JP2004231600A - 皮膚外用剤 - Google Patents
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Abstract
【課題】優れた保湿効果を発揮する皮膚外用剤を提供すること。
【解決手段】下記一般式(1)で表されるゲルマニウムセスキオキシド誘導体と経皮吸収促進剤とを含有することを特徴とする皮膚外用剤。
O3(Ge−R1−COOH)2 …(1)
[式中、R1は、水素原子がフェニル基で置換されていてもよい炭素数1〜4のアルキレン基を示す。]
【選択図】 なし
【解決手段】下記一般式(1)で表されるゲルマニウムセスキオキシド誘導体と経皮吸収促進剤とを含有することを特徴とする皮膚外用剤。
O3(Ge−R1−COOH)2 …(1)
[式中、R1は、水素原子がフェニル基で置換されていてもよい炭素数1〜4のアルキレン基を示す。]
【選択図】 なし
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、皮膚外用剤に関し、より詳しくは、保湿剤、消炎剤、皮膚再生剤、皮膚細胞活性化剤等の皮膚炎治癒剤として適用可能な皮膚外用剤に関する。
【0002】
【従来の技術】
従来、金属酸化物や有機金属化合物等を皮膚外用剤に添加して、種々の効果を得る試みがなされており、例えば、L−アスコルビン酸複合金属塩を含有させることにより、美白効果を奏する皮膚外用組成物が得られることが報告されている(特許文献1参照)。そして、特許文献1によれば、ゲルマニウムも複合金属塩を合成するために用いることができるとされている。
【0003】
一方で、保湿性を有する種々の化合物を組み合わせることにより、保湿や消炎等の効果を奏する皮膚外用剤が開発されている。
【0004】
【特許文献1】
特開2002−265348号公報
【0005】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、特許文献1に開示されている組成やその他公知の組成を有する皮膚外用剤においては、保湿性の点で更に改良の余地があった。
【0006】
本発明は、かかる問題点に鑑みてなされたものであり、優れた保湿効果を発揮する皮膚外用剤を提供することを目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】
上記目的を達成するために、本発明は、下記一般式(1)で表されるゲルマニウムセスキオキシド誘導体と経皮吸収促進剤とを含有することを特徴とする皮膚外用剤を提供する。なお、式中、R1は、水素原子がフェニル基で置換されていてもよい炭素数1〜4のアルキレン基(フェニル基で置換される場合、置換の対象であるアルキレン基の炭素数が1〜4であることを意味する。)を示す。
O3(Ge−R1−COOH)2 …(1)
【0008】
上記ゲルマニウムセスキオキシド誘導体は、(2−カルボキシエチルゲルマニウム)セスキオキシドが特に好ましい。
【0009】
また、ゲルマニウムセスキオキシド誘導体の含有量は、皮膚外用剤を基準として0.001〜5重量%とすることが好適であり、ゲルマニウムセスキオキシド誘導体100重量部に対する前記経皮吸収促進剤の量は10〜2000重量部とすることが好ましい。
【0010】
本発明に係る皮膚外用剤には、所定の化学構造を有するゲルマニウムセスキオキシド誘導体と経皮吸収促進剤とを組み合わせて含有させていることから、非常に優れた保湿効果を発揮する。また、かかる効果のみならず、保湿、消炎、皮膚再生、皮膚細胞活性化等の各種皮膚炎治癒効果を奏する。
【0011】
すなわち、上記皮膚外用剤は、保湿用(保湿剤)のみならず、消炎用(消炎剤)、皮膚再生用(皮膚再生剤)又皮膚細胞活性化用(皮膚細胞活性化剤)として用いることができる。
【0012】
【発明の実施の形態】
本発明に用いられるゲルマニウムセスキオキシド誘導体は、以下の一般式(1):
O3(Ge−R1−COOH)2 …(1)
で表されるものであり、R1は、水素原子がフェニル基で置換されていてもよい炭素数1〜4のアルキレン基を示すが、R1として好適なものは、−CH2−CH2−、−CH(CH3)−CH2−、−CH2−CH(CH3)−、−C(CH3)2−CH2−、−CH(C6H5)−CH2−、−CH(C6H5)−CH(CH3)−であり、−CH2−CH2−が特に好適である。したがって、ゲルマニウムセスキオキシド誘導体としては、(2−カルボキシエチルゲルマニウム)セスキオキシドが特に好ましい。
【0013】
ゲルマニウムセスキオキシド誘導体の配合量は、皮膚外用剤全量中の0.001〜5重量%であることが好ましく、更に好ましくは0.05〜2重量%である。0.001重量%未満では保湿、消炎、皮膚再生、皮膚細胞活性化、及び種々の皮膚炎治癒の相乗効果が充分に発揮されない場合がある。
【0014】
経皮吸収促進剤としては、ジプロピレングリコール、ヘキシレングリコール、イソパラフィン、ラウリル硫酸ナトリウム、ラウリルアルコールのエチレンオキサイド付加物(エチレンオキサイドモル数:5〜30)、ポリエチレングリコール脂肪酸エステル、ポリオキシエチレンソルビタン脂肪酸エステル、炭酸プロピル、ピロリドンカルボン酸ナトリウム、尿素、乳酸、乳酸ナトリウム、レシチン、ジメチルスルフォキサイド、ピロリドンカルボン酸エステル、ニコチン酸エステル、N−メチルプロリンエステル、オレイン酸コレステリルエステル、アミンオキサイド等が挙げられ、これらを単独もしくは種々の組み合わせで配合できる。経皮吸収促進剤の配合量は種類によって異なるが、皮膚外用剤全量中の0.01〜10重量%が好ましく、より好ましくは0.1〜5重量%である。
【0015】
また、ゲルマニウムセスキオキシド誘導体100重量部に対する経皮吸収促進剤の量は、10〜2000重量部が好ましく、50〜1000重量部がより好ましい。
【0016】
皮膚外用剤には、上記の構成成分に加えて、必要に応じて、通常医薬品、化粧品等皮膚外用剤に用いられるその他の添加成分、例えば、クエン酸ナトリウム、メタリン酸ナトリウム、エデト酸二、三又は四ナトリウム等の金属イオン封鎖剤、酸化防止剤、界面活性剤、紫外線吸収剤、香料、水、エタノールやイソプロパノ‐ル等の低級アルコール、増粘剤、色剤、粉末、薬剤、クエン酸、リンゴ酸等の有機酸、リン酸等の無機酸、アミノ酸、ペプチド、タンパク質、単糖、オリゴ糖、多糖等を配合することができる。なお、上記添加成分の添加量は、本発明の皮膚外用剤が奏する上述した効果を損なわない範囲とする。
【0017】
皮膚外用剤の剤型は任意であり、溶液系、可溶化系、乳化系、粉末分散系、水−二層系、水−油−粉末三層系等、どのような剤型を採用してもよい。また、皮膚外用剤の用途も任意であり、化粧水、乳液、クリーム、パック剤のフェイシャル、ボディ用皮膚外用剤や軟膏等の外用剤に用いることができる。
【0018】
更には、化粧水や乳液等を不織布や紙等の支持体に含浸させたウェットタイプのシート状外用剤、あるいは水溶性や油性ゲルのようなパップ外用剤に用いることができる。
【0019】
【実施例】
以下、本発明の好適な実施例についてさらに詳細に説明するが、本発明はこれらの実施例に限定されるものではない。
【0020】
[実施例1〜3及び比較例1]
表1に示す、ゲルマニウムセスキオキシド誘導体((2−カルボキシエチルゲルマニウム)セスキオキシド)及び経皮吸収剤並びにその他添加成分を配合して(表中の数字は重量%)、実施例1〜3及び比較例1の化粧水を作製した。そして、実施例1〜3及び比較例1の化粧水について、実使用テストを実施して、保湿効果を評価した。試験方法は、次のとおりであった。
【0021】
(試験方法)
20〜55歳の男性5名及び女性5名、計10名を被験者として、前腕内側部にマーカーした4ヶ所の部位に実施例1〜3及び比較例1の化粧水のそれぞれを30日間、毎日塗布した。塗布前及び30日間連続塗布した後の各部位の保湿性について、電導度計(アイ・ビイ・エス株式会社製、商品名:スキコン)を用いて表皮の電導度を測定することにより評価した。なお、この電導度は表皮中の水分量を反映した値である。
【0022】
電導度の測定結果を表2に示す。表2に示すように、ゲルマニウムセスキオキシド誘導体が配合されていない比較例1に比べて、ゲルマニウムセスキオキシド誘導体が配合されている実施例1〜3は電導度が増加した。なお、ゲルマニウムセスキオキシド誘導体の配合量が増加するにつれて電導度の値が増加する傾向にあった。この結果より、ゲルマニウムセスキオキシド誘導体と経皮吸収剤とを併用することにより、保湿性について相乗的な効果が発揮されることがわかった。
【0023】
【表1】
【0024】
【表2】
【0025】
[実施例4〜6及び比較例2]
表3に示す、ゲルマニウムセスキオキシド誘導体((2−カルボキシエチルゲルマニウム)セスキオキシド)及び経皮吸収剤並びにその他添加成分を配合して(表中の数字は重量%)、実施例4〜6及び比較例2のクリームを作製した。そして、実施例4〜6及び比較例2のクリームについて、実使用テストを実施して、消炎効果を評価した。試験方法は、次のとおりであった。
【0026】
(試験方法)
20〜55歳の男性5名及び女性5名、計10名4群を被験者として、夏の海辺で3時間、海水浴をした後、それぞれの群に実施例4〜6及び比較例2のクリームのいずれかを適宜3日間にわたって使用してもらい、消炎効果の実感について聞き取り調査を実施した。
【0027】
その結果を表4に示す。表4の数字は10名中の満足した(消炎効果があった)と回答した人数である。表4に示すように、ゲルマニウムセスキオキシド誘導体の配合されていない比較例2に比べて、ゲルマニウムセスキオキシド誘導体の配合されている実施例4〜6は優れた消炎効果を発揮した。なお、ゲルマニウムセスキオキシド誘導体の配合量が増加するにつれて消炎効果を増大する傾向にあった。以上より、ゲルマニウムセスキオキシド誘導体と経皮吸収剤とを併用することにより、消炎効果について相乗的な効果が発揮されることがわかった。
【0028】
【表3】
【0029】
【表4】
【0030】
[実施例7〜9及び比較例3]
表5に示す、ゲルマニウムセスキオキシド誘導体((2−カルボキシエチルゲルマニウム)セスキオキシド)及び経皮吸収剤並びにその他添加成分を配合して(表中の数字は重量%)、実施例7〜9及び比較例3のクリームを作製した。そして、実施例7〜9及び比較例3のクリームについて、実使用テストを実施して、皮膚再生効果を評価した。試験方法は、次のとおりであった。
【0031】
(試験方法)
20〜55歳の男性5名及び女性5名、計10名を被験者として、背中にマーカーした4ヶ所の部位を予め0.2%ラウリル硫酸ナトリウム水溶液含浸コットンを3時間貼付した後、コットンを取り除き、イオン交換水を含浸させたコットンで洗浄した。その後、実施例7〜9及び比較例3のクリームをそれぞれ14日間、毎日塗布した。塗布前及び14日間連続塗布した後の各部位の皮膚再生効果について、TEWAメーター(COURAGE+KHAZAKA Electronic GmbH社製)を用いて経皮水分蒸散量を測定することにより評価した。
【0032】
結果を表6に示す。表6に示すように、ゲルマニウムセスキオキシド誘導体の配合されていない比較例3に比べて、ゲルマニウムセスキオキシド誘導体の配合されている実施例7〜9はTEWA値(g/h・m2)が小さかった。なお、ゲルマニウムセスキオキシド誘導体の配合量が増加するにつれてTEWA値が減少する傾向にあった。この結果より、ゲルマニウムセスキオキシド誘導体と経皮吸収剤とを併用することにより、皮膚再生効果について相乗的な効果が発揮されることわかった。
【0033】
【表5】
【0034】
【表6】
【0035】
[表皮角化細胞の増殖促進効果]
ヒト由来の表皮角化細胞に対する(2−カルボキシエチルゲルマニウム)セスキオキシド(ゲルマニウムセスキオキシド誘導体)の増殖促進効果について、invitroで調べた。すなわち、24wellの培養プレートに培地としてF−12培地(ヒドロコルチゾン・アデニン・ウシ胎児血清を添加)を用い、表皮角化細胞数を2.5×106/mLとして、表7に示す添加剤を添加して、30℃、5.0%CO2の条件下で7日間培養した。この場合において、(2−カルボキシエチルゲルマニウム)セスキオキシドの最終濃度は0.01〜0.4%、経皮吸収促進剤であるイソパラフィン濃度は2.5%、ピロリドンカルボン酸ナトリウム濃度は1.0%とした。
【0036】
培養後、MTTアッセイ法により生細胞数をMTT(3−[4,5−dimethylethiazol−2−yl]−2,5−diphenyltetrazoliumbromide)の色調変化(Opitical Density(ODと略す):570nm−650nm)から測定した。
【0037】
得られた結果を表7に示す。なお、(2−カルボキシエチルゲルマニウム)セスキオキシド及び経皮吸収剤の無添加区のOD値を100%として計算した。(2−カルボキシエチルゲルマニウム)セスキオキシド及び経皮吸収剤の両方が添加された培地において、(2−カルボキシエチルゲルマニウム)セスキオキシド濃度が0.05%以上で表皮角化細胞の増殖促進効果が認められた。この結果より、ゲルマニウムセスキオキシド誘導体と経皮吸収剤とを併用することにより、増殖促進効果について相乗的な効果が発揮されることがわかった。
【0038】
【表7】
【0039】
【発明の効果】
以上説明したように、本発明によれば、非常に優れた保湿効果を発揮し、更に、保湿、消炎、皮膚再生、皮膚細胞活性化等の各種皮膚炎治癒効果をも発揮する皮膚外用剤が得られる。
【発明の属する技術分野】
本発明は、皮膚外用剤に関し、より詳しくは、保湿剤、消炎剤、皮膚再生剤、皮膚細胞活性化剤等の皮膚炎治癒剤として適用可能な皮膚外用剤に関する。
【0002】
【従来の技術】
従来、金属酸化物や有機金属化合物等を皮膚外用剤に添加して、種々の効果を得る試みがなされており、例えば、L−アスコルビン酸複合金属塩を含有させることにより、美白効果を奏する皮膚外用組成物が得られることが報告されている(特許文献1参照)。そして、特許文献1によれば、ゲルマニウムも複合金属塩を合成するために用いることができるとされている。
【0003】
一方で、保湿性を有する種々の化合物を組み合わせることにより、保湿や消炎等の効果を奏する皮膚外用剤が開発されている。
【0004】
【特許文献1】
特開2002−265348号公報
【0005】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、特許文献1に開示されている組成やその他公知の組成を有する皮膚外用剤においては、保湿性の点で更に改良の余地があった。
【0006】
本発明は、かかる問題点に鑑みてなされたものであり、優れた保湿効果を発揮する皮膚外用剤を提供することを目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】
上記目的を達成するために、本発明は、下記一般式(1)で表されるゲルマニウムセスキオキシド誘導体と経皮吸収促進剤とを含有することを特徴とする皮膚外用剤を提供する。なお、式中、R1は、水素原子がフェニル基で置換されていてもよい炭素数1〜4のアルキレン基(フェニル基で置換される場合、置換の対象であるアルキレン基の炭素数が1〜4であることを意味する。)を示す。
O3(Ge−R1−COOH)2 …(1)
【0008】
上記ゲルマニウムセスキオキシド誘導体は、(2−カルボキシエチルゲルマニウム)セスキオキシドが特に好ましい。
【0009】
また、ゲルマニウムセスキオキシド誘導体の含有量は、皮膚外用剤を基準として0.001〜5重量%とすることが好適であり、ゲルマニウムセスキオキシド誘導体100重量部に対する前記経皮吸収促進剤の量は10〜2000重量部とすることが好ましい。
【0010】
本発明に係る皮膚外用剤には、所定の化学構造を有するゲルマニウムセスキオキシド誘導体と経皮吸収促進剤とを組み合わせて含有させていることから、非常に優れた保湿効果を発揮する。また、かかる効果のみならず、保湿、消炎、皮膚再生、皮膚細胞活性化等の各種皮膚炎治癒効果を奏する。
【0011】
すなわち、上記皮膚外用剤は、保湿用(保湿剤)のみならず、消炎用(消炎剤)、皮膚再生用(皮膚再生剤)又皮膚細胞活性化用(皮膚細胞活性化剤)として用いることができる。
【0012】
【発明の実施の形態】
本発明に用いられるゲルマニウムセスキオキシド誘導体は、以下の一般式(1):
O3(Ge−R1−COOH)2 …(1)
で表されるものであり、R1は、水素原子がフェニル基で置換されていてもよい炭素数1〜4のアルキレン基を示すが、R1として好適なものは、−CH2−CH2−、−CH(CH3)−CH2−、−CH2−CH(CH3)−、−C(CH3)2−CH2−、−CH(C6H5)−CH2−、−CH(C6H5)−CH(CH3)−であり、−CH2−CH2−が特に好適である。したがって、ゲルマニウムセスキオキシド誘導体としては、(2−カルボキシエチルゲルマニウム)セスキオキシドが特に好ましい。
【0013】
ゲルマニウムセスキオキシド誘導体の配合量は、皮膚外用剤全量中の0.001〜5重量%であることが好ましく、更に好ましくは0.05〜2重量%である。0.001重量%未満では保湿、消炎、皮膚再生、皮膚細胞活性化、及び種々の皮膚炎治癒の相乗効果が充分に発揮されない場合がある。
【0014】
経皮吸収促進剤としては、ジプロピレングリコール、ヘキシレングリコール、イソパラフィン、ラウリル硫酸ナトリウム、ラウリルアルコールのエチレンオキサイド付加物(エチレンオキサイドモル数:5〜30)、ポリエチレングリコール脂肪酸エステル、ポリオキシエチレンソルビタン脂肪酸エステル、炭酸プロピル、ピロリドンカルボン酸ナトリウム、尿素、乳酸、乳酸ナトリウム、レシチン、ジメチルスルフォキサイド、ピロリドンカルボン酸エステル、ニコチン酸エステル、N−メチルプロリンエステル、オレイン酸コレステリルエステル、アミンオキサイド等が挙げられ、これらを単独もしくは種々の組み合わせで配合できる。経皮吸収促進剤の配合量は種類によって異なるが、皮膚外用剤全量中の0.01〜10重量%が好ましく、より好ましくは0.1〜5重量%である。
【0015】
また、ゲルマニウムセスキオキシド誘導体100重量部に対する経皮吸収促進剤の量は、10〜2000重量部が好ましく、50〜1000重量部がより好ましい。
【0016】
皮膚外用剤には、上記の構成成分に加えて、必要に応じて、通常医薬品、化粧品等皮膚外用剤に用いられるその他の添加成分、例えば、クエン酸ナトリウム、メタリン酸ナトリウム、エデト酸二、三又は四ナトリウム等の金属イオン封鎖剤、酸化防止剤、界面活性剤、紫外線吸収剤、香料、水、エタノールやイソプロパノ‐ル等の低級アルコール、増粘剤、色剤、粉末、薬剤、クエン酸、リンゴ酸等の有機酸、リン酸等の無機酸、アミノ酸、ペプチド、タンパク質、単糖、オリゴ糖、多糖等を配合することができる。なお、上記添加成分の添加量は、本発明の皮膚外用剤が奏する上述した効果を損なわない範囲とする。
【0017】
皮膚外用剤の剤型は任意であり、溶液系、可溶化系、乳化系、粉末分散系、水−二層系、水−油−粉末三層系等、どのような剤型を採用してもよい。また、皮膚外用剤の用途も任意であり、化粧水、乳液、クリーム、パック剤のフェイシャル、ボディ用皮膚外用剤や軟膏等の外用剤に用いることができる。
【0018】
更には、化粧水や乳液等を不織布や紙等の支持体に含浸させたウェットタイプのシート状外用剤、あるいは水溶性や油性ゲルのようなパップ外用剤に用いることができる。
【0019】
【実施例】
以下、本発明の好適な実施例についてさらに詳細に説明するが、本発明はこれらの実施例に限定されるものではない。
【0020】
[実施例1〜3及び比較例1]
表1に示す、ゲルマニウムセスキオキシド誘導体((2−カルボキシエチルゲルマニウム)セスキオキシド)及び経皮吸収剤並びにその他添加成分を配合して(表中の数字は重量%)、実施例1〜3及び比較例1の化粧水を作製した。そして、実施例1〜3及び比較例1の化粧水について、実使用テストを実施して、保湿効果を評価した。試験方法は、次のとおりであった。
【0021】
(試験方法)
20〜55歳の男性5名及び女性5名、計10名を被験者として、前腕内側部にマーカーした4ヶ所の部位に実施例1〜3及び比較例1の化粧水のそれぞれを30日間、毎日塗布した。塗布前及び30日間連続塗布した後の各部位の保湿性について、電導度計(アイ・ビイ・エス株式会社製、商品名:スキコン)を用いて表皮の電導度を測定することにより評価した。なお、この電導度は表皮中の水分量を反映した値である。
【0022】
電導度の測定結果を表2に示す。表2に示すように、ゲルマニウムセスキオキシド誘導体が配合されていない比較例1に比べて、ゲルマニウムセスキオキシド誘導体が配合されている実施例1〜3は電導度が増加した。なお、ゲルマニウムセスキオキシド誘導体の配合量が増加するにつれて電導度の値が増加する傾向にあった。この結果より、ゲルマニウムセスキオキシド誘導体と経皮吸収剤とを併用することにより、保湿性について相乗的な効果が発揮されることがわかった。
【0023】
【表1】
【0024】
【表2】
【0025】
[実施例4〜6及び比較例2]
表3に示す、ゲルマニウムセスキオキシド誘導体((2−カルボキシエチルゲルマニウム)セスキオキシド)及び経皮吸収剤並びにその他添加成分を配合して(表中の数字は重量%)、実施例4〜6及び比較例2のクリームを作製した。そして、実施例4〜6及び比較例2のクリームについて、実使用テストを実施して、消炎効果を評価した。試験方法は、次のとおりであった。
【0026】
(試験方法)
20〜55歳の男性5名及び女性5名、計10名4群を被験者として、夏の海辺で3時間、海水浴をした後、それぞれの群に実施例4〜6及び比較例2のクリームのいずれかを適宜3日間にわたって使用してもらい、消炎効果の実感について聞き取り調査を実施した。
【0027】
その結果を表4に示す。表4の数字は10名中の満足した(消炎効果があった)と回答した人数である。表4に示すように、ゲルマニウムセスキオキシド誘導体の配合されていない比較例2に比べて、ゲルマニウムセスキオキシド誘導体の配合されている実施例4〜6は優れた消炎効果を発揮した。なお、ゲルマニウムセスキオキシド誘導体の配合量が増加するにつれて消炎効果を増大する傾向にあった。以上より、ゲルマニウムセスキオキシド誘導体と経皮吸収剤とを併用することにより、消炎効果について相乗的な効果が発揮されることがわかった。
【0028】
【表3】
【0029】
【表4】
【0030】
[実施例7〜9及び比較例3]
表5に示す、ゲルマニウムセスキオキシド誘導体((2−カルボキシエチルゲルマニウム)セスキオキシド)及び経皮吸収剤並びにその他添加成分を配合して(表中の数字は重量%)、実施例7〜9及び比較例3のクリームを作製した。そして、実施例7〜9及び比較例3のクリームについて、実使用テストを実施して、皮膚再生効果を評価した。試験方法は、次のとおりであった。
【0031】
(試験方法)
20〜55歳の男性5名及び女性5名、計10名を被験者として、背中にマーカーした4ヶ所の部位を予め0.2%ラウリル硫酸ナトリウム水溶液含浸コットンを3時間貼付した後、コットンを取り除き、イオン交換水を含浸させたコットンで洗浄した。その後、実施例7〜9及び比較例3のクリームをそれぞれ14日間、毎日塗布した。塗布前及び14日間連続塗布した後の各部位の皮膚再生効果について、TEWAメーター(COURAGE+KHAZAKA Electronic GmbH社製)を用いて経皮水分蒸散量を測定することにより評価した。
【0032】
結果を表6に示す。表6に示すように、ゲルマニウムセスキオキシド誘導体の配合されていない比較例3に比べて、ゲルマニウムセスキオキシド誘導体の配合されている実施例7〜9はTEWA値(g/h・m2)が小さかった。なお、ゲルマニウムセスキオキシド誘導体の配合量が増加するにつれてTEWA値が減少する傾向にあった。この結果より、ゲルマニウムセスキオキシド誘導体と経皮吸収剤とを併用することにより、皮膚再生効果について相乗的な効果が発揮されることわかった。
【0033】
【表5】
【0034】
【表6】
【0035】
[表皮角化細胞の増殖促進効果]
ヒト由来の表皮角化細胞に対する(2−カルボキシエチルゲルマニウム)セスキオキシド(ゲルマニウムセスキオキシド誘導体)の増殖促進効果について、invitroで調べた。すなわち、24wellの培養プレートに培地としてF−12培地(ヒドロコルチゾン・アデニン・ウシ胎児血清を添加)を用い、表皮角化細胞数を2.5×106/mLとして、表7に示す添加剤を添加して、30℃、5.0%CO2の条件下で7日間培養した。この場合において、(2−カルボキシエチルゲルマニウム)セスキオキシドの最終濃度は0.01〜0.4%、経皮吸収促進剤であるイソパラフィン濃度は2.5%、ピロリドンカルボン酸ナトリウム濃度は1.0%とした。
【0036】
培養後、MTTアッセイ法により生細胞数をMTT(3−[4,5−dimethylethiazol−2−yl]−2,5−diphenyltetrazoliumbromide)の色調変化(Opitical Density(ODと略す):570nm−650nm)から測定した。
【0037】
得られた結果を表7に示す。なお、(2−カルボキシエチルゲルマニウム)セスキオキシド及び経皮吸収剤の無添加区のOD値を100%として計算した。(2−カルボキシエチルゲルマニウム)セスキオキシド及び経皮吸収剤の両方が添加された培地において、(2−カルボキシエチルゲルマニウム)セスキオキシド濃度が0.05%以上で表皮角化細胞の増殖促進効果が認められた。この結果より、ゲルマニウムセスキオキシド誘導体と経皮吸収剤とを併用することにより、増殖促進効果について相乗的な効果が発揮されることがわかった。
【0038】
【表7】
【0039】
【発明の効果】
以上説明したように、本発明によれば、非常に優れた保湿効果を発揮し、更に、保湿、消炎、皮膚再生、皮膚細胞活性化等の各種皮膚炎治癒効果をも発揮する皮膚外用剤が得られる。
Claims (10)
- 下記一般式(1)で表されるゲルマニウムセスキオキシド誘導体と経皮吸収促進剤とを含有することを特徴とする皮膚外用剤。
O3(Ge−R1−COOH)2 …(1)
[式中、R1は、水素原子がフェニル基で置換されていてもよい炭素数1〜4のアルキレン基を示す。] - 前記ゲルマニウムセスキオキシド誘導体は、(2−カルボキシエチルゲルマニウム)セスキオキシドであることを特徴とする請求項1記載の皮膚外用剤。
- 前記経皮吸収促進剤が、ジプロピレングリコール、ヘキシレングリコール、イソパラフィン、ラウリル硫酸ナトリウム、ラウリルアルコールのエチレンオキサイド付加物、ポリエチレングリコール脂肪酸エステル、ポリオキシエチレンソルビタン脂肪酸エステル、炭酸プロピル、ピロリドンカルボン酸ナトリウム、尿素、乳酸、乳酸ナトリウム、レシチン、ジメチルスルフォキサイド、ピロリドンカルボン酸エステル、ニコチン酸エステル、N−メチルプロリンエステル、オレイン酸コレステリルエステル及びアミンオキサイドからなる群より選ばれる少なくとも1つの化合物であることを特徴とする請求項1又は2記載の皮膚外用剤。
- 前記ゲルマニウムセスキオキシド誘導体の含有量が、前記皮膚外用剤を基準として0.001〜5重量%であることを特徴とする請求項1〜3のいずれか一項に記載の皮膚外用剤。
- 前記ゲルマニウムセスキオキシド誘導体100重量部に対する前記経皮吸収促進剤の量が10〜2000重量部であることを特徴とする請求項1〜4のいずれか一項に記載の皮膚外用剤。
- 金属イオン封鎖剤、酸化防止剤、界面活性剤、紫外線吸収剤、香料、水、低級アルコール、増粘剤、色剤、粉末、薬剤、有機酸、無機酸、アミノ酸、ペプチド、タンパク質、単糖、オリゴ糖及び多糖からなる群より選ばれる化合物の少なくとも1つを更に含有する請求項1〜5のいずれか一項に記載の皮膚外用剤。
- 保湿用である請求項1〜6のいずれか一項に記載の皮膚外用剤。
- 消炎用である請求項1〜6のいずれか一項に記載の皮膚外用剤。
- 皮膚再生用である請求項1〜6のいずれか一項に記載の皮膚外用剤。
- 皮膚細胞活性化用である請求項1〜6のいずれか一項に記載の皮膚外用剤。
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