JP2007126913A - 二重窓枠 - Google Patents

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Daiji Koseki
大司 小關
Takaaki Okubo
孝昭 大久保
Suenori Arinaga
末徳 在永
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Daiei Sangyo Co Ltd
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Abstract

【課題】建物の既存窓枠に様々な材質の増設窓枠を簡易に取り付けることにより形成することが可能であって、さらに、断熱性の向上、結露の防止等を実現することのできる二重窓枠を提供する。
【解決手段】建物の開口部に予め設けられた既存窓枠200に、室内側から増設窓枠100を着脱可能に取り付ける。取付方法は、既存窓枠200の室内側端面201と増設窓枠100の室外側端面101の接合、既存窓枠200の内周面202と増設窓枠100の外周面102の接合、又は既存窓枠200の内周面202と増設窓枠100の室外側端面101の連結部材による連結により行う。また、増設窓枠100を既存窓枠200の室内外方向の任意の位置に取付可能とし、増設窓枠100の取付位置を示すマーク120を設ける。
【選択図】図1

Description

本発明は、建物の既存窓枠に、室内側から増設窓枠を取り付けて形成される二重窓枠に関する。
従来、断熱性能や遮音性能を向上させるために、二重構造のサッシ窓(二重窓)が使用されている。従来の二重窓に用いられる二重窓枠は、建物の既存窓枠に対して金属製の増設窓枠をビス止め等により固定するものが主流であった。
こうした二重窓枠に関するものとして、特許文献1には、外側窓枠(既存窓枠)と内側窓枠(増設窓枠)を連結する特殊な連結装置についての発明が開示されている。また、特許文献2には、木枠付き窓枠(増設窓枠)を工場で一体製造した後に、施工現場で建物の窓用開口部に取り付けるようにした発明が開示されている。
これらはいずれも、既存窓枠に合わせて特別に形成した増設窓枠を、専門的な設置工事により施工するものである。
特開平7−224577号公報 特開平5−79251号公報
しかしながら、従来の二重窓枠は、上記のように専門的な設置工事が必要であり、入居者が自分で手軽に設置することは困難なものであった。さらに、増設窓枠を取り付ける際にビス止め等により既存窓枠を傷つけてしまい、賃貸住宅の既存窓枠に取り付けた場合には、退去時に原状回復のための改修費用が必要となる場合があった。
また、従来の二重窓枠は、既存窓枠に取り付けられる外窓と増設窓枠に取り付けられる内窓の間隔が固定され、設置後に間隔を変更することができなかった。そのため、建物が存在する地域の気候や、建物の材質等の設置条件によっては、断熱性や結露防止効果が十分に得られない場合があった。
さらに、従来の二重窓枠は、既存窓枠に合わせるために増設窓枠の材質が限定されることが多く、ユーザの趣味に合わせた増設窓枠を自由に設置することができなかった。
そこで本発明は上記従来の課題を解決するためのものであり、建物の既存窓枠に様々な材質の増設窓枠を簡易に取り付けることにより形成することが可能であって、さらに、断熱性の向上、結露の防止等を実現することのできる二重窓枠を提供するものである。
上記従来の課題を解決するために、請求項1に係る発明の二重窓枠は、建物の開口部に予め設けられた既存窓枠(200)に、室内側から増設窓枠(100)を着脱可能に取り付けてなるものである。
また、請求項2に係る発明は、請求項1に記載の発明において、前記増設窓枠(100)は、木材又はプラスチック材であることを特徴とする。
また、請求項3に係る発明は、請求項1又は請求項2に記載の発明において、前記既存窓枠(200)の室内側端面(201)と前記増設窓枠(100)の室外側端面(101)を対向させ、着脱可能に接合したことを特徴とする。
また、請求項4に係る発明は、請求項1又は請求項2に記載の発明において、前記既存窓枠(200)の開口部に前記増設窓枠(100)を装入し、前記既存窓枠(200)の内周面(202)と前記増設窓枠(100)の外周面(102)を着脱可能に接合したことを特徴とする。
また、請求項5に係る発明は、請求項1又は請求項2に記載の発明において、前記既存窓枠(200)の内周面(202)と前記増設窓枠(100)の室外側端面(101)を、断面略L字形の連結部材(400)を介して着脱可能に連結したことを特徴とする。
また、請求項6に係る発明は、請求項1乃至請求項5のうちいずれか一つに記載の発明において、前記増設窓枠(100)を前記既存窓枠(200)の室内外方向の任意の位置に取付可能としたことを特徴とする。
また、請求項7に係る発明は、請求項6に記載の発明において、前記既存窓枠(200)及び前記増設窓枠(100)の少なくとも1つに、前記増設窓枠(100)の取付位置を示すマーク(120)を設けたことを特徴とする。
また、請求項8に係る発明は、請求項7に記載の発明において、前記マーク(120)を複数設け、二重窓枠の設置条件に応じて前記増設窓枠(100)の最適な取付位置を示すようにしたことを特徴とする。
また、請求項9に係る発明は、請求項1乃至請求項8のうちいずれか一つに記載の発明において、前記増設窓枠(100)に内窓取付用レール(110)を複数設けたことを特徴とする。
また、請求項10に係る発明は、請求項1乃至請求項9のうちいずれか一つに記載の発明において、前記増設窓枠(100)の室内側端面(103)に、カーテン支持部材(600)を設けたことを特徴とする。
なお、括弧内の記号は、発明を実施するための最良の形態および図面に記載された対応要素または対応事項を示す。
請求項1に記載の発明によれば、既存窓枠に室内側から増設窓枠を着脱可能に取り付けて二重窓枠を形成するので、様々な材質の二重窓枠を容易に既存窓枠に取り付けることができる。
また、請求項2に記載の発明によれば、請求項1に記載の発明の作用効果に加えて、増設窓枠が木材又はプラスチック材であるので、軽量で施工が容易であり、対衝撃性、対捻性、耐熱性、紫外線耐久性等に優れている。さらに、表面加工により装飾性も向上させることができる。
また、請求項3に記載の発明によれば、請求項1又は請求項2に記載の発明の作用効果に加えて、既存窓枠の室内側端面と増設窓枠の室外側端面を対向させ着脱可能に接合するので、増設窓枠を既存窓枠に簡易な方法で取り付けることができる。
また、請求項4に記載の発明によれば、請求項1又は請求項2に記載の発明の作用効果に加えて、既存窓枠の開口部に増設窓枠を装入し、既存窓枠の内周面と増設窓枠の外周面を着脱可能に接合するので、増設窓枠を既存窓枠に簡易な方法で取り付けることができる。
また、請求項5に記載の発明によれば、請求項1又は請求項2に記載の発明の作用効果に加えて、既存窓枠の内周面と増設窓枠の室外側端面を、断面略L字形の連結部材を介して着脱可能に連結するので、増設窓枠を既存窓枠に簡易な方法で取り付けることができる。
また、請求項6に記載の発明によれば、請求項1乃至請求項5のうちいずれか一つに記載の発明の作用効果に加えて、増設窓枠を既存窓枠の室内外方向の任意の位置に取付可能としたので、既存窓枠に取り付けられた外窓と増設窓枠に取り付けられた内窓の間隔を自由に調整して、断熱性や結露防止効果が十分に得られるよう、最適な間隔に設定することができる。
また、請求項7に記載の発明によれば、請求項6に記載の発明の作用効果に加えて、既存窓枠及び増設窓枠の少なくとも1つに、増設窓枠の取付位置を示すマークを設けたので、マークに合わせることで増設窓枠の設置位置を容易に定めることができる。
また、請求項8に記載の発明によれば、請求項7に記載の発明の作用効果に加えて、増設窓枠の取付位置を示すマークを複数設け、二重窓枠の設置条件に応じて前記増設窓枠の最適な取付位置を示すようにしたので、二重窓枠を設置する地域や季節に応じて最適な位置に増設窓枠を取り付けることができる。
また、請求項9に記載の発明によれば、請求項1乃至請求項8のうちいずれか一つに記載の発明の作用効果に加えて、増設窓枠に内窓取付用レールを複数設けたので、取り付けるレールを変更することにより内窓の設置位置を変更して、外窓と内窓の間隔を調整することができる。
また、請求項10に記載の発明によれば、請求項1乃至請求項9のうちいずれか一つに記載の発明の作用効果に加えて、増設窓枠の室内側端面に、カーテン支持部材を設けたので、既存窓枠に取り付けていたカーテンを増設窓枠に容易に付け替えることができる。
次に、図1乃至図9を参照して、本発明の実施形態1に係る二重窓枠について説明する。
なお、以下の説明において、室外側とは各図面におけるA方向を、室内側とは各図面におけるB方向を示すものとする。
図1は、実施形態1に係る二重窓枠の分解斜視図である。
図1に示すように、建物10の開口部には、外側窓枠300が設けられている。外側窓枠300の内周面下側にはレール310が設けられて、外窓351,352が設置されている。
外側窓枠300の室内側には、装飾性を高める目的等のために、中間窓枠250が設けられている。これら外側窓枠300と中間窓枠250は、建物の建築時に建物と不可分に予め施工されているものであり、以下外側窓枠300と中間窓枠250から構成される窓枠を既存窓枠200とする。
なお、建物の構造によっては、中間窓枠250が存在せず、外側窓枠300のみで既存窓枠200が構成されていてもよい。
増設窓枠100は、既存窓枠200に対して室内側から取り付けられる。増設窓枠100は、4本の枠材121,122,123,124から矩形状に形成され、内周面下側にはレール110が設けられて、内窓151,152が設置されている。
増設窓枠100の材質は特に限定されず様々な材質のものから自由に選択することができる。ただし、施工面からは軽量かつ成型容易であること、運用面からは対衝撃性、対捻性、耐熱性、紫外線耐久性等の運用耐久性を備えることが望ましく、木材又はプラスチック材を使用することが好ましい。
また、表面に木目や大理石などの模様を加工して、美観を向上させるようにしてもよい。
図2は、実施形態1に係る二重窓枠の断面図である。
増設窓枠100を既存窓枠200に取り付ける際には、既存窓枠200の室内側端面201と増設窓枠100の室外側端面101を対向させ、着脱自在に接合することにより行う。着脱自在に接合するためには、両面テープや接着剤等を用いることができるが、取り外したときに既存窓枠200を傷つけないような接合材料を用いることが好ましい。
なお、既存窓枠の室内側端面201は図3に示す斜線部分である。また、増設窓枠100の室外側端面101は図4に示す斜線部分である。
増設窓枠100は、枠材を組み合わせて矩形状に形成した後で既存窓枠200に取り付けてもよいし、枠材を既存窓枠200に一本ずつ取り付けながら増設窓枠100を形成するようにしてもよい。
図5は、既存窓枠200に、枠材を1本ずつ取り付けながら増設窓枠100を形成する方法を示す図である。
増設窓枠100は、下辺部を構成する枠材121、左右辺部を構成する枠材122,123、上辺部を構成する枠材124からなり、各枠材を1本ずつ既存窓枠200の室内側端面201に取り付けることにより増設窓枠100を形成する。
増設窓枠100に取り付けられる内窓151,152は、施工面からは軽量であることが望ましく、また断熱性素材であることが望ましい。また、遮光性や外からの覗き見防止機能が必要な場合には不透明又は半透明の素材を用いるとよい。
このような観点からは、プラスチック材が適しており、特にポリカーボネート材が好ましい。
また、ポリカーボネート材の構造としては、軽量性を維持しつつ、強度及び断熱性能の向上を目的として中空構造であることが好ましい。
図6及び図7は、ポリカーボネート材の中空構造の例を示す斜視図であり、図6は断面が四角形の隔壁構造150aを、図7は断面が三角形の隔壁構造150bを示している。
その他にも、内部がセル構造のもの等、ポリカーボネート材内部に空気層が内包されていればよい。
図8及び図9は、本実施形態における増設窓枠100に取り付ける内窓を示したものである。
本実施形態における内窓は、図8に示す内窓153のように、防犯面を考慮して開閉不可能な1枚の固定窓としてもよいし、図9に示す内窓151,152のように、室内換気を考慮して開閉可能な引き違い戸としてもよい。引き違い戸とする場合には、クレセント160のような施錠器具を取り付けて、防犯性を向上させるとよい。
実施形態1に係る二重窓枠によれば、既存窓枠200に室内側から増設窓枠100を着脱可能に取り付けて二重窓枠を形成するので、様々な材質の二重窓枠を容易に既存窓枠100に取り付けることができる。
また、増設窓枠100を木材又はプラスチック材で形成することにより、軽量で施工が容易とし、対衝撃性、対捻性、耐熱性、紫外線耐久性等を向上させることができる。さらに、表面加工により装飾性も向上させることができる。
また、既存窓枠200の室内側端面201と増設窓枠100の室外側端面101を対向させ着脱可能に接合するので、増設窓枠100を既存窓枠200に簡易な方法で取り付けることができる。
特に、両面テープ等の接合部材を用いることにより、取り外したときに既存窓枠200を傷つけることがなく、賃貸住宅において設置した場合に退去時の原状回復のための改修費用が不要となる。
次に、図10乃至図12を参照して、本発明の実施形態2に係る二重窓枠について説明する。
図10は、実施形態2に係る二重窓枠を示す断面図である。
実施形態2に係る二重窓枠は、実施形態1に係る二重窓枠とほぼ同様の構成であるが、既存窓枠200と増設窓枠100の接合方法が異なる。
二重窓枠では、既存窓枠200の開口部に室内側から増設窓枠100を装入し、既存窓枠200の内周面202と増設窓枠100の外周面102を着脱可能に接合する。
接合方法は、二重窓枠と同様に、両面テープや接着剤等を用いることができるが、取り外したときに既存窓枠200を傷つけないような接合材料を用いることが好ましい。
また、増設窓枠100は、既存窓枠200に対して完全に装入する必要はなく、接合可能な程度に装入されていればよい。
なお、既存窓枠の内周面202は図11に示す斜線部分である。また、増設窓枠100の外周面102は図12に示す斜線部分である。
実施形態2に係る二重窓枠によれば、既存窓枠200の開口部に増設窓枠100を装入し、既存窓枠200の内周面202と増設窓枠100の外周面102を着脱可能に接合するので、増設窓枠100を既存窓枠200に簡易な方法で取り付けることができる。
特に、両面テープ等の接合部材を用いることにより、取り外したときに既存窓枠200を傷つけることがなく、賃貸住宅において設置した場合に退去時の原状回復のための改修費用が不要となる。
次に、図13及び図14を参照して、本発明の実施形態3に係る二重窓枠について説明する。
実施形態3に係る二重窓枠は、実施形態1に係る二重窓枠や実施形態2に係る二重窓枠とほぼ同様の構成であるが、既存窓枠200と増設窓枠100の接合方法が異なる。すなわち、実施形態3に係る二重窓枠は、断面略L字形の連結部材400を介して既存窓枠200と増設窓枠100を連結するものである。
図13は、既存窓枠200と増設窓枠100の上辺部と下辺部における連結状態を示す断面図である。以下、上辺部について説明する。
連結部材400は、水平部401と、水平部401の端部から上方に延びる垂直部402により断面略L字形に形成されている。水平部401は既存窓枠200の内周面202に接続され、垂直部402は増設窓枠100の室外側端面101に接続されるようになっている。これにより、既存窓枠200の内周面202と増設窓枠100の室外側端面101が連結部材400を介して着脱可能に連結されている。
なお、連結部材400の幅は、増設窓枠100の一辺の長さを超えない範囲であればよい。また、必ずしも、増設窓枠100の全部の辺について連結する必要はない。
連結部材400と増設窓枠100の接続は、両面テープや接着剤等を用いることができるが、予め連結部材400を増設窓枠100に固定して一体的に製造しておいてもよい。
また、連結部材400と既存窓枠100の接続も、両面テープや接着剤等を用いてもよいが、本実施形態では以下のように接合している。
既存窓枠200と増設窓枠100の上辺部においては、連結部材400の水平部401に螺子孔が設けられ、上端に固定板510が形成されたボルト500が上方に向けて挿入されている。
同様に、既存窓枠200と増設窓枠100の下辺部においては、連結部材400を上下反対に使用して、下端に固定板510が形成されたボルト500が下方に向けて挿入されている。
従って、上下のボルト500,500を締め付けることで、固定板510,510を既存窓枠200の内周面202の上下方向に押し付けることができ、これにより増設窓枠100を既存窓枠200に固定することができるようになっている。
図14も、既存窓枠200と増設窓枠100の上辺部と下辺部における連結状態を示す断面図である。図13に示した連結方法との違いは、増設窓枠100が既存窓枠200の開口部に装入された状態となっている点である。以下、上辺部について説明する。
連結部材400は、水平部401と、水平部401の端部から下方に延びる垂直部402により断面略L字形に形成されている。水平部401は既存窓枠200の内周面202に接続され、垂直部402は増設窓枠100の室外側端面101に接続されている。これにより、既存窓枠200の内周面202と増設窓枠100の室外側端面101が連結部材400を介して着脱可能に連結されている。
なお、連結部材400の幅は、増設窓枠100の一辺の長さを超えない範囲であればよい。また、必ずしも、増設窓枠100の全部の辺について連結する必要はない。
連結部材400と増設窓枠100の接続は、両面テープや接着剤等を用いることができるが、予め連結部材400を増設窓枠100に埋め込んで一体的に製造しておいてもよい。
また、連結部材400と既存窓枠100の接続も、両面テープや接着剤等を用いてもよいが、本実施形態では以下のように接合している。
既存窓枠200と増設窓枠100の上辺部においては、連結部材400の水平部401に螺子孔が設けられ、上端に固定板510が形成されたボルト500が上方に向けて挿入されている。
同様に、既存窓枠200と増設窓枠100の下辺部においては、連結部材400を上下反対に使用して、下端に固定板510が形成されたボルト500が下方に向けて挿入されている。
従って、上下のボルト500,500を締め付けることで、固定板510,510を既存窓枠200の内周面202の上下方向に押し付けることができ、これにより増設窓枠100を既存窓枠200に固定することができるようになっている。
実施形態3に係る二重窓枠によれば、既存窓枠200の内周面202と増設窓枠100の室外側端面101を、断面略L字形の連結部材400を介して着脱可能に連結するので、増設窓枠100を既存窓枠200に簡易な方法で取り付けることができる。
特に、連結部材400に固定板510が形成されたボルト500を挿入し、固定板510で既存窓枠200の内周面202を上下に押し付けて固定することにより、増設窓枠を取り外したときに既存窓枠200を傷つけることがなく、賃貸住宅において設置した場合に退去時の原状回復のための改修費用が不要となる。
以上、実施形態1乃至実施形態3について説明したが、いずれの実施形態においても、増設窓枠100を既存窓枠200の室内外方向の任意の位置に取付可能とすることが好ましい。
実施形態1に係る二重窓枠においては、既存窓枠200の室内側端面201と増設窓枠100の室外側端面101の間に間隔調整材を差し込んで接合することで実現可能である。
実施形態2に係る二重窓枠においては、増設窓枠100の既存窓枠200の開口部への装入幅を調整することで実現可能である。
実施形態3に係る二重窓枠においては、連結部材400の既存窓枠200への取付位置を調整することで実現可能である。
このように、増設窓枠100を既存窓枠200の室内外方向の任意の位置に取付可能とすることにより、既存窓枠200に取り付けられた外窓251,252と増設窓枠100に取り付けられた内窓151,152の間隔(図2及び図10におけるD)を自由に調整して、断熱性や結露防止効果が十分に得られるよう、最適な間隔に設定することができる。
既存窓枠200の外窓251,252と増設窓枠100の内窓151,152の間隔を狭くした場合、内窓151,152に結露が生じたり、十分な断熱性が確保できなかったりする場合がある。
逆に、外窓251,252と増設窓枠100の内窓151,152の間隔を広く取りすぎても、内窓151,152に結露が生じないものの、十分な断熱性が確保できなかったり、室内空間を圧迫することになってしまう。
こうした場合に、外窓と内窓との最適な距離は、二重窓枠を設置する地域の気候や季節、設置する建物の材質、外窓の大きさ、内窓の大きさ、既存窓枠の材質、増設窓枠の材質等に依存して決定されるものである。
また、既存窓枠200及び増設窓枠100の少なくとも1つに、増設窓枠100の取付位置を示すマークを設けるとよい。例えば、図15に示すように、増設窓枠100の外周面にマーク120を設けて、増設窓枠100を既存窓枠200の開口部に装入する際の目印とすることができる。
このようにして、マークに合わせて取り付けることで増設窓枠100の設置位置を容易に定めることができる。
なお、図15には、増設窓枠100の設置位置を示すマーク120を複数(120a,120b,120c)設けているが、これにより二重窓枠の設置条件に応じて増設窓枠100の最適な取付位置を示すことができ、二重窓枠を設置する地域や季節に応じて増設窓枠100を最適な位置に取り付けることができる。
このとき、マークに、二重窓枠の設置条件を示す説明文(文字列)や図表、アイコン等を併せて表示することにより、さらに設置が容易となる。
また、図16に示すように、増設窓枠100に内窓取付用レールを複数(110a,110b,110c)設けることで、取り付けるレールを変更することにより内窓の設置位置を変更して、外窓と内窓の間隔を調整することができる。
この場合にも、各レールに対して、二重窓枠の設置条件を示す説明文(文字列)や図表、アイコン等を併せて表示することにより、内窓の設置が容易となる。
また、図17に示すように、増設窓枠100の室内側端面103に、カーテンレール600等のカーテン支持部材を設けるとよい。
多くの、既存窓枠200には、増設窓枠100を設置する前にカーテンレールが取り付けられている場合がある。従って、増設窓枠100を設置する場合は、既存窓枠200から既存のカーテンレールを取り外し、新たに既存窓枠100に取り付け直すことになる。
そこで、二重窓枠にカーテンレール600を予め取り付けておくことにより、既存窓枠200に取り付けていたカーテンを増設窓枠100に容易に付け替えることができる。この場合、カーテンレール600のみならずカーテンレール600に、予めカーテン610を取り付けておいてもよい。また、カーテン支持部材としては、カーテンレール600のほか、カーテンを左右に留めるためのフック等も含まれる。さらに、カーテンレール600に替えてブラインドを予め取り付けておくようにしてもよい。
なお、上記いずれの実施形態においても、既存窓枠200と増設窓枠100の接合接点もしくは接線に、シーリングバックアップ材を敷設することで、既存窓枠200の保護や、室内気密性の保持に効果がある。
また、既存窓枠200と増設窓枠100の接合や連結は、必ずしも、増設窓枠100の全部の辺について連結する必要はなく、いずれか一辺を接合又は連結することにより取り付けることも可能である。
本発明は上述した実施形態に限定されるものではなく、請求項に示した範囲で種々の変更が可能である。すなわち、請求項に示した範囲で適宜変更した技術的手段を組み合わせて得られる実施形態についても本発明の技術的範囲に含まれる。
本発明の実施形態1に係る二重窓枠の分解斜視図である。 実施形態1に係る二重窓枠の断面図である。 既存窓枠の室内側端面を示す斜視図である。 増設窓枠の室外側端面を示す斜視図である。 増設窓枠の取付順序を示す正面図である。 内窓に用いるポリカーボネート材の中空構造を示す斜視図である。 内窓に用いるポリカーボネート材の中空構造を示す斜視図である。 増設窓枠に内窓を取り付けた状態を示す正面図である。 増設窓枠に内窓を取り付けた状態を示す正面図である。 実施形態2に係る二重窓枠の断面図である。 既存窓枠の内周面を示す斜視図である。 増設窓枠の外周面を示す斜視図である。 実施形態3に係る二重窓枠の上辺部と下辺部における連結状態を示す断面図である。 実施形態3に係る二重窓枠の上辺部と下辺部における連結状態を示す断面図である。 外周面にマークを設けた増設窓枠を示す斜視図である。 内窓設置用レールを複数設けた増設窓枠を示す斜視図である。 増設窓枠の室内側端面にカーテンレールを取り付けた二重窓枠を示す断面図である。
符号の説明
10 建物
100 増設窓枠
101 室外側端面
102 外周面
103 室内側端面
110 レール
110a レール
110b レール
110c レール
120 マーク
120a マーク
120b マーク
120c マーク
121 枠材
122 枠材
123 枠材
124 枠材
150a 隔壁構造
150b 隔壁構造
151 内窓
152 内窓
153 内窓
160 クレセント
200 既存窓枠
201 室内側端面
202 内周面
250 中間窓枠
300 外側窓枠
310 レール
351 外窓
352 外窓
400 連結部材
401 水平部
402 垂直部
500 ボルト
510 固定板
600 カーテンレール
610 カーテン

Claims (10)

  1. 建物の開口部に予め設けられた既存窓枠に、室内側から増設窓枠を着脱可能に取り付けてなる二重窓枠。
  2. 前記増設窓枠は、木材又はプラスチック材であることを特徴とする請求項1に記載の二重窓枠。
  3. 前記既存窓枠の室内側端面と前記増設窓枠の室外側端面を対向させ、着脱可能に接合したことを特徴とする請求項1又は請求項2に記載の二重窓枠。
  4. 前記既存窓枠の開口部に前記増設窓枠を装入し、前記既存窓枠の内周面と前記増設窓枠の外周面を着脱可能に接合したことを特徴とする請求項1又は請求項2に記載の二重窓枠。
  5. 前記既存窓枠の内周面と前記増設窓枠の室外側端面を、断面略L字形の連結部材を介して着脱可能に連結したことを特徴とする請求項1又は請求項2に記載の二重窓枠。
  6. 前記増設窓枠を前記既存窓枠の室内外方向の任意の位置に取付可能としたことを特徴とする請求項1乃至請求項5のうちいずれか一つに記載の二重窓枠。
  7. 前記既存窓枠及び前記増設窓枠の少なくとも1つに、前記増設窓枠の取付位置を示すマークを設けたことを特徴とする請求項6に記載の二重窓枠。
  8. 前記マークを複数設け、二重窓枠の設置条件に応じて前記増設窓枠の最適な取付位置を示すようにしたことを特徴とする請求項7に記載の二重窓枠。
  9. 前記増設窓枠に内窓取付用レールを複数設けたことを特徴とする請求項1乃至請求項8のうちいずれか一つに記載の二重窓枠。
  10. 前記増設窓枠の室内側端面に、カーテン支持部材を設けたことを特徴とする請求項1乃至請求項9のうちいずれか一つに記載の二重窓枠。
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