JP2004258941A - 携帯端末を用いた出退席管理システム - Google Patents
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Abstract
【課題】出席管理システムでは、他人への成りすまし、「代返」を防止することがでない。また、途中退席を防止する機能が無く、講義内容の把握確認も、行われていない。
【解決手段】受講情報を受講者携帯端末1から講師用管理装置3へ送ることで、出席管理を行う、また、講義終了情報を講師用管理装置3から、受講者携帯端末1へ送り、その内容を講義終了情報入力装置2へ入力させることで、退席管理を行う。
【効果】講義室等に特別な装置を導入することなく、出退席の管理が行えると共に途中退席者を把握することができる。また、講義内容の把握確認を行え集計できる。
【選択図】 図1
【解決手段】受講情報を受講者携帯端末1から講師用管理装置3へ送ることで、出席管理を行う、また、講義終了情報を講師用管理装置3から、受講者携帯端末1へ送り、その内容を講義終了情報入力装置2へ入力させることで、退席管理を行う。
【効果】講義室等に特別な装置を導入することなく、出退席の管理が行えると共に途中退席者を把握することができる。また、講義内容の把握確認を行え集計できる。
【選択図】 図1
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、学校やホール等で実施する講義や集会への出席者の把握を行い、出席情報及び途中退席情報及び着席情報の管理を行うシステムに関する。
【0002】
【従来の技術】
従来の出席管理システムは、入室時または着席時にIDカード,バーコード等を用いて本人確認を行い、出席として登録するシステムが知られている。これらのシステムでは、個人に配布または貸与するIDカードの登録情報確認によって本人と確認している。また、退出時のチェックは行われていない。この種のシステムとしては、特開平8−287148号公報、特開平11−203270号公報に記載のシステムがある。
【0003】
【特許文献1】
特開平8−287148号公報
【特許文献2】
特開平11−203270号公報
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
上記従来のIDカード等を用いた出席管理システムでは、IDカードを他人に預けることによる成りすまし、すなわち「代返」を防止することができず、不正を見逃してしまうおそれがあった。
【0005】
また、これらのシステムは出退席を管理するだけであり、途中退席や講義内容を聞いていない等の問題についても対処できなかった。
【0006】
本発明の目的は、上記課題を解決し、代返行為を防止し、かつ途中退出の防止や講義内容の把握を確認できる出退席管理システムを提供することにある。
【0007】
【課題を解決するための手段】
本発明は、上記目的を達成するために、下記のようなシステム構成を取る。
【0008】
出退席管理システムは、受講者の持つ携帯端末と、講師が使用する講師用管理装置で構成する。受講者の持つ携帯端末には個人識別コードを格納し、着席した座席の識別コードを読取るまたは入力する手段と、他の情報を入力する手段と、それらのコードを講師用管理装置に送信する手段及び講師用管理装置から情報を受信する手段を備える。個人識別コードは携帯端末に格納しても、携帯端末に挿入して用いる記憶媒体に持たせても良い。携帯端末としては携帯電話機を用いても良い。これらの端末は高価であり、個人的な情報を格納していることが多いので、代返目的程度で貸与することを防止できる。前記個人識別コードと座席の識別コードとを着席時に講師用管理装置に送信する。
【0009】
講師用管理装置は、携帯端末から送信された前記個人識別コードと座席の識別コードとを受信し、格納する手段を備える。また、この講師用管理装置には予め座席配置情報、受講者情報が格納され、これらの情報を受信した個人識別情報及び座席識別コードと対応付ける機能と、各座席の着席状況及び座席毎の着席者名を表示する機能を備える。これにより講師が各座席の着席状況を確認することができる。講師用管理装置の受信可能時間を設定することにより、途中入場を防止することも可能となる。また、受信時刻と対応付けて格納しても良い。
【0010】
さらにこの着席情報を記憶する手段と未着席の座席の受講者情報を削除する手段を備える。また、講義終了時に出席者の携帯端末へ講義終了情報を送信する手段を備える。この講義終了情報を出席者が受信し、退席時に講師用管理装置へ送信または、退席時に情報入力する装置へ前記終了情報を入力することにより、退席確認とする。これにより途中退席を防止することが可能となる。
【0011】
これらの情報は講義の識別コードや実施日時と対応付けて格納し、履歴を解析することにより講義の出席率や個人毎の出席率を把握することができる。
【0012】
また、上記の出退席管理システムにおいて、講義中にキーワード情報を与え、受講者が講義終了時に携帯端末からキーワードを入力・送信し、講師用管理装置が受け取ったキーワード情報の正誤により上記講義終了情報の送信可否を決定する方式としても良い。これにより、講義を聴いていなかった者を出席と見なさないことが可能となる。
【0013】
また、受け取ったキーワード情報に基づいて各座席の受講者の回答状況を表示する手段と、前記回答状況を集計する手段と、前記キーワード情報,集計情報を記録する記憶手段を備え、統計を取っても良い。
【0014】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の実施の形態を図により説明する。図1は、本発明の出退席管理システムの構成図である。同図において、1は携帯端末、2は講師用管理装置、4は退席情報読取り装置である。携帯端末1において、12は座席識別コード等を入力に使用するキーボード等の入力手段、13は液晶ディスプレイ等の入力操作の結果や講義終了情報等を表示する表示手段、14は、キーワード、講義終了情報等を記憶しておく記憶手段、15は講師用管理装置に個人識別情報及び座席識別コードやキーワード情報を送信する通信手段、11は各手段を制御する制御手段である。講師用管理装置2において、22は出席取消し処理やキーワード受信、講義終了処理等を指示したりするキーボード等の入力手段、23は液晶ディスプレイやCRT等の着席情報等を表示する表示手段、24は、座席情報、受講者情報、着席情報、またキーワード、集計情報等を記憶しておく記憶手段、25は携帯端末から着席情報やキーワード情報等を退席情報読取り装置からは退席情報の送信を受けたり携帯端末に講義終了情報を送信したりする通信手段、21は各手段を制御する制御手段である。退席情報読取り装置4において、42は読取り情報の登録や情報の送信等を指示したりするキーボード等の入力手段、43は液晶ディスプレイ等の退席情報等を表示する表示手段、44は、退席情報、個人識別情報等を記憶しておく記憶手段、45は講師用管理装置に退席情報等を送信したりする通信手段、56は携帯端末の表示手段に表示された、バーコード等の退席情報等を読取る読取り装置である。各送信は、インターネット等のネットワーク6を用いて行われる。なお、付加的装置として、サーバ3は講師用管理装置で収集した着席情報やキーワード、集計情報等を集中管理する装置、受講者情報データベース5は受講者の個人識別コードや過去の出席情報、講義室の座席情報等のデータ情報を集中管理、記憶する装置である。
【0015】
図5は、本発明の出退席管理システムの全体装置構成の一例である。携帯端末1としては、例えばメール等による個人識別情報や座席識別情報を送信する手段を有した携帯電話等を使用する。講師用管理装置2としては、例えばパーソナルコンピュータを使用する。教室内の教卓等に設置し、講義中も講師が操作できるものとする。退席情報読取り装置4としては、例えばハンディーターミナルを使用する。携帯端末の表示手段に表示されたバーコードを読取る機能を備えたものであり、教室内から退席する時に使用する。
【0016】
次に、本発明の出退席管理システムの処理の流れについて説明する。図2は、本発明の出退席管理システムの一実施例の基本的な処理の流れを示すフローチャートである。講師用管理装置が起動されると、初期設定として、講義情報の取得(S2)が行われる。今回の講義の受講者情報や教室、座席情報等を講義に関する情報を取得する。次に出席情報の受信が可能な状態にする(S3,S4)。生徒の携帯端末から出席情報である、個人識別コードを含む座席識別番号と講義情報の受信を確認し、受信完了後(S5)、個人識別コードから出席情報の登録を行う(S6)。登録された出席情報を講師用管理装置の表示手段に着席情報として表示する(S7)。
【0017】
また、着席情報の表示内容と実際の着席者が異なったり、着席していなかったりした場合、教卓で講師は着席状態の確認(S9)を行い、講師用管理装置により、即座に出席取消し処理(S10)が実施できるものである。
【0018】
一方、生徒の携帯端末では、講義に出席した生徒が座席に着席後、その座席識別番号と講義情報を各自の携帯端末に入力し(S21)、講師用管理装置に送信する(S22)。
【0019】
講義終了時(S11)には、講義終了情報を出席者の各携帯端末に送信する(S12)。生徒は送信された講義終了情報を携帯端末で受信し(S25)携帯端末の表示手段に表示させ(S26)バーコード等の退席情報にする。退席情報は、退席情報読取り装置に読取り操作を行う(S27)。退席情報読取り装置では、携帯端末の表示手段に表示されたバーコード等の退席情報の読取り処理(S31)を行う。退席情報の読取りの完了後(S32)講師用管理装置に送信する(S22)。
【0020】
講師用管理装置では、退席情報読取り装置からの退席情報を受信する(S13)。受信完了後(S14)退席情報の登録を行い(S15)出退席情報の管理が行える。
【0021】
これにより、出席から退席までの情報を情報取得時間からも把握できる。
【0022】
図3は、本発明の出退席管理システムのキーワード処理(S8)部分の基本的な流れを示すフローチャートである。キーワード情報は、講義中に講師が質問や講義情報を生徒に提示され、生徒はその回答や内容をキーワードとして携帯端末に入力し(S202)、講師用管理装置に送信する(S203)。教卓で講師は講師用管理装置により、初期設定としてキーワードや質問の回答等のキーワード登録処理(S802)を実施する。次にキーワードを受信が可能な状態にする(S803、S804)。先に記述した携帯端末からの送信の受信を確認し、受信完了後(S805)、個人識別コードを含むキーワード情報の登録を行う(S806)、また、合わせてキーワード情報の正解率や回答率等の集計処理(S807)を行い、受信したキーワード情報及び集計情報を講師用管理装置の表示手段に表示する(S808)。
【0023】
ここで、キーワード情報に間違いがあったり、また未回答の場合は、教卓で講師は集計状態の確認(S809)を行い、講師用管理装置により、即座に出席取消し処理(S810)が実施できる。
【0024】
更に、別のキーワードがある場合や、再質問(S811)を実施できるものである。
【0025】
また、講義終了時に送信する講義終了情報の送信可否をキーワードの正否の識別によって行い(S813)、正解時に講義終了情報の送信許可(S814)、不正解時に講義終了情報の送信不許可(S815)の情報を持たせ、キーワード情報に基づいて講義終了情報を受講者に送信できる。
【0026】
上記処理によると、各生徒の回答をリアルタイムに受取ることができ、問題用紙の配布、回収、集計を行うことなく、簡単なテストを実施することができる。また、回答時刻等の情報を併せ持つことで、生徒の理解度が把握できる。
【0027】
図4に、講師用管理装置に表示される着席情報及び質問回答情報の例示図を示す。座席識別情報と個人識別情報から、座席番号に着席者の氏名及び出席の状態が表示される。また、キーワードによる質問等の回答情報も合わせて表示し、出席状況や質問の統計情報についても集計し表示する。なお、各情報の状態に応じて文字や背景の色を変化させ、視覚的に区分けを明確化させてもよい。
【0028】
このように、本発明の出退席管理システムによれば、講義に出席した生徒が座席に着席後、その座席識別番号と講義情報を各自の携帯端末に入力し、講師用管理装置に送信する。教卓で講師は講師用管理装置により、即座に座席配置に関連して各座席毎の着席者氏名が識別できる。
【0029】
【発明の効果】
本発明は、以上説明したように構成されているので、以下に記載されるような効果を奏する。
【0030】
本発明の出退席管理システムでは、出席者の登録及び着席する座席番号の入力を入口等に固定設置された登録装置によらず、また、専用の入力装置も用いずに可搬性のある一般的なメール機能を備えた携帯電話等の携帯端末より行うので、着席後にその場で座席番号と出席情報を登録することが行える。その結果、入口等に固定設置された登録装置の場合の入口付近での混雑が解消され、また、専用装置を用いないため情報の入力設備を構築する必要がない。一方、教員は、各座席に毎に着席した受講者氏名を教員用管理装置の表示より確認ができ、また、講義中に設問や課題等のキーワードの問い掛けが行え、回答状況や統計情報も教員用管理装置の表示より確認ができる。その結果、受講者の氏名を着席座席の位置から容易に判別でき、また、講義中のキーワードの回答内容から、講義内容の把握の程度や、受講者全体の考え方等を確認することが可能となり、より高度な講義を行うことが可能となる。さらに、講義終了時に、終了情報をキーワード入力に伴ない各受講者の携帯端末に送り返し、専用の読取り装置で受講終了情報を登録することができる。その結果、受講中の退席者や、早退者の管理が行え、講義を通して出退席の管理を行うことが可能となる。また、このようにして得られた着席情報、退席情報を出退席情報として管理しておけば、各受講者毎の出欠履歴を管理することも可能となる効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の出退席管理システムの構成を示すブロック図。
【図2】本発明の出退席管理システムの処理の流れを示すフローチャート。
【図3】本発明の出退席管理システムのキーワード処理の流れを示すフローチャート。
【図4】本発明の教員用管理装置で表示される着席情報および質問回答情報の一例を示す図。
【図5】本発明の出退席管理システムの装置構成の一実施例を示す図。
【符号の説明】
1…携帯端末、11…制御手段、12…入力手段、13…表示手段、14…記憶手段、15…通信手段、2…講師用管理装置、21…制御手段、22…入力手段、23…表示手段、24…記憶手段、25…通信手段、3…サーバ、4…退席情報入力装置、41…制御手段、42…入力手段、43…表示手段、44…記憶手段、45…通信手段、46…読取り手段、5…受講者情報データベース、6…ネットワーク、7…教室、講義室、8…別室(事務室等)。
【発明の属する技術分野】
本発明は、学校やホール等で実施する講義や集会への出席者の把握を行い、出席情報及び途中退席情報及び着席情報の管理を行うシステムに関する。
【0002】
【従来の技術】
従来の出席管理システムは、入室時または着席時にIDカード,バーコード等を用いて本人確認を行い、出席として登録するシステムが知られている。これらのシステムでは、個人に配布または貸与するIDカードの登録情報確認によって本人と確認している。また、退出時のチェックは行われていない。この種のシステムとしては、特開平8−287148号公報、特開平11−203270号公報に記載のシステムがある。
【0003】
【特許文献1】
特開平8−287148号公報
【特許文献2】
特開平11−203270号公報
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
上記従来のIDカード等を用いた出席管理システムでは、IDカードを他人に預けることによる成りすまし、すなわち「代返」を防止することができず、不正を見逃してしまうおそれがあった。
【0005】
また、これらのシステムは出退席を管理するだけであり、途中退席や講義内容を聞いていない等の問題についても対処できなかった。
【0006】
本発明の目的は、上記課題を解決し、代返行為を防止し、かつ途中退出の防止や講義内容の把握を確認できる出退席管理システムを提供することにある。
【0007】
【課題を解決するための手段】
本発明は、上記目的を達成するために、下記のようなシステム構成を取る。
【0008】
出退席管理システムは、受講者の持つ携帯端末と、講師が使用する講師用管理装置で構成する。受講者の持つ携帯端末には個人識別コードを格納し、着席した座席の識別コードを読取るまたは入力する手段と、他の情報を入力する手段と、それらのコードを講師用管理装置に送信する手段及び講師用管理装置から情報を受信する手段を備える。個人識別コードは携帯端末に格納しても、携帯端末に挿入して用いる記憶媒体に持たせても良い。携帯端末としては携帯電話機を用いても良い。これらの端末は高価であり、個人的な情報を格納していることが多いので、代返目的程度で貸与することを防止できる。前記個人識別コードと座席の識別コードとを着席時に講師用管理装置に送信する。
【0009】
講師用管理装置は、携帯端末から送信された前記個人識別コードと座席の識別コードとを受信し、格納する手段を備える。また、この講師用管理装置には予め座席配置情報、受講者情報が格納され、これらの情報を受信した個人識別情報及び座席識別コードと対応付ける機能と、各座席の着席状況及び座席毎の着席者名を表示する機能を備える。これにより講師が各座席の着席状況を確認することができる。講師用管理装置の受信可能時間を設定することにより、途中入場を防止することも可能となる。また、受信時刻と対応付けて格納しても良い。
【0010】
さらにこの着席情報を記憶する手段と未着席の座席の受講者情報を削除する手段を備える。また、講義終了時に出席者の携帯端末へ講義終了情報を送信する手段を備える。この講義終了情報を出席者が受信し、退席時に講師用管理装置へ送信または、退席時に情報入力する装置へ前記終了情報を入力することにより、退席確認とする。これにより途中退席を防止することが可能となる。
【0011】
これらの情報は講義の識別コードや実施日時と対応付けて格納し、履歴を解析することにより講義の出席率や個人毎の出席率を把握することができる。
【0012】
また、上記の出退席管理システムにおいて、講義中にキーワード情報を与え、受講者が講義終了時に携帯端末からキーワードを入力・送信し、講師用管理装置が受け取ったキーワード情報の正誤により上記講義終了情報の送信可否を決定する方式としても良い。これにより、講義を聴いていなかった者を出席と見なさないことが可能となる。
【0013】
また、受け取ったキーワード情報に基づいて各座席の受講者の回答状況を表示する手段と、前記回答状況を集計する手段と、前記キーワード情報,集計情報を記録する記憶手段を備え、統計を取っても良い。
【0014】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の実施の形態を図により説明する。図1は、本発明の出退席管理システムの構成図である。同図において、1は携帯端末、2は講師用管理装置、4は退席情報読取り装置である。携帯端末1において、12は座席識別コード等を入力に使用するキーボード等の入力手段、13は液晶ディスプレイ等の入力操作の結果や講義終了情報等を表示する表示手段、14は、キーワード、講義終了情報等を記憶しておく記憶手段、15は講師用管理装置に個人識別情報及び座席識別コードやキーワード情報を送信する通信手段、11は各手段を制御する制御手段である。講師用管理装置2において、22は出席取消し処理やキーワード受信、講義終了処理等を指示したりするキーボード等の入力手段、23は液晶ディスプレイやCRT等の着席情報等を表示する表示手段、24は、座席情報、受講者情報、着席情報、またキーワード、集計情報等を記憶しておく記憶手段、25は携帯端末から着席情報やキーワード情報等を退席情報読取り装置からは退席情報の送信を受けたり携帯端末に講義終了情報を送信したりする通信手段、21は各手段を制御する制御手段である。退席情報読取り装置4において、42は読取り情報の登録や情報の送信等を指示したりするキーボード等の入力手段、43は液晶ディスプレイ等の退席情報等を表示する表示手段、44は、退席情報、個人識別情報等を記憶しておく記憶手段、45は講師用管理装置に退席情報等を送信したりする通信手段、56は携帯端末の表示手段に表示された、バーコード等の退席情報等を読取る読取り装置である。各送信は、インターネット等のネットワーク6を用いて行われる。なお、付加的装置として、サーバ3は講師用管理装置で収集した着席情報やキーワード、集計情報等を集中管理する装置、受講者情報データベース5は受講者の個人識別コードや過去の出席情報、講義室の座席情報等のデータ情報を集中管理、記憶する装置である。
【0015】
図5は、本発明の出退席管理システムの全体装置構成の一例である。携帯端末1としては、例えばメール等による個人識別情報や座席識別情報を送信する手段を有した携帯電話等を使用する。講師用管理装置2としては、例えばパーソナルコンピュータを使用する。教室内の教卓等に設置し、講義中も講師が操作できるものとする。退席情報読取り装置4としては、例えばハンディーターミナルを使用する。携帯端末の表示手段に表示されたバーコードを読取る機能を備えたものであり、教室内から退席する時に使用する。
【0016】
次に、本発明の出退席管理システムの処理の流れについて説明する。図2は、本発明の出退席管理システムの一実施例の基本的な処理の流れを示すフローチャートである。講師用管理装置が起動されると、初期設定として、講義情報の取得(S2)が行われる。今回の講義の受講者情報や教室、座席情報等を講義に関する情報を取得する。次に出席情報の受信が可能な状態にする(S3,S4)。生徒の携帯端末から出席情報である、個人識別コードを含む座席識別番号と講義情報の受信を確認し、受信完了後(S5)、個人識別コードから出席情報の登録を行う(S6)。登録された出席情報を講師用管理装置の表示手段に着席情報として表示する(S7)。
【0017】
また、着席情報の表示内容と実際の着席者が異なったり、着席していなかったりした場合、教卓で講師は着席状態の確認(S9)を行い、講師用管理装置により、即座に出席取消し処理(S10)が実施できるものである。
【0018】
一方、生徒の携帯端末では、講義に出席した生徒が座席に着席後、その座席識別番号と講義情報を各自の携帯端末に入力し(S21)、講師用管理装置に送信する(S22)。
【0019】
講義終了時(S11)には、講義終了情報を出席者の各携帯端末に送信する(S12)。生徒は送信された講義終了情報を携帯端末で受信し(S25)携帯端末の表示手段に表示させ(S26)バーコード等の退席情報にする。退席情報は、退席情報読取り装置に読取り操作を行う(S27)。退席情報読取り装置では、携帯端末の表示手段に表示されたバーコード等の退席情報の読取り処理(S31)を行う。退席情報の読取りの完了後(S32)講師用管理装置に送信する(S22)。
【0020】
講師用管理装置では、退席情報読取り装置からの退席情報を受信する(S13)。受信完了後(S14)退席情報の登録を行い(S15)出退席情報の管理が行える。
【0021】
これにより、出席から退席までの情報を情報取得時間からも把握できる。
【0022】
図3は、本発明の出退席管理システムのキーワード処理(S8)部分の基本的な流れを示すフローチャートである。キーワード情報は、講義中に講師が質問や講義情報を生徒に提示され、生徒はその回答や内容をキーワードとして携帯端末に入力し(S202)、講師用管理装置に送信する(S203)。教卓で講師は講師用管理装置により、初期設定としてキーワードや質問の回答等のキーワード登録処理(S802)を実施する。次にキーワードを受信が可能な状態にする(S803、S804)。先に記述した携帯端末からの送信の受信を確認し、受信完了後(S805)、個人識別コードを含むキーワード情報の登録を行う(S806)、また、合わせてキーワード情報の正解率や回答率等の集計処理(S807)を行い、受信したキーワード情報及び集計情報を講師用管理装置の表示手段に表示する(S808)。
【0023】
ここで、キーワード情報に間違いがあったり、また未回答の場合は、教卓で講師は集計状態の確認(S809)を行い、講師用管理装置により、即座に出席取消し処理(S810)が実施できる。
【0024】
更に、別のキーワードがある場合や、再質問(S811)を実施できるものである。
【0025】
また、講義終了時に送信する講義終了情報の送信可否をキーワードの正否の識別によって行い(S813)、正解時に講義終了情報の送信許可(S814)、不正解時に講義終了情報の送信不許可(S815)の情報を持たせ、キーワード情報に基づいて講義終了情報を受講者に送信できる。
【0026】
上記処理によると、各生徒の回答をリアルタイムに受取ることができ、問題用紙の配布、回収、集計を行うことなく、簡単なテストを実施することができる。また、回答時刻等の情報を併せ持つことで、生徒の理解度が把握できる。
【0027】
図4に、講師用管理装置に表示される着席情報及び質問回答情報の例示図を示す。座席識別情報と個人識別情報から、座席番号に着席者の氏名及び出席の状態が表示される。また、キーワードによる質問等の回答情報も合わせて表示し、出席状況や質問の統計情報についても集計し表示する。なお、各情報の状態に応じて文字や背景の色を変化させ、視覚的に区分けを明確化させてもよい。
【0028】
このように、本発明の出退席管理システムによれば、講義に出席した生徒が座席に着席後、その座席識別番号と講義情報を各自の携帯端末に入力し、講師用管理装置に送信する。教卓で講師は講師用管理装置により、即座に座席配置に関連して各座席毎の着席者氏名が識別できる。
【0029】
【発明の効果】
本発明は、以上説明したように構成されているので、以下に記載されるような効果を奏する。
【0030】
本発明の出退席管理システムでは、出席者の登録及び着席する座席番号の入力を入口等に固定設置された登録装置によらず、また、専用の入力装置も用いずに可搬性のある一般的なメール機能を備えた携帯電話等の携帯端末より行うので、着席後にその場で座席番号と出席情報を登録することが行える。その結果、入口等に固定設置された登録装置の場合の入口付近での混雑が解消され、また、専用装置を用いないため情報の入力設備を構築する必要がない。一方、教員は、各座席に毎に着席した受講者氏名を教員用管理装置の表示より確認ができ、また、講義中に設問や課題等のキーワードの問い掛けが行え、回答状況や統計情報も教員用管理装置の表示より確認ができる。その結果、受講者の氏名を着席座席の位置から容易に判別でき、また、講義中のキーワードの回答内容から、講義内容の把握の程度や、受講者全体の考え方等を確認することが可能となり、より高度な講義を行うことが可能となる。さらに、講義終了時に、終了情報をキーワード入力に伴ない各受講者の携帯端末に送り返し、専用の読取り装置で受講終了情報を登録することができる。その結果、受講中の退席者や、早退者の管理が行え、講義を通して出退席の管理を行うことが可能となる。また、このようにして得られた着席情報、退席情報を出退席情報として管理しておけば、各受講者毎の出欠履歴を管理することも可能となる効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の出退席管理システムの構成を示すブロック図。
【図2】本発明の出退席管理システムの処理の流れを示すフローチャート。
【図3】本発明の出退席管理システムのキーワード処理の流れを示すフローチャート。
【図4】本発明の教員用管理装置で表示される着席情報および質問回答情報の一例を示す図。
【図5】本発明の出退席管理システムの装置構成の一実施例を示す図。
【符号の説明】
1…携帯端末、11…制御手段、12…入力手段、13…表示手段、14…記憶手段、15…通信手段、2…講師用管理装置、21…制御手段、22…入力手段、23…表示手段、24…記憶手段、25…通信手段、3…サーバ、4…退席情報入力装置、41…制御手段、42…入力手段、43…表示手段、44…記憶手段、45…通信手段、46…読取り手段、5…受講者情報データベース、6…ネットワーク、7…教室、講義室、8…別室(事務室等)。
Claims (3)
- 受講者が着席後に出席を登録する携帯端末を備え、該携帯端末は少なくとも個人識別コードからなる個人識別情報と着席した座席の座席識別コードを発信し、講師が使用する講師用管理装置を備え、講師用管理装置には前記形態端末の発信する情報を受け取る手段と、座席配置情報と受講者情報を備え、前記座席配置情報と受講者情報及び受信した個人識別情報、座席識別コードに基づいて各座席の着席状況及び座席毎の着席者名を表示する手段と、前記座席配置情報、受講者情報及び個人識別情報、着席情報を記録する記憶手段と、未着席の座席の受講者情報を削除する手段と、講義終了時受講者へ講義終了情報を送る手段と、受講者が退席時に講義終了情報を入力する手段と、入力された前記講義終了情報を記憶する記憶手段と、記憶された前記講義終了情報を送信する通信手段と、を備えることを特徴とする携帯端末を用いた出退席管理システム。
- 請求項1に記載の出退席管理システムにおいて、講義中にでたキーワード情報を受講者の携帯端末から送信する手段と、講師用管理装置で受け取る手段を備え、受け取ったキーワード情報に基づいて講義終了情報を受講者に送る手段を備えることを特徴とする携帯端末を用いた出退席管理システム。
- 請求項2に記載の出退席管理システムにおいて、講師が使用する講師用管理装置に上記受講者の携帯端末から受信したキーワード情報に基づいて各座席の受講者の回答状況を表示する手段と、前記回答状況を集計する手段と、前記キーワード情報,集計情報を記録する記憶手段を備えることを特徴とする携帯端末を用いた出退席管理システム。
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2003
- 2003-02-26 JP JP2003048473A patent/JP2004258941A/ja active Pending
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