JP2004223756A - 離型剤回収装置 - Google Patents

離型剤回収装置 Download PDF

Info

Publication number
JP2004223756A
JP2004223756A JP2003011297A JP2003011297A JP2004223756A JP 2004223756 A JP2004223756 A JP 2004223756A JP 2003011297 A JP2003011297 A JP 2003011297A JP 2003011297 A JP2003011297 A JP 2003011297A JP 2004223756 A JP2004223756 A JP 2004223756A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
release agent
mold
cavity
valve
moving core
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP2003011297A
Other languages
English (en)
Inventor
Mitsunori Amashiro
光紀 天白
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Aisin Corp
Original Assignee
Aisin Seiki Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Aisin Seiki Co Ltd filed Critical Aisin Seiki Co Ltd
Priority to JP2003011297A priority Critical patent/JP2004223756A/ja
Publication of JP2004223756A publication Critical patent/JP2004223756A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Images

Landscapes

  • Casting Devices For Molds (AREA)
  • Moulds For Moulding Plastics Or The Like (AREA)

Abstract

【課題】離型剤の金型の外部への遺漏を防止すること。
【解決手段】金型10の内部に画成されたキャビティ14内に延在すべく金型10に軸方向移動可能に装架された移動中子20を包囲する環状溝26を金型10内部に形成し、キャビティ14に供給された離型剤が移動中子20と金型10との間の間隙28を通過して環状溝26に流入したときに、金型10の外部に吸引されるようにした。
【選択図】 図1

Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、離型剤回収装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
ダイカスト鋳造において、離型剤は溶湯の金型への凝着、焼付きの防止、製品と金型との離型性の向上など、金型寿命の延長、生産性の向上に重大な役割を果たしている。一般的には水溶性離型剤が多く利用されている。この場合、水溶性離型剤は、離型剤供給装置により金型内のキャベティ内面に塗布された後は、離型剤回収装置により、回収されている(例えば特許文献1参照)。
【0003】
【特許文献1】
特開平6−179046号公報 (第1〜4頁、図1〜3)
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、上記した従来の技術においては、外部から作動される移動中子を金型に設けた場合、この移動中子と金型との間には環状の間隙が不可避的に形成され、離型剤が、この間隙を通過して外部に遺漏し、離型剤の浪費や後始末に苦慮していた。
【0005】
それ故に、本発明は、離型剤の金型からの遺漏の防止を可能とする、離型剤回収装置を提供せんことを、技術的課題とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】
上記技術的課題を解決するために、本発明の請求項1において講じた技術的手段(以下、第1の技術的手段と称する。)は、
「固定型と可動型とからなる金型の内部に画成されたキャビティ内に延在すべく前記金型に軸方向移動可能に装架された移動中子を包囲する環状溝を前記金型内部に形成し、前記キャビティに供給された離型剤が前記移動中子と前記金型との間の間隙を通過して前記環状溝に流入したときに、前記金型の外部に吸引・貯蔵されるようにしてなる、離型剤回収装置」
を構成したことである。
【0007】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の実施形態の一例について、図面に基づいて説明する。
【0008】
金型10は、固定部12と可動部14を備えており、固定部12と可動部14とを対向して合わせることにより、金型10の内部にキャビティ16が画成される。
【0009】
金型10には、軸方向移動可能に、移動中子20が装架されており、この移動中子20は、キャビティ16内に延在する。しかして、図示されない手段により溶湯がキャビティ16内に注入されたとき、キャビティ16内で鋳造される製品の外郭は、キャビティ16の内面形状と移動中子20の外形により定義される空間の形状により、決定される。移動中子20の軸方向移動は、金型10に固定されたブラケット18に固定された油圧シリンダ22によりなされる。
【0010】
金型10の内部には、移動中子20を軸方向移動可能に収容するボア24が形成される。ボア24の内面には、環状溝26が全周に亘って刻成されており、この環状溝26は、ボア24の内面と移動中子20の外面との間に、移動中子20の円滑移動のために不可避的に画成される間隙28と常時連通するようになっている。
【0011】
キャビティ16の内部は、配管30を介して、離型剤供給装置40及び離型剤回収装置70と、択一的に、連通している。鋳造が完了して製品がキャビティ16から取り出された後、金型10が再度、型締めされると、制御装置(図示略)が離型剤供給装置40をして離型剤をキャビティ16内に供給して、離型剤をキャビティ16の内面及び移動中子20の外面に塗布せしめる。このとき、離型剤が離型剤回収装置70に流入しないように、離型剤回収弁72は閉じられる。しかる後、制御装置は、離型剤供給装置40を停止して、離型剤回収装置70をして、離型剤を回収せしめる。
【0012】
離型剤供給装置40は、離型剤を収容するタンク42を備える。このタンク42は、タンク42側への流入を禁止するチェックバルブ44及び離型剤供給弁46を介して、キャビティ16と連通する配管30に連通する。また、チェックバルブ44の下流側(つまりタンク42とは反対の側)は、離型剤圧送装置50の作動室52と連通している。しかして、作動室52の容積は、シリンダ54で軸方向移動されるピストン56のストロークにより可変的に決定される。
【0013】
離型剤の、配管30を介しての供給は、次のようにしてなされる。すなわち、まず、離型剤供給装置40について、詳しく説明すれば、離型剤供給弁46を閉じた状態で、シリンダ54をしてピストン56を所定距離だけ左方向に移動させる。このピストン56の左動により、作動室52の容積が拡張し、離型剤がタンク42から、作動室52内に吸引される。ピストン56が所定距離だけ左方向に移動した後、ピストン56が停止されると、今度は、離型剤供給弁46が開かれ、ピストン56が、右方向に、所定距離だけ右方向に移動する。このピストン56の右動により、作動室52から、離型剤が押し出され、この押し出された離型剤が、開かれた離型剤供給弁46及び配管30を介して、キャビティ16内に供給される。
【0014】
離型剤回収装置70は、離型剤回収72を介して配管30と連通する離型剤回収タンク74を備える。離型剤回収タンク74は、また、減圧用開閉弁76を介して真空ポンプ78と連結されている。更に、離型剤回収タンク74は、第1開閉弁80、密閉タンク82、第1開閉弁84及び金型内通路88を介して、環状溝と連通している。
【0015】
離型剤回収装置70は、離型剤供給装置40の停止後、次のように作動する。すなわち、離型剤回収弁72及び第2開閉弁83を閉じ且つ減圧用開閉弁76及び第1開閉弁80を開いた状態で真空ポンプ78を、所定時間、駆動させると、密閉タンク82が負圧となる。次いで、第1開閉弁80を閉じると同時に第2開閉弁83を開くと、環状溝26内に残留していた離型剤が、通路88及び第2開閉弁83を介して、密閉タンク82の負圧により、密閉タンク82内に吸引される。そして、第2開閉弁83が閉じられ、離型剤が密閉タンク82内に密閉される。次いで離型剤回収弁72が開かれ、真空ポンプ78が駆動されると、キャビティ14内に残留している離型剤が、配管30及び離型剤回収弁72を介して、離型剤回収タンク74に回収される。そして、離型剤回収弁72が閉じられた後、第1開閉弁80及び第2開閉弁83が開かれると、密閉タンク82内に収容されている離型剤が離型剤回収タンク74内に回収される。
【0016】
【発明の効果】
以上のように、本発明においては、離型剤が、移動中子と金型との間に不可避的に形成される環状の間隙を通過しても、この離型剤は、外部に吸引・貯蔵されるので、遺漏することはなく、実用上、多大な効果を奏する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る離型剤回収装置の説明用ブロック図である。
【符号の説明】
10 金型
14 キャビティ
20 移動中子
26 環状溝
28 間隙

Claims (1)

  1. 固定型と可動型とからなる金型の内部に画成されたキャビティ内に延在すべく前記金型に軸方向移動可能に装架された移動中子を包囲する環状溝を前記金型内部に形成し、前記キャビティに供給された離型剤が前記移動中子と前記金型との間の間隙を通過して前記環状溝に流入したときに、前記金型の外部に吸引・貯蔵されるようにしてなる、離型剤回収装置。
JP2003011297A 2003-01-20 2003-01-20 離型剤回収装置 Pending JP2004223756A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2003011297A JP2004223756A (ja) 2003-01-20 2003-01-20 離型剤回収装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2003011297A JP2004223756A (ja) 2003-01-20 2003-01-20 離型剤回収装置

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP2004223756A true JP2004223756A (ja) 2004-08-12

Family

ID=32900243

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2003011297A Pending JP2004223756A (ja) 2003-01-20 2003-01-20 離型剤回収装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2004223756A (ja)

Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2011194433A (ja) * 2010-03-19 2011-10-06 Honda Motor Co Ltd 金型
CN103934429A (zh) * 2014-05-06 2014-07-23 重庆泽涵科技有限公司 脱模剂自动回收再利用节能设备
JP2020186066A (ja) * 2020-08-07 2020-11-19 北海製罐株式会社 ポリエステル樹脂製ブロー成形多重ボトルに用いる離型剤の塗布装置

Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2011194433A (ja) * 2010-03-19 2011-10-06 Honda Motor Co Ltd 金型
CN103934429A (zh) * 2014-05-06 2014-07-23 重庆泽涵科技有限公司 脱模剂自动回收再利用节能设备
JP2020186066A (ja) * 2020-08-07 2020-11-19 北海製罐株式会社 ポリエステル樹脂製ブロー成形多重ボトルに用いる離型剤の塗布装置
JP7105837B2 (ja) 2020-08-07 2022-07-25 北海製罐株式会社 流動パラフィンの噴霧塗布装置

Similar Documents

Publication Publication Date Title
CN104907523A (zh) 排气型芯结构以及真空压铸***
JP2017515711A (ja) 金型機能部品の二段階油圧増幅デバイス
JP2001087847A (ja) 粉体離型剤の塗布方法
KR101632686B1 (ko) 주형 조형기에 있어서의 샌드탱크의 급배기 장치 및 급배기 방법
EP3501691B1 (en) Injection assembly provided with a shut-off valve for a die-casting machine
CN204524225U (zh) 排气型芯结构以及真空压铸***
JP2004223756A (ja) 離型剤回収装置
JP5120429B2 (ja) 真空ダイカスト装置
JP4274482B2 (ja) ダイカスト装置
JP2009131888A (ja) 鋳造装置
JP2011005504A (ja) 真空ダイカスト装置及び真空ダイカスト法
JP2020142245A (ja) 射出装置及び成形機
JP2005528239A (ja) 機械部品を往復運動させるための液圧装置並びにこの液圧装置を備えた射出成形機の型締めユニット
JPWO2013098917A1 (ja) ダイカスト鋳造方法及び同鋳造装置
ATE409534T1 (de) Flüssigkeitsdruckformen
JP2849807B2 (ja) 真空ダイカスト装置における粉体離型剤の塗布方法とその真空ダイカスト装置
JP4644645B2 (ja) 真空ダイキャスト装置
HK1051983A1 (en) Method for operating a hot chamber die casting machine and die casting machine
ATE489183T1 (de) Niederdruck-giessverfahren und vorrichtung hierfür
JPH09277008A (ja) ダイカスト鋳造金型への粉体離型剤の塗布方法及び ダイカスト鋳造装置
JP2002224807A (ja) 真空ダイカスト装置及び真空ダイカスト方法
JP3145502B2 (ja) ダイキャスト装置
JP2006068814A (ja) 真空ダイカスト装置及び真空ダイカスト法
JPH035900B2 (ja)
JPH01224156A (ja) 竪型鋳込装置