JP2004276935A - 表示部を設けた組立容器 - Google Patents
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Abstract
【解決手段】基板面1の一側方に箱の角側面板部2〜4、糊代部5を罫線6を介して連設し、上下に蓋片7を連設し、基板面1は、容器の背面板部1aの横方に表示基面1bを連続させ、上方と下方に折返し片9,10を罫線6を介して連設し、表示基面1bの他側方に表示基面1bに折返して重合可能な表示重合面11を罫線6を介して連設し、表示重合面11の開放側端の適宜複数個所に差込み用の係止片12を突設し、前記右側面板部4と糊代5の間の罫線6部分における上記係止片と対応する個所に、係止片12を受ける差込み孔13を切込み形成した。
【選択図】 図4
Description
【発明の属する技術分野】
本発明は、容器面の外に表示部を連設した組立容器に関する。
【0002】
【従来の技術】
透明性が良好で剛性もあるA―PET(アモルファスポリエチレンテレフタレート)などのプラスチックシートに折曲げ罫線を設け、罫線を折曲して形成した組立容器が多く利用されている。この種の透明容器においては、容器は収納した被収納物を展示して見やすくするために透明素材とすることが多く、内容表示や宣伝表示などをする部分を容器外に形成する必要がある。
その一例として、容器の背面を一側方に張出して印刷面を延設した構成が公知である、他例として、四側面と二つ折り重合面の6面を罫線を介して連設し、四側面によって四角箱形を形成するとともに、閉蓋して箱形を固定し、二つ折り重合面を一側縁から側方に張出させた構成も公知である。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、前者の構成の容器では、張出した印刷面の表裏に表示を印刷するしか表示方法がなく、直接印刷のために汚れが生じやすいなどの問題があった。後者の構成の容器では、張出した重合面が二つ折りとなっているものの、その間に印刷物その他の物を挿入しても抜け落ちやすく、しかも、開蓋すると、箱形の固定を失って、四角箱が二つ折り重合面を含めて5乃至6角筒状に開いてしまいやすいなどの問題があった。
【0004】
本発明は、上記問題点に着眼してなしたものであり、一枚シートを折り曲げて箱形と表示面を形成できるとともに、表示面を二重構成とし、組立てた箱形を崩すことなく、表示面を開閉することができ、表示の多様性をもたせることができるようにした組立容器を提供せんとするものである。
【0005】
【課題を解決するための手段】
上記課題を解決するために、本発明は、容器の一側面より大きな面を有した基板面の一側部に、折曲げ用の罫線を介して容器の他側面を連設し、他側面はこれらを折曲形成した容器部が基板面の一側部寄りに配置されるように設定し、他側部方向に張出した基盤面部分を表示基面となし、表示基面の他側端に罫線を介して表示基面に重合可能な表示重合面を連設し、表示重合面の他側に係止部を形成してなる構成を有するようにして、表示部を設けた組立容器となしたことを特徴とする。
上記構成において、基板面の上下方向に罫線を介して折返し片を連設し、折返した折返し片の先端部乃至全長が表示重合面の上下部と重合状態となるように形成することができる。
【0006】
上記係止部は着脱可能としてあることにより、表示重合面が開閉自在である。係止部は、例えば表示重合面の他側縁の適宜個所から係止片を突出形成し、表示基面端の基板面部位に当接する容器側面縁に対向して差込み孔を切込み形成し、この差込み孔に係止片を係止離脱可能とした構成とするのが好ましい。
また、基板面の上下方向に連設した折返し片は、折返して表示重合面の上下部の内側に重合すれば、折返し片はそのまま止着状態となり、外側に重合した場合は、折返し片先端部をセロファンテープで接着するなどの止着状態とすることができる。
【0007】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の一例としての実施の形態を図面によって説明する。
図1は本発明の一実施形態を示す組立容器の展開図、図2はその組立途中図、図3はその部分断面図、図4は組立状態図、図5,6はその部分断面図である。
【0008】
図1は表示部を設けた組立容器を形成するためのシートであり、好ましくはプラスチックシート、例えばA−PET、ポリプロピレン、ポリエチレン、ポリカーボネート、生分解性樹脂例えばポリ乳酸、その他の単体又は複合体としてなるプラスチックシート材を加圧加工し、輪郭を打ち抜き加工して形成してある。
【0009】
このシートは、直方体箱状の四側面を構成する背面板部を含む基板面1の一側方に、左側面板部2、正面板部3、右側面板部4、及び糊代部5を折り曲げ用の罫線6を介して連設し、正面板部3の上下に蓋片7を、左右側面板部2,4の上下に蓋片内側に折り込む折込み片8をそれぞれ罫線を介して連設してあり、
【0010】
基板面1は、容器の背面板部1aの横方に表示面となる表示基面1bを連続させ、上方に吊下げ面1cを延設した大きさの面として形成し、吊下げ面1cの上方に折返し片9を罫線6を介して連設し、折返し片9の先端部を表示基面1bの上部に重合可能な重合部9aとして形成し、表示基面1bの下方に折返し片10を罫線6を介して連設し、表示基面1bの他側方に表示基面1bに折返して重合可能な表示重合面11を罫線6を介して連設し、表示重合面11の開放側端の適宜複数個所(図では上中下3個所)に差込み用の係止片12を突設し、前記右側面板部4と糊代5の間の罫線6部分における上記係止片と対応する個所に、係止片12を受ける差込み孔13を切込み形成してなっている。
【0011】
なお、上記構成において、吊下げ面1cを設けず、表示基面1b上部に折返して重合可能な折返し片9を直接形成することができる。また、上下いずれか或いは両方の折返し片9,10を設けない構成とすることもできる。
なおまた、正背面いずれを正面としてもよく、上下を逆にし、或いは左右と上下の向きを変えて縦型を横型としてもよく、このような使用状態の変更は任意であり、本発明はこれらによって限定されるものではない。
【0012】
上記シートは、次のようにして組立容器となり、使用することができる。
各罫線はいずれも内折されるが、糊代5は接着が容易なように外折れするのが好ましい。
正面、左右側面板部2〜4を箱形に折曲し、糊代5を表示基面1b端部に接着すれば、箱形の組立容器となる。折込み片8を折込み、蓋片7を閉蓋することができる。上下の折返し片9,10を折返し、表示重合面11を折返して表示基面1bに重合し、係止片12を差込み孔13に係止すれば、表示基面1bと表示重合面11とにより表示面14が形成される。折返し片9,10はいずれも表示重合面11の上下部によって押えられるので、開いてしまうことがない。
【0013】
表示面14は、表示基面1bと表示重合面11との両面或いはいずれか一方の面に、しかもそれぞれ片面乃至両面に所望の印刷表示をすることができる。容器部分に印刷を施すことも任意である。
また、両面1b,11間に任意印刷物などの板紙又はシートを差込んで表示させることができる。シートは上下に折返し片9,10が形成してあれば、抜け落ちるおそれがなくなる。シートは表示重合面11を開閉することにより着脱自在である。
このように表示面14の表示を多様化でき、組立容器の展示効果を高めることができる。
【0014】
【発明の効果】
上記構成によれば、1枚のシート構成により、箱形とともに表示基面と表示重合面による二重構成の表示面を合わせ有し、かつ箱形を崩すことなく表示重合面を開閉することができる、簡単な構成で表示の多様性をもたせた組立容器を提供することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施形態を示す組立容器の展開図である。
【図2】図1のシートの組立途中を示す斜視図である。
【図3】図2のIII−III線断面図である。
【図4】図1のシートの組立状態を示す斜視図である。
【図5】図4のV―V線断面図である。
【図6】図4のVI―VI線断面図である。
【符号の説明】
1 基板面、 1a 背面板部、 1b 表示基面、 1c吊下げ面、
2 左側面板部、 3 正面板部、 4 右側面板部、 5 糊代、
6 罫線、 7 蓋片、 8、折込み片、 9 折返し片、 9a 重合片、
10 折返し片、 11 表示重合面、 12 係止片、 13 差込み片、
14 表示面
Claims (2)
- 容器の一側面より大きな面を有した基板面の一側部に、折曲げ用の罫線を介して容器の他側面を連設し、他側面はこれらを折曲形成した容器部が基板面の一側部寄りに配置されるように設定し、他側部方向に張出した基盤面部分を表示基面となし、表示基面の他側端に罫線を介して表示基面に重合可能な表示重合面を連設し、表示重合面の他側に係止部を形成してなる構成を有する表示部を設けた組立容器。
- 基板面の上下方向に罫線を介して折返し片を連設し、折返した折返し片の先端部乃至全長が表示重合面の上下部と重合状態となるように形成した構成を有する請求項1に記載の表示部を設けた組立容器。
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JP2013216358A (ja) * | 2012-04-09 | 2013-10-24 | Niwa Insatsu Kk | 包装用容器及びその製造方法 |
JP2015107826A (ja) * | 2013-12-05 | 2015-06-11 | 大日本印刷株式会社 | 収納容器 |
JP2015227188A (ja) * | 2014-05-30 | 2015-12-17 | ホーユー株式会社 | 表示板付き包装用箱及びその製造方法 |
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- 2003-03-13 JP JP2003068377A patent/JP4279575B2/ja not_active Expired - Fee Related
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