JP2004221165A - 支持部材配置作業支援装置,それを備える対基板作業システムおよび支持部材配置方法 - Google Patents

支持部材配置作業支援装置,それを備える対基板作業システムおよび支持部材配置方法 Download PDF

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Abstract

【課題】回路基板の裏面を支持する支持部材の配置を容易にかつ正確に行う。
【解決手段】部品34が装着される回路基板24の種類が変わり、段取替えが行われる毎に、回路基板24の種類に応じて支持板72に支持ピンを取り付ける。その際、画像投影装置によって、回路基板の裏面に部品34が装着された状態を、回路基板の表面側から透視したものに相当する画像(透視相当画像)270を支持板72の支持面124に投影し、作業者はその投影像を見ながら支持ピンを支持面124上の部品34と干渉しない部分に配置する。透視相当画像270は、回路基板の設計データに基づいてコンピュータグラフィックスにより作成してもよいし、実際に部品34が装着された裏面の画像を撮像装置により取得し、その画像を表裏反転させたものとしてもよい。また、透視相当画像270に、支持ピンによる支持に適した領域として推奨される領域支持推奨領域像276を付加してもよい。
【選択図】 図10

Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、回路基板(プリント配線板を含む)を支持する支持部材を1つ以上備える基板支持装置における支持部材の支持面への配置を容易にする技術に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
回路基板には、電子回路の構成部品である電子回路部品の装着や接着剤等高粘性流体の塗布等、種々の作業が施される。これらの作業が行われる場合、回路基板が裏面側へ撓むことを防止するために、回路基板を裏面側から支持部材に支持させることが行われている。その際、回路基板の裏面側の配線パターンに既に電子回路部品が装着されている場合のように、回路基板が裏面の限られた部分においてのみ支持可能である場合がある。そのような場合には、支持部材は基板支持装置の支持板に、電子回路部品等を避けて回路基板を支持するように配置され、場合によっては配線パターンも避けるように配置される。
【0003】
従来、例えば、特許文献1に記載のように、回路基板の既に電子回路部品の装着されている裏面を撮像手段により撮像し、その撮像により得られた画像データと、予め記憶手段に記憶された支持部材の配設位置のデータとの表す2つの画像を重ね合わせ、その合成画像をディスプレイに表示させることが行われていた。作業者は、その合成画像を見ながら、実際の支持板上において上記配設位置データの表す、電子回路部品と干渉しない部分に支持部材を配置していた。
しかしながら、合成画像を見ることにより表示画面上のどの位置に支持部材を配置すべきかは判別できても、その合成画像における支持部材の位置が、実際に支持部材が配置される支持板のどこに対応するかを判断することは容易ではなく、また、表示画面を確認しつつ支持部材配置作業を行うため、配置に時間を要したり、配置の位置精度が低下する問題があった。
【0004】
【特許文献1】
特開2000−323897号公報
【特許文献2】
特開平6−169198号公報
【0005】
【発明が解決しようとする課題,課題解決手段および効果】
本発明は、以上の事情を背景とし、回路基板を裏面において支持する支持部材の配置を容易にかつ正確に行い得るようにすることを課題としてなされたものであり、本発明によって、下記各態様の支持部材配置作業支援装置,それを備える対基板作業システム,および支持部材配置方法が得られる。各態様は請求項と同様に、項に区分し、各項に番号を付し、必要に応じて他の項の番号を引用する形式で記載する。これは、あくまでも本発明の理解を容易にするためであり、本明細書に記載の技術的特徴およびそれらの組み合わせが以下の各項に記載のものに限定されると解釈されるべきではない。また、一つの項に複数の事項が記載されている場合、それら複数の事項を常に一緒に採用しなければならないわけではない。一部の事項のみを選択して採用することも可能なのである。
【0006】
なお、以下の各項において、(1)項が請求項1に相当し、(2)項および(3)項を合わせたものが請求項2に、(4)項が請求項3に、(5)項が請求項4に、(6)項が請求項5に、(7)項が請求項6に、(8)項が請求項7に、(9)項が請求項8にそれぞれ相当する。
【0007】
(1)裏面に電子回路部品が装着された回路基板を裏面において支持する1つ以上の支持部材と、その支持部材を支持面において支持する支持板とを含む基板支持装置における支持部材の支持面への配置を支援する支持部材配置作業支援装置であって、
前記回路基板の裏面に前記電子回路部品が装着された状態を、回路基板の表面側から透視したものに相当する透視相当画像を、前記支持板の支持面に投影する画像投影装置を含むことを特徴とする支持部材配置作業支援装置。
支持部材が回路基板を裏面において支持するとき、裏面と支持板とは互いに対向する。そのため、回路基板の裏面の状況を回路基板の表面側から透視したものに相当する透視相当画像を支持板の支持面に投影すれば、あたかも支持台の支持面上に回路基板の裏面の状況が転写されたような画像が投影されることとなり、作業者等による支持部材の配置が容易となる。回路基板の裏面をその裏面に対向する方向から見た状態の画像をそのまま支持面に投影すれば、それは回路基板の裏面が表面として機能する状態、すなわち電子回路部品が装着される状態での投影であり、支持部材によって支持される場合とは表裏反転させられた状態であることを考慮して支持部材の配置を行うことが必要であるのに対し、そのような考慮が不要になるからである。また、ディスプレイに表示された画像を参照しながら支持板に支持部材を配置する場合と比較して、実際に支持部材が配置されるべき支持板の支持面に上記画像を投影することにより、電子回路部品と干渉しない部分に正確に支持部材を配置することができる。支持面に投影されるべき画像は、後述のように、撮像装置により撮像された回路基板の裏面の画像から作成されたものとしてもよいし、回路基板の設計データに基づいてコンピュータグラフィックス等により作成されたものとしてもよい。
【0008】
(2)前記電子回路部品が装着された前記回路基板の裏面を撮像する撮像装置を含む (1)項に記載の支持部材配置作業支援装置。
(3)前記撮像装置により撮像された画像を表裏反転させて前記透視相当画像を得る反転部を含み、かつ、前記画像投影装置が、その反転部により取得された透視相当画像を前記支持面にその支持面に対向する側から投影するものである (2)項に記載の支持部材配置作業支援装置。
撮像装置により撮像された画像が表裏反転されれば、画像投影装置によって支持板の支持面にその支持面に対向する側から投影される画像は、丁度回路基板の表面側から裏面の状況を透視したものに相当する透視相当画像となり、その画像に従って容易に支持部材を配置できる。
なお、付言すれば、支持板を半透明板により作製し、その支持板に、支持面とは反対側から、前記回路基板の裏面を撮像した画像を投影すれば、支持板に透視相当画像を形成することができ、前記 (1)項に記載の支持部材配置作業支援装置にはこの態様も包含される。しかし、この態様には、支持板の材質に制約があり、かつ、投影装置を支持板の下方に設けなければならないという制約もあるため、一般には、本項に記載の態様の方が望ましい。
(4)前記透視相当画像に、前記支持部材による支持に適した領域として推奨される支持推奨領域の像を付加する支持推奨領域像付加部と、支持部材を配置すべき位置を指示する支持位置指示像を付加する支持位置指示像付加部との少なくとも一方を含む (1)項ないし(3)項のいずれかに記載の支持部材配置作業支援装置。
支持推奨領域の像は、回路基板の電子回路部品が装着されていない空いている領域であって、支持部材による支持位置として適した領域を表す像である。撮像装置により撮像された回路基板の裏面の画像に、上記支持推奨領域の像を付加すれば、支持部材の配置個所として適した個所を支持面上により的確に示すことができる。支持位置指示像を付加すれば一層的確に示すことができる。
【0009】
(5)前記対回路基板作業機から取り外された前記支持板を前記画像投影装置に対して位置決めして着脱可能に保持する支持板保持装置を含む (1)項ないし (4)項のいずれかに記載の支持部材配置作業支援装置。
支持板を画像投影装置に対して位置決めして支持板保持装置に保持させることにより、支持板の支持面に透視相当画像を正確に投影することができ、支持部材の配置の精度を向上させることが容易となる。
(6)前記基板支持装置による回路基板の支持機能を検出する支持機能検出装置を含む (1)項ないし (5)項のいずれかに記載の支持部材配置作業支援装置。
例えば、基板支持装置により支持された回路基板に接触子を予め設定した設定力で接触させ、回路基板の撓み量が設定値を超える場合には、その部分において、基板支持装置による回路基板の支持機能が不足していることが判り、その支持機能不足部分あるいはその近傍を支持する支持部材を追加し、あるいは支持部材の位置を変更する等の調整作業を行うことが可能となる。
【0010】
(7)(a)裏面に電子回路部品が装着された回路基板を裏面において支持する1つ以上の支持部材と、その支持部材を支持面において支持する支持板とを含む基板支持装置と、(b)その基板支持装置により支持された回路基板に、予め定められた作業を行う対基板作業装置と、(c)前記支持板を着脱可能に保持する第1支持板保持装置とを備えた対回路基板作業機と、
その対回路基板作業機の機外に設けられ、(d)前記支持板を位置決めして着脱可能に保持する第2支持板保持装置と、(e)その第2支持板保持装置に保持された前記支持板の支持面に、前記回路基板の裏面に前記電子回路部品が装着された状態を、回路基板の表面側から透視したものに相当する透視相当画像を投影する画像投影装置とを備えた支持部材配置作業支援装置と
を含む対基板作業システム。
(1)項に記載の特徴を有する支持部材配置作業支援装置を備える対基板作業システムが得られる。画像投影装置を対回路基板作業機の機外に設け、画像投影を機外にて行うこととすれば、対回路基板作業機の稼働率を低下させることなく、支持部材の支持板への配置を行うことが可能となる。
(8)前記第1支持板保持装置が、前記支持板をほぼ水平な姿勢で保持し、そのほぼ水平な姿勢のまま前記機外へ取り出されることを許容する支持板保持部を含む(7)項に記載の対基板作業システム。
支持板を上方へ取り出したりする場合と比較して、機外への取出し、および対回路基板作業機への戻し作業が容易となる場合が多い。
【0011】
(9)裏面に電子回路部品が装着された回路基板を裏面において支持する1つ以上の支持部材と、その支持部材を支持面において支持する支持板とを含む基板支持装置において支持部材を支持面へ配置する方法であって、
前記回路基板の裏面に前記電子回路部品が装着された状態を、回路基板の表面側から透視したものに相当する透視相当画像を、前記支持板の支持面に投影して形成する画像形成工程と、
その画像形成工程において形成された透視相当画像に基づいて前記支持部材を前記支持面に配置する配置工程と
を含むことを特徴とする支持部材配置方法。
(1)項に記載の支持部材配置作業支援装置は本項の支持部材配置方法の実施に適したものである。(1)項の説明は本項にもそのまま当てはまる。
(10)前記電子回路部品が装着された回路基板の裏面を撮像装置により撮像する撮像工程とを含む (9)項に記載の支持部材配置方法。
(11)前記撮像工程において撮像された画像を表裏反転させることにより、前記透視相当画像を取得する反転工程を含む(10)項に記載の支持部材配置方法。
(3)項の説明は本項にも当てはまる。
(12)前記支持面に投影すべき画像を、前記回路基板の設計データに基づいてコンピュータグラフィックスにより作成する画像作成工程を含む (9)項に記載の支持部材配置方法。
(13)前記透視相当画像に、前記支持部材による支持に適した領域として推奨される支持推奨領域の像を付加する支持推奨領域像付加工程と、支持部材を配置すべき位置を指示する支持位置指示像を付加する支持位置指示像付加工程との少なくとも一方を含む (9)項ないし(12)項のいずれかに記載の支持部材配置方法。
(4)項の説明がそのまま本項にも当てはまる。
(14)前記支持板を対回路基板作業機から取り外し、対回路基板作業機の機外において、前記支持部材の配置を行う (9)項ないし(13)項のいずれかに記載の支持部材配置方法。
支持部材の配置を機外にて行うこととすれば、対回路基板作業機の稼働率を低下させることなく、支持部材の支持板への配置を行うことが可能となる。
(15)前記基板支持装置による回路基板の支持機能を検出する支持機能検出工程を含む (9)項ないし(14)項のいずれかに記載の支持部材配置方法。
(6)項の説明がそのまま本項にも当てはまる。
【0012】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の実施形態を図面に基づいて説明する。
図1には、本発明の実施形態である対基板作業システムとしての基板製造システムが図示されている。本システムは、上流側(図1においては左側)から順に、(a)回路基板にクリーム状半田を印刷するマスク印刷機2と、(b)比較的小型の電子回路部品を回路基板に装着する第一電子回路部品装着機3と、(c)回路基板に接着剤を塗布する接着剤塗布機4と、(d)比較的大型の電子回路部品を回路基板に装着する第二電子回路部品装着機5と、(e)仮止めされた電子回路部品などを固定するためのリフロー炉6とを含む。これらマスク印刷機2等はそれぞれ対回路基板作業機であり、本システムの各作業機2ないし6の間には、回路基板を搬送する基板搬送装置が設けられ、各作業機2ないし6における各作業が終了する毎に、下流側の作業機へ搬送されるようにされている。本システムはさらに、上記各作業機2ないし6を統括するホストコンピュータ7を備えている。これら作業機2ないし6およびホストコンピュータ7の各構成は既に知られており、第二電子回路部品装着機5(以下、「部品装着機5」と略称する。)を代表的に図面に基づいて説明する。
【0013】
図2において、部品装着機5のベース10上には、作業装置としての部品装着装置16,部品供給装置18,基板支持装置20および基板コンベヤ22等が設けられている。回路基板24は基板コンベヤ22により搬送されるとともに、予め定められた作業位置である部品装着位置に位置決めされ、基板支持装置20により支持される。基板搬送・保持システムは、上記基板支持装置20および基板コンベヤ22を含むものである。回路基板24は、絶縁基板に導電性の配線パターンが設けられたものである。基板支持装置20については後に詳しく説明する。
【0014】
基板コンベヤ22の一側には部品供給装置18が設けられている。部品供給装置18は、フィーダ支持台26上に配列された多数のフィーダ28を有する。
本部品装着機5においては、その全体についてXY座標面が水平に設定されている。このXY座標面内において互いに直交する2方向の一方をX軸方向(図2においては左右方向)とし、他方をY軸方向(図2においては上下方向)とする。基板コンベヤ22はX軸方向に平行に配設されている。
【0015】
部品装着装置16は、作業ヘッドの一種である部品保持ヘッドとしての装着ヘッド30がヘッド移動装置としてのXY移動装置32により、互いに直交するX軸方向およびY軸方向に平行移動させられて電子回路部品(以下、「部品」と略称する。)34(図5参照)を搬送し、回路基板24の被装着面(図5の場合表面35)に装着するものとされている。
【0016】
基準マーク撮像システム58は、回路基板24に設けられた複数の基準マーク57を撮像するものであり、撮像装置たるCCDカメラである基準マークカメラおよび照明装置を備えている。基準マーク撮像システム58は、装着ヘッド30とともにXY移動装置32の構成要素である保持部材60に保持され、互いに直交するX軸方向およびY軸方向に平行移動させられる。また、Y軸方向において部品供給装置18と基板支持装置20との間の位置には、部品の保持姿勢を撮像する部品撮像システム68が設けられている。
【0017】
基板支持装置20は、図4に示すように、支持部材の一例としての複数の支持ピン70および支持ピン71と、それら支持ピン70等を支持する支持板72とを備え、図3に示す支持装置昇降装置74により昇降させられる。支持装置昇降装置74は、保持板76を有し、図5に示すように、保持板76上に支持板72が着脱可能に保持される。保持板76の下面からは一対のガイドロッド78が延び出させられ、ベース10に固定の案内筒80に昇降可能に嵌合されている。保持板76の下面にはまた、ボールねじ82が固定され、ベース10に垂直軸線まわりに回転可能かつ軸方向に移動不能に取り付けられたナット84に螺合されており、ナット84が昇降用モータ86(図9参照)によって回転させられることによりボールねじ82が上下方向に移動し、保持板76が、ガイドロッド78および案内筒80を含む案内装置88により案内されて昇降させられる。支持装置昇降装置74によって、基板支持装置20は、支持ピン70,71によって回路基板24を下方から支持する作用位置と、作用位置から退避させられた退避位置とに昇降可能である。
【0018】
基板支持装置20および支持装置昇降装置74と共に、基板クランプ装置90が設けられている。基板クランプ装置90は、基板搬送方向(X軸方向)に平行に設けられた固定ガイド92(図2参照)と可動ガイド94(図2,図3参照)とを備えている。これら固定ガイド92および可動ガイド94の互いに対向する面に前述の基板コンベヤ22が設けられ、回路基板24を搬送するようにされている。固定ガイド92および可動ガイド94にはそれぞれ位置決め面96(図3に可動ガイド94についてのみ示す)が設けられ、回路基板24はそれら位置決め面96により幅方向において位置決めされた状態で搬送される。
【0019】
回路基板24は、図2に示す停止装置98により予め設定された停止位置ないし作業位置である部品装着位置において停止させられる。停止装置98は、ストッパ部材100と、ストッパ部材100を昇降させ、回路基板24の搬送経路内に進入して回路基板24の移動を止める作用位置と、搬送経路から退避して回路基板24の移動を許容する非作用位置とに移動させるストッパ部材駆動装置(図示省略)とを含む。回路基板24は、部品装着位置に停止させられた状態において、固定ガイド92および可動ガイド94にそれぞれ設けられた上向きの支持面(図示省略)と、基板搬送方向に平行な回動軸線まわりに回動可能に設けられたクランプ部材(図示省略)とによって上下両側から挟まれてクランプされる。
【0020】
可動ガイド94は、基板搬送方向と直交する水平方向(本実施形態においてはY軸方向)に移動可能に設けられている。図3に示すように、ベース10に固定の支持ブロック102の上端面には、基板搬送方向と直交する方向に延びる案内部材としてのガイドレール104が設けられており、可動ガイド94はその下面に固定の被案内部材としてのガイドブロック106においてガイドレール104に嵌合されている。可動ガイド94はこれらガイドレール104およびガイドブロック106を含む案内装置により案内されて、図示しない送りねじおよびナットを含む移動装置により移動させられ、固定ガイド92に対して接近,離間させられる。それにより固定ガイド92,可動ガイド94の間隔が変更され、基板コンベヤ22の基板搬送幅が変更される。
前述の基板搬送・保持システムは、基板支持装置20および基板コンベヤ22とともに、上記支持装置昇降装置74,基板クランプ装置90および停止装置98を含むものと考えることができる。
【0021】
基板支持装置20を説明する。基板支持装置20を構成する前記支持板72は板状を成し、保持板76に固定装置(図示省略)によって着脱可能に、かつ水平に固定されており、回路基板24を水平な姿勢で支持する。図5の場合、回路基板24の上面が、回路基板24が装着される被作業面としての被装着面であり、前記表面35である。回路基板24の表面35とは反対側の面が下面ないし被支持面であって、裏面110である。支持板72は、本実施形態においては、大きさが異なる複数種類の回路基板24に共通に用いられ、大きさが最大である回路基板24を支持可能な大きさを有する。なお、前記可動ガイド94は、基板コンベヤ22の幅変更時に保持板76と干渉しないように設けられており、支持板72とも干渉することはない。
【0022】
前記支持板72には、図4に示すように、その上面に開口して複数個の雌ねじ穴122がX軸,Y軸両方向に等間隔に形成されている。支持板72の上面ないし表面である支持面124には支持ピン70等が支持される。支持面124においてはまた、支持される支持ピン70等と干渉しない位置に、複数の基準マーク126が設けられている。これら基準マーク126は、例えば、支持板72の一対角線上の互いに可及的に隔たった2個所に設けられている。
【0023】
支持ピン70,71は、ピン固定装置130により支持板72に固定され、支持面124により支持される。支持ピン70,71の支持面である先端面131の形状は、本実施形態においては、円形あるいは長方形,正方形等の四角形とされているが、種々の形状を採用可能である。ピン固定装置130は、図4および図5に示すように、第一支持部材132および第二支持部材134を有する。第一支持部材132には、第一支持部材132の長手方向に平行に延びる長穴136が形成されており、第一支持部材132は支持板72上に載置され、長穴136を貫通して固定手段としてのボルト138が支持板72の雌ねじ穴122に螺合され、第一支持部材132が支持板72に固定される。支持ピン70,71は、第二支持部材134の回動軸線を中心とする円弧上の位置に位置決めされる。第二支持部材134の回動軸線は、第一支持部材132のボルト138のまわりの回動と長穴136に沿った移動との組み合わせにより、雌ねじ穴122を囲む円環状の領域内の任意の位置に位置させられる。したがって、支持ピン70等は、第一支持部材132の長穴136に沿った相対移動の長さと、第二支持部材134の回動軸線と支持ピン70の軸線との距離との和を半径とし、雌ねじ穴122を囲む円環状の領域内の任意の位置に位置決め可能である。この円環状の領域は、ボルト138を螺合させる雌ねじ穴122を変更することにより移動可能であり、支持板72に形成されたすべての雌ねじ穴122を囲む円環状の領域を重ねれば、支持板72の上面全体を覆い得るようにされており、そのため、支持ピン70,71は支持板72の上面の任意の位置に位置決め可能である。
【0024】
基板支持装置20は、図7および図8に示すように、支持板保持装置140の支持板保持部によって、支持板72をほぼ水平な姿勢で保持するとともに、そのほぼ水平な姿勢のまま部品装着機5の機外へ取り出されることが許容されている。具体的には、支持板保持部は、前記保持板76を含むとともに、支持板72を、機内において回路基板24を支持するための位置である設定位置に位置決めする位置決め装置142と、基板製造システムの基板搬送方向と直交する方向であって、かつ、水平な方向への移動を案内する案内装置144とを備えている。案内装置144は、支持板72の基板搬送方向における両端部を支持するとともに、ほぼ水平な方向に案内する一対のガイド146を備えている。一対のガイド146は、保持板76上に設けられ、横断面形状がコの字形を成し、基板搬送方向と交差する方向に平行に延びる状態で互いに距離を隔てて設けられ、かつ、コの字の開口部が互いに対向する向きに設けられている。本実施形態では、支持板72は、支持装置昇降装置74が前記退避位置にある状態で機外へ取り出されるようになっている。一対のガイド146は本実施形態では保持板76に固定されているが、少なくとも一方を他方のガイドに対して接近,離間可能な可動ガイドとしてもよい。なお、上記位置決め装置142および案内装置144は、後述する機外に設けられた位置決め装置および案内装置と同様に構成されるものであるため、後に説明することとする。
【0025】
回路基板24への部品34の一連の装着作業が開始されるのに先立って、回路基板24の種類に応じて複数の支持ピン70,71が支持板72に取り付けられる。本実施形態においては、支持板72は複数種類の回路基板24に共用されるため、作業者は、部品34が装着される回路基板24の種類が変わり、段取替えが行われる毎に、回路基板24の種類に応じて支持板72に支持ピン70,71を取り付ける。
【0026】
本実施形態における基板支持装置20においては、支持板72における複数の支持ピン70,71の配置(セッティング)が機外にて行い得るようになっている。そのため、部品装着機5の機外には、部品装着機5から取り外された支持板72を設定位置である機外セッティング位置に位置決め保持するための支持板保持装置150が設けられている。支持板保持装置150は、前記部品装着機5の機内に設けられる支持板保持装置140と同様に構成されており、図7および図8に示すように、前記ガイド142に案内されて部品装着機5から取り外された支持板72を機外セッティング位置へ位置決めする位置決め装置152と、その位置決めを案内する案内装置154とを含んでいる。案内装置154は、案内装置140と同様、ほぼ水平な方向の移動を案内する一対のガイド156を備えている。一対のガイド156も、横断面形状がコの字形を成し、コの字の開口部が互いに対向する向きに設けられている。コの字形の上向きの面が案内面158とされるとともに、一対のガイド156の互いに対向する側面が案内面159とされ、支持板72の移動がこれら案内面158,159によって案内される。一対のガイド156は保持板76に相当する保持板159に固定されているが、少なくとも一方を他方のガイドに対して接近,離間可能な可動ガイドとしてもよいことも前記支持板保持装置140におけると同様である。
【0027】
位置決め装置152は、複数(本実施形態の場合2個)の係合装置160,162を備えている。係合装置160,162は、それぞれ一対のガイド154に、ガイド154の長手方向における位置を互いに異にして設けられている。係合装置160,162は、支持板72の支持面124とは反対側の下面に設けられた被係合部(例えば係合凹部)164に係合可能な係合部166と、係合部166を昇降させる移動装置170とを備えている。係合部166は、移動装置170によって、その係合部166を係合凹部164に係合させた状態でさらに上昇して支持板72の支持面124とガイド154の下向きの面である位置決め面171とを当接させる係合位置(図8に実線で図示)と、係合凹部164から退避させらた位置であり、ガイド154の案内面158から引っ込まされた位置である退避位置(図8に二点鎖線で図示)とに移動させられる。係合部166は、先端に向かうほど直径が漸減させられたテーパ形状を成しており、係合凹部164は、底部に向かうにつれて直径が漸減させられた円錐状を成している。
【0028】
移動装置170は、例えば、流体圧シリンダとしてエアシリンダ172と、エアシリンダ172のエア圧室173にエア圧を供給するエア圧源174と、エア圧源174とエアシリンダ172とを接続する通路176の途中に設けられた制御弁装置としての電磁開閉弁178とを含むものとすることができる。本実施形態のエアシリンダ172は単動シリンダとされ、通常は電磁開閉弁178によってエア圧源174とエアシリンダ172とが遮断され、付勢装置の一種である弾性部材としての圧縮コイルスプリング180の付勢力によって係合部166と連結されたピストン182が前進させられ、係合部166が上記係合位置に位置させられる。電磁開閉弁178が励磁されて開状態とされれば、エア圧源174からエア圧室173にエア圧が供給され、ピストン182が後退させられることにより係合部166が上記退避位置に移動させられる。ピストン182の前進限度および後退限度は、それぞれ図示を省略する移動限度規定装置によって規定される。
【0029】
部品装着機5から取り外された支持板72は、支持板保持装置150の案内装置154に案内されて機外セッティング位置まで移動させられ、位置決め装置152によって、係合部166が支持板72の係合凹部164に係合させられ、係合部166がさらに上昇させられて支持板72の支持面124がガイド156の位置決め面171に当接させられることにより、支持板72が支持板保持装置150に上下方向および水平方向に強固に位置決めされた状態で保持されることになる。
【0030】
なお、エアシリンダ172は複動シリンダでもよい。また、位置決め装置は、上述の構成に限らず、係合部166の移動装置(作動装置)を流体圧シリンダに代えて、ばね部材等の付勢装置により構成することも可能である。あるいは、付勢装置あるいは作業者等により支持板を互いに直交する2つの位置決め面に押さえ付けることにより、セッティング位置に位置決めすることも可能である。
【0031】
本部品装着機5は、図9に示す制御装置200により制御される。制御装置200は、制御コンピュータ202を主体とするものであり、制御コンピュータ202は、CPU204,ROM206,RAM208,入・出力ポート210がバスライン212により接続されたものである。入・出力ポート210には、前記基準マーク撮像システム58の基準マークカメラ,部品撮像システム68の部品カメラにより撮像された画像のデータを解析する画像処理コンピュータ216,前記ホストコンピュータ7,入力装置220等、各種コンピュータ,検出器等が接続されている。本実施形態においては、入力装置220はキーボードを備えている。入・出力ポート210にはまた、駆動回路230を介してXY移動装置32の駆動源たるX軸駆動用モータおよびY軸駆動用モータや昇降用モータ86等の各種アクチュエータが接続されるとともに、駆動回路230を介してエアシリンダ172の電磁開閉弁178が接続されている。
なお、支持板保持装置150(の電磁開閉弁178)は、ホストコンピュータ7により制御される(図1参照)。
【0032】
上述のようにして支持板72が支持板保持装置150に保持された状態で、支持板72の支持面124の適宜の位置に支持ピン70,71が取り付けられるのであるが、その際に、画像投影装置250(図1,図6参照)が利用される。画像投影装置250は、回路基板24の裏面110に部品34が装着された状態を、回路基板24の表面35側から透視したものに相当する画像(透視相当画像)を、支持板72の支持面124に投影する装置である。画像投影装置250は、機外(例えば、機外セッティング位置)に設けられ、画像投影装置250は、投影装置移動装置としてのXY移動装置254により、水平面内の互いに直交するX軸方向およびY軸方向に平行移動させられて機外セッティング位置に位置決めされた支持板72の上方に位置決めされる。画像投影装置250およびXY移動装置254は、ホストコンピュータ7により制御される。画像投影装置250により支持面124に投影された画像に基づいて、作業者が部品34と干渉しない位置であって、支持位置として適した位置に支持ピン70,71の先端面131が位置するように配置する。
【0033】
画像投影装置250は、例えば、一般に知られる液晶プロジェクタと同様な構成とすることができる。ホストコンピュータ7から送信された画像データを装置内の液晶パネルに表示させ、そのパネルを透過させた光源からの光をレンズ系により支持面124に集光させ、透視相当画像(図10参照)を支持面124に投影するものである。画像投影装置250は、部分的に縮尺が異なる画像を補正する手段(ひずみ補正手段)を有する高精度の装置であることが望ましい。あるいは、スライド等のフィルムを含む記録媒体に透視相当画像を記録し、その記録媒体を透過した光源からの光をレンズ系により支持面124に集光させて、透視相当画像を支持面124に投影する装置とすることも可能である。
【0034】
画像投影装置250により支持面124に投影される透視相当画像は、回路基板24の設計データに基づいてコンピュータグラフィックスにより作成してもよいし、実際に部品34が装着された裏面110の画像を撮像装置260により取得して表裏反転させてもよい。撮像装置260は、CCDデジタルカメラ(ビデオ)を含む構成とすることができ、画像投影装置250と同様、機外に設けられ、XY移動装置254と同様に構成されるXY移動装置262により移動させられる。撮像装置260およびXY移動装置262もホストコンピュータ7により制御される。なお、基板製造システムにおいて作業が行われる回路基板24が初めての種類のものである場合には、その回路基板24の裏面(装着時には表面であるが)に部品34が装着されるのを待って、実際に部品34が装着された裏面110の画像を取得しなければならない。そのため、回路基板24の裏面への部品34の装着作業と、その回路基板24の表面への部品34の装着作業との間の時間が短い場合には、透視相当画像の準備が間に合わず、待ち時間が生じる可能性がある。それに対し、対基板作業の全工程において、コンピュータグラフィックスにより作成された透視相当画像を投影して支持ピン70,71を配置する場合にはその可能性がなく、また、撮像装置260を設ける必要もなくなる。
【0035】
なお、画像投影装置250は、基板製造システムにより構成されるライン、あるいは上記ラインを複数備えたライン群について1台設けられることが望ましい。言い換えれば、複数の作業者および管理者から成る1グループが管理するライン毎に1台設けられることが望ましいのである。撮像装置260は、1工場につき1台でも十分その機能を果たし得る。ただし、画像投影装置250と同様に複数ライン毎に1台設けることも可能である。
【0036】
支持板72の支持面124に投影すべき画像が、回路基板24の設計データに基づいて作成され、ホストコンピュータ7のRAMあるいは外部記憶装置に記憶される場合について説明する。上記設計データは、本実施形態においては、CAD(Computer Aided Design)システムにより作成されたCADデータであり、これはコンピュータグラフィックスの一種である。設計データは、回路基板24の裏面110の配線パターンデータ、裏面110に装着される部品34の装着位置データおよび装着される部品34に関するデータ等を含み、回路基板24の種類毎に作成され、ホストコンピュータ7のRAMあるいは外部記憶装置に記憶されている。部品34に関するデータには、例えば、部品34の種類,寸法,形状,装着姿勢等が含まれる。本実施形態では、設計データは、回路基板の種類を特定するためのデータ、例えば、コードデータを付してホストコンピュータ7の外部記憶装置に記憶させられている。なお、支持ピン70,71は回路基板24を裏面110側から支持するため、それを考慮して回路基板24の裏面110の状況の表示が為される。設計データに基づいて、図10に示すように回路基板24の裏面110の状況を表面側から透視したものに相当する透視相当画像270が投影されるのである。透視相当画像270は、回路基板24の種類の入力に基づいてホストコンピュータ7から供給され、支持面124に投影される。透視相当画像270には、前述の支持面124に設けられた基準マーク126に対応する位置に複数の基準マーク272が設けられている。また、透視相当画像270は、裏面110に部品34が装着される部分と部品34がない部分とでコントラストがつけられるように作成されている。部品34がある部分が強調されれば、その部分を避けて支持ピン70等を配置することがより容易となるからである。ただし、このことは不可欠ではない。以上の工程が画像作成工程である。
【0037】
本実施形態では、画像投影装置250によって、上記透視相当画像270に、支持推奨領域像276が付加されたものが支持面124に投影される。支持推奨領域像276は、支持ピン70,71による支持に適した領域として推奨される領域であり、コンピュータによって自動で作成することも可能であるが、本実施形態では、透視相当画像270を参照しつつ管理者,プログラム作成者等によって作成される。透視相当画像270に支持推奨領域像276が付加されたものは、それに対応する回路基板24に対して作業が行われる前に予め作成され、ホストコンピュータ7のRAMあるいは外部記憶装置に回路基板24の種類を規定するコードデータと対応付けて記憶される。支持推奨領域像276は、回路基板24の種類に応じた寸法,材質,剛性等の性質に精通した管理者等によって作成されることが望ましい。図示を省略する表示装置の画面に上記透視相当画像270を表示させ、管理者等は、裏面110の状態を見て、空いている領域であって、支持位置として適した領域を探し、マウス等の入力装置を用いて画面上に指定する。支持位置は、図10に斜線を施して示すように、四角形の領域で指定され、あるいは点で指定される。四角形には長方形および正方形が含まれる。以上が支持推奨領域像付加工程である。
【0038】
作業者が回路基板24の種類を入力し、その入力を確定させる操作部材の操作を行えば、入力された回路基板24について作成された設計データに基づいて、回路基板24の裏面110の状態、すなわち裏面110に部品34が装着された状態が、配線パターン等(図10では配線パターンの図示は省略されている)と共に画像投影装置250によって回路基板24の支持面124に投影される。また、その透視相当画像270と共に、上記支持推奨領域像276が支持面124に投影される。この時、支持板72上に設けられた基準マーク126と、透視相当画像270に設けられた基準マーク272との各位置が合致するように透視相当画像270および支持推奨領域像276の倍率が合わされた状態で投影されるようにされる。以上が画像形成工程である。この投影された透視相当画像270および支持推奨領域像276に基づいて、配置工程において、基板支持ピン70,71が部品34と干渉せず、かつ、支持するのに適した部分に配置される。そして、ボルト138が第一支持部材132に形成された長穴136を貫通して支持板72の雌ねじ穴122に螺合されることにより、支持ピン70,71が支持板72上に位置決めされた状態で固定される。
【0039】
以上のようにして支持板72上に支持ピン70,71が配置された状態で、それら支持ピン70等を含む基板支持装置20による回路基板24の支持機能が検出される。この工程が支持機能検出工程である。回路基板24の支持機能の検出のために、例えば、図11に概略的に示すように、実際の回路基板24と同様に、裏面に電子回路部品の装着された支持機能検出用回路基板300を基板支持装置20に支持させ、支持ピン70等が部品34と干渉する等により回路基板300が上向きに凸に突出している部分や、支持機能が不足して下向きに凹んだりして反っている部分がないかどうかが検査される。そして、調整工程において、支持機能が不足している部分に新たに支持ピン70,71を追加したり、支持ピン70,71による支持位置を変更する等して、基板支持装置20による支持状態が適切となるように調整される。
【0040】
上記のように支持機能を検出することに代えて、あるいは、それと共に、支持機能検出装置により支持機能を検出してもよい。支持機能検出装置の一例を図12に概略的に示す。本実施形態における支持機能検出装置310は、本体312と、本体312に昇降可能に保持される接触子314と、接触子314を本体312から突出する向き(回路基板に接触する向き)に付勢する付勢装置たるばね部材316と、接触子314の移動量を検出する検出ヘッドたるセンサ318とを備えている。センサ318は、例えば、差動トランスにより構成することができる。支持機能検出装置310は、本実施形態の場合機外に設けられ、XY移動装置320により、水平面内の互いに直交するX軸方向およびY軸方向に平行移動させられるとともに、昇降装置322によって、回路基板24(あるいは回路基板300)に対して接近,離間させられる。このように構成される支持機能検出装置310によって、基板支持装置20に支持された回路基板24(あるいは回路基板300)の上面である表面35の複数個所に接触子314を予め設定された設定力(ばね部材316の付勢力)で順次接触させ、それぞれにおける接触子314の上向きの移動量(回路基板の撓み量を含む高さ位置に対応する)を検出する。接触子314の位置が低いほど(接触子314の上向きの移動量が小さいほど)、回路基板24のその部分の高さが低いか、あるいは下方への撓み量が大きいことになる。したがって、検出された各所における接触子314の位置のうち、設定限度を超えて低いものがあれば、その部分の支持機能が不足していることが判り、その部分あるいはその近傍に新たに支持ピン70,71を追加したり、支持ピン70,71による支持位置を変更する等の調整作業が行われる。逆に、接触子314の位置が設定限度を超えて高い場合には、支持ピン70等が部品34と干渉していることを意味するため、支持ピン70等の位置が変更される。
【0041】
以上のようにして支持ピン70,71が適正位置に配置された支持板72は、係合装置160,162による係合が解除されることにより移動可能な状態とされ、支持板保持装置150から外されて部品装着機5の保持板76上に戻され、支持板保持装置140に位置決め保持される。
【0042】
次に、実際に部品34が装着された回路基板24の裏面110が撮像装置260によって撮像される場合について説明する。この工程が撮像工程である。本実施形態では、裏面110の撮像は、機外であって、前記セッティング位置とは異なる場所で実施される。その際、前記位置決め装置152と同様に構成される位置決め装置(図示省略)によって回路基板24が位置決め保持された状態で、撮像装置260が回路基板24の上方に位置させられて裏面110が撮像される。
【0043】
撮像装置260により取得された画像のデータは、図6に示すように、ホストコンピュータ7に送られ、ホストコンピュータ7の反転部330において、上記画像を表裏反転させて前記透視相当画像270と同様の透視相当画像270が取得される。この工程が反転工程である。その透視相当画像270にも、複数の基準マーク272が設けられている。そして、得られた透視相当画像270がホストコンピュータ7から画像投影装置250に送られ、前述の画像形成工程および配置工程と同様に、機外のセッティング位置に位置決め保持された支持板72に透視相当画像270が投影され、その投影像に基づいて作業者が支持面124に支持ピン70等を配置する。前記支持機能検出工程および必要であれば調整工程を経、前述の場合と同様に再び部品装着機5に戻される。
【0044】
以上、部品装着機5における支持板72への支持ピン70,71の配置について代表的に説明したが、これ以外の対回路基板作業機、例えば、第一電子回路部品装着機3および接着剤塗布機4についても支持ピンの配置は同様に行われるものであるため説明は省略する。
【0045】
本実施形態において、対回路基板作業機の一例である部品装着機5の部品装着装置16が対基板作業装置を構成している。また、基板支持装置20が第1支持板保持装置を構成し、支持板保持装置150が第2支持板保持装置を構成している。さらに、ホストコンピュータ7において、撮像装置260により撮像された画像を表裏反転させて透視相当画像270を得る部分(反転部330)が反転部を構成し、透視相当画像270に支持推奨領域像276を付加する部分が支持推奨領域像付加部を構成している。これら反転部,支持推奨領域像付加部,画像投影装置220,撮像装置260,支持機能検出装置310等がそれぞれ支持部材配置作業支援装置を構成している。
【0046】
本実施形態によれば、透視相当画像270を支持板72の支持面124に投影すれば、あたかも支持面124上に回路基板24の裏面110の状況が転写されたような画像が投影されることとなり、その透視相当画像270に基づいて、部品34との干渉を確実に回避する部分に支持ピン70等を作業者が容易に配置できる。その透視相当画像270に加えて、支持推奨領域像276をも投影させることとすれば、その支持推奨領域像276がガイドとなって、回路基板24の剛性等の性質に精通していない作業者が支持ピン配置を行う場合でも、支持するのに適した位置に支持ピン70等を配置できる。また、本実施形態では、支持ピン70等の配置後に支持機能検出工程(および調整工程)を実施することにより、支持ピン70等を回路基板24の支持に最適な配置とすることを精度良く実現できる。
【0047】
前記反転工程の前あるいは後において、撮像により取得された画像(あるいは透視相当画像270)における部品34が装着された部分と部品34がない部分とにコントラストをつけて、部品34がある部分を強調するように補正(加工)する補正工程(加工工程)を実施してもよい。この場合、ホストコンピュータ7は、上記補正工程(加工工程)を実行する補正部(加工部)を備えることとなる。
【0048】
前記反転工程の後に、上記透視相当画像270に前述の支持推奨領域像276を付加する支持推奨領域像付加工程を実施してもよい。
【0049】
なお、前記実施形態においては、コンピュータグラフィックスにより作成された透視相当画像270と、実際に部品34が装着された裏面110を撮像装置260により撮像し、表裏反転させた透視相当画像270との両方が利用可能とされているが、いずれか一方のみを利用可能としてもよい。
【0050】
前記実施形態においては、機外で支持部材の配置を行う形態について説明したが、機内で支持部材の配置を行うことも可能である。その場合、部品装着機5等の対回路基板作業機が、画像投影装置や撮像装置を備えるものとされる。また、機外で支持板を位置決め保持する支持板保持装置は省略できる。
【0051】
また、前記実施形態においては、透視相当画像270と共に支持推奨領域像276が投影されるようになっていたが、支持推奨領域像276に代えて支持ピンを配置すべき位置を指示する支持位置指示像が投影されるようにすることも可能である。支持位置指示像は、支持推奨領域像276を利用して支持ピン70等が配置され、支持機能検出工程や調整工程が実施されて支持ピン70等の配設位置が決定された後に、支持推奨領域像276の代わりに投影されるようにすることも、当初から支持推奨領域像276の代わりに投影されるようにすることも可能である。支持位置指示像が透視相当画像270と共に投影されるようにすれば、例えば、作業者が、周辺の部品34の像に基づいて支持ピン70等に要求される位置精度を確認しつつ、支持位置指示像の位置に支持ピン70等を配設することが可能となる等の効果が得られる。ホストコンピュータ7において、透視相当画像270に支持位置指示像を付加する部分が支持位置指示像付加部を構成している。
【0052】
以上、本発明のいくつかの実施形態を詳細に説明したが、これらは例示に過ぎず、本発明は、前記〔発明が解決しようとする課題,課題解決手段および効果〕の項に記載された態様を始めとして、当業者の知識に基づいて種々の変更、改良を施した形態で実施することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施形態である対基板作業システムとしての基板製造システムの構成を概略的に示す図である。
【図2】上記基板製造システムを構成する対回路基板作業機としての電子回路部品装着機を概略的に示す平面図である。
【図3】上記電子回路部品装着機の基板支持装置および支持装置昇降装置等を示す正面図(一部断面)である。
【図4】上記基板支持装置を示す平面図である。
【図5】上記基板支持装置が回路基板を支持した状態の一部を示す正面図である。
【図6】前記基板製造システムの撮像装置および画像投影装置を概略的に示す図である。
【図7】上記基板製造システムの支持部材配置作業支援装置の支持板保持装置を示す平面図である。
【図8】上記支持板保持装置の一部を示す正面断面図である。
【図9】前記電子回路部品装着機を制御する制御装置のうち本発明に関連の深い部分を示すブロック図である。
【図10】支持板の支持面に投影された透視相当画像および支持推奨領域像を示す平面図である。
【図11】基板支持装置によって支持機能検出用回路基板が支持された状態を概略的に示す正面図である。
【図12】前記支持部材配置作業支援装置の支持機能検出装置を概略的に示す図である。
【符号の説明】
2:マスク印刷機 3:第一電子回路部品装着機 4:接着剤塗布機 5:第二電子回路部品装着機 7:ホストコンピュータ 20:基板支持装置24:回路基板 34:電子回路部品 35:表面 70,71:支持ピン 72:支持板 76:保持板 110:裏面 124:支持面140:支持板保持装置 150:支持板保持装置 250:画像投影装置 260:撮像装置 270:透視相当画像 276:支持推奨領域像 310:支持機能検出装置 330:反転部

Claims (8)

  1. 裏面に電子回路部品が装着された回路基板を裏面において支持する1つ以上の支持部材と、その支持部材を支持面において支持する支持板とを含む基板支持装置における支持部材の支持面への配置を支援する支持部材配置作業支援装置であって、
    前記回路基板の裏面に前記電子回路部品が装着された状態を、回路基板の表面側から透視したものに相当する透視相当画像を、前記支持板の支持面に投影する画像投影装置を含むことを特徴とする支持部材配置作業支援装置。
  2. 前記電子回路部品が装着された前記回路基板の裏面を撮像する撮像装置と、その撮像装置により撮像された画像を表裏反転させて前記透視相当画像を得る反転部とを含み、かつ、前記画像投影装置が、その反転部により取得された透視相当画像を前記支持面にその支持面に対向する側から投影するものである請求項1に記載の支持部材配置作業支援装置。
  3. 前記透視相当画像に、前記支持部材による支持に適した領域として推奨される支持推奨領域の像を付加する支持推奨領域像付加部と、支持部材を配置すべき位置を指示する支持位置指示像を付加する支持位置指示像付加部との少なくとも一方を含む請求項1または2に記載の支持部材配置作業支援装置。
  4. 前記対回路基板作業機から取り外された前記支持板を前記画像投影装置に対して位置決めして着脱可能に保持する支持板保持装置を含む請求項1ないし3のいずれかに記載の支持部材配置作業支援装置。
  5. 前記基板支持装置による回路基板の支持機能を検出する支持機能検出装置を含む請求項1ないし4のいずれかに記載の支持部材配置作業支援装置。
  6. (a)裏面に電子回路部品が装着された回路基板を裏面において支持する1つ以上の支持部材と、その支持部材を支持面において支持する支持板とを含む基板支持装置と、(b)その基板支持装置により支持された回路基板に、予め定められた作業を行う対基板作業装置と、(c)前記支持板を着脱可能に保持する第1支持板保持装置とを備えた対回路基板作業機と、
    その対回路基板作業機の機外に設けられ、(d)前記支持板を位置決めして着脱可能に保持する第2支持板保持装置と、(e)その第2支持板保持装置に保持された前記支持板の支持面に、前記回路基板の裏面に前記電子回路部品が装着された状態を、回路基板の表面側から透視したものに相当する透視相当画像を投影する画像投影装置とを備えた支持部材配置作業支援装置と
    を含む対基板作業システム。
  7. 前記第1支持板保持装置が、前記支持板をほぼ水平な姿勢で保持し、そのほぼ水平な姿勢のまま前記機外へ取り出されることを許容する支持板保持部を含む請求項6に記載の対基板作業システム。
  8. 裏面に電子回路部品が装着された回路基板を裏面において支持する1つ以上の支持部材と、その支持部材を支持面において支持する支持板とを含む基板支持装置において支持部材を支持面へ配置する方法であって、
    前記回路基板の裏面に前記電子回路部品が装着された状態を、回路基板の表面側から透視したものに相当する透視相当画像を、前記支持板の支持面に投影して形成する画像形成工程と、
    その画像形成工程において形成された透視相当画像に基づいて前記支持部材を前記支持面に配置する配置工程と
    を含むことを特徴とする支持部材配置方法。
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