JP2004271249A - 音声案内装置 - Google Patents

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Tsuneo Miyakoshi
恒雄 宮越
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Abstract

【課題】音声出力された音声案内を選択して再度音声出力可能な音声案内再出力装置を提供すること。
【解決手段】音声案内装置10は、複数の装置20から供給される音声案内の内容を表す音声データを順次蓄積して記憶する音声データバッファ12を備えている。また、音声案内装置10は、音声データバッファ12に記憶されている音声データのうち、ユーザが再度音声出力の必要な音声データを選択する音声再出力スイッチ14を備えている。ユーザは、音声再出力スイッチ14を繰り返し押下操作して、再度音声出力が必要な音声案内を選択する。これにより、音声案内装置10のマイクロコンピュータ11は、ユーザの押下操作回数に応じて、音声データバッファ12に記憶されている音声データを検索して取得し、同取得した音声データをスピーカ13から再度音声出力する。
【選択図】 図1

Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、ユーザに対して各種情報を音声によって提供する音声案内装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
従来から、特許文献1ないし特許文献3に示すように、ユーザに対して各種情報を音声によって案内する装置はよく知られている。特許文献1に示す従来の装置(音声案内装置)においては、車両に搭載されたナビゲーション装置の音声案内をユーザが聞き逃した理由に対応して、再度音声案内するようになっている。すなわち、ナビゲーション装置の音声案内後、ユーザによって再音声ボタンが操作されると、音声案内装置は、ユーザが再度音声案内を要求した理由を解析する。そして、音声案内装置は、解析した理由が解消されるように、例えば、音量を大きくして、再度音声案内するようになっている。
【0003】
また、特許文献2に示す従来の装置(移動体用情報提示装置)においては、ユーザによって再度音声出力するように要求されたときに、音声情報の出力態様を変更して出力する。すなわち、移動体用情報提示装置は、再度音声出力の要求があると、その要求が所定回数よりも少ないか否かを判定する。そして、所定回数よりも少なければ、再出力の音量を変えることなく再出力する。一方、所定回数以上であれば、再出力の音量を上げるとともに音声情報の出力スピードを下げ、出力態様を変えて出力するようになっている。
【0004】
さらに、特許文献3に示す従来の装置(音声出力装置)においては、車両に搭載されたナビゲーション装置によって作成された経路案内に関する音声案内データをバッファに一時的に記憶する。そして、ユーザから音声案内要求または自動音声案内により、バッファに記憶した音声案内データをスピーカから出力する。このとき、音声出力装置は、注意音を伴って音声案内するようになっている。
【0005】
【特許文献1】
特開平10−105192号公報
【特許文献2】
特開平7−141596号公報
【特許文献3】
特開平6−68385号公報
【0006】
【発明が解決しようとする課題】
上記特許文献1または特許文献2に示された従来の装置においては、直前に出力された音声案内をユーザが理解し易いように再度出力することができる。また、上記特許文献3に示された従来の装置においては、バッファに一時的に記憶した音声案内データを、ユーザに対して注意を喚起した状態で出力することができる。しかしながら、上記従来の装置においては、音声案内を出力したデータを記憶していないため、ユーザが再度確認したい音声案内を遡って選択し、再度音声出力できない場合がある。
【0007】
【発明の概要】
本発明は、上記した問題に対処するためになされたものであり、その目的は、音声出力された音声案内を選択して再度音声出力可能な音声案内再出力装置を提供することにある。
【0008】
本発明の特徴は、各種情報を音声出力によってユーザに提供するとともに、同ユーザの再出力要求に応答して、前記音声出力した各種情報を再度音声出力する音声案内装置において、外部の装置から供給された音声案内の内容を表す音声データを供給された順に蓄積して記憶する記憶手段と、前記記憶手段によって記憶した音声データのうち、再度音声出力する音声データを選択するための選択手段とを備えたことにある。
【0009】
これによれば、記憶手段は、外部の装置から供給された音声案内を表す音声データを順次蓄積して記憶することができる。また、選択手段によって、記憶手段に記憶された音声データを選択して、再度音声出力する音声データを選択することができる。このため、ユーザは、既に音声案内された音声データであっても、蓄積して記憶された音声データのうち、再度音声出力が必要な音声データを選択することができ、かつ、選択した音声データを再度音声出力させることができる。
【0010】
また、本発明の他の特徴は、前記記憶手段に記憶した音声データによって表される音声案内の内容を前記選択手段の選択操作に応じて順次表示する表示手段を備えたことにある。これによれば、音声案内装置は、ユーザの選択手段の選択操作に応じて、表示手段によって記憶手段に記憶した音声データによって表される音声案内の内容を順次視覚表示することができる。このため、ユーザは、再度音声出力が必要な音声データを選択するときに、音声案内の内容を確認して選択することができて、極めて容易に音声データを選択することができる。
【0011】
また、本発明の他の特徴は、前記記憶手段に記憶した音声データは、前記選択手段によって選択されたときに前記音声データによって表される音声案内の内容が変更されていれば、同変更された内容を表すように更新されることにある。これによれば、再度音声出力が必要な音声データが選択されたときに、同音声データによって表される音声案内の内容が変更されていると、選択された音声データを更新することができる。このため、ユーザは、適切な音声案内の提供を受けることができる。
【0012】
【発明の実施の形態】
以下に、本発明の第1実施形態を図面を用いて説明する。図1は、本第1実施形態に係り、車両に搭載された音声案内装置10と、同装置10と通信可能に接続された複数の装置20とを概略的に示した概略ブロック図である。
【0013】
音声案内装置10は、マイクロコンピュータ11を備えており、マイクロコンピュータ11には、音声データバッファ12、スピーカ13および音声再出力スイッチ14が接続されている。マイクロコンピュータ11は、CPU、ROM、RAM、タイマなどを主要構成部品とするもので、図2の音声再出力プログラムを含む各種プログラムの実行により、音声案内装置10の作動を統括的に制御する。
【0014】
音声データバッファ12は、不揮発性RAMなどの書き換え可能な不揮発性メモリで構成されていて、複数の装置20から供給される音声案内の内容を表す音声データを供給された順に記憶する。スピーカ26は、運転者または同乗者に対して、音声データによって表される音声案内を音声として提供するものである。
【0015】
音声再出力スイッチ14は、ユーザ(運転者または同乗者)が容易に操作可能な位置(例えば、図示しない車両のインストルメントパネル中央部分付近など)に設けられており、押下操作可能とされている。そして、音声再出力スイッチ14は、ユーザによって押下操作されると、マイクロコンピュータ11に対して、音声データバッファ12に記憶されている音声データを再出力するように再出力要求情報を供給する。
【0016】
さらに、音声再出力スイッチ14は、再出力する音声データを選択する機能も有している。すなわち、音声再出力スイッチ14は、音声出力再出力要求情報を供給した後、所定の時間(例えば、5秒)以内にユーザによって再度押下操作されると、マイクロコンピュータ11に対して、音声データバッファ12に順次記憶した音声データを遡って再出力するように履歴再出力要求情報を供給する。このように、ユーザは、音声再出力スイッチ14を押下操作する回数によって、再出力する音声データを選択することができる。
【0017】
装置20は、車両に搭載された装置のうち、運転者または同乗者に対して、装置の作動に伴う情報を音声によって提供する装置であり、例えば、案内経路を音声によって案内するナビゲーション装置や、車両に発生した異常を音声によって知らせる警報装置などである。ここで、以下詳述する説明においては、複数の装置20がナビゲーション装置を含んで構成されているものとして説明する。なお、ナビゲーション装置の作動については、本発明と直接関係しないため、その詳細な説明は省略するが、ここに簡単に説明しておく。
【0018】
ナビゲーション装置は、運転者または同乗者によって設定された出発地から目的地までの案内経路を音声案内する。すなわち、ナビゲーション装置は、車両が案内経路上を走行するように、逐次車両が進行すべき進行方向を運転者に対して音声案内する。また、ナビゲーション装置は、案内経路上に発生した交通障害(例えば、道路渋滞など)も運転者に音声案内する。このため、ナビゲーション装置は、音声案内するための音声データを音声データバッファ12に供給するようになっている。
【0019】
次に、上記のように構成した音声案内装置10の作動について、以下に詳細に説明する。図示しないイグニッションスイッチの投入により、装置20を構成するナビゲーション装置は、その作動を開始する。すなわち、ナビゲーション装置は、現在地(出発地)から運転者または同乗者によって設定された目的地までの案内経路を探索する。そして、車両が探索した案内経路上を走行するように、音声案内を開始する。
【0020】
このナビゲーション装置の音声案内について、具体的に説明すると、ナビゲーション装置は、運転者または同乗者に対して、音声案内すべき内容を表す音声データを音声データバッファ12に供給する。音声データバッファ12は、供給された音声データを供給された順に所定の時間(例えば、1分)だけ記憶する。また、音声案内装置10のマイクロコンピュータ11は、図示しないプログラムの実行によって、音声データバッファ12に順次記憶された音声データを、記憶された順に取得する。マイクロコンピュータ11は、取得した音声データを運転者または同乗者が音声として出力するための所定形式に変換する。
【0021】
そして、マイクロコンピュータ11は、所定形式に変換した音声データをスピーカ13に供給し、スピーカ13は、所定形式に変換された音声データを、運転者または同乗者に対して音声出力する。これにより、運転者または同乗者は、ナビゲーション装置からの案内経路に関する音声案内を取得することができる。
【0022】
また、図示しないイグニッションスイッチの投入により、音声案内装置10のマイクロコンピュータ11は、図2の音声再出力プログラムの実行を開始する。この音声再出力プログラムは、ステップS10にて開始され、ステップS11にて、マイクロコンピュータ11は、音声再出力スイッチ14が押下操作されたか否かを判定する。これを以下に具体的に説明する。運転者または同乗者が音声再出力スイッチ14を押下操作すると、同スイッチ14は、マイクロコンピュータ11に対して、再出力要求情報を供給する。マイクロコンピュータ11は、供給された再出力要求情報を取得することにより、音声再出力スイッチ14が押下操作されたことを検出する。
【0023】
この検出に基づいて、運転者または同乗者によって音声再出力スイッチ14が操作されていなければ、マイクロコンピュータ11は「No」と判定して、ステップS16に進む。そして、後述するように、音声データバッファ12に記憶された音声データのうち、記憶後所定の時間が経過した音声データを消去する。一方、音声再出力スイッチ14が押下操作されていれば、ステップS11にて、マイクロコンピュータ11は「Yes」と判定して、ステップS12に進む。
【0024】
ステップS12においては、再出力要求情報に基づいて、音声データバッファ12に記憶されている音声データのうち、再出力要求情報を取得した時点で最後に記憶した音声データを取得する。これを具体的に説明する。音声データバッファ12は、ナビゲーション装置から供給された音声データを、所定の時間が経過するまで順次記憶している。マイクロコンピュータ11は、再出力要求情報を取得すると、音声データバッファ12に記憶されている音声データを確認する。この確認により、マイクロコンピュータ11は、音声データバッファ12に記憶されている音声データのうち、再出力要求情報を取得した時点で最後に記憶した音声データを検索して取得し、ステップS13に進む。
【0025】
ステップS13においては、マイクロコンピュータ11は、前記ステップS12または後述するステップS15にて取得した音声データを再度音声出力する。具体的には、マイクロコンピュータ11は、取得した音声データを運転者または同乗者が音声として出力するための所定形式に変換し、所定形式に変換した音声データをスピーカ13に供給する。スピーカ13は、所定形式に変換された音声データを、運転者または同乗者に対して再度音声出力する。
【0026】
前記ステップS13の音声出力処理後、ステップS14にて、マイクロコンピュータ11は、音声再出力スイッチ14が再度押下操作されたか否かを判定する。すなわち、マイクロコンピュータ11は、運転者または同乗者の音声再出力スイッチ14が押下操作されておらず、履歴再出力要求情報を取得していなければ、「No」と判定してステップS15に進み、音声データバッファ12に記憶された音声データのうち、記憶後所定の時間が経過した音声データを消去する。
【0027】
一方、マイクロコンピュータ11は、履歴再出力要求情報を取得していれば、「Yes」と判定してステップS15に進む。ステップS15においては、音声データバッファ12に記憶されている音声データのうち、前記ステップS13にて再出力した音声データから一つ遡った音声データを取得する。具体的には、マイクロコンピュータ11は、前記ステップS12と同様にして、音声データバッファ12に記憶されている音声データを確認する。この確認により、音声データバッファ12に記憶されている音声データのうち、前記ステップS13にて再出力した音声データから一つ遡った音声データを検索して取得し、ステップS13に戻る。
【0028】
これを図3を用いて説明すると、今、音声データバッファ12には、n個の音声データnが記憶されている。音声データ1は、前記ステップS11にて取得した再出力要求情報に基づいて、ステップS12にて取得される音声データである。続いて、マイクロコンピュータ11は、ステップS14にて、履歴再出力要求情報を取得すると、ステップS15にて音声データバッファ12に記憶されている音声データ2を取得する。
【0029】
そして、ふたたびステップS14にて、履歴再出力要求情報を取得すると、ステップS15にて音声データバッファ12に記憶されている音声データ3を取得する。このように、マイクロコンピュータ11は、ステップS14にて履歴再出力要求情報を取得すると、音声データバッファ12に記憶されている音声データを順次遡って取得する。なお、マイクロコンピュータ11は、音声データnまで取得した後、さらにステップS14にて履歴再出力要求情報を取得すると、音声データ1を取得する。このため、運転者または同乗者は、音声再出力スイッチ14を必要回数押下操作することによって、再出力を必要とする音声データを選択することができる。
【0030】
また、マイクロコンピュータ11は、ステップS13の音声再出力処理後、ふたたびステップS14にて、所定の操作可能時間内に履歴再出力要求情報を取得していなければ、「No」と判定して、ステップS16に進む。ステップS16においては、マイクロコンピュータ11は、音声データバッファ12内に記憶されている音声データのうち、所定の時間が経過した音声データを順次消去する。なお、音声データバッファ12の記憶領域に所定記憶量以上音声データが記憶された場合に、音声データバッファ12が最先に記憶した音声データを順次自動的に消去することも可能である。そして、ステップS16の消去処理後、ステップS17に進み、音声再出力プログラムの実行を終了する。
【0031】
以上の説明からも理解することができるように、この第1実施形態によれば、ユーザ(運転者または同乗者)によって、音声再出力スイッチ14が押下操作されると、音声データバッファ12に最後に記憶された音声データすなわち最後に音声案内された音声を再度音声出力することができる。このため、運転者または同乗者は、直前に出力された音声案内を容易に聞き直すことができる。また、音声案内装置10は、運転者または同乗者によって音声再出力スイッチ14が繰り返し押下操作されることに応答して、音声データバッファ12に記憶されている音声データを遡って検索して取得することができる。そして、同取得した音声データを再度音声出力することができるため、運転者または同乗者は、再度聞き直したい音声案内を容易に選択することができる。
【0032】
上記第1実施形態においては、運転者または同乗者は、音声再出力スイッチ14を繰り返し押下操作することによって、再出力が必要な音声案内を選択するように実施した。しかしながら、運転者または同乗者が再出力が必要な音声案内の内容を確認して選択するように実施することも可能である。以下、この第2実施形態について詳細に説明するが、上記第1実施形態と同一部分については同一符号を付して、その詳細な説明を省略する。
【0033】
この第2実施形態の音声案内装置10’は、上記第1実施形態の音声再出力スイッチ14が省略されて、図4に示すように、液晶表示器15と音声再出力ボタン群16とを備えている。液晶表示器15は、マイクロコンピュータ11と通信可能に接続されており、表示画面上の所定位置に音声再出力ボタン群16を表示する。また、液晶表示器15は、その裏面にタッチスイッチが一体的に組み付けられており、運転者または同乗者によって音声再出力ボタン群16がタッチ操作されると、後述するように操作位置に対応した情報をマイクロコンピュータ11に供給するようになっている。
【0034】
音声再出力ボタン群16は、図5に示すように、再音声ボタン16a、前再音声ボタン16bおよび次再音声ボタン16cから構成されている。再音声ボタン16aは、マイクロコンピュータ11に対して、直前に音声案内された内容の再出力を要求するためのボタンである。すなわち、再音声ボタン16aが運転者または同乗者によってタッチ操作されると、液晶表示器15のタッチスイッチは操作位置を検出する。そして、直前に音声案内された内容の再出力を要求する再出力要求情報をマイクロコンピュータ11に供給する。
【0035】
前再音声ボタン16bは、マイクロコンピュータ11に対して、現在音声出力されている音声データよりも一つ前に記憶された音声データ(以下、前音声データという)によって表される音声案内の内容を文字表示するとともに、同表示した音声データの再出力を要求するためのボタンである。すなわち、前再音声ボタン16bが運転者または同乗者によってタッチ操作されると、液晶表示器15のタッチスイッチは操作位置を検出する。そして、前音声データの内容の再出力を要求する前音声再出力要求情報をマイクロコンピュータ11に供給する。
【0036】
次再音声ボタン16cは、マイクロコンピュータ11に対して、現在音声出力されている音声データよりも一つ後に記憶された音声データ(以下、後音声データという)によって表される音声案内の内容を文字表示するとともに、同表示した音声データの再出力を要求するためのボタンである。すなわち、次再音声ボタン16cが運転者または同乗者によってタッチ操作されると、液晶表示器15のタッチスイッチは操作位置を検出する。そして、後音声データの内容の再出力を要求する次音声再出力要求情報をマイクロコンピュータ11に供給する。
【0037】
次に、上記のように構成した音声案内装置10’の作動について、以下に詳細に説明する。なお、この第2実施形態においても、複数の装置20がナビゲーション装置を含んで構成されており、このナビゲーション装置が音声データバッファ12に音声データを供給する場合を説明する。
【0038】
この第2実施形態においても、図示しないイグニッションスイッチの投入により、装置20を構成するナビゲーション装置が作動を開始する。そして、ナビゲーション装置は、運転者または同乗者に対して、音声案内すべき内容を表す音声データを音声データバッファ12に供給する。
【0039】
また、音声案内装置10’のマイクロコンピュータ11は、図示しないイグニッションスイッチの投入により、図6に示す音声再出力プログラムの実行を開始する。この音声再出力プログラムは、ステップS10にて開始され、ステップS20にて、マイクロコンピュータ11は、再音声ボタン16aがタッチ操作されたか否かを判定する。これについて、具体的に説明する。運転者または同乗者が再音声ボタン16aをタッチ操作すると、同ボタン16aの操作位置を検出した液晶表示器15のタッチスイッチは、マイクロコンピュータ11に対して、再出力要求情報を供給する。マイクロコンピュータ11は、再出力要求情報を取得することにより、再音声ボタン16aがタッチ操作されたことを検出する。
【0040】
この検出に基づいて、運転者または同乗者によって再音声ボタン16aがタッチ操作されていなければ、マイクロコンピュータ11は「No」と判定して、ステップS16に進む。そして、音声データバッファ12に記憶されている音声データのうち、記憶後所定の時間が経過した音声データを消去する。一方、再音声ボタン16aがタッチ操作されていれば、マイクロコンピュータ11は、「Yes」と判定して、ステップS12に進む。
【0041】
ステップS12においては、再出力要求情報に基づいて、音声データバッファ12に記憶されている音声データのうち、再出力要求情報を取得した時点で最後に記憶した音声データを取得する。続くステップS13においては、マイクロコンピュータ11は、前記ステップS12または後述するステップS23にて取得した音声データを再度音声出力する。
【0042】
前記ステップS13の音声出力処理後、ステップS21にて、前再音声ボタン16bおよび次再音声ボタン16cの表示文字を更新する。これを具体的に説明する。マイクロコンピュータ11は、前記ステップS12またはステップS23にて、所定の音声データを取得するときに、前音声データおよび後音声データも併せて取得する。そして、マイクロコンピュータ11は、取得した前音声データおよび後音声データを文字データに変換し、前再音声ボタン16bおよび次再音声ボタン16cとして液晶表示器15に更新して表示する。
【0043】
なお、前記ステップS12にて、音声データを取得したときには、後音声データが音声データバッファ12に記憶されていない。この場合には、マイクロコンピュータ11は、音声データバッファ12に記憶されている音声データのうち、最初に記憶された音声データを後音声データとして取得する。そして、文字データに変換した後、次再音声ボタン16cとして、液晶表示器15に表示する。
【0044】
前記ステップS21の更新表示処理後、ステップS22にて、マイクロコンピュータ11は、前再音声ボタン16bまたは次再音声ボタン16cが所定の操作可能時間内にタッチ操作されたか否かを判定する。この判定においても、マイクロコンピュータ11は、液晶表示器15のタッチスイッチから供給される前音声再出力要求情報または次音声再出力要求情報を取得することにより、前再音声ボタン16bまたは次再音声ボタン16cがタッチ操作されたことを検出する。
【0045】
この検出に基づいて、運転者または同乗者によって前再音声ボタン16bまたは次再音声ボタン16cがタッチ操作されていなければ、マイクロコンピュータ11は「No」と判定して、ステップS16に進む。そして、音声データバッファ12に記憶されている音声データのうち、記憶後所定の時間が経過した音声データを消去する。一方、前再音声ボタン16bまたは次再音声ボタン16cがタッチ操作されていれば、マイクロコンピュータ11は、「Yes」と判定して、ステップS23に進む。
【0046】
ステップS23においては、マイクロコンピュータ11が取得した前音声再出力要求情報または次音声再出力要求情報に基づいて、音声データバッファ12から該当する音声データを取得する。すなわち、マイクロコンピュータ11は、取得した前音声再出力要求情報または次音声再出力要求情報に基づいて、音声データバッファ12に記憶されている音声データを検索する。この検索によって、マイクロコンピュータ11は、前音声再出力要求情報または次音声再出力要求情報に該当する音声データを取得し、ステップS13に戻る。そして、マイクロコンピュータ11は、ステップS13以降の処理を繰り返し実行し、ふたたびステップS22にて、所定の操作可能時間内に前音声再出力要求情報または次音声再出力要求情報を取得していなければ、「No」と判定して、ステップS16に進む。
【0047】
ステップS16においては、マイクロコンピュータ11は、音声データバッファ12内に記憶されている音声データのうち、所定の時間が経過した音声データを順次消去する。そして、ステップS16の消去処理後、ステップS17に進み、音声再出力プログラムの実行を終了する。
【0048】
以上の説明からも理解することができるように、この第2実施形態によれば、音声案内装置10’は、液晶表示器15に表示する前再音声ボタン16bおよび次再音声ボタン16cに音声案内の内容を表示することができる。これにより、運転者または同乗者は、再度音声出力が必要な音声案内の内容を確認することができるため、再度音声出力が必要な音声案内を極めて容易に選択することができる。
【0049】
また、上記第1実施形態および第2実施形態において、音声案内装置10および音声案内装置10’のマイクロコンピュータ11は、装置20から供給されて音声データバッファ12に記憶されている音声データを取得し、スピーカ13から再出力する。このため、再出力される音声案内の内容は、前回すなわち装置20が運転者または同乗者に対して音声案内した内容と同一である。
【0050】
しかしながら、マイクロコンピュータ11は、音声データバッファ12から音声データを取得するときに、取得する音声データを最新の情報に更新して取得するように実施することも可能である。すなわち、マイクロコンピュータ11は、上記第1実施形態の音声再出力プログラムのステップS12,15、または上記第2実施形態の音声再出力プログラムのステップS12,23において、音声データバッファ12から該当する音声データを取得する。このとき、マイクロコンピュータ11は、音声データバッファ12に音声データを供給した装置20に対して、音声データを供給した時点から音声データによって表される音声案内の内容が変更されているか否かを確認する。
【0051】
具体的に、音声データバッファ12に記憶されている音声データがナビゲーション装置から供給された音声データである場合を例として説明する。ナビゲーション装置は、音声データバッファ12に対して、音声案内の内容が、例えば、「300m先を右方向です。」である音声データを供給する。そして、音声再出力プログラムの実行により、運転者または同乗者によって、前記音声案内の再出力の要求があったとき、マイクロコンピュータ11は、ナビゲーション装置に対して、音声案内の内容が変更されているか否かを確認する。
【0052】
ナビゲーション装置は、例えば、車両の走行に伴って、右折するまでの距離が100mとなっていれば、音声データバッファ12に対して、「100m先を右方向です。」のように、更新した音声データを供給する。これにより、マイクロコンピュータ11は、音声データバッファ12から更新された音声データを取得することができる。このため、音声案内装置10または音声案内装置10’は更新された音声案内の内容を音声出力することができて、運転者または同乗者は、適切な音声案内の提供を受けることができる。
【0053】
なお、上記第1実施形態および第2実施形態においては、装置20から供給された音声データを音声出力したときの音量に比して、音声再出力プログラムのステップS13にて音声データを再出力するときの音量を自動的に大きくして再出力することも可能である。さらに、再出力する音量を運転者または同乗者が調整可能とすることも可能である。このように、音量を大きくして再出力することによって、運転者または同乗者が音声案内をより聞き取りやすくすることができて、好適である。
【0054】
さらに、上記第1実施形態および第2実施形態においては、運転者または同乗者が音声再出力スイッチ14の押下操作または音声再出力ボタン群16のタッチ操作することによって音声案内を再出力するように実施した。これに代えて、音声案内装置10,10’に周知の音声認識装置を設けて、運転者または同乗者が発声する音声によって、音声案内の再出力を指示するように実施することも可能である。これによれば、運転者または同乗者が押下操作またはタッチ操作しなくても、音声案内装置10,10’に音声案内の再出力を要求することができて、好適である。また、特に、運転者においては、運転に集中することができて、好適である。
【0055】
以上、本発明の実施形態について説明したが、本発明の実施に当たっては、上記各実施形態およびその変形例に限定されるものではなく、本発明の目的を逸脱しない限り種々の変更が可能である。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1実施形態に係る音声案内装置の全体を示す概略ブロック図である。
【図2】図1の音声案内装置のマイクロコンピュータにて実行される音声再出力プログラムのフローチャートである。
【図3】図1の音声案内装置の音声再出力スイッチによる音声データバッファに記憶された音声データを選択する動作を説明するための図である。
【図4】本発明の第2実施形態に係る音声案内装置の全体を示す概略ブロック図である。
【図5】図4の音声案内装置の液晶表示器に表示される音声再出力ボタン群を説明するための図である。
【図6】図4の音声案内装置のマイクロコンピュータにて実行される音声再出力プログラムのフローチャートである。
【符号の説明】
10、10’…音声案内装置、11…マイクロコンピュータ、12…音声データバッファ、13…スピーカ、14…音声再出力スイッチ、15…液晶表示器、16…音声再出力ボタン群、16a…再音声ボタン、16b…前再音声ボタン、16c…次再音声ボタン

Claims (3)

  1. 各種情報を音声出力によってユーザに提供するとともに、同ユーザの再出力要求に応答して、前記音声出力した各種情報を再度音声出力する音声案内装置において、
    外部の装置から供給された音声案内の内容を表す音声データを供給された順に蓄積して記憶する記憶手段と、
    前記記憶手段によって記憶した音声データのうち、再度音声出力する音声データを選択するための選択手段とを備えたことを特徴とする音声案内装置。
  2. 請求項1に記載した音声案内装置において、
    前記記憶手段に記憶した音声データによって表される音声案内の内容を前記選択手段の選択操作に応じて順次表示する表示手段を備えたことを特徴とする音声案内装置。
  3. 前記記憶手段に記憶した音声データは、前記選択手段によって選択されたときに前記音声データによって表される音声案内の内容が変更されていれば、同変更された内容を表すように更新される請求項1または請求項2に記載した音声案内装置。
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