に設置したカメラで撮影される。ビデオ映像93は、医療機器に設置したカメラで撮影される。ビデオ映像94は、手術室の天井に設置したカメラで撮影される。図9に示す画像は、これらビデオ映像とともに、ステージ分類名を表す画像95を含んでいる。このような形態でビデオ映像を再生すれば、再生されている作業がいずれのステージであるかを容易に把握できる。
かくして第2の実施形態によれば、医療機器の動作状態のみならず、手術従事者の位置および医療器具の位置なども考慮して手順が分析される。これにより、バイポーラ鉗子4を執刀医が把持したことや、ガーゼが患者に挿入されたことなどのように、医療機器の動作状態では判定できないイベントまでも考慮したステージの判定が行え、より適切にステージを区別することができる。
この実施形態は、次のような種々の変形実施が可能である。
第1の実施形態では、医療機器としてX線画像装置7および造影剤投与装置5が利用される例を示しているが、他の様々な医療機器を利用する場合にも、その医療機器の特性に応じたステージテーブルを用意しておくことにより実施が可能である。
各実施形態にて手順分析部14は、医療行為が行われる際に、情報収集部11により入力される情報に基づいてリアルタイムに手順情報を作成しても良い。
各実施形態とも、開始時点のみを判定し、終了時点を判定しなくても良い。
各実施形態では、医療情報を取得した時刻をその医療情報に関するイベントが発生した時刻として取得しているが、時刻情報を医療情報とともにX線画像装置7、位置センサ群8または収集機器9から取得しても良い。
なお、本発明は上記実施形態そのままに限定されるものではなく、実施段階ではその要旨を逸脱しない範囲で構成要素を変形して具体化できる。また、上記実施形態に開示されている複数の構成要素の適宜な組み合わせにより、種々の発明を形成できる。例えば、実施形態に示される全構成要素から幾つかの構成要素を削除してもよい。
本発明の実施形態に係る医療情報システムの使用状態の一例を示す図。 図1中の医療情報システムのブロック図。 第1の実施形態にて図2中のステージテーブル記憶部に記憶されるステージテーブルの一例を示す図。 第1の実施形態にて図2中の手順分析部が実施済みの医療行為に関する手順情報を作成する手順を示すフローチャート。 第1の実施形態にて図2中の手順分析部により生成される手順情報の一例を示す図。 第2の実施形態にて図2中の手順分析部が実施済みの医療行為に関する手順情報を作成する手順を示すフローチャート。 止血ステージでのイベントの発生状況の一例を示す図。 第2の実施形態にて図2中の手順分析部により生成される手順情報の一例を示す図。 第2の実施形態にて図2中の表示装置で表示される画像の一例を示す図。
符号の説明
1…医療情報システム、2…BISモニタ、3…患者モニタ、4…バイポーラ鉗子、5…造影剤投与装置、5…表示装置、6…吸引カテーテル、7…X線画像装置、8…位置センサ群、9(9-1〜9-16)…収集機器、10(10-1〜10-16)…識別装置、11…情報収集部、12…医療情報記憶部、13…ステージテーブル記憶部、14…手順分析部、15…手順情報記憶部、16…表示データ生成部。

Claims (7)

  1. 複数の医学的処置の組合せにより構成される手術の管理のための情報処理を行う医療情報システムであって、
    前記医学的処置のために使用される電気メスおよび吸引器を少なくとも含む複数の医療器具のそれぞれの動作の状態を示す状態情報を情報収集部と、
    前記状態情報を、それが取得された時刻に対応付けて記憶する医用情報記憶手段と、
    前記手術で実施され得る複数の前記医学的処置に対応するステージと、そのステージのそれぞれでの前記医療器具の動作状態とを対応付けて記述したステージテーブルを記憶するステージテーブル記憶手段と、
    前記医用情報記憶手段に記憶された前記状態情報に基づく前記医療器具の時系列的な動作状況を、前記ステージテーブルと照合することによって、前記手術において実施された複数の医学的処置のステージを判定する判定手段とを具備した医療情報システム。
  2. 複数の医学的処置の組合せにより構成される手術の管理のための情報処理を行う医療情報システムであって、
    前記医学的処置のために使用される電気メスおよび吸引器を少なくとも含む複数の医療器具および前記手術に関係する人間のそれぞれの動作の状態を示す状態情報を情報収集部と、
    前記状態情報を、それが取得された時刻に対応付けて記憶する医用情報記憶手段と、
    前記手術で実施され得る複数の前記医学的処置に対応するステージと、そのステージのそれぞれでの前記医療器具および前記人間の動作状態とを対応付けて記述したステージテーブルを記憶するステージテーブル記憶手段と、
    前記医用情報記憶手段に記憶された前記状態情報に基づく前記医療器具および前記人間の時系列的な動作状況を、前記ステージテーブルと照合することによって、前記手術において実施された複数の医学的処置のステージを判定する判定手段とを具備した医療情報システム。
  3. 前記手術において実施された複数の医学的処置のステージのそれぞれの開始タイミングを前記状態情報に基づいて判定する手段をさらに備える請求項1または請求項2に記載の医療情報システム。
  4. 前記手術において実施された複数の医学的処置のステージのそれぞれの実施順序を前記判定した開始タイミングに基づいて判定する手段をさらに備える請求項3に記載の医療情報システム。
  5. 前記複数の医学的処置の実施順序および開始タイミングを示した手順情報を生成する手段をさらに具備する請求項4に記載の医療情報システム。
  6. 前記手術において実施された複数の医学的処置のそれぞれの終了タイミングを前記状態情報に基づいて判定する手段をさらに備える請求項1または請求項2に記載の医療情報システム。
  7. 前記手順情報に基づいて前記複数の医学的処置の実施順序を提示するための提示情報を生成する生成手段をさらに備える請求項5に記載の医療情報システム。
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