JP2004227492A - 印刷管理システムおよびこれに用いる装置 - Google Patents
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Abstract
【課題】印刷装置の使用態様に応じてより適切に課金を管理すると共に印刷装置に関する情報をより適切に管理する。
【解決手段】情報管理装置30を、印刷装置50a,50bから入力される印刷関連データや消耗品消費データをデータベースに登録すると共に消耗品消費データを管轄管理サーバ40に出力し、印刷装置50a,50bの印刷枚数に応じた課金を計算すると共にカラープロファイルの使用に対する課金を計算して印刷装置50a,50b側に通知する装置として構成する。管轄管理サーバ40では、消耗品消費データに基づいて管轄ブロック内の印刷装置が設置されたフォトスタジオへの消耗品補充会社による消耗品の補充を管理する。この結果、印刷装置の使用態様に応じてより適切に課金を管理すると共に印刷装置に関する情報をより適切に管理することができる。
【選択図】 図1
【解決手段】情報管理装置30を、印刷装置50a,50bから入力される印刷関連データや消耗品消費データをデータベースに登録すると共に消耗品消費データを管轄管理サーバ40に出力し、印刷装置50a,50bの印刷枚数に応じた課金を計算すると共にカラープロファイルの使用に対する課金を計算して印刷装置50a,50b側に通知する装置として構成する。管轄管理サーバ40では、消耗品消費データに基づいて管轄ブロック内の印刷装置が設置されたフォトスタジオへの消耗品補充会社による消耗品の補充を管理する。この結果、印刷装置の使用態様に応じてより適切に課金を管理すると共に印刷装置に関する情報をより適切に管理することができる。
【選択図】 図1
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、情報管理装置およびこれに用いるプログラム並びに情報管理方法、印刷装置および印刷方法、印刷管理システムに関する。
【0002】
【従来の技術】
従来、この種の印刷管理システムとしては、印刷装置における印刷枚数やトナーなどの記録剤の消費量に応じて課金を行なうものが種々提案されている(例えば、特許文献1参照)。この種のシステムでは、印刷装置から印刷枚数や記録剤の消費量などのデータをネットワークを介して情報管理装置などに出力し、この出力されたデータに基づいて情報管理装置で課金が行なわれている。
【0003】
【特許文献1】
特開平11−272350号公報
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、こうした印刷管理システムでは、印刷枚数や記録剤の消費量などに基づいて課金されるから、トナーなどの記録剤や印刷用紙の種類などが異なる場合であっても、同様のルールで課金されてしまう。一方で、記録剤や印刷用紙などの多様化に伴って印刷装置の使用態様も多様化しており、課金を管理する管理者としては印刷装置の多様な使用態様に応じて適切な課金を行なう必要も生じてきている。
【0005】
本発明の情報管理装置および情報管理方法、印刷装置および印刷方法、印刷管理システムは、印刷装置の使用態様に応じてより適切に課金を管理することを目的の一つとする。また、本発明の情報管理装置および情報管理方法、印刷装置および印刷方法、印刷管理システムは、印刷装置に関する情報をより適切に管理することを目的の一つとする。
【0006】
【課題を解決するための手段およびその作用・効果】
本発明の情報管理装置およびこれに用いるプログラム並びに情報管理方法、印刷装置および印刷方法、印刷管理システムは、上述の目的の少なくとも一部を達成するために以下の手段を採った。
【0007】
本発明の情報管理装置は、
異なる複数の拠点に設置された複数の印刷装置にネットワークを介して接続されると共に該印刷装置の情報を管理する情報管理装置であって、
印刷装置による印刷の際に使用されるカラープロファイルの使用に関するプロファイル使用情報を含む情報を該印刷装置から取得する情報取得手段と、
該取得したプロファイル使用情報に基づいて前記印刷装置による印刷に対する課金処理を行なう課金処理手段と、
を備えることを要旨とする。
【0008】
この本発明の情報管理装置では、複数の拠点に設置された印刷装置から印刷の際に使用されるカラープロファイルの使用に関する情報を取得し、この取得したカラープロファイルの使用に関する情報に基づいて印刷に対する課金処理を行なう。従って、カラープロファイルの使用に対してより適切に課金することができる。ここで「カラープロファイル」とは、スキャナやプリンタ,モニタなどの入出力デバイス間のカラーマッチングを行なうために各デバイスで用いられるプロファイルであり、プリンタの場合、記録剤や印刷用紙などの種類に応じて異なるプロファイルが用いられる。従って、記録剤や印刷用紙などの種類に応じてより適切に課金することができる。
【0009】
こうした本発明の情報管理装置において、前記プロファイル使用情報は前記カラープロファイルの使用回数を情報の一つとして含み、前記課金処理手段は前記カラープロファイルの使用回数に基づいて課金処理を行なう手段であるものとすることもできる。こうすれば、カラープロファイルの使用回数に応じて課金することができる。
【0010】
また、本発明の情報管理装置において、前記印刷装置は記憶している複数のカラープロファイルの中からいずれかのカラープロファイルを選択して印刷する装置であり、前記課金処理手段はカラープロファイル毎に課金処理を行なう手段であるものとすることもできる。こうすれば、カラープロファイル毎により適切なルールで課金することができる。この態様の本発明の情報管理装置において、前記印刷装置が記憶可能なカラープロファイル毎に単価を設定する単価設定手段を備え、前記課金処理手段は前記単価設定手段により設定されたカラープロファイル毎の単価を用いて課金処理を行なう手段であるものとすることもできる。こうすれば、カラープロファイル毎に異なる単価を設定して課金することができる。
【0011】
さらに、本発明の情報管理装置において、前記情報取得手段は前記印刷装置により消費された消耗品に関する消耗品消費情報を含む情報を該印刷装置から取得する手段であり、該取得した消耗品消費情報に基づいて消耗品の補充指示に関する情報を出力する補充指示出力手段を備えるものとすることもできる。こうすれば、印刷装置における消耗品の補充を管理することができる。
【0012】
本発明の情報管理装置用のプログラムは、コンピュータを、上述のいずれかの態様の本発明の情報管理装置、即ち、基本的には、異なる複数の拠点に設置された複数の印刷装置にネットワークを介して接続されると共に該印刷装置の情報を管理する情報管理装置であって、印刷装置による印刷の際に使用されるカラープロファイルの使用に関するプロファイル使用情報を含む情報を該印刷装置から取得する情報取得手段と、該取得したプロファイル使用情報に基づいて前記印刷装置による印刷に対する課金処理を行なう課金処理手段と、を備える情報管理装置として機能させることを要旨とする。
【0013】
この本発明の情報管理装置用のプログラムでは、コンピュータを上述のいずれかの態様の本発明の情報管理装置として機能させるから、本発明の情報管理装置が奏する効果、例えば、カラープロファイルの使用に対してより適切に課金することができる効果や、カラープロファイル毎により適切なルールで課金することができる効果,印刷装置における消耗品の補充を管理することができる効果などを奏することができる。
【0014】
本発明の情報管理方法は、
異なる複数の拠点に設置された複数の印刷装置の情報を管理する情報管理方法であって、
(a)印刷装置による印刷の際に使用されるカラープロファイルの使用に関するプロファイル使用情報を含む情報を該印刷装置からネットワークを介して取得し、
(b)該取得したプロファイル使用情報に基づいて前記印刷装置による印刷に対する課金処理を行なう
ことを要旨とする。
【0015】
この本発明の情報管理方法では、複数の拠点に設置された印刷装置から印刷の際に使用されるカラープロファイルの使用に関する情報を取得し、この取得したカラープロファイルの使用に関する情報に基づいて印刷に対する課金処理を行なう。従って、カラープロファイルの使用に対してより適切に課金することができる。ここで「カラープロファイル」とは、スキャナやプリンタ,モニタなどの入出力デバイス間のカラーマッチングを行なうために各デバイスで用いられるプロファイルであり、プリンタの場合、記録剤や印刷用紙などの種類に応じて異なるプロファイルが用いられる。従って、記録剤や印刷用紙などの種類に応じてより適切に課金することができる。
【0016】
本発明の印刷装置は、
紙などの記録媒体に文字や画像を印刷する印刷装置であって、
複数のカラープロファイルを記憶するプロファイル記憶手段と、
印刷ジョブを受け付けたとき、前記記憶された複数のカラープロファイルの中からいずれかのカラープロファイルを選択し、該選択されたカラープロファイルを使用して該受け付けた印刷ジョブを実行するジョブ実行手段と、
所定のタイミングで、前記ジョブ実行手段による前記カラープロファイルの使用に関する情報を含む情報を出力する情報出力手段と、
を備えることを要旨とする。
【0017】
この本発明の印刷装置では、印刷ジョブを受け付けたとき記憶されたカラープロファイルの中から使用するカラープロファイルを選択して印刷ジョブを実行し、所定のタイミングでカラープロファイルの使用に関する情報を出力する。従って、カラープロファイルの使用に関する情報を、適宜に出力して活用させることができる。
【0018】
こうした本発明の印刷装置において、前記プロファイル記憶手段は所定の印刷条件毎に前記カラープロファイルを記憶する手段であり、前記ジョブ実行手段は前記受け付けた印刷ジョブに設定された印刷条件に対応するカラープロファイルを選択する手段であるものとすることもできる。こうすれば、印刷条件毎に記憶されたカラープロファイルの使用に関する情報を出力することができる。なお「印刷条件」には、印刷先プリンタ,印刷用紙,印刷用記録剤などが含まれる。
【0019】
また、本発明の印刷装置において、前記情報出力手段は前記印刷装置により消費された消耗品に関する情報を含む情報を出力する手段であるものとすることもできる。こうすれば、消費された消耗品に関する情報を出力して活用させることができる。
【0020】
本発明の印刷方法は、
紙などの記録媒体に文字や画像を印刷する印刷方法であって、
(a)複数のカラープロファイルを記憶し、
(b)印刷ジョブを受け付けたとき、前記記憶された複数のカラープロファイルの中からいずれかのカラープロファイルを選択し、該選択されたカラープロファイルを使用して該受け付けた印刷ジョブを実行し、
(c)所定のタイミングで、前記ジョブ実行手段による前記カラープロファイルの使用に関する情報を含む情報を出力する
ことを要旨とする。
【0021】
この本発明の印刷方法では、印刷ジョブを受け付けたとき、記憶されたカラープロファイルの中から使用するカラープロファイルを選択して印刷ジョブを実行し、所定のタイミングでカラープロファイルの使用に関する情報を出力する。従って、カラープロファイルの使用に関する情報を、適宜に出力して活用することができる。
【0022】
本発明の印刷管理システムは、
異なる複数の拠点に設置された複数の印刷装置と、該印刷装置にネットワークを介して接続されると共に該印刷装置の情報を管理する情報管理装置とを備える印刷管理システムであって、
前記印刷装置は、複数のカラープロファイルを記憶するプロファイル記憶手段と、印刷ジョブを受け付けたとき前記記憶された複数のカラープロファイルの中からいずれかのカラープロファイルを選択し該選択されたカラープロファイルを使用して該受け付けた印刷ジョブを実行するジョブ実行手段と、所定のタイミングで前記ジョブ実行手段による前記カラープロファイルの使用に関する情報を含む情報を出力する情報出力手段とを備え、
前記情報管理装置は、前記印刷装置により出力されたカラープロファイルの使用に関する情報を含む情報を取得する情報取得手段と、該取得したカラープロファイルの使用に関する情報に基づいて前記印刷装置による印刷に対する課金処理を行なう課金処理手段とを備える
ことを要旨とする。
【0023】
この本発明の印刷管理システムでは、複数の拠点に設置された印刷装置から出力されたカラープロファイルの使用に関する情報を情報管理装置が取得し、この取得したカラープロファイルの使用に関する情報に基づいて印刷装置における印刷に対する課金処理を行なう。従って、印刷装置におけるカラープロファイルの使用に対してより適切に課金することができる。
【0024】
【発明の実施の形態】
次に、本発明の実施の形態を実施例を用いて説明する。図1は、本発明の一実施例である情報管理装置30を含む印刷管理システム20の構成の概略を示す構成図である。実施例の情報管理装置30は、図示するように、インターネットなどのネットワーク22を介して接続されフォトスタジオに設置された本発明の一実施例である複数の印刷装置50a,50bから画像の印刷に関するデータ(以下、印刷関連データという)やこの印刷装置50a,50bにより消費される印刷用紙やインクなどの消耗品に関するデータ(以下、消耗品消費データという)を定期的に取得し、印刷関連データに基づいて各印刷装置50a,50bによる印刷に対する課金処理を行なうと共に消耗品消費データを各印刷装置50a,50bの消耗品の補充を管理する管轄管理サーバ40に転送する情報管理サーバとして構成されており、印刷関連データをデータベース化して記憶する印刷管理データベース32と、消耗品消費データをデータベース化して記憶する消耗品管理データベース34と、印刷装置50a,50bによる印刷の際に使用されるカラープロファイルに関するデータをデータベース化して記憶するカラープロファイル管理データベース36とを備える。
【0025】
管轄管理サーバ40は、地理的なブロック(図中のブロックAやブロックB)毎に、そのブロック内のフォトスタジオに設置された印刷装置50a,50bに対する消耗品の補充を管理するサーバとして機能し、情報管理装置30から転送された消耗品消費データに基づいて各フォトスタジオにおける印刷用紙や印刷用のインクなどの消耗品が所定の在庫となるよう消耗品を供給する消耗品供給会社のコンピュータ42に補充指示を出力する。なお、管轄管理サーバ40による処理は本発明の中核をなさないから、これ以上の詳細な説明は省略する。
【0026】
印刷装置50a,50bは、2台の高性能なインクジェットプリンタ51a,51bと、このインクジェットプリンタ51a,51bなどによる印刷に伴って消費される印刷用紙やインクなどの消耗品の消費量の管理や画像の印刷ジョブの実行の管理などを行なうコンピュータ52a,52bとが内蔵され、大型インクジェットプリンタ61a,61bなどの外付けのプリンタをUSBケーブルなどのケーブルを介して接続できるように構成されている。また、コンピュータ52a,52bには、プリンタや印刷用紙,インクなどの印刷条件に拘わらず所望のカラーで印刷するためのカラープロファイルが印刷条件毎に記憶されている。カラープロファイルとは、ある印刷条件において印刷可能な色空間と標準の色空間(例えば、Labカラースペースなど)との対応を定めたものである。印刷装置50a,50bにより印刷ジョブを実行する際には、その印刷ジョブに設定された印刷条件に基づいてコンピュータ52a,52bに記憶された複数のカラープロファイルの中から使用するカラープロファイルが選択される。また、印刷装置50a,50bには、印刷ジョブの実行を指示するクライアントコンピュータ60a,60bなどがLANなどを介して接続されている。
【0027】
次に、こうして構成された実施例の印刷管理システム20の動作について説明する。まず、クライアントコンピュータ60a,60bにより印刷装置50a,50bの印刷の際に用いるカラープロファイルを登録する処理について説明する。図2は、クライアントコンピュータ60a,60bにより実行されるカラープロファイル登録処理の一例を示すフローチャートである。通常は、印刷装置50a,50bに内蔵されたインクジェットプリンタ51a,51bや標準の印刷用紙,標準のインクに対するカラープロファイルはすでに印刷装置50a,50bに登録されているから、この処理は、フォトスタジオの管理者などにより、大型インクジェットプリンタ61a,61bなどを印刷装置50a,50bに接続して使用する際や、特別の印刷用紙や特別のインクを使用する際などに実行される。カラープロファイル登録処理では、まず、カラープロファイル登録画面をクライアントコンピュータ60a,60bに表示出力し、このカラープロファイル登録画面に入力されるカラープロファイルを印刷装置50a,50bに登録する処理を実行する(ステップS100)。カラープロファイル登録画面の一例を図3に示す。この図3の例では、クライアントコンピュータ60a,60bにLANなどを介して接続された印刷装置50a,50bの中からカラープロファイルの登録先となる印刷装置50a,50bを選択すると共に選択された印刷装置に内蔵または接続されたプリンタの中から登録の対象となるプリンタを選択し、さらにクライアントコンピュータ60a,60bのハードディスクの所定のフォルダに記憶されているカラープロファイルを選択して入力できるように画面構成されている。このカラープロファイル登録画面の[登録]ボタンが押下されると、選択した印刷装置50a,50bのコンピュータ52a,52bの図示しないハードディスクに選択したカラープロファイルが記憶される。カラープロファイルが記憶された印刷装置50a,50bでは、この記憶されたカラープロファイルを使用した印刷ジョブの実行が可能となる。なお、クライアントコンピュータ60a,60bに記憶されているカラープロファイルは、対象となるプリンタで印刷した所定の画像を情報管理装置30や管轄管理サーバ40が備える図示しないスキャナなどにより読み込んで解析し、この解析結果に基づいて作成されるものであり、情報管理装置30や管轄管理サーバ40の管理者などによりクライアントコンピュータ60a,60b側に送付されたものである。
【0028】
こうして印刷装置50a,50bのコンピュータ52a,52bにカラープロファイルが登録されると、登録されたカラープロファイルに関する情報を情報管理装置30に送信し(ステップS110)、カラープロファイル登録処理を終了する。カラープロファイルに関する情報を受信した情報管理装置30では、受信した情報をカラープロファイル管理データベース36に登録する。カラープロファイル管理データベース36で管理される情報の一例を図4に示す。図4の例では、カラープロファイル管理データベース36は、カラープロファイルを識別するカラープロファイルIDやこのカラープロファイルを登録した印刷装置50a,50bのID,このカラープロファイルが対応するプリンタの型式名,対応する印刷用紙の種類やサイズ,対応するインクの種類,課金単価,登録日などの情報が管理されるように構成されている。これらの情報のうち、課金単価については、情報管理装置30が受信したカラープロファイルに関する情報には含まれず、このカラープロファイルを使用した印刷に対して後述する課金計算通知処理が開始されるまでに、情報管理装置30の管理者などにより登録される情報である。
【0029】
次に、情報管理装置30による印刷関連データや消耗品消費データなどの情報入力処理の際の動作や課金処理の際の動作について説明する。図5は、情報管理装置30により実行される情報入力処理の一例を示すフローチャートである。この情報入力処理は、所定時間毎(例えば、24時間毎)に繰り返し実行される。情報入力処理では、実施例の情報管理装置30は、まず、ネットワーク22を介して接続されたすべてのブロックのすべての印刷装置50a,50bから印刷関連データと消耗品消費データを入力する処理を実行する(ステップS200)。図6に印刷関連データの一例を、図7に消耗品消費データの一例をそれぞれ示す。印刷関連データは、実施例では図6に示すように、印刷装置50a,50bのIDや印刷装置50a,50bを管轄する管轄管理サーバ40のID,画像を印刷した印刷日,印刷したプリンタのID,印刷用紙の種類やサイズ,印刷に使用したカラープロファイルのID,印刷に用いた画像のIDなどにより構成されており、消耗品消費データは、実施例では図7に示すように、印刷装置50a,50bのIDや管轄管理サーバ40のID,印刷装置50a,50bから情報を入力した日付としてのデータ取得日,印刷装置50a,50bに内蔵または接続されたプリンタのID,印刷用紙の種類やサイズ毎の消費量,色毎のインクカートリッジの在庫などにより構成されている。
【0030】
こうして印刷関連データと消耗品消費データとを読み込むと、読み込んだ印刷関連データについては印刷管理データベース32に登録し、消耗品消費データについては消耗品管理データベース34に登録する(ステップS210)。そして、登録した消耗品消費データを管轄管理サーバIDに一致する管轄管理サーバ40に出力して(ステップS220)、情報入力処理を終了する。情報管理装置30から消耗品消費データを取得した管轄管理サーバ40は、取得した消耗品消費データに基づいて管轄するブロック内の印刷装置が設置されたフォトスタジオへの消耗品補充会社による消耗品の補充を管理する。
【0031】
図8は、情報管理装置30により実行される課金計算通知処理の一例を示すフローチャートである。この処理は所定期間毎(例えば毎月1日)に実行される。課金計算通知処理では、実施例の情報管理装置30は、まず、印刷日が前月の印刷関連データを印刷管理データベース32から抽出する(ステップS300)。そして、印刷装置毎に印刷用紙の種類やサイズ毎に印刷課金を計算すると共に(ステップS310)、印刷装置毎に使用したカラープロファイル毎の使用回数を集計してカラープロファイル使用課金を計算する(ステップS320)。印刷課金は、印刷用紙の種類およびサイズ毎に予め設定された課金単価に印刷枚数を乗じるなどにより計算することができる。また、カラープロファイル使用課金は、カラープロファイル管理データベース36に登録された課金単価にカラープロファイルの使用回数を乗じるなどにより計算することができる。実施例では、使用したカラープロファイルに基づいて、印刷課金の対象としたりカラープロファイル使用課金の対象とするものとした。即ち、内蔵されたインクジェットプリンタ51a,51bで標準の印刷用紙,標準のインクを用いた印刷については印刷課金の対象とし、外付けのプリンタや特別の印刷用紙,特別のインクなどを用いた印刷についてはカラープロファイル使用課金とするものとした。このようにすれば、印刷装置50a,50bにおいて標準と異なるプリンタや印刷用紙,インクなどを用いて印刷する場合であっても、その印刷に対しては通常の印刷課金とは異なるカラープロファイル使用課金を行なうから、より適切な課金を行なうことができる。なお、印刷関連データが印刷課金の対象かカラープロファイル使用課金の対象かについては、カラープロファイル毎に印刷課金の対象かカラープロファイル使用課金の対象かを設定してカラープロファイル管理データベース36などに予め登録しておくことにより、判断することができる。
【0032】
こうして印刷課金とカラープロファイル使用課金とを計算すると、計算した印刷課金とカラープロファイル使用課金とを一覧表示する課金通知書を作成して対応する印刷装置に通知し(ステップS330)、課金計算通知処理を終了する。図9に課金通知書の一例を示す。この例では、印刷課金については、印刷用紙の種類とサイズ毎の印刷枚数と課金単価と課金金額が表示され、カラープロファイル使用課金については、カラープロファイルのID毎に使用回数と課金単価と課金金額とが表示されている。
【0033】
以上説明した実施例の印刷管理システム20によれば、印刷装置50a,50bにより印刷の際に使用されるカラープロファイルの使用回数を情報管理装置30に送信し、情報管理装置30では所定の印刷に対してカラープロファイルの使用回数に応じた課金を行なうことができる。この結果、印刷装置50a,50bにおいて特殊なプリンタや印刷用紙,インクなどを用いて印刷する場合であっても、対応するカラープロファイルの使用回数に応じて、より適切に課金を行なうことができる。もとより、各印刷装置50a,50bで消費される消耗品の補充も効率よく適正に行なうことができる。
【0034】
ここで、実施例の情報管理装置30では、情報入力処理の実行が情報取得手段による実行に相当し、課金計算通知処理の実行が課金処理手段による実行に相当する。また、実施例の印刷装置50a,50bでは、コンピュータ52a,52bがプロファイル記憶手段に相当し、インクジェットプリンタ51a,51bや大型インクジェットプリンタ61a,61bがジョブ実行手段に相当し、コンピュータ52a,52bが情報出力手段に相当する。
【0035】
実施例の印刷管理システム20では、カラープロファイル登録処理は、クライアントコンピュータ60a,60bにより実行されるものとしたが、印刷装置50a,50bにより実行されるものとしてもよい。
【0036】
実施例の印刷管理システム20では、カラープロファイルは、プリンタや印刷用紙,インクなどの印刷条件毎に記憶されるものとしたが、印刷される画像の色空間に影響を及ぼすものであれば、その他の印刷条件毎に記憶されるものとしてもよい。
【0037】
実施例の情報管理装置30では、印刷の際に使用されたカラープロファイルに基づいて印刷課金の対象かカラープロファイル使用課金の対象かを判断するものとしたが、その他の情報に基づいて判断するものとしてもよい。例えば、印刷の際に使用されるプリンタや印刷用紙,インク毎に印刷課金の対象かカラープロファイル使用課金の対象かを定めて印刷管理データベース32などに登録しておくものとしてもよい。また、印刷課金とカラープロファイル使用課金とを選択的に行なわなくても、これらを組み合わせて課金するものとしても構わない。さらに、カラープロファイルの使用回数に基づいていれば、その他のルールで課金計算を行なうものとしても差し支えない。
【0038】
実施例の情報管理装置30では、カラープロファイル使用課金は、課金単価にカラープロファイルの使用回数を乗じるなどにより計算するものとしたが、カラープロファイルの使用に関する情報に基づいて計算するものであればよく、例えば、課金単価にカラープロファイルの使用日数を乗じて計算するものとしてもよい。
【0039】
実施例の情報管理装置30では、印刷装置50a,50bの印刷に対する印刷課金と印刷装置50a,50bによるカラープロファイルの使用に対するカラープロファイル使用課金を印刷装置50a,50b側に通知するものとしたが、こうした課金を通知しないものとしてもよい。
【0040】
実施例の情報管理装置30では、課金計算通知処理を1回/月毎に行なうものとしたが、こうした処理を実行する頻度は1回/月に限られず、如何なる頻度により行なうものとしてもよい。また、実施例の情報管理装置30では、情報入力処理を24時間毎に行なうものとしたが、情報入力処理の頻度は24時間毎に限られず、如何なる頻度により行なうものとしてもよい。
【0041】
実施例の情報管理装置30では、課金通知書をネットワーク22を介して対応する印刷装置50a,50bに通知するものとしたが、郵便などの手法を用いて課金通知書を印刷装置側に通知するものとしてもよい。
【0042】
実施例の情報管理装置30では、印刷装置50a,50bの消耗品消費データを管轄管理サーバ40に出力し、管轄管理サーバ40では消耗品消費データに基づいて管轄するブロック内の印刷装置50a,50bが設置されたフォトスタジオへの消耗品補充会社による消耗品の補充を管理するものとしたが、こうした消耗品の管理を行なわないものとしてもよい。
【0043】
実施例の印刷システム20では、印刷装置50a,50bやクライアントコンピュータ60a,60bをフォトスタジオに設置するものとしたが、フォトスタジオ以外の場所に設置するものとしても差し支えない。
【0044】
実施例では、カラープロファイルを使用して印刷ジョブを実行する印刷装置50a,50bの形態や印刷装置50a,50bによるカラープロファイルの使用に対する課金を管理する情報管理装置30の形態として説明したが、同様に印刷ジョブを実行する印刷方法の形態や同様に課金を管理する情報管理方法の形態とするものとしても構わない。また、単一または複数のコンピュータを情報管理装置30として機能させるプログラムの形態とするものとしても構わない。このときには、図5に例示した情報入力処理や図8に例示した課金計算通知処理の各ステップを適当なプログラム言語を用いてプログラムし、コンピュータにインストールすればよい。
【0045】
以上、本発明の実施の形態について実施例を用いて説明したが、本発明はこうした実施例に何等限定されるものではなく、本発明の要旨を逸脱しない範囲内において、種々なる形態で実施し得ることは勿論である。
【図面の簡単な説明】
【図1】印刷システム20の構成の概略を示す構成図。
【図2】カラープロファイル登録処理の一例を示すフローチャート。
【図3】カラープロファイル登録画面の一例を示す説明図。
【図4】カラープロファイルデータの一例を示す説明図。
【図5】情報入力処理の一例を示すフローチャート。
【図6】印刷関連データの一例を示す説明図。
【図7】消耗品消費データの一例を示す説明図。
【図8】課金計算通知処理の一例を示すフローチャート。
【図9】課金通知書の一例を示す説明図。
【符号の説明】
20 印刷システム、22 ネットワーク、30 情報管理装置、32 印刷管理データベース、34 消耗品管理データベース、36 カラープロファイル管理データベース、40 管轄管理サーバ、42 消耗品供給会社のコンピュータ、50a,50b 印刷装置、51a,51b インクジェットプリンタ、52a,52b コンピュータ、60a,60b クライアントコンピュータ、61a,61b 大型インクジェットプリンタ。
【発明の属する技術分野】
本発明は、情報管理装置およびこれに用いるプログラム並びに情報管理方法、印刷装置および印刷方法、印刷管理システムに関する。
【0002】
【従来の技術】
従来、この種の印刷管理システムとしては、印刷装置における印刷枚数やトナーなどの記録剤の消費量に応じて課金を行なうものが種々提案されている(例えば、特許文献1参照)。この種のシステムでは、印刷装置から印刷枚数や記録剤の消費量などのデータをネットワークを介して情報管理装置などに出力し、この出力されたデータに基づいて情報管理装置で課金が行なわれている。
【0003】
【特許文献1】
特開平11−272350号公報
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、こうした印刷管理システムでは、印刷枚数や記録剤の消費量などに基づいて課金されるから、トナーなどの記録剤や印刷用紙の種類などが異なる場合であっても、同様のルールで課金されてしまう。一方で、記録剤や印刷用紙などの多様化に伴って印刷装置の使用態様も多様化しており、課金を管理する管理者としては印刷装置の多様な使用態様に応じて適切な課金を行なう必要も生じてきている。
【0005】
本発明の情報管理装置および情報管理方法、印刷装置および印刷方法、印刷管理システムは、印刷装置の使用態様に応じてより適切に課金を管理することを目的の一つとする。また、本発明の情報管理装置および情報管理方法、印刷装置および印刷方法、印刷管理システムは、印刷装置に関する情報をより適切に管理することを目的の一つとする。
【0006】
【課題を解決するための手段およびその作用・効果】
本発明の情報管理装置およびこれに用いるプログラム並びに情報管理方法、印刷装置および印刷方法、印刷管理システムは、上述の目的の少なくとも一部を達成するために以下の手段を採った。
【0007】
本発明の情報管理装置は、
異なる複数の拠点に設置された複数の印刷装置にネットワークを介して接続されると共に該印刷装置の情報を管理する情報管理装置であって、
印刷装置による印刷の際に使用されるカラープロファイルの使用に関するプロファイル使用情報を含む情報を該印刷装置から取得する情報取得手段と、
該取得したプロファイル使用情報に基づいて前記印刷装置による印刷に対する課金処理を行なう課金処理手段と、
を備えることを要旨とする。
【0008】
この本発明の情報管理装置では、複数の拠点に設置された印刷装置から印刷の際に使用されるカラープロファイルの使用に関する情報を取得し、この取得したカラープロファイルの使用に関する情報に基づいて印刷に対する課金処理を行なう。従って、カラープロファイルの使用に対してより適切に課金することができる。ここで「カラープロファイル」とは、スキャナやプリンタ,モニタなどの入出力デバイス間のカラーマッチングを行なうために各デバイスで用いられるプロファイルであり、プリンタの場合、記録剤や印刷用紙などの種類に応じて異なるプロファイルが用いられる。従って、記録剤や印刷用紙などの種類に応じてより適切に課金することができる。
【0009】
こうした本発明の情報管理装置において、前記プロファイル使用情報は前記カラープロファイルの使用回数を情報の一つとして含み、前記課金処理手段は前記カラープロファイルの使用回数に基づいて課金処理を行なう手段であるものとすることもできる。こうすれば、カラープロファイルの使用回数に応じて課金することができる。
【0010】
また、本発明の情報管理装置において、前記印刷装置は記憶している複数のカラープロファイルの中からいずれかのカラープロファイルを選択して印刷する装置であり、前記課金処理手段はカラープロファイル毎に課金処理を行なう手段であるものとすることもできる。こうすれば、カラープロファイル毎により適切なルールで課金することができる。この態様の本発明の情報管理装置において、前記印刷装置が記憶可能なカラープロファイル毎に単価を設定する単価設定手段を備え、前記課金処理手段は前記単価設定手段により設定されたカラープロファイル毎の単価を用いて課金処理を行なう手段であるものとすることもできる。こうすれば、カラープロファイル毎に異なる単価を設定して課金することができる。
【0011】
さらに、本発明の情報管理装置において、前記情報取得手段は前記印刷装置により消費された消耗品に関する消耗品消費情報を含む情報を該印刷装置から取得する手段であり、該取得した消耗品消費情報に基づいて消耗品の補充指示に関する情報を出力する補充指示出力手段を備えるものとすることもできる。こうすれば、印刷装置における消耗品の補充を管理することができる。
【0012】
本発明の情報管理装置用のプログラムは、コンピュータを、上述のいずれかの態様の本発明の情報管理装置、即ち、基本的には、異なる複数の拠点に設置された複数の印刷装置にネットワークを介して接続されると共に該印刷装置の情報を管理する情報管理装置であって、印刷装置による印刷の際に使用されるカラープロファイルの使用に関するプロファイル使用情報を含む情報を該印刷装置から取得する情報取得手段と、該取得したプロファイル使用情報に基づいて前記印刷装置による印刷に対する課金処理を行なう課金処理手段と、を備える情報管理装置として機能させることを要旨とする。
【0013】
この本発明の情報管理装置用のプログラムでは、コンピュータを上述のいずれかの態様の本発明の情報管理装置として機能させるから、本発明の情報管理装置が奏する効果、例えば、カラープロファイルの使用に対してより適切に課金することができる効果や、カラープロファイル毎により適切なルールで課金することができる効果,印刷装置における消耗品の補充を管理することができる効果などを奏することができる。
【0014】
本発明の情報管理方法は、
異なる複数の拠点に設置された複数の印刷装置の情報を管理する情報管理方法であって、
(a)印刷装置による印刷の際に使用されるカラープロファイルの使用に関するプロファイル使用情報を含む情報を該印刷装置からネットワークを介して取得し、
(b)該取得したプロファイル使用情報に基づいて前記印刷装置による印刷に対する課金処理を行なう
ことを要旨とする。
【0015】
この本発明の情報管理方法では、複数の拠点に設置された印刷装置から印刷の際に使用されるカラープロファイルの使用に関する情報を取得し、この取得したカラープロファイルの使用に関する情報に基づいて印刷に対する課金処理を行なう。従って、カラープロファイルの使用に対してより適切に課金することができる。ここで「カラープロファイル」とは、スキャナやプリンタ,モニタなどの入出力デバイス間のカラーマッチングを行なうために各デバイスで用いられるプロファイルであり、プリンタの場合、記録剤や印刷用紙などの種類に応じて異なるプロファイルが用いられる。従って、記録剤や印刷用紙などの種類に応じてより適切に課金することができる。
【0016】
本発明の印刷装置は、
紙などの記録媒体に文字や画像を印刷する印刷装置であって、
複数のカラープロファイルを記憶するプロファイル記憶手段と、
印刷ジョブを受け付けたとき、前記記憶された複数のカラープロファイルの中からいずれかのカラープロファイルを選択し、該選択されたカラープロファイルを使用して該受け付けた印刷ジョブを実行するジョブ実行手段と、
所定のタイミングで、前記ジョブ実行手段による前記カラープロファイルの使用に関する情報を含む情報を出力する情報出力手段と、
を備えることを要旨とする。
【0017】
この本発明の印刷装置では、印刷ジョブを受け付けたとき記憶されたカラープロファイルの中から使用するカラープロファイルを選択して印刷ジョブを実行し、所定のタイミングでカラープロファイルの使用に関する情報を出力する。従って、カラープロファイルの使用に関する情報を、適宜に出力して活用させることができる。
【0018】
こうした本発明の印刷装置において、前記プロファイル記憶手段は所定の印刷条件毎に前記カラープロファイルを記憶する手段であり、前記ジョブ実行手段は前記受け付けた印刷ジョブに設定された印刷条件に対応するカラープロファイルを選択する手段であるものとすることもできる。こうすれば、印刷条件毎に記憶されたカラープロファイルの使用に関する情報を出力することができる。なお「印刷条件」には、印刷先プリンタ,印刷用紙,印刷用記録剤などが含まれる。
【0019】
また、本発明の印刷装置において、前記情報出力手段は前記印刷装置により消費された消耗品に関する情報を含む情報を出力する手段であるものとすることもできる。こうすれば、消費された消耗品に関する情報を出力して活用させることができる。
【0020】
本発明の印刷方法は、
紙などの記録媒体に文字や画像を印刷する印刷方法であって、
(a)複数のカラープロファイルを記憶し、
(b)印刷ジョブを受け付けたとき、前記記憶された複数のカラープロファイルの中からいずれかのカラープロファイルを選択し、該選択されたカラープロファイルを使用して該受け付けた印刷ジョブを実行し、
(c)所定のタイミングで、前記ジョブ実行手段による前記カラープロファイルの使用に関する情報を含む情報を出力する
ことを要旨とする。
【0021】
この本発明の印刷方法では、印刷ジョブを受け付けたとき、記憶されたカラープロファイルの中から使用するカラープロファイルを選択して印刷ジョブを実行し、所定のタイミングでカラープロファイルの使用に関する情報を出力する。従って、カラープロファイルの使用に関する情報を、適宜に出力して活用することができる。
【0022】
本発明の印刷管理システムは、
異なる複数の拠点に設置された複数の印刷装置と、該印刷装置にネットワークを介して接続されると共に該印刷装置の情報を管理する情報管理装置とを備える印刷管理システムであって、
前記印刷装置は、複数のカラープロファイルを記憶するプロファイル記憶手段と、印刷ジョブを受け付けたとき前記記憶された複数のカラープロファイルの中からいずれかのカラープロファイルを選択し該選択されたカラープロファイルを使用して該受け付けた印刷ジョブを実行するジョブ実行手段と、所定のタイミングで前記ジョブ実行手段による前記カラープロファイルの使用に関する情報を含む情報を出力する情報出力手段とを備え、
前記情報管理装置は、前記印刷装置により出力されたカラープロファイルの使用に関する情報を含む情報を取得する情報取得手段と、該取得したカラープロファイルの使用に関する情報に基づいて前記印刷装置による印刷に対する課金処理を行なう課金処理手段とを備える
ことを要旨とする。
【0023】
この本発明の印刷管理システムでは、複数の拠点に設置された印刷装置から出力されたカラープロファイルの使用に関する情報を情報管理装置が取得し、この取得したカラープロファイルの使用に関する情報に基づいて印刷装置における印刷に対する課金処理を行なう。従って、印刷装置におけるカラープロファイルの使用に対してより適切に課金することができる。
【0024】
【発明の実施の形態】
次に、本発明の実施の形態を実施例を用いて説明する。図1は、本発明の一実施例である情報管理装置30を含む印刷管理システム20の構成の概略を示す構成図である。実施例の情報管理装置30は、図示するように、インターネットなどのネットワーク22を介して接続されフォトスタジオに設置された本発明の一実施例である複数の印刷装置50a,50bから画像の印刷に関するデータ(以下、印刷関連データという)やこの印刷装置50a,50bにより消費される印刷用紙やインクなどの消耗品に関するデータ(以下、消耗品消費データという)を定期的に取得し、印刷関連データに基づいて各印刷装置50a,50bによる印刷に対する課金処理を行なうと共に消耗品消費データを各印刷装置50a,50bの消耗品の補充を管理する管轄管理サーバ40に転送する情報管理サーバとして構成されており、印刷関連データをデータベース化して記憶する印刷管理データベース32と、消耗品消費データをデータベース化して記憶する消耗品管理データベース34と、印刷装置50a,50bによる印刷の際に使用されるカラープロファイルに関するデータをデータベース化して記憶するカラープロファイル管理データベース36とを備える。
【0025】
管轄管理サーバ40は、地理的なブロック(図中のブロックAやブロックB)毎に、そのブロック内のフォトスタジオに設置された印刷装置50a,50bに対する消耗品の補充を管理するサーバとして機能し、情報管理装置30から転送された消耗品消費データに基づいて各フォトスタジオにおける印刷用紙や印刷用のインクなどの消耗品が所定の在庫となるよう消耗品を供給する消耗品供給会社のコンピュータ42に補充指示を出力する。なお、管轄管理サーバ40による処理は本発明の中核をなさないから、これ以上の詳細な説明は省略する。
【0026】
印刷装置50a,50bは、2台の高性能なインクジェットプリンタ51a,51bと、このインクジェットプリンタ51a,51bなどによる印刷に伴って消費される印刷用紙やインクなどの消耗品の消費量の管理や画像の印刷ジョブの実行の管理などを行なうコンピュータ52a,52bとが内蔵され、大型インクジェットプリンタ61a,61bなどの外付けのプリンタをUSBケーブルなどのケーブルを介して接続できるように構成されている。また、コンピュータ52a,52bには、プリンタや印刷用紙,インクなどの印刷条件に拘わらず所望のカラーで印刷するためのカラープロファイルが印刷条件毎に記憶されている。カラープロファイルとは、ある印刷条件において印刷可能な色空間と標準の色空間(例えば、Labカラースペースなど)との対応を定めたものである。印刷装置50a,50bにより印刷ジョブを実行する際には、その印刷ジョブに設定された印刷条件に基づいてコンピュータ52a,52bに記憶された複数のカラープロファイルの中から使用するカラープロファイルが選択される。また、印刷装置50a,50bには、印刷ジョブの実行を指示するクライアントコンピュータ60a,60bなどがLANなどを介して接続されている。
【0027】
次に、こうして構成された実施例の印刷管理システム20の動作について説明する。まず、クライアントコンピュータ60a,60bにより印刷装置50a,50bの印刷の際に用いるカラープロファイルを登録する処理について説明する。図2は、クライアントコンピュータ60a,60bにより実行されるカラープロファイル登録処理の一例を示すフローチャートである。通常は、印刷装置50a,50bに内蔵されたインクジェットプリンタ51a,51bや標準の印刷用紙,標準のインクに対するカラープロファイルはすでに印刷装置50a,50bに登録されているから、この処理は、フォトスタジオの管理者などにより、大型インクジェットプリンタ61a,61bなどを印刷装置50a,50bに接続して使用する際や、特別の印刷用紙や特別のインクを使用する際などに実行される。カラープロファイル登録処理では、まず、カラープロファイル登録画面をクライアントコンピュータ60a,60bに表示出力し、このカラープロファイル登録画面に入力されるカラープロファイルを印刷装置50a,50bに登録する処理を実行する(ステップS100)。カラープロファイル登録画面の一例を図3に示す。この図3の例では、クライアントコンピュータ60a,60bにLANなどを介して接続された印刷装置50a,50bの中からカラープロファイルの登録先となる印刷装置50a,50bを選択すると共に選択された印刷装置に内蔵または接続されたプリンタの中から登録の対象となるプリンタを選択し、さらにクライアントコンピュータ60a,60bのハードディスクの所定のフォルダに記憶されているカラープロファイルを選択して入力できるように画面構成されている。このカラープロファイル登録画面の[登録]ボタンが押下されると、選択した印刷装置50a,50bのコンピュータ52a,52bの図示しないハードディスクに選択したカラープロファイルが記憶される。カラープロファイルが記憶された印刷装置50a,50bでは、この記憶されたカラープロファイルを使用した印刷ジョブの実行が可能となる。なお、クライアントコンピュータ60a,60bに記憶されているカラープロファイルは、対象となるプリンタで印刷した所定の画像を情報管理装置30や管轄管理サーバ40が備える図示しないスキャナなどにより読み込んで解析し、この解析結果に基づいて作成されるものであり、情報管理装置30や管轄管理サーバ40の管理者などによりクライアントコンピュータ60a,60b側に送付されたものである。
【0028】
こうして印刷装置50a,50bのコンピュータ52a,52bにカラープロファイルが登録されると、登録されたカラープロファイルに関する情報を情報管理装置30に送信し(ステップS110)、カラープロファイル登録処理を終了する。カラープロファイルに関する情報を受信した情報管理装置30では、受信した情報をカラープロファイル管理データベース36に登録する。カラープロファイル管理データベース36で管理される情報の一例を図4に示す。図4の例では、カラープロファイル管理データベース36は、カラープロファイルを識別するカラープロファイルIDやこのカラープロファイルを登録した印刷装置50a,50bのID,このカラープロファイルが対応するプリンタの型式名,対応する印刷用紙の種類やサイズ,対応するインクの種類,課金単価,登録日などの情報が管理されるように構成されている。これらの情報のうち、課金単価については、情報管理装置30が受信したカラープロファイルに関する情報には含まれず、このカラープロファイルを使用した印刷に対して後述する課金計算通知処理が開始されるまでに、情報管理装置30の管理者などにより登録される情報である。
【0029】
次に、情報管理装置30による印刷関連データや消耗品消費データなどの情報入力処理の際の動作や課金処理の際の動作について説明する。図5は、情報管理装置30により実行される情報入力処理の一例を示すフローチャートである。この情報入力処理は、所定時間毎(例えば、24時間毎)に繰り返し実行される。情報入力処理では、実施例の情報管理装置30は、まず、ネットワーク22を介して接続されたすべてのブロックのすべての印刷装置50a,50bから印刷関連データと消耗品消費データを入力する処理を実行する(ステップS200)。図6に印刷関連データの一例を、図7に消耗品消費データの一例をそれぞれ示す。印刷関連データは、実施例では図6に示すように、印刷装置50a,50bのIDや印刷装置50a,50bを管轄する管轄管理サーバ40のID,画像を印刷した印刷日,印刷したプリンタのID,印刷用紙の種類やサイズ,印刷に使用したカラープロファイルのID,印刷に用いた画像のIDなどにより構成されており、消耗品消費データは、実施例では図7に示すように、印刷装置50a,50bのIDや管轄管理サーバ40のID,印刷装置50a,50bから情報を入力した日付としてのデータ取得日,印刷装置50a,50bに内蔵または接続されたプリンタのID,印刷用紙の種類やサイズ毎の消費量,色毎のインクカートリッジの在庫などにより構成されている。
【0030】
こうして印刷関連データと消耗品消費データとを読み込むと、読み込んだ印刷関連データについては印刷管理データベース32に登録し、消耗品消費データについては消耗品管理データベース34に登録する(ステップS210)。そして、登録した消耗品消費データを管轄管理サーバIDに一致する管轄管理サーバ40に出力して(ステップS220)、情報入力処理を終了する。情報管理装置30から消耗品消費データを取得した管轄管理サーバ40は、取得した消耗品消費データに基づいて管轄するブロック内の印刷装置が設置されたフォトスタジオへの消耗品補充会社による消耗品の補充を管理する。
【0031】
図8は、情報管理装置30により実行される課金計算通知処理の一例を示すフローチャートである。この処理は所定期間毎(例えば毎月1日)に実行される。課金計算通知処理では、実施例の情報管理装置30は、まず、印刷日が前月の印刷関連データを印刷管理データベース32から抽出する(ステップS300)。そして、印刷装置毎に印刷用紙の種類やサイズ毎に印刷課金を計算すると共に(ステップS310)、印刷装置毎に使用したカラープロファイル毎の使用回数を集計してカラープロファイル使用課金を計算する(ステップS320)。印刷課金は、印刷用紙の種類およびサイズ毎に予め設定された課金単価に印刷枚数を乗じるなどにより計算することができる。また、カラープロファイル使用課金は、カラープロファイル管理データベース36に登録された課金単価にカラープロファイルの使用回数を乗じるなどにより計算することができる。実施例では、使用したカラープロファイルに基づいて、印刷課金の対象としたりカラープロファイル使用課金の対象とするものとした。即ち、内蔵されたインクジェットプリンタ51a,51bで標準の印刷用紙,標準のインクを用いた印刷については印刷課金の対象とし、外付けのプリンタや特別の印刷用紙,特別のインクなどを用いた印刷についてはカラープロファイル使用課金とするものとした。このようにすれば、印刷装置50a,50bにおいて標準と異なるプリンタや印刷用紙,インクなどを用いて印刷する場合であっても、その印刷に対しては通常の印刷課金とは異なるカラープロファイル使用課金を行なうから、より適切な課金を行なうことができる。なお、印刷関連データが印刷課金の対象かカラープロファイル使用課金の対象かについては、カラープロファイル毎に印刷課金の対象かカラープロファイル使用課金の対象かを設定してカラープロファイル管理データベース36などに予め登録しておくことにより、判断することができる。
【0032】
こうして印刷課金とカラープロファイル使用課金とを計算すると、計算した印刷課金とカラープロファイル使用課金とを一覧表示する課金通知書を作成して対応する印刷装置に通知し(ステップS330)、課金計算通知処理を終了する。図9に課金通知書の一例を示す。この例では、印刷課金については、印刷用紙の種類とサイズ毎の印刷枚数と課金単価と課金金額が表示され、カラープロファイル使用課金については、カラープロファイルのID毎に使用回数と課金単価と課金金額とが表示されている。
【0033】
以上説明した実施例の印刷管理システム20によれば、印刷装置50a,50bにより印刷の際に使用されるカラープロファイルの使用回数を情報管理装置30に送信し、情報管理装置30では所定の印刷に対してカラープロファイルの使用回数に応じた課金を行なうことができる。この結果、印刷装置50a,50bにおいて特殊なプリンタや印刷用紙,インクなどを用いて印刷する場合であっても、対応するカラープロファイルの使用回数に応じて、より適切に課金を行なうことができる。もとより、各印刷装置50a,50bで消費される消耗品の補充も効率よく適正に行なうことができる。
【0034】
ここで、実施例の情報管理装置30では、情報入力処理の実行が情報取得手段による実行に相当し、課金計算通知処理の実行が課金処理手段による実行に相当する。また、実施例の印刷装置50a,50bでは、コンピュータ52a,52bがプロファイル記憶手段に相当し、インクジェットプリンタ51a,51bや大型インクジェットプリンタ61a,61bがジョブ実行手段に相当し、コンピュータ52a,52bが情報出力手段に相当する。
【0035】
実施例の印刷管理システム20では、カラープロファイル登録処理は、クライアントコンピュータ60a,60bにより実行されるものとしたが、印刷装置50a,50bにより実行されるものとしてもよい。
【0036】
実施例の印刷管理システム20では、カラープロファイルは、プリンタや印刷用紙,インクなどの印刷条件毎に記憶されるものとしたが、印刷される画像の色空間に影響を及ぼすものであれば、その他の印刷条件毎に記憶されるものとしてもよい。
【0037】
実施例の情報管理装置30では、印刷の際に使用されたカラープロファイルに基づいて印刷課金の対象かカラープロファイル使用課金の対象かを判断するものとしたが、その他の情報に基づいて判断するものとしてもよい。例えば、印刷の際に使用されるプリンタや印刷用紙,インク毎に印刷課金の対象かカラープロファイル使用課金の対象かを定めて印刷管理データベース32などに登録しておくものとしてもよい。また、印刷課金とカラープロファイル使用課金とを選択的に行なわなくても、これらを組み合わせて課金するものとしても構わない。さらに、カラープロファイルの使用回数に基づいていれば、その他のルールで課金計算を行なうものとしても差し支えない。
【0038】
実施例の情報管理装置30では、カラープロファイル使用課金は、課金単価にカラープロファイルの使用回数を乗じるなどにより計算するものとしたが、カラープロファイルの使用に関する情報に基づいて計算するものであればよく、例えば、課金単価にカラープロファイルの使用日数を乗じて計算するものとしてもよい。
【0039】
実施例の情報管理装置30では、印刷装置50a,50bの印刷に対する印刷課金と印刷装置50a,50bによるカラープロファイルの使用に対するカラープロファイル使用課金を印刷装置50a,50b側に通知するものとしたが、こうした課金を通知しないものとしてもよい。
【0040】
実施例の情報管理装置30では、課金計算通知処理を1回/月毎に行なうものとしたが、こうした処理を実行する頻度は1回/月に限られず、如何なる頻度により行なうものとしてもよい。また、実施例の情報管理装置30では、情報入力処理を24時間毎に行なうものとしたが、情報入力処理の頻度は24時間毎に限られず、如何なる頻度により行なうものとしてもよい。
【0041】
実施例の情報管理装置30では、課金通知書をネットワーク22を介して対応する印刷装置50a,50bに通知するものとしたが、郵便などの手法を用いて課金通知書を印刷装置側に通知するものとしてもよい。
【0042】
実施例の情報管理装置30では、印刷装置50a,50bの消耗品消費データを管轄管理サーバ40に出力し、管轄管理サーバ40では消耗品消費データに基づいて管轄するブロック内の印刷装置50a,50bが設置されたフォトスタジオへの消耗品補充会社による消耗品の補充を管理するものとしたが、こうした消耗品の管理を行なわないものとしてもよい。
【0043】
実施例の印刷システム20では、印刷装置50a,50bやクライアントコンピュータ60a,60bをフォトスタジオに設置するものとしたが、フォトスタジオ以外の場所に設置するものとしても差し支えない。
【0044】
実施例では、カラープロファイルを使用して印刷ジョブを実行する印刷装置50a,50bの形態や印刷装置50a,50bによるカラープロファイルの使用に対する課金を管理する情報管理装置30の形態として説明したが、同様に印刷ジョブを実行する印刷方法の形態や同様に課金を管理する情報管理方法の形態とするものとしても構わない。また、単一または複数のコンピュータを情報管理装置30として機能させるプログラムの形態とするものとしても構わない。このときには、図5に例示した情報入力処理や図8に例示した課金計算通知処理の各ステップを適当なプログラム言語を用いてプログラムし、コンピュータにインストールすればよい。
【0045】
以上、本発明の実施の形態について実施例を用いて説明したが、本発明はこうした実施例に何等限定されるものではなく、本発明の要旨を逸脱しない範囲内において、種々なる形態で実施し得ることは勿論である。
【図面の簡単な説明】
【図1】印刷システム20の構成の概略を示す構成図。
【図2】カラープロファイル登録処理の一例を示すフローチャート。
【図3】カラープロファイル登録画面の一例を示す説明図。
【図4】カラープロファイルデータの一例を示す説明図。
【図5】情報入力処理の一例を示すフローチャート。
【図6】印刷関連データの一例を示す説明図。
【図7】消耗品消費データの一例を示す説明図。
【図8】課金計算通知処理の一例を示すフローチャート。
【図9】課金通知書の一例を示す説明図。
【符号の説明】
20 印刷システム、22 ネットワーク、30 情報管理装置、32 印刷管理データベース、34 消耗品管理データベース、36 カラープロファイル管理データベース、40 管轄管理サーバ、42 消耗品供給会社のコンピュータ、50a,50b 印刷装置、51a,51b インクジェットプリンタ、52a,52b コンピュータ、60a,60b クライアントコンピュータ、61a,61b 大型インクジェットプリンタ。
Claims (13)
- 異なる複数の拠点に設置された複数の印刷装置にネットワークを介して接続されると共に該印刷装置の情報を管理する情報管理装置であって、
印刷装置による印刷の際に使用されるカラープロファイルの使用に関するプロファイル使用情報を含む情報を該印刷装置から取得する情報取得手段と、
該取得したプロファイル使用情報に基づいて前記印刷装置による印刷に対する課金処理を行なう課金処理手段と、
を備える情報管理装置。 - 請求項1記載の情報管理装置であって、
前記プロファイル使用情報は、前記カラープロファイルの使用回数を情報の一つとして含み、
前記課金処理手段は、前記カラープロファイルの使用回数に基づいて課金処理を行なう手段である
情報管理装置。 - 請求項1または2記載の情報管理装置であって、
前記印刷装置は、記憶している複数のカラープロファイルの中からいずれかのカラープロファイルを選択して印刷する装置であり、
前記課金処理手段は、カラープロファイル毎に課金処理を行なう手段である
情報管理装置。 - 請求項3記載の情報管理装置であって、
前記印刷装置が記憶可能なカラープロファイル毎に単価を設定する単価設定手段を備え、
前記課金処理手段は、前記単価設定手段により設定されたカラープロファイル毎の単価を用いて課金処理を行なう手段である
情報管理装置。 - 請求項1ないし4いずれか記載の情報管理装置であって、
前記情報取得手段は、前記印刷装置により消費された消耗品に関する消耗品消費情報を含む情報を該印刷装置から取得する手段であり、
該取得した消耗品消費情報に基づいて消耗品の補充指示に関する情報を出力する補充指示出力手段を備える
情報管理装置。 - コンピュータを請求項1ないし5いずれか記載の情報管理装置として機能させるためのプログラム。
- 異なる複数の拠点に設置された複数の印刷装置の情報を管理する情報管理方法であって、
(a)印刷装置による印刷の際に使用されるカラープロファイルの使用に関するプロファイル使用情報を含む情報を該印刷装置からネットワークを介して取得し、
(b)該取得したプロファイル使用情報に基づいて前記印刷装置による印刷に対する課金処理を行なう
情報管理方法。 - 紙などの記録媒体に文字や画像を印刷する印刷装置であって、
複数のカラープロファイルを記憶するプロファイル記憶手段と、
印刷ジョブを受け付けたとき、前記記憶された複数のカラープロファイルの中からいずれかのカラープロファイルを選択し、該選択されたカラープロファイルを使用して該受け付けた印刷ジョブを実行するジョブ実行手段と、
所定のタイミングで、前記ジョブ実行手段による前記カラープロファイルの使用に関する情報を含む情報を出力する情報出力手段と、
を備える印刷装置。 - 請求項8記載の印刷装置であって、
前記プロファイル記憶手段は、所定の印刷条件毎に前記カラープロファイルを記憶する手段であり、
前記ジョブ実行手段は、前記受け付けた印刷ジョブに設定された印刷条件に対応するカラープロファイルを選択する手段である
印刷装置。 - 前記印刷条件は、印刷先プリンタ,印刷用紙,印刷用記録剤のうち少なくとも一つを含む条件である請求項9記載の印刷装置。
- 前記情報出力手段は、前記印刷装置により消費された消耗品に関する情報を含む情報を出力する手段である請求項8ないし10いずれか記載の印刷装置。
- 紙などの記録媒体に文字や画像を印刷する印刷方法であって、
(a)複数のカラープロファイルを記憶し、
(b)印刷ジョブを受け付けたとき、前記記憶された複数のカラープロファイルの中からいずれかのカラープロファイルを選択し、該選択されたカラープロファイルを使用して該受け付けた印刷ジョブを実行し、
(c)所定のタイミングで、前記ジョブ実行手段による前記カラープロファイルの使用に関する情報を含む情報を出力する
印刷方法。 - 異なる複数の拠点に設置された複数の印刷装置と、該印刷装置にネットワークを介して接続されると共に該印刷装置の情報を管理する情報管理装置とを備える印刷管理システムであって、
前記印刷装置は、複数のカラープロファイルを記憶するプロファイル記憶手段と、印刷ジョブを受け付けたとき前記記憶された複数のカラープロファイルの中からいずれかのカラープロファイルを選択し該選択されたカラープロファイルを使用して該受け付けた印刷ジョブを実行するジョブ実行手段と、所定のタイミングで前記ジョブ実行手段による前記カラープロファイルの使用に関する情報を含む情報を出力する情報出力手段とを備え、
前記情報管理装置は、前記印刷装置により出力されたカラープロファイルの使用に関する情報を含む情報を取得する情報取得手段と、該取得したカラープロファイルの使用に関する情報に基づいて前記印刷装置による印刷に対する課金処理を行なう課金処理手段とを備える
印刷管理システム。
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JP (1) | JP2004227492A (ja) |
Cited By (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2006313525A (ja) * | 2005-03-22 | 2006-11-16 | Seiko Epson Corp | 印刷システム、印刷プログラム、印刷方法およびサーバ装置、サーバ装置用プログラム、プリンタ、印刷システム用プログラム、ならびに前記プログラムを記録した記録媒体 |
US10717307B2 (en) | 2018-01-23 | 2020-07-21 | Brother Kogyo Kabushiki Kaisha | Medium and printer |
EP4216123A1 (en) * | 2022-01-21 | 2023-07-26 | Agfa Nv | Inkjet printing methods |
JP7375326B2 (ja) | 2019-04-02 | 2023-11-08 | セイコーエプソン株式会社 | 印刷システム |
-
2003
- 2003-01-27 JP JP2003017533A patent/JP2004227492A/ja active Pending
Cited By (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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JP2006313525A (ja) * | 2005-03-22 | 2006-11-16 | Seiko Epson Corp | 印刷システム、印刷プログラム、印刷方法およびサーバ装置、サーバ装置用プログラム、プリンタ、印刷システム用プログラム、ならびに前記プログラムを記録した記録媒体 |
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