JP2004227307A - 進捗管理装置、そのシステム、その方法、そのプログラム、および、そのプログラムを記録した記録媒体 - Google Patents

進捗管理装置、そのシステム、その方法、そのプログラム、および、そのプログラムを記録した記録媒体 Download PDF

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Abstract

【課題】効率的に諸事項の確認が容易な保守点検支援システムを提供する。
【解決手段】入力手段420のリスト作成要求の入力操作にて、リスト作成手段452により、あらかじめ作成し確認事項情報データベース461に記憶した保守点検事項を適宜選出し、1つのチェックリストを作成する。通信手段440を介して、保守点検の作業者が携帯する端末装置にチェックリストを表示可能に配信する。作業者が端末装置のチェックリストの表示に従って保守点検を実施し、保守点検した旨のチェックや測定結果などの確認事項を設定入力する。この設定入力した確認事項を、通信手段440にてサーバ装置400に受信し、確認情報データベースに記憶する。端末装置からの要求により、受信した確認情報を各端末装置に配信する。第3者が確認でき、確実で効率的な保守点検ができる。
【選択図】 図2

Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、確認事項に対して確認した内容の設定入力に基づいて確認の進捗管理をする進捗管理装置、そのシステム、その方法、そのプログラム、および、そのプログラムを記録した記録媒体に関する。
【0002】
【背景技術】
従来、例えば製油産業、コンクリート工業、セラミックス工業などの製造プラントや、発電所、変電所、水・ゴミ処理施設などの処理プラントなどの各種プラントにおいて、各部位の保守点検の際には、複数人による立ち会い・確認により、確実な保守点検を実施している。複数人による立ち会い・確認としては、例えば保守点検を委託する委託側および保守点検を受託する受託側、あるいは、保守点検を受託した業者および保守点検を実行する実務業者における双方の保守点検状況の確認などである。
【0003】
そして、立ち会い・確認作業としては、保守点検の工程毎に実施方法や判定基準などがあらかじめ設定され、実施方法や判定基準などが記載された書類に基づいて実施される。具体的には、保守点検の項目毎に完成度を評価して、各項目毎に作業状況や内容、確認などを書類に記載し、次の工程に順次移行する。
【0004】
しかしながら、保守点検を実施しつつ書類を記載するため、作業が繁雑となり、効率的に保守点検ができない。また、作業が繁雑となることから、場合によっては、保守点検の項目を見落として次の工程に移行し、十分な保守点検が得られなくなるおそれもある。そこで、例えば特開2001−273184号公報や特開平10−320463号公報に記載のように、作業者に携帯電話や通信端末機を所持させ、保守点検のためのチェックリストを携帯電話や通信端末機にチェックリストを取得させて書類の持ち運びの煩雑性を改善することが考えられる。
【0005】
一方、プラントの保守点検の場合、操業停止期間の短縮化のために、各部位で平行して保守点検を実施する必要がある。そして、他の部位での保守点検後に保守点検が可能となる部位も少なくない。このような場合、他の部位での保守点検作業の進捗状況を確認する必要がある。しかしながら、例えば携帯電話などを用いて進捗状況を確認したのでは、双方で連絡のために作業が中断することとなり、効率的な保守点検が望めなくなる。さらには、保守点検中に保守点検の委託側などに保守の方法を確認するなどの場合、例えば作業終了後の定期報告で次の作業までに検討するなど、保守点検効率の向上が図りにくい。
【0006】
また、保守点検の箇所毎にその作業内容が異なり、また同様なプラントでも、構成部位について構造を比較すると、各プラント毎に異なる構成となっている。このため、共通したチェックリストを用いることができず、保守点検毎に対応するチェックリストを作成する必要があり、保守点検のための準備に時間を要する。
【0007】
【特許文献1】
特開2001−273184号公報(第2頁右欄)
【特許文献2】
特開平10−320463号公報(第10頁左欄−第12頁左欄)
【0008】
【発明が解決しようとする課題】
上述したように、例えば各種プラントの保守点検の際に、特開2001−273184号公報や特開平10−320463号公報などに記載のようなネットワークを利用して書類による作業の効率化を図っても、各構成部位あるいはプラントで異なるチェックリストを作成して配信する必要がある。また、各箇所における保守点検の作業状況を迅速に認識することができないなどの問題がある。
【0009】
本発明は、このような点に鑑みて、効率的に諸事項の確認が容易な進捗管理装置、進捗管理装置、そのシステム、その方法、そのプログラム、および、そのプログラムを記録した記録媒体を提供することを目的とする。
【0010】
【課題を解決するための手段】
請求項1に記載の発明は、確認事項に関する複数の確認事項情報を記憶する記憶手段と、前記複数の確認事項情報を適宜選出し、前記確認事項情報に対応して確認した内容に関する確認情報の設定入力を促すチェックリストに関するチェックリスト情報を作成するリスト作成手段と、前記チェックリスト情報を端末装置に配信するとともに、前記チェックリストに基づいて設定入力された前記確認情報を前記端末装置へ配信可能に前記端末装置から受信する通信手段と、を具備したことを特徴とした進捗管理装置である。
【0011】
この発明では、リスト作成手段により、記憶手段に記憶された確認事項に関する複数の確認事項情報を適宜選出し、確認事項情報に対して確認した内容に関する確認情報の設定入力を促すチェックリストに関するチェックリスト情報を作成し、通信手段にて端末装置に配信する。また、通信手段により、端末装置から設定入力された確認情報を適宜端末装置に配信可能に受信させる。このことにより、確認事項情報を統括して格納し、適宜確認する対象に対応してチェックリストを作成すればよく、例えば保守点検などの確認作業場所で所望のチェックリストの取得が容易で、書類の記載や持ち運びなどの煩雑さを解消し、効率よく保守点検などの諸事項の確認が容易となる。また、配信される他の端末装置からの確認情報により、第3者による確認がなされ、確実な確認が容易に得られるとともに、進捗状況や確認事項などの迅速な認識が容易に得られる。
【0012】
請求項2に記載の発明は、請求項1に記載の進捗管理装置において、前記通信手段は、前記取得した確認情報を前記チェックリストに重畳して表示可能に配信することを特徴とする。
【0013】
この発明では、通信手段により、端末装置から取得した確認情報をチェックリストに重畳して表示可能に配信する。このことにより、他の端末装置における確認情報の認識が容易となる。
【0014】
請求項3に記載の発明は、請求項1または請求項2に記載の進捗管理装置において、前記記憶手段は、前記チェックリスト情報を読み出し可能に記憶することを特徴とする。
【0015】
この発明では、記憶手段は、作成したチェックリスト情報をも読み出し可能に記憶する。このことにより、例えば従前の保守点検と同一の保守点検を実施する場合に、改めてチェックリストを作成する必要がなく、統括してチェックリストを管理することで、円滑な運用が図れる。
【0016】
請求項4に記載の発明は、請求項1ないし請求項3のいずれかに記載の進捗管理装置において、前記記憶手段は、前記通信手段にて前記取得した確認情報を読み出し可能に記憶することを特徴とする。
【0017】
この発明では、記憶手段は、通信手段にて取得した確認情報をも読み出し可能に記憶する。このことにより、確認情報を統括して管理することで、例えば保守点検などの確認結果に基づいて報告書を作成したり、確認情報に基づく確認した事項の動向判断のための資料とするなど、取得した情報の有効活用が容易で、運用性の向上が図れる。
【0018】
請求項5に記載の発明は、請求項1ないし請求項4のいずれかに記載の進捗管理装置において、前記記憶手段は、前記確認情報に基づいて確認状況を報告する報告情報を作成するための報告フォームを記憶し、前記通信手段にて取得した前記確認情報に基づいて前記報告フォームを選出して前記報告情報を作成する報告情報作成手段を具備したことを特徴とする。
【0019】
この発明では、報告情報作成手段により、通信手段にて取得した確認情報に基づいて、記憶手段に記憶された報告フォームを選出して確認情報を報告するための報告情報を作成する。このことにより、自動的に確認情報を報告するための報告情報が作成され、確認情報に基づく報告が容易となり、円滑な運用が容易に図れる。
【0020】
請求項6に記載の発明は、請求項1ないし請求項5のいずれかに記載の進捗管理装置において、前記通信手段は、定期的に前記確認情報を取得することを特徴とする。
【0021】
この発明では、通信手段にて定期的に確認情報を取得させる。このことにより、端末装置にて配信する旨の操作を実施する必要がなく、第3者による統括的な確認情報の取得により、確実な確認が効率的に得られる。
【0022】
請求項7に記載の発明は、請求項1ないし請求項6のいずれかに記載の進捗管理装置において、前記チェックリストは、前記複数の確認事項情報が時系列で構成され、前記通信手段による所定の確認情報の取得を認識することにより、この確認情報に対応する確認事項情報以降の確認事項情報に対応する確認事項の設定入力を可能とする設定入力規制手段を具備したことを特徴とする。
【0023】
この発明では、複数の確認事項情報が時系列で構成されたチェックリストに基づいて所定の確認情報が設定入力されて通信手段にて取得したことを認識すると、設定入力規制手段により、所定の確認情報に対応する確認事項情報以降の確認事項情報に対応する確認事項の設定入力を可能とする。このことにより、所定の確認がなされないと、次の確認に移行できなくなり、確実な確認が容易に得られる。
【0024】
請求項8に記載の発明は、請求項1ないし請求項7のいずれかに記載の進捗管理装置において、前記確認事項情報は、前記確認事項および各確認事項にそれぞれ関連付けられ所定の確認すべき事項の種別に関する種別事項を有して前記記憶手段に格納され、前記リスト作成手段は、所定の事項に対する確認のための前記チェックリスト情報の作成を要求する旨のリスト作成要求を認識することにより、前記リスト作成要求を構成する前記所定の事項の種別に関する種別事項に基づいて前記記憶手段に格納された対応する前記確認事項情報を選出して前記チェックリストに関するチェックリスト情報を作成することを特徴とする。
【0025】
この発明では、確認事項に所定の確認すべき事項の種別に関する種別事項をそれぞれ関連付けて確認事項情報を記憶手段に格納し、所定の事項に対する確認のためのチェックリスト情報の作成を要求する旨のリスト作成要求を認識することにより、リスト作成手段により、リスト作成要求を構成する所定の事項の種別に関する種別事項に基づいて記憶手段に格納された対応する確認事項情報を選出してチェックリストに関するチェックリスト情報を作成する。このことにより、端末装置における所望のチェックリストの取得が容易に得られる。
【0026】
請求項9に記載の発明は、請求項8に記載の進捗管理装置において、前記端末装置は、この端末装置の固有の情報の設定入力が可能で、前記通信手段は、前記リスト作成要求を認識する際に認識する前記端末装置に関する固有情報を取得し、この固有情報に基づいて作成したチェックリストを所定の端末装置に配信することを特徴とする。
【0027】
この発明では、リスト作成要求の認識の際に端末装置の固有の情報を取得して、通信手段により、取得した固有情報に基づいて作成したチェックリストを所定の端末装置に配信する。このことにより、端末装置毎で所望のチェックリストの配信が容易となる。
【0028】
請求項10に記載の発明は、請求項1ないし請求項9のいずれかに記載の進捗管理装置において、前記チェックリスト情報は、確認する被確認対象物に関する対象物情報を有して前記記憶手段に記憶され、前記リスト作成手段は、所定の事項に対する確認のための前記チェックリスト情報の作成を要求する旨のリスト作成要求を認識することにより、前記リスト作成要求を構成する前記対象物情報に基づいて前記記憶手段に記憶された前記チェックリスト情報を選出することを特徴とする。
【0029】
この発明では、確認する被確認対象物に関する対象物情報を関連付けてチェックリスト情報を記憶手段に記憶し、所定の事項に対する確認のためのチェックリスト情報の作成を要求する旨のリスト作成要求を認識することにより、リスト作成要求を構成する対象物情報に基づいて記憶手段に記憶されたチェックリスト情報を選出する。このことにより、従前に実施した確認と同内容の確認を実施する際に改めてチェックリストを作成することなく、統括して格納されたチェックリストから選出するのみで容易に取得可能となる。
【0030】
請求項11に記載の発明は、請求項1ないし請求項10のいずれかに記載の進捗管理装置において、前記記憶手段は、前記確認情報の設定入力を案内する設定入力案内情報を読み出し可能に記憶し、前記チェックリスト情報は、前記設定入力案内情報を表示可能に前記記憶手段からの取得を要求する旨の案内取得要求情報の設定入力を促す入力情報を有したことを特徴とする。
【0031】
この発明では、確認情報の設定入力を案内する設定入力案内情報を記憶手段から取得することを要求する旨の入力情報をチェックリスト情報に設ける。このことにより、端末装置にてチェックリストに基づいて確認情報を設定入力することが、設定入力案内情報に基づいて容易となり、効率的な確認が容易に得られる。
【0032】
請求項12に記載の発明は、請求項1ないし請求項11のいずれかに記載の進捗管理装置において、前記通信手段にて所定の確認情報を取得することにより、前記所定の確認情報の設定入力を認識した旨の案内を報知する報知手段を具備したことを特徴とする。
【0033】
この発明では、通信手段にて所定の確認情報を取得することにより、報知手段にてその旨の案内を報知する。このことにより、確認情報の設定入力により確認がなされたことの認識や、例えば各端末装置に案内を報知させる構成とすることで他の端末装置などにて確認の状況の認識が容易となり、円滑な運用が容易に得られる。ここで、案内とは、アラーム音やブザー音、あるいは音声などの発音、また所定の文字表示や点滅表示など、所定の情報の設定入力がなされたことを認識させることが可能ないずれの案内方法が適用可能である。
【0034】
請求項13に記載の発明は、請求項1ないし請求項12のいずれかに記載の進捗管理装置において、前記確認事項情報の確認事項は、保守点検を実施する作業内容に関する事項であることを特徴とする。
【0035】
この発明では、確認事項として保守点検を実施する作業内容に関する事項とする。このことにより、例えばプラントなどの各種確認事項が複数あり確認する部位でもチェックリストの内容が異なるような保守点検の確認の際に特に有効で、効率化が容易に図れる。
【0036】
請求項14に記載の発明は、請求項13に記載の進捗管理装置において、前記確認情報は、保守点検を実施した作業結果に関する内容および保守点検を実施した旨の内容のうちの少なくともいずれか一方であることを特徴とする。
【0037】
この発明では、確認情報として保守点検を実施した作業結果に関する内容および保守点検を実施した旨の内容のうちの少なくともいずれか一方とする。このことにより、例えば確認のみあるいは数値測定、部材の交換などの確認内容が多岐となる特にプラントなどの保守点検の場合に有効で、保守点検の状況や内容の認識が容易となる。
【0038】
請求項15に記載の発明は、請求項1ないし請求項14のいずれかに記載の進捗管理装置と、この進捗管理装置にネットワークを介して送受信可能に接続され、前記チェックリスト情報に基づくチェックリストを表示可能な表示手段、および、前記チェックリストに基づいて入力操作により確認した旨および確認した内容のうちの少なくともいずれか一方に関する確認情報を設定入力する入力手段を備えた端末装置と、を具備したことを特徴とした進捗管理システムである。
【0039】
この発明では、請求項1ないし請求項14のいずれかに記載の進捗管理装置に、ネットワークを介して、端末装置の表示手段で表示可能なチェックリストの配信、端末装置の入力手段にて設定入力される確認情報の受信や配信が可能に端末装置を接続する。このことにより、効率よく例えば保守点検などの諸事項の確実で迅速な確認が容易に得られる。
【0040】
請求項16に記載の発明は、所定の事項について確認する内容に関する複数の確認事項を有したチェックリストを表示可能な表示手段、および、前記チェックリストに基づいて入力操作により確認した旨および確認した内容のうちの少なくともいずれか一方に関する確認情報を設定入力する入力手段を備えた複数の端末装置と、ネットワークを介して前記端末装置に送受信可能に接続され、前記複数の確認事項に関する複数の確認事項情報を記憶する記憶手段、前記確認事項情報を適宜選出して前記チェックリストに関するチェックリスト情報を作成するリスト作成手段、および、前記チェックリスト情報を前記端末装置へ送信するとともに前記端末装置の入力手段にて設定入力される確認情報を前記複数の端末装置に配信可能に受信する通信手段を備えたサーバ装置と、を具備したことを特徴とした進捗管理システムである。
【0041】
この発明では、サーバ装置のリスト作成手段により、記憶手段に記憶された確認事項に関する複数の確認事項情報を適宜選出し、確認事項情報に対して確認した内容に関する確認情報の設定入力を促すチェックリストに関するチェックリスト情報を作成し、通信手段にて端末装置の表示手段に表示可能に配信する。また、通信手段により、端末装置の入力手段にてチェックリストに基づいて設定入力された確認情報を適宜複数の端末装置に配信可能にサーバ装置で受信する。このことにより、確認事項情報を統括して格納し、適宜確認する対象に対応して端末装置にチェックリストを作成して送信すればよく、例えば保守点検などの確認作業場所で所望のチェックリストの取得が容易で、書類の記載や持ち運びなどの煩雑さを解消し、効率よく保守点検などの諸事項の確認が容易となる。また、配信される他の端末装置からの確認情報により、第3者による確認がなされ、確実な確認が容易に得られるとともに、進捗状況や確認事項などの迅速な認識が容易に得られる。
【0042】
請求項17に記載の発明は、確認事項に対して確認した内容の設定入力に基づいて演算手段により確認の進捗管理を実施する進捗管理方法であって、前記演算手段は、前記確認事項に関する複数の確認事項情報を選出して前記確認事項情報に対応して確認した内容に関する確認情報の設定入力を促すチェックリストに関するチェックリスト情報を作成し、この作成したチェックリスト情報を前記チェックリストを表示可能に端末装置に送信し、前記端末装置にて前記表示されるチェックリストに基づいて設定入力された前記確認情報を配信可能に受信することを特徴とする進捗管理方法である。
【0043】
この発明では、演算手段により、確認事項に関する複数の認識事項情報を選出して確認事項情報に対応して確認した内容に関する確認情報の設定入力を促すチェックリストに関するチェックリスト情報を作成して表示可能に端末装置に送信し、端末装置で設定入力された確認情報を配信可能に受信する。このことにより、確認事項情報を統括して格納し、適宜確認する対象に対応して端末装置にチェックリストを作成して送信すればよく、例えば保守点検などの確認作業場所で所望のチェックリストの取得が容易で、書類の記載や持ち運びなどの煩雑さを解消し、効率よく保守点検などの諸事項の確認が容易となる。また、配信される他の端末装置からの確認情報により、第3者による確認がなされ、確実な確認が容易に得られるとともに、進捗状況や確認事項などの迅速な認識が容易に得られる。
【0044】
請求項18に記載の発明は、請求項17に記載の進捗管理方法を前記演算手段に実行させることを特徴とした進捗管理プログラムである。
【0045】
この発明では、例えば汎用のコンピュータなどの演算手段を利用して演算手段にインストールすることにより請求項17に記載の進捗管理方法を演算手段に実行させることができ、本発明の利用促進を大幅に図ることができる。
【0046】
請求項19に記載の発明は、請求項18に記載の進捗管理プログラムが前記演算手段にて読み取り可能に記録されたことを特徴とした進捗管理プログラムを記録した記録媒体である。
【0047】
この発明では、請求項17に記載の進捗管理方法を実行させるための請求項18に記載の進捗管理プログラムを記録媒体に記録させるので、進捗管理プログラムの取扱が容易で、本発明の利用促進を大幅に図ることができる。
【0048】
なお、請求項17ないし請求項19に記載の発明において、演算手段は、例えば1つのパーソナルコンピュータ、複数のコンピュータをネットワーク状に組み合わせた構成、マイクロコンピュータなどの素子、あるいは複数の電子部品が搭載された回路基板などをも含む。
【0049】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の実施の一形態を図面に基づいて説明する。なお、本実施の形態では、進捗管理システムとして、被確認対象物としてのプラントの確認である保守点検を支援する保守点検支援システムである工事品質管理支援システムを用いて説明する。なお、被確認対象物としては、製造プラントや処理プラントなどのプラントに限らず、自動車や船舶などの輸送機、製造機械、測定装置、家電機器など、あらゆるメンテナンスである保守点検などの確認を要するものが対象となる。図1は、工事品質管理支援システムの概略構成を示す概念図である。図2は、サーバ装置の構成を示すブロック図である。
【0050】
〔工事品質管理支援システムの構成〕
図1に示すように、工事品質管理支援システム100は、端末装置200と、端末装置としての本部端末装置300と、図示しないネットワークと、サーバ装置400と、を備えている。この工事品質管理支援システム100は、被確認対象物の保守点検の際に、適宜端末装置200や本部端末装置300とサーバ装置400とを、ネットワークを介して各種情報の送受信を実行して保守点検における工事品質の管理を支援するシステムである。
【0051】
ネットワークは、端末装置200とサーバ装置400との間、および、本部端末装置300とサーバ装置400との間を、各種情報を送受信可能に接続する。例えば、TCP/IPなどの汎用のプロトコルに基づくインターネット、LAN(Local Area Network)などのイントラネット、無線媒体により情報が送受信可能な複数の基地局がネットワークを構成する通信回線網や放送網などのネットワーク、さらには、端末装置200とサーバ装置400との間および本部端末装置300とサーバ装置400との間で直接情報を送受信するための媒体となる無線媒体自体など、情報を送受信させるいずれの構成が利用できる。
【0052】
端末装置200は、例えば携帯電話やPHS(Personal Handyphone System)、携帯情報端末(PDA:Personal Digital Assistant)、移動可能なノート型のパーソナルコンピュータ、タブレットPCなどの携帯通信端末で、保守点検を実施する作業者などに携帯され、作業者による被確認対象物の保守点検の際、作業内容の確認、作業状況や作業結果などの各種情報の設定入力などに利用される。なお、図1は、端末装置200としてPDAを用いて示した例である。この端末装置200は、端末表示手段210と、端末入力手段220と、端末発音手段230と、図示しない端末通信手段と、図示しない端末演算手段と、を備えている。
【0053】
端末表示手段210は、端末演算手段にて制御され、端末演算手段からの画像データを画面表示する。端末表示手段210としては、例えば液晶や有機EL(electoroluminescence)パネル、PDP(Plasma Display Panel)、CRT(Cathode−Ray Tube)などが用いられる。
【0054】
端末入力手段220は、入力操作される各種操作ボタン221を有している。そして、端末入力手段220は、適宜操作ボタン221の入力操作により、対応する所定の信号を端末演算手段へ出力して各種情報を設定入力する。なお、端末入力手段220は、操作ボタン221の入力操作に限らず、例えば端末表示手段210に設けられたタッチパネルによる入力操作や、音声による入力操作などにより、各種情報を設定入力してもよい。
【0055】
端末発音手段230は、例えばスピーカやブザーなどを有し、端末演算手段にて制御され、音声やアラーム音、ブザー音などを発音する。
【0056】
端末通信手段は、ネットワークを介してサーバ装置400と各種情報を送受信する。
【0057】
端末演算手段は、図示しない内蔵メモリを有している。この内蔵メモリには、端末装置200全体を動作制御するOS(Operating System)上に展開される各種プログラムなどを記憶している。そして、端末演算手段には、端末表示手段210、端末入力手段220、端末発音手段230および端末通信手段が接続され、各種動作を制御する。
【0058】
本部端末装置300は、例えば移動が可能なノート型のパーソナルコンピュータなどで、端末装置200と同様に、端末表示手段210に対応する本部表示手段310と、端末入力手段220に対応するキーボードなどの操作ボタン321を有した本部入力手段320と、端末発音手段230に対応する図示しない本部発音手段と、端末通信手段に対応する図示しない本部通信手段と、端末演算手段に対応する図示しない本部演算手段と、を有している。
【0059】
また、端末装置200は、適宜印刷装置、例えば携帯型の印刷装置が着脱可能に接続され、紙に印刷することによるチェックリストなどの各種データの出力にて確認や運用ができるように構成されている。そして、タブレットPCなどのように、印刷装置が一体型の構成とした場合には、印刷装置を別途接続する必要がなく利便性がよい。なお、印刷出力しない構成としてもよい。
【0060】
サーバ装置400は、各種情報を読み出し可能に格納するとともに、送受信される各種情報を適宜処理する。このサーバ装置400は、図1および図2に示すように、表示手段410と、入力手段420と、発音手段430と、通信手段440と、演算手段450と、記憶手段460と、を有している。
【0061】
表示手段410は、端末表示手段210および本部表示手段310と同様に、例えば液晶や有機ELパネル、PDP、CRTなどが用いられ、演算手段450にて制御され、演算手段450からの画像データを画面表示する。
【0062】
入力手段420は、端末入力手段220および本部入力手段320と同様に、例えばキーボードなどの各種操作ボタン421を有し、適宜操作ボタン421の入力操作により、対応する所定の信号を演算手段450へ出力して各種情報を設定入力する。なお、この入力手段420も、設定入力する構成としては、操作ボタン421に限らず、表示手段410のタッチパネル、音声入力など、いずれの構成が利用できる。
【0063】
発音手段430は、端末入力手段220および本部入力手段320と同様に、例えばスピーカやブザーなどを有し、端末演算手段にて制御され、音声やアラーム音、ブザー音などを発音する。
【0064】
通信手段440は、ネットワークを介して端末装置200および本部端末装置300との間で各種送受信を送受信させる。すなわち、演算手段450からの各種情報を端末装置200や本部端末装置300へ送信するとともに、端末装置200や本部端末装置300からの各種情報を受信する。
【0065】
演算手段450には、表示手段410、入力手段420、発音手段430および通信手段440が接続されて動作制御する。また、演算手段450には記憶手段460が接続され、各種情報の読み出しおよび記憶を制御する。そして、演算手段450は、サーバ装置400全体を動作制御するOS上に展開される各種プログラムとしての、リスト作成要求認識手段451と、リスト作成手段452と、確認情報取得手段453と、報告情報作成手段454と、報知制御手段455と、を備えている。
【0066】
リスト作成要求認識手段451は、入力手段420による設定入力、または、通信手段440によりネットワークを介して端末装置200や本部端末装置300で設定入力されたリスト作成要求に関するリスト作成要求情報を取得する。そして、リスト作成要求認識手段451は、リスト作成要求情報を取得することにより、所定の信号をリスト作成手段452に出力する。
【0067】
リスト作成手段452は、リスト作成要求認識手段451からの信号を認識することにより、確認事項である保守点検事項に基づいて、保守点検を実施するための品質管理チェックシートであるチェックリストに関するチェックリスト情報を作成する。保守点検事項としては、詳細は後述するが、例えば保守点検する部位、保守点検の内容である損傷モード、保守点検の方法である検査方法、保守点検の判断基準などの事項である。
【0068】
確認情報取得手段453は、ネットワークを介して通信手段440により受信された、端末装置200や本部端末装置300から設定入力された保守点検の結果に基づく内容や確認などの確認情報を取得する。この確認情報としては、詳細は後述するが、例えば保守点検の結果についての情報、保守点検により施した処置内容についての情報、保守点検時や保守点検後の立ち会い確認などの実施の有無についての情報、保守点検の結果における評価についての情報、立ち会い確認の際の範囲である区分についての情報、保守点検の際に処置した部品に関する部品情報、保守点検の際に処置した部品の数量についての情報などである。そして、取得した確認情報は、演算手段450の制御により記憶手段460に出力されて格納、すなわち記憶される。
【0069】
報告情報作成手段454は、記憶手段460に格納された所定の報告フォームに基づいて、確認情報取得手段453で取得した確認情報に基づいて報告書を作成する。
【0070】
報知制御手段455は、発音手段430や端末発音手段230あるいは本部発音手段330と同様に、音声やアラーム音あるいはブザー音などが接続され、適宜発音させる制御をする。
【0071】
記憶手段460は、演算手段450にて制御され、各種情報を読み出し可能に記憶する。そして、記憶手段460は、確認事項情報格納手段としての確認事項情報データベース461と、リスト情報格納手段としてのチェックリストデータベース462と、確認情報格納手段としての確認情報データベース463と、案内情報格納手段としての案内情報データベース464と、を備えている。
【0072】
確認事項情報データベース461は、保守点検事項に関する確認事項情報としての保守点検事項情報を読み出し可能に記憶する。この確認事項情報データベース461は、例えば部位や部品、検査方法、判定基準などの各保守点検項目や、、例えば中止、範囲縮小、検査方法の変更などの保守点検の内容変更、摩耗や腐食、変形、スケール付着、良好などの検査結果などを1つのレコードとして記録されるテーブル構造である。
【0073】
チェックリストデータベース462は、演算手段450のリスト作成手段452にて作成されたチェックリスト情報を読み出し可能に記憶する。すなわち、チェックリストデータベース462は、チェックリスト情報を構成する各種情報を1つのレコードとして記録するデータベース構造となっている。
【0074】
確認情報データベース463は、演算手段450の確認情報取得手段453にてネットワークを介して端末装置200や本部端末装置300から取得した確認情報を読み出し可能に記憶する。すなわち、確認情報データベース463は、確認情報を1つのレコードとして記録するデータベース構造となっている。
【0075】
案内情報データベース464は、保守点検を実施する上で保守点検作業を案内あるいは補助、参考などとするための各種案内情報が読み出し可能に記憶されている。この案内情報データベース646は、例えば保守点検の際や保守点検後の報告書の作成の際などに利用する図面などの画像データなどのデータを1つのレコードとして記録する。
【0076】
〔工事品質管理支援システムの動作〕
次に、上記工事品質管理支援システム100の動作について図面を参照して説明する。
【0077】
(工事品質管理支援システムの準備動作)
まず、保守点検を実施する際に工事品質管理支援システム100を利用するための準備動作について図3を用いて説明する。図3は、工事品質管理支援システムの運用準備動作を示すフローチャートである。図4は、工事品質管理支援システムを利用するための準備動作を示すフローチャートである。
【0078】
保守点検指示である工事指示があると、チェックリストの作成、すなわち品質管理チェックシートの作成と、種別事項情報の設定入力とを実施する。具体的には、図3に示すように、本部端末装置300にて品質管理チェックシートを作成し(ステップS1)、サーバ装置400に設定、いわゆるアップデートしたり(ステップS2)、直接サーバ装置400で品質管理チェックシートを作成して設定する。さらに、本部端末装置300からの設定入力やサーバ装置400から直接設定入力するなどにより、チェックリスト情報の保守点検する被確認対象物の種別に関する種別事項情報を設定入力する(ステップS3)。この種別事項情報は、例えば被確認対象物を特定する情報や保守点検である工事を特定する情報などである。この後、図3および図4に示すように、サーバ装置400から所定の端末装置200にチェックリスト情報を配信する処理をし(ステップS4)、指示された工事に対応した工事品質管理支援システム100の運用が可能な状態となる。
【0079】
(品質管理チェックシートの作成)
以下に、工事品質管理支援システム100の準備の際の品質管理チェックシートを作成する動作について、図面を参照してより詳細に説明する。なお、ここでは、本部端末装置300から設定入力する場合について説明するが、上述したように、サーバ装置400で直接設定入力してもよい。
【0080】
図5は、工事品質管理支援システムにおけるメインメニューウィンドの画面表示を示す説明図である。図6は、パスワード入力ウィンドの画面表示を示す説明図である。図7は、管理マスタ作成ウィンドの画面表示を示す説明図である。図8は、管理区分ウィンドの画面表示を示す説明図である。図9は、チェックシート設定ウィンドの画面表示を示す説明図である。図10は、チェックシート作成ウィンドの画面表示を示す説明図である。図11は、検査記録設定ウィンドの画面表示を示す説明図である。図12は、シート編集ウィンドの画面表示を示す説明図である。図13は、入力範囲設定ウィンドの画面表示を示す説明図である。図14は、表示範囲設定ウィンドの画面表示を示す説明図である。図15は、画像ファイル設定ウィンドの画面表示を示す説明図である。図16は、ITEM番号設定ウィンドの画面表示を示す説明図である。図17は、担当者設定ウィンドの画面表示を示す説明図である。図18は、担当者編集ウィンドの画面表示を示す説明図である。図19は、権限設定ウィンドの画面表示を示す説明図である。図20は、端末設定ウィンドの画面表示を示す説明図である。図21は、端末編集ウィンドの画面表示を示す説明図である。図22は、安全管理項目設定ウィンドの画面表示を示す説明図である。なお、図5ないし図22に示す画面表示は、例えばウエッブブラウザによる画面表示やその他の画面表示ソフトウェアなど、適宜利用される。
【0081】
まず、本部端末装置300で本部入力手段320の入力操作により、工事品質管理支援システム100のアプリケーションソフトウェアを起動し、図5に示すように、工事品質管理のためのメインメニューウィンド510を表示させる。
【0082】
この図5に示すメインメニューウィンド510には、例えば、管理マスタ作成コマンドボタン511と、工事管理コマンドボタン512と、検査コマンドボタン513と、終了コマンドボタン514と、が設けられている。管理マスタ作成コマンドボタン511は、入力操作されると、工事品質管理のためのマスタである管理マスタを作成するための画面表示を表示させる。工事管理コマンドボタン512は、入力操作により、工事指示された内容の種別事項情報を設定入力するための画面表示を表示させる。検査コマンドボタン513は、保守点検に利用する技術標準や図面などの資料、作成された報告書、保守点検状況である進捗状態や履歴、などの画面表示を表示させる。終了コマンドボタン514は、工事品質管理支援システム100のアプリケーションソフトウェアを終了させるためのボタンである。
【0083】
そして、チェックリストを作成する場合には、管理マスタ作成コマンドボタン511を入力操作、すなわち選択してクリックする動作をする。この管理マスタ作成コマンドボタン511の入力操作により、図6に示すような画面表示で表示されるパスワード入力ウィンド520が表示される。このパスワード入力ウィンド520には、パスワードが入力可能なテキストボックス521と、入力されたパスワードを照合する処理を実行させるコマンドボタン522と、入力されたパスワードの誤入力などのために入力を削除するコマンドボタン523と、メインメニューウィンド510を表示させるコマンドボタン524と、が設けられている。
【0084】
このパスワード入力ウィンド520でテキストボックス521に所定のパスワードが入力され、コマンドボタン522が入力操作されると、本部端末装置300の本部演算手段は、本部端末装置300の図示しない記憶手段にあらかじめ設定されたパスワードと照合させ、一致する場合には、図7に示すような画面表示で表示される管理マスタ作成ウィンド530を表示させる。なお、このパスワードの照合の処理では、例えば本部通信手段によりサーバ装置400と接続させ、サーバ装置400の記憶手段460にあらかじめ記憶されたパスワードと照合させる処理をしてもよい。また、パスワードが一致しない場合には、例えば入力したパスワードが不一致であり、再入力を促す表示がされる。
【0085】
また、パスワードが一致することを認識した後に再びメインメニューウィンド510に戻り、さらにコマンドボタン511〜513が入力操作された場合には、パスワード入力ウィンド520を表示させず、直接各画面表示を表示させるようにしてもよい。この構成により、パスワードの照合が1回でよく、操作性および処理効率を向上できる。
【0086】
そして、図7に示す管理マスタ作成ウィンド530には、管理区分コマンドボタン531と、チェックシートコマンドボタン532と、検査記録コマンドボタン533と、ITEM番号コマンドボタン534と、担当者コマンドボタン535と、権限コマンドボタン536と、端末コマンドボタン537と、安全管理コマンドボタン538と、入力操作によりこの管理マスタ作成ウィンド530を閉じてメインメニューウィンド510を表示させるための戻りコマンドボタン539と、が設けられている。
【0087】
管理区分コマンドボタン321は、入力操作により、管理区分すなわち保守点検する対象の分類を設定入力するための画面表示を表示させる。具体的には、図8に示すような画面表示で表示される管理区分ウィンド540が表示される。
【0088】
この管理区分ウィンド540には、保守点検する対象の分類、例えば動機械、静機械、電気、計装、検査などの対象区分が例えばCSV形式で複数表示されるリストボックス541と、このリストボックス541に表示させる対象区分を追加するためのコマンドボタン542と、リストボックス541に表示された対象区分のいずれかを編集、例えば名称の変更などをするコマンドボタン543と、リストボックス541に表示された対象区分のいずれかを削除するコマンドボタン544と、管理区分ウィンド540を閉じて管理マスタ作成ウィンド530を表示させるためのコマンドボタン545と、が設けられている。
【0089】
そして、コマンドボタン542,543を入力操作し、例えばリストボックス541の空白の領域や表示された対象区分にカーソルを移動してテキスト入力可能な状態とし、適宜テキスト入力してキーボードのエンターキーを操作して入力を確定することにより、新たな対象区分や編集された対象区分が設定される。すなわち、設定された内容に関する情報が、ネットワークを介してサーバ装置400に送信され、適宜記憶手段460に記憶される。なお、新たな対象区分の追加や編集としては、別途専用の表示画面を設け、その表示画面で追加や編集を実行するようにしてもよい。また、サーバ装置400での記憶処理としては、別途入力操作により情報を送信させて記憶させたり、設定入力を確定した際に自動的に情報を送信して記憶させたり、画面表示を閉じる処理の際に自動的に情報を送信して記憶させるなど、いずれの方法をも利用できる。
【0090】
管理マスタ作成ウィンド530のチェックシートコマンドボタン532は、入力操作により、チェックリスト情報のチェックシートをリスト作成手段452で作成・編集するための画面表示を表示させる。この作成するチェックシートは、保守点検する対象区分毎に、例えばオーバーホールなどの保守点検の内容毎に品質管理チェックシートであるチェックリストに関するチェックリスト情報である。具体的には、図9に示すような画面表示で表示されるチェックシート設定ウィンド550が表示される。
【0091】
このチェックシート設定ウィンド550には、管理区分を入力するリストボックス551と、リスト作成手段452で作成された対象区分毎における部位毎などのチェックシートを複数表示可能なリストボックス552と、新たにチェックシートを作成するためのコマンドボタン553と、リストボックス552に表示されたチェックシートのいずれかを編集するためのコマンドボタン554と、リストボックス552に表示されたチェックシートのいずれかを削除するためのコマンドボタン555と、チェックシート設定ウィンド550を閉じて管理マスタ作成ウィンド530を表示させるためのコマンドボタン556と、が設けられている。
【0092】
そして、このチェックシート設定ウィンド550でコマンドボタン553が入力操作されると、リスト作成要求認識手段451がコマンドボタン553の入力操作による信号をリスト作成要求情報として取得する。このことにより、本体演算手段は、リストボックス551,552に設定された項目に関連付けられる品質管理チェックシートを作成するための表示画面、例えば図10に示すような画面表示で表示されるチェックシート作成ウィンド560を表示させる。
【0093】
このチェックシート作成ウィンド560は、例えばCSV(Comma Separated Value)形式により品質管理チェックシートを作成する。すなわち、各セル561に、上述した保守点検する部位、保守点検の内容である損傷モード、保守点検の方法である検査方法、保守点検の判断基準など保守点検事項や、選択する検査結果などの確認事項などを入力したり、領域を確保したり、窓表示させるか否かなどの規則を入力したりするなどにより、品質管理チェックシートを作成し、例えばファイル名を付けて記憶させる動作により、リスト作成手段452が品質管理チェックシートを1つのレコードとして作成する。なお、この作成されたデータである品質管理チェックシートは、ネットワークを介してサーバ装置400の記憶手段460のチェックリストデータベース462に適宜記憶される。
【0094】
管理マスタ作成ウィンド530の検査記録コマンドボタン533は、入力操作により、チェックリストに関するチェックリスト情報におけるより詳細な保守点検の内容などを作成・編集するための画面表示を表示させる。具体的には、保守点検の際に品質管理チェックシートの一部として利用する保守点検の測定結果などを入力するための検査記録シートを作成するための画面表示、例えば図11に示すような画面表示で表示させる検査記録設定ウィンド570が表示される。
【0095】
この検査記録設定ウィンド570には、保守点検の内容を複数表示可能なリストボックス571と、このリストボックス571に表示される保守点検の内容の内訳内容を1つのファイルとして複数表示可能なリストボックス572と、リストボックス571に表示される保守点検の内容の内訳を新たに追加するためのコマンドボタン573と、リストボックス572に表示された内訳のいずれかを削除するためのコマンドボタン574と、リストボックス572に表示された内訳のいずれかを編集するためのコマンドボタン575と、検査記録設定ウィンド570を閉じて管理マスタ作成ウィンド530を表示させるためのコマンドボタン576と、が設けられている。
【0096】
そして、この検査記録設定ウィンド570でコマンドボタン575が入力操作されると、リストボックス572で設定入力された内容に関するシート編集の画面表示、例えば図12に示すような画面表示で表示されるシート編集ウィンド580が画面表示される。このシート編集ウィンド580には、保守点検内容の内訳のCSV形式による複数の項目をそれぞれ表示する複数のセル581Aを表示する領域581が設けられている。なお、この領域581は、検査記録設定ウィンド570のコマンドボタン573の入力操作により、例えば図10に示すチェックシート作成ウィンド560のようにCSV形式のフォームを利用して作成される。そして、領域581は、端末装置200や本部端末装置300で検査記録シートとして表示させるための範囲を設定可能となっている。具体的には、例えば本部端末装置300の本部入力手段320のマウスをドラッグして範囲を指定することにより、品質管理チェックシートの範囲が設定される。なお、図12は、設定した範囲を太線で囲んだ状態で表示したものを示す。
【0097】
また、シート編集ウィンド580には、このシート編集ウィンド580を閉じて検査記録設定ウィンド570を表示させるコマンドボタン582と、領域581で設定した範囲において保守点検の際に測定した結果を入力するための範囲を設定させる表示画面を画面表示させるためのコマンドボタン583と、領域581で設定した範囲を解除、すなわちキャンセルするためのコマンドボタン584と、が設けられている。
【0098】
そして、このシート編集ウィンド580でコマンドボタン583が入力操作されると、検査記録シートで測定結果などを入力するための範囲を設定するための画面表示、例えば図13に示すような画面表示で表示される入力範囲設定ウィンド590が表示される。この入力範囲設定ウィンド590には、シート編集ウィンド580の領域581で設定された範囲のセル581Aが表示される設定領域591が設けられている。この設定領域591は、表示されたいずれのセル581Aを入力可能とするかの範囲が設定可能となっている。この範囲の設定は、例えば図12に示す検査記録シートの表示範囲を設定する方法と同様の入力操作により設定される。なお、図13は、設定した範囲を太線で囲んだ状態で表示したものを示す。
【0099】
また、入力範囲設定ウィンド590には、この入力範囲設定ウィンド590を閉じてシート編集ウィンド580を表示させるコマンドボタン592と、入力範囲設定ウィンド590で設定した入力可能な範囲の表示範囲や位置を設定するためのコマンドボタン593と、入力可能な範囲の設定を解除、すなわちキャンセルするためのコマンドボタン594と、が設けられている。
【0100】
そして、この入力範囲設定ウィンド590でコマンドボタン593が入力操作されると、表示の位置関係を設定するための画面表示、例えば図14に示すような画面表示で表示される表示範囲設定ウィンド600が表示させる。この表示範囲設定ウィンド600には、表示させる範囲の名称を複数表示可能なリストボックス601と、このリストボックス601に表示させる表示範囲の名称を新たに追加するためのコマンドボタン602と、リストボックス601に表示された名称のいずれかを編集するためのコマンドボタン603と、リストボックス601に表示された名称のいずれかを削除するためのコマンドボタン604と、が設けられている。また、表示範囲設定ウィンド600には、端末装置200や本部端末装置300などで表示させる検査記録シートとして表示させる位置を設定するための複数のチェックボックス605が設けられている。さらに、表示範囲設定ウィンド600には、検査記録シートとして実際に表示させる範囲を設定するための複数のセル606Aを表示する範囲設定領域606が設けられている。この範囲設定領域606は、チェックボックス605でチェックした対応する位置で範囲を設定入力する。なお、この設定は、例えば図12および図13に示す場合と同様の入力操作により設定される。
【0101】
また、表示範囲設定ウィンド600には、この表示範囲設定ウィンド600を閉じて入力範囲設定ウィンド590を表示させるコマンドボタン607と、この保守点検の内容の内訳に対応して合わせて表示させる図面などの画像データを関連付けする設定をするためのコマンドボタン608と、範囲設定領域での設定を解除、すなわちキャンセルするためのコマンドボタン609と、が設けられている。
【0102】
そして、この表示範囲設定ウィンド600のコマンドボタン608が入力操作されると、検査記録シートとして測定する箇所を説明する図面を添付するための画面表示、例えば図15に示すような画面表示で表示される画像ファイル設定ウィンド610が表示される。この画像ファイル設定ウィンド610には、画像ファイルを入力するテキストボックス611と、このテキストボックス611に入力させるリストを検索するためにファイルを参照させる処理を実行するためのコマンドボタン612と、この画像ファイル設定ウィンド610を閉じて表示範囲設定ウィンド600を表示させるためのコマンドボタン613と、テキストボックス611に入力された画像ファイルを検査記録シートに関連付けて画面表示可能とするためのコマンドボタン614と、テキストボックス611に入力した画像ファイル名を削除、すなわちキャンセルするためのコマンドボタン615と、が設けられている。
【0103】
これら図12ないし図15に示す各表示画面での設定により、図11の検査記録設定ウィンド570で設定した検査記録シートが作成される。この作成された検査記録シートに関するデータは、ネットワークを介して適宜サーバ装置400の記憶手段460に記憶される。
【0104】
一方、管理マスタ作成ウィンド530のITEM番号コマンドボタン534は、入力操作により、例えば保守点検する被確認対象物の名称や被確認対象物毎に付された番号などを設定するための画面表示を表示させる。具体的には、図16に示すような画面表示で表示させるITEM番号設定ウィンド620が表示される。
【0105】
このITEM番号設定ウィンド620には、例えば被確認対象物の名称を複数表示するリストボックス621と、このリストボックス621に表示させる被確認対象物の名称を新たに追加するためのコマンドボタン622と、リストボックス621に表示された名称のいずれかを編集、例えば名称変更などをするコマンドボタン623と、リストボックス621に表示された名称のいずれかを削除するためのコマンドボタン624と、ITEM番号設定ウィンド620を閉じて管理マスタ作成ウィンド530を表示させるためのコマンドボタン625と、が設けられている。
【0106】
そして、コマンドボタン622,623を入力操作し、例えばリストボックス621の空白の領域や表示された名称にカーソルを移動してテキスト入力可能な状態とし、適宜テキスト入力してキーボードのエンターキーを操作して入力を確定することにより、新たな名称や編集された名称が設定され、リストボックス621に反映される。なお、この名称の追加や変更としては、別途専用の表示画面を設け、その表示画面で追加や編集を実行するようにしてもよい。そして、このITEM番号設定ウィンド620で設定入力されたITEM番号は、ネットワークを介してサーバ装置400の記憶手段460に適宜記憶される。
【0107】
管理マスタ作成ウィンド530の担当者コマンドボタン535は、入力操作により、保守点検を実施する担当者、保守点検を監督する指導者、保守点検の請負業者の監督者などの担当者を設定入力するための画面表示を表示させる。具体的には、図17に示すような画面表示で表示される担当者設定ウィンド630が表示される。
【0108】
この担当者設定ウィンド630には、担当者の種別を特定するコード番号が表示されたセル631A、および、コード番号に対応して例えばCSV形式で担当者名をテキスト入力するためのセル631Bを表示させる領域631と、領域631に表示させる担当者を新たに追加するためのコマンドボタン632と、領域631に表示された担当者を編集、例えば名前の変更などをするためのコマンドボタン633と、領域に表示された担当者のいずれかを削除するためのコマンドボタン634と、この担当者設定ウィンド630を閉じて管理マスタ作成ウィンド530を表示させるためのコマンドボタン635と、が設けられている。
【0109】
そして、この担当者設定ウィンド630のコマンドボタン632,633が入力操作されると、担当者を追加・編集するための画面表示、例えば図18に示すような画面表示で表示される担当者編集ウィンド640が画面表示される。この担当者編集ウィンド640には、コード番号を入力するテキストボックス641と、担当者名を入力するテキストボックス642と、これらテキストボックス641,642の入力の設定を実行させるためのコマンドボタン643と、入力を削除、すなわちキャンセルするためのコマンドボタン644と、が設けられている。そして、テキストボックス641,642に適宜テキスト入力してコマンドボタン643を入力操作することにより、この担当者編集ウィンド640が閉じて入力した内容を領域631に反映した担当者設定ウィンド630が表示される。このようにして設定された担当者に関する情報は、ネットワークを介してサーバ装置400の記憶手段460に適宜記憶される。
【0110】
管理マスタ作成ウィンド530の権限コマンドボタン536は、入力操作により、保守点検の際の権限者、すなわち保守点検の際の責任者を設定するための画面表示を表示させる。具体的には、図19に示すような画面表示で表示される権限設定ウィンド650が表示される。
【0111】
この権限設定ウィンド650には、担当者設定ウィンド630などで設定された各担当者が複数表示可能なリストボックス651と、このリストボックス651に表示させる権限者を追加するための画面表示を表示させるコマンドボタン652と、リストボックス651に表示された権限者の権限の内容を編集するための画面表示を表示させるコマンドボタン653と、リストボックス651に表示された権限者のいずれかを削除するためのコマンドボタン654と、この権限設定ウィンド650を閉じて管理マスタ作成ウィンド530を表示させるためのコマンドボタン655と、が設けられている。
【0112】
そして、コマンドボタン652,653を入力操作し、図示しない専用の表示画面を開き、適宜権限を与える担当者を設定されたり、設定する権限の内容を設定させるなどして、権限者を設定し、リストボックス651に反映させる。なお、この権限者の設定は、別途専用の表示画面を用いないで設定するようにしてもよい。そして、設定された権限者に関する情報は、ネットワークを介してサーバ装置400の記憶手段460に適宜記憶される。
【0113】
管理マスタ作成ウィンド530の端末コマンドボタン537は、入力操作により、情報をサーバ装置400と送受信させる通知グループである端末装置200や本部端末装置300を設定するための画面表示を表示させる。具体的には、例えば図20に示すような画面表示で表示される端末設定ウィンド660が表示される。
【0114】
この端末設定ウィンド660には、端末装置200や本部端末装置300を特定する名称やコード番号などが表示されるセル661A、端末装置200や本部端末装置300の種類が表示されるセル661B、および、情報の送受信として例えば電子メールを利用しその電子メールのためのメールアドレスが表示されるセル661Cなどを表示させる領域661と、領域661に表示させる通信する相手を追加するためのコマンドボタン662と、領域661に表示された通信する相手の内容を編集するためのコマンドボタン663と、領域661に表示された通信する相手を削除するためのコマンドボタン664と、が設けられている。
【0115】
そして、この端末設定ウィンド660のコマンドボタン662,663が入力操作されると、通信する相手を追加あるいは編集するための画面表示、例えば図21に示すような画面表示で表示される端末編集ウィンド670が表示される。この端末編集ウィンド670には、通信する相手を特定する名称やコード番号などを入力するテキストボックス671と、通信相手の種類を入力するテキストボックス672と、通信相手のメールアドレスを入力するテキストボックス673と、これらテキストボックス671〜673の入力の設定を実行させるためのコマンドボタン674と、入力を削除、すなわちキャンセルするためのコマンドボタン675と、が設けられている。そして、テキストボックス671〜673に適宜テキスト入力してコマンドボタン674を入力操作することにより、この端末編集ウィンド670が閉じて入力した内容を領域661に反映した端末設定ウィンド660が表示される。なお、この設定した通知グループに関する情報は、ネットワークを介してサーバ装置400の記憶手段460に適宜記憶される。
【0116】
管理マスタ作成ウィンド530の安全管理コマンドボタン538は、入力操作により、保守点検する上で注意すべき項目、例えば火災・爆発、酸欠、有害物質等の中毒、墜落・転落、重機、感電、残油回収の必須などの注意項目を設定入力するための画面表示を表示させる。具体的には、図22に示すような画面表示で表示される安全管理項目設定ウィンド680が表示される。
【0117】
この安全管理項目設定ウィンド680には、注意項目が例えばCSV形式で複数表示されるリストボックス681と、このリストボックス681に表示させる注意項目を追加するためのコマンドボタン682と、リストボックス681に表示された注意項目のいずれかを編集、例えば名称の変更などをするコマンドボタン683と、リストボックス681に表示された注意項目のいずれかを削除するコマンドボタン684と、この安全管理項目設定ウィンド680を閉じて管理マスタ作成ウィンド530を表示させるためのコマンドボタン685と、が設けられている。
【0118】
そして、コマンドボタン684,685を入力操作し、例えばリストボックス681の空白の領域や表示された注意項目にカーソルを移動してテキスト入力可能な状態とする。そして、適宜テキスト入力してキーボードのエンターキーを操作して入力を確定することにより、新たな注意項目や編集された注意項目が設定される。なお、注意項目の追加や編集としては、別途専用の表示画面を設け、その表示画面で追加や編集を実行するようにしてもよい。
【0119】
上述した管理マスタ作成ウィンド530における各項目の設定入力により、チェックリストである品質管理チェックシートが作成される。そして、上述したように、本部端末装置300において上記各項目の設定入力がなされると、設定入力された各項目に関する情報は本部演算手段の図示しない記憶手段に記憶されるとともに、本部通信手段からネットワークを介してサーバ装置400の通信手段440で取得され、サーバ装置400の記憶手段460に適宜記憶される。
【0120】
(種別事項情報の設定入力)
次に、工事品質管理支援システム100の準備の際の種別事項情報を設定入力する動作について、図面を参照してより詳細に説明する。なお、ここでは、上述した品質管理チェックシートの作成と同様に、本部端末装置300から設定入力する場合について説明するが、サーバ装置400で直接設定入力してもよい。
【0121】
図23は、工事登録ウィンドの画面表示を示す説明図である。図24は、チェックシート編集ウィンドの画面表示を示す説明図である。図25は、行設定ウィンドの画面表示を示す説明図である。図26は、1つの列設定ウィンドの画面表示を示す説明図である。図27は、他の列設定ウィンドの画面表示を示す説明図である。図28は、さらに他の列設定ウィンドの画面表示を示す説明図である。図29は、文書設定ウィンドの画面表示を示す説明図である。なお、図23ないし図29に示す画面表示は、例えばウエッブブラウザによる画面表示やその他の画面表示ソフトウェアなど、適宜利用される。
【0122】
まず、本部端末装置300で本部入力手段320の入力操作により、工事品質管理支援システム100のアプリケーションソフトウェアを起動し、図5に示すメインメニューウィンド510を表示させる。そして、種別事項情報の設定入力のために工事管理コマンドボタン512を入力操作、すなわち選択してクリックする動作をする。この工事管理コマンドボタン512の入力操作により、図6に示すような画面表示で表示されるパスワード入力ウィンド520が表示される。そして、上述したチェックリストの作成の場合と同様に、テキストボックス521に所定のパスワードを入力してコマンドボタン522を入力操作する。このパスワードの設定入力により、パスワードがあらかじめ設定されているパスワードと一致すると、図23に示すような画面表示で表示される工事登録ウィンド700が表示される。
【0123】
この図23に示す工事登録ウィンド700には、管理区分を設定入力するリストボックス701と、チェックシートの種別を設定入力するリストボックス702と、ITEM番号を設定入力するリストボックス703と、保守点検である指示された工事の名称を設定入力するリストボックス704Aと、工事番号を設定入力するリストボックス704Bと、担当者を設定入力する領域705と、情報の送受信を実施する相手を設定すなわち通知グループを設定入力する領域706と、が設けられている。
【0124】
そして、リストボックス701は、管理区分ウィンド540で設定入力された項目をリストアップする。また、リストボックス702は、リストボックス701に設定入力された対象区分におけるチェックシート設定ウィンド550で設定入力されたチェックシートをリストアップする。さらに、リストボックス703は、ITEM番号設定ウィンド620で設定入力された被確認対象物の名称であるITEM番号をリストアップする。また、リストボックス704A,704Bは、テキスト入力可能で既に入力された工事名称や工事番号をそれぞれリストアップする。これらリストボックス704A,704Bの入力としては、例えばこれらリストボックス704A,704Bの空白の領域や表示された名称にカーソルを移動してテキスト入力可能な状態とし、適宜テキスト入力してキーボードのエンターキーを操作して入力を確定させる。また、領域705は、担当者設定ウィンド630で設定入力された担当者をリストアップする複数のセル705Aと、各担当者毎に関連付けられ権限設定ウィンド650で設定入力された権限を選択可能にリストアップするリストボックス705Bと、が表示する。さらに、領域706は、端末設定ウィンド660で設定入力された通知グループである通信先相手を選択可能に表示する。
【0125】
また、工事登録ウィンド700には、この工事登録ウィンド700を閉じてメインメニューウィンド510を表示させるためのコマンドボタン707と、工事に対応したチェックリストを作成するためのコマンドボタン708と、各リストボックスや領域に入力した内容を削除、すなわちキャンセルするためのコマンドボタン709と、が設けられている。
【0126】
そして、各リストボックス701〜703で各項目を選択あるいは入力した後にコマンドボタン708を入力操作すると、上述した管理マスタ作成ウィンド530で作成したリストボックス701〜703で特定される品質管理チェックシートを編集するための画面表示、例えば図24に示すような画面表示で表示させるチェックシート編集ウィンド710が表示される。このチェックシート編集ウィンド710には、図10に示すチェックシート作成ウィンド560で作成されたCSV形式の品質管理チェックシートを表示する領域711が設けられている。この領域711は、品質管理チェックシートの各行毎である保守点検する項目毎に行番号のセル711Aを関連付けるとともに、各列毎である確認事項情報の項目別毎に設定された項目名称であるフィールド名が表示されるセル711Bを関連付けて表示し、各行番号のセル711Aおよびフィールド名のセル711Bを選択可能となっている。
【0127】
このチェックシート編集ウィンド710の領域711でセル711Aが選択されて実行、すなわち選択してクリックする操作により、その行における保守点検の項目について編集するための画面表示、例えば図25に示すような画面表示で表示される行設定ウィンド720が表示される。この行設定ウィンド720には、図10に示すチェックシート作成ウィンド560で作成した品質管理チェックシートで設定された帳票のフォームを特定する名称をチェックボックス721Aと関連付けてリストアップする領域721と、図11に示す検査記録設定ウィンド570で作成した検査記録シートの名称を選択可能に複数表示可能なリストボックス722と、が設けられている。また、帳票設定ウィンド720には、領域721における選択およびリストボックス722における選択を設定入力するためのコマンドボタン723と、選択を解除、すなわちキャンセルするためのコマンドボタン724と、が設けられている。そして、コマンドボタン724の入力操作により、品質管理チェックシートの行毎である所定の工事における保守点検の項目毎の設定が確定される。
【0128】
また、チェックシート編集ウィンド710の領域711でセル711Bが選択されて実行、すなわち選択してクリックする操作により、その列における保守点検の項目別に編集するための画面表示が表示される。具体的には、例えばフィールド名が、「部位」、「検査・確認項目」、「判定基準」、「処置」など、選択やチェックを要求しないものについては、例えば図26に示すような画面表示で表示される列設定ウィンド730Aが表示される。また、フィールド名が「検査方法」、「検査結果」など、選択を要求するものについては、例えば図27に示すような画面表示で表示される列設定ウィンド730Bが表示される。さらに、フィールド名が「○○」、「指導員」、「施工者」など、チェックを要求するものについては、例えば図28に示すような画面表示で表示される列設定ウィンド730Cが表示される。
【0129】
そして、図26に示す列設定ウィンド730Aには、選択されたセル711Bのフィールド名が表示されるテキストボックス730A1と、表示させる大きさである表示幅を設定入力するための数値を選択可能に複数表示するリストボックス730A2と、が設けられている。
【0130】
また、列設定ウィンド730Aには、図19に示す権限設定ウィンド650で設定された権限者をリストアップする領域730A3が設けられている。この領域730A3には、リストアップされた権限者毎にチェックボックス730A4が関連付けてそれぞれ設けられ、権限者を選択可能となっている。さらに、列設定ウィンド730Aには、設定入力の制限、例えば通常の端末装置200や本部端末装置300などにおける設定入力を可能とするか、管理マスタ作成ウィンド530でのみ設定入力を可能とするかを選択するためのチェックボックス730A5が設けられている。
【0131】
そして、列設定ウィンド730Aには、リストボックス730A2およびチェックボックス730A4,730A5に入力した内容を設定するコマンドボタン730A6と、入力した内容を解除、すなわちキャンセルするためのコマンドボタン730A7と、が設けられている。
【0132】
また、図27に示す列設定ウィンド730Bには、列設定ウィンド730Aと同様のテキストボックス730B1と、リストボックス730B2と、チェックボックス730B4を有した領域730B3と、コマンドボタン730B6,730B7が設けられている。
【0133】
さらに、列設定ウィンド730Bには、チェック欄として端末装置200や本部端末装置300などにおける設定入力の制限を設定するためのチェックボックス730B5が設けられている。このチェックボックス730B5は、例えばチェック欄として各端末装置200や本部端末装置300などにおける設定入力を可能とするか、管理マスタ作成ウィンド530からのみ設定入力を可能とするかの選択を促すように設けられている。
【0134】
また、列設定ウィンド730Bには、フィールド名における保守点検の結果として選択する項目を追加、編集、削除するためのテキスト入力が可能なテキストボックス730B8が設けられている。このテキストボックス730B8には、例えば図10に示すチェックシート作成ウィンド560で設定入力した項目を選択可能でかつテキスト入力可能に表示する。
【0135】
さらに、列設定ウィンド730Bには、テキストボックス730B8に表示された項目にさらにテキスト入力にて追加した項目を設定するためのコマンドボタン730B8Aと、テキストボックス730B8に表示された項目を選択して適すと入力にて編集した内容を設定するためのコマンドボタン730B8Bと、テキストボックス730B8に表示された項目を選択して削除を実行させるためのコマンドボタン730B8Cと、が設けられている。
【0136】
また、図28に示す列設定ウィンド730Cには、列設定ウィンド730Aと同様のテキストボックス730C1と、リストボックス730C2と、チェックボックス730C4を有した領域730C3と、コマンドボタン730B6,730B7が設けられている。
【0137】
さらに、列設定ウィンド730Cには、チェック欄として端末装置200や本部端末装置300などにてチェックを可能とするか、管理マスタ作成ウィンド530からのみチェックを可能とするかの設定入力の制限を選択するためのチェックボックス730C5と、保守点検の結果の設定入力としてのチェック入力が未チェックの場合の表示形態を設定入力するテキスト入力可能なテキストボックス730C8と、チェック入力した場合の表示形態を設定入力するテキスト入力可能なテキストボックス730C9と、が設けられている。
【0138】
そして、各列設定ウィンド730A〜730Cにおいてコマンドボタン730A5〜730C5が入力操作されると、チェックシートの列毎である所定の工事における保守点検の項目別毎の設定が確定される。
【0139】
また、図24に示すチェックシート編集ウィンド710には、このチェックシート編集ウィンド710を閉じて工事登録ウィンド700を表示させるコマンドボタン712と、技術標準や仕様書・要領書、図面などを設定するための画面表示を表示するためのコマンドボタン713と、領域711において行番号のセル711Aの選択を解除、すなわちキャンセルするためのコマンドボタン714と、が設けられている。
【0140】
そして、チェックシート編集ウィンド710における行毎や列毎の設定が終了、すなわち行設定ウィンド720や列設定ウィンド730A〜730Cにおける設定を終了し、コマンドボタン713が入力操作されると、例えば技術標準や仕様書・要領書、図面などを設定するための画面表示が表示される。具体的には、例えば図29に示すような画面表示の文書設定ウィンド740が表示される。
【0141】
この図29に示す文書設定ウィンド740には、技術標準のフォームに関するデータが記載されたファイル名を入力するテキストボックス741と、仕様書・要領書のフォームに関するデータが記載されたファイル名を入力するテキストボックス742と、参考図面などの図面に関するデータが記載されたファイル名を入力するテキストボックス743と、各テキストボックス741〜743を検索するために各テキストボックス741〜743に関連付けられた複数の参照コマンドボタン744と、が設けられている。さらに、文書設定ウィンド740には、この文書設定ウィンド740を閉じてチェックシート編集ウィンド710を画面表示させるためのコマンドボタン745と、工事管理における設定を完了してメインメニューウィンド510を画面表示させるためのコマンドボタン746と、各テキストボックス741〜743への入力を削除、すなわちキャンセルするためのコマンドボタン747と、が設けられている。
【0142】
そして、各テキストボックス741〜743が入力され、コマンドボタン746が入力操作されると、所定の技術標準のデータ、仕様書・要領書のデータ、および、図面のデータが所定の工事の品質管理チェックシートに関連付けられて設定される。
【0143】
このようにして、工事品質管理支援システム100の運用のためのチェックリストの作成のための種別事項情報の設定が完了し、指示された工事に対応するチェックリストが作成され、準備動作が終了する。
【0144】
(工事品質管理支援システムを利用した保守点検動作)
次に、工事品質管理支援システム100を利用した保守点検動作について図面を参照して説明する。図30は、工事品質管理支援システムを利用した保守点検動作を示すフローチャートである。図31は、工事品質管理支援システムを利用した保守点検動作における変更を示すフローチャートである。図32は、工事品質管理支援システムを利用した保守点検動作を示すフローチャートである。
【0145】
まず、保守点検を実施するに際して、あらかじめ図4のフローチャートに示すようにチェックリストをダウンロードした端末装置200および本部端末装置300で、工事品質管理支援システム100のアプリケーションソフトウェアを起動する。そして、アプリケーションソフトウェアを適宜処理させ、上述した準備動作で作成した品質管理チェックシートに基づいて、保守点検を実施する。この保守点検の際、品質管理チェックシートの確認事項情報である各項目に従って、保守点検した結果の内容を選択またはチェックしたり、適宜測定した測定値を入力したり、保守点検で施した内容の入力などをする。
【0146】
そして、これら品質管理チェックシートに基づいて入力した保守点検の結果に関する各入力データを、図30に示すように、サーバ装置400に送信して記憶、いわゆるアップデートするとともに、保守点検の結果をアップデートした旨の情報を送信して通知する(ステップS11)。この通知を取得したサーバ装置400は、上述した準備動作であらかじめ通知グループとして設定した通信相手に、保守点検の結果が更新された旨の情報を通知する(ステップS12)。この通知としては、例えば通知グループの端末装置200や本部端末装置300に電子メールとして送信したり、通知グループの担当者が保有する携帯電話やPHS(Personal Handyphone System)などに電子メールとして送信したり、サーバ装置400の管理者が直接携帯電話やPHS、無線機などで通話にて通知したり、打合せの際にて通知するなどが例示できる。
【0147】
この保守点検の結果が更新された旨の通知を受けた担当者は、端末装置200や本部端末装置300でその内容を適宜更新し(ステップS13)、保守点検の作業に利用する品質管理チェックシートに反映させたり、保守点検の作業で参考情報として利用したりする。
【0148】
また、保守点検の実施中に、工事仕様すなわち保守点検の内容を変更する必要があると判断した場合、あるいは、保守点検の際に相談や作業指示が必要であると判断した場合などでは、図31に示すように、サーバ装置400へ仕様変更の問い合わせ、相談内容、作業指示の問い合わせなどの内容の通知を送信する(ステップS21)。この通知を取得したサーバ装置400は、図30に示す処理と同様に、あらかじめ設定された通知グループにその内容を通知する(ステップS22)。
【0149】
そして、通知を受けた担当者が適宜仕様変更を設定入力した場合、あるいは担当者の権限で仕様変更を設定入力した場合などには、その変更内容をサーバ装置400にいわゆるアップデートするとともに、仕様変更した旨の通知をする(ステップS25)。この通知を取得したサーバ装置400は、同様にあらかじめ設定された通知グループにその内容を通知する(ステップS26)。そして、この通知を受けた担当者は、端末装置200や本部端末装置300でその内容を適宜更新し(ステップS27)、保守点検の作業に反映させる。なお、仕様変更の設定登録をせず、単に問い合わせに対するコメントを返信する場合も同様に、サーバ装置400を介して通知させる。
【0150】
このようにして、当日の保守点検の作業が終了した際には、図32に示すように、保守点検により品質管理チェックシートに基づいて設定入力した保守点検の結果に関する各入力データをサーバ装置400にいわゆるアップデートするとともに(ステップS31)、翌日の保守点検の作業予定を設定入力して合わせてアップデートする(ステップS32)。また、作業の終了後に打合せなどにて工事内容を確認したり、報告書などとして印刷するなど、入力した各確認情報を利用する場合には、例えば本部端末装置300にてサーバ装置400にアップデートされて記憶した確認情報を適宜読み出して処理する(ステップS35)。
【0151】
以下に、保守点検動作をより詳細に図面を参照して説明する。ここで、端末装置200として例えばPDAなどの比較的に処理能力が高くなくデータの容量も比較的に大きくないものを用い、本部端末装置300として例えばノートパソコンなどの比較的に処理能力が高くデータの容量も比較的に大きいものを用いる構成で説明する。
【0152】
図33は、端末装置における第1のログインウィンドの画面表示を示す説明図である。図34は、本部端末装置における第1のログインウィンドの画面表示を示す説明図である。図35は、端末装置における第2のログインウィンドの画面表示を示す説明図である。図36は、本部端末装置における第2のログインウィンドの画面表示を示す説明図である。図37は、端末装置における操作メニューウィンドの画面表示を示す説明図である。図38は、本部端末装置における操作メニューウィンドの画面表示を示す説明図である。図39ないし図42は、端末装置における検査チェックウィンドの画面表示を示す説明図である。図43は、本部端末装置における検査チェックウィンドの画面表示を示す説明図である。図44および図45は、端末装置における検査記録ウィンドの画面表示を示す説明図である。図46は、本部端末装置における検査記録ウィンドの画面表示を示す説明図である。図47は、端末装置における情報変更ウィンドの画面表示を示す説明図である。図48は、本部端末装置における情報変更ウィンドの画面表示を示す説明図である。図49は、端末装置における通知ウィンドの画面表示を示す説明図である。図50は、端末装置における翌日予定ウィンドの画面表示を示す説明図である。図51は、本部端末装置における翌日予定ウィンドの画面表示を示す説明図である。図52は、本部端末装置における履歴表示ウィンドの画面表示を示す説明図である。図53は、本部端末装置における印刷ウィンドの画面表示を示す説明図である。なお、図33ないし図53に示す画面表示は、例えばウエッブブラウザによる画面表示やその他の画面表示ソフトウェアなど、適宜利用される。
【0153】
(保守点検作業の実施)
保守点検に際して、例えば端末装置200でアプリケーションソフトウェアを起動する。この起動により、端末装置200の端末表示手段210には、図33に示すような画面表示で表示される第1のログインウィンド810Aが表示される。また、保守点検で本部端末装置300を用いる場合には、アプリケーションソフトウェアの起動により、本部表示手段310に図5に示すメインメニューウィンド510が表示される。このメインメニューウィンド510のコマンドボタン513を入力操作し、図34に示すような画面表示で表示される第1のログウィンウィンド810Bを表示させる。
【0154】
これら図33および図34に示す第1のログインウィンド810A,810Bには、保守点検を実施する本人の担当者コードをテキト入力可能なテキストボックス810A1,810B1と、その担当者が保守点検を実施する管理区分を入力するリストボックス810A2,810B2と、担当者が保守点検を実施する被確認対象物の名称や被確認対象物毎に付された番号などITEM番号を入力するテキストボックス810A3,810B3と、がそれぞれ設けられている。なお、リストボックス810A3,810B3には、上述した準備動作であらかじめ設定入力された各項目がそれぞれリストアップされ、リストアップされた項目を選択することで入力される。また、第1のログインウィンド810A,810Bには、アプリケーションソフトウェアを終了するためのコマンドボタン810A4,810B4と、工事の内容を特定するための画面表示を表示させるコマンドボタン810A5,810B5と、が設けられている。さらに、第1のログインウィンド810A6には、テキスト入力するための入力表示部810A6が設けられている。
【0155】
そして、テキストボックス810A1,810A3,810B1,810B3およびリストボックス810A2,810B2に入力してコマンドボタン810A5,810B5を入力操作することにより、端末装置200では図35に示すような画面表示、本部端末装置300では図36で示すような画面表示で表示される第2のログインウィンド820A,820Bが表示される。
【0156】
これら図35および図36に示す第2のログインウィンド820A,820Bには、保守点検の内容である工事名称を入力するリストボックス820A1,820B1と、あらかじめ設定された工事番号をテキスト入力可能なテキストボックス820A2,820B2と、がそれぞれ設けられている。リストボックス820A1,820B1には、上述した準備動作であらかじめ設定入力された各項目がリストアップされ、リストアップされた項目を選択することで入力される。なお、工事番号は、あらかじめ担当者に電子メールや電話による連絡あるいは打合せ時に連絡するなどして伝達しておく。
【0157】
また、第2のログインウィンド820A,820Bには、アプリケーションソフトウェアを終了するためのコマンドボタン820A4,820B4と、工事品質管理支援システム100を利用するための画面表示を表示させるコマンドボタン820A5,820B5と、が設けられている。さらに、端末装置200では、テキスト入力するための入力表示部820A6も設けられている。
【0158】
そして、リストボックス820A1,820B1およびテキストボックス820A2,820B2に入力してコマンドボタン820A5,820B5を入力操作することにより、端末装置200では図37に示すような画面表示、本部端末装置300では図38に示すような画面表示で表示される操作メニューウィンド830A,830Bが表示される。
【0159】
これら図37および図38に示す操作メニューウィンド830A,830Bには、例えば、技術標準のデータを表示させるためのコマンドボタン830A1,830B1と、仕様書・要領書のデータを表示させるためのコマンドボタン830A2,830B2と、図面のデータを表示させるためのコマンドボタン830A3,830B3と、品質管理チェックシートを表示させるためのコマンドボタン830A4,830B4と、翌日の予定を設定するためのコマンドボタン830A5,830B5と、が設けられている。また、図38に示す本部端末装置300で表示される操作メニューウィンド830Bには、蓄積された情報すなわち履歴情報を表示させるためのコマンドボタン830B6と、蓄積した情報を例えば報告書や資料などとして印刷するためのコマンドボタンと830B7と、が設けられている。さらに、操作メニューウィンド830A,830Bには、アプリケーションソフトウェアを終了するためのコマンドボタン830A8,830B8が設けられている。なお、図37に示す端末装置200で表示される操作メニューウィンド830Aには、テキスト入力するための入力表示部830A9が設けられている。
【0160】
そして、保守点検の実施に際しては、コマンドボタン830A4,830B4を入力操作し、上述した準備動作で作成した確認事項情報を複数有し確認事項の設定入力を促すチェックリストである品質管理チェックシートを表示させる。具体的には、端末装置200では図39ないし図42に示すような画面表示、本部端末装置300では図43に示すような画面表示で表示される検査チェックウィンド840A,840Bが表示される。
【0161】
これら図34ないし図42に示す検査チェックウィンド840Aおよび図43に示す検査チェックウィンド840Bには、表示されているチェックリスト情報を特定する情報、すなわち、保守点検する被確認対象物の種別に関する種別事項情報が表示される、例えば例えば被確認対象物の名称や被確認対象物毎に付された番号などを表示するテキストボックスであるITEM番号セル840A1,840B1と、実施する保守点検を特定する名称や番号などを表示するテキストボックスである工事番号セル840A2,840B2と、がそれぞれ設けられている。なお、表示する種別事項情報として、これらに限られない。
【0162】
また、検査チェックウィンド840A,840Bには、上述した準備動作であらかじめ作成された品質管理チェックシートが表示される領域840A3,840B3が設けられている。なお、図39ないし図42は、領域840A3に表示する品質管理チェックシートにおける保守点検の項目である「部位」および「検査・確認項目」のセルに対応して、他のセルをそれぞれスクロールして表示した状態を示す。
【0163】
そして、保守点検を実施する担当者は、領域840A3,840B3に表示される品質管理チェックシートに基づいて保守点検を実施し、確認情報である保守点検の内容や確認などの結果を適宜入力する。具体的には、上述した準備動作において、図25ないし図27に示す列設定ウィンド730A〜730Cで設定されて端末装置200や本部端末装置300で入力可能に設定された、「検査結果」、「担当者」、「処置」などのフィールド名のチェックや選択、テキスト入力などにより、保守点検の結果を適宜入力する。
【0164】
また、検査チェックウィンド840A,840Bには、保守点検の際に例えば測定した測定値を図面などの各種情報を参照して入力を補助する画面表示、すなわち検査記録シートを表示させるコマンドボタン840A4,840B4と、確認事項の内容である保守点検のための品質管理チェックシートの内容を変更するためのコマンドボタン840A5,840B5と、他の端末装置200や本部端末装置300あるいはサーバ装置400に保守点検の結果などの各種情報を通知するためのコマンドボタン840A6,840B6と、品質管理チェックシートをサーバ装置400に記憶された最新のものに更新するためのコマンドボタン840A7,840B7と、品質管理チェックシートに入力した保守点検の結果をサーバ装置400に登録するためのコマンドボタン840A8,840B8と、この検査チェックウィンド840A,840Bを閉じて端末メインメニューウィンド830A,830Bを表示させるためのコマンドボタン840A9,840B9と、が設けられている。なお、端末装置200の検査チェックウィンドには、テキスト入力するための入力表示部841が設けられている。
【0165】
そして、コマンドボタン840A3,840B3が入力操作されると、例えば端末装置200では図44および図45に示すような画面表示、本部端末装置300では図46に示すような画面表示で表示される検査記録ウィンド850A,850Bが表示される。これら検査記録ウィンド850A,850Bには、図28に示す文書設定ウィンド740で設定入力された各データが関連付けられた検査記録シートを表示する。
【0166】
この図44および図45に示す検査記録ウィンド850Aおよび図46に示す検査記録ウィンド850Bには、図面などのデータを表示する領域850A1,850B1と、技術標準や仕様書などのデータを測定結果を入力可能に表示する領域850A2,850B2と、が設けられている。そして、端末装置200に表示される検査記録ウィンド850Aには、保守点検の際の対象すなわち測定結果を入力するための範囲を切り替えるコマンドボタン850A3と、保守点検の際の測定結果を入力するためのテンキー部850A4と、が設けられている。このコマンドボタン850A3が入力操作されると、例えば図45に示すような画面表示で表示されるように、切り替える範囲をリスト状に表示する領域850A5をポップアップする。そして、いずれかの範囲を選択することにより、入力の範囲が切り替えられて表示される。一方、本部端末装置300に表示される検査記録ウィンド850Bには、保守点検の際の対象すなわち測定結果を入力するための範囲を選択可能に複数表示する領域850A5に対応したリストボックス850B5が設けられている。
【0167】
また、検査記録ウィンド850A,850Bには、領域850A1,850A2,850B1,850B2に表示させるデータを最新のものに更新するためのコマンドボタン850A6,850B6と、保守点検の内容すなわち表示されるデータの内容の少なくとも一部を変更するためのコマンドボタン850A7,850A7と、入力した保守点検の結果を登録すなわちサーバ装置400の記憶手段460に記憶させるためのコマンドボタン850A8,850B8と、この検査記録ウィンド850A,850Bを閉じて検査チェックウィンド840A,840Bを表示させるためのコマンドボタン850A9,850B9と、が設けられている。なお、端末装置200の検査記録ウィンド850Aには、テキスト入力するための入力表示部851が設けられている。
【0168】
そして、適宜測定結果が入力されてコマンドボタン850A8,850B8が入力操作されると、ネットワークを介してサーバ装置400に確認情報である入力したデータが出力される。この確認情報を、サーバ装置400の確認情報取得手段453で取得し、サーバ装置400の記憶手段460の確認情報データベース463に記憶されて登録される。さらに、コマンドボタン850A8,850B8の入力操作により、サーバ装置400へ確認情報を登録した旨を通知するためのメッセージ情報を送信する。なお、このメッセージ情報を取得したサーバ装置400は、そのメッセージ情報と同様のメッセージ情報を、あらかじめ設定された通信相手である他の端末装置200や本部端末装置300に電子メールにて配信したり、通信相手の携帯電話などに電子メールを配信あるいは音声連絡するなどをする。この他の端末装置200や本部端末装置300への通知は、サーバ装置400へメッセージ情報を送信する際に端末装置200あるいは本部端末装置300から直接他の端末装置200や本部端末装置300へ配信するようにしてもよい。
【0169】
また、検査チェックウィンド840A,840Bのコマンドボタン840A5,840B5、および、検査記録ウィンド850A,850Bのコマンドボタン850A7,850B7が入力操作されると、保守点検の内容を変更するための表示画面が表示される。すなわち、端末装置200では例えば図47に示すような画面表示、本部端末装置300では例えば図48に示すような画面表示で表示される情報変更ウィンド860A,860Bが表示される。この情報変更ウィンド860A,860Bは、検査チェックウィンド840A,840Bの品質管理チェックシートの項目や検査記録ウィンド850A,850Bの各データを変更するための画面表示である。なお、図47および図48は、コマンドボタン840A5,840B4,850A7,850B7が入力操作されて、品質管理チェックシートの項目を変更する状態を示す。
【0170】
そして、図47および図48に示す情報変更ウィンド860A,860Bは、例えば品質管理チェックシートの項目の内容や入力された内容などの設定を変更する変更内容をリスト表示するリストボックス860A1,860B1を有している。この変更可能な項目としては、上述した図26ないし図28に示す各列設定ウィンド730A〜730Bで設定された条件に基づいて変更可能とした項目である。また、情報変更ウィンド860A,860Bには、リストボックス860A1,860B1で選択した項目に変更する処理を実行するためのコマンドボタン860A2,860B2と、この情報変更ウィンド860A,860Bを閉じて検査チェックウィンド840A,840Bあるいは検査記録ウィンド850A,850Bを表示させるためのコマンドボタン860A3,860B3と、が設けられている。なお、端末装置200の情報変更ウィンド860Aには、テキスト入力するための入力表示部861が設けられている。
【0171】
このリストボックス860A1,860B1の項目が選択されコマンドボタン860A2,860B2が入力操作されることにより、変更内容がネットワークを介してサーバ装置400へ出力され、適宜記憶手段460に記憶、すなわち更新させる。なお、この変更内容の更新では、変更内容を更新した旨のメッセージ情報をサーバ装置400へ送信し、さらにサーバ装置400から他の端末装置200や本部端末装置300などへ配信させる。なお、この配信は、上述したように、端末装置200や本部端末装置300から直接配信するようにしてもよい。
【0172】
また、検査チェックウィンド840A,840Bのコマンドボタン840A6,840B6が入力操作されることにより、例えば図49に示すような画面表示で表示される通知ウィンド870Aが表示される。なお、この図49は、端末装置200に表示される画面表示である。この通知ウィンド870Aは、問い合わせや確認などのために各種情報を通知するための画面表示である。
【0173】
この図49に示す通知ウィンド870Aには、品質管理チェックシートの少なくとも一部を表示する領域870A1と、通知の内容を設定するための領域870A2と、テキスト入力するための入力表示部870A3と、が設けられている。なお、本部端末装置300で表示される図示しない通知ウィンドには、入力表示部は設けられていない。そして、領域870A1は、品質管理チェックシートを各項目毎すなわちCSV形式の品質管理チェックシートを構成する各セルを選択可能に表示する。なお、図49は、領域870A1で品質管理チェックシートの「部位」および「検査・確認項目」を表示した状態を示す。
【0174】
また、領域870A2には、複数の通知の内容に対応した複数のチェックボックス870A4が設けられている。さらに、領域870A2には、特定の内容を通知するためにその特定の内容を入力するためのテキストボックス870B5が設けられてい。このこのテキストボックス870B5は、通知の内容である例えば「コメント」に対応するチェックボックス870A4がチェックされることにより、入力表示部870A3にてテキスト入力可能となる。さらに、領域870A2には、チェックボックス870A4でチェックされた通知の内容で通知を実施させるコマンドボタン870A6と、この通知ウィンド870Aを閉じて検査チェックウィンド840A,840Bを表示させるコマンドボタン870A7と、が設けられている。
【0175】
このコマンドボタン870A6が入力操作されることにより、領域870A1で選択したセルの内容や選択した行、列などの情報を、チェックボックス870A4でチェックした内容に基づいた通知として配信する。この配信は、端末装置200や本部端末装置300からサーバ装置400に通知をネットワークを介して送信する。この通知を取得したサーバ装置400は、適宜あらかじめ設定された通信相手に他の端末装置200や本部端末装置300へ配信する。なお、サーバ装置400へ送信する際に、他の端末装置200や本部端末装置300へ直接配信してもよい。
【0176】
そして、検査チェックウィンド840A,840Bのコマンドボタン840A7,840B7を入力操作して適宜最新の品質管理チェックシートをサーバ装置400からネットワークを介して取得し、この品質管理チェックシートに基づいて適宜保守点検の結果を入力、他の担当者による保守点検の状況の確認などをする。この後、コマンドボタン840A8,840B8を入力操作し、入力した確認情報をサーバ装置400にネットワークを介して出力し、記憶手段460に記憶させる。さらに、端末装置200や本部端末装置300は、上述したように、登録した旨をサーバ装置400へ送信し、さらにサーバ装置400から他の端末装置200や本部端末装置300へ配信させる。なお、この場合にも、上述したように直接配信する構成としてもよい。
【0177】
また、保守点検の作業が終了し、翌日の保守点検の予定を設定する場合には、図37および図38に示す端末メインメニューウィンド830A,830Bのコマンドボタン830A5,830B5を入力操作する。このコマンドボタン830A5,830B5の入力操作により、翌日の予定を設定入力する画面表示が表示される。例えば、端末装置200では図50に示すような画面表示で表示され、本部端末装置300では図51に示すような画面表示で表示される翌日予定ウィンド880A,880Bが表示される。
【0178】
この翌日予定ウィンド880A,880Bは、予定を設定入力するための領域880A1,880B1と、保守点検の際の注意項目を選択可能にリストアップする領域880A2,880B2と、を有している。領域880A1,880B1には、品質管理チェックシートの少なくとも一部を表示するとともに、チェックシートの保守点検の項目毎、すなわち行毎に対応して設けられチェック入力可能な複数のチェックボックス880A3,880B3が表示される。なお、図50および図51は、チェックにより予定作業として設定した項目を「●」で表示し、チェックせず予定作業として設定していない項目を「○」で表示する形態を示す。
【0179】
また、翌日予定ウィンド880A,880Bには、チェックボックス880A1,880B1のチェックおよび領域880A2,880B2の注意項目の選択内容を登録するコマンドボタン880A4,880B4と、品質管理チェックシートをサーバ装置400に記憶された最新のものに更新するためのコマンドボタン880A5,880B5と、この翌日予定ウィンド880A,880Bを閉じて端末メインメニューウィンド830A,830Bを表示させるためのコマンドボタン880A6,880B6と、が設けられている。なお、端末装置200での表示では、テキスト入力するための入力表示部880A7が設けられている。
【0180】
そして、コマンドボタン880A4,880B4が入力操作されると、チェックした内容および選択した注意項目がネットワークを介してサーバ装置400に送信され、サーバ装置400の記憶手段460に適宜記憶される。
【0181】
このようにして、端末装置200や本部端末装置300で工事品質管理支援システム100のアプリケーションソフトウェアにて保守点検が実施される。
【0182】
(確認情報の利用)
次に、保守点検の作業が終了し、保守点検により取得した確認情報を利用する動作をより詳細に図面を参照して説明する。なお、この確認情報の利用として、本部端末装置300を利用する場合について説明するが、例えば直接サーバ装置400を用いたり、端末装置200を用いたりしてもよい。
【0183】
まず、例えば保守点検の進捗状況などを認識するために確認情報の履歴状況を確認する場合、例えば本部端末装置300でアプリケーションソフトウェアを起動し、図5に示すメインメニューウィンド510を表示させる。さらに、メインメニューウィンド510のコマンドボタン513を入力操作し、第1のログインウィンド810Bおよび第2のログインウィンド820Bで、いずれの工事に関する確認情報の履歴情報を確認するかを設定入力し、操作メニューウィンド830Bを表示させる。この操作メニューウィンド830Bのコマンドボタン830B6を操作することにより、確認情報の履歴などが確認できる。具体的には、コマンドボタン830B6の入力操作により、図52に示すような画面表示で表示される履歴表示ウィンド900が表示される。
【0184】
この図52に示す履歴表示ウィンド900には、保守点検の内容の変更に関する履歴を表示する領域901と、保守点検の結果に関する履歴を表示する領域902と、が設けられている。これら領域901,902では、各履歴情報を時系列で表示する。なお、図52では、履歴情報を一覧表示しているが、一覧表示できない数であれば、スクロール表示させるとよい。また、履歴表示ウィンド900には、この履歴表示ウィンド900を閉じて操作メニューウィンド830Bを表示させるコマンドボタン903が設けられている。このように、履歴表示ウィンド900で表示される領域901,902に表示される情報を確認することで、例えば保守点検の進捗状況が容易把握可能となる。
【0185】
また、確認情報を用いて報告書などの書面を作成する場合、操作メニューウィンド830Bのコマンドボタン830B7を入力操作する。このコマンドボタン830B7の入力操作により、書面を作成するための画面表示、例えば図53に示すような画面表示で表示される印刷ウィンド910が表示される。
【0186】
この印刷ウィンド910には、品質管理チェックシートを選出するために品質管理チェックシートの名称を設定入力するためのテキストボックス911と、検査記録チャートを選出するために検査記録チャートの名称を設定入力するためのテキストボックス912と、保守点検の項目の内訳をリスト表示する領域913と、印刷するフォームをリスト表示する領域914と、を有している。領域913には、保守点検の項目の内訳毎にチェックボックス913Aを関連付けて表示し、内訳を選択可能となっている。領域914も同様に、印刷するフォーム毎にチェックボックス914Aが関連付けて表示し、フォームを選択可能となっている。さらに、印刷ウィンド910には、テキストボックス911,912および領域913,914で入力された各項目に基づいて対応する確認情報の印刷を実行させるためのコマンドボタン915と、この印刷ウィンド910を閉じて操作メニューウィンド830Bを表示させるためのコマンドボタン916と、が設けられている。
【0187】
このようにして、保守点検により取得されてサーバ装置400に記憶された確認情報を適宜確認や報告書などの文書として印刷するなどの利用が容易に得られる。
【0188】
〔実施の形態の効果〕
上述したように、上記実施の形態では、サーバ装置400のリスト作成手段452により、確認事項情報データベース461に記憶された保守点検事項に関する複数の保守点検事項の情報を適宜選出し、この保守点検事項に対して保守点検した内容に関する確認情報の設定入力を促すチェックリスト情報を有した品質管理チェックシートを作成し、通信手段440にて端末装置200や本部端末装置300に配信する。また、通信手段440により、端末装置200や本部端末装置300から設定入力された確認情報を他の端末装置200や本部端末装置300にて確認できるように配信可能に受信して確認情報データベース463に記憶する。
【0189】
このため、保守点検事項情報を統括して記憶し、適宜保守点検する対象に対応してチェックリスト情報を作成すればよく、例えば保守点検などの確認作業場所で所望の対応するチェックリスト情報の取得が容易にでき、保守点検の際の書類の記載や持ち運びなどの煩雑さを解消でき、効率よく保守点検が容易にできる。また、配信される他の端末装置200や本部端末装置300からの確認情報により、第3者による保守点検の状況の確認がなされ、例えば保守点検漏れなどがなく確実な保守点検が容易にできるとともに、他の場所などで実行されている保守点検の担当者に無線や携帯電話などにて確認したり、定時の進捗会議などで確認するなどの煩雑さなどを防止でき、進捗状況や確認事項などの迅速な認識が容易にでき、保守点検の進捗管理が容易にできる。
【0190】
また、通信手段440により、端末装置200や本部端末装置300から取得した確認情報をチェックリスト情報に重畳して表示可能に配信する。このため、他の端末装置200や本部端末装置300における保守点検の実施による確認情報を、同一のチェックリスト情報を利用して同様なコマンドボタンの操作などにより容易に認識することができ、同一の情報を利用することによる情報管理も容易にできる。
【0191】
さらに、作成したチェックリスト情報を記憶手段460のチェックリストデータベース462に読み出し可能に記憶する。このため、例えば従前の保守点検と同一の保守点検を実施する場合に、改めてチェックリスト情報を作成する必要がなく、統括してチェックリスト情報を管理することで、円滑な運用を図ることができる。
【0192】
また、通信手段440にて取得した確認情報を記憶手段460の確認情報データベースに読み出し可能に記憶する。このため、確認情報を統括して管理することで、例えば保守点検などの確認結果に基づいて報告書を作成したり、確認情報に基づく確認した事項の動向判断のための資料とするなど、取得した情報の有効活用が容易にでき、運用性の向上を容易に図ることができる。
【0193】
そして、サーバ装置400の報告情報作成手段454により、通信手段440にて取得した確認情報に基づいて、記憶手段460に記憶された報告フォームを選出して確認情報を報告するための報告情報を作成、すなわち、報告フォームに確認情報を重畳して報告書として印刷などの出力をする。このため、自動的に確認情報を報告するための報告情報を作成でき、確認情報に基づく報告が容易にでき、容易に円滑な運用ができる。
【0194】
また、複数の保守点検事項情報が時系列で構成されたチェックリスト情報に入力規制を解除する構成を設けたため、例えば必ず保守点検の作業者以外の監督者が確認してチェックボックス512をチェックする確認情報の入力が完了しないと、次の保守点検の確認情報の入力ができないように設定入力が規制されるので、漏れなく保守点検が実施でき、確実な保守点検が容易に得られる。
【0195】
さらに、保守点検事項に所定の確認すべき事項の種別に関する種別事項である例えばITEM番号や工事種類の番号、工事番号などを関連付けて保守点検事項情報を記憶手段460に格納し、所定の事項に対する確認のためのチェックリスト情報の作成を要求する旨のリスト作成要求を認識することにより、リスト作成手段452により、リスト作成要求を構成する所定の事項の種別に関する種別事項に基づいて記憶手段460に記憶された対応する保守点検事項情報を選出してチェックリストに関するチェックリスト情報を作成する。このため、端末装置200や本部端末装置300における所定の保守点検に対応した所望のチェックリスト情報の配信・取得が容易にでき、容易に円滑な運用ができる。
【0196】
また、リスト作成要求の認識の際に端末装置200や本部端末装置300の固有の情報であるアドレス情報を取得し、通信手段440により、取得したアドレス情報に基づいて作成したチェックリスト情報を所定の端末装置200や本部端末装置300に配信する。このため、端末装置200や本部端末装置300毎に対応した所望の保守点検のチェックリスト情報の配信が容易にできる。
【0197】
そして、確認する被確認対象物に関するITEM番号や工事種類の番号、工事番号などの種別情報である対象物情報を関連付けてチェックリスト情報を記憶手段460に記憶し、所定の保守点検のためのチェックリスト情報の作成を要求する旨のリスト作成要求を認識することにより、リスト作成要求を構成する対象物情報に基づいて記憶手段460に記憶されたチェックリスト情報を選出する。このため、従前に実施した保守点検と同内容の保守点検を実施する際に改めてチェックリスト情報を作成する必要がなく、統括して記憶されたチェックリスト情報から選出するのみで容易に取得できる。さらには、対象物情報を関連付けるのみで容易に所望のチェックリスト情報を取得でき、情報管理が容易な簡単な構成でチェックリスト情報の検索が容易にできる。
【0198】
また、確認情報の設定入力を案内する設定入力案内情報を記憶手段から取得することを要求する旨の入力情報をチェックリスト情報に設ける、すなわち品質管理チェックシートの一部として技術標準や仕様書・要領書、図面などの保守点検を実施する上での案内となる案内情報を表示させる各種コマンドボタンを設け、適宜表示可能としている。このため、端末装置200や本部端末装置300にて品質管理チェックシートに基づいて確認情報を設定入力、例えば保守点検の際の計測や測定をする箇所やその箇所における基準値などを容易に認識でき、計測や測定が容易にできるなどの保守点検作業が容易にでき、効率的な保守点検が容易にできる。
【0199】
そして、常に最新の情報を取得できるようにしているため、保守点検の状況に対応して迅速に保守点検を実施することができる。
【0200】
さらに、記憶手段460で統括して管理する保守点検事項を適宜選出してチェックリスト情報を作成するため、あらかじめ保守点検事項を設定しておけば、構成は異なっても同系列のプラントなど似たような保守点検を実施するためのチェックリスト情報すなわち品質管理チェックシートを容易に作成でき、保守点検を実施するための準備期間を短縮でき、効率的な保守点検ができる。さらには、保守点検事項毎が1つの情報として扱われるため、例えばチェックリスト情報の未実施の保守点検事項を選択するなどして登録することにより、進捗管理として予定表の作成も容易にでき、効率的な保守点検ができるとともに、他の端末装置200や本部端末装置300でも予定表を確認できることから、進捗管理も容易にでき、円滑な運用ができる。
【0201】
そして、サーバ装置400にプログラムとして各構成を構築させるので、例えば汎用のコンピュータを利用してコンピュータにインストールすることにより、上述した保守点検のための工事品質管理支援システム100で制御するための動作をコンピュータに実行させることができ、本発明の利用促進を大幅に図ることができる。
【0202】
〔他の実施の形態〕
なお、本発明は、上記実施の形態に限定されるものではなく、実施の際の具体的な構造および形状、方法など、本発明の目的を達成できる範囲で様々に応用しその変形をも含むものである。
【0203】
例えば、プラントなどの保守点検を実施するシステム構成で説明したが、例えば動植物の状態などを観察や管理するなどの確認や貯蔵された書物の貯蔵状態の確認など、いずれのものを対象とすることができ、その対象物の状態などをチェックリストを利用して確認した情報を管理するいずれの構成にも利用することができる。
【0204】
また、サーバ装置400にネットワークを介して端末装置200や本部端末装置300を接続してシステムとして構築した構成について説明したが、単にチェックリストを利用して確認した情報を管理するための進捗管理装置やコンピュータに読み取り可能なプログラム、そのプログラムを記録した記録媒体の形態とすることもできる。
【0205】
そして、確認情報をチェックリストに重畳表示させる構成に限らず、例えば上記実施の形態でも記載したように、コマンドボタンによりリンクされた確認情報を表示させる構成とすることもできる。
【0206】
また、チェックリスト情報を記録せず、確認毎にチェックリスト情報を作成するようにしてもよい。
【0207】
さらに、確認情報をデータベースに記憶させて蓄積させる構成に限らず、他の端末装置200や本部端末装置300に配信可能に一時的に記憶させておく構成とすることもできる。
【0208】
そして、確認情報を報告フォームとリンクや重畳させて報告書などを作成・印刷できるようにして説明したが、報告フォームを記憶させておかず、報告書を作成しない構成としてもよい。
【0209】
また、コマンドボタンなどの入力操作により最新の情報を取得できる構成としたが、例えばサーバ装置400から最新の情報を配信して端末装置200や本部端末装置300に置き換えさせるなどしてもよい。さらには、定時的に各種情報を取得できるようにしてもよい。この構成によれば、最新の情報を取得するための操作が不要で自動的に情報の取得ができ、操作性を向上できる。さらには、監督者などの第3者による統括的な確認情報の取得により、確実な確認が効率的にできる。
【0210】
そして、保守点検事項を時系列に構成したチェックリストに限らず、例えば保守点検の内容毎にグループ分けして構成するなど、いずれの構成とすることもできる。
【0211】
また、チェックリストに入力規制を解除する構成を設けたが、例えばサーバ装置400の演算手段450に入力を規制する設定入力手段を別途設け、通信手段440にて所定の確認情報を端末装置200や本部端末装置300から取得した場合に、その確認情報に対応する保守点検事項以降の保守点検事項に対応する確認情報の設定入力を可能に制御させるなどしてもよい。この構成としても、保守点検などの確認漏れを防止できる。
【0212】
そして、入力手段420のチェックリストを作成する入力操作により、チェックリストを作成して説明したが、例えば、端末装置200や本部端末装置300からの入力操作によるリスト作成要求に基づいて作成してもよい。
【0213】
さらに、所定の確認情報を取得した場合には、報知する構成としたが、報知させなくてもよい。さらには、自動的にその確認情報を配信するようにしてもよい。
【0214】
その他、本発明の実施の際の具体的な構造および手順は、本発明の目的を達成できる範囲で他の構造などに適宜変更できる。
【0215】
【発明の効果】
本発明によれば、複数の確認事項情報を適宜選出し、確認事項情報に対して確認した内容に関する確認情報の設定入力を促すチェックリストに関するチェックリスト情報を作成して端末装置に配信し、端末装置から設定入力された確認情報を配信可能に受信するため、確認事項情報を統括して記憶し、適宜確認する対象に対応してチェックリストを作成すればよく、例えば保守点検などの確認作業場所で所望のチェックリストの取得が容易にでき、書類の記載や持ち運びなどの煩雑さを解消し、効率よく保守点検などの諸事項を容易に確認できるとともに、配信される他の端末装置からの確認情報により、第3者による確認ができ、確実な確認が容易にでき、進捗状況や確認事項などの迅速な認識が容易にできる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施の形態に係る工事品質管理支援システムの概略構成を示す概念図である。
【図2】前記一実施の形態におけるサーバ装置の構成を示すブロック図である。
【図3】前記一実施の形態における工事品質管理支援システムの運用準備動作を示すフローチャートである。
【図4】前記一実施の形態における工事品質管理支援システムを利用するための準備動作を示すフローチャートである。
【図5】前記一実施の形態におけるメインメニューウィンドの画面表示を示す説明図である。
【図6】前記一実施の形態におけるパスワード入力ウィンドの画面表示を示す説明図である。
【図7】前記一実施の形態における管理マスタ作成ウィンドの画面表示を示す説明図である。
【図8】前記一実施の形態における管理区分ウィンドの画面表示を示す説明図である。
【図9】前記一実施の形態におけるチェックシート設定ウィンドの画面表示を示す説明図である。
【図10】前記一実施の形態におけるチェックシート作成ウィンドの画面表示を示す説明図である。
【図11】前記一実施の形態における検査記録設定ウィンドの画面表示を示す説明図である。
【図12】前記一実施の形態におけるシート編集ウィンドの画面表示を示す説明図である。
【図13】前記一実施の形態における入力範囲設定ウィンドの画面表示を示す説明図である。
【図14】前記一実施の形態における表示範囲設定ウィンドの画面表示を示す説明図である。
【図15】前記一実施の形態における画像ファイル設定ウィンドの画面表示を示す説明図である。
【図16】前記一実施の形態におけるITEM番号設定ウィンドの画面表示を示す説明図である。
【図17】前記一実施の形態における担当者設定ウィンドの画面表示を示す説明図である。
【図18】前記一実施の形態における担当者編集ウィンドの画面表示を示す説明図である。
【図19】前記一実施の形態における権限設定ウィンドの画面表示を示す説明図である。
【図20】前記一実施の形態における端末設定ウィンドの画面表示を示す説明図である。
【図21】前記一実施の形態における端末編集ウィンドの画面表示を示す説明図である。
【図22】前記一実施の形態における安全管理項目設定ウィンドの画面表示を示す説明図である。
【図23】前記一実施の形態における工事登録ウィンドの画面表示を示す説明図である。
【図24】前記一実施の形態におけるチェックシート編集ウィンドの画面表示を示す説明図である。
【図25】前記一実施の形態における行設定ウィンドの画面表示を示す説明図である。
【図26】前記一実施の形態における1つの列設定ウィンドの画面表示を示す説明図である。
【図27】前記一実施の形態における他の列設定ウィンドの画面表示を示す説明図である。
【図28】前記一実施の形態におけるさらに他の列設定ウィンドの画面表示を示す説明図である。
【図29】前記一実施の形態における文書設定ウィンドの画面表示を示す説明図である。
【図30】前記一実施の形態における工事品質管理支援システムを利用した保守点検動作を示すフローチャートである。
【図31】前記一実施の形態における工事品質管理支援システムを利用した保守点検動作における変更を示すフローチャートである。
【図32】前記一実施の形態における工事品質管理支援システムを利用した保守点検動作を示すフローチャートである。
【図33】前記一実施の形態における端末装置における第1のログインウィンドの画面表示を示す説明図である。
【図34】前記一実施の形態における本部端末装置における第1のログインウィンドの画面表示を示す説明図である。
【図35】前記一実施の形態における端末装置における第2のログインウィンドの画面表示を示す説明図である。
【図36】前記一実施の形態における本部端末装置における第2のログインウィンドの画面表示を示す説明図である。
【図37】前記一実施の形態における端末装置における操作メニューウィンドの画面表示を示す説明図である。
【図38】前記一実施の形態における本部端末装置における操作メニューウィンドの画面表示を示す説明図である。
【図39】前記一実施の形態における端末装置における検査チェックウィンドの画面表示を示す説明図である。
【図40】前記一実施の形態における端末装置における検査チェックウィンドの画面表示を示す説明図である。
【図41】前記一実施の形態における端末装置における検査チェックウィンドの画面表示を示す説明図である。
【図42】前記一実施の形態における端末装置における検査チェックウィンドの画面表示を示す説明図である。
【図43】前記一実施の形態における本部端末装置における検査チェックウィンドの画面表示を示す説明図である。
【図44】前記一実施の形態における端末装置における検査記録ウィンドの画面表示を示す説明図である。
【図45】前記一実施の形態における端末装置における検査記録ウィンドの画面表示を示す説明図である。
【図46】前記一実施の形態における本部端末装置における検査記録ウィンドの画面表示を示す説明図である。
【図47】前記一実施の形態における端末装置における情報変更ウィンドの画面表示を示す説明図である。
【図48】前記一実施の形態における本部端末装置における情報変更ウィンドの画面表示を示す説明図である。
【図49】前記一実施の形態における端末装置における通知ウィンドの画面表示を示す説明図である。
【図50】前記一実施の形態における端末装置における翌日予定ウィンドの画面表示を示す説明図である。
【図51】前記一実施の形態における本部端末装置における翌日予定ウィンドの画面表示を示す説明図である。
【図52】前記一実施の形態における本部端末装置における履歴表示ウィンドの画面表示を示す説明図である。
【図53】前記一実施の形態における本部端末装置における印刷ウィンドの画面表示を示す説明図である。
【符号の説明】
100 進捗管理システムを構成する工事品質管理支援システム
200 端末装置
210 表示手段としての端末表示手段
220 入力手段としての端末入力手段
300 端末装置である本部端末装置
310 表示手段としての本部表示手段
320 入力手段としての本部表示手段
400 進捗管理装置を構成するサーバ装置
440 通信手段
450 演算手段
452 リスト作成手段
454 報告情報作成手段
460 記憶手段
510 チェックリストであるチェックリストフォーム
530 種別事項となるテキストボックス
540 報告フォームである報告フォームウィンド

Claims (19)

  1. 確認事項に関する複数の確認事項情報を記憶する記憶手段と、
    前記複数の確認事項情報を適宜選出し、前記確認事項情報に対応して確認した内容に関する確認情報の設定入力を促すチェックリストに関するチェックリスト情報を作成するリスト作成手段と、
    前記チェックリスト情報を端末装置に配信するとともに、前記チェックリストに基づいて設定入力された前記確認情報を前記端末装置へ配信可能に前記端末装置から受信する通信手段と、
    を具備したことを特徴とした進捗管理装置。
  2. 請求項1に記載の進捗管理装置において、
    前記通信手段は、前記取得した確認情報を前記チェックリストに重畳して表示可能に配信する
    ことを特徴とした進捗管理装置。
  3. 請求項1または請求項2に記載の進捗管理装置において、
    前記記憶手段は、前記チェックリスト情報を読み出し可能に記憶する
    ことを特徴とした進捗管理装置。
  4. 請求項1ないし請求項3のいずれかに記載の進捗管理装置において、
    前記記憶手段は、前記通信手段にて前記取得した確認情報を読み出し可能に記憶する
    ことを特徴とした進捗管理装置。
  5. 請求項1ないし請求項4のいずれかに記載の進捗管理装置において、
    前記記憶手段は、前記確認情報に基づいて確認状況を報告する報告情報を作成するための報告フォームを記憶し、
    前記通信手段にて取得した前記確認情報に基づいて前記報告フォームを選出して前記報告情報を作成する報告情報作成手段を具備した
    ことを特徴とした進捗管理装置。
  6. 請求項1ないし請求項5のいずれかに記載の進捗管理装置において、
    前記通信手段は、定期的に前記確認情報を取得する
    ことを特徴とした進捗管理装置。
  7. 請求項1ないし請求項6のいずれかに記載の進捗管理装置において、
    前記チェックリストは、前記複数の確認事項情報が時系列で構成され、
    前記通信手段による所定の確認情報の取得を認識することにより、この確認情報に対応する確認事項情報以降の確認事項情報に対応する確認事項の設定入力を可能とする設定入力規制手段を具備した
    ことを特徴とした進捗管理装置。
  8. 請求項1ないし請求項7のいずれかに記載の進捗管理装置において、
    前記確認事項情報は、前記確認事項および各確認事項にそれぞれ関連付けられ所定の確認すべき事項の種別に関する種別事項を有して前記記憶手段に格納され、
    前記リスト作成手段は、所定の事項に対する確認のための前記チェックリスト情報の作成を要求する旨のリスト作成要求を認識することにより、前記リスト作成要求を構成する前記所定の事項の種別に関する種別事項に基づいて前記記憶手段に格納された対応する前記確認事項情報を選出して前記チェックリストに関するチェックリスト情報を作成する
    ことを特徴とした進捗管理装置。
  9. 請求項8に記載の進捗管理装置において、
    前記端末装置は、この端末装置の固有の情報の設定入力が可能で、
    前記通信手段は、前記リスト作成要求を認識する際に認識する前記端末装置に関する固有情報を取得し、この固有情報に基づいて作成したチェックリストを所定の端末装置に配信する
    ことを特徴とした進捗管理装置。
  10. 請求項1ないし請求項9のいずれかに記載の進捗管理装置において、
    前記チェックリスト情報は、確認する被確認対象物に関する対象物情報を有して前記記憶手段に記憶され、
    前記リスト作成手段は、所定の事項に対する確認のための前記チェックリスト情報の作成を要求する旨のリスト作成要求を認識することにより、前記リスト作成要求を構成する前記対象物情報に基づいて前記記憶手段に記憶された前記チェックリスト情報を選出する
    ことを特徴とした進捗管理装置。
  11. 請求項1ないし請求項10のいずれかに記載の進捗管理装置において、
    前記記憶手段は、前記確認情報の設定入力を案内する設定入力案内情報を読み出し可能に記憶し、
    前記チェックリスト情報は、前記設定入力案内情報を表示可能に前記記憶手段からの取得を要求する旨の案内取得要求情報の設定入力を促す入力情報を有した
    ことを特徴とした進捗管理装置。
  12. 請求項1ないし請求項11のいずれかに記載の進捗管理装置において、
    前記通信手段にて所定の確認情報を取得することにより、前記所定の確認情報の設定入力を認識した旨の案内を報知する報知手段を具備した
    ことを特徴とした進捗管理装置。
  13. 請求項1ないし請求項12のいずれかに記載の進捗管理装置において、
    前記確認事項情報の確認事項は、保守点検を実施する作業内容に関する事項である
    ことを特徴とした進捗管理装置。
  14. 請求項13に記載の進捗管理装置において、
    前記確認情報は、保守点検を実施した作業結果に関する内容および保守点検を実施した旨の内容のうちの少なくともいずれか一方である
    ことを特徴とした進捗管理装置。
  15. 請求項1ないし請求項14のいずれかに記載の進捗管理装置と、
    この進捗管理装置にネットワークを介して送受信可能に接続され、前記チェックリスト情報に基づくチェックリストを表示可能な表示手段、および、前記チェックリストに基づいて入力操作により確認した旨および確認した内容のうちの少なくともいずれか一方に関する確認情報を設定入力する入力手段を備えた端末装置と、
    を具備したことを特徴とした進捗管理システム。
  16. 所定の事項について確認する内容に関する複数の確認事項を有したチェックリストを表示可能な表示手段、および、前記チェックリストに基づいて入力操作により確認した旨および確認した内容のうちの少なくともいずれか一方に関する確認情報を設定入力する入力手段を備えた複数の端末装置と、
    ネットワークを介して前記端末装置に送受信可能に接続され、前記複数の確認事項に関する複数の確認事項情報を記憶する記憶手段、前記確認事項情報を適宜選出して前記チェックリストに関するチェックリスト情報を作成するリスト作成手段、および、前記チェックリスト情報を前記端末装置へ送信するとともに前記端末装置の入力手段にて設定入力される確認情報を前記複数の端末装置に配信可能に受信する通信手段を備えたサーバ装置と、
    を具備したことを特徴とした進捗管理システム。
  17. 確認事項に対して確認した内容の設定入力に基づいて演算手段により確認の進捗管理を実施する進捗管理方法であって、
    前記演算手段は、
    前記確認事項に関する複数の確認事項情報を選出して前記確認事項情報に対応して確認した内容に関する確認情報の設定入力を促すチェックリストに関するチェックリスト情報を作成し、
    この作成したチェックリスト情報を前記チェックリストを表示可能に端末装置に送信し、
    前記端末装置にて前記表示されるチェックリストに基づいて設定入力された前記確認情報を配信可能に受信する
    ことを特徴とする進捗管理方法。
  18. 請求項17に記載の進捗管理方法を前記演算手段に実行させる
    ことを特徴とした進捗管理プログラム。
  19. 請求項18に記載の進捗管理プログラムが前記演算手段にて読み取り可能に記録された
    ことを特徴とした進捗管理プログラムを記録した記録媒体。
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