JP2004251027A - パネル専用排煙窓 - Google Patents
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Abstract
【課題】枠体の加工が容易でかつ施工上の自由度が高く、意匠性にも優れ、加えてパネルの保持強度の高いパネル専用排煙窓を提供する。
【解決手段】両端部が長手方向に対して直角に切断された四辺の枠材100〜400と、これらの枠材の室外側に固定されたパネル30とを具備するパネル専用排煙窓10において、四辺の各枠材の室外側にはパネル四辺の切断部を覆い隠すように折り返し部150、250を設け、四辺の各枠材が接合されるコーナー部には、枠材の切断面をふさぐキャップ500〜800を取り付け、四辺の枠とパネルとの接触は、変形可能なシール部材40を室外側にのみ設けてこれを介して保つ。
【選択図】 図2
【解決手段】両端部が長手方向に対して直角に切断された四辺の枠材100〜400と、これらの枠材の室外側に固定されたパネル30とを具備するパネル専用排煙窓10において、四辺の各枠材の室外側にはパネル四辺の切断部を覆い隠すように折り返し部150、250を設け、四辺の各枠材が接合されるコーナー部には、枠材の切断面をふさぐキャップ500〜800を取り付け、四辺の枠とパネルとの接触は、変形可能なシール部材40を室外側にのみ設けてこれを介して保つ。
【選択図】 図2
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、加工、組立てが容易で、意匠性かつ安全性に優れたパネル専用排煙窓に関する。
【0002】
【従来の技術】
店舗等一定の要件を満たす建物には、消防法の要請により排煙窓の設置が義務付けられている。また、そのような消防法上の要請がない場合でも、室内の換気や、採光の目的で排煙窓が設けられていることもある。かかる排煙窓は、四辺を枠材で構成した枠体を組み立てて作られる。そしてこの枠体にガラスやパネルが装着され、ヒンジやダンパーを介して外枠に取り付けられ、建物開口部に取り付けられている。
【0003】
図6は従来の排煙窓の(a)は垂直断面を(b)は水平断面を表している。この排煙窓を構成する枠材601〜604を四辺形の枠体に組み立てるには、まず工場等において枠材の端面を所定形状に加工する。そして、各コーナー部は複数のネジを使用して各辺の枠材を固定していた。
【0004】
また、図6ではガラス板が使用されているが、近年ガラスの代わりにプラスチックパネルや金属製のパネルを使用する場合が多く、プラスチックパネルや金属製のパネルを入れる場合にも、ガラス板の配置をそのまま入れ替える形でシール部材にて両側を支えるようにして組み込んでいた。
【0005】
一方、図7は従来のパネル専用排煙窓700の水平断面を示すものである。このパネル専用排煙窓700では、図に示されているように、パネル701の四辺はボルト702、703(他の2つのボルトは図に表わされていない。)により枠体に固定されている。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】
しかし、近年では、都市型ディスカウントストア、郊外型大型店舗等にパネル専用排煙窓の需要の裾野が拡大しており、これら店舗等のパネル専用排煙窓は、それぞれに異なる大きさを、短納期かつ安価で要求する場合が多くなってきている。そのため、従来品の排煙窓を生産していたのでは、各現場における個々の要求に柔軟に対応することが困難であるという問題があった。
【0007】
また、従来の排煙窓では、工場等での加工の際に、各コーナー部は複数のネジを使用しているため、組立ての際にも手間がかかっていた。また、パネルを組み込む場合本来ガラス板を入れるための枠体のほぼ中心にある溝にパネルを入れるため、室外側より奥まった所にパネルが配置されるため、見栄えが良くない、また室内外両側からシール部材を入れているため作業性が悪いという問題もあった。
【0008】
さらに、パネルをボルトで固定する構造では、パネルにボルトを取り付ける際に専用の溶接設備が必要となる。したがって、作業現場では対応できず、また溶接の際にはパネルの材質や板厚等に制約があった。また溶接によりパネルの焼けが生じてこれに対策するために、ボルト取り付け後に塗装する必要もあり、工程に時間がかかっていた。
【0009】
そこで、本発明は、枠体の加工、組立てが容易で、意匠性にも優れ、加えて安全性の高いパネル専用排煙窓を提供することを課題とする。
【0010】
【課題を解決するための手段】
以下、本発明について説明する。なお、本発明の理解を容易にするために添付図面の参照符号を括弧書きにて付記するが、それにより本発明が図示の形態に限定されるものではない。
【0011】
上記課題解決のための本発明は、両端部が長手方向に対して直角に切断された四辺の枠材(100〜400)と、これらの枠材の室外側に固定されたパネル(30)とを具備するパネル専用排煙窓であって、四辺の各枠材の室外側にはパネル四辺の切断部を覆い隠すように折り返し部(150、250)が設けられるとともに、四辺の各枠材が接合されるコーナー部には、枠材の切断面をふさぐキャップ(500〜800)が取り付けられ、四辺の枠材とパネルとの接触は、室外側にのみ、変形可能なシール部材(40)を介して保たれていることを特徴とするパネル専用排煙窓(10)を提供する。
【0012】
この発明によれば、四辺の各枠材の両端部は、長手方向に対して直交する面に沿って切断すればよい。したがって、従来工場で行っていたような複雑な形状に加工する必要がなく、作業現場において容易に切断加工ができる。また、各枠材を自由に切断することができるので、長さを自由に設定可能であり、現場における施工の自由度が極めて高い。すなわち、現場において排煙窓を設ける場所を確認してから、その大きさや形状を決定することも可能である。
【0013】
また、切断面にキャップを取り付けることにより、枠材端部の切断面及びコーナー接合部を覆い隠すことができ、意匠性及び安全性を向上させることができる。
【0014】
また、互いに直交して接合される、上枠と左枠もしくは右枠、または下枠と左枠もしくは右枠は、ネジ1本で固定することが容易である。よって、四辺の枠材を僅か4本のネジで固定することにより枠体を形成することが可能となる。
【0015】
さらに、各枠材及びキャップの室外側には折り返し部が設けられているので、パネル四辺の切断面を覆い隠すことができる。したがってパネルの切断面の仕上がりに気を使う必要がない。また、折り返し部により形成される四辺の開口は、パネル面より小さく形成されることとなるので、パネルを確実に枠体に保持することが可能となる。
【0016】
また、折り返し部は、枠体の室外側に設けられているので、パネルが室外側に配置されるため、パネルと建物の外壁に一体感ができ、意匠性が向上する。
【0017】
また、パネルは、室外側のみ、1本のシール部材のみで固定することが可能である。このシール部材は変形可能で、断面形状を円形にすることにより、切断面の方向性をなくすことができる。従って、装着のときの方向を考慮せずに済み、組立てが容易である。さらにこのシール部材は、各部材及びキャップに設けられた四方の連続された折り返し部に装着されるため、1本のシール部材にて水密性、気密性を確保して、さらにパネルのぐらつきを防止することができる。
【0018】
本発明のこのような作用及び利得は、次に説明する実施の形態から明らかにされる。
【0019】
【発明の実施の形態】
以下本発明を図面に示す実施形態に基づき説明する。図1(a)は本発明にかかる排煙窓の一例である排煙窓10が開かれている状態を室外側から斜視したときの概略図である。図からも明らかなように排煙窓10は、室内側に開放される、いわゆる内倒し窓として構成されている。図1(a)には2枚の排煙窓10、10が表されているが、以下では図の右側に表されている排煙窓10に代表させて説明を行う。排煙窓10の下枠300は窓枠50の下窓枠53に回動可能に取り付けられている。そして、後述するダンパー51、52が協働して、窓枠50に対して排煙窓10の開閉が行われる。
【0020】
窓枠50は、下窓枠53、左窓枠54、右窓枠55、及び上窓枠56を備え、これら四辺の枠を矩形に組み立てて構成されている。左窓枠54の中ほどにはダンパー51の一端側が取り付けられている。同様に、右窓枠55の中ほどにもダンパー52の一端側が取り付けられている。
【0021】
排煙窓10には左枠400と、右枠200とが備えられている。上記ダンパー51の他端側は左枠400の中ほどに取り付けられ、ダンパー52の他端側は右枠200の中ほどに取り付けられている。また、ダンパー52は、適度な緩衝性を有しつつ伸縮自在に構成されている。このように構成されたダンパー51と52とが協働して排煙窓10の開閉が実現される。そして、排煙窓10は、不図示の引き紐を引くことにより閉じられた状態となると、窓枠50と面一となって窓枠50内に収容される。
【0022】
図1(b)は、排煙窓10の分解斜視図を示す。排煙窓10は、枠体20と、パネル30と、枠体20とパネル30とを密着させるシール部材40とを備えている。枠体20は、上枠100、右枠200、下枠300、及び左枠400により四辺の枠が形成されている。これら四辺の枠同士が接合されている4箇所のコーナー部には、キャップ500〜800がそれぞれ取り付けられている。
【0023】
図2は図1(b)の「A」部、すなわち排煙窓10の右上コ−ナー部の部分拡大図を示し、上枠100の右端部、右枠200の上端部、およびキャップ500が表わされている。なお排煙窓10の他の3箇所のコーナー部に各部材の構造は、方向が異なるだけで、基本的には以下の説明と同様である。
【0024】
上枠100は、垂直な面である窓枠当接面110と、窓枠当接面110から室外側に水平方向に延設された互いに平行な2つのネジ孔設置面120および130と、ネジ孔設置面130の先端とネジ孔設置面120の下面とを結ぶパネル当接面140と、ネジ孔設置面120からさらに室外側に設けられた折り返し部150とが一体に形成されている。
【0025】
ネジ孔設置面120及び130、並びに、窓枠当接面110、及びパネル当接面140の右側端部は、これらの部材と直交する垂直な仮想閉鎖面160を形成している。仮想閉鎖面160に直角に交わっている上記各面のうち、垂直な窓枠当接面110は室内側水平に長手方向が設けられ、その室外側面が窓枠500に当接されている。
【0026】
ネジ孔設置面130の下面室内側及び室外側の両側部にはリブ132および133が設けられている。また、ネジ孔設置面120には、ネジ孔121、122が設けられ、ネジ孔設置面130にはネジ孔131が設けられている。ネジ孔131はネジ孔121の直下に設けられている。
【0027】
ここで、図3(a)を参照しつつ折り返し部150の構造をさらに詳しく説明する。図3(a)は、図2における上枠100を右端方向から見た場合の、折り返し部150の垂直断面を示すものである。なお、折り返し部150により固定されるべきパネル30、及びシール部材40の断面が鎖線及び斜め格子縞により示されているが、これらについては後に説明する。折り返し部150は、ネジ孔設置面120の室外側にさらに延設された水平部151と、水平部151の先端から垂直下方に延設されている垂直部152と、垂直部152の下端から、逆に室内側に延設されている下端部153と、垂直部152の中ほどから室内方向に延設されるシールストッパ154とを備え、断面形状が略「E」字型に形成されている。また、パネル当接面140が、下端面153の室内側先端155に対向する部分には、パネル当接突起141が設けられている。
【0028】
図2に戻りさらに説明を続ける。右枠200は、垂直に設けられた窓枠当接面210と、窓枠当接面210から室外方向に延設された互いに平行な2つの垂直面220および230と、垂直面220、230のそれぞれの先端を結ぶパネル当接面240と、パネル当接面240からさらに右方向に設けられた折り返し部250とが一体に形成されている。垂直面230の室内外方向の幅は上枠100に設けられた2つのリブ132、133の間隔より僅かに小さく設けられている。
【0029】
垂直面220及び230、並びに、窓枠当接面210、及びパネル当接面240の上端は、これらの部材と直交する水平な仮想閉鎖面260を形成している。仮想閉鎖面260に直交して接する上記各面のうち、窓枠当接面210は室内側垂直方向に延設され、この延設面の室外側面が窓枠500に当接されている。
【0030】
垂直面230の右側面には垂直方向にネジ受け部231が形成されている。このネジ受け部231は、上枠100と右枠200とが組み立てられた状態において、ネジ孔121、及び131の直下に配置される。
【0031】
ここで、図3(b)を参照しつつ折り返し部250の構造をさらに詳しく説明する。図3(b)は折り返し部250の水平断面を示すものである。なお、折り返し部250により固定されるべきパネル30、及びシール部材40の断面が一点鎖線及び斜め格子縞により示されているが、これらについては後に説明する。折り返し部250は、垂直面220の右方向にさらに延設された第一平面251と、第一平面251の先端から室外方向に延設されている第二平面252と、第二平面252の先端から、さらに第一平面251に平行に折り返されて延設されている第三平面253と、第三平面253の先端から逆に室内側に向けて折り返されて延設されている第四平面254と、第三平面253の中ほどから室内方向に延設されるシールストッパ255とを備えている。なお、パネル当接面240と第一平面251とが、接合されている部分が、第四平面254の室内側先端256に対向する部分には、パネル当接突起241が設けられている。
【0032】
再び図2に戻りさらに説明を続ける。キャップ500は、組立て状態において垂直面となる窓枠当接面510と、窓枠当接面510から室外側に延設される連結部520と、連結部520の先端に取り付けられるコーナーブロック530とを備えている。窓枠当接面510の上枠100方向には、上枠100の窓枠当接面110に当接されるべき小当接面511が延設されている。小当接面511の裏面側が窓枠当接面110の室外側面に当接される。
【0033】
連結部520の上枠100方向には、ネジ孔ブロック521が設けられている。ネジ孔ブロック521の高さは上枠100の2つのネジ孔設置面120、130がなす間隔より僅かに小さく設けられている。ネジ孔ブロック521の上面には、ネジ孔522が形成されている。このネジ孔ブロック521の上面は、キャップ500が上枠100に取り付けられた際には、上枠100のネジ孔設置面120の下面側に当接され、ネジ孔522は、ネジ孔122の直下に配置される。実際の作業においては、キャップ500は予め射出成形等により形状が決定されていることが多く、ネジ孔522も予め加工されている場合が多いので、上枠100を、排煙窓10の大きさに合わせて切断した後、キャップ500のネジ孔522に位置合わせして上枠100のネジ孔122がドリル等により形成される。
【0034】
コーナーブロック530の上枠100に対向する面537には、上枠100に向けて3つのつめ531、532、533が設けられている。なお、つめ533はコーナーブロック530の背後にあるため図2には現れていない。つめ531は、コーナーブロック530の室外側端部に、つめ532、533は、つめ531に平行に室内側寄りに設けられている。図3(a)に示すように、これら3つのつめ531〜533はキャップ500が上枠100に取り付けられる際には、折り返し部150の内部に差し入れられ、つめ531は垂直部152の内面側に、つめ532、及び533はパネル当接面140の室外側に当接される。さらに、小当接面511が窓枠当接面110に当接され、上枠100の右側端面(仮想閉鎖面160)は連結部520の左側面に当接され、また、ネジ孔ブロック521の上面は、ネジ孔設置面120の下面に当接されるので、上枠100とキャップ500との位置関係は一意に決せられる。
【0035】
コーナーブロック530の右枠200に対向する面538には、右枠200に向けて3つのつめ534、535、及び536が垂直下方に延設されている。なお、つめ536もコーナーブロック530の背後にあるため図2には現れていない。つめ534は、コーナーブロック530の室外側端部に、つめ535、536は、つめ534に平行に室内側寄りに設けられている。図3(b)に示すように、これら3つのつめ534〜536は、キャップ500が右枠200に取り付けられる際には、折り返し部250の内部に差し入れられ、つめ534は第三平面253の室内側に、つめ535、536はそれぞれパネル当接面240、第一平面251の室外側に当接される。
【0036】
上枠100、キャップ500、及び右枠200の三者が一体に組み立てられた状態においては、右枠200の上端面(仮想閉鎖面260)のうち、図2において一点鎖線S−Sで示される部分より左側の部分が上枠100のネジ設置面130下面側に当接される。上述したように、ネジ孔設置面130の下面両側部のリブ132、133の幅は右枠200の、垂直面230の幅、すなわち、窓枠当接面210と、パネル当接面240とがなす間隔より僅かに大きく設けられている。この状態において、ネジ70をネジ孔121、131、及びネジ受け部231に差し入れて上枠100と右枠200とを固定すると、右枠200の上端が室内側及び室外側から、リブ132、133により狭持される状態で固定される。これらの構成によって、上枠100、キャップ500、及び右枠200の位置関係は一意に決せられる。
【0037】
次に、排煙窓10のコーナー部Aにおける、上枠100、キャップ500、及び右枠200の組立てについて説明する。なお排煙窓10の他の3箇所のコーナー部における組立ても方向が異なるだけで、基本的には以下の説明と同様に行うことができる。
【0038】
まず、上枠100、及び右枠200をこれから作製しようとする排煙窓10の大きさに合わせて所定長に切断する。この際、切断面は従来の排煙窓のように複雑な形状にする必要はなく、回転ノコギリ等で、所定長さに切り揃えれば良い。
【0039】
次に切断した上枠100の左端面寄りにネジ孔121、122、及び131を設ける。上述したように、ネジ孔122はキャップ500を取り付けたときにキャップのネジ孔522と一致するように位置決めされる。また、ネジ孔121、131は、組み立てられたときに右枠200のネジ受け部231に一致するように位置決めして孔あけされる。
【0040】
次に、コーナーブロック530のつめ531〜533、及びネジ孔ブロック521を仮想閉鎖面160から上枠100の内部に挿入する。またコーナーブロック530の下面に設けられているつめ534〜536を右枠200の折り返し部250の内部に挿入する。このようにすることで、上述したように、キャップ500と、上枠100、及び右枠200との位置関係は一意に決せられて、これらは仮固定される。
【0041】
さらにネジ60をネジ孔122、522に差し入れて巻き締めることにより、上枠100とキャップ500とが固定され、ネジ70をネジ孔121、131、及びネジ受け部231に差し入れて巻き締めることにより、上枠100と右枠200とが固定される。また、この状態においては、上記したように、右枠200上部の左端側が室内側及び室外側から、上枠100の下面に設けられたリブ132、133により狭持される状態となるので、一本のネジ70により上枠100と右枠200とを固定しても、両者がネジ70の回りに回転してずれを生じるようなことがない。
【0042】
この固定状態においては、窓枠当接面110、210は、キャップ500の窓当接面510により、仮想閉鎖面160、260を構成する上枠100の右端面、及び右枠200の上端面は連結部520により、折り返し部150、250はコーナーブロック530によりそれぞれ覆われるので、上枠100の右側端面、右枠200の上端面は表に現れない。このようにして上枠100、及び右枠200の端面(切断面)はキャップ500により覆い隠され、意匠性及び安全性が向上する。
【0043】
次に、図3(a)及び(b)、並びに図4を参照しつつ枠体20へのパネルの取り付けについて説明する。これらの図から明らかなように、パネル30の四辺の端部は、枠体20を構成する上枠100、右枠200、下枠300、及び左枠400のそれぞれの室外側に設けられた折り返し部(上記には上枠100の折り返し部150と、右枠200の折り返し部250とのみを説明した。)に覆われている。すなわち、枠体20の各折り返し部が形成する矩形の開口は、パネル30の平面方向の大きさより小さいので、枠体20を分解しない限りパネル30が枠体20から外れることはない。しかもパネル30の四辺の端面は各折り返し部の内部に配置され、外側からは見えないので、パネル30の切断作業において、切断面の仕上がりに気を使う必要がなく、作業を容易なものにできる。
【0044】
また、図3(a)、及び(b)に明らかなように、シール部材40は、パネル30の室内側にのみ配置され、これによりパネルは枠体20に固定されている。したがって従来の構造に比較して単純な構成によりパネル30を枠体20に固定することが可能である。さらに本実施形態のシール部材40は、断面形状が円形であるので、方向性を気にする必要がなく、容易な組立て作業を実現することが可能となる。
【0045】
また、本実施形態において、キャップ500〜800のコーナー部材は、その内部形状が、各枠材100〜400の折り返し部(150、250等)の形状がコーナー接合部においても連続するように形成されている。したがって、図4に示されているように、枠体20とパネル30とを、1本のシール部材40にて固定することができる。
【0046】
以上に説明した排煙窓10の枠体20を構成する各枠材100〜400は、通常アルミニウムの押出し材で構成される。また、パネルは、例えばアルミニウム、鋼板等の金属、ポリスチレン、アクリル、ポリカーボネート、ポリエチレンテレフタレート(PET)などの樹脂、金属を両面に被覆した樹脂などで構成することができる。また、キャップは、例えば、枠材と同一色に色づけた樹脂材料で構成することが好ましい。さらにシール部材として、例えば発泡ウレタン材などを使用することができる。
【0047】
以上、現時点において、もっとも、実践的であり、かつ、好ましいと思われる実施形態に関連して本発明を説明したが、本発明は、本願明細書中に開示された実施形態に限定されるものではなく、請求の範囲および明細書全体から読み取れる発明の要旨或いは思想に反しない範囲で適宜変更可能である。以下に示す変形例も本発明の技術的範囲に属するものと解釈されなければならないものである。
【0048】
(変形例)
(1)例えば、以上の説明における、上枠(横枠)100を左枠(縦枠)、右枠200(縦枠)を上枠(横枠)とするように、上記実施形態の枠の縦横を入れ替えて排煙窓を構成してもよい。図5は、その様に構成した本実施形態の変形例にかかる排煙窓10aを窓枠50に装着した状態を示すものであり、(a)は垂直断面図、(b)は水平断面図である。なお、図5に示す各部材の内、図1〜4においてすでに説明したものは、そこで使用した参照符号と同一の符号を付して説明を省略する。図5では排煙窓10aは、窓枠53、54、55、56の内部に収容された状態で示されており、図5(a)では、一方の取り付け部52aが排煙窓10a側に、他方の取り付け部52bが窓枠50側に取り付けられているダンパー52が示されている。図5(a)、および(b)において、外壁面は仮想線W−Wで表されており、パネル30の室外側の面が概略仮想線W−Wに重なっていることが分かる。すなわち本実施形態の排煙窓10aにおいても、従来の排煙窓に比べてパネル30が、外壁面に近い位置に配置されている。このため外壁面とパネルとの一体感が生まれ、意匠性が向上されている。この点に関しては、上記実施形態にかかる排煙窓10と同様である。
【0049】
(2)以上の実施形態においては、排煙窓はいわゆる内倒し窓として構成されている例を示したが、本発明はこれに限定されるものではなく、外倒し窓、つき出し窓、縦軸回転窓、横軸回転窓などとして構成することもできる。
【0050】
(3)通常パネルの厚さは、3mmのものが使用され、上記実施形態も3mmの厚さを有するパネルを使用することを前提としている。しかし、状況によっては3mm厚さのパネル以外のものを使用する場合がある。例えば1mm厚さのパネルを使用せざるを得ない場合がある。そのような場合の対応を示すのが図3(c)である。ここでも、図3(c)に示す各部材の内、図1〜3(b)においてすでに説明したものは、そこで使用した参照符号と同一の符号を付して説明を省略する。
【0051】
図3(c)は、図3(b)に対応しており、図3(b)の場合より薄い厚さのパネル31を使った場合の、右枠200の折り返し部250の部分切断面図を示す。シール部材40とパネル31との関係において、パネル31は、通常のパネル30(図3(a)参照)より厚さが薄いので、そのままではシール部材40との圧着が生じない。本変形例では、四辺の枠100〜400の各々に対応するスペーサ35を使用している。スペーサ35は、図に示したようにパネル31厚さを補う厚みを備え、また、パネルの揺れを防止するために折り返し部250に、略「コ」の字形状で内接されている。また、スペーサ35は、折り返し部250内に設けられたパネル当接突起241、及びシールストッパ255に係止可能な構造で、薄いパネル31であっても枠体200への装着を容易なものとしている。スペーサ31の装着はパネル31の装着前に行われる。スペーサ31の材質は特に限定されるものではないが、ポリプロピレン、ポリエチレン、塩化ビニル等柔軟な機械的性質を持つ樹脂材料や、イソプレンゴム、ネオプレンゴム、ブチルゴム、天然ゴム等のゴム質材料で構成することが、使用上の自由度を高めるという観点から好ましい。
【0052】
(4)上記実施形態において、折り返し部は、枠100〜400と一体に設けられている例について説明したが、本発明はこれに限定されるものではなく、折り返し部が枠とは別体に構成されていてもよい。
【0053】
【発明の効果】
以上に説明したように、請求項1の発明によれば、四辺の各枠材の両端部は、長手方向に対して直交する面に沿って切断すればよい。したがって、従来工場で行っていたような複雑な形状に加工する必要がなく、作業現場において容易に切断加工ができる。また、各枠材を自由に切断することができるので、長さを自由に設定可能であり、現場における施工の自由度が極めて高い。すなわち、現場において排煙窓を設ける場所を確認してから、その大きさや形状を決定することも可能である。
【0054】
切断面にキャップを取り付けることにより、枠材端部の切断面及びコーナー接合部を覆い隠すことができ、意匠性及び安全性を向上させることができる。
【0055】
さらに、各枠材及びキャップの室外側には折り返し部が設けられているので、パネル四辺の切断面を連続して覆い隠すことができる。したがってパネルの切断面の仕上がりに気を使う必要がない。また、折り返し部により形成される四辺の開口は、パネル面より小さく形成されることとなるので、パネルを確実に枠体に保持することが可能となる。
【0056】
また、折り返し部は、枠体の屋外側に設けられているので、パネルが室外側に配置されるため、パネルと建物の外壁に一体感ができ、意匠性が向上する。
【図面の簡単な説明】
【図1】(a)は開状態の排煙窓を窓枠とともに示す斜視図、(b)は排煙窓の分解斜視図である。
【図2】排煙窓のコーナー部を拡大して示す分解斜視図である。
【図3】折り返し部の断面を拡大して示す図である。
【図4】排煙窓を一部分解して、屋外側から正面視した図である。
【図5】変形例にかかる排煙窓を窓枠に取り付けた状態を示す断面図である。
【図6】従来の排煙窓を示す断面図である。
【図7】従来のパネル専用排煙窓を示す水平断面図である。
【符号の説明】
10 排煙窓
20 枠体
30 パネル
40 シール部材
100 上枠(枠材)
150 折り返し部
200 右枠(枠材)
250 折り返し部
300 下枠(枠材)
400 左枠(枠材)
500、600、700、800 キャップ
【発明の属する技術分野】
本発明は、加工、組立てが容易で、意匠性かつ安全性に優れたパネル専用排煙窓に関する。
【0002】
【従来の技術】
店舗等一定の要件を満たす建物には、消防法の要請により排煙窓の設置が義務付けられている。また、そのような消防法上の要請がない場合でも、室内の換気や、採光の目的で排煙窓が設けられていることもある。かかる排煙窓は、四辺を枠材で構成した枠体を組み立てて作られる。そしてこの枠体にガラスやパネルが装着され、ヒンジやダンパーを介して外枠に取り付けられ、建物開口部に取り付けられている。
【0003】
図6は従来の排煙窓の(a)は垂直断面を(b)は水平断面を表している。この排煙窓を構成する枠材601〜604を四辺形の枠体に組み立てるには、まず工場等において枠材の端面を所定形状に加工する。そして、各コーナー部は複数のネジを使用して各辺の枠材を固定していた。
【0004】
また、図6ではガラス板が使用されているが、近年ガラスの代わりにプラスチックパネルや金属製のパネルを使用する場合が多く、プラスチックパネルや金属製のパネルを入れる場合にも、ガラス板の配置をそのまま入れ替える形でシール部材にて両側を支えるようにして組み込んでいた。
【0005】
一方、図7は従来のパネル専用排煙窓700の水平断面を示すものである。このパネル専用排煙窓700では、図に示されているように、パネル701の四辺はボルト702、703(他の2つのボルトは図に表わされていない。)により枠体に固定されている。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】
しかし、近年では、都市型ディスカウントストア、郊外型大型店舗等にパネル専用排煙窓の需要の裾野が拡大しており、これら店舗等のパネル専用排煙窓は、それぞれに異なる大きさを、短納期かつ安価で要求する場合が多くなってきている。そのため、従来品の排煙窓を生産していたのでは、各現場における個々の要求に柔軟に対応することが困難であるという問題があった。
【0007】
また、従来の排煙窓では、工場等での加工の際に、各コーナー部は複数のネジを使用しているため、組立ての際にも手間がかかっていた。また、パネルを組み込む場合本来ガラス板を入れるための枠体のほぼ中心にある溝にパネルを入れるため、室外側より奥まった所にパネルが配置されるため、見栄えが良くない、また室内外両側からシール部材を入れているため作業性が悪いという問題もあった。
【0008】
さらに、パネルをボルトで固定する構造では、パネルにボルトを取り付ける際に専用の溶接設備が必要となる。したがって、作業現場では対応できず、また溶接の際にはパネルの材質や板厚等に制約があった。また溶接によりパネルの焼けが生じてこれに対策するために、ボルト取り付け後に塗装する必要もあり、工程に時間がかかっていた。
【0009】
そこで、本発明は、枠体の加工、組立てが容易で、意匠性にも優れ、加えて安全性の高いパネル専用排煙窓を提供することを課題とする。
【0010】
【課題を解決するための手段】
以下、本発明について説明する。なお、本発明の理解を容易にするために添付図面の参照符号を括弧書きにて付記するが、それにより本発明が図示の形態に限定されるものではない。
【0011】
上記課題解決のための本発明は、両端部が長手方向に対して直角に切断された四辺の枠材(100〜400)と、これらの枠材の室外側に固定されたパネル(30)とを具備するパネル専用排煙窓であって、四辺の各枠材の室外側にはパネル四辺の切断部を覆い隠すように折り返し部(150、250)が設けられるとともに、四辺の各枠材が接合されるコーナー部には、枠材の切断面をふさぐキャップ(500〜800)が取り付けられ、四辺の枠材とパネルとの接触は、室外側にのみ、変形可能なシール部材(40)を介して保たれていることを特徴とするパネル専用排煙窓(10)を提供する。
【0012】
この発明によれば、四辺の各枠材の両端部は、長手方向に対して直交する面に沿って切断すればよい。したがって、従来工場で行っていたような複雑な形状に加工する必要がなく、作業現場において容易に切断加工ができる。また、各枠材を自由に切断することができるので、長さを自由に設定可能であり、現場における施工の自由度が極めて高い。すなわち、現場において排煙窓を設ける場所を確認してから、その大きさや形状を決定することも可能である。
【0013】
また、切断面にキャップを取り付けることにより、枠材端部の切断面及びコーナー接合部を覆い隠すことができ、意匠性及び安全性を向上させることができる。
【0014】
また、互いに直交して接合される、上枠と左枠もしくは右枠、または下枠と左枠もしくは右枠は、ネジ1本で固定することが容易である。よって、四辺の枠材を僅か4本のネジで固定することにより枠体を形成することが可能となる。
【0015】
さらに、各枠材及びキャップの室外側には折り返し部が設けられているので、パネル四辺の切断面を覆い隠すことができる。したがってパネルの切断面の仕上がりに気を使う必要がない。また、折り返し部により形成される四辺の開口は、パネル面より小さく形成されることとなるので、パネルを確実に枠体に保持することが可能となる。
【0016】
また、折り返し部は、枠体の室外側に設けられているので、パネルが室外側に配置されるため、パネルと建物の外壁に一体感ができ、意匠性が向上する。
【0017】
また、パネルは、室外側のみ、1本のシール部材のみで固定することが可能である。このシール部材は変形可能で、断面形状を円形にすることにより、切断面の方向性をなくすことができる。従って、装着のときの方向を考慮せずに済み、組立てが容易である。さらにこのシール部材は、各部材及びキャップに設けられた四方の連続された折り返し部に装着されるため、1本のシール部材にて水密性、気密性を確保して、さらにパネルのぐらつきを防止することができる。
【0018】
本発明のこのような作用及び利得は、次に説明する実施の形態から明らかにされる。
【0019】
【発明の実施の形態】
以下本発明を図面に示す実施形態に基づき説明する。図1(a)は本発明にかかる排煙窓の一例である排煙窓10が開かれている状態を室外側から斜視したときの概略図である。図からも明らかなように排煙窓10は、室内側に開放される、いわゆる内倒し窓として構成されている。図1(a)には2枚の排煙窓10、10が表されているが、以下では図の右側に表されている排煙窓10に代表させて説明を行う。排煙窓10の下枠300は窓枠50の下窓枠53に回動可能に取り付けられている。そして、後述するダンパー51、52が協働して、窓枠50に対して排煙窓10の開閉が行われる。
【0020】
窓枠50は、下窓枠53、左窓枠54、右窓枠55、及び上窓枠56を備え、これら四辺の枠を矩形に組み立てて構成されている。左窓枠54の中ほどにはダンパー51の一端側が取り付けられている。同様に、右窓枠55の中ほどにもダンパー52の一端側が取り付けられている。
【0021】
排煙窓10には左枠400と、右枠200とが備えられている。上記ダンパー51の他端側は左枠400の中ほどに取り付けられ、ダンパー52の他端側は右枠200の中ほどに取り付けられている。また、ダンパー52は、適度な緩衝性を有しつつ伸縮自在に構成されている。このように構成されたダンパー51と52とが協働して排煙窓10の開閉が実現される。そして、排煙窓10は、不図示の引き紐を引くことにより閉じられた状態となると、窓枠50と面一となって窓枠50内に収容される。
【0022】
図1(b)は、排煙窓10の分解斜視図を示す。排煙窓10は、枠体20と、パネル30と、枠体20とパネル30とを密着させるシール部材40とを備えている。枠体20は、上枠100、右枠200、下枠300、及び左枠400により四辺の枠が形成されている。これら四辺の枠同士が接合されている4箇所のコーナー部には、キャップ500〜800がそれぞれ取り付けられている。
【0023】
図2は図1(b)の「A」部、すなわち排煙窓10の右上コ−ナー部の部分拡大図を示し、上枠100の右端部、右枠200の上端部、およびキャップ500が表わされている。なお排煙窓10の他の3箇所のコーナー部に各部材の構造は、方向が異なるだけで、基本的には以下の説明と同様である。
【0024】
上枠100は、垂直な面である窓枠当接面110と、窓枠当接面110から室外側に水平方向に延設された互いに平行な2つのネジ孔設置面120および130と、ネジ孔設置面130の先端とネジ孔設置面120の下面とを結ぶパネル当接面140と、ネジ孔設置面120からさらに室外側に設けられた折り返し部150とが一体に形成されている。
【0025】
ネジ孔設置面120及び130、並びに、窓枠当接面110、及びパネル当接面140の右側端部は、これらの部材と直交する垂直な仮想閉鎖面160を形成している。仮想閉鎖面160に直角に交わっている上記各面のうち、垂直な窓枠当接面110は室内側水平に長手方向が設けられ、その室外側面が窓枠500に当接されている。
【0026】
ネジ孔設置面130の下面室内側及び室外側の両側部にはリブ132および133が設けられている。また、ネジ孔設置面120には、ネジ孔121、122が設けられ、ネジ孔設置面130にはネジ孔131が設けられている。ネジ孔131はネジ孔121の直下に設けられている。
【0027】
ここで、図3(a)を参照しつつ折り返し部150の構造をさらに詳しく説明する。図3(a)は、図2における上枠100を右端方向から見た場合の、折り返し部150の垂直断面を示すものである。なお、折り返し部150により固定されるべきパネル30、及びシール部材40の断面が鎖線及び斜め格子縞により示されているが、これらについては後に説明する。折り返し部150は、ネジ孔設置面120の室外側にさらに延設された水平部151と、水平部151の先端から垂直下方に延設されている垂直部152と、垂直部152の下端から、逆に室内側に延設されている下端部153と、垂直部152の中ほどから室内方向に延設されるシールストッパ154とを備え、断面形状が略「E」字型に形成されている。また、パネル当接面140が、下端面153の室内側先端155に対向する部分には、パネル当接突起141が設けられている。
【0028】
図2に戻りさらに説明を続ける。右枠200は、垂直に設けられた窓枠当接面210と、窓枠当接面210から室外方向に延設された互いに平行な2つの垂直面220および230と、垂直面220、230のそれぞれの先端を結ぶパネル当接面240と、パネル当接面240からさらに右方向に設けられた折り返し部250とが一体に形成されている。垂直面230の室内外方向の幅は上枠100に設けられた2つのリブ132、133の間隔より僅かに小さく設けられている。
【0029】
垂直面220及び230、並びに、窓枠当接面210、及びパネル当接面240の上端は、これらの部材と直交する水平な仮想閉鎖面260を形成している。仮想閉鎖面260に直交して接する上記各面のうち、窓枠当接面210は室内側垂直方向に延設され、この延設面の室外側面が窓枠500に当接されている。
【0030】
垂直面230の右側面には垂直方向にネジ受け部231が形成されている。このネジ受け部231は、上枠100と右枠200とが組み立てられた状態において、ネジ孔121、及び131の直下に配置される。
【0031】
ここで、図3(b)を参照しつつ折り返し部250の構造をさらに詳しく説明する。図3(b)は折り返し部250の水平断面を示すものである。なお、折り返し部250により固定されるべきパネル30、及びシール部材40の断面が一点鎖線及び斜め格子縞により示されているが、これらについては後に説明する。折り返し部250は、垂直面220の右方向にさらに延設された第一平面251と、第一平面251の先端から室外方向に延設されている第二平面252と、第二平面252の先端から、さらに第一平面251に平行に折り返されて延設されている第三平面253と、第三平面253の先端から逆に室内側に向けて折り返されて延設されている第四平面254と、第三平面253の中ほどから室内方向に延設されるシールストッパ255とを備えている。なお、パネル当接面240と第一平面251とが、接合されている部分が、第四平面254の室内側先端256に対向する部分には、パネル当接突起241が設けられている。
【0032】
再び図2に戻りさらに説明を続ける。キャップ500は、組立て状態において垂直面となる窓枠当接面510と、窓枠当接面510から室外側に延設される連結部520と、連結部520の先端に取り付けられるコーナーブロック530とを備えている。窓枠当接面510の上枠100方向には、上枠100の窓枠当接面110に当接されるべき小当接面511が延設されている。小当接面511の裏面側が窓枠当接面110の室外側面に当接される。
【0033】
連結部520の上枠100方向には、ネジ孔ブロック521が設けられている。ネジ孔ブロック521の高さは上枠100の2つのネジ孔設置面120、130がなす間隔より僅かに小さく設けられている。ネジ孔ブロック521の上面には、ネジ孔522が形成されている。このネジ孔ブロック521の上面は、キャップ500が上枠100に取り付けられた際には、上枠100のネジ孔設置面120の下面側に当接され、ネジ孔522は、ネジ孔122の直下に配置される。実際の作業においては、キャップ500は予め射出成形等により形状が決定されていることが多く、ネジ孔522も予め加工されている場合が多いので、上枠100を、排煙窓10の大きさに合わせて切断した後、キャップ500のネジ孔522に位置合わせして上枠100のネジ孔122がドリル等により形成される。
【0034】
コーナーブロック530の上枠100に対向する面537には、上枠100に向けて3つのつめ531、532、533が設けられている。なお、つめ533はコーナーブロック530の背後にあるため図2には現れていない。つめ531は、コーナーブロック530の室外側端部に、つめ532、533は、つめ531に平行に室内側寄りに設けられている。図3(a)に示すように、これら3つのつめ531〜533はキャップ500が上枠100に取り付けられる際には、折り返し部150の内部に差し入れられ、つめ531は垂直部152の内面側に、つめ532、及び533はパネル当接面140の室外側に当接される。さらに、小当接面511が窓枠当接面110に当接され、上枠100の右側端面(仮想閉鎖面160)は連結部520の左側面に当接され、また、ネジ孔ブロック521の上面は、ネジ孔設置面120の下面に当接されるので、上枠100とキャップ500との位置関係は一意に決せられる。
【0035】
コーナーブロック530の右枠200に対向する面538には、右枠200に向けて3つのつめ534、535、及び536が垂直下方に延設されている。なお、つめ536もコーナーブロック530の背後にあるため図2には現れていない。つめ534は、コーナーブロック530の室外側端部に、つめ535、536は、つめ534に平行に室内側寄りに設けられている。図3(b)に示すように、これら3つのつめ534〜536は、キャップ500が右枠200に取り付けられる際には、折り返し部250の内部に差し入れられ、つめ534は第三平面253の室内側に、つめ535、536はそれぞれパネル当接面240、第一平面251の室外側に当接される。
【0036】
上枠100、キャップ500、及び右枠200の三者が一体に組み立てられた状態においては、右枠200の上端面(仮想閉鎖面260)のうち、図2において一点鎖線S−Sで示される部分より左側の部分が上枠100のネジ設置面130下面側に当接される。上述したように、ネジ孔設置面130の下面両側部のリブ132、133の幅は右枠200の、垂直面230の幅、すなわち、窓枠当接面210と、パネル当接面240とがなす間隔より僅かに大きく設けられている。この状態において、ネジ70をネジ孔121、131、及びネジ受け部231に差し入れて上枠100と右枠200とを固定すると、右枠200の上端が室内側及び室外側から、リブ132、133により狭持される状態で固定される。これらの構成によって、上枠100、キャップ500、及び右枠200の位置関係は一意に決せられる。
【0037】
次に、排煙窓10のコーナー部Aにおける、上枠100、キャップ500、及び右枠200の組立てについて説明する。なお排煙窓10の他の3箇所のコーナー部における組立ても方向が異なるだけで、基本的には以下の説明と同様に行うことができる。
【0038】
まず、上枠100、及び右枠200をこれから作製しようとする排煙窓10の大きさに合わせて所定長に切断する。この際、切断面は従来の排煙窓のように複雑な形状にする必要はなく、回転ノコギリ等で、所定長さに切り揃えれば良い。
【0039】
次に切断した上枠100の左端面寄りにネジ孔121、122、及び131を設ける。上述したように、ネジ孔122はキャップ500を取り付けたときにキャップのネジ孔522と一致するように位置決めされる。また、ネジ孔121、131は、組み立てられたときに右枠200のネジ受け部231に一致するように位置決めして孔あけされる。
【0040】
次に、コーナーブロック530のつめ531〜533、及びネジ孔ブロック521を仮想閉鎖面160から上枠100の内部に挿入する。またコーナーブロック530の下面に設けられているつめ534〜536を右枠200の折り返し部250の内部に挿入する。このようにすることで、上述したように、キャップ500と、上枠100、及び右枠200との位置関係は一意に決せられて、これらは仮固定される。
【0041】
さらにネジ60をネジ孔122、522に差し入れて巻き締めることにより、上枠100とキャップ500とが固定され、ネジ70をネジ孔121、131、及びネジ受け部231に差し入れて巻き締めることにより、上枠100と右枠200とが固定される。また、この状態においては、上記したように、右枠200上部の左端側が室内側及び室外側から、上枠100の下面に設けられたリブ132、133により狭持される状態となるので、一本のネジ70により上枠100と右枠200とを固定しても、両者がネジ70の回りに回転してずれを生じるようなことがない。
【0042】
この固定状態においては、窓枠当接面110、210は、キャップ500の窓当接面510により、仮想閉鎖面160、260を構成する上枠100の右端面、及び右枠200の上端面は連結部520により、折り返し部150、250はコーナーブロック530によりそれぞれ覆われるので、上枠100の右側端面、右枠200の上端面は表に現れない。このようにして上枠100、及び右枠200の端面(切断面)はキャップ500により覆い隠され、意匠性及び安全性が向上する。
【0043】
次に、図3(a)及び(b)、並びに図4を参照しつつ枠体20へのパネルの取り付けについて説明する。これらの図から明らかなように、パネル30の四辺の端部は、枠体20を構成する上枠100、右枠200、下枠300、及び左枠400のそれぞれの室外側に設けられた折り返し部(上記には上枠100の折り返し部150と、右枠200の折り返し部250とのみを説明した。)に覆われている。すなわち、枠体20の各折り返し部が形成する矩形の開口は、パネル30の平面方向の大きさより小さいので、枠体20を分解しない限りパネル30が枠体20から外れることはない。しかもパネル30の四辺の端面は各折り返し部の内部に配置され、外側からは見えないので、パネル30の切断作業において、切断面の仕上がりに気を使う必要がなく、作業を容易なものにできる。
【0044】
また、図3(a)、及び(b)に明らかなように、シール部材40は、パネル30の室内側にのみ配置され、これによりパネルは枠体20に固定されている。したがって従来の構造に比較して単純な構成によりパネル30を枠体20に固定することが可能である。さらに本実施形態のシール部材40は、断面形状が円形であるので、方向性を気にする必要がなく、容易な組立て作業を実現することが可能となる。
【0045】
また、本実施形態において、キャップ500〜800のコーナー部材は、その内部形状が、各枠材100〜400の折り返し部(150、250等)の形状がコーナー接合部においても連続するように形成されている。したがって、図4に示されているように、枠体20とパネル30とを、1本のシール部材40にて固定することができる。
【0046】
以上に説明した排煙窓10の枠体20を構成する各枠材100〜400は、通常アルミニウムの押出し材で構成される。また、パネルは、例えばアルミニウム、鋼板等の金属、ポリスチレン、アクリル、ポリカーボネート、ポリエチレンテレフタレート(PET)などの樹脂、金属を両面に被覆した樹脂などで構成することができる。また、キャップは、例えば、枠材と同一色に色づけた樹脂材料で構成することが好ましい。さらにシール部材として、例えば発泡ウレタン材などを使用することができる。
【0047】
以上、現時点において、もっとも、実践的であり、かつ、好ましいと思われる実施形態に関連して本発明を説明したが、本発明は、本願明細書中に開示された実施形態に限定されるものではなく、請求の範囲および明細書全体から読み取れる発明の要旨或いは思想に反しない範囲で適宜変更可能である。以下に示す変形例も本発明の技術的範囲に属するものと解釈されなければならないものである。
【0048】
(変形例)
(1)例えば、以上の説明における、上枠(横枠)100を左枠(縦枠)、右枠200(縦枠)を上枠(横枠)とするように、上記実施形態の枠の縦横を入れ替えて排煙窓を構成してもよい。図5は、その様に構成した本実施形態の変形例にかかる排煙窓10aを窓枠50に装着した状態を示すものであり、(a)は垂直断面図、(b)は水平断面図である。なお、図5に示す各部材の内、図1〜4においてすでに説明したものは、そこで使用した参照符号と同一の符号を付して説明を省略する。図5では排煙窓10aは、窓枠53、54、55、56の内部に収容された状態で示されており、図5(a)では、一方の取り付け部52aが排煙窓10a側に、他方の取り付け部52bが窓枠50側に取り付けられているダンパー52が示されている。図5(a)、および(b)において、外壁面は仮想線W−Wで表されており、パネル30の室外側の面が概略仮想線W−Wに重なっていることが分かる。すなわち本実施形態の排煙窓10aにおいても、従来の排煙窓に比べてパネル30が、外壁面に近い位置に配置されている。このため外壁面とパネルとの一体感が生まれ、意匠性が向上されている。この点に関しては、上記実施形態にかかる排煙窓10と同様である。
【0049】
(2)以上の実施形態においては、排煙窓はいわゆる内倒し窓として構成されている例を示したが、本発明はこれに限定されるものではなく、外倒し窓、つき出し窓、縦軸回転窓、横軸回転窓などとして構成することもできる。
【0050】
(3)通常パネルの厚さは、3mmのものが使用され、上記実施形態も3mmの厚さを有するパネルを使用することを前提としている。しかし、状況によっては3mm厚さのパネル以外のものを使用する場合がある。例えば1mm厚さのパネルを使用せざるを得ない場合がある。そのような場合の対応を示すのが図3(c)である。ここでも、図3(c)に示す各部材の内、図1〜3(b)においてすでに説明したものは、そこで使用した参照符号と同一の符号を付して説明を省略する。
【0051】
図3(c)は、図3(b)に対応しており、図3(b)の場合より薄い厚さのパネル31を使った場合の、右枠200の折り返し部250の部分切断面図を示す。シール部材40とパネル31との関係において、パネル31は、通常のパネル30(図3(a)参照)より厚さが薄いので、そのままではシール部材40との圧着が生じない。本変形例では、四辺の枠100〜400の各々に対応するスペーサ35を使用している。スペーサ35は、図に示したようにパネル31厚さを補う厚みを備え、また、パネルの揺れを防止するために折り返し部250に、略「コ」の字形状で内接されている。また、スペーサ35は、折り返し部250内に設けられたパネル当接突起241、及びシールストッパ255に係止可能な構造で、薄いパネル31であっても枠体200への装着を容易なものとしている。スペーサ31の装着はパネル31の装着前に行われる。スペーサ31の材質は特に限定されるものではないが、ポリプロピレン、ポリエチレン、塩化ビニル等柔軟な機械的性質を持つ樹脂材料や、イソプレンゴム、ネオプレンゴム、ブチルゴム、天然ゴム等のゴム質材料で構成することが、使用上の自由度を高めるという観点から好ましい。
【0052】
(4)上記実施形態において、折り返し部は、枠100〜400と一体に設けられている例について説明したが、本発明はこれに限定されるものではなく、折り返し部が枠とは別体に構成されていてもよい。
【0053】
【発明の効果】
以上に説明したように、請求項1の発明によれば、四辺の各枠材の両端部は、長手方向に対して直交する面に沿って切断すればよい。したがって、従来工場で行っていたような複雑な形状に加工する必要がなく、作業現場において容易に切断加工ができる。また、各枠材を自由に切断することができるので、長さを自由に設定可能であり、現場における施工の自由度が極めて高い。すなわち、現場において排煙窓を設ける場所を確認してから、その大きさや形状を決定することも可能である。
【0054】
切断面にキャップを取り付けることにより、枠材端部の切断面及びコーナー接合部を覆い隠すことができ、意匠性及び安全性を向上させることができる。
【0055】
さらに、各枠材及びキャップの室外側には折り返し部が設けられているので、パネル四辺の切断面を連続して覆い隠すことができる。したがってパネルの切断面の仕上がりに気を使う必要がない。また、折り返し部により形成される四辺の開口は、パネル面より小さく形成されることとなるので、パネルを確実に枠体に保持することが可能となる。
【0056】
また、折り返し部は、枠体の屋外側に設けられているので、パネルが室外側に配置されるため、パネルと建物の外壁に一体感ができ、意匠性が向上する。
【図面の簡単な説明】
【図1】(a)は開状態の排煙窓を窓枠とともに示す斜視図、(b)は排煙窓の分解斜視図である。
【図2】排煙窓のコーナー部を拡大して示す分解斜視図である。
【図3】折り返し部の断面を拡大して示す図である。
【図4】排煙窓を一部分解して、屋外側から正面視した図である。
【図5】変形例にかかる排煙窓を窓枠に取り付けた状態を示す断面図である。
【図6】従来の排煙窓を示す断面図である。
【図7】従来のパネル専用排煙窓を示す水平断面図である。
【符号の説明】
10 排煙窓
20 枠体
30 パネル
40 シール部材
100 上枠(枠材)
150 折り返し部
200 右枠(枠材)
250 折り返し部
300 下枠(枠材)
400 左枠(枠材)
500、600、700、800 キャップ
Claims (1)
- 両端部が長手方向に対して直角に切断された四辺の枠材と、これらの枠材の室外側に固定されたパネルとを具備するパネル専用排煙窓であって、
前記各枠材の室外側には前記パネル四辺の切断部を覆い隠すように折り返し部が設けられるとともに、前記四辺の各枠材が接合されるコーナー部には、前記枠材の切断面をふさぐキャップが取り付けられ、
前記四辺の枠材と前記パネルとの接触は、室外側にのみ、変形可能なシール部材を介して保たれていることを特徴とするパネル専用排煙窓。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2003043276A JP2004251027A (ja) | 2003-02-20 | 2003-02-20 | パネル専用排煙窓 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2003043276A JP2004251027A (ja) | 2003-02-20 | 2003-02-20 | パネル専用排煙窓 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2004251027A true JP2004251027A (ja) | 2004-09-09 |
Family
ID=33026322
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2003043276A Pending JP2004251027A (ja) | 2003-02-20 | 2003-02-20 | パネル専用排煙窓 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2004251027A (ja) |
Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
KR102206233B1 (ko) * | 2020-06-09 | 2021-01-22 | 이기현 | 일측면 유리창 결합식 수평프레임과 수직프레임의 폭이 다른 슬라이딩 슬림도어의 결합구조 |
CN112412247A (zh) * | 2020-11-28 | 2021-02-26 | 湖南潇安安全科技有限公司 | 一种高性能窗框结构 |
CN112412248A (zh) * | 2020-11-28 | 2021-02-26 | 湖南潇安安全科技有限公司 | 一种与墙体附框连接的窗框密封结构 |
-
2003
- 2003-02-20 JP JP2003043276A patent/JP2004251027A/ja active Pending
Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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KR102206233B1 (ko) * | 2020-06-09 | 2021-01-22 | 이기현 | 일측면 유리창 결합식 수평프레임과 수직프레임의 폭이 다른 슬라이딩 슬림도어의 결합구조 |
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