JP2004279497A - 曲データ変換装置および曲データ変換プログラム - Google Patents

曲データ変換装置および曲データ変換プログラム Download PDF

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Abstract

【課題】異なるフォーマットで記憶されている曲データを再生する場合でも、複数組の曲データの再生音量が等しくなるようにする。
【解決手段】コンピュータは、MIDI、MP3、WAVEなどのフォーマットで記憶されている曲データを変換する。ステップS22、S24の処理により、曲データに合致するアプリケーションプログラムが起動されて、曲データ中の一部の全部のデータに基づいて曲データによる再生音声信号の音量レベルが解析される。ステップS26の処理により、前記解析された音量レベルを用いて、曲データを再生したときの楽音を含む音声信号の音量レベルが、ステップS16、S18の処理によって設定された条件により規定される所定レベルになるような音量補正値が計算される。そして、ステップS28,S30の処理により、前記計算された音量補正値を用いて曲データが変換されて出力される。
【選択図】 図2

Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、記憶装置に異なるフォーマットで記憶されていて楽音を含む音声信号を生成するための複数組の曲データを、再生時の音量レベルが所定レベルになるように変換する曲データ変換装置および曲データ変換プログラムに関する。
【0002】
【従来の技術】
従来から、コンパクトディスクの記録信号のピークレベルを探し出してテープデッキに送り、テープデッキがこのピークレベルに基づいて録音ボリュームを所定レベルにセットして、コンパクトディスクを再生状態にするとともにテープデッキを録音状態にし、コンパクトディスクに記録された音声信号を最適レベルでテープに記録する技術は知られている(特許文献1参照)。
【0003】
【特許文献1】
特開平5−135545号公報
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
しかし、上記従来の技術は音声信号自体の音量レベルを変更するものであり、上記特許文献1には、一連の楽音の発生を制御するためのMIDIフォーマットに従った一連の演奏データからなる曲データ、音声信号のサンプリング値を表すMP3(MPEG−1 Audio Layer−3)、WAVEなどのフォーマットに従った一連のサンプリングデータからなる曲データを変換することを開示するものではない。
【0005】
近年、MIDI、MP3、WAVEなどの異なるフォーマットで作成した複数組の曲データを製作して、CD、FD、DVD、フラッシュメモリなどの記録媒体に記録することが行なわれるようになってきている。そして、記録媒体に記録されている曲データを再生する場合、曲データの製作条件が異なっていたり、再生するためのアプリケーションプログラムが異なっていたりするなどの理由により、再生される音楽の音量がまちまちとなる。したがって、複数組の曲データを順次再生して聴く場合、ユーザは曲変更のたびに音量をボリュームで調整する必要があった。
【0006】
【発明の概要】
本発明は、上記問題に対処するためになされたもので、その目的は、異なるフォーマットで記憶されている曲データを再生する場合でも、複数組の曲データの再生音量が等しくなるように曲データを変換可能な曲データ変換装置および曲データ変換プログラムを提供することにある。
【0007】
上記目的を達成するために、本発明の構成上の特徴は、楽音を含む音声信号を生成するための複数組の曲データを異なるフォーマットで記憶可能な記憶装置と、記憶装置に記憶されている複数組の曲データのうちのいずれかを選択する選択手段と、前記選択された曲データの一部または全部を、同選択された曲データの記憶フォーマットに対応するアプリケーションプログラムを用いて読み出す読み出し手段と、前記読み出された曲データの一部または全部に基づいて、前記選択された曲データを再生したときの楽音を含む音声信号の音量レベルが所定レベルになるような音量補正値を計算する音量補正値計算手段と、前記計算された音量補正値を用いて前記選択された曲データを変換して出力する出力手段とを備えたことにある。
【0008】
この場合、曲データのフォーマットは、例えば、MIDI、MP3、WAVEなどのフォーマットである。MIDIフォーマットは、一連の楽音の発生を制御するようにコード化されたデータ形式である。MP3フォーマットは、音声のサンプリング値を圧縮した状態で表すデータ形式である。WAVEフォーマットは、音声のサンプリング値を非圧縮の状態で表すデータ形式である。
【0009】
また、前記出力手段を、例えば、変換された曲データを記録媒体に記録する記録手段で構成することができる。この場合、記録手段は複数の変換された曲データを異なるフォーマットで一つの記録媒体に記録するように構成するとよい。また、前記出力手段は、変換された曲データを楽音信号を含む音声信号に再生する再生手段であってもよい。この場合、曲データがMIDIフォーマットであれば、再生手段は、曲データを用いて楽音信号を発生する楽音信号発生回路を含む。
【0010】
また、前記音量補正値計算手段は、1曲分の曲データ中の特定区間の曲データまたは特定パートの曲データ、すなわち曲データの特定部分のデータに基づいて音量補正値を計算するとよい。そして、音量補正値の計算においては、前記特定部分の平均音量または最大音量に基づいて音量補正値を計算するとよい。特定パートの曲データは、例えば、バスドラ音およびベース音に関するデータを含むバッキングパートであったり、ドラムパートであったり、ベースパートであったり、ピアノ、ボーカル、ギターまたはストリングスのパートであったりする。また、前記パートに代えて、音色名で音量補正値を計算するデータを決定してもよい。さらに、MIDIフォーマットの曲データの場合には、ノートオン・オフデータ中のベロシティデータおよび/またはボリュームを表すコントロールデータを用いて音量補正値を計算できる。
【0011】
また、前記音量補正値計算手段は、曲データまたは記憶フォーマットごとに音量補正値を計算することができる。そして、音量補正値としては、再生機器によるが、例えば、曲データの再生音が歪まない程度の音量となるように決定するとよい。
【0012】
このように構成した本発明によれば、曲データの製作条件が異なっていたり、再生するためのアプリケーションプログラム(すなわち記憶フォーマット)が異なっていたりしても、複数組の曲データの再生音量を等しくできる。したがって、複数組の曲データを順次再生して聴くような場合でも、ユーザは曲変更のたびに音量をボリュームで調整する必要がなくなる。
【0013】
また、本発明は、上記機能を実現する曲データ変換プログラムおよび曲データ変換方法にも適用できる。
【0014】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の一実施形態に係る曲データ変換装置について説明する。この曲データ変換装置は、図1に示すように、バス10に接続されたCPU11、ROM12、RAM13、内部記憶装置14、設定操作子群15、表示器16、楽音信号発生回路17a、D/A変換器17bおよびメディアドライブ18を備えている。
【0015】
CPU11、ROM12およびRAM13はコンピュータ本体部を構成するもので、特に、CPU11は図2の曲データ変換プログラムを実行する。内部記憶装置14は、この曲データ変換装置に予め組み込まれているハードディスクHDからなり、大量のデータ及びプログラムを記憶及び読み出し可能にしている。本実施形態の場合、ハードディスクHDには、曲データ変換プログラムを含む各種プログラム、および同プログラムの実行時に利用される複数組の曲データなどが記憶されている。また、各種プログラムの中には、特に曲データを再生するための各種アプリケーションプログラムも含まれている。
【0016】
設定操作子群15は、スイッチ操作子、ボリューム操作子、マウスなど、この曲データ変換装置の作動を入力指示するための複数の操作子からなる。表示器16は、液晶ディスプレイ、CRTなどで構成され、文字、数字、図形などを表示する。
【0017】
楽音信号発生回路17aは、供給される演奏データに基づいてディジタル楽音信号を形成し、内蔵のD/A変換器にてアナログ楽音信号に変換してサウンドシステム17cに出力する。D/A変換器17bは、バス10を介して供給されたディジタル音声信号をアナログ音声信号に変換してサウンドシステム17cに出力する。サウンドシステム17cは、スピーカ、アンプなどを含んでいて、楽音信号発生回路17aからのアナログ楽音信号およびD/A変換器17bからのアナログ音声信号に対応した楽音を含む音声を出力する。メディアドライブ18は、コンパクトディスクCD、フレキシブルディスクFD、フラッシュメモリなどの外部記録媒体へのデータおよびプログラムの書込みと、前記外部記録媒体からのデータおよびプログラムの読み出しとを可能とする。
【0018】
また、バス10には、第1および第2インターフェース回路21,22も接続されている。第1インターフェース回路21には、マイク31と、CDプレイヤ、カセットプレイヤなどのプレイヤ32が接続されるようになっている。第1インターフェース回路21は、マイク31およびプレイヤ32からアナログおよびディジタルの音声信号を入力するもので、入力音声信号がアナログ信号であれば、A/D変換器23で入力音声信号を所定のサンプリングレートでディジタル変換してバス10に供給する。また、ディジタル信号の場合、そのフォーマットはMP3,WAVEなど、どのようなものでもよい。
【0019】
第2インターフェース回路22は、他の電子楽器、パーソナルコンピュータなどの外部機器41に接続可能となっていて、この曲データ変換装置が外部機器41と各種プログラム及びデータを交信可能となっている。また、第2インターフェース回路22は、インターネットなどの通信ネットワーク42を介してサーバコンピュータ43との接続も可能となっていて、この曲データ変換装置がサーバコンピュータ43と各種プログラム及びデータを交信可能にしている。
【0020】
次に、上記のように構成した曲データ変換装置の作動を説明するが、その前に、内部記憶装置14に記憶されている複数組の曲データについて説明しておく。なお、曲データのフォーマットは、例えば、MIDI、MP3、WAVEなどのフォーマットである。MIDIフォーマットは、一連の楽音の発生を制御するようにコード化されたデータ形式であり、一連の演奏イベントデータおよびタイミングデータからなる。演奏イベントデータは、各楽音の発生音量レベルを表すベロシティデータを含むノートオン・オフデータ、パートごとまたは曲全体の音量ボリュームを表すコントロールデータ、音色を表すプログラムチェンジデータなどからなる。MP3フォーマットは、音声のサンプリング値を圧縮した状態で表すデータ形式である。WAVEフォーマットは、音声のサンプリング値を非圧縮の状態で表すデータ形式である。
【0021】
これらの曲データは、1曲ずつを単位としており、各曲データはタイトルを含むとともにフォーマット形式はファイル名の拡張子によって定義されている。さらに、これらの曲データは、バスドラ音およびベース音に関するデータを含むバッキングパート、ドラムパート、ベースパート、ピアノパート、ボーカルパート、ギターパート、ストリングスパートなどのように、パートごとに区別可能になっている。
【0022】
また、これらの曲データは、図示しないプログラムの実行により、マイク31、プレイヤ32、外部機器41およびサーバコンピュータ43から入力される。マイク31およびプレイヤ32から入力される曲データは、例えば、MP3またはWAVEフォーマットに従った音声データである。また、外部機器41およびサーバコンピュータ43から入力される曲データは、例えば、MIDIフォーマットに従った演奏データ、またはMP3もしくはWAVEフォーマットに従った音声データである。さらに、メディアドライブ18からFD,CD,DVDに記録された種々の曲データを入力して内部記憶装置14に記憶しておいてもよい。
【0023】
次に、上記のように構成した実施形態において、内部記憶装置14に記憶されている曲データを変換して出力する逆変換装置の動作を説明する。まず、ユーザは、設定操作子群15を操作して曲データ変換プログラムをCPU11に実行させる。このプログラムの実行は、図2のステップS10にて開始され、ステップS12にて内部記憶装置14に記憶されている曲データのタイトルを表示器16に表示させる。そして、ステップS14にて、ユーザに1組または複数組の曲データを選択させる。この選択においては、ユーザは、表示器16の表示を見ながら設定操作子群15を操作して、所望の曲データを選択する。なお、これらのステップS12,S14の処理時に、外部機器41、サーバコンピュータ43またはメディアドライブ18にセットしたFD、CD、DVDから曲データを読み込んで内部記憶装置14に記憶させた後、同記憶させた曲データを選択してもよい。
【0024】
前記ステップS14の処理後、CPU11は、ステップS16にて、予め決められている標準的な曲データの出力条件を表示器16に表示する。出力条件とは、音量自動調整の有無、音量自動調整の際の基準音量レベル、音量の自動調整の際の最大音量レベル、変換後の曲データの記録フォーマット(例えば、MIDI、MP3、WAVEなどのフォーマット)などである。次に、ステップS16にて、ユーザに出力条件の修正を許容する。ユーザは、設定操作子群15を用いて出力条件を変更する。ユーザが変更終了または変更無しを設定操作子群15を用いて指示すれば、CPU11はプログラムをステップS20に進める。
【0025】
CPU11は、ステップS20の判定処理により、前記選択された全ての曲データが変換されるまで、ステップS22〜S30の処理を繰返す。ステップS22においては、前記選択された複数組の曲データのうちで、未だ変換されていない1組の曲データをRAM13内に取り込み、ファイル名の拡張子を用いて、前記取り込んだ曲データに対応するアプリケーションプログラムを起動する。前記取り込んだ曲データに対応するアプリケーションプログラムが既に起動されていれば、同起動されているアプリケーションプログラムをそのまま利用する。
【0026】
次に、ステップS24にて、RAM13内に取り込んだ1組の曲データを構成する複数のデータを、起動したアプリケーションプログラムを用いて順次読み出して、同読み出したデータを解析することにより1組の曲データの解析音量レベルを計算する。この解析音量レベルの計算においては、1曲分の曲データ中の特定区間の複数のデータまたは特定のパートの複数のデータ、すなわち曲データの特定部分のデータを用いて、それらのデータが表す音量レベルの平均値または最大値を解析音量レベルとして計算する。なお、曲データの特定部分でなく、全ての曲データを用いて解析音量レベルを計算してもよい。
【0027】
また、前記選択曲データの解析音量レベルの計算においては、MP3およびWAVEフォーマットの場合、曲データは音声の各サンプリング値のレベルを表しているので、そのまま音量レベルの計算に利用できる。一方、MIDIフォーマットの曲データの場合には、ノートオン・オフデータ中のベロシティデータおよび/またはボリュームを表すコントロールデータによって解析音量レベルを決定できる。また、特定パートの曲データとは、例えば、バスドラ音およびベース音に関するデータを含むバッキングパートであったり、ドラムパートであったり、ベースパートであったり、ピアノ、ボーカル、ギターまたはストリングスのパートであったりする。また、前記パートに代えて、音色名で解析音量レベルを計算するデータを決定してもよい。
【0028】
前記ステップS24の処理後、ステップS26にて、前記計算した解析音量レベルと前記ステップS16、S18の処理によって決定した出力条件(特に、音量自動調整の際の基準音量レベルまたは最大音量レベル)とを用いて、音量補正値を計算する。具体的には、前記ステップS24の処理によって曲データが表す音量レベルの平均値を解析音量レベルとして計算した場合には、同計算した音量レベルが前記設定した基準音量レベルに一致するように音量補正値を計算する。また、前記ステップS24の処理によって曲データが表す音量レベルの最大値を解析音量レベルとして計算した場合には、同計算した音量レベルが前記設定した最大音量レベルに一致するように音量補正値を計算する。
【0029】
次に、ステップS28にて、前記計算した音量補正値を用いて前記1組の曲データ中の音量レベルに関する全てのデータを、曲データを再生した場合の音声信号の音量レベルが前記設定した基準音量レベルまたは最大音量レベルとなるように変換する。具体的には、MP3およびWAVEフォーマットの場合、曲データ中の各サンプリング値のレベルに音量補正値を乗算する。MIDIフォーマットの曲データの場合には、ノートオン・オフデータ中のベロシティデータおよび/またはボリュームを表すコントロールデータ中のボリュームデータに音量補正値を乗算する。なお、前記ステップS14の処理によって「音量の自動調整無し」が選択されていれば、前記ステップS24〜S28の処理は実行されない。
【0030】
次に、ステップS30にて、変換した曲データを第1および第2の形態で出力する。第1の出力形態は、前記ステップS28の処理によって変換した曲データを、前記ステップS14の処理により設定した出力条件中の記録フォーマットに従って変換して、メディアドライブ18に出力する。これにより、メディアドライブ18にセットされたCD、FD、DVD、フラッシュメモリに、音量補正された曲データが、前記指定された記録フォーマットで記録される。なお、このようにして記録した曲データを再生する場合でも、再生機器により再生音のトータル音量を調整できる。
【0031】
第2の出力形態は、曲データを再生することである。前記ステップS28の処理によって変換された曲データが、対応するアプリケーションプログラムの実行により音声信号に変換されて再生される。なお、このアプリケーションプログラムは、前記ステップS22の処理により起動したものと同じである。
【0032】
この再生においては、MIDIフォーマットの曲データ(演奏イベントデータおよびタイミングデータ)であれば、音楽の進行に合わせて読み出された演奏イベントデータが楽音信号発生回路17aに出力される。そして、楽音信号発生回路17aは、供給された演奏イベントデータに従ってディジタル楽音信号を生成するとともに同ディジタル楽音信号をアナログ楽音信号に変換し、同生成された楽音信号に対応した楽音がサウンドシステム17cから発生される。また、MP3またはWAVEフォーマットの曲データであれば、音声信号のサンプリングデータがD/A変換器17bに供給される。そして、D/A変換器17bは、ディジタル音声信号をアナログ音声信号に変換し、同変換されたアナログ音声信号に対応した音声がサウンドシステム17cから発生される。なお、この場合でも、ユーザは設定操作子群15を操作することにより、再生音のトータル音量を調整できる。
【0033】
前記ステップS30の処理後、プログラムはステップS20に戻される。そして、ユーザによって選択された全ての曲データが変換されるまで、ステップS22〜S30の処理が繰り返し実行される。このステップS22〜S30の繰り返し処理により、第1の出力形態によれば、複数組の曲データが同一または異なるフォーマットで一つの記録媒体に次々に記録される。また、第2の出力形態によれば、複数組の曲データが次々に再生される。そして、ユーザによって選択された全ての曲データが変換されると、ステップS20の判定処理のもとにステップS32にてこの曲データ変換プログラムの実行が終了される。
【0034】
上記説明からも理解できるとおり、上記実施形態によれば、ステップS22,S24の処理により、曲データに合致するアプリケーションプログラムが起動されて、曲データ中の一部または全部のデータに基づいて曲データによる再生音声信号の音量レベルが解析される。ステップS26の処理により、前記解析された音量レベルを用いて、曲データを再生したときの楽音を含む音声信号の音量レベルが、ステップS16、S88の処理によって設定された条件により規定される所定レベルになるような音量補正値が計算される。そして、ステップS28,S30の処理により、前記計算された音量補正値を用いて曲データが変換されて出力される。その結果、上記実施形態によれば、曲データの製作条件が異なっていたり、再生するためのアプリケーションプログラム(すなわち記憶フォーマット)が異なっていたりしても、複数組の曲データの再生音量を等しくできる。したがって、複数組の曲データを順次再生して聴くような場合でも、ユーザは曲変更のたびに音量をボリュームで調整する必要がなくなる。
【0035】
さらに、本発明の実施にあたっては、上記実施形態及びその変形例に限定されるものではなく、本発明の目的を逸脱しない限りにおいて種々の変更が可能である。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施形態に係る曲データ変換装置の全体ブロック図である。
【図2】図1のCPUにより実行される曲データ変換プログラムを示すフローチャートである。
【符号の説明】
11…CPU,14…内部記憶装置、15…設定操作子群、16…表示器、17a…楽音信号発生回路,17b…D/A変換器、17c…サウンドシステム、18…メディアドライブ。

Claims (3)

  1. 楽音を含む音声信号を生成するための複数組の曲データを異なるフォーマットで記憶可能な記憶装置と、
    前記記憶装置に記憶されている複数組の曲データのうちのいずれかを選択する選択手段と、
    前記選択された曲データの一部または全部を、同選択された曲データの記憶フォーマットに対応するアプリケーションプログラムを用いて読み出す読み出し手段と、
    前記読み出された曲データの一部または全部に基づいて、前記選択された曲データを再生したときの楽音を含む音声信号の音量レベルが所定レベルになるような音量補正値を計算する音量補正値計算手段と、
    前記計算された音量補正値を用いて前記選択された曲データを変換して出力する出力手段と
    を備えたことを特徴とする曲データ変換装置。
  2. 前記曲データは、一連の楽音の発生を制御するようにコード化されたデータを含む請求項1に記載した曲データ変換装置。
  3. 楽音を含む音声信号を生成するための複数組の曲データを異なるフォーマットで記憶可能な記憶装置を備えた曲データ変換装置に適用されて、同記憶装置に記憶されている曲データを変換して出力する曲データ変換プログラムであって、
    前記記憶装置に記憶されている複数組の曲データのうちのいずれかを選択する選択ステップと、
    前記選択された曲データの一部または全部を、同選択された曲データの記憶フォーマットに対応するアプリケーションプログラムを用いて読み出す読み出しステップと、
    前記読み出された曲データの一部または全部に基づいて、前記選択された曲データを再生したときの楽音を含む音声信号の音量レベルが所定レベルになるような音量補正値を計算する音量補正値計算ステップと、
    前記計算された音量補正値を用いて前記選択された曲データを変換して出力する出力ステップと
    を含むことを特徴とする曲データ変換プログラム。
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