JP2004203393A - 可撓性袋 - Google Patents
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Abstract
【課題】内容物を短時間で且つ完全に注ぎ出すことのできる自立性の可撓性袋を提供すること。
【解決手段】可撓性袋1は一枚の可撓性フィルム13から構成されており、一対の側面部2と底面部3と天面部4とからなる。底面部3に、ガセット折りによってガセットが形成されている。また天面部4にもガセットが形成されている。天面部4は、各側面部2の上縁部にそれぞれ連続している可撓性フィルム13がそれぞれV字形に折り込まれて形成されており且つ可撓性フィルム13の端縁部10どうしが接合されることでW字形をなすようになされている。
【選択図】 図1
【解決手段】可撓性袋1は一枚の可撓性フィルム13から構成されており、一対の側面部2と底面部3と天面部4とからなる。底面部3に、ガセット折りによってガセットが形成されている。また天面部4にもガセットが形成されている。天面部4は、各側面部2の上縁部にそれぞれ連続している可撓性フィルム13がそれぞれV字形に折り込まれて形成されており且つ可撓性フィルム13の端縁部10どうしが接合されることでW字形をなすようになされている。
【選択図】 図1
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、流動体等が収納されるスタンディングパウチなどの自立性の可撓性袋に関し、更に詳しくは内容物を短時間で且つ完全に注ぎ出すことのできる自立性の可撓性袋に関する。
【0002】
【従来の技術及び発明が解決しようとする課題】
可撓性のシートからなる自立袋として、上下にガセットの付いた液体用パウチが知られている(特許文献1参照)。このパウチは、胴部を形成する前面フィルム及び後面フィルム、並びにV状に折り込んだ底部材及び天部材をそれぞれ用意し、該底部材及び天部材をそれぞれ折り目を内側にして前面フィルムと後面フィルムとの間に挿入し、端縁部をヒートシールして密封することによって得られる。このパウチにおいては、天面の一側縁部と胴部の上縁部との連接部に合成樹脂製の注出口が取り付けられている。
【0003】
このパウチを倒立させて内容物を注ぎ出す場合には天面は逆V状となる。つまり、天面と胴部との間には2つの谷部が形成されることになる。この場合、注出口は一方の谷部の底に位置することになるので、当該谷部側に存在している内容物は注出口を経て外部に注ぎ出される。しかし、注出口の取り付けられていない他方の谷部側に存在している内容物は当該谷部に滞留してしまう。従って、このパウチから内容物を完全に注ぎ出すためには、パウチを振ってその倒立角度を変えるなどの手間がかかり、注ぎ終わるまでに時間を要する。また内容物を残らず注ぎ出すことも容易ではない。更に、このパウチは、前面フィルム及び後面フィルム並びに底部材及び天部材の4部材から構成されているので製造が複雑となり生産性が良いとは言えない。
【0004】
【特許文献1】
特開2000−153852号公報
【0005】
従って、本発明は、内容物を短時間で且つ完全に注ぎ出すことのできる自立性の可撓性袋を提供することを目的とする。
また本発明は、生産性の良い自立性の可撓性袋を提供することを目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】
本発明は、相対向する側縁部及び端縁部を有する一枚の可撓性フィルムが該端縁部に沿う方向にガセット折りされ且つ前記側縁部どうしが相互に接合されて袋状に形成されており、一対の側面部と底面部と天面部とからなる可撓性袋であって、前記底面部に、前記ガセット折りによってガセットが形成されており、また前記天面部にもガセットが形成されている可撓性袋を提供することにより前記目的を達成したものである。
【0007】
また本発明は、相対向する側縁部及び端縁部を有する一枚の可撓性フィルムが該端縁部に沿う方向に二つ折りされ且つ相対向する側縁部どうしが相互に接合されて袋状に形成されており、一対の側面部と底面部と天面部とからなる可撓性袋であって、前記底面部はブリック型容器の形状となるように前記可撓性フィルムが折り曲げられて形成されており、また前記天面部にガセットが形成されている可撓性袋を提供することにより前記目的を達成したものである。
【0008】
本発明の可撓性袋は前記のように一枚の可撓性フィルムで形成されるが、このことは、可撓性袋の各構成部分(つまり天面部、底面部、側面部等)を形成するためにそれぞれ別個のシートを用意してそれらを互いに接合させて袋状に形成する訳ではなく、前記各構成部分がすべて一枚のシートから構成されていることを意味する。
【0009】
【発明の実施の形態】
以下本発明を、その好ましい実施形態に基づき図面を参照しながら説明する。図1には本発明の第1の実施形態の可撓性袋内に液体の内容物が収納され該可撓性袋が封止された状態の斜視図が示されている。図2には、図1に示す可撓性袋のII−II線矢視断面図が示されている。また図3には、図1に示す可撓性袋を製造するための工程が示されている。本実施形態の可撓性袋1は一枚の可撓性フィルムから構成されている。図3(a)に示すように、この可撓性フィルム13は、相対向する側縁部14及び端縁部10を有している。可撓性フィルム13は側縁部14方向の中央において、端縁部10に沿う方向にガセット折りされ、相対向する側縁部14どうしが接合されることで袋状となっている。図1及び図2に示すように可撓性袋1は、一対の側面部2,2、底面部3及び天面部4から構成されている。
【0010】
各側面部2は矩形をしており同形である。底面部3は側面部2の下縁部Bから連続しており且つ前記のガセット折りによって逆V字形に折り込まれて形成されている。その結果、底面部3に、前記ガセット折りによってガセットが形成されている。一方、天面部4は側面部2の上縁部Tから連続して形成されている。天面部4は各側縁部2の上縁部Tにそれぞれ連続している可撓性フィルムがそれぞれガセット折りされV字形に折り込まれて形成されている。つまり、天面部4は2つのガセットを有している。更に天面部4は、可撓性フィルムの相対向する端縁部10どうしが接合されることでW字形をなすようになされている。なお、図1及び図2は、可撓性袋内に内容物が充填された後の状態を示すものなので、端縁部10どうしが接合されて天面接合部11が形成されており、袋1は封止されている。
【0011】
各側面部2の両側縁部にはそれぞれサイドシール部5,5が形成されている。また各側面部2の上縁部Tには上部シール部6が形成されている。更に各側面部の下縁部Bには下部シール部7が形成されている。サイドシール部5は、可撓性フィルムの相対向する側縁部14どうしが相互に接合されて形成されている。上部シール部6は、各側面部2の上縁部Tにおいて、該側面部2と天面部4とが接合されて形成されている。この接合によって一対の上部リブ8,8が形成されている。下部シール部7は、各側面部2の下縁部Bにおいて、該側面部と底面部と3とが接合されて形成されている。この接合によって一対の下部リブ9,9が形成されている。
【0012】
天面部4においては、可撓性フィルムの端縁部10,10どうしが接合される部位の少なくとも一部、本実施形態においては端縁部10の中央部が、側面部2の上縁部Tから突出してネック状の突出注出部12を形成している。内容物を注ぎ出す場合には、突出注出部12における天面接合部11を切断して、突出注出部12を開口させる。そして、開口した突出注出部12を通して内容物を注出する。
【0013】
可撓性フィルム13としては、従来この主の袋に用いられてきた材質のものを特に制限なく用いることができる。例えば熱可塑性樹脂のフィルムや、該フィルムと金属箔との複合フィルムなどを用いることができる。後述する本発明の利点(1)に鑑みると、可撓性フィルム13は、袋の材質として要求される強度を有する限度で低剛性であることが好ましい。
【0014】
このような構成を有する可撓性袋1は、図3に示す方法によって好適に製造される。先ず、図3(a)に示す、相対向する側縁部14及び端縁部10を有する矩形状の可撓性フィルム13を、図3(b)に示すように、端縁部10と平行に、側縁部14の中央において二つ折りにした後、図3(c)に示すようにガセット折りする。ガセット折りされた部分は底面部3となる。次いで図3(d)に示すように、相対向する可撓性フィルムを相反するL字形に接合して天面接合部11を形成する。更に図3(e)に示すように、天面接合部11のすぐ下の位置において相対向する各可撓性フィルムをガセット折りして、谷折り部の折り目が袋の内側になるようにV字形に折り込む。このV字形に折り込まれた部分のうち、山折りされた部分をヒートシールによって接合して上部リブ8を形成する。更に底面部3においては、図3(c)の工程においてガセット折りされた部分のうち、谷折りされた部分を同じくヒートシールによって接合して下部リブ9を形成する。次に、図3(f)に示すように、相対向するフィルム13の側縁部14どうしを相互に接合してサイドシール部5,5を形成する。最後に図3(g)に示すように、袋上部の両隅部を矩形に切断してノズル状の突出注出部12を形成する。このようにして図1及び2に示す可撓性袋1が得られる。可撓性袋1内には、突出注出部12を通して内容物が充填される。そして内容物の充填後に突出注出部12の上端部が封止される。
【0015】
このようにして得られた可撓性袋1によれば以下の利点(1)〜(7)がある。
(1)内容物を注ぎ出すための注出部12が天面部4の中央部に位置しているので、可撓性袋1を倒立させると、天面部4が注出部12を谷部とするV字形に変形し、内容物が速やかに注ぎ出される。その上、袋1内には内容物が滞留する場所が存在しないので、内容物は残らず注ぎ出される。
(2)袋1が一枚の可撓性フィルムのみから構成されているので、各部を別部材で構成し、各部材を接合して袋となす従来のスタンディングパウチに比べ製造が容易であり、製造経費を低減できる。
(3)天面部4がW字状となっているので、該天面部4は水平方向へ伸長可能となる。従って、内容物の充填量に応じて天面部4が水平方向への伸長できる。つまり、内容物の充填量を調整できる。内容物は、天面部4がほぼフラットになるまで充填され得る。
(4)従来のスタンディングパウチと同様に袋の下部にリブ9が形成されていることに加え、本実施形態の袋1にはその上部にもリブ8が形成されているので、内容物が充填された後の袋1は略円筒状となる。その結果、従来のスタンディングパウチよりも多量の内容物を充填できる。
(5)前記(4)と関連し、内容物が充填された後の袋1が略円筒状になることから、袋1の側面部2の外観が良好となり、側面部2に印刷された文字や図形等が視認しやすくなるというディスプレー効果が生じる。
(6)更に前記(4)と関連し、同じ面積を有するフィルムから形成された従来のスタンディングパウチに比べ、本実施形態の袋1はその高さを低くできる。従って、同容積の段ボール箱に一層多くの袋1を詰めることができる。その結果、輸送コストが低減される。
(7)前記(6)の段ボール箱に詰めることに関連し、本実施形態の袋1は、前記(4)で述べた通り、内容物が充填された後は略円筒状となるので、段ボール箱内で各袋1間に生じる隙間が従来のスタンディングパウチよりも小さくなる。その結果、輸送中に段ボール箱内で袋1の位置ズレが起こりにくくなり、また積み重ねた段ボールの荷崩れも起こりにくくなる。
【0016】
次に、本発明の第2〜第4の実施形態について図4〜9を参照しながら説明する。これらの実施形態については、第1の実施形態と異なる点についてのみ説明し、特に説明しない点については、第1の実施形態に関して詳述した説明が適宜適用される。また、図4〜9において、図1〜図3と同じ部材に同じ符号を付してある。
【0017】
図4及び図5に示す第2の実施形態の可撓性袋1は、第1の実施形態の袋とほぼ同様になされており、両者が異なる点は、本実施形態の可撓性袋1においては、天面接合部11の全体が、側面部2の上縁部Tから突出している点である。第1の実施形態において述べたように、第1の実施形態の袋においては、天面接合部11の中央部のみが側面部2の上縁部から突出している。本実施形態の袋1によれば、第1の実施形態の袋に関して説明した前記の利点(1)〜(7)に加えて、内容物の注ぎ出しが一層容易になるという利点がある。また袋1内へ内容物を充填する際の操作性も良好となる。
【0018】
本実施形態の可撓性袋1は図6に示す方法によって好適に製造される。矩形状の可撓性フィルム13を端縁部10と平行に側縁部14の中央において二つ折りにした後、ガセット折りして底面部3を形成するまでの工程は、先に述べた図3(a)〜(c)と同様である。次いで、図6(a)に示すように、相対向する可撓性フィルム13を、所定の位置において、端縁部10と平行にガセット折りしてV字形に折り込む。この場合、谷折り部の折り目が袋の内側になるようにする。このV字形に折り込まれた部分のうち、山折りされた部分を図6(b)に示すようにヒートシールによって接合して上部リブ8を形成する。更に底面部3においては、図3(c)に示す工程においてガセット折りされた部分のうち、谷折りされた部分を同じくヒートシールによって接合して下部リブ9を形成する。次に、図6(c)に示すように、相対向するフィルム13の側縁部14どうしを相互に接合してサイドシール部5,5を形成する。これと共に、サイドシール5のすぐ内側に位置において、相対向するフィルム13を、その端縁部10から上部リブ8の上端近傍の位置にわたって縦シールし、天面接合部11を形成する。最後に図6(d)に示すように、袋上部の両隅部を矩形に切断してネック状の突出注出部12を形成する。
【0019】
図7及び図8に示す第3の実施形態の可撓性袋1は、袋の底部の構造が第1の実施形態の袋と異なる。具体的には、本実施形態の袋1はその底面部3がガセット折りによって形成されておらず、その代わりにブリック型容器の形状となるように可撓性フィルム13が折り曲げられて形成されている。ブリック型容器の形状とは、ブリック型容器における該容器の上部の閉鎖構造を意味し、具体的には例えば特開平5−310247号公報に記載された容器における上部封鎖部の構造が挙げられる。本実施形態の袋1によれば、第1の実施形態の袋に関して説明した前記の利点(1)〜(7)に加えて、袋1の自立性が一層安定するという利点がある。
【0020】
本実施形態の可撓性袋1は図9に示す方法によって好適に製造される。矩形状の可撓性フィルム13を端縁部10と平行に側縁部14の中央において二つ折りするまでの工程は図3(a)及び(b)と同様である。次いで、図9(a)に示すように、相対向するフィルム13を、その端縁部10から所定の位置まで縦シールし、天面接合部11を形成する。次に、図9(b)に示すように天面接合部11の下の位置において、相対向する可撓性フィルム13を、端縁部10と平行にガセット折りしてV字形に折り込む。この場合、谷折り部の折り目が袋の内側になるようにする。このV字形に折り込まれた部分のうち、山折りされた部分をヒートシールによって接合して上部リブ8を形成する。引き続き図9(c)に示すように、相対向するフィルム13の側縁部14どうしを相互に接合してサイドシール部5,5を形成する。次に図9(d)に示すように、相対向するフィルム13を左右に拡開して側面部2及び底面部3を形成するブリック加工を行う。また、側面部2と底面部3との連設部をヒートシールして下部リブ9を形成する。更に、袋上部の両隅部を矩形に切断して突出注出部12を形成する。前記のブリック加工によって、各サイドシール部5の下部に三角形の延出部15,15がそれぞれ形成される。この三角形の延出部15,15は、図9(e)に示すように上側へ折り返されてサイドシール部5と接合される。このようにして図7及び8に示す可撓性袋1が得られる。
【0021】
本発明は前記実施形態に制限されない。例えば前記の各実施形態においては、天面部4と側面部2との連接部に上部リブ8を形成することで、内容物が充填された可撓性袋1の形状が安定して略円筒形となるようにしたが、内容物の種類や袋1に要求される性能等によっては、上部リブを形成せず天面部4にガセット加工を施すのみで十分な場合もある。
【0022】
また前記の各実施形態においては、突出注出部12は細長い形状であったが、これに代えて図10に示すように突出注出部12’を幅広の形状となしてもよい。このような幅広形状の突出注出部12’を採用することによって、袋内に内容物を充填するときに、突出注出部12’の開口を大きく広げることができるので、内容物の充填性が良好となる。
【0023】
また前記の各実施形態においては、内容物の充填前においては天面部4はW字状であり、内容物の充填量に応じて水平方向へ伸長可能になっており、完全充填状態においてはほぼフラット状に変形するが、天面部4は内容物の充填前からほぼフラット状の形態であってもよい。
【0024】
第3の実施形態においては、袋1内に内容物を充填し袋1を密封したのち、袋1の上下を逆転させて載置してもよい。
【0025】
【発明の効果】
本発明の可撓性袋は、自立性を有し、内容物を短時間で且つ完全に注ぎ出すことができる。また本発明によればこのような可撓性を生産性良く製造できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施形態の可撓性袋内に液体の内容物が収納され該可撓性袋が封止された状態の斜視図である。
【図2】図1に示す可撓性袋のII−II線矢視断面図である。
【図3】図1に示す可撓性袋を製造するための工程を示す説明図である。
【図4】本発明の第2の実施形態の可撓性袋内に液体の内容物が収納され該可撓性袋が封止された状態の斜視図である。
【図5】図4に示す可撓性袋のV−V矢視断面図である。
【図6】図4に示す可撓性袋を製造するための工程を示す説明図である。
【図7】本発明の第7の実施形態の可撓性袋内に液体の内容物が収納され該可撓性袋が封止された状態の斜視図である。
【図8】図7に示す可撓性袋のVIII− VIII矢視断面図である。
【図9】図7に示す可撓性袋を製造するための工程を示す説明図である。
【図10】突出注出部の別の形態を示す斜視図である。
【符号の説明】
1 可撓性袋
2 側面部
3 底面部
4 天面部
5 サイドシール部
6 上部シール部
7 下部シール部
8 上部リブ
9 下部リブ
10 端縁部
11 天面接合部
12 突出注出部
13 可撓性フィルム
14 側縁部
【発明の属する技術分野】
本発明は、流動体等が収納されるスタンディングパウチなどの自立性の可撓性袋に関し、更に詳しくは内容物を短時間で且つ完全に注ぎ出すことのできる自立性の可撓性袋に関する。
【0002】
【従来の技術及び発明が解決しようとする課題】
可撓性のシートからなる自立袋として、上下にガセットの付いた液体用パウチが知られている(特許文献1参照)。このパウチは、胴部を形成する前面フィルム及び後面フィルム、並びにV状に折り込んだ底部材及び天部材をそれぞれ用意し、該底部材及び天部材をそれぞれ折り目を内側にして前面フィルムと後面フィルムとの間に挿入し、端縁部をヒートシールして密封することによって得られる。このパウチにおいては、天面の一側縁部と胴部の上縁部との連接部に合成樹脂製の注出口が取り付けられている。
【0003】
このパウチを倒立させて内容物を注ぎ出す場合には天面は逆V状となる。つまり、天面と胴部との間には2つの谷部が形成されることになる。この場合、注出口は一方の谷部の底に位置することになるので、当該谷部側に存在している内容物は注出口を経て外部に注ぎ出される。しかし、注出口の取り付けられていない他方の谷部側に存在している内容物は当該谷部に滞留してしまう。従って、このパウチから内容物を完全に注ぎ出すためには、パウチを振ってその倒立角度を変えるなどの手間がかかり、注ぎ終わるまでに時間を要する。また内容物を残らず注ぎ出すことも容易ではない。更に、このパウチは、前面フィルム及び後面フィルム並びに底部材及び天部材の4部材から構成されているので製造が複雑となり生産性が良いとは言えない。
【0004】
【特許文献1】
特開2000−153852号公報
【0005】
従って、本発明は、内容物を短時間で且つ完全に注ぎ出すことのできる自立性の可撓性袋を提供することを目的とする。
また本発明は、生産性の良い自立性の可撓性袋を提供することを目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】
本発明は、相対向する側縁部及び端縁部を有する一枚の可撓性フィルムが該端縁部に沿う方向にガセット折りされ且つ前記側縁部どうしが相互に接合されて袋状に形成されており、一対の側面部と底面部と天面部とからなる可撓性袋であって、前記底面部に、前記ガセット折りによってガセットが形成されており、また前記天面部にもガセットが形成されている可撓性袋を提供することにより前記目的を達成したものである。
【0007】
また本発明は、相対向する側縁部及び端縁部を有する一枚の可撓性フィルムが該端縁部に沿う方向に二つ折りされ且つ相対向する側縁部どうしが相互に接合されて袋状に形成されており、一対の側面部と底面部と天面部とからなる可撓性袋であって、前記底面部はブリック型容器の形状となるように前記可撓性フィルムが折り曲げられて形成されており、また前記天面部にガセットが形成されている可撓性袋を提供することにより前記目的を達成したものである。
【0008】
本発明の可撓性袋は前記のように一枚の可撓性フィルムで形成されるが、このことは、可撓性袋の各構成部分(つまり天面部、底面部、側面部等)を形成するためにそれぞれ別個のシートを用意してそれらを互いに接合させて袋状に形成する訳ではなく、前記各構成部分がすべて一枚のシートから構成されていることを意味する。
【0009】
【発明の実施の形態】
以下本発明を、その好ましい実施形態に基づき図面を参照しながら説明する。図1には本発明の第1の実施形態の可撓性袋内に液体の内容物が収納され該可撓性袋が封止された状態の斜視図が示されている。図2には、図1に示す可撓性袋のII−II線矢視断面図が示されている。また図3には、図1に示す可撓性袋を製造するための工程が示されている。本実施形態の可撓性袋1は一枚の可撓性フィルムから構成されている。図3(a)に示すように、この可撓性フィルム13は、相対向する側縁部14及び端縁部10を有している。可撓性フィルム13は側縁部14方向の中央において、端縁部10に沿う方向にガセット折りされ、相対向する側縁部14どうしが接合されることで袋状となっている。図1及び図2に示すように可撓性袋1は、一対の側面部2,2、底面部3及び天面部4から構成されている。
【0010】
各側面部2は矩形をしており同形である。底面部3は側面部2の下縁部Bから連続しており且つ前記のガセット折りによって逆V字形に折り込まれて形成されている。その結果、底面部3に、前記ガセット折りによってガセットが形成されている。一方、天面部4は側面部2の上縁部Tから連続して形成されている。天面部4は各側縁部2の上縁部Tにそれぞれ連続している可撓性フィルムがそれぞれガセット折りされV字形に折り込まれて形成されている。つまり、天面部4は2つのガセットを有している。更に天面部4は、可撓性フィルムの相対向する端縁部10どうしが接合されることでW字形をなすようになされている。なお、図1及び図2は、可撓性袋内に内容物が充填された後の状態を示すものなので、端縁部10どうしが接合されて天面接合部11が形成されており、袋1は封止されている。
【0011】
各側面部2の両側縁部にはそれぞれサイドシール部5,5が形成されている。また各側面部2の上縁部Tには上部シール部6が形成されている。更に各側面部の下縁部Bには下部シール部7が形成されている。サイドシール部5は、可撓性フィルムの相対向する側縁部14どうしが相互に接合されて形成されている。上部シール部6は、各側面部2の上縁部Tにおいて、該側面部2と天面部4とが接合されて形成されている。この接合によって一対の上部リブ8,8が形成されている。下部シール部7は、各側面部2の下縁部Bにおいて、該側面部と底面部と3とが接合されて形成されている。この接合によって一対の下部リブ9,9が形成されている。
【0012】
天面部4においては、可撓性フィルムの端縁部10,10どうしが接合される部位の少なくとも一部、本実施形態においては端縁部10の中央部が、側面部2の上縁部Tから突出してネック状の突出注出部12を形成している。内容物を注ぎ出す場合には、突出注出部12における天面接合部11を切断して、突出注出部12を開口させる。そして、開口した突出注出部12を通して内容物を注出する。
【0013】
可撓性フィルム13としては、従来この主の袋に用いられてきた材質のものを特に制限なく用いることができる。例えば熱可塑性樹脂のフィルムや、該フィルムと金属箔との複合フィルムなどを用いることができる。後述する本発明の利点(1)に鑑みると、可撓性フィルム13は、袋の材質として要求される強度を有する限度で低剛性であることが好ましい。
【0014】
このような構成を有する可撓性袋1は、図3に示す方法によって好適に製造される。先ず、図3(a)に示す、相対向する側縁部14及び端縁部10を有する矩形状の可撓性フィルム13を、図3(b)に示すように、端縁部10と平行に、側縁部14の中央において二つ折りにした後、図3(c)に示すようにガセット折りする。ガセット折りされた部分は底面部3となる。次いで図3(d)に示すように、相対向する可撓性フィルムを相反するL字形に接合して天面接合部11を形成する。更に図3(e)に示すように、天面接合部11のすぐ下の位置において相対向する各可撓性フィルムをガセット折りして、谷折り部の折り目が袋の内側になるようにV字形に折り込む。このV字形に折り込まれた部分のうち、山折りされた部分をヒートシールによって接合して上部リブ8を形成する。更に底面部3においては、図3(c)の工程においてガセット折りされた部分のうち、谷折りされた部分を同じくヒートシールによって接合して下部リブ9を形成する。次に、図3(f)に示すように、相対向するフィルム13の側縁部14どうしを相互に接合してサイドシール部5,5を形成する。最後に図3(g)に示すように、袋上部の両隅部を矩形に切断してノズル状の突出注出部12を形成する。このようにして図1及び2に示す可撓性袋1が得られる。可撓性袋1内には、突出注出部12を通して内容物が充填される。そして内容物の充填後に突出注出部12の上端部が封止される。
【0015】
このようにして得られた可撓性袋1によれば以下の利点(1)〜(7)がある。
(1)内容物を注ぎ出すための注出部12が天面部4の中央部に位置しているので、可撓性袋1を倒立させると、天面部4が注出部12を谷部とするV字形に変形し、内容物が速やかに注ぎ出される。その上、袋1内には内容物が滞留する場所が存在しないので、内容物は残らず注ぎ出される。
(2)袋1が一枚の可撓性フィルムのみから構成されているので、各部を別部材で構成し、各部材を接合して袋となす従来のスタンディングパウチに比べ製造が容易であり、製造経費を低減できる。
(3)天面部4がW字状となっているので、該天面部4は水平方向へ伸長可能となる。従って、内容物の充填量に応じて天面部4が水平方向への伸長できる。つまり、内容物の充填量を調整できる。内容物は、天面部4がほぼフラットになるまで充填され得る。
(4)従来のスタンディングパウチと同様に袋の下部にリブ9が形成されていることに加え、本実施形態の袋1にはその上部にもリブ8が形成されているので、内容物が充填された後の袋1は略円筒状となる。その結果、従来のスタンディングパウチよりも多量の内容物を充填できる。
(5)前記(4)と関連し、内容物が充填された後の袋1が略円筒状になることから、袋1の側面部2の外観が良好となり、側面部2に印刷された文字や図形等が視認しやすくなるというディスプレー効果が生じる。
(6)更に前記(4)と関連し、同じ面積を有するフィルムから形成された従来のスタンディングパウチに比べ、本実施形態の袋1はその高さを低くできる。従って、同容積の段ボール箱に一層多くの袋1を詰めることができる。その結果、輸送コストが低減される。
(7)前記(6)の段ボール箱に詰めることに関連し、本実施形態の袋1は、前記(4)で述べた通り、内容物が充填された後は略円筒状となるので、段ボール箱内で各袋1間に生じる隙間が従来のスタンディングパウチよりも小さくなる。その結果、輸送中に段ボール箱内で袋1の位置ズレが起こりにくくなり、また積み重ねた段ボールの荷崩れも起こりにくくなる。
【0016】
次に、本発明の第2〜第4の実施形態について図4〜9を参照しながら説明する。これらの実施形態については、第1の実施形態と異なる点についてのみ説明し、特に説明しない点については、第1の実施形態に関して詳述した説明が適宜適用される。また、図4〜9において、図1〜図3と同じ部材に同じ符号を付してある。
【0017】
図4及び図5に示す第2の実施形態の可撓性袋1は、第1の実施形態の袋とほぼ同様になされており、両者が異なる点は、本実施形態の可撓性袋1においては、天面接合部11の全体が、側面部2の上縁部Tから突出している点である。第1の実施形態において述べたように、第1の実施形態の袋においては、天面接合部11の中央部のみが側面部2の上縁部から突出している。本実施形態の袋1によれば、第1の実施形態の袋に関して説明した前記の利点(1)〜(7)に加えて、内容物の注ぎ出しが一層容易になるという利点がある。また袋1内へ内容物を充填する際の操作性も良好となる。
【0018】
本実施形態の可撓性袋1は図6に示す方法によって好適に製造される。矩形状の可撓性フィルム13を端縁部10と平行に側縁部14の中央において二つ折りにした後、ガセット折りして底面部3を形成するまでの工程は、先に述べた図3(a)〜(c)と同様である。次いで、図6(a)に示すように、相対向する可撓性フィルム13を、所定の位置において、端縁部10と平行にガセット折りしてV字形に折り込む。この場合、谷折り部の折り目が袋の内側になるようにする。このV字形に折り込まれた部分のうち、山折りされた部分を図6(b)に示すようにヒートシールによって接合して上部リブ8を形成する。更に底面部3においては、図3(c)に示す工程においてガセット折りされた部分のうち、谷折りされた部分を同じくヒートシールによって接合して下部リブ9を形成する。次に、図6(c)に示すように、相対向するフィルム13の側縁部14どうしを相互に接合してサイドシール部5,5を形成する。これと共に、サイドシール5のすぐ内側に位置において、相対向するフィルム13を、その端縁部10から上部リブ8の上端近傍の位置にわたって縦シールし、天面接合部11を形成する。最後に図6(d)に示すように、袋上部の両隅部を矩形に切断してネック状の突出注出部12を形成する。
【0019】
図7及び図8に示す第3の実施形態の可撓性袋1は、袋の底部の構造が第1の実施形態の袋と異なる。具体的には、本実施形態の袋1はその底面部3がガセット折りによって形成されておらず、その代わりにブリック型容器の形状となるように可撓性フィルム13が折り曲げられて形成されている。ブリック型容器の形状とは、ブリック型容器における該容器の上部の閉鎖構造を意味し、具体的には例えば特開平5−310247号公報に記載された容器における上部封鎖部の構造が挙げられる。本実施形態の袋1によれば、第1の実施形態の袋に関して説明した前記の利点(1)〜(7)に加えて、袋1の自立性が一層安定するという利点がある。
【0020】
本実施形態の可撓性袋1は図9に示す方法によって好適に製造される。矩形状の可撓性フィルム13を端縁部10と平行に側縁部14の中央において二つ折りするまでの工程は図3(a)及び(b)と同様である。次いで、図9(a)に示すように、相対向するフィルム13を、その端縁部10から所定の位置まで縦シールし、天面接合部11を形成する。次に、図9(b)に示すように天面接合部11の下の位置において、相対向する可撓性フィルム13を、端縁部10と平行にガセット折りしてV字形に折り込む。この場合、谷折り部の折り目が袋の内側になるようにする。このV字形に折り込まれた部分のうち、山折りされた部分をヒートシールによって接合して上部リブ8を形成する。引き続き図9(c)に示すように、相対向するフィルム13の側縁部14どうしを相互に接合してサイドシール部5,5を形成する。次に図9(d)に示すように、相対向するフィルム13を左右に拡開して側面部2及び底面部3を形成するブリック加工を行う。また、側面部2と底面部3との連設部をヒートシールして下部リブ9を形成する。更に、袋上部の両隅部を矩形に切断して突出注出部12を形成する。前記のブリック加工によって、各サイドシール部5の下部に三角形の延出部15,15がそれぞれ形成される。この三角形の延出部15,15は、図9(e)に示すように上側へ折り返されてサイドシール部5と接合される。このようにして図7及び8に示す可撓性袋1が得られる。
【0021】
本発明は前記実施形態に制限されない。例えば前記の各実施形態においては、天面部4と側面部2との連接部に上部リブ8を形成することで、内容物が充填された可撓性袋1の形状が安定して略円筒形となるようにしたが、内容物の種類や袋1に要求される性能等によっては、上部リブを形成せず天面部4にガセット加工を施すのみで十分な場合もある。
【0022】
また前記の各実施形態においては、突出注出部12は細長い形状であったが、これに代えて図10に示すように突出注出部12’を幅広の形状となしてもよい。このような幅広形状の突出注出部12’を採用することによって、袋内に内容物を充填するときに、突出注出部12’の開口を大きく広げることができるので、内容物の充填性が良好となる。
【0023】
また前記の各実施形態においては、内容物の充填前においては天面部4はW字状であり、内容物の充填量に応じて水平方向へ伸長可能になっており、完全充填状態においてはほぼフラット状に変形するが、天面部4は内容物の充填前からほぼフラット状の形態であってもよい。
【0024】
第3の実施形態においては、袋1内に内容物を充填し袋1を密封したのち、袋1の上下を逆転させて載置してもよい。
【0025】
【発明の効果】
本発明の可撓性袋は、自立性を有し、内容物を短時間で且つ完全に注ぎ出すことができる。また本発明によればこのような可撓性を生産性良く製造できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施形態の可撓性袋内に液体の内容物が収納され該可撓性袋が封止された状態の斜視図である。
【図2】図1に示す可撓性袋のII−II線矢視断面図である。
【図3】図1に示す可撓性袋を製造するための工程を示す説明図である。
【図4】本発明の第2の実施形態の可撓性袋内に液体の内容物が収納され該可撓性袋が封止された状態の斜視図である。
【図5】図4に示す可撓性袋のV−V矢視断面図である。
【図6】図4に示す可撓性袋を製造するための工程を示す説明図である。
【図7】本発明の第7の実施形態の可撓性袋内に液体の内容物が収納され該可撓性袋が封止された状態の斜視図である。
【図8】図7に示す可撓性袋のVIII− VIII矢視断面図である。
【図9】図7に示す可撓性袋を製造するための工程を示す説明図である。
【図10】突出注出部の別の形態を示す斜視図である。
【符号の説明】
1 可撓性袋
2 側面部
3 底面部
4 天面部
5 サイドシール部
6 上部シール部
7 下部シール部
8 上部リブ
9 下部リブ
10 端縁部
11 天面接合部
12 突出注出部
13 可撓性フィルム
14 側縁部
Claims (8)
- 相対向する側縁部及び端縁部を有する一枚の可撓性フィルムが該端縁部に沿う方向にガセット折りされ且つ前記側縁部どうしが相互に接合されて袋状に形成されており、一対の側面部と底面部と天面部とからなる可撓性袋であって、前記底面部に、前記ガセット折りによってガセットが形成されており、また前記天面部にもガセットが形成されている可撓性袋。
- 前記天面部が、前記各側面部の上縁部にそれぞれ連続している前記可撓性フィルムがそれぞれV字形に折り込まれて形成されており且つ前記端縁部どうしが接合されることでW字形をなすようになされている請求項1記載の可撓性袋。
- 前記天面部においては、前記端縁部どうしが接合される部位の少なくとも一部が、前記側面部の上縁部から突出している請求項2記載の可撓性袋。
- 前記底面部と前記側面部との連接部ににおいて、該底面部と該側面部とが接合されて一対の底部リブが形成されており、また前記天面部と前記側面部との連接部において、該天面部と該側面部とが接合されて一対の上部リブが形成されている請求項1〜3の何れかに記載の可撓性袋。
- 相対向する側縁部及び端縁部を有する一枚の可撓性フィルムが該端縁部に沿う方向に二つ折りされ且つ相対向する側縁部どうしが相互に接合されて袋状に形成されており、一対の側面部と底面部と天面部とからなる可撓性袋であって、前記底面部はブリック型容器の形状となるように前記可撓性フィルムが折り曲げられて形成されており、また前記天面部にガセットが形成されている可撓性袋。
- 前記天面部が、前記各側面部の上縁部にそれぞれ連続している前記可撓性フィルムがそれぞれV字形に折り込まれて形成されており且つ前記端縁部どうしが接合されることでW字形をなすようになされている請求項5記載の可撓性袋。
- 前記天面部においては、前記端縁部どうしが接合される部位の少なくとも一部が、前記側面部の上縁部から突出している請求項6記載の可撓性袋。
- 前記底面部と前記側面部との連接部ににおいて、該底面部と該側面部とが接合されて一対の底部リブが形成されており、また前記天面部と前記側面部との連接部において、該天面部と該側面部とが接合されて一対の上部リブが形成されている請求項5〜7の何れかに記載の可撓性袋。
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