JP2000007175A - 画像形成装置 - Google Patents

画像形成装置

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JP2000007175A
JP2000007175A JP10173606A JP17360698A JP2000007175A JP 2000007175 A JP2000007175 A JP 2000007175A JP 10173606 A JP10173606 A JP 10173606A JP 17360698 A JP17360698 A JP 17360698A JP 2000007175 A JP2000007175 A JP 2000007175A
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Japan
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sheet
conductive
roller
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feeding
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JP10173606A
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Inventor
Harukazu Sekiya
治員 関谷
Minoru Kawanishi
稔 川西
Yasuhiro Uchida
康浩 内田
Yuzo Isoda
雄三 磯田
Takashi Kuwata
隆 桑田
Makoto Izumi
誠 泉
Hiroaki Namiki
博昭 並木
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Original Assignee
Canon Inc
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 確実に給紙動作を行うことのできる給紙装置
を備えた画像形成装置を提供する。 【解決手段】 給送手段10と分離手段7との間にシー
トS1の裏面に接する第1導電性部材8を、給送手段1
0のシート搬送方向上流側に第2導電性部材12をそれ
ぞれ設けると共に、これら第1及び第2導電性部材8,
12にバイアス電圧を印加してシートに発生した静電気
を除去する。さらに、第1及び第2導電性部材8,12
の表面を除去部材14,16により摺擦し、静電気の除
去に伴い第1及び第2導電性部材8,12の表面に付着
する紙粉を除去する。また、シートS1を第1導電性部
材8に当接させる導電性押圧部材9にバイアス電圧を印
加し、シートS1に発生した静電気を除去すると共に静
電気の除去に伴って紙粉が搬送手段6に付着しないよう
にする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、給紙装置を備えた
画像形成装置に関し、特に給紙装置に設けられた給紙手
段等への紙粉の付着を防止するものに関する。
【0002】
【従来の技術】従来、LBP、複写機等の画像形成装置
においては、給送手段によりシート積載手段に積載され
たシートを略一定量給送した後、給送されたシートを分
離搬送手段により1枚づつ分離、搬送するように構成さ
れた給紙装置を備えたものがある。
【0003】図7は、このような従来の給紙装置におけ
る分離搬送手段の概略構成を示す図であり、同図におい
て、101はシート積載手段に積載された最上位のシー
トS1を略一定量給送する給送手段である給送ローラ、
102はフィードローラ、103はリタードローラであ
る。ここで、リタードローラ103は固定軸106に揺
動自在に支持されたローラホルダー104に回転軸10
9を介して取付けられると共にバネ105の力により所
定圧力にてフィードローラ102に圧接している。
【0004】ここで、分離、搬送時、フィードローラ1
02は図中の矢印aに示すシート搬送方向に回転する一
方、リタードローラ103は本来図中の矢印b方向に回
転するようになっているが、ある設定されたトルク以上
の摩擦力を受けると矢印c方向に連れ回るように構成さ
れている。
【0005】なお、このトルクは、フィードローラ10
2とリタードローラ103とのニップ部にシートSが複
数枚進入してきた時のシート間の摩擦力よりも大きく、
1枚のシートSが進入してきた時のリタードローラ10
3とシートSとの摩擦力よりも小さく設定されている。
また、このような構成をとるためには、不図示の駆動伝
達手段によりシートを戻す方向に回転するリタードロー
ラ103の軸109に不図示のトルクリミッタを設ける
のが一般的である。
【0006】したがって、給送ローラ101により最上
位シートS1のみが給送された時には、リタードローラ
103とシートS1との摩擦力はトルクリミッタの値よ
り大きいのでリタードローラ103はシートS1との摩
擦力により矢印c方向に連れ回される。また、シートS
が複数枚進入してきた時にはシート間の摩擦力よりもト
ルクリミッタの設定値の方が大きいのでリタードローラ
103は矢印b方向に回転し、複数枚の進入を阻止す
る。
【0007】これにより、最上位シートS1のみがフィ
ードローラ102によって給送されるようになり、シー
トを確実に一枚ずつ画像形成装置本体内に分離給送する
ことができる。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、このよ
うな従来の画像形成装置において、給紙枚数が増すと、
シート同士の摩擦帯電によりシートに摩擦電位が生じる
ようになり、このようにシートに摩擦電位が生じた場
合、シートの表面・裏面に取付いている紙粉も同様に帯
電するようになる。
【0009】ここで、このように紙粉が帯電すると、こ
の紙粉が給送ローラ101、フィードローラ102及び
リタードローラ103の表面に付着し、これによりロー
ラ表面の摩擦係数が低下するようになる。
【0010】そして、このように各ローラ表面の摩擦係
数が低下すると、 1.給送ローラ101が最上位シートS1に接触してシ
ートS1をフィードローラ102、リタードローラ10
3に送ろうとしても、給送ローラ101がスリップして
しまう。 2.フィードローラ102、リタードローラ103のニ
ップにシートS1が搬送されてもフィードローラ102
がスリップしてしまう。 3.リタードローラ103がフィードローラ102と接
触していても、フィードローラ102による連れ回りを
せず、シートS1をシート積載部に戻すような動きをす
るようになる。これにより、シートS1がリタードロー
ラ103に当たると、シートS1はローラ間のニップに
うまく入いらない。
【0011】等の不具合が生じ、給紙不良となるという
問題点があった。
【0012】そこで、本発明は、このような問題点を解
決するためになされたものであり、確実に給紙動作を行
うことのできる給紙装置を備えた画像形成装置を提供す
ることを目的とするものである。
【0013】
【課題を解決するための手段】本発明は、シート積載手
段に積載されたシートを給送する給紙装置を備えた画像
形成装置において、前記シートに発生した静電気を除去
して該シートに静電気により付着した紙粉を除去するよ
うにしたことを特徴とするものである。
【0014】また本発明は、本体内部に、シート積載手
段に積載されたシートを給送する給送手段を具備した給
紙装置を備えた画像形成装置において、前記給送手段の
シート搬送方向上流側に設けられ、前記シートと当接す
ると共に本体と導通される、或は前記本体に対して電気
的に絶縁された状態で前記シートに発生した静電気を除
去するバイアス電圧が印加される導電性部材と、前記導
電性部材の表面を摺擦し、前記静電気の除去に伴い該導
電性部材の表面に付着する紙粉を除去する除去部材と、
を有することを特徴とするものである。
【0015】また本発明は、本体内部に、シート積載手
段に積載されたシートを給送する給送手段と、シート搬
送方向に回転する搬送手段及び前記シート搬送方向と逆
方向に回転する分離手段とを有して前記給送手段により
給送されたシートを1枚づつ分離して画像形成部に搬送
する分離搬送手段とを具備した給紙装置を備えた画像形
成装置において、前記給送手段と前記分離手段との間に
設けられ、該給送手段により給送されるシートの裏面に
接すると共に本体と導通される、或は前記本体に対して
電気的に絶縁された状態で前記シートに発生した静電気
を除去するバイアス電圧が印加される導電性部材と、前
記導電性部材の表面を摺擦し、前記静電気の除去に伴い
該導電性部材の表面に付着する紙粉を除去する除去部材
と、前記シートを前記導電性部材に当接させるよう押圧
すると共に前記本体と導通される、或は前記本体に対し
て電気的に絶縁された状態で前記バイアス電圧が印加さ
れる導電性押圧部材と、を有することを特徴とするもの
である。
【0016】また本発明は、本体内部に、シート積載手
段に積載されたシートを給送する給送手段と、シート搬
送方向に回転する搬送手段及び前記シート搬送方向と逆
方向に回転する分離手段とを有して前記給送手段により
給送されたシートを1枚づつ分離して画像形成部に搬送
する分離搬送手段とを具備した給紙装置を備えた画像形
成装置において、前記給送手段と前記分離手段との間に
設けられ、該給送手段により給送されるシートの裏面に
接すると共に本体と導通される、或は前記本体に対して
電気的に絶縁された状態で前記シートに発生した静電気
を除去するバイアス電圧が印加される第1導電性部材
と、前記第1導電性部材の表面を摺擦し、前記静電気の
除去に伴い該第1導電性部材の表面に付着する紙粉を除
去する第1除去部材と、前記シートと当接するよう前記
給送手段のシート搬送方向上流側に設けられると共に前
記本体と導通される、或は前記本体に対して電気的に絶
縁された状態で前記バイアス電圧が印加される第2導電
性部材と、前記第2導電性部材の表面を摺擦し、前記静
電気の除去に伴い該導電性部材の表面に付着する紙粉を
除去する第2除去部材と、前記シートを前記第1導電性
部材に当接させるよう押圧すると共に前記本体と導通さ
れる、或は前記本体に対して電気的に絶縁された状態で
前記バイアス電圧が印加される導電性押圧部材と、を有
することを特徴とするものである。
【0017】また本発明のように、シート積載手段に積
載されたシートを給送する給送手段と、分離搬送手段を
構成する分離手段との間に、給送手段により給送される
シートの裏面に接する第1導電性部材を設け、この第1
導電性部材を本体と導通させる、或はこの第1導電性部
材に、本体に対して電気的に絶縁された状態でバイアス
電圧を印加するようにして、シートに発生した静電気を
除去する。さらに、第1導電性部材の表面を第1除去部
材により摺擦し、静電気の除去に伴い第1導電性部材の
表面に付着する紙粉を除去する。
【0018】また、給送手段のシート搬送方向上流側に
シートと当接するよう第2導電性部材を設け、この第2
導電性部材を本体と導通させる、或はこの第2導電性部
材に、本体に対して電気的に絶縁された状態でバイアス
電圧を印加するようにして、シートに発生した静電気を
除去する。さらに、第2導電性部材の表面を第2除去部
材により摺擦し、静電気の除去に伴い第2導電性部材の
表面に付着する紙粉を除去する。
【0019】また、シートを第1導電性部材に当接させ
るよう押圧する導電性押圧部材を、本体と導通させる、
或はこの導電性押圧部材に、本体に対して電気的に絶縁
された状態でバイアス電圧を印加するようにして、シー
トに発生した静電気を除去すると共に静電気の除去に伴
って紙粉が分離搬送手段を構成する搬送手段に付着しな
いようにする。
【0020】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態を図面
を用いて詳細に説明する。
【0021】図1は本発明の第1の実施の形態に係る画
像形成装置の一例であるレーザビームプリンタの断面図
である。
【0022】同図において、200はレーザビームプリ
ンタ本体(以下、本体という)、201は本体200に
設けられた給紙装置であり、この給紙装置201は、シ
ート積載手段の一例であるカセット202と、回転しな
がら上下動することによりカセット202に収納された
記録紙(以下シートという)を略一定量給送する給送手
段である給送ローラ(ピックアップローラ)10と、給
送ローラ10の下流に設けられ、給送ローラ10により
給送されたシートSを1枚づつ分離搬送するための搬送
手段であるフィードローラ6と分離手段であるリタード
ローラ7とを備えている。
【0023】また、これらフィードローラ6とリタード
ローラ7の下流には、搬送ローラ206及びシートSを
同期搬送するレジストローラ207が配設されている。
さらに、このレジストローラ207の下流には、レーザ
スキャナ部210からのレーザ光により画像を形成する
感光体ドラム208を備えた画像形成部209及び転写
ローラ211が配設されている。さらに、この下流には
定着器212及び排紙搬送ローラ213が配設されてい
る。
【0024】そして、レジストローラ207により同期
搬送されたシートSは、画像形成部209及び定着器2
12により画像形成(印字)及び画像定着された後、排
紙搬送ローラ213により排紙トレイ216まで搬送さ
れるようになっている。なお、4はレジストセンサ、5
は搬送ガイド板である。
【0025】一方、同図において、220は本体200
の下方に設けられた大容量給紙が可能な給紙デッキであ
り、1は給紙デッキ200に設けられた給紙装置であ
る。そして、この給紙装置1は、上下方向に移動可能に
設置されたシート積載手段の一例であるシート積載台2
と、給送ローラ10と、フィードローラ6とリタードロ
ーラ7とを備えている。
【0026】ここで、このシート積載台2はワイヤ51
にプーリー52を介して吊り下げられており、このワイ
ヤ51を昇降手段である巻き取りドラム53によって巻
き出し、或は巻き取ることにより昇降するようになって
いる。そして、シート積載台9にシートを積載する場合
は、巻き取りドラム53によりワイヤ51を巻き出して
シート積載台2を所定位置まで降下させた後、シート収
納庫15をレール54に沿って給紙デッキ手前方向に引
き出すことにより行うようになっている。
【0027】一方、給送ローラ10は、図2に示すよう
に一端にフィードローラ6を保持すると共に不図示のカ
ム等により昇降動作するピックアップアーム11の他端
に保持されている。そして、シートSを分離搬送する場
合は、ピックアップアーム11の降下に伴ってシート積
載台上の最上位シートS1に回転した状態で一定時間接
触するようになっており、これにより最上位シートS1
はフィードローラ6とリタードローラ7のニップまで搬
送されるようになっている。
【0028】なお、図1において、20は給紙デッキ2
20の側面上端部に設けられた搬送路形成部であり、こ
の搬送路形成部20は、内部に本体200と給紙デッキ
220との連結搬送路Rを備えている。
【0029】次に、このように構成された給紙デッキ2
20におけるシートの分離搬送動作について説明する。
【0030】シートSを分離搬送する場合は、まず図2
に示すようにピックアップアーム11を降下させ、回転
している状態の給紙ローラ10を所定の高さに上昇して
いるシート積載台上の最上位シートS1に一定時間接触
させ、これにより最上位シートS1をフィードローラ6
及びリタードローラ7のニップまで給送する。なお、こ
のように最上位シートS1をフィードローラ6及びリタ
ードローラ7のニップまで給送した後、給紙ローラ10
は図3に示すように最上位シートS1から離間する。
【0031】一方、フィードローラ6は、シートS1の
送り方向に順回転しており、またリタードローラ7はフ
ィードローラ6に所定の圧力をもって押接されると共
に、シートS1の送り方向に逆回転している。
【0032】そして、最上位シートS1が一枚だけ給送
された場合にはシートS1とリタードローラ7の摩擦力
による搬送力が、既述したトルクリミッタの伝達トルク
を上回るためリタードローラ7はフィードローラ6に従
動してシート送り方向に順回転する。なお、ニップに2
枚以上のシートが給送された場合には、リタードローラ
7は逆転し、フィードローラ6に接触している最上位シ
ートS1のみがフィードローラ6によって給送され、他
のシートS2はリタードローラ7により押し戻される。
【0033】これにより、最上位シートS1のみがフィ
ードローラ6とリタードローラ7とにより分離搬送さ
れ、搬送路形成部20の連結搬送路Rに配された搬送ロ
ーラ21により本体200に搬送される。
【0034】ところで、給送ローラ10とフィードロー
ラ6との間には、図2に示すように給送ローラ10によ
り搬送されるシー卜S1の裏面に接する第1導電性部材
である第1導電性コロが設けられている。
【0035】ここで、この第1導電性コロ8は、給紙デ
ッキ220に対して電気的に絶縁状態であると共に、シ
ート同士が擦れるときに生じるシート表面の摩擦電荷を
打ち消すためのバイアス電圧がバイアス電源17により
印加されている。そして、このようなバイアス電圧が印
加された第1導電性コロ8がシートS1に接することに
より、シートS1に生じた摩擦電荷(静電気)を除去す
ることができる。
【0036】なお、このように第1導電性コロ8にバイ
アス電圧が印加された場合、バイアス電圧によりシート
S1の裏面に付着した紙粉が第1導電性コロ8に付着す
るようになるが、このように付着した紙粉が再度シート
S1に付着することがないよう、同図に示すようにシー
ト通過面の下方には第1導電性ローラ8の表面を摺擦す
る第1除去部材である第1クリーニングブレード16が
設けられている。
【0037】ここで、リタードローラ6及びフィードロ
ーラ7は離間することなくシートS1を搬送し続けるた
め給紙ローラ10に比べてシートS1と接する距離が長
くなり、紙粉が吸着しやすく、またシート同士がこすれ
るリタードローラ側は特に帯電しやすい。
【0038】しかし、このようにシートS1に付着して
いた紙粉を第1導電性コロ8に付着させた後、第1クリ
ーニングブレード16によって除去することにより、紙
粉がリタードローラ6に付着するのを防ぐことができ
る。これにより、ローラ表面の摩擦係数の低下を防ぐこ
とができ、確実にシートの分離搬送動作を行うことがで
きる。
【0039】また、同図において、9はシートS1を第
1導電性ローラ8に当接するよう押圧する導電性押圧部
材である導電性シートである。なお、本実施の形態にお
いては、この導電性シート9にも、後述するバイアス電
圧をバイアス電源18により印加している。
【0040】一方、12は給送ローラ10のシート搬送
方向上流側に設けられている第2導電性部材である第2
導電性コロであり、この第2導電性コロ12は、ピック
アップアーム11に給送ローラ10の回転軸10aを介
して回動自在に保持されているアーム13によりシート
S1に接触した状態で保持されている。
【0041】ここで、この第2導電性コロ12は給紙デ
ッキ220に対して電気的に絶縁されると共に、シート
同士がこすれる時に生じるシート表面の摩擦電荷と逆特
性のバイアス電源18に接続されている。そして、この
ように逆特性のバイアス電源18によって印加されたバ
イアス電圧により、第2導電性コロ12に紙粉が吸着さ
れると同時にシートS1に生じた摩擦電荷(静電気)も
除去することができる。
【0042】なお、第2導電性コロ12に吸着された紙
粉が再度シートS1に付着することがないよう、アーム
13には第2導電性コロ12の表面を摺擦する第2除去
部材である第2クリーニングブレード14が取り付けら
れている。そして、この第2クリーニングブレード14
により、第2導電性コロ12に吸着された紙粉がそぎ落
とされ、このそぎ落とされた紙粉Pは、第2導電性コロ
12と第2クリーニングブレード14の間に溜るように
なっている。
【0043】ここで、このようにシートS1に付着して
いた紙粉を第2導電性コロ12に付着させた後、第2ク
リーニングブレード14によって除去することにより、
紙粉が給送ローラ10に付着するのを防ぐことができ
る。これにより、ローラ表面の摩擦係数の低下を防ぐこ
とができ、給送ローラ10は確実に給紙動作を行うこと
ができる。
【0044】次に、このように構成された給紙装置の紙
粉除去動作について説明する。
【0045】既述したようにシートS1を分離搬送する
場合は、回転している給紙ローラ10を最上位シートS
1に一定時間接触させてフィードローラ6及びリタード
ローラ7のニップまで最上位シートS1を給送するが、
このとき、図2に示すように第2導電性コロ12も最上
位シートS1に当接している。
【0046】そして、この第2導電性コロ12は、図3
に示すように給紙ローラ10が最上位シートS1から離
間した後も、最上位シートS1がシート積載台2の他の
シートと擦れながら搬送されているときは、常にシート
に接触している。これにより、シートS1に生じた摩擦
電荷は第2導電性コロ12に印加されたバイアス電圧に
より除去されると共に、シートS1に付着した紙粉が第
2導電性コロ12に吸着される。
【0047】なお、この第2導電性コロ12に吸着され
た紙粉は、第2クリーニングブレード14によりそぎ落
とされ、第2導電性コロ12とクリーニングブレード1
4の間に溜り、再度シートS1に付着することはない。
【0048】一方、給送ローラ10により給送されたシ
ートS1はフィードローラ6及びリタードローラ7のニ
ップに入り込むが、この前にシートS1は第1導電性コ
ロ8の上面に接触しながら通過する。そして、この際、
第1導電性コロ8に印加されているバイアス電圧により
シートS1に生じた摩擦電荷が除去されると共に、シー
トS1に付着した紙粉は第1導電性コロ8に電気的な力
で吸着される。
【0049】なお、この第1導電性コロ8に吸着された
紙粉は、第1クリーニングブレード16によってそぎ落
とされ、第1クリーニングブレード16に取り付けられ
る紙粉受け16aに溜り、再度シートS1に付着するこ
とはない。
【0050】ところで、このシートS1は第1導電性コ
ロ8に確実に接触するよう導電性シート9によって軽く
第1導電性コロ8に押し付けられているが、この導電性
シート9も給紙デッキ220に対して電気的に絶縁され
ると共に、シート同士がこすれる時に生じるシート表面
の摩擦電荷と逆特性のバイアス電源18に接続されてい
る。
【0051】このため、シートS1と導電性シート9と
が擦れることによりシート表面が摩擦帯電した場合で
も、この摩擦電荷はバイアス電圧により除去される。さ
らに、シートS1に付着した紙粉は導電性シート9に電
気的な力で吸着されるので、フィードローラ6にシート
S1が接触しても紙粉が付着することはない。
【0052】このように、導電性シート9、第1導電性
コロ8及び第2導電性コロ12にバイアス電圧を印加し
てシートS1に発生した静電気を除去すると共に、第1
導電性コロ8及び第2導電性コロ12の表面に付着した
紙粉を除去することにより、紙粉が給送ローラ10、フ
ィードローラ6及びリタードローラ7の表面に付着する
のを防ぐことができる。これにより、ローラ表面の摩擦
係数の低下を防ぐことができ、確実に給紙動作を行うこ
とができる。
【0053】次に、本発明の第2の実施の形態について
説明する。
【0054】図4は本実施の形態に係る画像形成装置の
一例であるレーザビームプリンタの断面図、図5はレー
ザビームプリンタの給紙デッキの要部拡大図である。な
お、図4及び図5において、図1及び図3と同一符号
は、同一又は相当部分を示している。
【0055】図4及び図5において、1Aは給紙デッキ
220の給紙装置であり、この給紙装置1Aの給送ロー
ラ10とフィードローラ6の間には、給送ローラ10に
より搬送されるシー卜S1の裏面に接する第1導電性コ
ロ8Aが設けられている。
【0056】ここで、この第1導電性コロ8Aは、給紙
デッキ220に対して導通がとれており、このように第
1導電性コロ8Aが給紙デッキ220に対して導通する
ことにより、第1導電性コロ8AがシートS1に接した
場合、シート同士がこすれる時に生じるシート表面の摩
擦電荷が給紙デッキ220に流れるようになっている。
【0057】また、12Aは給送ローラ10のシート搬
送方向上流側に設けられている第2導電性コロであり、
この第2導電性コロ12Aは最上位シートSがシート積
載台2の他のシートとこすれながら搬送されているとき
は常にシートに接触している。
【0058】ここで、この第2導電性コロ12Aは給紙
デッキ220に対して導通がとれており、このように第
2導電性コロ12Aが給紙デッキ220に対して導通す
ることにより、シート同士がこすれる時に生じるシート
表面の摩擦電荷は第2導電性コロ12を通して給紙デッ
キ220に流れるようになる。
【0059】さらに、9AはシートS1を第1導電性コ
ロ8Aに押し付ける導電性シートであり、この導電性シ
ート9Aも給紙デッキ220に対して電気的に導通がと
れており、このように導電性シート9Aが給紙デッキ2
20に対して導通することにより、シートS1と導電性
シート9Aがこすれる時に生じるシート表面の摩擦電荷
は導電性シート9Aを通って給紙デッキ220に流れる
ようになる。
【0060】次に、このように構成された給紙装置の紙
粉除去動作について説明する。
【0061】既述したようにシートSを分離搬送する場
合は、回転している給紙ローラ10を最上位シートS1
に一定時間接触させてフィードローラ6及びリタードロ
ーラ7のニップまで給送するが、このとき、図5に示す
ように第2導電性コロ12Aも最上位シートS1に当接
している。
【0062】そして、この第2導電性コロ12Aは、図
6に示すように給紙ローラ10が最上位シートS1から
離間した後も、最上位シートS1がシート積載台2の他
のシートと擦れながら搬送されているときは、常にシー
トS1に接触している。これにより、シートS1に生じ
た摩擦電荷は第2導電性コロ12Aを通して給紙デッキ
220に流れると共に、シートS1に付着した紙粉が第
2導電性コロ12に吸着される。
【0063】なお、この第2導電性コロ12に吸着され
た紙粉Pは、第2クリーニングブレード14によりそぎ
落とされ、第2導電性コロ12と第2クリーニングブレ
ード14の間に溜り、再度シートS1に付着することは
ない。
【0064】一方、給送ローラ10により給送されたシ
ートS1はフィードローラ6及びリタードローラ7のニ
ップにはいる前に第1導電性コロ8Aの上面に接しなが
ら通過する。なお、このときシートS1は第1導電性コ
ロ8Aに確実に接触するように導電性シート9によって
軽く第1導電性コロ8Aに押し付けられている。
【0065】これにより、シート同士がこすれる時に生
じるシートの摩擦電荷は第1導電性コロ8Aから給紙デ
ッキ220に流れる。なお、このとき第1導電性コロ8
Aには紙粉が吸着されるが、この紙粉は第1クリーニン
グブレード16によってそぎ落とされ、第1クリーニン
グブレード16の紙粉受け16aに溜る。
【0066】さらに、シートS1と導電性シート9がこ
すれる時に生じるシート表面の摩擦電荷は導電性シート
表面を通って給紙デッキ220に流れる。このため、フ
ィードローラ6及びリタードローラ7にシートS1の表
面・裏面が接触しても紙粉が付着することはない。
【0067】このように、導電性シート9、第1導電性
コロ8及び第2導電性コロ12と給紙デッキ220とを
導通してシートS1に発生した静電気を除去すると共
に、第1導電性コロ8及び第2導電性コロ12の表面に
付着した紙粉を除去することにより、紙粉が給送ローラ
10、フィードローラ6及びリタードローラ7の表面に
付着するのを防ぐことができる。これにより、ローラ表
面の摩擦係数の低下を防ぐことができ、確実に給紙動作
を行うことができる。
【0068】なお、これまでの説明において、第1及び
第2導電性コロ8,8A,12,12Aの構成は特に述
べてはいないが、これら第1及び第2導電性コロ8,8
A,12,12AはシートS1との接触によって連れま
わる従動コロでも、図示されない駆動系によって自ら回
転する駆動コロでもよい。さらに、第2導電性コロ1
2,12Aは、シート収納庫着脱時には図示されない作
動手段によってシート表面より離間させられ、シート収
納庫15の移動の邪魔になることはない。
【0069】
【発明の効果】以上説明したように本発明によれば、第
1及び第2導電性部材によりシートに発生した静電気を
除去すると共に静電気の除去に伴って第1及び第2導電
性部材の表面に付着した紙粉を除去することにより、紙
粉が給送手段や分離搬送手段に付着しないようにするこ
とができる。これにより、給送手段や分離搬送手段の表
面の摩擦係数の低下を防止することが可能になり、確実
に給紙動作を行うことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施の形態に係る画像形成装置
の一例であるレーザビームプリンタの断面図。
【図2】上記レーザビームプリンタの給紙デッキの給紙
装置の概略構成を示す図。
【図3】上記給紙デッキの給紙装置のシート分離搬送動
作を説明する図。
【図4】本発明の第2の実施の形態に係る画像形成装置
の一例であるレーザビームプリンタの断面図。
【図5】上記レーザビームプリンタの給紙デッキの要部
拡大図。
【図6】上記給紙デッキの給紙装置のシート分離搬送動
作を説明する図。
【図7】従来の画像形成装置のの給紙装置の概略構成を
示す要部拡大図。
【符号の説明】
1 給紙装置 2 シート積載台 6 フィードローラ 7 リタードローラ 8,8A 第1導電性コロ 9 導電性シート 10 給送ローラ 12,12A 第2導電性コロ 14 第1クリーニングブレード 16 第2クリーニングブレードA 17,18 バイアス電源 200 本体 220 給紙デッキ S シート
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 内田 康浩 東京都大田区下丸子3丁目30番2号 キヤ ノン株式会社内 (72)発明者 磯田 雄三 東京都大田区下丸子3丁目30番2号 キヤ ノン株式会社内 (72)発明者 桑田 隆 東京都大田区下丸子3丁目30番2号 キヤ ノン株式会社内 (72)発明者 泉 誠 東京都大田区下丸子3丁目30番2号 キヤ ノン株式会社内 (72)発明者 並木 博昭 東京都大田区下丸子3丁目30番2号 キヤ ノン株式会社内 Fターム(参考) 2C061 BB19 CM03 CM13 CP03 2H072 BA03 BA13 3F101 AB03 AB09 AB14 AB16 AB19 LA01 LB01 3F343 FA02 FB01 FC17 FC20 FC24 GA01 GB01 GC01 GD01 JA01 KB04 KB05 KB11

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 シート積載手段に積載されたシートを給
    送する給紙装置を備えた画像形成装置において、 前記シートに発生した静電気を除去して該シートに静電
    気により付着した紙粉を除去するようにしたことを特徴
    とする画像形成装置。
  2. 【請求項2】 本体内部に、シート積載手段に積載され
    たシートを給送する給送手段を具備した給紙装置を備え
    た画像形成装置において、 前記給送手段のシート搬送方向上流側に設けられ、前記
    シートと当接すると共に本体と導通される、或は前記本
    体に対して電気的に絶縁された状態で前記シートに発生
    した静電気を除去するバイアス電圧が印加される導電性
    部材と、 前記導電性部材の表面を摺擦し、前記静電気の除去に伴
    い該導電性部材の表面に付着する紙粉を除去する除去部
    材と、 を有することを特徴とする画像形成装置。
  3. 【請求項3】 本体内部に、シート積載手段に積載され
    たシートを給送する給送手段と、シート搬送方向に回転
    する搬送手段及び前記シート搬送方向と逆方向に回転す
    る分離手段とを有して前記給送手段により給送されたシ
    ートを1枚づつ分離して画像形成部に搬送する分離搬送
    手段とを具備した給紙装置を備えた画像形成装置におい
    て、 前記給送手段と前記分離手段との間に設けられ、該給送
    手段により給送されるシートの裏面に接すると共に本体
    と導通される、或は前記本体に対して電気的に絶縁され
    た状態で前記シートに発生した静電気を除去するバイア
    ス電圧が印加される導電性部材と、 前記導電性部材の表面を摺擦し、前記静電気の除去に伴
    い該導電性部材の表面に付着する紙粉を除去する除去部
    材と、 前記シートを前記導電性部材に当接させるよう押圧する
    と共に前記本体と導通される、或は前記本体に対して電
    気的に絶縁された状態で前記バイアス電圧が印加される
    導電性押圧部材と、 を有することを特徴とする画像形成装置。
  4. 【請求項4】 本体内部に、シート積載手段に積載され
    たシートを給送する給送手段と、シート搬送方向に回転
    する搬送手段及び前記シート搬送方向と逆方向に回転す
    る分離手段とを有して前記給送手段により給送されたシ
    ートを1枚づつ分離して画像形成部に搬送する分離搬送
    手段とを具備した給紙装置を備えた画像形成装置におい
    て、 前記給送手段と前記分離手段との間に設けられ、該給送
    手段により給送されるシートの裏面に接すると共に本体
    と導通される、或は前記本体に対して電気的に絶縁され
    た状態で前記シートに発生した静電気を除去するバイア
    ス電圧が印加される第1導電性部材と、 前記第1導電性部材の表面を摺擦し、前記静電気の除去
    に伴い該第1導電性部材の表面に付着する紙粉を除去す
    る第1除去部材と、 前記シートと当接するよう前記給送手段のシート搬送方
    向上流側に設けられると共に前記本体と導通される、或
    は前記本体に対して電気的に絶縁された状態で前記バイ
    アス電圧が印加される第2導電性部材と、 前記第2導電性部材の表面を摺擦し、前記静電気の除去
    に伴い該導電性部材の表面に付着する紙粉を除去する第
    2除去部材と、 前記シートを前記第1導電性部材に当接させるよう押圧
    すると共に前記本体と導通される、或は前記本体に対し
    て電気的に絶縁された状態で前記バイアス電圧が印加さ
    れる導電性押圧部材と、 を有することを特徴とする画像形成装置。
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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2008156037A (ja) * 2006-12-22 2008-07-10 Kyocera Mita Corp 給紙装置
US7600745B2 (en) 2007-06-26 2009-10-13 Brother Kogyo Kabushiki Kaisha Recording-sheet supplying apparatus and image recording apparatus
JP2012250795A (ja) * 2011-06-01 2012-12-20 Murata Machinery Ltd 給紙装置及び画像形成装置

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