JP2004212473A - カラオケ装置及びカラオケ再生方法 - Google Patents
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Abstract
【課題】音源を用いて専用オーディオデータを作成したり、圧縮データをオーディオ機器で再生可能なフォーマットへ変換することを不必要にし、かつ一般のCDを音源して用いることのできるカラオケ装置を実現すること。
【解決手段】オーディオ機器1内にMIDIデータ変換部11を設け、オーディオデータ12と同期をとるようにMIDIデータ11のデータ変換を行う。またボーカル処理部5を設け、オーディオデータのボーカル成分を除去し、伴奏音に変換する。制御部6はデータ入出力制御や再生同期制御などを行う。表示部3はMIDIデータによって制御された歌詞データ及び背景画像データを表示する。また音楽再生部2はボーカル処理されたオーディオデータを再生する。
【選択図】 図1
【解決手段】オーディオ機器1内にMIDIデータ変換部11を設け、オーディオデータ12と同期をとるようにMIDIデータ11のデータ変換を行う。またボーカル処理部5を設け、オーディオデータのボーカル成分を除去し、伴奏音に変換する。制御部6はデータ入出力制御や再生同期制御などを行う。表示部3はMIDIデータによって制御された歌詞データ及び背景画像データを表示する。また音楽再生部2はボーカル処理されたオーディオデータを再生する。
【選択図】 図1
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、あたかも音源が存在するかのようにしたカラオケ装置及びカラオケ再生方法に係わり、特にMIDI(musical instrument digital interface)データによって表示制御されるテキストデータ及び画像データとからなるコンテンツとそのデータ構造に関する技術である。
【0002】
【従来の技術】
従来、カラオケを行うには、カラオケ情報であるテキストデータ(歌詞データ)と画像データ(背景画像データ)とそれらの表示を制御するMIDIデータと、更にMIDIにより制御される音源等が格納されたカラオケ専用再生装置とが必要であった。しかしながら、近年のカラオケの普及により、更に手軽にカラオケを楽しみたいという要望が強くなってきている。
【0003】
特に音源は、波形データを記憶する波形データ記憶部と波形データのデコード処理などを行う音声合成部等により構成され、演奏楽器に応じた様々な波形データを用意しておく必要がある。このため波形データの格納に大きなデータ容量を必要とする。更に波形データの作成は、ノウハウ的な要素が多く、非常に多くの労力とコストのかかる技術であった。
【0004】
そこで、音源を必要とせず、且つ一般的なオーディオ機器でカラオケ機能を実現しようとする技術が提案されている。その一例を以下に示す。
【0005】
特許公開公報2002−132275号には、音源なしでカラオケ機能を実現するカラオケ装置が開示されている。このカラオケ装置は、少なくともテキストデータとMIDIデータと圧縮オーディオデータとを有する媒体を必要とする。また媒体からテキストデータとMIDIデータと圧縮オーディオデータとを受信又は読み出す制御部と、制御部が受信又は読み出したテキストデータを表示する表示部とが設けられている。そして制御部が受信又は読み出した圧縮オーディオデータの伸張処理(デコード)を行い、オーディオデータとして出力する伸張部と、伸張部が出力したオーディオデータを再生する再生部とを必要とする。そして媒体上のMIDIデータが、テキストデータの表示タイミングを制御する制御情報を有し、またオーディオデータの再生開始を指示する情報を含むことを特徴とするものである。
【0006】
【特許文献1】
特許公開公報2002−132275号
【0007】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら前記従来のカラオケ装置では、カラオケ専用の圧縮オーディオデータを新たに作成する必要がある。その作成の方法に関しては、特許文献1内の図1に示されている。即ち1次媒体に納められているMIDIデータに基づき、変換装置内の音源を用いて専用のオーディオデータが新たに作成される。このオーディオデータとは、例えばボーカル成分がなく、MIDIデータの再生と同期のとられるデータである。この場合のオーディオデータの音質は、音源の品位に依存する。例えばCD(compact disc)の曲などのように、スタジオ録音された高品位な音質を実現しようとすると、高品位(高価)な音源が必要になる。更にこの状態では、一般的なオーディオ機器では再生困難なデータフォーマットとなっているので、特許文献1に記載されているような圧縮オーディオ・フォーマットに変換されなければならない。従って、データ圧縮することによる音質の劣化が必ず生じる。また、極力音質の劣化を防ごうとすると、高品位な圧縮部(エンコーダ)が必要になる。
【0008】
以上のような従来のカラオケ装置では、音源を用いて専用オーディオデータを作成しなければならない。更に、一般的なオーディオ機器で再生可能にするために、例えばデータを圧縮するなどしてオーディオ機器で再生可能なフォーマットに変換する必要があり、圧縮部(エンコーダ)が必要となる。またオーディオデータの品質は、使用する音源の品位に依存し、データ圧縮が行われるので必ず音質が劣化するという問題点があった。
【0009】
本発明は、このような従来の問題点に鑑みてなされたものであって、構成の複雑なMIDI音源を用いず、CDのような汎用のオーディオデータを用いてカラオケ機能を実現するべく、背景画像データや歌詞データの表示タイミングと、楽曲の汎用のオーディオデータの出力タイミングとの同期がとれるようにしたカラオケ装置及びカラオケ再生方法を実現することを目的とする。
【0010】
【課題を解決するための手段】
本願の請求項1の発明は、各楽曲に対応した背景画像及び歌詞の表示を前記楽曲の演奏順序に同期制御するためのデータをMIDIデータとするとき、前記楽曲のオーディオデータが与えられた際に、前記MIDIデータを用いて楽曲の伴奏音と連動して背景画像と歌詞とを表示するカラオケ装置であって、前記楽曲のオーディオデータが再生された際に、背景画像データ及び歌詞データを含むカラオケ情報データベースから前記MIDIデータを取り出し、前記オーディオデータと同期をとるように前記MIDIデータのデータ変換を行うMIDIデータ変換部と、前記オーディオデータからボーカル成分の除去処理を行うボーカル処理部と、前記ボーカル処理部から出力されたオーディオデータに同期するよう変換MIDIデータに基づいて前記カラオケデータベースから前記背景画像データ及び歌詞データを読み出す制御部と、前記制御部から出力された前記背景画像データ及び歌詞データを用いて少なくとも歌詞を表示する表示部と、前記ボーカル処理部の出力オーディオデータを伴奏音として再生する音楽再生部と、を具備することを特徴とするものである。
【0011】
本願の請求項2の発明は、各楽曲に対応した背景画像及び歌詞の表示を前記楽曲の演奏順序に同期制御するためのデータをMIDIデータとするとき、前記楽曲のオーディオデータが与えられた際に、前記MIDIデータを用いて楽曲の伴奏音と連動して背景画像と歌詞とを表示するカラオケ装置であって、前記楽曲のオーディオデータが再生された際に、背景画像データ及び歌詞データを含むカラオケ情報データベースから前記MIDIデータを取り出し、前記オーディオデータと同期をとるように前記MIDIデータのデータ変換を行うMIDIデータ変換部と、前記楽曲のオーディオデータが再生された際に、オーディオデータに同期するよう変換MIDIデータに基づいて前記カラオケデータベースから前記背景画像データ及び歌詞データを読み出す制御部と、前記制御部から出力された前記背景画像データ及び歌詞データを用いて少なくとも歌詞を表示する表示部と、前記オーディオデータを伴奏音として再生する音楽再生部と、を具備することを特徴とするものである。
【0012】
本願の請求項3の発明は、請求項1又は2のカラオケ装置において、前記MIDIデータ、前記歌詞データ、前記背景画像データはカラオケ情報として各楽曲のオーディオデータと共に同一の記録媒体に格納されていることを特徴とするものである。
【0013】
本願の請求項4の発明は、各楽曲に対応した背景画像及び歌詞の表示を前記楽曲の演奏順序に同期制御するためのデータをMIDIデータとするとき、前記楽曲のオーディオデータが与えられた際に、前記MIDIデータを用いて楽曲の伴奏音と連動して背景画像と歌詞とを表示するカラオケ再生方法であって、前記楽曲のオーディオデータが再生された際に、背景画像データ及び歌詞データを含むカラオケ情報データベースから前記MIDIデータを取り出し、前記オーディオデータと同期をとるように前記MIDIデータをデータ変換し、前記オーディオデータからボーカル成分を除去し、前記ボーカル除去処理によって出力されたオーディオデータに同期するよう変換MIDIデータに基づいて前記カラオケ情報データベースから前記背景画像データ及び歌詞データを読み出し、変換MIDIデータに基づいて出力タイミングが制御された前記背景画像データ及び歌詞データを用いて少なくとも歌詞を表示し、前記ボーカル除去処理後の出力オーディオデータを伴奏音として再生することを特徴とするものである。
【0014】
本願の請求項5の発明は、各楽曲に対応した背景画像及び歌詞の表示を前記楽曲の演奏順序に同期制御するためのデータをMIDIデータとするとき、前記楽曲のオーディオデータが与えられた際に、前記MIDIデータを用いて楽曲の伴奏音と連動して背景画像と歌詞とを表示するカラオケ再生方法であって、前記楽曲のオーディオデータが再生された際に、背景画像データ及び歌詞データを含むカラオケ情報データベースから前記MIDIデータを取り出し、前記オーディオデータと同期をとるように前記MIDIデータをデータ変換し、前記オーディオデータに同期するよう変換MIDIデータに基づいて前記カラオケ情報データベースから前記背景画像データ及び歌詞データを読み出し、変換MIDIデータに基づいて出力タイミングが制御された前記背景画像データ及び歌詞データを用いて少なくとも歌詞を表示し、前記オーディオデータを伴奏音として再生することを特徴とするものである。
【0015】
【発明の実施の形態】
以下、本発明のカラオケ装置の実施の形態について、図面を参照しながら説明する。
【0016】
(実施の形態1)
本発明の実施の形態1におけるカラオケ装置の全体構成図を図1に示す。図1において、オーディオ機器1は音楽再生を行う音楽再生部2のみならず、情報を表示する表示部3を持ついわゆるカラオケ装置である。またこのオーディオ機器1は、音楽再生部2及び表示部3に加えて、後述する機能を持つMIDIデータ変換部4、ボーカル処理部5、制御部6を有している。
【0017】
本実施の形態では、各楽曲に対応した背景の画像データの表示、及び歌詞を記述するテキストデータの表示を、楽曲の演奏順序に同期制御するためのデータをMIDIデータとする。MIDIデータ変換部4は、楽曲の汎用オーディオデータ12が再生された際に、背景画の画像データ9及び歌詞のテキストデータ10を含むカラオケ情報データベース7からMIDIデータ11を取り出し、汎用オーディオデータ12と同期をとるようにMIDIデータのデータ変換を行うものである。
【0018】
ボーカル処理部5は汎用オーディオデータ12からボーカル成分の除去処理を行うものである。なお、ボーカル成分除去の方法は公知技術であるが、その1例を図2を用いて説明する。汎用オーディオデータ12のLchの信号をLとし、Rchの信号をRとする。図2に示すように、信号Lは入力端51Lに、信号Rは入力端51Rに入力される。音源におけるボーカル信号をVとする。歌手のボーカル信号は、楽曲の収録時にLchのマイクロホンとRchのマイクロホンとの中央位置から出力されることが多い。またカラオケで用いられる楽曲は、この条件を満足しているものが多い。従ってボーカル信号VはV/2が信号LとRに夫々含まれていると考えられる。
【0019】
信号Lはバンドバスフィルタ(BPF)52Lに与えられ、ボーカル帯域成分のみが抽出されて信号LVとなる。この信号LVはV/2+ΔLとなる。尚、ΔLはBPF52Lの帯域に含まれるボーカル以外のオーディオ成分である。同様に信号Rはバンドバスフィルタ52Rに与えられ、ボーカル帯域成分のみが抽出されて信号RVとなる。信号RVはV/2+ΔRとなる。尚、ΔRはBPF52Rの帯域に含まれるボーカル以外のオーディオ成分である。
【0020】
加算器55は、信号LVと、反転器54を介して出力された信号(−RV)とを加算し、加算信号K=LV−RVを出力する。この加算信号KはΔL−ΔRとなる。一方、バンドエリミネーションフィルタ(BEF)53Lは信号Lからボーカル帯域成分を除去した信号(L−LV)を出力する。またバンドエリミネーションフィルタ53Rは信号Rからボーカル帯域成分を除去した信号(R−RV)を出力する。加算信号Kは加算器56Lと反転器57に与えられる。加算器56Lは信号(L−LV)と信号Kを加算し、信号K+(L−LV)を出力端58Lに与える。また加算器56Rは反転器57を介して得られた信号(−K)と信号(R−RV)とを加算し、(R−RV)−Kを信号出力端58Lに与える。
【0021】
このため出力端58Lから得られる信号はK+(L−LV)=(L−V/2)−ΔRとなり、ボーカル成分が除去されたLchのオーディオデータとなる。但しBPFの帯域に含まれるRchの伴奏信号が付加されるが、伴奏音としては気にならない。また出力端58Rから得られた信号は(R−RV)−K=(R−V/2)−ΔLとなり、ボーカル成分が除去されたRchのオーディオデータとなる。但しBPFの帯域に含まれるLchの伴奏信号が付加されるが、伴奏音としては気にならない。このような処理でステレオの楽曲信号からボーカル成分を除去できる。
【0022】
制御部6はボーカル処理部5から出力されたオーディオデータに同期するようMIDIデータ変換部4でテンポ情報が書き換えられた変換MIDIデータに基づいてカラオケ情報データベース7から画像データ9及びテキストデータ10を読み出すものである。表示部3は制御部6を介して出力された画像データ及びテキストデータを用いて背景画像及び歌詞を表示するものである。音楽再生部2はボーカル処理部5の出力オーディオデータを歌唱曲の伴奏音として再生するものである。
【0023】
このような構成のカラオケ装置、即ちオーディオ機器1に対して、カラオケデータ情報ベース7からカラオケ情報8が提供される。カラオケ情報8は背景画に関する画像データ9と、歌詞に関するテキストデータ10と、MIDIデータ11とを含む情報である。カラオケ情報8は、記録媒体(CD等の光ディスク)に記録された汎用オーディオデータ12とリンクするもので、例えばCDの制作元を介して提供されるものとする。
【0024】
汎用オーディオデータ12は一般的なオーディオデータであり、例えばCDに記録された非圧縮データ、つまりボーカル成分が含まれている一般的な楽曲データである。汎用オーディオデータ12は、オーディオ機器1内のボーカル処理部5へ送られる。ボーカル処理部5は汎用オーディオデータ12からボーカル成分を取り除き、制御部6に出力する。尚、CDによっては歌手の歌声の伴う通常の楽曲に加えて、同じ曲でボーカル成分が除去されたカラオケ用の楽曲もある。このようなCDを汎用オーディオデータ12の記録媒体として用いる場合、あるいはボーカルを聞きながら練習したい場合は、ボーカル処理部5は不要である。制御部6は楽曲の再生時にカラオケ情報データベース7より、汎用オーディオデータ12に対応したカラオケ情報8を取得する。
【0025】
一方、オーディオ機器1に取得されたカラオケ情報8のうち、画像データ9とテキストデータ10は制御部6に与えられる。また、MIDIデータ11は、オーディオ機器1内のMIDIデータ変換部4により、ボーカル処理された汎用オーディオデータと同期をとる処理に用いられる。
【0026】
その方法の一例について説明する。図3はMIDIデータ変換部4の具体的な処理方法の説明図である。図3(a)は汎用オーディオデータ12のトータル再生時間Aとボーカル部分B1、B2の関係を示したタイムチャートである。また、図3(c)はカラオケ情報8に含まれるデータ変換前のMIDIデータのトータル再生時間M0と、ボーカルに対応する歌詞、即ちテキスト部分T10、T20の表示タイミングの関係を示したタイムチャートである。
【0027】
図3(a)と図3(c)を比べると、“再生時間M0<再生時間A”という関係になっている。これはMIDIデータ内のテンポ(Tempo)が汎用オーディオデータ12に比べて早いからである。即ちMIDIデータのテンポを遅くすることにより、再生時間を一致させ、オーディオデータとの同期をとることができる。
【0028】
先ず、オーディオデータ及びカラオケ情報8の再生時間の算出方法について説明する。オーディオデータに関しては、例えば音源がCDであれば、TOC(Table of Contents )に再生時間情報が記述されており、また、オーディオ圧縮フォーマットであるWMA(Windows Media Audio、Windowsは登録商標)では、ストリームのヘッダ情報であるASFヘッダに再生時間情報が記述されており、容易に求めることができる。
【0029】
一方、MIDIデータの再生時間とテンポの関係を次の式(1),(2)に示す。ここでタイムベースとは曲分割時の分解能である。デルタタイムとはタイムベースにより定まるMIDI管理時間の最小単位である。
1デルタタイムの再生時間
=(1/タイムベース)*Tempo より求められる時間〔sec]・・・(1)
トータル再生時間〔sec]
=デルタタイム数*1デルタタイムの再生時間〔sec]・・・(2)
ここで拍数に関して、例えばTempo120は0.5[sec]と相等である。この式(1),(2)を用いて再生時間が一致するようにMIDIデータのテンポ情報を変更することにより、各データの同期をとることが可能になる。MIDIデータ変換部4によって同期のとられた変換MIDIデータの例を図3(b)に示す。
【0030】
また、データの同期をとる別の方法として、図3(a)に示すボーカルB1のスタート時刻に図3(c)のテキストT1の表示のスタート時刻が一致するように、MIDIデータのテンポを変更する方法もある。ここで、ボーカルB1のスタート時刻については、オーディオデータのボーカル処理をする際に容易に求めることができる。また、MIDIデータのテキストT10の表示スタート時刻に関しても、MIDIイベント情報と、前述した式(1),(2)により容易に求めることができる。更にボーカルB2のスタート時刻とテキストT20の表示スタート時刻が一致するようにテンポを求め、「B1のスタート時刻=T10のスタート時刻」となるテンポと、「B2のスタート時刻=T20のスタート時刻」になるテンポとの整合をとる。即ち夫々のテンポの値の平均化を行うことで、同期の精度をより向上させることができる。
【0031】
以上のようにして、制御部6に集められた画像データ9、テキストデータ10、データ変換後のMIDIデータ11’、ボーカル処理されたオーディオデータ12’のうち、制御部6はオーディオデータ12’を音楽再生部5に送り、ボーカルの削除された楽曲を再生する。また制御部6はMIDIデータ11’の解読を行い、MIDIデータ11’により表示制御されるテキストデータと画像データを表示部3へ送り、背景画像と歌詞を表示する。以上の制御により、オーディオデータの再生と同期して、テキストデータ(歌詞)と画像データ(背景画)を表示することができる。
【0032】
このような構成と動作制御により、カラオケ情報及び一般的な汎用オーディオデータ、即ち市販のCDのみで、簡単な構成のオーディオ機器1を用いてカラオケ機能を楽しむことができる。
【0033】
なお、本実施の形態1では、カラオケ情報データベース7からカラオケ情報8を取得する際の方法については特に言及していない。しかし、例えばインターネットなどのネットワークを介して、CDの元売り会社等からカラオケ情報8を入手しても同様の効果を得ることができる。その際、オーディオ機器1から、例えば汎用オーディオデータ12の曲目情報を、ネットワークを介してカラオケ情報データベース7を持つサイトに送り、このサイトから対応するカラオケ情報8を取得することができる。このような方法により、簡便にカラオケ情報を取得することができる。
【0034】
また、ここでのオーディオデータは非圧縮の音楽データとしたが、例えば、WMAなどの圧縮データであっても、若干の音質劣化はあるものの、音源が不要であり、また専用オーディオデータの作成が不要であるので、ほぼ同様の作用が得られる。
【0035】
本実施の形態によれば、MIDIデータ変換部4がテキストデータや画像データの表示タイミングと、オーディオデータの出力タイミングとの同期をとることができるようにMIDIデータの変換を行い、かつボーカル処理部がボーカル成分を取り除く処理を行っているので、専用のオーディオデータを新たに作成することなく、一般的なオーディオデータを使用することができる。
【0036】
その結果、従来のようにMIDIなどの音源を使用して専用のオーディオデータを作成する必要がない。CDのようにスタジオ録音による高音質なオーディオデータを作成するためには、高品位(高価)な音源を用意する必要がある。しかし本実施の形態のカラオケ装置では、CDなどに記録された汎用のオーディオデータをそのまま使用できるので、カラオケ装置としての独自の音源が不要となり、原曲をそのままのBGMとして歌うことができる。
【0037】
また従来のように、音源により作成したオーディオデータでは、一般のオーディオ機器では再生できないデータフォーマットとなるので、オーディオ機器で再生可能な圧縮フォーマットなどに変換する必要がある。本実施の形態のカラオケ装置では、CDなどの汎用のオーディオデータを使用するので、オーディオデータのフォーマット変換は不要となる。従って音源を有しないカラオケ装置で、より簡便にカラオケ機能を楽しむことができる。
【0038】
(実施の形態2)
次に本実施の形態2のカラオケ装置について説明する。図4は本実施の形態2におけるカラオケ装置の全体構成図である。オーディオ機器1は、実施の形態1に示したものと同じ構成であり、音楽再生部2、表示部3、MIDIデータ変換部4、ボーカル処理部5、制御部6を含んで構成される。
【0039】
カラオケ情報8は画像データ9とテキストデータ10とMIDIデータ11により構成されるが、カラオケ情報8と汎用オーディオデータ12とが記録媒体13に格納されている点が実施の形態1と異なる。本実施の形態2では、記録媒体13として例えば光ディスクの一つであるCD−RWディスクが用いられる。
【0040】
このような構成にすると、記録媒体13ごとにカラオケの曲目の分類ができる。また必要に応じて即座に歌いたい曲を用意することができる。
【0041】
なお、本実施の形態2では、記録媒体13としてCD−RWを使用したが、例えば半導体記録媒体であるメモリーカードなどを使用しても同様の効果が得られる。これらの半導体記録媒体は光ディスクに対して更に小型軽量であるので、携帯性が向上する。
【0042】
また、本実施の形態のカラオケ装置によれば、MIDIデータなどカラオケ情報とオーディオデータとを記録媒体に格納しているので、記録媒体ごとにカラオケの曲目の分類ができる。また必要に応じて即座に使用したい曲を用意することができる。
【0043】
【発明の効果】
本発明の請求項1、4記載の発明によれば、MIDIデータ変換部が歌詞データや背景画像データの表示タイミングを、オーディオデータの出力タイミングと同期を取れるようにMIDIデータの変換を行うことができる。ボーカル成分を除去するボーカル処理部が内蔵されているので、専用のオーディオデータを新たに作成する必要がなく、一般的なオーディオデータを使用することができる。
【0044】
また本発明の請求項2、5記載の発明によれば、MIDIデータなどカラオケ情報とオーディオデータとが記録媒体に格納されているので、記録媒体ごとにカラオケの曲目の分類ができ、必要に応じて歌いたい楽曲を即座に用意することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の形態1によるカラオケ装置の全体構成図である。
【図2】本実施の形態1のカラオケ装置に用いられるボーカル処理部の構成例である。
【図3】実施の形態1のカラオケ装置において、MIDIデータ変換部の処理方法を示す説明図である。
【図4】本発明の実施の形態2によるカラオケ装置の全体構成図である。
【符号の説明】
1 オーディオ機器
2 音楽再生部
3 表示部
4 MIDIデータ変換部
5 ボーカル処理部
6 制御部
7 カラオケ情報データベース
8 カラオケ情報
9 画像データ
10 テキストデータ
11 MIDIデータ
12 汎用オーディオデータ
13 記録媒体
51L,51R 入力端
52L,52R BPF
53L,53R BEF
55,56L,56R 加算器
54,57 反転器
58L,58R 出力端
【発明の属する技術分野】
本発明は、あたかも音源が存在するかのようにしたカラオケ装置及びカラオケ再生方法に係わり、特にMIDI(musical instrument digital interface)データによって表示制御されるテキストデータ及び画像データとからなるコンテンツとそのデータ構造に関する技術である。
【0002】
【従来の技術】
従来、カラオケを行うには、カラオケ情報であるテキストデータ(歌詞データ)と画像データ(背景画像データ)とそれらの表示を制御するMIDIデータと、更にMIDIにより制御される音源等が格納されたカラオケ専用再生装置とが必要であった。しかしながら、近年のカラオケの普及により、更に手軽にカラオケを楽しみたいという要望が強くなってきている。
【0003】
特に音源は、波形データを記憶する波形データ記憶部と波形データのデコード処理などを行う音声合成部等により構成され、演奏楽器に応じた様々な波形データを用意しておく必要がある。このため波形データの格納に大きなデータ容量を必要とする。更に波形データの作成は、ノウハウ的な要素が多く、非常に多くの労力とコストのかかる技術であった。
【0004】
そこで、音源を必要とせず、且つ一般的なオーディオ機器でカラオケ機能を実現しようとする技術が提案されている。その一例を以下に示す。
【0005】
特許公開公報2002−132275号には、音源なしでカラオケ機能を実現するカラオケ装置が開示されている。このカラオケ装置は、少なくともテキストデータとMIDIデータと圧縮オーディオデータとを有する媒体を必要とする。また媒体からテキストデータとMIDIデータと圧縮オーディオデータとを受信又は読み出す制御部と、制御部が受信又は読み出したテキストデータを表示する表示部とが設けられている。そして制御部が受信又は読み出した圧縮オーディオデータの伸張処理(デコード)を行い、オーディオデータとして出力する伸張部と、伸張部が出力したオーディオデータを再生する再生部とを必要とする。そして媒体上のMIDIデータが、テキストデータの表示タイミングを制御する制御情報を有し、またオーディオデータの再生開始を指示する情報を含むことを特徴とするものである。
【0006】
【特許文献1】
特許公開公報2002−132275号
【0007】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら前記従来のカラオケ装置では、カラオケ専用の圧縮オーディオデータを新たに作成する必要がある。その作成の方法に関しては、特許文献1内の図1に示されている。即ち1次媒体に納められているMIDIデータに基づき、変換装置内の音源を用いて専用のオーディオデータが新たに作成される。このオーディオデータとは、例えばボーカル成分がなく、MIDIデータの再生と同期のとられるデータである。この場合のオーディオデータの音質は、音源の品位に依存する。例えばCD(compact disc)の曲などのように、スタジオ録音された高品位な音質を実現しようとすると、高品位(高価)な音源が必要になる。更にこの状態では、一般的なオーディオ機器では再生困難なデータフォーマットとなっているので、特許文献1に記載されているような圧縮オーディオ・フォーマットに変換されなければならない。従って、データ圧縮することによる音質の劣化が必ず生じる。また、極力音質の劣化を防ごうとすると、高品位な圧縮部(エンコーダ)が必要になる。
【0008】
以上のような従来のカラオケ装置では、音源を用いて専用オーディオデータを作成しなければならない。更に、一般的なオーディオ機器で再生可能にするために、例えばデータを圧縮するなどしてオーディオ機器で再生可能なフォーマットに変換する必要があり、圧縮部(エンコーダ)が必要となる。またオーディオデータの品質は、使用する音源の品位に依存し、データ圧縮が行われるので必ず音質が劣化するという問題点があった。
【0009】
本発明は、このような従来の問題点に鑑みてなされたものであって、構成の複雑なMIDI音源を用いず、CDのような汎用のオーディオデータを用いてカラオケ機能を実現するべく、背景画像データや歌詞データの表示タイミングと、楽曲の汎用のオーディオデータの出力タイミングとの同期がとれるようにしたカラオケ装置及びカラオケ再生方法を実現することを目的とする。
【0010】
【課題を解決するための手段】
本願の請求項1の発明は、各楽曲に対応した背景画像及び歌詞の表示を前記楽曲の演奏順序に同期制御するためのデータをMIDIデータとするとき、前記楽曲のオーディオデータが与えられた際に、前記MIDIデータを用いて楽曲の伴奏音と連動して背景画像と歌詞とを表示するカラオケ装置であって、前記楽曲のオーディオデータが再生された際に、背景画像データ及び歌詞データを含むカラオケ情報データベースから前記MIDIデータを取り出し、前記オーディオデータと同期をとるように前記MIDIデータのデータ変換を行うMIDIデータ変換部と、前記オーディオデータからボーカル成分の除去処理を行うボーカル処理部と、前記ボーカル処理部から出力されたオーディオデータに同期するよう変換MIDIデータに基づいて前記カラオケデータベースから前記背景画像データ及び歌詞データを読み出す制御部と、前記制御部から出力された前記背景画像データ及び歌詞データを用いて少なくとも歌詞を表示する表示部と、前記ボーカル処理部の出力オーディオデータを伴奏音として再生する音楽再生部と、を具備することを特徴とするものである。
【0011】
本願の請求項2の発明は、各楽曲に対応した背景画像及び歌詞の表示を前記楽曲の演奏順序に同期制御するためのデータをMIDIデータとするとき、前記楽曲のオーディオデータが与えられた際に、前記MIDIデータを用いて楽曲の伴奏音と連動して背景画像と歌詞とを表示するカラオケ装置であって、前記楽曲のオーディオデータが再生された際に、背景画像データ及び歌詞データを含むカラオケ情報データベースから前記MIDIデータを取り出し、前記オーディオデータと同期をとるように前記MIDIデータのデータ変換を行うMIDIデータ変換部と、前記楽曲のオーディオデータが再生された際に、オーディオデータに同期するよう変換MIDIデータに基づいて前記カラオケデータベースから前記背景画像データ及び歌詞データを読み出す制御部と、前記制御部から出力された前記背景画像データ及び歌詞データを用いて少なくとも歌詞を表示する表示部と、前記オーディオデータを伴奏音として再生する音楽再生部と、を具備することを特徴とするものである。
【0012】
本願の請求項3の発明は、請求項1又は2のカラオケ装置において、前記MIDIデータ、前記歌詞データ、前記背景画像データはカラオケ情報として各楽曲のオーディオデータと共に同一の記録媒体に格納されていることを特徴とするものである。
【0013】
本願の請求項4の発明は、各楽曲に対応した背景画像及び歌詞の表示を前記楽曲の演奏順序に同期制御するためのデータをMIDIデータとするとき、前記楽曲のオーディオデータが与えられた際に、前記MIDIデータを用いて楽曲の伴奏音と連動して背景画像と歌詞とを表示するカラオケ再生方法であって、前記楽曲のオーディオデータが再生された際に、背景画像データ及び歌詞データを含むカラオケ情報データベースから前記MIDIデータを取り出し、前記オーディオデータと同期をとるように前記MIDIデータをデータ変換し、前記オーディオデータからボーカル成分を除去し、前記ボーカル除去処理によって出力されたオーディオデータに同期するよう変換MIDIデータに基づいて前記カラオケ情報データベースから前記背景画像データ及び歌詞データを読み出し、変換MIDIデータに基づいて出力タイミングが制御された前記背景画像データ及び歌詞データを用いて少なくとも歌詞を表示し、前記ボーカル除去処理後の出力オーディオデータを伴奏音として再生することを特徴とするものである。
【0014】
本願の請求項5の発明は、各楽曲に対応した背景画像及び歌詞の表示を前記楽曲の演奏順序に同期制御するためのデータをMIDIデータとするとき、前記楽曲のオーディオデータが与えられた際に、前記MIDIデータを用いて楽曲の伴奏音と連動して背景画像と歌詞とを表示するカラオケ再生方法であって、前記楽曲のオーディオデータが再生された際に、背景画像データ及び歌詞データを含むカラオケ情報データベースから前記MIDIデータを取り出し、前記オーディオデータと同期をとるように前記MIDIデータをデータ変換し、前記オーディオデータに同期するよう変換MIDIデータに基づいて前記カラオケ情報データベースから前記背景画像データ及び歌詞データを読み出し、変換MIDIデータに基づいて出力タイミングが制御された前記背景画像データ及び歌詞データを用いて少なくとも歌詞を表示し、前記オーディオデータを伴奏音として再生することを特徴とするものである。
【0015】
【発明の実施の形態】
以下、本発明のカラオケ装置の実施の形態について、図面を参照しながら説明する。
【0016】
(実施の形態1)
本発明の実施の形態1におけるカラオケ装置の全体構成図を図1に示す。図1において、オーディオ機器1は音楽再生を行う音楽再生部2のみならず、情報を表示する表示部3を持ついわゆるカラオケ装置である。またこのオーディオ機器1は、音楽再生部2及び表示部3に加えて、後述する機能を持つMIDIデータ変換部4、ボーカル処理部5、制御部6を有している。
【0017】
本実施の形態では、各楽曲に対応した背景の画像データの表示、及び歌詞を記述するテキストデータの表示を、楽曲の演奏順序に同期制御するためのデータをMIDIデータとする。MIDIデータ変換部4は、楽曲の汎用オーディオデータ12が再生された際に、背景画の画像データ9及び歌詞のテキストデータ10を含むカラオケ情報データベース7からMIDIデータ11を取り出し、汎用オーディオデータ12と同期をとるようにMIDIデータのデータ変換を行うものである。
【0018】
ボーカル処理部5は汎用オーディオデータ12からボーカル成分の除去処理を行うものである。なお、ボーカル成分除去の方法は公知技術であるが、その1例を図2を用いて説明する。汎用オーディオデータ12のLchの信号をLとし、Rchの信号をRとする。図2に示すように、信号Lは入力端51Lに、信号Rは入力端51Rに入力される。音源におけるボーカル信号をVとする。歌手のボーカル信号は、楽曲の収録時にLchのマイクロホンとRchのマイクロホンとの中央位置から出力されることが多い。またカラオケで用いられる楽曲は、この条件を満足しているものが多い。従ってボーカル信号VはV/2が信号LとRに夫々含まれていると考えられる。
【0019】
信号Lはバンドバスフィルタ(BPF)52Lに与えられ、ボーカル帯域成分のみが抽出されて信号LVとなる。この信号LVはV/2+ΔLとなる。尚、ΔLはBPF52Lの帯域に含まれるボーカル以外のオーディオ成分である。同様に信号Rはバンドバスフィルタ52Rに与えられ、ボーカル帯域成分のみが抽出されて信号RVとなる。信号RVはV/2+ΔRとなる。尚、ΔRはBPF52Rの帯域に含まれるボーカル以外のオーディオ成分である。
【0020】
加算器55は、信号LVと、反転器54を介して出力された信号(−RV)とを加算し、加算信号K=LV−RVを出力する。この加算信号KはΔL−ΔRとなる。一方、バンドエリミネーションフィルタ(BEF)53Lは信号Lからボーカル帯域成分を除去した信号(L−LV)を出力する。またバンドエリミネーションフィルタ53Rは信号Rからボーカル帯域成分を除去した信号(R−RV)を出力する。加算信号Kは加算器56Lと反転器57に与えられる。加算器56Lは信号(L−LV)と信号Kを加算し、信号K+(L−LV)を出力端58Lに与える。また加算器56Rは反転器57を介して得られた信号(−K)と信号(R−RV)とを加算し、(R−RV)−Kを信号出力端58Lに与える。
【0021】
このため出力端58Lから得られる信号はK+(L−LV)=(L−V/2)−ΔRとなり、ボーカル成分が除去されたLchのオーディオデータとなる。但しBPFの帯域に含まれるRchの伴奏信号が付加されるが、伴奏音としては気にならない。また出力端58Rから得られた信号は(R−RV)−K=(R−V/2)−ΔLとなり、ボーカル成分が除去されたRchのオーディオデータとなる。但しBPFの帯域に含まれるLchの伴奏信号が付加されるが、伴奏音としては気にならない。このような処理でステレオの楽曲信号からボーカル成分を除去できる。
【0022】
制御部6はボーカル処理部5から出力されたオーディオデータに同期するようMIDIデータ変換部4でテンポ情報が書き換えられた変換MIDIデータに基づいてカラオケ情報データベース7から画像データ9及びテキストデータ10を読み出すものである。表示部3は制御部6を介して出力された画像データ及びテキストデータを用いて背景画像及び歌詞を表示するものである。音楽再生部2はボーカル処理部5の出力オーディオデータを歌唱曲の伴奏音として再生するものである。
【0023】
このような構成のカラオケ装置、即ちオーディオ機器1に対して、カラオケデータ情報ベース7からカラオケ情報8が提供される。カラオケ情報8は背景画に関する画像データ9と、歌詞に関するテキストデータ10と、MIDIデータ11とを含む情報である。カラオケ情報8は、記録媒体(CD等の光ディスク)に記録された汎用オーディオデータ12とリンクするもので、例えばCDの制作元を介して提供されるものとする。
【0024】
汎用オーディオデータ12は一般的なオーディオデータであり、例えばCDに記録された非圧縮データ、つまりボーカル成分が含まれている一般的な楽曲データである。汎用オーディオデータ12は、オーディオ機器1内のボーカル処理部5へ送られる。ボーカル処理部5は汎用オーディオデータ12からボーカル成分を取り除き、制御部6に出力する。尚、CDによっては歌手の歌声の伴う通常の楽曲に加えて、同じ曲でボーカル成分が除去されたカラオケ用の楽曲もある。このようなCDを汎用オーディオデータ12の記録媒体として用いる場合、あるいはボーカルを聞きながら練習したい場合は、ボーカル処理部5は不要である。制御部6は楽曲の再生時にカラオケ情報データベース7より、汎用オーディオデータ12に対応したカラオケ情報8を取得する。
【0025】
一方、オーディオ機器1に取得されたカラオケ情報8のうち、画像データ9とテキストデータ10は制御部6に与えられる。また、MIDIデータ11は、オーディオ機器1内のMIDIデータ変換部4により、ボーカル処理された汎用オーディオデータと同期をとる処理に用いられる。
【0026】
その方法の一例について説明する。図3はMIDIデータ変換部4の具体的な処理方法の説明図である。図3(a)は汎用オーディオデータ12のトータル再生時間Aとボーカル部分B1、B2の関係を示したタイムチャートである。また、図3(c)はカラオケ情報8に含まれるデータ変換前のMIDIデータのトータル再生時間M0と、ボーカルに対応する歌詞、即ちテキスト部分T10、T20の表示タイミングの関係を示したタイムチャートである。
【0027】
図3(a)と図3(c)を比べると、“再生時間M0<再生時間A”という関係になっている。これはMIDIデータ内のテンポ(Tempo)が汎用オーディオデータ12に比べて早いからである。即ちMIDIデータのテンポを遅くすることにより、再生時間を一致させ、オーディオデータとの同期をとることができる。
【0028】
先ず、オーディオデータ及びカラオケ情報8の再生時間の算出方法について説明する。オーディオデータに関しては、例えば音源がCDであれば、TOC(Table of Contents )に再生時間情報が記述されており、また、オーディオ圧縮フォーマットであるWMA(Windows Media Audio、Windowsは登録商標)では、ストリームのヘッダ情報であるASFヘッダに再生時間情報が記述されており、容易に求めることができる。
【0029】
一方、MIDIデータの再生時間とテンポの関係を次の式(1),(2)に示す。ここでタイムベースとは曲分割時の分解能である。デルタタイムとはタイムベースにより定まるMIDI管理時間の最小単位である。
1デルタタイムの再生時間
=(1/タイムベース)*Tempo より求められる時間〔sec]・・・(1)
トータル再生時間〔sec]
=デルタタイム数*1デルタタイムの再生時間〔sec]・・・(2)
ここで拍数に関して、例えばTempo120は0.5[sec]と相等である。この式(1),(2)を用いて再生時間が一致するようにMIDIデータのテンポ情報を変更することにより、各データの同期をとることが可能になる。MIDIデータ変換部4によって同期のとられた変換MIDIデータの例を図3(b)に示す。
【0030】
また、データの同期をとる別の方法として、図3(a)に示すボーカルB1のスタート時刻に図3(c)のテキストT1の表示のスタート時刻が一致するように、MIDIデータのテンポを変更する方法もある。ここで、ボーカルB1のスタート時刻については、オーディオデータのボーカル処理をする際に容易に求めることができる。また、MIDIデータのテキストT10の表示スタート時刻に関しても、MIDIイベント情報と、前述した式(1),(2)により容易に求めることができる。更にボーカルB2のスタート時刻とテキストT20の表示スタート時刻が一致するようにテンポを求め、「B1のスタート時刻=T10のスタート時刻」となるテンポと、「B2のスタート時刻=T20のスタート時刻」になるテンポとの整合をとる。即ち夫々のテンポの値の平均化を行うことで、同期の精度をより向上させることができる。
【0031】
以上のようにして、制御部6に集められた画像データ9、テキストデータ10、データ変換後のMIDIデータ11’、ボーカル処理されたオーディオデータ12’のうち、制御部6はオーディオデータ12’を音楽再生部5に送り、ボーカルの削除された楽曲を再生する。また制御部6はMIDIデータ11’の解読を行い、MIDIデータ11’により表示制御されるテキストデータと画像データを表示部3へ送り、背景画像と歌詞を表示する。以上の制御により、オーディオデータの再生と同期して、テキストデータ(歌詞)と画像データ(背景画)を表示することができる。
【0032】
このような構成と動作制御により、カラオケ情報及び一般的な汎用オーディオデータ、即ち市販のCDのみで、簡単な構成のオーディオ機器1を用いてカラオケ機能を楽しむことができる。
【0033】
なお、本実施の形態1では、カラオケ情報データベース7からカラオケ情報8を取得する際の方法については特に言及していない。しかし、例えばインターネットなどのネットワークを介して、CDの元売り会社等からカラオケ情報8を入手しても同様の効果を得ることができる。その際、オーディオ機器1から、例えば汎用オーディオデータ12の曲目情報を、ネットワークを介してカラオケ情報データベース7を持つサイトに送り、このサイトから対応するカラオケ情報8を取得することができる。このような方法により、簡便にカラオケ情報を取得することができる。
【0034】
また、ここでのオーディオデータは非圧縮の音楽データとしたが、例えば、WMAなどの圧縮データであっても、若干の音質劣化はあるものの、音源が不要であり、また専用オーディオデータの作成が不要であるので、ほぼ同様の作用が得られる。
【0035】
本実施の形態によれば、MIDIデータ変換部4がテキストデータや画像データの表示タイミングと、オーディオデータの出力タイミングとの同期をとることができるようにMIDIデータの変換を行い、かつボーカル処理部がボーカル成分を取り除く処理を行っているので、専用のオーディオデータを新たに作成することなく、一般的なオーディオデータを使用することができる。
【0036】
その結果、従来のようにMIDIなどの音源を使用して専用のオーディオデータを作成する必要がない。CDのようにスタジオ録音による高音質なオーディオデータを作成するためには、高品位(高価)な音源を用意する必要がある。しかし本実施の形態のカラオケ装置では、CDなどに記録された汎用のオーディオデータをそのまま使用できるので、カラオケ装置としての独自の音源が不要となり、原曲をそのままのBGMとして歌うことができる。
【0037】
また従来のように、音源により作成したオーディオデータでは、一般のオーディオ機器では再生できないデータフォーマットとなるので、オーディオ機器で再生可能な圧縮フォーマットなどに変換する必要がある。本実施の形態のカラオケ装置では、CDなどの汎用のオーディオデータを使用するので、オーディオデータのフォーマット変換は不要となる。従って音源を有しないカラオケ装置で、より簡便にカラオケ機能を楽しむことができる。
【0038】
(実施の形態2)
次に本実施の形態2のカラオケ装置について説明する。図4は本実施の形態2におけるカラオケ装置の全体構成図である。オーディオ機器1は、実施の形態1に示したものと同じ構成であり、音楽再生部2、表示部3、MIDIデータ変換部4、ボーカル処理部5、制御部6を含んで構成される。
【0039】
カラオケ情報8は画像データ9とテキストデータ10とMIDIデータ11により構成されるが、カラオケ情報8と汎用オーディオデータ12とが記録媒体13に格納されている点が実施の形態1と異なる。本実施の形態2では、記録媒体13として例えば光ディスクの一つであるCD−RWディスクが用いられる。
【0040】
このような構成にすると、記録媒体13ごとにカラオケの曲目の分類ができる。また必要に応じて即座に歌いたい曲を用意することができる。
【0041】
なお、本実施の形態2では、記録媒体13としてCD−RWを使用したが、例えば半導体記録媒体であるメモリーカードなどを使用しても同様の効果が得られる。これらの半導体記録媒体は光ディスクに対して更に小型軽量であるので、携帯性が向上する。
【0042】
また、本実施の形態のカラオケ装置によれば、MIDIデータなどカラオケ情報とオーディオデータとを記録媒体に格納しているので、記録媒体ごとにカラオケの曲目の分類ができる。また必要に応じて即座に使用したい曲を用意することができる。
【0043】
【発明の効果】
本発明の請求項1、4記載の発明によれば、MIDIデータ変換部が歌詞データや背景画像データの表示タイミングを、オーディオデータの出力タイミングと同期を取れるようにMIDIデータの変換を行うことができる。ボーカル成分を除去するボーカル処理部が内蔵されているので、専用のオーディオデータを新たに作成する必要がなく、一般的なオーディオデータを使用することができる。
【0044】
また本発明の請求項2、5記載の発明によれば、MIDIデータなどカラオケ情報とオーディオデータとが記録媒体に格納されているので、記録媒体ごとにカラオケの曲目の分類ができ、必要に応じて歌いたい楽曲を即座に用意することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の形態1によるカラオケ装置の全体構成図である。
【図2】本実施の形態1のカラオケ装置に用いられるボーカル処理部の構成例である。
【図3】実施の形態1のカラオケ装置において、MIDIデータ変換部の処理方法を示す説明図である。
【図4】本発明の実施の形態2によるカラオケ装置の全体構成図である。
【符号の説明】
1 オーディオ機器
2 音楽再生部
3 表示部
4 MIDIデータ変換部
5 ボーカル処理部
6 制御部
7 カラオケ情報データベース
8 カラオケ情報
9 画像データ
10 テキストデータ
11 MIDIデータ
12 汎用オーディオデータ
13 記録媒体
51L,51R 入力端
52L,52R BPF
53L,53R BEF
55,56L,56R 加算器
54,57 反転器
58L,58R 出力端
Claims (5)
- 各楽曲に対応した背景画像及び歌詞の表示を前記楽曲の演奏順序に同期制御するためのデータをMIDIデータとするとき、前記楽曲のオーディオデータが与えられた際に、前記MIDIデータを用いて楽曲の伴奏音と連動して背景画像と歌詞とを表示するカラオケ装置であって、
前記楽曲のオーディオデータが再生された際に、背景画像データ及び歌詞データを含むカラオケ情報データベースから前記MIDIデータを取り出し、前記オーディオデータと同期をとるように前記MIDIデータのデータ変換を行うMIDIデータ変換部と、
前記オーディオデータからボーカル成分の除去処理を行うボーカル処理部と、
前記ボーカル処理部から出力されたオーディオデータに同期するよう変換MIDIデータに基づいて前記カラオケデータベースから前記背景画像データ及び歌詞データを読み出す制御部と、
前記制御部から出力された前記背景画像データ及び歌詞データを用いて少なくとも歌詞を表示する表示部と、
前記ボーカル処理部の出力オーディオデータを伴奏音として再生する音楽再生部と、を具備することを特徴とするカラオケ装置。 - 各楽曲に対応した背景画像及び歌詞の表示を前記楽曲の演奏順序に同期制御するためのデータをMIDIデータとするとき、前記楽曲のオーディオデータが与えられた際に、前記MIDIデータを用いて楽曲の伴奏音と連動して背景画像と歌詞とを表示するカラオケ装置であって、
前記楽曲のオーディオデータが再生された際に、背景画像データ及び歌詞データを含むカラオケ情報データベースから前記MIDIデータを取り出し、前記オーディオデータと同期をとるように前記MIDIデータのデータ変換を行うMIDIデータ変換部と、
前記楽曲のオーディオデータが再生された際に、オーディオデータに同期するよう変換MIDIデータに基づいて前記カラオケデータベースから前記背景画像データ及び歌詞データを読み出す制御部と、
前記制御部から出力された前記背景画像データ及び歌詞データを用いて少なくとも歌詞を表示する表示部と、
前記オーディオデータを伴奏音として再生する音楽再生部と、を具備することを特徴とするカラオケ装置。 - 前記MIDIデータ、前記歌詞データ、前記背景画像データはカラオケ情報として各楽曲のオーディオデータと共に同一の記録媒体に格納されていることを特徴とする請求項1又は2記載のカラオケ装置。
- 各楽曲に対応した背景画像及び歌詞の表示を前記楽曲の演奏順序に同期制御するためのデータをMIDIデータとするとき、前記楽曲のオーディオデータが与えられた際に、前記MIDIデータを用いて楽曲の伴奏音と連動して背景画像と歌詞とを表示するカラオケ再生方法であって、
前記楽曲のオーディオデータが再生された際に、背景画像データ及び歌詞データを含むカラオケ情報データベースから前記MIDIデータを取り出し、前記オーディオデータと同期をとるように前記MIDIデータをデータ変換し、
前記オーディオデータからボーカル成分を除去し、
前記ボーカル除去処理によって出力されたオーディオデータに同期するよう変換MIDIデータに基づいて前記カラオケ情報データベースから前記背景画像データ及び歌詞データを読み出し、
変換MIDIデータに基づいて出力タイミングが制御された前記背景画像データ及び歌詞データを用いて少なくとも歌詞を表示し、
前記ボーカル除去処理後の出力オーディオデータを伴奏音として再生することを特徴とするカラオケ再生方法。 - 各楽曲に対応した背景画像及び歌詞の表示を前記楽曲の演奏順序に同期制御するためのデータをMIDIデータとするとき、前記楽曲のオーディオデータが与えられた際に、前記MIDIデータを用いて楽曲の伴奏音と連動して背景画像と歌詞とを表示するカラオケ再生方法であって、
前記楽曲のオーディオデータが再生された際に、背景画像データ及び歌詞データを含むカラオケ情報データベースから前記MIDIデータを取り出し、前記オーディオデータと同期をとるように前記MIDIデータをデータ変換し、
前記オーディオデータに同期するよう変換MIDIデータに基づいて前記カラオケ情報データベースから前記背景画像データ及び歌詞データを読み出し、
変換MIDIデータに基づいて出力タイミングが制御された前記背景画像データ及び歌詞データを用いて少なくとも歌詞を表示し、
前記オーディオデータを伴奏音として再生することを特徴とするカラオケ再生方法。
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