JP2004257277A - 排気系部品の外筒 - Google Patents
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Abstract
【課題】溶接不良や強度低下を抑制する複数層からなる排気系部品の外筒を提供する。
【解決手段】複数の層を筒状に形成した排気系部品の外筒において、周方向の一端部に内方にオフセットしたオフセット部2aを形成するとともに、周方向の他端部2bを前記オフセット部2aの外方に重ね合わせた重合部4を形成し、該重合部4を接合して筒状に形成した外層2と、周方向の両端部3a,3bが前記オフセット部2aの両側に位置するように配設された筒状の内層3とを備える。前記外層2と前記内層3の厚さを略等しくするとよい。
【選択図】 図1
【解決手段】複数の層を筒状に形成した排気系部品の外筒において、周方向の一端部に内方にオフセットしたオフセット部2aを形成するとともに、周方向の他端部2bを前記オフセット部2aの外方に重ね合わせた重合部4を形成し、該重合部4を接合して筒状に形成した外層2と、周方向の両端部3a,3bが前記オフセット部2aの両側に位置するように配設された筒状の内層3とを備える。前記外層2と前記内層3の厚さを略等しくするとよい。
【選択図】 図1
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は排気系部品の外筒に関する。
【0002】
【従来の技術】
従来、自動車などに搭載される内燃機関の排気系部品である消音器における外筒として、図7に示すように、2枚の鋼板101,102を層状に重合した後、この層状で円筒状に巻き成形して、円周方向の両端部103を突き合わせ、その突合部を溶接により連続的に接合した外筒104が知られている(例えば特許文献1参照)。
【0003】
本特許文献1に記載の外筒104によれば、振動エネルギーが鋼板間の摩擦により減衰し、消音器からの放射音が低減される。しかし、前記のように両端部103を突き合わせて溶接するには、その円周方向の端部103を径方向にも周方向にも精度よく位置合わせする必要がある。
【0004】
そこで、前記のように2枚の鋼板による放射音の低減を図るとともに両端部の位置合わせを容易にするために、図8に示すように、重合された2枚の板材201,202の周方向の一端部に、該2枚の板材201,202を径方向の外方にオフセットしたオフセット部203を設け、そのオフセット部203と2枚の板材201,202の周方向の他端部204とを重ね合わせて、その重合部205を溶接するようにした外筒206が知られている(特許文献2参照)。
【0005】
また、図9に示すように、板材301の周方向の一端に、径方向の内方にオフセットしたオフセット部(タブ)302を設けるとともに、そのオフセット部302の径方向の外方に、板材301の周方向の他端部303を重ね合わせた重合部304を設け、該重合部304を接合して筒状の内層305を形成し、該内層305の外周に、周方向の両端部が当接するように板材306を巻設した排気系部品の外筒307も知られている(例えば、特許文献3参照)。
【0006】
【特許文献1】
実開昭55−30935号公報(第2頁、図2)
【特許文献2】
特開平10−89042号公報(第3頁、図2)
【特許文献2】
特開2001−205354号公報(第5頁〜第6頁、図3、図4)
【0007】
【発明が解決しようとする課題】
前記特許文献2に記載の外筒206によれば、精度をさほぼ必要とせず、2層構造の消音器の外筒を得ることが可能であるが、前記のように2枚の板材201,202の両端部を重ね合わせているため、この重合部205での溶接は、各板材の間にできる3箇所の隙間を通じて溶接することになり、溶接不良が発生し易い。また、4枚の板材を貫通させて溶接を行うには、入熱を高く設定する必要があるために、熱影響部の組織の肥大化による強度低下が懸念される。
【0008】
また、前記特許文献3に記載の外筒307においては、前記のような溶接不良や強度低下の懸念がなく2層構造の外筒を得ることが可能であるが、その外筒307の板厚が、周方向において、重合部304とその他の部分とが異なる不均一となる。そのため、この外筒の軸方向端部をスピニング加工などで縮径する場合に、その縮径加工が全周にわたって均一に行われず、縮径加工が困難であった。
【0009】
そこで本発明は、前記の問題を解決した、複数の層を筒状に形成した排気系部品の外筒を提供することを目的とするものである。
【0010】
【課題を解決するための手段】
前記の課題を解決するために、請求項1記載の発明は、複数の層を筒状に形成した排気系部品の外筒において、周方向の一端部に内方にオフセットしたオフセット部を形成するとともに、周方向の他端部を前記オフセット部の外方に重ね合わせた重合部を形成し、該重合部を接合して筒状に形成した外層と、周方向の両端部が前記オフセット部の両側に位置するように配設された筒状の内層とを備えることを特徴とする排気系部品の外筒である。
【0011】
本発明においては、外層の端部相互のみを重ね合わせて、該重合部を接合するようにしたので、該接合部での隙間ができにくくなって溶接不良を抑制できる。
【0012】
また、溶接の際の入熱量を小さく設定できるため、溶接部の組織の肥大化を抑制し、溶接強度の低下を防止することができる。
【0013】
請求項2記載の発明は、複数の層を筒状に形成した排気系部品の外筒において、周方向の一端部に外方にオフセットしたオフセット部を形成するとともに、周方向の他端部を前記オフセット部の内方に重ね合わせた重合部を形成し、該重合部を接合して筒状に形成した内層と、周方向の両端部が前記オフセット部の両側に位置するように配設された筒状の外層とを備えることを特徴とする排気系部品の外筒である。
【0014】
本発明においても前記と同様の作用、効果を発揮することができる。
請求項3記載の発明は、前記請求項1又は2記載の発明において、前記外層と前記内層の厚さが略等しいことを特徴とする排気系部品の外筒である。
【0015】
本発明においては、更に前記内層と外層とで形成される外筒の厚みを、周方向の全周にわたって略同等に形成することができ、外筒の外周面や内周面に段差が形成され難い。そのため、該外筒に他の部材を隙間なく嵌合して溶接することが容易に行える。
【0016】
【発明の実施の形態】
本発明の好ましい実施の形態を図1乃至図6に示す実施例に基づいて説明する。
【0017】
図1は本発明における排気系部品の外筒の第1実施例を示すもので、(a)は外筒の端面側から見た側面図、(b)は(a)において矢印A側から見た正面図、(c)は(a)における重合部の拡大側面図である。
【0018】
本第1実施例において、外筒1は、1枚の金属製の板材より形成された外層2と、該外層2の内周面に配置された1枚の金属製の板材より形成された内層3とから構成されている。なお、外層2と内層3とは密接されている。また、外層2と内層3の軸方向の長さは略同等に形成されている。
【0019】
前記外層2の巻き方向の一端部には、その外層2を円筒状に巻いた場合に、その外層2の板厚分だけ径方向の内方(内側)へオフセットするオフセット部2aが形成されている。そして、この外層2の板材を円筒状に巻いて、その周方向の一端部に形成されたオフセット部2aの外方(外側)に周方向の他端部2bを重ね合わせて重合部4を構成している。
【0020】
前記重合部4におけるオフセット部2aと他端部2bは相互に溶接にて接合されている。該重合部4の接合は、既知の溶接方法により接合することが可能であるが、この重合部4を外層2の軸方向に連続的に気密に溶接可能なレーザー溶接、シーム溶接などが特に適している。
【0021】
前記内層3は円筒状に巻かれ、その周方向の一端部3aおよび他端部3bが、前記外層2のオフセット部2aの周方向の両側に近接して位置するように配置され、内層3が前記外層2の重合部4と重なり合わないようになっている。
【0022】
なお、前記内層3は、外層2に固着することなく配置してもよく、また、スポット溶接などで外層2に接合してもよい。
【0023】
また、前記内層3の板厚は、外層2の板厚と同一か略同等にするとよい。
以上の構成であるから、2層構造であっても溶接部である重合部4での板材相互間の接合部(接合面)は、外層2のオフセット部2aと他端部2bとで形成される1箇所であるため、前記図8の従来の構造のように3箇所の接合部(接合面)が生じるものに比べて少ない。そのため、図8の従来の構造においては隙間ができ易く溶接不良が発生し易かったのに対し、本発明では隙間ができにくく溶接不良を抑制できる。更に、仮に板材相互間の接合部(接合面)に隙間が生じても、本発明では、前記図8の従来構造に比較して隙間の個数が少なく、溶接不良を抑制できる。
【0024】
また、本発明においては2枚の板材を溶接するため、前記図8に示す従来構造のように4枚の板材を溶接するものに比べて溶接時の入熱量を小さく設定することができ、溶接部(熱影響部)の組織の肥大化を抑制し、溶接強度の低下を防止することができる。
【0025】
前記の外筒1は例えば図2に示すような内燃機関用の消音器10に適用される。この適用した消音器10について説明する。
【0026】
図2は消音器10の軸方向の断面図で、外筒1は前記のようにして形成された2層の筒状のものであり、その軸方向の両端が開口されたものである。このような外筒1の軸方向の両端開口部1a,1bに、金属製の板材をプレス加工により蓋状に形成した端板11,12を、そのフランジ部11a,12aを外筒1の両端開口部1a,1bに嵌合して設け、このフランジ部11a,12aにおいて外筒1と溶接により接合して容器状の消音器10としている。更に、消音器10内を仕切り板13により2つの消音室14,15に画成している。更に、一方の端板11と仕切り板13間に、排気ガスを消音器10内に導くインレットパイプ16が貫通して設けられ、他方の端板12と仕切り板13間に、排気ガスを消音器10内から排出するアウトレットパイプ17が貫通して設けられている。
【0027】
前記図8に示す従来構造の外筒206を使用して、これに前記のような端板11,12を嵌合して溶接する場合には、その端板11,12と外筒206を溶接する際に、外筒206の重合部205が他の部分よりも厚いことから、溶接速度を遅くする必要があるばかりでなく、それによる入熱量が増大し、溶接強度が低下する問題がある。
【0028】
これに対し、本発明の外筒1を使用する場合には、その重合部4は、外筒1の周方向の他の部分と略同様の厚さで、前記図8の外筒206の重合部205と比較して薄いため、図8のものと比較して溶接速度を速くすることができる上に、入熱量を少なくして溶接強度の低下を防止することができる。
【0029】
更に、前記図8の外筒206においては、周方向において重合部205が他の部分に対して厚く、外周面に大きな段差が生じるのに対して、本発明の外筒1においては、外筒1の外周面にも内周面にも段差が形成され難いため、前記の端板11,12や仕切り板13を外筒1に接合する際に、これらの間に隙間が形成されず、溶接が容易かつ確実に行える。
【0030】
なお、図2において、その端板11,12は外筒1と巻き締め(カーリング)加工して設けてもよい。この場合にも、重合部4は周方向の他の部分と略同様の厚さにできるため、巻き締め状態での隙間の発生を防止し、カーリング部からの排気ガスの漏洩防止に効果がある。
【0031】
本発明の前記の効果は、外層2と内層3の厚さ(板厚)を等しくすることにより、一層高めることができる。
【0032】
前記本発明の外筒1は、図3に示すような内燃機関の排気系に用いられる触媒コンバータ20の外筒としても適用することができる。
【0033】
図3は触媒コンバータ20の正面図で、該触媒コンバータ20は、前記本発明の外筒1内に、その両端が開口した状態で触媒担体25をマット材26とともに収納し、その後、外筒1の両開口部をスピニング加工などにより縮径して縮径部21,22と首部23,24を形成したものである。
【0034】
前記図8に示す従来構造の外筒206では、その重合部205の厚さが重合部205以外の部分の厚さの2倍となるため、この外筒206を用いて前記のような縮径加工を行う場合には、その縮径加工の際に、その加工が周方向で均一に行われず、その加工が困難であった。
【0035】
これに対し、本発明の外筒1を使用することにより、その外筒1の全周において板厚が略均一であるため、縮径加工を容易に行うことができる効果がある。
【0036】
この効果は、外層2と内層3の厚さ(板厚)を等しくすることにより、一層高めることができる。
【0037】
なお、前記の縮径方法は、スピニング加工以外にも周知の縮径方法を採用することができる。
【0038】
図4は本発明における排気系部品の外筒の第2実施例を示すもので、(a)は外筒の端面側から見た側面図、(b)は(a)において矢印B側から見た正面図、(c)は(a)における重合部の拡大側面図である。
【0039】
本第2実施例において、外筒31は、1枚の金属製の板材より形成された外層32と、該外層32の内周面に配置された1枚の金属製の板材より形成された内層33とから構成されている。なお、外層32と内層33は密接されている。また、外層32と内層33の軸方向の長さは略同等に形成されている。
【0040】
前記内層33の巻き方向の一端部には、その内層33を円筒状に巻いた場合に、その内層33の板厚分だけ径方向の外方(外側)へオフセットするオフセット部33aが形成されている。そして、内層33の板材を円筒状に巻いて、その周方向の一端部に形成されたオフセット部33aの内方(外側)に周方向の他端部33bを重ね合わせて重合部34を構成している。
【0041】
前記重合部34におけるオフセット部33aと他端部33bは相互に溶接にて接合されている。該重合部34の接合は、既知の溶接方法により接合することが可能であるが、この重合部34を内層33の軸方向に連続的に気密に溶接可能なレーザー溶接、シーム溶接などが特に適している。
【0042】
前記外層32は円筒状に巻かれ、その周方向の一端部32aおよび他端部32bが、前記内層33のオフセット部33aの周方向の両側に近接して位置するように配置され、外層32が前記内層33の重合部34と重なり合わないようになっている。
【0043】
なお、前記外層32は、内層33に任意の1箇所以上でスポット溶接などで内層33に接合されている。
【0044】
また、前記外層32の板厚は、内層33の板厚と同一か略同等にするとよい。本第2実施例の外筒31においても、前記第1実施例の外筒1と同様の効果を得ることができる。
【0045】
図5は本発明の外筒の第3実施例を示すもので、前記第1実施例の外筒1における内層3を、複数の金属製の板材で構成した内層43としたものである。この実施例では、内層43を2枚の板材43a,43bで構成している。その他の構造は前記第1実施例と同様である。
【0046】
このように、内層43を複数の板材で構成した外筒41で消音器を形成することにより、放射音をより一層低減することができる。
【0047】
なお、本第3実施例では内層43のみ複数の板材で構成し、外層42は1枚の板材で構成したが、内層43を前記第1実施例(図1)と同様に1枚で構成し、外層42を複数の板材で構成してもよく、更に、内層43と外層42の両方をそれぞれ複数の板材で構成してもよい。
【0048】
また、同様に、前記第2実施例(図4)においても、内層33を複数の板材で構成し、外層32を1枚の板材で構成したり、また、外層32を複数の板材で構成し、内層33を1枚の板材で構成したり、更には、内層33と外層32の両方を複数の板材で構成してもよい。
【0049】
図6は本発明における外筒の第4実施例を示すもので、前記第1実施例(図1)における内層3の内側に更に1枚の金属製の板材を追加したものである。すなわち、図6に示すように、前記第1実施例と同様に、周方向の一端部に形成したオフセット部52aに他端部52bを重合し、その重合部54を接合してなる外層52と、該外層52の内側に、周方向の端部53a,53bをオフセット部52aの周方向の両側に近接して設けた内層53と、該内層53の内側に1枚の金属製の板材55を配置して外筒51を構成したものである。
【0050】
その他の構造は前記第1実施例と同様である。
なお、図6の実施例では、内層53の内側に1枚の板材55を配置したが、内層53の内側に2枚以上(複数)の板材を配置してもよい。
【0051】
このように、内層53の内側に、1枚或いは複数枚の板材55を配置すると、本実施例の外筒51を消音器に適用した場合に、放射音の低減をより一層高めることができる。
【0052】
また、本第6実施例では、内層53の内側に1枚或いは複数の板材55を配置したが、外層52の外側に、1枚或いは複数枚の板材を配置してもよく、更には、内層53の内側と外層52の外側に、それぞれ1枚或いは複数枚の板材を配置してもよい。
【0053】
このように、内層53や外層52に板材55を追加して巻設する際には、内層53と外層52からなる板厚が周方向の全周において略均一であることから、板材55の巻設が容易になる。
【0054】
なお、この第4実施例における内層53や外層52を、前記第3実施例のように複数の板材で形成してもよい。
【0055】
また、前記第2実施例の外筒31においても、その内層33の内側と外層32の外側の少なくとも一方に前記のような板材55を配置してもよい。
【0056】
以上の実施例では本発明の外筒を消音器、触媒コンバータに適用した例を示したが、本発明の排気系部品の外筒は、これらの消音器、触媒コンバータに限らず、ディーゼルパティキュレートフィルタなど任意の排気系部品の外筒として適用することが可能である。
【0057】
更に、本発明の排気系部品の外筒は、排気系部品に応じ、必要とされる任意の付加物の追加や、必要とされる任意の加工を施すことができる。
【0058】
更に、前記の実施例は、外筒の横断面形状が円形の場合で示したが、この円形に限らず任意の断面形状の外筒に本発明を適用することが可能である。
【0059】
【発明の効果】
以上のようであるから、請求項1および2記載の発明によれば、溶接不良や強度低下を抑制する複数層からなる排気系部品の外筒を得ることができる。
【0060】
請求項3記載の発明によれば、更に、該外筒に他の部品を隙間無く嵌合して溶接することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の外筒の第1実施例を示すもので、(a)は外筒の端面側から見た側面図、(b)は(a)において矢印A側から見た正面図、(c)は(a)における重合部の拡大側面図。
【図2】本発明の外筒を適用した消音器の軸方向断面を示す図。
【図3】本発明の外筒を適用した触媒コンバータの正面図。
【図4】本発明の外筒の第2実施例を示すもので、(a)は外筒の端面側から見た側面図、(b)は(a)において矢印B側から見た正面図、(c)は(a)における重合部の拡大側面図。
【図5】本発明の外筒の第3実施例を示すもので、重合部の拡大側面図。
【図6】本発明の外筒の第4実施例を示すもので、重合部の拡大側面図。
【図7】従来の外筒構造を示す側面図。
【図8】従来の他の外筒構造を示す側面図。
【図9】従来の更に他の外筒構造を示す側面図。
【符号の説明】
1,31,41,51 外筒
2,32,42,52 外層
2a,32a,42a,52a オフセット部
2b,32b,42b,52b 他端部
3,33,43,53 内層
4,34,44,54 重合部
【発明の属する技術分野】
本発明は排気系部品の外筒に関する。
【0002】
【従来の技術】
従来、自動車などに搭載される内燃機関の排気系部品である消音器における外筒として、図7に示すように、2枚の鋼板101,102を層状に重合した後、この層状で円筒状に巻き成形して、円周方向の両端部103を突き合わせ、その突合部を溶接により連続的に接合した外筒104が知られている(例えば特許文献1参照)。
【0003】
本特許文献1に記載の外筒104によれば、振動エネルギーが鋼板間の摩擦により減衰し、消音器からの放射音が低減される。しかし、前記のように両端部103を突き合わせて溶接するには、その円周方向の端部103を径方向にも周方向にも精度よく位置合わせする必要がある。
【0004】
そこで、前記のように2枚の鋼板による放射音の低減を図るとともに両端部の位置合わせを容易にするために、図8に示すように、重合された2枚の板材201,202の周方向の一端部に、該2枚の板材201,202を径方向の外方にオフセットしたオフセット部203を設け、そのオフセット部203と2枚の板材201,202の周方向の他端部204とを重ね合わせて、その重合部205を溶接するようにした外筒206が知られている(特許文献2参照)。
【0005】
また、図9に示すように、板材301の周方向の一端に、径方向の内方にオフセットしたオフセット部(タブ)302を設けるとともに、そのオフセット部302の径方向の外方に、板材301の周方向の他端部303を重ね合わせた重合部304を設け、該重合部304を接合して筒状の内層305を形成し、該内層305の外周に、周方向の両端部が当接するように板材306を巻設した排気系部品の外筒307も知られている(例えば、特許文献3参照)。
【0006】
【特許文献1】
実開昭55−30935号公報(第2頁、図2)
【特許文献2】
特開平10−89042号公報(第3頁、図2)
【特許文献2】
特開2001−205354号公報(第5頁〜第6頁、図3、図4)
【0007】
【発明が解決しようとする課題】
前記特許文献2に記載の外筒206によれば、精度をさほぼ必要とせず、2層構造の消音器の外筒を得ることが可能であるが、前記のように2枚の板材201,202の両端部を重ね合わせているため、この重合部205での溶接は、各板材の間にできる3箇所の隙間を通じて溶接することになり、溶接不良が発生し易い。また、4枚の板材を貫通させて溶接を行うには、入熱を高く設定する必要があるために、熱影響部の組織の肥大化による強度低下が懸念される。
【0008】
また、前記特許文献3に記載の外筒307においては、前記のような溶接不良や強度低下の懸念がなく2層構造の外筒を得ることが可能であるが、その外筒307の板厚が、周方向において、重合部304とその他の部分とが異なる不均一となる。そのため、この外筒の軸方向端部をスピニング加工などで縮径する場合に、その縮径加工が全周にわたって均一に行われず、縮径加工が困難であった。
【0009】
そこで本発明は、前記の問題を解決した、複数の層を筒状に形成した排気系部品の外筒を提供することを目的とするものである。
【0010】
【課題を解決するための手段】
前記の課題を解決するために、請求項1記載の発明は、複数の層を筒状に形成した排気系部品の外筒において、周方向の一端部に内方にオフセットしたオフセット部を形成するとともに、周方向の他端部を前記オフセット部の外方に重ね合わせた重合部を形成し、該重合部を接合して筒状に形成した外層と、周方向の両端部が前記オフセット部の両側に位置するように配設された筒状の内層とを備えることを特徴とする排気系部品の外筒である。
【0011】
本発明においては、外層の端部相互のみを重ね合わせて、該重合部を接合するようにしたので、該接合部での隙間ができにくくなって溶接不良を抑制できる。
【0012】
また、溶接の際の入熱量を小さく設定できるため、溶接部の組織の肥大化を抑制し、溶接強度の低下を防止することができる。
【0013】
請求項2記載の発明は、複数の層を筒状に形成した排気系部品の外筒において、周方向の一端部に外方にオフセットしたオフセット部を形成するとともに、周方向の他端部を前記オフセット部の内方に重ね合わせた重合部を形成し、該重合部を接合して筒状に形成した内層と、周方向の両端部が前記オフセット部の両側に位置するように配設された筒状の外層とを備えることを特徴とする排気系部品の外筒である。
【0014】
本発明においても前記と同様の作用、効果を発揮することができる。
請求項3記載の発明は、前記請求項1又は2記載の発明において、前記外層と前記内層の厚さが略等しいことを特徴とする排気系部品の外筒である。
【0015】
本発明においては、更に前記内層と外層とで形成される外筒の厚みを、周方向の全周にわたって略同等に形成することができ、外筒の外周面や内周面に段差が形成され難い。そのため、該外筒に他の部材を隙間なく嵌合して溶接することが容易に行える。
【0016】
【発明の実施の形態】
本発明の好ましい実施の形態を図1乃至図6に示す実施例に基づいて説明する。
【0017】
図1は本発明における排気系部品の外筒の第1実施例を示すもので、(a)は外筒の端面側から見た側面図、(b)は(a)において矢印A側から見た正面図、(c)は(a)における重合部の拡大側面図である。
【0018】
本第1実施例において、外筒1は、1枚の金属製の板材より形成された外層2と、該外層2の内周面に配置された1枚の金属製の板材より形成された内層3とから構成されている。なお、外層2と内層3とは密接されている。また、外層2と内層3の軸方向の長さは略同等に形成されている。
【0019】
前記外層2の巻き方向の一端部には、その外層2を円筒状に巻いた場合に、その外層2の板厚分だけ径方向の内方(内側)へオフセットするオフセット部2aが形成されている。そして、この外層2の板材を円筒状に巻いて、その周方向の一端部に形成されたオフセット部2aの外方(外側)に周方向の他端部2bを重ね合わせて重合部4を構成している。
【0020】
前記重合部4におけるオフセット部2aと他端部2bは相互に溶接にて接合されている。該重合部4の接合は、既知の溶接方法により接合することが可能であるが、この重合部4を外層2の軸方向に連続的に気密に溶接可能なレーザー溶接、シーム溶接などが特に適している。
【0021】
前記内層3は円筒状に巻かれ、その周方向の一端部3aおよび他端部3bが、前記外層2のオフセット部2aの周方向の両側に近接して位置するように配置され、内層3が前記外層2の重合部4と重なり合わないようになっている。
【0022】
なお、前記内層3は、外層2に固着することなく配置してもよく、また、スポット溶接などで外層2に接合してもよい。
【0023】
また、前記内層3の板厚は、外層2の板厚と同一か略同等にするとよい。
以上の構成であるから、2層構造であっても溶接部である重合部4での板材相互間の接合部(接合面)は、外層2のオフセット部2aと他端部2bとで形成される1箇所であるため、前記図8の従来の構造のように3箇所の接合部(接合面)が生じるものに比べて少ない。そのため、図8の従来の構造においては隙間ができ易く溶接不良が発生し易かったのに対し、本発明では隙間ができにくく溶接不良を抑制できる。更に、仮に板材相互間の接合部(接合面)に隙間が生じても、本発明では、前記図8の従来構造に比較して隙間の個数が少なく、溶接不良を抑制できる。
【0024】
また、本発明においては2枚の板材を溶接するため、前記図8に示す従来構造のように4枚の板材を溶接するものに比べて溶接時の入熱量を小さく設定することができ、溶接部(熱影響部)の組織の肥大化を抑制し、溶接強度の低下を防止することができる。
【0025】
前記の外筒1は例えば図2に示すような内燃機関用の消音器10に適用される。この適用した消音器10について説明する。
【0026】
図2は消音器10の軸方向の断面図で、外筒1は前記のようにして形成された2層の筒状のものであり、その軸方向の両端が開口されたものである。このような外筒1の軸方向の両端開口部1a,1bに、金属製の板材をプレス加工により蓋状に形成した端板11,12を、そのフランジ部11a,12aを外筒1の両端開口部1a,1bに嵌合して設け、このフランジ部11a,12aにおいて外筒1と溶接により接合して容器状の消音器10としている。更に、消音器10内を仕切り板13により2つの消音室14,15に画成している。更に、一方の端板11と仕切り板13間に、排気ガスを消音器10内に導くインレットパイプ16が貫通して設けられ、他方の端板12と仕切り板13間に、排気ガスを消音器10内から排出するアウトレットパイプ17が貫通して設けられている。
【0027】
前記図8に示す従来構造の外筒206を使用して、これに前記のような端板11,12を嵌合して溶接する場合には、その端板11,12と外筒206を溶接する際に、外筒206の重合部205が他の部分よりも厚いことから、溶接速度を遅くする必要があるばかりでなく、それによる入熱量が増大し、溶接強度が低下する問題がある。
【0028】
これに対し、本発明の外筒1を使用する場合には、その重合部4は、外筒1の周方向の他の部分と略同様の厚さで、前記図8の外筒206の重合部205と比較して薄いため、図8のものと比較して溶接速度を速くすることができる上に、入熱量を少なくして溶接強度の低下を防止することができる。
【0029】
更に、前記図8の外筒206においては、周方向において重合部205が他の部分に対して厚く、外周面に大きな段差が生じるのに対して、本発明の外筒1においては、外筒1の外周面にも内周面にも段差が形成され難いため、前記の端板11,12や仕切り板13を外筒1に接合する際に、これらの間に隙間が形成されず、溶接が容易かつ確実に行える。
【0030】
なお、図2において、その端板11,12は外筒1と巻き締め(カーリング)加工して設けてもよい。この場合にも、重合部4は周方向の他の部分と略同様の厚さにできるため、巻き締め状態での隙間の発生を防止し、カーリング部からの排気ガスの漏洩防止に効果がある。
【0031】
本発明の前記の効果は、外層2と内層3の厚さ(板厚)を等しくすることにより、一層高めることができる。
【0032】
前記本発明の外筒1は、図3に示すような内燃機関の排気系に用いられる触媒コンバータ20の外筒としても適用することができる。
【0033】
図3は触媒コンバータ20の正面図で、該触媒コンバータ20は、前記本発明の外筒1内に、その両端が開口した状態で触媒担体25をマット材26とともに収納し、その後、外筒1の両開口部をスピニング加工などにより縮径して縮径部21,22と首部23,24を形成したものである。
【0034】
前記図8に示す従来構造の外筒206では、その重合部205の厚さが重合部205以外の部分の厚さの2倍となるため、この外筒206を用いて前記のような縮径加工を行う場合には、その縮径加工の際に、その加工が周方向で均一に行われず、その加工が困難であった。
【0035】
これに対し、本発明の外筒1を使用することにより、その外筒1の全周において板厚が略均一であるため、縮径加工を容易に行うことができる効果がある。
【0036】
この効果は、外層2と内層3の厚さ(板厚)を等しくすることにより、一層高めることができる。
【0037】
なお、前記の縮径方法は、スピニング加工以外にも周知の縮径方法を採用することができる。
【0038】
図4は本発明における排気系部品の外筒の第2実施例を示すもので、(a)は外筒の端面側から見た側面図、(b)は(a)において矢印B側から見た正面図、(c)は(a)における重合部の拡大側面図である。
【0039】
本第2実施例において、外筒31は、1枚の金属製の板材より形成された外層32と、該外層32の内周面に配置された1枚の金属製の板材より形成された内層33とから構成されている。なお、外層32と内層33は密接されている。また、外層32と内層33の軸方向の長さは略同等に形成されている。
【0040】
前記内層33の巻き方向の一端部には、その内層33を円筒状に巻いた場合に、その内層33の板厚分だけ径方向の外方(外側)へオフセットするオフセット部33aが形成されている。そして、内層33の板材を円筒状に巻いて、その周方向の一端部に形成されたオフセット部33aの内方(外側)に周方向の他端部33bを重ね合わせて重合部34を構成している。
【0041】
前記重合部34におけるオフセット部33aと他端部33bは相互に溶接にて接合されている。該重合部34の接合は、既知の溶接方法により接合することが可能であるが、この重合部34を内層33の軸方向に連続的に気密に溶接可能なレーザー溶接、シーム溶接などが特に適している。
【0042】
前記外層32は円筒状に巻かれ、その周方向の一端部32aおよび他端部32bが、前記内層33のオフセット部33aの周方向の両側に近接して位置するように配置され、外層32が前記内層33の重合部34と重なり合わないようになっている。
【0043】
なお、前記外層32は、内層33に任意の1箇所以上でスポット溶接などで内層33に接合されている。
【0044】
また、前記外層32の板厚は、内層33の板厚と同一か略同等にするとよい。本第2実施例の外筒31においても、前記第1実施例の外筒1と同様の効果を得ることができる。
【0045】
図5は本発明の外筒の第3実施例を示すもので、前記第1実施例の外筒1における内層3を、複数の金属製の板材で構成した内層43としたものである。この実施例では、内層43を2枚の板材43a,43bで構成している。その他の構造は前記第1実施例と同様である。
【0046】
このように、内層43を複数の板材で構成した外筒41で消音器を形成することにより、放射音をより一層低減することができる。
【0047】
なお、本第3実施例では内層43のみ複数の板材で構成し、外層42は1枚の板材で構成したが、内層43を前記第1実施例(図1)と同様に1枚で構成し、外層42を複数の板材で構成してもよく、更に、内層43と外層42の両方をそれぞれ複数の板材で構成してもよい。
【0048】
また、同様に、前記第2実施例(図4)においても、内層33を複数の板材で構成し、外層32を1枚の板材で構成したり、また、外層32を複数の板材で構成し、内層33を1枚の板材で構成したり、更には、内層33と外層32の両方を複数の板材で構成してもよい。
【0049】
図6は本発明における外筒の第4実施例を示すもので、前記第1実施例(図1)における内層3の内側に更に1枚の金属製の板材を追加したものである。すなわち、図6に示すように、前記第1実施例と同様に、周方向の一端部に形成したオフセット部52aに他端部52bを重合し、その重合部54を接合してなる外層52と、該外層52の内側に、周方向の端部53a,53bをオフセット部52aの周方向の両側に近接して設けた内層53と、該内層53の内側に1枚の金属製の板材55を配置して外筒51を構成したものである。
【0050】
その他の構造は前記第1実施例と同様である。
なお、図6の実施例では、内層53の内側に1枚の板材55を配置したが、内層53の内側に2枚以上(複数)の板材を配置してもよい。
【0051】
このように、内層53の内側に、1枚或いは複数枚の板材55を配置すると、本実施例の外筒51を消音器に適用した場合に、放射音の低減をより一層高めることができる。
【0052】
また、本第6実施例では、内層53の内側に1枚或いは複数の板材55を配置したが、外層52の外側に、1枚或いは複数枚の板材を配置してもよく、更には、内層53の内側と外層52の外側に、それぞれ1枚或いは複数枚の板材を配置してもよい。
【0053】
このように、内層53や外層52に板材55を追加して巻設する際には、内層53と外層52からなる板厚が周方向の全周において略均一であることから、板材55の巻設が容易になる。
【0054】
なお、この第4実施例における内層53や外層52を、前記第3実施例のように複数の板材で形成してもよい。
【0055】
また、前記第2実施例の外筒31においても、その内層33の内側と外層32の外側の少なくとも一方に前記のような板材55を配置してもよい。
【0056】
以上の実施例では本発明の外筒を消音器、触媒コンバータに適用した例を示したが、本発明の排気系部品の外筒は、これらの消音器、触媒コンバータに限らず、ディーゼルパティキュレートフィルタなど任意の排気系部品の外筒として適用することが可能である。
【0057】
更に、本発明の排気系部品の外筒は、排気系部品に応じ、必要とされる任意の付加物の追加や、必要とされる任意の加工を施すことができる。
【0058】
更に、前記の実施例は、外筒の横断面形状が円形の場合で示したが、この円形に限らず任意の断面形状の外筒に本発明を適用することが可能である。
【0059】
【発明の効果】
以上のようであるから、請求項1および2記載の発明によれば、溶接不良や強度低下を抑制する複数層からなる排気系部品の外筒を得ることができる。
【0060】
請求項3記載の発明によれば、更に、該外筒に他の部品を隙間無く嵌合して溶接することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の外筒の第1実施例を示すもので、(a)は外筒の端面側から見た側面図、(b)は(a)において矢印A側から見た正面図、(c)は(a)における重合部の拡大側面図。
【図2】本発明の外筒を適用した消音器の軸方向断面を示す図。
【図3】本発明の外筒を適用した触媒コンバータの正面図。
【図4】本発明の外筒の第2実施例を示すもので、(a)は外筒の端面側から見た側面図、(b)は(a)において矢印B側から見た正面図、(c)は(a)における重合部の拡大側面図。
【図5】本発明の外筒の第3実施例を示すもので、重合部の拡大側面図。
【図6】本発明の外筒の第4実施例を示すもので、重合部の拡大側面図。
【図7】従来の外筒構造を示す側面図。
【図8】従来の他の外筒構造を示す側面図。
【図9】従来の更に他の外筒構造を示す側面図。
【符号の説明】
1,31,41,51 外筒
2,32,42,52 外層
2a,32a,42a,52a オフセット部
2b,32b,42b,52b 他端部
3,33,43,53 内層
4,34,44,54 重合部
Claims (3)
- 複数の層を筒状に形成した排気系部品の外筒において、周方向の一端部に内方にオフセットしたオフセット部を形成するとともに、周方向の他端部を前記オフセット部の外方に重ね合わせた重合部を形成し、該重合部を接合して筒状に形成した外層と、周方向の両端部が前記オフセット部の両側に位置するように配設された筒状の内層とを備えることを特徴とする排気系部品の外筒。
- 複数の層を筒状に形成した排気系部品の外筒において、周方向の一端部に外方にオフセットしたオフセット部を形成するとともに、周方向の他端部を前記オフセット部の内方に重ね合わせた重合部を形成し、該重合部を接合して筒状に形成した内層と、周方向の両端部が前記オフセット部の両側に位置するように配設された筒状の外層とを備えることを特徴とする排気系部品の外筒。
- 前記外層と前記内層の厚さが略等しいことを特徴とする請求項1又は2記載の排気系部品の外筒。
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2003
- 2003-02-25 JP JP2003046737A patent/JP2004257277A/ja active Pending
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