JP2004209055A - X線画像診断装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】IVRの実施に際し、術者が指定した任意の位置における血管の走行方向をX線透視画像上に表示して、カテーテルなどの挿入を支援すること。
【解決手段】三次元画像または回転DSA画像から血管の走行方向を解析し、その結果として、術者が指定した位置における血管の走行方向を示すガイドマークを、収集中のX線透視画像上に重ねて表示するようにした。
これにより、透視画像上に表示されたガイドマークに沿って、所望の血管内にカテーテルなどの医療用具の挿入をスムーズに行える。また、医療用具を進める方向が分かり易くなり、術者にとって手技がし易くなり手技に要する時間も短縮される。
【選択図】 図4

Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、例えばカテーテルを用いた治療を支援するのに好適なX線画像診断装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
例えば、動脈瘤等の治療を行なう際、従来は外科的手技により切開して患部に到達する必要があった。しかし近年、画像診断的介入治療(Interventional Radiology:IVR)と称される侵襲性の非常に低い治療法が開発され、臨床に供されるようになってきた。
一例として、このIVRによる動脈瘤の治療法を簡単に説明する。
先ず、X線画像診断装置を使用して、血管造影法により撮影したコントラスト像をロードマップとしてモニタに表示する。次に術者は、このロードマップをガイドとして、X線透視下にて血管内にガイドワイヤを通し、さらにガイドワイヤに沿ってカテーテルを患部へ導く。そして、患部に到達したカテーテルの先端から、コイルのような閉塞物質を動脈瘤の中に留置させる。この留置させた閉塞物質によって動脈瘤内の血流が妨害されることになり、結果として動脈瘤内で血液を凝固させて治療目的を達成するというものである。なお、上記のガイドワイヤ、カテーテル、コイルのような閉塞物質などを、本明細書では医療用具と称するものとする。
ところで、IVRを実施する際には、血管内に挿入されるガイドワイヤなどの医療用具を、治療目的部位へ正しくもっていくことが重要となり、そのため医療用具の位置関係を術者に知らせる必要がある。ところが、血管の走行態様は、三次元的な複雑なものとなっているのに対し、X線画像診断装置によって得られるX線透視画像は二次元的な画像であるため、奥行き方向の情報を術者へ十分提供することができなかった。そのため、血管の走行状態を確認するためだけに、複数方向・角度からの透視撮影を繰り返し行っており、被検体のX線被曝が増加するとともに手技に時間を要していた。
【0003】
そこで近時、X線画像診断装置によって得られる二次元画像だけではなく、X線CT装置や磁気共鳴イメージング装置(MRI)或いは核医学装置など、他の種類の医療装置によって、同一被検体の三次元画像を予め取得しておき、IVRの実施に際して、X線画像診断装置によって現在得ている二次元のX線透視画像に合致する位置や角度の三次元画像を、ロードマップとしてモニタに表示する技術が開発されている(例えば、特許文献1参照。)。
【0004】
【特許文献1】
特開2000−217035号公報(第8−9頁、図8)
【0005】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、上記の公知の技術では、現在撮影している二次元のX線透視画像に合致する位置や角度の三次元画像しかロードマップとして提供されないので、血管が複雑な走行態様を呈している部位では、ロードマップとして未だ十分なものとは言えず、術者が希望する任意方向の三次元画像を適宜提供したり、術者が指定した位置における血管の走行方向を表示したりする技術の提供が望まれていた。
本発明は、このような要望に応えることを目的としてなされたものである。
【0006】
【課題を解決するための手段】
上述の課題を解決するため、請求項1に記載の発明は、被検体のX線画像を得るX線画像診断装置において、予め取得した前記被検体の三次元画像または回転DSA画像を記憶する画像記憶手段と、この画像記憶手段に記憶されている前記被検体の三次元画像または回転DSA画像の所定位置における血管の走行方向を検出する方向検出手段と、この方向検出手段により検出された前記血管の走行方向を示すマークを、収集中のX線透視画像上に重ねて表示する表示手段とを具備することを特徴とする。
これにより、透視画像上に表示された血管の走行方向を示すガイドマークに沿って、所望の血管内に医療用具を進めることにより、所望の血管内に医療用具をスムーズに進めることができるとともに、医療用具を進める方向が分かり易くなり、術者にとって手技がし易くなるので、手技に要する時間も短縮される。また、血管の走行状態を確認するためだけに、繰り返し行っていた複数方向・角度からの透視撮影が不要となり、被検体のX線被曝も低減される。
【0007】
また、請求項2に記載の発明は、被検体のX線画像を得るX線画像診断装置において、予め取得した前記被検体の三次元画像または回転DSA画像を記憶する画像記憶手段と、この画像記憶手段に記憶されている前記被検体の三次元画像または回転DSA画像の所望の位置を中心として、所定角度だけ方向の異なるX線透視画像を収集するように、X線透視画像の収集方向を変更する収集方向制御手段と、この収集方向制御手段により方向を変えて収集したX線透視画像の表示画面中に、その方向を中心に所定角度だけ方向の異なる前記回転DSA画像または三次元画像を基に作成された二次元画像を表示する表示手段とを具備することを特徴とする。
これにより、透視画像とともに当該透視画像の現在位置に対して所定角度に振った回転DSA画像または三次元画像を基に作成された二次元画像を参照しながら、所望の血管内に医療用具を進めることができるとともに、医療用具を進める方向が分かり易くなり、術者にとって手技がし易く手技に要する時間も短縮される。
【0008】
また、請求項3に記載の発明は、被検体のX線画像を得るX線画像診断装置において、予め収集した前記被検体の三次元画像または回転DSA画像を記憶する画像記憶手段と、この画像記憶手段に記憶されている前記被検体の三次元画像または回転DSA画像の動画を、X線透視画像の表示画面中に、当該X線透視画像の収集位置を中心として所定角度分表示する表示手段とを具備することを特徴とする。
これにより、透視画像とともにその当該透視画像の収集位置を中心として所定角度分の回転DSA画像または三次元画像のアニメーション画像を参照しながら、所望の血管内に医療用具をスムーズに進めることができるとともに、医療用具を進める方向が分かり易くなり、術者にとって手技がし易く手技に要する時間も短縮される。
【0009】
【発明の実施の形態】
以下、本発明に係るX線画像診断装置の、実施の形態について、図1ないし図9を参照して詳細に説明する。
図1は、本発明に係るX線画像診断装置の概略的な構成の一例を示した系統図である。このX線画像診断装置は、例えば略C字形に湾曲したアーム11を支持している支持器10と、アーム11の一方の端に取着されたX線管20と、アーム11の他方の端に取着されたX線検出器30とを備え、アーム11は支持器10の支点を軸として回転可能であるとともに、アームの湾曲方向に沿ってスライド可能となっている。
【0010】
また、このX線画像診断装置は、X線管20の管電圧、管電流、X線パルス幅などの出力条件を制御して、X線管20から所望のX線を発生させるX線発生装置40と、X線検出器30に対するNDフィルタの係数や光学絞りの径或いは感度などを計算して制御するX線制御器50と、X線制御器50を通して得られる画像信号を処理する画像処理装置60と、この画像処理装置60から得られる画像や透視像を表示するモニタ70と、被検体を載置してX線管20とX線検出器30の間に位置させる天板81を有する寝台80と、これら支持器10、X線発生装置40、X線制御器50、画像処理装置60、寝台80などを有機的に制御する演算装置(CPU)やメモリを有するシステム制御器90と、術者または補助者がシステム制御器90に対して適宜設定値などの入力をするためのキーボードやマウス、トラックボールなどを有する操作部91とを備えている。
なお、X線検出器30は、X線像をイメージインテンシファイア(Image Intensifier:以下、I.I.と略称する。)により可視光像に変換し、I.I.の出力蛍光面に形成された可視光像の透過量を制御する光学系を介して前記可視光像をテレビカメラで撮影する形式のものの他、例えばガラス基板上に形成されるスイッチング素子や容量を、X線を電荷などに変換する光導電膜などで覆うようにした半導体アレイで形成されるフラットパネル型放射線検出器(Flat PanelDetector:FPD)であってもよい。
【0011】
また、画像処理装置60は、X線制御器50からの画像信号を受け入れる入力インターフェース61、システム制御器90との制御信号の授受を行なうX線制御インターフェース62、画像信号にフィルタ処理を施すフィルタ処理部63、画像信号を加算したりサブトラクション処理を施したりする演算部64、本発明に係るX線画像診断装置とは異なるX線CT装置や磁気共鳴イメージング装置(MRI)或いは核医学装置など、他の種類の医療装置によって取得された三次元画像を受け入れる画像入力インターフェース65、生の画像データや処理後の画像データおよび画像入力インターフェース65を介して供給された三次元画像などを保存するメモリ66、画像データを解析したり画像上にポインティングされた位置を認識したりして血管の走行方向を認識するデータ解析部67、画像データをビデオ信号に変換するビデオ部68などを有し、これらはバスライン69を介して相互に接続されている。なお、メモリ66には、他の種類の医療装置によって取得された三次元画像の他に、回転DSA(Digital Subtraction Angiography)画像が保存されていてもよい。そして、この回転DSA画像は、本発明に係るX線画像診断装置で取得したものであってもよいし、他のX線画像診断装置で取得されたものでもよい。
さらに、モニタ70は通常複数台(例えば、2台あるときは符号70a、70bを付して示す。)備えられ、当該X線画像診断装置における臨床中の生のX線透視画像(主画像)(以下、X線透視画像を単に透視画像と称する。)や、メモリ66に保存されている参照画像などを同時に表示できるようになっている。また1台のモニタ70の画面に表示されている主画像に参照画像を嵌め込んで表示したり、主画像に参考情報を重ねてグラフィック表示したりすることもできる。
【0012】
次に、このように構成されている本発明に係るX線画像診断装置の動作を、幾つかの実施形態に分けて説明する。
図2は、第1の実施形態を説明するために示したモニタの表示画像の説明図であり、(a)は現在取得中である被検体の透視画像の一例として、頭部を正面側から見た透視画像を模式的に示し、(b)は現在検査中の被検体と同じ被検体に関する参照画像として、メモリ66から読み出した血管の三次元画像を模式的に示したものである。さらに図3は、本実施形態における作業手順の概略を示したフローチャートである。
図3のフローチャートに示すように、ステップ11として、術者は、モニタ70aに表示されている当該X線画像診断装置で収集中の被検体の透視画像を観察しながら、医療用具GWを血管中の目的部位へと進めているものとする。その際、医療用具GWの進行状況が最も分かり易くなるように、X線管20とX線検出器30とを支持しているアーム11を、回転させたり湾曲方向に沿ってスライドさせたりして、被検体に対する撮影方向を決め、さらにX線検出器30を上下動させて被検体に対するX線管20とX線検出器30の距離を確定し、その位置にアーム11を固定する。図2(a)はこの状態で透視収集された画像を模式的に示したものである。
【0013】
次に、医療用具GWを目的部位へ進めている折に、術者が血管の走行状態を確かめる必要を感じたとき、ステップ12として、術者または補助者は操作部91を操作して、予めメモリ66に保存してある同じ被検体の三次元画像の中から、現在観察している透視画像の近傍の、血管の三次元画像を読み出す。この操作はシステム制御部90を介して行われ、読み出した血管の三次元画像は、例えば図2(b)に示すように他方のモニタ70bに表示される。所望の三次元画像が読み出されると、術者または補助者はステップ13として、操作部91の例えばマウスを操作して、血管の三次元画像上に、現在医療用具GWが到達している位置をポインティングする。このポインティングした位置を、図2(b)には矢印PMで示してある。
この術者または補助者によるポインティング操作がされると、ステップ14として、データ解析部67においてポインティングされた三次元画像上の位置を認識する。続いて、ステップ15として支持器10に支持されているアーム11の位置情報をシステム制御部90において取得する。その後ステップ16として、データ解析部67において、モニタ70bに表示されている三次元画像を解析して、アーム11の位置情報に基づき、被検体の撮影方向から見た血管の走行状態を認識する。よって、この認識に基づき、ステップ17として図4に示すように、血管の走行方向を表す矢印GM1、GM2のようなガイドマークを、モニタ70aの透視画像上に表示する。
よって術者は、透視画像上のガイドマークGM1、GM2に沿って、所望の血管内に医療用具GWを進める。そして、ステップ18において、一連の作業が終了したかどうかを確認しながら、要所要所でステップ11からステップ17の操作を繰り返すことにより、所望の血管内に医療用具GWをスムーズに進めることができるとともに、医療用具GWを進める方向が分かり易くなるので、手技に要する時間も短縮される。また、血管の走行状態を確認するためだけに、繰り返し行っていた複数方向・角度からの透視撮影が不要となり、被検体のX線被曝も低減される。
【0014】
次に、第2の実施形態について説明する。図5は、第2の実施形態における作業手順の概略を示したフローチャートであり、図6は第2の実施形態の途中経過を説明するために示したモニタの表示画像の説明図であり、図7は第2の実施形態におけるモニタの表示画像の説明図である。
図5に示したフローチャートに沿って説明すると、ステップ21として、術者は、モニタ70aに表示されている透視画像を観察しながら、医療用具GWを目的部位へと進めているものとする。このステップは第1の実施形態におけるステップ11と同じであり、この状態で透視収集された画像は図2(a)と同様である。その際、医療用具GWの進行状況が最も分かり易くなるように、支持器10に支持されているアーム11を、回転させたりスライドさせたりして、被検体に対する撮影方向を決め、さらにX線検出器30を上下動させて被検体に対するX線管20とX線検出器30の距離を確定し、その位置にアーム11を固定することも同様である。
その後、術中に術者が血管の走行状態を確かめる必要を感じたとき、ステップ22として、術者または補助者は操作部91を操作して、予めメモリ66に保存されている同じ被検体の血管の三次元画像または回転DSA画像を読み出す。この操作はシステム制御部90を介して行われ、読み出した血管の三次元画像または回転DSA画像は、例えば図6に示すようにモニタ70bに表示される。そこで術者または補助者はステップ23として、操作部91の例えばマウスを操作して、血管の三次元画像または回転DSA画像上に、血管の走行状態の表示させたい位置をポインティングする。このポインティングした位置が、図6に示されている矢印PMであるものとする。
【0015】
この術者または補助者によるポインティング操作がされると、ステップ24として、データ解析部67においてポインティングされた三次元画像または回転DSA画像上の位置を認識する。続いて、ステップ25として支持器10に支持されているアーム11の現在の位置情報をシステム制御部90において取得する。その後ステップ26として、アーム11の現在の位置に対して予め設定した所定角度に振った三次元画像または回転DSA画像を、データ解析部67において認識する。そして、この認識に基づきステップ27として、アーム11の現在の位置に対して所定角度に振った回転DSA画像または三次元画像から二次元画像を作成し、図7に示すように、それらの画像を透視画像と同じ画面上に嵌め込んで表示する。図中DSは嵌込表示部を示し、ここに振った角度anも数値で表示している。
よって術者は、透視画像とともに当該透視画像の現在位置に対して所定角度に振った回転DSA画像または三次元画像を基に作成された二次元画像を参照しながら、所望の血管内に医療用具GWを進める。そして、ステップ28において、一連の作業が終了したかどうかを確認しながら、要所要所でステップ21からステップ27の操作を繰り返すことにより、所望の血管内に医療用具GWをスムーズに進めることができる。また、ふった角度も画面上に表示されるので、医療用具GWを進める方向が分かり易くなり、術者にとって手技がし易く手技に要する時間も短縮される。
【0016】
さらに、第3の実施形態について説明する。図8は第3の実施形態における作業手順の概略を示したフローチャートであり、図9は第3の実施形態におけるモニタの表示画像の説明図である。
図8に示したフローチャートに沿って説明すると、ステップ31として、術者は、モニタ70aに表示されている透視画像を観察しながら、医療用具GWを目的部位へと進めているものとする。このステップは第1、第2の実施形態におけるステップ11、ステップ21と同じであり、この状態で透視収集された画像は図2(a)と同様である。その際、医療用具GWの進行状況が最も分かり易くなるように、支持器10に支持されているアーム11を、回転させたりスライドさせたりして、被検体に対する撮影方向を決め、さらにX線検出器30を上下動させて被検体に対するX線管20とX線検出器30の距離を確定し、その位置にアーム11を固定することも同様である。
【0017】
その後、術中に術者が血管の走行状態を確かめる必要を感じたとき、ステップ32として、術者または補助者は操作部91を操作して、予めメモリ66に保存されている同じ被検体の血管の三次元画像または回転DSA画像を読み出す。この操作はシステム制御部90を介して行われ、読み出した血管の三次元画像または回転DSA画像は、例えば図6と同様にモニタ70bに表示される。そこで術者または補助者はステップ23として、操作部91の例えばマウスを操作して、血管の三次元画像または回転DSA画像上に、アニメーション画像を表示したい位置をポインティングする。このポインティングした位置が、図6に示されている矢印PMであるものとする。
この術者または補助者によるポインティング操作がされると、ステップ34として、データ解析部67においてポインティングされた三次元画像または回転DSA画像上の位置を認識する。続いて、ステップ35として支持器10に支持されているアーム11の現在の位置情報をシステム制御部90において取得する。その後ステップ36として、アーム11の現在の位置における三次元画像または回転DSA画像を動画表示させる。よって、ステップ37として、図9に示すように、透視画像と同じ画面上に嵌め込んで、アーム11の現在の位置における三次元画像または回転DSA画像を所定角度分だけアニメーション表示する。図中ANはアニメーション表示部を示している。
【0018】
従って術者は、透視画像とともにその透視画像の収集位置を中心として所定角度分の回転DSA画像または三次元画像のアニメーション画像を参照しながら、所望の血管内に医療用具GWを進める。そして、ステップ38において、一連の作業が終了したかどうかを確認しながら、要所要所でステップ31からステップ37の操作を繰り返すことにより、所望の血管内に医療用具GWをスムーズに進めることができるとともに、医療用具GWを進める方向が分かり易くなり、術者にとって手技がし易く手技に要する時間も短縮される。
【0019】
【発明の効果】
以上詳細に説明したように、請求項1に記載の発明によれば、透視画像上に血管の走行方向を示すガイドマークを表示するようにしたX線画像診断装置が提供される。よってこれらのガイドマークに沿って、所望の血管内に医療用具を進めることにより、所望の血管内に医療用具をスムーズに進めることができるとともに、医療用具を進める方向が分かり易くなり、術者にとって手技がし易くなるので、手技に要する時間も短縮される。また、血管の走行状態を確認するためだけに、繰り返し行っていた複数方向・角度からの透視撮影が不要となり、被検体のX線被曝も低減される。
また、請求項2に記載の発明によれば、透視画像とともに当該透視画像の現在位置に対して所定角度に振った回転DSA画像または三次元画像を基に作成された二次元画像を表示するX線画像診断装置が提供される。よって、これらの画像を参照しながら、所望の血管内に医療用具を進めることができるとともに、医療用具を進める方向が分かり易くなり、術者にとって手技がし易く手技に要する時間も短縮される。
さらに、請求項3に記載の発明によれば、透視画像とともにその当該透視画像の収集位置を中心として所定角度分の回転DSA画像または三次元画像のアニメーション画像を表示するX線画像診断装置が提供される。よって、これらの画像を参照しながら、所望の血管内に医療用具をスムーズに進めることができるとともに、医療用具を進める方向が分かり易くなり、術者にとって手技がし易く手技に要する時間も短縮される。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係るX線画像診断装置の、一実施の形態の概略的な構成を示した系統図である。
【図2】本発明によるX線画像診断装置の一実施の形態における途中経過を説明するために示したモニタの表示画像の説明図である。
【図3】第1の実施形態における作業手順の概略を示したフローチャートである。
【図4】本発明によるX線画像診断装置の第1の実施形態を説明するために示したモニタの表示画像の説明図である。
【図5】本発明の第2の実施形態における作業手順の概略を示したフローチャートである。
【図6】本発明の第2の実施形態における途中経過を説明するために示したモニタの表示画像の説明図である。
【図7】本発明の第2の実施形態を説明するために示したモニタの表示画像の説明図である。
【図8】本発明の第3の実施形態における作業手順の概略を示したフローチャートである。
【図9】本発明の第3の実施形態を説明するために示したモニタの表示画像の説明図である。
【符号の説明】
10 支持器
11 アーム
20 X線管
30 X線検出器
40 X線発生装置
50 X線制御器
60 画像処理装置
70、70a、70b モニタ
80 寝台
81 天板
90 システム制御器
91 操作部
GW ガイドワイヤ
GM1、GM2 ガイドマーク

Claims (3)

  1. 被検体のX線画像を得るX線画像診断装置において、
    予め取得した前記被検体の三次元画像または回転DSA画像を記憶する画像記憶手段と、
    この画像記憶手段に記憶されている前記被検体の三次元画像または回転DSA画像の所定位置における血管の走行方向を検出する方向検出手段と、
    この方向検出手段により検出された前記血管の走行方向を示すマークを、収集中のX線透視画像上に重ねて表示する表示手段と
    を具備することを特徴とするX線画像診断装置。
  2. 被検体のX線画像を得るX線画像診断装置において、
    予め取得した前記被検体の三次元画像または回転DSA画像を記憶する画像記憶手段と、
    この画像記憶手段に記憶されている前記被検体の三次元画像または回転DSA画像の所望の位置を中心として、所定角度だけ方向の異なるX線透視画像を収集するように、X線透視画像の収集方向を変更する収集方向制御手段と、
    この収集方向制御手段により方向を変えて収集したX線透視画像の表示画面中に、その方向を中心に所定角度だけ方向の異なる前記回転DSA画像または三次元画像を基に作成された二次元画像を表示する表示手段と
    を具備することを特徴とするX線画像診断装置。
  3. 被検体のX線画像を得るX線画像診断装置において、
    予め収集した前記被検体の三次元画像または回転DSA画像を記憶する画像記憶手段と、
    この画像記憶手段に記憶されている前記被検体の三次元画像または回転DSA画像の動画を、X線透視画像の表示画面中に、当該X線透視画像の収集位置を中心として所定角度分表示する表示手段と
    を具備することを特徴とするX線画像診断装置。
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