JP2004276092A - ダイカストマシンの射出装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】射出速度および鋳造圧力のリアルタイム制御が可能で、かつ、安価で簡素な構成のダイカストマシンの射出装置を提供する。
【解決手段】射出プランジャ63に連結された射出用ピストン5と、射出用ピストン5の背後に配置された増圧用ピストン6とを内蔵する射出シリンダ2と、射出動作および増圧動作に必要な油圧の作動油を射出シリンダ2へ供給するアキュムレータ31と、射出シリンダ2の射出動作および増圧動作を制御するサーボバルブ28を含む油圧回路20と、駆動源として電動モータ14を有し、油圧回路20に接続され、射出シリンダ2の射出動作後に、射出用ピストン5および増圧用ピストン6を所定位置へ後退させ、かつ、アキュムレータ31へ作動油を供給する油圧供給部10とを有する。
【選択図】図1

Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、ダイカストマシンの射出装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
ダイカストマシンでは、射出プランジャにより金型のキャビティに溶湯を射出することにより鋳造を行う。鋳造品の品質は、溶湯の射出速度や鋳造圧力(射出圧力)に大きな影響を受ける。このため、射出プランジャを駆動する射出シリンダの制御は、鋳造サイクルの間に溶湯の充填状況に応じて射出速度および鋳造圧力(射出圧力)を制御して最適な射出動作を実現することが行われている。
たとえば、射出を開始したのちの所定区間では、射出スリーブ内の溶湯が空気を巻き込まないように射出速度を低速とする。次いで、溶湯の先端部がキャビティの入口に達したのちに、溶湯が冷えて固化する前に溶湯のキャビティ内への充填を完了させるために、射出速度を高速に切り換える。溶湯のキャビティ内への充填完了後は、鋳造圧力(射出圧力)を急激に増加させ、キャビティ内の溶湯を加圧しながら凝固させる。
【0003】
図6は、射出装置の従来例を示す図である。
図6に示すダイカストマシン100において、金型110は、内部にキャビティ111を有し、このキャビティ111に連通するように射出スリーブ112が接続されている。この射出スリーブ112に嵌合挿入された射出プランジャ113が前進することにより、給湯口114からラドル115で供給された溶湯はキャビティ111内へ射出充填される。
射出プランジャ113は、射出シリンダ120によって駆動される。この射出シリンダ120は、ロッド125を介して射出プランジャ113に連結された射出用ピストン122が内蔵された射出用シリンダ121と、この射出用シリンダ121の後端部に連通し増圧ピストン124を内蔵する増圧用シリンダ123とを有する。
射出用シリンダ121および増圧用シリンダ123には、油圧回路130が接続されている。この油圧回路130は、油圧源131、アキュムレータ132、射出速度調整弁137、チェック弁136、増圧用チェック弁135等を有する。
油圧回路130は、射出用シリンダ121および増圧用シリンダ123をいわゆるメータイン方式で駆動する。
射出速度調整弁137は、ソレノイド138により駆動される電磁制御弁であり、エンコーダ39によって弁の開度が検出される。この射出速度調整弁137は、エンコーダ139の検出した弁の開度に基づいて制御回路140によって制御される。射出速度調整弁137の制御により射出速度が制御される。
増圧用チェック弁135は、モータにより弁の開度が調整可能になっており、増圧用チェック弁135を開くことにより、増圧が開始される。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
ところで、上記の射出装置の油圧回路130は、溶湯のキャビティ内への充填完了後に増圧した際に、作動液は、アキュムレータ132により増圧用シリンダ123へ直接与えられるため、増圧用シリンダ123に与えられる作動液の流量は制御されず一定である。
増圧用シリンダ123に与えられる作動液の流量が一定であると、増圧時の圧力(鋳造圧力)の上昇カーブは、アキュムレータ132の圧力で規定される最大圧力に近づくにつれて傾きが緩くなり二次曲線となる。
一方、ダイカスト製品の品質を安定および向上させるには、鋳造圧力の上昇カーブを金型の仕様や製品の材料に応じて決まるバリ臨界昇圧曲線と呼ばれる限界鋳造圧力上昇時間曲線に可能な限り近づけることが好ましい。すなわち、増圧時の圧力の上昇特性を限界鋳造圧力上昇時間曲線に近づけるように、制御することにより、鋳バリの発生が少なく良好な品質のダイカスト製品ができる。
しかしながら、増圧時の圧力をリアルタイムに制御しようとすると、増圧用チェック弁135にサーボバルブ等のリアルタイムに弁開度を調整可能なバルブが必要となり、油圧回路130が非常に高価になる。
【0005】
本発明は、上述の従来の課題に鑑みて成されたものであって、その目的は、射出速度および鋳造圧力のリアルタイム制御が可能で、かつ、安価で簡素な構成のダイカストマシンの射出装置を提供することにある。
【0006】
【課題を解決するための手段】
本発明は、射出プランジャを前進させて金型に形成されたキャビティに金属溶湯を射出、充填する射出動作と、前記キャビティに充填された金属溶湯の鋳造圧力を上昇させる増圧動作とを行うダイカストマシンの射出装置であって、前記射出プランジャに連結された射出用ピストンと、前記射出用ピストンの背後に配置された増圧用ピストンとを内蔵する射出シリンダと、前記射出動作および前記増圧動作に必要な液圧の作動液を前記射出シリンダへ供給するアキュムレータと、前記射出シリンダの射出動作および増圧動作を制御する制御バルブを含む液圧回路と、駆動源としてモータを有し、前記液圧回路に接続され、前記射出シリンダの射出動作後に、前記射出用ピストンおよび前記増圧用ピストンを所定位置へ後退させ、かつ、前記アキュムレータへ作動液を供給する液圧供給手段とを有する。
【0007】
好適には、前記液圧供給手段は、ピストンを内蔵し、昇圧された作動液を出力可能なシリンダ装置を有し、前記モータは、前記ピストンを駆動する。
【0008】
さらに好適には、前記シリンダ装置は、前記射出シリンダの駆動により排出される作動液を回収するタンクを兼ねている。
【0009】
前記液圧供給手段は、前記射出シリンダから排出される作動液を回収するタンクと、前記タンクに収容された作動液を昇圧して供給可能な液圧ポンプを有し、前記モータは、前記液圧ポンプを駆動する構成とすることも可能である。
【0010】
本発明では、アキュムレータから供給される昇圧された作動液によって、射出シリンダの射出動作および増圧動作が行われる。
この射出動作および増圧動作により、射出シリンダに内蔵された射出用ピストンおよび増圧用ピストンは、前進する。また、アキュムレータに蓄積された昇圧された作動液は、射出動作および増圧動作により解放される。
この状態から、液圧供給手段は、液圧回路を通じて、射出シリンダへ作動液を供給して射出用ピストンおよび増圧用ピストンを所定の位置まで後退させるとともに、アキュムレータに昇圧された作動液を供給する。
【0011】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の実施の形態について図面を参照して説明する。
第1の実施形態
図1は、本発明の一実施形態に係るダイカストマシンの射出装置の構成を示す図である。
図1において、ダイカストマシン1の金型60は、内部にキャビティ61を有し、このキャビティ61に連通するように射出スリーブ62が接続されている。この射出スリーブ62に嵌合挿入された射出プランジャ63が前進することにより、射出スリーブ62に供給された溶湯は、キャビティ61内へ射出充填される。
【0012】
上記の射出プランジャ63を駆動する射出装置は、射出シリンダ2と、油圧回路20と、制御装置40と、アキュムレータ31と、油圧供給部10とを有する。
なお、射出シリンダ2は本発明の射出シリンダ、油圧回路20は本発明の液圧回路、アキュムレータ31は本発明のアキュムレータ、油圧供給部10は本発明の回路の液圧回路のそれぞれ一実施態様である。
【0013】
射出シリンダ2は、射出用ピストン5を内蔵するシリンダ室3と、増圧用ピストン6を内蔵するシリンダ室4とを有している。これらのシリンダ室3,4は互いに連通しており、また、シリンダ室4はシリンダ室3よりも大径化されている。
【0014】
射出用ピストン5は、ピストンロッド5aによってプランジャ63に接続されている。
増圧用ピストン6は、射出用ピストン5の背後に配置され、射出用ピストン5よりも大径化されている。
【0015】
射出シリンダ2の先端部には、ピストンロッド5a(プランジャ63)の位置を検出するための位置検出器49が設けられている。
【0016】
油圧回路20は、開閉バルブ22,23と、チェックバルブ24と、サーボバルブ28を有する。
アキュムレータ31は、シリンダ室3の射出用ピストン5のピストンロッド5aとは反対側に管路によって接続されている。この管路の途中には、サーボバルブ28および開閉弁22が接続されている。
アキュムレータ31は、射出用ピストン5を駆動する(前進させる)ための作動液を射出用ピストン5の背面側に供給する。
【0017】
開閉バルブ22は、アキュムレータ31からサーボバルブ28を通じてシリンダ室3へ向けて供給される作動油の流れを許容し、シリンダ室3側からサーボバルブ28へ逆流する作動油の流れを阻止する。
【0018】
チェックバルブ24は、サーボバルブ28と開閉バルブ22の間の管路から分岐し、油圧供給部10側と接続される管路の途中に設けられている。このチェックバルブ24は、アキュムレータ31から供給された作動油が油圧供給部10側へ流出するのを阻止するとともに、油圧供給部10側から供給される作動油の流れを許容する。
【0019】
サーボバルブ28と開閉バルブ22との間の管路から分岐した管路は、開閉バルブ23を介してシリンダ室4の増圧用ピストン6の射出用ピストン5とは反対側に接続されている。この管路は、アキュムレータ31から供給される増圧用ピストン6を駆動する(前進させる)ための作動液を増圧用ピストン6の背面側に供給する。
【0020】
サーボバルブ28は、アキュムレータ31と開閉弁22との間の管路に設けられている。このサーボバルブ28は、バルブを開閉するアクチュエータ28aと、バルブの開度を検出する位置検出器28bを備えている。制御装置40からの制御信号46sがアクチュエータ28aに入力されることにより、バルブの開度が調整される。バルブの開度の制御により、アキュムレータ31から射出シリンダ2に向けて供給される作動液の流量が制御される。また、バルブの開度は、位置検出器28bにより検出され、制御装置40にフィードバックされる。
【0021】
開閉バルブ23は、パイロットチェックバルブである。この開閉バルブ23は、パイロット操作により、シリンダ室4とアキュムレータ31を接続する管路を開閉し、開放されたときには、シリンダ室4への作動液の流入のみ許容する。
【0022】
制御装置40は、プロセッサ41、メモリ42、入力回路43、出力回路44、増幅器46、表示器45、データ入力装置47等を有する。
メモリ42、入力回路43および出力回路44は、プロセッサ41とバスによって接続されている。
メモリ42は、サーボバルブ28を駆動制御するプログラム等を記憶する。
入力回路43には、データ入力装置47、位置検出器49、圧力検出器48等が接続されており、入力回路43はデータ入力装置47から入力されたデータ、位置検出器49の検出したプランジャ63の位置情報49s、圧力検出器48の検出した圧力情報48s等をプロセッサ41に出力する。
プロセッサ41は、メモリ42に記憶されたプログラムに基づいて、サーボバルブ28に対する指令を算出する等の演算を行う。具体的には、プロセッサ41は、位置検出器49の検出した位置情報49sに基づいて、射出速度制御を行い、圧力検出器48の圧力情報48sに基づいて、鋳造圧力(射出圧力)制御を行う。
出力回路44には、増幅器46や表示器45が接続されており、この出力回路44はプロセッサ41等からのデータを増幅器46や表示器45に出力する。
増幅器46は、プロセッサ41により演算された制御指令を増幅し、サーボバルブ28のアクチュエータ28aに出力する。
【0023】
油圧供給部10は、シリンダ11と、このシリンダ11に内蔵されたピストン12と、直動機構13と、電動モータ14とを有する。
シリンダ11の一端は、射出シリンダ2のシリンダ室3と管路によって接続されている。シリンダ室3側の接続位置は、シリンダ室3の前進方向の端部である。また、このシリンダ室3とシリンダ11とを結ぶ管路は、チェックバルブ24を介して、サーボバルブ28と開閉バルブ22の間の管路と管路によって接続されている。
【0024】
射出シリンダ2のシリンダ室3から作動油が排出されると、シリンダ室3とシリンダ11とを結ぶ管路を通じて作動油がシリンダ室11へ送られる。
シリンダ室11は、射出シリンダ2から排出される作動油を回収するタンクとして機能する。
【0025】
ピストン12は、シリンダ11に移動可能に嵌合しており、直動機構13を介して電動モータ14と連結されている。電動モータ14を回転させると、電動モータ14の回転力が直動機構13によって直線運動に変換され、これがピストン12に伝達される。
ピストン12が矢印A2の向きに駆動されると、シリンダ11内に存在する作動油が押し出される。シリンダ11から押し出される作動油は、射出シリンダ2のシリンダ室3へ供給されるとともに、チェックバルブ24およびサーボバルブ28を通じてアキュムレータ31へ供給される。
【0026】
次に、上記構成のダイカストマシン1の射出装置の動作の一例について図2を参照して説明する。
図2は、ダイカストマシン1の射出制御における射出圧力波形および射出速度波形の一例を示すグラフである。
図2に示すように、ダイカストマシン1の射出制御は、低速射出と高速射出からなる射出速度制御、および増圧制御の順で行われる。
【0027】
まず、ダイカストマシン1のスリーブ62内に所定量の溶湯を供給したのち、サーボバルブ28が制御装置40により制御される。
このとき、図1に示したように、アキュムレータ31からサーボバルブ28および開閉弁22を通じて作動油がシリンダ3内に供給される。このとき、射出速度Vが低速VL となるようにサーボバルブ28の開度が調整され、射出用ピストン48が低速VL で駆動される。
射出用ピストン48が前進すると、射出用ピストン48の前側に存在するシリンダ室3内の作動油は排出され、シリンダ11内に回収される。なお、この状態では、図1に示した油圧供給部10のピストン12は解放されており、排出された作動油のシリンダ11への供給により、ピストン12は矢印A1の向きに移動する。
【0028】
制御装置40は、射出開始点Oから位置検出器49の検出するプランジャ63の位置情報を逐次監視し、プランジャ63が高速開始点Dに達したところで、射出速度Vが高速VH となるようにサーボバルブ28の開度を拡げる。サーボバルブ28の開度が拡がることにより、シリンダ室3に流入する作動油の流量が増加し、射出用ピストン5の前進速度が増加する。
高速開始点Dは、スリーブ62からキャビティ61に向けて射出された溶湯の先端部がキャビティ61のゲートに略到達する位置である。
射出速度Vを高速VH に切り換えることにより、射出圧力PはPL からPH に上昇する。
【0029】
射出速度Vを高速VH に切り換えたのち、溶湯がキャビティ61に充填されると、射出速度VはVdで示すように、急に減速する。制御装置40は、この減速が開始する減速開始点Lを、位置検出器49の検出するプランジャ63の位置情報から認識することができる。射出速度Vが減速すると、射出圧力PはPdで示すように上昇する。
また、減速する射出速度Vdの傾きは、サーボバルブ28の開度を調整することにより制御される。すなわち、サーボバルブ28の開度に基づいて、減速制御が行われる。
【0030】
射出速度Vが減速し、プランジャ63の位置が増圧開始位点Mに到達したところで、制御装置40は、サーボバルブ28を所定の開度までさらに開く。これと同時に開閉バルブ23を開放可能な状態にする。
サーボバルブ28を所定の開度まで開くと、サーボバルブ28を通じて大流量の作動油が急激に供給される。これにより、開閉バルブ23は、サーボバルブ28の開度に応じて開き、作動油が開閉バルブ23を通じてシリンダ室4に供給される。
【0031】
シリンダ室4に作動油が供給されると、増圧用ピストン6が前進する。増圧用ピストン6が前進すると、増圧用ピストン6と射出用ピストン5との間の作動油の圧力が上昇するため、開閉バルブ22は自閉する。
すなわち、アキュムレータ31からシリンダ室3に向かう作動油は遮断され、シリンダ室3の増圧用ピストン6と射出用ピストン5との間の空間は密閉される。
【0032】
これにより、射出用ピストン5が背後から前進方向に押圧され、射出圧力PはPtで示すように上昇し、最大射出圧力Pmax に達する。
この最大射出圧力Pmax を所定期間維持することにより、鋳造品の成形が完了する。
【0033】
次に、前進した射出用ピストン5および増圧用ピストン6と昇圧した作動油を解放したアキュムレータ31の復元動作について説明する。
射出動作および増圧動作が完了した状態では、油圧供給部10のシリンダ11内には、射出シリンダ2から排出された作動油が供給された状態にある。この状態で、電動モータ14を駆動し、ピストン12を図1に示した矢印A2の向きに移動させる。
【0034】
ピストン12を図1に示した矢印A2の向きに移動させると、射出シリンダ2の作動油がシリンダ室3に供給されるとともに、アキュムレータ31にも供給される。
これにより、射出ピストン5および増圧用ピストン6は後退する。また、アキュムレータ31には、チェックバルブ24および開放されたサーボバルブ28を通じて昇圧された作動油が供給され、再び蓄圧される。
射出ピストン5および増圧用ピストン6の後退が完了し、アキュムレータ31の蓄圧が完了したところで、再び鋳造を行うことが可能となる。
【0035】
以上のように、本実施形態によれば、アキュムレータ31から供給される昇圧された作動液によって、射出シリンダの射出動作および増圧動作のすべてが行われる。また、アキュムレータ31から供給される昇圧された作動液を流量をサーボバルブ289によって制御することにより、射出動作および増圧動作の制御が行われる。このため、油圧回路20を含む装置構成が非常に簡素化され、装置コストを大幅に削減できる。
また、本実施形態では、射出ピストン5および増圧用ピストン6の後退およびアキュムレータ31の蓄圧を電動モータ14によって駆動される油圧供給部10によって行う。このため、高圧の作動油を供給する油圧源が不要となる。この結果、本実施形態に係るダイカストマシンを設置する場所に制限を受けない。すなわち、高圧の作動油を供給する油圧源を備えた場所でなくとも、本実施形態に係るダイカストマシンを動作させることが可能となる。
また、本実施形態では、油圧供給部10のシリンダ11を射出シリンダ11から排出される作動油を回収するタンクとしても使用するので、タンクが不要となり、装置をさらに小型化することができる。
【0036】
第2の実施形態
図3は、本発明の他の実施形態に係るダイカストマシンの射出装置の構成を示す図である。図3において、第1の実施形態と同一の構成部分については同一の符号を使用している。
図3に示すダイカストマシンの射出装置と、上述した第1の実施形態に係る射出装置との間で異なる点は、油圧供給部の構成である。
本実施形態に係る油圧供給部10Aは、タンク11Aと、電動モータ14Aと、油圧ポンプ15Aと、チェックバルブ16Aとを有する。
【0037】
タンク11Aは、射出シリンダ2のシリンダ室3と管路によって接続されており、シリンダ室3から排出される作動油を回収する。
油圧ポンプ15Aおよびチェックバルブ16Aは、タンク11Aと射出シリンダ2のシリンダ室3とを結ぶ管路に並列に接続された管路の中途に設けられている。
油圧ポンプ15Aは、電動モータ14Aによって駆動されることにより、タンク11Aに回収された作動油を昇圧して射出シリンダ2のシリンダ室3およびアキュムレータ31に向けて送りだす。
チェックバルブ16Aは、油圧ポンプ15Aから送りだされた作動油の流れを許容し、シリンダ室3から排出される作動油が油圧ポンプ15A側へ逆流するのを阻止する。
【0038】
本実施形態では、作動油を送りだす油圧ポンプ15Aとタンク11Aを別々に設けるため、第1の実施形態の場合と比較して装置が大型化する可能性があるが、油圧ポンプ15Aを使用するため、第1の実施形態の場合よりもさらに高圧の作動油を発生させやすい。
【0039】
第3の実施形態
図4は、本発明のさらに他の実施形態に係るダイカストマシンの射出装置の構成を示す図である。なお、図4において、第1の実施形態と同一の構成部分については同一の符号を使用している。
本実施形態に係る射出装置は、サーボバルブ28をアキュムレータ31と射出シリンダ2との間に設けるのではなく、射出シリンダ2の排出側に設けている。
【0040】
図4において、サーボバルブ28は、油圧供給部10のシリンダ11の一端と射出シリンダ2のシリンダ室3を結ぶ管路に設けられている。
このサーボバルブ28は、シリンダ室3から排出される作動油の流量を調整することにより、射出速度および射出圧力の制御を行う。
【0041】
本実施形態に係る射出装置の動作は、第1の実施形態と同様である。すなわち、アキュムレータ31から射出シリンダ2へ開閉バルブ22を通じて昇圧された作動油を供給し、射出速度Vが低速VL となるようにサーボバルブ28を制御する。
このとき、射出シリンダ2からサーボバルブ28を通じて排出された作動油は油圧供給部10のシリンダ11に回収される。
【0042】
その後、プランジャ63が上記した高速開始点Dに達したところで、射出速度Vが高速VH となるようにサーボバルブ28の開度を拡げる。
さらに、射出速度Vを高速VH に切り換えたのち、プランジャ63の位置が増圧開始位点Mに到達したところで、サーボバルブ28を所定の開度までさらに開き、同時に開閉バルブ23を開放可能な状態にして増圧する。
このとき、開閉バルブ23は、サーボバルブ28の開度に応じて開き、作動油が開閉バルブ23を通じてシリンダ室4に供給される。開閉バルブ22は自閉する。
【0043】
油圧作動部10の電動モータ14を駆動すると、ピストン12が矢印A2の向きに移動し、シリンダ11内の作動油が昇圧されて押し出される。シリンダ11から押し出された作動油は、サーボバルブ28を通じてシリンダ室3へ供給されるとともに、チェック弁24を通じてアキュムレータ31に供給される。これにより、射出用ピストン5と増圧用ピストン6の後退と、アキュムレータ31の蓄圧が行われる。
【0044】
以上のように、本実施形態によれば、射出シリンダ2の作動油の排出側にサーボバルブ28を設けて射出動作および増圧動作を行う場合においても、第1の実施形態と同様の効果が得られる。
【0045】
第4の実施形態
図5は、本発明のさらに他の実施形態に係るダイカストマシンの射出装置の構成を示す図である。
本実施形態に係る射出装置は、図4に示した射出装置の油圧供給部10を図3に示した油圧供給部10Aに代えた構成であり、その他の構成は、図4に示した第3の実施形態に係る射出装置と同じである。
このように、射出シリンダ2の作動油の排出側にサーボバルブ28を設けて射出動作および増圧動作を行う場合においても、第2の実施形態と同様の効果返られる。
【0046】
本発明は上述した各実施形態に限定されない。上述した実施形態では、本発明の作動液として作動油の場合を例に挙げて説明したが、作動油以外の液体を使用することも可能である。
また、上述した実施形態では、本発明のモータとして電動モータの場合を例に挙げて説明したが、油圧モータ等の他の種類のモータを使用することも可能である。
また、上述した実施形態では、本発明の制御バルブとしてサーボバルブ28を用いた場合について説明したが、これに限定されない。たとえば、比例電磁弁、ディジタル弁、メカニカル制御弁等のリアルタイムに弁開度を制御可能な制御バルブであれば本発明を適用可能である。
【0047】
【発明の効果】
本発明によれば、射出速度および鋳造圧力のリアルタイム制御が可能で、かつ、安価で簡素な構成のダイカストマシンの射出装置が提供される。
また、本発明によれば、ダイカストマシンを動作させるために、高圧の大容量作動液を供給する液圧源が必要ない。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施形態に係るダイカストマシンの射出装置の構成を示す図である。
【図2】本発明の一実施形態に係るダイカストマシンの射出制御における射出圧力波形および射出速度波形の一例を示すグラフである。
【図3】本発明の他の実施形態に係るダイカストマシンの射出装置の構成を示す図である。
【図4】本発明のさらに他の実施形態に係るダイカストマシンの射出装置の構成を示す図である。
【図5】本発明のさらに他の実施形態に係るダイカストマシンの射出装置の構成を示す図である。
【図6】射出装置の従来例を示す図である。
【符号の説明】
1…ダイカストマシン
2…射出シリンダ
3,4…シリンダ室
5…射出用ピストン
6…増圧用ピストン
10,10A…油圧供給部
11…シリンダ
11A…タンク
12,12A…ピストン
14,14A…電動モータ
20…油圧回路
22,23…開閉バルブ
24…チェックバルブ
31…アキュムレータ
40…制御装置

Claims (4)

  1. 射出プランジャを前進させて金型に形成されたキャビティに金属溶湯を射出、充填する射出動作と、前記キャビティに充填された金属溶湯の鋳造圧力を上昇させる増圧動作とを行うダイカストマシンの射出装置であって、
    前記射出プランジャに連結された射出用ピストンと、前記射出用ピストンの背後に配置された増圧用ピストンとを内蔵する射出シリンダと、
    前記射出動作および前記増圧動作に必要な液圧の作動液を前記射出シリンダへ供給するアキュムレータと、
    前記射出シリンダの射出動作および増圧動作を制御する制御バルブを含む液圧回路と、
    駆動源としてモータを有し、前記液圧回路に接続され、前記射出シリンダの射出動作後に、前記射出用ピストンおよび前記増圧用ピストンを所定位置へ後退させ、かつ、前記アキュムレータへ作動液を供給する液圧供給手段と
    を有するダイカストマシンの射出装置。
  2. 前記液圧供給手段は、ピストンを内蔵し、昇圧された作動液を出力可能なシリンダ装置を有し、
    前記モータは、前記ピストンを駆動する
    請求項1に記載のダイカストマシンの射出装置。
  3. 前記シリンダ装置は、前記射出シリンダの駆動により排出される作動液を回収するタンクを兼ねている
    請求項2に記載のダイカストマシンの射出装置。
  4. 前記液圧供給手段は、前記射出シリンダから排出される作動液を回収するタンクと、
    前記タンクに収容された作動液を昇圧して供給可能な液圧ポンプを有し、
    前記モータは、前記液圧ポンプを駆動する
    請求項1に記載のダイカストマシンの射出装置。
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