JP2004279363A - 方位センサ付電子機器及びプログラム - Google Patents

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Abstract

【課題】方位センサ付電子機器において、磁気センサの配置の自由度を高め、磁気センサの配置状況に応じて方位を算出可能にする。
【解決手段】電波時計100の工場出荷時に、互いに独立な磁界検出素子X、Yが、磁界検出方向が互いに異なる方向を向く位置に配置され、磁界検出素子Xと磁界検出素子Yに同一の磁界を印加するためのバイアスコイルCが配置される。方位計測時は、2つの磁界検出素子の磁界検出方向が交差する角度φと、2つの磁界検出素子により検出された磁界に基づいて方位が算出される。
【選択図】 図1

Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、方位センサ付電子機器及びプログラムに関する。
【0002】
【従来の技術】
近年、地磁気の方向を検出することによって方位を計測する方位センサを備えた電子機器が普及している。このような電子機器が備える方位センサには、一般に、図14(a)に示すように、一方向に磁界感度を有する2つの磁気センサ(磁界検出素子)が垂直に配置されたモジュールが実装されており、これらの磁気センサによって検出される2方向の磁力に基づいて方位が計測される(例えば、特許文献1及び特許文献2参照。)。
【0003】
また、このような方位センサにおいては、図14(b)に示すように、磁気センサに垂直な方向にバイアスコイルを巻回して、磁気センサにバイアス磁界を印加した状態で地磁気を検出する方法が知られている。このようにバイアス磁界を印加することにより、地磁気の方向の判別を可能にするとともに、ヒステリシスの影響を緩和させ、地磁気の向きや大きさを正確に検出することが可能になっている。
【0004】
【特許文献1】
特開平11−183658号公報
【特許文献2】
特開平8−43561号公報
【0005】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、上述の従来の方位センサでは、図14(a)に示すように、2つの磁界センサが予め垂直に配置されたモジュールが、工場出荷時に電子機器に実装されていたが、実際、これらのセンサが正確に垂直に配置されていないことが多かったため、正確に方位が計測できないという問題があった。この問題を回避するためには、工場出荷時に、モジュール内の磁気センサの配置を調整する作業を行わなければならないため、磁気センサの実装効率が悪いという問題があった。
【0006】
本発明の課題は、方位センサ付電子機器において、磁気センサの配置の自由度を高め、磁気センサの配置状況に応じて方位を算出可能にすることである。
【0007】
【課題を解決するための手段】
上記課題を解決するために、請求項1に記載の発明は、
互いに独立な2つの磁気センサ(例えば、図1の磁界検出素子X、磁界検出素子Y)を有し、
前記2つの磁気センサは、磁気検出方向が交差する角度(例えば、図1の角度φ)が90度以上180度未満となるように配置され、
前記2つの磁気センサの磁気検出方向にバイアス磁界を印加するバイアス磁界印加手段((例えば、図1のバイアスコイルC))と、
前記2つの磁気センサの磁界検出方向が交差する角度と、前記2つの磁気センサにより検出された磁界と、前記バイアス磁界印加手段により印加されたバイアス磁界に基づいて方位を算出する算出手段(例えば、図6の方位演算部101a)と、
を備えることを特徴としている。
【0008】
この請求項1に記載の発明によれば、互いに独立な2つの磁気センサを、磁界検出方向が交差する角度を90度以上180度未満となるように配置するようにしたことにより、磁気センサの配置の自由度を高めることができる。また、磁気センサの配置状況に応じて方位を算出することにより、正確に方位を算出することが可能になる。
【0009】
請求項2に記載の発明は、
互いに独立な2つの磁気センサを有し、
前記2つの磁気センサは、磁気検出方向が交差する角度が0度より大きく90度以下になるように配置され、
前記2つの磁気センサの磁気検出方向にバイアス磁界を印加するバイアス磁界印加手段と、
前記2つの磁気センサの磁界検出方向が交差する角度と、前記2つの磁気センサにより検出された磁界と、前記バイアス磁界印加手段により印加されたバイアス磁界に基づいて方位を算出する算出手段と、
を備えることを特徴としている。
【0010】
この請求項2に記載の発明によれば、互いに独立な2つの磁気センサを、磁界検出方向が交差する角度を0度より大きく90度以下になるように配置するようにしたことにより、磁気センサの配置の自由度を高めることができる。また、磁気センサの配置状況に応じて方位を算出することにより、正確に方位を算出することが可能になる。
【0011】
請求項3に記載の発明は、請求項1又は2に記載の方位センサ付電子機器において、
前記バイアス磁界印加手段は、各々の磁気センサの磁気検出方向に同一のバイアス磁界を印加することを特徴としている。
【0012】
請求項3に記載の発明によれば、2つの磁界センサの磁気検出方向に同一のバイアス磁界を印加することにより、方位を算出する精度を高めることができる。
【0013】
請求項4に記載の発明は、請求項1〜3の何れか一項に記載の方位センサ付電子機器において、
前記算出手段による算出結果により、電子機器上の所定の箇所が、北方向を向いているか否かを判定する判定手段(例えば、図6の制御部101)と、
前記判定手段により、前記所定の箇所が北方向を向いていると判定された場合、その判定結果を報知する報知手段(例えば、図6のバックライト部103b)と、
を備えることを特徴としている。
【0014】
請求項5に記載の発明は、請求項4に記載の方位センサ付電子機器において、前記報知手段は、表示部を点灯させることにより前記判定結果を報知することを特徴としている。
【0015】
請求項4及び5に記載の発明によれば、電子機器上の所定の箇所が、北方向を向いている場合に、その旨を報知するようにしたことにより、方位センサの利便性を高めることができる。
【0016】
請求項6に記載の発明は、請求項1〜5の何れか一項に記載の方位センサ付電子機器において、
前記算出手段は、前記交差する角度と、前記2つの磁気センサにより検出された磁界と、前記印加されたバイアス磁界に基づいて、北の方位が示す角度を算出し、北方向と、電子機器の所定の箇所が示す方向が交差する角度から、当該所定の箇所が示す方位を更に算出し、
前記算出手段による算出結果を通知する通知手段(例えば、図6の表示部103)を備えることを特徴としている。
【0017】
請求項7に記載の発明は、請求項6に記載の方位センサ付電子機器において、前記通知手段は、表示部に前記算出結果を表示することにより、当該算出結果を通知することを特徴としている。
【0018】
請求項6及び7に記載の発明によれば、電子機器上の所定の箇所が示す方位を算出して、その算出結果を通知するようにしたことにより、方位センサの利便性を高めることができる。
【0019】
なお、本発明の方位センサ付電子機器が腕時計である場合、請求項4〜7における「電子機器上の所定の箇所」の例としては、腕時計が備える文字盤上の特定の位置(例えば、12時の位置、3時の位置等)がある。
【0020】
請求項8に記載の発明は、
互いに独立な2つの磁気センサを有する電子機器を制御するコンピュータに、前記2つの磁気センサの磁気検出方向にバイアス磁界を印加するバイアス磁界印加機能と、
前記2つの磁気センサの磁界検出方向が交差する角度と、前記2つの磁気センサにより検出された磁界と、前記バイアス磁界印加機能によって印加されたバイアス磁界に基づいて方位を算出する算出機能を実現させる。
【0021】
この請求項8に記載の発明によれば、2つの磁気センサの磁界検出方向が交差する角度と、前記2つの磁気センサにより検出された磁界と、前記バイアス磁界印加機能によって印加されたバイアス磁界に基づいて方位を算出することにより、方位を正確に算出することができる。
【0022】
【発明の実施の形態】
以下、図を参照して本発明の実施の形態を詳細に説明する。本実施の形態では、本発明を腕装着型の電波時計に適用した場合について説明するが、本発明の適用はこれに限定されない。
【0023】
まず、本実施の形態における構成を説明する。
図1に、本発明の実施の形態における電波時計100の概略平面図を示す。また、図2に、図1のII−II部の断面図を示す。図2に示すように、電波時計100には、時計モジュール1を内部に収納するケース体としての時計ケース2が備えられ、時計ケース2の上部中央には時計ガラス3がパッキン4を介して装着されている。また、時計モジュール1に備えられている枠状部材5は、その上部を時計ガラス3に当接するように配置されている。さらに、この時計ケース2の下面には、裏蓋6が防水リング7を介して取り付けられており、時計モジュール1と裏蓋6との間には、緩衝部材8が設けられている。また、この時計ケース2の上部外周にはベゼル9が設けられている。更に、時計ケース2には、バンド軸2Aを介し、時計バンド24が取り付けられている。
【0024】
時計モジュール1は、アナログ機能を備えたものである。図2に示すように、時計モジュール1には、中間部材としての上部ハウジング10と下部ハウジング11とが備えられ、上部ハウジング10の上面に文字盤12が配置され、その文字盤12の上面に枠状部材5が配置されている。また、枠状部材5の下方であって、予め定められた間隔を有する上部ハウジング10と下部ハウジング11との間に電子基板としての回路基板13が配置されている。時計モジュール1は、これら文字盤12、上部ハウジング10、回路基板13、および下部ハウジング11が時計ケース2の中枠14に取り付けられた構造になっている。
また、上部ハウジング10には、アナログ指針機構15が備えられており、下部ハウジング11には、例えば、アナログ指針機構15等が動作するための電池(図示略)が組み込まれている。
【0025】
更に、上部ハウジング10には、アンテナ30が備えられている。
アンテナ30は、電波によって磁化される磁性体31、この磁性体31の一部に巻きつけられ、磁性体31に生じた磁界の大きさに基づいて電流が流れる導体34等を備えている。
【0026】
磁性体31は、時刻情報の電波を捕捉する電波捕捉部32と、電波捕捉部32に対して独立して形成され、導体34が巻きつけられるアンテナ本体部33と、を備えている。
【0027】
電波捕捉部32は、フェライト等で構成され、上部ハウジング10に沿って帯状に曲成されて、上部ハウジング10上に配置されている。電波捕捉部32は、アンテナ本体部33を挟んで互いに対向する位置、例えば、3時の位置と9時の位置に設けられ、アンテナ本体部33の各端部に電波捕捉部32とアンテナ本体部33とが連結される。
【0028】
アンテナ本体部33は、電波捕捉部32に連結できるように設けられ、電波捕捉部32が配置される上部ハウジング10にその両端部が支持されている。
また、アンテナ本体部33には、例えば、銅線等の導体34がコイル状に巻きつけられており、電波によってアンテナ本体部33が磁化され、磁化されたアンテナ本体部33に生じる磁界の大きさに伴った電流が導体34に流れる。
【0029】
また、上部ハウジング10の6時に対応する箇所には、方位センサ112が備えられている。方位センサ112は、2つの磁界検出素子(磁気センサ)X、Yと、バイアスコイルCから構成される。磁界検出素子Xと磁界検出素子Yは、回路基板13上に、各々の磁気検出方向に対応する直線Lx、Lyが、所定の角度φをなすように配置される。具体的には、磁気検出方向が交差する角度φがπ/2以上π未満で、2等分角φ/2の方向が12時方向になるように配置される。
(或いは、磁気検出方向が交差する角度φが0より大きくπ/2以下で、2等分角φ/2の方向が12時方向になるように配置してもよい。)方位センサ112の周辺には、磁界の影響を受けやすい部品を配置しないようにする。なお、方位センサ112は、工場出荷時に電波時計100に実装される。
【0030】
バイアスコイルCは、図2に示すように、L字型のコアの一部に、上述の2等分角φ/2の方向に垂直な方向に巻回されており(図1参照)、コアの一端は回路基板13上に固定される。
【0031】
なお、方位センサ112に使用される磁界検出素子は、駆動方式が同一で、一方向に磁界感度を有する素子(MR素子、MI素子等)であればよく、磁界検出素子Xと磁界検出素子Yの製造元が異なっていてもよい。
【0032】
アナログ指針機構15は、文字盤12に設けられた軸孔12aからその上方に延びる指針軸17と、この指針軸17に取り付けられた時針、分針などの指針18とを備え、この指針18が文字盤12の上方を運針するように構成されている。ここで、文字盤12と指針18にはそれぞれ発光素子からの光を受光して発光する発光部19が所定の個所に設けられている。
【0033】
枠状部材5は、例えば、光透過性を有する合成樹脂、特に透明な合成樹脂で形成されている。この枠状部材5は、図2に示すように、時計ガラス3の周縁部の下面と文字盤12(上部ハウジング10)の周縁部の上面とに当接した状態で、時計ケース2の内周面に装着されている。また、この枠状部材5の所定箇所、例えば、図1に示すように12時と6時とに対応する個所には、ブラックライトと呼ばれる紫外線発光素子201が配置されている。紫外線発光素子201が配置された枠状部材5は、保護部材または緩衝部材としての機能も兼備した部材である。紫外線発光素子201は、例えば波長が254〜420nm(ナノメートル)の紫外線、又は波長が374〜389nmの紫外線、好ましくは365nm付近の紫外線を発光する紫外線灯または紫外線発光ダイオード(LED)などで構成されている。
【0034】
また、この紫外線発光素子201は、図2に示すように、紫外線発光素子201に当接するコンタクト部材21と、このコンタクト部材21を付勢する付勢部材としてのコイルばね22とで構成されている接続部材21Aにより支持されて、固定されている。このコンタクト部材21は、紫外線発光素子201の電極端子(図示略)に対応した一対の支持軸21aを有しており、その支持軸21aが電極端子に当接している。
【0035】
コンタクト部材21は、導電性を有し、その中央部は上部ハウジング10に設けられた貫通孔10a内に挿入されるとともに、文字盤12に設けられた貫通孔12b、および枠状部材5に設けられた貫通孔5aを通され、枠状部材5の上端部は、上方に突出するように配置される。この突出した上端部(一対の支持軸21a)に紫外線発光素子201が当接されている。紫外線発光素子201と時計ガラス3の間には、緩衝部材23が取り付けられている。
【0036】
コイルばね22は、導電性を有し、上部ハウジング10に設けられた貫通孔10a内に挿入され、その下端部が回路基板13に形成された接続端子Tに弾接し、上端部がコンタクト部材21の下端部に弾接している。これにより、コイルばね22はコンタクト部材21を紫外線発光素子201側に付勢し、弾性的に支持している。また、コンタクト部材21とコイルばね22とで構成された接続部材21Aにより紫外線発光素子201と回路基板13とは電気的に接続されている。
【0037】
発光部19は、図2に示すように、文字盤12における所定個所、例えばマーク部分や時字の上面や、アナログ指針機構15における指針18の所定の個所に、樹脂部や、印刷部または塗装部として形成されている。その発光部19上面は透明なオーバーコート(図示略)で覆われて保護されていることが好ましい。これら発光部19は、例えば、波長が350〜420nm、または254〜365nmの紫外線に反応して有色発光し、紫外線が照射されない通常状態のときに透明な状態を呈するものである。つまり、紫外線発光素子201から出力された紫外線や、光透過性を有する枠状部材5を介して出射される紫外線に反応して、発光部19は有色発光する。
【0038】
なお、図1では、磁界検出素子Xと磁界検出素子Yが、6時に対応する箇所に近接して配置された場合を示したが、図3の電波時計200に示すように、各磁界検出素子を、それぞれ、磁気検出方向に対応する直線Lx、Ly上に離して配置するようにしてもよい。磁界検出素子Xは、回路基板13(図4参照)上の3時〜5時に対応する箇所に配置され、磁界検出素子Yは、回路基板13上の7時〜9時に対応する箇所に配置される。
【0039】
図3のように磁界検出素子Xと磁界検出素子Yが離れて配置されている場合、磁界検出素子Xには、バイアスコイルCxが、磁界検出素子Xの磁気検出方向に垂直な方向に巻回され、磁界検出素子Yには、バイアスコイルCyが、磁界検出素子Yの磁気検出方向に垂直な方向に巻回される。バイアスコイルCxとCyは同一のコイルであり、磁界検出素子に巻回する回数も同一である。磁界検出素子Xは、回路基板13(図4参照)上の3時〜5時に対応する箇所に配置され、磁界検出素子Yは、回路基板13上の7時〜9時に対応する箇所に配置される。また、バイアスコイルCx、Cyは、L字型のコアの一部に巻回されており、コアの一端は回路基板13上に固定される。バイアスコイルCxとCyは、それぞれ、磁界検出素子Xと磁界検出素子Yの上部に配置される。
【0040】
また、図1では、各磁界検出素子の磁気検出方向が交差する角度φがπ/2以上π未満である場合(図5(a)参照)を示したが、φが0より大きくπ/2以下(図5(b)参照)である場合においても本発明を適用することができる。
【0041】
更に、図1〜図4では、磁界検出素子に同一のバイアス磁界を印加するために、バイアスコイルCが配置される場合を示したが、バイアスコイルの代わりに永久磁石を配置するようにしてもよい。
【0042】
<電波時計の機能的構成>
次に、図6及び図7を参照して、電波時計100の機能的構成について説明する。図6は、本実施の形態における電波時計100の回路構成の一例を示すブロック図である。電波時計100は、図6に示すように、制御部101、入力部102、表示部103、RAM(Random Access Memory)104、ROM(Read Only Memory)105、受信制御部106、タイムコード変換部107、計時回路部108、発振回路部109及び方位センサ部110を備えて構成されており、発振回路部109を除く各部はバスによって接続されている。また、計時回路部108には発振回路部109が接続される。
【0043】
制御部101は、CPU(Central Processing Unit)を備え、ROM105に格納された各種プログラムを読み出してRAM104内に展開し、それらのプログラムに従って、電波時計100の各部を集中制御する。以下、制御部101による各種制御動作の詳細を説明する。
【0044】
制御部101は、方位演算部101aを備え、方位センサ部110から入力されるデータから、所定の座標軸(磁気検出素子Xの検出方向、後述のx軸)に対する地磁気の方向(北方向)の角度を算出する。また、制御部101は、方位演算部101aによる算出結果に基づいて、北方向が12時方向に一致しているか否かを判定し、北方向が12時方向に一致していると判定した場合、表示部103のバックライトを点灯させる(図11参照)。
【0045】
また、制御部101は、方位計測直後及び所定時間毎に受信制御部106を制御して標準電波の受信処理を実行し、タイムコード変換部107から入力された標準タイムコードに基づいて計時回路部108で計数される現在時刻データを修正する。
【0046】
〈地磁気方向の角度の算出方法〉
図8は、2次元平面における地磁気Hと、磁界検出素子X及びYの磁気検出方向との関係を示す図である。この2次元平面は、時計ケース2の盤面と平行で、電波時計100に固定された平面である。以下では、磁界検出素子Xによる磁気検出方向の直線と、磁界検出素子Yによる磁気検出方向の直線が交差する角度をφとする。また、磁界検出素子Xによる磁気検出方向をx軸、磁界検出素子Yによる磁気検出方向をy軸とする。
【0047】
本実施の形態では、図8に示すように、地磁気Hの検出される方向が、x軸から反時計回りにθラジアンだけ傾いているものとし、このx軸の正領域を0ラジアンとした反時計回りの回転角度θを、地磁気Hの方向とみなす。また、地磁気Hの大きさをHとする。図8によると、地磁気HのX軸方向の成分Hx(以下、「x成分」と称す。)、y軸方向の成分Hy(以下、「y成分」と称す。)は、以下の(1)式及び(2)式のようになる。
【数1】
Figure 2004279363
【0048】
地磁気Hが検出される角度θは、(1)式及び(2)式から、例えば、以下のように算出される。
加法定理cos(φ−θ)=cosφcosθ+sinφsinθ より、Hy/Hx=cosφ+sinφtanθとなる。従って、地磁気Hが検出される角度θは、(3)式のようになる。
【数2】
Figure 2004279363
また、sinφ=cos(φ−π/2)、cosφ=−sin(φ−π/2)であることから、(3)式は、以下の(4)式のように書き換えることができる。
【数3】
Figure 2004279363
【0049】
磁界検出素子Xと磁界検出素子Yに同一のバイアス磁界を印加する場合、図9に示すように、磁界検出素子Xと磁界検出素子Yの各磁気検出方向が交差する角度φの2等分角φ/2の方向に、バイアス磁界を印加する。図9(a)は、φがπ/2以上π未満の場合を示し、図9(b)は、φが0より大きくπ/2以下である場合を示している。
【0050】
図10に、バイアス磁界を印加する方向と、磁界検出方向との関係を示す。バイアス磁界の大きさをBとすると、バイアス磁界のx成分Bx、y成分Byは、(5)式のように同一の値になる。
【数4】
Figure 2004279363
逆に、各磁界検出素子に必要なバイアス磁界の大きさがβ(β=Bx=By)とすると、印加すべき磁界の大きさBは、以下の(6)式のようになる。
【数5】
Figure 2004279363
【0051】
磁界検出素子Xにより実際に検出される磁界は、地磁気のx成分Hxとバイアス磁界のx成分βの和であるため、検出された磁界からバイアス磁界βを差し引くことにより地磁気のx成分Hxが算出される。同様に、磁界検出素子Yにより実際に検出される磁界は、地磁気のy成分Hyとバイアス磁界のy成分βの和であるため、検出された磁界からバイアス磁界βを差し引くことにより地磁気のy成分Hyが算出される。
【0052】
図6に戻って、入力部102は、方位計測ボタン102a(図1参照)等、電波時計100に各種機能を実行させるためのボタンで構成され、これらのボタンの押下による操作信号を制御部101に出力する。方位計測ボタン102aは、方位計測の開始を指示するためのボタンである。
【0053】
表示部103は、ディスプレイ部103a、文字盤12、バックライト部103b等により構成される。ディスプレイ部103aは、小型液晶ディスプレイ等の表示装置により構成され、制御部101から入力される表示信号に従って、所要の表示処理を行う。バックライト部103bは、LED(Light Emitting Diode)等により構成され、ディスプレイ部103aや文字盤12の背面に配置されている。バックライト部103bは、制御部101から入力される制御信号に従って、ディスプレイ部103aや文字盤12に光を照射する。
【0054】
RAM104は、制御部101により実行される各種プログラムをプログラム格納領域に展開するとともに、入力部102により入力された入力指示、入力データ、上記プログラムの実行により生じる処理結果等のデータをワークメモリに一時的に格納する。
【0055】
ROM105は、電波時計100に係るシステムプログラムやアプリケーションプログラム及びこれらのプログラムの実行時に利用されるデータ等を記憶する。例えば、ROM105は、方位計測を行うための方位計測処理プログラム(図11参照)を記憶する。
【0056】
受信制御部106は、アンテナで受信した長波標準電波の不要な周波数成分をカットして該当する周波数信号を取り出し、周波数信号を対応する信号に変換して出力する。
【0057】
計時回路部108は、発振回路部109から入力される信号を計数して、現在時刻データ等を得る。そして当該現在時刻データを制御部101に出力する。発振回路部109は、常時一定周波数の信号を出力する回路である。
【0058】
タイムコード変換部107は、受信制御部106から出力された信号に基づいて、標準時刻コード、積算日コード及び曜日コード等の時計機能に必要なデータを含む標準タイムコードを生成して制御部101に出力する。
【0059】
方位センサ部110は、図7に示すように、駆動回路111、方位センサ112、増幅部113、A/D変換回路114等により構成される。
【0060】
駆動回路111は、制御部101から入力される制御信号に従って、方位センサ112を駆動させる。
【0061】
方位センサ112は、図9に示すように、2つの磁界検出素子X、Yと、バイアスコイルCにより構成される。磁界検出素子Xは、磁界のx成分の値を検出し、検出結果を方位信号として増幅部113に出力する。磁界検出素子Yは、磁界のy成分の値を検出し、検出結果を方位信号として増幅部113に出力する。
【0062】
増幅部113は、方位センサ112から入力されるアナログ方位信号を増幅して、A/D変換回路114に出力する。
【0063】
A/D変換回路114は、増幅部113から入力される方位信号をデジタル変換し、方位演算部101aに出力する。
【0064】
次に、本実施の形態における動作を説明する。
図11のフローチャートを参照して、電波時計100において実行される方位計測処理▲1▼について説明する。
【0065】
方位計測ボタン102aの押下により、方位計測が指示されると(ステップS1;YES)、駆動回路111により方位センサ112が駆動され、バイアスコイルCに電流が流れることにより、バイアス磁界が印加される(ステップS2)。
【0066】
次いで、磁界検出素子Xにより磁界のx成分が検出され(ステップS3)、磁界検出素子Yにより磁界のy成分が検出される(ステップS4)。次いで、方位演算部101aにおいて、検出磁界のx成分からバイアス磁界βを差し引くことにより、地磁気のx成分Hxが算出され、検出磁界のy成分からバイアス磁界βを差し引くことにより、地磁気のy成分Hyが算出される。そして、地磁気のx成分Hx及びy成分Hyを(4)式の右式に代入することにより、地磁気の方向、即ち、北方向の角度θが算出される(ステップS5)。
【0067】
北方向の角度θが算出されると、この角度θが規定値に等しいか否かが判定される(ステップS6)。ここで、規定値とは、x軸に対する12時方向の角度φ/2である。ステップS6において、θ=φ/2でない場合(ステップS6;NO)、ステップS3に戻る。電波時計100を装着しているユーザは、腕や身体の向きを変えることにより、電波時計100の向きを変え、制御部101では、電波時計100の向きに応じて、ステップS3からステップS6までの処理が繰り返される。
【0068】
ステップS6において、θ=φ/2となり、12時方向が北方向に一致した場合(ステップS6;YES)、バイアス磁界の印加が終了され(ステップS7)、バックライト部103bが点灯される(ステップS8)。
【0069】
次いで、受信制御部106により、時刻情報が受信され(ステップS9)、その受信された時刻情報に基づいて現在時刻が修正され(ステップS10)、本方位計測処理▲1▼が終了する。
【0070】
このように、方位計測後に時刻情報を受信して現在時刻を修正するのは、方位計測時に印加されたバイアス磁界が、時計回路の一部に影響を与えて、時刻に誤差が生じる可能性があることによる。従って、図11のフローチャートでは、方位計測後であっても、より正確な時刻を表示させるために、方位計測後に時刻情報を受信できるようにしている。
【0071】
なお、図11のフローチャートでは、12時方向が北方向に一致した場合、バックライト部103bを点灯されることにより報知したが、報知手段はこれに限定されず、例えば、音により報知するようにしてもよい。
【0072】
以上のように、本実施の形態の電波時計100によれば、互いに独立な磁界検出素子X、Yを、磁界検出方向が互いに異なる方向を向く位置に配置できるようにしたことにより、特に小型電子機器に実装する場合に配置の自由度を高めることができるとともに、磁気検出素子の実装効率を高めることができる。また、磁気検出素子の配置状況に応じて方位を算出することにより、正確に方位を算出することが可能になるとともに、従来実施されていた磁気検出素子の配置を調整する作業が不要となる。
【0073】
更に、磁界検出素子Xと磁界検出素子Yを、検出される磁界の方向が交差する角度φがπ/2以上又はπ/2以下になるように配置するようにしたことにより、従来のように、φがπ/2に固定されている場合に比べて製品実装における配置の自由度を高めることができるとともに、磁気検出素子の実装効率を高めることができる。
【0074】
なお、ステップS3乃至ステップS6では12時方向の角度φ/2を規定値として、算出した北方向の角度θが12時方向の角度φ/2と等しいか否かにより方位を決定したが、算出された角度θから地磁気Hの大きさHを算出し、最も地磁気Hの大きさHが大きくなる地磁気Hの方位を北方向と定めて、この北方向を出力するようにしてもよい。
【0075】
地磁気Hの大きさHを求めるには、例えば、上述で算出された角度θ及び地磁気のx成分Hxを、(1)式に代入すればよい。即ち、(1)式より、地磁気Hの大きさは、Hs=Hx×secθとなる。
【0076】
また、方位の計測結果を、バックライトの点灯や音により報知することにより、計測結果を報知するための特別な手段を新たに設ける必要がなく、電波時計100の製造コストを抑えることができる。
【0077】
〈変形例〉
図11に示したフローチャートでは、12時方向が北方向に一致した場合に報知する場合を示したが、12時方向が示す方位を通知する場合の動作を以下に示す。このような動作の一例として、図12のフローチャートを参照して、電波時計100において実行される方位計測処理▲2▼について説明する。
【0078】
方位計測ボタン102aの押下により、方位計測が指示されると(ステップS11;YES)、駆動回路111により方位センサ112が駆動され、バイアスコイルCに電流が流れることにより、バイアス磁界が印加される(ステップS12)。
【0079】
次いで、磁界検出素子Xにより磁界のx成分が検出され(ステップS13)、磁界検出素子Yにより磁界のy成分が検出される(ステップS14)。次いで、方位演算部101aにおいて、ステップS13及びステップS14において検出された磁界に基づいて、北方向の角度θが算出される(ステップS15)。
【0080】
北方向の角度θが算出されると、この角度θが規定値φ/2に等しいか否かが判定される(ステップS16)。ステップS16において、θ=φ/2でない場合(ステップS16;NO)、ステップS13に戻る。電波時計100を装着しているユーザは、腕や身体の向きを変えることにより、電波時計100の向きを変え、制御部101では、電波時計100の向きに応じて、ステップS13からステップS16までの処理が繰り返される。
【0081】
ステップS16において、θ=φ/2となり、図13(a)に示すように、12時方向が北方向に一致した場合(ステップS16;YES)、バックライト部103bが点灯される(ステップS17)。
例えば、このとき観測者の体が北を向いていて、進行方向に向きを変えてから次のステップを行うようにする。
【0082】
バックライト部103bの点灯後、再度、方位計測ボタン102aの押下により、方位計測が指示されると(ステップS18;YES)、磁界検出素子Xにより磁界のx成分が検出され(ステップS19)、磁界検出素子Yにより磁界のy成分が検出される(ステップS20)。次いで、方位演算部101aにおいて、ステップS18及びステップS19において検出された磁界に基づいて、北方向の角度θが算出される(ステップS21)。
【0083】
北方向の角度θが算出されると、バイアス磁界の印加が終了され(ステップS22)、ステップS15において算出された角度θ(θ=φ/2)と、ステップS21において算出されたθの差θ−θにより、12時方向の方位が算出される(ステップS23)。
【0084】
12時方向の方位が検出されると、その検出された方位がディスプレイ部103aに表示されることによって通知され(ステップS24)、本方位計測処理▲2▼が終了する。
【0085】
例えば、図13(b)に示すように、θ−θ=φ/2−θ=−π/4である場合、12時方向の方位は、北東となる。また、図13(c)に示すように、θ−θ=φ/2−θ=+π/4である場合、12時方向の方位は、北西となる。
以上により、観測者の進行方向の方位が観測される。
【0086】
なお、ステップS24では、12時方向の方位をディスプレイ部103aに表示することによって通知したが、通知方法はこれに限定されず、例えば、指針を用いて通知するようにしてもよい。
【0087】
図12に示す方位計測処理▲2▼によれば、電波時計100の所定の箇所が示す方位(12時方向の方位)として、北方向以外の方位も通知することができるため、方位センサの利便性を向上させることができる。
【0088】
なお、本実施の形態における記述内容は、本発明の趣旨を逸脱しない範囲で適宜変更可能である。
【0089】
【発明の効果】
請求項1に記載の発明によれば、互いに独立な2つの磁気センサを、磁界検出方向が交差する角度を90度以上180度未満となるように配置するようにしたことにより、磁気センサの配置の自由度を高めることができる。また、磁気センサの配置状況に応じて方位を算出することにより、正確に方位を算出することが可能になる。
【0090】
請求項2に記載の発明によれば、互いに独立な2つの磁気センサを、磁界検出方向が交差する角度を0度より大きく90度以下になるように配置するようにしたことにより、磁気センサの配置の自由度を高めることができる。また、磁気センサの配置状況に応じて方位を算出することにより、正確に方位を算出することが可能になる。
【0091】
請求項3に記載の発明によれば、2つの磁界センサの磁気検出方向に同一のバイアス磁界を印加することにより、方位を算出する精度を高めることができる。
【0092】
請求項4及び5に記載の発明によれば、電子機器上の所定の箇所が、北方向を向いている場合に、その旨を報知するようにしたことにより、方位センサの利便性を高めることができる。
【0093】
請求項6及び7に記載の発明によれば、電子機器上の所定の箇所が示す方位を算出して、その算出結果を通知するようにしたことにより、方位センサの利便性を高めることができる。
【0094】
請求項8に記載の発明によれば、2つの磁気センサの磁界検出方向が交差する角度と、前記2つの磁気センサにより検出された磁界と、前記バイアス磁界印加機能によって印加されたバイアス磁界に基づいて方位を算出することにより、方位を正確に算出することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の形態における電波時計100の概略平面図である。
【図2】図1のII−II部断面図である。
【図3】本実施の形態の変形例における電波時計2の概略平面図である。
【図4】図3のIV−IV部断面図である。
【図5】方位センサ112を構成する磁界検出素子Xと磁界検出素子Yの配置例を示す図である。
【図6】電波時計100の回路構成の一例を示すブロック図である。
【図7】図6の方位センサ部110の回路構成の一例を示すブロック図である。
【図8】地磁気Hと磁界検出方向との関係を示す図である。
【図9】磁界検出素子X、磁界検出素子Y、バイアスコイルCの配置例を示す図である。
【図10】バイアス磁界Bを印加する方向と、磁界検出方向との関係を示す図である。
【図11】電波時計100において実行される方位計測処理▲1▼を示すフローチャートである。
【図12】本実施の形態の変形例において、電波時計100により実行される方位計測処理▲2▼を示すフローチャートである。
【図13】図12の方位計測処理▲2▼において、磁界検出方向と、北方向(地磁気方向)と、12時方向の関係を示す図である。
【図14】従来の方位センサにおける磁界検出素子Xと磁界検出素子Yの配置例(同図(a))と、磁界検出素子X、磁界検出素子Y、バイアスコイルの配置例(同図(b))を示す図である。
【符号の説明】
100、200 電波時計
101 制御部
101a 方位演算部
102 入力部
102a 方位計測ボタン
103 表示部
103a ディスプレイ部
103b バックライト部
104 RAM
105 ROM
106 受信制御部
107 タイムコード変換部
108 計時回路部
109 発振回路部
110 方位センサ部
111 駆動回路
112 方位センサ
113 増幅部
114 A/D変換回路
X、Y 磁界検出素子
C バイアスコイル

Claims (8)

  1. 互いに独立な2つの磁気センサを有し、
    前記2つの磁気センサは、磁気検出方向が交差する角度が90度以上180度未満となるように配置され、
    前記2つの磁気センサの磁気検出方向にバイアス磁界を印加するバイアス磁界印加手段と、
    前記2つの磁気センサの磁界検出方向が交差する角度と、前記2つの磁気センサにより検出された磁界と、前記バイアス磁界印加手段により印加されたバイアス磁界に基づいて方位を算出する算出手段と、
    を備えることを特徴とする方位センサ付電子機器。
  2. 互いに独立な2つの磁気センサを有し、
    前記2つの磁気センサは、磁気検出方向が交差する角度が0度より大きく90度以下になるように配置され、
    前記2つの磁気センサの磁気検出方向にバイアス磁界を印加するバイアス磁界印加手段と、
    前記2つの磁気センサの磁界検出方向が交差する角度と、前記2つの磁気センサにより検出された磁界と、前記バイアス磁界印加手段により印加されたバイアス磁界に基づいて方位を算出する算出手段と、
    を備えることを特徴とする方位センサ付電子機器。
  3. 前記バイアス磁界印加手段は、各々の磁気センサの磁気検出方向に同一のバイアス磁界を印加することを特徴とする請求項1又は2に記載の方位センサ付電子機器。
  4. 前記算出手段による算出結果により、電子機器上の所定の箇所が、北方向を向いているか否かを判定する判定手段と、
    前記判定手段により、前記所定の箇所が北方向を向いていると判定された場合、その判定結果を報知する報知手段と、
    を備えることを特徴とする請求項1〜3の何れか一項に記載の方位センサ付電子機器。
  5. 前記報知手段は、表示部を点灯させることにより前記判定結果を報知することを特徴とする請求項4に記載の方位センサ付電子機器。
  6. 前記算出手段は、前記交差する角度と、前記2つの磁気センサにより検出された磁界と、前記印加されたバイアス磁界に基づいて、北の方位が示す角度を算出し、北方向と、電子機器の所定の箇所が示す方向が交差する角度から、当該所定の箇所が示す方位を更に算出し、
    前記算出手段による算出結果を通知する通知手段を備えることを特徴とする請求項1〜5の何れか一項に記載の方位センサ付電子機器。
  7. 前記通知手段は、表示部に前記算出結果を表示することにより、当該算出結果を通知することを特徴とする請求項6に記載の方位センサ付電子機器。
  8. 互いに独立な2つの磁気センサを有する電子機器を制御するコンピュータに、前記2つの磁気センサの磁気検出方向にバイアス磁界を印加するバイアス磁界印加機能と、
    前記2つの磁気センサの磁界検出方向が交差する角度と、前記2つの磁気センサにより検出された磁界と、前記バイアス磁界印加機能によって印加されたバイアス磁界に基づいて方位を算出する算出機能と、
    を実現させるためのプログラム。
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