JP2010213863A - X線診断装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】心筋全体に渡って灌流状況を観察する場合に、非灌流領域を容易に検出する。
【解決手段】灌流画像作成部11cが、左回旋枝、左前下降枝および右冠動脈を造影した場合それぞれにおける心筋の灌流状況を表す心筋灌流画像を作成する。また、灌流画像重畳部11fが、灌流画像作成部11cによって作成された各心筋灌流画像を重ね合わせた灌流重畳画像を作成する。そして、灌流重畳画像表示制御部11hが、灌流画像重畳部11fによって作成された灌流重畳画像を表示部9に表示させる。
【選択図】図2

Description

本発明は、被検体にX線を照射し、被検体を透過したX線を検出してX線画像を生成するX線診断装置に関し、特に、心筋の灌流状況を表す心筋灌流画像を作成する技術に関する。
従来、心臓の冠動脈に造影剤を注入したうえで連続してX線撮影を行うX線シネ撮影において、心筋灌流を画像化する技術が提案されている(例えば、特許文献1参照)。この技術は、心筋部における造影剤の濃度変化から灌流量を推定するもので、カテーテル治療の前後などに心筋への灌流状況を知るための手段として注目されている。
かかる技術は、灌流がある部分を画像化することに主眼がおかれている。しかし、実際の臨床現場では、心筋全体に渡って非灌流領域があるか否かを確認するケースも多い。そのような場合には、上述した技術を用いて、心筋への主な経路である左前下降枝、左回旋枝および右冠動脈の3本の冠動脈をそれぞれ造影してX線シネ撮影を行ったのちに、造影剤を注入した冠動脈ごとに心筋の灌流画像が作成される。
図17は、心筋灌流の画像化に関する従来技術を説明するための説明図である。図17に示す(a)、(b)および(c)は、左回旋枝、左前下降枝および右冠動脈にカテーテルKを挿入して造影剤Cを注入した場合の心筋灌流領域Pをそれぞれ示している。心筋において、冠動脈ごとに血液が供給される領域は異なっている。そのため、図17に示すように、造影剤を注入した冠動脈ごとに、画像化される心筋灌流領域Pの位置も異なる。
特開2008−136800号公報
しかしながら、上述したように、従来の技術では、造影剤を注入した冠動脈ごとに心筋灌流領域が別々に画像化されるため、検査者は、造影剤を注入した冠動脈ごとに生成された複数の灌流画像をそれぞれ比較する必要があった。そのため、心筋全体に渡って非灌流領域を検出することは非常に困難であった。
本発明は、上記に鑑みてなされたものであって、心筋全体に渡って灌流状況を観察する場合に、非灌流領域を容易に検出することが可能なX線診断装置を提供することを目的とする。
上述した課題を解決し、目的を達成するために、請求項1記載の本発明は、少なくとも第一の冠動脈を造影した場合および第二の冠動脈を造影した場合それぞれにおける心筋の灌流状況を表す心筋灌流画像を作成する灌流画像作成手段と、前記灌流画像作成手段によって作成された各心筋灌流画像を重ね合わせた灌流重畳画像を作成する灌流画像重畳手段と、前記灌流画像重畳手段によって作成された灌流重畳画像を表示部に表示させる灌流重畳画像表示制御手段とを備えることを特徴とする。
請求項1記載の本発明によれば、心筋全体に渡って灌流状況を観察する場合に、心筋の非灌流領域を容易に検出することが可能になるという効果を奏する。
図1は、本実施例1に係るX線診断装置の構成を示すブロック図である。 図2は、本実施例1に係る画像演算・記憶部の構成を示す機能ブロック図である。 図3は、X線画像抽出部によるX線画像抽出の一例を示す図である。 図4は、灌流画像作成部による灌流画像作成の一例を示す図である。 図5は、ピークホールド画像作成部によるピークホールド画像作成の一例を示す図である。 図6は、灌流画像重畳部による灌流重畳画像作成の一例を示す図である。 X線画像重畳部によるX線重畳画像作成の一例を示す図である。 図8は、灌流重畳画像表示制御部による灌流重畳画像表示の一例を示す図である。 図9は、本実施例1に係る画像演算・記憶部によって行われる処理の処理手順を示すフローチャートである。 図10は、本実施例2に係る画像演算・記憶部の構成を示す機能ブロック図である。 図11は、X線差分画像作成部による差分画像作成の一例を示す図である。 図12は、非灌流領域抽出部による非灌流領域抽出の一例を示す図である。 図13は、心領域抽出部による心領域抽出の一例を示す図である。 図14は、非灌流画像表示制御部による非灌流領域画像表示の一例を示す図である。 図15は、本実施例2に係る画像演算・記憶部によって行われる処理の処理手順を示すフローチャートである。 図16は、本実施例3に係るX線診断装置の構成を示す斜視図である。 図17は、心筋灌流の画像化に関する従来技術を説明するための説明図である。
以下に、本発明に係るX線診断装置の実施例を図面に基づいて詳細に説明する。なお、以下に示す実施例では、左回旋枝、左前下降枝および右冠動脈を造影した場合それぞれについて、心筋の灌流状況を表す心筋灌流画像を作成する場合について説明する。
まず、本発明に係るX線診断装置の実施例を説明する前に、以下に示す実施例中で用いる用語について説明しておく。
まず、「心筋灌流画像」とは、心筋の灌流状況を表す画像である。例えば、心筋灌流画像は、冠動脈に造影剤を注入したうえで心筋部における造影剤の濃度変化に応じて灌流量を推定し、推定した灌流量に基づいて、心筋を表す領域に含まれる画素の画素値を設定することによって生成される。
また、「X線シネ撮影」とは、被検体の撮影対象部位を時系列的に連続してX線撮影を行うことである。また、「シネ撮影画像」とは、X線シネ撮影によって撮影されたX線画像のことである。また、「ピークホールド画像」とは、シネ撮影された複数のX線画像をもとに、同じ位置にある画素ごとに、所定の期間内での画素値の最大値を選択することにより作成された画像である。
次に、実施例1について説明する。本実施例1に係るX線診断装置は、左回旋枝、左前下降枝および右冠動脈を造影した場合それぞれについて、心筋の灌流状況を表す心筋灌流画像を作成する。そして、本実施例1に係るX線診断装置は、作成した各心筋灌流画像を重ね合わせた灌流重畳画像を作成し、作成した灌流重畳画像を表示部に表示させる。
このように、心筋灌流画像を重ね合わせて表示することで、検査者は、心筋全体に渡って非灌流領域があるか否かを容易に確認することができる。すなわち、本実施例1に係るX線診断装置によれば、心筋全体に渡って灌流状況を観察する場合に、心筋の非灌流領域を容易に検出することが可能になる。以下、かかるX線診断装置について具体的に説明する。
まず、本実施例1に係るX線診断装置の構成について説明する。図1は、本実施例1に係るX線診断装置100の構成を示すブロック図である。同図に示すように、このX線診断装置100は、X線管1、X線検出部2、Cアーム3、機構制御部4、高電圧発生部5、高電圧制御部6、寝台7、架台部8、表示部9、操作部10、画像演算・記憶部11、システム制御部12を有する。
X線管1は、高電圧発生部5から供給される高電圧を用いてX線を発生し、発生したX線を被検体Pに照射する。X線検出部2は、被検体Pを透過したX線を検出する。このX線検出部2は、例えば、FPD(X線平面検出器:Flat Panel Detector)やI.I.(イメージ・インテンシファイア:Image Intensifier)によって構成される。
Cアーム3は、X線管1およびX線検出部2を保持する。具体的には、Cアーム3は、C字状に形成されており、一方の端部でX線管1を支持し、他方の端部でX線検出部2を支持している。ここで、Cアーム3は、X線管1とX線検出部2とを被検体Pを挟んで対向するように支持している。
機構制御部4は、Cアーム3を回転および移動可能に支持する。また、機構制御部4は、システム制御部12による制御のもと、Cアーム3を回転または移動する。高電圧発生部5は、X線管1がX線の発生に必要とする高電圧を供給する。高電圧制御部6は、システム制御部12による制御のもと、高電圧発生部5による高電圧の発生を制御する。
寝台7は、被検体Pを載せる天板と、天板を支持する脚部を有する。また、寝台7は、システム制御部12による制御のもと、天板を垂直方向または水平方向へ移動する。架台部8は、床面に設置され、機構制御部4および寝台7を下方から支持する。
表示部9は、画像演算・記憶部11によって生成される各種画像を表示する。この表示部9は、例えば、FPD(Flat Panel Display)やCRT(Cathode Ray Tube)ディスプレイなどによって構成される。
操作部10は、操作者から各種操作を受け付ける。この操作部10は、操作モニタ10a、撮影用ハンドスイッチ10bおよびスイッチホルダ10cを有する。操作モニタ10aは、患者情報や撮影条件、撮影プロトコルなど、X線診断装置100の操作に関する情報を表示する。撮影用ハンドスイッチ10bは、操作者が撮影開始および撮影終了を指示する際に用いられる。スイッチホルダ10cは、操作モニタ10aなどが置かれた操作卓に撮影用ハンドスイッチ10bを着脱可能に固定する。
画像演算・記憶部11は、X線検出部2によって検出されたX線に基づいて各種画像処理を行うことで各種画像を生成する。また、画像演算・記憶部11は、生成した各種画像を記憶する。
システム制御部12は、操作部10を介して受け付けられる各種操作に基づいて上記各機能部を制御することによって、X線診断装置100全体を制御する。このシステム制御部12は、被検体の各種部位を各種撮影方法で撮影するようにX線診断装置100を制御することができる。例えば、システム制御部12は、被検体の心臓を時系列に連続して撮影するよう制御することができる。このように、撮影対象の部位を時系列に連続して撮影することを以下では「シネ撮影」と呼ぶ。
次に、本実施例1に係る画像演算・記憶部11の構成について説明する。図2は、本実施例1に係る画像演算・記憶部11の構成を示す機能ブロック図である。図2に示すように、画像演算・記憶部11は、画像データ記憶部11a、X線画像抽出部11b、灌流画像作成部11c、ピークホールド画像作成部11d、画像位置合せ部11e、灌流画像重畳部11f、X線画像重畳部11gおよび灌流重畳画像表示制御部11hを有する。
画像データ記憶部11aは、X線検出部2によって検出されたX線に基づいて生成された各種画像を記憶する。この画像データ記憶部11aは、例えば、HDD(Hard Disk Drive)などの記憶装置によって構成される。例えば、画像データ記憶部11aには、左回旋枝を造影した場合、左前下降枝を造影した場合、および、右冠動脈を造影した場合それぞれにおいてシネ撮影された心臓のシネ撮影画像が記憶されている。
X線画像抽出部11bは、冠動脈を造影したうえでシネ撮影された心臓のシネ撮影画像から特定心位相のX線画像を抽出する。具体的には、X線画像抽出部11bは、画像データ記憶部11aに記憶されているX線画像の中から、診断対象の被検体に関する心臓のシネ撮影画像を特定する。また、X線画像抽出部11bは、特定したシネ撮影画像から特定心位相におけるX線画像(例えば、拡張期のX線画像)を抽出する。
図3は、X線画像抽出部11bによるX線画像抽出の一例を示す図である。図3に示すように、例えば、X線画像抽出部11bは、左回旋枝を造影したうえで時系列的に撮影された複数のX線画像から特定心位相のX線画像X1を抽出する。また、X線画像抽出部11bは、左前下降枝を造影したうえで時系列的に撮影された複数のX線画像から特定心位相のX線画像X2を抽出する。さらに、X線画像抽出部11bは、右冠動脈を造影したうえで時系列的に撮影された複数のX線画像から特定心位相のX線画像X3を抽出する。
灌流画像作成部11cは、複数の冠動脈を造影した場合それぞれにおける心筋灌流画像を作成する。具体的には、灌流画像作成部11cは、X線画像抽出部11bによって抽出された各X線画像に基づいて心筋灌流画像を作成する。ここで、心筋灌流画像を作成する際、灌流画像作成部11cは、心筋の各部における灌流状況に応じて心筋を表す領域に含まれる画素の画素値を設定する。
さらに具体的には、灌流画像作成部11cは、X線画像抽出部11bによって抽出された各X線画像に基づいて、心筋の各部ごとに造影剤の濃度変化率を表す微分係数を求める。そして、灌流画像作成部11cは、求めた微分係数に応じて灌流値を算出し、算出した灌流値に応じて心筋を表す領域に含まれる画素の画素値を設定することで、灌流画像を作成する。なお、心筋灌流画像を生成する方法は、これに限られず、一般的に知られた各種の技術を用いることが可能である。
図4は、灌流画像作成部11cによる灌流画像作成の一例を示す図である。図4に示すように、例えば、灌流画像作成部11cは、X線画像抽出部11bによって抽出された特定心位相のX線画像X1、X2およびX3に基づいて、左回旋枝、左前下降枝および右冠動脈をそれぞれ造影した場合の心筋灌流画像P1、P2およびP3を作成する。
ピークホールド画像作成部11dは、X線画像抽出部11bによって抽出された各X線画像について、同じ位置にある画素ごとに画素値の最大値を選択することでピークホールド画像を作成する。具体的には、ピークホールド画像作成部11dは、X線画像抽出部11bによって抽出された各X線画像について、同じ冠動脈を造影して得られたX線画像ごとに、それぞれピークホールド画像を作成する。
図5は、ピークホールド画像作成部11dによるピークホールド画像作成の一例を示す図である。図5に示すように、例えば、ピークホールド画像作成部11dは、X線画像抽出部11bによって抽出された特定心位相のX線画像X1、X2およびX3に基づいて、左回旋枝、左前下降枝および右冠動脈をそれぞれ造影した場合のピークホールド画像H1、H2およびH3を作成する。
画像位置合せ部11eは、心筋灌流画像およびピークホールド画像の位置合せを行う。具体的には、画像位置合せ部11eは、灌流画像作成部11cによって作成された各心筋灌流画像、および、ピークホールド画像作成部11dによって作成されたピークホールド画像の位置合せ(位置、拡大率、画像角度など)を行う。
ここで、各画像の位置合せを行う際に、画像位置合せ部11eは、撮影時に被検体Pが載置される天板の移動量に基づいて、各画像の位置に関するずれ量を補正する。なお、画像位置合せ部11eは、天板の移動量に関する情報については、システム制御部12あるいは寝台7から取得する。
また、例えば、画像位置合せ部11eは、撮影時に被検体Pに照射されるX線の照射範囲(FOV:Field Of View)および/または、X線管1とX線検出部2との間の距離(SID:Source Image Distance)に基づいて、各画像の拡大率を補正してもよい。
または、画像位置合せ部11eは、X線透過率が低い部位(例えば、骨など)の形状に基づいて、各心筋灌流画像の位置および/または拡大率を補正してもよい。
灌流画像重畳部11fは、灌流画像作成部11cによって作成された各心筋灌流画像を重ね合わせた灌流重畳画像を作成する。具体的には、灌流画像重畳部11fは、灌流画像作成部11cによって作成されたのちに画像位置合せ部11eによって位置合せが行なわれた各心筋灌流画像を重畳することで、灌流重畳画像を作成する。
ここで、灌流重畳画像を作成する際に、灌流画像重畳部11fは、灌流画像作成部11cによって作成された各心筋灌流画像について、同じ位置にある画素ごとに画素値の最大値を選択することで各心筋灌流画像を重ね合わせる。
または、灌流画像重畳部11fは、灌流画像作成部11cによって作成された各心筋灌流画像について、同じ位置にある画素ごとに画素値の和を求めることで各心筋灌流画像を重ね合わせてもよい。
図6は、灌流画像重畳部11fによる灌流重畳画像作成の一例を示す図である。図6に示すように、例えば、灌流画像重畳部11fは、灌流画像作成部11cによって作成された心筋灌流画像P1、P2およびP3を重ね合わせることで、左回旋枝、左前下降枝および右冠動脈を造影した場合の心筋の灌流状況を表す灌流重畳画像PSを作成する。
X線画像重畳部11gは、X線画像抽出部11bによって抽出された各X線画像を重ね合わせたX線重畳画像を作成する。具体的には、X線画像重畳部11gは、ピークホールド画像作成部11dによって作成されたのちに画像位置合せ部11eによって位置合せが行われた各ピークホールド画像をそれぞれ重ね合わせることで、X線重畳画像を作成する。
なお、例えば、X線画像重畳部11gは、各X線画像から血管が占める領域を表す血管領域を抽出し、抽出した各血管領域をそれぞれ重ね合わせることでX線重畳画像を作成してもよい。
図7は、X線画像重畳部11gによるX線重畳画像作成の一例を示す図である。図7に示すように、X線画像重畳部11gは、ピークホールド画像作成部11dによって作成されたピークホールド画像H1、H2およびH3をそれぞれ重ね合わせることで、左回旋枝、左前下降枝および右冠動脈がそれぞれ描出されたX線重畳画像HSを作成する。
灌流重畳画像表示制御部11hは、灌流画像重畳部11fによって作成された灌流重畳画像を表示部9に表示させる。具体的には、灌流重畳画像表示制御部11hは、X線画像重畳部11gによって作成されたX線重畳画像上に重ねたうえで、灌流画像重畳部11fによって作成された灌流重畳画像を表示部9に表示させる。
なお、例えば、灌流重畳画像表示制御部11hは、X線重畳画像上に重ねて灌流重畳画像を表示させる際に、灌流重畳画像を透過させてもよい。
図8は、灌流重畳画像表示制御部11hによる灌流重畳画像表示の一例を示す図である。図8に示すように、例えば、灌流重畳画像表示制御部11hは、X線画像重畳部11gによって作成されたX線重畳画像HS上に灌流画像重畳部11fによって作成された灌流重畳画像PSを重ねた表示画像PIを表示させる。
図9は、本実施例1に係る画像演算・記憶部11によって行われる処理の処理手順を示すフローチャートである。図9に示すように、本実施例に係る画像演算・記憶部11は、操作部10を介して操作者から処理の開始指示を受け付けた場合に、以下の処理を実行する(ステップS101,Yes)。
具体的には、まず、X線画像抽出部11bが、画像データ記憶部11aに記憶されているX線画像を参照して、冠動脈を造影したうえでシネ撮影された心臓の複数のシネ撮影画像から特定心位相のX線画像を抽出する(ステップS102)。
続いて、灌流画像作成部11cが、複数の冠動脈を造影した場合それぞれにおける心筋灌流画像を作成する(ステップS103)。また、ピークホールド画像作成部11dが、X線画像抽出部11bによって抽出された各X線画像について、同じ位置にある画素ごとに画素値の最大値を選択することでピークホールド画像を作成する(ステップS104)。
続いて、画像位置合せ部11eが、灌流画像作成部11cによって作成された各心筋灌流画像、および、ピークホールド画像作成部11dによって作成されたピークホールド画像の位置、拡大率、画像角度などを補正する(ステップS105)。
その後、灌流画像重畳部11fが、灌流画像作成部11cによって作成された各心筋灌流画像を重ね合わせた灌流重畳画像を作成する(ステップS106)。また、X線画像重畳部11gが、ピークホールド画像作成部11dによって作成された各ピークホールド画像をそれぞれ重ね合わせることで、X線重畳画像を作成する(ステップS107)。
そして、灌流重畳画像表示制御部11hが、X線画像重畳部11gによって作成されたX線重畳画像上に灌流画像重畳部11fによって作成された灌流重畳画像を重ねて表示部9に表示させる(ステップS108)。
上述してきたように、本実施例1では、灌流画像作成部11cが、左回旋枝、左前下降枝および右冠動脈を造影した場合それぞれにおける心筋の灌流状況を表す心筋灌流画像を作成する。また、灌流画像重畳部11fが、灌流画像作成部11cによって作成された各心筋灌流画像を重ね合わせた灌流重畳画像を作成する。そして、灌流重畳画像表示制御部11hが、灌流画像重畳部11fによって作成された灌流重畳画像を表示部9に表示させる。
このように、心筋灌流画像を重ね合わせて表示することで、検査者は、心筋全体に渡って非灌流領域があるか否かを容易に確認することができる。したがって、本実施例1によれば、心筋全体に渡って灌流状況を観察する場合に、心筋の非灌流領域を容易に検出することが可能になる。
また、本実施例1では、X線画像抽出部11bが、左回旋枝、左前下降枝および右冠動脈を造影したうえで時系列的に撮影されたX線画像それぞれから特定心位相のX線画像を抽出する。そして、灌流画像作成部11cが、X線画像抽出部11bによって抽出された各X線画像に基づいて心筋灌流画像を作成する。したがって、本実施例1によれば、特定心位相のX線画像を用いることによって、画像上の心臓の大きさを揃えることができ、明瞭な心筋灌流画像を作成することが可能になる。
また、本実施例1では、灌流画像作成部11cが、心筋の各部における灌流状況に応じて当該心筋を表す領域に含まれる画素の画素値を設定することで心筋灌流画像を作成する。そして、灌流画像重畳部11fが、灌流重畳画像を作成する際に、同じ位置にある画素ごとに画素値の最大値を選択することで各心筋灌流画像を重ね合わせる。したがって、本実施例1によれば、灌流がある領域を明瞭に表すことが可能になる。
また、本実施例1では、灌流画像作成部11cが、心筋の各部における灌流状況に応じて当該心筋を表す領域に含まれる画素の画素値を設定することで心筋灌流画像を作成する。そして、灌流画像重畳部11fが、灌流重畳画像を作成する際に、同じ位置にある画素ごとに画素値の和を求めることで各心筋灌流画像を重ね合わせる。したがって、本実施例1によれば、心筋において複数の冠動脈から血液が供給される部分がある場合に、その部分における灌流状況を総括的に表すことが可能になる。
また、本実施例1では、画像位置合せ部11eが、灌流画像作成部11cによって作成された各心筋灌流画像の位置合せを行う。そして、灌流画像重畳部11fが、画像位置合せ部11eによって位置合せが行なわれた各心筋灌流画像を用いて灌流重畳画像を作成する。したがって、本実施例1によれば、心筋灌流画像における灌流領域のずれを防ぐことができるので、灌流領域の相対的な位置関係を正確に把握することが可能になる。
また、本実施例1では、画像位置合せ部11eが、位置合せを行う際に、撮影時に被検体が載置される天板の移動量に基づいて、各心筋灌流画像の位置を補正する。したがって、本実施例1によれば、心筋重畳画像において灌流領域の位置がずれることを防ぐことができるので、心筋重畳画像における灌流領域の位置合わせをより正確に行うことが可能になる。
また、本実施例1では、画像位置合せ部11eが、位置合せを行う際に、撮影時に前記被検体に照射されるX線の照射範囲、および/または、前記被検体にX線を照射するX線管と前記被検体を透過したX線を検出するX線検出部との間の距離に基づいて、各心筋灌流画像の拡大率を補正する。したがって、本実施例1によれば、心筋重畳画像において灌流領域の拡大率位置がずれることを防ぐことができるので、心筋重畳画像における灌流領域の位置合わせをより正確に行うことが可能になる。
また、本実施例1では、画像位置合せ部11eが、位置合せを行う際に、X線透過率が低い部位の形状に基づいて、各心筋灌流画像の位置および/または拡大率を補正する。したがって、本実施例1によれば、実際に撮影されたX線画像に基づいて、位置および/または拡大率を補正するので、心筋重畳画像における灌流領域の位置合わせをより正確に行うことが可能になる。
また、本実施例1では、X線画像重畳部11gが、X線画像抽出部11bによって抽出された各X線画像を重ね合わせたX線重畳画像を作成する。そして、灌流重畳画像表示制御部11hが、X線画像重畳部11gによって作成されたX線重畳画像上に重ねて灌流重畳画像を表示させる。したがって、本実施例1によれば、灌流画像のもとになったX線画像に基づいて、灌流領域あるいは非灌流領域と心臓各部の位置関係を容易に把握することが可能になる。
また、本実施例1では、ピークホールド画像作成部11dが、X線画像抽出部11bによって抽出された各X線画像について、同じ位置にある画素ごとに画素値の最大値を選択することでピークホールド画像を生成する。そして、X線画像重畳部11gが、ピークホールド画像作成部11dによって作成された各ピークホールド画像をそれぞれ重ね合わせることでX線重畳画像を作成する。したがって、本実施例1によれば、冠動脈を含む血管の形状が明瞭に描出されたX線画像に基づいて、灌流領域あるいは非灌流領域と血管の位置関係を容易に把握することが可能になる。
また、本実施例1では、X線画像重畳部11gが、X線画像抽出部11bによって抽出された各X線画像から血管が占める領域を表す血管領域を抽出し、抽出した各血管領域をそれぞれ重ね合わせることでX線重畳画像を作成する。したがって、本実施例1によれば、灌流領域あるいは非灌流領域と血管の位置関係をより正確に把握することが可能になる。
また、本実施例1では、灌流重畳画像表示制御部11hが、X線重畳画像上に重ねて灌流重畳画像を表示させる際に、当該灌流重畳画像を透過させる。したがって、本実施例1によれば、X線の照射方向に冠動脈と灌流領域とが重なっているような場合に、それぞれの状態を同時に確認することが可能になる。
なお、実施例1では、灌流重畳画像表示制御部11hが、X線重畳画像上に重ねたうえで灌流重畳画像を表示させることとしたが、本発明はこれに限られるものではない。例えば、灌流重畳画像表示制御部11hが、重ね合わせる前の各灌流画像および灌流重畳画像を並べて表示させるようにしてもよい。
次に、実施例2について説明する。上記実施例1では、X線診断装置100が心筋灌流画像を重ね合わせて表示することとしたが、本実施例2に係るX線診断装置は、灌流重畳画像から心筋の灌流状況が不良な領域を非灌流領域として抽出し、抽出した非灌流領域を表す非灌流領域画像を表示部に表示させる。
このように、心筋の灌流状況が不良な領域を非灌流領域として表示することで、操作者は、心筋全体に渡って非灌流領域があるか否かを瞬時に確認することができる。すなわち、本実施例2に係るX線診断装置によれば、心筋全体に渡って灌流状況を観察する場合に、心筋の非灌流領域を瞬時に検出することが可能になる。以下、かかるX線診断装置について具体的に説明する。
なお、本実施例2に係るX線診断装置の構成は、基本的には図1に示したものと同様であり、画像演算・記憶部の機能が異なるだけである。そこで、以下では、本実施例2に係る画像演算・記憶部の機能について説明する。
まず、本実施例2に係る画像演算・記憶部21の構成について説明する。図10は、本実施例2に係る画像演算・記憶部21の構成を示す機能ブロック図である。なお、ここでは説明の便宜上、図2に示した各部と同様の役割を果たす機能部については、同一の符号を付すこととして詳細な説明を省略する。
図10に示すように、画像演算・記憶部21は、画像データ記憶部11a、X線画像抽出部11b、灌流画像作成部11c、X線差分画像作成部21i、画像位置合せ部21e、灌流画像重畳部11f、非灌流領域抽出部21j、心領域抽出部21kおよび非灌流画像表示制御部21hを有する。
X線差分画像作成部21iは、X線画像抽出部11bによって抽出された各X線画像について、1フレーム直前または1フレーム直後の画像との差分画像を作成する。具体的には、X線差分画像作成部21iは、X線画像抽出部11bによってX線画像が抽出されると、抽出されたX線画像の1フレーム直前または1フレーム直後の画像を画像データ記憶部11aから読み出す。そして、X線差分画像作成部21iは、差分画像を作成する。
図11は、X線差分画像作成部21iによる差分画像作成の一例を示す図である。図11に示すように、例えば、X線差分画像作成部21iは、X線画像抽出部11bによって抽出されたX線画像のうち、同じ冠動脈を造影して得られたX線画像ごとに、最初に撮影されたX線画像H1、H2およびH3をそれぞれ取得する。また、X線差分画像作成部21iは、X線画像H1、H2およびH3の1フレーム直後に撮影されたX線画像をそれぞれ取得し、各画像を用いて差分画像S1、S2およびS3を作成する。
画像位置合せ部21eは、灌流画像作成部11cによって作成された各心筋灌流画像、および、X線差分画像作成部21iによって作成された各差分画像の位置合せを行う。なお、画像位置合せ部21eが行う位置合せの具体的な方法については、実施例1で説明した画像位置合せ部11eの場合と同様であるので、ここでは説明を省略する。
非灌流領域抽出部21jは、心筋の灌流状況が不良な領域を表す非灌流領域を抽出する。具体的には、非灌流領域抽出部21jは、非灌流領域として、灌流画像重畳部11fによって作成された灌流重畳画像から心筋の灌流状況が不良な領域を抽出する。
より具体的には、非灌流領域抽出部21jは、心筋の灌流状況を表す灌流値が所定の閾値以下である領域を灌流状況が不良な領域とする。さらに、非灌流領域抽出部21jは、灌流状況が不良な領域のうち、所定の大きさ以上の面積を有する領域のみを非灌流領域として抽出する。
図12は、非灌流領域抽出部21jによる非灌流領域抽出の一例を示す図である。図12に示すように、例えば、非灌流領域抽出部21jは、灌流画像重畳部11fによって作成されたPSから非灌流領域NPを抽出する。
心領域抽出部21kは、X線画像抽出部11bによって抽出された各X線画像から心臓を表す領域を心領域として抽出する。具体的には、心領域抽出部21kは、X線差分画像作成部21iによって作成された差分画像それぞれにおける共通領域を抽出することで、心領域を抽出する。
なお、例えば、心領域抽出部21kは、操作部10を介して、X線画像抽出部11bによって抽出されたX線画像のうち少なくとも一つに対して領域を設定する操作を操作者から受け付け、受け付けた領域を心領域として抽出してもよい。
また、心領域抽出部21kは、例えば、エネルギーサブトラクション法を用いて心領域を抽出してもよい。なお、ここでいう「エネルギーサブトラクション法」とは、エネルギーが異なるX線を撮影対象の部位に交互に照射し、それにより得られたX線画像にサブトラクション処理を施す撮影法である。このデュアルエナジーサブトラクションによれば、診断に不要な部位が消去された画像や、造影剤やステントが強調された画像などを得ることができる。
図13は、心領域抽出部21kによる心領域抽出の一例を示す図である。図13に示すように、例えば、心領域抽出部21kは、X線差分画像作成部21iによって作成された差分画像S1、S2およびS3それぞれにおける共通領域を抽出することで、心領域RHを抽出する。
非灌流画像表示制御部21hは、非灌流領域抽出部21jによって抽出された非灌流領域を表す非灌流領域画像を表示部9に表示させる。具体的には、非灌流画像表示制御部21hは、非灌流領域抽出部21jによって抽出された非灌流領域のうち、心領域抽出部21kによって抽出された心領域に含まれる領域のみを非灌流領域画像として表示させる。
ここで、非灌流画像表示制御部21hは、非灌流領域画像を表示させる際に、非灌流領域の面積を計測し、計測した面積をさらに表示させる。
なお、非灌流画像表示制御部21hは、非灌流領域画像を表示させる際に、心筋の灌流状況を表す灌流値に応じて、非灌流領域に含まれる画素の画素値を変えてもよい。例えば、非灌流画像表示制御部21hは、複数の閾値を用いて、灌流値が各閾値を超えるごとに、画素の色情報を変える。または、非灌流画像表示制御部21hは、非灌流領域を点滅表示させてもよい。
図14は、非灌流画像表示制御部21hによる非灌流領域画像表示の一例を示す図である。図14に示すように、例えば、非灌流画像表示制御部21hは、非灌流領域抽出部21jによって抽出された非灌流領域NPのうち、心領域抽出部21kによって抽出された心領域に含まれる領域のみを示す非灌流領域画像NIを表示させる。
図15は、本実施例2に係る画像演算・記憶部21によって行われる処理の処理手順を示すフローチャートである。図15に示すように、本実施例に係る画像演算・記憶部21は、操作部10を介して操作者から処理の開始指示を受け付けた場合に、以下の処理を実行する(ステップS201,Yes)。
具体的には、まず、X線画像抽出部11bが、画像データ記憶部11aに記憶されているX線画像を参照して、冠動脈を造影したうえでシネ撮影された心臓の複数のシネ撮影画像から特定心位相のX線画像を抽出する(ステップS202)。
続いて、灌流画像作成部11cが、複数の冠動脈を造影した場合それぞれにおける心筋灌流画像を作成する(ステップS203)。また、X線差分画像作成部21iが、X線画像抽出部11bによって抽出されたX線画像の1フレーム直前または1フレーム直後の画像を画像データ記憶部11aから読み出したうえで(ステップS204)、差分画像を作成する(ステップS205)。
続いて、画像位置合せ部21eが、灌流画像作成部11cによって作成された各心筋灌流画像、および、X線差分画像作成部21iによって作成された各差分画像の位置合せを行う(ステップS206)。
その後、灌流画像重畳部11fが、灌流画像作成部11cによって作成された各心筋灌流画像を重ね合わせた灌流重畳画像を作成する(ステップS207)。さらに、非灌流領域抽出部21jが、灌流画像重畳部11fによって作成された灌流重畳画像から心筋の灌流状況が不良な領域を非灌流領域として抽出する(ステップS208)。
また、心領域抽出部21kが、X線画像抽出部11bによって抽出された各X線画像から心臓を表す領域を心領域として抽出する(ステップS209)。
そして、非灌流画像表示制御部21hが、非灌流領域抽出部21jによって抽出された非灌流領域を表す非灌流領域画像を表示部9に表示させる(ステップS210)。
上述してきたように、本実施例2では、非灌流領域抽出部21jが、灌流画像重畳部11fによって作成された灌流重畳画像から心筋の灌流状況が不良な領域を非灌流領域として抽出する。そして、非灌流画像表示制御部21hが、非灌流領域抽出部21jによって抽出された非灌流領域を非灌流領域画像として表示部9に表示させる。
このように、心筋の灌流状況が不良な領域を非灌流領域として表示することで、操作者は、心筋全体に渡って非灌流領域があるか否かを瞬時に確認することができる。したがって、本実施例2に係るX線診断装置によれば、心筋全体に渡って灌流状況を観察する場合に、心筋の非灌流領域を瞬時に検出することが可能になる。
また、本実施例2では、非灌流領域抽出部21jが、灌流状況が不良な領域のうち所定の大きさ以上の面積を有する領域のみを非灌流領域として抽出する。したがって、本実施例2によれば、灌流がない部分がノイズ等の影響によって灌流領域として画像化されてしまうような場合でも、そういった不要部分を除去することができるので、灌流重畳画像の視認性を高めることが可能になる。
また、本実施例2では、非灌流領域抽出部21jが、心筋の灌流状況を表す灌流値が所定の閾値以下である領域を前記灌流状況が不良な領域とする。したがって、本実施例2によれば、閾値を調整することで、ノイズ等の影響を除去する度合いを適宜に調整することが可能になる。
また、本実施例2では、非灌流画像表示制御部21hが、非灌流領域画像を表示させる際に、心筋の灌流状況を表す灌流値に応じて非灌流領域に含まれる画素の色情報を変える。したがって、本実施例2によれば、非灌流領域においてわずかながら灌流があるような場合に、それらの灌流の度合いを容易に把握することが可能になる。
また、本実施例2では、非灌流画像表示制御部21hが、非灌流領域画像を表示させる際に、非灌流領域を点滅表示させる。したがって、本実施例2によれば、点滅表示によって非灌流領域を強調して表示することができるので、非灌流領域をさらに容易に検出することが可能になる。
また、本実施例2では、非灌流画像表示制御部21hが、非灌流領域画像を表示させる際に、非灌流領域の面積を計測し、計測した面積をさらに表示させる。したがって、本実施例2によれば、心筋全体における非灌流領域の大きさを容易に把握することが可能になる。
また、本実施例2では、心領域抽出部21kが、X線画像抽出部11bによって抽出された各X線画像から心臓を表す領域を心領域として抽出する。そして、非灌流画像表示制御部21hが、非灌流領域抽出部21jによって抽出された非灌流領域のうち、心領域抽出部21kによって抽出された心領域に含まれる領域のみを非灌流領域画像として表示させる。したがって、本実施例2によれば、心臓以外の部分が非灌流領域として表示されることを防ぐことができるので、より正確に非灌流領域を検出することが可能になる。
また、本実施例2では、心領域抽出部21kが、X線画像抽出部11bによって抽出されたX線画像のうち少なくとも一つに対して操作者が設定した領域を心領域として抽出する。したがって、本実施例2によれば、操作者が任意の範囲を心領域として設定することができるので、心筋の特定部分における比灌流領域を容易に検出することが可能になる。
また、本実施例2では、X線差分画像作成部21iが、X線画像抽出部11bによって抽出された各X線画像について、1フレーム直前または1フレーム直後の画像との差分画像を作成する。そして、心領域抽出部21kが、X線差分画像作成部21iによって作成された差分画像それぞれにおける共通領域を抽出することで、心領域を抽出する。したがって、本実施例2によれば、心領域を正確に抽出することが可能になる。
また、本実施例2では、心領域抽出部21kが、エネルギーサブトラクション法を用いて前記心領域を抽出する。したがって、本実施例2によれば、より正確に心領域を抽出することが可能になる。
次に、実施例3について説明する。本実施例3では、バイプレーン型のX線診断装置について説明する。図16は、本実施例3に係るX線診断装置300の構成を示す斜視図である。図16に示すように、このX線診断装置300は、バイプレーン型のX線診断装置であり、正面系のX線撮影システム(以下、「第一撮影システム」と呼ぶ)と、側面系のX線撮影システム(以下、「第二撮影システム」と呼ぶ)とを装備しており、天板50上に載置された被検体を2方向から同時に撮影することが可能に構成されている。
第一撮影システムは、第一X線管31と、第一X線検出器32と、第一支持器33とを有する。X線管31は、第一支持器33の一端に取り付けられており、X線検出器32は、第一支持器33の他端に取り付けられている。CA1は、X線検出器32の受像面中心、X線管31の焦点、アイソセンタと呼ばれる不動点ICをそれぞれ結ぶ第一撮影系の撮影中心軸を示している。第一支持器33は、C字状に形成され、アームホルダ34を介して床に据え付けられたスタンド35に支持されている。アームホルダ34及びスタンド35は、第一支持器33を回転可能に支持する第一支持器支持機構を構成している。
ここで、第一撮影システムは、第一支持器33の主回転、スライド回転、及び支柱回転の3軸回転機構に加え、床回転、平面検出器・X線絞り器回転の2軸を追加した5軸回転機構を搭載している。具体的には、まず、スタンド35は、アームホルダ34を矢印A(A2)に沿って軸回転可能な構造を有している。また、アームホルダ34は、第一支持器33を矢印Bに沿ってスライド回転可能な構造を有している。また、スタンド35は、矢印Cに沿って支柱回転(旋回)可能な構造を有している。また、スタンド35は、矢印Dに沿って床回転可能な構造を有している。また、第一支持器33に取り付けられた第一X線検出器32および第一X線管31は、矢印Eに沿って回転可能な構造を有している。
このような構造により、第一撮影システムは、撮影アングルを矢印A(A2)、Bに関して任意に傾斜させることができる。また、第一撮影システムは、矢印C、矢印Dに関して旋回することにより、第二支持器43の内側に位置する撮影位置と待機位置との間を移動することができる。また、第一撮影システムは、矢印Eに関して旋回することにより、受像面を任意に回転させることができる。
一方、第二撮影システムは、第二X線管41と、第二X線検出器42と、第二支持器43とを有する。第二X線管41は、第一昇降機構44を介して第二支持器43の一端に取り付けられており、第二X線検出器42は、第二昇降機構45を介して第二支持器43の他端に取り付けられている。CA2は、第二X線検出器42の受像面中心と第二X線管41の焦点とアイソセンタと呼ばれる不動点ICとを結ぶ第二撮影システムの第二撮影中心軸を表している。第二支持器43は、Ω字状に形成され、アームホルダ46を介して、スライダベース47から吊り下げられている。
アームホルダ46は、第二支持器43を円弧に沿って矢印F方向にスライド回転可能に保持する。スライダベース47は、アームホルダ46を矢印Gに沿って軸回転可能に保持する。第二支持器43の両端には、それぞれ下方に延びる第一昇降機構44と第二昇降機構45とが設けられている。第一昇降機構44の下端に第二X線管41が保持されている。第二昇降機構45の下端に第二X線検出器42が保持されている。
ここで、第二X線管41と第二X線検出器42とは、第二撮影中心軸CA2上で対向している。第一昇降機構44と第二昇降機構45とは、第二X線管41と第二X線検出器42とを、この対向を保った状態で矢印Hに沿って上下方向に昇降させる。スライダベース47は、天井面に施設された走行レール(図示を省略)に係合して縦横に移動可能に支持されている。アームホルダ46およびスライダベース47は、第二支持器43を回転可能に支持する第二支持器支持機構を構成している。
なお、第一撮影システムの第一撮影中心軸CA1と、第二撮影システムの第二撮影中心軸CA2とは、アイソセンタICで交差する。このような構成の第一撮影システムと第二撮影システムとは、図示していない機構制御部により、例えば、第一X線管31と第一X線検出器32に対応する第一撮影中心軸CA1と、第二X線管41と第二X線検出器42に対応する第二撮影中心軸CA2との交点が、被検体の関心領域に一致するように移動を制御されて撮影動作をする。
このような構成のもと、本実施例3では、X線診断装置300が、第一撮影システムによって撮影されたX線画像に基づいて、実施例1あるいは実施例2と同様に心筋灌流画像を作成する。一方、第二撮影システムについては、操作者が施術用として自由に使用することができる。例えば、第二撮影システムは、被検体にカテーテルを挿入する場合などに用いられる。
上述してきたように、本実施例3では、X線診断装置300が、第一X線管31および第一X線検出器32によりX線画像を撮影する第一撮影システムと第二X線管41および第二X線検出器42によりX線画像を撮影する第二撮影システムとを有するバイプレーン型である。そして、X線診断装置300は、第一撮影システムによって撮影されたX線画像に基づいて、各心筋灌流画像を作成する。
これにより、検査者は、最適な角度でカテーテルを操作しながら、心筋全体に渡って容易に灌流状況を確認することができるようになる。すなわち、本実施例3によれば、X線診断装置の利便性を向上させることが可能である。
なお、本実施例3では、第一撮影システムを用いて心筋灌流画像を作成する場合について説明したが、第二撮影システムを用いて心筋灌流画像を作成するようにしてもよい。
以上、実施例1、2および3について説明したが、本発明は上述した実施例以外にも各種の異なる形態にて実施されてよいものである。
例えば、操作者からの要求に応じて、実施例1および2で説明した各種画像表示を適宜に切り替えることができるようにしてもよい。その場合には、例えば、実施例1において、灌流重畳画像表示制御部11hが、操作者からの要求に応じて、各冠動脈を造影した場合それぞれにおける心筋灌流画像のいずれかが表示されるように表示を切り替える。
または、同じく実施例1において、灌流重畳画像表示制御部11hが、操作者からの要求に応じて、灌流重畳画像またはX線重畳画像のいずれかが表示されるように表示を切り替える。または、同じく実施例1において、灌流重畳画像表示制御部11hが、操作者からの要求に応じて、重ね合わせる前の各灌流画像または灌流重畳画像のいずれかが表示されるように表示を切り替える。
または、実施例2において、非灌流画像表示制御部21hが、操作者からの要求に応じて、灌流重畳画像または非灌流領域画像のいずれかが表示されるように表示を切り替える。
このように、灌流重畳画像表示制御部11hまたは非灌流画像表示制御部21hが、操作者からの要求に応じて各種画像表示を切り替えることによって、操作者が、必要に応じて適宜に画像を切り替えながら、効率よく非灌流領域を検出することが可能になる。
なお、各種画像表示を適宜に切り替える要求を操作者から受け付ける手段としては、各種の手段を用いることが可能である。例えば、操作部10が有するボタンやスイッチなどのハードウェア的な手段や、所定のプログラムを実行することによって実現されるGUI(Graphical User Interface)などのソフトウェア的な手段を用いることができる。
また、上述した各実施例では、左回旋枝、左前下降枝および右冠動脈を造影した場合それぞれについて、心筋の灌流状況を表す心筋灌流画像を作成する場合を説明したが、本発明はこれに限られるものではない。すなわち、他の種類の冠動脈を造影した場合の心筋灌流画像を作成する場合でも同様に適用することが可能である。
また、上述した各実施例によれば、心筋全体に渡って非灌流領域を容易に検出することが可能になるので、検査時間および診断時間を短縮することができる。
また、上述した各実施例では、心筋の灌流状況を表す心筋灌流画像を作成する場合について説明したが、本発明はこれに限られるものではなく、他の部位の灌流画像を作成する場合でも同様に適用することができる。例えば、頭部の灌流画像を作成する場合にも同様に適用することができる。
以上のように、本発明に係るX線診断装置は、心筋の灌流状況を観察する場合に有用であり、特に、複数の冠動脈を造影したうえで心筋全体に渡って灌流状況を把握する場合に適している。
100,300 X線診断装置
1 X線管
2 X線検出部
3 Cアーム
4 機構制御部
5 高電圧発生部
6 高電圧制御部
7 寝台
8 架台部
9 表示部
10 操作部
10a 操作モニタ
10b 撮影用ハンドスイッチ
10c スイッチホルダ
11,21 画像演算・記憶部
11a 画像データ記憶部
11b X線画像抽出部
11c 灌流画像作成部
11d ピークホールド画像作成部
11e,21e 画像位置合せ部
11f 灌流画像重畳部
11g X線画像重畳部
11h 灌流重畳画像表示制御部
21h 非灌流画像表示制御部
21i X線差分画像作成部
21j 非灌流領域抽出部
21k 心領域抽出部
12 システム制御部
31 第一X線管
32 第一X線検出器
33 第一支持器
34 アームホルダ
35 スタンド
41 第二X線管
42 第二X線検出器
43 第二支持器
44 第一昇降機構
45 第二昇降機構
46 アームホルダ
47 スライダベース
50 天板

Claims (11)

  1. 少なくとも第一の血管を造影した場合および第二の血管を造影した場合それぞれにおける所定部位の灌流状況を表す灌流画像を作成する灌流画像作成手段と、
    前記灌流画像作成手段によって作成された灌流画像を重ね合わせた灌流重畳画像を作成する灌流画像重畳手段と、
    前記灌流画像重畳手段によって作成された灌流重畳画像を表示部に表示させる灌流重畳画像表示制御手段と
    を備えたことを特徴とするX線診断装置。
  2. 前記第一の血管を造影したうえで時系列的に撮影されたX線画像および前記第二の血管を造影したうえで時系列的に撮影されたX線画像それぞれから特定時相のX線画像を抽出するX線画像抽出手段をさらに備え、
    前記灌流画像作成手段は、前記X線画像抽出手段によって抽出された各X線画像に基づいて前記灌流画像を作成することを特徴とする請求項1に記載のX線診断装置。
  3. 前記灌流画像作成手段は、前記所定部位の各部における灌流状況に応じて当該所定部位を表す領域に含まれる画素の画素値を設定することで前記灌流画像を作成し、
    前記灌流画像重畳手段は、前記灌流重畳画像を作成する際に、同じ位置にある画素ごとに画素値の最大値を選択することまたは和を求めることで前記灌流画像を重ね合わせることを特徴とする請求項1または2に記載のX線診断装置。
  4. 灌流画像作成手段によって作成された灌流画像の位置合せを行う画像位置合せ手段をさらに備え、
    前記灌流画像重畳手段は、前記画像位置合せ手段によって位置合せが行なわれた灌流画像を用いて前記灌流重畳画像を作成することを特徴とする請求項1、2または3に記載のX線診断装置。
  5. 前記X線画像抽出手段によって抽出された各X線画像を重ね合わせたX線重畳画像を作成するX線画像重畳手段をさらに備え、
    前記灌流重畳画像表示制御手段は、前記X線画像重畳手段によって作成されたX線重畳画像上に重ねて前記灌流重畳画像を表示させることを特徴とする請求項2、3または4に記載のX線診断装置。
  6. 前記灌流画像重畳手段によって作成された灌流重畳画像から前記所定部位の灌流状況が不良な領域を非灌流領域として抽出する非灌流領域抽出手段と、
    前記非灌流領域抽出手段によって抽出された非灌流領域を非灌流領域画像として表示部に表示させる非灌流画像表示制御手段と
    をさらに備えたことを特徴とする請求項1〜5のいずれか一つに記載のX線診断装置。
  7. 前記非灌流画像表示制御手段は、前記非灌流領域画像を表示させる際に、前記非灌流領域の面積を計測し、計測した面積をさらに表示させることを特徴とする請求項6に記載のX線診断装置。
  8. 前記X線画像抽出手段によって抽出された各X線画像から所定部位を表す領域を部位領域として抽出する部位域抽出手段をさらに備え、
    前記非灌流画像表示制御手段は、前記非灌流領域抽出手段によって抽出された非灌流領域のうち、前記部位領域抽出手段によって抽出された部位領域に含まれる領域のみを前記非灌流領域画像として表示させることを特徴とする請求項6または7に記載のX線診断装置。
  9. 前記灌流重畳画像表示制御手段は、操作者からの要求に応じて、前記第一の血管を造影した場合における灌流画像または前記第二の血管を造影した場合における灌流画像のいずれかが表示されるように表示を切り替えることを特徴とする請求項1〜8のいずれか一つに記載のX線診断装置。
  10. 前記灌流重畳画像表示制御手段は、重ね合わせる前の各灌流画像および前記灌流重畳画像を並べて表示させることを特徴とする請求項1〜8のいずれか一つに記載のX線診断装置。
  11. 前記X線診断装置は、第一のX線管および第一のX線検出器によりX線画像を撮影する第一の撮影系と第二のX線管および第二のX線検出器によりX線画像を撮影する第二の撮影系とを有するバイプレーン型であって、
    前記灌流画像作成手段は、前記第一の撮影系によって撮影されたX線画像に基づいて、前記灌流画像を作成し、
    前記第二の撮影系は、被検体に対する施術用に用いられることを特徴とする請求項1〜10のいずれか一つに記載のX線診断装置。
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