JP2004238712A - 構造体、スタンパ、磁気記録媒体及びそれらの製造方法 - Google Patents

構造体、スタンパ、磁気記録媒体及びそれらの製造方法 Download PDF

Info

Publication number
JP2004238712A
JP2004238712A JP2003031480A JP2003031480A JP2004238712A JP 2004238712 A JP2004238712 A JP 2004238712A JP 2003031480 A JP2003031480 A JP 2003031480A JP 2003031480 A JP2003031480 A JP 2003031480A JP 2004238712 A JP2004238712 A JP 2004238712A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
pores
manufacturing
underlayer
substrate
protrusions
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP2003031480A
Other languages
English (en)
Other versions
JP4125151B2 (ja
Inventor
Tatsuya Saito
達也 斉藤
Toru Den
透 田
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Canon Inc
Original Assignee
Canon Inc
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Canon Inc filed Critical Canon Inc
Priority to JP2003031480A priority Critical patent/JP4125151B2/ja
Publication of JP2004238712A publication Critical patent/JP2004238712A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP4125151B2 publication Critical patent/JP4125151B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Fee Related legal-status Critical Current

Links

Images

Abstract

【課題】自己組織的に分岐する細孔を利用することで、凹凸構造を有するナノ構造体を、より簡易に且つ微細に製造する方法を提供する。
【解決手段】Alを主成分とする基板を陽極酸化して得られる陽極酸化皮膜によるナノ構造体の製造方法において、該基板上に規則的に配列した複数の窪みを形成する工程、その後陽極酸化により形成される細孔について、少なくとも一部の細孔を形成過程において自己組織的に分岐させる工程、更に該細孔における分岐する以前の部分を除去する工程を含むナノ構造体の製造方法。前記細孔の形成後、被陽極酸化膜の下に設けた下地層より該細孔内に突起物を形成する工程を含むナノ構造体の製造方法。
【選択図】 なし

Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、ナノスケールの凹凸構造を有する構造体の製造方法、それを用いて作製される構造体、スタンパ及び磁気記録媒体に関する。
【0002】
【従来の技術】
被加工物を陽極として、酸性溶液中で電圧を印加(陽極酸化)すると、ナノスケールの細孔を有する陽極酸化皮膜が得られる。このように、自然に形成される、すなわち自己組織的に形成されるナノ構造体は、半導体プロセスなどで使用されるフォトリソグラフィー、電子線露光、X線露光など人工的なナノ構造技術を上回る、微細で特殊な構造を実現できる可能性を秘めており、新たなナノ構造技術として注目を集めている。
【0003】
例えばAlを主成分とする基板を硫酸、シュウ酸、リン酸などの酸性溶液中で陽極酸化すると、無数の細孔を有するポーラス状の陽極酸化皮膜が形成されることが知られている(例えば、非特許文献1参照。)。このポーラス皮膜の特徴は、直径が数nm〜数百nmの極めて微細な円柱状細孔(アルミナナノホール)が数十nm〜数百nmの間隔で平行に配列するという特異的な幾何学構造を有することにある。そして、この細孔は高いアスペクト比を有し、断面の径の一様性にも優れている。
【0004】
また、ポーラス皮膜の構造は陽極酸化の条件を変えてやることにより、ある程度の制御が可能である。例えば、陽極酸化電圧で細孔間隔を、陽極酸化時間で細孔の深さを、ポアワイド処理により細孔の径をある程度制御可能であることが知られている。ここでポアワイド処理とはアルミナのエッチング処理であり、通常リン酸でのウェットエッチング処理を用いることが多い。
【0005】
更に、ポーラス皮膜の細孔の垂直性、直線性及び独立性を改善するために、二段階の陽極酸化を行う方法、すなわち陽極酸化を行って形成したポーラス皮膜を一旦除去した後に再び陽極酸化を行って、より良い垂直性、直線性、独立性を示す細孔を有するポーラス皮膜を作製する方法が提案されている(例えば、非特許文献2参照。)。ここで、この方法では最初の陽極酸化により形成した陽極酸化皮膜を除去するときに出来るAlを主成分とする基板の窪みが、二度目の陽極酸化の細孔形成開始点となることを用いている。
【0006】
上述のような、陽極酸化で得られる細孔内に金属や半導体等を充填することで、磁気記録媒体、磁気センサ、EL発光素子、エレクトロクロミック素子、光学素子、太陽電池、ガスセンサを始めとする様々なナノデバイスへの応用が期待されている。このためにはポーラス皮膜の細孔を所望のパターンで規則的に配置する技術が必要とされ、細孔の形状、間隔及びパターンの制御性を改善するために、多くのパターニング方法が検討されている。特に特許文献1で提案されているような、被加工物となる基板上に凹凸構造を有したスタンパを圧着させることで、スタンパの構造を基板上に転写して細孔形成開始点を作製する手法は、スタンパの構造次第ではフォトリソグラフィーや電子線露光よりも微細なパターンをより簡易に作製することが可能であり、更にスタンパを繰り返して使用できることもあり、非常に有力なパターニング方法と考えられている。
【0007】
上記の特許文献1に代表されるスタンパを使用するパターニングにおいては、強度の高いSiC基板などを電子線露光でパターニングした後ドライエッチングすることで凹凸を形成して、これをスタンパとしている。しかしながら、電子線露光で規則的なパターンを描画するには数十nmが限界であり、更に大面積に加工を施すには長時間を要するため、より簡易なスタンパの作製方法が求められている。
【0008】
また、特許文献2では陽極酸化膜などのポーラス皮膜を母型とし、細孔内に重合体を生成した後に母型を除去することでピラー状の重合体ネガ型を作製し、前記のネガ型に金属酸化物ゾルを浸透させ、ゲル化することで金属酸化物を生成し、更にネガ型を溶解除去することで母型と同一パターンの細孔を有した金属酸化物を作製する手法が提案されている。しかしこのような手法においても、母型となるポーラス皮膜として陽極酸化膜を利用する場合においては、電子線露光やスタンパによるパターニングが必要である上、ネガ型は構造転写の都度溶解除去されるため、スタンパのように繰り返し使用できるという利点もなく、スループットが良いとは言えない。
【0009】
【特許文献1】
特開平10−121292号公報(第9頁)
【特許文献2】
特開平6−32675号公報(第6頁)
【非特許文献1】
R.C.Furneaux,W.R.Rigby&A.P.Davidoson”NATURE”Vol.337、p.147、1989年(アール シー フルノー、ダブル アール リグビー、エー ピー ダヴィットソン)
【非特許文献2】
”Japanese Journal of Applied Physics”、Vol.35、Part2、No1B、p.l126−l129、1996年1月15日
【0010】
【発明が解決しようとする課題】
本発明の目的は、これらの問題点を解決することであり、規則的なナノスケールの凹凸構造を有するナノ構造体を、従来よりも簡易且つ微細に製造する手法を提供する。
また、本発明の目的は、本発明による凹凸構造を有するナノ構造体を利用したスタンパ、及び磁気記録媒体を提供する。
【0011】
【課題を解決するための手段】
上述した従来の手法の問題点は、本発明による以下の手法により解決される。
本発明の第一の発明は、構造体の製造方法に関するものである。
【0012】
即ち、本発明は、構造体の製造方法であって、孔の深さ方向に分岐していない非分岐孔と、該非分岐孔につながり且つ分岐している分岐孔を備えている部材を用意する工程、及び該部材から、非分岐孔を除去する工程を有することを特徴とする構造体の製造方法である。
なお、非分岐孔を除去する工程とは、非分岐孔を形成する孔壁の少なくとも一部を除去することを意味する。
【0013】
また、本発明は、Alを主成分とする基板を陽極酸化して得られる陽極酸化皮膜による構造体の製造方法において、該基板上に規則的に配列した複数の窪みを形成する工程、その後陽極酸化により形成される細孔について、少なくとも一部の細孔を形成過程において自己組織的に分岐させる工程、更に該細孔における分岐する以前の部分を除去する工程を含むことを特徴とする構造体の製造方法である。
【0014】
更に、上記の構造体の製造方法において、該細孔の形成後、被陽極酸化膜の下に設けた下地層より該細孔内に突起物を形成する工程を含むことを特徴とする構造体の製造方法である。
また、前記の下地層がNb,W,Ti,Ta,Mo,Zr,Hfのうち何れかを主成分とすることを特徴とする構造体の製造方法である。
そして、上記の構造体の製造方法において、下地層より細孔内に突起物を形成する工程が、該下地層の酸化であることを特徴とする構造体の製造方法である。
【0015】
または、前記の下地層が導電性の金属であることを特徴とする構造体の製造方法である。
また、前記の構造体の製造方法において、下地層より細孔内に突起物を形成する工程が、電着であることを特徴とする構造体の製造方法である。
そして、上記の構造体の製造方法において、該基板上に長方状或いは斜方状に配列した窪みを形成することを特徴とする構造体の製造方法である。
更に、前記の構造体の製造方法において、該基板上に、長い間隔が短い間隔の1.4〜2.0倍の長方状或いは斜方状に配列した窪みを形成することを特徴とする構造体の製造方法である。
【0016】
更に、上記の構造体の製造方法において、該基板上に形成した窪みの長方状或いは斜方状配列において、配列の短い間隔に対応した陽極酸化電圧を印加して陽極酸化を行うことを特徴とする構造体の製造方法である。
そして、上記の構造体の製造方法において、被陽極酸化層を除去する工程により、基板上に下地層より形成された該突起物及びAlを主成分とする残留突起物による凸構造を露出して形成することを特徴とする構造体の製造方法である。
また、上記の構造体の製造方法により作製される構造体上に、該構造体と異なる材料を堆積させることを特徴とする構造体の製造方法である。
【0017】
次に、本発明の第二の発明は、第一の発明における製造方法により製造される構造体に関するものである。
すなわち、上記の構造体の製造方法により作製される構造体である。
または、上記の構造体の製造方法により作製されるスタンパである。
または、上記の構造体の製造方法により作製される磁気記録媒体である。
【0018】
【発明の実施の形態】
以下、本発明を詳細に説明する。
本発明の構造体には、その代表的なものとしてナノ構造体が含まれるために、ナノ構造体について説明する。
【0019】
<ナノ構造体の製造方法について>
本発明におけるナノ構造体の製造方法について、図面に基づいて説明する。
本発明のナノ構造体の製造方法における基板上に形成した窪みの模式図である。
【0020】
まず、図1に示すように、Alを主成分とする被陽極酸化物となる基板11上に、細孔形成開始点となる窪み12を長方状、或いは斜方状に形成する。窪み12の形成方法は、電子線露光によるパターニングや、FIB(集束イオンビーム)によるパターニング、或いは既にパターニングされた突起を有するスタンパを基板表面に押し付けて構造転写するなどの手法が挙げられるが、基板上に細孔形成開始点さえ形成できれば、これらの手法に特に限定されるものではない。
【0021】
また、陽極酸化による細孔の形成開始点は、被陽極酸化膜表面に窪みをつけたり、該表面上にマスクを形成したり、あるいは所定の凹凸を有する基板上に被陽極酸化膜を形成し、当該凹凸に対応した凹凸を該被陽極酸化膜に形成することにより、得られる。
【0022】
次に、開始点を形成した基板を陽極酸化して細孔を形成するが、この際図1で示した基板上に形成した窪みの長方状、或いは斜方状配列において、配列の短い間隔13に対応した陽極酸化電圧を印加することが望ましい。陽極酸化電圧V[Volt]と、形成される細孔の間隔2R[nm]には、概ね2R=2.5×Vなる関係が存在し、例えば窪みを長方状に100nm×150nmの周期で配列させた場合においては、陽極酸化電圧を40Vとすることが望ましい。これにより、形成される細孔は、形成過程において自己組織的に分岐し、図2で示す状態の二股に分岐した細孔が形成される。ここで図2における残留突起26とは、被陽極酸化層のうち陽極酸化工程により酸化されずに残る部分であり、B−B’で示す残留突起存在位置27に存在する。すなわち、分岐した後の細孔で形成される長方状配列と同様の周期で、長い間隔方向及び短い間隔方向にそれぞれ1/2周期ずれた位置に存在していることになる。
【0023】
また、このとき配列の長い間隔14に対応した陽極酸化電圧を印加すると、短い間隔13に対応した陽極酸化電圧を印加した場合よりも、形成される細孔が分岐しにくい傾向がある。
【0024】
ここに、配列の短い間隔13とは、ある一つの窪みと、それに対して第一近接にある窪みとの間隔であり、配列の長い間隔14とは、第二近接にある窪みとの間隔と定義する。また、長方状配列とは、前記の短い間隔13と長い間隔14の方向が90度の角度をなしている場合であり、90度以外の角度をなしている場合を斜方状配列と定義する。
【0025】
陽極酸化による細孔が自己組織的に分岐するか否かには、上記のような陽極酸化電圧以外に、基板上に形成する窪みの間隔にも依存する。窪みの長方状或いは斜方状配列において、短い間隔と長い間隔が大きく異なる場合には、細孔は分岐するものの、図3に示すように長い間隔の間の領域など、意図しない部分にも細孔31が形成され、規則性に乱れを生ずるので望ましくない。逆に短い間隔と長い間隔がほぼ等しい場合では、細孔は分岐することはなく、柱状の細孔が得られる。また、被陽極酸化層の膜厚にも関係しており、膜厚が薄い場合では、細孔が分岐する以前に細孔が被陽極酸化層の底部に到達するため、結果的に柱状の細孔が形成される傾向がある。本発明者らが検討した結果、陽極酸化条件や被陽極酸化層の膜厚、及び窪みの間隔によって多少の違いはあるが、およそ長い間隔が短い間隔の1.4倍よりも小さくなると、細孔は分岐しない傾向があることが確認された。また、長い間隔が短い間隔の2.0倍よりも大きくなると、意図しない部分に細孔の形成が始まり、規則性に乱れを生ずることも確認された。つまり、長い間隔が短い間隔の1.4〜2.0倍の範囲内にて意図しない部分に細孔が形成されることはなく、形成過程において自己組織的に分岐した細孔が得られることを確認した。また、長い間隔に対応した陽極酸化電圧を印加した場合では、長い間隔が短い間隔の1.7〜2.0倍のとき、上記のような細孔が得られることも確認した。
【0026】
陽極酸化に使用するAlを主成分とする基板を作製するには、抵抗加熱による真空蒸着法、スパッタリング法、CVD法など各種の成膜方法が可能であるが、ある程度平坦な表面を有する膜を形成できる方法が好ましい。また、被陽極酸化層となるAlを主成分とする膜の膜厚について特に限定はないが、膜厚が厚くなるにしたがって陽極酸化の処理時間が長くなるので、数十nm〜数μm程度とすることが好ましい。さらに好ましくは30nm〜1μmの範囲である。
【0027】
次に、上述のように作製した細孔内に下地層より形成される突起物について説明する。
Nb,W,Ti,Ta,Mo,Zr,Hfのうち何れかを主成分とする金属を下地層として使用し、図4に示すように、陽極酸化による細孔41により下地層42を露出した状態から、酸素を主成分とする気体中で下地層42を酸化する。或いは細孔の隔壁であるアルミナ43を侵さない溶液中にて、下地層42を陽極酸化することで下地層42を酸化する。これにより、酸化された下地層42は酸化物44となり体積が増加するため、細孔41の内部へと充填されるように成長し、下地層42からの突起物となる。溶液中において酸化を行う場合は、ホウ酸アンモニウム、酒石酸アンモニウム、クエン酸アンモニウム水溶液などを使用することが好ましい。
【0028】
また、上記の手法以外にも、図5に示すように導電性の金属を下地層51として被陽極酸化層52の下に配置し、露出した下地層51を電極としてメッキにより金属を細孔53底部に充填することによって突起物54を作製することが可能である。
【0029】
最後に図6に示すように、リン酸水溶液などにより被陽極酸化層61のアルミナ62をウェットエッチングすることで除去すると、下地層63からの突起物64による凸型構造が形成される。このようにして形成された凸型構造は、陽極酸化の細孔形成開始点として基板上に電子線露光などにより作製した窪みの凹型パターンよりも2倍以上微細な凸型パターンとなっている。このように本発明においては、人工的なパターニングと自己組織化を組み合わせることにより、同様の突起密度(単位面積当たりの突起数)を有するナノスケールの凸型パターンを人工的なパターニングのみで得るよりも容易に形成するだけではなく、場合によっては電子線露光のような人工的なパターニングの限界を超えた微細なパターンを形成する可能性をも秘めている。
【0030】
また、フォトリソグラフィーで大面積に細孔形成開始点を形成したのちに、本発明の工程により自己組織的に細孔を分岐させ、下地層からの突起物により凸型パターンを形成することで、フォトリソグラフィーの限界を超えた電子線露光領域のパターンを大面積にわたり作製することも可能である。
【0031】
また図7に示すように、下地層71から突起物72を形成する際に、突起物72の高さを被陽極酸化層73の残留突起74の高さと同程度にし、前述のように被陽極酸化層73のアルミナ75をウェットエッチングなどで除去すると、より微細な凸型パターンが形成される。
【0032】
このように作製した凸型パターンをスタンパとして使用することも可能である。例えばAlを主成分とする被陽極酸化膜上、或いは被陽極酸化膜上に設けたレジストなどの上に圧着させ、場合によってはドライエッチングなどの処理を施すことで、被陽極酸化膜上に凸型パターンに対応した凹型パターンを形成し、これを陽極酸化の細孔形成開始点とすることで、作製した凸型パターンに対応した細孔が形成可能となる。
【0033】
また、スタンパとして使用するにあたって、突起物のみでは圧着の際に必要な強度が不足する場合においては、突起物の上にWなど強度の高い材料を成膜することで突起物を被覆することが望ましい。
【0034】
また、本発明により作製した凸型パターンはスタンパとして使用することのみならず、図8に示すように凸型パターン上に磁性体81を成膜することで、突起部分82を記録部分83としたパターンドメディアのような磁気記録媒体とすることも可能である。
【0035】
【実施例】
以下に実施例を挙げて本発明を説明する。
【0036】
<実施例1>
本実施例は陽極酸化による細孔の形成に関するものである。
Si基板上にスパッタリング法により下地層としてNbを100nm、更にNbの上にAlを1μm成膜した後、Al表面に陽極酸化による細孔形成開始点となる窪みを長方状に配列させて作製した。窪みの作製において本実施例では、SiCを電子線露光によりパターニングすることで長方状に配列した突起を有するスタンパを作製し、スタンパをAl表面に密着させた状態で、油圧プレス機によりスタンパをAl表面に押し付けることでスタンパの突起をAl表面に転写した。このとき、スタンパの突起の間隔を変化させたA〜Fの試料を用意した。
【0037】
A〜Fの試料に対して、0.3mol/Lシュウ酸水溶液中、16℃にて、40Vの陽極酸化電圧を印加して陽極酸化を行った。ここで、40Vの陽極酸化電圧は、2R=2.5×Vの関係式より、100nmすなわち窪みの配列の短い間隔に対応した陽極酸化電圧である。陽極酸化後、0.5wt%リン酸水溶液に40分間浸すポアワイド処理を行った。その後、試料の表面及び断面形状をFE−SEM(電界放出走査型電子顕微鏡)で観測した。結果を表1に示す。
【0038】
【表1】
Figure 2004238712
【0039】
表1に示すように、基板上に形成した窪みの配列の短い間隔と長い間隔に大きな差がない場合においては、Aの試料のように陽極酸化による通常の細孔、すなわち直線性の良い柱状構造の細孔が得られた。一方、B〜Eの試料では細孔は形成過程において自己組織的に分岐し、試料の形状はおよそ図2で示す状態となった。また、Fの試料のように窪みの配列の短い間隔と長い間隔に大きな差がある場合においては、細孔は分岐するものの、図3に示すように基板上に形成した窪みの間を補間するように、意図しない細孔が形成されており、形成された細孔の配列の規則性が大きく乱れていることを確認した。
【0040】
以上の結果より、本発明のナノ構造体の製造方法における、陽極酸化による細孔を自己組織的に分岐させる工程には、被陽極酸化層であるAlの膜厚が1μmの場合においては長方状或いは斜方状に配列した、細孔形成開始点となる窪みの配列を、長い間隔が短い間隔の1.4〜2.0倍とすることが望ましいことを確認した。
【0041】
次に、試料B〜Eについて下地層からの突起物の形成を行った。
B〜Eの試料を陽極としてホウ酸アンモニウム溶液中でそれぞれ陽極酸化を行うと、細孔により露出した下地層のNbとホウ酸アンモニウム溶液の界面において、NbがNbイオンとなり、Nbイオンが酸素と反応してNb酸化物を形成する。このように酸化物が形成されることで露出した下地層部分は体積膨張し、図4に示すように細孔41内に充填されてNb酸化物44による突起物を細孔内に形成する。この際、酸化物42の高さは印加電圧に比例し、印加電圧50Vで突起物の高さは約60nm、70Vで約120nm、100Vで約180nmである。本実施例では、印加電圧50Vとし、約60nmの高さのNb酸化物による突起物を形成した。
【0042】
更に、リン酸とクロム酸の混合溶液に浸すことで、細孔の隔壁であるアルミナを全て溶解した。この状態で試料の断面をFE−SEMで観測すると、B〜E全ての試料において図9に示すようにNb酸化物による突起部91と、細孔間に存在する十数nm程度の被陽極酸化層の残留突起92による凸型構造が形成されていることが確認された。
【0043】
形成された凸型構造は、分岐した細孔の底部、及び分岐した後の細孔で形成される長方状配列と同様の周期で、長い間隔方向及び短い間隔方向にそれぞれ1/2周期ずれた位置に存在していることになるので、陽極酸化開始時にAl表面に形成した窪みよりも微細な間隔で存在しており、単位面積当たりに存在する突起の密度は、Al表面に形成した単位面積当たりに存在する窪みの密度の4倍となっている。
【0044】
以上の結果より、形成過程において自己組織的に分岐する細孔を使用することで、細孔形成開始点を作製する際のパターンよりも、より高密度で微細なパターンを簡易に作製することが可能であることが示された。
【0045】
<実施例2>
本実施例は陽極酸化による細孔の形成に関するものである。特に、被陽極酸化層の膜厚を変化させることで、形成される細孔の形状の変化を観測したものに関する。
実施例1と同様にSi基板上にスパッタリング法により下地層としてNbを100nm、Nbの上にAlを成膜した。本実施例ではAlの膜厚を2μm,500nm,200nmとした3種類の基板を用意した。
【0046】
各膜厚の基板に対して、実施例1と同様に細孔形成開始点となる窪みを形成し、実施例1と同様に陽極酸化した後ポアワイド処理を行い、FE−SEMで試料を観測した。
その結果、Al膜厚が2μmの試料においては、実施例1と同様の結果であり、長方状に配列した細孔形成開始点となる窪みの配列の、長い間隔が短い間隔の1.4〜2.0倍の範囲において、図2に示すような形成過程において自己組織的に分岐した細孔が得られた。
【0047】
Alの膜厚が500nmの試料においては、実施例1の結果と同様の傾向であったが、長方状に配列した細孔形成開始点となる窪みの配列の、長い間隔が短い間隔の1.4倍の試料では、細孔は十分に分岐せず、主に柱状の細孔が形成された。1.5〜2.0倍の範囲の試料では、図2に示すような形成過程において自己組織的に分岐した細孔が得られた。
【0048】
Alの膜厚が200nmの試料においては、Alの膜厚が500nmの場合と同様の結果であり、長方状に配列した細孔形成開始点となる窪みの配列の、長い間隔が短い間隔の1.5〜2.0倍の範囲において、図2に示すような形成過程において自己組織的に分岐した細孔が得られた。
【0049】
以上の結果より、被陽極酸化層であるAlの膜厚が1μm以上である場合においては、長方状に配列した細孔形成開始点となる窪みの配列の、長い間隔が短い間隔の1.4〜2.0倍の試料において、形成される細孔は図2に示すような形成過程において自己組織的に分岐した細孔となることを確認した。また、Alの膜厚が500nm以下の場合においては、長方状に配列した細孔形成開始点となる窪みの配列の、長い間隔が短い間隔の1.5〜2.0倍の試料において、形成される細孔は図2に示すような形成過程において自己組織的に分岐した細孔となり、1.4倍の試料においては、細孔が分岐する以前に被陽極酸化層の底部まで細孔が形成されてしまい、結果として柱状の細孔となることを確認した。
【0050】
また、実施例1と同様に、分岐した細孔を有する試料において突起物の形成を行ったところ、実施例1と同様に図4に示すような下地層の酸化物による突起物の形成が確認された。
【0051】
<実施例3>
本実施例は下地層からの突起物形成に関する。特にメッキにより、細孔内へ突起物を形成することに関する。
Si基板上にメッキの電極となる下地層としてCuを50nm、更にCuの上に被陽極酸化層としてAlを1μmそれぞれスパッタリング法により成膜した。続いて実施例1と同様に、Al表面に100nm×160nmの間隔で長方状に配列した窪みを形成し、細孔がCu下地層に到達するまで陽極酸化を行った。これにより実施例1のCの試料と同様の形状の細孔が形成された。
【0052】
次に試料を陰極とし、硫酸銅5水和物とホウ酸の混合溶液中にてCuのメッキを行った。電着を行うことで、メッキ物のCuが細孔底部から充填されて突起物となる。突起物の高さは電解液の濃度やメッキの電位など電着条件と電着時間によって制御可能であり、本実施例では突起物の高さが約50nmとなるようにメッキを行った。
【0053】
続いて実施例1と同様に、リン酸とクロム酸の混合溶液に浸すことでアルミナを全て溶解し、試料の断面をFE−SEMで観測したところ、実施例1と同様にメッキ物のCuによる突起物と被陽極酸化層の残留突起による凸型構造が形成されていることが確認された。
以上の結果より、下地層からの突起物の形成においてメッキを利用することも可能であることが確認された。
【0054】
<実施例4>
本実施例は、実施例1で作製した凸型構造のパターンを利用したスタンパに関するものである。
実施例1で作製したCの試料を利用した凸型構造のパターンを有する試料に、Wを10nmスパッタリング法により成膜することで、図10に示すように突起部101の補強を行い、これをスタンパとした。
【0055】
次にパターンを転写する基板として、Al膜上にスピンコート法でレジストを70nmの厚さで配置した基板を用意し、レジスト上にWにて補強した試料を押し付けることで、試料の凸部をレジストの表面に凹部として転写した。このとき、レジストの凹部は概ねAlまで到達してAlが露出しており、露出したAlのドライエッチングを行うことでレジスト上の凹部をAlに転写した。
【0056】
レジストを除去した後、Al膜表面をFE−SEMで観測すると、スタンパの突起部のうち下地層Nb酸化物による突起部分のみ構造が転写されていることが確認された。
また、実施例1において、下地層のNb酸化物による突起部の高さを約20nmとした試料において同様の検討をおこなったところ、下地層のNb酸化物による突起部と、被陽極酸化層の残留突起による突起部の全てがAl膜の表面に凹部として転写されていた。
【0057】
以上の結果より、実施例1において作製した凸型構造を有するナノ構造体をスタンパとして利用可能であることを確認した。また、本実施例で作製したスタンパを利用して形成したAl膜表面の凹部を陽極酸化の細孔形成開始点とすることで、規則的に配列した細孔を形成することも可能である。
【0058】
<実施例5>
本実施例は、実施例1で作製した凸型構造のパターンを利用した磁気記録媒体に関するものである。
本実施例では、実施例1で作製したCの試料を利用した凸型構造のパターンを有する試料に、高い垂直磁気異方性を有する磁性体CoCrPtを50nmスパッタリング法により成膜することで、図8に示すように突起部分82の形状を反映した磁性層を形成した。このとき、突起部分82の密度は約80Gdot/inであった。
【0059】
続いて試料の基板に対して垂直方向に8kOeの磁場を印加した後、ゼロ磁場の状態にし、記録部分83の残留磁化状態をMFM(磁気力顕微鏡)を使用して観測した。MFM像より、記録部分の磁化は全て印加磁場の方向に向いていることが確認された。更にこの状態から、逆方向に8kOeの磁場を印加した後、ゼロ磁場の状態にし、記録部分83の残留磁化状態をMFM(磁気力顕微鏡)を使用して観測したところ、記録部分の磁化は全て反転しており、印加磁場の方向に向いていた。また、これらのMFM像において、隣接する記録部分83間における磁気的干渉による磁化反転も確認されず、一つの突起部分82上に形成された記録部分83に対して1ビットを記録させるパターンドメディアとして利用することも可能であると確認できた。
【0060】
以上の結果より、本発明による凸型構造のパターンに磁性体を堆積させることで作製したナノ構造体に記録用磁気ヘッドを利用して記録部分に対して磁場を印加し、これを再生用ヘッドで読み取ることで磁気記録媒体として使用可能であることが確認された。
また、本発明によるナノ構造体を利用した磁気記録媒体の記録方式は、本実施例のように垂直記録方式に限定されるものではなく、面内記録方式であっても構わない。
【0061】
【発明の効果】
以上説明した様に、本発明により、自己組織的に分岐する細孔を利用することで、凹凸構造を有するナノ構造体を、より簡易に且つ微細に製造することが可能となる。
また、本発明による凹凸構造を有するナノ構造体を利用したスタンパ、及び磁気記録媒体も作製することが可能である。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明のナノ構造体の製造方法における基板上に形成した窪みの模式図である。
【図2】自己組織的に分岐した細孔の模式図である。
【図3】意図しない部分に形成された細孔の模式図である。
【図4】細孔内への突起物形成の模式図である。
【図5】細孔内への突起物形成の模式図である。
【図6】下地層からの突起物による凸型構造の模式図である。
【図7】下地層からの突起物と被陽極酸化層の残留突起物による凸型構造の模式図である。
【図8】本発明による凸型パターンを使用した磁気記録媒体の模式図である。
【図9】Nb酸化物と被陽極酸化層の残留突起による凸型構造の模式図である。
【図10】突起部を補強した状態の模式図である。
【符号の説明】
11 基板
12 窪み
13 配列の短い間隔
14 配列の長い間隔
21 二股に分岐した細孔
22 二股に分岐する以前の細孔
23 アルミナ
24 分岐により残ったアルミナ部分
25 下地基板
26 残留突起
27 残留突起存在位置
31 意図しない部分に形成された細孔
32 二股に分岐した細孔
33 二股に分岐する以前の細孔
34 分岐により残ったアルミナ部分
41 細孔
42 下地層
43 アルミナ
44 酸化物
45 残留突起
51 下地層
52 被陽極酸化層
53 細孔
54 突起物
55 残留突起
56 アルミナ
61 被陽極酸化層
62 アルミナ
63 下地層
64 突起物
65 残留突起
66 細孔
71 下地層
72 突起物
73 被陽極酸化層
74 残留突起
75 アルミナ
76 細孔
81 磁性体
82 突起部分
83 記録部分
84 残留突起
85 下地層
91 突起部
92 残留突起
93 下地層
101 突起部
102 残留突起
103 下地層
104 タングステン

Claims (15)

  1. 構造体の製造方法であって、孔の深さ方向に分岐していない非分岐孔と、該非分岐孔につながり且つ分岐している分岐孔を備えている部材を用意する工程、及び該部材から、非分岐孔を除去する工程を有することを特徴とする構造体の製造方法。
  2. Alを主成分とする基板を陽極酸化して得られる陽極酸化皮膜による構造体の製造方法において、該基板上に規則的に配列した複数の窪みを形成する工程、その後陽極酸化により形成される細孔について、少なくとも一部の細孔を形成過程において自己組織的に分岐させる工程、更に該細孔における分岐する以前の部分を除去する工程を含むことを特徴とする構造体の製造方法。
  3. 前記細孔の形成後、被陽極酸化膜の下に設けた下地層より該細孔内に突起物を形成する工程を含むことを特徴とする請求項2に記載の構造体の製造方法。
  4. 前記下地層より細孔内に突起物を形成する工程が、該下地層の酸化であることを特徴とする請求項3に記載の構造体の製造方法。
  5. 前記下地層より細孔内に突起物を形成する工程が、メッキであることを特徴とする請求項3に記載の構造体の製造方法。
  6. 前記下地層が導電性の金属であることを特徴とする請求項2乃至5のいずれかの項に記載の構造体の製造方法。
  7. 前記下地層がNb,W,Ti,Ta,Mo,Zr,Hfのうち何れかを主成分とすることを特徴とする請求項2乃至6のいずれかの項に記載の構造体の製造方法。
  8. 前記基板上に長方状或いは斜方状に配列した窪みを形成することを特徴とする請求項2乃至7のいずれかの項に記載の構造体の製造方法。
  9. 前記基板上に、長い間隔が短い間隔の1.4〜2.0倍の長方状或いは斜方状に配列した窪みを形成することを特徴とする請求項8に記載の構造体の製造方法。
  10. 前記基板上に形成した窪みの長方状或いは斜方状配列において、配列の短い間隔に対応した陽極酸化電圧を印加して陽極酸化を行うことを特徴とする請求項2乃至9のいずれかの項に記載の構造体の製造方法。
  11. 被陽極酸化層を除去する工程により、基板上に下地層より形成された該突起物及びAlを主成分とする残留突起物による凸構造を露出して形成することを特徴とする請求項2乃至10のいずれかの項に記載の構造体の製造方法。
  12. 作製される構造体上に、該構造体と異なる材料を堆積させることを特徴とする請求項2乃至11のいずれかの項に記載の構造体の製造方法。
  13. 請求項2乃至12のいずれかに記載の構造体の製造方法により作製される構造体。
  14. 請求項2乃至12のいずれかに記載の構造体の製造方法により作製されるスタンパ。
  15. 請求項2乃至12のいずれかに記載の構造体の製造方法により作製される磁気記録媒体。
JP2003031480A 2003-02-07 2003-02-07 構造体の製造方法 Expired - Fee Related JP4125151B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2003031480A JP4125151B2 (ja) 2003-02-07 2003-02-07 構造体の製造方法

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2003031480A JP4125151B2 (ja) 2003-02-07 2003-02-07 構造体の製造方法

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2004238712A true JP2004238712A (ja) 2004-08-26
JP4125151B2 JP4125151B2 (ja) 2008-07-30

Family

ID=32958057

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2003031480A Expired - Fee Related JP4125151B2 (ja) 2003-02-07 2003-02-07 構造体の製造方法

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP4125151B2 (ja)

Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2006346820A (ja) * 2005-06-16 2006-12-28 Yamagata Fujitsu Ltd ナノホール構造体及びその製造方法、スタンパ及びその製造方法、磁気記録媒体及びその製造方法、並びに、磁気記録装置及び磁気記録方法
JP2011194594A (ja) * 2010-03-17 2011-10-06 Kanagawa Acad Of Sci & Technol 表面凹凸パターンを有する樹脂材およびその製造方法
JP2012056274A (ja) * 2010-09-13 2012-03-22 Pentax Ricoh Imaging Co Ltd 金型及びその製造方法、並びに素子及び光学素子

Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2006346820A (ja) * 2005-06-16 2006-12-28 Yamagata Fujitsu Ltd ナノホール構造体及びその製造方法、スタンパ及びその製造方法、磁気記録媒体及びその製造方法、並びに、磁気記録装置及び磁気記録方法
JP2011194594A (ja) * 2010-03-17 2011-10-06 Kanagawa Acad Of Sci & Technol 表面凹凸パターンを有する樹脂材およびその製造方法
JP2012056274A (ja) * 2010-09-13 2012-03-22 Pentax Ricoh Imaging Co Ltd 金型及びその製造方法、並びに素子及び光学素子

Also Published As

Publication number Publication date
JP4125151B2 (ja) 2008-07-30

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP4532634B2 (ja) 細孔の製造方法
US6610463B1 (en) Method of manufacturing structure having pores
JP3754876B2 (ja) 細孔を有する構造体の製造方法及び細孔を有する構造体
Masuda et al. Self-repair of ordered pattern of nanometer dimensions based on self-compensation properties of anodic porous alumina
JP4681938B2 (ja) ナノ構造体の製造方法
EP0931859A1 (en) Method of manufacturing porous anodized alumina film
JP2005008909A (ja) 構造体の製造方法
JP4681939B2 (ja) ナノ構造体の製造方法
KR101399982B1 (ko) 높은 규칙도를 갖는 양극 산화 알루미늄 템플릿 및 그제조방법
JP3729449B2 (ja) 細孔を有する構造体及びデバイス
Sulka et al. AAO templates with different patterns and channel shapes
JP4136653B2 (ja) 構造体の製造方法
JP2004217961A (ja) 陽極酸化ポーラスアルミナ複合体及びその製造方法
KR100973522B1 (ko) 양극 산화 알루미늄과 원자층 증착 공정을 이용한 루테늄 나노 구조물의 제조방법
Juang et al. Nanotechnology advances and applications in information storage
JP4641442B2 (ja) 多孔質体の製造方法
JP2002004087A (ja) ナノ構造体の製造方法及びナノ構造体
JP2005307340A (ja) 構造体の製造方法、磁気記録媒体の製造方法、成型体の製造方法
JP4125151B2 (ja) 構造体の製造方法
JP2004237526A (ja) 微細パターン及びその母型を形成する方法
JP4576352B2 (ja) ナノホール構造体の製造方法
JP4641331B2 (ja) ナノ構造体及びその製造方法
JP4136723B2 (ja) 構造体及び構造体の製造方法
JP2003342791A (ja) 細孔を有する構造体及びその製造方法
JP4603834B2 (ja) 構造体、その製造方法及び多孔質体

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20060119

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20070625

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20070704

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20070831

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20080416

A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20080507

R150 Certificate of patent (=grant) or registration of utility model

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

FPAY Renewal fee payment (prs date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20110516

Year of fee payment: 3

FPAY Renewal fee payment (prs date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20120516

Year of fee payment: 4

FPAY Renewal fee payment (prs date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20120516

Year of fee payment: 4

FPAY Renewal fee payment (prs date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20130516

Year of fee payment: 5

FPAY Renewal fee payment (prs date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20140516

Year of fee payment: 6

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees