JP2004204317A - 高炉の水冷炉壁構造 - Google Patents

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Shigeji Matsuyama
成志 松山
Yuuya Tanaka
優冶 田中
Tetsumasa Yuge
哲応 弓削
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Abstract

【課題】高炉炉壁の不定形耐火物の保持力を高めるとともに、寿命を向上させる。
【解決手段】高炉炉壁を冷却する冷却盤のうち同一段に連設された少なくとも3個以上の冷却盤1a、1bおよび1cと、該3個以上の冷却盤1a、1bおよび1c間を縫うように配設される少なくとも2本以上のアンカ−9付き冷却水配管2aおよび2bと、前記3個以上の冷却盤1a、1bおよび1cおよび前記2本以上の冷却水配管2aおよび2bに吹き付けられる不定形耐火物とから構成され、冷却水配管2aおよび2bの入口5aおよび5bおよび出口6aおよび6bは鉄皮3に支持されるようにしたことを特徴とする高炉の水冷炉壁構造。
【選択図】 図1

Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、高炉の水冷炉壁構造に関する。
【0002】
【従来の技術】
高炉等の堅型冶金炉では、炉壁および炉底の耐火物を冷却することにより炉内からの侵食を防ぎ、炉体の長寿命化を図る必要がある。高炉等の炉体の冷却方式としては従来から種々の装置が提案され、実用化もされているが、冷却盤を用いた冷却方法もその一つであり、ステーブクーラー等とともに高炉炉壁の冷却に広く用いられている。
【0003】
上述した冷却盤は、例えば幅400mm×長さ600mm×厚さ70mm程度の大きさをしており、内部に冷却水通路が設けられており、鉄皮に設けられたハウジングに固定されるようになっている。
【0004】
このような冷却盤は、高炉炉壁の高さ方向に30〜50段、各段36〜52枚程度が千鳥状に配置されており、同一段の隣接する冷却盤の間隔は1〜1.5m程度である。
【0005】
このように配置された複数の冷却盤の間は、最初はプレキャストの耐火物(耐火レンガ)が使用されているが、高炉の操業時間が増加するにしたがって、部分的に耐火レンガが損傷して欠落するようになる。そして、欠落した部分をそのままにしておくと、冷却盤が溶損されて炉壁の冷却能力が低下して、炉体の寿命が短くなるという問題がある。
【0006】
そのため、冷却盤が耐火物の支持部材の役目も果たすことを利用して、耐火レンガが欠落した部分に炉内側から吹付け装置により不定形耐火物を吹き付けたり、鉄皮から不定形耐火物を注入して補修するようにしているが、不定形耐火物では保持力が弱く寿命が短い上に、吹付け時に20%程度の不定形耐火物が流れ落ちてしまい、不定形耐火物の吹付けロスが大きいという問題がある。
【0007】
そこで、このような高炉炉壁補修時に施工される不定形耐火物の保持力の向上および吹き付けロスの低減を図る施工方法が種々提案されている(例えば、特許文献1。)。
【0008】
【特許文献1】
特公昭57−36322号公報
【0009】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、特許文献1に開示された高炉炉壁の補修方法には、次のような問題点がある。
【0010】
高炉炉壁の損耗部の鉄皮に、高さ方向に沿って耐熱金網を固着させ、損耗部に不定形耐火物を吹き付けるので、不定形耐火物の保持力はある程度高まるが、耐熱金網から離れた位置においては、高熱で劣化した不定形耐火物が自重により落下しやすく、保持力は十分ではない。
【0011】
また、不定形耐火物吹き付け時の吹き付けロスを減少させる効果はほとんど期待できない。
【0012】
本発明は、従来技術の上述のような問題点を解消するためになされたものであり、保持力を高めることができるとともに、不定形耐火物の吹き付けロスも提言することのできる高炉の水冷炉壁構造を提供することを目的としている。
【0013】
【課題を解決するための手段】
本発明に係る高炉の水冷炉壁構造は、高炉炉壁を冷却する冷却盤のうち同一段に連設された少なくとも3個以上の冷却盤と、該3個以上の冷却盤間を縫うように配設される少なくとも2本以上のアンカ−付き冷却水配管と、前記3個以上の冷却盤および前記2本以上の冷却水配管に吹き付けられる不定形耐火物とから構成され、冷却水配管の入口および出口は鉄皮に支持されるようにしたものである。
【0014】
また、前記冷却盤を縫うように配置される少なくとも2本以上のアンカ−付冷却水配管が交差する部分に、冷却水配管が内部で交差し、かつ貫通するブロック状配管サポ−ト材を配置したものである。
【0015】
また、前記配管サポ−ト材を炉体鉄皮に固定保持するものである。
【0016】
また、前記配管サポ−ト材の表面にアンカ−を付設したものである。
【0017】
本発明に係る高炉の水冷炉壁構造においては、3個以上の冷却盤間を縫うように配設した少なくとも2本以上のアンカ−付き冷却水配管により吹き付けられる不定形耐火物を支持することができるので、不定形耐火物の保持力が高まるとともに、冷却水配管により吹き付けられた後の不定形耐火物を水冷することができるので、炉壁の寿命を延ばすことができる。
【0018】
また、吹き付けられる不定形耐火物を冷却水配管で受けることができるので、不定形耐火物の吹き付けロスを低減することができる。
【0019】
なお、冷却盤を3個以上としたのは、水配管を安定して配設できるからであり、冷却水配管を2本以上としたのは、冷却盤の上下に冷却水配管を位置させることにより、吹き付けた不定形耐火物の均一な冷却を図ることができるからである。
【0020】
また、冷却水配管が交差する部分に、冷却水配管が内部で交差し、かつ貫通するブロック状配管サポ−ト材を配置し、この配管サポ−ト材を炉体鉄皮に固定保持することにより、炉壁構造をより強固なものにすることができる。
【0021】
また、配管サポ−ト材が小型の冷却盤の役目を果たし、不定形耐火物の寿命を延ばすことができる。
【0022】
また、配管サポ−ト材の表面にアンカ−を付設することにより、不定形耐火物の保持力をより高めることができる。
【0023】
【発明の実施の形態】
本発明の実施形態を、図面を参照して説明する。図1は、本発明の高炉の水冷炉壁構造の実施の形態の説明図であり、(a)は炉内側から見た正面図、(b)は平面図である。
【0024】
高炉の水冷炉壁構造を冷却盤が3個の場合について説明する。この高炉の水冷炉壁構造は、3個の冷却盤1a、1bおよび1cと、3個の冷却盤1a、1bおよび1c間を縫うように配管される2本の冷却水配管2aおよび2bと、これらに吹き付けられる不定形耐火物とから構成されている。
【0025】
この高炉の水冷炉壁構造を詳述すると、両端部に配置された冷却盤1aおよび1cの外側には、鉄皮3に支持されている給排水兼用ヘッダ−4aおよび4bが設けられている。
【0026】
冷却水配管2aへの給水口5aは、ヘッダ−4aに設けられており、冷却水配管2aはヘッダ−4aから、順に冷却盤1aの上面側、冷却盤1bの下面側および冷却盤1cの上面側を通過するように配管され、冷却水配管2aへの排水口6aは、ヘッダ−4bに設けられている。
【0027】
一方、冷却水配管2bへの給水口5bは、ヘッダ−4bに設けられており、冷却水配管2bはヘッダ−4bから、順に冷却盤1cの下面側、冷却盤1bの上面側および冷却盤1aの下面側を通過するように配管され、冷却水配管2bの排水口6bは、ヘッダ−4aに設けられている。
【0028】
冷却水盤1aと1b間および冷却盤1bと1c間の冷却水配管2aと2bの交差する部分には、鉄皮3にボルト7により支持されるブロック状の配管サポ−ト材8が配置され、両方の配管をサポ−トするとともに、小型の冷却盤の役目を果たすようになっている。両方の配管2aおよび2bおよびサポ−ト材8には、吹き付けられる不定形耐火物を支持するアンカ−9が設けられ、不定形耐火物が容易に脱落しない構造となっている。
【0029】
本発明の高炉の水冷炉壁構造は、上述したように構成されているので、炉壁の寿命を延ばすことができるとともに、不定形耐火物の吹き付けロスを低減することができる。
【0030】
【発明の効果】
本発明により、冷却水配管により炉壁が冷却できるとともに、冷却水配管により吹き付けた不定形耐火物が支持できるので、炉壁の寿命を大幅に延ばすことができる。
【0031】
また、冷却水配管が配設されているので、不定形耐火物の吹き付けロスが低減する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の高炉の水冷炉壁構造の実施の形態の説明図であり、(a)は炉内側から見た正面図、(b)は平面図である。
【符号の説明】
1a、1b、1c 冷却盤
2a、2b 冷却水配管
3 鉄皮
4a、4b 給排水兼用ヘッダ−
5a、5b 給水口
6a、6b 排水口
7 ボルト
8 配管サポ−ト材
9 アンカ−

Claims (4)

  1. 高炉炉壁を冷却する冷却盤のうち同一段に連設された少なくとも3個以上の冷却盤と、該3個以上の冷却盤間を縫うように配設される少なくとも2本以上のアンカ−付き冷却水配管と、前記3個以上の冷却盤および前記2本以上の冷却水配管に吹き付けられる不定形耐火物とから構成され、冷却水配管の入口および出口は鉄皮に支持されるようにしたことを特徴とする高炉の水冷炉壁構造。
  2. 前記冷却盤を縫うように配置される少なくとも2本以上のアンカ−付冷却水配管が交差する部分に、冷却水配管が内部で交差し、かつ貫通するブロック状配管サポ−ト材を配置したことを特徴とする請求項1に記載の高炉の水冷炉壁構造。
  3. 前記配管サポ−ト材を炉体鉄皮に固定保持することを特徴とする請求項2に記載の高炉の水冷炉壁構造。
  4. 前記配管サポ−ト材の表面にアンカ−を付設したことを特徴とする請求項2または請求項3に記載の高炉の水冷炉壁構造。
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