JP2004206577A - グラフ表示制御装置及びプログラム - Google Patents

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Abstract

【課題】グラフ表示制御装置において、操作入力を簡便化するとともに操作入力に対応する処理を容易に理解可能とし、操作性の向上を図る。
【解決手段】ユーザが入力ペン4を用いて計算ウィンドウCWに表示されたグラフ式に含まれるパラメータ部分をポインタ操作により選択する。すると、CPU10は、この選択したパラメータ部分の値を変更可能な状態に設定する。次いで、ユーザが入力ペン4を用いてグラウウィンドウGWに表示されたグラフを移動したり変形するためのポイント操作を行うと、CPU10は、表示中のグラフを移動したり変形する。また、ユーザが変形後のグラフをグラフウィンドウGWから計算ウィンドウCWにドラッグアンドドロップすると、CPU10は、グラフの変形に応じて計算ウィンドウCWに表示されたグラフ式を更新する。
【選択図】 図2

Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、グラフ表示制御装置及びプログラムに関する。
【0002】
【従来の技術】
従来、幾何図形を描画する描画機能を備えた装置が知られている。例えば、方程式計算、行列演算、複素数演算等の計算機能や、財務計算機能、統計機能等の豊富な機能を備えた関数電卓(以下、「関数電卓」という。)が知られている。この関数電卓は、例えば、計算機能を利用した各種技術計算の演算結果をグラフ化して表示することや入力された式の図形を描画することができる。したがって、教育現場において数式等の文字データとグラフや図形の関係を勉強するため等に広く活用されている。
【0003】
また、上述したような関数電卓において、表示させたいグラフの概形が入力ペン等で手書き入力された上、当該グラフ上の座標が入力されることにより、グラフ式を特定して、当該グラフ式に基づくグラフを表示する機能を備えたものが知られている(例えば、特許文献1参照。)。
【0004】
【特許文献1】
特開平9−282476号公報
【0005】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、従来の関数電卓では、入力された関数式や図形の式のグラフを描画したり、グラフ表示からグラフ式や図形等を表示するためには、処理内容に応じた一連の処理を行う必要があった。このためユーザは、関数電卓への操作内容とこの操作に応じて関数電卓により実行される処理との関連性を理解しておく必要があった。即ち、関数電卓の操作に不慣れなユーザにとっては、関数電卓の機能を使いこなすことが難しいという問題があった。
【0006】
そこで本発明は、グラフ表示制御装置において、操作入力を簡便化するとともに操作入力に対応する処理を容易に理解可能とすることにより、操作性の向上を図ることを目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】
上記課題を解決するために、請求項1に記載のグラフ表示制御装置は、
パラメータ部分(例えば、図4に示すパラメータ部分CF1)を含むグラフ式を記憶する式記憶手段(例えば、図2に示すRAM50;グラフ式データ52a)と、
この式記憶手段に記憶されたグラフ式のグラフを描画する制御を行うグラフ描画制御手段(例えば、図2に示すCPU10;図3に示すステップS101)と、
このグラフ描画制御手段によって描画制御されたグラフを、ポインタ操作によって変形するグラフ変形手段(例えば、図2に示すCPU10;図3に示すステップS106)と、
このグラフ変形手段によってグラフが変形された場合に、変形されたグラフに応じて前記式記憶手段に記憶されたグラフ式のパラメータ部分の値を更新するパラメータ部分値変更手段(例えば、図2に示すCPU10;図3に示すステップS107)と、
を備えたことを特徴としている。
【0008】
ここで、「パラメータ部分」とは、既知か未知かを問わず、計算式(グラフ式)を構成する定数や係数のことをいう。例えば、「y=2x+b」であれば「2」と「b」とがパラメータ部分であって、変数である「x」と「y」、及び、演算記号である「=」と「+」とを除く部分がパラメータ部分である。
【0009】
請求項11に記載のプログラムは、
コンピュータに、
パラメータ部分を含むグラフ式を記憶する式記憶機能と、
この式記憶機能によって記憶されたグラフ式のグラフを描画する制御を行う描画制御機能と、
このグラフ描画制御機能によって描画制御されたグラフを、ポインタ操作によって変形するグラフ変形機能と、
このグラフ変形機能によってグラフが変形された場合に、変形されたグラフに応じて前記式記憶機能によって記憶されたグラフ式のパラメータ部分の値を更新するパラメータ部分値変更機能と、
を実現させることを特徴としている。
【0010】
請求項1又は11に記載の発明によれば、パラメータ部分を含むグラフ式を記憶し、このグラフ式のグラフを描画した後、このグラフをポインタ操作によって変形可能であり、グラフが変形された場合に、変形されたグラフに応じてパラメータ部分の値を更新する制御を行うことができる。即ち、ポインタ操作によってグラフを変形し、グラフの変形に応じてグラフ式を更新できる。このため、操作入力を簡便化するとともに、操作入力に対応する処理を容易に理解可能とし、操作性の向上を図ることができる。
【0011】
また、請求項2に記載の発明のように、請求項1に記載のグラフ表示制御装置において、
前記式記憶手段に記憶されたグラフ式には複数のパラメータ部分が含まれ、
前記複数のパラメータ部分の内、択一的にパラメータ部分を選択するパラメータ部分選択手段(例えば、図2に示すCPU10;図3に示すステップS104)を更に備え、
前記グラフ変形手段は、前記グラフ描画制御手段によって描画制御されたグラフを、前記パラメータ部分選択手段により選択されたパラメータ部分を可変するように変形する手段(例えば、図2に示すCPU10:図3に示すステップS105)を有し、
前記パラメータ部分値変更手段は、前記グラフ変形手段によって変形されたグラフに応じて、前記パラメータ部分選択手段により選択されたパラメータ部分の値を変更する手段(例えば、図2に示すCPU10;図3に示すステップS107)を有するように構成してもよい。
【0012】
請求項2に記載の発明によれば、グラフ式に含まれた複数のパラメータ部分のいずれかを選択して変更することによってグラフが変形された場合に、選択したパラメータ部分の値を変更する制御を行うことができる。
【0013】
また、請求項3に記載の発明のように、請求項1又は2に記載のグラフ表示制御装置において、
前記グラフ変形手段によってグラフが変形された場合に、前記パラメータ部分値変更手段により変更されたパラメータ部分の値に従って、前記式記憶手段に記憶されたグラフ式を更新して表示する制御を行う式表示制御手段を更に備えるように構成してもよい。
【0014】
請求項3に記載の発明によれば、グラフ式を表示する制御を行うが、グラフが変形された場合には、グラフ式のパラメータ部分の値を変更して、表示制御しているグラフ式を更新する制御を行うことができる。
【0015】
請求項4に記載のグラフ表示制御装置は、
第1画面(例えば、図7に示すグラフウィンドウGW)にグラフを描画する制御を行うグラフ描画制御手段(例えば、図2に示すCPU10;図6に示すステップS201)と、
このグラフ描画制御手段によって描画制御されるグラフに対応するテーブルデータを第2画面(例えば、図7に示す計算ウィンドウCW)に表示する制御を行うテーブル表示制御手段(例えば、図2に示すCPU10:図6に示すステップS201)と、
前記グラフ描画制御手段によって描画制御されたグラフを、ポインタ操作によって変形するグラフ変形手段(例えば、図2に示すCPU10;図6に示すステップS203)と、
このグラフ変形手段によってグラフが変形された後、前記第1画面に対する所定の複写操作が為され、前記第2画面に対する所定の貼付操作が為された場合に、変形されたグラフに応じて前記第2画面に表示されている前記テーブルデータの値を更新する更新手段(例えば、図2に示すCPU10;図6に示すステップS205)と、
を備えたことを特徴としている。
【0016】
請求項12に記載のプログラムは、
第1画面及び第2画面を備えたコンピュータに、
前記第1画面にグラフを描画する制御を行うグラフ描画制御機能と、
このグラフ描画制御機能によって描画制御されるグラフに対応するテーブルデータを前記第2画面に表示する制御を行うテーブル表示制御機能と、
前記グラフ描画制御機能によって描画制御されたグラフを、ポインタ操作によって変形するグラフ変形機能と、
このグラフ変形機能によってグラフが変形された後、前記第1画面に対する所定の複写操作が為され、前記第2画面に対する所定の貼付操作が為された場合に、変形されたグラフに応じて前記第2画面に表示されている前記テーブルデータの値を更新する更新機能と、
を実現させることを特徴としている。
【0017】
請求項4又は12に記載の発明によれば、第1画面にグラフを描画し、第2画面にこのグラフに対応するテーブルデータを表示し、第1画面に表示されたグラフをポインタ操作によって変形可能であり、グラフが変形された後、第1画面に対する所定の複写操作が為され、第2画面に対する所定の貼付操作が為された場合に、変形されたグラフに応じて第2画面に表示されたテーブルデータを更新する制御を行うことができる。即ち、ポインタ操作によってグラフを変形し、複写操作及び貼付け操作によって変形したグラフに応じてテーブルデータを更新できる。このため、操作入力を簡便化するとともに、操作入力に対応する処理を容易に理解可能とし、操作性の向上を図ることができる。
【0018】
請求項5に記載のグラフ表示制御装置は、
第1画面(例えば、図10に示すグラフウィンドウGW)にグラフを描画する制御を行うグラフ描画制御手段(例えば、図2に示すCPU10;図9に示すステップS301)と、
この描画制御手段によって描画制御されるグラフに対応するリストデータを第2画面(例えば、図10に示す計算ウィンドウCW)に表示する制御を行うリスト表示制御手段(例えば、図2に示すCPU10;図9に示すステップS301)と、
前記グラフ描画制御手段によって描画制御されたグラフを、ポインタ操作によって変形可能なグラフ変形手段(例えば、図2に示すCPU10;図9に示すステップS303)と、
このグラフ変形手段によってグラフが変形された後、前記第1画面に対する所定の複写操作が為され、前記第2画面に対する所定の貼付操作が為された場合に、変形されたグラフに応じて前記第2画面に表示されている前記リストデータの値を更新する更新手段(例えば、図2に示すCPU10;図9に示すステップS305)と、
を備えたことを特徴としている。
【0019】
請求項13に記載のプログラムは、
第1画面及び第2画面を備えたコンピュータに、
前記第1画面にグラフを描画する制御を行うグラフ描画制御機能と、
この描画制御機能によって描画制御されるグラフに対応するリストデータを前記第2画面に表示する制御を行うリスト表示制御機能と、
前記グラフ描画制御機能によって描画制御されたグラフを、ポインタ操作によって変形可能なグラフ変形機能と、
このグラフ変形機能によってグラフが変形された後、前記第1画面に対する所定の複写操作が為され、前記第2画面に対する所定の貼付操作が為された場合に、変形されたグラフに応じて前記第2画面に表示されている前記リストデータの値を更新する更新機能と、
を実現させることを特徴としている。
【0020】
請求項5又は13に記載の発明によれば、第1画面にグラフを描画し、第2画面にこのグラフに対応するリストデータを表示し、第1画面に表示されたグラフをポインタ操作によって変形可能である。また、グラフが変形された後、第1画面に対する所定の複写操作が為され、第2画面に対する所定の貼付操作が為された場合に、変形されたグラフに応じて第2画面に表示されたリストデータを更新する制御を行うことができる。即ち、ポインタ操作によってグラフを変形し、複写操作及び貼付け操作によって変形したグラフに応じてリストデータを更新できる。このため、操作入力を簡便化するとともに、操作入力に対応する処理を容易に理解可能とし、操作性の向上を図ることができる。
【0021】
請求項6に記載のグラフ表示制御装置は、
パラメータ部分(例えば、図13に示すパラメータ部分UF1)を含むグラフ式を記憶する式記憶手段(例えば、図11に示すRAM450;グラフ式データ52a)と、
この式記憶手段に記憶されたグラフ式のグラフを第1画面(例えば、図13に示すグラフウィンドウGW)に描画する制御を行うグラフ描画制御手段(例えば、図2に示すCPU10;図12に示すステップS401)と、
前記式記憶手段に記憶されたグラフ式のパラメータ部分の値を第2画面(例えば、図13に示す計算計算ウィンドウCW)に表示する制御を行うパラメータ部分値表示制御手段(例えば、図2に示すCPU10;図12に示すステップS401)と、
前記グラフ描画制御手段によって描画制御されたグラフを、ポインタ操作によって変形するグラフ変形手段(例えば、図2に示すCPU10;図12に示すステップS403)と、
このグラフ変形手段によってグラフが変形された後、前記第1画面に対する所定の複写操作が為され、前記第2画面に対する所定の貼付操作が為された場合に、変形されたグラフに応じて前記第2画面に表示されているパラメータ部分の値を変更する変更手段(例えば、図2に示すCPU10;図12に示すステップS405)と、
を備えたことを特徴としている。
【0022】
請求項14に記載のプログラムは、
第1画面及び第2画面を備えたコンピュータに、
パラメータ部分を含むグラフ式を記憶する式記憶機能と、
この式記憶機能によって記憶されたグラフ式のグラフを前記第1画面に描画する制御を行うグラフ描画制御機能と、
前記式記憶機能によって記憶されたグラフ式のパラメータ部分の値を前記第2画面に表示する制御を行うパラメータ部分値表示制御機能と、
前記グラフ描画制御機能によって描画制御されたグラフを、ポインタ操作によって変形するグラフ変形機能と、
このグラフ変形機能によってグラフが変形された後、前記第1画面に対する所定の複写操作が為され、前記第2画面に対する所定の貼付操作が為された場合に、変形されたグラフに応じて前記第2画面に表示されているパラメータ部分の値を変更する変更機能と、
を実現させることを特徴としている。
【0023】
請求項6又は14に記載の発明によれば、パラメータ部分を含むグラフ式とパラメータ部分の値を記憶し、この値をグラフ式に代入して第1画面にグラフを描画し、第2画面にパラメータ部分の値を表示した後、第1画面に描画したグラフをポインタ操作によって変形することができる。また、グラフが変形された後、第1画面に対する所定の複写操作がなされ、第2画面に対する所定の貼付操作が為された場合に、変形されたグラフに応じて第2画面に表示されたパラメータ部分の値を変更する制御を行うことができる。即ち、ポインタ操作によってグラフを変形した後、複写操作及び貼付け操作によって、グラフ式のパラメータ部分の値を、変形したグラフに応じた値に変更できる。このため、操作入力を簡便化するとともに、操作入力に対応する処理を容易に理解可能とし、操作性の向上を図ることができる。
【0024】
請求項7に記載のグラフ表示制御装置は、
グラフ式を記憶する式記憶手段(例えば、図14に示すRAM550;グラフ指揮データ52a)と、
この式記憶手段に記憶されたグラフ式のグラフを第1画面に描画する制御を行うグラフ描画手段(例えば、図2に示すCPU10;図15に示すステップS501)と、
前記第1画面に前記グラフに係る所定の範囲を指定する指示線(例えば、図16に示す線分L1)を表示し、ポインタ操作によって前記指示線を移動表示させることにより、当該指示線が移動した範囲を指定範囲とする範囲指定手段(例えば、図2に示すCPU10;図15に示すステップS503)と、
前記式記憶手段に記憶されたグラフ式と、前記指定範囲とに基づいた所定の演算式を第2画面(例えば、図16に示す計算ウィンドウCW)に表示する制御を行う演算式表示制御手段(例えば、図2に示すCPU10;図15に示すステップS505)と、
を備えたことを特徴としている。
【0025】
請求項15に記載のプログラムは、
第1画面及び第2画面を備えたコンピュータに、
グラフ式を記憶する式記憶機能と、
この式記憶機能によって記憶されたグラフ式のグラフを前記第1画面に描画する制御を行うグラフ描画機能と、
前記第1画面に前記グラフに係る所定の範囲を指定する指示線を表示し、ポインタ操作によって前記指示線を移動表示させることにより、当該指示線が移動した範囲を指定範囲とする範囲指定機能と、
前記式記憶機能によって記憶されたグラフ式と、前記指定範囲とに基づいた所定の演算式を第2画面に表示する制御を行う演算式表示制御機能と、
を実現させることを特徴としている。
【0026】
請求項7又は15に記載の発明によれば、グラフ式を記憶し、このグラフ式のグラフと、このグラフに係る所定の範囲を指定する指示線を第1画面に表示し、ポインタ操作によって指示線を移動表示させ、指示線の移動した範囲を指定範囲に指定し、グラフ式と、指定範囲に基づく所定の演算式を表示する制御を行うことができる。即ち、ポインタ操作によってグラフに係る所定の範囲を指定し、グラフ式と、指定範囲に基づく所定の演算式を表示することができる。このため、操作入力を簡便化するとともに、操作入力に対応する処理を容易に理解可能とし、操作性の向上を図ることができる。
【0027】
請求項8に記載のグラフ表示制御装置は、
グラフ式を記憶する式記憶手段(例えば、図17に示すRAM650;グラフ式データ52a)と、
表示座標系が第1軸と第2軸からなる2次元座標系の第1画面(例えば、図19に示すグラフウィンドウGW)と、
表示座標系が第1軸、第2軸及び第3軸からなる3次元座標系の第2画面(例えば、図19に示す3次グラフウィンドウ3DGW)と、
前記式記憶手段に記憶されたグラフ式のグラフを前記第1画面に描画する制御を行う2次元描画制御手段(例えば、図2に示すCPU10;図18に示すステップS601)と、
前記第1画面に対する所定の複写操作が為され、前記第2画面に対する所定の貼付操作が為された場合に、前記2次元描画制御手段によって描画制御されたグラフを、前記第3軸方向に所定間隔で配設して前記第2画面に描画する制御を行う3次元描画制御手段(例えば、図2に示すCPU10;図18に示すステップS603)と、
を備えたことを特徴としている。
【0028】
請求項16に記載のプログラムは、
表示座標系が第1軸と第2軸からなる2次元座標系の第1画面、及び表示座標系が第1軸、第2軸及び第3軸からなる3次元座標系の第2画面を備えたコンピュータに、
グラフ式を記憶する式記憶機能と、
前記式記憶機能によって記憶されたグラフ式のグラフを前記第1画面に描画する制御を行う2次元描画制御機能と、
前記第1画面に対する所定の複写操作が為され、前記第2画面に対する所定の貼付操作が為された場合に、前記2次元描画制御機能によって描画制御されたグラフを、前記第3軸方向に所定間隔で配設して前記第2画面に描画する制御を行う3次元描画制御機能と、
を実現させることを特徴としている。
【0029】
請求項8又は16に記載の発明によれば、グラフ式を記憶し、このグラフ式のグラフを2次元座標系の第1画面に描画し、この第1画面に所定の複写操作が為され、3次元座標系の第2画面に所定の貼付操作が為された場合に、第2画面に描画されたグラフを3次元化して第2画面に表示する制御を行うことができる。即ち、複写操作及び貼付操作によって2次元のグラフを3次元化して表示できる。このため、操作入力を簡便化するとともに、操作入力に対応する処理を容易に理解可能とし、操作性の向上を図ることができる。
【0030】
請求項9に記載のグラフ表示制御装置は、
グラフ式を表示する制御を行う式表示制御手段(例えば、図2に示すCPU10;図21に示すステップS701)と、
グラフ式のグラフを描画する制御を行うグラフ描画制御手段(例えば、図2に示すCPU10;図22に示すステップS701)と、
グラフの表示/非表示を選択する選択アイコン(例えば、図23に示すセレクトアイコンSI)を表示する制御を行うアイコン表示制御手段(例えば、図2に示すCPU10;図22に示すステップS702)と、
前記式表示制御手段によって表示制御されたグラフ式に対する所定の複写操作が為された後、前記選択アイコンに対する所定の貼付操作が為された場合に、当該複写操作によって指定されたグラフ式のグラフを前記グラフ描画制御手段に描画制御させるグラフ表示指示手段(例えば、図2に示すCPU10;図22に示すステップS706)と、
前記グラフ描画制御手段によって描画制御されたグラフに対する所定の複写操作が為された後、前記選択アイコンに対する所定の貼付操作が為された場合に、当該複写操作によって指定されたグラフを非表示にするグラフ非表示指示手段(例えば、図2に示すCPU10;図22に示すステップS704)と、
を備えたことを特徴としている。
【0031】
請求項17に記載のプログラムは、
コンピュータに、
グラフ式を表示する制御を行う式表示制御機能と、
グラフ式のグラフを描画する制御を行うグラフ描画制御機能と、
グラフの表示/非表示を選択する選択アイコンを表示する制御を行うアイコン表示制御機能と、
前記式表示制御機能によって表示制御されたグラフ式に対する所定の複写操作が為された後、前記選択アイコンに対する所定の貼付操作が為された場合に、当該複写操作によって指定されたグラフ式のグラフを前記グラフ描画制御手段に描画制御させるグラフ表示指示機能と、
前記グラフ描画制御機能によって描画制御されたグラフに対する所定の複写操作が為された後、前記選択アイコンに対する所定の貼付操作が為された場合に、当該複写操作によって指定されたグラフを非表示にするグラフ非表示指示機能と、
を実現させることを特徴としている。
【0032】
請求項9又は17に記載の発明によれば、グラフ式を表示するとともにグラフの表示/非表示を選択する選択アイコンを表示し、表示されたグラフに対する所定の複写操作が為された後、選択アイコンに対する所定の貼付操作が為された場合に、当該複写操作によって指定されたグラフ式のグラフを描画する。また、この描画されたグラフに対する所定の複写操作が為された後、選択アイコンに対する所定の貼付け操作が為された場合に、当該複写操作によって指定されたグラフを非表示にする制御を行うことができる。即ち、複写操作及び貼付操作によって、グラフ式のグラフの表示/非表示処理を実行することができる。このため、操作入力に対応する処理を容易に理解可能とし、操作性の向上を図ることができる。
【0033】
請求項10に記載のグラフ表示制御装置は、
グラフを描画する制御を行うグラフ描画制御手段(例えば、図2に示すCPU10;図27に示すステップS801)と、
このグラフ描画制御手段によって描画制御されたグラフをポインタ操作によって移動可能なグラフ移動手段(例えば、図2に示すCPU10)と、
このグラフ移動手段によってグラフが所定位置に移動された場合に、当該グラフを非表示にするとともに、当該グラフを表すアイコン(例えば、図28に示す一時消去アイコンTI)を表示する制御を行うアイコン化手段(例えば、図2に示すCPU10;図27に示すステップS203)と、
このアイコン化手段によって表示制御されたアイコンに対する所定の複写操作が為された後、所定の貼付操作が為された場合に、当該アイコンに対応するグラフを前記グラフ描画制御手段に再描画させる再描画手段(例えば、図2に示すCPU10;図27に示すステップS805)と、
を備えたことを特徴としている。
【0034】
請求項18に記載のプログラムは、
コンピュータに、
グラフを描画する制御を行うグラフ描画制御機能と、
このグラフ描画制御機能によって描画制御されたグラフをポインタ操作によって移動可能なグラフ移動機能と、
このグラフ移動機能によってグラフが所定位置に移動された場合に、当該グラフを非表示にするとともに、当該グラフを表すアイコンを表示する制御を行うアイコン化機能と、
このアイコン化機能によって表示制御されたアイコンに対する所定の複写操作が為された後、所定の貼付操作が為された場合に、当該アイコンに対応するグラフを前記グラフ描画制御機能により再描画させる再描画機能と、
を実現させることを特徴としている。
【0035】
請求項10又は18に記載の発明によれば、グラフを描画し、このグラフをポインタ操作によって移動可能とし、グラフが所定位置に移動された場合に、このグラフを非表示にしてこのグラフを表すアイコンを表示する。また、このアイコンに対する所定の複写操作が為された後、所定の貼付操作が為された場合に、当該アイコンに対応するグラフを再描画させる制御を行うことができる。即ち、ポインタ操作、複写操作、及び貼付操作に応じて、グラフのアイコン化、又はアイコン化されたグラフの再描画を行うことができる。このため、操作入力を簡便化するとともに、操作入力に対応する処理を容易に理解可能とし、操作性の向上を図ることができる。
【0036】
【発明の実施の形態】
以下、図面を参照して、本発明の実施の形態を説明する。なお、以下においては、本発明をグラフ表示機能を有する電子機器(グラフ表示制御装置)の一種であるグラフ関数電卓に適用した場合について説明するが、本発明が適用可能なものはこれに限られない。
【0037】
図1は、本発明を適用したグラフ関数電卓(以下、単に「関数電卓」という。)1の外観例を示す図である。同図によれば、関数電卓1は、ディスプレイ2、キー群3、入力ペン4、を備えて構成されている。キー群3を構成するキーには、それぞれ固有の機能が割り当てられており、ユーザはこれらのキーを押下して関数電卓1を操作する。また、ディスプレイ2には、後述するタブレット(タッチパネル)30が一体的に配設されており、ユーザは入力ペン4を使用したディスプレイ2上のタッチ操作により関数電卓1を操作することも可能である。
【0038】
また、関数電卓1は、例えば、計算式、テーブル、リスト等を算出する計算機能を実現するための計算アプリケーションプログラム(以下、適宜「計算アプリケーション」という。)、グラフ描画機能を実現するためのグラフアプリケーションプログラム(以下、適宜「グラフアプリケーション」という。)等を搭載している。
【0039】
以下、図を参照して、関数電卓1の第1〜第9の実施の形態を説明する。
【0040】
ここで、各実施の形態の前提として、コピー操作とは、ディスプレイ2の画面に表示された所望のデータを入力ペン4やマウスといったポインティングデバイス等で指定(ポインタ操作)して、コピーコマンドを実行する操作である。また、ペースト操作とは、上記コピー操作の後、ポインティングデバイス等を用いてデータの貼り付け位置を指定(ポインタ操作)してペーストコマンドを実行する操作である。
【0041】
また、以下の各実施の形態において、上記コピー操作及びペースト操作を入力ペン4を用いたドラッグアンドドロップ操作によって実現する。ドラッグ操作とは、入力ペン4をディスプレイ2の画面上で摺動させる操作である。また、ドロップ操作とは、ドラッグ操作の後、画面に当接させている入力ペン4を画面から離す動作である。そして、ドラッグアンドドロップ操作とは、この一連の操作を指す。
【0042】
即ち、コピー操作は、入力ペン4を用いて画面上の所望のデータを指定した後、この指定したデータをドラッグすることにより実現される。また、ペースト操作は、このドラッグしたデータをドロップ操作により所望の画面上に移動させることで実現される。そして、このドロップ位置がペースト操作により指定された貼り付け位置に該当する。
【0043】
なお、コピー操作及びペースト操作は、ドラッグアンドドロップ操作ではなく、他の操作によって実現することとしてもよい。例えば、コピー元の画面でコピーメニューを選択し、コピー先の画面でペーストメニューを選択することとしてもよい。
【0044】
1. 第1の実施の形態
本第1の実施の形態は、計算アプリケーションの式表示画面(以下、「計算ウィンドウCW」という。)に表示された式に含まれるパラメータ部分を選択し、このパラメータ部分の値を変更可能にする。そして、グラフアプリケーションのグラフ表示画面(以下、「グラフウィンドウGW」という。)に表示されたグラフを入力ペン4の操作に応じて移動したり変形した後、次の処理を行う。即ち、グラフウィンドウGWに対するコピー操作(複写操作)がなされた後、計算ウィンドウCWに対するペースト操作(貼付操作)がなされた場合に、当該コピー操作によって指定されたデータに基づいて、計算ウィンドウCWに表示された式の表示を更新する制御を行うものである。
【0045】
1.1 内部構成
図2は、第1の実施の形態における関数電卓1の内部構成の一例を示すブロック図である。同図によれば、関数電卓1は、CPU10、入力部20、タブレット30、位置検出回路31、表示部40、表示駆動回路41、RAM50、ROM60を備えて構成される。
【0046】
CPU10は、入力される指示に応じて所定のプログラムに基づいた処理を実行して、各機能部への指示やデータの転送などを行い、関数電卓1を統括的に制御する。具体的には、CPU10は、入力部20又はタブレット30から入力される操作信号に応じてROM60に格納されたプログラムを読み出し、当該プログラムに従って処理を実行する。そして、処理結果をRAM50に保存するとともに、当該処理結果を表示するための表示信号を表示駆動回路41に適宜出力して、対応する表示情報を表示部40に表示させる。
【0047】
入力部20は、数値や数式などの入力、機能選択などに必要なキーを備えた入力装置であり、押下されたキーの押下信号などをCPU10に出力する。この入力部20におけるキー入力により、例えば、各種アプリケーションの起動指示、図形描画処理の実行、数式の入力、演算処理の実行、処理の終了やモードの解除、ポインタ操作、各種選択操作や当該選択操作の確定指示などの入力手段を実現する。この入力部20は、図1に示すキー群3に相当するものである。
【0048】
また、関数電卓1は、入力装置として、タッチパネルであるタブレット30を備える。このタブレット30は、表示部40における位置を指示する指示ペン(図1に示す入力ペン4に相当)などの装置と、指示された表示部40の位置を感知する装置とが組み合わされた入力装置である。タブレット30に接続される位置検出回路31は、タブレット30により指示された位置座標を検出する。このタブレット30を使用すれば、表示部40における位置を細かく指定することができ、タブレット30を使用した表示部40のタッチ操作により、上述した入力部20における入力手段を実現することができる。
【0049】
表示駆動回路41は、CPU10から入力される表示信号に基づいて表示部40を制御して各種画面を表示させるものである。表示部40は、LCD(LiquidCrystal Display)やELD(Electro Luminescent Display)などで構成され、例えば、図4に示す表示画面を表示する。この表示部40は、図1のディスプレイ2に相当するものであり、タブレット30と一体的に形成されている。
【0050】
RAM50は、CPU10が実行する各種処理プログラムや、これらのプログラムの実行に関わるデータなどを一時的に保存する格納領域(メモリ)を備える。特に、本実施の形態においては、計算ウィンドウCWに表示される計算式に関するデータである計算データ51、グラフウィンドウGWに描画されるグラフのドットデータであるグラフデータ52を保持する格納領域、コピー操作によって指定されたデータを保持するコピーバッファ53を備える。また、グラフデータ52には、グラフを描画するためのグラフ式のデータ(グラフ式データ)52aが含まれる。
【0051】
ROM60には、各種初期設定やハードウェアの検査、必要なプログラムのロードを行うための初期プログラムが格納される。CPU10は、関数電卓1の電源投入時においてこの初期プログラムを実行することにより、関数電卓1の動作環境を設定する。
【0052】
また、ROM60には、計算アプリケーションやグラフアプリケーションなどの各種アプリケーションプログラム、各種設定処理や各種演算処理などの関数電卓1の動作に関わる各種処理プログラム、関数電卓1の備える種々の機能を実現するためのプログラムやデータが格納される。特に、本実施の形態においては、グラフ式変換処理プログラム61が格納されている。
【0053】
グラフ式変換処理プログラム61は、グラフ式変換処理(図3参照)を実現するためのプログラムである。CPU10がこのグラフ式変換処理プログラム61を実行することにより、グラフ式変換処理が実現される。
【0054】
1.2 動作
次に、第1の実施の形態における関数電卓1の動作について説明する。
【0055】
図3は、グラフ式変換処理に係る関数電卓1の動作を説明するためのフローチャートであり、図4は、図3のフローチャートに示す動作において表示部40に表示される表示画面の遷移例を示す図である。
【0056】
図3に示すグラフ式変換処理において、まずCPU10は、計算アプリケーションの実行を開始して計算ウィンドウCWを表示部40に表示させるとともに、グラフアプリケーションの実行を開始してグラフウィンドウGWを表示部40に表示させる。そして、ユーザは、例えばキー群3により計算ウィンドウCWのカーソル位置にグラフ式を入力してグラフ描画コマンドを指定する。すると、CPU10は、入力されたグラフ式のデータを計算ウィンドウCWに表示させて計算データ51に格納するとともに、この計算式に基づくグラフをグラフウィンドウGWに描画し、描画したグラフとグラフ式のデータをグラフデータ52に格納する(ステップS101)。
【0057】
図4(a)は、この段階での表示画面の一例を示す図である。同図によれば、表示部40において、計算ウィンドウCW及びグラフウィンドウGWが表示されている。計算ウィンドウCWには、グラフ式C1「Y1=2x+3」が表示され、このグラフ式C1内のパラメータ部分CF1(グラフ式C1内の「2」)及びパラメータ部分CF2(グラフ式C1内の「3」)の部分が点滅表示されている。また、グラフウィンドウGWには、グラフ式C1に基づくグラフG1が表示されている。
【0058】
CPU10は、グラフウィンドウGWに表示されたグラフを移動したり変形するコマンドが入力されたことを検知すると(ステップS102;YES)、グラフ式に含まれるパラメータ部分が複数存在するか否かを判別する(ステップS103)。パラメータ部分が複数存在すると判別した場合は(ステップS103;YES)、ユーザにより入力ペン4を用いてタッチされたパラメータ部分を選択して(ステップS104)ステップS105に移行する。一方、グラフ式に含まれるパラメータ部分が一つである場合は(ステップS103;NO)、CPU10はそのままステップS105に移行する。
【0059】
図4(b)は、ステップS104における表示画面の一例を示す図である。同図によれば、計算ウィンドウCWに表示されたグラフ式C1のパラメータ部分CF1(「2」)が選択されて点滅表示され、選択されないパラメータ部分CF2は元の値「3」が確定されて点滅されずに表示されている。ユーザは入力ペン4によりグラフウィンドウGWに表示されたグラフG1をドラッグアンドドロップ等することにより、グラフG1を移動したり変形する。ここで、パラメータ部分CF2は確定されているため、ユーザは、入力ペン4を用いてグラフG1のy切片「+3」を中心点として回転させることができる。グラフG1の回転後のグラフG2を図4(c)に示す。
【0060】
次いで、CPU10はドラッグアンドドロップ操作に応じてグラフを移動したり変形した後、グラフデータ52を更新する(ステップS105)。その後、CPU10は、図4(d)に示すような入力ペン4を使用した操作によって、グラフがグラフウィンドウGWから計算ウィンドウCWにドラッグアンドドロップされたか否かを判別する(ステップS106)。ドラッグアンドドロップ操作がなされたと判別した場合(ステップS106;YES)、CPU10は、変形や移動後のグラフのグラフ式を演算して、図4(e)に示すように計算ウィンドウCWに表示されているグラフ式をグラフ式に更新するとともに、計算データ51を更新する(ステップS107)。
上述した処理を行うと、CPU10はグラフ式変換処理を終了する。
【0061】
以上説明したように、上記第1の実施の形態によれば、ユーザは、入力ペン4を用いて計算ウィンドウCWに表示されたグラフ式に含まれるパラメータ部分を選択した後、グラフウィンドウGWに表示されたグラフを入力ペン4を用いたポインタ操作により変形することができる。そして、変形したグラフをドラッグアンドドロップ操作により計算ウィンドウCWに移動させると、計算ウィンドウCWに表示されていたグラフ式が自動的に更新されることとなる。
【0062】
したがって、グラフの変形や変形に伴うグラフ式の変更を簡単な操作で実行可能であり、操作性を向上させることができる。特に、入力ペン4によるグラフが表示され、更にその変形されたグラフに応じてグラフ式が変更されるため、操作入力によってどのような処理が実行されるのかを直感的に理解しやすくすることができ、関数電卓に不慣れなユーザでも簡単に操作することができる。
【0063】
2. 第2の実施の形態
以下、第2の実施の形態について詳細に説明する。
本第2の実施の形態は、計算アプリケーションのテーブル表示画面(以下、「テーブルウィンドウTW」という。)にテーブルを表示するとともに、このテーブルに基づくグラフをグラフウィンドウGWに表示し、表示されたグラフを入力ペン4の操作に応じて移動したり変形する。そして、グラフウィンドウGWに対するコピー操作(複写操作)がなされた後、テーブルウィンドウTWに対するペースト操作(貼付操作)がなされた場合に、当該コピー操作によって指定されたデータに基づいて、テーブルウィンドウTWに表示されたテーブルデータの表示を更新する制御を行うものである。
【0064】
2.1 内部構成
本第2の実施の形態における関数電卓1の構成は、上記第1の実施の形態において図2に示した関数電卓1のRAM50をRAM250に置き換えて、ROM60をROM260に置き換えた構成を有する。このため、その他の同一の機能部には同一の符号を付し、重複する説明を省略する。
【0065】
図5(a)は、第2の実施の形態におけるRAM250の構成を示す図である。同図によれば、RAM250には、グラフウィンドウGWに表示されるドットデータであるグラフデータ52、コピー操作によって指定されたデータを保持するコピーバッファ53、テーブルウィンドウTWに表示されるテーブルに関するデータであるテーブルデータ54が格納される。また、グラフデータ52には、グラフを描画するためのグラフ式データ52aが含まれる。
【0066】
図5(b)は、第2の実施の形態におけるROM260の構成を示す図である。同図によれば、ROM260には、テーブル変換処理プログラム62が格納されている。
【0067】
テーブル変換処理プログラム62は、テーブル変換処理(図6参照)を実現するためのプログラムである。CPU10がこのテーブル変換処理プログラム62を実行することにより、テーブル変換処理が実現される。
【0068】
2.2 動作
次に、第2の実施の形態における関数電卓1の動作について説明する。
【0069】
図6は、テーブル変換処理に係る関数電卓1の動作を説明するためのフローチャートであり、図7は、図6のフローチャートに示す動作において表示部40に表示される表示画面の遷移例を示す図である。
【0070】
図6に示すテーブル変換処理において、まずCPU10は、計算アプリケーションの実行を開始してテーブルウィンドウTWを表示部40に表示させるとともに、グラフアプリケーションの実行を開始してグラフウィンドウGWを表示部40に表示させる。そして、ユーザは、例えばグラフ描画コマンドを指定して、キー群3によりテーブルウィンドウTWのカーソル位置に所望の数値を入力する。すると、CPU10は、入力されたすうちをテーブルデータとしてテーブルウィンドウTWに表示させてテーブルデータ54に格納するとともに、このテーブルに基づくグラフをグラフウィンドウGWに描画し、描画したグラフとグラフ式のデータをグラフデータ52に格納する(ステップS201)。
【0071】
図7(a)は、この段階での表示画面の一例を示す図である。同図によれば、表示部40において、テーブルウィンドウTW及びグラフウィンドウGWが表示されている。テーブルウィンドウTWには、パラメータ部分TX1(1,2,3,4)及びTY1(1,2,3,4)から成るテーブルT1が表示され、グラフウィンドウGWには、このテーブルT1に基づくグラフG3が表示されている。
【0072】
CPU10は、グラフを移動したり変形するコマンドが入力されたことを検知すると(ステップS202;YES)、グラフを移動や変形できる状態にする。そして、ユーザによる入力ペン4を使用したドラッグアンドドロップ操作に従い、表示しているグラフの移動や変形するとともに、グラフデータ52を更新する(ステップS203)。
【0073】
図7(b)及び(c)は、ステップS202及びS203における表示画面の一例を示す図である。図7(b)によれば、ユーザは、グラフウィンドウGWにおいて、入力ペン4を使用して、▲1▼原点をポイントすることによりこの点を固定した後、▲2▼グラフG3を入力ペン4でドラッグアンドドロップすることにより、原点を中心としてグラフG3を回転させる。図7(c)に示すように、CPU10は、ドラッグアンドドロップ操作に従ってグラフG3を移動したり変形して、グラフG4とする。
【0074】
次いで、CPU10は、図7(d)に示すように、移動や変形後のグラフG4がグラフウィンドウGWからテーブルウィンドウTWにドラッグアンドドロップされたことを検知すると(ステップS204;YES)、移動や変形後のグラフG4に対応するテーブルT2を演算して、図7(e)に示すように計算ウィンドウCWに表示されたテーブルT1をテーブルT2に更新するとともに、テーブルデータ54を更新する(ステップS205)。同図によれば、テーブルT2は、元のテーブルT1と比較して、パラメータ部分TX1(1,2,3,4)の値は変化していないが、パラメータ部分TY1(1,2,3,4)の値は、TY2(−2,−4,−6,−8)に変化している。
上述した処理を行うと、CPU10はテーブル変換処理を終了する。
【0075】
以上説明したように、第2の実施の形態によれば、ユーザがグラフウィンドウGWに表示されたグラフを入力ペン4を用いたポインタ操作により移動したり変形することができる。そして変形したグラフをドラッグアンドドロップ操作によりテーブルウィンドウTWに移動させると、テーブルウィンドウTWに表示されていたテーブルが自動的に更新されることとなる。
【0076】
したがって、ドラッグアンドドロップ操作といったポインタ操作によって、グラフの変形を簡単な操作で実行可能であり、操作性を向上させることができる。特に、入力ペン4による操作によってグラフを簡単に変形でき、更にその変形されたグラフに応じてテーブルが変更されるため、操作入力によってどのような処理が実行されるのかを直感的に理解しやすくすることができ、関数電卓に不慣れなユーザでも簡単に操作することができる。
【0077】
3. 第3実施の形態
以下、第3の実施の形態について詳細に説明する。
本第3の実施の形態は、計算アプリケーションのリスト表示画面(以下、「リストウィンドウLW」という。)にリストを表示するとともに、このリストに基づくグラフをグラフウィンドウGWに表示し、表示されたグラフを入力ペン4の操作に応じて移動したり変形する。そして、グラフウィンドウGWに対するコピー操作がなされた後、リストウィンドウLWに対するペースト操作がなされた場合に、当該コピー操作によって指定されたデータに基づいて、リストウィンドウLWに表示されたリストデータの表示を更新する制御を行うものである。
【0078】
3.1 内部構成
本第3の実施の形態における関数電卓1の構成は、上記第1の実施の形態において図2に示した関数電卓1のRAM50をRAM350に置き換えて、ROM60をROM360に置き換えた構成を有する。このため、その他の同一の機能部には同一の符号を付し、重複する説明を省略する。
【0079】
図8(a)は、第3の実施の形態におけるRAM350の構成を示す図である。同図によれば、RAM350には、グラフウィンドウGWに表示されるドットデータであるグラフデータ52、コピー操作によって保持されたデータを保持するコピーバッファ53、リストウィンドウLWに表示されるリストに関するデータであるリストデータ55が格納される。また、グラフデータ52には、グラフを描画するためのグラフ式データ52aが含まれる。
【0080】
図8(b)は、第3の実施の形態におけるROM360の構成を示す図である。同図によれば、ROM360には、リスト変換処理プログラム63が格納されている。
【0081】
リスト変換処理プログラム63は、リスト変換処理(図9参照)を実現するためのプログラムである。CPU10がこのリスト変換処理プログラム63を実行することにより、リスト変換処理が実現される。
【0082】
3.2 動作
次に、第3の実施の形態における関数電卓1の動作について説明する。
【0083】
図9は、リスト変換処理に係る関数電卓1の動作を説明するためのフローチャートであり、図10は、図9のフローチャートに示す動作において表示部40に表示される表示画面の遷移例を示す図である。
【0084】
図9に示すリスト変換処理において、まずCPU10は、計算アプリケーションの実行を開始してリストウィンドウLWを表示部40に表示させるとともに、グラフアプリケーションの実行を開始してグラフウィンドウGWを表示部40に表示させる。そして、ユーザは、例えばグラフ描画コマンドを指定して、キー群3によりリストウィンドウLWのカーソル位置に所望の数値を入力する。すると、CPU10は、入力された数値をリストデータとしてリストウィンドウLWに表示させてリストデータ55に格納するとともに、このリストに基づくグラフをグラフウィンドウGWに描画し、描画したグラフとグラフ式のデータをグラフデータ52に格納する(ステップS301)。
【0085】
図10(a)は、この段階での表示画面の一例を示す図である。同図によれば、表示部40において、リストウィンドウLW及びグラフウィンドウGWが表示されている。リストウィンドウLWには、パラメータ部分LX1(1,2,3,4)及びLY1(1,2,3,4)から成るリストL1が表示され、グラフウィンドウGWには、このリストL1に基づくグラフG5が表示されている。
【0086】
CPU10は、グラフを移動したり変形するコマンドが入力されたことを検知すると(ステップS302;YES)、グラフを移動や変形できる状態にする。そして、ユーザによる入力ペン4を使用したドラッグアンドドロップ操作に従って、グラフを移動したり変形して、グラフデータ52を更新する(ステップS303)。
【0087】
図9(b)及び(c)は、ステップS202における表示画面の一例を示す図である。図9(b)によれば、ユーザは、グラフウィンドウGWにおいて、入力ペン4を使用して、▲1▼原点をポイントすることによりこの点を固定した後、▲2▼グラフG5を入力ペン4でドラッグアンドドロップすることによりグラフG5を原点を中心として回転させる。図9(c)に示すように、CPU10は、ドラッグアンドドロップ操作に従ってグラフG5を移動したり変形させてグラフG6とする。
【0088】
次いで、CPU10は、移動や変形後のグラフがグラフウィンドウGWからリストウィンドウLWにドラッグアンドドロップされたことを検知すると(ステップS304;YES)、このグラフのリストを演算して、図9(e)に示すようにリストウィンドウLWに表示されたリストを更新するとともに、リストデータ55を更新する(ステップS305)。
上述した処理を行うと、CPU10はリスト変換処理を終了する。
【0089】
図10(d)は、ステップS304及びS305における表示画面の一例を示す図である。同図によれば、ユーザは、入力ペン4を使用して、移動や変形されたグラフG6をグラフウィンドウGWからリストウィンドウLWにドラッグアンドドロップする。すると、CPU10は、グラフG6に応じて、リストウィンドウLWに表示されたテーブルT1の部分パラメータ部分の値LY2(1,2,3,4)を、リストL2においてLY2(−2、−4、−6、−8)に変化する。。
【0090】
以上説明したように、第3の実施の形態によれば、ユーザは、グラフウィンドウGWに表示されたグラフを入力ペン4を用いたポインタ操作より移動したり変形することができる。そして、変形したグラフをドラッグアンドドロップ操作によりリストウィンドウLWに移動させると、リストウィンドウLWに表示されていたリストL1がリストL2に自動的に更新されることとなる。
【0091】
したがって、グラフの変形や変形したグラフに基づくリストの変更を簡単な操作で実行可能であり、操作性を向上させることができる。特に、入力ペン4によるグラフの変形操作に応じてグラフが変形され、更にその変形されたグラフに応じてリストを変更できるため、操作入力によってどのような処理が実行されるのかを直感的に理解しやすくすることができ、関数電卓に不慣れなユーザでも簡単に操作することができる。
【0092】
4. 第4実施の形態
以下、第4の実施の形態について詳細に説明する。本第4の実施の形態は、計算ウィンドウCWに計算式を表示するとともに、この計算式に基づくグラフをグラフウィンドウGWに表示し、表示されたグラフをペン4の操作に応じて移動したり変形する。そして、グラフウィンドウGWに対するコピー操作(複写操作)がなされた後、計算ウィンドウCWに対するペースト操作がなされた場合に、当該コピー操作によって指定されたデータに基づいて、計算ウィンドウCWに表示された計算式のデータ表示を更新する制御を行うものである。
【0093】
4.1 内部構成
本第4の実施の形態における関数電卓1の構成は、上記第1の実施の形態において図2に示した関数電卓1のRAM50をRAM450に置き換えて、ROM60をROM460に置き換えた構成を有する。このため、その他の同一の機能部には同一の符号を付し、重複する説明を省略する。
【0094】
図11(a)は、第4の実施の形態におけるRAM450の構成を示す図である。同図によれば、RAM450には、計算ウィンドウCWに表示される計算式に関するデータである計算データ51、グラフウィンドウGWに表示されるドットデータであるグラフデータ52、コピー操作によって保持されたデータを保持するコピーバッファ53が格納される。また、グラフデータ52には、グラフを描画するためのグラフ式データ52aが含まれる。
【0095】
図11(b)は、第4の実施の形態におけるROM460の構成を示す図である。同図によれば、ROM460には、陰関数パラメータ設定処理プログラム64が格納されている。
【0096】
陰関数パラメータ設定処理プログラム64は、陰関数パラメータ設定処理(図12参照)を実現するためのプログラムである。CPU10が陰関数パラメータ設定処理を実行することにより、陰関数パラメータ設定処理が実現される。
【0097】
4.2 動作
次に、第4の実施の形態における関数電卓1の動作について説明する。
【0098】
図12は、陰関数パラメータ設定処理に係る関数電卓1の動作を説明するためのフローチャートであり、図13は、図12のフローチャートに示す動作において表示部40に表示される表示画面の遷移例を示す図である。
【0099】
図12に示す陰関数パラメータ設定処理において、まずCPU10は、計算アプリケーションの実行を開始して計算ウィンドウCWを表示部40に表示させるとともに、グラフアプリケーションの実行を開始してグラフウィンドウGWを表示部40に表示させる。そして、ユーザは、例えばグラフ描画コマンドを指定して、キー群3により計算ウィンドウCWのカーソル位置に所望の陰関数式を入力する。すると、CPU10は、入力された陰関数式のデータを計算データ51に格納するとともに、この陰関数式に基づくグラフをグラフウィンドウGWに描画し、描画したグラフとグラフ式のデータをグラフデータ52に格納する(ステップS401)。
【0100】
図13(a)は、この段階での表示画面の一例を示す図である。同図によれば、表示部40において、計算ウィンドウCW及びグラフウィンドウGWが表示されている。計算ウィンドウCWには、陰関数式IM「(X−H)^2+(Y−K)^2=R^2」と、この陰関数式に含まれるパラメータ部分UF1の値「H=0,K=0,R=1」とが表示され、グラフウィンドウGWには、この陰関数式IM及びパラメータ部分UF1に基づくグラフG7が表示されている。
【0101】
CPU10は、グラフを移動したり変形するコマンドが入力されたことを検知すると(ステップS402;YES)、グラフを移動や変形できる状態にする。そして、ユーザによる入力ペン4を使用したドラッグアンドドロップ操作に従って、グラフの移動や変形を行う(ステップS403)。
【0102】
図13(b)及び(c)は、ステップS402及びS403における表示画面の一例を示す図である。ユーザは、グラフウィンドウGWにおいて、入力ペン4を使用して、図13(b)に示すグラフG7を移動したり変形させ、図13(c)に示すグラフG8にする。グラフG7の移動や変形の方法としては、例えば、入力ペン4を使用してグラフG7を所望の位置に移動させ、グラフG7の一部をポイントして固定した後、グラフG7をドラッグアンドドロップしてサイズを変更できる。CPU10は、ドラッグアンドドロップ操作に従ってグラフG7を移動したり変形してグラフG8とする。
【0103】
次いで、CPU10は、移動や変形後のグラフがグラフウィンドウGWから計算ウィンドウCWにドラッグアンドドロップされたことを検知すると(ステップS404;YES)、移動や変形後のグラフに対応するパラメータ部分の値を演算して、計算ウィンドウCWに表示された陰関数式のパラメータ部分の値を更新するとともに、計算データ51及びグラフデータ52を更新する(ステップS405)。
上述した処理を行うと、CPU10は陰関数パラメータ設定処理を終了する。
【0104】
図13(d)及び図13(e)は、ステップS404及びS405における画面表示の一例を示す図である。ユーザは、入力ペン4を用いて移動や変形後のグラフG8をグラフウィンドウGWから計算ウィンドウCWにドラッグアンドドロップすると、計算ウィンドウCWに表示された陰関数式のパラメータ部分の値が、UF1「H=0,K=0,R=1」から、UF2「H=1,K=−2,R=2」に更新される。
【0105】
以上説明したように、第4の実施の形態によれば、ユーザは、グラフウィンドウGWに表示されたグラフG7を入力ペン4を用いたポインタ操作により、移動したり変形することができる。そして、この変形したグラフをドラッグアンドドロップ操作により計算ウィンドウCWに移動させると、計算ウィンドウCWに表示されていた陰関数式IMのパラメータ部分UF1がUF2に自動的に更新されることとなる。
【0106】
したがって、グラフの変形や、変形したグラフに基づく陰関数式中のパラメータ部分の値の変更を簡単な操作で実行可能であり、操作性を向上させることができる。特に、入力ペン4によるグラフの変形操作に応じてグラフが変形され、更にその変形されたグラフに応じて陰関数式のパラメータ部分の値が変更されるため、操作入力によって度Yのような処理が実行されるのかを直感的に理解しやすくすることができ、関数電卓に不慣れなユーザでも簡単に操作することができる。
【0107】
5. 第5実施の形態
以下、第5の実施の形態について詳細に説明する。
本第5の実施の形態は、グラフウィンドウGWに、グラフ及びグラフの所定範囲を選択するための線分を表示させ、計算ウィンドウCWに、このグラフのグラフ式を表示させる。グラフウィンドウGWにおいて、線分を入力ペン4の操作に応じて移動させてグラフの所定範囲を指定する。そして、指定範囲に対するコピー操作がなされた後、計算ウィンドウCWに対するペースト操作がなされた場合に、グラフの指定範囲の定積分を算出し、計算ウィンドウCWに表示させるものである。
【0108】
5.1 内部構成
本第5の実施の形態における関数電卓1の構成は、上記第1の実施の形態において図2に示した関数電卓1のRAM50をRAM550に置き換えて、ROM60をROM560に置き換えた構成を有する。このため、その他の同一の機能部には同一の符号を付し、重複する説明を省略する。
【0109】
図14(a)は、第5の実施の形態におけるRAM550の構成を示す図である。同図によれば、RAM550には、計算ウィンドウCWに表示される計算式に関するデータである計算データ51、グラフウィンドウGWに表示されるドットデータであるグラフデータ52、コピー操作によって保持されたデータを保持するコピーバッファ53が格納される。また、グラフデータ52には、グラフを描画するためのグラフ式データ52aが含まれる。
【0110】
図14(b)は、第5の実施の形態におけるROM560の構成を示す図である。同図によれば、ROM560には、グラフ範囲指定処理プログラム65が格納されている。
【0111】
グラフ範囲指定処理プログラム65は、グラフ範囲定処理(図15参照)を実現するためのプログラムである。CPU10がこのグラフ範囲指定処理プログラム65を実行することにより、グラフ範囲指定処理が実現される。
【0112】
5.2 動作
次に、第5の実施の形態における関数電卓1の動作について説明する。
【0113】
図15は、グラフ範囲指定処理に係る関数電卓1の動作を説明するためのフローチャートであり、図16は、図15のフローチャートに示す動作において表示部40に表示される表示画面の遷移例を示す図である。
【0114】
図15に示すグラフ範囲指定処理において、まずCPU10は、グラフアプリケーションの実行を開始してグラフウィンドウGWを表示部40に表示させるとともに、計算アプリケーションの実行を開始して計算ウィンドウCWを表示部40に表示させる。そして、ユーザは、例えばキー群3によりグラフ式を入力してグラフ描画コマンドを指定する。すると、CPU10は、入力されたグラフ式を計算ウィンドウCWに表示し、グラフ式に基づくグラフをグラフウィンドウGWに描画し、描画したグラフのデータ及びグラフ式のデータをグラフデータ52に格納する(ステップS501)。
【0115】
図16(a)は、この段階での表示画面の一例を示す図である。同図によれば、表示部40において、グラフウィンドウGW及び計算ウィンドウCWが表示されている。グラフウィンドウGWには、軸D1と、この軸D1と垂直に交わる軸D2とグラフG9が表示され、計算ウィンドウCWには、グラフG9のグラフ式C3が表示されている。
【0116】
CPU10は、グラフの所定の範囲を選択する線分を描画するコマンドが入力されると、グラフウィンドウGWに線分を描画し、入力ペン4を使用して線分のドラッグアンドドロップ操作がなされた場合(ステップS502;YES)、線分がドラッグされた範囲を指定範囲とし、この指定範囲をグラフウィンドウGWに描画する(ステップS503)。
【0117】
図16(b)及び(c)は、ステップS202における表示画面の一例を示す図である。図16(b)によれば、ユーザは、グラフウィンドウGWにおいて、入力ペン4を使用して、線分L1(始線)を描画し、入力ペン4を水平方向にドラッグアンドドロップする。これにより、図16(c)に示すように、ドロップ位置が線分L2(終線)となる。
【0118】
次いで、CPU10は、線分の移動により指定されたグラフの範囲がグラフウィンドウGWから計算ウィンドウCWにドラッグアンドドロップされたことを検知すると(ステップS504;YES)、指定範囲の定積分を演算して、計算ウィンドウCWに定積分の式を表示するとともに、計算データ51を更新する(ステップS505)。
【0119】
図(d)は、ステップS505における表示画面の一例を示す図である。同図によれば、ユーザが線分L1を線分L2まで移動させてグラフG9の範囲を指定した場合に、CPU10はその指定範囲M1の定積分を演算して、計算ウィンドウCWに定積分の式を表示する。例えば、軸D1方向における位置座標が、線分L1が「3」、線分L2が「6」である場合、CPU10はその定積分の式「∫1/2xdx」を算出して表示する。
上述した処理を行うと、CPU10はグラフ範囲指定処理を終了する。
【0120】
以上説明したように、第5の実施の形態によれば、ユーザは、グラフウィンドウGWに表示された線分を入力ペン4を用いたポインタ操作によりグラフの範囲を指定することができる。そして、この指定された範囲をドラッグアンドドロップ操作により計算ウィンドウCWに移動させると、指定範囲の定積分の式が自動的に表示されることとなる。
【0121】
したがって、グラフの範囲指定や指定した範囲の定積分の計算を簡単な操作で実行可能であり、操作性を向上させることができる。特に、入力ペン4による線分の移動操作に応じてグラフの範囲を指定したり、指定範囲の定積分を求めることができるため、操作入力にによってどのような処理が実行されるのかを直感的に理解しやすくすることができ、関数電卓に不慣れなユーザでも簡単に操作することができる。
【0122】
6. 第6実施の形態
以下、第6の実施の形態について詳細に説明する。
本第6の実施の形態は、グラフアプリケーションに基づいて、表示部40に、2次元グラフを表示するグラフウィンドウGWと、3次元グラフを表示する表示画面(以下、「3次元グラフウィンドウ3DGW」という。)を表示する。入力ペン4を使用した操作入力により、グラフウィンドウGWに表示された2次元グラフに対するコピー操作がなされた後、3次元グラフウィンドウ3DGWに対するペースト操作がなされた場合に、当該コピー操作によって指定された2次元グラフを3次元化して、3次元グラフウィンドウ3DGWに表示する制御を行うものである。
【0123】
6.1 内部構成
本第6の実施の形態における関数電卓1の構成は、上記第1の実施の形態において図2に示した関数電卓1のRAM50をRAM650に置き換えて、ROM60をROM660に置き換えた構成を有する。このため、その他の同一の機能部には同一の符号を付し、重複する説明を省略する。
【0124】
図17(a)は、第6の実施の形態におけるRAM650の構成を示す図である。同図によれば、RAM650には、グラフウィンドウGW及び3次元グラフウィンドウ3DGWに表示されるドットデータであるグラフデータ52と、コピー操作によって保持されたデータを保持するコピーバッファ53が格納される。また、グラフデータ52には、2次元又は3次元のグラフを描画するためのグラフ式データ52aが含まれる。
【0125】
図17(b)は、第6の実施の形態におけるROM660の構成を示す図である。同図によれば、ROM660には、グラフ3次元化処理プログラム66が格納されている。
【0126】
グラフ3次元化処理プログラム66は、グラフ3次元化処理(図18参照)を実現するためのプログラムである。CPU10がこのグラフ3次元化処理プログラム66を実行することにより、グラフ3次元化処理が実現される。
【0127】
6.2 動作
次に、第6の実施の形態における関数電卓1の動作について説明する。
【0128】
図18は、グラフ3次元化処理に係る関数電卓1の動作を説明するためのフローチャートであり、図19は、図18のフローチャートに示す動作において表示部40に表示される表示画面の遷移例を示す図である。
【0129】
図18に示すリスト変換処理において、まずCPU10は、グラフアプリケーションの実行を開始してグラフウィンドウGWと3次元グラフウィンドウ3DGWとを表示部40に表示させる。そして、ユーザは、例えばキー群3を使用してグラフ式を入力し、グラフ描画コマンドを指定する。すると、CPU10は、入力されたグラフ式に基づいてグラフウィンドウGWに2次元グラフを描画し、この2次元グラフとグラフ式のデータをグラフデータ52に格納する(ステップS601)。
【0130】
図19(a)は、この段階での表示画面の一例を示す図である。同図によれば、表示部40において、グラフウィンドウGW及び3次元グラフウィンドウ3DGWが表示されている。グラフウィンドウGWには、直交する軸D1及び軸D2が備えられ、グラフ式「y=−sinx」に基づく2次元グラフG10が表示されている。また、3次元グラフウィンドウ3DGWには、直交する軸D1及び軸D2に加えて、軸D3が表示されている。
【0131】
CPU10は、2次元グラフがグラフウィンドウGWから3次元グラフウィンドウ3DGWにドラッグアンドドロップされたことを検知すると(ステップS602;YES)、2次元グラフを3次元化して3次元グラフウィンドウ3DGWに表示させて、グラフデータ52を更新する(ステップS603)。
【0132】
図19(b)は、ステップS602及びS603における表示画面の一例を示す図である。図19(b)によれば、ユーザは、入力ペン4を使用して、グラフウィンドウGWに表示された2次元グラフG10を3次元グラフウィンドウ3DGWにドラッグアンドドロップする。すると、CPU10は、2次元グラフG10を3次元化した3次元グラフG11を3次元グラフウィンドウ3DGWに表示させる。
【0133】
次いで、CPU10は、3次元グラフを移動したり変形するコマンドが入力されたことを検知すると(ステップS604;YES)、3次元グラフを移動や変形できる状態にする。そして、ユーザによる入力ペン4を使用したドラッグアンドドロップ操作に従い、3次元グラフを軸D3方向に移動させて変形し、表示させる(ステップS605)。
上述した処理を行うと、CPU10はグラフ3次元化処理を終了する。
【0134】
以上説明したように、第6の実施の形態によれば、ユーザは、グラフウィンドウGWに表示された2次元グラフを入力ペン4を用いたポインタ操作によって、3次元グラフウィンドウ3DGWに移動させることができる。そして、2次元グラフを3次元化して3次元グラフウィンドウ3DGWに表示する。また、3次元グラフウィンドウ3DGWに表示された3次元グラフが軸3D方向にドラッグすると、ドラッグ操作に応じて3次元グラフが変形して表示されることとなる。
【0135】
したがって、ポインタ操作によって2次元グラフから3次元グラフへの変換及び3次元グラフの変形を行うことができ、操作性を向上させることができる。特に、入力ペン4によるドラッグアンドドロップ操作に応じて2次元グラフが3次元化され、更にその3次元化されたグラフがポインタ操作に応じて変形されるため、操作入力によってどのような処理が実行されるのかを直感的に理解しやすくすることができ、関数電卓に不慣れなユーザでも簡単に操作することができる。
【0136】
7. 第7実施の形態
以下、第7の実施の形態について詳細に説明する。
本第7の実施の形態は、計算ウィンドウCWに計算式を表示するとともに、このグラフ式に基づくグラフを選択的にグラフウィンドウGWに表示する。そして、表示中のグラフ又はグラフ式に対するコピー操作がなされた後、グラフの表示切替用のアイコンに対してペースト操作がなされた場合に、グラフの表示/非表示を切り替える制御を行うものである。
【0137】
7.1 内部構成
本第7の実施の形態における関数電卓1の構成は、上記第1の実施の形態において図2に示した関数電卓1のRAM50をRAM750に置き換えて、ROM60をROM760に置き換えた構成を有する。このため、その他の同一の機能部には同一の符号を付し、重複する説明を省略する。
【0138】
図20(a)は、第7の実施の形態におけるRAM750の構成を示す図である。同図によれば、RAM750には、計算ウィンドウCWに表示される計算式に関するデータである計算データ51、グラフウィンドウGWに表示されるドットデータであるグラフデータ52、コピー操作によって保持されたデータを保持するコピーバッファ53、及びグラフ式管理テーブル56(図21参照)が格納される。また、グラフデータ52には、グラフを描画するためのグラフ式データ52aが含まれる。
【0139】
図20(b)は、第7の実施の形態におけるROM760の構成を示す図である。同図によれば、ROM760には、グラフ表示設定処理プログラム67、識別子A10,B10画像データ68、セレクトアイコンSI画像データ69が格納されている。
【0140】
グラフ表示設定処理プログラム67は、グラフ表示設定処理(図22参照)を実現するためのプログラムである。CPU10がこのグラフ表示設定処理プログラム67を実行することにより、グラフ表示設定処理が実現される。
【0141】
識別子A10,B10画像データ68は、識別子A10及びB10の画像データである。識別子A10は、計算ウィンドウCWに表示されたグラフ式に対応するグラフがグラフウィンドウGWにおいて表示中であることを示す識別子であり、計算ウィンドウのグラフ式の記号「=」を反転表示させたものである。また、識別子B10は、計算ウィンドウCWに表示されたグラフ式に対応するグラフがグラフウィンドウGWにおいて非表示であることを示す識別子であり、計算ウィンドウCWのグラフ式の記号「=」を反転させずに表示させたものである。
【0142】
セレクトアイコンSI画像データ69は、セレクトアイコンSIの画像データである。セレクトアイコンSIは、計算ウィンドウCWに表示されたグラフ式に対応するグラフを、グラフウィンドウGWにおいて表示又は非表示にするための表示切替用のアイコンである。セレクトアイコンSIは、例えば、図23(a)に示すように、双方向矢印形であり、グラフウィンドウGWの左上端部に表示される。
【0143】
ここで、図21を参照してRAM50に格納されたグラフ式管理テーブル56について説明する。同図によれば、グラフ式管理テーブル56は、グラフ式を識別するための式No.と、グラフ式のデータと、グラフ表示の識別子A10及びB10のそれぞれの表示状態を示すフラグを対応付けて格納する。識別子A10及びB10の各フラグは、識別子が表示中である場合には「1」、非表示の場合は「0」に設定される。
【0144】
7.2 動作
次に、第7の実施の形態における関数電卓1の動作について説明する。
【0145】
図22は、グラフ表示設定処理に係る関数電卓1の動作を説明するためのフローチャートであり、図23及び図24は、図22のフローチャートに示す動作において表示部40に表示される表示画面の遷移例を示す図である。
【0146】
図22に示すグラフ表示設定処理において、まずCPU10は、計算アプリケーションの実行を開始して計算ウィンドウCWを表示部40に表示させるとともに、グラフアプリケーションの実行を開始してグラフウィンドウGWを表示部40に表示させる。そして、ユーザは、例えばキー群3により計算ウィンドウCWのカーソル位置にグラフ式を入力してグラフ描画コマンドを指定する。すると、CPU10は、入力されたグラフ式のデータを計算ウィンドウCWに表示させて計算データ51に格納するとともに、この計算式に基づくグラフをグラフウィンドウGWに描画し、描画したグラフとグラフ式のデータをグラフデータ52に格納する(ステップS701)。
【0147】
CPU10は、グラフ描画コマンドが指定された場合に、グラフ式とグラフを表示部40に表示させ、グラフウィンドウGWの左上端部にセレクトアイコンSIを表示させる(ステップS702)。
【0148】
図23(a)は、この段階での表示画面の一例を示す図である。同図によれば、表示部40において、計算ウィンドウCW及びグラフウィンドウGWが表示されている。計算ウィンドウCWには、3つのグラフ式「Y1=X」、「Y2=X^2」、「Y3=−1」3X−2」が表示され、グラフウィンドウGWには、グラフ式Y1に基づくグラフG12と、グラフ式Y2に基づくグラフ式G13と、セレクトアイコンSIが表示されている。
【0149】
CPU10は、グラフウィンドウGWに表示されたグラフがセレクトアイコンSIにドラッグアンドドロップされたことを検知すると(ステップS703;YES)、グラフを非表示にして、グラフに対応するグラフ式の記号「=」部分に表示された識別子A10を識別子B10に変更する。また、グラフデータ管理テーブル56において、識別子A10のフラグを「1」から「0」に変更し、識別子B10のフラグを「0」から「1」に変更する(ステップS704)。
【0150】
図23(b)、(c)は、ステップS703及びS704における表示画面の遷移例を示す図である。図23(b)によれば、ユーザは、グラフウィンドウGWにおいて、グラフG12を入力ペン4でセレクトアイコンSIにドラッグアンドドロップする。すると、図23(c)に示すように、グラフG12が非表示となり、対応するグラフ式の識別子の表示が変更される。
【0151】
次いで、CPU10は、計算ウィンドウCWに表示されたグラフ式がセレクトアイコンSIにドラッグアンドドロップされたことを検知すると(ステップS705;YES)、このグラフ式に基づくグラフをグラフウィンドウGWに表示させ、計算ウィンドウCWのグラフ式内に表示された識別子B10をA10に変更する。また、グラフ式管理テーブル56において、識別子A10のフラグを「0」から「1」に変更し、識別子B10のフラグを「1」から「0」に変更する(ステップS706)。
【0152】
図24(a)〜(c)は、ステップS705及びS706における表示画面の遷移例を示す図である。図24(a)によると、計算ウィンドウCWには3つのグラフ式Y1、Y2、Y3が表示され、グラフウィンドウGWにはグラフ式Y1に対応するグラフG12とグラフ式Y2に対応するグラフG13が表示されている。図24(b)によれば、ユーザは、グラフ式Y3を入力ペン4でセレクトアイコンSIにドラッグアンドドロップする。すると、図24(c)に示すように、グラフ式Y3に対応するグラフG14が表示され、グラフ式Y3の識別子の表示が変更される。
【0153】
次に、CPU10は、入力部20やタブレット30を介してセレクトアイコンSIを非表示にする指示入力がなされたか否かを判別する(ステップS707)。CPU10は、指示入力がないと判別した場合には(ステップS707;NO)、ステップS703に戻る。一方、指示入力がなされと判別した場合は(ステップS707;YES)、セレクトアイコンSIを非表示にする(ステップS708)。
上述した処理を行うと、CPU10はグラフ表示設定処理を終了する。
【0154】
以上説明したように、第7の実施の形態によれば、ユーザは、入力ペン4を用いてグラフウィンドウGWに表示されたグラフをセレクトアイコンSIにドラッグアンドドロップした場合に、グラフが非表示となる。一方、入力ペン4を用いて計算ウィンドウCWに表示されたグラフ式をセレクトアイコンSIにドラッグアンドドロップした場合には、グラフ式に基づくグラフがグラフウィンドウGWに描画されることとなる。
【0155】
したがって、グラフの表示/非表示の切替え設定を簡単な操作で実行可能であり、操作性を向上させることができる。特に、入力ペン4によるドラッグアンドドロップ操作に応じてグラフの表示/非表示が切り替えられるため、操作入力によってどのような処理が実行されるのかを直感的に理解しやすくすることができ、関数電卓に不慣れなユーザでも簡単に操作することができる。また、グラフウィンドウGWに複数のグラフが表示されている場合に、必要なグラフだけを選択的に表示させることができ、グラフが見やすく便利である。
【0156】
なお、第7の実施の形態において、セレクトアイコンSIの表示位置を計算ウィンドウCW内としてもよく、そのサイズや形状などは特に限定されない。
【0157】
8. 第8実施の形態
以下、第8の実施の形態について詳細に説明する。本第8の実施の形態は、計算ウィンドウCWに計算式を表示するとともに、この計算式に基づくグラフをグラフウィンドウGWに表示する。そして、表示中のグラフに対するコピー操作がなされた後、グラフウィンドウGWの所定領域にペースト操作がなされた場合に、グラフに代わりアイコンを表示する。また、アイコンに対してコピー操作がなされた後、グラフウィンドウGW内の上記所定領域以外でペースト操作がなされた場合に、アイコン化されていたグラフを再表示させる制御を行うものである。
【0158】
8.1 内部構成
本第8の実施の形態における関数電卓1の構成は、上記第1の実施の形態において図2に示した関数電卓1のRAM50をRAM850に置き換えて、ROM60をROM860に置き換えた構成を有する。このため、その他の同一の機能部には同一の符号を付し、重複する説明を省略する。
【0159】
図25(a)は、第8の実施の形態におけるRAM850の構成を示す図である。
同図によれば、RAM850には、計算ウィンドウCWに表示される計算式に関するデータである計算データ51、グラフウィンドウGWに表示されるドットデータであるグラフデータ52、コピー操作によって保持されたデータを保持するコピーバッファ53、及びグラフ式管理テーブル57(図26参照)が格納される。また、グラフデータ52には、グラフを描画するためのグラフ式データ52aが含まれる。
【0160】
図20(b)は、第8の実施の形態におけるROM760の構成を示す図である。同図によれば、ROM760には、グラフアイコン化処理プログラム70、識別子A10,B10画像データ68、一時消去アイコンPI画像データ71、TIA画像データ72が格納されている。
【0161】
グラフアイコン化処理プログラム70は、グラフアイコン化処理(図27参照)を実現するためのプログラムである。CPU10がこのグラフアイコン化処理プログラム70を実行することにより、グラフアイコン化処理が実現される。
【0162】
識別子A10,B10画像データ68については、上記第7の実施の形態における識別子A10,B10画像データ68と同一であるため、ここではその説明を省略する。
【0163】
一時消去アイコンTI画像データ71は、一時消去アイコンTIの画像データである。一時消去アイコンTIは、グラフウィンドウに表示されたグラフを一時的に非表示にするためのアイコンである。一時消去アイコンTIは、例えば、図28(a)に示すように、多角形状であり、グラフウィンドウGWの左上端部に表示される。
【0164】
TIA画像データ72は、一時消去アイコンTIを表示させるための領域(以下、「一時消去アイコン表示領域TIA」という)を、グラフウィンドウGWに表示するための画像データである。
【0165】
ここで、図26を参照してRAM50に格納されたグラフ式管理テーブル57について説明する。同図によれば、グラフ式管理テーブル57は、グラフ式を識別するための式No.と、グラフ式のデータと、一時消去アイコンTIの表示状態を示すフラグと、グラフ表示の識別子A10及びB10のそれぞれの表示状態を示すフラグを対応付けて格納する。一時消去アイコンTIのフラグ、識別子A10のフラグ、識別子B10の各フラグは、これらが表示画面において表示中である場合には「1」、非表示の場合は「0」に設定される。
【0166】
8.2 動作
次に、第8の実施の形態における関数電卓1の動作について説明する。
【0167】
図27は、グラフアイコン化処理に係る関数電卓1の動作を説明するためのフローチャートであり、図28は、図27のフローチャートに示す動作において表示部40に表示される表示画面の遷移例を示す図である。
【0168】
図27に示すグラフアイコン化処理において、まずCPU10は、計算アプリケーションの実行を開始して計算ウィンドウCWを表示部40に表示させるとともに、グラフアプリケーションの実行を開始してグラフウィンドウGWを表示部40に表示させる。そして、ユーザは、例えばキー群3により計算ウィンドウCWのカーソル位置にグラフ式を入力してグラフ描画コマンドを指定する。すると、CPU10は、入力されたグラフ式のデータを計算ウィンドウCWに表示させて計算データ51に格納するとともに、この計算式に基づくグラフをグラフウィンドウGWに描画し、描画したグラフとグラフ式のデータをグラフデータ52に格納する(ステップS801)。
【0169】
CPU10は、グラフ描画コマンドが指定された場合に、グラフ式とグラフを表示部40に表示させ、グラフウィンドウGWの左上端部に一時消去アイコン表示領域TIAを設定する。
【0170】
図28(a)は、この段階での表示画面の一例を示す図である、同図によれば、表示部40において、計算ウィンドウCW及びグラフウィンドウGWが表示されている。計算ウィンドウCWには、グラフ式「Y1=X」が表示され、グラフウィンドウGWには、グラフ式Y1に基づくグラフG15が表示され、左上端部には一時消去アイコン表示領域TIAが表示されている。
【0171】
CPU10は、グラフウィンドウGWに表示されたグラフが一時消去アイコン表示領域TIAにドラッグアンドドロップされたことを検知すると(ステップS802;YES)、グラフを非表示にして、一時消去アイコン表示領域TIAにアイコンを表示させる。また、グラフに対応するグラフ式の記号「=」部分に表示された識別子A10を識別子B10に変更し、グラフデータ管理テーブル57において、一時消去アイコンTIのフラグを「0」から「1」に変更し、識別子A10のフラグを「1」から「0」に変更し、識別子B10のフラグを「0」から「1」に変更する(ステップS803)。
【0172】
図28(b)、(c)は、ステップS802及びS803における表示画面の一例を示す図である。図28(b)によれば、ユーザは、グラフウィンドウGWにおいて、グラフG15を入力ペン4で一時消去アイコン表示領域TIAにドラッグアンドドロップする。すると、図28(c)に示すように、グラフG15が非表示となり、対応するグラフ式の識別子の表示が変更される。なお、同図に示すように、何れの式がアイコン化されたものであるかを確認しやすいように、一時消去アイコンTI内にグラフ式No.を表示させてもよい。
【0173】
次いで、CPU10は、一時消去アイコンTIが一時消去アイコン表示領域TIA外にドラッグアンドドロップされると(ステップS804;YES)、アイコン化されていたグラフをグラフウィンドウGWに再表示して一時消去アイコンTIを非表示とし、計算ウィンドウCWのグラフ式内に表示された識別子B10をA10に変更する。また、グラフ式管理テーブル57において、一時消去アイコンTIのフラグを「1」から「0」に変更し、識別子A10のフラグを「0」から「1」に変更し、識別子B10のフラグを「1」から「0」に変更する(ステップS805)。
【0174】
図28(d)及び(e)は、ステップS804及びS805における表示画面の遷移例を示す図である。図28(d)によれば、ユーザは、入力ペン4を使用して、グラフ式Y1に基づくグラフG15に代わって表示された一時表示アイコンTIを、一時表示アイコン表示領域TIA外にドラッグアンドドロップ操作する。すると、図28(e)に示すように、グラフウィンドウGWにおいて、グラフ式Y1に対応するグラフG15が表示される。
上述した処理を行うと、CPU10はグラフアイコン化処理を終了する。
【0175】
以上説明したように、第8の実施の形態によれば、ユーザは、グラフウィンドウGWに表示されたグラフを入力ペン4を用いてドラッグアンドドロップして一時消去アイコン表示領域TIAに移動させることができる。すると、グラフが非表示となり、一時消去アイコン表示領域TIAに一時消去アイコンTIが表示される。また、一時消去アイコンTIをドラッグアンドドロップして一時消去アイコン表示領域TIA外に移動させると、グラフが再び表示されることとなる。
【0176】
したがって、グラフのアイコン化、アイコン化されたグラフの再表示を簡単な操作で行うことができ、操作性を向上させることができる。特に、入力ペン4によるドラッグアンドドロップ操作に応じてグラフのアイコン化や復元が行われるため、操作入力によってどのような処理が実行されるのかを直感的に理解しやすく、関数電卓に不慣れなユーザでも簡単に操作することができる。また、グラフウィンドウGWに複数のグラフが表示されている場合に、必要なグラフだけを選択的に表示させることができ、グラフが見やすく便利である。
【0177】
なお、第8の実施の形態において、一時消去アイコンTI及び一時消去アイコンTIAの表示位置を計算ウィンドウCW内としてもよく、サイズや形状などは特に限定されない。
【0178】
9. 第9実施の形態
以下、第9の実施の形態について詳細に説明する。
本第9の実施の形態は、計算ウィンドウCWに計算式を表示するとともに、このグラフ式に基づくグラフを選択的にグラフウィンドウGWに表示する。そして、表示中のグラフに対するコピー操作がなされた後、グラフの表示設定を変更する領域に対数ペースト操作がなされた場合に、グラフの表示設定を変更する制御を行うものである。
【0179】
9.1 内部構成
本第9の実施の形態における関数電卓1の構成は、上記第1の実施の形態において図2に示した関数電卓1のRAM50をRAM950に置き換えて、ROM60をROM960に置き換えた構成を有する。このため、その他の同一の機能部には同一の符号を付し、重複する説明を省略する。
【0180】
図29(a)は、第9の実施の形態におけるRAM950の構成を示す図である。同図によれば、RAM950には、計算ウィンドウCWに表示される計算式に関するデータである計算データ51、グラフウィンドウGWに表示されるドットデータであるグラフデータ52、コピー操作によって保持されたデータを保持するコピーバッファ53、グラフ式管理テーブル58(図30参照)、部分表示アイコンP1の現在位置データ59が格納される。また、グラフデータ52には、グラフを描画するためのグラフ式データ52aが含まれる。
【0181】
ここで、部分表示アイコンPIは、グラフウィンドウGWにおいてグラフを非表示にした状態において、ドラッグアンドドロップ操作によって非表示のグラフ上に重ねられた場合に、部分表示アイコンPI内にグラフの一部を表示する。
【0182】
図29(b)は、第9の実施の形態におけるROM960の構成を示す図である。同図によれば、ROM960には、グラフ部分表示処理プログラム73、識別子A10,B10画像データ68、部分表示アイコンPIのサイズ・形状データ74、PIA画像データ75が格納されている。
【0183】
グラフ部分表示処理プログラム73は、グラフ部分表示処理(図31参照)を実現するためのプログラムである。CPU10がこのグラフ部分表示処理プログラム73を実行することにより、グラフ部分表示処理が実現される。
【0184】
識別子A10,B10画像データ68については、上記第7の実施の形態における識別子A10,B10画像データ68と同一であるため、ここではその説明を省略する。
【0185】
部分表示アイコンPIのサイズ・形状データ74は、部分表示アイコンPIのサイズ及び形状のデータである。また、PIA画像データ75は、部分表示アイコンPIの表示/非表示を切り替えるための領域(以下、「表示切替領域PIA」という)を、計算ウィンドウCWに表示するための画像データである。
【0186】
ここで、図30を参照してRAM50に格納されたグラフ式管理テーブル58について説明する。同図によれば、グラフ式管理テーブル58は、グラフ式を識別するための式No.と、グラフ式のデータと、部分表示アイコンPI、グラフ表示の識別子A10、B10のそれぞれの表示状態を示すフラグとを対応付けて格納する。部分表示アイコンPI、識別子A10、B10の各フラグは、表示画面に表示中である場合には「1」、非表示の場合は「0」に設定される。
【0187】
9.2 動作
次に、第9の実施の形態における関数電卓1の動作について説明する。
【0188】
図31は、グラフ部分表示処理に係る関数電卓1の動作を説明するためのフローチャートであり、図32は、図31のフローチャートに示す動作において表示部40に表示される表示画面の遷移例を示す図である。
【0189】
図31に示すグラフ部分表示処理において、まずCPU10は、計算アプリケーションの実行を開始して計算ウィンドウCWを表示部40に表示させるとともに、グラフアプリケーションの実行を開始してグラフウィンドウGWを表示部40に表示させる。そして、ユーザは、例えばキー群3により計算ウィンドウCWのカーソル位置にグラフ式を入力してグラフ描画コマンドを指定する。すると、CPU10は、入力されたグラフ式のデータを計算ウィンドウCWに表示させて計算データ51に格納するとともに、この計算式に基づくグラフをグラフウィンドウGWに描画し、描画したグラフとグラフ式のデータをグラフデータ52に格納する(ステップS901)。
【0190】
CPU10は、グラフ描画コマンドが指定された場合に、グラフ式とグラフを表示部40に表示させ、計算ウィンドウCWの右上端部に表示切替領域PIAを設定し、表示させる。
【0191】
図32(a)は、この段階での表示画面の一例を示す図である、同図によれば、表示部40において、計算ウィンドウCW及びグラフウィンドウGWが表示されている。計算ウィンドウCWには、グラフ式「Y1=X」が表示され、右上端部に表示切替領域PIAが表示される。グラフウィンドウGWには、グラフ式Y1に基づくグラフG16が表示される。
【0192】
CPU10は、グラフウィンドウGWに表示されたグラフが表示切替領域PIAにドラッグアンドドロップされたことを検知すると(ステップS902;YES)、グラフを非表示にして、計算ウィンドウCWに部分表示アイコンPIを表示させ、非表示にしたグラフに対応するグラフ式の記号「=」部分に表示された識別子A10を識別子B10に変更する。また、グラフデータ管理テーブル58において、部分表示アイコンP1のフラグを「0」から「1」に変更し、識別子A10のフラグを「1」から「0」に変更し、識別子B10のフラグを「0」から「1」に変更する(ステップS903)。
【0193】
図32(a)、(b)は、ステップS902及びS903における表示画面の一例を示す図である。図32(a)によれば、ユーザは、グラフウィンドウGWにおいて、グラフG16を入力ペン4で表示切替領域PIAにドラッグアンドドロップする。すると、図32(b)に示すように、グラフG16が非表示となり、対応するグラフ式の識別子の表示が変更される。
【0194】
次いで、CPU10は、部分表示アイコンPIがグラフウィンドウGW内でドラッグされたか否かを判別して(ステップS904)、ドラッグされない場合は(ステップS904;NO)、後述するステップS908に移行し、ドラッグされた場合は(ステップS904;YES)、部分表示アイコンPIの現在位置データ59を更新し、グラフデータ52を参照して部分表示アイコンPIの現在位置データ59と非表示にしたグラフの表示位置とを比較する(ステップS905)。
【0195】
次に、CPU10は、部分表示アイコンPIの現在位置データ59とグラフの表示位置が一致するか否かを判別する(ステップS906)。一致しないと判別した場合は(ステップS906;NO)、後述するステップS908に移行し、一致した場合は(ステップS906;YES)、部分表示アイコンPI内にグラフの一部を表示する(ステップS907)。
【0196】
図32(c)及び(d)は、この段階での表示画面の一例を示す図である。図32(c)によれば、部分表示アイコンPIが非表示にされたグラフG16上にドラッグされ、部分表示アイコンPI内にグラフG16の一部が表示されている。一方、図32(d)によれば、部分表示アイコンPIがグラフG16が描画されていない部分にドラッグされており、部分表示アイコンPI内には何も表示されていない。
【0197】
続いて、CPU10は、部分表示アイコンPIが表示切替領域PIAにドラッグアンドドロップされたか否かを判別する(ステップS908)。ドラッグアンドドロップされないと判別した場合は(ステップS908;NO)、そのままグラフ部分表示処理を終了する。一方、ドラッグアンドドロップされたと判別した場合は(ステップS908;YES)、部分表示アイコンPIを非表示にしてグラフウィンドウGWにグラフを再表示させ、計算ウィンドウCWに表示されたグラフ式の識別子B10をA10に変更する。また、グラフ指揮管理テーブル58において、部分表示アイコンPIのフラグを「1」から「0」に変更し、識別子A10のフラグを「0」から「1」に変更し、識別子B10のフラグを「1」から「0」に変更する(ステップS909)。
【0198】
図32(e)及び(f)は、ステップS908及びS909における表示画面の遷移例を示す図である。図32(d)によれば、ユーザは、入力ペン4を使用して、部分表示アイコンPIを表示切替領域PIAにドラッグアンドドロップする。すると、図32(f)に示すように、非表示となっていたグラフG16が再表示され、グラフ式の識別子B10が識別子A10に切り替えられる。
【0199】
以上説明したように、第9の実施の形態によれば、ユーザは、グラフウィンドウGWに表示されたグラフを入力ペン4を用いてドラッグアンドドロップして表示切替領域PIAに移動させることができる。すると、グラフが非表示となって部分表示アイコンPIが表示され、ユーザがこの部分表示アイコンPIをグラフウィンドウ内でドラッグすると、グラフが表示されていた位置に重なった場合に部分表示アイコンPI内にグラフの一部が表示される。また、部分表示アイコンPIドラッグアンドドロップして表示切替領域PIAに移動させると、非表示となっていたグラフが再び表示されることとなる。
【0200】
したがって、グラフの表示/非表示の切り替えと、非表示にしたグラフの一部表示の処理を簡単な操作で行うことができ、操作性を向上させることができる。特に、これらの処理を入力ペン4による操作で実行できるため、操作入力に応じてどのような処理が実行されるのかを直感的に理解しやすくすることができ、関数電卓に不慣れなユーザでも簡単に操作することができる。また、グラフ式を見ながらグラフの形状をイメージしたい場合に、一旦描画されたグラフを非表示にして、部分アイコンPIをドラッグしながらグラフ全体の形状を考えることができ、数式やグラフを利用した学習に役立てることができる。
【0201】
なお、第9の実施の形態において、部分表示アイコンPI及び表示切替領域PIAの表示位置、サイズ、形状などは適宜変更可能である。
【0202】
なお、上記第1〜第9の各実施の形態において、CPU10は、ユーザにより入力された式や数値に基づいて表示部40にグラフを描画する場合について説明したが、例えば、ROM60内に予めグラフ式のデータを記憶させておき、ユーザによる入力指示に従って所望のグラフ式を選択し、選択したグラフ式のグラフを描画するように構成することも可能である。
【0203】
その他、上記第1〜第9の各実施の形態における関数電卓1の細部構成、及び細部動作に関しても、本発明の趣旨を逸脱することのない範囲で適宜変更可能である。
【0204】
【発明の効果】
請求項1又は11に記載の発明によれば、パラメータ部分を含むグラフ式を記憶し、このグラフ式のグラフを描画した後、このグラフをポインタ操作によって変形可能であり、グラフが変形された場合に、変形されたグラフに応じてパラメータ部分の値を更新する制御を行うことができる。即ち、ポインタ操作によってグラフを変形し、グラフの変形に応じてグラフ式を更新できる。このため、操作入力を簡便化するとともに、操作入力に対応する処理を容易に理解可能とし、操作性の向上を図ることができる。
【0205】
請求項2に記載の発明によれば、グラフ式に含まれた複数のパラメータ部分のいずれかを選択して変更することによってグラフが変形された場合に、選択したパラメータ部分の値を変更する制御を行うことができる。
【0206】
請求項3に記載の発明によれば、グラフ式を表示する制御を行うが、グラフが変形された場合には、グラフ式のパラメータ部分の値を変更して、表示制御しているグラフ式を更新する制御を行うことができる。
【0207】
請求項4又は12に記載の発明によれば、第1画面にグラフを描画し、第2画面にこのグラフに対応するテーブルデータを表示し、第1画面に表示されたグラフをポインタ操作によって変形可能であり、グラフが変形された後、第1画面に対する所定の複写操作が為され、第2画面に対する所定の貼付操作が為された場合に、変形されたグラフに応じて第2画面に表示されたテーブルデータを更新する制御を行うことができる。即ち、ポインタ操作によってグラフを変形し、複写操作及び貼付け操作によって変形したグラフに応じてテーブルデータを更新できる。このため、操作入力を簡便化するとともに、操作入力に対応する処理を容易に理解可能とし、操作性の向上を図ることができる。
【0208】
請求項5又は13に記載の発明によれば、第1画面にグラフを描画し、第2画面にこのグラフに対応するリストデータを表示し、第1画面に表示されたグラフをポインタ操作によって変形可能である。また、グラフが変形された後、第1画面に対する所定の複写操作が為され、第2画面に対する所定の貼付操作が為された場合に、変形されたグラフに応じて第2画面に表示されたリストデータを更新する制御を行うことができる。即ち、ポインタ操作によってグラフを変形し、複写操作及び貼付け操作によって変形したグラフに応じてリストデータを更新できる。このため、操作入力を簡便化するとともに、操作入力に対応する処理を容易に理解可能とし、操作性の向上を図ることができる。
【0209】
請求項6又は14に記載の発明によれば、パラメータ部分を含むグラフ式とパラメータ部分の値を記憶し、この値をグラフ式に代入して第1画面にグラフを描画し、第2画面にパラメータ部分の値を表示した後、第1画面に描画したグラフをポインタ操作によって変形することができる。また、グラフが変形された後、第1画面に対する所定の複写操作がなされ、第2画面に対する所定の貼付操作が為された場合に、変形されたグラフに応じて第2画面に表示されたパラメータ部分の値を変更する制御を行うことができる。即ち、ポインタ操作によってグラフを変形した後、複写操作及び貼付け操作によって、グラフ式のパラメータ部分の値を、変形したグラフに応じた値に変更できる。このため、操作入力を簡便化するとともに、操作入力に対応する処理を容易に理解可能とし、操作性の向上を図ることができる。
【0210】
請求項7又は15に記載の発明によれば、グラフ式を記憶し、このグラフ式のグラフと、このグラフに係る所定の範囲を指定する指示線を第1画面に表示し、ポインタ操作によって指示線を移動表示させ、指示線の移動した範囲を指定範囲に指定し、グラフ式と、指定範囲に基づく所定の演算式を表示する制御を行うことができる。即ち、ポインタ操作によってグラフに係る所定の範囲を指定し、グラフ式と、指定範囲に基づく所定の演算式を表示することができる。このため、操作入力を簡便化するとともに、操作入力に対応する処理を容易に理解可能とし、操作性の向上を図ることができる。
【0211】
請求項8又は16に記載の発明によれば、グラフ式を記憶し、このグラフ式のグラフを2次元座標系の第1画面に描画し、この第1画面に所定の複写操作が為され、3次元座標系の第2画面に所定の貼付操作が為された場合に、第2画面に描画されたグラフを3次元化して第2画面に表示する制御を行うことができる。即ち、複写操作及び貼付操作によって2次元のグラフを3次元化して表示できる。このため、操作入力を簡便化するとともに、操作入力に対応する処理を容易に理解可能とし、操作性の向上を図ることができる。
【0212】
請求項9又は17に記載の発明によれば、グラフ式を表示するとともにグラフの表示/非表示を選択する選択アイコンを表示し、表示されたグラフに対する所定の複写操作が為された後、選択アイコンに対する所定の貼付操作が為された場合に、当該複写操作によって指定されたグラフ式のグラフを描画する。また、この描画されたグラフに対する所定の複写操作が為された後、選択アイコンに対する所定の貼付け操作が為された場合に、当該複写操作によって指定されたグラフを非表示にする制御を行うことができる。即ち、複写操作及び貼付操作によって、グラフ式のグラフの表示/非表示処理を実行することができる。このため、操作入力に対応する処理を容易に理解可能とし、操作性の向上を図ることができる。
【0213】
請求項10又は18に記載の発明によれば、グラフを描画し、このグラフをポインタ操作によって移動可能とし、グラフが所定位置に移動された場合に、このグラフを非表示にしてこのグラフを表すアイコンを表示する。また、このアイコンに対する所定の複写操作が為された後、所定の貼付操作が為された場合に、当該アイコンに対応するグラフを再描画させる制御を行うことができる。即ち、ポインタ操作、複写操作、及び貼付操作に応じて、グラフのアイコン化、又はアイコン化されたグラフの再描画を行うことができる。このため、操作入力を簡便化するとともに、操作入力に対応する処理を容易に理解可能とし、操作性の向上を図ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明を適用した関数電卓の外観斜俯瞰図である。
【図2】第1の実施の形態における関数電卓の内部構成の一例を示すブロック図である。
【図3】グラフ式変換処理に係る関数電卓の動作を説明するためのフローチャートである。
【図4】図3のフローチャートに示す動作において、表示部に表示される表示画面の遷移例を示す図である。
【図5】(a)は第2の実施の形態におけるRAMの構成を示す図であり、(b)は第2の実施の形態におけるROMの構成を示す図である。
【図6】テーブル変換処理に係る関数電卓の動作を説明するためのフローチャートである。
【図7】図6のフローチャートに示す動作において表示部に表示される表示画面の遷移例を示す図である。
【図8】(a)は第3の実施の形態におけるRAMの構成を示す図であり、(b)は第3の実施の形態におけるROMの構成を示す図である。
【図9】リスト変換処理に係る関数電卓の動作を説明するためのフローチャートである。
【図10】図9のフローチャートに示す動作において表示部に表示される表示画面の遷移例を示す図である。
【図11】(a)は第4の実施の形態におけるRAMの構成を示す図であり、(b)は第4の実施の形態におけるROMの構成を示す図である。
【図12】陰関数パラメータ設定処理に係る関数電卓の動作を説明するためのフローチャートである。
【図13】図12のフローチャートに示す動作において表示部に表示される表示画面の遷移例を示す図である。
【図14】(a)は第5の実施の形態におけるRAMの構成を示す図であり、(b)は第5の実施の形態におけるROMの構成を示す図である。
【図15】グラフ範囲指定処理に係る関数電卓の動作を説明するためのフローチャートである。
【図16】図15のフローチャートに示す動作において表示部に表示される表示画面の遷移例を示す図である。
【図17】(a)は第6の実施の形態におけるRAMの構成を示す図であり、(b)は第6の実施の形態におけるROMの構成を示す図である。
【図18】グラフ3次元化処理に係る関数電卓の動作を説明するためのフローチャートである。
【図19】図18のフローチャートに示す動作において表示部に表示される表示画面の遷移例を示す図である。
【図20】(a)は第7の実施の形態におけるRAMの構成を示す図であり、(b)は第7の実施の形態におけるROMの構成を示す図である。
【図21】グラフ式管理テーブルを示す図である。
【図22】グラフ表示設定処理に係る関数電卓の動作を説明するためのフローチャートである。
【図23】図22のフローチャートに示す動作において表示部に表示される表示画面の遷移例を示す図である。
【図24】図22のフローチャートに示す動作において表示部に表示される表示画面の遷移例を示す図である。
【図25】(a)は第8の実施の形態におけるRAMの構成を示す図であり、(b)は第8の実施の形態におけるROMの構成を示す図である。
【図26】グラフ管理テーブルを示す図である。
【図27】グラフアイコン化処理に係る関数電卓1の動作を説明するためのフローチャートである。
【図28】図27のフローチャートに示す動作において表示部に表示される表示画面の遷移例を示す図である。
【図29】(a)は第9の実施の形態におけるRAMの構成を示す図であり、(b)は第9の実施の形態におけるROMの構成を示す図である。
【図30】グラフ式管理テーブルを示す図である。
【図31】グラフ部分表示処理に係る関数電卓の動作を説明するためのフローチャートである。
【図32】図31のフローチャートに示す動作において表示部に表示される表示画面の遷移例を示す図である。
【符号の説明】
1 関数電卓
2 ディスプレイ
3 キー群
4 入力ペン
10 CPU
20 入力部
30 タブレット
31 位置検出回路
40 表示部
41 表示駆動回路
50 RAM
51 計算データ
52 グラフデータ
52a グラフ式データ
53 コピーバッファ
54 テーブルデータ
55 リストデータ
56,57,58 グラフ式管理テーブル
59 部分表示アイコンPIの現在位置データ
60 ROM
61 グラフ式変換処理プログラム
62 テーブル変換処理プログラム
63 リスト変換処理プログラム
64 陰関数パラメータ設定処理プログラム
65 グラフ範囲指定処理プログラム
66 グラフ3次元化処理プログラム
67 グラフ表示設定プログラム
68 識別子A10,B10画像データ
69 セレクトアイコンSI画像データ
70 グラフアイコン化処理プログラム
71 一時消去アイコンTI画像データ
72 TIA画像データ
73 グラフ部分表示処理プログラム
74 部分表示アイコンPIのサイズ・形状データ
75 PIA画像データ
CW 計算ウィンドウ
GW グラフウィンドウ
TW テーブルウィンドウ
LW リストウィンドウ
3DGW 3次元グラフウィンドウ

Claims (18)

  1. パラメータ部分を含むグラフ式を記憶する式記憶手段と、
    この式記憶手段に記憶されたグラフ式のグラフを描画する制御を行うグラフ描画制御手段と、
    このグラフ描画制御手段によって描画制御されたグラフを、ポインタ操作によって変形するグラフ変形手段と、
    このグラフ変形手段によってグラフが変形された場合に、変形されたグラフに応じて前記式記憶手段に記憶されたグラフ式のパラメータ部分の値を更新するパラメータ部分値変更手段と、
    を備えたことを特徴とするグラフ表示制御装置。
  2. 前記式記憶手段に記憶されたグラフ式には複数のパラメータ部分が含まれ、
    前記複数のパラメータ部分の内、択一的にパラメータ部分を選択するパラメータ部分選択手段を更に備え、
    前記グラフ変形手段は、前記グラフ描画制御手段によって描画制御されたグラフを、前記パラメータ部分選択手段により選択されたパラメータ部分を可変するように変形する手段を有し、
    前記パラメータ部分値変更手段は、前記グラフ変形手段によって変形されたグラフに応じて、前記パラメータ部分選択手段により選択されたパラメータ部分の値を変更する手段を有する、ことを特徴とする請求項1に記載のグラフ表示制御装置。
  3. 前記グラフ変形手段によってグラフが変形された場合に、前記パラメータ部分値変更手段により変更されたパラメータ部分の値に従って、前記式記憶手段に記憶されたグラフ式を更新して表示する制御を行う式表示制御手段を更に備えることを特徴とする請求項1又は2に記載のグラフ表示制御装置。
  4. 第1画面にグラフを描画する制御を行うグラフ描画制御手段と、
    このグラフ描画制御手段によって描画制御されるグラフに対応するテーブルデータを第2画面に表示する制御を行うテーブル表示制御手段と、
    前記グラフ描画制御手段によって描画制御されたグラフを、ポインタ操作によって変形するグラフ変形手段と、
    このグラフ変形手段によってグラフが変形された後、前記第1画面に対する所定の複写操作が為され、前記第2画面に対する所定の貼付操作が為された場合に、変形されたグラフに応じて前記第2画面に表示されている前記テーブルデータの値を更新する更新手段と、
    を備えたことを特徴とするグラフ表示制御装置。
  5. 第1画面にグラフを描画する制御を行うグラフ描画制御手段と、
    この描画制御手段によって描画制御されるグラフに対応するリストデータを第2画面に表示する制御を行うリスト表示制御手段と、
    前記グラフ描画制御手段によって描画制御されたグラフを、ポインタ操作によって変形するグラフ変形手段と、
    このグラフ変形手段によってグラフが変形された後、前記第1画面に対する所定の複写操作が為され、前記第2画面に対する所定の貼付操作が為された場合に、変形されたグラフに応じて前記第2画面に表示されている前記リストデータの値を更新する更新手段と、
    を備えたことを特徴とするグラフ表示制御装置。
  6. パラメータ部分を含むグラフ式を記憶する式記憶手段と、
    この式記憶手段に記憶されたグラフ式のグラフを第1画面に描画する制御を行うグラフ描画制御手段と、
    前記式記憶手段に記憶されたグラフ式のパラメータ部分の値を第2画面に表示する制御を行うパラメータ部分値表示制御手段と、
    前記グラフ描画制御手段によって描画制御されたグラフを、ポインタ操作によって変形するグラフ変形手段と、
    このグラフ変形手段によってグラフが変形された後、前記第1画面に対する所定の複写操作が為され、前記第2画面に対する所定の貼付操作が為された場合に、変形されたグラフに応じて前記第2画面に表示されているパラメータ部分の値を変更する変更手段と、
    を備えたことを特徴とするグラフ表示制御装置。
  7. グラフ式を記憶する式記憶手段と、
    この式記憶手段に記憶されたグラフ式のグラフを第1画面に描画する制御を行うグラフ描画手段と、
    前記第1画面に前記グラフに係る所定の範囲を指定する指示線を表示し、ポインタ操作によって前記指示線を移動表示させることにより、当該指示線が移動した範囲を指定範囲とする範囲指定手段と、
    前記式記憶手段に記憶されたグラフ式と、前記指定範囲とに基づいた所定の演算式を第2画面に表示する制御を行う演算式表示制御手段と、
    を備えたことを特徴とするグラフ表示制御装置。
  8. グラフ式を記憶する式記憶手段と、
    表示座標系が第1軸と第2軸からなる2次元座標系の第1画面と、
    表示座標系が第1軸、第2軸及び第3軸からなる3次元座標系の第2画面と、
    前記式記憶手段に記憶されたグラフ式のグラフを前記第1画面に描画する制御を行う2次元描画制御手段と、
    前記第1画面に対する所定の複写操作が為され、前記第2画面に対する所定の貼付操作が為された場合に、前記2次元描画制御手段によって描画制御されたグラフを、前記第3軸方向に所定間隔で配設して前記第2画面に描画する制御を行う3次元描画制御手段と、
    を備えたことを特徴とするグラフ表示制御装置。
  9. グラフ式を表示する制御を行う式表示制御手段と、
    グラフ式のグラフを描画する制御を行うグラフ描画制御手段と、
    グラフの表示/非表示を選択する選択アイコンを表示する制御を行うアイコン表示制御手段と、
    前記式表示制御手段によって表示制御されたグラフ式に対する所定の複写操作が為された後、前記選択アイコンに対する所定の貼付操作が為された場合に、当該複写操作によって指定されたグラフ式のグラフを前記グラフ描画制御手段に描画制御させるグラフ表示指示手段と、
    前記グラフ描画制御手段によって描画制御されたグラフに対する所定の複写操作が為された後、前記選択アイコンに対する所定の貼付操作が為された場合に、当該複写操作によって指定されたグラフを非表示にするグラフ非表示指示手段と、
    を備えたことを特徴とするグラフ表示制御装置。
  10. グラフを描画する制御を行うグラフ描画制御手段と、
    このグラフ描画制御手段によって描画制御されたグラフをポインタ操作によって移動可能なグラフ移動手段と、
    このグラフ移動手段によってグラフが所定位置に移動された場合に、当該グラフを非表示にするとともに、当該グラフを表すアイコンを表示する制御を行うアイコン化手段と、
    このアイコン化手段によって表示制御されたアイコンに対する所定の複写操作が為された後、所定の貼付操作が為された場合に、当該アイコンに対応するグラフを前記グラフ描画制御手段に再描画させる再描画手段と、
    を備えたことを特徴とするグラフ表示制御装置。
  11. コンピュータに、
    パラメータ部分を含むグラフ式を記憶する式記憶機能と、
    この式記憶機能によって記憶されたグラフ式のグラフを描画する制御を行う描画制御機能と、
    このグラフ描画制御機能によって描画制御されたグラフを、ポインタ操作によって変形するグラフ変形機能と、
    このグラフ変形機能によってグラフが変形された場合に、変形されたグラフに応じて前記式記憶機能によって記憶されたグラフ式のパラメータ部分の値を更新するパラメータ部分値変更機能と、
    を実現させるためのプログラム。
  12. 第1画面及び第2画面を備えたコンピュータに、
    前記第1画面にグラフを描画する制御を行うグラフ描画制御機能と、
    このグラフ描画制御機能によって描画制御されるグラフに対応するテーブルデータを前記第2画面に表示する制御を行うテーブル表示制御機能と、
    前記グラフ描画制御機能によって描画制御されたグラフを、ポインタ操作によって変形するグラフ変形機能と、
    このグラフ変形機能によってグラフが変形された後、前記第1画面に対する所定の複写操作が為され、前記第2画面に対する所定の貼付操作が為された場合に、変形されたグラフに応じて前記第2画面に表示されている前記テーブルデータの値を更新する更新機能と、
    を実現させるためのプログラム。
  13. 第1画面及び第2画面を備えたコンピュータに、
    前記第1画面にグラフを描画する制御を行うグラフ描画制御機能と、
    この描画制御機能によって描画制御されるグラフに対応するリストデータを前記第2画面に表示する制御を行うリスト表示制御機能と、
    前記グラフ描画制御機能によって描画制御されたグラフを、ポインタ操作によって変形するグラフ変形機能と、
    このグラフ変形機能によってグラフが変形された後、前記第1画面に対する所定の複写操作が為され、前記第2画面に対する所定の貼付操作が為された場合に、変形されたグラフに応じて前記第2画面に表示されている前記リストデータの値を更新する更新機能と、
    を実現させるためのプログラム。
  14. 第1画面及び第2画面を備えたコンピュータに、
    パラメータ部分を含むグラフ式を記憶する式記憶機能と、
    この式記憶機能によって記憶されたグラフ式のグラフを前記第1画面に描画する制御を行うグラフ描画制御機能と、
    前記式記憶機能によって記憶されたグラフ式のパラメータ部分の値を前記第2画面に表示する制御を行うパラメータ部分値表示制御機能と、
    前記グラフ描画制御機能によって描画制御されたグラフを、ポインタ操作によって変形するグラフ変形機能と、
    このグラフ変形機能によってグラフが変形された後、前記第1画面に対する所定の複写操作が為され、前記第2画面に対する所定の貼付操作が為された場合に、変形されたグラフに応じて前記第2画面に表示されているパラメータ部分の値を変更する変更機能と、
    を実現させるためのプログラム。
  15. 第1画面及び第2画面を備えたコンピュータに、
    グラフ式を記憶する式記憶機能と、
    この式記憶機能によって記憶されたグラフ式のグラフを前記第1画面に描画する制御を行うグラフ描画機能と、
    前記第1画面に前記グラフに係る所定の範囲を指定する指示線を表示し、ポインタ操作によって前記指示線を移動表示させることにより、当該指示線が移動した範囲を指定範囲とする範囲指定機能と、
    前記式記憶機能によって記憶されたグラフ式と、前記指定範囲とに基づいた所定の演算式を第2画面に表示する制御を行う演算式表示制御機能と、
    を実現させるためのプログラム。
  16. 表示座標系が第1軸と第2軸からなる2次元座標系の第1画面、及び表示座標系が第1軸、第2軸及び第3軸からなる3次元座標系の第2画面を備えたコンピュータに、
    グラフ式を記憶する式記憶機能と、
    前記式記憶機能によって記憶されたグラフ式のグラフを前記第1画面に描画する制御を行う2次元描画制御機能と、
    前記第1画面に対する所定の複写操作が為され、前記第2画面に対する所定の貼付操作が為された場合に、前記2次元描画制御機能によって描画制御されたグラフを、前記第3軸方向に所定間隔で配設して前記第2画面に描画する制御を行う3次元描画制御機能と、
    を実現させるためのプログラム。
  17. コンピュータに、
    グラフ式を表示する制御を行う式表示制御機能と、
    グラフ式のグラフを描画する制御を行うグラフ描画制御機能と、
    グラフの表示/非表示を選択する選択アイコンを表示する制御を行うアイコン表示制御機能と、
    前記式表示制御機能によって表示制御されたグラフ式に対する所定の複写操作が為された後、前記選択アイコンに対する所定の貼付操作が為された場合に、当該複写操作によって指定されたグラフ式のグラフを前記グラフ描画制御手段に描画制御させるグラフ表示指示機能と、
    前記グラフ描画制御機能によって描画制御されたグラフに対する所定の複写操作が為された後、前記選択アイコンに対する所定の貼付操作が為された場合に、当該複写操作によって指定されたグラフを非表示にするグラフ非表示指示機能と、
    を実現させるためのプログラム。
  18. コンピュータに、
    グラフを描画する制御を行うグラフ描画制御機能と、
    このグラフ描画制御機能によって描画制御されたグラフをポインタ操作によって移動可能なグラフ移動機能と、
    このグラフ移動機能によってグラフが所定位置に移動された場合に、当該グラフを非表示にするとともに、当該グラフを表すアイコンを表示する制御を行うアイコン化機能と、
    このアイコン化機能によって表示制御されたアイコンに対する所定の複写操作が為された後、所定の貼付操作が為された場合に、当該アイコンに対応するグラフを前記グラフ描画制御機能により再描画させる再描画機能と、
    を実現させるためのプログラム。
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