JP2004220396A - 相乗り情報供給システム - Google Patents
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Abstract
【課題】ほぼ同じ時間帯に到着する複数の航空便に搭乗している顧客の最終目的地がほぼ同一である顧客を結びつけてタクシーを配車するサービスを行うには顧客は大量であり、またその日の天候などにより運航予定に変更が生じることにより複雑であった。
【解決手段】互いに通信回線で接続される予約情報管理系コンピュータと運航管理系コンピュータとを有し、航空便の予約を行った顧客のうち到着地から最終目的地までタクシーを利用する顧客に相乗りタクシーを配車する相乗り情報供給システムにより解決する。
【選択図】 図１
【解決手段】互いに通信回線で接続される予約情報管理系コンピュータと運航管理系コンピュータとを有し、航空便の予約を行った顧客のうち到着地から最終目的地までタクシーを利用する顧客に相乗りタクシーを配車する相乗り情報供給システムにより解決する。
【選択図】 図１
Description
【０００１】
【発明の属する技術分野】
この発明は、航空便の予約を行った顧客のうち到着地から最終目的地までタクシーを利用する顧客に相乗りタクシーを配車する相乗り情報供給システムに関する。
【０００２】
【従来の技術】
近年、航空会社では航空便の運航サービスのみならず特長のあるサービスを併せて供給して他の航空会社と差別化を図ることが必要となっている。しかし、特徴のあるサービスも従来は航空会社独自で行うことができる予約の時点から空港到着の時点までのサービスが主体であって、空港到着時点から最終目的地までのサービスは少なかった。
【０００３】
一般に、空港に到着した顧客は到着した空港から最終目的地に到達する経路までは不慣れである場合が多く、バスまたは電車などの公共交通機関を利用することは顧客にとっては煩わしい。このような場合に、到着した空港から最終目的地までタクシーを利用できれば便利であるが、わが国では一般にタクシーの料金が高く顧客には敬遠されがちである。
しかし、到着した空港には別の地域を出発してほぼ同じ時間帯に到着する複数の航空便が存在するので同一地域を最終目的地としている顧客は多い。従って、これらの顧客を結びつけてタクシーを配車するサービスができれば便利である。
【０００４】
【発明が解決しようとする課題】
従来、ある空港にほぼ同じ時間帯に到着する複数の到着便の顧客について同一地域や同一方向を最終目的地とする顧客を結びつけてタクシーを配車するサービスを行うには以下の問題があった。
予約の時点で最終目的地はわかっているので顧客を結びつけるための情報は早くから得られているが、その日の天候などにより運航予定に変更が生じることがある。また、航空便の運航予定の変更は一の顧客の航空便の出発前に明確になるとは限らず、空港の状態や天候などによって到着直前に明確になる場合もある。
また、組み合わせるべき顧客が大量で複雑である。特に、最終目的地が同一地域であっても、最適な経路を含めて決定するには組み合わせパターンが多く、人力に頼った作業では困難であった。
【０００５】
【課題を解決するための手段】
本発明では、互いに通信回線で接続される予約情報管理系コンピュータと運航管理系コンピュータとを有し、航空便の予約を行った顧客のうち航空便の到着地から最終目的地までタクシーを利用する顧客に相乗りタクシーを配車する相乗り情報供給システムであって、該予約情報管理系コンピュータは前記タクシーを利用する顧客が予約した航空便の便名と到着地と最終目的地とを含む予約情報を記憶する予約情報記憶手段を有し、該運航管理系コンピュータは航空便の最新の運航情報とを逐次獲得して記憶する運航情報記憶手段とを備え、該情報供給システムは該予約情報記憶手段の予約情報から同一の到着地にほぼ同じ時刻に到着する顧客の顧客情報と該運航情報記憶手段から得た最新の運航情報とに基づき任意の到着地における前記タクシーを利用する顧客リストの作成を実行と、該顧客リストの中の一の顧客の最終目的地と他の顧客の最終目的地が近接地域となっている該一の顧客と該他の顧客を見つけてグループに分類し、各グループに一台のタクシーを割り当てるタクシー割当の実行とをことを特徴とする相乗り情報供給システムにより解決する。
【０００６】
【発明の実施の形態】
（実施の形態１）
図１を参照して本発明の実施の形態１について説明する。相乗り情報供給システム１は運航管理系コンピュータ１１および予約情報管理系コンピュータ１３とを備えている。運航管理系コンピュータ１１および予約情報管理系コンピュータ１３は通信回線４１により接続されている。運航管理系コンピュータ１１は運航情報記憶手段１２とを備えている。予約情報管理系コンピュータ１３は予約情報記憶手段１４を備えている。顧客２と顧客３は全く関係のない不特定の顧客であって、それぞれの端末２１と端末３１は予約情報管理系コンピュータ１３に接続可能である。端末２１および端末３１の予約情報管理系コンピュータ１３はそれぞれ通信回線４２および通信回線４３を介して接続される。端末２１および端末３１としてはコンピュータ（たとえばパーソナルコンピュータまたは旅行代理店における専用端末等），ＰＤＡまたは携帯電話などが考えられる。また、予約情報管理系コンピュータ１３は通信回線４４を通じて空港の航空会社の空港カウンター５の端末５１に接続されている。
【０００７】
運航管理系コンピュータ１１には航空会社の任意の日におけるすべての航空便の運航情報が入力される。運航情報は運航情報記憶手段１２に記憶される。運航情報は天候によるフライト予定の変更など実際にフライト中の航空便の運航情報を反映して逐次最新の情報に更新される。
【０００８】
続いて、相乗り情報供給システムをいかに利用するかについて説明する。顧客２は端末２１で予約情報管理系コンピュータ１３に接続する。予約情報管理系コンピュータ１３は顧客２との応答により予約便を確定する。顧客２は予約確定の際に、タクシー相乗りサービスを利用するかについても予約のなかに含ませる。タクシー相乗りサービスを利用する場合には予約の中に到着地に加えて最終目的地の情報も含ませる。タクシー相乗りサービスの利用の旨が通知された場合には、予約情報管理系コンピュータ１３は顧客２の確定された予約から航空便の便名と到着地と最終目的地を含む予約情報を獲得し予約情報記憶手段１４に記憶する。
一方、顧客２と離れた地方に住む顧客３も端末３１で予約情報管理系コンピュータ１３に接続する。予約情報管理系コンピュータ１３は顧客３との応答により予約便を確定する。顧客３もタクシー相乗りサービスを利用する場合には予約の中に到着地に加えて最終目的地の情報も含ませる。タクシー相乗りサービスの利用の旨が通知された場合には、予約情報管理系コンピュータ１３は顧客３の確定された予約から航空便の便名と到着地と採取目的地を含む情報を獲得し予約情報記憶手段１４に記憶する。
【０００９】
予約情報管理系コンピュータ１３は任意の通知をタクシー相乗りサービスの開始のタイミングとして予約情報記憶手段１４に記憶されている任意の日に予約が取られている顧客の航空便の便名と最終目的地を含む情報を獲得する。また、運航管理系コンピュータ１１はその任意の日におけるすべての航空便の運航情報を獲得し、運航情報は運航情報記憶手段１２に記憶する。なお、運航情報記憶手段１２は天候によるフライト予定の変更など実際にフライト中の航空便の運航情報を反映して記憶している運航情報を逐次最新の運航情報に更新する。
【００１０】
予約情報管理系コンピュータ１３は運航情報記憶手段１２に記憶された最新の運航情報に基づいて獲得したすべての顧客の航空便の便名と到着地と最終目的地を含む情報から同一の到着地にほぼ同じ時刻に到着する顧客を割り出して到着地ごとにリスト化して到着地との顧客リストとする。さらに、予約情報管理系コンピュータ１３は到着地ごとの顧客リストから一の顧客の最終目的地と他の顧客の最終目的地とがほぼ同一の地域となるか否かをすべての顧客に対して判定し、それぞれの最終目的地が同一となる顧客を所定の人数ごとにグループ化する。この一のグループごとにタクシーを割り当てる。なおこの際、同一地域に関する最適となる経路を多数パターン化していずれかの記憶手段（不図示）に格納しておき、予約情報管理系コンピュータ１３はこの記憶手段に格納されたパターンに合致するように最終目的地の顧客を当てはめ最終目的地までの経路の距離が最も短くなるように最適な経路を選択してその顧客をグループ化するのが好ましい。
【００１１】
予約情報管理系コンピュータ１３は到着地ごとの顧客リストと最終目的地がほぼ同一となるタクシーが割り当てられた顧客のグループとを顧客リストに対応する到着地の空港カウンター５の端末５１に送信する。送信された空港では各顧客に利用券を発券してタクシー会社に通報してグループごとにタクシーを配車する。
【００１２】
なお、空港カウンター５のかわりに予めタクシーに無線端末（不図示）を配置し、予約情報管理系コンピュータ１３が顧客のグループに割り当てたタクシーに顧客のグループの情報を直接送信することもできる。予約情報管理系コンピュータ１３により割り当てられ通報をうけたタクシーはこの情報に従って到着地となる空港に向かう。
【００１３】
なお、本実施の形態では顧客２および顧客３とも自己の端末２１および端末３１を用いて予約を行う形態で説明したが、端末２１および端末３１は航空会社の支店の予約カウンターまたは旅行代理店の端末としても同様の効果を生ずる。すなわち、顧客２および顧客３は航空会社の支店の予約カウンターを通じて予約及び予約情報を予約情報管理系コンピュータ１３に通報することができる。
【００１４】
（実施の形態２）
図２を参照して本発明の実施の形態２について説明する。実施の形態２では、予約情報管理系コンピュータ１３が行っていたタクシーの配車の組み合わせを組み合わせコンピュータが行う点が異なる。相乗り情報供給システム１が運航管理系コンピュータ１１および予約情報管理系コンピュータ１３を備えている点は実施の形態１と同様である。実施の形態２では相乗り情報供給システムがさらに組合せコンピュータ６１を備えている点が実施の形態１と異なる。組合せコンピュータ６１は通信回線４４により予約情報管理系コンピュータ１３と接続されていて、さらに通信回線４５により端末５１と接続されている。組み合わせコンピュータ６１は実施の形態１における予約情報管理系コンピュータ１３と同じ働きをおこなう。すなわち、運航管理系コンピュータ１１は運航情報記憶手段１２に記憶された最新の運航情報に基づいて獲得したすべての顧客の航空便の便名と到着地と最終目的地を含む情報から同一の到着地にほぼ同じ時刻に到着する顧客を割り出して到着地ごとにリスト化して到着地との顧客リストとする。さらに、組合わせコンピュータは到着地ごとの顧客リストから一の顧客の最終目的地と他の顧客の最終目的地とがほぼ同一の地域となるか否かをすべての顧客に対して判定し、それぞれの最終目的地が同一となる顧客を所定の人数ごとにグループ化する。この一のグループごとにタクシーを割り当てる。その他の点については、実施の形態と同様である。
【００１５】
（実施の形態３）
図３を参照して本発明の実施の形態３について説明する。実施の形態３は航空会社が自己の会社の会員に対してのみ相乗り情報供給システムのサービスを提供する場合である。実施の形態３ではさらに、相乗り情報供給システムは顧客情報管理コンピュータ６２を有している。顧客情報管理コンピュータ６２は記憶手段を有している。その記憶手段にはたとえば航空会社の会員の名前および住所等のデータが格納されている。実施の形態３では、顧客情報管理コンピュータ６２は通信回線４４により予約情報管理系コンピュータ１３に接続されている。また組合わせコンピュータ６１は、通信回線４６により顧客情報管理コンピュータ６２と、また通信回線４７により予約情報系管理コンピュータ１３と接続されている。
実施の形態３ではまず、組合せコンピュータ６１が予約情報系管理コンピュータ１３からタクシーの配車サービスを希望する顧客の情報を得る。顧客の情報を得た組み合わせコンピュータ６１は顧客情報管理コンピュータ６２の記憶手段に格納されている顧客の名前と住所を照合し、会員であるか否かを確認する。確認できた段階で、予約情報系コンピュータ１３内に格納されている最終目的地からタクシーの配車を行う。組み合わせコンピュータ６１がタクシーの配車を行う点については実施の形態２と同様である。
【００１６】
【発明の効果】
以上のとおり、大量の顧客の中から、ほぼ同じ時間帯に到着する複数の航空便に搭乗している顧客の最終目的地がほぼ同一である顧客を結びつけてタクシーを配車するサービスを容易に行うことができる。
【図面の簡単な説明】
【図１】実施の形態１における本発明のシステムを示した図である。
【図２】実施の形態２における本発明のシステムを示した図である。
【図３】実施の形態３における本発明のシステムを示した図である。
【符号の説明】
１ 相乗り情報供給システム
２ 顧客
３ 顧客
１１ 運航管理系コンピュータ
１２ 運航情報記憶手段
１３ 予約情報管理系コンピュータ
１４ 予約情報記憶手段
２１，３１ 顧客端末
５１ 端末
【発明の属する技術分野】
この発明は、航空便の予約を行った顧客のうち到着地から最終目的地までタクシーを利用する顧客に相乗りタクシーを配車する相乗り情報供給システムに関する。
【０００２】
【従来の技術】
近年、航空会社では航空便の運航サービスのみならず特長のあるサービスを併せて供給して他の航空会社と差別化を図ることが必要となっている。しかし、特徴のあるサービスも従来は航空会社独自で行うことができる予約の時点から空港到着の時点までのサービスが主体であって、空港到着時点から最終目的地までのサービスは少なかった。
【０００３】
一般に、空港に到着した顧客は到着した空港から最終目的地に到達する経路までは不慣れである場合が多く、バスまたは電車などの公共交通機関を利用することは顧客にとっては煩わしい。このような場合に、到着した空港から最終目的地までタクシーを利用できれば便利であるが、わが国では一般にタクシーの料金が高く顧客には敬遠されがちである。
しかし、到着した空港には別の地域を出発してほぼ同じ時間帯に到着する複数の航空便が存在するので同一地域を最終目的地としている顧客は多い。従って、これらの顧客を結びつけてタクシーを配車するサービスができれば便利である。
【０００４】
【発明が解決しようとする課題】
従来、ある空港にほぼ同じ時間帯に到着する複数の到着便の顧客について同一地域や同一方向を最終目的地とする顧客を結びつけてタクシーを配車するサービスを行うには以下の問題があった。
予約の時点で最終目的地はわかっているので顧客を結びつけるための情報は早くから得られているが、その日の天候などにより運航予定に変更が生じることがある。また、航空便の運航予定の変更は一の顧客の航空便の出発前に明確になるとは限らず、空港の状態や天候などによって到着直前に明確になる場合もある。
また、組み合わせるべき顧客が大量で複雑である。特に、最終目的地が同一地域であっても、最適な経路を含めて決定するには組み合わせパターンが多く、人力に頼った作業では困難であった。
【０００５】
【課題を解決するための手段】
本発明では、互いに通信回線で接続される予約情報管理系コンピュータと運航管理系コンピュータとを有し、航空便の予約を行った顧客のうち航空便の到着地から最終目的地までタクシーを利用する顧客に相乗りタクシーを配車する相乗り情報供給システムであって、該予約情報管理系コンピュータは前記タクシーを利用する顧客が予約した航空便の便名と到着地と最終目的地とを含む予約情報を記憶する予約情報記憶手段を有し、該運航管理系コンピュータは航空便の最新の運航情報とを逐次獲得して記憶する運航情報記憶手段とを備え、該情報供給システムは該予約情報記憶手段の予約情報から同一の到着地にほぼ同じ時刻に到着する顧客の顧客情報と該運航情報記憶手段から得た最新の運航情報とに基づき任意の到着地における前記タクシーを利用する顧客リストの作成を実行と、該顧客リストの中の一の顧客の最終目的地と他の顧客の最終目的地が近接地域となっている該一の顧客と該他の顧客を見つけてグループに分類し、各グループに一台のタクシーを割り当てるタクシー割当の実行とをことを特徴とする相乗り情報供給システムにより解決する。
【０００６】
【発明の実施の形態】
（実施の形態１）
図１を参照して本発明の実施の形態１について説明する。相乗り情報供給システム１は運航管理系コンピュータ１１および予約情報管理系コンピュータ１３とを備えている。運航管理系コンピュータ１１および予約情報管理系コンピュータ１３は通信回線４１により接続されている。運航管理系コンピュータ１１は運航情報記憶手段１２とを備えている。予約情報管理系コンピュータ１３は予約情報記憶手段１４を備えている。顧客２と顧客３は全く関係のない不特定の顧客であって、それぞれの端末２１と端末３１は予約情報管理系コンピュータ１３に接続可能である。端末２１および端末３１の予約情報管理系コンピュータ１３はそれぞれ通信回線４２および通信回線４３を介して接続される。端末２１および端末３１としてはコンピュータ（たとえばパーソナルコンピュータまたは旅行代理店における専用端末等），ＰＤＡまたは携帯電話などが考えられる。また、予約情報管理系コンピュータ１３は通信回線４４を通じて空港の航空会社の空港カウンター５の端末５１に接続されている。
【０００７】
運航管理系コンピュータ１１には航空会社の任意の日におけるすべての航空便の運航情報が入力される。運航情報は運航情報記憶手段１２に記憶される。運航情報は天候によるフライト予定の変更など実際にフライト中の航空便の運航情報を反映して逐次最新の情報に更新される。
【０００８】
続いて、相乗り情報供給システムをいかに利用するかについて説明する。顧客２は端末２１で予約情報管理系コンピュータ１３に接続する。予約情報管理系コンピュータ１３は顧客２との応答により予約便を確定する。顧客２は予約確定の際に、タクシー相乗りサービスを利用するかについても予約のなかに含ませる。タクシー相乗りサービスを利用する場合には予約の中に到着地に加えて最終目的地の情報も含ませる。タクシー相乗りサービスの利用の旨が通知された場合には、予約情報管理系コンピュータ１３は顧客２の確定された予約から航空便の便名と到着地と最終目的地を含む予約情報を獲得し予約情報記憶手段１４に記憶する。
一方、顧客２と離れた地方に住む顧客３も端末３１で予約情報管理系コンピュータ１３に接続する。予約情報管理系コンピュータ１３は顧客３との応答により予約便を確定する。顧客３もタクシー相乗りサービスを利用する場合には予約の中に到着地に加えて最終目的地の情報も含ませる。タクシー相乗りサービスの利用の旨が通知された場合には、予約情報管理系コンピュータ１３は顧客３の確定された予約から航空便の便名と到着地と採取目的地を含む情報を獲得し予約情報記憶手段１４に記憶する。
【０００９】
予約情報管理系コンピュータ１３は任意の通知をタクシー相乗りサービスの開始のタイミングとして予約情報記憶手段１４に記憶されている任意の日に予約が取られている顧客の航空便の便名と最終目的地を含む情報を獲得する。また、運航管理系コンピュータ１１はその任意の日におけるすべての航空便の運航情報を獲得し、運航情報は運航情報記憶手段１２に記憶する。なお、運航情報記憶手段１２は天候によるフライト予定の変更など実際にフライト中の航空便の運航情報を反映して記憶している運航情報を逐次最新の運航情報に更新する。
【００１０】
予約情報管理系コンピュータ１３は運航情報記憶手段１２に記憶された最新の運航情報に基づいて獲得したすべての顧客の航空便の便名と到着地と最終目的地を含む情報から同一の到着地にほぼ同じ時刻に到着する顧客を割り出して到着地ごとにリスト化して到着地との顧客リストとする。さらに、予約情報管理系コンピュータ１３は到着地ごとの顧客リストから一の顧客の最終目的地と他の顧客の最終目的地とがほぼ同一の地域となるか否かをすべての顧客に対して判定し、それぞれの最終目的地が同一となる顧客を所定の人数ごとにグループ化する。この一のグループごとにタクシーを割り当てる。なおこの際、同一地域に関する最適となる経路を多数パターン化していずれかの記憶手段（不図示）に格納しておき、予約情報管理系コンピュータ１３はこの記憶手段に格納されたパターンに合致するように最終目的地の顧客を当てはめ最終目的地までの経路の距離が最も短くなるように最適な経路を選択してその顧客をグループ化するのが好ましい。
【００１１】
予約情報管理系コンピュータ１３は到着地ごとの顧客リストと最終目的地がほぼ同一となるタクシーが割り当てられた顧客のグループとを顧客リストに対応する到着地の空港カウンター５の端末５１に送信する。送信された空港では各顧客に利用券を発券してタクシー会社に通報してグループごとにタクシーを配車する。
【００１２】
なお、空港カウンター５のかわりに予めタクシーに無線端末（不図示）を配置し、予約情報管理系コンピュータ１３が顧客のグループに割り当てたタクシーに顧客のグループの情報を直接送信することもできる。予約情報管理系コンピュータ１３により割り当てられ通報をうけたタクシーはこの情報に従って到着地となる空港に向かう。
【００１３】
なお、本実施の形態では顧客２および顧客３とも自己の端末２１および端末３１を用いて予約を行う形態で説明したが、端末２１および端末３１は航空会社の支店の予約カウンターまたは旅行代理店の端末としても同様の効果を生ずる。すなわち、顧客２および顧客３は航空会社の支店の予約カウンターを通じて予約及び予約情報を予約情報管理系コンピュータ１３に通報することができる。
【００１４】
（実施の形態２）
図２を参照して本発明の実施の形態２について説明する。実施の形態２では、予約情報管理系コンピュータ１３が行っていたタクシーの配車の組み合わせを組み合わせコンピュータが行う点が異なる。相乗り情報供給システム１が運航管理系コンピュータ１１および予約情報管理系コンピュータ１３を備えている点は実施の形態１と同様である。実施の形態２では相乗り情報供給システムがさらに組合せコンピュータ６１を備えている点が実施の形態１と異なる。組合せコンピュータ６１は通信回線４４により予約情報管理系コンピュータ１３と接続されていて、さらに通信回線４５により端末５１と接続されている。組み合わせコンピュータ６１は実施の形態１における予約情報管理系コンピュータ１３と同じ働きをおこなう。すなわち、運航管理系コンピュータ１１は運航情報記憶手段１２に記憶された最新の運航情報に基づいて獲得したすべての顧客の航空便の便名と到着地と最終目的地を含む情報から同一の到着地にほぼ同じ時刻に到着する顧客を割り出して到着地ごとにリスト化して到着地との顧客リストとする。さらに、組合わせコンピュータは到着地ごとの顧客リストから一の顧客の最終目的地と他の顧客の最終目的地とがほぼ同一の地域となるか否かをすべての顧客に対して判定し、それぞれの最終目的地が同一となる顧客を所定の人数ごとにグループ化する。この一のグループごとにタクシーを割り当てる。その他の点については、実施の形態と同様である。
【００１５】
（実施の形態３）
図３を参照して本発明の実施の形態３について説明する。実施の形態３は航空会社が自己の会社の会員に対してのみ相乗り情報供給システムのサービスを提供する場合である。実施の形態３ではさらに、相乗り情報供給システムは顧客情報管理コンピュータ６２を有している。顧客情報管理コンピュータ６２は記憶手段を有している。その記憶手段にはたとえば航空会社の会員の名前および住所等のデータが格納されている。実施の形態３では、顧客情報管理コンピュータ６２は通信回線４４により予約情報管理系コンピュータ１３に接続されている。また組合わせコンピュータ６１は、通信回線４６により顧客情報管理コンピュータ６２と、また通信回線４７により予約情報系管理コンピュータ１３と接続されている。
実施の形態３ではまず、組合せコンピュータ６１が予約情報系管理コンピュータ１３からタクシーの配車サービスを希望する顧客の情報を得る。顧客の情報を得た組み合わせコンピュータ６１は顧客情報管理コンピュータ６２の記憶手段に格納されている顧客の名前と住所を照合し、会員であるか否かを確認する。確認できた段階で、予約情報系コンピュータ１３内に格納されている最終目的地からタクシーの配車を行う。組み合わせコンピュータ６１がタクシーの配車を行う点については実施の形態２と同様である。
【００１６】
【発明の効果】
以上のとおり、大量の顧客の中から、ほぼ同じ時間帯に到着する複数の航空便に搭乗している顧客の最終目的地がほぼ同一である顧客を結びつけてタクシーを配車するサービスを容易に行うことができる。
【図面の簡単な説明】
【図１】実施の形態１における本発明のシステムを示した図である。
【図２】実施の形態２における本発明のシステムを示した図である。
【図３】実施の形態３における本発明のシステムを示した図である。
【符号の説明】
１ 相乗り情報供給システム
２ 顧客
３ 顧客
１１ 運航管理系コンピュータ
１２ 運航情報記憶手段
１３ 予約情報管理系コンピュータ
１４ 予約情報記憶手段
２１，３１ 顧客端末
５１ 端末
Claims (4)
- 互いに通信回線で接続される予約情報管理系コンピュータと運航管理系コンピュータとを有し、航空便の予約を行った顧客のうち航空便の到着地から最終目的地までタクシーを利用する顧客に相乗りタクシーを配車する相乗り情報供給システムであって、
該予約情報管理系コンピュータは前記タクシーを利用する顧客が予約した航空便の便名と到着地と最終目的地とを含む予約情報を記憶する予約情報記憶手段を有し、
該運航管理系コンピュータは航空便の最新の運航情報とを逐次獲得して記憶する運航情報記憶手段とを備え、
該情報供給システムは該予約情報記憶手段の予約情報から同一の到着地にほぼ同じ時刻に到着する顧客の顧客情報と該運航情報記憶手段から得た最新の運航情報とに基づき任意の到着地における前記タクシーを利用する顧客リストの作成を実行と、該顧客リストの中の一の顧客の最終目的地と他の顧客の最終目的地が近接地域となっている該一の顧客と該他の顧客を見つけてグループに分類し、各グループに一台のタクシーを割り当てるタクシー割当の実行とをことを特徴とする相乗り情報供給システム。 - 請求項１に記載の相乗り情報供給システムであって、該顧客リストの作成と該タクシー割当は予約情報管理系コンピュータが実行することを特徴とする相乗り情報供給システム。
- 請求項１に記載の相乗り情報供給システムであって、該相乗り情報供給システムはさらに該予約情報管理系コンピュータと通信回線で接続される組合せコンピュータを備え、該顧客リストの作成と該タクシー割当は該組合せコンピュータが実行することを特徴とする相乗り情報供給システム。
- 請求項１乃至４に記載の相乗り情報供給システムであって、該相乗り情報供給システムはさらに顧客情報管理コンピュータを備え、前記予約情報から同一の到着地にほぼ同じ時刻に到着する顧客の情報を予約情報記憶手段から獲得する際に顧客情報管理コンピュータから前記タクシーを利用する顧客が航空会社の会員であるか否かを判断した上で、顧客リストを作成することを特徴とする相乗り情報供給システム。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP2003007918A JP2004220396A (ja) | 2003-01-16 | 2003-01-16 | 相乗り情報供給システム |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP2003007918A JP2004220396A (ja) | 2003-01-16 | 2003-01-16 | 相乗り情報供給システム |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JP2004220396A true JP2004220396A (ja) | 2004-08-05 |
Family
ID=32897871
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP2003007918A Pending JP2004220396A (ja) | 2003-01-16 | 2003-01-16 | 相乗り情報供給システム |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JP2004220396A (ja) |
Cited By (3)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| CN104900049A (zh) * | 2015-04-17 | 2015-09-09 | 胥达 | 一种拼出租车或私家车、搭顺风车的方法 |
| JP2021002082A (ja) * | 2019-06-19 | 2021-01-07 | 本田技研工業株式会社 | サービス提供サーバ、サービス提供システムおよびサービス提供方法 |
| CN112785019A (zh) * | 2019-11-11 | 2021-05-11 | 阿尔派株式会社 | 电子装置、信息的管理方法以及信息的管理*** |
-
2003
- 2003-01-16 JP JP2003007918A patent/JP2004220396A/ja active Pending
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| JP2021002082A (ja) * | 2019-06-19 | 2021-01-07 | 本田技研工業株式会社 | サービス提供サーバ、サービス提供システムおよびサービス提供方法 |
| JP7080851B2 (ja) | 2019-06-19 | 2022-06-06 | 本田技研工業株式会社 | サービス提供サーバ、サービス提供システムおよびサービス提供方法 |
| CN112785019A (zh) * | 2019-11-11 | 2021-05-11 | 阿尔派株式会社 | 电子装置、信息的管理方法以及信息的管理*** |
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