JP2004242260A - 撮像装置 - Google Patents
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Abstract
【課題】ユーザの誤操作を防止し、再書き込み不可能な記録媒体を有効に使用可能とする。
【解決手段】本発明によれば、撮像手段と、装着されたメモリカードに対して前記撮像手段により得られた画像データを記録するカードインターフェイスと、同一のアドレスに対して複数回データの書き込みが可能な第1のメモリカードと、同一のアドレスに対して1回のみデータの書き込みが可能な第2のメモリカードのうち、何れのメモリカードが装着されたのかを案別する判別手段と、前記判別手段の判別結果に従い実行可能な機能を変更する制御手段とを備える構成とした。
【選択図】 図2
【解決手段】本発明によれば、撮像手段と、装着されたメモリカードに対して前記撮像手段により得られた画像データを記録するカードインターフェイスと、同一のアドレスに対して複数回データの書き込みが可能な第1のメモリカードと、同一のアドレスに対して1回のみデータの書き込みが可能な第2のメモリカードのうち、何れのメモリカードが装着されたのかを案別する判別手段と、前記判別手段の判別結果に従い実行可能な機能を変更する制御手段とを備える構成とした。
【選択図】 図2
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は撮像装置に関し、特に異なる種類のメモリカードに対して撮影した画像データを記録する装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
従来、画像を撮影してデジタル信号として記録再生するデジタルカメラが知られている。デジタルカメラでは、記録媒体として再書き込み可能なフラッシュメモリなどのメモリカードを用いており、撮影後ユーザが気に入らない画像を消去したり、記録媒体内の全ての画像を消去したりすることができた。この種のデジタルカメラは、例えば以下の特許文献に記載されている。
【0003】
【特許文献1】
特許第3177491号
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
前述の様に、現在、メモリカードとしては画像データを繰り返し記録可能なものが用いられている。
【0005】
近年では、メモリカードの価格は低下してきているとはいえ、大容量のものになるとまだ高価である。そこで、同一のアドレスに対するデータの書き込みは一度限りとすることでコスト低下を図ったメモリカード(以下ワンタイムカード)が検討されている。
【0006】
この様に書き込みを一度限りとすることで、書き込みの繰り返しに対する動作保障が不要となるため、製造原価が安く、また、製品に対する評価コストも小さくすることが可能となる。
【0007】
そこで、従来方式のデジタルカメラに対してこの様なワンタイムのメモリカードを装着して用いる状況も出てくると考えられる。この様な従来方式のデジタルカメラに対し、一度しか書き込みができない記録媒体を装着して用いると、ユーザの操作によって記録媒体の記録容量が減少したり、使用ができなくなったりする不具合があった。
【0008】
具体的には、以下のような問題があった。
・画像を消去すると、消去したデータ領域は再利用できないにも関わらず消去されてしまう。
・記録媒体を初期化すると、初期化によって書き込みが行われ、例え未使用の媒体であっても使用不可能になってしまう。
・その他、記録媒体になんらかの書き込みを行う処理においては、全て一度しか行えない。
・ユーザが再書き込み不可能な記録媒体をセットしていることを忘れてしまい、再書き込み可能な記録媒体と同様の撮影スタイルで撮影を行ってしまう。結果、撮影は続行したいのに記録媒体を使い切ってしまう。
【0009】
本発明はこの様な問題を解決し、再書き込み可能/不可能な二種類のメモリカードを使用可能な撮像装置に対して再書き込み不可能な記録媒体を装着したときに、ユーザの誤操作を防止し、再書き込み不可能な記録媒体を有効に使用可能とすることを目的とする。
【0010】
【課題を解決するための手段】
前記目的を達成するため、本発明によれば、撮像手段と、装着されたメモリカードに対して前記撮像手段により得られた画像データを記録するカードインターフェイスと、同一のアドレスに対して複数回データの書き込みが可能な第1のメモリカードと、同一のアドレスに対して1回のみデータの書き込みが可能な第2のメモリカードのうち、何れのメモリカードが装着されたのかを案別する判別手段と、前記判別手段の判別結果に従い実行可能な機能を変更する制御手段とを備える撮像装置が提示される。
【0011】
【発明の実施の形態】
次に、本発明の実施形態について説明する。
【0012】
図1に本発明を適用したデジタルカメラの構成図を示す。
【0013】
図1において、KBD109はユーザ操作部材で、KBD109に装備されたメインスイッチを押下すると、CPU108は押下を検知しカメラ各部の動作を制御する。CPU108はPROM111に予め記録されたプログラムに従ってカメラの動作を制御する。このプログラムはメモリカード105に一部あるいは全部が記録されていても良い。CPU108とその他機能ブロックはデータバス107(CDBUS)によって接続され、データ及び制御信号の授受を行う。
【0014】
ユーザがKBD109によって撮影動作を指示すると、CPU108はCCDユニット101と撮像装置102(CAPT)によって画像を取り込み、メモリカードインターフェイス104(MCIF)を通じて、取り外し可能なメモリカード105に画像データを書き込む。画像データ書き込み時に、CPU108はタイマ110より時刻データを取得し、画像データとともにメモリカード105に記録する。撮影動作では、CPU108はプログラム実行や画像データのバッファとしてDRAM103を使用する。
【0015】
本形態のデジタルカメラは静止画記録モードと動画記録モードを有し、ユーザはKBD109を用いてCPUに記録モードを伝達する。
【0016】
また、本形態のカメラは再生モードを備え、KBD109によって再生モードが選択されると、CPU108はメモリカード105に記録された画像データを表示装置106(DISP)によって再生する。
【0017】
次に、本形態の動作を図1および図2流れ図の番号を用いて以下説明する。
【0018】
(201)
ユーザがKBD109の操作部材を操作することでカメラは起動する。
【0019】
(202)
CPU108はMCIF104を通じてメモリカード105の種別を検査する。メモリカード105にはメモリカード種別コードが予め書き込まれており、このコードを読み出すことでCPU108は媒体の種別を判定する。
【0020】
(203)
動作(202)で、インターフェイス104に挿入された記録媒体が1回しか書き込みができない記録媒体である場合、CPU108は動作(204)を実行する。また、通常の再書き込み可能なメモリカードである場合には、動作(205)を実行する。
【0021】
(204)
CPU108はDISP106に警告を表示する。警告表示の例を図3に示す。再書き込み不可能な記録媒体を使用する場合、画像記録は1度しか行うことができない。そのため、記録媒体の容量を全て使い切り、さらに画像を記録したい場合には、新しい記録媒体を入手し交換する必要がある。
警告表示は、この作業をユーザに意識させることにより、ユーザの誤操作を防止し、再書き込み不可能な記録媒体を有効に利用させる効果がある。
【0022】
(205)
CPU108は(203)で判断した媒体種別情報ICTをDRAM103の予め決められた領域に格納・保存する。情報ICTは、カメラの電源が切れると失われる。
【0023】
(206)
本形態のカメラは、下記のような動作モードを持つ。
・動画撮影モード
・静止画撮影モード
・再生モード
これらのモードはKBD109の一部を構成するスライドスイッチによって切り換えられる。このスライドスイッチを図4の404に示す。
図4でMENUボタン401はスライドスイッチ404と同様にKBD109の一部を構成し、MENUボタン401を押すことで特定の操作を実行するメニューが表示される。
メニューに表示されるGUIの操作は、図4の十字キー402および決定ボタン403によって行われる。
ユーザがKBD109を操作すると、CPU108は動作(207)を実行する。操作を行わない場合には動作(213)を実行する。
【0024】
(207)
動作(206)でCPU108がスライドスイッチ404の操作を検知した場合、動作(210)を行う。そうでない場合、動作(208)を行う。
【0025】
(208)
動作(206)でCPU108がMENUボタン401の操作を検知した場合、動作(209)を行う。そうでない場合、動作(213)を行う。
【0026】
(209)
CPU108は動作(205)で保存した媒体種別情報ICTを参照し、現在カメラに装着されているメモリカードが再書き込み不可能なカードの場合、動作(212)を行う。また、そうでなければ動作(211)を行う。
【0027】
(210)
カメラは動作モードを動画撮影モードに切り換える。同時に、DISP106に図3の警告表示を行う。警告表示の内容は動作(204)と同様である。
再書き込み不可能なメモリカードを使用する場合、画像記録は1度しか行うことができない。一般に動画記録は静止画記録と比較して記録データ量が増大する。従って、ユーザは再書き込み可能なメモリカードを使用していることを意識しながら撮影を行わないと、短期間にカードの容量を全て使い切ってしまう恐れがある。
図3の警告表示は、この作業をユーザに意識させることにより、ユーザの誤操作を防止し、再書き込み不可能な記録媒体を有効に利用させる効果がある。
【0028】
(211)
CPU108は操作用メニューを表示装置106に表示する。表示されるメニューは、撮影モードか再生モードかで異なる。撮影モードにおいては撮影に関連する設定が、再生モードにおいては画像データ表示・管理に関する設定が表示される。
撮影モード時の表示メニューを図5に示す。
このメニューでは様々なカメラの設定を変更することができる。設定を変更する場合は十字キー402で変更対象および設定を選択し、GUI決定ボタン403の押下で決定する。以下、GUIの基本操作は同様である。
このとき、メニュー内には「媒体初期化」動作を選択することが可能である。
初期化を選択すると、CPU108はメモリカード105に初期化用データを書き込むことで初期化を行う。
また、再生モード時の表示メニューを図6に示す。
再生メニューでは、「プロテクト」「回転」「全消去」の動作を選択実行可能である。各動作の説明を図9に示し、説明する。
【0029】
<プロテクト機能>
メモリカード105に保存されている画像データの一部に「プロテクト済み情報」を書き込む。この情報が書き込まれた画像データは後述消去動作が行われても消去されない。
【0030】
<回転機能>
メモリカード105に保存されている画像データの一部に「回転方向情報」を書き込む。この情報が書き込まれた画像データを表示する際、ユーザが意図する表示回転方向で表示装置106に表示される。
【0031】
<全消去>
メモリカード105に保存されている画像データを全て消去する。但し、上記プロテクトずみ情報が書き込まれた画像データは消去しない。
【0032】
(212)
CPU108は動作(211)と同様に操作用メニューを表示装置106に表示する。表示されるメニューは、撮影モードか再生モードかで異なる。
この時装着されているメモリカードは再書き込み不可能なカードであるので、特定操作に関してはメニューに表示されない。本動作時で撮影モード時の表示メニューを図7に示す。
この時、動作(211)にあった「媒体初期化」動作は表示されず、選択することができない。
初期化を選択すると、例えメモリカードが未使用であっても初期化用データを書き込んでしまう。よって、未使用かつ再書き込み不可能なカードでは初期化以降は記録ができなくなってしまう。また、本動作時で再生モード時の表示メニューを図8に示す。
動作(211)で説明した再生メニューでの動作では、<プロテクト機能><回転機能>において、それぞれがメモリカードにデータを書き込む動作を包含している。しかし、再書き込み不可能なカードでは1回しか動作を実行することができないという不具合が生じる。この不具合を防止するため、本動作では選択できるメニューは存在しない。
また、再書き込み不可能なカードは不要な画像を消去しても残容量を増やすことができない。従って、<全消去機能>は実行せず、不要ではあっても画像を保存していることが望ましい。
【0033】
(213)
CPU108は図4のスライドスイッチ414で選択された動作を行う。
【0034】
(214)
本形態ではKBD109の一部を構成するメインスイッチを動作中に押下することで動作を終了する。また、ユーザは記録媒体を交換する時にはKBD109によってCPU108にメモリカード105の交換を通知する。このとき、CPU108は動作(204)あるいは(210)と同様に、表示装置106に警告表示を行う。警告表示は図3に示したのと同じである。
警告表示は、交換したメモリカードの種別をユーザに通知することにより、ユーザの誤操作を防止し、再書き込み不可能なカードを有効に利用させる効果がある。
本形態では、カードの交換時にはCPU108はカメラ動作を終了するが、システム構成によってはカメラ動作を終了しなくても良い。
【0035】
(215)
動作を終了・停止する。カメラがバッテリーによって駆動されている場合、省電力モードに移行するか、完全に電源を切断する。
【0036】
この様に、本形態によれば、装着されたカードが何回も書き込む可能なカードと一度しか書き込めないカードの何れであるかを判別し、一度しか書き込めないカードの場合にはその旨を警告すると共に、装着されたカードの種類によって表示するメニューや初期化動作などを変更することで、ユーザの誤操作を防止し、再書き込み不可能な記録媒体を有効に使用することができる。
【0037】
【発明の効果】
この様に、本発明によれば、1回のみ記録が可能なメモリカードと複数回書き込み可能なメモリカードの何れが装着された場合でも、装着されたカードに応じた最適な動作を行うことが可能となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明が適用されるデジタルカメラの構成を示す図である。
【図2】図1のカメラの動作を示す流れ図である。
【図3】警告表示の様子を示す図である。
【図4】操作部材を示す図である。
【図5】メニュー画面を示す図である。
【図6】メニュー画面を示す図である。
【図7】メニュー画面を示す図である。
【図8】メニュー画面を示す図である。
【図9】メニュー画面を示す図である。
【発明の属する技術分野】
本発明は撮像装置に関し、特に異なる種類のメモリカードに対して撮影した画像データを記録する装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
従来、画像を撮影してデジタル信号として記録再生するデジタルカメラが知られている。デジタルカメラでは、記録媒体として再書き込み可能なフラッシュメモリなどのメモリカードを用いており、撮影後ユーザが気に入らない画像を消去したり、記録媒体内の全ての画像を消去したりすることができた。この種のデジタルカメラは、例えば以下の特許文献に記載されている。
【0003】
【特許文献1】
特許第3177491号
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
前述の様に、現在、メモリカードとしては画像データを繰り返し記録可能なものが用いられている。
【0005】
近年では、メモリカードの価格は低下してきているとはいえ、大容量のものになるとまだ高価である。そこで、同一のアドレスに対するデータの書き込みは一度限りとすることでコスト低下を図ったメモリカード(以下ワンタイムカード)が検討されている。
【0006】
この様に書き込みを一度限りとすることで、書き込みの繰り返しに対する動作保障が不要となるため、製造原価が安く、また、製品に対する評価コストも小さくすることが可能となる。
【0007】
そこで、従来方式のデジタルカメラに対してこの様なワンタイムのメモリカードを装着して用いる状況も出てくると考えられる。この様な従来方式のデジタルカメラに対し、一度しか書き込みができない記録媒体を装着して用いると、ユーザの操作によって記録媒体の記録容量が減少したり、使用ができなくなったりする不具合があった。
【0008】
具体的には、以下のような問題があった。
・画像を消去すると、消去したデータ領域は再利用できないにも関わらず消去されてしまう。
・記録媒体を初期化すると、初期化によって書き込みが行われ、例え未使用の媒体であっても使用不可能になってしまう。
・その他、記録媒体になんらかの書き込みを行う処理においては、全て一度しか行えない。
・ユーザが再書き込み不可能な記録媒体をセットしていることを忘れてしまい、再書き込み可能な記録媒体と同様の撮影スタイルで撮影を行ってしまう。結果、撮影は続行したいのに記録媒体を使い切ってしまう。
【0009】
本発明はこの様な問題を解決し、再書き込み可能/不可能な二種類のメモリカードを使用可能な撮像装置に対して再書き込み不可能な記録媒体を装着したときに、ユーザの誤操作を防止し、再書き込み不可能な記録媒体を有効に使用可能とすることを目的とする。
【0010】
【課題を解決するための手段】
前記目的を達成するため、本発明によれば、撮像手段と、装着されたメモリカードに対して前記撮像手段により得られた画像データを記録するカードインターフェイスと、同一のアドレスに対して複数回データの書き込みが可能な第1のメモリカードと、同一のアドレスに対して1回のみデータの書き込みが可能な第2のメモリカードのうち、何れのメモリカードが装着されたのかを案別する判別手段と、前記判別手段の判別結果に従い実行可能な機能を変更する制御手段とを備える撮像装置が提示される。
【0011】
【発明の実施の形態】
次に、本発明の実施形態について説明する。
【0012】
図1に本発明を適用したデジタルカメラの構成図を示す。
【0013】
図1において、KBD109はユーザ操作部材で、KBD109に装備されたメインスイッチを押下すると、CPU108は押下を検知しカメラ各部の動作を制御する。CPU108はPROM111に予め記録されたプログラムに従ってカメラの動作を制御する。このプログラムはメモリカード105に一部あるいは全部が記録されていても良い。CPU108とその他機能ブロックはデータバス107(CDBUS)によって接続され、データ及び制御信号の授受を行う。
【0014】
ユーザがKBD109によって撮影動作を指示すると、CPU108はCCDユニット101と撮像装置102(CAPT)によって画像を取り込み、メモリカードインターフェイス104(MCIF)を通じて、取り外し可能なメモリカード105に画像データを書き込む。画像データ書き込み時に、CPU108はタイマ110より時刻データを取得し、画像データとともにメモリカード105に記録する。撮影動作では、CPU108はプログラム実行や画像データのバッファとしてDRAM103を使用する。
【0015】
本形態のデジタルカメラは静止画記録モードと動画記録モードを有し、ユーザはKBD109を用いてCPUに記録モードを伝達する。
【0016】
また、本形態のカメラは再生モードを備え、KBD109によって再生モードが選択されると、CPU108はメモリカード105に記録された画像データを表示装置106(DISP)によって再生する。
【0017】
次に、本形態の動作を図1および図2流れ図の番号を用いて以下説明する。
【0018】
(201)
ユーザがKBD109の操作部材を操作することでカメラは起動する。
【0019】
(202)
CPU108はMCIF104を通じてメモリカード105の種別を検査する。メモリカード105にはメモリカード種別コードが予め書き込まれており、このコードを読み出すことでCPU108は媒体の種別を判定する。
【0020】
(203)
動作(202)で、インターフェイス104に挿入された記録媒体が1回しか書き込みができない記録媒体である場合、CPU108は動作(204)を実行する。また、通常の再書き込み可能なメモリカードである場合には、動作(205)を実行する。
【0021】
(204)
CPU108はDISP106に警告を表示する。警告表示の例を図3に示す。再書き込み不可能な記録媒体を使用する場合、画像記録は1度しか行うことができない。そのため、記録媒体の容量を全て使い切り、さらに画像を記録したい場合には、新しい記録媒体を入手し交換する必要がある。
警告表示は、この作業をユーザに意識させることにより、ユーザの誤操作を防止し、再書き込み不可能な記録媒体を有効に利用させる効果がある。
【0022】
(205)
CPU108は(203)で判断した媒体種別情報ICTをDRAM103の予め決められた領域に格納・保存する。情報ICTは、カメラの電源が切れると失われる。
【0023】
(206)
本形態のカメラは、下記のような動作モードを持つ。
・動画撮影モード
・静止画撮影モード
・再生モード
これらのモードはKBD109の一部を構成するスライドスイッチによって切り換えられる。このスライドスイッチを図4の404に示す。
図4でMENUボタン401はスライドスイッチ404と同様にKBD109の一部を構成し、MENUボタン401を押すことで特定の操作を実行するメニューが表示される。
メニューに表示されるGUIの操作は、図4の十字キー402および決定ボタン403によって行われる。
ユーザがKBD109を操作すると、CPU108は動作(207)を実行する。操作を行わない場合には動作(213)を実行する。
【0024】
(207)
動作(206)でCPU108がスライドスイッチ404の操作を検知した場合、動作(210)を行う。そうでない場合、動作(208)を行う。
【0025】
(208)
動作(206)でCPU108がMENUボタン401の操作を検知した場合、動作(209)を行う。そうでない場合、動作(213)を行う。
【0026】
(209)
CPU108は動作(205)で保存した媒体種別情報ICTを参照し、現在カメラに装着されているメモリカードが再書き込み不可能なカードの場合、動作(212)を行う。また、そうでなければ動作(211)を行う。
【0027】
(210)
カメラは動作モードを動画撮影モードに切り換える。同時に、DISP106に図3の警告表示を行う。警告表示の内容は動作(204)と同様である。
再書き込み不可能なメモリカードを使用する場合、画像記録は1度しか行うことができない。一般に動画記録は静止画記録と比較して記録データ量が増大する。従って、ユーザは再書き込み可能なメモリカードを使用していることを意識しながら撮影を行わないと、短期間にカードの容量を全て使い切ってしまう恐れがある。
図3の警告表示は、この作業をユーザに意識させることにより、ユーザの誤操作を防止し、再書き込み不可能な記録媒体を有効に利用させる効果がある。
【0028】
(211)
CPU108は操作用メニューを表示装置106に表示する。表示されるメニューは、撮影モードか再生モードかで異なる。撮影モードにおいては撮影に関連する設定が、再生モードにおいては画像データ表示・管理に関する設定が表示される。
撮影モード時の表示メニューを図5に示す。
このメニューでは様々なカメラの設定を変更することができる。設定を変更する場合は十字キー402で変更対象および設定を選択し、GUI決定ボタン403の押下で決定する。以下、GUIの基本操作は同様である。
このとき、メニュー内には「媒体初期化」動作を選択することが可能である。
初期化を選択すると、CPU108はメモリカード105に初期化用データを書き込むことで初期化を行う。
また、再生モード時の表示メニューを図6に示す。
再生メニューでは、「プロテクト」「回転」「全消去」の動作を選択実行可能である。各動作の説明を図9に示し、説明する。
【0029】
<プロテクト機能>
メモリカード105に保存されている画像データの一部に「プロテクト済み情報」を書き込む。この情報が書き込まれた画像データは後述消去動作が行われても消去されない。
【0030】
<回転機能>
メモリカード105に保存されている画像データの一部に「回転方向情報」を書き込む。この情報が書き込まれた画像データを表示する際、ユーザが意図する表示回転方向で表示装置106に表示される。
【0031】
<全消去>
メモリカード105に保存されている画像データを全て消去する。但し、上記プロテクトずみ情報が書き込まれた画像データは消去しない。
【0032】
(212)
CPU108は動作(211)と同様に操作用メニューを表示装置106に表示する。表示されるメニューは、撮影モードか再生モードかで異なる。
この時装着されているメモリカードは再書き込み不可能なカードであるので、特定操作に関してはメニューに表示されない。本動作時で撮影モード時の表示メニューを図7に示す。
この時、動作(211)にあった「媒体初期化」動作は表示されず、選択することができない。
初期化を選択すると、例えメモリカードが未使用であっても初期化用データを書き込んでしまう。よって、未使用かつ再書き込み不可能なカードでは初期化以降は記録ができなくなってしまう。また、本動作時で再生モード時の表示メニューを図8に示す。
動作(211)で説明した再生メニューでの動作では、<プロテクト機能><回転機能>において、それぞれがメモリカードにデータを書き込む動作を包含している。しかし、再書き込み不可能なカードでは1回しか動作を実行することができないという不具合が生じる。この不具合を防止するため、本動作では選択できるメニューは存在しない。
また、再書き込み不可能なカードは不要な画像を消去しても残容量を増やすことができない。従って、<全消去機能>は実行せず、不要ではあっても画像を保存していることが望ましい。
【0033】
(213)
CPU108は図4のスライドスイッチ414で選択された動作を行う。
【0034】
(214)
本形態ではKBD109の一部を構成するメインスイッチを動作中に押下することで動作を終了する。また、ユーザは記録媒体を交換する時にはKBD109によってCPU108にメモリカード105の交換を通知する。このとき、CPU108は動作(204)あるいは(210)と同様に、表示装置106に警告表示を行う。警告表示は図3に示したのと同じである。
警告表示は、交換したメモリカードの種別をユーザに通知することにより、ユーザの誤操作を防止し、再書き込み不可能なカードを有効に利用させる効果がある。
本形態では、カードの交換時にはCPU108はカメラ動作を終了するが、システム構成によってはカメラ動作を終了しなくても良い。
【0035】
(215)
動作を終了・停止する。カメラがバッテリーによって駆動されている場合、省電力モードに移行するか、完全に電源を切断する。
【0036】
この様に、本形態によれば、装着されたカードが何回も書き込む可能なカードと一度しか書き込めないカードの何れであるかを判別し、一度しか書き込めないカードの場合にはその旨を警告すると共に、装着されたカードの種類によって表示するメニューや初期化動作などを変更することで、ユーザの誤操作を防止し、再書き込み不可能な記録媒体を有効に使用することができる。
【0037】
【発明の効果】
この様に、本発明によれば、1回のみ記録が可能なメモリカードと複数回書き込み可能なメモリカードの何れが装着された場合でも、装着されたカードに応じた最適な動作を行うことが可能となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明が適用されるデジタルカメラの構成を示す図である。
【図2】図1のカメラの動作を示す流れ図である。
【図3】警告表示の様子を示す図である。
【図4】操作部材を示す図である。
【図5】メニュー画面を示す図である。
【図6】メニュー画面を示す図である。
【図7】メニュー画面を示す図である。
【図8】メニュー画面を示す図である。
【図9】メニュー画面を示す図である。
Claims (9)
- 撮像手段と、
装着されたメモリカードに対して前記撮像手段により得られた画像データを記録するカードインターフェイスと、
同一のアドレスに対して複数回データの書き込みが可能な第1のメモリカードと、同一のアドレスに対して1回のみデータの書き込みが可能な第2のメモリカードのうち、何れのメモリカードが装着されたのかを判別する判別手段と、
前記判別手段の判別結果に従い実行可能な機能を変更する制御手段とを備える撮像装置。 - 操作手段を備え、前記制御手段は前記判別結果に基づいて前記操作手段による所定の操作に従う機能を無効にすることを特徴とする請求項1記載の撮像装置。
- 前記制御手段は前記第2のメモリカードであると判別された場合、前記インターフェイス手段による初期化機能を無効にすることを特徴とする請求項1記載の撮像装置。
- 前記制御手段は前記第2のメモリカードであると判別された場合、前記インターフェイス手段による前記画像データの消去機能を無効にすることを特徴とする請求項1記載の撮像装置。
- 表示手段を備え、前記制御手段は前記判別結果に基づいて前記表示手段に表示するメニュー画像を変更することを特徴とする請求項1記載の撮像装置。
- 前記制御手段は前記前記第2のメモリカードであると判別された場合、前記表示手段による初期化機能及び画像データの削除機能に関するメニュー項目の表示を禁止することを特徴とする請求項5記載の撮像装置。
- 表示手段を備え、前記制御手段は前記第2のメモリカードであると判別された場合、前記表示手段により所定の警告情報を表示することを特徴とする請求項1記載の撮像装置。
- 前記判別手段は新たに前記メモリカードが装着されたことに応じて前記判別動作を実行することを特徴とする請求項7記載の撮像装置。
- 動画撮影モードと静止画撮影モードの間でモードを切り替えるモード切り替え手段を備え、前記判別手段は前記モード切り替え手段によるモード切り替えが行われたことに応じて前記判別動作を実行することを特徴とする請求項7記載の撮像装置。
Priority Applications (1)
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ID=32958619
Family Applications (1)
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Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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-
2003
- 2003-02-10 JP JP2003032346A patent/JP2004242260A/ja not_active Withdrawn
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