JP2004203568A - 給送カセット - Google Patents
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Abstract
【課題】給送カセット内の記録媒体をそろえた状態で画像形成装置等の装置にセットすることができるようにすること
【解決手段】スイングアーム方式の給送手段を有する装置に装着される給送カセットにおいて、前記装置への装着前には記録媒体を垂直にそろえる垂直面を形成し、装置への装着後には記録媒体給送時には記録媒体を分離するための傾斜面を形成する可動部材を有することを特徴とする。
【選択図】 図1
【解決手段】スイングアーム方式の給送手段を有する装置に装着される給送カセットにおいて、前記装置への装着前には記録媒体を垂直にそろえる垂直面を形成し、装置への装着後には記録媒体給送時には記録媒体を分離するための傾斜面を形成する可動部材を有することを特徴とする。
【選択図】 図1
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は記録媒体を給送して画像形成を行う画像形成装置等に配設される、記録媒体を積載収納する給送カセットに関する。
【0002】
【従来の技術】
従来、スイングアーム方式の給送機構を有するプリンタでは、給送カセットによる記録媒体の給送が一般的である。図6は従来の給送カセットの記録媒体を分離する傾斜部分の断面図を示す。図中、カセット201に記録媒体205が積載されており、記録媒体の先端(図では右側)に、傾斜面206がカセット201のハウジングに設けられている。この傾斜面206は、シートや板金等で記録媒体が滑りやすくしてあり、スイングアームにより、搬送された記録媒体は、この傾斜面を1枚毎に記録媒体が通過していく形態をとる。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、上記従来例に示すような給送カセット201に記録媒体205をセットするとき、記録媒体分離用の斜面にならうように積載するおそれがある。このような場合、このままスイングアームにより給送を行うと、複数枚の記録媒体が同時に給送され、給送不良が発生する可能性がある。また、給送できたとしても画像形成開始位置のずれ等の問題が発生する恐れがある。
【0004】
そこで本発明の目的は、給送カセット内の記録媒体をそろえた状態で画像形成装置等の装置にセットすることができるようにすることである。
【0005】
【課題を解決するための手段】
上記目的を達成するための、本発明の代表的な構成は、スイングアーム方式の給送手段を有する装置に装着される給送カセットにおいて、前記装置への装着前には記録媒体を垂直にそろえる垂直面を形成し、装置への装着後には記録媒体給送時には記録媒体を分離するための傾斜面を形成する可動部材を有することを特徴とする。
【0006】
【発明の実施の形態】
(第1実施形態)
本発明の第1実施形態について図面を用いて説明する。説明においては、本発明の給送カセットを適用した画像形成装置の説明をし、その後給送カセットの詳細な説明をする。図5は画像形成装置の概略構成図である。ここでは画像形成装置として、プリンタを例示して説明する。
【0007】
図5に示すように、プリンタ本体100は、記録媒体5を積載する給送カセット1と、給送カセット1に積載された記録媒体を給送する給送手段(スイングアーム101)と、搬送手段(搬送ローラ102、103)と、像担持体としての感光体ドラム105aを有する画像形成手段(プロセスカートリッジ105)と、感光体ドラム105a上に形成されたトナー像を記録媒体5に転写する転写手段(転写ローラ106)と、記録媒体上に転写されたトナー像を加圧・加熱により記録媒体に定着させるための定着手段(定着器107)と、画像が定着された記録媒体を装置外に排出する排出ローラ108と、排出された記録媒体を積載する排出トレイ109と、を有する。
【0008】
画像形成装置の動作時には、コンピュータ等の外部機器から得られた画像情報に従って、レーザースキャナ104等の露光手段により、感光体ドラム105a上にレーザー露光が行なわれる。これにより感光体ドラム105a上には静電的な潜像が形成され、この潜像に対してプロセスカートリッジ105内のトナーが供給されることにより感光体ドラム105a上にトナー像が形成される。
【0009】
一方、給送カセット1上に積載された記録媒体5が、スイングアーム101により給送され、搬送ローラ102、103により画像形成手段の方へと搬送される。そして、記録媒体5が感光体ドラム105aと転写ローラ106とに挟まると、記録媒体5には前記トナー像が電圧が印加された転写ローラ106の作用により転写される。
【0010】
その後、トナー像が転写された記録媒体5は搬送されて、定着器107へと到達する。定着器107においては、加圧ローラや加熱ローラの作用により、記録媒体5上のトナー像が記録媒体に定着する。そして前記各ローラの回転により記録媒体搬送方向下流側に搬送され、排出ローラ108により装置外へ排出されると、記録媒体5は排出トレイ109の上に画像面を下にして積載される。こうして画像形成動作が完了する。
【0011】
次に給送カセット1の詳細な説明を行う。図1は第1実施形態の給送カセットを画像形成装置に装着する前の断面図であり、図2は第1実施形態の給送カセットを画像形成装置に装着した後の断面図である。
【0012】
図1において、100はプリンタ本体、100aは給送カセット1を挿入する為のカセットスロット部(装着部)、1は記録媒体5を積載する為の給送カセットであり、上面は開放され、そこより記録媒体5をセットし、それ以外の面は、ハウジングで覆われている。そして、給送カセット1の先端には可動部材2が弾性部材であるバネ4により常時上方向に押圧され、抜け防止のフック3により高さが規制されている。
【0013】
この可動部材2には記録媒体5を分離する為の傾斜面2bとその直下に垂直面2aが設けられており、通常は弾性部材のバネ4により可動部材2が上端に位置している為、垂直面2aに記録媒体5があたり、その垂直面2aにぶつけるように記録媒体5を給送カセット1にセットする。すると、垂直面2aに沿って記録媒体が積載し、記録媒体5の端部を垂直に保つことができる。
【0014】
図2は、プリンタ本体1に給送カセット1を挿入している状態を示す図である。図の中で、プリンタ本体1に設けられた給送の為のカセットスロット部100aへ給送カセット1を挿入するとき、給送カセット1の上面より突出した可動部材2がカセットスロット部100aの天井に接触する。このまま給送カセット1を挿入すると、カセットスロット部100aの天井が、可動部材2を下降させるために配設された傾斜面2cに当接しつつ、弾性部材のバネ4を押し下げて可動部材2を下方向に移動させる。その結果、記録媒体5の先端に可動部材2に設けられた分離用の傾斜面2bが下方向へ移動し、給送カセット1内の記録媒体5は、不図示のプリンタエンジンから伸びたスイングアームローラーの送り機構により、給送可能状態になる(実施態様2対応)。
【0015】
本実施形態によれば、給送カセット1に記録媒体5をセットする時は、先端部を垂直面2aに合わせて積載し、且つ不図示の後端ガイドに合わせて記録媒体5を積載することで、確実にセットする事が可能になる。また、給送カセット1をプリンタ本体1に挿入すると、前述の可動部材2に設けられた垂直面2aが下に移動し、分離用の傾斜面2bが記録媒体5の先端に位置し、スイングアームにより給送が円滑に行われる。このように、給送カセット内の記録媒体をそろえた状態で画像形成装置等の装置にセットすることができるようになる。
【0016】
尚、本実施形態の給送カセット1を装着するため、プリンタ本体100の給送カセットの装着部の高さ方向の大きさは、可動部材2を下降させるように、給送カセット1の高さ方向の大きさとほぼ同じに構成している(実施態様4対応)。
【0017】
(第2実施形態)
本発明の第2実施形態について図面を用いて説明する。図3は第2実施形態の給送カセットを画像形成装置に装着する時の断面図であり、図4は第2実施形態の給送カセットを画像形成装置に装着した後の断面図である。
【0018】
図3において、給送カセット1の先端部には、回動軸9を介して回動板8が回動自在に保持されている。回動板8は通常、弾性部材のバネ6により、回動板8が記録媒体5の端面に対して垂直になるよう(図中反時計回り)に押圧されている。そして、給送カセット1のハウジング(枠体)に設けられたストッパー10で規制される形態をとる。この状態で、記録媒体5を上部から積載することで、記録媒体5の先端面が垂直に揃った積載が可能となる。このように、通常は回動板8の記録媒体5側の可動面8aは垂直面を形成する。
【0019】
図4に示すように、プリンタ本体1の挿入部先端には角部100bが設けられている。このため、給送カセット1をプリンタ本体1に挿入すると、回動軸9に保持された回動板8の下端が角部100bにぶつかり、回動軸9を中心に図中時計回りに回動する。そして回動板8は、所定の角度まで回転するとその姿勢で保持されるため、可動面8aが記録媒体5の給送のための傾斜面となる。この状態で、記録媒体5がスイングアーム等の給送機構により送り出されると、回動板8の傾斜面2bを通り、プリンタの給送部へ搬送することができる(実施態様3、5対応)。
【0020】
本実施形態によれば、給送カセット1に記録媒体5をセットする時に、回動板8が垂直面を形成するため、記録媒体5を垂直に揃えてセットすることができる。このように、給送カセット内の記録媒体をそろえた状態で画像形成装置等の装置にセットすることができるようになる。
【0021】
(他の実施形態)
前述した実施形態においては、画像形成装置としてプリンタを例示して説明したが、これに限るものではなく、記録媒体を積載する給送カセットを装着する装置であればよく、他の画像形成装置としてもよい。例えば、画像形成装置としてファクシミリ装置、複写機等が考えられる。
【0022】
[実施態様]
本発明の実施態様の例を以下に列挙する。
【0023】
[実施態様1]
スイングアーム方式の給送手段を有する装置に装着される給送カセットにおいて、
前記装置への装着前には記録媒体を垂直にそろえる垂直面を形成し、装置への装着後には記録媒体給送時には記録媒体を分離するための傾斜面を形成する可動部材を有することを特徴とする給送カセット。
【0024】
[実施態様2]
前記可動部材は、弾性部材により上方へ付勢され、
給送カセットの装着方向前側に、下降用の傾斜面が形成され、
給送カセットの装着方向後側に、分離用の傾斜面と該分離用の傾斜面の直下に垂直面とが形成され、
前記分離用の傾斜面が前記弾性部材により突出していることを特徴とする実施態様1に記載の給送カセット。
【0025】
[実施態様3]
前記可動部材は、
軸を介して給送カセットの枠体に連結され、弾性部材により前記垂直面を形成するように付勢されており、
給送カセットを装置に装着して前記可動部材の下端が装着方向後側に付勢されると前記傾斜面を構成することを特徴とする実施態様1に記載の給送カセット。
【0026】
[実施態様4]
画像形成手段と、スイングアーム方式の給送手段と、給送カセットを装着する装着部と、を有する画像形成装置において、
前記装着部は、実施態様2に記載の給送カセットの前記可動部材を下降させるように、高さ方向の大きさを前記給送カセットの高さ方向の大きさとほぼ同じに構成することを特徴とする画像形成装置。
【0027】
[実施態様5]
画像形成手段と、スイングアーム方式の給送手段と、給送カセットを装着する装着部と、を有する画像形成装置において、
前記装着部の奥側に、実施態様3に記載の給送カセットの前記可動部材を回動させるための角部を有することを特徴とする画像形成装置。
【0028】
【発明の効果】
以上のように、本発明においては、装置への装着前には記録媒体を垂直にそろえる垂直面を形成し、装置への装着後には記録媒体給送時には記録媒体を分離するための傾斜面を形成する可動部材を有するため、給送カセット内の記録媒体をそろえた状態で画像形成装置等の装置にセットすることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】第1実施形態の給送カセットを画像形成装置に装着する前の断面図である。
【図2】第1実施形態の給送カセットを画像形成装置に装着した後の断面図である。
【図3】第2実施形態の給送カセットを画像形成装置に装着する時の断面図である。
【図4】第2実施形態の給送カセットを画像形成装置に装着した後の断面図である。
【図5】画像形成装置の概略構成図である。
【図6】従来の給送カセットの記録媒体を分離する傾斜部分の断面図である。
【符号の説明】
1 …給送カセット、
2 …可動部材、2a …垂直面、2b …傾斜面、2c …傾斜面、
3 …フック、4 …バネ、5 …記録媒体、6 …バネ、
8 …回動板、8a …可動面、
9 …回動軸、10 …ストッパー、
100 …プリンタ本体、100a …カセットスロット部、100b …角部、
101 …スイングアーム、102 …搬送ローラ、103 …搬送ローラ、
104 …レーザースキャナ、105 …プロセスカートリッジ、
105a …感光体ドラム、106 …転写ローラ、107 …定着器、
108 …排出ローラ、109 …排出トレイ
【発明の属する技術分野】
本発明は記録媒体を給送して画像形成を行う画像形成装置等に配設される、記録媒体を積載収納する給送カセットに関する。
【0002】
【従来の技術】
従来、スイングアーム方式の給送機構を有するプリンタでは、給送カセットによる記録媒体の給送が一般的である。図6は従来の給送カセットの記録媒体を分離する傾斜部分の断面図を示す。図中、カセット201に記録媒体205が積載されており、記録媒体の先端(図では右側)に、傾斜面206がカセット201のハウジングに設けられている。この傾斜面206は、シートや板金等で記録媒体が滑りやすくしてあり、スイングアームにより、搬送された記録媒体は、この傾斜面を1枚毎に記録媒体が通過していく形態をとる。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、上記従来例に示すような給送カセット201に記録媒体205をセットするとき、記録媒体分離用の斜面にならうように積載するおそれがある。このような場合、このままスイングアームにより給送を行うと、複数枚の記録媒体が同時に給送され、給送不良が発生する可能性がある。また、給送できたとしても画像形成開始位置のずれ等の問題が発生する恐れがある。
【0004】
そこで本発明の目的は、給送カセット内の記録媒体をそろえた状態で画像形成装置等の装置にセットすることができるようにすることである。
【0005】
【課題を解決するための手段】
上記目的を達成するための、本発明の代表的な構成は、スイングアーム方式の給送手段を有する装置に装着される給送カセットにおいて、前記装置への装着前には記録媒体を垂直にそろえる垂直面を形成し、装置への装着後には記録媒体給送時には記録媒体を分離するための傾斜面を形成する可動部材を有することを特徴とする。
【0006】
【発明の実施の形態】
(第1実施形態)
本発明の第1実施形態について図面を用いて説明する。説明においては、本発明の給送カセットを適用した画像形成装置の説明をし、その後給送カセットの詳細な説明をする。図5は画像形成装置の概略構成図である。ここでは画像形成装置として、プリンタを例示して説明する。
【0007】
図5に示すように、プリンタ本体100は、記録媒体5を積載する給送カセット1と、給送カセット1に積載された記録媒体を給送する給送手段(スイングアーム101)と、搬送手段(搬送ローラ102、103)と、像担持体としての感光体ドラム105aを有する画像形成手段(プロセスカートリッジ105)と、感光体ドラム105a上に形成されたトナー像を記録媒体5に転写する転写手段(転写ローラ106)と、記録媒体上に転写されたトナー像を加圧・加熱により記録媒体に定着させるための定着手段(定着器107)と、画像が定着された記録媒体を装置外に排出する排出ローラ108と、排出された記録媒体を積載する排出トレイ109と、を有する。
【0008】
画像形成装置の動作時には、コンピュータ等の外部機器から得られた画像情報に従って、レーザースキャナ104等の露光手段により、感光体ドラム105a上にレーザー露光が行なわれる。これにより感光体ドラム105a上には静電的な潜像が形成され、この潜像に対してプロセスカートリッジ105内のトナーが供給されることにより感光体ドラム105a上にトナー像が形成される。
【0009】
一方、給送カセット1上に積載された記録媒体5が、スイングアーム101により給送され、搬送ローラ102、103により画像形成手段の方へと搬送される。そして、記録媒体5が感光体ドラム105aと転写ローラ106とに挟まると、記録媒体5には前記トナー像が電圧が印加された転写ローラ106の作用により転写される。
【0010】
その後、トナー像が転写された記録媒体5は搬送されて、定着器107へと到達する。定着器107においては、加圧ローラや加熱ローラの作用により、記録媒体5上のトナー像が記録媒体に定着する。そして前記各ローラの回転により記録媒体搬送方向下流側に搬送され、排出ローラ108により装置外へ排出されると、記録媒体5は排出トレイ109の上に画像面を下にして積載される。こうして画像形成動作が完了する。
【0011】
次に給送カセット1の詳細な説明を行う。図1は第1実施形態の給送カセットを画像形成装置に装着する前の断面図であり、図2は第1実施形態の給送カセットを画像形成装置に装着した後の断面図である。
【0012】
図1において、100はプリンタ本体、100aは給送カセット1を挿入する為のカセットスロット部(装着部)、1は記録媒体5を積載する為の給送カセットであり、上面は開放され、そこより記録媒体5をセットし、それ以外の面は、ハウジングで覆われている。そして、給送カセット1の先端には可動部材2が弾性部材であるバネ4により常時上方向に押圧され、抜け防止のフック3により高さが規制されている。
【0013】
この可動部材2には記録媒体5を分離する為の傾斜面2bとその直下に垂直面2aが設けられており、通常は弾性部材のバネ4により可動部材2が上端に位置している為、垂直面2aに記録媒体5があたり、その垂直面2aにぶつけるように記録媒体5を給送カセット1にセットする。すると、垂直面2aに沿って記録媒体が積載し、記録媒体5の端部を垂直に保つことができる。
【0014】
図2は、プリンタ本体1に給送カセット1を挿入している状態を示す図である。図の中で、プリンタ本体1に設けられた給送の為のカセットスロット部100aへ給送カセット1を挿入するとき、給送カセット1の上面より突出した可動部材2がカセットスロット部100aの天井に接触する。このまま給送カセット1を挿入すると、カセットスロット部100aの天井が、可動部材2を下降させるために配設された傾斜面2cに当接しつつ、弾性部材のバネ4を押し下げて可動部材2を下方向に移動させる。その結果、記録媒体5の先端に可動部材2に設けられた分離用の傾斜面2bが下方向へ移動し、給送カセット1内の記録媒体5は、不図示のプリンタエンジンから伸びたスイングアームローラーの送り機構により、給送可能状態になる(実施態様2対応)。
【0015】
本実施形態によれば、給送カセット1に記録媒体5をセットする時は、先端部を垂直面2aに合わせて積載し、且つ不図示の後端ガイドに合わせて記録媒体5を積載することで、確実にセットする事が可能になる。また、給送カセット1をプリンタ本体1に挿入すると、前述の可動部材2に設けられた垂直面2aが下に移動し、分離用の傾斜面2bが記録媒体5の先端に位置し、スイングアームにより給送が円滑に行われる。このように、給送カセット内の記録媒体をそろえた状態で画像形成装置等の装置にセットすることができるようになる。
【0016】
尚、本実施形態の給送カセット1を装着するため、プリンタ本体100の給送カセットの装着部の高さ方向の大きさは、可動部材2を下降させるように、給送カセット1の高さ方向の大きさとほぼ同じに構成している(実施態様4対応)。
【0017】
(第2実施形態)
本発明の第2実施形態について図面を用いて説明する。図3は第2実施形態の給送カセットを画像形成装置に装着する時の断面図であり、図4は第2実施形態の給送カセットを画像形成装置に装着した後の断面図である。
【0018】
図3において、給送カセット1の先端部には、回動軸9を介して回動板8が回動自在に保持されている。回動板8は通常、弾性部材のバネ6により、回動板8が記録媒体5の端面に対して垂直になるよう(図中反時計回り)に押圧されている。そして、給送カセット1のハウジング(枠体)に設けられたストッパー10で規制される形態をとる。この状態で、記録媒体5を上部から積載することで、記録媒体5の先端面が垂直に揃った積載が可能となる。このように、通常は回動板8の記録媒体5側の可動面8aは垂直面を形成する。
【0019】
図4に示すように、プリンタ本体1の挿入部先端には角部100bが設けられている。このため、給送カセット1をプリンタ本体1に挿入すると、回動軸9に保持された回動板8の下端が角部100bにぶつかり、回動軸9を中心に図中時計回りに回動する。そして回動板8は、所定の角度まで回転するとその姿勢で保持されるため、可動面8aが記録媒体5の給送のための傾斜面となる。この状態で、記録媒体5がスイングアーム等の給送機構により送り出されると、回動板8の傾斜面2bを通り、プリンタの給送部へ搬送することができる(実施態様3、5対応)。
【0020】
本実施形態によれば、給送カセット1に記録媒体5をセットする時に、回動板8が垂直面を形成するため、記録媒体5を垂直に揃えてセットすることができる。このように、給送カセット内の記録媒体をそろえた状態で画像形成装置等の装置にセットすることができるようになる。
【0021】
(他の実施形態)
前述した実施形態においては、画像形成装置としてプリンタを例示して説明したが、これに限るものではなく、記録媒体を積載する給送カセットを装着する装置であればよく、他の画像形成装置としてもよい。例えば、画像形成装置としてファクシミリ装置、複写機等が考えられる。
【0022】
[実施態様]
本発明の実施態様の例を以下に列挙する。
【0023】
[実施態様1]
スイングアーム方式の給送手段を有する装置に装着される給送カセットにおいて、
前記装置への装着前には記録媒体を垂直にそろえる垂直面を形成し、装置への装着後には記録媒体給送時には記録媒体を分離するための傾斜面を形成する可動部材を有することを特徴とする給送カセット。
【0024】
[実施態様2]
前記可動部材は、弾性部材により上方へ付勢され、
給送カセットの装着方向前側に、下降用の傾斜面が形成され、
給送カセットの装着方向後側に、分離用の傾斜面と該分離用の傾斜面の直下に垂直面とが形成され、
前記分離用の傾斜面が前記弾性部材により突出していることを特徴とする実施態様1に記載の給送カセット。
【0025】
[実施態様3]
前記可動部材は、
軸を介して給送カセットの枠体に連結され、弾性部材により前記垂直面を形成するように付勢されており、
給送カセットを装置に装着して前記可動部材の下端が装着方向後側に付勢されると前記傾斜面を構成することを特徴とする実施態様1に記載の給送カセット。
【0026】
[実施態様4]
画像形成手段と、スイングアーム方式の給送手段と、給送カセットを装着する装着部と、を有する画像形成装置において、
前記装着部は、実施態様2に記載の給送カセットの前記可動部材を下降させるように、高さ方向の大きさを前記給送カセットの高さ方向の大きさとほぼ同じに構成することを特徴とする画像形成装置。
【0027】
[実施態様5]
画像形成手段と、スイングアーム方式の給送手段と、給送カセットを装着する装着部と、を有する画像形成装置において、
前記装着部の奥側に、実施態様3に記載の給送カセットの前記可動部材を回動させるための角部を有することを特徴とする画像形成装置。
【0028】
【発明の効果】
以上のように、本発明においては、装置への装着前には記録媒体を垂直にそろえる垂直面を形成し、装置への装着後には記録媒体給送時には記録媒体を分離するための傾斜面を形成する可動部材を有するため、給送カセット内の記録媒体をそろえた状態で画像形成装置等の装置にセットすることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】第1実施形態の給送カセットを画像形成装置に装着する前の断面図である。
【図2】第1実施形態の給送カセットを画像形成装置に装着した後の断面図である。
【図3】第2実施形態の給送カセットを画像形成装置に装着する時の断面図である。
【図4】第2実施形態の給送カセットを画像形成装置に装着した後の断面図である。
【図5】画像形成装置の概略構成図である。
【図6】従来の給送カセットの記録媒体を分離する傾斜部分の断面図である。
【符号の説明】
1 …給送カセット、
2 …可動部材、2a …垂直面、2b …傾斜面、2c …傾斜面、
3 …フック、4 …バネ、5 …記録媒体、6 …バネ、
8 …回動板、8a …可動面、
9 …回動軸、10 …ストッパー、
100 …プリンタ本体、100a …カセットスロット部、100b …角部、
101 …スイングアーム、102 …搬送ローラ、103 …搬送ローラ、
104 …レーザースキャナ、105 …プロセスカートリッジ、
105a …感光体ドラム、106 …転写ローラ、107 …定着器、
108 …排出ローラ、109 …排出トレイ
Claims (1)
- スイングアーム方式の給送手段を有する装置に装着される給送カセットにおいて、
前記装置への装着前には記録媒体を垂直にそろえる垂直面を形成し、装置への装着後には記録媒体給送時には記録媒体を分離するための傾斜面を形成する可動部材を有することを特徴とする給送カセット。
Priority Applications (1)
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JP2002375873A JP2004203568A (ja) | 2002-12-26 | 2002-12-26 | 給送カセット |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
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JP2002375873A JP2004203568A (ja) | 2002-12-26 | 2002-12-26 | 給送カセット |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2004203568A true JP2004203568A (ja) | 2004-07-22 |
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ID=32813470
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2002375873A Pending JP2004203568A (ja) | 2002-12-26 | 2002-12-26 | 給送カセット |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2004203568A (ja) |
-
2002
- 2002-12-26 JP JP2002375873A patent/JP2004203568A/ja active Pending
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