JP2004227632A - 光記録媒体記録再生方法及び装置 - Google Patents

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Nobuo Amano
宣夫 天野
Masakatsu Senda
正勝 千田
Takanari Tanabe
隆也 田辺
Yasuko Ando
康子 安藤
Hiroshi Yoshikawa
博 吉川
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Abstract

【課題】記録ブロックに欠陥がある光記録媒体であっても高速アクセスが可能な光記録媒体記録再生方法及び装置を提供する。
【解決手段】欠陥のある記録ブロックを代替する代替記録ブロックの管理情報を光記録媒体に予め記録しておき、光記録媒体の使用開始時には、光記録媒体に記録されている代替記録ブロックの管理情報にしたがって、代替記録ブロックに記録されている情報を一時記憶部42に転写し、欠陥記録ブロックへのアクセスがあった場合には、該欠陥記録ブロックの代替記録ブロックにアクセスする代わりに前記一時記憶部42に対して情報の読み書きを行い、光記録媒体の使用終了時には、前記一時記憶部42の情報を代替記録ブロックに書き写す。
【選択図】 図4

Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、欠陥を含む光記録媒体に対し、情報を記録又は再生可能とする光記録媒体記録再生方法及び装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
まず、光記録媒体の構造について図1を参照して説明する。図1は積層導波路型の光記録媒体の構造図である。この光記録媒体10は、ガラス等からなる基板11上に、ホログラム記録膜(以下、単に「記録膜」という)12を複数(例えば100層程度)積層した構造となっており、記録膜12は基板11により保護されている。各記録膜12には情報を記録又は再生する最小単位の記録ブロック13が所定の配列で区画されている。情報の記録再生は、記録ブロック13毎及び記録膜12毎に行われる。
【0003】
この光記録媒体に対して情報の記録再生を行う従来の光記録媒体記録再生装置について図2を参照して説明する。光記録媒体記録再生装置20は、図2に示すように、光記録媒体10の一層の記録膜12に対応した扁平な参照光を発生するレーザ21、光記録媒体10の記録ブロック13の大きさに対応した記録光(物体光)を発生する物体光発生装置22、光記録媒体10の記録ブロック13の大きさに対応した再生光を受光するCCD撮像装置23、レーザ21・物体光発生装置22・CCD撮像装置23などを制御する制御回路27とを備えている。図中、一点鎖線矢印は光学的な接続関係を表し、実線矢印は電気的な接続関係を表し、破線矢印は機械的な接続関係を表している。
【0004】
この光記録媒体記録再生装置20を用いて光記録媒体10に情報の書き込みを行う場合の動作について説明する。まず、光記録媒体記録再生装置20に光記録媒体10を装着する。次に、光記録媒体10の側面から記録対象の記録ブロック13を含む記録膜12に、レーザ21で発生した扁平な参照光24を照射するとともに、光記録媒体10の下方から記録対象の記録ブロック13に、物体光発生装置22で発生した物体光25を当てる。ここで、物体光25は、レーザ21で発生した光をビームスプリッタ(図示省略)で分岐させ、この分岐光を物体光発生装置22に入射させることにより発生させる。なお、光記録媒体10の層選択は制御回路27の指令により行う。
【0005】
一方、情報の読み込み動作は、記録時と同様に、光記録媒体10の側面から再生対象の記録ブロック13を含む記録膜12に、レーザ21で発生した扁平な参照光24を照射する。そして、CCD撮像装置23で再生対象の記録ブロック13からの再生光を読み取る。なお、光記録媒体10の層選択は制御回路27の指令により行う。
【0006】
ところで、この種の装置では、光記録媒体10の記録膜12の記録ブロック13に欠陥があった場合などを考慮して、誤り訂正符号等を付加して情報記録を行うのが一般的である。しかし、訂正符号の付加によっても誤り訂正ができない場合には、上記の光記録媒体記録再生装置では情報の読み書き動作に支障が生じるという問題があった。
【0007】
そこで、この問題を解決するために、以下に示すような欠陥救済方法が従来より提案されている。以下、この欠陥救済方法について説明する。
【0008】
ユーザが光記録媒体10を使用する際には予め各記録膜面を初期化する必要があるが、この欠陥救済方法では、記録膜面の初期化時に記録膜の欠陥箇所を発見した場合、記録ブロックを次の記録ブロックにずらすことにより欠陥救済処理を行う。ここで、記録ブロックを次の記録ブロックにずらすとは、各記録ブロックを表すアドレス上、欠陥記録ブロックの次のアドレスの記録ブロックを使用することをいう。このように、欠陥記録ブロックがある場合、同じ記録膜上における他の記録ブロックを代替して使用する。
【0009】
次に、この欠陥救済方法について図3を参照して更に具体的に説明する。図3において、30は記録ブロックが4行×5列に配列された光記録媒体の一記録膜、31は読み書き時の記録ブロック番地歩進方向、32,33は欠陥記録ブロック1と欠陥記録ブロック2,34,35は代替記録ブロック1と代替記録ブロック2,36は代替記録ブロックへの移動方向を示す。
【0010】
この欠陥救済方法を実施するには、図2を参照して前述した光記録媒体記録再生装置に対して、さらに、欠陥記録ブロックや代替記録ブロックの位置を管理している欠陥管理回路を別に設ける。なお、欠陥処理機能は制御回路に組み込まれているものとする。
【0011】
次に、この欠陥救済方法の動作概要を述べる。まず、図2のように光記録媒体記録再生装置に光記録媒体10を装着する。そして、上位装置(図示省略)から光記録媒体10の記録膜30の欠陥のない正常記録ブロックへアクセスのあった時は、そのままその記録ブロックで情報の読み書きをする。一方、光記録媒体10の欠陥記録ブロック32,33へアクセスのあった時は、欠陥記録ブロック32,33で情報を読み書きせずに、欠陥管理回路に書き込まれている情報にしたがって、代替記録ブロックへの移動方向36が示す次の記録ブロックである代替記録ブロック34,35で読み書きをする。このように、欠陥記録ブロックがあった場合、次の代替記録ブロックへ移動して読み書きする。
【0012】
【特許文献1】
特開平6−235494号公報
【0013】
【発明が解決しようとする課題】
以上のような方法により欠陥記録ブロックを救済することができるが、この方法では、欠陥記録ブロックがあった場合、光記録媒体記録再生装置が代替記録ブロックの情報を読み書きするためにCCD撮像装置等を機械的に移動させる必要があるため、アクセスに遅延が生じるという問題があった。
【0014】
本発明は、上記事情に鑑みてなされたものであり、記録ブロックに欠陥がある光記録媒体であっても高速アクセスが可能な光記録媒体記録再生方法及び装置を提供することにある。
【0015】
【課題を解決するための手段】
上記目的を達成するために、本発明では、欠陥のある記録ブロックを代替する代替記録ブロックの管理情報を光記録媒体に予め記録しておき、光記録媒体の使用開始時には、光記録媒体に記録されている代替記録ブロックの管理情報にしたがって、代替記録ブロックに記録されている情報を一時記憶部に転写し、欠陥記録ブロックへのアクセスがあった場合には、該欠陥記録ブロックの代替記録ブロックにアクセスする代わりに前記一時記憶部に対して情報の読み書きを行い、光記録媒体の使用終了時には、前記一時記憶部の情報を代替記録ブロックに書き写すことを特徴とする。
【0016】
本発明によれば、光記録媒体に欠陥がある場合にその欠陥記録ブロックに対するアクセスがあった場合、代替記録ブロックに代えて一時記憶部に対して情報の読み書きを行うので、欠陥のある光記録媒体に対するアクセス速度が向上する。
【0017】
【発明の実施の形態】
本発明の一実施の形態に係る光記録媒体記録再生装置について図4を参照して説明する。図4は光記録媒体記録再生装置の概略構成図である。図中、図2を参照して説明した従来の光記録媒体記録再生装置と同一の構成部分には同一の符号を付した。
【0018】
図4に示すように、本実施の形態に係る光記録媒体記録再生装置40は、図2を参照して説明した従来の光記録媒体記録再生装置20に対して、欠陥記録ブロックと該欠陥記録ブロックを代替する代替記録ブロックの位置関係等を含む代替ブロック管理情報を管理する欠陥管理回路41と、半導体メモリなどからなる一時記憶部42を付加した構成となっている。なお、図中、一点鎖線矢印は光学的な接続関係を表し、実線矢印は電気的な接続関係を表し、破線矢印は機械的な接続関係を表している。また、参照光24,物体光25,再生光26を、それぞれ光記録媒体10端面,光記録媒体10,CCD撮像装置23に適切に入射させるためには、例えばレンズなどを用いる必要があるが、図4では、これを省略して示している。
【0019】
欠陥管理回路41で管理される代替記録ブロック管理情報は、光記録媒体10を使用する際に、該光記録媒体10に記録されている代替記録ブロック管理情報を読み出し、これを記憶したものである。
【0020】
一時記憶部42には、光記録媒体10を使用する際に、欠陥管理回路41の管理情報にしたがい、光記録媒体10の代替記録ブロックに記録されている情報が転写される。本装置40では、光記録媒体10の読み書き中に、欠陥記録ブロックに対するアクセスがあった場合、欠陥管理回路41の管理情報の指示に従って、欠陥記録ブロックの代わりに、一時記憶部42にアクセスすることにより、欠陥救済の高速化を図っている。そして、光記録媒体10を使用終了の際には、一時記憶部42に記憶されている情報を光記録媒体10の代替記録ブロックに書き写す。
【0021】
光記録媒体10の構造については、上述した従来のものと同様なのでここでは説明を省略する。なお、光記録媒体10の物理的形状としては、チップ状、カード状、ディスク状、テープ状など種々のものが利用可能である。
【0022】
この光記録媒体記録再生装置40を用いて光記録媒体10に情報の書き込みを行う場合の概略動作について説明する。まず、光記録媒体記録再生装置40に光記録媒体10を装着する。次に、光記録媒体10の側面から記録対象の記録ブロック13を含む記録膜12に、レーザ21で発生した扁平な参照光24を照射するとともに、光記録媒体10の下方から記録対象の記録ブロック13に、物体光発生装置22で発生した物体光25を当てる。ここで、物体光25は、レーザ21で発生した光をビームスプリッタ(図示省略)で分岐させ、この分岐光を物体光発生装置22に入射させることにより発生させる。なお、光記録媒体10の層選択は制御回路27の指令により行う。
【0023】
一方、情報の読み込み動作は、記録時と同様に、光記録媒体10の側面から再生対象の記録ブロック13を含む記録膜12に、レーザ21で発生した扁平な参照光24を照射する。そして、CCD撮像装置23で再生対象の記録ブロック13からの再生光を読み取る。なお、光記録媒体10の層選択は制御回路27の指令により行う。
【0024】
以下に、代替記録ブロックの配置に着目して本発明の3つの実施例について説明する。
【0025】
【実施例1】
本実施例では、欠陥記録ブロックの次のアドレスの記録ブロックを当該欠陥ブロックの代替記録ブロックとする。このような欠陥救済処理は、光記録媒体の初期化時に行われる。
【0026】
図5を参照して第1の実施例について説明する。図中、30は記録ブロックが4行×5列に配列された光記録媒体の記録膜、31はアドレス(番地)歩進方向、32,33は欠陥記録ブロック1,2、34,35は代替記録ブロック1,2、36は代替記録ブロックへの移動方向である。
【0027】
本実施例では、光記録媒体の初期化時に欠陥記録ブロックを発見すると、図に示すように、その欠陥記録ブロックに対して番地歩進方向31と同一方向である代替記録ブロックへの移動方向36にアドレスを1つずらした位置の記録ブロックを、その代替記録ブロックとする。図5の例では、代替記録ブロック34が欠陥記録ブロック32を代替し、代替記録ブロック35が欠陥記録ブロック33を代替する。このような欠陥記録ブロックと代替記録ブロックとの位置関係の情報(代替記録ブロック管理情報)は、光記録媒体の所定領域(欠陥記録ブロック管理領域)に予め書き込まれる。
【0028】
次に、この光記録媒体へのアクセスについて説明する。まず、光記録媒体記録再生装置40に光記録媒体を装着する。そして、記録再生装置40の制御回路27は、記録再生装置自身の自動立ち上げ時に、光記録媒体の欠陥記録ブロック管理領域に書かれている情報を欠陥管理回路41に読み込み、この情報に従って、記録膜30上の欠陥記録ブロック32及び33の代替記録ブロック34及び35に書かれている情報を、一時記憶部42へ転写するよう制御する。
【0029】
そして、上位装置から光記録媒体の欠陥のない正常記録ブロックへアクセスのあった時は、制御回路27は、そのままその記録ブロックで情報の読み書きをするよう制御する。
【0030】
しかし、記録膜30上の欠陥記録ブロック32又は33へアクセスのあった時は、制御回路27は、欠陥記録ブロック32,33の代替記録ブロック34,35で情報の読み書きをせずに、直接一時記憶部42を使用して情報の読み書きをするよう制御する。そのため、欠陥記録ブロックがあっても代替記録ブロックへ読み書き装置が到着するまで待って読み書きせずに済み、高速の欠陥救済ができる。
【0031】
そして、情報の読み書き動作が終了し、この光記録媒体の使用が終わったら、制御回路27は、一時記憶部42の情報内容を、欠陥記録ブロックの順序に従って代替記録ブロックへ書き込むよう制御する。このため、次にこの光記録媒体を使用する際、面倒な手続き無しに使用できる。即ち、一時記憶部42を使用した場合は、通常の番地歩進通りに従って情報の読み書きができ、情報の転送速度に影響ないという利点がある。
【0032】
【実施例2】
本実施例では、光記録媒体の初期化後に欠陥記録ブロックが判明した際に、記録ブロックを予備の記録ブロックに切り替えることにより欠陥救済処理する。ここで、記録ブロックを予備の記録ブロックに切り替えるとは、欠陥記録ブロックの代わりに同一記録膜内に予め用意された予備の記録ブロックを使用することをいう。
【0033】
図6を参照して第2の実施例について説明する。図中、50は記録ブロックが4行×5列に配列された光記録媒体の記録膜、51は記録膜50の情報領域、52は記録膜50に予め用意された予備記録領域、53,54は,欠陥記録ブロック1,2、55,56は代替記録ブロック1,2、57は代替記録ブロックへの移動方向を示す。
【0034】
本実施例では、上位装置から光記録媒体の欠陥記録ブロック53,54へアクセスのあった場合、欠陥記録ブロック53,54で情報の読み書きをせずに、代替記録ブロックへの移動方向57が示す予備の記録ブロックである代替記録ブロック55,56で読み書きをする。このような欠陥記録ブロックと代替記録ブロックとの位置関係の情報(代替記録ブロック管理情報)は、光記録媒体の所定領域(欠陥記録ブロック管理領域)に予め書き込まれる。
【0035】
次に、この光記記録媒体へのアクセスについて説明する。まず、光記録媒体記録再生装置40へ光記録媒体を装着する。そして、記録再生装置40の制御回路27は、記録再生装置自身の自動立ち上げ時に、光記録媒体の欠陥記録ブロック管理領域に書かれている情報を欠陥管理回路41に読み込み、この情報に従って、記録膜50上の欠陥記録ブロック53及び54の代替記録ブロック55,56に書かれている情報を、一時記憶部42へ転写するよう制御する。
【0036】
そして、上位装置から光記録媒体の欠陥のない正常記録ブロックへアクセスのあった時は、制御回路27は、そのままその記録ブロックで情報の読み書きをするよう制御する。
【0037】
しかし、記録膜50上の欠陥記録ブロック53又は54へアクセスのあった時は、制御回路27は、欠陥記録ブロック53,54の代替記録ブロック55,56で情報の読み書きをせずに、直接一時記憶部42を使用して情報の読み書きをするよう制御する。そのため、欠陥記録ブロックがあっても代替記録ブロックへ読み書き装置が到着するまで待って読み書きせずに済み、高速の欠陥救済ができる利点がある。すなわち、一時記憶部を使用した場合は、記録ブロックの通常番地歩進通りのアクセスに従って情報の読み書きができ、読み書き時間が正常記録ブロックへアクセスする場合と同様に短くなる利点がある。
【0038】
なお、情報の読み書きが済み、この光記録媒体の使用が終わったら、制御回路27は、一時記憶部42の情報内容を、欠陥記録ブロック53,54の順序に従って代替記録ブロック55,56へ書き込むよう制御する。このため、次にこの光記録媒体を使用する際、面倒な手続き無しに使用できる。
【0039】
【実施例3】
本実施例では、第1又は第2の実施例でも救済できない場合、すなわち記録膜のほとんどに欠陥が含まれる場合、記録膜ごと、別の記録膜に切り替えることによって欠陥救済処理を行う。
【0040】
ここで、記録膜ごと、別の記録膜に切り替えるとは、同一光記録媒体内の物理的な位置上、欠陥記録ブロックを大量に含む記録膜とは異なる記録膜(例えば隣の記録膜)を使用する。若しくは、同一光記録媒体内に予め用意された予備の記録膜を使用することをいう。
【0041】
図7を参照して第3の実施例について説明する。図中、60は光記録媒体の記録膜、61は記録膜60の欠陥記録領域、62は記録膜60の代わりに情報の記録又は再生を行うための代替記録膜である。なお、記録膜60,62には前記同様、記録ブロックが4行×5列で配列されているものとする。
【0042】
本実施例では、大量に欠陥記録ブロックが含まれる記録膜60のうち欠陥記録領域61へアクセスがあった場合、その記録膜の情報の読み書きができないので、この欠陥記録領域61の欠陥記録ブロックの代わりに代替記録膜62の記録ブロックを、その代替記録ブロックとする。このような欠陥記録ブロックと代替記録ブロックとの位置関係の情報(代替記録ブロック管理情報)は、光記録媒体の所定領域(欠陥記録ブロック管理領域)に予め書き込まれる。
【0043】
次に、この光記録媒体へのアクセスについて説明する。まず、光記録媒体記録再生装置40へ光記録媒体を装着する。そして、記録再生装置40の制御回路27は、記録再生装置自身の自動立ち上げ時に、光記録媒体の欠陥記録ブロック管理領域に書かれている情報を欠陥管理回路41に読み込み、この情報に従って、記録膜60上の欠陥記録領域61の記録ブロックを代替する代替記録膜62に書かれている情報を、一時記憶部42へ転写するよう制御する。
【0044】
そして、上位装置から光記録媒体の欠陥のない正常記録ブロックへアクセスのあった時は、制御回路27は、そのままその記録ブロックで情報の読み書きをするよう制御する。
【0045】
しかし、記録膜60上の欠陥記録領域61にアクセスがあった場合、制御回路27は、代替記録膜62へ記録再生位置を飛ばさずに、一時記憶部42をアクセスして情報の読み書きをするよう制御する。そのため、記録再生装置が正しい情報を求めて機械的に移動しなくてよいため、順序だった番地歩進ができ、欠陥救済処理が短時間でできる利点がある。
【0046】
なお、情報の読み書きが済み、この光記録媒体の使用が終わったら、制御回路27は、一時記憶部42の情報内容を代替記録膜62へ書き込むよう制御する。このため、次にこの光記録媒体を使用する際、面倒な手続き無しに使用できる。
【0047】
以上詳述したように、本発明では一時記憶部を利用して欠陥処理をするため、欠陥記録ブロックが多数あった場合等、特に情報転送の時間が早くなり、有利となる。また、本発明では、欠陥記録ブロックが多数存在しても、アクセスタイムには殆ど影響ないという利点がある。
【0048】
以上本発明の実施の形態について説明したが本発明はこれに限定されるものではない。例えば、上記光記録媒体では、記録膜をガラス基板上に積層した構造となっていたが、この基板は他の材質によって形成してもよい。また、基板を特に設けなくてもよい。
【0049】
さらに、上記実施形態では、一時記憶部として半導体メモリを用いたが、磁気ディスク、光ディスク等の他の記録媒体であってもよい。なお、一時記憶部として用いる記録媒体としては、半導体メモリのように情報の記録再生の速いものが好適である。
【0050】
なお、一時記憶部に必要の記憶容量は、例えば1記録ブロック当たり1024バイトとして、代替記録ブロックが2048記録ブロックあるとすると、16メガビットで済む。即ち、現在市販品として売り出されているランダムアクセス記憶素子である16メガビットICが1個で済むので、簡便かつ経済的に装置構成が可能となる。
【0051】
また、上記実施の形態では、一時記憶部を光記録媒体記録再生装置内に配置したが、装置外に設けるようにしてもよい。もっとも、上記実施の形態のように装置内に一時記憶部を配置すると、上位装置に対して余分な負担はかけなくて済むという利点がある。
【0052】
【発明の効果】
以上詳述したように、本発明によれば、光記録媒体に欠陥がある場合にその欠陥記録ブロックに対するアクセスがあった場合、代替記録ブロックに代えて一時記憶部に対して情報の読み書きを行うので、欠陥のある光記録媒体に対するアクセス速度が向上する。
【図面の簡単な説明】
【図1】光記録媒体の構造の模式図
【図2】従来の光記録媒体記録再生装置の構成図
【図3】従来の光記録媒体の欠陥救済方法の概念図
【図4】本発明に係る光記録媒体記録再生装置の構成図
【図5】本発明の動作を説明する光記録媒体の第1の欠陥救済方法の概念図
【図6】本発明の動作を説明する光記録媒体の第2の欠陥救済方法の概念図
【図7】本発明の動作を説明する光記録媒体の第3の欠陥救済方法の概念図
【符号の説明】
10…光記録媒体、11…基板、12…記録膜、13…記録ブロック、20,40…光記録媒体記録再生装置、21…レーザ、22…物体光発生装置、23…CCD撮像装置、24…参照光、25…物体光、26…再生光、27…制御回路、41…欠陥管理回路、42…一時記憶部、30,50,60…記録膜、31…番地歩進方向、32,33,53,54…欠陥記録ブロック、34,35,55,56…代替記録ブロック、36,57…代替記録ブロックへの移動方向、51…情報領域、52…予備記録領域、61…欠陥記録領域、62…代替記録膜

Claims (10)

  1. 情報を記録又は再生する最小単位の記録ブロックを所定の配列で複数個配置してなる記録膜を少なくとも一層有する光記録媒体に対し、記録すべき記録ブロックを含む記録膜に参照光を照射するとともに該記録ブロックに記録光を照射して情報を記録し、再生すべき記録ブロックを含む記録膜に参照光を照射するとともに該記録ブロックからの再生光を受光して情報の再生を行う光記録媒体記録再生方法において、
    欠陥のある記録ブロックを代替する代替記録ブロックの管理情報を光記録媒体に予め記録しておき、
    光記録媒体の使用開始時には、光記録媒体に記録されている代替記録ブロックの管理情報にしたがって、代替記録ブロックに記録されている情報を一時記憶部に転写し、
    欠陥記録ブロックへのアクセスがあった場合には、該欠陥記録ブロックの代替記録ブロックにアクセスする代わりに前記一時記憶部に対して情報の読み書きを行い、
    光記録媒体の使用終了時には、前記一時記憶部の情報を代替記録ブロックに書き写す
    ことを特徴とする光記録媒体記録再生方法。
  2. 代替記録ブロックは欠陥記録ブロックの次のアドレスの記録ブロックである
    ことを特徴とする請求項1記載の光記録媒体記録再生方法。
  3. 代替記録ブロックは欠陥記録ブロックと同一記録膜に予め用意された予備の記録ブロックである
    ことを特徴とする請求項1記載の光記録媒体記録再生方法。
  4. 代替記録ブロックは欠陥記録ブロックとは別の記録膜の記録ブロックである
    ことを特徴とする請求項1記載の光記録媒体記録再生方法。
  5. 光記録媒体は積層導波路型ホログラム光記録媒体である
    ことを特徴とする請求項1乃至4何れか1項記載の光記録媒体記録再生方法。
  6. 情報を記録又は再生する最小単位の記録ブロックを所定の配列で複数個配置してなる記録膜を少なくとも一層有する光記録媒体に対して情報の記録再生を行う装置であって、光記録媒体の記録膜に対応した参照光を発生する参照光発生手段と、光記録媒体の記録ブロックの大きさに対応した記録光を発生する記録光発生手段と、光記録媒体の記録ブロックの大きさに対応した再生光を受光する受光手段とを備え、記録すべき記録ブロックを含む記録膜に参照光発生手段からの参照光を照射するとともに該記録ブロックに記録光発生手段からの記録光を照射して情報を記録し、再生すべき記録ブロックを含む記録膜に参照光発生手段からの参照光を照射するとともに該記録ブロックからの再生光を受光手段で受光して情報の再生を行う光記録媒体記録再生装置において、
    一時的に情報を記憶する一時記憶部と、
    光記録媒体の使用開始時には、光記録媒体に予め記録されている欠陥記録ブロックを代替する代替記録ブロックの管理情報にしたがって、代替記録ブロックに記録されている情報を一時記憶部に転写し、欠陥記録ブロックへのアクセスがあった場合には、該欠陥記録ブロックの代替記録ブロックにアクセスする代わりに前記一時記憶部に対して情報の読み書きを行い、光記録媒体の使用終了時には、前記一時記憶部の情報を代替記録ブロックに書き写す制御手段とを備えた
    ことを特徴とする光記録媒体記録再生装置。
  7. 代替記録ブロックは欠陥記録ブロックの次のアドレスの記録ブロックである
    ことを特徴とする請求項6記載の光記録媒体記録再生装置。
  8. 代替記録ブロックは欠陥記録ブロックと同一記録膜に予め用意された予備の記録ブロックである
    ことを特徴とする請求項6記載の光記録媒体記録再生装置。
  9. 代替記録ブロックは欠陥記録ブロックとは別の記録膜の記録ブロックである
    ことを特徴とする請求項6記載の光記録媒体記録再生装置。
  10. 光記録媒体は積層導波路型ホログラム光記録媒体である
    ことを特徴とする請求項6乃至9何れか1項記載の光記録媒体記録再生装置。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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