JP2004244315A - 除草剤組成物 - Google Patents
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Abstract
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は作物、特にトウモロコシに対する薬害が軽減された除草剤組成物および除草方法に関するものである。
【0002】
【従来の技術および課題】
現在、トウモロコシ用除草剤として数多くの化合物が実用化されているが、既存の薬剤はトウモロコシに薬害を及ぼすことなく、対象雑草のみを選択的に防除するという要求を必ずしも完全に満たすものではない。
【0003】
化合物(A):
【0004】
【化3】
【0005】
[式中、R1は水素原子またはハロゲン原子を表し、R2はハロゲン原子またはシアノを表し、R3はC1−4アルキルを表し、R4は水素原子、C1−5アシルまたは、R5によって置換されてもよいベンゾイルを表し、R5はハロゲン原子、C1−4アルキルおよびC1−4アルコキシから選ばれる1ないし5個の置換基を基す。]は、特開平3−204865号公報および特開平5−186436号公報記載の化合物で、従来の除草剤に比して低薬量で土壌処理、茎葉処理とも優れた除草効果をあげ、なおかつ、土壌処理においては、ダイズ、トウモロコシ等の作物に対して高い安全性を有するが、播種深度の浅いトウモロコシに土壌処理した場合にはトウモロコシに対して薬害を生じる場合がある。
【0006】
化合物(B)(一般名:フリラゾール/furilazole)、化合物(C)(試験名:LAB−145138)、化合物(D)(試験名:MON−4660)および化合物(E)(一般名:ベノキサコル/benoxacor):
【0007】
【化4】
【0008】
は、ソルガム、トウモロコシおよびコムギ等に使用される除草剤の薬害軽減剤として実用化されているかまたは開発中の化合物であるが、化合物(A)のトウモロコシに対する薬害を軽減する効果についてはこれまで報告されていない。
【0009】
【課題を解決するための手段】
本発明は、下記〔1〕および〔2〕記載の除草剤組成物(以下、本発明組成物と称する。)、並びに〔3〕および〔4〕記載の除草方法(以下、本発明方法と称する。)に関するものである。
【0010】
〔1〕化合物(A):
【0011】
【化5】
【0012】
[式中、R1は水素原子またはハロゲン原子を表し、
R2はハロゲン原子またはシアノを表し、
R3はC1−4アルキルを表し、
R4は水素原子、C1−5アシルまたは、R5によって置換されてもよいベンゾイルを表し、
R5はハロゲン原子、C1−4アルキルおよびC1−4アルコキシから選ばれる1ないし5個の置換基を基す。]、
並びに化合物(B)、化合物(C)、化合物(D)および化合物(E):
【0013】
【化6】
【0014】
の中から選ばれる少なくとも1種の化合物を含有する除草剤組成物。
【0015】
〔2〕上記〔1〕記載の化合物(A)、並びに上記〔1〕記載の化合物(B)、化合物(C)、化合物(D)および化合物(E)の中から選ばれる少なくとも1種の化合物を含有するトウモロコシ用除草剤組成物。
【0016】
〔3〕上記〔1〕記載の化合物(A)、並びに上記〔1〕記載の化合物(B)、化合物(C)、化合物(D)および化合物(E)の中から選ばれる少なくとも1種の化合物を同時に施用する除草方法。
【0017】
〔4〕上記〔1〕記載の化合物(A)、並びに上記〔1〕記載の化合物(B)、化合物(C)、化合物(D)および化合物(E)の中から選ばれる少なくとも1種の化合物を同時に施用するトウモロコシ畑の除草方法。
【0018】
本発明によれば、除草剤の有効成分である化合物(A)に起因する作物、特にトウモロコシへの薬害が、化合物(B)、化合物(C)、化合物(D)および化合物(E)により軽減され、かつ各種雑草に対する除草効果が低下せず、本発明の実用場面での有用性は極めて高い。
【0019】
【発明の実施の形態】
本発明で用いる化合物(A)のR1としては、水素原子、フッ素原子、塩素原子、臭素原子およびヨウ素原子があげられる。
【0020】
R2としては、フッ素原子、塩素原子、臭素原子、ヨウ素原子およびシアノがあげられる。
【0021】
R3としては、メチル、エチル、プロピル、イソプロピル、ブチル、セカンダリーブチルおよびターシャリーブチルがあげられる。
【0022】
R4としては、水素原子、ホルミル、アセチル、プロピオニル、ブチリル、イソブチリル、バレリル、イソバレリル、ピバロイルおよびR5で置換されてもよいベンゾイルがあげられる。
【0023】
R5としては、フッ素原子、塩素原子、臭素原子、ヨウ素原子、メチル、エチル、プロピル、イソプロピル、ブチル、セカンダリーブチル、ターシャリーブチル、メトキシ、エトキシ、プロポキシ、イソプロポキシ、ブトキシ、セカンダリーブトキシおよびターシャリーブトキシがあげられる。
【0024】
化合物(A)の中で好ましいものとして、以下の化合物があげられる。但し、用いた略号は、以下の意味を表す。
【0025】
H:水素原子、F:フッ素原子、Cl:塩素原子、Et:エチル、Me:メチル、CN:シアノ、COBut:ピバロイル、COPhOMe−4:4−メトキシベンゾイル
【0026】
化合物(A1):R1=F、R2=Cl、R3=Et、R4=H
化合物(A2):R1=F、R2=CN、R3=Me、R4=H
化合物(A3):R1=F、R2=CN、R3=Et、R4=COBut
化合物(A4):R1=F、R2=Cl、R3=Et、R4=COPh OMe−4
【0027】
化合物(A)と、これと同時に施用する化合物(B)、化合物(C)、化合物(D)および化合物(E)の中から選ばれる少なくとも1種の化合物との好ましい組み合わせとしては、化合物(A1)/化合物(B)、化合物(A1)/化合物(C)、化合物(A1)/化合物(D)、化合物(A1)/化合物(E)、化合物(A2)/化合物(B)、化合物(A2)/化合物(C)、化合物(A2)/化合物(D)、化合物(A2)/化合物(E)、化合物(A3)/化合物(B)、化合物(A3)/化合物(C)、化合物(A3)/化合物(D)、化合物(A3)/化合物(E)、化合物(A4)/化合物(B)、化合物(A4)/化合物(C)、化合物(A4)/化合物(D)および化合物(A4)/化合物(E)である。
【0028】
本発明では、化合物(A)1重量部当たり、化合物(B)、化合物(C)、化合物(D)および化合物(E)の中から選ばれる少なくとも1種の化合物を通常0.001−100重量部、好ましくは0.01−10重量部施用する。
【0029】
化合物(A)の施用量は、通常0.01−10 kg/ha、好ましくは0.03−3 kg/haである。化合物(B)、化合物(C)、化合物(D)および化合物(E)の中から選ばれる少なくとも1種の化合物の施用量は、通常0.001−10 kg/ha、好ましくは0.003−3 kg/haである。
【0030】
本発明では、化合物(A)、並びに化合物(B)、化合物(C)、化合物(D)および化合物(E)の中から選ばれる少なくとも1種は、各々個別に施用することも、混合組成物として施用することもできる。各々個別に施用する場合は、全く同時に施用しても、時間的に近接していれば別々に処理してもよく、いずれの場合も本発明方法に含まれる。
【0031】
本発明組成物は、通常適当な固体担体又は液体担体と混合し、更に所望により界面活性剤、浸透剤、展着剤、増粘剤、凍結防止剤、結合剤、固結防止剤、崩壊剤、消泡剤、防腐剤および分解防止剤等を添加して、液剤、乳剤、水和剤、水溶剤、顆粒水和剤、顆粒水溶剤、懸濁剤、乳濁剤、サスポエマルジョン、マイクロエマルジョン、粉剤、粒剤およびゲル剤等任意の剤型の製剤にて実用に供することができる。また、省力化および安全性向上の観点から、上記任意の剤型の製剤を水溶性包装体に封入して供することもできる。なお必要に応じて、製剤または散布時に複数の他の除草剤、殺虫剤、殺菌剤、植物生長調整剤、肥料等と混合使用することも可能である。
【0032】
固体担体としては、例えば石英、カオリナイト、パイロフィライト、セリサイト、タルク、ベントナイト、酸性白土、アタパルジャイト、ゼオライトおよび珪藻土等の天然鉱物質類、炭酸カルシウム、硫酸アンモニウム、硫酸ナトリウムおよび塩化カリウム等の無機塩類、合成珪酸ならびに合成珪酸塩が挙げられる。
【0033】
液体担体としては、例えばエチレングリコール、プロピレングリコールおよびイソプロパノール等のアルコール類、キシレン、アルキルベンゼンおよびアルキルナフタレン等の芳香族炭化水素類、ブチルセロソルブ等のエーテル類、シクロヘキサノン等のケトン類、γ−ブチロラクトン等のエステル類、N−メチルピロリドンおよびN−オクチルピロリドン等の酸アミド類、大豆油、ナタネ油、綿実油およびヒマシ油等の植物油ならびに水が挙げられる。
【0034】
これら固体および液体担体は、単独で用いても2種以上を併用してもよい。
【0035】
界面活性剤としては、例えばポリオキシエチレンアルキルエーテル、ポリオキシエチレンアルキルアリールエーテル、ポリオキシエチレンスチリルフェニルエーテル、ポリオキシエチレンポリオキシプロピレンブロックコポリマー、ポリオキシエチレン脂肪酸エステル、ソルビタン脂肪酸エステルおよびポリオキシエチレンソルビタン脂肪酸エステル等のノニオン性界面活性剤、アルキル硫酸塩、アルキルベンゼンスルホン酸塩、リグニンスルホン酸塩、アルキルスルホコハク酸塩、ナフタレンスルホン酸塩、アルキルナフタレンスルホン酸塩、ナフタレンスルホン酸のホルマリン縮合物の塩、アルキルナフタレンスルホン酸のホルマリン縮合物の塩、ポリオキシエチレンアルキルアリールエーテル硫酸および燐酸塩、ポリオキシエチレンスチリルフェニルエーテル硫酸および燐酸塩、ポリカルボン酸塩およびポリスチレンスルホン酸塩等のアニオン性界面活性剤、アルキルアミン塩およびアルキル4級アンモニウム塩等のカチオン性界面活性剤ならびにアミノ酸型およびベタイン型等の両性界面活性剤が挙げられる。
【0036】
これら界面活性剤の含有量は、特に限定されるものではないが、本発明の製剤100重量部に対し、通常0.05〜20重量部の範囲が望ましい。また、これら界面活性剤は、単独で用いても2種以上を併用してもよい。
【0037】
この際、同時に複数の他の除草剤、殺虫剤、殺菌剤、植物生長調整剤および肥料等と混合使用することも可能である。特に他の除草剤の1種以上を配合することにより、殺草スペクトラムを広げることが可能となり、本発明の効果をより安定なものとすることができる。
【0038】
次に本発明組成物を用いる場合の製剤の配合例を示す。但し本発明の配合例は、これらのみに限定されるものではない。なお、以下の配合例において「部」は重量部を意味する。
【0039】
〔水和剤〕
化合物(A)+(B) 5−80部
固体担体 10−85部
界面活性剤 1−10部
その他 1−5部
その他として、例えば固結防止剤などがあげられる。
【0040】
〔乳剤〕
化合物(A)+(B) 1−30部
液体担体 30−95部
界面活性剤 5−15部
その他として、例えば展着剤、分解防止剤等が挙げられる。
【0041】
〔フロアブル剤〕
化合物(A)+(B) 5−70部
液体担体 15−65部
界面活性剤 5−12部
その他 5−30部
その他として、例えば凍結防止剤、増粘剤等があげられる。
【0042】
〔顆粒水和剤(ドライフロアブル剤)〕
化合物(A)+(B) 0.1−90部
固体担体 0−98.9部
界面活性剤 1−20部
その他 0−10部
その他として、例えば結合剤、分解防止剤等があげられる。
【0043】
以下に本発明の除草剤組成物をさらに具体的に説明するが、本発明は以下の配合例のみに限定されるものではない。なお、「部」は全て重量部を意味する。
【0044】
〔配合例1〕 フロアブル
化合物(A4) 12部
化合物(B) 12部
アグリゾール S−711 8部
(非イオン性界面活性剤:花王(株)商品名)
ルノックス 1000C 0.5部
(アニオン性界面活性剤:東邦化学工業(株)商品名)
1%ロドポール水 20部
(増粘剤:ローヌプーラン社商品名)
エチレングリコール 8部
(凍結防止剤)
水 37.5部
以上を均一に混合した後、湿式粉砕してフロアブル剤とする。
【0045】
〔配合例2〕 フロアブル
化合物(A4) 12部
化合物(C) 12部
アグリゾール S−711 8部
(非イオン性界面活性剤:花王(株)商品名)
ルノックス 1000C 0.5部
(アニオン性界面活性剤:東邦化学工業(株)商品名)
1%ロドポール水 20部
(増粘剤:ローヌプーラン社商品名)
エチレングリコール 8部
(凍結防止剤)
水 37.5部
以上を均一に混合した後、湿式粉砕してフロアブル剤とする。
【0046】
〔配合例3〕 フロアブル
化合物(A4) 12部
化合物(D) 12部
アグリゾール S−711 8部
(非イオン性界面活性剤:花王(株)商品名)
ルノックス 1000C 0.5部
(アニオン性界面活性剤:東邦化学工業(株)商品名)
1%ロドポール水 20部
(増粘剤:ローヌプーラン社商品名)
エチレングリコール 8部
(凍結防止剤)
水 37.5部
以上を均一に混合した後、湿式粉砕してフロアブル剤とする。
【0047】
〔配合例4〕 フロアブル
化合物(A4) 12部
化合物(E) 12部
アグリゾール S−711 8部
(非イオン性界面活性剤:花王(株)商品名)
ルノックス 1000C 0.5部
(アニオン性界面活性剤:東邦化学工業(株)商品名)
1%ロドポール水 20部
(増粘剤:ローヌプーラン社商品名)
エチレングリコール 8部
(凍結防止剤)
水 37.5部
以上を均一に混合した後、湿式粉砕してフロアブル剤とする。
【0048】
〔配合例5〕 顆粒水和剤
化合物(A4) 30部
化合物(B) 30部
ハイテノールNE−15 15部
(アニオン性界面活性剤:第一工業製薬(株)商品名)
バニレックスN 10部
(アニオン性界面活性剤:日本製紙(株)商品名)
カープレックス#80D 10部
(合成含水珪酸:塩野義製薬(株)商品名)
パイロフィライト 10部
以上を均一に混合粉砕した後、少量の水を加えて攪拌混合捏和し、押出式造粒機で造粒し、乾燥して顆粒水和剤とする。
【0049】
〔配合例6〕 顆粒水和剤
化合物(A4) 30部
化合物(C) 30部
ハイテノールNE−15 15部
(アニオン性界面活性剤:第一工業製薬(株)商品名)
バニレックスN 10部
(アニオン性界面活性剤:日本製紙(株)商品名)
カープレックス#80D 10部
(合成含水珪酸:塩野義製薬(株)商品名)
パイロフィライト 10部
以上を均一に混合粉砕した後、少量の水を加えて攪拌混合捏和し、押出式造粒機で造粒し、乾燥して顆粒水和剤とする。
【0050】
〔配合例7〕 顆粒水和剤
化合物(A4) 30部
化合物(E) 30部
ハイテノールNE−15 15部
(アニオン性界面活性剤:第一工業製薬(株)商品名)
バニレックスN 10部
(アニオン性界面活性剤:日本製紙(株)商品名)
カープレックス#80D 10部
(合成含水珪酸:塩野義製薬(株)商品名)
パイロフィライト 10部
以上を均一に混合粉砕した後、少量の水を加えて攪拌混合捏和し、押出式造 粒機で造粒し、乾燥して顆粒水和剤とする。
【0051】
〔配合例8〕 水和剤
化合物(A4) 30部
化合物(B) 30部
パイロフィライト 34部
ソルポール5039 4部
(非イオン性界面活性剤とアニオン性界面活性剤との混合物:東邦化学工業(株)商品名)
カープレックス#80D 2部
(合成含水珪酸:塩野義製薬(株)商品名)
以上を均一に混合粉砕して水和剤とする。
【0052】
【実施例】
本発明組成物の除草剤としての有用性を、以下の試験例において具体的に説明する。
【0053】
〔試験例1〕 浅植えのトウモロコシに対する薬害試験
内径約11cm、深さ10cmの円筒形ポットに殺菌した畑地土壌を入れ、トウモロコシの種子3粒をスポット状に深さ1cmに播種した。播種当日に、前記配合例に準じて適宜調製された水和剤を水で希釈して、小型スプレーにて10リットル/aの散布水量で散布した。薬液散布17日後に地上部生体重を測定し、無処理区と比較した。結果を第1表に示す。
【0054】
【表1】
【0055】
【表2】
【0056】
〔試験例2〕 土壌処理における除草効果試験
縦30cm、横30cm、深さ10cmのプラスチック製箱に殺菌した畑地土壌を入れ、イチビ、シロザ、アオビユ、ブタクサの種子をスポット状に播き、0.5cm覆土した。播種当日に、前記配合例に準じて適宜調製された水和剤を水で希釈して、小型スプレーにて10リットル/aの散布水量で散布した。薬液散布4週間後に地上部生体重を測定し、無処理区と比較した。結果を第2表に示す。
【0057】
【表3】
【0058】
【表4】
【0059】
以上の結果から明らかな様に、(A1)、(A2)、(A3)および(A4)の浅植えのトウモロコシに対する薬害は、化合物(B)、化合物(C)、化合物(D)および化合物(E)によってそれぞれ顕著に軽減されたが、(A1)、(A2)、(A3)および(A4)の除草効果を減少させることはなかった。
【発明の属する技術分野】
本発明は作物、特にトウモロコシに対する薬害が軽減された除草剤組成物および除草方法に関するものである。
【0002】
【従来の技術および課題】
現在、トウモロコシ用除草剤として数多くの化合物が実用化されているが、既存の薬剤はトウモロコシに薬害を及ぼすことなく、対象雑草のみを選択的に防除するという要求を必ずしも完全に満たすものではない。
【0003】
化合物(A):
【0004】
【化3】
【0005】
[式中、R1は水素原子またはハロゲン原子を表し、R2はハロゲン原子またはシアノを表し、R3はC1−4アルキルを表し、R4は水素原子、C1−5アシルまたは、R5によって置換されてもよいベンゾイルを表し、R5はハロゲン原子、C1−4アルキルおよびC1−4アルコキシから選ばれる1ないし5個の置換基を基す。]は、特開平3−204865号公報および特開平5−186436号公報記載の化合物で、従来の除草剤に比して低薬量で土壌処理、茎葉処理とも優れた除草効果をあげ、なおかつ、土壌処理においては、ダイズ、トウモロコシ等の作物に対して高い安全性を有するが、播種深度の浅いトウモロコシに土壌処理した場合にはトウモロコシに対して薬害を生じる場合がある。
【0006】
化合物(B)(一般名:フリラゾール/furilazole)、化合物(C)(試験名:LAB−145138)、化合物(D)(試験名:MON−4660)および化合物(E)(一般名:ベノキサコル/benoxacor):
【0007】
【化4】
【0008】
は、ソルガム、トウモロコシおよびコムギ等に使用される除草剤の薬害軽減剤として実用化されているかまたは開発中の化合物であるが、化合物(A)のトウモロコシに対する薬害を軽減する効果についてはこれまで報告されていない。
【0009】
【課題を解決するための手段】
本発明は、下記〔1〕および〔2〕記載の除草剤組成物(以下、本発明組成物と称する。)、並びに〔3〕および〔4〕記載の除草方法(以下、本発明方法と称する。)に関するものである。
【0010】
〔1〕化合物(A):
【0011】
【化5】
【0012】
[式中、R1は水素原子またはハロゲン原子を表し、
R2はハロゲン原子またはシアノを表し、
R3はC1−4アルキルを表し、
R4は水素原子、C1−5アシルまたは、R5によって置換されてもよいベンゾイルを表し、
R5はハロゲン原子、C1−4アルキルおよびC1−4アルコキシから選ばれる1ないし5個の置換基を基す。]、
並びに化合物(B)、化合物(C)、化合物(D)および化合物(E):
【0013】
【化6】
【0014】
の中から選ばれる少なくとも1種の化合物を含有する除草剤組成物。
【0015】
〔2〕上記〔1〕記載の化合物(A)、並びに上記〔1〕記載の化合物(B)、化合物(C)、化合物(D)および化合物(E)の中から選ばれる少なくとも1種の化合物を含有するトウモロコシ用除草剤組成物。
【0016】
〔3〕上記〔1〕記載の化合物(A)、並びに上記〔1〕記載の化合物(B)、化合物(C)、化合物(D)および化合物(E)の中から選ばれる少なくとも1種の化合物を同時に施用する除草方法。
【0017】
〔4〕上記〔1〕記載の化合物(A)、並びに上記〔1〕記載の化合物(B)、化合物(C)、化合物(D)および化合物(E)の中から選ばれる少なくとも1種の化合物を同時に施用するトウモロコシ畑の除草方法。
【0018】
本発明によれば、除草剤の有効成分である化合物(A)に起因する作物、特にトウモロコシへの薬害が、化合物(B)、化合物(C)、化合物(D)および化合物(E)により軽減され、かつ各種雑草に対する除草効果が低下せず、本発明の実用場面での有用性は極めて高い。
【0019】
【発明の実施の形態】
本発明で用いる化合物(A)のR1としては、水素原子、フッ素原子、塩素原子、臭素原子およびヨウ素原子があげられる。
【0020】
R2としては、フッ素原子、塩素原子、臭素原子、ヨウ素原子およびシアノがあげられる。
【0021】
R3としては、メチル、エチル、プロピル、イソプロピル、ブチル、セカンダリーブチルおよびターシャリーブチルがあげられる。
【0022】
R4としては、水素原子、ホルミル、アセチル、プロピオニル、ブチリル、イソブチリル、バレリル、イソバレリル、ピバロイルおよびR5で置換されてもよいベンゾイルがあげられる。
【0023】
R5としては、フッ素原子、塩素原子、臭素原子、ヨウ素原子、メチル、エチル、プロピル、イソプロピル、ブチル、セカンダリーブチル、ターシャリーブチル、メトキシ、エトキシ、プロポキシ、イソプロポキシ、ブトキシ、セカンダリーブトキシおよびターシャリーブトキシがあげられる。
【0024】
化合物(A)の中で好ましいものとして、以下の化合物があげられる。但し、用いた略号は、以下の意味を表す。
【0025】
H:水素原子、F:フッ素原子、Cl:塩素原子、Et:エチル、Me:メチル、CN:シアノ、COBut:ピバロイル、COPhOMe−4:4−メトキシベンゾイル
【0026】
化合物(A1):R1=F、R2=Cl、R3=Et、R4=H
化合物(A2):R1=F、R2=CN、R3=Me、R4=H
化合物(A3):R1=F、R2=CN、R3=Et、R4=COBut
化合物(A4):R1=F、R2=Cl、R3=Et、R4=COPh OMe−4
【0027】
化合物(A)と、これと同時に施用する化合物(B)、化合物(C)、化合物(D)および化合物(E)の中から選ばれる少なくとも1種の化合物との好ましい組み合わせとしては、化合物(A1)/化合物(B)、化合物(A1)/化合物(C)、化合物(A1)/化合物(D)、化合物(A1)/化合物(E)、化合物(A2)/化合物(B)、化合物(A2)/化合物(C)、化合物(A2)/化合物(D)、化合物(A2)/化合物(E)、化合物(A3)/化合物(B)、化合物(A3)/化合物(C)、化合物(A3)/化合物(D)、化合物(A3)/化合物(E)、化合物(A4)/化合物(B)、化合物(A4)/化合物(C)、化合物(A4)/化合物(D)および化合物(A4)/化合物(E)である。
【0028】
本発明では、化合物(A)1重量部当たり、化合物(B)、化合物(C)、化合物(D)および化合物(E)の中から選ばれる少なくとも1種の化合物を通常0.001−100重量部、好ましくは0.01−10重量部施用する。
【0029】
化合物(A)の施用量は、通常0.01−10 kg/ha、好ましくは0.03−3 kg/haである。化合物(B)、化合物(C)、化合物(D)および化合物(E)の中から選ばれる少なくとも1種の化合物の施用量は、通常0.001−10 kg/ha、好ましくは0.003−3 kg/haである。
【0030】
本発明では、化合物(A)、並びに化合物(B)、化合物(C)、化合物(D)および化合物(E)の中から選ばれる少なくとも1種は、各々個別に施用することも、混合組成物として施用することもできる。各々個別に施用する場合は、全く同時に施用しても、時間的に近接していれば別々に処理してもよく、いずれの場合も本発明方法に含まれる。
【0031】
本発明組成物は、通常適当な固体担体又は液体担体と混合し、更に所望により界面活性剤、浸透剤、展着剤、増粘剤、凍結防止剤、結合剤、固結防止剤、崩壊剤、消泡剤、防腐剤および分解防止剤等を添加して、液剤、乳剤、水和剤、水溶剤、顆粒水和剤、顆粒水溶剤、懸濁剤、乳濁剤、サスポエマルジョン、マイクロエマルジョン、粉剤、粒剤およびゲル剤等任意の剤型の製剤にて実用に供することができる。また、省力化および安全性向上の観点から、上記任意の剤型の製剤を水溶性包装体に封入して供することもできる。なお必要に応じて、製剤または散布時に複数の他の除草剤、殺虫剤、殺菌剤、植物生長調整剤、肥料等と混合使用することも可能である。
【0032】
固体担体としては、例えば石英、カオリナイト、パイロフィライト、セリサイト、タルク、ベントナイト、酸性白土、アタパルジャイト、ゼオライトおよび珪藻土等の天然鉱物質類、炭酸カルシウム、硫酸アンモニウム、硫酸ナトリウムおよび塩化カリウム等の無機塩類、合成珪酸ならびに合成珪酸塩が挙げられる。
【0033】
液体担体としては、例えばエチレングリコール、プロピレングリコールおよびイソプロパノール等のアルコール類、キシレン、アルキルベンゼンおよびアルキルナフタレン等の芳香族炭化水素類、ブチルセロソルブ等のエーテル類、シクロヘキサノン等のケトン類、γ−ブチロラクトン等のエステル類、N−メチルピロリドンおよびN−オクチルピロリドン等の酸アミド類、大豆油、ナタネ油、綿実油およびヒマシ油等の植物油ならびに水が挙げられる。
【0034】
これら固体および液体担体は、単独で用いても2種以上を併用してもよい。
【0035】
界面活性剤としては、例えばポリオキシエチレンアルキルエーテル、ポリオキシエチレンアルキルアリールエーテル、ポリオキシエチレンスチリルフェニルエーテル、ポリオキシエチレンポリオキシプロピレンブロックコポリマー、ポリオキシエチレン脂肪酸エステル、ソルビタン脂肪酸エステルおよびポリオキシエチレンソルビタン脂肪酸エステル等のノニオン性界面活性剤、アルキル硫酸塩、アルキルベンゼンスルホン酸塩、リグニンスルホン酸塩、アルキルスルホコハク酸塩、ナフタレンスルホン酸塩、アルキルナフタレンスルホン酸塩、ナフタレンスルホン酸のホルマリン縮合物の塩、アルキルナフタレンスルホン酸のホルマリン縮合物の塩、ポリオキシエチレンアルキルアリールエーテル硫酸および燐酸塩、ポリオキシエチレンスチリルフェニルエーテル硫酸および燐酸塩、ポリカルボン酸塩およびポリスチレンスルホン酸塩等のアニオン性界面活性剤、アルキルアミン塩およびアルキル4級アンモニウム塩等のカチオン性界面活性剤ならびにアミノ酸型およびベタイン型等の両性界面活性剤が挙げられる。
【0036】
これら界面活性剤の含有量は、特に限定されるものではないが、本発明の製剤100重量部に対し、通常0.05〜20重量部の範囲が望ましい。また、これら界面活性剤は、単独で用いても2種以上を併用してもよい。
【0037】
この際、同時に複数の他の除草剤、殺虫剤、殺菌剤、植物生長調整剤および肥料等と混合使用することも可能である。特に他の除草剤の1種以上を配合することにより、殺草スペクトラムを広げることが可能となり、本発明の効果をより安定なものとすることができる。
【0038】
次に本発明組成物を用いる場合の製剤の配合例を示す。但し本発明の配合例は、これらのみに限定されるものではない。なお、以下の配合例において「部」は重量部を意味する。
【0039】
〔水和剤〕
化合物(A)+(B) 5−80部
固体担体 10−85部
界面活性剤 1−10部
その他 1−5部
その他として、例えば固結防止剤などがあげられる。
【0040】
〔乳剤〕
化合物(A)+(B) 1−30部
液体担体 30−95部
界面活性剤 5−15部
その他として、例えば展着剤、分解防止剤等が挙げられる。
【0041】
〔フロアブル剤〕
化合物(A)+(B) 5−70部
液体担体 15−65部
界面活性剤 5−12部
その他 5−30部
その他として、例えば凍結防止剤、増粘剤等があげられる。
【0042】
〔顆粒水和剤(ドライフロアブル剤)〕
化合物(A)+(B) 0.1−90部
固体担体 0−98.9部
界面活性剤 1−20部
その他 0−10部
その他として、例えば結合剤、分解防止剤等があげられる。
【0043】
以下に本発明の除草剤組成物をさらに具体的に説明するが、本発明は以下の配合例のみに限定されるものではない。なお、「部」は全て重量部を意味する。
【0044】
〔配合例1〕 フロアブル
化合物(A4) 12部
化合物(B) 12部
アグリゾール S−711 8部
(非イオン性界面活性剤:花王(株)商品名)
ルノックス 1000C 0.5部
(アニオン性界面活性剤:東邦化学工業(株)商品名)
1%ロドポール水 20部
(増粘剤:ローヌプーラン社商品名)
エチレングリコール 8部
(凍結防止剤)
水 37.5部
以上を均一に混合した後、湿式粉砕してフロアブル剤とする。
【0045】
〔配合例2〕 フロアブル
化合物(A4) 12部
化合物(C) 12部
アグリゾール S−711 8部
(非イオン性界面活性剤:花王(株)商品名)
ルノックス 1000C 0.5部
(アニオン性界面活性剤:東邦化学工業(株)商品名)
1%ロドポール水 20部
(増粘剤:ローヌプーラン社商品名)
エチレングリコール 8部
(凍結防止剤)
水 37.5部
以上を均一に混合した後、湿式粉砕してフロアブル剤とする。
【0046】
〔配合例3〕 フロアブル
化合物(A4) 12部
化合物(D) 12部
アグリゾール S−711 8部
(非イオン性界面活性剤:花王(株)商品名)
ルノックス 1000C 0.5部
(アニオン性界面活性剤:東邦化学工業(株)商品名)
1%ロドポール水 20部
(増粘剤:ローヌプーラン社商品名)
エチレングリコール 8部
(凍結防止剤)
水 37.5部
以上を均一に混合した後、湿式粉砕してフロアブル剤とする。
【0047】
〔配合例4〕 フロアブル
化合物(A4) 12部
化合物(E) 12部
アグリゾール S−711 8部
(非イオン性界面活性剤:花王(株)商品名)
ルノックス 1000C 0.5部
(アニオン性界面活性剤:東邦化学工業(株)商品名)
1%ロドポール水 20部
(増粘剤:ローヌプーラン社商品名)
エチレングリコール 8部
(凍結防止剤)
水 37.5部
以上を均一に混合した後、湿式粉砕してフロアブル剤とする。
【0048】
〔配合例5〕 顆粒水和剤
化合物(A4) 30部
化合物(B) 30部
ハイテノールNE−15 15部
(アニオン性界面活性剤:第一工業製薬(株)商品名)
バニレックスN 10部
(アニオン性界面活性剤:日本製紙(株)商品名)
カープレックス#80D 10部
(合成含水珪酸:塩野義製薬(株)商品名)
パイロフィライト 10部
以上を均一に混合粉砕した後、少量の水を加えて攪拌混合捏和し、押出式造粒機で造粒し、乾燥して顆粒水和剤とする。
【0049】
〔配合例6〕 顆粒水和剤
化合物(A4) 30部
化合物(C) 30部
ハイテノールNE−15 15部
(アニオン性界面活性剤:第一工業製薬(株)商品名)
バニレックスN 10部
(アニオン性界面活性剤:日本製紙(株)商品名)
カープレックス#80D 10部
(合成含水珪酸:塩野義製薬(株)商品名)
パイロフィライト 10部
以上を均一に混合粉砕した後、少量の水を加えて攪拌混合捏和し、押出式造粒機で造粒し、乾燥して顆粒水和剤とする。
【0050】
〔配合例7〕 顆粒水和剤
化合物(A4) 30部
化合物(E) 30部
ハイテノールNE−15 15部
(アニオン性界面活性剤:第一工業製薬(株)商品名)
バニレックスN 10部
(アニオン性界面活性剤:日本製紙(株)商品名)
カープレックス#80D 10部
(合成含水珪酸:塩野義製薬(株)商品名)
パイロフィライト 10部
以上を均一に混合粉砕した後、少量の水を加えて攪拌混合捏和し、押出式造 粒機で造粒し、乾燥して顆粒水和剤とする。
【0051】
〔配合例8〕 水和剤
化合物(A4) 30部
化合物(B) 30部
パイロフィライト 34部
ソルポール5039 4部
(非イオン性界面活性剤とアニオン性界面活性剤との混合物:東邦化学工業(株)商品名)
カープレックス#80D 2部
(合成含水珪酸:塩野義製薬(株)商品名)
以上を均一に混合粉砕して水和剤とする。
【0052】
【実施例】
本発明組成物の除草剤としての有用性を、以下の試験例において具体的に説明する。
【0053】
〔試験例1〕 浅植えのトウモロコシに対する薬害試験
内径約11cm、深さ10cmの円筒形ポットに殺菌した畑地土壌を入れ、トウモロコシの種子3粒をスポット状に深さ1cmに播種した。播種当日に、前記配合例に準じて適宜調製された水和剤を水で希釈して、小型スプレーにて10リットル/aの散布水量で散布した。薬液散布17日後に地上部生体重を測定し、無処理区と比較した。結果を第1表に示す。
【0054】
【表1】
【0055】
【表2】
【0056】
〔試験例2〕 土壌処理における除草効果試験
縦30cm、横30cm、深さ10cmのプラスチック製箱に殺菌した畑地土壌を入れ、イチビ、シロザ、アオビユ、ブタクサの種子をスポット状に播き、0.5cm覆土した。播種当日に、前記配合例に準じて適宜調製された水和剤を水で希釈して、小型スプレーにて10リットル/aの散布水量で散布した。薬液散布4週間後に地上部生体重を測定し、無処理区と比較した。結果を第2表に示す。
【0057】
【表3】
【0058】
【表4】
【0059】
以上の結果から明らかな様に、(A1)、(A2)、(A3)および(A4)の浅植えのトウモロコシに対する薬害は、化合物(B)、化合物(C)、化合物(D)および化合物(E)によってそれぞれ顕著に軽減されたが、(A1)、(A2)、(A3)および(A4)の除草効果を減少させることはなかった。
Claims (4)
- 請求項1記載の化合物(A)、並びに請求項1記載の化合物(B)、化合物(C)、化合物(D)および化合物(E)の中から選ばれる少なくとも1種の化合物を含有するトウモロコシ用除草剤組成物。
- 請求項1記載の化合物(A)、並びに請求項1記載の化合物(B)、化合物(C)、化合物(D)および化合物(E)の中から選ばれる少なくとも1種の化合物を同時に施用する除草方法。
- 請求項1記載の化合物(A)、並びに請求項1記載の化合物(B)、化合物(C)、化合物(D)および化合物(E)の中から選ばれる少なくとも1種の化合物を同時に施用するトウモロコシ畑の除草方法。
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