JP2004280220A - 太陽光発電システムおよびその最大電力点追従制御方法 - Google Patents

太陽光発電システムおよびその最大電力点追従制御方法 Download PDF

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Abstract

【課題】太陽電池のMPPT制御を簡単かつ高精度で行うことが可能で、電力取得の効率を向上させることができる太陽光発電システムおよびその最大電力点追従制御方法を提供する。
【解決手段】DC−DCコンバータなどの電力変換回路14に含まれるインダクタL141に流れる太陽電池電流IPVを零から短絡電流まで変化させ、太陽電池のI−V特性を瞬時にスキャンし、最適太陽電池電流IOPに太陽電池電流IPVを追従させ、得られた最大電力動作点で動作するように追従制御を行うDSP15を設ける。これにより、電流太陽電池の最大電力点を確実にかつ高い精度で検出することができる。本方式で制御しない場合と比較すると14.8%程度増加し、電力取得の効率は約99%と非常に高い値を得ることができる。また、負荷変動に対する制御特性も良いという利点がある。
【選択図】 図3

Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、太陽電池の出力電力を電力変換回路で所望の電力に変換して負荷側に供給する太陽光発電システムに係り、特に、最大電力点追跡(MPPT:Maximum Power Point Tracking)制御方式を採用した太陽光発電システムおよびその最大電力点追従制御方法に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
太陽電池は、日射強度や温度、または負荷条件によって最大電力動作点が大きく変動することから、高効率で使用するためには、最大電力点追跡(以下、MPPTという)制御が必要となる。
【0003】
系統連系型太陽光発電システムにおいては、いわゆる山登り法を用いたMPPT制御が提案され(たとえば、特許文献1参照)、実用化されている。
【0004】
図1は、従来の山登り法を採用した太陽光発電システムの構成例を示す図である。
【0005】
この太陽光発電システム1は、図1に示すように、太陽電池パネル(PV)2、電力変換回路3、および制御回路4を有している。
電力変換回路3は、電圧検出センサ部31、電流検出センサ部32、スイッチング素子としてのMOSFET33、インダクタ(チョークコイル)L1、ダイオードD1、キャパシタC1,C2を有している。また、VBはバッテリ電圧を示している。MOSFET33、インダクタ(チョークコイル)L1、ダイオードD1、キャパシタC2によりDC−DCコンバータ3は、降圧型DC−DCコンバータが構成される。
また、制御回路4は、インタフェース回路(I/F)41、マイクロプロセッサ(μPRO)41、MOSFETドライバ(DRV)43、EPROM44、およびSRAM45を有している。
【0006】
この太陽光発電システム1の動作原理について、図2に関連付けて説明する。なお、図2において、横軸がPWM制御信号のデューティサイクル(DutyCycle)、縦軸が太陽電池パネル2の出力電力をそれぞれ表している。
また、図2中、STP1,STP2は開始可能点を示す。
【0007】
この太陽光発電システム1においては、太陽電池の電圧および電流が電圧検出センサ部31、電流検出センサ部32で検出され、制御回路4のインタフェース回路41を介してマイクロプロセッサ42に供給される。
マイクロプロセッサ42は、入力された電圧値および電流値をデジタル値に変換して、両者の積から電力Pを求める。マイクロプロセッサ42は、図2に示すように、DC−DCコンバータ3のMOSFET33の駆動パルス幅を、ある微小幅で変化させ、電力Pを徐々に増加させていく。そして、電力Pの変化が減少に転じたならばパルス幅を今までとは逆に変化させる。
したがって、定常状態では、最大電力Pmax 近傍において、電力Pは常に振動する。
【0008】
【特許文献1】
特開平7−234733号公報
【0009】
【発明が解決しようとする課題】
上述した山登り法を採用したMPPT制御においては、動作原理から明らかなように、電力Pの真の電力最大点Pmax に近づけるためには、DC−DCコンバータのパルス幅の変化幅を小さくとれば良い。
【0010】
ところが、これにはDC−DCコンバータのスイッチング周波数やマイクロプロセッサの処理能力から制限があり、DC−DCコンバータのパルス幅の変化幅をある程度小さくできたとしても、日射強度の変化に対して最大電力点に到達するまでに時間を要し、結果として電力取得の効率が低下する。
逆に、応答性を良くするためにパルス幅の変化幅を大きくとると、定常状態で電力Pが大きく振動するため、結果として電力取得の効率が大幅に低下するという不利益がある。
【0011】
系統連系で既に実用化されている制御方式では、実際の運用において、上述したようなMPPTのミスマッチにより最大で25%もの損失の生じる事例が報告されている。
【0012】
本発明の目的は、太陽電池のMPPT制御を簡単かつ高精度で行うことが可能で、電力取得の効率を向上させることができる太陽光発電システムおよびその最大電力点追従制御方法を提供することにある。
【0013】
【課題を解決するための手段】
上記目的を達成するため、本発明の第1の観点に係る太陽光発電システムは、太陽電池と、上記太陽電池の電圧を検出する電圧検出部と、少なくとも上記太陽電池の電流を検出する電流検出部と、インダクタを含み、上記太陽電池の出力電力値を電力値に変換する電力変換回路と、上記電圧検出センサ部で検出された太陽電池電圧と上記電流検出センサ部で検出された太陽電池電流を受けて、上記インダクタに流れる太陽電池電流を零から短絡電流まで変化させて、当該電流−電圧特性をスキャンして最大電力点を検出し、当該スキャンによって得られた最大電力点のときの最適太陽電池電流に太陽電池電流または最適太陽電池電圧に太陽電池電圧を追従させ、得られた最大電力動作点で動作するように追従制御を行う制御回路とを有する。
【0014】
本発明の第2の観点に係る太陽光発電システムは、太陽電池と、上記太陽電池の電圧を検出する電圧検出部と、少なくとも上記太陽電池の電流を検出する電流検出部と、インダクタと制御信号により導通制御されるスイッチング素子を含み、上記太陽電池の出力電力値を電力値に変換する電力変換回路と、上記電圧検出センサ部で検出された太陽電池電圧と上記電流検出センサ部で検出された太陽電池電流を受けて、太陽電池の最大電力点を求めるときは、制御信号により上記電力変換回路のスイッチング素子をオフ状態に保持させて、電力変換回路のインダクタを流れる太陽電池電流が零になったら、スイッチング素子をオン状態に保持させて、インダクタを流れる太陽電池電流を零から短絡電流まで変化させて、当該電流−電圧特性をスキャンし最大電力点を検出し、当該スキャンによって得られた最大電力点のときの最適太陽電池電流に太陽電池電流または最適太陽電池電圧に太陽電池電圧を追従させ、得られた最大電力動作点で動作するように上記スイッチング素子のオン・オフ制御を行う制御回路とを有する。
【0015】
好適には、上記制御回路は、上記最大電力点の検出動作と追従動作を交互に繰り返し行う。
【0016】
好適には、上記電力変換回路のインダクタに流れる電流を検出するインダクタ電流検出センサ部をさらに有し、上記制御回路は、上記電圧検出センサ部で検出された太陽電池電圧、上記電流検出センサ部で検出された太陽電池電流、およびインダクタ電流検出センサ部で検出されたインダクタ電流に基づいて、上記最大電流点検出動作および追従動作の制御を行う。
【0017】
本発明の第3の観点は、太陽電池の出力電力値を、インダクタを含む電力変換回路で所望の電力値に変換して負荷に供給する太陽光発電システムの最大電力点追従制御方法であって、太陽電池電圧と少なくとも太陽電池電流を検出し、検出した太陽電池電圧と太陽電池電流に基づいて、上記インダクタに流れる太陽電池電流を零から短絡電流まで変化させて、当該電流−電圧特性をスキャンして最大電力点を検出し、上記スキャンによって得られた最大電力点のときの最適太陽電池電流に太陽電池電流または最適太陽電池電圧に太陽電池電圧を追従させ、得られた最大電力動作点で動作するように追従制御を行う。
【0018】
本発明によれば、DC−DCコンバータなどの電力変換回路に含まれるインダクタに流れる太陽電池電流が零から短絡電流まで変化させられて、太陽電池のI−V特性が瞬時にスキャンされる。
そして、最適太陽電池電流に太陽電池電流を追従させ、得られた最大電力動作点で動作するように追従制御が行われる。
これにより、電流太陽電池の最大電力点を確実にかつ高い精度で検出することができる。
【0019】
【発明の実施の形態】
以下に、本発明の実施の形態について図面を参照しながら説明する。
【0020】
図3は、本発明に係る太陽光発電システムの一実施形態を示す構成図である。
【0021】
本太陽光発電システム10は、図3に示すように、太陽電池パネル(PV)11、電圧検出センサ部12、電流検出センサ部13、電力変換回路14、制御回路としてのデジタルシグナルプロセッサ(DSP:Digital Signal Processor)15、およびバッテリィ等の負荷16を有している。なお、負荷16は、たとえば12Vのバッテリィを2個直列に接続し、これと並列に100Wの電球を接続して負荷電圧がほぼ25Vで一定となるように調節されている。
【0022】
太陽電池パネル11は、所定起電力の複数の太陽電池をアレイ状に配列して構成されており、所要の電力(電圧)を端子TO1,TO2から出力する。
複数の太陽電池は並列に接続されるが、その数は、所要の電力に応じて選定される。
【0023】
電圧検出センサ部12は、太陽電池パネル11の出力電力から太陽電池電圧VPVをリアルタイムに検出して、DSP15に供給する。
【0024】
電流検出センサ部13は、太陽電池パネル11の出力電力から太陽電池電流IPVをリアルタイムに検出して、DSP15に供給する。
【0025】
電力変換回路14は、いわゆる昇圧型DC−DCコンバータにより構成され、太陽電池パネル11の出力電圧を昇圧して、昇圧電圧VL を負荷16に印加する。
【0026】
この電力変換回路14を構成する昇圧型DC−DCコンバータは、図3に示すように、スイッチング素子としての絶縁ゲート型電界効果トランジスタ(MOSFET)141、インダクタ(チョークコイル)L141、ダイオードD141、および平滑用キャパシタC141により構成されている。
なお、MOSFET141は、たとえばnチャネルのMOSトランジスタにより構成される。
【0027】
MOSFET141のソースが太陽電池パネル11の電力出力端TO2に接続され、その接続点がキャパシタC141の第1電極に接続されている。また、MOSFET141のソースと電力出力端TO2との接続ラインに電流検出センサ部13の電流検出センサが配置されている。
MOSFET141のドレインがインダクタL141の一端に接続され、その接続点がダイオードD141のアノードに接続されている。ダイオードD141のカソードがキャパシタC141の第2電極に接続されている。
そして、キャパシタC141の第1電極とMOSFET141のソースとの接続点、並びに第2電極とダイオードD141のカソードとの接続点が負荷16に接続されている。
MOSFET141は、そのゲート端子に、DSP15による制御信号CLTが供給されて、その導通状態が制御される。
【0028】
DSP15は、電圧検出センサ部12で検出された太陽電池電圧VPVと電流検出センサ部13で検出された太陽電池電流IPVを受けて、太陽電池パネル11の最大電力Pmax を求めるときは、制御信号CTLにより電力変換回路14のMOSFET141をオフ状態に保持させて(MOSFETがnチャネル場合、制御信号CTLをローレベルに保持して)、電力変換回路14に内蔵されるインダクタL141を流れる太陽電池電流IPVが零になったら、MOSFET141をオン状態に保持させて電力変換回路14に内蔵されるインダクタL141を流れる太陽電池電流IPVを零から短絡電流まで変化させ、その電流−電圧(I−V)特性をスキャンし、それによって得られた最大電力点に追従するようにMOSFET141のオフ状態を解除してMOSFET141に対するPWM制御を行い、この最大電力点の検出動作(I−Vスキャン)と追従動作を交互に繰り返し行うことで、精度の高いMPPT制御を行う。
【0029】
すなわち、DSP15は、電力変換回路14に内蔵されるインダクタL141を流れる電流の変化を利用して、I−V特性を瞬時にスキャンする動作をMPPT制御に組み込んで、最大電力点の検出動作と追従動作を1つのサイクル(検出周期T:たとえば1秒)として繰り返し動作させることで、最大電力点を確実かつ厳密に求めるような制御を行う。
【0030】
具体的には、DSP15は、図3に示すように、アナログ−デジタル変換回路(ADC)151、乗算器152、最大電力点検出回路(Pmax DET )153、加算器(減算器)154、PI制御器155、搬送波生成器156、加算器(減算器)157、コンパレータ158、およびPWM信号出力部159を有している。
以下に、DSP15の各構成要素の機能について、図4(A)〜(E)に関連付けて説明する。
【0031】
図4(A)〜(E)は、太陽光発電システム10の各要部波形を示す図である。
図4(A)は電力変換回路14のインダクタL141の短絡電流ISCを、図4(B)はDSP15のPI制御器155による基準信号波Vref と搬送波生成器156による搬送波Vcを、図4(C)はDSP15のPWM信号出力部159のPWM信号を、図4(D)は太陽電池電圧VPVおよび太陽電池電流IPVを、図4(E)は太陽電池電力PPVをそれぞれ示している。
また、SCNは最大電力点Pmax 検出のためのスキャン期間、TRKは追従動作期間をそれぞれ示している。
【0032】
ADC151は、電圧検出センサ部12で検出された太陽電池電圧VPVをアナログ値からデジタル値に変換して乗算器152の第1端子に供給する。
また、ADC151は、電流検出センサ部13で検出された太陽電池電流IPVをアナログ値からデジタル値に変換して乗算器152の第2端子および加算器154に供給する。
【0033】
乗算器152は、ADC151によるデジタルの太陽電池電圧VPVと太陽電池電流IPVとを乗算し、その結果VI(=PPV) を最大電力点検出回路153に出力する。
この乗算器152は、最大電力点Pmax の検出期間のみ(スキャン期間のみ)動作するように制御される。
【0034】
最大電力点検出回路153は、最大電力点Pmax の検出期間のみ(スキャン期間のみ)動作し、このスキャン期間中は、制御信号CTLにより電力変換回路14のMOSFET141をオフ状態に保持させて、図4(D),(E)に示すように、電力変換回路14に内蔵されるインダクタL141を流れる太陽電池電流IPVが零になったら、MOSFET141をオン状態に保持させて太陽電池電流IPVを零から短絡電流まで変化させ、乗算器152による太陽電池電力PPVに基づいてその電流−電圧(I−V)特性をスキャンして最大電力点Pmax を検出し、そのときの最適太陽電池電流IOPを求め、加算器154に出力する。
最大電力点検出回路153は、最大電力点Pmax を検出し、そのときの最適太陽電池電流IOPを求めると、電力変換回路14におけるMOSFET141のオン・オフ制御を解除する。
【0035】
加算器154は、最大電力点検出回路153による最適太陽電池電流IOPとADC151による太陽電池電流IPVとを加算し(差をとり)、その結果を信号S154としてPI制御器155に出力する。
【0036】
PI制御器155は、加算器154の出力信号を受けて、図4(B)に示すような基準信号波Vref を生成して加算器157に出力する。
【0037】
搬送波生成器156は、図4(B)に示すような、いわゆるのこぎり波(三角波)である搬送波Vcを生成し、加算器157に出力する。
【0038】
加算器157は、PI制御器155による基準信号波Vref と搬送波生成器156による搬送波Vcを合波して信号S157としてコンパレータ158に出力する。
【0039】
コンパレータ158は、加算器157の出力信号S157を受けて、基準信号波Vref と搬送波Vcとを比較しその結果をPWM信号生成部159に出力する。
PWM信号生成部159は、コンパレータ158の比較結果を受けて、図4(B),(C)に示すように、搬送波Vcの立上がりタイミングからこの搬送波Vcと基準信号波Vref が交わる時点までをハイレベル「1」の期間とし、この交点から次の搬送波Vcの立上がりタイミングまでをローレベル「0」期間とするパルスを連続して生成し、追従動作期間TRKの間、PWM信号として電力変換回路14のMOSFET141のゲートに供給する。
【0040】
PWM信号生成部159によるPWM信号の出力は、スキャン期間に検出された最適太陽電池電流IOPに太陽電池電流IPVを追従させる追従動作期間TRKに行われる。
このとき、DSP15は、電力取得能力を高めるために数十kHz(たとえば10kHz)と高い周波数fcでMOSFET141のスイッチング制御を行う。
【0041】
次に、上記構成による動作を説明する。
【0042】
太陽電池パネル11から照射される光量に応じて、所要の電力が端子TO1,TO2から電力変換回路14に出力される。
このとき、電圧検出センサ部12において、太陽電池パネル11の出力電力から太陽電池電圧VPVがリアルタイムに検出されて、DSP15のADC151に供給される。
同様に、電流検出センサ部13において、太陽電池パネル11の出力電力から太陽電池電流IPVがリアルタイムに検出されて、DSP15のADC151に供給される。
また、電力変換回路14おいては、太陽電池パネル11の出力電圧が昇圧されて昇圧電圧VL として負荷16に印加される。
【0043】
リアルタイムで検出される太陽電池電圧VPVと太陽電池電流IPVはADC151において、アナログ値からデジタル値に変換され乗算器152に供給され、また、太陽電池電流IPVは加算器154に供給される。
【0044】
ここで、最大電力点Pmax を検出する場合、すなわちスキャン動作を行う場合には、DSP15において乗算器152および最大電力点検出回路153が動作状態とされる。
そして、最大電力点検出回路153において、制御信号CTLにより電力変換回路14のMOSFET141がオフ状態に保持される。
乗算器152では、ADC151によるデジタルの太陽電池電圧VPVと太陽電池電流IPVとが乗算され、その結果VI(=PPV) が最大電力点検出回路153に入力される。
そして、最大電力点検出回路153において、電力変換回路14に内蔵されるインダクタL141を流れる太陽電池電流IPVが零になったことが確認されると、制御信号CTLによりMOSFET141をオン状態になるように制御される。
これにより、電力変換回路14に内蔵されるインダクタL141を流れる太陽電池電流IPVを零から短絡電流まで変化し、乗算器152による太陽電池電力PPVに基づいてその電流−電圧(I−V)特性をスキャンして最大電力点Pmax が検出される。最大電力点検出回路153において、そのときの最適太陽電池電流IOPを求められ、加算器154に出力される。
【0045】
最大電力点検出回路153において、最大電力点Pmax を検出し、そのときの最適太陽電池電流IOPを求めると、電力変換回路14におけるMOSFET141のオン・オフ制御が解除され、乗算器152および最大電力検出回路153は非動作状態に保持される。
そして、DSP15においては、電力制御がスキャン期間SCNから追従動作期間TRKに移行する。
【0046】
追従動作期間TRKにおいて、加算器154では、最大電力点検出回路153による最適太陽電池電流IOPとADC151による太陽電池電流IPVとが加算され、その結果がS154としてPI制御器155に出力される。
PI制御器155においては、加算器154の出力信号を受けて基準信号波Vref が生成されて加算器157に出力される。
加算器157においては、PI制御器155による基準信号波Vref と搬送波生成器156による搬送波Vcが合波されて信号S157としてコンパレータ158に出力される。
コンパレータ158では、加算器157の出力信号S157を受けて、基準信号波Vref と搬送波Vcとが比較されて結果がPWM信号生成部159に供給される。
そして、PWM信号生成部159において、コンパレータ158の比較結果を受けて、所定のPWM信号が生成されて電力変換回路14のMOSFET141のゲートに供給される。これにより、MOSFET141は数十kHzという高い周波数fcでスイッチング制御され、スキャン期間SCNに求められた最適太陽電池電流IOPにカレント太陽電池電流IPVが追従するように制御される。
【0047】
以上の最大電力点の検出動作と追従動作を1つのサイクル(検出周期T:たとえば1秒)として繰り返し動作させることで、最大電力点Pmax が確実かつ厳密に求められる。
【0048】
上述した本実施形態に係る制御方式の効果を確認するため、独立型の太陽光発電で広く利用されているバッテリィ制御装置を搭載した従来方式と比較した。
【0049】
図5は、本制御方式および従来方式における一日の太陽電池出力電力の変化(バッテリィ負荷)を示す図である。
【0050】
この図5の特性は、太陽電池パネル11は、本制御方式ではパネル2枚を並列に接続し、従来方式では2枚を直列に接続して構成し、DC−DCコンバータ(電力変換回路14)のインダクタ141のインダクタンスL=7.5mH、平滑用キャパシタC141の容量C=200μFとし、負荷16として12Vのバッテリィを2個直列に接続し、これと並列に100Wの電球を接続して負荷電圧がほぼ25Vで一定となるように調節し、スイッチング周波数fcを10kHz、検出周期Tを1秒とした。また、日中の午前7時30分から午後4時までの太陽電池出力電力PPVの変換を比較している。
【0051】
図5において、横軸が時刻を、左側縦軸が太陽電池出力電力とパネル面温度を表し、右側縦軸が日射温度を表している。
また、図5において、Aで示す曲線が日射強度を、Bで示す曲線が本制御方式の特性を、Cで示す曲線が従来方式の特性を、Dで示す曲線がパネル面温度をそれぞれ示している。
【0052】
図5からわかるように、本制御方式は従来方式に比較して太陽電池の出力電力PPVが大幅に増加している。
発電電力で比較すると、従来方式が462.6Whであったものが、本制御方式では531.2Whと約14.8%増加した。
このときの最大電力Pmax に対する実際の取得できた電力の割合は約99%と非常に高い効率を示した。
【0053】
図6は、負荷を純抵抗RL とし、その値を10Ω→20Ω→10Ωとステップ状に変化させ、急激な負荷変動を与えたとき応答特性を示す図である。
図6において、横軸が時間を、左側縦軸が太陽電池出力電力を表し、右側縦軸が日射温度を表している。
また、図6において、Aで示す曲線が日射強度を、Bで示す曲線が本制御方式の特性を、Cで示す曲線が従来方式の特性をそれぞれ示している。
【0054】
図6からわかるように、本制御方式は従来方式に比較して、負荷変動による影響を受けることなく、日射強度に比例した電力を安定に取り出すことができる。
【0055】
次に、日暮れ等、日射強度が急変する場合の応答特性について、図7〜図11に関連付けて考察する。
【0056】
図7は、本制御方式における日射強度急変時の応答特性の一例を示す図である。
図7において、横軸が時間を、左側縦軸が太陽電池出力電力を表し、右側縦軸が日射温度を表している。
また、図8(A),(B)は、図7との比較のための図であって、従来の山登り法による日射強度急変時の応答特性の一例を示す図である(文献:高原、山之内、松田、電学論D、119巻、12号、平成11年より引用)。
【0057】
図9(A),(B)は、太陽電池パネルに影が生じない場合と生じた場合の本制御方式の追従性を示す図である。
また、図10(A),(B)は、図9(A),(B)との比較のための図であって、太陽電池パネルに影が生じない場合と生じた場合の従来の山登り法の追従性を示す図である。
【0058】
太陽電池の現在の技術的課題は、太陽光照度の急変に対する追従性および照度の絶対値が減少していくとき(日暮れ等)、どこまで電力を捕捉供給できるかという点である。
MPPT制御で現在実用に供されている山登り法に対して本制御方式は、いずれの課題においても優れている。
【0059】
照度急変に対する追従性は、図7および図8(A),(B)に示すように、本制御方式ではただ一度のスキャンによって変化後の最大電力点を検出することが可能であるのに対し、山登り法では変化前の最大点近傍でスキャンを繰り返してピーク値を探す。
この場合、図10(A),(B)に示すように、山登り法では太陽電池パネルへの影の影響などが不均一に起きた場合にはピーク値が大きく変動した点になることもあり、追従制御が落ちることになる。
これに対して、本制御方式によれば、図9(A),(B)に示すように、太陽電池パネルへの影の影響などが不均一に起きた場合であって、良好な追従性を示す。
【0060】
図11は、本制御方式における低照度時の電力取得性能を示す図である。
図11において、横軸が時刻を、左側縦軸が電力取得の効率を表す太陽電池出力利用率UUFを、右側縦軸がパネル面日射強度Gをそれぞれ表している。
なお、太陽電池出力利用率UUFは、最大電力点検出周期をTとすると、次式で与えられる。
【0061】
【数1】
Figure 2004280220
【0062】
低照度領域での追従は、山登り法では微分値を得るためにかなり早い段階で制御不能の現象が起きる。
これに対して、本制御方式では、単純な最大値検出のため、スキャン全幅の中に勾配があれば追従可能である。
図11からわかるように、本制御方式では、日射強度Gがピーク時800W/m のとき100/m まで照度が低下しても出力利用率UUFが90%を維持している。
【0063】
また、図12は、本制御方式における低照度時の電力取得特性を示す図である。
図12において、横軸が時刻を、左側縦軸が太陽電池出力電力PPVおよび太陽電池出力利用率UUFを、右側縦軸がパネル面日射強度Gをそれぞれ表している。
なお、太陽電池出力利用率UUFは、最大電力点検出周期をTとすると、上記数1で与えられる。
【0064】
本制御方式では、図12に示すように、日射強度Gが50W/m で太陽電池出力利用率UUFが80%以上と高い効率を示す。
また、本制御方式では、日射強度Gが50W/m 以下では、太陽電池出力利用率UUFは低下するが60%程度エネルギーを回収することがきる。
【0065】
以上説明したように、本実施形態によれば、DC−DCコンバータなどの電力変換回路14に含まれるインダクタL141に流れる太陽電池電流IPVを零から短絡電流まで変化させ、太陽電池のI−V特性を瞬時にスキャンし、最適太陽電池電流IOPに太陽電池電流IPVを追従させ、得られた最大電力動作点で動作するように追従制御を行うDSP15を設けたので、太陽電池の最大電力点を確実にかつ高い精度で検出することができる。
実測例によれば、本制御方式と独立型の太陽光発電システムで広く利用されているバッテリィ制御装置を搭載した従来方式を発電電力量について比較すると14.8%程度増加し、太陽電池出力利用率UUFは約99%と非常に高い値を得ることができる。また、負荷変動に対する制御特性も良いという利点がある。
【0066】
なお、以上の説明では、電力変換回路としてのDC−DCコンバータは、昇圧型を例に説明した。この昇圧型DC−DCコンバータでは、太陽電池電圧より高い負荷電圧を得ることができる。
【0067】
たとえば、負荷電圧を太陽電池電圧より下げたい場合には、図13に示すような、電力変換回路14Aとして降圧型DC−DCコンバータを用いた回路構成が適している。
降圧型DC−DCコンバータにおいては、太陽電池パネル11の第1端子TO1および第2端子TO2に対して並列にキャパシタCF が接続される。
また、MOSFET141のドレインが太陽電池パネル11の第1端子TO1に接続され、ソースがダイオードD141のカソードおよびインダクタL141の一端に接続される。ダイオードD141のアノードが太陽電池パネル11の第2端子TO2、キャパシタC141,CF の第1電極に接続され、インダクタL141の他端がキャパシタC141の第2電極に接続される。
この降圧型DC−DCコンバータを用いる場合、検出動作時にインダクタL141を流れる電流IL 、太陽電池電流IPV、および太陽電池電圧PPVを3つのセンサで検出する必要がある。
【0068】
図14(A)〜(D)は、電力変換回路として降圧型DC−DCコンバータを用いた場合の太陽光発電システム10Aの各要部波形を示す図である。
図14(A)はDSP15のPWM信号出力部159のPWM信号を、図14(B)は太陽電池電圧VPVおよび太陽電池電流IPVを、図14(C)は電力変換回路14AのインダクタL141を流れる電流IL を、図14(D)は太陽電池電力PPVをそれぞれ示している。
また、SCNは最大電力点Pmax 検出のためのスキャン期間、TRKは追従動作期間をそれぞれ示している。
【0069】
電力変換回路として降圧型DC−DCコンバータを用いた場合の太陽光発電システム10Aの動作が昇圧型DC−DCコンバータを用いた場合と異なる点は、PWM信号のオン、オフが逆となることである。
【0070】
また、負荷電圧を太陽電池電圧により下げたり上げたりしたい場合には、図15に示すような、電力変換回路14Bとして昇降圧型DC−DCコンバータを用いた回路構成が適している。
昇降圧型DC−DCコンバータにおいては、太陽電池パネル11の第1端子TO1および第2端子TO2に対して並列にキャパシタCF が接続される。
また、MOSFET141のドレインが太陽電池パネル11の第1端子TO1に接続され、ソースがダイオードD141のカソードおよびインダクタL141の一端に接続される。インダクタL141の他端が太陽電池パネル11の第2端子TO2、キャパシタC141,CF の第1電極に接続され、ダイオードD141のアノードがキャパシタC141の第2電極に接続される。
この昇降圧型DC−DCコンバータを用いる場合も、検出動作時にインダクタL141を流れる電流IL 、太陽電池電流IPV、および太陽電池電圧PPVを3つのセンサで検出する必要がある。
【0071】
図16(A)〜(D)は、電力変換回路として昇降圧型DC−DCコンバータを用いた場合の太陽光発電システム10Bの各要部波形を示す図である。
動作波形としては、図15(A)〜(D)とほぼ同じであるが、PWM信号のオン、オフが逆となる。
【0072】
このように、電力変換回路の種類によらずその電力変換回路に挿入されたインダクタに流れる電流の変化を利用して、瞬時に太陽電池のI−V特性をスキャンし、その結果をもとに追従制御を行い、太陽電池の高精度なMPPT制御を実現することが可能である。
【0073】
なお、上述の実施形態では、最大電力点のときの最適太陽電池電流に太陽電池電流を追従させるように追従制御を行う例を説明したが、最大電力点のときの最適太陽電池電圧に太陽電池電圧を追従させるように追従制御を行う構成を採用することも可能である。
この場合も、上述した効果と同様の効果を得ることができる。
【0074】
【発明の効果】
以上説明したように、本発明によれば、最大電力点を確実に高い精度で検出することが可能となり、発電電力量を増大でき、電力取得の効率を大幅に向上させることができる。
また、負荷変動に対する制御特性も良いという利点がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】従来の山登り法を採用した太陽光発電システムの構成例を示す図である。
【図2】図1の太陽光発電システムの動作原理を説明するための図である。
【図3】本発明に係る太陽光発電システムの一実施形態を示す構成図である。
【図4】本実施形態に係る太陽光発電システムの要部波形を示す図である。
【図5】本制御方式および従来方式における一日の太陽電池出力電力の変化(バッテリィ負荷)を示す図である。
【図6】負荷を純抵抗RL とし、その値を10Ω→20Ω→10Ωとステップ状に変化させ、急激な負荷変動を与えたとき応答特性を示す図である。
【図7】本制御方式における日射強度急変時の応答特性の一例を示す図である。
【図8】図7との比較のための図であって、従来の山登り法による日射強度急変時の応答特性の一例を示す図である。
【図9】太陽電池パネルに影が生じない場合と生じた場合の制御方式の追従性を示す図である。
【図10】図9との比較のための図であって、太陽電池パネルに影が生じない場合と生じた場合の従来の山登り法の追従性を示す図である。
【図11】本制御方式における低照度時の電力取得性能を示す図である。
【図12】本制御方式における低照度時の電力取得特性を示す図である。
【図13】降圧型DC−DCコンバータの構成を示す回路図である。
【図14】電力変換回路として降圧型DC−DCコンバータを用いた場合の太陽光発電システムの各要部波形を示す図である。
【図15】昇降圧型DC−DCコンバータの構成を示す回路図である。
【図16】電力変換回路として昇降圧型DC−DCコンバータを用いた場合の太陽光発電システムの各要部波形を示す図である。
【符号の説明】
10,10A,10B…太陽光発電システム、11…太陽電池パネル(PV)、12…電圧検出センサ部、13…電流検出センサ部、14,14A,14B…電力変換回路、141…MOSFET、L141…インダクタ、D141…ダイオード、C141…キャパシタ、15…デジタルシグナルプロセッサ(DSP)、151…アナログ−デジタル変換回路(ADC)、152…乗算器、153…最大電力点検出回路(Pmax DET )、154…加算器(減算器)、155…PI制御器、156…搬送波生成器、157…加算器(減算器)、158…コンパレータ、159…PWM信号出力部、16…負荷。

Claims (6)

  1. 太陽電池と、
    上記太陽電池の電圧を検出する電圧検出部と、
    少なくとも上記太陽電池の電流を検出する電流検出部と、
    インダクタを含み、上記太陽電池の出力電力値を電力値に変換する電力変換回路と、
    上記電圧検出センサ部で検出された太陽電池電圧と上記電流検出センサ部で検出された太陽電池電流を受けて、上記インダクタに流れる太陽電池電流を零から短絡電流まで変化させて、当該電流−電圧特性をスキャンして最大電力点を検出し、当該スキャンによって得られた最大電力点のときの最適太陽電池電流に太陽電池電流または最適太陽電池電圧に太陽電池電圧を追従させ、得られた最大電力動作点で動作するように追従制御を行う制御回路と
    を有する太陽光発電システム。
  2. 太陽電池と、
    上記太陽電池の電圧を検出する電圧検出部と、
    少なくとも上記太陽電池の電流を検出する電流検出部と、
    インダクタと制御信号により導通制御されるスイッチング素子を含み、上記太陽電池の出力電力値を電力値に変換する電力変換回路と、
    上記電圧検出センサ部で検出された太陽電池電圧と上記電流検出センサ部で検出された太陽電池電流を受けて、太陽電池の最大電力点を求めるときは、制御信号により上記電力変換回路のスイッチング素子をオフ状態に保持させて、電力変換回路のインダクタを流れる太陽電池電流が零になったら、スイッチング素子をオン状態に保持させて、インダクタを流れる太陽電池電流を零から短絡電流まで変化させて、当該電流−電圧特性をスキャンし最大電力点を検出し、当該スキャンによって得られた最大電力点のときの最適太陽電池電流に太陽電池電流または最適太陽電池電圧に太陽電池電圧を追従させ、得られた最大電力動作点で動作するように上記スイッチング素子のオン・オフ制御を行う制御回路と
    を有する太陽光発電システム。
  3. 上記制御回路は、上記最大電力点の検出動作と追従動作を交互に繰り返し行う
    請求項1または2記載の太陽光発電システム。
  4. 上記電力変換回路のインダクタに流れる電流を検出するインダクタ電流検出センサ部をさらに有し、
    上記制御回路は、上記電圧検出センサ部で検出された太陽電池電圧、上記電流検出センサ部で検出された太陽電池電流、およびインダクタ電流検出センサ部で検出されたインダクタ電流に基づいて、上記最大電圧点検出動作および追従動作の制御を行う
    請求項1、2、または3記載の太陽光発電システム。
  5. 太陽電池の出力電力値を、インダクタを含む電力変換回路で所望の電力値に変換して負荷に供給する太陽光発電システムの最大電力点追従制御方法であって、
    太陽電池電圧と少なくとも太陽電池電流を検出し、
    検出した太陽電池電圧と太陽電池電流に基づいて、上記インダクタに流れる太陽電池電流を零から短絡電流まで変化させて、当該電流−電圧特性をスキャンして最大電力点を検出し、
    上記スキャンによって得られた最大電力点のときの最適太陽電池電流に太陽電池電流または最適太陽電池電圧に太陽電池電圧を追従させ、得られた最大電力動作点で動作するように追従制御を行う
    太陽光発電システムの最大電力点追従制御方法。
  6. 上記最大電力点の検出動作と追従動作を交互に繰り返し行う
    請求項5記載の太陽光発電システムの最大電力点追従制御方法。
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