JP2004247807A - グループ画像の記録方法及び画像再生方法 - Google Patents
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Abstract
【課題】所定のインターバルで連続的に撮影して得られるグループ画像を全て記録するとともに、そのグループ画像のうちの最適な画像を代表画像として識別可能に記録できるようにする。
【解決手段】被写体をオートブラケティング撮影し(ステップS18)、このオートブラケティング撮影による一連の画像(グループ画像)をワークメモリに一時記憶する(ステップS20)。上記グループ画像のうちの代表画像を自動的に決定する(ステップS28)。オートブラケティング撮影によって得られたグループ画像のうちの代表画像は、黒つぶれや白飛びの画素数が最小となる画像を代表画像として決定する。そして、グループ画像をメモリカードに記録するとともに、代表以外の画像が格納される静止画ファイルのタグにフラグを立てることで、代表画像とそれ以外の画像とを識別可能に記録する(ステップS30)。
【選択図】 図3
【解決手段】被写体をオートブラケティング撮影し(ステップS18)、このオートブラケティング撮影による一連の画像(グループ画像)をワークメモリに一時記憶する(ステップS20)。上記グループ画像のうちの代表画像を自動的に決定する(ステップS28)。オートブラケティング撮影によって得られたグループ画像のうちの代表画像は、黒つぶれや白飛びの画素数が最小となる画像を代表画像として決定する。そして、グループ画像をメモリカードに記録するとともに、代表以外の画像が格納される静止画ファイルのタグにフラグを立てることで、代表画像とそれ以外の画像とを識別可能に記録する(ステップS30)。
【選択図】 図3
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明はグループ画像の記録方法及び画像再生方法に係り、特にオートブラケティング撮影や連写時に得られる一連の画像(グループ画像)の記録方法や再生方法に関する。
【0002】
【従来の技術】
カメラのオートブラケティング撮影された画像は、被写体の明るさに基づいて求めた適正な露出値と、適正な露出値よりも露出アンダーとなる露出値及び露出オーバーとなる露出値とを含む複数の露出値でそれぞれ被写体を連続的に撮影して得られたものであり、露出条件が異なる同じような画像である。
【0003】
従来、被写界の輝度情報とフイルムのラチチュード情報とに基づいてオートブラケティング撮影における露出量を決定し、フイルムを無駄にすることなく有効な露出量で必要枚数のオートブラケティング撮影を行うことができるカメラが提案されている(特許文献1)。
【0004】
また、特許文献2には、連写して得た一連の画像のうちからブレが最も少ない画像をカメラが自動的に判定して記録するベストショットセレクタ(BSS)モードに関する記載がある。
【0005】
【特許文献1】
特開2000−75342号公報
【0006】
【特許文献2】
特開2001−211376号公報
【0007】
【発明が解決しようとする課題】
オートブラケティング撮影した画像を手っとり早く確認したい場合、画角確認のみの場合は最初のコマを見れば十分であるのにかかわらず、コマ送り再生などでは一連の画像が全て再生されてしまい煩わしいという問題がある。また、オートブラケティング撮影した一連の画像から適正な露出の画像を探す場合は、各画像のヒストグラムを表示させて定量的に比較するか、画像をモニタで再生して官能的に比較するしかなかった。
【0008】
尚、特許文献2に記載のBSSモードで撮影すると、連写した一連の画像の中でカメラが自動的に判定したベストショットの画像のみが記録されるため、再生時に一連の画像が全て再生されるという煩わしさを回避することができるが、カメラがベストショットと判定した画像が、ユーザにとってベストショットの画像であるとは限らないという問題がある。
【0009】
本発明の目的は、所定のインターバルで連続的に撮影して得られるグループ画像を全て記録するとともに、そのグループ画像のうちの最適な画像を代表画像として識別可能に記録することができるグループ画像の記録方法を提供することにある。
【0010】
本発明の他の目的は、再生しようとする画像がグループ画像に属する場合にはそのグループ画像のうちの代表画像のみを表示し、代表画像以外の画像の再生を飛ばすことができ、また、必要に応じて代表画像以外の画像の再生も可能な画像再生方法を提供することにある。
【0011】
【課題を解決するための手段】
前記目的を達成するために請求項1に係る発明は、被写体を所定のインターバルで連続的に撮影して得られるグループ画像の記録方法であって、
(a) 前記グループ画像から代表画像を決定するステップと、
(b) 前記選別された代表画像と他の画像とを識別可能に記録媒体に記録するステップと、
を含むことを特徴としている。
【0012】
請求項2に示すように、請求項1のグループ画像の記録方法において、前記グループ画像は、オートブラケティング撮影によって取得した一連の画像であり、前記ステップ(a) は、前記一連の画像のうちの黒つぶれの画素数と白飛びの画素数との和、又は黒つぶれの画素数と白飛びの画素数とで異なる係数を乗算した積和が最小となる画像を代表画像として決定することを特徴としている。
【0013】
請求項3に示すように、請求項2のグループ画像の記録方法において、前記一連の画像のうちの黒つぶれの画素数と白飛びの画素数との和が0となる画像が複数存在する場合には、最大の輝度分布の輝度レベルが、カメラが定める自動露出制御の目標レベルに最も近い画像を代表画像とすることを特徴としている。
【0014】
請求項4に示すように、請求項1のグループ画像の記録方法において、前記グループ画像は、連写によって取得した一連の画像であり、前記ステップ(a) は、前記一連の画像のうちのブレが最小の画像を代表画像として決定することを特徴としている。尚、ブレが最小の画像は、例えば、各画像ごとに高周波成分の積算値を求める画像処理を行い、最も積算値が大きくなる画像をブレが最小の画像とすることができる。
【0015】
請求項5に示すように、請求項1のグループ画像の記録方法において、前記ステップ(b) は、前記決定した代表画像以外の画像が記録される画像ファイルの付属情報が記録される所定の領域にフラグを立てることを特徴としている。
【0016】
請求項6に示すように、請求項1のグループ画像の記録方法において、前記ステップ(b) は、前記決定された代表画像をグループ画像のうちで最初に記録することを特徴としている。
【0017】
請求項7に係る発明は、請求項1乃至6のいずれかに記載のグループ画像の記録方法に適用され、前記記録媒体に記録されたグループ画像を含む画像を再生する画像再生方法であって、再生しようとする画像がグループ画像に属する場合には、該グループ画像のうちの代表画像のみを再生することを特徴としている。これにより、一連の画像を手っとり早く確認する場合に無駄な再生を回避することができ、特に代表画像を最適画像とすることで、最適画像よりも画質の劣る同種の画像の再生を回避することができる。
【0018】
請求項8に係る発明は、被写体を所定のインターバルで連続的に撮影して得られるグループ画像を含む画像が記録された記録媒体の画像を再生する画像再生方法において、
(a) 再生しようとする画像がグループ画像に属するか否かを判別するステップと、
(b) 再生しようとする画像がグループ画像に属すると判別されると、該グループ画像のうちの代表画像を決定するステップと、
(c) 再生しようとする画像がグループ画像に属すると判別され、かつ該グループ画像のうちの代表画像と決定されたときに該代表画像を再生し、グループ画像のうちの代表画像以外の画像の再生を飛ばすステップと、
を含むことを特徴としている。
【0019】
請求項9に示すように、請求項8の画像再生方法において、前記ステップ(a) は、画像が記録された画像ファイルの付属情報に基づいて再生しようとする画像がグループ画像に属するか否かを判別することを特徴としている。前記付属情報としては、グループ画像の撮影モードや撮影日時等を示す情報を利用することができる。
【0020】
請求項10に示すように、請求項8又は9の画像再生方法において、前記グループ画像は、オートブラケティング撮影によって取得した一連の画像であり、前記ステップ(b) は、前記一連の画像のうちの黒つぶれの画素数と白飛びの画素数との和、又は黒つぶれの画素数と白飛びの画素数とで異なる係数を乗算した積和が最小となる画像を代表画像として決定することを特徴としている。即ち、オートブラケティング撮影されたグループ画像のうちで、黒つぶれや白飛びが最小の画像を代表画像としている。
【0021】
請求項11に示すように、請求項10の画像再生方法において、前記一連の画像のうちの黒つぶれの画素数と白飛びの画素数との和が0となる画像が複数存在する場合には、最大の輝度分布の輝度レベルが、カメラが定める自動露出制御の目標レベルに最も近い画像を代表画像とすることを特徴としている。
【0022】
請求項12に示すように、請求項8又は9の画像再生方法において、前記グループ画像は、オートブラケティング撮影によって取得した一連の画像であり、前記ステップ(b) は、前記一連の画像のうちの被写体の明るさに基づいて求めた最適な露出値で撮影された画像を代表画像として決定することを特徴としている。
【0023】
請求項13に示すように、請求項8又は9の画像再生方法において、前記グループ画像は、連写によって取得した一連の画像であり、前記ステップ(b) は、前記一連の画像のうちのブレが最小の画像を代表画像として決定することを特徴としている。
【0024】
請求項14に示すように、請求項7又は8の画像再生方法において、1コマ再生時にグループ画像の代表画像を再生する際に、該再生画像がグループ画像の代表画像であることを示す情報を同時に表示することを特徴としている。これにより、代表画像の再生中にコマ送り等が行われると、その代表画像と同じグループ画像に属する他の画像の再生が飛ばされることが把握できる。
【0025】
請求項15に示すように、請求項7、8又は14の画像再生方法において、前記グループ画像のうちの代表画像が表示されているときに、該グループ画像のうちの代表画像以外の画像の再生を指示する指示入力があると、該代表画像以外の画像の再生を行うことを特徴としている。例えば、通常のコマ送り操作を行う操作と異なるコマ送り操作を行うことで、グループ画像の中で該グループ画像を構成する各画像をそれぞれ再生させる。
【0026】
【発明の実施の形態】
以下添付図面に従って本発明に係るグループ画像の記録方法及び画像再生方法の好ましい実施の形態について詳説する。
【0027】
図1は本発明に係るグループ画像の記録方法及び画像再生方法が適用されるデジタルカメラの背面図である。このデジタルカメラ10の上面には、撮影モード選択ダイヤル11及びシャッターボタン12が設けられている。撮影モード選択ダイヤル11は、回転させることにより、連写/ブラケティングモード、マニュアル撮影モード、オート撮影モード、人物モード、風景モード、及び夜景モードのうちのいずれかの撮影モードを設定できるようになっている。
【0028】
また、撮影モード選択ダイヤル11の中央に設けられたシャッターボタン12は、半押し時にONしてフォーカスロック、測光等の撮影準備を行わせるスイッチS1と、全押し時にONして画像の取り込みを行わせるスイッチS2とを有している。
【0029】
図1に示すようにデジタルカメラ10の背面には、ファインダ13、表示ボタン14、電源スイッチ15、撮影/再生モード選択スイッチ16、バックスイッチ17、メニュー/OKスイッチ18、マルチファンクションの十字キー19、ドットマトリクスの液晶表示器20、及び液晶モニタ21が設けられている。
【0030】
液晶表示器20は、カメラの動作モードや十字キー19の機能等を文字やアイコンで表示する。また、液晶モニタ21は、動画(スルー画像)を表示して電子ビューファインダとして使用できるとともに、撮影した記録前の画像(プレビュー画像)やカメラに装填されたメモリカードから読み出した再生画像等を表示することができる。更に、液晶モニタ21は、撮影可能コマ数や再生コマ番号の表示、マニュアル設定する際のホワイトバランス、画素数、圧縮率、及びシャープネス等をマニュアル設定する際の各種のメニュー等がメニュー/OKスイッチ18や十字キー19の操作に応じて表示される。
【0031】
尚、本発明に係るオートブラケティング撮影モードの設定は、撮影モード選択ダイヤル11によって連写/ブラケティングモードを選択し、更にメニュー/OKスイッチ18や十字キー19の操作によって露出補正量として、±0.5 EV、±1EV等の所望の補正量を選択することによって行われる。また、連写モードの設定は、撮影モード選択ダイヤル11によって連写/ブラケティングモードを選択し、更にメニュー/OKスイッチ18や十字キー19の操作によって露出補正量として、0EVの補正量を選択することによって行われる。
【0032】
図2は図1に示したデジタルカメラ10の内部構成を示すブロック図である。
【0033】
同図において、メインCPU22は、前述した撮影モード選択ダイヤル11、シャッターボタン12、電源スイッチ15、撮影/再生モード選択スイッチ16、バックスイッチ17、メニュー/OKスイッチ18、及び十字キー19等を含む操作スイッチ24からの入力に基づいてデジタルカメラ10内の各回路を統括制御する。また、メインCPU22は、SDRAM(シンクロナス・ダイナミックRAM)26、ROM28、EEPROM30との間で必要なデータの授受が行われる。尚、ROM28には、カメラ制御プログラム等が記録され、EEPROM30には、固体撮像素子の欠陥情報等のカメラ制御に関する各種のパラメータ、データが格納されている。
【0034】
まず、電源スイッチ15が操作されると、CPU22はこれを検出し、カメラ内電源をONにする。また、撮影/再生モード選択スイッチ16によって撮影モードが選択されると、撮影スタンバイ状態にする。
【0035】
上記撮影スタンバイ状態時にシャッターボタン12が押されると、CPU22はこれを検知し、カメラCPU32にコマンドを送る。カメラCPU32は、フォーカス制御、測光、露出制御を行い、光学ユニット34を介して被写体の画像光を固体撮像素子(CCD)36の受光面上に結像させる。CCD36は、受光面に結像された画像光をその光量に応じた量の信号電荷に変換する。このようにして蓄積された信号電荷は、クロック発生回路38から加えられるリードゲートパルスによってシフトレジスタに読み出され、レジスタ転送パルスによって信号電荷に応じた電圧信号として順次読み出される。尚、このCCD36は、蓄積した信号電荷をシャッタゲートパルスによって掃き出すことができ、これにより電荷の蓄積時間(シャッタスピード)を制御する、いわゆる電子シャッタ機能を有している。
【0036】
CCD36から出力された電圧信号は、アナログ処理回路40によって相関二重サンプリングや増幅等のアナログ処理が施された後、各画素ごとのR、G、B信号としてA/D変換器42に加えられる。A/D変換器42は、アナログ処理回路40から順次加えられるR、G、B信号をそれぞれ12ビットのR、G、B信号に変換する。これらのR、G、B信号は、一旦ワークメモリとしてのSDRAM26に格納される。
【0037】
画像信号処理回路44は、上記SDRAM26に格納された12ビットのR、G、Bの生データを読み出し、これらに光源種に応じたデジタルゲインをかけることでホワイトバランス調整を行うとともに、ガンマ(階調特性)処理及びシャープネス処理を行って8ビットのR、G、B信号を生成し、更にYC信号処理して輝度信号Yとクロマ信号Cr、Cb(YC信号)を生成し、そのYC信号を再びSDRAM26に格納する。
【0038】
上記のようにしてSDRAM26に格納されたYC信号は、圧縮・伸長回路46によって所定のフォーマットに圧縮されたのち、インターフェース回路48を介してメモリカード50に記録される。
【0039】
一方、撮影/再生モード選択スイッチ16によって再生モードが選択されると、メモリカード50に記録されている最終コマの画像ファイルがインターフェース回路48を介して読み出される。この読み出された画像ファイルの圧縮データは、圧縮・伸長回路46を介して非圧縮のYC信号に伸長される。
【0040】
伸長されたYC信号は、VRAM52を介してビデオエンコーダ54に加えられ、ここでNTSC方式のカラー複合映像信号に変換され、液晶モニタ21に出力される。これにより、液晶モニタ21にはメモリカード50に記録されている最終コマのコマ画像が表示される。
【0041】
その後、順コマ送りスイッチ(十字キー19の右キー)が押されると、順方向にコマ送りされ、逆コマ送りスイッチ(十字キー19の左キー)が押されると、逆方向にコマ送りされる。そして、コマ送りされたコマ位置の画像ファイルがメモリカード50から読み出され、上記と同様にしてコマ画像が液晶モニタ21に再生される。尚、最終コマのコマ画像が表示されている状態で順方向にコマ送りされると、メモリカード50に記録されている1コマ目の画像ファイルが読み出され、1コマ目のコマ画像が液晶モニタ21に再生される。尚、この画像再生の詳細については後述する。
【0042】
次に、本発明に係るグループ画像の記録方法について説明する。ここで、グループ画像とは、被写体を一定のインターバルで連続的に所定の枚数撮影する連写やオートブラケティング撮影によって得られる一連の画像をいい、以下、オートブラケティング撮影時の処理について説明する。
【0043】
デジタルカメラ10の撮影モードとしてオートブラケティング撮影モードが選択されると、一度のシャッタレリーズで露出を変えて複数の画像(この実施の形態では、3枚の画像)を撮影するオートブラケティング撮影が行われる。
【0044】
即ち、図3に示すようにシャッターボタン12が半押し(スイッチS1がON)されたか否かを判別し(ステップS10)、スイッチS1がONされると、被写体の測光及びフォーカス制御を行う(ステップS12)。続いて、シャッターボタン12が全押し(スイッチS2がON)されたか否かを判別し(ステップS14)、スイッチS2がONされない場合には、スイッチS1がONされているか否かを判別する(ステップS16)。ステップS16でスイッチS1がONされている場合には、ステップS14に戻って引き続きスイッチS2がONされたか否かを判別し、スイッチS1がOFFされると、ステップS10に戻る。
【0045】
ステップS14でスイッチS2がONされると、オートブラケティング撮影を実行する(ステップS18)。
【0046】
ステップS18でのオートブラケティング撮影は、まずステップS12で測光した被写体の明るさに基づいて適正な露出値を決定し、この適正な露出値に対してユーザが予め設定した補正量(例えば、±0.5 EV)に従い、適正な露出値よりも0.5 EVだけ小さい露出値、適正な露出値よりも0.5 EVだけ大きい露出値を決定する。そして、これらの3種類の露出値に基づいて−露出、適正な露出、+露出の順に所定のインターバル(例えば、0.2 秒)で3枚の撮影を行う。尚、撮影順は、カメラによって適正な露出、−露出、+露出の順にしたり、カスタム設定可能なものもある。
【0047】
この3枚分の各画像のR,G,B信号から生成した8ビットのYC信号は、前述したようにSDRAM26(以下、ワークメモリという)に一時記憶され(ステップS20)、これらの画像はそれぞれ液晶モニタ21にプレビュー画像として表示される(ステップS22)。ユーザは、この液晶モニタ21に表示された各画像を見ながら操作スイッチ24を操作してメモリカード50に記録するか否かを指示する。
【0048】
即ち、メニュー/OKスイッチ18が押されたか否かが判別される(ステップS24)。ここで、バックスイッチ17が押されると、ワークメモリに一時記録された画像等のデータはクリアされ(ステップS26)、ステップS10に戻る。一方、メニュー/OKスイッチ18が押されると、オートブラケティング撮影され、ワークメモリに一時記憶された3枚の画像のうちの代表画像を決定する(ステップS28)。
【0049】
次に、オートブラケティング撮影された3枚の画像のうちの代表画像を決定する方法について説明する。
【0050】
ワークメモリに一時記録されたYC信号のうちの輝度信号Yの濃度分布を示すヒストグラムを作成する。図4乃至図7は、それぞれオートブラケティング撮影された3枚の画像の輝度信号Yの濃度分布を示すヒストグラムの4つのパターン1〜4を示すグラフである。
【0051】
上記作成したヒストグラムのうちのレベル0(黒つぶれ)の画素数aと、レベル255(白飛び)の画素数bを求め、これらの画素数a,bの和(a+b)を算出する。そして、(a+b)が少ない順に順位をつけ、最も少ない画像を最適画像(代表画像)とする。尚、一般的に黒つぶれよりも白飛びの方が重要であり、注意を払うことが多いことから、黒つぶれの画素数と白飛びの画素数とで異なる係数を乗算した積和(重み付けに差をつけたアルゴリズム)により、より現実的な順位付けを行うことができる。
【0052】
図4に示すように黒つぶれが発生しているパターン1の場合には、破線で示すヒストグラムを有する3コマ目が代表画像となり、図5に示すように白飛びが発生しているパターン2の場合には、実線で示すヒストグラムを有する1コマ目が代表画像となり、図6に示すように黒つぶれと白飛びが混在しているパターン3の場合には、破線で示すヒストグラムを有する3コマ目が代表画像となる。
【0053】
一方、図7に示すように黒つぶれ又は白飛びのいずれも発生していないパターン4(即ち、a+b=0)の場合には、最も分布が多いレベルの値を比較し、カメラが定める自動露出制御の目標レベルに近いものを代表画像とする。例えば、目標レベルを110 とし、1コマ目の最も分布が多いレベルが 100、2コマ目が112、3コマ目が125とすると、点線で示すヒストグラムを有する2コマ目が代表画像となる。
【0054】
上記のようにして代表画像が決定されると、それぞれワークメモリに一時記憶された各画像のYC信号は、JPEG(Joint Photographic Experts Group)などの圧縮・伸張方式による静止画ファイルとしてメモリカード50に記録するが、ステップS28で決定した代表画像以外の画像の静止画ファイルには、その付属情報(タグ情報)の所定の領域に代表画像でないことを示すフラグを立てる(ステップS30)。
【0055】
図10はオートブラケティング撮影された3枚の画像の静止画ファイルのファイル構造例を示している。同図に示すように、タグ情報の記録領域には、ファイル名、撮影年月日、撮影モード、フラグ等が記録される領域が設けられており、上述したように代表画像以外の画像(図10(A)及び(B)の1枚目及び3枚目)には、フラグ“1”が立てられている。
【0056】
また、図10に示す静止画ファイルには、DCF(Design rule for Camera File system: デジタルカメラの統一記録フォーマット) の命名規則により自動生成されたファイル名が付けられている。また、撮影年月日は、秒単位まで記録され、秒以下は四捨五入されて記録され、更に撮影モードとしては、オートブラケティング・モード、連写モード、マニュアル撮影モード、オート撮影モード、人物モード、風景モード、又は夜景モードなどが記録される。図10に示す例では、撮影モードとしてオートブラケティング・モードが記録されている。また、オートブラケティング・モードや連写モードの場合には、一連の撮影の何コマ目かを示す情報をタグ情報として記録してもよい。
【0057】
尚、この実施の形態では、代表画像以外の画像が記録される静止画ファイルのタグ情報の所定領域にフラグを立てるようにしたが、これに限らず、少なくとも代表画像とそれ以外の画像とが区別できる記録方法であればよく、例えば、代表画像をグループ画像のうちで最初に記録するようにしてもよい。
【0058】
また、この実施の形態では、オートブラケティング撮影によって取得されるグループ画像について説明したが、連写モードでの撮影によって取得されるグループ画像についても同様な記録方法が適用できる。この場合の代表画像は、例えば最もブレの少ない画像をグループ画像の代表画像として決定する。尚、最もブレの少ない画像は、各画像ごとに高周波成分の積算値を求める画像処理を行い、最も積算値が大きくなる画像をブレが最小の画像とすることができる。
【0059】
更に、ユーザがグループ画像をモニタで確認し、ユーザがグループ画像のうちの代表画像を決定し、その指示を与えるようにしてもよい。
【0060】
次に、本発明に係る画像再生方法について説明する。
【0061】
図8は代表画像以外の画像の静止画ファイルにフラグが立てられたグループ画像を含む画像を再生する場合の再生手順を示すフローチャートである。
【0062】
撮影/再生モード選択スイッチ16によって再生モードが選択されると、メモリカード50に記録されている画像が再生される。
【0063】
図8に示すように最後にメモリカード50に記録された最終コマのコマ番号をNとし、再生コマのコマ番号をiとし、再生開始時はi=Nとする(ステップS40)。尚、コマ番号は、第1コマから第Nコマまでの連番とする。
【0064】
コマ番号iの静止画ファイルに代表画像以外の画像を示すフラグが立っているか否かを判別する(ステップS42)。フラグが立っていると判別されると、再生コマのコマ番号iを1だけ減じて(ステップS44)、ステップS42に戻る。
【0065】
一方、フラグが立っていないと判別されると(即ち、コマ番号iの画像が通常の1コマ撮影時に記録された画像か、又はグループ画像のうちの代表画像であると判別されると)、そのコマ番号iの静止画ファイルの画像を再生する(ステップS46)。
【0066】
次に、逆コマ送りスイッチ(十字キー19の左キー)が押されたか否かを判別し(ステップS48)、肯定の場合には、コマ番号iを1だけ減らす(ステップS50)。尚、ステップS46で代表画像が表示されている場合に、ステップS50で求められるコマ番号iは、代表画像が属するグループ画像のうちの最も小さいコマ番号よりも1だけ小さいコマ番号とする。
【0067】
続いて、ステップS50で求めたコマ番号iが0か否かを判別し(ステップS52)、否定の場合にはステップS56に飛び、肯定の場合にはコマ番号iを最終コマのコマ番号Nにする(ステップS54)。
【0068】
ステップS56では、更新されたコマ番号iの画像ファイルにフラグが立っているか否かを判別し、フラグが立っている場合にはステップS50に戻ってコマ番号iを更新し、フラグが立っていない場合には、ステップS46に進み、現在のコマ番号iの画像を再生する。これを繰り返すことにより、メモリカード50に記録された画像は、逆方向にコマ送り再生されるとともに、再生コマがグループ画像に属する場合には代表画像のみが再生される。
【0069】
一方、ステップS48で逆コマ送りスイッチが押されない場合には、順コマ送りスイッチ(十字キー19の右キー)が押されたか否かを判別し(ステップS58)、肯定の場合には、コマ番号iを1だけ増やす(ステップS60)。尚、ステップS46で代表画像が表示されている場合に、ステップS60で求められるコマ番号iは、代表画像が属するグループ画像のうちの最も大きいコマ番号よりも1だけ大きいコマ番号とする。
【0070】
続いて、ステップS60で求めたコマ番号iがN+1か否かを判別し(ステップS62)、否定の場合にはステップS66に飛び、肯定の場合にはコマ番号iを先頭コマのコマ番号1にする(ステップS64)。
【0071】
ステップS66では、更新されたコマ番号iの画像ファイルにフラグが立っているか否かを判別し、フラグが立っている場合にはステップS60に戻ってコマ番号iを更新し、フラグが立っていない場合には、ステップS46に進み、現在のコマ番号iの画像を再生する。これを繰り返すことにより、メモリカード50に記録された画像は、順方向にコマ送り再生されるとともに、再生コマがグループ画像に属する場合には代表画像のみが再生される。
【0072】
逆コマ送りスイッチ又は順コマ送りスイッチが押されない場合には、再生の終了指示があるか否かを判別し(ステップS68)、再生の終了指示がない場合にはステップS46に戻り、再生の終了指示があると、再生を終了させる。
【0073】
次に、グループ画像のうちの代表画像とそれ以外の画像とを識別するための情報が記録されていない場合の画像再生方法について説明する。
【0074】
図9のフローチャートに示すように、まず、メモリカード50に記録された最終コマのコマ番号をNとし、再生コマのコマ番号をiとし、再生開始時はi=Nとする(ステップS70)。
【0075】
続いて、コマ番号iの画像がグループ画像に属するか否かを判別する(ステップS72)。この判別は、例えば、図10に示した静止画ファイルの撮影モードを示すタグ情報が、オートブラケティング又は連写になっているか否かで行うことができる。また、複数組のグループ画像がメモリカード50に連続して記録されている場合があるため、同じグループ画像に属するか、他のグループ画像に属するかの判別も行う必要がある。同じグループ画像か否かは、例えば、静止画ファイルの撮影時刻のタグ情報に基づいて判別することができる。尚、同じグループ画像内の画像について、1、2、3等の連続番号を付すようにすれば、この連続番号からも同じグループであるか否かを判別することができる。
【0076】
ステップS72において、コマ番号iの画像がグループ画像に属すると判別されると、そのグループ画像のうちの代表画像を決定する(ステップS74)。グループ画像がオートブラケティング撮影された一連の画像の場合には、図4乃至図7を用いて説明した方法によって代表画像を決定し、グループ画像が連写された一連の画像の場合には、ブレの最小の画像を代表画像として決定する。
【0077】
一方、ステップS72において、コマ番号iの画像がグループ画像に属さないと判別されると、ステップS76に飛ぶ。
【0078】
ステップS76では、再生する画像がグループ画像に属する場合には、ステップS74で決定した代表画像のみを表示し、グループ画像に属さない場合には、コマ番号iの画像を表示する。
【0079】
次に、逆コマ送りスイッチが押されたか否かを判別し(ステップS78)、肯定の場合には、コマ番号iを1だけ減らす(ステップS80)。尚、ステップS76で代表画像が表示されている場合に、ステップS80で求められるコマ番号iは、代表画像が属するグループ画像のうちの最も小さいコマ番号よりも1だけ小さいコマ番号とする。
【0080】
続いて、ステップS80で求めたコマ番号iが0か否かを判別し(ステップS82)、否定の場合にはステップS72に戻り、肯定の場合にはコマ番号iを最終コマのコマ番号Nにしたのち(ステップS84)、ステップS72に戻る。
【0081】
一方、ステップS78で逆コマ送りスイッチが押されない場合には、順コマ送りスイッチが押されたか否かを判別し(ステップS86)、肯定の場合には、コマ番号iを1だけ増やす(ステップS88)。尚、ステップS76で代表画像が表示されている場合に、ステップS88で求められるコマ番号iは、代表画像が属するグループ画像のうちの最も大きいコマ番号よりも1だけ大きいコマ番号とする。
【0082】
続いて、ステップS88で求めたコマ番号iがN+1か否かを判別し(ステップS90)、否定の場合にはステップS72に戻り、肯定の場合にはコマ番号iを先頭コマのコマ番号1にした後(ステップS92)、ステップS72に戻る。
【0083】
逆コマ送りスイッチ又は順コマ送りスイッチが押されない場合には、再生の終了指示があるか否かを判別し(ステップS94)、再生の終了指示がない場合にはステップS76に戻り、再生の終了指示があると、再生を終了させる。
【0084】
尚、図8及び図9のフローチャートで説明した画像再生方法において、表示されている画像がグループ画像のうちの代表画像である場合には、再生された代表画像の右上に、例えば「B」という識別マークを表示し、通常の1コマ撮影された画像と区別できるようにする。また、代表画像以外の画像を再生した場合には、代表画像が表示されている段階で、十字キー19の下キー又は上キーを押すことで、グループ画像の中で逆コマ送り又は順コマ送り再生させる。
【0085】
また、この実施の形態では、マニュアル操作で1コマずつコマ送り再生する場合について説明したが、所定のインターバルで自動的にコマ送り再生するスライドショー再生を行う場合や、複数コマのサムネイル画像を1画面で表示するマルチ画面再生の場合にもグループ画像については代表画像のみを表示する。
【0086】
更に、オートブラケティング撮影されたグループ画像のうちの代表画像の決定は、この実施の形態に限らず、例えば被写体の明るさに基づいて求めた適正な露出値で撮影した画像を代表画像としてもよい。また、連写されたグループ画像のうちの代表画像の決定も、この実施の形態に限らず、例えば手ブレはシャッターボタンの押下時に発生する場合が多いため、連写された一連の画像のうちの最後の画像を代表画像としてもよい。
【0087】
【発明の効果】
以上説明したように本発明によれば、オートブラケティング撮影や連写などによって所定のインターバルで連続的に撮影して得られるグループ画像を全て記録するとともに、そのグループ画像のうちの最適な画像を代表画像として識別可能に記録することができ、これによりグループ画像のうちから適正な露出の画像やブレの少ない画像等を探す手間を省くことができ、例えば、グループ画像のうちの1枚をプリント注文する際にプリントに最適な画像の選択の目安にしたり、カメラの記録媒体の記憶容量が一杯になったときに削除する画像の目安にすることができる。
【0088】
また、本発明によれば、再生しようとする画像がグループ画像に属する場合にはそのグループ画像のうちの代表画像のみを表示し、代表画像以外の画像の再生を飛ばすことができ、これにより一連の画像が全て再生されるという煩わしさを回避することができるとともに、必要に応じて代表画像以外の画像も再生することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係るグループ画像の記録方法及び画像再生方法が適用されるデジタルカメラの背面図
【図2】前記デジタルカメラの内部構成を示したブロック図
【図3】本発明に係るグループ画像の記録方法の実施の形態を説明するために用いたフローチャート
【図4】オートブラケティング撮影されたグループ画像のうちの代表画像の決定方法を説明するために用いた各画像のヒストグラムを示すグラフ
【図5】オートブラケティング撮影されたグループ画像のうちの代表画像の決定方法を説明するために用いた各画像のヒストグラムを示すグラフ
【図6】オートブラケティング撮影されたグループ画像のうちの代表画像の決定方法を説明するために用いた各画像のヒストグラムを示すグラフ
【図7】オートブラケティング撮影されたグループ画像のうちの代表画像の決定方法を説明するために用いた各画像のヒストグラムを示すグラフ
【図8】本発明に係るグループ画像の再生方法の実施の形態を説明するために用いたフローチャート
【図9】本発明に係るグループ画像の再生方法の他の実施の形態を説明するために用いたフローチャート
【図10】本発明に係るグループ画像の記録方法によって記録されたグループ画像の静止画ファイルの一例を示すファイル構成図
【符号の説明】
10…デジタルカメラ、11…撮影モード選択ダイヤル、12…シャッターボタン、17…バックスイッチ、18…メニュー/OKスイッチ、19…十字キー、21…液晶モニタ、22…メインCPU、26…SDRAM、34…光学ユニット、36…CCD、44…画像信号処理回路、46…圧縮・伸長回路、50…メモリカード
【発明の属する技術分野】
本発明はグループ画像の記録方法及び画像再生方法に係り、特にオートブラケティング撮影や連写時に得られる一連の画像(グループ画像)の記録方法や再生方法に関する。
【0002】
【従来の技術】
カメラのオートブラケティング撮影された画像は、被写体の明るさに基づいて求めた適正な露出値と、適正な露出値よりも露出アンダーとなる露出値及び露出オーバーとなる露出値とを含む複数の露出値でそれぞれ被写体を連続的に撮影して得られたものであり、露出条件が異なる同じような画像である。
【0003】
従来、被写界の輝度情報とフイルムのラチチュード情報とに基づいてオートブラケティング撮影における露出量を決定し、フイルムを無駄にすることなく有効な露出量で必要枚数のオートブラケティング撮影を行うことができるカメラが提案されている(特許文献1)。
【0004】
また、特許文献2には、連写して得た一連の画像のうちからブレが最も少ない画像をカメラが自動的に判定して記録するベストショットセレクタ(BSS)モードに関する記載がある。
【0005】
【特許文献1】
特開2000−75342号公報
【0006】
【特許文献2】
特開2001−211376号公報
【0007】
【発明が解決しようとする課題】
オートブラケティング撮影した画像を手っとり早く確認したい場合、画角確認のみの場合は最初のコマを見れば十分であるのにかかわらず、コマ送り再生などでは一連の画像が全て再生されてしまい煩わしいという問題がある。また、オートブラケティング撮影した一連の画像から適正な露出の画像を探す場合は、各画像のヒストグラムを表示させて定量的に比較するか、画像をモニタで再生して官能的に比較するしかなかった。
【0008】
尚、特許文献2に記載のBSSモードで撮影すると、連写した一連の画像の中でカメラが自動的に判定したベストショットの画像のみが記録されるため、再生時に一連の画像が全て再生されるという煩わしさを回避することができるが、カメラがベストショットと判定した画像が、ユーザにとってベストショットの画像であるとは限らないという問題がある。
【0009】
本発明の目的は、所定のインターバルで連続的に撮影して得られるグループ画像を全て記録するとともに、そのグループ画像のうちの最適な画像を代表画像として識別可能に記録することができるグループ画像の記録方法を提供することにある。
【0010】
本発明の他の目的は、再生しようとする画像がグループ画像に属する場合にはそのグループ画像のうちの代表画像のみを表示し、代表画像以外の画像の再生を飛ばすことができ、また、必要に応じて代表画像以外の画像の再生も可能な画像再生方法を提供することにある。
【0011】
【課題を解決するための手段】
前記目的を達成するために請求項1に係る発明は、被写体を所定のインターバルで連続的に撮影して得られるグループ画像の記録方法であって、
(a) 前記グループ画像から代表画像を決定するステップと、
(b) 前記選別された代表画像と他の画像とを識別可能に記録媒体に記録するステップと、
を含むことを特徴としている。
【0012】
請求項2に示すように、請求項1のグループ画像の記録方法において、前記グループ画像は、オートブラケティング撮影によって取得した一連の画像であり、前記ステップ(a) は、前記一連の画像のうちの黒つぶれの画素数と白飛びの画素数との和、又は黒つぶれの画素数と白飛びの画素数とで異なる係数を乗算した積和が最小となる画像を代表画像として決定することを特徴としている。
【0013】
請求項3に示すように、請求項2のグループ画像の記録方法において、前記一連の画像のうちの黒つぶれの画素数と白飛びの画素数との和が0となる画像が複数存在する場合には、最大の輝度分布の輝度レベルが、カメラが定める自動露出制御の目標レベルに最も近い画像を代表画像とすることを特徴としている。
【0014】
請求項4に示すように、請求項1のグループ画像の記録方法において、前記グループ画像は、連写によって取得した一連の画像であり、前記ステップ(a) は、前記一連の画像のうちのブレが最小の画像を代表画像として決定することを特徴としている。尚、ブレが最小の画像は、例えば、各画像ごとに高周波成分の積算値を求める画像処理を行い、最も積算値が大きくなる画像をブレが最小の画像とすることができる。
【0015】
請求項5に示すように、請求項1のグループ画像の記録方法において、前記ステップ(b) は、前記決定した代表画像以外の画像が記録される画像ファイルの付属情報が記録される所定の領域にフラグを立てることを特徴としている。
【0016】
請求項6に示すように、請求項1のグループ画像の記録方法において、前記ステップ(b) は、前記決定された代表画像をグループ画像のうちで最初に記録することを特徴としている。
【0017】
請求項7に係る発明は、請求項1乃至6のいずれかに記載のグループ画像の記録方法に適用され、前記記録媒体に記録されたグループ画像を含む画像を再生する画像再生方法であって、再生しようとする画像がグループ画像に属する場合には、該グループ画像のうちの代表画像のみを再生することを特徴としている。これにより、一連の画像を手っとり早く確認する場合に無駄な再生を回避することができ、特に代表画像を最適画像とすることで、最適画像よりも画質の劣る同種の画像の再生を回避することができる。
【0018】
請求項8に係る発明は、被写体を所定のインターバルで連続的に撮影して得られるグループ画像を含む画像が記録された記録媒体の画像を再生する画像再生方法において、
(a) 再生しようとする画像がグループ画像に属するか否かを判別するステップと、
(b) 再生しようとする画像がグループ画像に属すると判別されると、該グループ画像のうちの代表画像を決定するステップと、
(c) 再生しようとする画像がグループ画像に属すると判別され、かつ該グループ画像のうちの代表画像と決定されたときに該代表画像を再生し、グループ画像のうちの代表画像以外の画像の再生を飛ばすステップと、
を含むことを特徴としている。
【0019】
請求項9に示すように、請求項8の画像再生方法において、前記ステップ(a) は、画像が記録された画像ファイルの付属情報に基づいて再生しようとする画像がグループ画像に属するか否かを判別することを特徴としている。前記付属情報としては、グループ画像の撮影モードや撮影日時等を示す情報を利用することができる。
【0020】
請求項10に示すように、請求項8又は9の画像再生方法において、前記グループ画像は、オートブラケティング撮影によって取得した一連の画像であり、前記ステップ(b) は、前記一連の画像のうちの黒つぶれの画素数と白飛びの画素数との和、又は黒つぶれの画素数と白飛びの画素数とで異なる係数を乗算した積和が最小となる画像を代表画像として決定することを特徴としている。即ち、オートブラケティング撮影されたグループ画像のうちで、黒つぶれや白飛びが最小の画像を代表画像としている。
【0021】
請求項11に示すように、請求項10の画像再生方法において、前記一連の画像のうちの黒つぶれの画素数と白飛びの画素数との和が0となる画像が複数存在する場合には、最大の輝度分布の輝度レベルが、カメラが定める自動露出制御の目標レベルに最も近い画像を代表画像とすることを特徴としている。
【0022】
請求項12に示すように、請求項8又は9の画像再生方法において、前記グループ画像は、オートブラケティング撮影によって取得した一連の画像であり、前記ステップ(b) は、前記一連の画像のうちの被写体の明るさに基づいて求めた最適な露出値で撮影された画像を代表画像として決定することを特徴としている。
【0023】
請求項13に示すように、請求項8又は9の画像再生方法において、前記グループ画像は、連写によって取得した一連の画像であり、前記ステップ(b) は、前記一連の画像のうちのブレが最小の画像を代表画像として決定することを特徴としている。
【0024】
請求項14に示すように、請求項7又は8の画像再生方法において、1コマ再生時にグループ画像の代表画像を再生する際に、該再生画像がグループ画像の代表画像であることを示す情報を同時に表示することを特徴としている。これにより、代表画像の再生中にコマ送り等が行われると、その代表画像と同じグループ画像に属する他の画像の再生が飛ばされることが把握できる。
【0025】
請求項15に示すように、請求項7、8又は14の画像再生方法において、前記グループ画像のうちの代表画像が表示されているときに、該グループ画像のうちの代表画像以外の画像の再生を指示する指示入力があると、該代表画像以外の画像の再生を行うことを特徴としている。例えば、通常のコマ送り操作を行う操作と異なるコマ送り操作を行うことで、グループ画像の中で該グループ画像を構成する各画像をそれぞれ再生させる。
【0026】
【発明の実施の形態】
以下添付図面に従って本発明に係るグループ画像の記録方法及び画像再生方法の好ましい実施の形態について詳説する。
【0027】
図1は本発明に係るグループ画像の記録方法及び画像再生方法が適用されるデジタルカメラの背面図である。このデジタルカメラ10の上面には、撮影モード選択ダイヤル11及びシャッターボタン12が設けられている。撮影モード選択ダイヤル11は、回転させることにより、連写/ブラケティングモード、マニュアル撮影モード、オート撮影モード、人物モード、風景モード、及び夜景モードのうちのいずれかの撮影モードを設定できるようになっている。
【0028】
また、撮影モード選択ダイヤル11の中央に設けられたシャッターボタン12は、半押し時にONしてフォーカスロック、測光等の撮影準備を行わせるスイッチS1と、全押し時にONして画像の取り込みを行わせるスイッチS2とを有している。
【0029】
図1に示すようにデジタルカメラ10の背面には、ファインダ13、表示ボタン14、電源スイッチ15、撮影/再生モード選択スイッチ16、バックスイッチ17、メニュー/OKスイッチ18、マルチファンクションの十字キー19、ドットマトリクスの液晶表示器20、及び液晶モニタ21が設けられている。
【0030】
液晶表示器20は、カメラの動作モードや十字キー19の機能等を文字やアイコンで表示する。また、液晶モニタ21は、動画(スルー画像)を表示して電子ビューファインダとして使用できるとともに、撮影した記録前の画像(プレビュー画像)やカメラに装填されたメモリカードから読み出した再生画像等を表示することができる。更に、液晶モニタ21は、撮影可能コマ数や再生コマ番号の表示、マニュアル設定する際のホワイトバランス、画素数、圧縮率、及びシャープネス等をマニュアル設定する際の各種のメニュー等がメニュー/OKスイッチ18や十字キー19の操作に応じて表示される。
【0031】
尚、本発明に係るオートブラケティング撮影モードの設定は、撮影モード選択ダイヤル11によって連写/ブラケティングモードを選択し、更にメニュー/OKスイッチ18や十字キー19の操作によって露出補正量として、±0.5 EV、±1EV等の所望の補正量を選択することによって行われる。また、連写モードの設定は、撮影モード選択ダイヤル11によって連写/ブラケティングモードを選択し、更にメニュー/OKスイッチ18や十字キー19の操作によって露出補正量として、0EVの補正量を選択することによって行われる。
【0032】
図2は図1に示したデジタルカメラ10の内部構成を示すブロック図である。
【0033】
同図において、メインCPU22は、前述した撮影モード選択ダイヤル11、シャッターボタン12、電源スイッチ15、撮影/再生モード選択スイッチ16、バックスイッチ17、メニュー/OKスイッチ18、及び十字キー19等を含む操作スイッチ24からの入力に基づいてデジタルカメラ10内の各回路を統括制御する。また、メインCPU22は、SDRAM(シンクロナス・ダイナミックRAM)26、ROM28、EEPROM30との間で必要なデータの授受が行われる。尚、ROM28には、カメラ制御プログラム等が記録され、EEPROM30には、固体撮像素子の欠陥情報等のカメラ制御に関する各種のパラメータ、データが格納されている。
【0034】
まず、電源スイッチ15が操作されると、CPU22はこれを検出し、カメラ内電源をONにする。また、撮影/再生モード選択スイッチ16によって撮影モードが選択されると、撮影スタンバイ状態にする。
【0035】
上記撮影スタンバイ状態時にシャッターボタン12が押されると、CPU22はこれを検知し、カメラCPU32にコマンドを送る。カメラCPU32は、フォーカス制御、測光、露出制御を行い、光学ユニット34を介して被写体の画像光を固体撮像素子(CCD)36の受光面上に結像させる。CCD36は、受光面に結像された画像光をその光量に応じた量の信号電荷に変換する。このようにして蓄積された信号電荷は、クロック発生回路38から加えられるリードゲートパルスによってシフトレジスタに読み出され、レジスタ転送パルスによって信号電荷に応じた電圧信号として順次読み出される。尚、このCCD36は、蓄積した信号電荷をシャッタゲートパルスによって掃き出すことができ、これにより電荷の蓄積時間(シャッタスピード)を制御する、いわゆる電子シャッタ機能を有している。
【0036】
CCD36から出力された電圧信号は、アナログ処理回路40によって相関二重サンプリングや増幅等のアナログ処理が施された後、各画素ごとのR、G、B信号としてA/D変換器42に加えられる。A/D変換器42は、アナログ処理回路40から順次加えられるR、G、B信号をそれぞれ12ビットのR、G、B信号に変換する。これらのR、G、B信号は、一旦ワークメモリとしてのSDRAM26に格納される。
【0037】
画像信号処理回路44は、上記SDRAM26に格納された12ビットのR、G、Bの生データを読み出し、これらに光源種に応じたデジタルゲインをかけることでホワイトバランス調整を行うとともに、ガンマ(階調特性)処理及びシャープネス処理を行って8ビットのR、G、B信号を生成し、更にYC信号処理して輝度信号Yとクロマ信号Cr、Cb(YC信号)を生成し、そのYC信号を再びSDRAM26に格納する。
【0038】
上記のようにしてSDRAM26に格納されたYC信号は、圧縮・伸長回路46によって所定のフォーマットに圧縮されたのち、インターフェース回路48を介してメモリカード50に記録される。
【0039】
一方、撮影/再生モード選択スイッチ16によって再生モードが選択されると、メモリカード50に記録されている最終コマの画像ファイルがインターフェース回路48を介して読み出される。この読み出された画像ファイルの圧縮データは、圧縮・伸長回路46を介して非圧縮のYC信号に伸長される。
【0040】
伸長されたYC信号は、VRAM52を介してビデオエンコーダ54に加えられ、ここでNTSC方式のカラー複合映像信号に変換され、液晶モニタ21に出力される。これにより、液晶モニタ21にはメモリカード50に記録されている最終コマのコマ画像が表示される。
【0041】
その後、順コマ送りスイッチ(十字キー19の右キー)が押されると、順方向にコマ送りされ、逆コマ送りスイッチ(十字キー19の左キー)が押されると、逆方向にコマ送りされる。そして、コマ送りされたコマ位置の画像ファイルがメモリカード50から読み出され、上記と同様にしてコマ画像が液晶モニタ21に再生される。尚、最終コマのコマ画像が表示されている状態で順方向にコマ送りされると、メモリカード50に記録されている1コマ目の画像ファイルが読み出され、1コマ目のコマ画像が液晶モニタ21に再生される。尚、この画像再生の詳細については後述する。
【0042】
次に、本発明に係るグループ画像の記録方法について説明する。ここで、グループ画像とは、被写体を一定のインターバルで連続的に所定の枚数撮影する連写やオートブラケティング撮影によって得られる一連の画像をいい、以下、オートブラケティング撮影時の処理について説明する。
【0043】
デジタルカメラ10の撮影モードとしてオートブラケティング撮影モードが選択されると、一度のシャッタレリーズで露出を変えて複数の画像(この実施の形態では、3枚の画像)を撮影するオートブラケティング撮影が行われる。
【0044】
即ち、図3に示すようにシャッターボタン12が半押し(スイッチS1がON)されたか否かを判別し(ステップS10)、スイッチS1がONされると、被写体の測光及びフォーカス制御を行う(ステップS12)。続いて、シャッターボタン12が全押し(スイッチS2がON)されたか否かを判別し(ステップS14)、スイッチS2がONされない場合には、スイッチS1がONされているか否かを判別する(ステップS16)。ステップS16でスイッチS1がONされている場合には、ステップS14に戻って引き続きスイッチS2がONされたか否かを判別し、スイッチS1がOFFされると、ステップS10に戻る。
【0045】
ステップS14でスイッチS2がONされると、オートブラケティング撮影を実行する(ステップS18)。
【0046】
ステップS18でのオートブラケティング撮影は、まずステップS12で測光した被写体の明るさに基づいて適正な露出値を決定し、この適正な露出値に対してユーザが予め設定した補正量(例えば、±0.5 EV)に従い、適正な露出値よりも0.5 EVだけ小さい露出値、適正な露出値よりも0.5 EVだけ大きい露出値を決定する。そして、これらの3種類の露出値に基づいて−露出、適正な露出、+露出の順に所定のインターバル(例えば、0.2 秒)で3枚の撮影を行う。尚、撮影順は、カメラによって適正な露出、−露出、+露出の順にしたり、カスタム設定可能なものもある。
【0047】
この3枚分の各画像のR,G,B信号から生成した8ビットのYC信号は、前述したようにSDRAM26(以下、ワークメモリという)に一時記憶され(ステップS20)、これらの画像はそれぞれ液晶モニタ21にプレビュー画像として表示される(ステップS22)。ユーザは、この液晶モニタ21に表示された各画像を見ながら操作スイッチ24を操作してメモリカード50に記録するか否かを指示する。
【0048】
即ち、メニュー/OKスイッチ18が押されたか否かが判別される(ステップS24)。ここで、バックスイッチ17が押されると、ワークメモリに一時記録された画像等のデータはクリアされ(ステップS26)、ステップS10に戻る。一方、メニュー/OKスイッチ18が押されると、オートブラケティング撮影され、ワークメモリに一時記憶された3枚の画像のうちの代表画像を決定する(ステップS28)。
【0049】
次に、オートブラケティング撮影された3枚の画像のうちの代表画像を決定する方法について説明する。
【0050】
ワークメモリに一時記録されたYC信号のうちの輝度信号Yの濃度分布を示すヒストグラムを作成する。図4乃至図7は、それぞれオートブラケティング撮影された3枚の画像の輝度信号Yの濃度分布を示すヒストグラムの4つのパターン1〜4を示すグラフである。
【0051】
上記作成したヒストグラムのうちのレベル0(黒つぶれ)の画素数aと、レベル255(白飛び)の画素数bを求め、これらの画素数a,bの和(a+b)を算出する。そして、(a+b)が少ない順に順位をつけ、最も少ない画像を最適画像(代表画像)とする。尚、一般的に黒つぶれよりも白飛びの方が重要であり、注意を払うことが多いことから、黒つぶれの画素数と白飛びの画素数とで異なる係数を乗算した積和(重み付けに差をつけたアルゴリズム)により、より現実的な順位付けを行うことができる。
【0052】
図4に示すように黒つぶれが発生しているパターン1の場合には、破線で示すヒストグラムを有する3コマ目が代表画像となり、図5に示すように白飛びが発生しているパターン2の場合には、実線で示すヒストグラムを有する1コマ目が代表画像となり、図6に示すように黒つぶれと白飛びが混在しているパターン3の場合には、破線で示すヒストグラムを有する3コマ目が代表画像となる。
【0053】
一方、図7に示すように黒つぶれ又は白飛びのいずれも発生していないパターン4(即ち、a+b=0)の場合には、最も分布が多いレベルの値を比較し、カメラが定める自動露出制御の目標レベルに近いものを代表画像とする。例えば、目標レベルを110 とし、1コマ目の最も分布が多いレベルが 100、2コマ目が112、3コマ目が125とすると、点線で示すヒストグラムを有する2コマ目が代表画像となる。
【0054】
上記のようにして代表画像が決定されると、それぞれワークメモリに一時記憶された各画像のYC信号は、JPEG(Joint Photographic Experts Group)などの圧縮・伸張方式による静止画ファイルとしてメモリカード50に記録するが、ステップS28で決定した代表画像以外の画像の静止画ファイルには、その付属情報(タグ情報)の所定の領域に代表画像でないことを示すフラグを立てる(ステップS30)。
【0055】
図10はオートブラケティング撮影された3枚の画像の静止画ファイルのファイル構造例を示している。同図に示すように、タグ情報の記録領域には、ファイル名、撮影年月日、撮影モード、フラグ等が記録される領域が設けられており、上述したように代表画像以外の画像(図10(A)及び(B)の1枚目及び3枚目)には、フラグ“1”が立てられている。
【0056】
また、図10に示す静止画ファイルには、DCF(Design rule for Camera File system: デジタルカメラの統一記録フォーマット) の命名規則により自動生成されたファイル名が付けられている。また、撮影年月日は、秒単位まで記録され、秒以下は四捨五入されて記録され、更に撮影モードとしては、オートブラケティング・モード、連写モード、マニュアル撮影モード、オート撮影モード、人物モード、風景モード、又は夜景モードなどが記録される。図10に示す例では、撮影モードとしてオートブラケティング・モードが記録されている。また、オートブラケティング・モードや連写モードの場合には、一連の撮影の何コマ目かを示す情報をタグ情報として記録してもよい。
【0057】
尚、この実施の形態では、代表画像以外の画像が記録される静止画ファイルのタグ情報の所定領域にフラグを立てるようにしたが、これに限らず、少なくとも代表画像とそれ以外の画像とが区別できる記録方法であればよく、例えば、代表画像をグループ画像のうちで最初に記録するようにしてもよい。
【0058】
また、この実施の形態では、オートブラケティング撮影によって取得されるグループ画像について説明したが、連写モードでの撮影によって取得されるグループ画像についても同様な記録方法が適用できる。この場合の代表画像は、例えば最もブレの少ない画像をグループ画像の代表画像として決定する。尚、最もブレの少ない画像は、各画像ごとに高周波成分の積算値を求める画像処理を行い、最も積算値が大きくなる画像をブレが最小の画像とすることができる。
【0059】
更に、ユーザがグループ画像をモニタで確認し、ユーザがグループ画像のうちの代表画像を決定し、その指示を与えるようにしてもよい。
【0060】
次に、本発明に係る画像再生方法について説明する。
【0061】
図8は代表画像以外の画像の静止画ファイルにフラグが立てられたグループ画像を含む画像を再生する場合の再生手順を示すフローチャートである。
【0062】
撮影/再生モード選択スイッチ16によって再生モードが選択されると、メモリカード50に記録されている画像が再生される。
【0063】
図8に示すように最後にメモリカード50に記録された最終コマのコマ番号をNとし、再生コマのコマ番号をiとし、再生開始時はi=Nとする(ステップS40)。尚、コマ番号は、第1コマから第Nコマまでの連番とする。
【0064】
コマ番号iの静止画ファイルに代表画像以外の画像を示すフラグが立っているか否かを判別する(ステップS42)。フラグが立っていると判別されると、再生コマのコマ番号iを1だけ減じて(ステップS44)、ステップS42に戻る。
【0065】
一方、フラグが立っていないと判別されると(即ち、コマ番号iの画像が通常の1コマ撮影時に記録された画像か、又はグループ画像のうちの代表画像であると判別されると)、そのコマ番号iの静止画ファイルの画像を再生する(ステップS46)。
【0066】
次に、逆コマ送りスイッチ(十字キー19の左キー)が押されたか否かを判別し(ステップS48)、肯定の場合には、コマ番号iを1だけ減らす(ステップS50)。尚、ステップS46で代表画像が表示されている場合に、ステップS50で求められるコマ番号iは、代表画像が属するグループ画像のうちの最も小さいコマ番号よりも1だけ小さいコマ番号とする。
【0067】
続いて、ステップS50で求めたコマ番号iが0か否かを判別し(ステップS52)、否定の場合にはステップS56に飛び、肯定の場合にはコマ番号iを最終コマのコマ番号Nにする(ステップS54)。
【0068】
ステップS56では、更新されたコマ番号iの画像ファイルにフラグが立っているか否かを判別し、フラグが立っている場合にはステップS50に戻ってコマ番号iを更新し、フラグが立っていない場合には、ステップS46に進み、現在のコマ番号iの画像を再生する。これを繰り返すことにより、メモリカード50に記録された画像は、逆方向にコマ送り再生されるとともに、再生コマがグループ画像に属する場合には代表画像のみが再生される。
【0069】
一方、ステップS48で逆コマ送りスイッチが押されない場合には、順コマ送りスイッチ(十字キー19の右キー)が押されたか否かを判別し(ステップS58)、肯定の場合には、コマ番号iを1だけ増やす(ステップS60)。尚、ステップS46で代表画像が表示されている場合に、ステップS60で求められるコマ番号iは、代表画像が属するグループ画像のうちの最も大きいコマ番号よりも1だけ大きいコマ番号とする。
【0070】
続いて、ステップS60で求めたコマ番号iがN+1か否かを判別し(ステップS62)、否定の場合にはステップS66に飛び、肯定の場合にはコマ番号iを先頭コマのコマ番号1にする(ステップS64)。
【0071】
ステップS66では、更新されたコマ番号iの画像ファイルにフラグが立っているか否かを判別し、フラグが立っている場合にはステップS60に戻ってコマ番号iを更新し、フラグが立っていない場合には、ステップS46に進み、現在のコマ番号iの画像を再生する。これを繰り返すことにより、メモリカード50に記録された画像は、順方向にコマ送り再生されるとともに、再生コマがグループ画像に属する場合には代表画像のみが再生される。
【0072】
逆コマ送りスイッチ又は順コマ送りスイッチが押されない場合には、再生の終了指示があるか否かを判別し(ステップS68)、再生の終了指示がない場合にはステップS46に戻り、再生の終了指示があると、再生を終了させる。
【0073】
次に、グループ画像のうちの代表画像とそれ以外の画像とを識別するための情報が記録されていない場合の画像再生方法について説明する。
【0074】
図9のフローチャートに示すように、まず、メモリカード50に記録された最終コマのコマ番号をNとし、再生コマのコマ番号をiとし、再生開始時はi=Nとする(ステップS70)。
【0075】
続いて、コマ番号iの画像がグループ画像に属するか否かを判別する(ステップS72)。この判別は、例えば、図10に示した静止画ファイルの撮影モードを示すタグ情報が、オートブラケティング又は連写になっているか否かで行うことができる。また、複数組のグループ画像がメモリカード50に連続して記録されている場合があるため、同じグループ画像に属するか、他のグループ画像に属するかの判別も行う必要がある。同じグループ画像か否かは、例えば、静止画ファイルの撮影時刻のタグ情報に基づいて判別することができる。尚、同じグループ画像内の画像について、1、2、3等の連続番号を付すようにすれば、この連続番号からも同じグループであるか否かを判別することができる。
【0076】
ステップS72において、コマ番号iの画像がグループ画像に属すると判別されると、そのグループ画像のうちの代表画像を決定する(ステップS74)。グループ画像がオートブラケティング撮影された一連の画像の場合には、図4乃至図7を用いて説明した方法によって代表画像を決定し、グループ画像が連写された一連の画像の場合には、ブレの最小の画像を代表画像として決定する。
【0077】
一方、ステップS72において、コマ番号iの画像がグループ画像に属さないと判別されると、ステップS76に飛ぶ。
【0078】
ステップS76では、再生する画像がグループ画像に属する場合には、ステップS74で決定した代表画像のみを表示し、グループ画像に属さない場合には、コマ番号iの画像を表示する。
【0079】
次に、逆コマ送りスイッチが押されたか否かを判別し(ステップS78)、肯定の場合には、コマ番号iを1だけ減らす(ステップS80)。尚、ステップS76で代表画像が表示されている場合に、ステップS80で求められるコマ番号iは、代表画像が属するグループ画像のうちの最も小さいコマ番号よりも1だけ小さいコマ番号とする。
【0080】
続いて、ステップS80で求めたコマ番号iが0か否かを判別し(ステップS82)、否定の場合にはステップS72に戻り、肯定の場合にはコマ番号iを最終コマのコマ番号Nにしたのち(ステップS84)、ステップS72に戻る。
【0081】
一方、ステップS78で逆コマ送りスイッチが押されない場合には、順コマ送りスイッチが押されたか否かを判別し(ステップS86)、肯定の場合には、コマ番号iを1だけ増やす(ステップS88)。尚、ステップS76で代表画像が表示されている場合に、ステップS88で求められるコマ番号iは、代表画像が属するグループ画像のうちの最も大きいコマ番号よりも1だけ大きいコマ番号とする。
【0082】
続いて、ステップS88で求めたコマ番号iがN+1か否かを判別し(ステップS90)、否定の場合にはステップS72に戻り、肯定の場合にはコマ番号iを先頭コマのコマ番号1にした後(ステップS92)、ステップS72に戻る。
【0083】
逆コマ送りスイッチ又は順コマ送りスイッチが押されない場合には、再生の終了指示があるか否かを判別し(ステップS94)、再生の終了指示がない場合にはステップS76に戻り、再生の終了指示があると、再生を終了させる。
【0084】
尚、図8及び図9のフローチャートで説明した画像再生方法において、表示されている画像がグループ画像のうちの代表画像である場合には、再生された代表画像の右上に、例えば「B」という識別マークを表示し、通常の1コマ撮影された画像と区別できるようにする。また、代表画像以外の画像を再生した場合には、代表画像が表示されている段階で、十字キー19の下キー又は上キーを押すことで、グループ画像の中で逆コマ送り又は順コマ送り再生させる。
【0085】
また、この実施の形態では、マニュアル操作で1コマずつコマ送り再生する場合について説明したが、所定のインターバルで自動的にコマ送り再生するスライドショー再生を行う場合や、複数コマのサムネイル画像を1画面で表示するマルチ画面再生の場合にもグループ画像については代表画像のみを表示する。
【0086】
更に、オートブラケティング撮影されたグループ画像のうちの代表画像の決定は、この実施の形態に限らず、例えば被写体の明るさに基づいて求めた適正な露出値で撮影した画像を代表画像としてもよい。また、連写されたグループ画像のうちの代表画像の決定も、この実施の形態に限らず、例えば手ブレはシャッターボタンの押下時に発生する場合が多いため、連写された一連の画像のうちの最後の画像を代表画像としてもよい。
【0087】
【発明の効果】
以上説明したように本発明によれば、オートブラケティング撮影や連写などによって所定のインターバルで連続的に撮影して得られるグループ画像を全て記録するとともに、そのグループ画像のうちの最適な画像を代表画像として識別可能に記録することができ、これによりグループ画像のうちから適正な露出の画像やブレの少ない画像等を探す手間を省くことができ、例えば、グループ画像のうちの1枚をプリント注文する際にプリントに最適な画像の選択の目安にしたり、カメラの記録媒体の記憶容量が一杯になったときに削除する画像の目安にすることができる。
【0088】
また、本発明によれば、再生しようとする画像がグループ画像に属する場合にはそのグループ画像のうちの代表画像のみを表示し、代表画像以外の画像の再生を飛ばすことができ、これにより一連の画像が全て再生されるという煩わしさを回避することができるとともに、必要に応じて代表画像以外の画像も再生することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係るグループ画像の記録方法及び画像再生方法が適用されるデジタルカメラの背面図
【図2】前記デジタルカメラの内部構成を示したブロック図
【図3】本発明に係るグループ画像の記録方法の実施の形態を説明するために用いたフローチャート
【図4】オートブラケティング撮影されたグループ画像のうちの代表画像の決定方法を説明するために用いた各画像のヒストグラムを示すグラフ
【図5】オートブラケティング撮影されたグループ画像のうちの代表画像の決定方法を説明するために用いた各画像のヒストグラムを示すグラフ
【図6】オートブラケティング撮影されたグループ画像のうちの代表画像の決定方法を説明するために用いた各画像のヒストグラムを示すグラフ
【図7】オートブラケティング撮影されたグループ画像のうちの代表画像の決定方法を説明するために用いた各画像のヒストグラムを示すグラフ
【図8】本発明に係るグループ画像の再生方法の実施の形態を説明するために用いたフローチャート
【図9】本発明に係るグループ画像の再生方法の他の実施の形態を説明するために用いたフローチャート
【図10】本発明に係るグループ画像の記録方法によって記録されたグループ画像の静止画ファイルの一例を示すファイル構成図
【符号の説明】
10…デジタルカメラ、11…撮影モード選択ダイヤル、12…シャッターボタン、17…バックスイッチ、18…メニュー/OKスイッチ、19…十字キー、21…液晶モニタ、22…メインCPU、26…SDRAM、34…光学ユニット、36…CCD、44…画像信号処理回路、46…圧縮・伸長回路、50…メモリカード
Claims (15)
- 被写体を所定のインターバルで連続的に撮影して得られるグループ画像の記録方法であって、
(a) 前記グループ画像から代表画像を決定するステップと、
(b) 前記決定した代表画像と他の画像とを識別可能に記録媒体に記録するステップと、
を含むことを特徴とするグループ画像の記録方法。 - 前記グループ画像は、オートブラケティング撮影によって取得した一連の画像であり、前記ステップ(a) は、前記一連の画像のうちの黒つぶれの画素数と白飛びの画素数との和、又は黒つぶれの画素数と白飛びの画素数とで異なる係数を乗算した積和が最小となる画像を代表画像として決定することを特徴とする請求項1のグループ画像の記録方法。
- 前記一連の画像のうちの黒つぶれの画素数と白飛びの画素数との和が0となる画像が複数存在する場合には、最大の輝度分布の輝度レベルが、カメラが定める自動露出制御の目標レベルに最も近い画像を代表画像とすることを特徴とする請求項2のグループ画像の記録方法。
- 前記グループ画像は、連写によって取得した一連の画像であり、前記ステップ(a) は、前記一連の画像のうちのブレが最小の画像を代表画像として決定することを特徴とする請求項1のグループ画像の記録方法。
- 前記ステップ(b) は、前記決定した代表画像以外の画像が記録される画像ファイルの付属情報が記録される所定の領域にフラグを立てることを特徴とする請求項1のグループ画像の記録方法。
- 前記ステップ(b) は、前記決定された代表画像をグループ画像のうちで最初に記録することを特徴とする請求項1のグループ画像の記録方法。
- 請求項1乃至6のいずれかに記載のグループ画像の記録方法に適用され、前記記録媒体に記録されたグループ画像を含む画像を再生する画像再生方法であって、
再生しようとする画像がグループ画像に属する場合には、該グループ画像のうちの代表画像のみを再生することを特徴とする画像再生方法。 - 被写体を所定のインターバルで連続的に撮影して得られるグループ画像を含む画像が記録された記録媒体の画像を再生する画像再生方法において、
(a) 再生しようとする画像がグループ画像に属するか否かを判別するステップと、
(b) 再生しようとする画像がグループ画像に属すると判別されると、該グループ画像のうちの代表画像を決定するステップと、
(c) 再生しようとする画像がグループ画像に属すると判別され、かつ該グループ画像のうちの代表画像と決定されたときに該代表画像を再生し、グループ画像のうちの代表画像以外の画像の再生を飛ばすステップと、
を含むことを特徴とする画像再生方法。 - 前記ステップ(a) は、画像が記録された画像ファイルの付属情報に基づいて再生しようとする画像がグループ画像に属するか否かを判別することを特徴とする請求項8の画像再生方法。
- 前記グループ画像は、オートブラケティング撮影によって取得した一連の画像であり、前記ステップ(b) は、前記一連の画像のうちの黒つぶれの画素数と白飛びの画素数との和、又は黒つぶれの画素数と白飛びの画素数とで異なる係数を乗算した積和が最小となる画像を代表画像として決定することを特徴とする請求項8又は9の画像再生方法。
- 前記一連の画像のうちの黒つぶれの画素数と白飛びの画素数との和が0となる画像が複数存在する場合には、最大の輝度分布の輝度レベルが、カメラが定める自動露出制御の目標レベルに最も近い画像を代表画像とすることを特徴とする請求項10の画像再生方法。
- 前記グループ画像は、オートブラケティング撮影によって取得した一連の画像であり、前記ステップ(b) は、前記一連の画像のうちの被写体の明るさに基づいて求めた最適な露出値で撮影された画像を代表画像として決定することを特徴とする請求項8又は9の画像再生方法。
- 前記グループ画像は、連写によって取得した一連の画像であり、前記ステップ(b) は、前記一連の画像のうちのブレが最小の画像を代表画像として決定することを特徴とする請求項8又は9の画像再生方法。
- 1コマ再生時にグループ画像の代表画像を再生する際に、該再生画像がグループ画像の代表画像であることを示す情報を同時に表示することを特徴とする請求項7又は8の画像再生方法。
- 前記グループ画像のうちの代表画像が表示されているときに、該グループ画像のうちの代表画像以外の画像の再生を指示する指示入力があると、該代表画像以外の画像の再生を行うことを特徴とする請求項7、8又は14の画像再生方法。
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