JP2004239529A - 空気調和機 - Google Patents
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Abstract
【課題】本体底面から吸い込まれ熱交換された空気を二列の吹出路から下方に吹き出すように導風する導風体と、天井面に沿うように導風体と共に取り付けられる底面パネルとの高さ寸法を抑えて、これらを本体底面に容易に取付できるようにしたダクトタイプの空気調和機を提供する。
【解決手段】本体5を天井裏に設置する際、天井面に底面パネル12に対応する開口部を形成する一方、本体5の吹出口2にチャンバー6を接合すると共に、これら本体5およびチャンバー6の下部に、取付手段により前記底面パネル12を天井面に沿うように導風体9と共に取り付けるようにした。
【選択図】 図1
【解決手段】本体5を天井裏に設置する際、天井面に底面パネル12に対応する開口部を形成する一方、本体5の吹出口2にチャンバー6を接合すると共に、これら本体5およびチャンバー6の下部に、取付手段により前記底面パネル12を天井面に沿うように導風体9と共に取り付けるようにした。
【選択図】 図1
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、天井裏に設置されるダクトタイプの空気調和機に係わり、より詳細には、本体底面から吸い込まれ熱交換された空気を二列の吹出路から下方に吹き出すように導風する導風体と、天井面に沿うように導風体と共に本体底面に取り付けられる底面パネルとを備えた構造に関する。
【0002】
【従来の技術】
従来の空気調和機には、室内の二方向に吹き出す二列の長方形の吹出口を有する空気調和機に組み込まれるダクトを、軽量として取り扱いが簡便で組み立て作業も容易に行なえるようにするものとして、室内の二方向に吹き出す二列の長方形の吹出口を有する空気調和機において、該吹出口と空調された空気供給手段の送風供給口とを繋ぐ通風路であって、該ダクトは前記二列の吹出口に隣接する通風路を単一の通風路にして前記空調供給手段の送風供給口とに連接し、前記吹出口と前記送風供給口とに連接する通風路の内周壁の適所には補強リブを設けて発泡スチロールでダクト全体を一体成形し、該ダクトの発泡スチロールは断熱作用を有する厚さとすると共に、発泡スチロールだけで空調供給手段と吹出口とを繋いだものがあった(例えば、特許文献1参照。)。
【0003】
しかしながら、上記構成でなる空気調和機は、発泡スチロールで一体成形されたダクトが、空気調和機本体の前記送風供給口と、天井パネルに設けられた吹出口とを繋ぐようにした構成となっており、例えば前記吹出口が前記発泡スチロール製のダクトに設けられ、これに吹出グリルを備えた天井パネルを接合するようにした構成ではないことから、前記ダクトおよび前記天井パネルのとくに高さ寸法が大きくなって、これらの取り扱いが困難になったり、空気調和機本体を設置するには広い天井裏のスペースが必要になったり、また、コスト的にも不利になってしまうという問題点を有していた。
【0004】
そして、空気調和機本体と、前記天井パネルの枠体とを長いパネル吊り下げボルトで連結し固定する必要が生じるようになり、作業性が悪くなってしまうという問題点も有していた。
【0005】
そこで、前記ダクトおよび前記天井パネルの高さ寸法を抑えると共に、これらダクトおよび天井パネルを、長いパネル吊り下げボルトを用いることなく、空気調和機本体に容易に取付できるようにした空気調和機を提供することが望まれたいた。
【0006】
【特許文献1】
特開2002−235948号公報(第1頁ー第3頁、第1図乃至第5図)
【0007】
【発明が解決しようとする課題】
本発明においては、上記の問題点に鑑み、本体底面から吸い込まれ熱交換された空気を二列の吹出路から下方に吹き出すように導風する導風体と、天井面に沿うように導風体と共に取り付けられる底面パネルとの高さ寸法を抑えて、これらを本体底面に容易に取付できるようにしたダクトタイプの空気調和機を提供することを目的とする。
【0008】
【課題を解決するための手段】
本発明は、上記課題を解決するため、底面に吸込口を備え、正面に吹出口を備え、同吸込口と同吹出口とを結ぶ空気通路に熱交換器および送風機を配設してなる本体と、前記吹出口に連通して風向を下方に偏向するチャンバーと、これら本体およびチャンバーの下部に接合され、同チャンバーに連通し下方を開放した二列の吹出路を備え、同両吹出路の間に前記吸込口に連通し下方を開放した導風口を備えた断熱性を有する導風体と、同導風体の下部に接合され、前記吹出路に対応する吹出グリルおよび前記導風口に対応する吸込グリルを備えた底面パネルと、同底面パネルを前記導風体と共に本体底面に取り付ける取付手段とからなり、本体を天井裏に設置する際、天井面に前記底面パネルに対応する開口部を形成する一方、本体に前記チャンバーを接合すると共に、これら本体およびチャンバーの下部に、前記取付手段により前記底面パネルを天井面に沿うように前記導風体と共に取り付けるようにしてなる構成となっている。
【0009】
また、前記取付手段が、前記底面パネルの裏面に複数突設され、挿通孔を備えた断面凹状の取付部と、同取付部に対応して前記導風体に設けられた貫通孔と、本体底面に設けられ、前記挿通孔を通したねじを螺着するねじ孔とからなる構成となっている。
【0010】
更に、前記取付手段が、前記底面パネルの裏面に立設した複数の係止爪と、同係止爪に対応して前記導風体に設けられた貫通孔と、本体底面に設けられ、前記係止爪を係脱可能に係止する係止部とからなる構成となっている。
【0011】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の実施の形態を図面に基づいた実施例として詳細に説明する。
図1は本発明による空気調和機の説明図で、(A)は分解斜視図、(B)は本体の断面図であり、図2は本発明による空気調和機の説明図で、(A)は下方から見た分解斜視図、(B)は底面パネルを取り外した分解斜視図であり、図3は導風体および底面パネルを上方から見た斜視図であり、図4は導風体および底面パネルを下方から見た斜視図であり、図5は本発明による空気調和機の要部説明図で、(A)は導風体および底面パネルを取り付ける取付手段の一実施例を示す断面図、(B)は他の実施例を示す断面図である。
【0012】
本発明によるダクトタイプの空気調和機は、図で示すように、底面に吸込口1を備え、正面に吹出口2を備え、同吸込口1と同吹出口2とを結ぶ空気通路に熱交換器3および送風機4を配設して本体5が構成されている。
【0013】
前記吹出口2には、同吹出口2から吹き出される空気流を下方に偏向するチャンバー6が連結されるようになっており、これによって、本体5を天井裏に設置した際、同本体5底面の吸込口1から吸い込まれ前記熱交換器3によって熱交換された空気を、前記吹出口2から前記チャンバー6を経て下方に吹き出せるようになっている。
【0014】
そして、本体5および前記チャンバー6の下部には、同チャンバー6に連通する連通口7aと、これに連通し、且つ下方を開放した二列の吹出路7とを備えると共に、同両吹出路7の間に前記吸込口1に連通し下方を開放した導風口8を備えた断熱性を有する導風体9が接合されるようになっている。
【0015】
前記導風体9は発泡スチロールからなり、図2(B)で示すように、前記吹出路7と前記導風口8とを区画するための仕切壁7bが一体成形されている。
【0016】
また、前記連通口7aには補強リブ7cが一体成形され、また、前記導風口8は前記吸込口1よりも大きく形成された構成になっており、これらによって、前記導風体9に適宜強度をもたせることができるようになると共に、前記導風口8を経て前記吸込口1から吸い込まれる空気は効率よく導入される。
【0017】
前記導風体9の下部には、同導風体9の導風口8に連通する吸込グリル11と、前記吹出路7に連通する吹出グリル10とを備えた底面パネル12が接合されて、取付手段13により前記導風体9といっしょに、天井面に沿うように本体5底面に取り付けられるようになっている。
【0018】
前記底面パネル12は、意匠性を充分に考慮した化粧パネルからなる構成になっており、また、本体5および前記チャンバー6を天井裏に設置するため天井面に形成された開口部を覆うことができる構成になっている。
【0019】
以上の構成により、前記導風口8から前記吸込口1を経て吸い込まれ、前記熱交換器3により熱交換された空気を、前記吹出口2に連通させた前記二列の吹出路7に導いて吹き出すように導風する導風体9と、天井面に沿うように前記導風体9といっしょに本体5底面に取り付けられる底面パネル12との高さ寸法を抑えることができる構成になるので、上記に説明した従来技術のように天井裏のスペースが大きくなくても設置できるようになる。
【0020】
次に、前記底面パネル12を、前記導風体9といっしょに本体5底面に取り付けるための取付手段13について説明する。
【0021】
前記取付手段13は、一実施例として図5(A)で示すように、前記底面パネル12の裏面の複数ヶ所に突設され、挿通孔15a を備えた断面凹状の取付部15と、同取付部15に対応して前記導風体9に設けられた貫通孔9aと、本体5底面に設けられ、前記挿通孔15a を通したねじ16を螺着する複数のねじ孔17とからなる構成になっている。
【0022】
または、前記取付手段13は、他の実施例として図5(B)で示すように、前記底面パネル12の裏面の複数ヶ所に立設した係止爪18と、同係止爪18に対応して前記導風体9に設けられた貫通孔9aと、本体5底面に設けられ、前記係止爪18を係脱可能に係止する係止部19とからなる構成となっており、上記一実施例のように前記ねじ16を用いる必要がなくなるので、コスト的に有利になると共に作業性もよくなって更に便利になる。
【0023】
これらにより、上記に説明した従来技術のように、長いパネル吊り下げボルトを用いることなく、前記底面パネル12を、前記導風体9といっしょに本体5底面に容易に取り付けることができるようになる。
【0024】
【発明の効果】
以上説明したように、本発明によれば、本体底面から吸い込まれ熱交換された空気を二列の吹出路から下方に吹き出すように導風する導風体と、天井面に沿うように導風体と共に取り付けられる底面パネルとの高さ寸法を抑えて、これらを本体底面に容易に取付できるようにしたダクトタイプの空気調和機となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明による空気調和機の説明図で、(A)は分解斜視図であり、(B)は本体の断面図である。
【図2】本発明による空気調和機の説明図で、(A)は下方から見た分解斜視図であり、(B)は底面パネルを取り外した分解斜視図である。
【図3】本発明による空気調和機の要部説明図で、導風体および底面パネルを上方から見た斜視図である。
【図4】本発明による空気調和機の要部説明図で、導風体および底面パネルを下方から見た斜視図である。
【図5】本発明による空気調和機の要部説明図で、(A)は導風体および底面パネルを取り付ける取付手段の一実施例を示す断面図であり、(B)は他の実施例を示す断面図である。
【符号の説明】
1 吸込口
2 吹出口
3 熱交換器
4 送風機
5 本体
6 チャンバー
7 吹出路
7a 連通口
7b 仕切壁
7c 補強リブ
8 導風路
9 導風体
9a 貫通孔
10 吹出グリル
11 吸込グリル
12 底面パネル
13 取付手段
14 挿通孔
15 取付部
16 ねじ
17 ねじ孔
18 係止爪
19 係止部
【発明の属する技術分野】
本発明は、天井裏に設置されるダクトタイプの空気調和機に係わり、より詳細には、本体底面から吸い込まれ熱交換された空気を二列の吹出路から下方に吹き出すように導風する導風体と、天井面に沿うように導風体と共に本体底面に取り付けられる底面パネルとを備えた構造に関する。
【0002】
【従来の技術】
従来の空気調和機には、室内の二方向に吹き出す二列の長方形の吹出口を有する空気調和機に組み込まれるダクトを、軽量として取り扱いが簡便で組み立て作業も容易に行なえるようにするものとして、室内の二方向に吹き出す二列の長方形の吹出口を有する空気調和機において、該吹出口と空調された空気供給手段の送風供給口とを繋ぐ通風路であって、該ダクトは前記二列の吹出口に隣接する通風路を単一の通風路にして前記空調供給手段の送風供給口とに連接し、前記吹出口と前記送風供給口とに連接する通風路の内周壁の適所には補強リブを設けて発泡スチロールでダクト全体を一体成形し、該ダクトの発泡スチロールは断熱作用を有する厚さとすると共に、発泡スチロールだけで空調供給手段と吹出口とを繋いだものがあった(例えば、特許文献1参照。)。
【0003】
しかしながら、上記構成でなる空気調和機は、発泡スチロールで一体成形されたダクトが、空気調和機本体の前記送風供給口と、天井パネルに設けられた吹出口とを繋ぐようにした構成となっており、例えば前記吹出口が前記発泡スチロール製のダクトに設けられ、これに吹出グリルを備えた天井パネルを接合するようにした構成ではないことから、前記ダクトおよび前記天井パネルのとくに高さ寸法が大きくなって、これらの取り扱いが困難になったり、空気調和機本体を設置するには広い天井裏のスペースが必要になったり、また、コスト的にも不利になってしまうという問題点を有していた。
【0004】
そして、空気調和機本体と、前記天井パネルの枠体とを長いパネル吊り下げボルトで連結し固定する必要が生じるようになり、作業性が悪くなってしまうという問題点も有していた。
【0005】
そこで、前記ダクトおよび前記天井パネルの高さ寸法を抑えると共に、これらダクトおよび天井パネルを、長いパネル吊り下げボルトを用いることなく、空気調和機本体に容易に取付できるようにした空気調和機を提供することが望まれたいた。
【0006】
【特許文献1】
特開2002−235948号公報(第1頁ー第3頁、第1図乃至第5図)
【0007】
【発明が解決しようとする課題】
本発明においては、上記の問題点に鑑み、本体底面から吸い込まれ熱交換された空気を二列の吹出路から下方に吹き出すように導風する導風体と、天井面に沿うように導風体と共に取り付けられる底面パネルとの高さ寸法を抑えて、これらを本体底面に容易に取付できるようにしたダクトタイプの空気調和機を提供することを目的とする。
【0008】
【課題を解決するための手段】
本発明は、上記課題を解決するため、底面に吸込口を備え、正面に吹出口を備え、同吸込口と同吹出口とを結ぶ空気通路に熱交換器および送風機を配設してなる本体と、前記吹出口に連通して風向を下方に偏向するチャンバーと、これら本体およびチャンバーの下部に接合され、同チャンバーに連通し下方を開放した二列の吹出路を備え、同両吹出路の間に前記吸込口に連通し下方を開放した導風口を備えた断熱性を有する導風体と、同導風体の下部に接合され、前記吹出路に対応する吹出グリルおよび前記導風口に対応する吸込グリルを備えた底面パネルと、同底面パネルを前記導風体と共に本体底面に取り付ける取付手段とからなり、本体を天井裏に設置する際、天井面に前記底面パネルに対応する開口部を形成する一方、本体に前記チャンバーを接合すると共に、これら本体およびチャンバーの下部に、前記取付手段により前記底面パネルを天井面に沿うように前記導風体と共に取り付けるようにしてなる構成となっている。
【0009】
また、前記取付手段が、前記底面パネルの裏面に複数突設され、挿通孔を備えた断面凹状の取付部と、同取付部に対応して前記導風体に設けられた貫通孔と、本体底面に設けられ、前記挿通孔を通したねじを螺着するねじ孔とからなる構成となっている。
【0010】
更に、前記取付手段が、前記底面パネルの裏面に立設した複数の係止爪と、同係止爪に対応して前記導風体に設けられた貫通孔と、本体底面に設けられ、前記係止爪を係脱可能に係止する係止部とからなる構成となっている。
【0011】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の実施の形態を図面に基づいた実施例として詳細に説明する。
図1は本発明による空気調和機の説明図で、(A)は分解斜視図、(B)は本体の断面図であり、図2は本発明による空気調和機の説明図で、(A)は下方から見た分解斜視図、(B)は底面パネルを取り外した分解斜視図であり、図3は導風体および底面パネルを上方から見た斜視図であり、図4は導風体および底面パネルを下方から見た斜視図であり、図5は本発明による空気調和機の要部説明図で、(A)は導風体および底面パネルを取り付ける取付手段の一実施例を示す断面図、(B)は他の実施例を示す断面図である。
【0012】
本発明によるダクトタイプの空気調和機は、図で示すように、底面に吸込口1を備え、正面に吹出口2を備え、同吸込口1と同吹出口2とを結ぶ空気通路に熱交換器3および送風機4を配設して本体5が構成されている。
【0013】
前記吹出口2には、同吹出口2から吹き出される空気流を下方に偏向するチャンバー6が連結されるようになっており、これによって、本体5を天井裏に設置した際、同本体5底面の吸込口1から吸い込まれ前記熱交換器3によって熱交換された空気を、前記吹出口2から前記チャンバー6を経て下方に吹き出せるようになっている。
【0014】
そして、本体5および前記チャンバー6の下部には、同チャンバー6に連通する連通口7aと、これに連通し、且つ下方を開放した二列の吹出路7とを備えると共に、同両吹出路7の間に前記吸込口1に連通し下方を開放した導風口8を備えた断熱性を有する導風体9が接合されるようになっている。
【0015】
前記導風体9は発泡スチロールからなり、図2(B)で示すように、前記吹出路7と前記導風口8とを区画するための仕切壁7bが一体成形されている。
【0016】
また、前記連通口7aには補強リブ7cが一体成形され、また、前記導風口8は前記吸込口1よりも大きく形成された構成になっており、これらによって、前記導風体9に適宜強度をもたせることができるようになると共に、前記導風口8を経て前記吸込口1から吸い込まれる空気は効率よく導入される。
【0017】
前記導風体9の下部には、同導風体9の導風口8に連通する吸込グリル11と、前記吹出路7に連通する吹出グリル10とを備えた底面パネル12が接合されて、取付手段13により前記導風体9といっしょに、天井面に沿うように本体5底面に取り付けられるようになっている。
【0018】
前記底面パネル12は、意匠性を充分に考慮した化粧パネルからなる構成になっており、また、本体5および前記チャンバー6を天井裏に設置するため天井面に形成された開口部を覆うことができる構成になっている。
【0019】
以上の構成により、前記導風口8から前記吸込口1を経て吸い込まれ、前記熱交換器3により熱交換された空気を、前記吹出口2に連通させた前記二列の吹出路7に導いて吹き出すように導風する導風体9と、天井面に沿うように前記導風体9といっしょに本体5底面に取り付けられる底面パネル12との高さ寸法を抑えることができる構成になるので、上記に説明した従来技術のように天井裏のスペースが大きくなくても設置できるようになる。
【0020】
次に、前記底面パネル12を、前記導風体9といっしょに本体5底面に取り付けるための取付手段13について説明する。
【0021】
前記取付手段13は、一実施例として図5(A)で示すように、前記底面パネル12の裏面の複数ヶ所に突設され、挿通孔15a を備えた断面凹状の取付部15と、同取付部15に対応して前記導風体9に設けられた貫通孔9aと、本体5底面に設けられ、前記挿通孔15a を通したねじ16を螺着する複数のねじ孔17とからなる構成になっている。
【0022】
または、前記取付手段13は、他の実施例として図5(B)で示すように、前記底面パネル12の裏面の複数ヶ所に立設した係止爪18と、同係止爪18に対応して前記導風体9に設けられた貫通孔9aと、本体5底面に設けられ、前記係止爪18を係脱可能に係止する係止部19とからなる構成となっており、上記一実施例のように前記ねじ16を用いる必要がなくなるので、コスト的に有利になると共に作業性もよくなって更に便利になる。
【0023】
これらにより、上記に説明した従来技術のように、長いパネル吊り下げボルトを用いることなく、前記底面パネル12を、前記導風体9といっしょに本体5底面に容易に取り付けることができるようになる。
【0024】
【発明の効果】
以上説明したように、本発明によれば、本体底面から吸い込まれ熱交換された空気を二列の吹出路から下方に吹き出すように導風する導風体と、天井面に沿うように導風体と共に取り付けられる底面パネルとの高さ寸法を抑えて、これらを本体底面に容易に取付できるようにしたダクトタイプの空気調和機となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明による空気調和機の説明図で、(A)は分解斜視図であり、(B)は本体の断面図である。
【図2】本発明による空気調和機の説明図で、(A)は下方から見た分解斜視図であり、(B)は底面パネルを取り外した分解斜視図である。
【図3】本発明による空気調和機の要部説明図で、導風体および底面パネルを上方から見た斜視図である。
【図4】本発明による空気調和機の要部説明図で、導風体および底面パネルを下方から見た斜視図である。
【図5】本発明による空気調和機の要部説明図で、(A)は導風体および底面パネルを取り付ける取付手段の一実施例を示す断面図であり、(B)は他の実施例を示す断面図である。
【符号の説明】
1 吸込口
2 吹出口
3 熱交換器
4 送風機
5 本体
6 チャンバー
7 吹出路
7a 連通口
7b 仕切壁
7c 補強リブ
8 導風路
9 導風体
9a 貫通孔
10 吹出グリル
11 吸込グリル
12 底面パネル
13 取付手段
14 挿通孔
15 取付部
16 ねじ
17 ねじ孔
18 係止爪
19 係止部
Claims (3)
- 底面に吸込口を備え、正面に吹出口を備え、同吸込口と同吹出口とを結ぶ空気通路に熱交換器および送風機を配設してなる本体と、前記吹出口に連通して風向を下方に偏向するチャンバーと、これら本体およびチャンバーの下部に接合され、同チャンバーに連通し下方を開放した二列の吹出路を備え、同両吹出路の間に前記吸込口に連通し下方を開放した導風口を備えた断熱性を有する導風体と、同導風体の下部に接合され、前記吹出路に対応する吹出グリルおよび前記導風口に対応する吸込グリルを備えた底面パネルと、同底面パネルを前記導風体と共に本体底面に取り付ける取付手段とからなり、
本体を天井裏に設置する際、天井面に前記底面パネルに対応する開口部を形成する一方、本体に前記チャンバーを接合すると共に、これら本体およびチャンバーの下部に、前記取付手段により前記底面パネルを天井面に沿うように前記導風体と共に取り付けるようにしてなることを特徴とする空気調和機。 - 前記取付手段が、前記底面パネルの裏面に複数突設され、挿通孔を備えた断面凹状の取付部と、同取付部に対応して前記導風体に設けられた貫通孔と、本体底面に設けられ、前記挿通孔を通したねじを螺着するねじ孔とからなることを特徴とする請求項1に記載の空気調和機。
- 前記取付手段が、前記底面パネルの裏面に立設した複数の係止爪と、同係止爪に対応して前記導風体に設けられた貫通孔と、本体底面に設けられ、前記係止爪を係脱可能に係止する係止部とからなることを特徴とする請求項1に記載の空気調和機。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2003029803A JP2004239529A (ja) | 2003-02-06 | 2003-02-06 | 空気調和機 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2003029803A JP2004239529A (ja) | 2003-02-06 | 2003-02-06 | 空気調和機 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2004239529A true JP2004239529A (ja) | 2004-08-26 |
Family
ID=32956879
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2003029803A Pending JP2004239529A (ja) | 2003-02-06 | 2003-02-06 | 空気調和機 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2004239529A (ja) |
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2022508199A (ja) * | 2019-07-30 | 2022-01-19 | チンタオ ハイアール エアーコンディショニング エレクトロニック カンパニー リミテッド | 空調室内機用の取り付け用アセンブリ |
JP7472749B2 (ja) | 2020-09-30 | 2024-04-23 | 株式会社富士通ゼネラル | 天井埋込型空気調和機 |
-
2003
- 2003-02-06 JP JP2003029803A patent/JP2004239529A/ja active Pending
Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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