JP2004275503A - 眼科測定装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】アライメントを容易に行うことが可能で、アライメント整合までの時間短縮及び操作性の向上を図る技術を提供する。
【解決手段】投光系4及び受光系6の光学構成とは異なる角膜頂点を基準としてアライメントを行い、投光系4及び受光系6の光軸3,5が被検眼1内で交わる交点を角膜頂点から所定距離ずれた被検眼1内の生体特性測定ポイントに設定することを特徴とする。
【選択図】 図1

Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、被検眼内に走査したレーザ光を投光し、例えば被検眼内からの散乱光を受光することにより前房内の浮遊する細胞(セル)数や蛋白質濃度、水晶体の混濁度等の生体特性を測定する眼科測定装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
従来、被検眼の前房内にレーザ光を照射し、そのレーザ光が被検眼前房内で散乱した散乱光を受光して眼科測定を行う眼科測定装置として、フレアメータやフレアセルメータが知られている。フレアメータ等は、上記の測定によって被検眼の前房内の浮遊セル数や蛋白質濃度(フレア濃度)を測定することができるものである。
【0003】
このようなフレアメータ等の従来技術は、特許文献1〜3に挙げるものがある。
【0004】
【特許文献1】
特開平3−264044号公報
【特許文献2】
特開平7−178052号公報
【特許文献3】
特開平9−84763号公報
【0005】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、従来のフレアメータ等の眼科測定装置では、被検眼の眼球光軸に対して斜め方向からレーザ光を投光し、受光するという特異な光学関係を構成し、被検眼の前房内の測定ポイントも検出が困難なため、装置の測定を行うために被検眼との位置調整を図るアライメントを行うことは検者の熟練した技術が必要であり、非常に困難であった。
【0006】
特許文献1,2では、アライメントの整合の判定を行うことによって、アライメントを容易にしようと考えられている。しかし、いかにアライメントの整合の判定が良好に行えても、実際にアライメントを行うことが容易にならなければ、検者の技量によりアライメント完了までに長時間を有することになる。
【0007】
このようにアライメント完了までに長時間を要すれば、測定の総時間が長期になり、一点を凝視し続ける必要のある被検者の負担も過大となる。
【0008】
そこで、検者の技量によらずにアライメントの整合を容易に短時間で行える操作性が良く、使い勝手の良い装置の開発が望まれていた。
【0009】
本発明は上記従来技術に鑑みてなされたもので、その目的とするところは、アライメントを容易に行うことが可能で、アライメント整合までの時間短縮及び操作性の向上を図る技術を提供することにある。
【0010】
【課題を解決するための手段】
本発明では、フレアメータ等の眼科測定装置での被検眼の眼球光軸に対して斜めにレーザ光を投光し受光するという特異な光学関係の構成とは別に、角膜頂点を基準とするアライメント制御の構成を備え、上記の特異な光学関係を、角膜頂点を基準とするアライメントによって整合するようにした。
【0011】
ここで、角膜頂点を基準とするアライメントで上記の特異な光学関係の構成における測定ポイントが決定できる要因は、近年、データの蓄積が進み、一般の多数の被検者の被検眼にとって画一的に高精度に測定できる測定ポイントが被検眼内のどの位置であるかが明らかとなったことから可能となったものである。
【0012】
一方、角膜頂点を基準とするアライメントは、被検眼の眼球光軸上で角膜頂点の第1輝点の虚像位置を、前記光軸に垂直なXY方向における所定の第1位置決定点へ一致させることにより、装置の前記光軸に垂直なXY方向でのアライメント整合ができる。また、角膜頂点に対して前記光軸に斜め入射した第2輝点の斜め反射した虚像の位置を捉え、虚像位置を所定の第2位置決定点に一致させることにより、装置の前記光軸に沿ったZ方向のアライメント整合ができる。
【0013】
上記目的を達成するために本発明の眼科測定装置にあっては、
被検眼内を光走査して被検眼内の生体特性を測定する眼科測定装置において、光源から被検眼内へ被検眼の眼球光軸に対して斜め方向から照射した照射光を走査して投光する投光系と、
該投光系からの照射光が被検眼内で散乱した散乱光を受光する受光系と、
被検眼の眼球光軸上から照射した角膜頂点の第1輝点の虚像を用いて被検眼の眼球光軸と直交するXY方向のアライメントを行う手段と、
被検眼の眼球光軸に対して所定の入射角で照射した角膜頂点の第2輝点の虚像を所定の反射角で捉えて被検眼の眼球光軸に沿ったZ方向のアライメントを行う手段と、を備え、
各アライメントを行う手段によって角膜頂点を基準としてアライメントを行うことで、前記投光系及び前記受光系の光軸が被検眼内で交わる交点を、角膜頂点から所定距離ずれた被検眼内の生体特性測定ポイントに設定することを特徴とする。
【0014】
この構成では、測定を行う投光系及び受光系とは光軸の異なる角膜頂点を基準として採用するXY方向及びZ方向のアライメントを行う手段を用いて、角膜頂点と基準として測定を行う投光系及び受光系のアライメントを容易に行うことができ、アライメント整合までの時間短縮及び操作性の向上を図ることができる。
【0015】
ここで、XY方向のアライメントは、被検眼の眼球光軸と直交する平面に対して行うものである。例えば、X方向を装置の水平方向とし、Y方向を装置の鉛直方向として設定することができる。
【0016】
また、Z方向のアライメントは、被検眼の眼球光軸に沿って行うものであり、被検眼に対して遠近方向の調整を行う。
【0017】
そして、本発明で設定される被検眼内の生体測定ポイントは、例えば、被検眼前房内位置で前房内に浮遊している細胞数(浮遊セル測定)や蛋白質濃度(フレア濃度測定)、前房内の混濁度を測定するポイントであったり、被検眼の水晶***置で水晶体の混濁度を測定するポイントであったりする。
【0018】
前記Z方向のアライメントを行う手段は、前記虚像の検知に分割センサを用いており、前記分割センサのアライメントが完了する検知出力値を複数有することが好適である。
【0019】
この構成では、Z方向のアライメントが完了する位置を、測定対象に応じて複数箇所に設定することができる。例えば、1つ目を被検眼の前房内位置とし、2つ目を被検眼の水晶***置とするといった設定が可能である。
【0020】
前記投光系は、集光レンズを前記投光系の光軸に対して垂直な方向に移動させてレーザ光を走査することが好適である。
【0021】
この構成では、レーザ光の走査を単純な集光レンズの移動だけで行うので、構成が簡単であり、低コスト化が図れる。また、レーザ光を複数方向に走査する場合にも、移動可能な集光レンズを追加するだけで良く、装置の改良も簡易である。
【0022】
前記投光系又は前記受光系は、円筒レンズ又は光路に対して傾けて配置した球面レンズを用いて収差を除去することが好適である。
【0023】
この構成では、容易に収差を除去することができ、測定精度を向上することができる。例えば、受光系では、角膜による収差が大きく発生しており散乱光の像を結像させると大きな非点収差が発生しているが、この構成によって容易にその収差を除去することができる。
【0024】
測定開始前に装置周辺の明るさを検知し、所定以上の明るさを検知した場合には測定を行わないことが好適である。
【0025】
この構成では、むやみに測定が行われ、測定に用いる受光系の受光素子に過大な明かりが入り込むことによる受光素子の損傷を事前に防止することができる。
また、外部の装置周辺の明るさが明るすぎたまま測定を行い、微弱光である散乱光を測定する精度が落ちることを防止し、測定精度を向上することができる。
【0026】
前記XY方向のアライメントを行う手段は、被検眼の前眼部を撮影する第1撮像手段を有し、
アライメント時には前記第1撮像手段によって撮影された被検眼の前眼部を表示すると共に測定時には測定結果を表示する表示部を備えたことが好適である。
【0027】
この構成では、アライメント時及び測定時に検者は表示部のみを見ていればよく、検者がアライメント時と測定時とで異なる部分に視点を動かす必要がなく、検者にとっての操作性を向上することができる。
【0028】
前記受光系は、測定部分の画像を撮影する第2撮像手段を有し、該第2撮像手段の画像は前記表示部に表示されることが好適である。
【0029】
この構成では、さらに表示部にて検者は受光系の測定部分の画像を見ることができ、検者は当該画像により測定部分の確認等が視点を動かさずに行え、検者にとっての操作性を向上することができる。
【0030】
被検眼内の生体特性の測定は、前房内の混濁度、前房内の浮遊セル数又は水晶体の混濁度のいずれかの測定であることが好適である。
【0031】
【発明の実施の形態】
以下に図面を参照して、この発明の好適な実施の形態を例示的に詳しく説明する。
【0032】
「全体構成」
図1は本実施の形態に係るレーザフレアメータ(以下、LFMと称す)の概略構成図である。本実施の形態では、LFMを眼科測定装置の一例として説明を進める。なお、本実施の形態のLFMは、通常の被検眼前房内の浮遊する細胞(浮遊セル)数や蛋白質濃度(フレア濃度)、混濁度等の生体特性を測定するだけでなく、その他に被検眼水晶体の混濁度の生体特性も測定できるものである。
【0033】
図1において、被検者の眼球である被検眼1が示されており、被検眼1に対向してLFMの測定部2が配置されている。
【0034】
LFMの測定部2は、概略、投光系光軸3に沿った投光系4と、受光系光軸5に沿った受光系6と、被検眼1の凝視する被検眼1の眼球光軸である中心軸7に沿ったXY方向アライメント調整部8と、Z方向用の入射光軸9及び反射光軸10に沿ったZ方向アライメント調整部11と、で構成されている。
【0035】
また、LFMは、測定部2から離れた本体に、各種表示を1箇所で行うための1つの表示部101と、各種データ解析等を行う解析部102と、表示部101に表示するデータを切り換える切換器103と、を備える。
【0036】
なお、今後の説明では述べられていないが、測定結果を紙等のシートにプリントするプリント出力部等も備えており、測定結果がシートに残せることはいうまでもない。
【0037】
ここで、投光系光軸3と受光系光軸5は、被検眼1の眼球内の所定位置、すなわち被検眼1の前房内にて両光軸3,5の交点が位置しており、この交点位置が測定ポイントを指す。投光系光軸3と受光系光軸5の交点での交角は、直角をなすように設定される(図9(a)参照)。
【0038】
一方、中心軸7は、被検眼1の角膜頂点の正面から真直ぐに延びている。中心軸7は、投光系光軸3及び受光系光軸5とは両光軸3,5の交点で重なることがなく、ずれを生じている。なお、中心軸7は、通常は1本となるが、説明のために図1では各光源からの光路毎に示してある。
【0039】
また、Z方向用の入射光軸9及び反射光軸10は、中心軸7に対して被検眼1の角膜頂点の表面で交差し、中心軸7に対してほぼ対称な入射角と反射角を有するようになっている(図9(a)参照)。
【0040】
なお、投光系光軸3及び受光系光軸5と中心軸7との関係を示すための角膜頂点と測定ポイントとの関係については後述する。
【0041】
(投光系)
まず、LFMの測定部2の投光系4について説明する。投光系4では、可視レーザダイオード等のレーザ光源12から発せられたレーザ光が、集光レンズ13を介して光軸7に対して斜め方向の投光系光軸3に沿って被検者の被検眼1の前房内に投光される。
【0042】
集光レンズ13は、不図示の駆動手段によって投光系光軸3と垂直方向(図1では紙面と垂直方向)に駆動され、レーザ光を微細に1次元的に走査する。このため、レーザ光の走査を単純な集光レンズ13の移動だけで行うので、構成が簡単であり、部品点数の削減から低コスト化が図れる。また、レーザフレアセルメータとして前房内の浮遊する細胞(浮遊セル)数を測定するためにレーザ光を複数方向に走査する場合にも、移動可能な集光レンズを追加するだけで良く、装置の改良も簡易である。さらに、従来用いられていたガルバノミラーと比較すると、レーザ光をミラーで屈折させる必要が無く、設置スペースが小さくて済むメリットがあり、困難なミラー調整の必要がなく走査の調整が容易となるメリットがあり、高価なガルバノミラーを用いなくて済むため低コスト化が図れるメリットがある。
【0043】
なお、本実施の形態の投光系4には配置していないが、投光系4での収差を除去するために投光系光軸3に沿って円筒レンズや光路に対して光軸を傾けた球面レンズ等を配置することも可能である。円筒レンズや光路に対して傾けて配置した球面レンズ等を配置すると、容易に収差を除去することができ、測定精度を向上することができる。
【0044】
(受光系)
次に、受光系6について説明する。受光系6では、レーザ光源12からのレーザ光による被検眼1内の散乱光を、光軸7に対して斜め方向の受光系光軸5に沿ってレンズ14、受光マスク15を介して受光素子である光電子増倍管等の光電検出器16で検出する。
【0045】
この受光系6の受光系光軸5は、投光系光軸3に対して交角を直角とする角度で設定されている(図9(a)参照)。
【0046】
レンズ14は、光路に対して傾けて配置した球面レンズである。被検眼1に対して中心軸7に対して斜め方向に受光系光軸5が配置されていると、被検眼1の前房内のある一点から出た散乱光は角膜から出るときにプリズム効果が働き、一方向のみ屈折している。この屈折した成分は、通常のレンズでは点に集光できない非点収差が発生しているため、このレンズ14のような特殊なレンズを用い、その収差を除去する。これにより、容易に収差を除去することができ、測定精度を向上することができる。なお、レンズ14は、円筒レンズを用いて収差を除去するようにしてもよい。
【0047】
受光マスク15は、受光系光軸5方向の視野を限定し、測定範囲を規定するために用いられる。
【0048】
光電検出器16は、受光した光量を電気信号に変換して出力信号として出力する。
【0049】
なお、被検眼1内の散乱光は、例えば被検眼1の前房内に存在する蛋白質からの散乱光であったり、前房内の浮遊する細胞(浮遊セル)からの散乱光であったり、被検眼1の水晶体からの散乱光であったりする。
【0050】
また、受光系6では、レンズ14と受光マスク15の間に、非測定時に散乱光を遮断するためのシャッター17が配置されている。シャッター17は、閉じることによって光電検出器16に散乱光や外部の外乱光が受光されることを防止する。
【0051】
そして、受光系6において散乱光を受光した光電検出器16からの出力信号は、解析部102に供給される。解析部102では、散乱光の出力信号から蛋白質濃度等の生体特性が計算され、その計算に基づき表示部101に測定結果が表示される。
【0052】
解析部102では、例えば、光子計数法を用いてデジタル化した出力信号を解析したりする。この光子計数法の場合、受光強度はフォトカウント値を用いる。
レーザ光の走査によって得られる各フォトカウント値は、解析部102内のメモリに時系列的に格納される。
【0053】
加えて、受光系6には、光路を分岐するハーフミラー18とハーフミラー18で分岐された光路上の第2撮像手段としてのCCDカメラ19とCCDカメラ19の前方に設けられたレンズ20とが配置されている。
【0054】
ハーフミラー18は、受光系光軸5上に受光系光軸5に対して45°傾けて配置されており、ハーフミラー18で分岐した反射光をレンズ20で集光してCCDカメラ19で受光する。
【0055】
これにより、CCDカメラ19で図2のように受光系6からの被検眼1の測定部分を撮影でき、CCDカメラ19の出力を表示部101に表示させることで、被検眼1の測定部分の様子を表示部101の表示画面で表示して観察することができる。
【0056】
(XY方向アライメント調整部)
次に、XY方向アライメント調整部8について説明する。XY方向アライメント調整部8は、中心軸7に沿って配置される光学構成である。XY方向アライメント調整部8では、赤外LEDである照明光源21からの照明光が、中心軸7に沿って、レンズ22、ハーフミラー23、レンズ24を介して被検眼1の前眼部、特に角膜頂点に照射される。
【0057】
また、中心軸7に沿って、被検者が1点を凝視するための緑LEDである内部固視灯25からの照明光が、中心軸7に沿って、ハーフミラー26、ハーフミラー23、レンズ24を介して被検眼1に照射される。
【0058】
そして、照明光源21からの照明光が被検眼1で中心軸7に沿って反射された角膜頂点の第1輝点の虚像となる反射光としての被検眼1の前眼部像は、中心軸7上で、レンズ24、ハーフミラー23、ハーフミラー26を介して直進した後、レンズ27によって受光部を構成する第1撮像手段としてのCCDカメラ28の受光面上に結像される。
【0059】
また、CCDカメラ28の受光面の前面には、外乱光の影響を低減するために、照明光源21の赤外LEDの波長に対応した赤外フィルタ29が配置される。
【0060】
また、前眼部像を表示する画面に対してLFMの測定部2のアライメント整合の採れる第1位置決定点を決定させる目安を示すための環状に光るサークルを表示させる赤外LEDである光源30からの照明光もCCDカメラ28に受光される。
【0061】
光源30からの照明光は、サークル表示用マスク31、レンズ32、ハーフミラー26、レンズ27を介してCCDカメラ28に受光される。この光源30も赤外LEDであるため、光源30からのサークル像は赤外フィルタ29で除外されずにCCDカメラ28に受光される。
【0062】
CCDカメラ28は、切換器103を介して表示部101に接続されており、図3に示すように表示部101の表示画面にCCDカメラ28で受光した被検眼1の前眼部像33及びサークル34が表示される。
【0063】
(Z方向アライメント調整部)
次に、Z方向アライメント調整部11について説明する。Z方向アライメント調整部11では、照明光源21と波長の異なるLEDである光源35からの照明光が、レンズ36を介して入射光軸9に沿って被検眼1の角膜へ照射される。
【0064】
そして、角膜表面での第2輝点の虚像となる反射光が、レンズ37を介して反射光軸10上の分割センサである2分割型フォトダイオード等の2分割センサ38で検出される。
【0065】
これらの入射光軸9及び反射光軸10は、角膜頂点の表面を頂角として中心軸7に対してほぼ対称的な傾きに設定されている。本実施の形態では、入射光軸9及び反射光軸10は、中心軸7に対して、それぞれ30°をなす(図9(a)参照)。
【0066】
2分割センサ38は、受光面に入射する角膜反射の光量比率から、被検眼1の角膜頂点と装置との間の距離(Z軸方向)を判定するためのものである。この2分割センサ38には、標準で2箇所の第2位置決定点としてのアライメント完了ポイントが設定されている。なお、アライメント完了ポイントはさらに複数箇所設けることもできる。
【0067】
本実施の形態では、2分割センサ38の出力により、測定ポイントを被検眼1の前房内位置と水晶***置とに各々設定される。例えば、2分割センサ38の強度比が10対10のとき前房内で蛋白質量(フレア)の測定ポイントとし、強度比が5対15のとき水晶体で混濁度の測定ポイントとする。なお、本実施の形態では、前房内位置に位置する調整を行って測定する場合を説明している。
【0068】
なお、本実施の形態では、XYZ方向について全て検者のジョイスティック53による操作でアライメント調整を行っている。しかし、全てのアライメントを自動的に行わせるように制御してもよい。またXY方向について粗動は検者のジョイスティック等の操作で行い、微細な移動は自動的に行わせる制御としてもよい。
【0069】
(表示部)
表示部101は、上述したように、測定時の解析部102からの測定結果又はアライメント時のCCDカメラ19からの被検眼1の測定部分の様子並びにCCDカメラ28からの被検眼1の前眼部像33及びサークル34が表示されるものである。つまり、3つの表示が切り換えられて表示されるものである。その表示の切換は解析部102の制御によって切換器103により切り換えられる。
【0070】
表示部101はただ1つだけ用いられており、上記のように表示を切り換えるので、検者はこの表示部101の画面を常に観察するだけでよく、検者がアライメント時と測定時とで異なる部分に視点を動かす必要がなく、検者にとっての操作性を向上することができる。
【0071】
(解析部)
解析部102は、いわゆるコンピュータ的な制御を行う部分である。つまり、解析作業等の処理を予め記憶したプログラムにより実行するCPU、出力信号データや処理結果等を一時的に記憶したり処理上の演算結果等も一時的に格納したりするメモリ、出力信号データや処理結果等を記憶するEPROM、HDD等の記憶装置を備える。
【0072】
解析部102は、出力信号の解析を行うだけでなく、特にアライメント調整時には検者の入力により切換器103を制御して表示部101に表示する表示対象の切り換えも行うと共に、検者のジョイスティック等の入力動作により駆動モータを駆動する制御も行う。
【0073】
「装置概要」
図4は、本実施の形態に係るLFMの装置概要を示す外観図である。
【0074】
LFMは、被検者の頭部を支えて被検眼1をLFMの測定部2に対向させる顎台49及び額当て50を備える。
【0075】
LFMの移動台51は、架台部52の上に構成され、移動台51の上に位置するLFMの測定部2の移動を可能とするジョイスティック53が備えられている。
【0076】
さらに移動台51には、表示部101が1つだけ配置されており、検者は主としてこの表示部101の表示画面を見て装置の操作を行うこととなる。また、不図示であるが、移動台51にはジョイスティック53の他に測定開始ボタンや電源スイッチ等の各種操作ボタン類も備えられている。
【0077】
そして、被検眼1に対するLFMの測定部2の位置決めは、レール54X,54Y,54Zに従い、図5に示すように解析部103を介してジョイスティック53による操作を各駆動モータ55X,55Y,55Zとそれぞれに接続されたギアの働きに変換してXYZ軸の3次元方向にそれぞれ駆動することによって行われる。
【0078】
「測定」
次にLFMを用いた測定について説明する。測定の流れは、概略、図6に示すフローチャートに従って行われる。測定は、概略、測定開始前のアライメント調整と、測定の実行と、に分かれる。
【0079】
「アライメント調整」
まず、被検眼1に対してアライメント調整する場合について説明する。
【0080】
アライメント調整は、XY方向アライメント調整部8とZ方向アライメント調整部11とによって、XY方向アライメントの調整とZ方向アライメントの調整とが行われる。
【0081】
(XY方向アライメントの調整)
ここでまず、先に行われるXY方向アライメントの調整について述べる。XY方向アライメントの調整は、XY方向アライメント調整部8を用いて行われる。
【0082】
XY方向アライメントの調整は、表示部101に表示されるCCDカメラ28で受光した被検眼1の前眼部像33及びサークル34を用い、この前眼部像33を中心軸7に垂直なXY方向に移動させてサークル34内に合わせることにより行われる。
【0083】
まず、ステップ101で照明光源21を点灯し、照明光源21の被検眼1の角膜頂点から反射される反射光をCCDカメラ28で受光し、表示部101の表示画面に被検眼1の前眼部像33を表示させる。また、同じくLFMの測定部2の位置を示すサークル34も受光し、表示部101の表示画面に表示させる(図3参照)。
【0084】
そして、ステップ102で検者が表示部101の前眼部像33及びサークル34を見ながらジョイスティック53で前眼部像33をサークル34内に合わせる。
【0085】
すなわち、図7に示すように、ジョイスティック53の入力動作の信号が解析部102に入力され、解析部102によって各XY方向の移動用に設けられた2つのX軸駆動モータ55X,Y軸駆動モータ55Yが駆動されることで、LFMの測定部2を上下左右に移動させて図示矢印のように前眼部像33をサークル34内(第1位置決定点)に位置させる。
【0086】
なお、本実施の形態では、XY方向におけるX方向はLFMの水平(左右)方向に設定され、Y方向はLFMの鉛直(上下)方向に設定されている。
【0087】
具体的なLFMの測定部2の上下左右の移動は、左右方向についてはジョイスティック53を左右に倒す操作をすることにより行われる。また、上下方向についてはジョイスティック53のグリップ部分である調整ノブを回転させる操作をすることにより行われる。
【0088】
(Z方向のアライメントの調整)
XY方向のアライメントが調整完了となると、次にZ方向のアライメントの調整を行う。
【0089】
Z方向のアライメントの調整は、Z方向アライメント調整部11を用いて行われる。
【0090】
Z方向アライメントの調整は、調整完了となる2分割センサ38の出力値が予め設定されているので、被検眼1の測定対象についてZ方向、すなわち被検眼1に対しての遠近方向に向けてLFMの測定部2を前後に移動する。
【0091】
ステップ103で検者が表示部101を見ながらジョイスティック53で表示部101に表示される前進指示39又は後退指示40に従った操作を行う。
【0092】
表示部101の表示画面の様子としては、図8(a)が前進指示39を表示し、図8(b)が後退指示40を表示している状態である。
【0093】
この表示画面の前進指示39又は後退指示40に従い、ジョイスティック53の入力動作の信号が解析部102に入力され、解析部102によってZ方向の移動用に設けられた1つのZ軸駆動モータ55Zが駆動されることで、LFMの測定部2を被検眼1に対し前後に移動させて予め定められた前後の第2位置決定点に位置させる。前後の第2位置決定点に位置した場合には、例えばブザー音や決定完了の表示を行うことで検者に完了したことを知らせるようにする。
【0094】
具体的なLFMの測定部2の前後の移動は、ジョイスティック53を前後に倒す操作をすることにより行われる。
【0095】
なお、表示部101における前進指示39又は後退指示40は、2分割センサ38の出力値に基づいて解析部102が判断して示されるものである。また、LFMの測定部2が被検眼1にあまりに近づきすぎる場合には解析部102は警告のために警告音を発する制御も行う。
【0096】
「角膜頂点基準のアライメントと測定ポイントとの関係」
ところで、LFMの測定においては、レーザ光源12からのレーザ光は常に被検眼1の所定の探索領域に照射される必要があり、仮に被検眼1と投光系4及び受光系6との間にずれが生じると、角膜反射や虹彩反射など不要な迷光成分が検出信号に混入して測定誤差を生じてしまう。
【0097】
したがって、アライメント調整によって、LFMの測定部2における特異な光学関係の構成である投光系4及び受光系6の測定ポイントへのアライメントが正確に設定されていなければならない。
【0098】
そこで、本実施の形態では、LFMの測定部2についての角膜頂点を基準としての上記のアライメントが完了すると、LFMの測定部2における投光系光軸3と受光系光軸5との被検眼1内の交点は、被検眼1内の所定の測定ポイントに位置する設定が施されている。
【0099】
具体的な一例としては、図9に示すように、角膜基準のアライメントが完了すると、被検眼1の前房内の測定ポイントPに位置する。この前房内の測定ポイントPは、X方向が角膜頂点の中心軸7から1〜2mm投光系光軸3側に位置し(図9(a)参照)、Y方向が角膜頂点の中心軸7から1〜2mm下側に位置し(図9(b)参照)、Z方向が角膜頂点から1〜2mm眼底側に入り込む位置となる(図9参照)。
【0100】
このような被検眼1内の測定ポイントは、従来から蓄積されたデータに基づき多数の被検者の被検眼1において画一的に有害光を避けて精度良く測定が可能となることが明らかとなったために決定されているものである。
【0101】
すなわち、投光系光軸3と受光系光軸5の交点での交角が直角をなすのは、[水晶体散乱光]を測定領域の背景に位置させないためであり、かつ、測定範囲でレーザ光の光束径を均一にするためである。測定ポイントPのX方向が角膜頂点の中心軸7から1〜2mm投光系光軸3側に位置するのは、[虹彩散乱光]を避けるためにレーザ光が被検眼1の虹彩から最も遠くなるように位置させると中心軸7に対して斜め方向から入射するレーザ光は角膜頂点を通過せずにずれを生じるためである。測定ポイントPのY方向が角膜頂点の中心軸7から1〜2mm下側に位置するのは、[投光系出射口の散乱光が角膜表面で反射した光]を避けるためである。測定ポイントPのZ方向が角膜頂点から1〜2mm眼底側に入り込む位置となるのは、[角膜散乱光]と[水晶体散乱光]の両方を避けるように両方のそれぞれを最も避ける位置の中間位置に位置させるためである。以上により、従来では検者がそれぞれの被検者に応じて測定位置を定めていた操作が必要なくなり、多数の被検者の被検眼1において、画一的に、[水晶体散乱光]、[虹彩散乱光]、[投光系出射口の散乱光が角膜表面で反射した光]、[角膜散乱光]の有害光を避けることができ、精度良く測定が可能となる。
【0102】
「測定の実行」
次にアライメント完了後は実際に測定を開始する。測定の開始は、検者が測定開始ボタンを押下することによって開始される。または、アライメント完了後に強制的に測定を開始するようにプログラムを組むことも可能である。
【0103】
(外乱のチェック)
まず、ステップ104で測定開始前に外乱の影響を考えて装置周辺の明るさをチェックする。
【0104】
装置周辺の明るさのチェックは、レーザ光を照射せずに受光系6のシャッター17を開き、光電検出器16で受光する外乱の光量が測定可能な所定量を超えるかどうかで判断する。
【0105】
測定不可能であればシャッター17を閉じてステップ109に進み、ステップ109では表示部101に測定不可能であることのエラーメッセージを表示する。そして、エラーメッセージの表示後に測定終了とする。
【0106】
このように、装置周辺の明るさが所定量を超えている場合には、測定を行わないことで、むやみに測定が行われ、測定に用いる受光系6の光電検出器16に過大な明かりが入り込むことによる光電検出器16の損傷を事前に防止することができる。また、外部の装置周辺の明るさが明るすぎたまま測定を行い、微弱光である散乱光を測定する精度が落ちることを防止し、測定精度を向上することができる。
【0107】
(本測定)
一方、ステップ104で測定可能であればステップ105に進む。ステップ105では投光系4のレーザ光源12からレーザ光が照射開始されて本測定となり測定開始となる。
【0108】
そして、レーザ光の照射開始点は、集光レンズ13の走査によって測定領域を超えた位置に設定されており、集光レンズ13が微細に1次元的走査を行うことで測定領域をまたぐ被検眼1に対するレーザ光の照射が行われる。
【0109】
これにより、受光系6では照射されたレーザ光の被検眼1内の散乱光を測定領域をまたぐ範囲まで光電検出器16で検出する。
【0110】
(散乱光の強度)
光電検出器16で検出された散乱光の強度は、図10に示す表図のようになる。ここで、この図10の表図では、最初にシャッター17が開いた時T1から示されており、レーザ光が照射開始された時T2、測定領域開始時T3、測定領域終了時T4、レーザ光が照射完了した時T5、シャッター17が閉じた時T6までの時系列に散乱光の強度が示されている。
【0111】
図10において、領域A,Eは外乱による光電検出器16で検出された強度である。領域B,Dはレーザ光の照射もあるが未だ測定領域での走査を行っていないレーザ光の外乱による強度(バックグラウンド値)である。領域Cは実際に測定領域をレーザ光が走査している測定中の強度である。
【0112】
領域C中において、高さHが被検眼の前房内の蛋白質濃度であるフレア値を示している。また、所々突き出しているP1,P2が被検眼1の前房内に浮遊する細胞(浮遊セル)を示している。
【0113】
(測定結果表示)
ステップ105による測定が完了すると、ステップ106に移行し、光電検出器16の出力信号は解析部102で解析され、図11に示すような測定結果が表示部101に表示画面として表示される。この表示部101の表示は解析部102が切換器103を制御してCCDカメラ28の画像表示から解析部102内のデータ表示に表示を切り換えられている。
【0114】
(測定継続判定)
そして、ステップ106で表示部101に測定結果を表示すると、ステップ107で測定を続けるかどうかを判断する。
【0115】
測定を続ける場合にはステップ101に戻り、アライメント調整から再度行われる。
【0116】
(測定データ一覧表示)
一方、ステップ107で測定を終了する場合には、ステップ108に進み、図12に示すような解析部102のメモリに蓄積された測定データの一覧が表示部101に表示画面として表示される。この表示部101の表示は解析部103が図11の測定結果の表示から内部的に表示部101に表示するデータを切り換えられている。
【0117】
なお、この場合又は測定直後に、測定結果や測定データ一覧をプリントするようにしたりしてもよい。
【0118】
以上により図6に従った測定を終了する。
【0119】
「効果」
このように本実施の形態では、測定を行う投光系4及び受光系6とは光軸の異なる角膜頂点を基準として採用するXY方向及びZ方向アライメント部8,11を用いて、角膜頂点を基準として測定を行う投光系4及び受光系6のアライメントを容易に行うことができ、アライメント整合までの時間短縮及び操作性の向上を図ることができる。
【0120】
また、アライメントの整合が高精度で行われているため、測定精度も向上することができる。
【0121】
【発明の効果】
以上説明したように、本発明は、アライメントを容易に行うことが可能で、アライメント整合までの時間短縮及び操作性の向上を図ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】実施の形態に係るレーザフレアメータ(LFM)を示す概略構成図である。
【図2】実施の形態に係る表示部に測定部分を表示した状態を示す図である。
【図3】実施の形態に係る表示部にアライメント調整時の被検眼前眼部像を表示する図である。
【図4】実施の形態に係るレーザフレアメータ(LMF)の外観を示す外観図である。
【図5】実施の形態に係るXYZ軸についての駆動制御を示すブロック図である。
【図6】実施の形態に係る測定時の流れを示すフローチャートである。
【図7】実施の形態に係るXY方向アライメント調整時の表示部の様子を示す図である。
【図8】実施の形態に係るZ方向アライメント調整時の表示部の様子を示す図である。
【図9】実施の形態に係るレーザフレアメータ(LMF)の被検眼に対する光学位置関係を説明する詳細図である。
【図10】実施の形態に係る光電検出器で検出された散乱光の強度を経時的に示す表図である。
【図11】実施の形態に係る表示部に測定結果を表示した状態を示す図である。
【図12】実施の形態に係る表示部に測定データ一覧を表示した状態を示す図である。
【符号の説明】
1 被検眼
2 測定部
3 投光系光軸
4 投光系
5 受光系光軸
6 受光系
7 中心軸
8 XY方向アライメント調整部
9 入射光軸
10 反射光軸
11 Z方向アライメント調整部
12 レーザ光源
13 集光レンズ
14 レンズ
15 受光マスク
16 光電検出器
17 シャッター
18 ハーフミラー
19 CCDカメラ
20 レンズ
21 照明光源
22 レンズ
23 ハーフミラー
24 レンズ
25 内部固視灯
26 ハーフミラー
27 レンズ
28 CCDカメラ
29 赤外フィルタ
30 光源
31 サークル表示用マスク
32 レンズ
33 前眼部像
34 サークル
35 光源
36 レンズ
37 レンズ
38 分割センサ
39 前進指示
40 後退指示
49 顎台
50 額当て
51 移動台
52 架台部
53 ジョイスティック
54X,54Y,54Z レール
55X,55Y,55Z 駆動モータ
101 表示部
102 解析部
103 切換器

Claims (8)

  1. 被検眼内を光走査して被検眼内の生体特性を測定する眼科測定装置において、光源から被検眼内へ被検眼の眼球光軸に対して斜め方向から照射した照射光を走査して投光する投光系と、
    該投光系からの照射光が被検眼内で散乱した散乱光を受光する受光系と、
    被検眼の眼球光軸上から照射した角膜頂点の第1輝点の虚像を用いて被検眼の眼球光軸と直交するXY方向のアライメントを行う手段と、
    被検眼の眼球光軸に対して所定の入射角で照射した角膜頂点の第2輝点の虚像を所定の反射角で捉えて被検眼の眼球光軸に沿ったZ方向のアライメントを行う手段と、を備え、
    各アライメントを行う手段によって角膜頂点を基準としてアライメントを行うことで、前記投光系及び前記受光系の光軸が被検眼内で交わる交点を、角膜頂点から所定距離ずれた被検眼内の生体特性測定ポイントに設定することを特徴とする眼科測定装置。
  2. 前記Z方向のアライメントを行う手段は、前記虚像の検知に分割センサを用いており、前記分割センサのアライメントが完了する検知出力値を複数有することを特徴とする請求項1に記載の眼科測定装置。
  3. 前記投光系は、集光レンズを前記投光系の光軸に対して垂直な方向に移動させて照射光を走査させることを特徴とする請求項1又は2に記載の眼科測定装置。
  4. 前記投光系又は前記受光系は、円筒レンズ又は光路に対して傾けて配置した球面レンズを用いて収差を除去することを特徴とする1、2又は3に記載の眼科測定装置。
  5. 測定開始前に装置周辺の明るさを検知し、所定以上の明るさを検知した場合には測定を行わないことを特徴とする請求項1〜4のいずれかに記載の眼科測定装置。
  6. 前記XY方向のアライメントを行う手段は、被検眼の前眼部を撮影する第1撮像手段を有し、
    アライメント時には前記第1撮像手段によって撮影された被検眼の前眼部を表示すると共に測定時には測定結果を表示する表示部を備えたことを特徴とする請求項1〜5のいずれかに記載の眼科測定装置。
  7. 前記受光系は、被検眼の測定部分の画像を撮影する第2撮像手段を有し、該第2撮像手段の画像は前記表示部に表示されることを特徴とする請求項6に記載の眼科測定装置。
  8. 被検眼内の生体特性の測定は、前房内の混濁度、前房内の浮遊セル数又は水晶体の混濁度のいずれかの測定であることを特徴とする1〜7のいずれかに記載の眼科測定装置。
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