JP2004260128A - 多層配線を有する半導体装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】内部素子領域を囲む外周防護壁構造を最適化し、チップ端部からの水分の侵入を完全に遮断することにより、回路部の腐食を防止し、高信頼性を保証する半導体装置を提供する。
【解決手段】内部素子領域104取り囲むように配置される、配線層とビア層によって構成される外周防護壁を、チップ端部102から30umの距離を離して配置し、又は、外周防護壁を2重以上構成する。
【選択図】 図1

Description

本発明は、多層配線を有する半導体装置に関し、特に半導体基板の端部と複数の素子が形成された内部素子領域との間に設けられた、水分の侵入を防止するための内部素子領域を取り囲む外周防護壁の構造に関する。
半導体デバイスにとって、水分の侵入はデバイスの信頼性を大きく劣化させる一因の1つである。半導体装置は、始めウェハ状態で形成され、その後にダイシング技術によりチップ状に分割・切断されるが、ダイシング途中およびダイシング後のチップ端部側面からの水分の侵入が懸念される。特に層間絶縁膜として低誘電率膜を用いた多層配線構造の場合、一般に低誘電率膜は低密度であるために水分が透過しやすく、さらに問題は深刻になる。
この問題を解決するために、半導体チップの端部と半導体チップのボンディングパッドを含む内部素子領域との間に、水分の侵入を防止する半導体基板上に設けられた複数の層間絶縁膜のそれぞれを貫通し、一体となって当該内部素子領域を取り囲む外周防護壁を設けることが知られている。
外周防護壁は、耐水性の強い絶縁膜や金属膜、又は、それらの組み合わせの積層膜で内部素子領域を完全に取り囲むようにリング状に形成される。このような技術は、特許文献1乃至3に記載されている。半導体として、シリコンウエハは、今では、直径300mmの物が最大直径のウエハとして用いられているが、製造工程終了後、個々のチップに切断分割され多量のシリコンチップが得られる。
図3はこのようなシリコンウエハが切断分離されたときの状態の一部を示す平面図である。シリコンウエハ100は接着シート(図示せず)に接着され、ダイシング機により、チップ間の中央線101(シリコンウエハにこの線があるとは限らない)に沿って研磨切断される。研磨切断シロはダイシングブレードの幅にほぼ等しく約30μm(以下μmをumと記す)になる。チップ端部102と内部素子領域104との間に外周防護壁103が形成される。内部素子領域はボンディングパッド(図示せず)を含み、一般的には、ボンディングパッドが内部素子領域の外周に沿って配置される。従って、外周防護壁はボンディングバッドとチップ端部との間に形成される。
図4は特許文献2に記載された、外周防護壁を有するシリコンチップ105の断面図である。シリコンチップ105は、素子の拡散領域を含むシリコン基板106、素子のゲート電極やコンタクトホールを含む下部絶縁層107、第1の層間絶縁膜108、第2の層間絶縁膜111、第3の層間絶縁膜114及び層間絶縁膜内の金属配線からなる。シリコンチップ105の内部素子領域104の金属配線として第1の金属配線110と第2の金属配線115があり、第1の金属配線110と第2の金属配線115は必要に応じて、接続孔部を埋める金属プラグ112により接続されている。外周防護壁103は、第1の層間絶縁膜の中に形成され、内部素子領域104を取り囲むようにリング状の金属配線109、同様な金属配線113及び金属配線116からなる。金属配線109は第1の金属配線110と同時に形成され、金属配線113は金属プラグ112と同時に形成され、金属配線116は第2の金属配線115と同時に形成される。このように形成された外周防護壁103により、シリコンチップ端部102から内部素子領域104へ水分が侵入するのが防止され内部素子領域の絶縁層や金属配線が腐食するのが防止される。
特開平4−279050号公報 特開2000−150429号公報 米国特許6,137,155
しかしながら、発明者らは、以上のような外周防護壁を形成する上でダイシング状態を詳細に検討した結果次のような問題があることを見出した。図5はシリコンウエハーをダイシング切断した直後のダイシング部分を拡大した平面図である。図3と同じ部分には同一の符号を付けている。チップ端部102から内部素子領域104に向けてチップ端部の欠け、傷、クラック等のチッピング120及び層間膜剥れ121が、ダイシング時のブレードのブレやブレードの劣化等の原因により、発生する。これらのチッピング120、層間膜剥れ121はチップ端部から侵入深さで最大25umに達するものもある。そのため、外周防護壁がチップ端部に接近し過ぎているとダイシング工程におけるチッピングにより外周防護壁が破壊される可能性がある。特に、層間絶縁膜に低誘電率膜を用いている場合には、低誘電率膜はそれ自体の機械的強度の弱さ、および他の膜との密着性の弱さから被ダイシング領域近傍において層間膜剥がれ121が発生しやすい。
次に、外周防護壁の金属がチップ端部からの水分侵入により完全に腐食されてしまうと、それ以上の水分侵入に対して無防備になってしまうことである。水分によって完全に腐食されない程度に幅広な数十um幅の外周防護壁を用いる方法は考えられる。しかし、図4において、外周防護壁103の金属配線109、金属配線116、金属配線113の幅を、内部配線領域104の金属配線の幅(1um以下)よりも数十倍太くすると、外周防護壁103部分と内部配線領域104部分の絶縁膜の溝形成や金属埋めこみを均一に形成するのが非常に困難になり実用的には不可能に近い。
上記課題を解決するため、本発明の多層配線を有する半導体装置は、半導体基板上に複数の素子及び複数の配線層を有し、前記半導体基板の端部と前記複数の素子が形成された内部素子領域との間に設けられ、前記半導体基板上に設けられた複数の層間絶縁膜のそれぞれを貫通し、一体となって当該内部素子領域を取り囲む外周防護壁を有する半導体装置において、前記外周防護壁が2重以上設けられていることを特徴とする多層配線を有する半導体装置である。
又、本発明の多層配線を有する半導体装置は、半導体基板上に複数の素子及び複数の配線層を有し、前記半導体基板の端部と前記複数の素子が形成された内部素子領域との間に設けられ、前記半導体基板上に設けられた複数の層間絶縁膜のそれぞれを貫通し、一体となって当該内部素子領域を取り囲む外周防護壁を有する半導体装置において、前記半導体基板の端部と前記外周防護壁との間隔は、チッピングの深さより大きく、またこの深さは、チッピングは典型的には25umなので、30um以上であることを特徴とする多層配線を有する半導体装置である。 チッピングとは、チップ端部の欠け、傷、クラック等を言う。
又、本発明の多層配線を有する半導体装置は、半導体基板上に複数の素子及び複数の配線層を有し、前記半導体基板の端部と前記複数の素子が形成された内部素子領域との間に設けられ、前記半導体基板上に設けられた複数の層間絶縁膜のそれぞれを貫通し、一体となって当該内部素子領域を取り囲む外周防護壁を有する半導体装置において、前記外周防護壁が2重以上設けられ、前記半導体基板の端部と最外周の前記外周防護壁との間隔が30um以上であることを特徴とする多層配線を有する半導体装置である。
前記外周防護壁は、前記内部素子領域の前記複数の配線層と同時に、同じ材料で形成された複数の配線層と、前記内部素子領域の前記複数の配線層間を接続するビアプラグと同時に、同じ材料で形成されたビアプラグとで形成されても良い。
前記配線層及びビアプラグはAlを主成分とする合金、銅、又は、銅を主成分とする合金であってもよい。
前記外周防護壁を構成する前記ビアプラグは、前記内部素子領域を取り囲むようにリング状に繋がっていることが望ましい。
前記多層配線層を絶縁分離する層間絶縁膜の内少なくとも1つは、SiO2、L−Ox(梯子型水素化シロキサン)、HSQ、SiOC、SiLK(ポリフェニレン)、SiOF、SiCN、SiC、SiN、SiCOH及びSiONの内のいずれか1つからなる膜、又は、2つ以上からなる積層膜であっても良い。
以上説明したように、本発明は、内部素子領域を取り囲むように配置される配線層とビア層によって構成された外周防護壁を有する多層配線構造において、外周防護壁最外周とチップ端部の距離をチッピングの深さ以上、より具体的には30um以上離し、又は、外周防護壁を2重以上配置するというものである。
その具体的な効果は、次のようなものである。外周防護壁の最外周とチップ端部の距離をチッピングの深さ以上、より具体的には30um以上にすることでダイシング工程時にチップ端部で発生しうるチッピングもしくは層間膜剥がれにより外周防護壁が破壊されることを回避できる。外周防護壁を2重以上配置することで、外側の外周防護壁がチップ端部からの水分侵入により完全に腐食されてしまった場合でも、内側の外周防護壁によって内部素子領域への水分の侵入を防止せしめることができる。
次に、本発明の実施の形態を図面を参照して説明する。図1は本発明の実施の形態を示すシリコンチップの断面図である。本実施の形態によれば、図1に示す様に、シリコンチップ105は、不純物拡散層等(図示せず)が形成されたシリコン基板6と、ゲート電極(図示せず)やコンタクトホール(図示せず)が形成された素子を含む絶縁層7と、その上に順次形成される多層の絶縁膜と配線層からなる。第1の配線層絶縁膜8とその中に形成された第1の配線10と、第2の配線層絶縁膜14とその中に形成された第2の配線15と、第1の配線層絶縁膜8と第2の配線絶縁膜14との間に形成されたビア層絶縁膜11とその中に形成された第1の配線10と第2の配線15を接続するビアプラグ12により2層の配線層が形成される。配線層を増やすには、ビア層絶縁膜11と第2の配線層絶縁膜14を一組として順に積層して行けばよい。本実施の形態では説明を簡単にし本発明を明瞭にするために2層配線のばあいを示している。
上記のように、内部配線領域は従来の多層配線集積回路シリコンチップと同じである。本実施の形態では、外周防護壁は、外周防護壁103−1〜103−3の3重構造になっている。平面図は省略しているが、これら3重の外周防護壁103−1〜103−3は内部素子領域104を取り囲むようにリング状に形成される。外周防護壁103−1〜103−3の幅は約1umで間隔は約1umであれば良い。
外周防護壁103−1は第1の配線9−1と第2の配線16−1とビアプラグ13−1とからなる。外周防護壁103−2,3についても同様であるので説明は省略する。これらの配線及びビアプラグは内部素子領域の配線及びプラグと同一材料で同時に形成されたものである。最外周の外周防護壁103−1とシリコンチップ105の端部102との距離Lは30umである。シリコンチップの端部102はダイシング装置及びダイシングブレードによって削りシロが異なるのでそれに応じて最外周の外周防護壁103−1の位置が決められる。一般的なダイシングの削りシロは約30umである。
上記の実施の形態では外周防護壁は3重のばあいを説明しているが、2重以上であれば何重でも良い。1個の外周防護壁の幅は約1umであるので、3重以上の多重にしてもチップ面積は殆ど増加しない。また、チップ端部から外周防護壁の距離を30umとしたが、30um以上であれば良い。
ここで、第1の配線層絶縁膜8、ビア層絶縁膜11、第2の配線層絶縁膜14にはSiO2、L−Ox(梯子型水素化シロキサン)、HSQ、SiOC、SiLK(ポリフェニレン)、SiOF、SiCN、SiC、SiN、SiCOH及びSiONの中のいずれか1つの材料から選ぶことができる。又は、それらの積層膜を用いてもよい。また、第1の配線10及び9−1〜9−3、ビアプラグ12、13−1〜13−3、第2の配線15、16−1〜16−3の材料としては、Alを主成分とする合金、Cu、又は、Cuを主成分とする合金を用いることができる。
(実施例)
上記実施の形態による図1のシリコンチップの製造方法の実施例として図2を参照して詳細に説明する。先ず、図2(a)に示すように、シリコン基板6内に半導体素子を構成するソース、ドレイン領域(図示せず)や、素子分離領域(図示せず)を形成する。次にシリコン基板6の上にゲート電極(図示せず)やコンタクトホール(図示せず)を含む素子を含む絶縁層7を形成する。次に図2(b)に示すように、シリコン基板6上に形成された素子を含む絶縁層7の上に、第1の配線層絶縁膜8、その中に第1の配線10および3重の外周防護壁を構成する第1の配線9−1〜9−3を形成する。第1の配線9−1の端部とシリコンチップ端部(ダイシング後に規定される)102との距離は30umにする。
第1の配線層絶縁膜8は、CVD法によりSiO2膜を成膜する事により得られる。このSiO2膜に溝を形成し、メッキ法により銅を全面に堆積し、溝部以外の銅を化学機械的研磨(CMP)により除去することにより、第1の配線10、9−1〜9−3が形成される。この方法は良く知られた銅埋めこみ配線方法であるので、詳細な説明は省略する。
次に図2(c)に示すように、第1の配線層絶縁膜8、第1の配線10および外周防護壁を構成する第1の配線9−1〜9−3上に、第1のビア層絶縁膜11を形成し、その中に、ビアプラグ12及び外周防護壁を構成するビアプラグ13−1〜13−3層形成する。ビアプラグ13−1〜13−3は第1の配線9−1等よりも細い幅でリング状に形成される。本図では第1の配線9−1の上に1本のビアプラグ13−1が接続されているが、複数のビアプラグ13−1が形成されても良い。
ここで、ビア層絶縁膜11にはSiO2、L−Ox(梯子型水素化シロキサン)、HSQ、SiOC、SiLK(ポリフェニレン)、SiOF、SiCN、SiC、SiN、SiCOH及びSiONの中のいずれか1つの材料から選ぶことができる。又は、それらの積層膜を用いてもよい。また、ビアプラグ12、13−1〜13−3は第1の配線10と同様に銅埋め込み配線方法により形成される。
次に、図2(d)に示すように、ビア層絶縁膜11の上に、第2の配線層絶縁膜14、その中に、第2の配線15および外周防護壁を構成する第2の配線16−1〜16−3を形成する。第2の配線層絶縁膜14は、ビア層絶縁膜11と同様に形成される。第2の配線15、16−1〜16−3は第1の配線10と同様に銅埋め込み配線方法により形成される。
配線を3層以上の多層にするには、図2(c)及び(d)で説明した工程を繰返せばよい。又、図2(c)及び(d)で説明した工程はシングルダマシンと呼ばれる製造方法であるが、ビアプラグと第2の配線を同時に形成するデュアルダマシンと呼ばれる製造方法を用いても良い。最後に、窒化膜やポリミィド膜等のパッシベーション膜(図示せず)が形成され図1に示す3重構造の外周防護壁を有する多層配線シリコン集積回路チップが完成される。
上記実施の形態では、外周防護壁として、内部素子領域と同じ金属配線を積層する構造を説明したが、本発明はこの構造に限られるものではない。外周防護壁として金属配線ではなく、耐湿性に強い誘電体膜、例えば窒化膜、を用いることもできるし、耐湿性の強い誘電体膜と金属膜の積層構造としても良い。また、外周防護壁は内部素子領域の製造工程と同時に形成されることが望ましいが、専用の工程で形成しても良い。例えば、多層の層間絶縁膜に一度に溝を形成し、その溝を金属、又は耐湿性の強い誘電体膜で埋めることにより、外周防護壁を形成しても良い。異種の金属の接合、異種の誘電体膜の接合、誘電体膜と金属との接合に当っては界面の接着強度が充分強い材料の選択やバリア金属(TiN等)の検討が必要であることは言うまでもないことである。
この発明の1実施形態である外周防護壁を有する半導体チップの断面図である。 この発明の1実施例である半導体チップの製造工程を順に示す図である。 シリコンウエハーの一部を示す平面図である。 従来の外周防護壁を有する半導体チップの断面図である。 ダイシングによる、チッピングや層間絶縁膜の剥れを示す平面図である。
符号の説明
100 シリコンウエハ
101 チップ間中央線
102 チップ端部
103 外周防護壁
104 内部素子領域
105 シリコンチップ
6、106 シリコン基板
7、107 素子を含む絶縁層
8 第1の配線層絶縁膜
10、9−1〜9−3 第1の配線
11 ビア層絶縁膜
12、13−1〜13−3 ビアプラグ
103−1、103−2、103−3 外周防護壁
14 第2の配線層絶縁膜
15、16−1〜16−3 第2の配線

Claims (8)

  1. 半導体基板上に複数の素子及び複数の配線層を有し、前記半導体基板の端部と前記複数の素子が形成された内部素子領域との間に設けられ、前記半導体基板上に設けられた複数の層間絶縁膜のそれぞれを貫通し、一体となって当該内部素子領域を取り囲む外周防護壁を有する半導体装置において、
    前記外周防護壁が2重以上設けられていることを特徴とする多層配線を有する半導体装置。
  2. 半導体基板上に複数の素子及び複数の配線層を有し、前記半導体基板の端部と前記複数の素子が形成された内部素子領域との間に設けられ、前記半導体基板上に設けられた複数の層間絶縁膜のそれぞれを貫通し、一体となって当該内部素子領域を取り囲む外周防護壁を有する半導体装置において、前記半導体基板の端部と前記外周防護壁との間隔は、チッピングの深さより大きいことを特徴とする半導体装置。
  3. 前記半導体基板の端部と前記外周防護壁との間隔が30μm以上であることを特徴とする多層配線を有する請求項2に記載の半導体装置。
  4. 半導体基板上に複数の素子及び複数の配線層を有し、前記半導体基板の端部と前記複数の素子が形成された内部素子領域との間に設けられ、前記半導体基板上に設けられた複数の層間絶縁膜のそれぞれを貫通し、一体となって当該内部素子領域を取り囲む外周防護壁を有する半導体装置において、
    前記外周防護壁が2重以上設けられ、前記半導体基板の端部と最外周の前記外周防護壁との間隔が30μm以上であることを特徴とする多層配線を有する半導体装置。
  5. 前記外周防護壁は、前記内部素子領域の前記複数の配線層と同時に、同じ材料で形成された複数の配線層と、前記内部素子領域の前記複数の配線層間を接続するビアプラグと同時に、同じ材料で形成されたビアプラグと、からなることを特徴とする請求項1から4のいずれか一項に記載の多層配線を有する半導体装置。
  6. 前記配線層及びビアプラグはAlを主成分とする合金、銅、又は、銅を主成分とする合金からなることを特徴とする請求項1から5のいずれか一項に記載の多層配線を有する半導体装置。
  7. 前記外周防護壁を構成する前記ビアプラグは、前記内部素子領域を取り囲むようにリング状に繋がっていることを特徴とする請求項1から6のいずれか一項に記載の多層配線を有する半導体装置。
  8. 前記多層配線層を絶縁分離する層間絶縁膜の内少なくとも1つは、SiO2、L−Ox(梯子型水素化シロキサン)、HSQ、SiOC、SiLK(ポリフェニレン)、SiOF、SiCN、SiC、SiN、SiCOH及びSiONの内のいずれか1つからなる膜、又は、2つ以上からなる積層膜であることを特徴とする請求項1から7のいずれか一項に記載の多層配線を有する半導体装置。
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