JP2004270736A - 遊星歯車装置の潤滑構造 - Google Patents

遊星歯車装置の潤滑構造 Download PDF

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俊樹 金田
Yuji Yasuda
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Abstract

【課題】オイルポンプから支持ピンまで潤滑油を導いて強制潤滑することなく、プラネタリキャリアの回転停止時にも支持ピンの軸方向油路内に潤滑油が十分に導入されるようにして所定の潤滑性能が得られるようにする。
【解決手段】プラネタリキャリアCA1の回転時には、遠心力で外周側へ流動する潤滑油が第1導入部56内に流入させられ、軸方向油路44内へ導入されるとともに貫通穴48から流出させられることにより、ニードルベアリング38などが潤滑される一方、プラネタリキャリアCA1の回転停止時には、自重で流下する潤滑油が第1導入部56または第2導入部60内に流入し、中間油路52から軸方向油路44内へ導入されて貫通穴48から流出させられることにより、ニードルベアリング38などが潤滑される。
【選択図】 図3

Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は遊星歯車装置の潤滑構造に係り、特に、プラネタリギヤが配設されたプラネタリキャリアの回転停止時における潤滑性能を、キャリア回転時の潤滑性能を維持しつつ向上させる技術に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
(a) 回転中心線まわりに回転させられるプラネタリキャリアに、その回転中心線と平行に支持ピンが一体的に設けられ、その支持ピンにプラネタリギヤが回転可能に配設されている遊星歯車装置と、(b) 前記支持ピンに軸方向へ設けられた軸方向油路と、(c) 前記プラネタリキャリアに設けられ、遠心力により外周側へ流動する潤滑油を前記軸方向油路へ導く導入油路と、を有し、(d) その導入油路から前記軸方向油路内へ導入された潤滑油を前記支持ピンと前記プラネタリギヤとの間へ流出させて、そのプラネタリギヤの回転支持部を潤滑する潤滑構造が、車両の変速機等の動力伝達装置などに用いられている。特許文献1に記載の装置はその一例で、プラネタリキャリアの側壁面に固設されたレシーバによって導入油路が形成されている。レシーバは、円環形状を成しているとともに、その内周縁部がプラネタリキャリアから離間するように開かれ、遠心力で外周側へ流動する潤滑油を受け止めて、プラネタリキャリアの側壁面に開口している軸方向油路内へ導くようになっている。
【0003】
【特許文献1】
特開平10−68461号公報
【特許文献2】
実開平2−124356号公報
【特許文献3】
実開平1−158838号公報
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、このような従来の潤滑構造においては、プラネタリキャリアの回転が停止した状態でプラネタリギヤが回転駆動される場合、潤滑油に十分な遠心力が作用しないため、導入油路から軸方向油路へ導入される潤滑油の供給量が減って所定の潤滑作用が得られないという問題があった。オイルポンプから出力された潤滑油を軸方向油路まで導いて強制的に潤滑することも考えられるが、複雑な油路を設けたりオイルポンプの吐出量を増やしたりする必要があるため、製造コストが高くなるとともに消費エネルギーが大きくなる。
【0005】
本発明は以上の事情を背景として為されたもので、その目的とするところは、オイルポンプから支持ピンまで潤滑油を導いて強制潤滑することなく、プラネタリキャリアの回転停止時にも支持ピンの軸方向油路内に潤滑油が十分に導入されるようにして所定の潤滑性能が得られるようにすることにある。
【0006】
【課題を解決するための手段】
かかる目的を達成するために、第1発明は、(a) 回転中心線まわりに回転させられるプラネタリキャリアに、その回転中心線と平行に支持ピンが一体的に設けられ、その支持ピンにプラネタリギヤが回転可能に配設されている遊星歯車装置と、(b) 前記支持ピンに軸方向へ設けられた軸方向油路と、(c) 前記プラネタリキャリアに設けられ、遠心力により外周側へ流動する潤滑油を前記軸方向油路へ導く導入油路と、を有し、(d) その導入油路から前記軸方向油路内へ導入された潤滑油を前記支持ピンと前記プラネタリギヤとの間へ流出させて、そのプラネタリギヤの回転支持部を潤滑する潤滑構造において、(e) 前記導入油路は、(e−1) 前記軸方向油路と交差させられて前記潤滑油をその軸方向油路内へ導入するとともに、その軸方向油路から外周側および内周側の両方向へ延び出す中間油路と、(e−2) その中間油路の外周側端部から第1回曲部を経て内周側へ延び出し、前記軸方向油路よりも内周側で開口している第1導入部と、(e−3) 前記中間油路の内周側端部から第2回曲部を経て外周側へ延び出し、前記軸方向油路よりも外周側で開口している第2導入部と、を有して、全体として略S字形状を成していることを特徴とする。
【0007】
第2発明は、第1発明の遊星歯車装置の潤滑構造において、(a) 前記第1回曲部は、その内側の回曲部分が前記軸方向油路の外周側端縁よりも外周側に達しているとともに、(b) 前記第2回曲部は、その内側の回曲部分が前記軸方向油路の内周側端縁よりも内周側に達していることを特徴とする。
【0008】
第3発明は、第1発明または第2発明の遊星歯車装置の潤滑構造において、前記第1導入部および前記第2導入部の少なくとも一方の開口は、開口端へ向かうに従って拡開させられ、十分な開口面積を有していることを特徴とする。
【0009】
【発明の効果】
このような遊星歯車装置の潤滑構造においては、潤滑油を軸方向油路へ導く導入油路が、軸方向油路から外周側および内周側の両方向へ延び出す中間油路、その中間油路の外周側端部から第1回曲部をへて内周側へ延び出す第1導入部、および中間油路の内周側端部から第2回曲部を経て外周側へ延び出す第2導入部、を有して略S字形状を成しているため、プラネタリキャリアの回転時に遠心力で外周側へ流動する潤滑油は、第1導入部内に流入するとともに第1回曲部で受け止められ、中間油路から軸方向油路へ導入されて、プラネタリギヤの回転支持部の潤滑に使用される。また、プラネタリキャリアの回転停止時であって回転中心線の上方で停止させられたプラネタリギヤは、自重で流下する潤滑油が上向きに開口している第2導入部内に流入させられるとともに、第2回曲部で受け止められ、中間油路から軸方向油路へ導入されることにより、その回転支持部が潤滑される。回転中心線の下方で停止させられたプラネタリギヤは、自重で流下する潤滑油が上向きに開口している第1導入部内に流入させられるとともに、第1回曲部で受け止められ、中間油路から軸方向油路へ導入されることにより、その回転支持部が潤滑される。
【0010】
第2発明では、第1回曲部の内側の回曲部分は軸方向油路の外周側端縁よりも外周側に達しており、第2回曲部の内側の回曲部分は軸方向油路の内周側端縁よりも内周側に達しているため、遠心力や自重で第1導入部または第2導入部内に流入した潤滑油は、その第1回曲部または第2回曲部で良好に受け止められて軸方向油路へ導入され、潤滑性能が一層向上する。
【0011】
第3発明では、第1導入部および第2導入部の少なくとも一方の開口が開口端へ向かうに従って拡開させられているため、回転停止時に自重で流下する潤滑油がその拡開させられた開口内に良好に流入させられ、潤滑性能が一層向上する。すなわち、第1導入部の開口が拡開させられている場合は、回転中心線の下方で回転停止させられた場合に、自重で流下する潤滑油がその第1導入部の開口内に良好に流入させられて潤滑性能が向上する一方、第2導入部の開口が拡開させられている場合は、回転中心線の上方で回転停止させられた場合に、自重で流下する潤滑油がその第2導入部の開口内に良好に流入させられて潤滑性能が向上する。
【0012】
【発明の実施の形態】
本発明は、車両用自動変速機等の動力伝達装置に用いられる遊星歯車装置の潤滑構造に好適に適用されるが、車両用以外の動力伝達装置やその他の遊星歯車装置の潤滑構造にも適用され得る。遊星歯車装置は、シングルピニオン型やダブルピニオン型、ラビニヨ型など種々の型式のものが可能で、大径部および小径部を一体的に備えている段付のプラネタリギヤを有するものでも良いなど、種々の態様が可能である。支持ピンは、一般には3本以上配設されるが、2本或いは1本であっても良い。
【0013】
支持ピンとプラネタリギヤとの間には、一般にニードルベアリングが配設され、例えば支持ピンの長手方向の中間部分に設けられた径方向の貫通穴から潤滑油が流出してニードルベアリングを潤滑するように構成されるが、支持ピンによってプラネタリギヤが直接支持されている場合や、軸受メタルなどを介して支持されている場合にも本発明は適用され得る。上記貫通穴は、プラネタリキャリアの停止位置に拘らず潤滑油が良好に流出するように支持ピンを径方向片側或いは両側に貫通するように設けられ、例えばプラネタリキャリアの径方向に沿って支持ピンを貫通するように設けられる。
【0014】
導入油路は、例えばプラネタリキャリアの側壁面と、その側壁面に一体的に固設される導入プレートとによって形成され、側壁面または導入プレートに前記S字形状の溝加工を施すことによって設けることができる。導入プレートは、必ずしも回転中心線を中心とする円環形状を成している必要はなく、支持ピンが設けられる位置に部分的に設けられるだけでも良い。
【0015】
上記導入プレートの内周縁部を、前記第1導入部の開口よりも内周側へ突き出させるとともに、プラネタリキャリアから離間する方向へ開き加工することにより、遠心力で外周側へ流動する潤滑油を良好に第1導入部内へ流入させることができる。第3発明では、第1導入部および第2導入部の何れか一方、或いは両方の開口が開口端へ向かうに従って拡開させられるが、その開口部の拡開形状は、開口中心に対して円錐形状に拡開するものでも、周方向へのみ扇形状に拡開するものでも良い。
【0016】
第2発明では、第1回曲部の内側の回曲部分が軸方向油路の外周側端縁よりも外周側に達しており、第2回曲部の内側の回曲部分が軸方向油路の内周側端縁よりも内周側に達しているが、他の発明の実施に際しては、少なくとも第1回曲部の外側の回曲部分が軸方向油路の外周側端縁よりも外周側に達しているとともに、第2回曲部の外側の回曲部分が軸方向油路の内周側端縁よりも内周側に達しておれば良い。
【0017】
【実施例】
以下、本発明の実施例を図面を参照しつつ詳細に説明する。
図1の(a) は、本発明が適用された遊星歯車装置の潤滑構造を有する車両用自動変速機(動力伝達装置)10の骨子図で、(b) は複数の変速段を成立させる際の係合要素および変速比を説明する作動表である。この車両用自動変速機10は、FF車両などの横置き用のもので、ダブルピニオン型の第1遊星歯車装置12を主体として構成されている第1変速部14と、シングルピニオン型の第2遊星歯車装置16およびダブルピニオン型の第3遊星歯車装置18を主体として構成されている第2変速部20とを同軸線上に有し、入力軸22の回転を変速して出力歯車24から出力する。入力軸22は入力部材に相当するもので、エンジン等の走行用駆動源によって回転駆動されるトルクコンバータのタービン軸などであり、出力歯車24は出力部材に相当するもので、差動歯車装置を介して左右の駆動輪を回転駆動する。なお、この車両用自動変速機10は中心線に対して略対称的に構成されており、図1(a) では中心線の下半分が省略されている。
【0018】
上記第1変速部14を構成している第1遊星歯車装置12は、サンギヤS1、プラネタリキャリアCA1、およびリングギヤR1の3つの回転要素を備えており、サンギヤS1が入力軸22に連結されて回転駆動されるとともに、プラネタリキャリアCA1が第3ブレーキB3を介して回転不能にケース26に固定されることにより、リングギヤR1が中間出力部材として入力軸22に対して減速回転させられて出力する。また、第2変速部20を構成している第2遊星歯車装置16および第3遊星歯車装置18は、一部が互いに連結されることによって4つの回転要素RM1〜RM4が構成されており、具体的には、第3遊星歯車装置18のサンギヤS3によって第1回転要素RM1が構成され、第2遊星歯車装置16のリングギヤR2および第3遊星歯車装置18のリングギヤR3が互いに連結されて第2回転要素RM2が構成され、第2遊星歯車装置16のプラネタリキャリアCA2および第3遊星歯車装置18のプラネタリキャリアCA3が互いに連結されて第3回転要素RM3が構成され、第2遊星歯車装置16のサンギヤS2によって第4回転要素RM4が構成されている。上記第2遊星歯車装置16および第3遊星歯車装置18は、プラネタリキャリアCA2およびCA3が共通の部材にて構成されているとともに、リングギヤR2およびR3が共通の部材にて構成されており、且つ第2遊星歯車装置16のプラネタリギヤが第3遊星歯車装置18の第2プラネタリギヤを兼ねているラビニヨ型の遊星歯車列とされている。
【0019】
上記第1回転要素RM1(サンギヤS3)は第1ブレーキB1によって選択的にケース26に連結されて回転停止させられ、第2回転要素RM2(リングギヤR2、R3)は第2ブレーキB2によって選択的にケース26に連結されて回転停止させられ、第4回転要素RM4(サンギヤS2)は第1クラッチC1を介して選択的に前記入力軸22に連結され、第2回転要素RM2(リングギヤR2、R3)は第2クラッチC2を介して選択的に入力軸22に連結され、第1回転要素RM1(サンギヤS3)は中間出力部材である前記第1遊星歯車装置12のリングギヤR1に一体的に連結され、第3回転要素RM3(プラネタリキャリアCA2、CA3)は前記出力歯車24に一体的に連結されて回転を出力するようになっている。第1ブレーキB1〜第3ブレーキB3、第1クラッチC1、第2クラッチC2は、何れも油圧シリンダによって摩擦係合させられる多板式の油圧式摩擦係合装置である。なお、第2回転要素RM2とケース26との間には、第2回転要素RM2の正回転(入力軸22と同じ回転方向)を許容しつつ逆回転を阻止する一方向クラッチFが第2ブレーキB2と並列に設けられている。
【0020】
図2は、上記第1変速部14および第2変速部20の各回転要素の回転速度を直線で表すことができる共線図であり、下の横線が回転速度「0」で、上の横線が回転速度「1.0」すなわち入力軸22と同じ回転速度である。また、第1変速部14の各縦線は、左側から順番にサンギヤS1、リングギヤR1、プラネタリキャリアCA1を表しており、それ等の間隔は第1遊星歯車装置12のギヤ比(=サンギヤの歯数/リングギヤの歯数)ρ1に応じて定められる。第2変速部20の4本の縦線は、左端から右端へ向かって順番に第1回転要素RM1(サンギヤS3)、第2回転要素RM2(リングギヤR2、R3)、第3回転要素RM3(プラネタリキャリアCA2、CA3)、第4回転要素RM4(サンギヤS2)を表しており、それ等の間隔は第2遊星歯車装置16のギヤ比ρ2および第3遊星歯車装置18のギヤ比ρ3に応じて定められる。
【0021】
そして、上記共線図から明らかなように、第1クラッチC1および第2ブレーキB2が係合させられて、第4回転要素RM4が入力軸22と一体回転させられるとともに第2回転要素RM2が回転停止させられると、出力歯車24に連結された第3回転要素RM3は「1st」で示す回転速度で回転させられ、最も大きい変速比の第1変速段「1st」が成立させられる。第1クラッチC1および第1ブレーキB1が係合させられて、第4回転要素RM4が入力軸22と一体回転させられるとともに第1回転要素RM1が回転停止させられると、第3回転要素RM3は「2nd」で示す回転速度で回転させられ、第1変速段「1st」よりも変速比が小さい第2変速段「2nd」が成立させられる。第1クラッチC1および第3ブレーキB3が係合させられて、第4回転要素RM4が入力軸22と一体回転させられるとともに第1回転要素RM1が第1変速部14を介して減速回転させられると、第3回転要素RM3は「3rd」で示す回転速度で回転させられ、第2変速段「2nd」よりも変速比が小さい第3変速段「3rd」が成立させられる。第1クラッチC1および第2クラッチC2が係合させられて、第2変速部20が入力軸22と一体回転させられると、第3回転要素RM3は「4th」で示す回転速度すなわち入力軸22と同じ回転速度で回転させられ、第3変速段「3rd」よりも変速比が小さい第4変速段「4th」が成立させられる。この第4変速段「4th」の変速比は1である。第2クラッチC2および第3ブレーキB3が係合させられて、第2回転要素RM2が入力軸22と一体回転させられるとともに第1回転要素RM1が第1変速部14を介して減速回転させられると、第3回転要素RM3は「5th」で示す回転速度で回転させられ、第4変速段「4th」よりも変速比が小さい第5変速段「5th」が成立させられる。第2クラッチC2および第1ブレーキB1が係合させられて、第2回転要素RM2が入力軸22と一体回転させられるとともに第1回転要素RM1が回転停止させられると、第3回転要素RM3は「6th」で示す回転速度で回転させられ、第5変速段「5th」よりも変速比が小さい第6変速段「6th」が成立させられる。また、第2ブレーキB2および第3ブレーキB3が係合させられると、第2回転要素RM2が回転停止させられるとともに第1回転要素RM1が第1変速部14を介して減速回転させられることにより、第3回転要素RM3は「Rev」で示す回転速度で逆回転させられ、後進変速段「Rev」が成立させられる。
【0022】
図1の(b) の作動表は、上記各変速段とクラッチC1、C2、ブレーキB1〜B3の作動状態との関係をまとめたもので、「○」は係合、「◎」はエンジンブレーキ時のみ係合を表している。第1変速段「1st」を成立させるブレーキB2には並列に一方向クラッチFが設けられているため、発進時(加速時)には必ずしもブレーキB2を係合させる必要は無いのである。また、各変速段の変速比は、第1遊星歯車装置12、第2遊星歯車装置16、および第3遊星歯車装置18の各ギヤ比ρ1、ρ2、ρ3によって適宜定められる。
【0023】
図3は、本発明が適用された第1遊星歯車装置12の潤滑構造を具体的に示す図で、(a) は回転中心線Oを含む断面の上半分を示す図、(b) は導入プレート46に設けられた導入油路50を示す正面図である。第1遊星歯車装置12のプラネタリキャリアCA1は、回転中心線Oに対して直角な一対の円環形状の側壁面30、32を備えているとともに、回転中心線Oと平行に第1支持ピン34が設けられ、その第1支持ピン34にリングギヤR1と噛み合う第1プラネタリギヤ36が回転可能に配設されている。リングギヤR1と第1支持ピン34との間にはニードルベアリング38が介在させられているとともに、リングギヤR1とプラネタリキャリアCA1との間にはスラストワッシャ40、42が介在させられている。第1支持ピン34および第1プラネタリギヤ36は、回転中心線Oまわりに略等角度間隔で複数(例えば3つ程度)配設されているとともに、その間には、図示は省略するが第2プラネタリギヤが配設されて第1プラネタリギヤ36およびサンギヤS1と噛み合わされている。第2プラネタリギヤも、実質的に第1プラネタリギヤと同様に構成され、同様な潤滑構造を備えている。第1支持ピン34は支持ピンに相当し、第1プラネタリギヤ36はプラネタリギヤに相当し、ニードルベアリング38およびスラストワッシャ40、42は回転支持部に相当する。
【0024】
上記第1支持ピン34の軸心には軸方向油路44が設けられているとともに、その軸方向油路44は一方の側壁面30側に開口していて、その側壁面30に一体的に固設された導入プレート46を介して潤滑油が導入されるようになっている。第1支持ピン34の軸方向の中間部分等には、径方向に貫通穴48が設けられており、軸方向油路44内に導入された潤滑油はその貫通穴48から外部へ流出させられ、前記ニードルベアリング38およびスラストワッシャ40、42が潤滑されるとともに、更に第1プラネタリギヤ36とリングギヤR1との噛合部分等の潤滑に使用される。貫通穴48は、プラネタリキャリアCA1の停止位置に拘らず潤滑油が良好に流出するように設けられ、本実施例ではプラネタリキャリアCA1の径方向に沿って、第1支持ピン34を径方向の片側に貫通するように設けられているが、径方向の両側に完全に貫通するように設けることもできる。第1支持ピン34の軸心まわりに等角度間隔で3本以上設けるようにしても良い。
【0025】
上記導入プレート46は板状の円環形状を成していて、回転中心線Oと同心に側壁面30に密着して取り付けられるとともに、その側壁面30との間に導入油路50を形成している。導入油路50は、図3(b) に示すように導入プレート46に設けられた溝によって構成され、本実施例では(a) 軸方向油路44の開口部を通って外周側および内周側の両方向へ斜めに直線状に延び出す中間油路52と、(b) その中間油路52の外周側端部から鋭角に回曲する第1回曲部54を経て内周側へ直線状に延び出し、軸方向油路44よりも内周側で開口している第1導入部56と、(c) 中間油路44の内周側端部から鋭角に回曲する第2回曲部58を経て外周側へ直線状に延び出し、軸方向油路44よりも外周側で開口している第2導入部60と、を有して全体として略S字形状を成している。この導入油路50の断面形状は、正方形等の矩形であっても良いし、半円形状などの円弧でも良く、側壁面30および支持ピン34の端面に略密着して一体的に固設されることにより、軸方向油路44に連通させられるとともに、導入プレート46の内周縁および外周縁に開口する油路が形成される。
【0026】
上記第1回曲部54は、その内側(図3(b) における下側)の回曲部分が軸方向油路44の外周側端縁(図3(b) における上端縁)よりも外周側に達しているとともに、第2回曲部58は、その内側(図3(b) における上側)の回曲部分が軸方向油路44の内周側端縁(図3(b) における下端縁)よりも内周側に達している。また、第1導入部56および第2導入部60の開口部は、何れも開口端へ向かうに従って周方向へ大きく拡開させられている。なお、本実施例では第1導入部56および第2導入部60が図3(b) の正面視において略平行であるが、第1導入部56を回転中心線Oに向かって形成したり、第2導入部60を径方向(法線方向)へ向かって形成したりすることもできる。
【0027】
このような導入油路50においては、前記第3ブレーキB3が解放されてプラネタリキャリアCA1が回転駆動される第1変速段「1st」や第2変速段「2nd」、第4変速段「4th」、第6変速段「6th」では、遠心力で外周側へ流動する潤滑油が、内周側に向かって開口している第1導入部56内に流入するとともに第1回曲部54で受け止められ、中間油路52から軸方向油路44へ導入されて貫通穴48から流出させられることにより、前記ニードルベアリング38およびスラストワッシャ40、42などが潤滑される。潤滑油は、例えば回転中心線O上に設けられた前記入力軸22にオイルポンプから供給され、噛合歯などの潤滑のために吐出されるとともに、プラネタリキャリアCA1の回転に伴って回転させられることにより、遠心力で外周側へ流動させられる。
【0028】
また、第3ブレーキB3が係合させられてプラネタリキャリアCA1が回転停止させられる第3変速段「3rd」や第5変速段「5th」、後進変速段「Rev」では、自重で流下する潤滑油が第1導入部56または第2導入部60内に流入し、中間油路52から軸方向油路44内へ導入されて貫通穴48から流出させられることにより、ニードルベアリング38およびスラストワッシャ40、42などが潤滑される。すなわち、回転中心線Oの上方で停止させられた第1プラネタリギヤ36については、自重で流下する潤滑油が上向きに開口している第2導入部60内に流入させられるとともに、第2回曲部58で受け止められ、中間油路52から軸方向油路44内へ導入されることによって潤滑される一方、回転中心線Oの下方で停止させられた第1プラネタリギヤ36については、自重で流下する潤滑油が上向きに開口している第1導入部56内に流入させられるとともに、第1回曲部54で受け止められ、中間油路52から軸方向油路44内へ導入されることによって潤滑される。
【0029】
ここで、回転中心線Oの上方で停止させられた第1プラネタリギヤ36については、第2導入部60の開口部が大きく拡開させられているため、その第2導入部60内に潤滑油が良好に導入される。回転中心線Oの下方で停止させられた第1プラネタリギヤ36についても、同様に第1導入部56の開口内に潤滑油が良好に導入されるが、回転中心線O上に設けられた前記入力軸22にオイルポンプから供給されて噛合歯などの潤滑のために吐出された潤滑油が流下することにより、上方で回転停止させられる場合に比べて多量の潤滑油が流入させられるとともに、上方に位置する第1プラネタリギヤ36などの潤滑油がスラストワッシャ40、42などに直接流下することによっても潤滑される。
【0030】
このように、本実施例の第1遊星歯車装置12の潤滑構造によれば、プラネタリキャリアCA1の回転時には、遠心力で外周側へ流動する潤滑油が第1導入部56内に流入させられて軸方向油路44内へ導入されるとともに貫通穴48から流出させられることにより、ニードルベアリング38およびスラストワッシャ40、42などが潤滑される一方、プラネタリキャリアCA1の回転停止時には、自重で流下する潤滑油が第1導入部56または第2導入部60内に流入し、中間油路52から軸方向油路44内へ導入されて貫通穴48から流出させられることにより、ニードルベアリング38およびスラストワッシャ40、42などが潤滑されるため、プラネタリキャリアCA1の回転、回転停止に拘らず常に良好な潤滑性能が得られるようになる。
【0031】
また、第1回曲部54の内側の回曲部分は軸方向油路44の外周側端縁よりも外周側に達しており、第2回曲部58の内側の回曲部分は軸方向油路44の内周側端縁よりも内周側に達しているため、遠心力や自重で第1導入部56または第2導入部60内に流入した潤滑油は、その第1回曲部54または第2回曲部58で良好に受け止められて軸方向油路44へ導入され、潤滑性能が一層向上する。
【0032】
また、第1導入部56および第2導入部60の開口部は、何れも開口端へ向かうに従って周方向へ拡開させられているため、プラネタリキャリアCA1の回転停止時に自重で流下する潤滑油がそれ等の第1導入部56、第2導入部60の開口内に良好に流入させられ、潤滑性能が一層向上する。
【0033】
なお、上記実施例の導入油路50は、第1回曲部54、第2回曲部58でそれぞれ鋭角に回曲させられているが、例えば図4に示す導入油路70のように、径方向へ設けられた中間油路72の外周側端部および内周側端部から、それぞれ略コの字形状乃至はU字形状に回曲させられた第1回曲部74、第2回曲部76を経て第1導入部56、第2導入部60に接続するようにしても良い。
【0034】
また、図5は、プラネタリキャリアCA1の他方の側壁面32および第1支持ピン34の端面に、前記図3(b) に示すように略S字形状の溝を形成するとともに、その側壁面32に円環形状の板状の導入プレート80を略密着するように固設することにより、前記導入油路50に対応する導入油路82を設けた場合で、前記実施例と同様の作用効果が得られる。また、導入プレート80の内周縁部84は、側壁面32よりも内周側へ突き出しているとともに、軸方向において側壁面32から離間する方向へ開くように曲成されており、遠心力や自重で外周側へ流動する潤滑油が良好に導入油路82内へ流入させられる。なお、導入プレート80の外周縁部についても、外周側へ突き出させるとともに軸方向において側壁面32から離間する方向へ開くように曲成し、自重で流下する潤滑油が良好に導入油路82内へ流入させられるようにすることができる。
【0035】
以上、本発明の実施例を図面に基づいて詳細に説明したが、これ等はあくまでも一実施形態であり、本発明は当業者の知識に基づいて種々の変更,改良を加えた態様で実施することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明が適用された遊星歯車装置の潤滑構造を備えている車両用自動変速機を説明する図で、(a) は骨子図、(b) は各変速段を成立させるための作動表である。
【図2】図1の実施例の共線図である。
【図3】本発明が適用された遊星歯車装置の要部を具体的に示す図で、(a) は回転中心線Oを含む断面図、(b) は導入プレートに設けられた導入油路の溝形状を示す正面図である。
【図4】本発明の他の実施例を示す図で、図3(b) に対応する正面図である。
【図5】本発明の更に別の実施例を示す図で、図3(a) に対応する断面図である。
【符号の説明】
12:第1遊星歯車装置(遊星歯車装置) 34:第1支持ピン(支持ピン) 36:第1プラネタリギヤ(プラネタリギヤ) 38:ニードルベアリング(回転支持部) 40、42:スラストワッシャ(回転支持部) 44:軸方向油路 50、70、82:導入油路 52、72:中間油路 54、74:第1回曲部 56:第1導入部 58、76:第2回曲部 60:第2導入部 CA1:プラネタリキャリア O:回転中心線

Claims (3)

  1. 回転中心線まわりに回転させられるプラネタリキャリアに、該回転中心線と平行に支持ピンが一体的に設けられ、該支持ピンにプラネタリギヤが回転可能に配設されている遊星歯車装置と、
    前記支持ピンに軸方向へ設けられた軸方向油路と、
    前記プラネタリキャリアに設けられ、遠心力により外周側へ流動する潤滑油を前記軸方向油路へ導く導入油路と、
    を有し、該導入油路から前記軸方向油路内へ導入された潤滑油を前記支持ピンと前記プラネタリギヤとの間へ流出させて、該プラネタリギヤの回転支持部を潤滑する潤滑構造において、
    前記導入油路は、
    前記軸方向油路と交差させられて前記潤滑油を該軸方向油路内へ導入するとともに、該軸方向油路から外周側および内周側の両方向へ延び出す中間油路と、
    該中間油路の外周側端部から第1回曲部を経て内周側へ延び出し、前記軸方向油路よりも内周側で開口している第1導入部と、
    前記中間油路の内周側端部から第2回曲部を経て外周側へ延び出し、前記軸方向油路よりも外周側で開口している第2導入部と、
    を有して、全体として略S字形状を成している
    ことを特徴とする遊星歯車装置の潤滑構造。
  2. 前記第1回曲部は、その内側の回曲部分が前記軸方向油路の外周側端縁よりも外周側に達しているとともに、
    前記第2回曲部は、その内側の回曲部分が前記軸方向油路の内周側端縁よりも内周側に達している
    ことを特徴とする請求項1に記載の遊星歯車装置の潤滑構造。
  3. 前記第1導入部および前記第2導入部の少なくとも一方の開口は、開口端へ向かうに従って拡開させられている
    ことを特徴とする請求項1または2に記載の遊星歯車装置の潤滑構造。
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